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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022054186
(43)【公開日】2022-04-06
(54)【発明の名称】グランドゴルフゲーム管理システム
(51)【国際特許分類】
   A63B 71/06 20060101AFI20220330BHJP
   G16Y 10/65 20200101ALI20220330BHJP
   G16Y 20/40 20200101ALI20220330BHJP
   G16Y 40/10 20200101ALI20220330BHJP
【FI】
A63B71/06 J
A63B71/06 F
G16Y10/65
G16Y20/40
G16Y40/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020161238
(22)【出願日】2020-09-25
(71)【出願人】
【識別番号】520373372
【氏名又は名称】株式会社レッツ
(74)【代理人】
【識別番号】100139114
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 貞嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100139103
【弁理士】
【氏名又は名称】小山 卓志
(74)【代理人】
【識別番号】100214260
【弁理士】
【氏名又は名称】相羽 昌孝
(74)【代理人】
【識別番号】100119220
【氏名又は名称】片寄 武彦
(72)【発明者】
【氏名】栗田 正信
(72)【発明者】
【氏名】細野 昭美
(57)【要約】      (修正有)
【課題】グランドゴルフプレー中のプレーヤーの運動量データをより正確に取得することが可能な管理システムを提供する。
【解決手段】グランドゴルフのプレーヤーがスコア管理のために携帯する情報処理端末装置(10)において、情報処理端末装置(10)は、スコア管理用のアプリケーションソフトウェアを実行する制御部(11)と、アプリケーションソフトウェアに基づいた表示を行うと共に、プレーヤーが入力操作を行うタッチパネル部(30)と、情報処理端末装置(10)に対して加えられる加速度を計測する加速度センサー(41)と、得られたデータを記憶する記憶部(15)と、を有し、制御部(11)は加速度センサー(41)によって取得されるデータを運動量データに変換し、記憶部(15)に記憶すると共に、プレーヤーによる入力操作を契機として、記憶部(15)に記憶される運動量データから、プレーヤーの運動量データを取得する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
グランドゴルフのプレーヤーがスコア管理のためにプレー中に携帯する情報処理端末装置を少なくとも含むグランドゴルフゲーム管理システムにおいて、
前記情報処理端末装置は、
スコア管理用のアプリケーションソフトウェアを実行する制御部と、
当該アプリケーションソフトウェアに基づいた表示を行うと共に、当該アプリケーションソフトウェアに対してプレーヤーが入力操作を行うタッチパネル部と、
前記情報処理端末装置に対して加えられる加速度を計測する加速度センサーと、
得られたデータを記憶する記憶部と、
を有しており、
前記制御部は前記加速度センサーによって取得されるデータをプレーヤーの運動量データに変換し、前記記憶部に運動量データを記憶すると共に、当該アプリケーションソフトウェアに対するプレーヤーによる入力操作を契機として、前記記憶部に記憶される運動量データから、プレーヤーのグランドゴルフのプレー中の運動量データを取得することを特徴とするグランドゴルフゲーム管理システム。
【請求項2】
契機となる当該アプリケーションソフトウェアに対するプレーヤーによる入力操作は、スコアの入力操作であることを特徴とする請求項1に記載のグランドゴルフゲーム管理システム。
【請求項3】
前記記憶部に記憶される運動量データから、プレーヤーのグランドゴルフのプレー中の運動量データを取得するとき、契機となった時間までに経過した時間が加味されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のグランドゴルフゲーム管理システム。
【請求項4】
前記情報処理端末装置はサーバーと通信可能に接続されており、
前記情報処理端末装置は前記サーバーから、プレーヤーのグランドゴルフのプレー中の運動量データの取得を開始するよう指令を受信することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のグランドゴルフゲーム管理システム。
【請求項5】
プレーヤーのグランドゴルフのプレー中の運動量データが、前記サーバーに記憶されることを特徴とする請求項4に記載のグランドゴルフゲーム管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スコア管理用のアプリケーションソフトウェアと連動することで、プレーヤーのグランドゴルフのプレー中の運動量データを精度高く取得するグランドゴルフゲーム管理システムを提供する。
【背景技術】
【0002】
グランドゴルフは、厳格に規定されたコースを要することなく自由度が高く、運動場、河川敷、公園、校庭などをコースとして設定することができると共に、高価な道具も必要なく、かつ、ルールも簡単であり、特に高齢者を中心として広く普及している。また、グランドゴルフのコースにおいては、スタートからホールポストまでの距離が、最長でも50mなので広い場所を必要としない、というメリットもある。
