(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022050492
(43)【公開日】2022-03-30
(54)【発明の名称】データ伝送方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/04 20090101AFI20220323BHJP
H04W 72/12 20090101ALI20220323BHJP
H04W 28/06 20090101ALI20220323BHJP
H04L 27/26 20060101ALI20220323BHJP
【FI】
H04W72/04 131
H04W72/12 130
H04W72/04 132
H04W28/06 110
H04L27/26 113
【審査請求】有
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021212481
(22)【出願日】2021-12-27
(62)【分割の表示】P 2019533457の分割
【原出願日】2016-12-23
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100096921
【弁理士】
【氏名又は名称】吉元 弘
(72)【発明者】
【氏名】タン、ハイ
(72)【発明者】
【氏名】シュ、ファ
(57)【要約】 (修正有)
【課題】システム性能を向上させるデータ伝送方法及び装置を提供する。
【解決手段】通信システムにおける方法であって、端末装置は、ネットワーク装置から送信された指示情報を受信する。指示情報は、第一の時間周波数リソース領域における第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられる。ここで、第一の時間周波数リソース領域に含まれる周波数領域リソースがシステム帯域幅の一部である。端末装置はさらに、指示情報に基づき、第一のダウンリンクデータ時間領域リソースでネットワーク装置から送信されたデータを受信する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ伝送方法であって、
端末装置が、ネットワーク装置から送信された指示情報を受信し、前記指示情報が第一の時間周波数リソース領域における第一のダウンリンクデータ時間領域リソースを示すことに用いられ、ここで、前記第一の時間周波数リソース領域は、時間領域において一つのスケジューリングユニットに対応し、前記第一の時間周波数リソース領域に含まれる周波数領域リソースがシステム帯域幅の一部であり、前記第一の時間周波数リソース領域は、前記端末装置のためにネットワーク装置によって構成された複数の時間周波数リソース領域のうちの1つであり、前記複数の時間周波数リソース領域のうちのいずれ一つは、異なるサブ搬送波間隔を有し、前記複数の時間周波数リソース領域のうちのいずれ一つは、同一の時間領域リソース内の異なる周波数帯域に対応する、ことと、
前記端末装置が、前記指示情報に基づき、前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースで前記ネットワーク装置から送信されたデータを受信することとを含み、
前記指示情報は、前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと時間領域長を示すことに用いられる、前記データ伝送方法。
【請求項2】
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルが前記第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルの直後にあり、又は
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと前記第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルとの間に少なくとも一つのシンボルが挟まれることを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記端末装置がネットワーク装置から送信された指示情報を受信することは、
前記端末装置がネットワーク装置から送信された上位層シグナリングを受信し、前記上位層シグナリングに前記指示情報が含まれること、又は
前記端末装置がネットワーク装置から送信された物理層共通信号を受信し、前記物理層共通信号に前記指示情報が含まれること、又は
前記端末装置がネットワーク装置から送信された端末専用制御信号を受信し、前記端末専用制御信号に前記指示情報が含まれることを含むことを特徴とする
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
データ伝送方法であって、
ネットワーク装置が、第一の時間周波数リソース領域における第一のダウンリンクデータ時間領域リソースを確定し、ここで、前記第一の時間周波数リソース領域は、時間領域において一つのスケジューリングユニットに対応し、前記第一の時間周波数リソース領域に含まれる周波数領域リソースがシステム帯域幅の一部であり、前記第一の時間周波数リソース領域は、前記端末装置のためにネットワーク装置によって構成された複数の時間周波数リソース領域のうちの1つであり、前記複数の時間周波数リソース領域のうちのいずれ一つは、異なるサブ搬送波間隔を有し、前記複数の時間周波数リソース領域のうちのいずれ一つは、同一の時間領域リソース内の異なる周波数帯域に対応する、ことと、
前記ネットワーク装置が、端末装置へ指示情報を送信し、前記指示情報が前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースを示すことに用いられることとを含み、
前記指示情報は、前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと時間領域長を示すことに用いられる、前記データ伝送方法。
【請求項5】
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルが前記第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルの直後にあり、又は
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと前記第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルとの間に少なくとも一つのシンボルが挟まれることを特徴とする
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ネットワーク装置が前記端末装置へ指示情報を送信することは、
前記ネットワーク装置が上位層シグナリングを送信し、前記上位層シグナリングに前記指示情報が含まれること、又は
前記ネットワーク装置が物理層共通信号を送信し、前記物理層共通信号に前記指示情報が含まれること、又は
前記ネットワーク装置が端末装置へ端末専用制御信号を送信し、前記端末専用制御信号に前記指示情報が含まれることを含むことを特徴とする
請求項4又は5に記載の方法。
【請求項7】
データ伝送装置であって、
ネットワーク装置から送信された指示情報を受信するように構成され、前記指示情報が第一の時間周波数リソース領域における第一のダウンリンクデータ時間領域リソースを示すことに用いられ、ここで、前記第一の時間周波数リソース領域は、時間領域において一つのスケジューリングユニットに対応し、前記第一の時間周波数リソース領域に含まれる周波数領域リソースがシステム帯域幅の一部であり、前記第一の時間周波数リソース領域は、前記端末装置のためにネットワーク装置によって構成された複数の時間周波数リソース領域のうちの1つであり、前記複数の時間周波数リソース領域のうちのいずれ一つは、異なるサブ搬送波間隔を有し、前記複数の時間周波数リソース領域のうちのいずれ一つは、同一の時間領域リソース内の異なる周波数帯域に対応する、受信ユニットと、
前記受信ユニットによって受信された前記指示情報に基づき、前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースを確定するように構成される確定ユニットとを備え、
前記受信ユニットはさらに、前記確定ユニットによって確定された前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースで前記ネットワーク装置から送信されたデータを受信するように構成され、
前記指示情報は、前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと時間領域長を示すことに用いられる、前記データ伝送装置。
【請求項8】
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースは第二の時間周波数リソース領域における第二のダウンリンクデータ時間領域リソースと異なり、ここで、前記第一の時間周波数リソース領域と前記第二の時間周波数リソース領域が同じ時間領域リソースに対応し且つ異なる周波数領域リソースに対応することを特徴とする
請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースが第二の時間周波数リソース領域における第二のダウンリンクデータ時間領域リソースと異なることは、
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルが前記第二のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと異なること、及び/又は
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの時間領域長が前記第二のダウンリンクデータ時間領域リソースの時間領域長と異なることを含むことを特徴とする
請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルが前記第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルの直後にあり、又は
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと前記第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルとの間に少なくとも一つのシンボルが挟まれることを特徴とする
請求項7-9のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
前記スケジューリングユニットは、一つ又は複数のサブフレーム、スロット又はミニスロットに対応する
請求項7-10のいずれか一項に記載の装置。
【請求項12】
前記受信ユニットは具体的に、ネットワーク装置から送信された上位層シグナリングを受信するように構成され、前記上位層シグナリング又は物理層共通信号に前記指示情報が含まれ、又は
前記受信ユニットは具体的に、ネットワーク装置から送信された物理層共通信号を受信するように構成され、前記物理層共通信号に前記指示情報が含まれ、又は
前記受信ユニットは具体的に、ネットワーク装置から送信された端末専用制御信号を受信するように構成され、前記端末専用制御信号に前記指示情報が含まれることを特徴とする
請求項7-11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
データ伝送装置であって、
第一の時間周波数リソース領域における第一のダウンリンクデータ時間領域リソースを確定するように構成され、ここで、前記第一の時間周波数リソース領域は、時間領域において一つのスケジューリングユニットに対応し、前記第一の時間周波数リソース領域に含まれる周波数領域リソースがシステム帯域幅の一部であり、前記第一の時間周波数リソース領域は、前記端末装置のためにネットワーク装置によって構成された複数の時間周波数リソース領域のうちの1つであり、前記複数の時間周波数リソース領域のうちのいずれ一つは、異なるサブ搬送波間隔を有し、前記複数の時間周波数リソース領域のうちのいずれ一つは、同一の時間領域リソース内の異なる周波数帯域に対応する、確定ユニットと、
端末装置へ指示情報を送信するように構成され、前記指示情報が前記確定ユニットによって確定された前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースを示すことに用いられる送信ユニットとを備え、
前記指示情報は、前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと時間領域長を示すことに用いられる、前記データ伝送装置。
【請求項14】
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースは第二の時間周波数リソース領域における第二のダウンリンクデータ時間領域リソースと異なり、ここで、前記第一の時間周波数リソース領域と前記第二の時間周波数リソース領域が同じ時間領域リソースに対応し且つ異なる周波数領域リソースに対応することを特徴とする
請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースが第二の時間周波数リソース領域における第二のダウンリンクデータ時間領域リソースと異なることは、
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルが前記第二のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと異なること、及び/又は
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの時間領域長が前記第二のダウンリンクデータ時間領域リソースの時間領域長と異なることを含むことを特徴とする
請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルが前記第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルの直後にあり、又は
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと前記第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルとの間に少なくとも一つのシンボルが挟まれることを特徴とする
請求項13-15のいずれか一項に記載の装置。
【請求項17】
前記送信ユニットは具体的に上位層シグナリングを送信するように構成され、前記上位層シグナリングに前記指示情報が含まれ、又は
前記送信ユニットは具体的に物理層共通信号を送信するように構成され、前記物理層共通信号に前記指示情報が含まれ、又は
前記送信ユニットは具体的に端末装置へ端末専用制御信号を送信するように構成され、前記端末専用制御信号に前記指示情報が含まれることを特徴とする
請求項13-16のいずれか一項に記載の装置。
【請求項18】
前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースは複数のミニスロットを含み、前記指示情報は前記複数のミニスロットの全長を示すことに用いられることを特徴とする
請求項13-17のいずれか一項に記載の装置。
【請求項19】
前記確定ユニットは具体的にネットワーク装置が前記端末装置のために、前記第一の時間周波数リソース領域を含む、異なるサブ搬送波間隔を有する複数の時間周波数リソース領域を配置する場合、第三の時間周波数リソース領域における第三のダウンリンク時間領域リソースの終了時点を前記第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了時点とするように構成され、ここで、前記第三の時間周波数リソース領域が前記複数の時間周波数リソース領域における最小搬送波間隔を有する時間周波数リソース領域であり、
前記指示情報は前記第三のダウンリンクデータ時間領域リソースの情報を含むことを特徴とする
請求項13-18のいずれか一項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は通信分野に関し、且つより具体的には、データ伝送方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の無線通信システム、例えば長期進型(LTE:Long Term Evolution)システムでは、一つのサブフレーム(sub-frame)がスケジューリングユニットとして用いられる。
図1に示すように、各サブフレームにおける先頭のいくつかのシンボルは制御チャネルリソースとして用いることができ、制御チャネルリソースが周波数領域でシステム帯域幅全体に跨る。データ伝送リソースの開始シンボルが一般的に制御チャネルリソースの後に位置する1番目のシンボルであり、そしてデータ伝送リソースの終了シンボルが一般的にサブフレームの終了シンボルである。したがって、データ伝送リソースの時間領域の長さが一つのサブフレーム又は全システム帯域幅で変化しない。
【0003】
