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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022051541
(43)【公開日】2022-03-31
(54)【発明の名称】エディーボルト点検工具
(51)【国際特許分類】
   B64F 5/10 20170101AFI20220324BHJP
   H01M 50/247 20210101ALI20220324BHJP
   H01M 50/284 20210101ALI20220324BHJP
   B64C 1/00 20060101ALI20220324BHJP
【FI】
B64F5/10
H01M50/247
H01M50/284
B64C1/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021149507
(22)【出願日】2021-09-14
(31)【優先権主張番号】17/025,579
(32)【優先日】2020-09-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】504019881
【氏名又は名称】ロッキード マーティン コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】LOCKHEED MARTIN CORPORATION
【住所又は居所原語表記】6801 Rockledge Drive, Bethesda, MD 20817, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100128428
【弁理士】
【氏名又は名称】田巻 文孝
(72)【発明者】
【氏名】アリッサ マリー テリー
(72)【発明者】
【氏名】スティーヴン ウェイド ミレット
(72)【発明者】
【氏名】アロンドラ レネー ゲバラ
(72)【発明者】
【氏名】ジャック ピー ゴルソン
(72)【発明者】
【氏名】ダスティン ローデン
【テーマコード(参考)】
5H040
【Fターム(参考)】
5H040AA06
5H040AS22
5H040AY03
5H040DD08
(57)【要約】
【課題】例えば航空機の組み立てに用いられたエディーボルトの取り付け具合い、特にその高さおよびスエージを簡便に測定するエディーボルト点検工具を提供する。
【解決手段】エディーボルト点検工具は、本体(105)と、弁と、発光ダイオード(LED)と、バッテリと、第1の位置スイッチと、第2の位置スイッチと、キャップと、ノーズ部品と、カバーとを有する。キャップは、本体の頂部上に設けられ、本体は、ノーズ部品の頂部上に設けられ、ノーズ部品は、本体内に少なくとも部分的に設けられ、カバーは、本体の少なくとも一部分の周りにかつこの少なくとも一部分上に設けられる。本体(105)は、第1の側部(200)と、第2の側部(205)と、第3の側部(210)と、第4の側部(215)と、開口部(220)とを有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エディーボルト点検工具であって、
本体と、
弁と、
発光ダイオード(LED)と、
バッテリと、
第1の位置スイッチと、
第2の位置スイッチと、
キャップと、
ノーズ部品と、
カバーとを有し、
前記キャップは、前記本体の頂部上に設けられ、前記本体は、前記ノーズ部品の頂部上に設けられ、前記ノーズ部品は、前記本体内に少なくとも部分的に設けられ、前記カバーは、前記本体の少なくとも一部分の周りにかつ該少なくとも一部分上に設けられ、前記本体は、
第1の側部と、
第2の側部と、
第3の側部と、
第4の側部と、
開口部とを有するエディーボルト点検工具。
【請求項2】
前記第1の側部は、前記第3の側部および前記第4の側部によって前記第2の側部に結合され、前記第1の側部は、前記第2の側部に平行であり、第4の側部は、曲線形であり、前記開口部の一部分は、前記第2の側部内に設けられ、前記開口部の残りの部分は、前記第3の側部内に設けられている、請求項1記載のエディーボルト点検工具。
【請求項3】
前記本体は、
頂側部と、
底側部と、
第1の内部コンパートメントと、
第2の内部コンパートメントとをさらに有する、請求項1記載のエディーボルト点検工具。
【請求項4】
前記第1の内部コンパートメントは、第1の壁、第2の壁、およびコンパートメント開口部を有する、請求項3記載のエディーボルト点検工具。
【請求項5】
前記第2の内部コンパートメントは、第1の壁および第2の壁を有し、前記第2の内部コンパートメントの中央ボアは、前記第1の壁、前記第2の壁、前記第1の内部コンパートメントの前記第1の壁、および前記頂側部によって画定されている、請求項4記載のエディーボルト点検工具。
【請求項6】
前記第2の位置スイッチは、前記第2の内部コンパートメントの前記中央ボア内に設けられている、請求項5記載のエディーボルト点検工具。
【請求項7】
前記本体の前記頂側部は、
1つ以上の締結具穴と、
主ボアと、
弁凹部と、
弁締結具穴と、
LED穴とを有し、
前記弁凹部は、前記主ボアに隣接して設けられ、前記弁締結具穴は、前記弁凹部内に設けられ、前記LED穴は、前記弁凹部と前記本体の前記第3の側部との間に設けられている、請求項3記載のエディーボルト点検工具。
【請求項8】
前記弁は、
弁体と、
頂部分と、
締結具穴と、
中央ボアと、
スロットとを有し、