【0003】
グラウンドゴルフにおいては、基本的に1ゲームは3ラウンドから構成されており、1ラウンドは8ホール(ホールポスト)で構成されている。各ホールでは、まずスタートマットにボールをセットしてゴルフのホールに相当するホールポストを目掛けてボールを打ち、より少ない打数でホールポストにボールを入れることを競う。なお、本明細書では「ホールポスト」のことを、「ホール」とも称することがある。
【0004】
ここで、グラウンドゴルフには、ホールインワンが1回出ると実打数から3減算して、スコアを計算する、という特殊なルールがあるため、グラウンドゴルフは、初心者でも上位の順位を獲得できる可能性があり、多くの高齢者にとって楽しく取り組みやすいスポーツとなっている。
【0005】
例えば、特許文献1(特開2005-270173号公報)には、グラウンドゴルフのホールポストに関する提案がなされている。この特許文献1では、ホールポストのポール部分の組み立てや分解のための余分な時間が不要になるグランドゴルフのホールポストを提供するために、ポールが径の異なる複数本のパイプを引き伸ばし状態の固定と伸縮が可能となるよう嵌め合わせた伸縮パイプで構成することを提案している。
【特許文献1】特開2005-270173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
グランドゴルフのスコアカードは、6名程度のプレーヤーからなるひと組につき、1ラウンド毎に1枚が用いられる。1ゲームは3ラウンドからなるので、1ゲームのスコア付けに、6名毎に3枚のスコアカードを要することとなる。
【0007】
スコアカードは、プレーの進行中に、プレーヤーによって手書きで記入されていくが、このような手書きによる記入では、手間がかかる共に、記入ミスが発生する恐れがある、という問題があった。また、例えば、数十名が参加するような大会の場合には、スコアカードを集計しようとすると、非常に作業が繁雑となると共に、作業時間も要する、という問題があった。また、グランドゴルフのゲームは雨天でも決行されることがあるが、このような場合、紙のスコアカードは濡れてしまい記入がしにくい、という問題もあった。
【0008】
そこで、このような問題を解決するために、例えば、防水型のスマートフォン、タブレット型端末装置などの携帯(携行)を前提とした情報処理端末装置に、スコア管理用のアプリケーションソフトウェアをインストールしておき、これをスコアの入力・集計に利用することが考えられる。なお、スコア管理用のアプリケーションソフトウェアについては、グランドゴルフ用のものではないが通常のゴルフ用のものであれば、現在一般的に普及している。
【0009】
ところで、グランドゴルフは特に高齢者にプレーヤーが多く、その健康効果の検証が求められている。そこで、このような健康効果についても、プレーヤーがスコア管理のためにプレー中に携帯するスマートフォンなどの情報処理端末装置を利用することが考えられる。近年、スマートフォンには加速度センサーなどが内蔵されており、このようなセンサーから得られるデータを用いれば、プレーヤーの歩行数などの運動量に係るデータを取得することが可能であるからである。
【0010】
ところが、グランドゴルフ中におけるプレーヤーの運動量を正確に取得しようとすると、どの時点からプレーヤーがグランドゴルフのプレーを開始したかについては、スマートフォンが検出することができないため、厳密な意味で、グランドゴルフプレー中のプレーヤーの運動量データを取得することが困難である、という問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この発明は、上記のような課題を解決するものであって、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システムは、グランドゴルフのプレーヤーがスコア管理のためにプレー中に携帯する情報処理端末装置を少なくとも含むグランドゴルフゲーム管理システムにおいて、前記情報処理端末装置は、スコア管理用のアプリケーションソフトウェアを実行する制御部と、当該アプリケーションソフトウェアに基づいた表示を行うと共に、当該アプリケーションソフトウェアに対してプレーヤーが入力操作を行うタッチパネル部と、前記情報処理端末装置に対して加えられる加速度を計測する加速度センサーと、得られたデータを記憶する記憶部と、を有しており、前記制御部は前記加速度センサーによって取得されるデータをプレーヤーの運動量データに変換し、前記記憶部に運動量データを記憶すると共に、当該アプリケーションソフトウェアに対するプレーヤーによる入力操作を契機として、前記記憶部に記憶される運動量データから、プレーヤーのグランドゴルフのプレー中の運動量データを取得することを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システムは、契機となる当該アプリケーションソフトウェアに対するプレーヤーによる入力操作は、スコアの入力操作であることを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システムは、前記記憶部に記憶される運動量データから、プレーヤーのグランドゴルフのプレー中の運動量データを取得するとき、契機となった時間までに経過した時間が加味されることを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システムは、前記情報処理端末装置はサーバーと通信可能に接続されており、前記情報処理端末装置は前記サーバーから、プレーヤーのグランドゴルフのプレー中の運動量データの取得を開始するよう指令を受信することを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