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▶ 榎本 一仁の特許一覧

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  • 特開-コンテンツ融合ビューアー 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022051474
(43)【公開日】2022-03-31
(54)【発明の名称】コンテンツ融合ビューアー
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04842 20220101AFI20220324BHJP
   H04N 21/4725 20110101ALI20220324BHJP
   G06Q 30/06 20120101ALI20220324BHJP
【FI】
G06F3/0484 120
H04N21/4725
G06Q30/06 340
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020170164
(22)【出願日】2020-09-18
(71)【出願人】
【識別番号】596012951
【氏名又は名称】榎本 一仁
(72)【発明者】
【氏名】榎本 一仁
【テーマコード(参考)】
5C164
5E555
5L049
【Fターム(参考)】
5C164UD43P
5E555AA27
5E555AA76
5E555BA05
5E555BA87
5E555BA89
5E555BB05
5E555BC12
5E555BC18
5E555DB43
5E555DB53
5E555DB57
5E555DC05
5E555DC43
5E555FA00
5L049BB11
5L049BB26
(57)【要約】
【課題】電子書籍や動画コンテンツ同士を自由につなぎ合わせ、作者だけでなく他人も作り手として参加できるようにすることで創作性においての拡張性を大幅に広げたストーリーコンテンツや論文コンテンツを多作にまたがり自由に閲覧できる市場を、ビューアーの機能によって作り出す。
【解決手段】作品同士をリンクによってつなげる機能をビューアーに持たせると同時に、販売をページ単位、チャプター単位で計算する機能を持たせ、著作権に対するマージンが接続された派生作品からも入るようにすることで、一次創作と二次、三次創作などの派生作品の一体化を可能にする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の電子書籍同士を自由にリンクさせてページごとに料金を徴収することにより、ひとまとまりの商品として扱う機能を有した電子書籍ビューアー。
【請求項2】
複数の動画同士を自由にリンクさせてキャプチャーごとに料金を徴収することにより、ひとまとまりの商品として扱う機能を有した動画像ビューアー。
【請求項3】
ストーリーをもった電子書籍に、リンクによるルート分岐する二次創作ストーリ作品をリンクする際にゲームイベントを自動作成させ、請求項1によって作られた電子書籍群体をゲーム化する機能を有した電子書籍ビューアー、および電子書籍アップローダー。
【請求項4】
電子漫画をアップロードする際、3Dのオブジェクトを使った2Dの漫画画像を作成する機能をアップローダーに持たせることで、素人による市場への参加を容易にすると同時に、その3Dオブジェクトを商品として展開させることを可能とする電子書籍総合システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子書籍および電子動画を視聴する目的に用いるビューアーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電子書籍、電子動画は商品として扱う場合、1作品、または1作品の1部分ごとが1つの商品としてパッケージされていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の書籍、動画、および電子書籍、電子動画の商品を視聴中に、その二次創作作品や分岐ストーリー作品を見たくなった場合、それらは別の商品として存在しているため、それらを探して見つけて購入してから、視聴する手間があったゆえ、ストーリーが分岐するその瞬間に視聴ルートを変えて作品を乗り移ることが容易にできなかった。
【0004】
従来の環境では、ひとつひとつの作品が別個に存在しているため、二次創作作品や分岐ストーリー作品を売ろうと思ったら、別個に宣伝する必要があったし、二次創作の収益は一次創作作品の作者の収益には関係が無かった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るビューアーでは、分岐ルートをリンク接続して派生作品をアップロードすると同時に分岐ルートを表示するために指でタップしたりポインタでポイントする目印をビューアー上に設置することで、分岐点から分岐ルートに乗り越えることを容易にする。
【0006】
その際、著作権において起こりうる問題を未然に解決するため、ページ単位で料金を徴収すると同時に、二次創作の収益の一部を一次創作の収益として徴収するようサーバーで計算して配分する。
【0007】
売れないタイプの二次創作がある程度稼げるように、例えば無料で分岐ルートに入ろうとするとロールプレイングゲームの戦闘イベントが発生するようにしたり、分岐点でなんらかのゲームイベントを発生させることにより、視聴者による分岐ルートの選択頻度を底上げする。
【0008】
電子漫画の場合は二次創作が作りやすいように、3Dオブジェクトを使って作った2D画像をアップロードするパソコンのアップローダーやスマートフォンのアプリやサーバーに持たせると同時に、漫画キャラの3Dオブジェクトを商品や景品としてダウンロードできるようにすることで、運営の収益を増やし、かつ、ゲーム化による収益も加えることで二次創作作者の配当に回す金銭の余裕を作る。
【発明の効果】
【0009】
分岐ルートのある電子書籍や動画コンテンツが統合され作品間の移動が短時間かつ容易になる。
【0010】
一次創作と二次創作、さらに三次四次創作などを、より密接に融合させたコンテンツ商品の作成と展開が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】操作画面
【発明を実地するための形態】
【0012】
まず、ウェブサイトを立ち上げて閲覧用のソフトやアプリを配布する、閲覧者と二次創作からの収益を条件に自作のサイト内での二次利用を認めた参加者にアップローダーを配布して、二次参加自由の電子コンテンツ市場としてサイトを運営する。
【0013】
ダウンロード可能な3Dオブジェクトなどを運営の収益にするため、および参加者の収益を増やすために、3Dオブジェクトにより作成した作品をサイトにアップロードできる機能を提供するとともに、サイトをゲーム化して、サイトやアプリを電子書籍として閲覧するかゲームとして遊ぶか選べるように設定して、運営や参加者にとって商売として成り立つ可能性を高める。
図1