将来の無線通信システム(例えば5G)はより高いシステム性能をサポートするために努力しており、複数のサービスタイプ、異なる配置シーンとより広いスペクトル範囲をサポートする必要がある。どのようにシステム性能を向上するかについては本分野の研究の注目されるところである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施例はシステム性能を向上させることができるデータ伝送方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の態様によるデータ伝送方法は、端末装置がネットワーク装置から送信された指示情報を受信し、該指示情報が第一の時間周波数リソース領域における第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられ、ここで、該第一の時間周波数リソース領域に含まれる周波数領域リソースがシステム帯域幅の一部であることと、該端末装置が該指示情報に基づき、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースで該ネットワーク装置から送信されたデータを受信することとを含む。
【0006】
本発明の実施例によるデータ伝送方法では、ネットワーク装置が第一の時間周波数リソース領域に位置する第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定し、端末装置へ該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを示すための指示情報を送信し、ここで、該第一の時間周波数リソース領域に含まれる周波数領域リソースがシステム帯域幅の一部であり、端末装置が該指示情報に基づき、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定し、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースでネットワーク装置から送信されたダウンリンクデータを受信することにより、システム性能を向上させることができ、そして異なるサービスニーズをサポートすることに有利である。
【0007】
選択可能に、該第一の時間周波数リソース領域は時間領域で一つのスケジューリングユニットに対応することができ、周波数領域でシステム帯域幅の一部であってもよい。
【0008】
選択可能に、該指示情報は該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボル、時間領域長と終了シンボルのうちの少なくとも一つを示すことに用いられる。
【0009】
選択可能に、異なる時間周波数リソース領域におけるダウンリンクスケジューリング時間領域リソースは異なる時間領域位置に位置することができる。
【0010】
選択可能に、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースは第二の時間周波数リソース領域における2番目の第二のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースと異なり、ここで、該第一の時間周波数リソース領域と該第二の時間周波数リソース領域が同じ時間領域リソースに対応し且つ異なる周波数領域リソースに対応する。
【0011】
選択可能に、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースが第二の時間周波数リソース領域における第二のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースと異なることは、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルが該第二のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルと異なること、及び/又は該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長が該第二のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長と異なることを含む。
【0012】
第一の態様の第一の可能な実施形態では、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルが該第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルの直後にあり、又は該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと該第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルとの間に少なくとも一つのシンボルが挟まれる。
【0013】
第一の態様の上記の可能な実施形態と組み合わせ、第一の態様の第二の可能な実施形態では、該指示情報が該第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの情報を含み、該方法はさらに該端末装置が該制御チャネルリソースの情報に基づき、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルを確定することを含む。
【0014】
第一の態様の上記の可能な実施形態と組み合わせ、第一の態様の第三の可能な実施形態では、該第一の時間周波数リソース領域は自己完結型スケジューリングユニットを含み、該自己完結型スケジューリングユニットがダウンリンク伝送時間帯、アップリンクダウンリンク切り替え時間帯とアップリンク伝送時間帯を含む。
【0015】
この時、選択可能に、該指示情報が該自己完結型スケジューリングユニットにおけるアップリンクダウンリンク切り替え時間帯の情報を含み、該方法はさらに該端末装置が該アップリンクダウンリンク切り替え時間帯の情報に基づき、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルを確定することを含む。
【0016】
第一の態様の上記の可能な実施形態と組み合わせ、第一の態様の第四の可能な実施形態では、該端末装置がネットワーク装置から送信された指示情報を受信することは、該端末装置がネットワーク装置から送信された上位層シグナリングを受信し、該上位層シグナリング又は物理層共通信号に該指示情報が含まれること、又は該端末装置がネットワーク装置から送信された物理層共通信号を受信し、該物理層共通信号に該指示情報が含まれること、又は該端末装置がネットワーク装置から送信された端末専用制御信号を受信し、該端末専用制御信号に該指示情報が含まれることを含む。
【0017】
第一の態様の上記の可能な実施形態と組み合わせ、第一の態様の第五の可能な実施形態では、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースは複数のミニスロットを含む。
【0018】
この時、選択可能に、該指示情報は該複数のミニスロットの全長を示すことに用いられてもよい。例えば、該指示情報は該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースに含まれるシンボルの総数を含むことができる。
【0019】
第一の態様の上記の可能な実施形態と組み合わせ、第一の態様の第六の可能な実施形態では、該ネットワーク装置が該端末装置のために、該第一の時間周波数リソース領域を含む、異なるサブ搬送波間隔を有する複数の時間周波数リソース領域を配置する場合、該指示情報が第三の時間周波数リソース領域における第三のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの情報を含み、ここで、該第三の時間周波数リソース領域が該複数の時間周波数リソース領域における最小サブ搬送波間隔を有する時間周波数リソース領域であり、該方法はさらに該端末装置が該指示情報に基づき、該第三のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了時点を確定することと、該端末装置が該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルに対応する時点を該第三のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了時点として確定することとを含む。
【0020】
選択可能に、該複数の時間周波数リソース領域は同じ時間領域リソースに対応することができ、そして同一のスケジューリングユニット内に位置して端末装置のダウンリンクデータ伝送に用いられることもできる。
【0021】
選択可能に、該複数の時間周波数リソース領域は同一の時間領域リソース内の異なる周波数帯域に対応してもよい。この時、該複数の時間周波数リソース領域におけるダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長及び/又は終了時点は最小サブ搬送波間隔を有する時間周波数リソース領域におけるダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを基準とする。
【0022】
該端末装置は、該第三のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了時点を該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの終了時点とし、そしてこれに基づいて該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルを確定することができる。
【0023】
第二の態様による別のデータ伝送方法は、端末装置がネットワーク装置から送信された指示情報を受信し、該指示情報が第一のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられ、ここで、該第一のスケジューリングユニットにおける該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域位置が第二のスケジューリングユニットにおける第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域位置と異なり、該第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースが該第二のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための時間領域リソースであることと、該端末装置が該指示情報に基づき、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースで該ネットワーク装置へデータを送信することとを含む。
【0024】
選択可能に、異なるスケジューリングユニットにおけるアップリンクスケジューリング時間領域リソースは異なる位置に位置してもよい。
【0025】
選択可能に、該指示情報は該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボル、時間領域長と終了シンボルのうちの少なくとも一つを示すことに用いられる。
【0026】
選択可能に、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースが第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースと異なることは、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルが該第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルと異なること、及び/又は該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長が該第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長と異なることを含む。
【0027】
選択可能に、該第一のスケジューリングユニットは具体的に自己完結型スケジューリングユニットであり、該自己完結型スケジューリングユニットがダウンリンク伝送時間帯、アップリンクダウンリンク切り替え時間帯とアップリンク伝送時間帯を含む。
【0028】
第二の態様の第一の可能な実施形態では、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルがショートフォーマット制御チャネルの開始シンボルであり、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルが該ショートフォーマット制御チャネルの終了シンボルである。
【0029】
第二の態様の上記可能な実施形態と組み合わせ、第二の態様の第二の可能な実施形態では、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルがアップリンクダウンリンク切り替え時間帯の後の1番目のシンボルであり、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルがショートフォーマット制御チャネルの前のシンボルである。
【0030】
第二の態様の上記可能な実施形態と組み合わせ、第二の態様の第三の可能な実施形態では、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルがアップリンクダウンリンク切り替え時間帯の後の1番目のシンボルであり、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルがショートフォーマット制御チャネルの終了シンボルである。
【0031】
第二の態様の上記の可能な実施形態と組み合わせ、第二の態様の第四の可能な実施形態では、該端末装置がネットワーク装置から送信された指示情報を受信することは、該端末装置がネットワーク装置から送信された上位層シグナリングを受信し、該上位層シグナリング又は物理層共通信号に該指示情報が含まれること、又は該端末装置がネットワーク装置から送信された物理層共通信号を受信し、該物理層共通信号に該指示情報が含まれること、又は該端末装置がネットワーク装置から送信された端末専用制御信号を受信し、該端末専用制御信号に該指示情報が含まれることを含む。
【0032】
選択可能に、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースは複数のミニスロットを含む。この時、選択可能に、該指示情報は該複数のミニスロットの全長を示すことに用いられる。
【0033】
第二の態様の上記の可能な実施形態と組み合わせ、第二の態様の第五の可能な実施形態では、該ネットワーク装置が該端末装置のために、該第一のスケジューリングユニット内の異なるサブ搬送波間隔を有する複数の時間周波数リソース領域を配置する場合、該指示情報が第三の時間周波数リソース領域における第三のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの情報を含み、ここで、該第三の時間周波数リソース領域が該複数の時間周波数リソース領域における最小サブ搬送波間隔を有する時間周波数リソース領域であり、該方法はさらに該端末装置が該指示情報に基づき、該第三のアップリンクデータ時間領域リソースの終了時点を確定することと、該端末装置が該第一のアップリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルに対応する時点を該第三のアップリンクデータ時間領域リソースの終了時点として確定することとを含む。
【0034】
選択可能に、該複数の時間周波数リソース領域は該第一のスケジューリングユニット内の異なる周波数帯域に対応してもよい。この時、該複数の時間周波数リソース領域におけるアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長及び/又は終了時点は最小サブ搬送波間隔を有する時間周波数リソース領域におけるアップリンクスケジューリング時間領域リソースを基準とする。ここで、最小サブ搬送波間隔を有する該時間周波数リソース領域は最大時間間隔に対応してもよい。
【0035】
該端末装置は、該第三のアップリンクデータ時間領域リソースの終了時点を該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了時点とし、そしてこれに基づいて該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルを確定することができる。
【0036】
第三の態様によるデータ伝送方法は、ネットワーク装置が第一の時間周波数リソース領域における第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定し、ここで、該第一の時間周波数リソース領域に含まれる周波数領域リソースがシステム帯域幅の一部であることと、該ネットワーク装置が端末装置へ指示情報を送信し、該指示情報が該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられることとを含む。
【0037】
選択可能に、該指示情報は該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボル、時間領域長と終了シンボルのうちの少なくとも一つを示すことに用いられる。
【0038】