システムは、プレーヤーのグランドゴルフのプレー中の運動量データが、前記サーバーに記憶されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システムは、アプリケーションソフトウェアに対するプレーヤーによる入力操作を契機として、記憶部に記憶される運動量データから、プレーヤーのグランドゴルフのプレー中の運動量データを取得するので、このような本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システムによれば、グランドゴルフプレー中のプレーヤーの運動量データをより正確に取得することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施形態に係るグランドゴルフゲーム管理システム1の概要を模式的に説明する図である。
図2】本発明の実施形態に係るグランドゴルフゲーム管理システム1で用いられる情報処理端末装置の一例であるスマートフォン10のブロック図である。
図3】スマートフォン10のタッチパネル部30に表示されるログイン画面例を示す図である。
図4】本発明の実施形態に係るグランドゴルフゲーム管理システム1におけるアカウント作成・完了通知処理のフロー例を示す図である。
図5】アカウント作成時にアカウントDB110に登録されるデータ群の一例を示す図である。
図6】本発明の実施形態に係るグランドゴルフゲーム管理システム1における各機能の遷移を説明する図である。
図7】本発明の実施形態に係るグランドゴルフゲーム管理システム1におけるゲームホスト機能の処理のフロー例を示す図である。
図8】グラウンドDB120のデータ構造例を示す図である。
図9】スマートフォン10’のタッチパネル部30におけるゲーム参加募集時の画面表示例を示す図である。
図10】本発明の実施形態に係るグランドゴルフゲーム管理システム1におけるゲーム参加申請機能の処理のフロー例を示す図である。
図11】本発明の実施形態に係るグランドゴルフゲーム管理システム1におけるゲーム管理機能の処理のフロー例を示す図である。
図12】スマートフォン10のタッチパネル部30における画面表示例を示す図である。
図13】グランドゴルフのルールの概要を説明する図である。
図14】各ホールを展開して説明する模式図である。
図15】従来のスコアカードを説明する図である。
図16】本発明の実施形態に係るグランドゴルフゲーム管理システム1におけるスコア集計シートの概念を説明する図である。
図17】各アカウントに対応してゲームログDB130で記録されるログデータの構造例を説明する図である。
図18】ゲーム管理機能における順位付け処理のフロー例を示す図である。
図19】スマートフォン10のタッチパネル部30におけるプレー中の画面表示例を示す図である。
図20】スコア集計シートによる集計例を説明する図である。
図21】スマートフォン10のタッチパネル部30におけるスコア入力操作時のUI画面表示例を示す図である。
図22】スマートフォン10のタッチパネル部30におけるスコア入力操作時のUI画面表示例を示す図である。
図23】スマートフォン10のタッチパネル部30におけるゲーム終了後の画面表示例を示す図である。
図24】スマートフォン10のタッチパネル部30における順位画面の表示例を示す図である。
図25】歩数データの処理を説明する模式図である。
図26】ホール毎の経過時間テーブルを示す図である。
図27】歩数データの処理を説明する模式図である。
図28】スマートフォン10のタッチパネル部30における履歴参照画面の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施形態に係るグランドゴルフゲーム管理システム1の概要を模式的に説明する図である。
【0019】
本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1は、管理センター等において運営されるサーバー100と、このサーバー100とデータ通信を行うことができる多数のユーザーが所有・携帯する情報処理端末装置とで構成される。サーバー100としては、データ演算を行う機能、インターネット等通信回線を介してデータ通信を行う機能、データ記憶を行う機能、ユーザーインターフェース機能などを備えた一般的なコンピューターを用いることができる。
【0020】
また、情報処理端末装置としては、例えば、現在広く普及しているスマートフォン10を用いることができる。しかしながら、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1では、位置情報を取得することができる情報処理端末装置であれば、iPad(登録商標)などのタブレット型情報処理端末や携帯電話端末なども用いることができる。以下、本実施形態では、情報処理端末装置がスマートフォン10である場合を例に説明する。
【0021】
本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1のユーザーには、自身のスマートフォン10を所有し、グランドゴルフゲーム管理システム1にユーザー登録を行い、自身のスマートフォン10をグランドゴルフゲーム中にプレーヤーとして携帯することが想定される正アカウントユーザーと、自身はスマートフォン10を所有していないが、グランドゴルフゲーム管理システム1に登録は行い、グランドゴルフゲームにプレーヤーとして参加することが想定される仮アカウントユーザーと、が含まれている。すなわち、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1の正アカウントユーザー、仮アカウントユーザーはいずれも、グランドゴルフゲームのプレーヤーとなり得る者である。なお、図1中の正アカウントユーザー、仮アカウントユーザーの数は、あくまで例示的に示されているものであり、図の人数に限定されるものではない。
