(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022052953
(43)【公開日】2022-04-05
(54)【発明の名称】マスク装着具
(51)【国際特許分類】
A41D 13/11 20060101AFI20220329BHJP
【FI】
A41D13/11 Z
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020159501
(22)【出願日】2020-09-24
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-01-06
(71)【出願人】
【識別番号】520370681
【氏名又は名称】株式会社forest.d
(74)【代理人】
【識別番号】100145713
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 竜太
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(72)【発明者】
【氏名】森 浩一
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 優
(57)【要約】
【課題】既存のマスクに対して芳香又は防臭効果を付与でき、使用者の好みに応じた美観が得られるマスク装着具を提供すること。
【解決手段】マスクを挟持して固定されるマスク装着具であって、回動可能に連結される第1挟持部材及び第2挟持部材と、フィルタと、を有し、第1挟持部材は、マスクの外面側に配置され、第2挟持部材は、マスクの内面側に配置されると共に、フィルタを着脱可能なフィルタ装着部を有し、フィルタは、芳香性又は防臭性のうち、少なくとも何れかの性質を有する、マスク装着具。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マスクを挟持して固定されるマスク装着具であって、
回動可能に連結される第1挟持部材及び第2挟持部材と、フィルタと、を有し、
前記第1挟持部材は、マスクの外面側に配置され、
前記第2挟持部材は、前記マスクの内面側に配置されると共に、前記フィルタを着脱可能なフィルタ装着部を有し、
前記フィルタは、芳香性又は防臭性のうち、少なくとも何れかの性質を有する、マスク装着具。
【請求項2】
前記フィルタは、芳香性を有し、
前記フィルタは、加圧により崩壊可能な1つ又は複数の粒状体を有し、
前記粒状体は、内容物と皮膜とを含み、前記内容物は、芳香性成分を有する、請求項1に記載のマスク装着具。
【請求項3】
前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材は、顔面に沿った湾曲形状を有する、請求項1又は2に記載のマスク装着具。
【請求項4】
前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材のうち少なくとも何れかは、挟持内面側に係止部を有する、請求項1~3のいずれかに記載のマスク装着具。
【請求項5】
前記第1挟持部材は、外面側に装飾具を着脱可能な装飾部を有する、請求項1~4のいずれかに記載のマスク装着具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マスク装着具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、使用者の口と鼻周辺を被覆するように装着することにより、空気中の異物が体内に侵入することを軽減するマスクが知られている。一般的なマスクとしては、ガーゼや不織布を用いた平型マスク、前面がプリーツ状であるプリーツ型マスク、使用者の顔の形に合うように形成された立体型マスク等が知られている。
【0003】
特に最近では、感染症への感染予防や花粉症対策のため、多くの人が外出等の際にマスクを着用するケースが増大している。しかし、長時間にわたってマスクを装着する場合、使用者に対して臭気等の不快感を与える問題がある。そこで、脱臭効果を有する繊維を用いてマスクを形成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された技術は、マスク自体を、脱臭効果を有する繊維を用いて構成するため、製造コストが高くなる問題がある。また、マスクを長時間装着する機会が近年増えたことから、マスクを装着する際に、使用者の好みに応じた美観をマスクに付与したいというニーズもある。しかし、従来の技術では、上記のような課題に対応することは困難であった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、既存のマスクに対して芳香又は防臭効果を付与でき、使用者の好みに応じた美観が得られるマスク装着具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1) 本発明は、マスクを挟持して固定されるマスク装着具であって、回動可能に連結される第1挟持部材及び第2挟持部材と、フィルタと、を有し、前記第1挟持部材は、マスクの外面側に配置され、前記第2挟持部材は、前記マスクの内面側に配置されると共に、前記フィルタを着脱可能なフィルタ装着部を有し、前記フィルタは、芳香性又は防臭性のうち、少なくとも何れかの性質を有する、マスク装着具に関する。