前記弁体は円筒形であり、前記頂部分は、前記弁体の頂部上に該弁体に垂直に設けられ、前記締結具穴は、前記頂部分内に設けられ、前記中央ボアは、前記弁体の中央軸線に整列し、前記スロットは、前記弁体の長さの少なくとも一部分を貫通して設けられている、請求項1記載のエディーボルト点検工具。
【請求項9】
前記第1の位置スイッチは、前記弁体内に設けられている、請求項8記載のエディーボルト点検工具。
【請求項10】
ばねが前記弁体内の前記第1の位置スイッチ周りに設けられている、請求項9記載のエディーボルト点検工具。
【請求項11】
前記キャップは、
1つ以上の締結具穴と、
LED穴と、
締結具凹部と、
シム凹部と、
ばね凹部とを有し、
前記シム凹部は、前記キャップの頂面に設けられ、前記シム凹部は、1つ以上のシムを受け入れるよう構成され、前記締結具凹部および前記ばね凹部は、前記キャップの底面に設けられている、請求項7記載のエディーボルト点検工具。
【請求項12】
前記ノーズ部品は、第1の円筒形部分、移行リング、および第2の円筒形部分を有する、請求項1記載のエディーボルト点検工具。
【請求項13】
前記第1の円筒形部分は、前記移行リングの第1の端部のところに設けられ、前記第2の円筒形部分は、前記移行リングの第2の端部のところに設けられ、前記移行リングの直径は、前記第1の端部から前記第2の端部まで増大し、前記第2の円筒形部分の直径は、前記第1の円筒形部分の直径よりも大きい、請求項12記載のエディーボルト点検工具。
【請求項14】
前記LEDは、前記キャップおよび前記本体の前記頂側部を少なくとも部分的に貫通して設けられ、前記キャップは、前記本体の前記頂側部に結合されている、請求項3記載のエディーボルト点検工具。
【請求項15】
バッテリホルダをさらに有し、前記バッテリは、前記バッテリホルダ内に設けられ、前記バッテリホルダは、前記本体の前記第3の側部の内部および前記第2の内部コンパートメントの第1の壁に当接した状態で前記本体の前記第1の側部の内部上に設けられている、請求項3記載のエディーボルト点検工具。
【請求項16】
前記バッテリホルダは、端子を有し、前記LEDは、リード線を有し、第1の位置スイッチと第2の位置スイッチの両方は、スイッチリード線を有する、請求項15記載のエディーボルト点検工具。
【請求項17】
前記第1の位置スイッチの前記スイッチリード線のうちの1本は、前記第2の位置スイッチの前記スイッチリード線のうちの1本に結合されている、請求項16記載のエディーボルト点検工具。
【請求項18】
前記第1の位置スイッチの前記スイッチリード線の別の1本は、前記LEDの前記リード線のうちの1本に結合されている、請求項16記載のエディーボルト点検工具。
【請求項19】
前記第2の位置スイッチの前記スイッチリード線のうちの別の1本は、前記バッテリホルダの前記端子のうちの1つに結合されている、請求項16記載のエディーボルト点検工具。
【請求項20】
前記LEDの前記リード線のうちの別の1本は、前記バッテリホルダの前記端子のうちの別の1つに結合されている、請求項16記載のエディーボルト点検工具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示内容(本発明)は、一般に、点検装置に関し、特に、取り付けられたボルトの高さおよびスエージを測定する点検工具に関する。
【背景技術】
【0002】
エディーボルトは、航空機、例えばF‐35の組み立てに用いられる高性能締結具である。エディーボルトが正確に取り付けられたことを保証するため、機械工は、2つの別々の測定装置を用いてボルトが正確な高さにあるとともに正確にスエージ加工されていることを確かめる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これら2つの装置は、ボルトが正確に取り付けられていることを視覚的に確かめるために用いられるが、到達が困難な領域では判定することが困難な場合がある。また、これら2つの工具が測定装置を正確に読み取っていることを確かめるには、オペレータが体を屈曲させまたは神経を使ったりする場合がある。現行の測定装置の考えられる主観性に起因して、点検者は、機械工が最初の点検を終えた後に再び各ボルトを点検しなければならない。点検が完了するときまで、各ボルトは、2つの互いに異なる工具で2回検査され、それにより、取り付け状態のあらゆるエディーボルトについて4回の検査が行われることになる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を考慮して、本発明によれば、エディーボルト点検工具であって、本体と、弁と、発光ダイオード(LED)と、バッテリと、第1の位置スイッチと、第2の位置スイッチと、キャップと、ノーズ部品と、カバーとを有し、キャップは、本体の頂部上に設けられ、本体は、ノーズ部品の頂部上に設けられ、ノーズ部品は、本体内に少なくとも部分的に設けられ、カバーは、本体の少なくとも一部分の周りにかつ該少なくとも一部分上に設けられ、本体は、第1の側部と、第2の側部と、第3の側部と、第4の側部と、開口部とを有することを特徴とするエディーボルト点検工具が提供される。
【0005】
本発明の理解を助けるため、次に、添付の図面と関連して行われる以下の説明を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】ある特定の実施形態に係る例示のエディーボルト点検工具を示す図である。
図2】ある特定の実施形態による図1のエディーボルト点検工具の例示の本体を示す図である。
図3】ある特定の実施形態による図2の本体の例示の平面図である。
図4】ある特定の実施形態による図1のエディーボルト点検工具の例示の弁を示す図である。
