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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022052746
(43)【公開日】2022-04-04
(54)【発明の名称】携帯用屋外薪ストーブ
(51)【国際特許分類】
   F24B 13/00 20060101AFI20220328BHJP
   F23B 60/00 20060101ALI20220328BHJP
   F24B 1/02 20060101ALI20220328BHJP
   F24B 13/02 20060101ALI20220328BHJP
   F24C 7/10 20210101ALI20220328BHJP
【FI】
F24B13/00 N
F23B60/00
F24B1/02 C
F24B13/02 E
F24C7/10
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021152696
(22)【出願日】2021-09-18
(31)【優先権主張番号】202022112716.4
(32)【優先日】2020-09-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】515003042
【氏名又は名称】株式会社ティーオー
(74)【代理人】
【識別番号】100158920
【弁理士】
【氏名又は名称】上野 英樹
(72)【発明者】
【氏名】叶志▲栄▼
【テーマコード(参考)】
3K046
【Fターム(参考)】
3K046AA06
3K046AB08
3K046AC06
3K046AD02
3K046BA02
3K046FA02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】持ち運びし易く安全に使用できる屋外薪ストーブを提供する。
【解決手段】携帯用屋外薪ストーブ100は、炉本体10と伸縮式煙突アセンブリ20とを含む。炉本体は、薪を燃やすための炉11を有する。炉本体の上部の一端には貫通する円形の穴が設けられている。この貫通孔は炉と連通している。伸縮式煙突アセンブリ20には煙突土台21とテーパー形状の伸縮式煙突22が含まれ、テーパー形状の伸縮式煙突は、煙突土台の内壁に固定されている。テーパー形状の伸縮式煙突は煙突土台に配置され、煙を放出するために炉と接続されている。テーパー形状の伸縮式煙突は、円錐台形の小さなテーパー形状の煙突が重なって接続された構造となっており、使用後に冷えて収縮した後に、縮ませることで炉内に完全に収納されることができる。本発明の携帯用屋外薪ストーブは、安全性が高く、持ち運びが可能な形、サイズ及び重量である。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
炉本体と伸縮式煙突アセンブリとを含み、前記炉本体は薪を燃やすための炉を有し、前記炉本体の上部の一端に貫通穴を有し、該貫通孔は前記炉と接続しており、前記伸縮式煙突アセンブリには、煙突土台と、円錐台形のテーパー形状の伸縮式煙突とが含まれ、前記テーパー形状の伸縮式煙突は前記煙突土台の内壁に固定して接続され、排煙するために前記炉と繋がっている、携帯用屋外薪ストーブ。
【請求項2】
前記炉本体は、その長手方向の一端を貫通した、灰を排出するために使用される炉口を備え、該炉口は前記炉と連通し、前記炉口の面積は、前記炉口に備えられる炉ドアの面積と同じであることを特徴とする、請求項1に記載の携帯用屋外薪ストーブ。
【請求項3】
前記炉本体の外壁に固定された炉口補強リングを備え、該炉口補強リングは、前記炉本体の長手方向の端に固定されて、前記炉本体を補強するために使用されることを特徴とする、請求項1に記載の携帯用屋外薪ストーブ。
【請求項4】
第1の炉口補強リングの複数のねじを含み、前記炉口補強リング及び前記炉本体の外壁はそれぞれ互いに接続されており、前記炉本体と前記炉口補強リングは、ねじ山を有する前記第1炉口補強リングの複数のねじによって接続されていることを特徴とする、請求項3に記載の携帯用屋外薪ストーブ。
【請求項5】
前記炉本体と、炉バックプレートと、炉ドアと、複数の炉脚とを含み、前記炉バックプレートは、前記炉本体の長手方向の一端に固定して接続され、前記炉本体の側壁である前記炉ドアは、防風ために前記炉本体の長手方向の他端に配置され、前記炉脚はそれぞれ回転して折り畳むことで、前記炉本体の底部に収納されることができることを特徴とする、請求項1に記載の携帯用屋外薪ストーブ。
