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特開2022-53568電子単極場に拠る、地上空間・水上空間・宇宙空間・やり方に拠っては水中間をも、すべての場所での飛行・航行を可能とする飛行、推進方法
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  • 特開-電子単極場に拠る、地上空間・水上空間・宇宙空間・やり方に拠っては水中間をも、すべての場所での飛行・航行を可能とする飛行、推進方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022053568
(43)【公開日】2022-04-06
(54)【発明の名称】電子単極場に拠る、地上空間・水上空間・宇宙空間・やり方に拠っては水中間をも、すべての場所での飛行・航行を可能とする飛行、推進方法
(51)【国際特許分類】
   F03H 99/00 20090101AFI20220330BHJP
   H02M 7/48 20070101ALI20220330BHJP
   H01Q 19/13 20060101ALI20220330BHJP
【FI】
F03H99/00 C
H02M7/48 E
H01Q19/13
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020160274
(22)【出願日】2020-09-25
(71)【出願人】
【識別番号】000215198
【氏名又は名称】追立 隆義
(72)【発明者】
【氏名】追立 隆義
【テーマコード(参考)】
5H770
5J020
【Fターム(参考)】
5H770BA20
5H770CA06
5H770DA01
5H770DA11
5H770DA50
5J020AA03
5J020BA10
5J020BC02
(57)【要約】
【課題】電子単極場に拠る、地上空間・水上空間・宇宙空間・やり方に拠っては水中間をも、すべての場所での飛行・航行を可能とする、飛行、推進方法を提供する。
【解決手段】直流を飛行体10の質量その他の条件等により、数千サイクルから数10キロサイクルなどにインバートした交流もどきの脈流を、空心の高周波トランスを用い、飛行物体10の形体により、最低でも数百億電子ボルト、人間が搭乗する様な大きさの物などでは、数千万電子ボルト~数十億電子ボルトの電子単極場を飛行体10に設けたパラボラアンテナ1で空間に放射・形成し、その電界を利用して空間を飛行・航行する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電界を利用して空間を飛行・航行するための飛行、推進方法であって、
直流を飛行体の質量その他の条件等により、数千サイクルから数10キロサイクルなどにインバートした交流もどきの脈流を、空心の高周波トランスを用い、飛行物体の形体により、最低でも数百億電子ボルト、人間が搭乗する様な大きさの物などでは、数千万電子ボルト~数十億電子ボルトの電子単極場を前記飛行体の機体に設けたパラボラアンテナで空間に放射・形成することを特徴とする、電子単極場に拠る、地上空間・水上空間・宇宙空間・やり方に拠っては水中間をも、すべての場所での飛行・航行を可能とする飛行、推進方法。
【請求項2】
前記パラボラアンテナの焦点に前記電子単極場を形成するための球状電極を備えたことを特徴とする請求項1に記載の、電子単極場に拠る、地上空間・水上空間・宇宙空間・やり方に拠っては水中間をも、すべての場所での飛行・航行を可能とする飛行、推進方法。
【請求項3】
前記パラボラアンテナは前記飛行体の機体下面の3点を結ぶ三角形の各頂点に設置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の、電子単極場に拠る、地上空間・水上空間・宇宙空間・やり方に拠っては水中間をも、すべての場所での飛行・航行を可能とする飛行、推進方法。
【請求項4】
前記パラボラアンテナは前記飛行体の機体下面の3点を結ぶ三角形の各頂点と、機体上面の一点に設置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の、電子単極場に拠る、地上空間・水上空間・宇宙空間・やり方に拠っては水中間をも、すべての場所での飛行・航行を可能とする飛行、推進方法。
【請求項5】
前記飛行体の機体上面に誘電体が貼付されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の、電子単極場に拠る、地上空間・水上空間・宇宙空間・やり方に拠っては水中間をも、すべての場所での飛行・航行を可能とする飛行、推進方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脈流と高周波トランスを用いて発生させた電子単極場を用いて飛行・航行を可能とする、飛行、推進方法に関する。
【背景技術】
【0002】