図5A】ある特定の実施形態による図1のエディーボルト点検工具のキャップの例示の平面図である。
図5B】ある特定の実施形態による図1のエディーボルト点検工具のキャップの例示の底面図である。
図6】ある特定の実施形態による図1のエディーボルト点検工具の例示のカバーを示す図である。
図7A】ある特定の実施形態による図1のエディーボルト点検工具のノーズ部品の例示の平面図である。
図7B】ある特定の実施形態による図1のエディーボルト点検工具のノーズ部品の例示の底面図である。
図8】ある特定の実施形態による図1のエディーボルト点検工具の例示の本体を示す図である。
図9】ある特定の実施形態による図1のエディーボルト点検工具の例示の本体を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の良好な理解を容易にするため、ある特定の実施形態の以下の実施例が与えられている。以下の実施例は、本発明の範囲を制限しまたは限定するよう読まれるべきではない。本発明の実施形態およびその利点は、図1図9を参照することによって最も良く理解され、図中、同一の符号は、同一および対応の部分を示すために用いられている。
【0008】
本明細書において、同時に検査されるべきであってかつ正確に取り付けられたにせよそうでないにせよいずれにせよ、即時の視覚的信号を与えるエディーボルトの高さとスエージの両方を提供する種々のシステム、工具、および方法が記載される。エディーボルト点検装置は、ボルト高さを測定する際のオペレータの主観性を除くことができかつオペレータが高さ測定位置を読み取るために前かがみになる必要性をなくすことによって人間工学上の危険性を減少させることができる。エディーボルト点検装置は、さらに、オペレータが両方の測定のためにたった1つの工具を用いるだけで良いようにし、しかも点検者が測定プロセスを繰り返す必要性をなくし、それにより各ボルトについての点検回数を4回から1回に減少させる。
【0009】
図1は、エディーボルト点検工具100の等角図である。エディーボルト点検工具100は、航空機の組み立てに用いられる1本以上のエディーボルトの高さおよびスエージを測定するとともに/あるいは確認するために構成されているのが良い。1つ以上の実施形態では、スエージは、エディーボルトの取り付け後直径であるのが良い。エディーボルト点検工具100は、さらに、1本以上のエディーボルトの各々の高さおよびスエージが正確であるとともに/あるいは許容差内にあることを視覚的に指示するよう構成されているのが良い。諸実施形態では、エディーボルト点検工具100は、任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれらの組み合わせのものであって良い。諸実施形態では、エディーボルト点検工具100は、全体として長方形の断面形状を有するのが良い。エディーボルト点検工具100は、任意適当な材料で構成できる。適当な材料としては、金属、非金属、ポリマー、複合材、およびこれらの任意の組み合わせが挙げられるが、これらには限定されない。諸実施形態では、エディーボルト点検工具100は、本体105と、キャップ110と、カバー115と、ノーズ部品120とを有するのが良い。
【0010】
図示のように、キャップ110は、本体105の頂部上に設けられるのが良い。諸実施形態では、本体105は、ノーズ部品の頂部上に設けられるのが良く、ノーズ部品120は、本体100内に少なくとも部分的に設けられるのが良い。諸実施形態では、カバー115は、本体105の内部を包囲するよう本体105の少なくとも一部分周りにかつこの少なくとも一部分上に設けられるのが良い。これらの実施形態では、カバー115は、本体105の側部の厚みとインライン関係をなして設けられるのが良い。
【0011】
図2は、本体105の一実施形態を示している。1つ以上の実施形態では、本体105は、エディーボルト点検工具100のコンポーネントのうちの1つ以上(図1参照)を本体105の内部に少なくとも部分的に収容するよう構成されているのが良い。諸実施形態では、本体105は、任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれらの組み合わせのものであって良い。本体105は、任意適当な金属で構成できる。適当な材料としては、金属、非金属、ポリマー、複合材、およびこれらの任意の組み合わせが挙げられるが、これらには限定されない。1つ以上の実施形態では、本体105は、第1の側部200、第2の側部205、第3の側部210、および第4の側部215を有するとともに/あるいはこれら側部で構成される。諸実施形態では、第1の側部200は、任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれらの組み合わせのものであって良い。これらの実施形態では、第1の側部200は、全体として長方形の形をしているのが良い。図示のように、第2の側部205は、第1の側部200に平行であるのが良い。1つ以上の実施形態では、第2の側部205は、第1の側部200とほぼ等しいまたは等しい寸法を有するのが良い。これらの実施形態では、第2の側部205には開口部220が設けられるのが良く、開口部220は、本体105の内部への接近を可能にするよう構成されているのが良い。図示のように、開口部220は、第2の側部205と第3の側部210の両方に設けられるのが良い。本発明を限定することなく、第2の側部205に設けられた開口部220の一部分は、第4の側部215の近くに位置する第2の側部205の端部のところに設けられている曲線を備えた全体として長方形の形をしているのが良い。諸実施形態では、第3の側部210に設けられた開口部220の残りの部分は、長方形の形をしているのが良く、長方形の寸法の比は、第3の側部210の形状の寸法の比とほぼ同じであるのが良い。
