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  • 特開-カレンダー 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022053792
(43)【公開日】2022-04-06
(54)【発明の名称】カレンダー
(51)【国際特許分類】
   G09D 3/00 20060101AFI20220330BHJP
   B42D 5/04 20060101ALI20220330BHJP
   G04B 47/00 20060101ALI20220330BHJP
   G04B 47/02 20060101ALI20220330BHJP
   G04G 99/00 20100101ALI20220330BHJP
   G04C 3/00 20060101ALI20220330BHJP
   G04G 9/00 20060101ALI20220330BHJP
   G09G 5/38 20060101ALI20220330BHJP
   G09G 5/22 20060101ALI20220330BHJP
【FI】
G09D3/00 A
B42D5/04 H
G04B47/00 Z
G04B47/02 Z
G04G99/00 301Z
G04C3/00 C
G04G9/00 304C
G09G5/38 Z
G09G5/22 630M
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020160609
(22)【出願日】2020-09-25
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-01-20
(71)【出願人】
【識別番号】396006860
【氏名又は名称】柿見 富雄
(74)【代理人】
【識別番号】100094248
【弁理士】
【氏名又は名称】楠本 高義
(74)【代理人】
【識別番号】100199831
【弁理士】
【氏名又は名称】中川 茂樹
(74)【代理人】
【識別番号】100121337
【弁理士】
【氏名又は名称】藤河 恒生
(74)【代理人】
【識別番号】100185454
【弁理士】
【氏名又は名称】三雲 悟志
(74)【代理人】
【識別番号】100203688
【弁理士】
【氏名又は名称】平松 拓郎
(72)【発明者】
【氏名】柿見 富雄
【テーマコード(参考)】
2F002
2F101
5C182
【Fターム(参考)】
2F002AA06
2F002ED04
2F101AB02
2F101AC10
5C182AB08
5C182AB16
5C182AC02
5C182AC33
5C182BA06
5C182BA65
5C182CA21
5C182CB41
5C182CB44
5C182FA68
(57)【要約】
【課題】日表示の読み取りが容易なカレンダーを提供することを目的とする。
【解決手段】本願発明のカレンダー10を、年を数字で表示する年表示22と、月を数字で表示する月表示24と、1から月の最終日までの日を数字で表示する日表示と、を有するように構成した。日表示は、正5角形の頂点を中心とする5個の同一寸法の円弧図形28(1)、28(2)、28(3)、28(4)及び28(5)を有し、一の円弧図形は隣接する他の2個の円弧図形と接し、日を表す数字が、5個の円弧図形の内周に沿って、1から小さい順に連続して表示されるように構成した。
【選択図】図1




【特許請求の範囲】
【請求項1】
年を数字で表示する年表示と、月を数字で表示する月表示と、1から月の最終日までの日を数字で表示する日表示と、を有し、
前記日表示は、正5角形の頂点を中心とする円弧を有する5個の同一寸法の円弧図形を有し、一の円弧図形は隣接する他の2個の円弧図形と接し、5個の円弧図形の内周又は外周に沿って、日を表す数字が順番に連続して表示され、
表示基材に表示されるように構成されたカレンダー。
【請求項2】
1個の前記円弧図形において、1週間分の日表示の数字が表示され、日曜日に該当する数字から始まり土曜日に該当する数字で終わるように表示された請求項1に記載するカレンダー。
【請求項3】
隣接する2個の前記円弧図形において、一の円弧図形に表示された土曜日に該当する数字と、他の円弧図形に表示された日曜日に該当する数字とは隣接する請求項2に記載するカレンダー。
【請求項4】
前記表示基材に時計を備えた請求項1~3のいずれかに記載するカレンダー。
【請求項5】