【0008】
(1)の発明によれば、既存のマスクに対して芳香又は防臭効果を付与でき、使用者の好みに応じた美観が得られるマスク装着具を提供できる。
【0009】
(2) 前記フィルタは、芳香性を有し、前記フィルタは、加圧により崩壊可能な1つ又は複数の粒状体を有し、前記粒状体は、内容物と皮膜とを含み、前記内容物は、芳香性成分を有する、(1)に記載のマスク装着具。
【0010】
(2)の発明によれば、既存のマスクに対して使用者の好みに応じた芳香効果を付与することができる。
【0011】
(3) 前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材は、顔面に沿った湾曲形状を有する、(1)又は(2)に記載のマスク装着具。
【0012】
(3)の発明によれば、マスク装着具を装着した際に、マスク装着具が使用者に当接する圧力を分散でき、長時間にわたって違和感なくマスク装着具を使用できる。
【0013】
(4) 前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材のうち少なくとも何れかは、挟持内面側に係止部を有する、(1)~(3)のいずれかに記載のマスク装着具。
【0014】
(4)の発明によれば、マスク装着具のズレを防止でき、長時間にわたって好ましくマスク装着具を使用できる。
【0015】
(5) 前記第1挟持部材は、外面側に装飾具を着脱可能な装飾部を有する、(1)~(4)のいずれかに記載のマスク装着具。
【0016】
(5)の発明によれば、使用者の好みに応じてマスク装着具を装飾できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の実施形態に係るマスク装飾具の使用状態を示す図である。
【
図2】本発明の実施形態に係るマスク装飾具を示す上面図である。
【
図3】本発明の実施形態に係るマスク装飾具を示す斜視図である。
【
図4】本発明の実施形態に係るマスク装飾具を示す斜視図である。
【
図5】本発明の実施形態に係るマスク装飾具を示す斜視図である。
【
図6】本発明の他の実施形態に係るマスク装飾具を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
《第1実施形態》
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明の内容は以下の実施形態の記載に限定されない。
【0019】
<マスク装着具>
本実施形態に係るマスク装着具1は、
図2に示すように、第1挟持部材2と、第2挟持部材3と、フィルタFと、を有する。第1挟持部材及び第2挟持部材は、回動可能に連結される。
図1は、マスク装着具1の使用者(以下、単に「使用者」と記載する場合がある)がマスク装着具1をマスクMに装着した状態を示す状態図である。マスク装着具1は、第1挟持部材2と、第2挟持部材3とでマスクMを挟持することで、マスクMに固定される。マスクMとしては特に限定されず、既存のマスクを用いることができる。
【0020】
第1挟持部材2は、使用者がマスク装着具1を装着した際に、マスクMの外面側に配置される部材である。第1挟持部材2は、
図4及び
図5に示すように、本体部20と、連結部22と、を有する。第1挟持部材2は、長手方向と短手方向とを有する部材であり、
図2に示すように、長手方向が使用者の顔面に沿って湾曲する湾曲形状を有する。第1挟持部材2は、一体に形成されることが製造コストの観点から好ましい。第1挟持部材2を構成する材質は特に制限されず、例えばPP、PE等の公知の樹脂材料により構成することができるが、生分解性プラスチックにより構成することが環境調和性の観点から好ましい。
【0021】
本体部20は、一端側に係止部21を有し、他端側に把持部23を有する。本体部20は、例えば係止部21において、第2挟持部材3の一部と当接するように付勢されて、マスクMを挟持する。
【0022】
本体部20は、挟持外面側が外部に露出するように配置される。本体部20の挟持外面側は、使用者の好みに応じて、模様、文字、ロゴマーク、キャラクターデザイン等により装飾されていてもよい。
【0023】
係止部21は、本体部20の一端側の挟持内面側に配置される。係止部21は、例えば
図4に示すように、第1挟持部材2の長手方向に沿って線状に形成される複数の凹凸形状からなる。
図4は、第1挟持部材2を、使用者がマスク装着具1を装着した際に使用者側から見た図である。係止部21により、マスクMにマスク装着具1を装着した際の、マスク装着具1の短手方向への移動が規制される。係止部21の形状としては、