選択可能に、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースは第二の時間周波数リソース領域における第二のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースと異なり、ここで、該第一の時間周波数リソース領域と該第二の時間周波数リソース領域が同じ時間領域リソースに対応し且つ異なる周波数領域リソースに対応する。
【0039】
選択可能に、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースが第二の時間周波数リソース領域における第二のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースと異なることは、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルが該第二のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルと異なること、及び/又は該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長が該第二のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長と異なることを含む。
【0040】
選択可能に、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルが該第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルの直後にあり、又は該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと該第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルとの間に少なくとも一つのシンボルが挟まれる。
【0041】
第三の態様の第一の可能な実施形態では、該指示情報は該第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの情報を含む。
【0042】
第三の態様の上記の可能な実施形態と組み合わせ、第三の態様の第二の可能な実施形態では、該第一の時間周波数リソース領域は自己完結型スケジューリングユニットを含み、該自己完結型スケジューリングユニットがダウンリンク伝送時間帯、アップリンクダウンリンク切り替え時間帯とアップリンク伝送時間帯を含み、該指示情報は該自己完結型スケジューリングユニットにおけるアップリンクダウンリンク切り替え時間帯の情報を含む。
【0043】
第三の態様の上記の可能な実施形態と組み合わせ、第三の態様の第三の可能な実施形態では、該ネットワーク装置が該端末装置へ指示情報を送信することは、該ネットワーク装置が上位層シグナリングを送信し、該上位層シグナリングに該指示情報が含まれること、又は該ネットワーク装置が物理層共通信号を送信し、該物理層共通信号に該指示情報が含まれること、又は該ネットワーク装置が端末装置へ端末専用制御信号を送信し、該端末専用制御信号に該指示情報が含まれることを含む。
【0044】
第三の態様の上記の可能な実施形態と組み合わせ、第三の態様の第四の可能な実施形態では、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースは複数のミニスロットの時間領域リソースを含み、該指示情報は該複数のミニスロットの全長を示すことに用いられる。
【0045】
第三の態様の上記の可能な実施形態と組み合わせ、第三の態様の第五の可能な実施形態では、該ネットワーク装置が該端末装置のために、該第一の時間周波数リソース領域を含む、異なるサブ搬送波間隔を有する複数の時間周波数リソース領域を配置する場合、該指示情報が第三の時間周波数リソース領域における第三のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの情報を含み、ここで、該第三の時間周波数リソース領域が該複数の時間周波数リソース領域における最小サブ搬送波間隔を有する時間周波数リソース領域である。
【0046】
第四の態様によるデータ伝送方法は、ネットワーク装置が第一のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを確定し、ここで、該第一のスケジューリングユニットにおける該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの位置が、該第二のスケジューリングユニットにおける第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの位置と異なり、該第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースが該第二のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための時間領域リソースであることと、該ネットワーク装置が端末装置へ指示情報を送信し、該指示情報が該第一のスケジューリングユニットにおける該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられることとを含む。
【0047】
選択可能に、該指示情報は該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボル、時間領域長と終了シンボルのうちの少なくとも一つを示すことに用いられる。
【0048】
選択可能に、該第一のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための時間領域リソースが第二のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための時間領域リソースと異なることは、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルが該第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルと異なること、及び/又は該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長が該第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長と異なることを含む。
【0049】
選択可能に、該第一のスケジューリングユニットは具体的に自己完結型スケジューリングユニットであり、該自己完結型スケジューリングユニットがダウンリンク伝送時間帯、アップリンクダウンリンク切り替え時間帯とアップリンク伝送時間帯を含む。
【0050】
第四の態様の第一の可能な実施形態では、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルがショートフォーマット制御チャネルの開始シンボルであり、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルが該ショートフォーマット制御チャネルの終了シンボルである。
【0051】
第四の態様の上記可能な実施形態と組み合わせ、第四の態様の第二の可能な実施形態では、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルがアップリンクダウンリンク切り替え時間帯の後の1番目のシンボルであり、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルがショートフォーマット制御チャネルの前のシンボルである。
【0052】
第四の態様の上記可能な実施形態と組み合わせ、第四の態様の第三の可能な実施形態では、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルがアップリンクダウンリンク切り替え時間帯の後の1番目のシンボルであり、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルがショートフォーマット制御チャネルの終了シンボルである。
【0053】
第四の態様の上記の可能な実施形態と組み合わせ、第四の態様の第四の可能な実施形態では、該ネットワーク装置が該端末装置へ指示情報を送信することは、該ネットワーク装置が上位層シグナリングを送信し、該上位層シグナリングに該指示情報が含まれること、又は該ネットワーク装置が物理層共通信号を送信し、該物理層共通信号に該指示情報が含まれること、又は該ネットワーク装置が端末装置へ端末専用制御信号を送信し、該端末専用制御信号に該指示情報が含まれることを含む。
【0054】
選択可能に、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースは複数のミニスロットを含む。この時、選択可能に、該指示情報は該複数のミニスロットの全長を示すことに用いられる。
【0055】
第四の態様の上記の可能な実施形態と組み合わせ、第四の態様の第五の可能な実施形態では、該ネットワーク装置が該端末装置のために、該第一のスケジューリングユニット内の異なるサブ搬送波間隔を有する複数の時間周波数リソース領域を配置する場合、該指示情報が第三の時間周波数リソース領域における第三のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの情報を含み、ここで、該第三の時間周波数リソース領域が該複数の時間周波数リソース領域における最小サブ搬送波間隔を有する時間周波数リソース領域である。
【0056】
本発明のいくつかの態様では、第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの開始時点は該第一の時間周波数リソース領域内のいずれかのシンボルであってもよく、又は該第一の時間周波数リソース領域に対応するスケジューリングユニット内のいずれかのシンボルであってもよい。
【0057】
第五の態様によるデータ伝送装置は上記第一の態様又は第一の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。
【0058】
具体的には、該装置は、上記第一の態様又は第一の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するためのユニットを備える。
【0059】
第六の態様によるデータ伝送装置は上記第二の態様又は第二の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。
【0060】
具体的には、該装置は、上記第二の態様又は第二の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するためのユニットを備える。
【0061】
第七の態様によるデータ伝送装置は上記第三の態様又は第三の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。
【0062】
具体的には、該装置は、上記第三の態様又は第三の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するためのユニットを備える。
【0063】
第八の態様によるデータ伝送装置は上記第四の態様又は第四の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。
【0064】
具体的には、該装置は、上記第四の態様又は第四の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するためのユニットを備える。
【0065】
第九の態様によるデータ伝送装置はメモリとプロセッサを備え、該メモリが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、そして該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行する場合、該実行により該プロセッサが第一の態様又は第一の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行する。
【0066】
第十の態様によるデータ伝送装置はメモリとプロセッサを備え、該メモリが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、そして該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行する場合、該実行により該プロセッサが第二の態様又は第二の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行する。
【0067】
第十一の態様によるデータ伝送装置はメモリとプロセッサを備え、該メモリが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、そして該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行する場合、該実行により該プロセッサが第三の態様又は第三の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行する。
【0068】
第十二の態様によるデータ伝送装置はメモリとプロセッサを備え、該メモリが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、そして該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行する場合、該実行により該プロセッサが第四の態様又は第四の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行する。
【0069】
第十三の態様によるコンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、該コンピュータプログラムが第一の態様又は第一の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するための命令を含む。
【0070】
第十四の態様によるコンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、該コンピュータプログラムが第二の態様又は第二の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するための命令を含む。
【0071】
第十五の態様によるコンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、該コンピュータプログラムが第三の態様又は第三の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するための命令を含む。
【0072】
第十六の態様によるコンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、該コンピュータプログラムが第四の態様又は第四の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するための命令を含む。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【
図2】本発明の実施例に応用される無線通信システムの概略アーキテクチャ図である。
【
図3】本発明の実施例によるデータ伝送方法の概略フローチャートである。
【
図4】本発明の実施例による時間周波数リソース領域におけるダウンリンクデータ時間領域リソースの例の概略図である。
【
図5】本発明の実施例による時間周波数リソース領域におけるダウンリンクデータ時間領域リソースの別の例の概略図である。
【
図6】本発明の実施例による時間周波数リソース領域におけるダウンリンクデータ時間領域リソースの別の例の概略図である。
【
図7】本発明の実施例による時間周波数リソース領域におけるダウンリンクデータ時間領域リソースの別の例の概略図である。
【
図8】本発明の別の実施例によるデータ伝送方法の概略フローチャートである。
【
図9】本発明の実施例による時間周波数リソース領域におけるダウンリンクデータ時間領域リソースの別の例の概略図である。
【
図10】本発明の実施例によるデータ伝送装置の概略ブロック図である。
【
図11】本発明の別の実施例によるデータ伝送装置の概略ブロック図である。
【
図12】本発明の別の実施例によるデータ伝送装置の概略ブロック図である。
【
図13】本発明の別の実施例によるデータ伝送装置の概略ブロック図である。
【
図14】本発明の別の実施例によるデータ伝送装置の概略ブロック図である。
【
図15】本発明の別の実施例によるデータ伝送装置の概略ブロック図である。
【
図16】本発明の別の実施例によるデータ伝送装置の概略ブロック図である。
【
図17】本発明の別の実施例によるデータ伝送装置の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0074】
以下に本発明の実施例の図面と組み合わせて本発明の実施例における技術的解決策を説明する。
【0075】