(従来の技術)
今・現在有る飛行方法は、プロペラ機にしろ、ジェット機にしろ、ロケットにしろ、気体の押し出し流を利用しての前進速度を得るしかない。なお、継続的に加速を続けるには、燃料消費率が高すぎる。なお、ロケットに至っては、翼により、揚力を得る事ができないため、直接燃料消費だけで浮力・前進力を賄わなければならないため、スペースシャトルなどの往還機以外のロケットは、全打ち上げ重量の、そのほとんどを、燃焼するための燃料、燃料を入れるためのタンク、燃料を燃やすためのエンジンその他のほとんどを使い捨てとなっている。重い燃料を打ち上げるために燃料を消費している様なものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
(発明が解決しようとする問題点)
今までの飛行機の飛行方法の噴流気体を利用するのではなく、宇宙空間すべてを覆っている静電気の場を利用しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
今、現在、アインシュタインの相対性理論により、物体は光の速度を超えられないという定義になっているが、光の速度と言うのは何なのでしょうか。実際に、光に速度は有るが、光の速度というのは、この世の中に於いて、無いのではないか。なぜなら、この宇宙に於いて、静止という概念が導き出せないからである。
【0005】
この地球の赤道上の一地点は、毎時、1670Km速さで動き、この地球そのものも、毎時108,000kmの速さで、太陽の回りを公転移動している。
また太陽系全体は、銀河内公転のため、毎時、864,000kmの速さで、移動していることになる。
【0006】
また、この地球を含む、太陽系全体が存在している銀河系全体も宇宙の中の、どこかを中心として、毎時、7,776,000km余りで公転していると推定される。
これらを考えて行くと、宇宙に有る全ての物体がどのような速さで動いていようとも、見る場所・見る角度により、物体の移動速さの数値は、決め付けられないと思われる。物体そのものに、加速度Gが働いているか、減速度Gが働いているかだけの違いだけで、この加速度Gが減速度Gを止めた時点で、どの様な速さで動いていたとしても、その物体の速さは、0ゼロと定義付けられるのではないだろうか。
【0007】
宇宙空間のなかで物体がどのような速さで動いていたとしても、見る位置・見る角度でどうとでも、数値がきめられるので有れば宇宙全体を、相対的な視点で考えるのではなく、総称的に考えるのが妥当ではないでしょうか。
本発明の目的は、脈流と高周波トランスを用いて発生させた電子単極場に拠る地上空間・水上空間・宇宙空間・やり方に拠っては水中間をも、すべての場所での飛行・航行を可能とする、飛行、推進方法を提供することにある。
【0008】
発明の構成、以下は、本発明者が長年に亘って鋭意研究した成果を公開するものである。
まず、電子単極場を作る方法は、今、現在電子単極場を得る方法として、中学校などの理科教材として、5万ボルト起電くらいの正電気起電機が有るが、このベルト摩擦起電機で莫大な電圧を得るには、とんでもない大掛かりの装置を作るしかない。また、大きな装置を作ったにしても、電圧が上がるだけで、高電力を得ることはできない。
【0009】
ここで、莫大な電圧・電力を得る方法として、考えられるのが電気交流整流の片波脈流の単極電気を用いて、高周波トランスを利用する方法が考えられる。
一つの方法として、バッテリーなどの直流を飛行体の質量その他の条件等により、数千サイクルから、数10キロサイクルなどにインバーターにより、インバートし、この周波数の交流もどきの脈流であれば鉄心を用いずに空心でのコイルトランスとして、昇圧機能をもたらすことができる。
この高周波トランスを用いて、飛行物体の形体により、最低でも数百億電子ボルト、人間が搭乗する様な大きさの物などでは、数千万電子ボルト~数十億電子ボルトの機能をもたらす必要が有る。
【0010】
本発明の典型的な構成を以下に列挙する。
(1)直流を飛行体の質量その他の条件等により、数千サイクルから数10キロサイクルなどにインバートした交流もどきの脈流を、空心の高周波トランスを用い、飛行物体の形体により、最低でも数百億電子ボルト、人間が搭乗する様な大きさの物などでは、数千万電子ボルト~数十億電子ボルトの電子単極場を前記飛行体に設けたパラボラアンテナで空間に放射・形成し、その電界を利用して空間を飛行・航行する。
【0011】
(2)前記パラボラアンテナの焦点に前記電子単極場を形成するための球状電極を備える。
【0012】
(3)前記パラボラアンテナは前記飛行体の下面の3点を結ぶ三角形の各頂点に設置する。
【0013】
(4)前記パラボラアンテナは前記飛行体の下面の3点を結ぶ三角形の各頂点と、上面の一点に設置する。
【0014】