図4に示すものに限定されず、市松状に形成される凹凸形状であってもよいし、その他の凹凸形状であってもよい。また、係止部21を摩擦力の大きい弾性材等の別部材で構成してもよい。
【0024】
連結部22は、後述する第2挟持部材3の連結部32と回動可能に連結される。連結部22と連結部32とは、軸部を中心に連結され、軸部の外周には、例えばコイルバネ等の付勢部材(図示せず)が券回されている。上記コイルバネ等の付勢部材は、第1挟持部材2と第2挟持部材3に固定され、係止部21と第2挟持部材3との挟持間隙が狭くなる方向に第1挟持部材2と第2挟持部材3とを付勢している。これにより、第1挟持部材2と第2挟持部材3との間にマスクMを挟持し、マスクMとマスク装着具1とを固定できる。
【0025】
把持部23は、係止部21に対して他端側に配置される。使用者が把持部23と、後述する第2挟持部材の把持部33との間隔が狭くなるように力を加えることで、係止部21と第2挟持部材3との挟持間隙を広げ、マスクMに対してマスク装着具1を着脱できる。
【0026】
第2挟持部材3は、使用者がマスク装着具1を装着した際に、マスクMの内面側に配置される部材である。第2挟持部材3は、芳香性又は防臭性を有するフィルタFを着脱可能な、フィルタ装着部31を有する。これにより、マスク装着具1は、既存のマスクMに対して芳香性又は防臭性を付与することができる。第2挟持部材3は、上記以外に、本体部30と、連結部32と、を有する。
【0027】
第2挟持部材3は、第1挟持部材2と同様に、長手方向と短手方向とを有する部材であり、
図2に示すように、長手方向が使用者の顔面に沿って湾曲する湾曲形状を有する。第1挟持部材2と第2挟持部材3が共に上記湾曲形状を有することで、マスク装着具1を装着した際に、マスク装着具1が使用者に当接する圧力を低減又は分散でき、長時間にわたって違和感なくマスク装着具1を使用できる。また、第2挟持部材3は、第1挟持部材2と同様に、例えば生分解性プラスチック等の樹脂材料により一体に形成されることが好ましい。
【0028】
本体部30は、一端部において係止部21と当接するように付勢され、他端部に把持部33を有する。把持部33の構成は、把持部23と同様である。
【0029】
フィルタ装着部31は、例えば第2挟持部材3の挟持外面である、使用者の顔面に当接する側に設けられる。フィルタ装着部31は、
図2に示すように、使用者の顔面に沿って湾曲する湾曲形状を有する。フィルタ装着部31は、フィルタFを着脱可能に構成される。フィルタ装着部31は、例えば、ガイド爪311及び312及び、ストッパ313を有する。
【0030】
ガイド爪311及び312及び、ストッパ313は、フィルタFを着脱可能に保持する。ガイド爪311及び312は、フィルタFの幅方向の大きさに応じて、所定の間隔を有して本体部30から略垂直方向に突出し、かつ互いの先端が対向するように屈曲されて形成される。ストッパ313は、ガイド爪311と312の間の空間端部に、本体部30の長辺方向に沿って、本体部30から略垂直方向に突出して形成される。ストッパ313の先端も、ガイド爪311及び312と同様に屈曲されて形成される。上記構成により、
図3に示すように、フィルタFを、ガイド爪311と312の間の、ストッパ313が形成された側とは逆側の矢印方向から挿入することで、フィルタFをマスク装着具1に装着できる。また、
図3の矢印方向とは逆方向にフィルタFを抜出することで、フィルタFをマスク装着具1から脱離できる。
【0031】
フィルタFは、芳香性又は防臭性のうち、少なくとも何れかの性質を有する。フィルタFは、フィルタ装着部31のガイド爪311と312との間の間隔に応じた所定の幅を有し、例えば
図3に示すように、平面視で方形形状を有する。フィルタFは、把持部F1と、本体部F2とを有し、フィルタFがフィルタ装着部31に収容された状態で、把持部F1がマスク装着具1の外部に延出していてもよい。これにより、使用者は容易にフィルタFをマスク装着具1から抜出して脱離できる。
【0032】
フィルタFは、例えば不織布等の通気性及び可撓性を有する材質により構成され、内部に芳香性又は防臭性のうち、少なくとも何れかの性質を有する1つ又は複数の粒状体Sが本体部F2に封入されている。本実施形態において、粒状体Sを、芳香性を有する粒状体であるものとして、以下に説明する。
【0033】
芳香性を有する粒状体Sは、内容物と皮膜とからなる粒状体であり、使用者がフィルタFを介して加圧することで崩壊可能に構成される。粒状体Sは、加圧により皮膜が破裂して、内容物が外部に放出される。内容物は、例えば揮発性の芳香性成分を含んでおり、内容物が外部に放出されることで、マスクMの内部にユーザの好みに応じた香りを充満させることができる。上記芳香性を有する粒状体Sとしては、市販されている芳香性成分を内包したシームレスカプセルを用いることができる。芳香性成分としては、特に限定されず、従来公知の天然香料、合成香料のいずれを用いてもよい。芳香性成分は、1種又は2種以上を混合させて使用できる。
【0034】