本発明の実施例の技術的解決策は様々な通信システム、例えばグローバルモバイル通信(Global System for Mobile Communication:「GSM」と略称)システム、符号分割多元アクセス(Code Division Multiple Access:「CDMA」)システム、帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access:「WCDMA」と略称)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service:「GPRS」と略称)、長期進化型(Long Term Evolution:「LTE」と略称)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex:「FDD」と略称)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex:「TDD」と略称)、汎用移動通信システム(Universal Mobile Telecommunication System:「UMTS」と略称)、グローバル相互接続マイクロ波アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access:「WiMAX」と略称)通信システム、将来の進化した公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Network)又は将来の5Gシステムなどに応用されてもよい。
【0076】
図2に本発明の実施例に応用される無線通信システム100が示される。該無線通信システム100は少なくとも一つのネットワーク装置110を備えることができる。ネットワーク装置110は端末装置と通信する装置であってもよい。各ネットワーク装置110は特定の地理的エリアに対して通信カバレッジを提供することができ、そして該カバレッジエリアに位置する端末装置(例えばUE)と通信を行うことができる。該ネットワーク装置110はGSMシステム又はCDMAシステムにおける基地局(BTS:Base Transceiver Station)であってもよいし、WCDMAシステムにおける基地局(NB:NodeB)であってもよいし、LTEシステムにおける進化型基地局(eNB又はeNodeB:Evolutional NodeB)であってもよいし、クラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)における無線コントローラであってもよく、又は該ネットワーク装置は中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおけるネットワーク側装置又は将来の進化したPLMNにおけるネットワーク装置などであってもよい。
【0077】
該無線通信システム100はさらにネットワーク装置110のカバレッジに位置する複数の端末装置120を備える。該端末装置120は移動式又は固定式でもよい。該端末装置120はアクセス端末、ユーザ装置(UE:User Equipment)、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動ステーション、遠隔局、遠隔端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント又はユーザ装置を指すことができる。アクセス端末はセルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)ステーション、パーソナルデジタル処理(PDA:Personal Digital Assistant)、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続された他の処理装置、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおける端末装置又は将来の進化したPLMNネットワークにおける端末装置などであってもよい。
【0078】
図2に一つのネットワーク装置と2つの端末装置が例示的に示され、選択可能に、該無線通信システム100は複数のネットワーク装置を備えることができ且つ各ネットワーク装置のカバレッジで他の数の端末装置を備えることができるが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0079】
選択可能に、該無線通信システム100はさらにネットワークコントローラ、移動管理エンティティなどの他のネットワークエンティティを備えることができるが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0080】
無線通信システム100では、時間周波数リソース領域は制御チャネルリソースとデータ伝送リソースを含むことができる。ここで、該制御チャネルリソースは制御チャネルを伝送するための少なくとも一つの物理リソースブロックを含むことができ、データ伝送リソースはデータ伝送を行うための少なくとも一つの物理リソースブロックを含むことができる。該制御チャネルリソースは全システム帯域幅にわたられなくてもよく、いくつかの物理リソースブロックのみに現れ、このようにして端末装置は全システム帯域幅で制御チャネルを検出する必要がなく、それによって端末装置の電力消費が節約される。
【0081】
本発明の実施例では、スケジューリングユニットはネットワーク装置によってスケジューリングされた端末装置の一回のデータ伝送の時間領域リソースユニットを指すことができ、例えば一つのスケジューリングユニットは時間領域で一つ又は複数のサブフレーム、スロット(slot)又はミニスロット(mini-slot)に対応してもよい。ここで、アップリンク/ダウンリンクスケジューリング時間領域リソースはスケジューリングされたデータ伝送に占有された時間領域リソースを指すことができ、具体的にスケジューリングユニットにおける、アップリンク/ダウンリンクデータを伝送するための時間領域リソースであってもよく、又はスケジューリングユニットにおける、アップリンク/ダウンリンクデータを伝送するための時間領域リソースの一部であってもよく、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0082】
異なるスケジューリングユニットにおけるデータ伝送時間領域リソースの位置が異なってもよく、例えば開始シンボルが異なり、及び/又は時間領域長が異なる。端末装置によるデータの送信及び/又は復調を容易にするために、ネットワーク装置は具体的なスケジューリングユニットにおけるアップリンクスケジューリング時間領域リソース及び/又はダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを端末装置に通知することができる。
【0083】
図3に本発明の実施例による伝送方法200が示される。該伝送方法200は
図2に示す無線通信システム100に応用されてもよいが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0084】
S210において、ネットワーク装置は、第一の時間周波数リソース領域における第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定し、ここで、該第一の時間周波数リソース領域に含まれる周波数領域リソースがシステム帯域幅の一部である。
【0085】
該第一の時間周波数リソース領域は複数の物理リソースブロックを含むことができる。選択可能に、本発明の実施例では、時間周波数リソース領域は時間領域で一つのスケジューリングユニットに対応することができ、周波数領域でシステム帯域幅の一部に対応することができるが、本発明の実施例はこれに限定されない。ダウンリンクスケジューリング時間領域リソースは時間周波数リソース領域における、ダウンリンクデータを伝送するためのデータ伝送リソースに対応することができるが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0086】
本発明の実施例では、異なる時間周波数リソース領域におけるダウンリンクデータ時間領域リソースの位置は異なってもよい。選択可能に、同じ時間領域リソースに対応し且つ異なる周波数帯域に対応する異なる時間周波数リソース領域におけるダウンリンクデータ時間領域リソースは異なってもよい。例えば、第一の時間周波数リソース領域と第二の時間周波数リソース領域が同じ時間領域リソースに対応し且つ異なる周波数領域リソースに対応し、該第一の時間周波数リソース領域に位置する第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルが該第二の時間周波数リソース領域における第二のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと異なってもよく、そして該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルが該第二のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルと同じであり、例えば、いずれも該第一の時間周波数リソース領域と該第二の時間周波数リソース領域の終了シンボルであり、又は、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルが該第二のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと同じであるが、第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの時間領域長が該第二のダウンリンクデータ時間領域リソースの時間領域長と異なり、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0087】
S220において、該ネットワーク装置は端末装置へ指示情報を送信し、該指示情報が該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられる。
【0088】
選択可能に、該指示情報は具体的に該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボル、時間領域長と終了シンボルのうちの少なくとも一つを示すことに用いられてもよい。
【0089】
選択可能に、該ネットワーク装置は端末装置へ上位層シグナリングを送信することができ、該上位層シグナリングに該指示情報が含まれ、又は、該ネットワーク装置は端末装置へ物理層シグナリングを送信することができ、該物理層シグナリングに該指示情報が含まれ、選択可能に、該物理層シグナリングは具体的に物理層共通信号又は端末専用制御信号であってもよく、本発明の実施例はこれに限定されない。又は、ネットワーク装置は端末装置に割り当てられたダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを上位層シグナリングと物理層シグナリングによって共同で示すことができる。例えば、ネットワーク装置は各時間周波数リソース領域におけるダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボル(又は時間領域長)を上位層シグナリングによって示し、そして端末装置に割り当てられたダウンリンクデータ時間領域リソースの時間領域長(又は開始シンボル)を物理層シグナリングによって示すことができる。又は、ネットワーク装置は、端末装置に割り当てられたダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを2レベルのダウンリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)によって示すことができ、ここで、レベル1のDCIが各時間周波数リソース領域のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられてもよく、レベル2のDCIが端末装置のための具体的なデータスケジューリング配置を示し、例えば端末装置に割り当てられた時間領域リソース領域を示すことに用いられてもよい。端末装置はレベル1のDCIとレベル2のDCIと組み合わせてネットワーク装置によって割り当てられたダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定することができる。選択可能に、レベル1のDCIが共通制御チャネルであってもよく、全ての端末装置は該チャネルから情報を取得することができ、レベル2のDCIが端末専用制御チャネルであってもよく、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0090】
S230において、端末装置はネットワーク装置から送信された指示情報を受信する時に、該指示情報に基づき、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定する。
【0091】
一つの選択可能な実施例として、該指示情報は該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを明示的に示すことができる。例えば、該指示情報は該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルの情報、時間領域長の情報と終了シンボルの情報のうちの少なくとも一つを含むことができる。例えば、ネットワーク装置は各時間周波数リソース領域におけるダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボル、時間領域長と終了シンボルのうちの少なくとも一つを上位層シグナリングによって示すことができる。又は、ネットワーク装置は、端末装置に割り当てられた少なくとも一つの物理リソースブロックの開始シンボル、時間領域長と終了シンボルのうちの少なくとも一つを物理層シグナリングによって動的に示すこともできる。
【0092】
別の選択可能な実施例として、該指示情報は該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを暗黙的に示すこともできる。例えば、該指示情報は該第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースを含む情報によって該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを暗黙的に示すことができ、例えば該指示情報は制御チャネルリソースの時間領域長を含むことができる。この時、選択可能に、該ネットワーク装置は物理層の共通ブロードキャスト信号を送信することができ、該共通ブロードキャスト信号に該指示情報が含まれるが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0093】
この時、端末装置は該指示情報に含まれる制御チャネルリソースの情報に基づき、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定することができる。例えば、端末装置は該指示情報に含まれる制御チャネルリソースの時間領域長に基づき、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルを確定し、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルに基づき、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定することができる。具体的には、該端末装置は該制御チャネルリソースの時間領域長に基づき、該制御チャネルリソースの終了シンボルを確定し、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルを該制御チャネルリソースの終了シンボルの後のN番目のシンボルとして確定することができ、Nが1以上の整数であってもよく、Nの具体的な値がプロトコルにおいて定義又は予め設定されてもよく、本発明はこれに限定されない。
【0094】
図4に示すように、時間周波数リソース領域1と時間周波数リソース領域3に制御チャネルリソースが含まれ、時間周波数リソース領域2に制御チャネルリソースが含まれない。この時、時間周波数リソース領域1と時間周波数リソース領域3におけるダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルが制御チャネルリソースの後の1番目のシンボルであってもよい。時間周波数リソース領域1と時間周波数リソース領域3における制御チャネルリソースの時間領域長が異なってもよく、
それに対応して、時間周波数リソース領域1と時間周波数リソース領域3のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルは異なってもよい。時間周波数リソース領域2に制御チャネルリソースが含まれないため、時間周波数リソース領域2におけるダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルは該時間周波数リソース領域2の1番目のシンボルであってもよい。
【0095】