前記5個の円弧図形は連続する請求項1~4のいずれかに記載するカレンダー。
【請求項6】
前記表示基材は、画像表示装置の画面である請求項1~5のいずれかに記載するカレンダー。
【請求項7】
前記表示基材は、塊状部材又はシート状部材である請求項1~5のいずれかに記載するカレンダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、年月日を表示するカレンダーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、種々のカレンダーが使用されている。通常のカレンダーは、1週間分の日表示が横に配列された配列群が、縦に複数行並んで構成されている。通常のカレンダーは、複数の配列群の中から日表示を読み取るように構成されている。しかし、日表示の読み取りが容易なカレンダーが望まれている。なお、スケジュールを把握しやすくすることを目的としたカレンダーの特許文献が存在する(特許文献1参照)。しかし、本願発明に関連するものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6179929号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明は、日表示の読み取りが容易なカレンダーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明のカレンダーは、年を数字で表示する年表示と、月を数字で表示する月表示と、1から月の最終日までの日を数字で表示する日表示と、を有し、
前記日表示は、正5角形の頂点を中心とする円弧を有する5個の同一寸法の円弧図形を有し、一の円弧図形は隣接する他の2個の円弧図形と接し、5個の円弧図形の内周又は外周に沿って、日を表す数字が順番に連続して表示され、表示基材に表示されるように構成されたことを特徴とする。
【0006】
本願明細書及び特許請求の範囲において、正5角形の頂点を中心とする円弧とは、正5角形の頂点を中心とする円の一部を言う。円弧図形とは、その円の一部を含む図形を言う。
【0007】
本願発明のカレンダーは、前記カレンダーにおいて、1個の前記円弧図形において、1週間分の日表示の数字が表示され、日曜日に該当する数字から始まり土曜日に該当する数字で終わるように表示されたことを特徴とする。
【0008】
本願発明のカレンダーは、前記カレンダーにおいて、隣接する2個の前記円弧図形において、一の円弧図形に表示された土曜日に該当する数字と、他の円弧図形に表示された日曜日に該当する数字とは隣接することを特徴とする。
【0009】
本願発明のカレンダーは、前記カレンダーにおいて、前記表示基材に時計を備えたことを特徴とする。
【0010】
本願発明のカレンダーは、前記カレンダーにおいて、前記5個の円弧図形は連続することを特徴とする。
【0011】
本願発明のカレンダーは、前記カレンダーにおいて、前記表示基材は、画像表示装置の画面であることを特徴とする。
【0012】
本願発明のカレンダーは、前記カレンダーにおいて、前記表示基材は、塊状部材又はシート状部材であることを特徴とする。
【0013】
本願明細書及び特許請求の範囲において、画像表示装置とは、携帯電話、携帯端末、PC(パーソナルコンピューター)、ゲーム機、又は電子看板等を言う。また、塊状部材とは、箱状部材又は板状部材等を言う。また、シート状部材とは、フィルム、紙又はシール等を言う。
【発明の効果】
【0014】
本願発明のカレンダーによれば、一の円弧図形は隣接する他の2個の円弧図形と接し、5個の円弧図形の内周又は外周に沿って、日を表す数字が順番に連続して表示されている。このため、月の最初の日表示である「1」から月の最後の日表示の数字まで、連続的に目で追っていくことができる。これにより、日表示の読み取りが容易である。また、時の流れを感じることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本願発明のカレンダーを示す正面図である。
図2】本願発明のカレンダーの他の実施を示す斜視図である。
図3】本願発明のカレンダーの更に他の実施を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本願発明に係るカレンダーの実施形態を図1に基づいて詳しく説明する。図1において、符号10は本願発明に係るカレンダーである。
【0017】
(構成)
(携帯端末の画面16(表示基材))