【0012】
諸実施形態では、第2の側部205は、第3の側部210および第4の側部215によって第1の側部200に結合されるのが良い。第3の側部210は、第1の側部200および第2の側部205に垂直であるのが良い。第3の側部210は、任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれら組み合わせのものであって良い。これらの実施形態では、第3の側部210は、長方形の形をしているのが良い。図示のように、第3の側部210に設けられた開口部220の残りの部分には、第2の側部210を構成する材料がないのが良い。1つ以上の実施形態では、第3の側部210は、第1の側部200、本体105の頂側部225、および本体105の底側部230の厚さで構成されるのが良い。
【0013】
1つ以上の実施形態では、第4の側部215は、第1の側部200および第2の側部205に結合されるのが良くかつ第3の側部210と反対側に設けられるのが良い。第4の側部215は、任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれらの組み合わせのものであって良い。諸実施形態では、第4の側部215は、曲線の形をしているのが良い。第4の側部215は、半円であるのが良いが、これには限定されない。
【0014】
図示のように、本体105は、第1の内部コンパートメント235および第2の内部コンパートメント240をさらに有するのが良い。第1の内部コンパートメント235および第2の内部コンパートメント240は、任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれらの組み合わせのものであって良い。第1の内部コンパートメント235は、第1の壁245、第2の壁250、およびコンパートメント開口部255を有するのが良い。第1の壁245は、本体105内に設けられた状態で第1の側部200から第2の側部205に延びるのが良い。第2の壁250は、本体105内に設けられた状態で第4の側部215から第3の側部210に延びるのが良い。諸実施形態では、第1の壁245は、第2の壁250に結合されるのが良く、第1の壁245は、第2の壁250に垂直である。図示のように、コンパートメント開口部255は、第2の壁250に設けられるのが良い。諸実施形態では、コンパートメント開口部255は、第1の内部コンパートメント235を貫通して本体105の頂側部225から本体105の底側部230まで設けられた主ボア(例えば、図3の主ボア305)への接近を可能にするよう構成されているのが良い。
【0015】
第2の内部コンパートメント240は、第1の壁260および第2の壁265を有するのが良い。第1の壁260は、本体105内に設けられた状態で第1の側部200から第2の側部205まで延びるのが良い。諸実施形態では、第1の壁260は、第3の側部210に近いところである特定の距離だけ第1の壁245からオフセットしているのが良くかつ第1の壁245に平行であるのが良い。別の実施形態では、第1の壁260は、第1の壁245よりも短い長さおよび/または低い高さを有しても良い。第2の壁265は、本体105内に設けられた状態で第1の壁245から第3の側部210まで延びるのが良い。諸実施形態では、第1の壁260は、第2の壁265に結合されるのが良く、第1の壁260は、第2の壁265に垂直である。諸実施形態では、第2の壁265は、第1の側部200に近いところである特定の距離だけ第2の壁250からオフセットしているのが良くかつ第2の壁250に平行であるのが良い。これらの実施形態では、第2の壁265は、第2の壁250より短いおよび/または低い高さを有するのが良い。諸実施形態では、第1の壁260、第2の壁265、第1の壁245、および本体105の頂側部225によって画定された中央ボアが設けられるのが良い。中央ボアは、任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれらの組み合わせのものであって良い。これらの実施形態では、中央ボアは、位置スイッチ(例えば、図8の第2の位置スイッチ815)を受け入れるよう構成されるのが良く、位置スイッチは、本体105の頂側部225と反対側の第2の内部コンパートメント240の端部中に挿入されるのが良い。
【0016】
図3は、本体105の頂側部225の平面図である。本体105の頂側部225は、任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれらの組み合わせのものであって良い。これらの実施形態では、本体105の頂側部225は、第1の側部200、第2の側部205、第3の側部210、および第4の側部215によって定められた形状のものであって良い。1つ以上の実施形態では、本体105の頂側部225は、1つ以上の締結具穴300を有するのが良く、1つ以上の締結具穴300の各々は、任意適当な締結具を受け入れるよう構成されているのが良い。本体105の頂側部225は、主ボア305、弁凹部310、弁締結具穴315、および発光ダイオード(LED)穴320をさらに有するのが良い。諸実施形態では、主ボア305は、第4の側部215の周りにかつこの近くで本体105の頂側部225を貫通して設けられるのが良い。主ボア305は、弁(例えば、図4の弁400)の一部分を受け入れることができる任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれらの組み合わせのものであって良い。