【請求項6】
第2炉口補強リングの複数のねじを含み、前記炉バックプレートは、前記炉本体の外壁の一部を覆うようにして配置されており、前記炉本体と前記炉バックプレートは、ねじ山を有する前記第2炉口補強リングの複数のねじによって接続されていることを特徴とする、請求項5に記載の携帯用屋外薪ストーブ。
【請求項7】
空気量を調節するための通気スロットを備え、該通気スロットは、空気調節ハンドルの操作により通気口を開閉することで空気量を調節することができることを特徴とする、請求項5に記載の携帯用屋外薪ストーブ。
【請求項8】
炉ドアハンドルを備え、該炉ドアハンドルは、前記炉ドアに固定して接続されていることを特徴とする、請求項5に記載の携帯用屋外薪ストーブ。
【請求項9】
支持板を備え、該支持板は、薪を支持するために炉内に配置されていることを特徴とする、請求項1から8に記載の携帯用屋外薪ストーブ。
【請求項10】
薪投入口カバーを備え、前記炉本体の上部には、薪を追加するための薪投入口が設けられ、該薪投入口は前記炉と連通しており、前記薪投入口カバーは前記薪投入口の内周面にしっかりと接続されていることを特徴とする、請求項1から8に記載の携帯用屋外薪ストーブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋外ストーブの技術分野、特に携帯用屋外薪ストーブに属する。
【背景技術】
【0002】
現在、中国市場には多くの種類の屋外薪ストーブがあり、さまざまなカテゴリがある。人々の生活水準の向上に伴い、アウトドアアクティビティを好む人が増えているため、携帯性と安全性に対する要求が高まっている。
【0003】
2016年に開示された中国特許の携帯用折り畳み式薪ストーブの記載によると、携帯用折り畳み式薪ストーブは潜在的な安全上の危険があり、屋外で使用した場合の安全性に欠けている。2018年に開示された中国特許のテント暖房ストーブの記載によると、テント暖房ストーブの安全性能は向上したものの、サイズが大きく、自動車移動でしか運べないため持ち運びに支障がある。そのため、持ち運びし易く安全に使用できる屋外薪ストーブの需要があると考えられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、従来技術の薪ストーブでの持ち運びに不便であり、安全性能が低いという技術的問題を解決することを目的とした、携帯用屋外薪ストーブを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するために、本発明の実施形態は、炉本体と、伸縮式煙突アセンブリとを含む携帯用屋外薪ストーブを提供する。炉本体には薪を燃やすための炉があり、炉本体の上部の一端に貫通する穴がある。この貫通孔は炉と連通している。伸縮式煙突アセンブリには、煙突土台と、円錐台形のテーパー形状の伸縮式煙突とが含まれ、テーパー形状の伸縮式煙突は煙突土台の内壁に固定して接続され、煙を排出するために炉と繋がっている。
【0006】
炉本体は、長手方向の一端を貫通し、灰を排出するために使用される炉口を備えている。炉口は、炉と連通している。炉口の面積は、炉ドアの面積と同じである。
【0007】
携帯用屋外薪ストーブは、炉口補強リングを備えているという特徴を有する。炉口補強リングは、炉本体の外壁に固定されている。炉口補強リングは、炉本体の長手方向の端に固定され、炉本体を補強するために使用される。
【0008】
携帯用屋外薪ストーブは、第1炉口補強リングの複数のねじを含み、炉口補強リング及び炉本体の外壁は、それぞれ互いに接続されているという特徴を有する。炉本体と炉口補強リングは、ねじ山を有する第1炉口補強リングの複数のねじによって接続されている。
【0009】
携帯用屋外薪ストーブは、炉本体と、炉バックプレートと、炉ドアと、複数の炉脚とを含み、炉バックプレートは、長手方向の一端に固定して接続されているという特徴を有する。炉本体の側壁である炉ドアは、風を遮るために炉本体の長手方向の他端に配置されている。炉脚は、それぞれ回転して炉本体の底部に畳まれることができる。
【0010】
携帯用屋外薪ストーブは、第2炉口補強リングの複数のねじを含む。炉バックプレートは、炉本体の外壁の一部を覆うようにして配置されているという特徴を有する。炉本体と炉バックプレートは、ねじ山を有する第2炉口補強リングの複数のねじによって接続されている。
【0011】
携帯用屋外薪ストーブは、空気量を調節するための通気スロットを備えているという特徴を有する。通気スロットは、空気調節ハンドルによって通気口を開閉することで空気量を調節することができる。