(5)前記飛行体の機体上面に誘電体を貼付する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、噴流気体を利用する今までの飛行機の飛行方法と異なり、宇宙空間すべてを覆っている静電気を利用する方法であるため、重量のある燃料の搭載が不要である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明に係る電子単極場に拠る、地上空間・水上空間・宇宙空間・やり方に拠っては水中間をも、すべての場所での飛行・航行を可能とする、飛行、推進方法の原理を説明する模式図
図2】本発明に係る電子単極場に拠る、地上空間・水上空間・宇宙空間・やり方に拠っては水中間をも、すべての場所での飛行・航行を可能とする、飛行、推進方法を適用した飛行体の1実施例の説明図
図3】電子単極場を形成するための回路図
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態につき、実施例の図面を参照して説明する。
【実施例0018】
図1乃至図3を参照して本発明の実施例を説明する。
パラボラアンテナ様の金属性の電気力線反射椀1を使用して、その下側に電子単極電力を送り込んで、溜め込むための金属製の大きな中空ボール様の物を取り付ける。このボール2にどんどんどんどん電子単極電力を送り込んで、飽和状態になれば、このコンデンサボールの外側に電子単極の空間場が広がって行き、その電子力線Eは、上側の椀状の曲面に反射してボールから直接放射する電子力線と合わされて、ボールの下側に電子単極場の空間場が広がって行く。
その電子力線は、上側の椀状の内曲面に反射して、下方に、電子単極場の力場が広がることになる。
【0019】
これらの飛行機運転の時、機体10下部空間の帯電場が+プラスの時は、+プラスの電気力線を使い、-マイナスの時は、マイナスの電気力線を使う。そうすることにより下部空間の電荷を帯びた空間と反発し合い、機体は、上に浮かぶこととなる。
【0020】
この状態で、このお椀の背面に誘電体11を貼り付ければ、このお椀の背面への電子単極場の広がりが無くなり、よりいっそう、推進力が、増す事となる。
【0021】
この大きなパラボラアンテナ状の大きな椀の下に三つのコンデンサボールを取り付けることにより、この三つのコンデンサボールに送り込む電気量を強弱加減すれば、この円盤型飛行体10はどの様な方向転換も可能となり、空間内に於いて、どの様な運航も可能となる。
また、あまりも高電圧のため、電気的なコントロールが難しい時は、パラボラ曲面を堺にしてコンデンサボールそのものを、下面に押し出すか背面に引っ込めるか物理的な機械式コントロールを用いる。コンデンサボールの帯電量は、3つとも同じでも、パラボラ下部への電気力線の3点位相のコントロールが容易となる。
【0022】
摩擦電気を利用した正(靜)電気起電機などと比べて、莫大な電力量の電子単極場を作り出す方法として考え出せる方法は、図3に示す回路である。
この様な変な交流もどき波形を用いたトランス回路は他にないとおもわれる。
【0023】
図3において、31は直流電源として、バッテリーなどになる。この直流電源を32で示すインバーターでサイリスタ321を用いて、飛ばす物によって、数千サイクルから、数10キロサイクルの交流の、できれば正弦波、難しかったら、適宜の方形波、或いは、スパイク波など、一番変換効率の良い方法でインバートし、その波を空心コイル34に整流/極性切換え回路のダイオードを通して送る。
このダイオードの組み合わせにより、半波整流あるいは全波整流となるが、この高周波脈流を高周波トランス34で、ダイオードの極性を変える事により、+プラスだけの、-マイナスだけの高圧電気を作ることができる。
【0024】
これは、摩擦電気などの正圧では無く、半波整流・全波整流による、片波単極高圧電気となる。この片波単極高圧電場を用いて浮力・推力を得ようとするものである。
【0025】
この単極電場飛行体の場合、浮遊飛行する場合に、消費するエネルギーは、ただ、電子単極場を作り出し、維持するだけであり、あとは、外部空間が自らもっている外部の電子単極場の反発を利用して、浮力・推進力を得るものであるから、自分の体に電力消費回路は存在しない。
【0026】
よって、この飛行体のエネルギー消費は、ものすごく少なくてすむ。
この事から、ものすごく長時間の飛行が可能となるだけでなく、どこまでも、加速Gを追いかける事ができるので、今までの概念で考えられもしなかった様なとてつもない速さで移動することができる。
ただし、これは出発点から見た速さで有り、視点を変えれば、この移動・速さは定義できないことになる。
また、この飛行体は、周囲全面を電場バリアで覆われることで、宇宙空間の浮遊ゴミとか、小さな隕石などは、反発し合って、ぶつかりにくくなると思われる。
【符号の説明】
【0027】
1・・・電機力線反射椀
2・・・コンデンサボール
3・・・高圧発生回路
31・・・直流電源
32・・・インバーター
321・・・サイリスタ
33・・・整流/極性切換え回路
34・・・高周波トランス
10・・・飛行体
11・・・誘電体
VL・・・定電圧
VH・・・高電圧
図1
図2
図3