図示のように、主ボア305は、弁凹部310に隣接して設けられるのが良い。諸実施形態では、弁凹部310は、弁(例えば、図4の弁400)の残りの部分を受け入れるよう構成されているのが良い。弁凹部310は、任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれらの組み合わせのものであって良い。弁凹部310は、ある特定の距離だけ本体105の頂側部225よりも下にオフセットしているのが良くかつ本体105の頂側部225に平行であるのが良い。諸実施形態では、弁締結具穴315は、弁凹部310に設けられるのが良い。弁締結具穴315は、弁(例えば、図4の弁400)を本体105の頂側部225に結合するための任意適当な締結具を受け入れるよう構成されているのが良い。1つ以上の実施形態では、LED穴320は、本体105の頂側部225上の任意適当な場所の周りに設けられるのが良い。図示のように、LED穴320は、弁凹部310と第3の側部210との間で弁凹部310の近くに設けられるのが良い。諸実施形態では、LED穴320は、LED(例えば、図8のLED800)を受け入れるよう構成されているのが良い。
【0017】
図4は、弁400の図である。弁400は、位置スイッチ(例えば、図8の第1の位置スイッチ810)を収容するよう構成されているのが良い。1つ以上の実施形態では、弁400は、位置スイッチを本体105内に設けるよう本体105内に少なくとも部分的に設けられるのが良い(図2参照)。諸実施形態では、弁400は、任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれらの組み合わせのものであって良い。弁400は、任意適当な材料で構成できる。適当な材料としては、金属、非金属、ポリマー、複合材、およびこれらの任意の組み合わせが挙げられるが、これらには限定されない。1つ以上の実施形態では、弁400は、弁体405、頂部分410、締結具穴415、および中央ボア420を有するのが良い。弁体405は、円形の断面形状を有するのが良くかつ全体として円筒形であるのが良い。諸実施形態では、弁体405は、本体105に設けられた主ボア305中に設けられるのが良い。図示のように、頂部分410は、弁体405の頂部上に設けられるのが良くかつ弁体405に結合されるのが良い。頂部分410は、弁体に垂直であるのが良い。締結具穴415は、任意適当な場所周りで頂部分410に設けられるのが良い。諸実施形態では、締結具穴415は、弁400を本体105に固定するよう弁締結具穴315(図3参照)と整列するのが良い。これらの実施形態では、頂部分410の断面形状は、弁凹部310(図3参照)および主ボア305の断面形状に一致するとともにこれらと整列するのが良い。図示のように、弁400の中央ボア420は、頂部分410および弁体405を貫通して設けられるのが良い。諸実施形態では、中央ボア420は、弁体405の中心軸線と整列するのが良い。弁体405の長さの少なくとも一部分を貫通していて中央ボア420への接近を可能にするよう構成されたスロット425が設けられるのが良い。スロット425は、任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれらの組み合わせのものであって良い。諸実施形態では、スロット425は、中央ボア420から本体105の内部への接近を可能にするようコンパートメント開口部255(図2参照)と少なくとも部分的に整列するのが良い。
【0018】
図5Aおよび図5Bは、キャップ110の図である。図5Aは、キャップ110の等角平面図であり、図5Bは、キャップ110の等角底面図である。図5A図5Bの両方を参照すると、キャップ110は、本体105(図1参照)の頂部上に設けられるとともに本体105の頂側部225(図2参照)に結合されるよう構成されているのが良い。図示のように、キャップ110は、1つ以上の締結具穴500、LED穴505、締結具凹部510、シム凹部525、およびばね凹部530を有するのが良い。諸実施形態では、1つ以上の締結具穴500がキャップ110に沿う任意適当な場所でキャップ110を貫通して設けられるとともに任意適当な締結具を受け入れるよう構成されているのが良い。1つ以上の実施形態では、キャップ110の1つ以上の締結具穴500は、キャップ110を本体105に固定するよう本体105の頂側部225の1つ以上の締結具穴300(図3参照)と整列するのが良い。LED穴505は、キャップ110に沿う任意適当な場所でキャップ110を貫通して設けられるとともにLED(例えば、図8のLED800)を受け入れるよう構成されているのが良い。1つ以上の実施形態では、キャップ110のLED穴505は、本体105の頂側部225のLED穴320(図3参照)と整列するのが良い。図示のように、締結具凹部510は、キャップ110の底面515に設けられるのが良い。締結具凹部510は、任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれらの組み合わせのものであって良い。締結具凹部510は、ある特定の距離だけキャップ110の底面515からオフセットしているのが良くかつキャップ110の底面515に平行であるのが良い。諸実施形態では、締結具凹部510の高さは、キャップ510の頂面520からは接近可能ではないようにキャップ110の厚さよりも小さいのが良い。締結具凹部510は、キャップ110が本体105に結合されたとき、弁締結具穴315(図3参照)から突き出た適当な締結具の一部分を受け入れるよう構成されているのが良い。図示のように、シム凹部525は、キャップ110の頂面520に設けられるのが良く、ばね凹部530は、キャップの底面515に設けられるのが良い。諸実施形態では、シム凹部525は、1つ以上のシム(図示せず)を受け入れるよう構成されているのが良い。諸実施形態では、ばね凹部530は、弁体405(図4参照)内に設けられた位置スイッチ(例えば、図8の第1の位置スイッチ815)上に設けられたばね(図示せず)の端部を受け入れるよう構成されているのが良い。諸実施形態では、キャップ110は、キャップ110の底面515を本体105の頂側部225に当てて設けるとともに適当な締結具を1つ以上の締結具穴500および1つ以上の締結具穴300中に挿入して固定することによって、本体105に結合されるのが良い。