【0012】
携帯用屋外薪ストーブは、炉ドアハンドルを備えているという特徴を有する。炉ドアハンドルは、炉ドアに固定して接続されている。
【0013】
携帯用屋外薪ストーブは、支持板を備えているという特徴を有する。支持板は、薪を支持するために炉内に配置される。
【0014】
携帯用屋外薪ストーブは、薪投入口カバーを備えているという特徴を有する。炉本体の上部には、薪を追加するための薪投入口が設けられている。薪投入口は炉と連通しており、薪投入口カバーは薪投入口の内周面にしっかりと接続されている。
【発明の効果】
【0015】
本発明の実施形態によって提供される携帯用屋外薪ストーブでの上記のうちの1つ又は複数の技術的解決策は、以下の技術的効果のうちの少なくとも1つを有する。本発明の携帯用屋外薪ストーブは、使用時には最初にテーパー形状の伸縮式煙突を伸ばす。テーパー形状の伸縮式煙突は、低温状況でも簡単に最も伸長した状態まで引き出すことができる。テーパー形状の伸縮式煙突を最も伸長した状態まで引き出して使用すると、テーパー形状の伸縮式煙突が熱を吸収して膨張し、最も伸長した状態でしっかりと固定される。使用後に冷えて収縮すると、テーパー形状の伸縮式煙突を煙突土台に収納することができる。短く縮められたテーパー形状の伸縮式煙突は完全に炉内に収納保管されることができる。完全に収納保管できることで安全な持ち運びが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明の技術的解決策をより明確に説明するために、以下での実施形態又は先行技術の説明に必要な概略図面を示す。以下での説明の図面は、本発明のみに関する。当業者は、容易にこれらの図面に基づいて新しい実施形態を得ることができる。
図1】本発明の収納状態での携帯用屋外薪ストーブの分解構造図である。
図2】本発明の使用状態での携帯用屋外薪ストーブの分解構造図である。
図3】本発明の組立状態での携帯用屋外薪ストーブの概略構造図である。
図4】本発明の携帯用屋外薪ストーブの炉本体の概略構造図である。
図5】本発明の携帯用屋外薪ストーブの支持板の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施形態を以下に詳細に説明する。実施形態の例が添付の図面に示され、同じ又は類似の参照番号は、同じ若しくは類似の要素又は同じ若しくは類似の機能を有する要素を示す。図面を参照して以下に説明する実施形態は例示的なものであり、本発明の実施形態を説明することを意図しており、本発明を限定するものとして理解されるべきでない。
【0018】
本発明の実施形態の説明において、用語「長さ」、「幅」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「直線」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」などで示される向き又は位置関係は、図面に示される向き又は位置関係に基づいており、これらは本発明の実施形態を説明するための便宜のためだけのものである。それは、装置又は要素が特定の方向を有し、特定の方向で構築及び操作されなければならないことを示したり暗示したりするものではなく、したがって本発明の限定として理解されない。
【0019】
更に、「第1」及び「第2」という用語は説明の目的のみで使用され、相対的な重要性を示したり、暗示したり、示された技術的特徴の数を暗黙的に示したりするものとして理解されない。したがって、「第1」及び「第2」で定義される要素又は機能には、これらの機能の1つ以上が明示的又は暗黙的に含まれる場合がある。本発明の実施形態の説明において、「複数」は、特に明記しない限り、2つ又は2つより多いことを意味する。
【0020】
本発明の実施形態では、他に明確に指定及び限定されない限り、「設置」、「接続」、「固定」という用語及び他の用語は、広い意味で理解される。例えば、固定して接続という場合、取り外し可能な場合も含んでいる。また、機械的接続又は電気的接続であり得る。直接接続することも、中間媒体を介して間接的に接続することもでき、2つの要素が内部で連通することも、2つの要素が相互作用することもできる。当業者にとって、本発明の実施形態における上記の用語の特定の意味は、特定の条件に従って理解されることができる。
【0021】