図4に示す例では、ダウンリンクデータ時間領域リソースが同一の時間周波数リソース領域の制御チャネルリソースの直後にあり、即ちダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルが制御チャネルリソースの終了シンボルの後の1番目のシンボルである。選択可能に、同一の時間周波数リソース領域におけるダウンリンクデータ時間領域リソースと制御チャネルリソースの間に一定の時間間隔があってもよく、即ちダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルは、制御チャネルリソースの後の任意のシンボルであってもよい。このようにしてシステムは異なるサービスタイプのサービスニーズをサポートすることができる。例えば、マルチポイント協調(CoMP:Coordination of Multiple Points)では、協調に参加する異なるネットワークノードのデータリソースの開始シンボルは一致するように維持される必要があり、隣接セル/ビームの干渉協調では、隣接セル/ビームの開始シンボルは互いに協調することができ、異なるサービスのためのリソース割り当て多重化をサポートする時に、遅延に敏感ではないいくつかのサービスのデータリソースの開始シンボルは、高い遅延要件を有するサービスの後に配置されてもよい。
図5に示すように、モバイルブロードバンドデータ(eMBB:Enhanced Mobile BroadBand)を強化するためのデータ時間領域ソースは、超高信頼性及び低遅延通信(URLLC:Ultra Reliability and Low Latency Communication)のためのデータ時間領域リソースの後に位置する。
【0096】
この時、選択可能に、ネットワーク装置は端末装置のサービスタイプに基づき、端末装置に割り当てられたダウンリンクデータ時間領域リソースを確定することができる。該ネットワーク装置は端末装置へ端末専用制御信号を送信することができ、該端末専用制御信号が該ネットワーク装置によって該端末装置に割り当てられたダウンリンクデータ時間領域リソースの時間領域を示すことに用いられ、例えば端末専用制御信号にダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルの情報が含まれるが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0097】
選択可能に、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルが該第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルの次のシンボルであり、又は該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと該第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルとの間に少なくとも一つのシンボルが挟まれる。
【0098】
選択可能に、該指示情報は具体的に該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルを示すことに用いられてもよい。この時、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボル又は時間領域長はプロトコルにおいて定義又は予め設定されてもよい。例えば、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルは該第一の時間周波数リソース領域の終了シンボルであってもよく、この時、該端末装置は該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと終了シンボルに基づき、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定することができるが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0099】
選択可能に、該指示情報は具体的に該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの時間領域長を示すことに用いられてもよい。例えば、
図5に示すように、該端末装置のサービスタイプがeMBBである場合、選択可能に、該ネットワーク装置は端末装置へ端末専用制御信号を送信することができ、該端末専用制御信号が該ネットワーク装置によって該端末装置に割り当てられた第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの時間領域長に用いられ、この時、該端末装置は該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルを該第一の時間周波数リソース領域の終了シンボルとして確定し、確定された終了シンボル及び該端末専用制御信号に示される時間領域長に基づき、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定することができるが、本発明の実施例はこれに限定されない。また、例えば、
図6に示すように、時間周波数リソース領域3は複数のミニスロットを含み、ここで、各ミニスロットが4つのシンボルを含むことができる。該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースは少なくとも2つのミニスロットを含むことができる。選択可能に、該ネットワーク装置はクロスミニスロットスケジューリングを行うことができ、例えば、該ネットワーク装置は時間周波数リソース領域3における1番目のミニスロットで端末装置へ端末専用制御信号を送信することができ、該端末専用制御信号が第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの時間領域長を示すことに用いられ、ここで、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースが該1番目のミニスロットの後に位置する少なくとも2つのミニスロットを占有し、例えば該端末専用制御信号が該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースに含まれる、データを搬送するためのシンボル数を示すことができる。この時、端末装置は該指示情報に基づき、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの時間領域長を確定し、確定された時間領域長に基づき、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定することができ、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0100】
選択可能に、該指示情報は具体的に該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルを示すことに用いられてもよい。
図6に示すように、時間周波数リソース領域1は時間領域で一つの自己完結型(self-contained)スケジューリングユニットに対応する。該自己完結型スケジューリングユニットはダウンリンク伝送時間帯、アップリンクダウンリンク切り替え時間帯とアップリンク伝送時間帯を含むことができる。この時、該指示情報は具体的に該ダウンリンク伝送時間帯に位置する該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルを示すことに用いられてもよい。例えば、該ネットワーク装置は共通制御信号を送信することができ、該共通制御信号に該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルの情報が含まれてもよい。又は、該共通制御信号に該自己完結型スケジューリングユニットにおけるアップリンクダウンリンク切り替え時間帯の情報が含まれてもよい。この時、端末装置は該アップリンクダウンリンク切り替え時間帯の情報に基づき、該ダウンリンク伝送時間帯に位置する該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定することができる。例えば、該端末装置は該アップリンクダウンリンク切り替え時間帯の情報に基づき、該アップリンクダウンリンク切り替え時間帯の開始シンボルを確定し、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルを該アップリンクダウンリンク切り替え時間帯の開始シンボルの前のシンボルとして確定し、確定された該終了シンボルに基づき、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定することができる。選択可能に、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボル又は時間領域長がプロトコルにおいて定義されてもよく、又は、該指示情報に該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボル又は時間領域長の情報がさらに含まれてもよく、又は制御チャネルリソースの情報が含まれてもよいが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0101】
選択可能に、ネットワーク装置によって端末装置に割り当てられたダウンリンクデータ伝送リソースが異なるサブ搬送波間隔を含む場合、異なるサブ搬送波間隔が異なるシンボル長に対応するため、異なるスロット長に対応する。スペクトル利用率を向上させるために、プロトコルにおいて異なるサブ搬送波間隔を有する複数のダウンリンクデータ時間領域リソースの時間領域長を定義又は予め設定して一致するように維持することができ、例えば、異なるサブ搬送波間隔を有する複数の時間周波数リソース領域におけるダウンリンクデータ時間領域リソースを時間領域粒度が最大である時間周波数リソース領域におけるダウンリンクデータ時間領域リソースを基準とすることができ、このようにして異なるサブ搬送波間隔でのダウンリンクデータ時間領域リソースが同時に終了することを保証することができるが、本発明の実施例はこれに限定されない。
図7に示すように、ネットワーク装置が端末装置に3つの異なるサブ搬送波間隔f、2fと4fを有する時間周波数リソース領域を割り当てるため、これらの時間周波数リソース領域におけるダウンリンクデータ時間領域リソースをサブ搬送波間隔fの時間周波数リソース領域におけるダウンリンクデータ時間領域リソースを基準とすることができる。
【0102】
選択可能に、該ネットワーク装置が該端末装置のために、該第一の時間周波数リソース領域を含む、異なるサブ搬送波間隔を有する複数の時間周波数リソース領域を配置する場合、該指示情報に第三の時間周波数リソース領域における第三のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの情報が含まれてもよく、ここで、該第三の時間周波数リソース領域が該複数の時間周波数リソース領域における最小搬送波間隔を有する時間周波数リソース領域である。この時、該端末装置は、該指示情報に基づき、該第三のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了時点を確定し、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了時点を該第三のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了時点として確定することができる。この時、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルに対応する時点は該第三のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了時点である。このようにして、該端末装置は、該第三のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了時点に基づき、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルを確定することができる。該ネットワーク装置は該端末装置のダウンリンクデータ伝送のための複数の時間周波数リソース領域を配置することができ、ここで、該複数の時間周波数リソース領域が同じ時間領域リソースに対応することができ、選択可能に、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始時点が該第三のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始時点と同じ又は異なることができるが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0103】
S240において、端末装置はネットワーク装置と該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースでデータ伝送を行う。
【0104】
したがって、本発明の実施例によるデータ伝送方法では、ネットワーク装置が第一の時間周波数リソース領域に位置する第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定し、端末装置へ該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを示すための指示情報を送信し、ここで、該第一の時間周波数リソース領域に含まれる周波数領域リソースがシステム帯域幅の一部であり、端末装置が該指示情報に基づき、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定し、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースでネットワーク装置から送信されたダウンリンクデータを受信することにより、システム性能を向上させることができ、そして異なるサービスニーズをサポートすることに有利である。
【0105】
図8に本発明の実施例による伝送方法300が示される。該伝送方法300は
図2に示す無線通信システム100に応用されてもよいが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0106】
S310において、ネットワーク装置は第一のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するためのアップリンクスケジューリング時間領域リソースを確定し、以下に第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースと呼ぶ。
【0107】
本発明の実施例では、スケジューリングユニットにおける、異なるスケジューリングユニットにおけるアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域位置が異なってもよく、例えば開始シンボルが異なり、及び/又は時間領域長が異なる。例えば、第一のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルは該第一のスケジューリングユニットの1番目のシンボルであり、第二のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルは該第二のスケジューリングユニットにおけるM番目のシンボルであってもよく、Mが1より大きい整数であるが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0108】
S320において、該ネットワーク装置は端末装置へ指示情報を送信し、該指示情報が該第一のスケジューリングユニットにおける該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられる。
【0109】
選択可能に、該指示情報は具体的に該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボル、時間領域長と終了シンボルのうちの少なくとも一つを示すことに用いられてもよい。
【0110】
選択可能に、該ネットワーク装置は端末装置へ上位層シグナリングを送信することができ、該上位層シグナリングに該指示情報が含まれ、又は、該ネットワーク装置は端末装置へ物理層シグナリングを送信することができ、該物理層シグナリングに該指示情報が含まれ、選択可能に、該物理層シグナリングは具体的に物理層共通信号又は端末専用制御信号であってもよく、本発明の実施例はこれに限定されない。又は、ネットワーク装置は端末装置に割り当てられたアップリンクスケジューリング時間領域リソースを上位層シグナリングと物理層シグナリングによって共同で示すことができる。例えば、ネットワーク装置は各スケジューリングユニットにおけるアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボル(又は時間領域長)を上位層シグナリングによって示し、そして端末装置に割り当てられたアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長(又は開始シンボル)を物理層シグナリングによって示すことができる。又は、ネットワーク装置は、端末装置に割り当てられたアップリンクスケジューリング時間領域リソースを2レベルのDCIによって示すことができ、ここで、レベル1のDCIが各スケジューリングユニットにおけるアップリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられてもよく、レベル2のDCIが端末装置のための具体的なデータスケジューリング配置を示し、例えば端末装置に割り当てられたスケジューリングユニットを示すことに用いられてもよい。端末装置はレベル1のDCIとレベル2のDCIと組み合わせてネットワーク装置によって割り当てられたアップリンクスケジューリング時間領域リソースを確定することができる。選択可能に、レベル1のDCIが共通制御チャネルであってもよく、全ての端末装置は該チャネルから情報を取得することができ、レベル2のDCIが端末専用制御チャネルであってもよく、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0111】