カレンダー10は、携帯電話(携帯端末)(図示しない)の画面16に表示されるように構成されている。カレンダー10は、携帯端末内のコンピュータにより作成され、表示される。
【0018】
(年表示22、月表示24、日表示、円弧図形28(1)~28(5))
カレンダー10は、正面(表面)に、年を数字で表示する年表示22と、月を数字で表示する月表示24と、1から月の最終日までの日を数字で表示する日表示とを有する。年表示22は、携帯端末内のコンピュータ内の年表示作成部により作成され、表示される。月表示24は、携帯端末内のコンピュータ内の月表示作成部により作成され、表示される。日表示は、携帯端末内のコンピュータ内の日表示作成部により作成され、表示される。
【0019】
日表示は、数字表示26(1)~26(5)を有する。日表示は、例えば、2020年12月を一例として説明すると、年表示22が「2020」で、月表示24が「12」の場合、「1」から「31」までを表示する。日表示は、正5角形の頂点を中心とする5個の同一寸法の円弧図形28(1)、28(2)、28(3)、28(4)及び28(5)を有し、一の円弧図形は隣接する他の2個の円弧図形と接している。5個の円弧図形28(1)~28(5)は、花びらの模式模様を表す。数字表示26(1)及び円弧図形28(1)は、第1週目を表し、数字表示26(2)及び円弧図形28(2)は、第2週目を表し、数字表示26(3)及び円弧図形28(3)は、第3週目を表し、数字表示26(4)及び円弧図形28(4)は、第4週目を表し、数字表示26(5)及び円弧図形28(5)は、第5週目を表す。1個の月表示に対して5個円弧図形を有するのは、1つの月は必ず5つの週を有するという5週の発想に基づく。
【0020】
5個の円弧図形28(1)~28(5)の色彩は特に限定されない。5個の円弧図形28(1)~28(5)は、例えば、時計回りに、青色、黄色、黒色、緑色、赤色の順に色彩を有している。すなわち、円弧図形28(1)は青色の色彩を有し、円弧図形28(2)は黄色の色彩を有し、円弧図形28(3)は黒色の色彩を有し、円弧図形28(4)は緑色の色彩を有し、円弧図形28(5)は赤色の色彩を有している。青色の円弧図形28(1)の位置は、正面図において、上であることに限定されず、斜め上又は斜め下であってもよい。
【0021】
数字表示26(1)~26(5)において、日を表す数字が、5個の円弧図形の内周に沿って、1から小さい順に連続して表示されている。土曜日の数字は、青色の色彩を有し、日曜日の数字は、赤色の色彩を有している。土曜日及び日曜日以外の数字は、黒色の色彩を有している。各円弧図形28(1)~28(5)内において、日曜日の数字を含む場合には、日曜日の数字から始まる。各円弧図形28(1)~28(5)内において、土曜日の数字を含む場合には、土曜日の数字で終わる。各円弧図形28(1)~28(5)内において、1週間分である7個以下の数字が、時計まわりに順番に表示されている。円弧図形28(1)において、1から5の数字が、円弧図形28(2)において、6から12の数字が、円弧図形28(3)において、13から19の数字が、円弧図形28(4)において、20から26の数字が、円弧図形28(5)において、27から31の数字が、各々、時計まわりに順番に表示されている。隣接する2個の円弧図形において、一の円弧図形に表示された土曜日に該当する数字と、他の円弧図形に表示された日曜日に該当する数字とは隣接する。これにより、1から月の最終日を示す数字までが、略同じ間隔でアナログ的に連続する。例えば、円弧図形28(2)で表示する土曜日の「12」と円弧図形28(3)で表示する日曜日の「13」とは隣接する。これにより、1から月の最終日の数字の31までが、略等間隔で連続する。
【0022】
(丸印30)
数字表示26(1)~26(5)の中のいずれかの数字は、現在の日であることを示す丸印30で囲まれている。丸印30は、携帯端末内のコンピュータ内の丸印作成部により作成され、表示される。現在の日が2020年12月15日である場合、数字表示26(3)の中の「15」が丸印で囲まれている。丸印30の内側は、例えば、赤色で塗りつぶされてもよい。
【0023】
(時計32)
カレンダー10は、5個の円弧図形28(1)~28(5)に囲まれた時計32を備える。時計32は、携帯端末内のコンピュータ内の時計作成部により作成され、表示される。時計32は、アナログ時計であるが、デジタル時計であってもよい。
【0024】
(作用及び効果)