本発明の一実施形態では、図1から4に示されるように、携帯用屋外薪ストーブは、炉本体10と、伸縮式煙突アセンブリ20とを含む。炉本体10には、薪を燃焼させるための炉が設けられている。炉本体10の上部の一端には、上部を貫通する貫通孔12が設けられ、貫通孔12は炉11と連通している。伸縮式煙突アセンブリ20は、煙突土台21と、テーパー形状の伸縮式煙突22とを含む。そして煙突土台21の外壁は、貫通孔12の内周面に固定して接続され、テーパー形状の伸縮式煙突22は、煙突土台21の内壁に配置され、炉11と連通して煙を放出する。
【0022】
具体的には、本発明の携帯用屋外薪ストーブを使用する場合、まずテーパー形状の伸縮式煙突22を伸長する。テーパー形状の伸縮式煙突22は、最も伸長した状態まで容易に引き出して伸長されることができる。テーパー形状の伸縮式煙突22は熱を吸収するため、加熱膨張後には最も伸長した状態でしっかりと固定され、落下しないようになっている。使用後に、テーパー形状の伸縮式煙突22は、冷えて収縮すると煙突土台21に収納されることができる。短く縮められたテーパー形状の伸縮式煙突22は完全に炉11に収納保管されることができる。完全に収納保管できることで、安全に持ち運びが可能となる。
【0023】
本発明の別の実施形態では、図1から4に示されるように、炉本体10は、長手方向の一端を貫通し、炉から灰を出すために使用される炉口13を備えている。そして、炉口13の面積は、炉ドア50の面積と同じである。具体的には、従来の薪ストーブでは、焼却後に灰を捨てることが困難であるという問題があったが、この問題を解決するために、炉ドア50と炉口13のサイズを同じにし、炉ドア50を開けることで灰を取り出し易くしている。
【0024】
また、炉口13は熱膨張収縮により大きく変形する。そのため、炉口13の周囲にダイカスト法による炉口補強リング30を追加している。それにより変形の問題を解決しており、耐久性がある。本発明の別の実施形態では、図1から4に示されるように、炉口補強リング30を含む携帯用屋外薪ストーブは、炉口補強リング30が炉本体10の外壁に固定されている。炉バックプレート40が、炉本体10の長手方向でのもう一方の端に配置されて炉本体10に接続されて、炉本体10を補強する。具体的には、炉本体10の長手方向の両端には、炉口補強リング30と炉バックプレート40がそれぞれ備えられているため、炉本体10が熱膨張しても、炉口での変形を防ぐことができる。補強リング30及び炉バックプレート40により、炉本体10が破壊するのを防ぎ、安全性能を改善することができる。
【0025】
本発明の別の実施形態では、図1、2に示されるように、携帯用屋外薪ストーブは、第1炉口補強リングの複数のねじ31と、炉口補強リング30と、炉本体10とを含み、炉本体10と炉口補強リング30は、それぞれの第1炉口補強リングのねじ31によって一緒にねじ止めされる。具体的には、炉口補強リング30は、炉本体10の外壁に16本の第1炉口補強リングのそれぞれのねじ31でねじ止めされて、炉口補強リング30を炉本体10にしっかりと取り付けることができる。これにより、熱膨張による炉口13の変形が少なくなり、耐用年数が向上する。
【0026】
本発明の別の実施形態では、図1に示されるように、携帯用屋外薪ストーブの炉本体10は、炉本体10の炉バックプレート40と、炉ドア50と、複数の炉脚60とを含む。炉バックプレート40は、炉本体10の長手方向の一端に配置されて炉本体10に接続される。炉ドア50は、炉本体10の長手方向の他端に配置される。炉本体10の長手方向の他端の炉ドア50は、風を防ぐために使用される。また、炉脚60は、それぞれが回転可能に炉本体10の底部に接続される。具体的には、使用後に、テーパー形状の伸縮式煙突22は一体性を維持すると共に使用者がそれを持ち運び易くするために、冷えて収縮した後に炉11に便利に収納されている。炉ドア50が開かれて、適切な薪の量が炉11に入れられて閉じられると、徐々に熱が放出されて周囲温度を上昇させる。炉本体10は長手方向において炉バックプレート40を備えているため、炉本体10の熱膨張による変形、破壊を防ぎ、安全性能を向上させることができる。使用後は、テーパー形状の伸縮煙突22は、煙突土台21に収納されることができ、炉脚60は回転されて炉本体10の底部に収納されることができる。また、炉ドア50を外し炉内に収納することができる。収納時に炉本体10の外壁での凹凸をできるだけ無くすことで、持ち運び易く安全性が高くなる。
【0027】