【0019】
図6は、カバー115の図である。カバー115は、本体105(図2参照)の開口部220(図2参照)と整列するとともに/あるいはこの形状に合致するよう構成されているのが良い。諸実施形態では、カバー115は、本体105の内部を外部から封止するよう開口部220内に収容された状態で本体105上に設けられるのが良い。諸実施形態では、カバー115は、任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれらの組み合わせのものであって良い。カバー115は、任意適当な材料で構成できる。適当な材料としては、金属、非金属、ポリマー、複合材、およびこれらの任意の組み合わせが挙げられるが、これらには限定されない。図示のように、カバー115の第1の部分600は、長方形の形をしているのが良い。諸実施形態では、第1の部分600の寸法は、本体105の第3の側部210(図2参照)に設けられた開口部220の残りの部分の寸法とほぼ等しくまたは等しいのが良い。カバー115の第1の部分600は、カバー115の第2の部分605に結合されるのが良い。図示のように、第1の部分600は、第2の部分605に垂直であるのが良い。1つ以上の実施形態では、第2の部分605は、第2の部分605の遠位端部のところに位置する曲線を備えた全体として長方形の形をしているのが良く、第2の部分605は、この遠位端部のところで第1の部分600に結合されている。これらの実施形態では、第2の部分605の寸法は、本体105の第2の側部205(図2参照)に設けられた開口部220の残りの部分の寸法とほぼ等しくまたは等しいのが良い。諸実施形態では、カバー115は、任意適当な手段により本体105に結合されるのが良く、かかる手段としては、適当な締結具の使用が挙げられるが、これには限定されない。
【0020】
図7Aおよび図7Bは、ノーズ部品120の図である。図7Aは、ノーズ部品120の等角平面図であり、図7Bは、ノーズ部品120の等角底面図である。図7A図7Bの両方を参照すると、ノーズ部品120は、本体105(図1参照)の下方に設けられた状態でこれに結合されるよう構成されているのが良い。図示のように、ノーズ部品120は、第1の円筒形部分700、移行リング705、および第2の円筒形部分710を有するのが良い。第1の円筒形部分700は、任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれらの組み合わせのものであって良い。図示のように、第1の円筒形部分700は、円形断面を有するのが良い。1つ以上の実施形態では、第1の円筒形部分700は、第1の円筒形部分700の高さに対して一様なまたは一定の直径を有するのが良い。第1の円筒形部分700は、移行リング705の第1の端部715のところに設けられるのが良く、第2の円筒形部分710は、第1の円筒形部分700と反対側の移行リング705の第2の端部720のところに設けられるのが良い。
【0021】
諸実施形態では、移行リング705は、円形断面形状を有するのが良い。1つ以上の実施形態では、移行リング705の直径は、第1の端部715と第2の端部720との間で変化するのが良い。これらの実施形態では、移行リング705の直径は、第1の端部715から第2の端部720まで増大するのが良い。第2の円筒形部分710は、任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれらの組み合わせのものであって良い。図示のように、第2の円筒形部分710は、円形断面を有するのが良い。1つ以上の実施形態では、第2の円筒形部分710は、第2の円筒形部分710の高さに対して一様なまたは一定の直径を有するのが良い。諸実施形態では、第2の円筒形部分710の直径は、第1の円筒形部分700の直径よりも大きいのが良い。諸実施形態では、第1の円筒形部分700および移行リング705は、本体105の底側部230(図2参照)中に挿入されるのが良い。第1の円筒形部分700および移行リング705を挿入すると、第2の円筒形部分710は、底側部230に当接するのが良い。本発明を限定することなく、ノーズ部品120は、任意適当な手段により本体に固定されまたは結合されるのが良く、かかる手段としては、接着剤が挙げられるがこれには限定されない。
【0022】