S330において、端末装置はネットワーク装置から送信された指示情報を受信する時に、該指示情報に基づき、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを確定することができる。
【0112】
一つの選択可能な実施例として、該指示情報は該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを明示的又は暗黙的に示すことができる。例えば、該指示情報は該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルの情報、時間領域長の情報と終了シンボルの情報のうちの少なくとも一つを含むことができる。例えば、ネットワーク装置は各スケジューリングユニットにおけるアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボル、時間領域長と終了シンボルのうちの少なくとも一つを上位層シグナリングによって示すことができる。又は、ネットワーク装置は、端末装置に割り当てられた少なくとも一つの物理リソースブロックの開始シンボル、時間領域長と終了シンボルのうちの少なくとも一つを物理層シグナリングによって動的に示すこともできる。
【0113】
選択可能に、該指示情報は具体的に該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルを示すことに用いられてもよい。この時、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボル又は時間領域長はプロトコルにおいて定義又は予め設定されてもよい。例えば、該第一のアップスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルは該第一のスケジューリングユニットの終了シンボルであってもよく、この時、該端末装置は該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルと終了シンボルに基づき、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを確定することができるが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0114】
選択可能に、該第一のスケジューリングユニットは具体的に自己完結型スケジューリングユニットであってもよい。この時、該ネットワーク装置は共通制御信号を送信することができ、該共通制御信号に該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの情報が含まれてもよい。又は、該共通制御信号に該第一のスケジューリングユニットにおけるアップリンクダウンリンク切り替え時間帯の情報が含まれてもよい。この時、端末装置は該アップリンクダウンリンク切り替え時間帯の情報に基づき、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを確定することができる。例えば、該端末装置は該アップリンクダウンリンク切り替え時間帯の情報に基づき、該アップリンクダウンリンク切り替え時間帯の終了シンボルを確定し、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルを該アップリンクダウンリンク切り替え時間帯の終了シンボルの後の1番目のシンボルとして確定し、確定された該開始シンボルに基づき、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを確定することができるが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0115】
選択可能に、該指示情報は具体的に該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長を示すことに用いられてもよい。例えば、該第一のスケジューリングユニットは複数のミニスロットを含むことができる。該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースは該複数のミニスロットにおける少なくとも2つのミニスロットを含むことができる。選択可能に、該ネットワーク装置はクロスミニスロットスケジューリングを行うことができ、例えば、該ネットワーク装置は該第一のスケジューリングユニットにおける1番目のミニスロットで端末装置へ端末専用制御信号を送信することができ、該端末専用制御信号が第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長を示すことに用いられ、ここで、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースが該1番目のミニスロットの後に位置する少なくとも2つのミニスロットを含み、例えば該端末専用制御信号が該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースに含まれるシンボル数を示すことができる。この時、端末装置は該指示情報に基づき、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長を確定し、確定された時間領域長に基づき、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを確定することができ、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0116】
選択可能に、該指示情報は具体的に該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルを示すことに用いられてもよいが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0117】
選択可能に、異なる自己完結型スケジューリングユニットにおけるアップリンクスケジューリング時間領域リソースは異なる位置に位置してもよい。例えば、
図9に示すように、アップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルは具体的にスロット末尾に位置するショートフォーマット制御チャネル(short format of control channel)の開始シンボルであってもよく、アップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルは具体的にショートフォーマット制御チャネルの終了シンボルであってもよい。又は、アップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルはアップリンクダウンリンク切り替えシンボルの後の1番目のシンボルであってもよく、アップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルはショートフォーマット制御チャネルの開始シンボルの前のシンボルであってもよい。又は、アップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルはアップリンクダウンリンク切り替え時間帯の後の1番目のシンボルであってもよく、該アップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルはショートフォーマット制御チャネルの終了シンボルであってもよいが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0118】
選択可能に、ネットワーク装置によって端末装置に割り当てられたアップリンクデータ伝送リソースが異なるサブ搬送波間隔を含む場合、プロトコルにおいて異なるサブ搬送波間隔を有する複数のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長を定義又は予め設定して一致するように維持することができ、例えば、異なるサブ搬送波間隔を有する複数のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを時間領域粒度が最大であるアップリンクスケジューリング時間領域リソースを基準とすることができるが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0119】
選択可能に、該ネットワーク装置が該端末装置のために、該第一のスケジューリングユニット内の異なるサブ搬送波間隔を有する複数の時間周波数リソース領域を配置する場合、該指示情報に第三の時間周波数リソース領域に位置する第三のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの情報が含まれてもよく、ここで、該第三の時間周波数リソース領域が該複数の時間周波数リソース領域における最小サブ搬送波間隔を有するスケジューリングユニットである。この時、該端末装置は、該指示情報に基づき、該第三のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了時点を確定し、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルに対応する時点を該第三のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了時点として確定することができる。このようにして、該端末装置は、該第三のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了時点に基づき、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルを確定することができる。該ネットワーク装置は第一のスケジューリングユニットにおいて該端末装置のアップリンクデータ伝送のための複数の時間周波数リソース領域を配置することができ、選択可能に、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始時点が該第三のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始時点と同じ又は異なることができるが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0120】
S340において、端末装置はネットワーク装置と該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースでデータ伝送を行う。
【0121】
したがって、本発明の実施例によるデータ伝送方法では、ネットワーク装置が第一のスケジューリングユニットにおける第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを確定し、端末装置へ該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを示すための指示情報を送信し、ここで、端末装置が該指示情報に基づき、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを確定し、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースでネットワーク装置へアップリンクデータを送信することにより、システム性能を向上させることができ、そして異なるサービスニーズをサポートすることに有利である。
【0122】
上記各プロセスの番号の大きさが実行順序を意味せず、各プロセスの実行順序はその機能と内部論理で確定されるべきであり、本発明の実施例の実施プロセスのいかなる限定を構成すべきではないと理解すべきである。
【0123】
また、理解すべきものとして、
図4~
図7及び
図9の例は当業者が本発明の実施例をより良く理解することを助けるためのものであるが、本発明の実施例の範囲を限定するためのものではない。当業者が示される上記の例に基づき、様々な同等の修正又は変更を行うことができることは明らかであり、このような修正又は変更も本発明の実施例の範囲に含まれる。
【0124】
以上に
図2~
図9と組み合わせて本発明の実施例によるデータ伝送方法を詳細に説明し、以下に
図10~
図17を組み合わせて本発明の実施例によるデータ伝送装置を詳細に説明する。
【0125】
図10に本発明の実施例によるデータ伝送装置400が示され、以下を含む。
【0126】
受信ユニット410は、ネットワーク装置から送信された指示情報を受信するように構成され、該指示情報が第一の時間周波数リソース領域における第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられ、ここで、該第一の時間周波数リソース領域に含まれる周波数領域リソースがシステム帯域幅の一部である。
【0127】
確定ユニット420は該受信ユニット410によって受信された該指示情報に基づき、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定するように構成される。
【0128】
該受信ユニット410はさらに該確定ユニット420によって確定された該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースで該ネットワーク装置から送信されたデータを受信するように構成される。
【0129】
選択可能に、該指示情報は該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボル、時間領域長と終了シンボルのうちの少なくとも一つを示すことに用いられる。
【0130】
選択可能に、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースは第二の時間周波数リソース領域における第二のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースと異なり、ここで、該第一の時間周波数リソース領域と該第二の時間周波数リソース領域が同じ時間領域リソースに対応し且つ異なる周波数領域リソースに対応する。
【0131】
選択可能に、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースが第二の時間周波数リソース領域における第二のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースと異なることは、
該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルが該第二のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルと異なること、及び/又は
該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長が該第二のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長と異なることを含む。
【0132】
選択可能に、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルが該第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルの直後にあり、又は
該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと該第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルとの間に少なくとも一つのシンボルが挟まれる。
【0133】
選択可能に、該指示情報は該第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの情報を含む。この時、該確定ユニット420は具体的に該制御チャネルリソースの情報に基づき、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルを確定するように構成される。
【0134】
選択可能に、該第一の時間周波数リソース領域は自己完結型スケジューリングユニットを含み、該自己完結型スケジューリングユニットがダウンリンク伝送時間帯、アップリンクダウンリンク切り替え時間帯とアップリンク伝送時間帯を含む。
【0135】
この時、選択可能に、該指示情報が該自己完結型スケジューリングユニットにおけるアップリンクダウンリンク切り替え時間帯の情報を含み、それに対応して、該確定ユニット420は具体的に該アップリンクダウンリンク切り替え時間帯の情報に基づき、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルを確定するように構成される。
【0136】
選択可能に、該受信ユニット410は具体的にネットワーク装置から送信された上位層シグナリングを受信するように構成され、該上位層シグナリング又は物理層共通信号に該指示情報が含まれ、又は
該受信ユニット410は具体的にネットワーク装置から送信された物理層共通信号を受信するように構成され、該物理層共通信号に該指示情報が含まれ、又は