携帯電話の初期画面において、カレンダーを示すアイコンをタッチすることにより、画面16に、年表示22が年表示作成部により表示され、月表示24が、月表示作成部により表示され、円弧図形28(1)~28(5)を含む日表示が、表示される。また、時計32が、時計作成部により表示される。また、現在の日であることを示す丸印30が、丸印作成部により表示される。
【0025】
本願発明のカレンダー10によれば、一の円弧図形は隣接する他の2個の円弧図形と接し、5個の円弧図形28(1)~28(5)の内周に沿って、日を表す数字が順番に連続して表示されている。このため、月の最初の日表示である「1」から月の最後の日表示である「31」まで、連続的に目で追っていくことができる。これにより、日表示の読み取りが容易である。順番に連続して表示されている数字の流れにおいて、現在の日が何処であるかを、丸印30によって認識できる。また、時の流れを感じることができる。また、現在の時刻を時計32によって、同時に認識できる。
【0026】
次に、本願発明に係るカレンダーの他の実施形態を図2に基づいて詳しく説明する。図2において、符号10は本願発明に係るカレンダーである。
(構成)
(基台16(表示基材))
図2のカレンダー10は、基台16に表示されるように構成されている。
【0027】
(年表示22、月表示24、数字表示26(1)~26(5)、円弧図形28(1)~28(5))
年表示22及び月表示24は、シール34の上に描かれる点で、図1に示す年表示22及び月表示24と相違する。図2の数字表示26(1)及び円弧図形28(1)は、シール36(1)上に描かれ、数字表示26(2)及び円弧図形28(2)は、シール36(2)上に描かれ、数字表示26(3)及び円弧図形28(3)は、シール36(3)上に描かれ、数字表示26(4)及び円弧図形28(4)は、シール36(4)上に描かれ、数字表示26(5)及び円弧図形28(5)は、シール36(5)上に描かれる点で、図1に示す数字表示26(1)及び円弧図形28(1)等と相違する。図2の5個の円弧図形28(1)~28(5)は、花びらの模式模様を表す。図2に示す年表示22等は、上記相違以外は、図1に示す年表示22等と同一の構成である。年表示22及び月表示24は、基台16のいずれかの位置に表示される。
【0028】
(時計32)
図2のカレンダー10は、5個の円弧図形28(1)~28(5)に囲まれた時計32を備える。時計32は、アナログ時計であるが、デジタル時計であってもよい。
【0029】
(作用及び効果)
図2の本願発明のカレンダー10によれば、一の円弧図形は隣接する他の2個の円弧図形と接し、5個の円弧図形28(1)~28(5)の内周に沿って、日を表す数字が順番に連続して表示されている。このため、月の最初の日表示である「1」から月の最後の日表示である「31」まで、連続的に目で追っていくことができる。また、時の流れを感じることができる。
【0030】
また、例えば、図1及び図2に示す上述のカレンダー10において、5個の円弧図形28(1)~28(5)は、時計回りに、青色、黄色、黒色、緑色、赤色の順に色彩を有してもよい。すなわち、円弧図形28(1)は青色の色彩を有し、円弧図形28(2)は黄色の色彩を有し、円弧図形28(3)は黒色の色彩を有し、円弧図形28(4)は緑色の色彩を有し、円弧図形28(5)は赤色の色彩を有している。青色の円弧図形28(1)の位置は、正面図において、上であることに限定されない。
【0031】
また、本願発明は、図2のカレンダー10において、図3(a)のカレンダー10であってもよい。図3(a)のカレンダー10は、図2のカレンダー10に比して、時計32が小さく構成され、円弧図形28(1)、28(2)、28(3)、28(4)及び28(5)が大きく構成されている。また、図3(a)のカレンダー10は、図2のカレンダー10に比して、デジタル時計32を備え、年表示22及び月表示24の位置が異なっている。
【0032】
以上、本願発明の一実施形態について図面に基づいて説明したが、本願発明は図示した実施形態に限定されない。また、円弧図形の変形として、桜の花弁を模してもよい。本願発明において、円弧図形の色彩は、何ら限定されない。例えば、5個の円弧図形が同一色であってもよい。
【符号の説明】
【0033】
10:カレンダー
16:画面(表示基材)
16:基台(表示基材)
22:年表示
24:月表示
26(1)、26(2)、26(3)、26(4)、26(5):数字表示
28(1)、28(2)、28(3)、28(4)、28(5):円弧図形
30:丸印
32:時計
図1
図2
図3