図8は、本体100の内部の側面図である。図示のように、LED800が本体105の頂側部225を少なくとも部分的に貫通して設けられるのが良い。LED800は、電流がこれを通って流れると、光を放出する(発光する)よう構成されているのが良い。1つ以上の実施形態では、LED800は、リード線805を有するのが良く、リード線805は、頂側部225のLED穴320(図3参照)を通って本体105の内部中に挿入されるのが良い。1つ以上の実施形態では、エディーボルト点検工具100(図1参照)は、本体105内に設けられた第1の位置スイッチ810および第2の位置スイッチ815をさらに有するのが良い。諸実施形態では、第1の位置スイッチ810と第2のスイッチ815の両方は、電気回路を閉路しまたは開路するように開閉するよう構成されているのが良い。図示のように、第1の位置スイッチ810は、弁400(図4参照)の弁体405(図4参照)の中央ボア420(図4参照)内に設けられるのが良く、弁体405は、第1の内部コンパートメント235の主ボア305(図3参照)内に設けられている。1つ以上の実施形態では、ばね(図示せず)は、弁体405内の第1の位置スイッチ810上にかつこの周りに設けられるのが良い。諸実施形態では、第1の位置スイッチ810は、スイッチリード線820を有するのが良く、スイッチリード線820は、コンパートメント開口部255(図2参照)およびスロット425(図4参照)を介して接近可能であるのが良い。図示のように、第2の位置スイッチ815は、第2の内部コンパートメント240内に設けられるのが良い。諸実施形態では、第2の位置スイッチ815は、スイッチリード線825を有するのが良く、スイッチリード線825は、第2の内部コンパートメント240内に形成された中央ボアを通って接近可能であるのが良い。
【0023】
図9は、キャップ110が本体105に結合された状態の本体105の内部の別の側面図である。図示のように、エディーボルト点検工具100(図1参照)は、バッテリホルダ900およびバッテリ905をさらに有するのが良い。諸実施形態では、バッテリホルダ900は、バッテリ905を収容することができる任意適当な寸法、高さ、形状、およびこれらの組み合わせのものであって良い。図示のように、バッテリホルダ900は、第3の側部の内部および第2の内部コンパートメント240(図2参照)の第1の壁260(図2参照)に当接した状態で第1の側部200の内部上に設けられるのが良い。バッテリホルダ900は、端子910を有するのが良く、端子910は、電気回路の他のコンポーネントに結合されるよう構成されているのが良い。1つ以上の実施形態では、バッテリ905は、バッテリホルダ900の頂部上にかつこの中に部分的に設けられるのが良い。バッテリ905は、電力をエディーボルト点検工具100に供給するよう構成された任意適当な電力供給源であって良い。
【0024】
図8図9の両方を参照すると、1つ以上の実施形態では、第1の位置スイッチ810のスイッチリード線825のうちの1本は、第2の位置スイッチ815のスイッチリード線825のうちの1本に結合されるのが良い。1つ以上の実施形態では、第1の位置スイッチ810のスイッチリード線825の別の1本は、LED800のリード線805の1本に結合されるのが良い。1つ以上の実施形態では、第2の位置スイッチ815のスイッチリード線825のうちの別の1本は、バッテリホルダ900の端子910のうちの1つに結合されるのが良い。1つ以上の実施形態では、LED800のリード線805のうちの別の1本は、バッテリホルダ900の端子910の別の1つに結合されるのが良い。本発明を限定することなく、結合は、任意適当な手段により起こるのが良く、かかる手段としては、はんだ付けが挙げられるが、これには限定されない。
【0025】
図1図9を参照すると、作用に当たり、オペレータは、1本以上のエディーボルトの高さおよびスエージを測定する前にエディーボルト点検工具100を較正するのが良い。1つ以上の実施形態では、エディーボルト点検工具100は、深さマイクロメータ(図示せず)上に設けられるのが良く、深さマイクロメータは、LED800が光を放出するまで本体105中に部分的に挿入されるのが良く、それにより、初期最小値が表示される。本発明を限定することなく、この表示された最小値は、約0.05インチ(1.27mm)から約0.8インチ(20.32mm)までの範囲にある任意適当な数値であって良い。1つ以上の実施形態では、表示される最小値は、約0.275インチ(6.985mm)から約0.435インチ(11.049mm)までの適当な数値であって良い。初期最小値が表示最小値よりも小さい場合、オペレータは、キャップ110を取り外して1つ以上のシム(図示せず)を1つ以上の締結具穴300の各々の周りに配置して最小値を増大させるのが良い。これらの実施形態では、オペレータは、キャップ110を本体105に再び結合し、そして深さマイクロメータを用いて1つ以上のシムが最小値を調節して表示最小値に等しくなっていることを確認するのが良い。
【0026】
諸実施形態では、オペレータは、深さマイクロメータをさらに挿入して初期最大値を測定するのが良い。初期最大値は、LED800が発光を停止したときに測定可能である。初期最大値が表示最大値よりも小さい場合、オペレータは、シム凹部525内に設けられた締結具を取り外して1つ以上のシム(図示せず)をシム凹部525中の1つ以上の締結具穴300のうちの1つの周りに設けて最大値を増大させるのが良い。これらの実施形態では、オペレータは、締結具キャップ110に再結合し、そして深さマイクロメータを用いて1つ以上のシムが最大値を調節して表示最大値に等しくなっていることを確認するのが良い。本発明を限定することなく、表示最大値は、約0.1インチ(2.54mm)から約0.8インチ(20.32mm)までの範囲にある任意適当な数値であって良い。1つ以上の実施形態では、表示最大値は、約0.358インチ(9.0932mm)から約0.518インチ(13.1572mm)までの適当な数値であって良い。諸実施形態では、エディーボルトに関するスエージの表示最小値および表示最大値は、ノーズ部品120の第1の円筒形部分700の直径であるのが良い。