天然香料の例としては、特に限定されないが、例えば、オレンジ、ネロリ、マンダリン、プチグレン、ベルガモット、タンゼリン、温州ミカン、シナモン、ダイダイ、ハッサク、イヨカン、レモン、ライム、グレープフルーツ、ユズ、スダチ、カボス、スウィーティー、ラズベリー、グーズベリー、イチゴ、クランベリー等のベリー類、グレープ、シトロネラ、エレミ、オリバナム、マジョラム、アンゼリカルート、スターアニス、バジル、ヘイ、カラマス、キャラウェイ、カルダモン、ペッパー、カスカリラ、ジンジャー、セージ、クラリセージ、クローブ、コリアンダー、ユーカリ、フェンネル、ピメント、ジュニパー、フェネグリーク、ローレル、メース、スギ、センキュウ、アーモンド、アニス、アルテミシア、アルファルファ、アンズ、アンブレット、イグサ、イチジク、イランイラン、ウインターグリーン、ウメ、エルダー、エンジュ、オークモス、オールスパイス、オリス、カラント、カッシー、カモミール、ガランガ、カリン、グァバ、クスノキ、クチナシ、クベバ、クミン、コーラ、サンショウ、サンダラック、サンダルウッド、サンダルレッド、シソ、シベット、ジャスミン、ジンセン、スターフルーツ、スチラックス、スペアミント、アップルミント、ペパーミント、ゼラニウム、タイム、ダバナ、タンジー、チャンパカ、チュベローズ、ツバキ、ディタニー、トルーバルサム、トンカ、ナッツ、ナツメ、ナツメグ、ナンテン、ニアウリ、ニンジン、バイオレット、パイナップル、ハイビスカス、ハチミツ、ハッカ、パッションフルーツ、バニラ、ローズ、ヒソップ、ヒノキ、フーゼル油、ブチュ、ペピーノ、ベルベナ、ボアドローズ、ポポー、ボルドー、ボロニア、マツ、マンゴー、ミツロウ、ミモザ、ミルフォイル、ムスク、メープル、メリッサ、メロン、モモ、ヤラヤラ、ラベンダー、リツェア、リンデン、ルー、レンブ、ローズマリー、ロベージ、バニラ、コーヒー、チョコレート等のオイルが挙げられる。
【0035】
合成香料としては、従来から芳香性を付与する目的で使用されているものであれば特に制限されず、例えば、エステル類、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類、フェノール類、エーテル類、ラクトン類、炭化水素類、含窒素化合物、含硫化合物類、酸類等が挙げられる。
【0036】
芳香性を有する粒状体Sは、本体部F2に複数封入されることが好ましい。これにより、1つの粒状体Sを崩壊させて発生した芳香が弱まった場合に、他の粒状体Sを崩壊させることで、芳香性を長時間持続させることができる。従って、例えば1日中フィルタFを交換することなく、芳香性を持続させることができる。
【0037】
上記以外に、粒状体Sとしては、防臭効果を有するものであってもよい。このような防臭性を有する粒状体としては、特に制限されず、例えば活性炭やゼオライト等の多孔性物質を用いることができる。また、銀、銅、亜鉛等の防臭抗菌性を有する金属を、単独で又は上記多孔性物質に担持させて用いてもよい。
【0038】
以下、本発明の他の実施形態について説明する。上記第1実施形態と同様の構成については、説明を省略する場合がある。
【0039】
《第2実施形態》
第2実施形態に係るマスク装着具1aは、
図6に示すように、外部に露出する挟持外面側に、装飾部としての孔部201と、係合部202と、を備える本体部20aを有する。孔部201及び係合部202は、使用者の好みに応じた装飾具をマスク装着具1aに着脱するために用いられる。上記装飾具としては、特に限定されないが、缶バッジ、ピンバッジ、又はピアス等のアクセサリーが挙げられる。本体部20aにより、使用者の好みに応じてマスク装着具1aを装飾することができる。
【0040】
孔部201は、第1挟持部材2の厚み方向に貫通する孔部である。係合部202は、
図6に示すように、例えば本体部20aの表面側からU字状に突出し、装飾具を挿通可能な孔部を有する。孔部201及び係合部202に対し、使用者の好みに応じた装飾具を着脱できる。装飾部としての孔部201及び係合部202は、少なくとも何れかが設けられていればよく、両方が設けられていてもよい。また、複数の孔部201及び係合部202が設けられていてもよい。
【0041】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明の内容は上記実施形態に限定されず、適宜変更が可能である。
【0042】
上記実施形態では、第1挟持部材2の挟持内面側に係止部21を有するものとして説明した。上記に限定されない。係止部は第2挟持部材3の挟持内面側に形成されていてもよいし、第1挟持部材2と第2挟持部材3の両方の挟持内面側に形成されていてもよい。
【0043】
上記実施形態では、フィルタ装着部31を、第2挟持部材3の挟持外面である、使用者の顔面に当接する側に設けられるものとして説明した。上記に限定されない。フィルタ装着部31は、第2挟持部材3の挟持内面に設けられていてもよい。
【符号の説明】
【0044】
1、1a マスク装着具
2 第1挟持部材
21 係止部
3 第2挟持部材
31 フィルタ装着部
F フィルタ
S 粒状体