該受信ユニット410は具体的にネットワーク装置から送信された端末専用制御信号を受信するように構成され、該端末専用制御信号に該指示情報が含まれる。
【0137】
選択可能に、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースは複数のミニスロットを含み、該指示情報は該複数のミニスロットの全長を示すことに用いられる。
【0138】
選択可能に、該ネットワーク装置が端末装置のために、該第一の時間周波数リソース領域を含む、異なるサブ搬送波間隔を有する複数の時間周波数リソース領域を配置する場合、該指示情報が第三の時間周波数リソース領域における第三のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの情報を含み、ここで、該第三の時間周波数リソース領域が該複数の時間周波数リソース領域における最小サブ搬送波間隔を有する時間周波数リソース領域であり、それに対応して、該確定ユニット420は具体的に該指示情報に基づき、該第三のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了時点を確定し、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルに対応する時点を該第三のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了時点として確定するように構成される。
【0139】
理解すべきものとして、ここでの装置400は機能ユニットの形で具現化される。一つの選択可能な例では、当業者は、装置400が具体的に上記実施例における端末装置であってもよく、装置400が上記方法の実施例における端末装置に対応する各プロセス及び/又はステップを実行することに用いられてもよいことを理解でき、繰り返しを避けるために、ここで説明を省略する。
【0140】
図11に本発明の別の実施例によるデータ伝送装置500が示され、以下を含む。
【0141】
受信ユニット510は、ネットワーク装置から送信された指示情報を受信するように構成され、該指示情報が第一のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられ、ここで、該第一のスケジューリングユニットにおける該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域位置が第二のスケジューリングユニットにおける第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域位置と異なり、該第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースが該第二のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための時間領域リソースである。
【0142】
確定ユニット520は該受信ユニット510によって受信された該指示情報に基づき、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを確定するように構成される。
【0143】
送信ユニット530は該確定ユニット520によって確定された該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースで該ネットワーク装置へデータを送信するように構成される。
【0144】
選択可能に、該指示情報は該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボル、時間領域長と終了シンボルのうちの少なくとも一つを示すことに用いられる。
【0145】
選択可能に、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースが第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースと異なることは、
該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルが該第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルと異なること、及び/又は
該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長が該第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長と異なることを含む。
【0146】
選択可能に、該第一のスケジューリングユニットは具体的に自己完結型スケジューリングユニットであり、該自己完結型スケジューリングユニットがダウンリンク伝送時間帯、アップリンクダウンリンク切り替え時間帯とアップリンク伝送時間帯を含む。
【0147】
選択可能に、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルはショートフォーマット制御チャネルの開始シンボルであり、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルは該ショートフォーマット制御チャネルの終了シンボルである。
【0148】
選択可能に、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルはアップリンクダウンリンク切り替え時間帯の後の1番目のシンボルであり、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルはショートフォーマット制御チャネルの前のシンボルである。
【0149】
選択可能に、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルはアップリンクダウンリンク切り替え時間帯の後の1番目のシンボルであり、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルはショートフォーマット制御チャネルの終了シンボルである。
【0150】
選択可能に、該受信ユニット510は具体的にネットワーク装置から送信された上位層シグナリングを受信するように構成され、該上位層シグナリング又は物理層共通信号に該指示情報が含まれ、又は
該受信ユニット510は具体的にネットワーク装置から送信された物理層共通信号を受信するように構成され、該物理層共通信号に該指示情報が含まれ、又は
該受信ユニット510は具体的にネットワーク装置から送信された端末専用制御信号を受信するように構成され、該端末専用制御信号に該指示情報が含まれる。
【0151】
選択可能に、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースは複数のミニスロットを含み、該指示情報は該複数のミニスロットの全長を示すことに用いられる。
【0152】
選択可能に、該ネットワーク装置が端末装置のために、該第一のスケジューリングユニット内の異なるサブ搬送波間隔を有する複数の時間周波数リソース領域を配置する場合、該指示情報が第三の時間周波数リソース領域における第三のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの情報を含み、ここで、該第三の時間周波数リソース領域が該複数の時間周波数リソース領域における最小サブ搬送波間隔を有する時間周波数リソース領域である。
【0153】
該確定ユニット520は具体的に該指示情報に基づき、該第三のアップリンクデータ時間領域リソースの終了時点を確定し、該第一のアップリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルに対応する時点を該第三のアップリンクデータ時間領域リソースの終了時点として確定するように構成される。
【0154】
理解すべきものとして、ここでの装置500は機能ユニットの形で具現化される。一つの選択可能な例では、当業者は、装置500が具体的に上記実施例における端末装置であってもよく、装置500が上記方法の実施例における端末装置に対応する各プロセス及び/又はステップを実行することに用いられてもよいことを理解でき、繰り返しを避けるために、ここで説明を省略する。
【0155】
図12に本発明の別の実施例によるデータ伝送装置600が示され、以下を含む。
【0156】
確定ユニット610は、第一の時間周波数リソース領域における第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定するように構成され、ここで、該第一の時間周波数リソース領域に含まれる周波数領域リソースがシステム帯域幅の一部である。
【0157】
送信ユニット620は、端末装置へ指示情報を送信するように構成され、該指示情報が該確定ユニット610によって確定された該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられる。
【0158】
選択可能に、該指示情報は該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボル、時間領域長と終了シンボルのうちの少なくとも一つを示すことに用いられる。
【0159】
選択可能に、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースは第二の時間周波数リソース領域における第二のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースと異なり、ここで、該第一の時間周波数リソース領域と該第二の時間周波数リソース領域が同じ時間領域リソースに対応し且つ異なる周波数領域リソースに対応する。
【0160】
選択可能に、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースが第二の時間周波数リソース領域における第二のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースと異なることは、
該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルが該第二のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルと異なること、及び/又は
該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長が該第二のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長と異なることを含む。
【0161】
選択可能に、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルが該第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルの直後にあり、又は
該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルと該第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの終了シンボルとの間に少なくとも一つのシンボルが挟まれる。
【0162】
選択可能に、該指示情報は該第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの情報を含む。
【0163】
選択可能に、該第一の時間周波数リソース領域は自己完結型スケジューリングユニットを含み、該自己完結型スケジューリングユニットがダウンリンク伝送時間帯、アップリンクダウンリンク切り替え時間帯とアップリンク伝送時間帯を含み、この時、選択可能に、該指示情報は該自己完結型スケジューリングユニットにおけるアップリンクダウンリンク切り替え時間帯の情報を含む。
【0164】
選択可能に、該送信ユニット620は具体的に上位層シグナリングを送信するように構成され、該上位層シグナリングに該指示情報が含まれ、又は
該送信ユニット620は具体的に物理層共通信号を送信するように構成され、該物理層共通信号に該指示情報が含まれ、又は
該送信ユニット620は具体的に端末装置へ端末専用制御信号を送信するように構成され、該端末専用制御信号に該指示情報が含まれる。
【0165】
選択可能に、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースは複数のミニスロットを含み、該指示情報は該複数のミニスロットの全長を示すことに用いられる。
【0166】
選択可能に、ネットワーク装置が該端末装置のために、該第一の時間周波数リソース領域を含む、異なるサブ搬送波間隔を有する複数の時間周波数リソース領域を配置する場合、該指示情報は第三の時間周波数リソース領域における第三のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの情報を含み、ここで、該第三の時間周波数リソース領域が該複数の時間周波数リソース領域における最小搬送波間隔を有する時間周波数リソース領域である。
【0167】
理解すべきものとして、ここでの装置600は機能ユニットの形で具現化される。一つの選択可能な例では、当業者は、装置600が具体的に上記実施例におけるネットワーク装置であってもよく、装置600が上記方法の実施例におけるネットワーク装置に対応する各プロセス及び/又はステップを実行することに用いられてもよいことを理解でき、繰り返しを避けるために、ここで説明を省略する。
【0168】
図13に本発明の別の実施例によるデータ伝送装置700が示され、以下を含む。
【0169】
確定ユニット710は、第一のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを確定するように構成され、ここで、該第一のスケジューリングユニットにおける該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの位置が、該第二のスケジューリングユニットにおける第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの位置と異なり、該第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースが該第二のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための時間領域リソースである。
【0170】
送信ユニット720は、端末装置へ指示情報を送信するように構成され、該指示情報が該確定ユニット710によって確定された該第一のスケジューリングユニットにおける該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられる。
【0171】
選択可能に、該指示情報は該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボル、時間領域長と終了シンボルのうちの少なくとも一つを示すことに用いられる。
【0172】
選択可能に、該第一のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための時間領域リソースが第二のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための時間領域リソースと異なることは、
該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルが該第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルと異なること、及び/又は
該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長が該第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域長と異なることを含む。
【0173】
選択可能に、該第一のスケジューリングユニットは具体的に自己完結型スケジューリングユニットであり、該自己完結型スケジューリングユニットがダウンリンク伝送時間帯、アップリンクダウンリンク切り替え時間帯とアップリンク伝送時間帯を含む。
【0174】
選択可能に、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルはショートフォーマット制御チャネルの開始シンボルであり、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルは該ショートフォーマット制御チャネルの終了シンボルである。
【0175】
選択可能に、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルはアップリンクダウンリンク切り替え時間帯の後の1番目のシンボルであり、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルはショートフォーマット制御チャネルの前のシンボルである。
【0176】
選択可能に、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの開始シンボルはアップリンクダウンリンク切り替え時間帯の後の1番目のシンボルであり、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの終了シンボルはショートフォーマット制御チャネルの終了シンボルである。