【0027】
いったん較正されると、エディーボルト点検工具100は、1本以上のエディーボルトが許容差内の(例えば、表示最小値および表示最大値内の)高さおよびスエージを有していることを視覚的に指示するよう利用されるのが良い。諸実施形態では、エディーボルト点検工具100は、エディーボルト頂部上に設けられるのが良く、エディーボルトの頂部は、ノーズ部品120中に部分的に挿入されるのが良い。エディーボルトの頂部がノーズ部品120の第2の円筒形部分710の内周部と面一をなしていない場合、LED800は、光を放出することができず、それによりエディーボルトが適正にスエージ加工されていなかったことが信号で示される。諸実施形態では、本体105の底側部230は、エディーボルトが適正にスエージ加工されていない場合にエディーボルトの周りの外面と面一をなした状態で着座していない場合がある。このような実施形態では、弁400は、エディーボルトの頂部に係合していない場合がある。1つ以上の実施形態では、下向きの力をエディーボルト点検工具に加えてエディーボルトの頂部が弁400に圧接するようにするのが良い。これらの実施形態では、弁400は、垂直に並進して第1の位置スイッチ810周りに設けられたばねを圧縮するのが良い。諸実施形態では、バッテリ905、LED800、第1の位置スイッチ810、および第2の位置スイッチ815を含む電気回路は、当初開路状態にあるのが良く、この場合、LED800には、これを作動させて光を放出するための電流が流れていない。第2の位置スイッチ815は、当初、閉状態に設定されるのが良く、第1の位置スイッチ810は、当初、開離するよう設定されているのが良い。作動中、弁400が並進すると、電気回路は、エディーボルトの頂部が第1の位置スイッチ810を作動させて閉成させると閉路するのが良く、それにより、電流がLED800に流され、この場合、LED800は、光を放出することができる。弁400が表示最大値を超えて並進した場合、電気回路は、開路して電流がLED800に流れるのを停止させるのが良い。諸実施形態では、弁400が表示最大値を超えて並進すると、第2の位置スイッチ815が作動されてLED800からの光の放出を停止させるよう開路させるのが良い。
【0028】
本発明は、多くの利点、例えば、本明細書において開示した種々の実施形態および実施例に関して説明した種々の技術的利点を奏することができる。他の技術的利点は、添付の図、説明、および特許請求の範囲の記載から当業者には容易に明らかになろう。さらに、特定の利点を本開示において列記したが、種々の実施形態は、列記した利点のうちの全て、幾つかを含むことができ、あるいはこれらの利点を含まない場合がある。
【0029】
本明細書において「または」は、別段の明示の指定がなければあるいは文脈上、別段の指定がなければ、包括的であって、排他的ではない。したがって、本明細書において「AまたはB」は、別段の明示の指定がなければまたは文脈上、別段の指定がなければ、「A、B、または両方」を意味する。さらに、「および」は、別段の明示の指定がなければ、または文脈上、別段の指定がなければ、結合と個別の両方である。したがって、本明細書において、「AおよびB」は、別段の明示の指定がなければまたは文脈上、別段の指定がなければ、「AとBを共同してまたは個別的に」を意味する。
【0030】
本発明の範囲は、本明細書において説明しまたは図示した例示の実施形態に対する、当業者が理解する全ての変更、置換、変形、変更、および改造を含む。本発明の範囲は、本明細書において説明しまたは図示した例示の実施形態には限定されない。さらに、本開示は、特定のコンポーネント、要素、特徴、機能、作用、またはステップを含むものとして本明細書においてそれぞれの実施形態を説明するとともに図示しているが、これらの実施形態のうちの任意のものは、本明細書のどこかの場所に説明されまたは図示されている、当業者が理解するコンポーネント、要素、特徴、機能、作用、またはステップのうちの任意のものについての任意の組み合わせまたは並び替えを含むことができる。さらに、添付の特許請求の範囲の記載において、特定の機能を実行するよう適合され、配置され、実施可能であり、構成され、使用可能であり、作動可能であり、または作動する装置もしくはシステムまたは装置もしくはシステムのコンポーネントについての記載は、機能または特定の機能が実行され、果たされ、または働くにせよそうでないにせよいずれにせよ、当該装置、システム、コンポーネントを含み、ただし、この装置、システム、またはコンポーネントがそのように適合され、配置され、実施可能であり、構成され、使用可能であり、作動可能であり、または作動することを条件とする。加うるに、本開示は、特定の利点を提供するものとして特定の実施形態を説明しまたは図示しているが、特定の実施形態は、これらの利点のうちのどれも提供しない場合があり、あるいは、これら利点のうちの幾つかまたは全てを提供する場合がある。
【符号の説明】
【0031】
100 エディーボルト点検工具
105 本体
110 キャップ
115 カバー
120 ノーズ部品
200 第1の側部
205 第2の側部
210 第3の側部
215 第4の側部
220 開口部
225 頂側部
230 底側部
235 第1の内部コンパートメント
240 第2の内部コンパートメント
305 ボア
400 弁
705 移行リング
800 LED
810 第1の位置スイッチ
815 第2の位置スイッチ
900 バッテリホルダ
905 バッテリ
910 端子
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7A
図7B
図8
図9