本発明の別の実施形態では、図1、2に示されるように、携帯用屋外薪ストーブは、第2炉口補強リングの複数のねじ41を含む。炉バックプレート40及び炉本体10の端部は、第2炉口補強リングのねじ41によって一緒にねじ止めされる。具体的には、炉バックプレート40と炉本体10の端部は、16個の第2炉口補強リングのそれぞれのねじ41でねじ止めされているため、炉バックプレート40を炉本体10にしっかりと取り付けることができる。そのため、炉口13は熱膨張及び変形しにくく、これにより耐用年数が向上する。更に、これまでの同様の薪ストーブはすべて、炉バックプレートを直接溶接及び研磨するため製造プロセスが面倒である。本発明の実施形態では、炉バックプレート40はダイカスト法で鋳造されて、炉本体10の端部に取り付けられているため、組立工程が簡単である。
【0028】
本発明の別の実施形態では、図1から3に示されるように、携帯用屋外薪ストーブは、空気流を通過させるための空気調節部90を含む。空気調節部90は、空気調節ハンドル91及びバッフル(図示せず)を含む。炉ドア50は、空気流を調節するためのいくつかの換気スロット52を備え、空気調節ハンドル91はバッフルに固定して接続され、バッフルは各換気スロット52に移動可能に接続されている。具体的には、バッフルは複数の換気スロット52に移動可能に接続されていることで、空気調節ハンドル91の操作によってバッフルと複数の換気スロット52の間での間隙を調節できるため、流量を調節して薪の燃焼速度を制御して温度を調節することができる。
【0029】
本発明の別の実施形態では、図1から図3に示されるように、携帯用屋外薪ストーブは炉ドアハンドル51を含む。炉ドアハンドル51は、炉ドア50に固定して接続されている。具体的には、炉ドアハンドル51が炉ドア50に取り付けられている。炉ドアハンドル51により、炉ドア50を容易に取り外すこと及び取り付けることができ、高温になる炉ドア50による火傷を防止することができる。
【0030】
本発明の別の実施形態では、図1、2及び5に示されるように、携帯用屋外薪ストーブは支持板70を含む。支持板70は、薪を支持するために炉11内に配置される。具体的には、支持板70が炉11内に備えられ、支持板70は、燃焼している薪を炉本体10の底部から離して、燃焼している薪が炉本体10の底部に直接接触するのを防ぐことができる。冷えた状態では、支持板70を炉11内で180°回転させることができ、それは支持板70の保管に便利である。そして薪投入口カバー80は、支持板70に取り付けられることができ、使用者による持ち運びを容易にする。
【0031】
本発明の別の実施形態では、図1、2及び5に示されるように、支持板70には、気流を通過させるための複数の通気穴71が設けられている。具体的には、支持板70に複数の通気穴71が開けられ、風の流れが通気穴71の底部から上向きに流れることができるので、風の流れは薪に流れ、これは薪の燃焼に有益である。
【0032】
本発明の別の実施形態では、図1及び3に示されるように、携帯用屋外薪ストーブは薪投入口カバー80を含む。炉本体10には、薪を追加するための薪投入口14が上部を貫通して設けられており、薪投入口14は炉11と連通している。薪投入口カバー80は、薪投入口14の内周面にしっかりと接続される。具体的には、いつでも薪を薪投入口14から炉11に追加できるので、熱を上げるのに便利である。薪投入口カバー80は、アルミニウム合金からできており、直火が薪投入口14から広がるのを防ぎ、これにより使用者が安全に使用できる。
【0033】
本発明の別の実施形態では、図1から図3に示されるように、炉脚60の数は2つである。具体的には、携帯用屋外薪ストーブは、2つの炉脚60を備え、回転可能な2つの炉脚60は、炉本体10の底部に接続されている。使用時には、2つの炉脚60を回転させて地面に接触させることができる。炉脚60があることで、炉体10から発生する熱が地面に直接伝達されることがなく、安全である。持ち運びが必要な場合は、2つの炉脚60を炉体10の底部に回転させて畳むことで、持ち運びし易くなる。
【0034】
上記の説明は、現時点での本発明の好ましい実施形態に過ぎず、本発明を制限することを意図するものではない。本発明の精神と原理の範囲内で行われた修正、均等物との置き換え、及び改良は、本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0035】
10-炉本体 11-炉 12-貫通孔
13-炉口 14-薪投入口 20-伸縮式煙突アセンブリ
21-煙突土台 22-テーパー形状の伸縮式煙突 30-炉口補強リング
31-第1炉口補強リングのねじ 40-炉バックプレート 41-第2炉口補強リングのねじ
50-炉ドア 51-炉ドアハンドル 52-換気スロット
60-炉脚 70-支持板 71-通気穴
80-薪投入口カバー 90-空気調節部 91-空気調節ハンドル
100-携帯用屋外薪ストーブ
図1
図2
図3
図4
図5