【0177】
選択可能に、該送信ユニット720は具体的に上位層シグナリングを送信するように構成され、該上位層シグナリングに該指示情報が含まれ、又は
該送信ユニット720は具体的に物理層共通信号を送信するように構成され、該物理層共通信号に該指示情報が含まれ、又は
該送信ユニット720は具体的に端末装置へ端末専用制御信号を送信するように構成され、該端末専用制御信号に該指示情報が含まれる。
【0178】
選択可能に、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースは複数のミニスロットを含み、該指示情報は該複数のミニスロットの全長を示すことに用いられる。
【0179】
選択可能に、ネットワーク装置が該端末装置のために、該第一のスケジューリングユニット内の異なるサブ搬送波間隔を有する複数の時間周波数リソース領域を配置する場合、該指示情報が第三の時間周波数リソース領域における第三のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの情報を含み、ここで、該第三の時間周波数リソース領域が該複数の時間周波数リソース領域における最小サブ搬送波間隔を有する時間周波数リソース領域である。
【0180】
理解すべきものとして、ここでの装置700は機能ユニットの形で具現化される。一つの選択可能な例では、当業者は、装置700が具体的に上記実施例におけるネットワーク装置であってもよく、装置700が上記方法の実施例におけるネットワーク装置に対応する各プロセス及び/又はステップを実行することに用いられてもよいことを理解でき、 繰り返しを避けるために、ここで説明を省略する。
【0181】
また、本発明の実施例では、ここでの用語「ユニット」は、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、電子回路、一つ又は複数のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するためのプロセッサ(例えば共有プロセッサ、専用プロセッサ又はグループプロセッサなど)とメモリ、マージロジック回路及び/又は説明された機能をサポートする他の適切な構成要素を指すことができる。
【0182】
図14に本発明の実施例によるデータ伝送装置800が示され、プロセッサ810とメモリ820を備え、ここで、該メモリ820が命令を記憶するように構成され、該プロセッサ810が該メモリ820に記憶された命令を実行するように構成され、ここで、該命令の実行により該プロセッサ810が以下の操作を実行する。
【0183】
ネットワーク装置から送信された指示情報を受信し、該指示情報が第一の時間周波数リソース領域における第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられ、ここで、該第一の時間周波数リソース領域に含まれる周波数領域リソースがシステム帯域幅の一部である。
【0184】
該指示情報に基づき、該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定する。
【0185】
該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースで該ネットワーク装置から送信されたデータを受信する。
【0186】
選択可能に、該指示情報は該第一の時間周波数リソース領域における制御チャネルリソースの情報を含む。この時、該プロセッサ810は具体的に該制御チャネルリソースの情報に基づき、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの開始シンボルを確定するように構成される。
【0187】
この時、選択可能に、該指示情報が自己完結型スケジューリングユニットにおけるアップリンクダウンリンク切り替え時間帯の情報を含み、それに対応して、該プロセッサ810は具体的に該アップリンクダウンリンク切り替え時間帯の情報に基づき、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルを確定するように構成される。
【0188】
選択可能に、該ネットワーク装置が端末装置のために、該第一の時間周波数リソース領域を含む、異なるサブ搬送波間隔を有する複数の時間周波数リソース領域を配置する場合、該指示情報が第三の時間周波数リソース領域における第三のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースの情報を含み、ここで、該第三の時間周波数リソース領域が該複数の時間周波数リソース領域における最小サブ搬送波間隔を有する時間周波数リソース領域であり、それに対応して、該プロセッサ810は具体的に該指示情報に基づき、該第三のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了時点を確定し、該第一のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了シンボルに対応する時点を該第三のダウンリンクデータ時間領域リソースの終了時点として確定するように構成される。
【0189】
一つの選択可能な例では、当業者は、装置800が具体的に上記実施例における端末装置であってもよく、装置800が上記方法の実施例における端末装置に対応する各プロセス及び/又はステップを実行することに用いられてもよいことを理解でき、繰り返しを避けるために、ここで説明を省略する。
【0190】
図15に本発明の別の実施例によるデータ伝送装置900は、プロセッサ910とメモリ920を備え、ここで、該メモリ920が命令を記憶するように構成され、該プロセッサ910が該メモリ920に記憶された命令を実行するように構成され、ここで、該命令の実行により該プロセッサ910が以下の操作を実行する。
【0191】
ネットワーク装置から送信された指示情報を受信し、該指示情報が第一のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられ、ここで、該第一のスケジューリングユニットにおける該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域位置が第二のスケジューリングユニットにおける第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの時間領域位置と異なり、該第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースが該第二のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための時間領域リソースである。
【0192】
該指示情報に基づき、該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを確定する。
【0193】
該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースで該ネットワーク装置へデータを送信する。
【0194】
一つの選択可能な例では、当業者は、装置900が具体的に上記実施例における端末装置であってもよく、装置900が上記方法の実施例における端末装置に対応する各プロセス及び/又はステップを実行することに用いられてもよいことを理解でき、繰り返しを避けるために、ここで説明を省略する。
【0195】
図16に本発明の別の実施例によるデータ伝送装置1000は、プロセッサ1010とメモリ1020を備え、ここで、該メモリ1020が命令を記憶するように構成され、該プロセッサ1010が該メモリ1020に記憶された命令を実行するように構成され、ここで、該命令の実行により該プロセッサ1010が以下の操作を実行する。
【0196】
第一の時間周波数リソース領域における第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを確定し、ここで、該第一の時間周波数リソース領域に含まれる周波数領域リソースがシステム帯域幅の一部である。
【0197】
端末装置へ指示情報を送信し、該指示情報が該第一のダウンリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられる。
【0198】
一つの選択可能な例では、当業者は、装置1000が具体的に上記実施例におけるネットワーク装置であってもよく、装置1000が上記方法の実施例におけるネットワーク装置に対応する各プロセス及び/又はステップを実行することに用いられてもよいことを理解でき、繰り返しを避けるために、ここで説明を省略する。
【0199】
図17に本発明の別の実施例によるデータ伝送装置1100は、プロセッサ1110とメモリ1120を備え、ここで、該メモリ1120が命令を記憶するように構成され、該プロセッサ1110が該メモリ1120に記憶された命令を実行するように構成され、ここで、該命令の実行により該プロセッサ1110が以下の操作を実行する。
【0200】
第一のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを確定し、ここで、該第一のスケジューリングユニットにおける該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの位置が、該第二のスケジューリングユニットにおける第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースの位置と異なり、該第二のアップリンクスケジューリング時間領域リソースが該第二のスケジューリングユニットにおける、アップリンクデータを伝送するための時間領域リソースである。
【0201】
端末装置へ指示情報を送信し、該指示情報が該第一のスケジューリングユニットにおける該第一のアップリンクスケジューリング時間領域リソースを示すことに用いられる。
【0202】
一つの選択可能な例では、当業者は、装置1100が具体的に上記実施例におけるネットワーク装置であってもよく、装置1100が上記方法の実施例におけるネットワーク装置に対応する各プロセス及び/又はステップを実行することに用いられてもよいことを理解でき、繰り返しを避けるために、ここで説明を省略する。
【0203】
理解すべきものとして、本出願の実施例では、該プロセッサは中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)であってもよく、該プロセッサはさらに他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、 ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサはいずれかの従来のプロセッサなどであってもよい。
【0204】
メモリは読み取り専用メモリとランダムアクセスメモリを含み、そしてプロセッサへ命令とデータを提供することができる。メモリの一部はさらに不揮発性ランダムアクセスメモリを含むことができる。例えば、メモリはさらに装置タイプの情報を記憶することもできる。該プロセッサはメモリに記憶された命令を実行することに用いられてもよく、そして該プロセッサが該命令を実行する場合、該プロセッサが上記方法の実施例における端末装置に対応する各ステップを実行することができる。
【0205】
実施プロセスでは、上記方法の各ステップは、プロセッサ内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形の命令によって完されてもよい。本発明の実施例と組み合わせて開示された方法のステップはハードウェアプロセッサによって実行されて完了され、又はプロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されて完了されるように直接具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの本分野における成熟した記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける命令を実行し、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完了する。繰り返しを回避するために、ここで詳細な説明を省略する。
【0206】
理解すべきものとして、以上の本発明の実施例に対する説明は様々な実施例の間の相違点を重点的に強調し、言及されていない同一又は類似の点は互いに参照されてもよく、簡潔にするために、ここで説明を省略する。
【0207】
また、本明細書で用語「システム」と「ネットワーク」は常に本明細書で互換的に使用される。本明細書では用語「及び/又は」は、関連するオブジェクトの関連関係を記述するためのものだけであり、3種類の関係が存在してもよいことを示し、A及び/又はBは、Aが単独で存在すること、AとBが同時に存在すること、Bが単独で存在することの3つの状況を示すことができる。また、本明細書では文字「/」は、一般的に前後にある関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
【0208】
当業者であれば、本明細書で開示された実施例と組み合わせて説明された各方法のステップ及びユニットは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア又は両者の組み合わせで実現されてもいよいと理解でき、ハードウェアとソフトウェアの互換性を明確に説明するために、以上の説明において各実施例のステップ及び構成を機能に従って一般的に説明した。これらの機能がハードウエア又はソフトウエアで実行されるかは、技術的解決策の特定応用と設計制約条件に依存する。当業者は各特定の応用に対して異なる方法を用いて記述される機能を実現することができるが、このような実現は本発明の範囲を超えると見なしてはならない。
【0209】
当業者は、便利及び簡潔に説明するために、上記のシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスについて、前記方法の実施例における対応するプロセスを参照できるため、ここでは説明を省略することを明確に理解することができる。
【0210】
本出願が提供する、いくつかの実施例では、開示されたシステム、装置及び方法は、他の方式により実現されてもよいと理解すべきである。例えば、上記の装置の実施例は例示的なものだけであり、例えば、前記ユニットの区分は、論理機能的区分だけであり、実際に実施する時に他の区分モードもあり得て、例えば複数のユニット又は構成要素は組み合わせられてもよい又は別のシステムに統合されてもよく、又はいくつかの特徴は無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、示される又は議論される相互結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又は機能モジュールを介する間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形態であってもよい。
【0211】
分離部材として説明された前記ユニットは物理的に分離するものであってもよく又は物理的に分離するものでなくてもよく、ユニットとして表示された部材は物理ユニットであってもよく又は物理的ユニットでなくてもよく、すなわち一つの箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際のニーズに応じてそのうちの一部又は全てのユニットを選択して本発明の実施例の技術的解決策の目的を達成することができる。
【0212】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは一つの処理ユニットに統合されてもよく、個々のユニットは単独で物理的に存在してもよく、二つ又は二つ以上のユニットは一つのユニットに統合されてもよい。上記の統合されたユニットはハードウェアの形態で実現されてもよく,ソフトウェア機能ブロックの形態で実現されてもよい。
【0213】
前記統合されたユニットはソフトウェア機能ユニットの形態で実現され且つ独立した製品として販売又は使用される時に、一つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。このような理解に基づき、本発明の技術的解決策は本質的に又は従来技術に寄与する部分又は該技術的解決策の全て又は部分がソフトウェア製品の形で実現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品がコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイス等であってもよい)に本発明の様々な実施例に記載される方法の全て又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む、記憶媒体に記憶される。前記憶媒体はUディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。
【0214】
以上は、本発明の具体的な実施形態だけであり、本発明の保護範囲はこれに制限されず、当業者が本発明に開示された技術範囲内で様々な同等の変更又は入れ替わりを容易に想到することができ、これらの変更又は入れ替わりは全て本発明の保護範囲以内に含まれるべきである。したがって、本発明の保護範囲は請求項の保護範囲を基準とするべきである。