【0022】
管理センター等で運営されるサーバー100には、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1を処理するプログラムソフトウェアがインストールされている。また、正アカウントユーザーが所有・携帯するスマートフォン10には、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1を処理するアプリケーションプログラムソフトウェアがインストールされている。
【0023】
なお、サーバー100やスマートフォン10にインストールされている上記プログラムソフトウェアの発明、当該プログラムソフトウェアによって実行されるグランドゴルフゲーム管理の処理方法に関する発明なども、本発明の範疇に含まれるものである。
【0024】
本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1は、正アカウントユーザーや仮アカウントユーザーが、プレー中における各自のスコア付けを行い得る機能を有するものである。すなわち、グランドゴルフゲーム管理システム1は、従来のように手書きでスコアカードを記入することに代えて、スマートフォン10によってスコアを入力することを可能にする機能を有している。スマートフォン10で入力されたスコアは、スコアの集計などにも供されることで、グランドゴルフゲーム管理システム1によりスコア管理を行うことができるようになっている。
【0025】
また、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1は、正アカウントユーザーや仮アカウントユーザーが、ゲームのプレー中における各自の運動量データを取得することができるようにもなっている。広く普及しているスマートフォン10には、加速度センサーなどが内蔵されており、このようなセンサーから得られるデータを用いることで、プレーヤーの歩行数などの運動量に係るデータを取得することが可能とる。
【0026】
本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1は、上記のようなスコア管理の機能、運動量データ取得の機能を基本的に行うものであり、これらの機能はスマートフォン10のみによっても実現することが可能である。しかしながら、本発明によれば、各スマートフォン10とデータ通信可能に構成されているサーバー100を導入することで、上記2つの機能以外の、より多くの機能を実現することができるので、以下、本実施形態では、サーバー100を用いた例について説明する。例えば、サーバー100を用いることで、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1において管理されるスコアは、個人のユーザーのスコアに限定されず、同じゲームをプレーしている複数のユーザーのスコアをも含めることができる。
【0027】
本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1で用いるサーバー100には、少なくともデータベース(以下、「DB」とも称する)として、アカウントDB110、グラウンドDB120、ゲームログDB130をその記憶部に保持している。
【0028】
アカウントDB110では、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1に登録されている正アカウントユーザー、仮アカウントユーザー個々の情報を記憶し、管理するデータベースである。このようなデータベースには、ユーザーの氏名や、ID、パスワードと言った一般的な項目に加え、本発明に特有な、グランドゴルフの競技経験年数に関するデータなども記憶・保持される。
【0029】
グランドゴルフでは、通常のゴルフと異なり、予め設計されたコースが必要でなく、運動場、河川敷、公園、校庭などのグランドをコースとして適宜利用できることを説明したが、グラウンドDB120では、ゲームプレーのためのグランドとして利用する運動場、河川敷、公園、校庭などに関する情報を記憶し、管理するデータベースである。
【0030】
また、ゲームログDB130は、登録されている正アカウントユーザー、仮アカウントユーザーがプレーしたゲームの履歴についての情報を記憶し、管理するデータベースである。このようなゲームログDB130は、アカウントDB110で管理されている各アカウントに紐付けされている。また、プレーヤーの歩行数などの運動量に係るデータについても、このゲームログDB130に記録される。
【0031】
サーバー100に記憶されているアカウントDB110、グラウンドDB120、ゲームログDB130における個々のデータは、新規に作成されたり、また、適宜更新されたりするようになっている。いずれのデータベースも、以下の実施形態において、より詳細な説明を追記する。
【0032】
次に、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1において、情報処理端末装置として用いるスマートフォン10の概略構成について説明する。図2は本発明の実施形態に係るグランドゴルフゲーム管理システム1で用いられる情報処理端末装置の一例であるスマートフォン10のブロック図である。
【0033】
制御部11は、中央演算処理装置(CPU)や、この中央演算処理装置上で動作するオペレーティングシステムなどの基本プログラムに相当する構成である。また、記憶部15は、データを記憶しておく揮発性や不揮発性のメモリである。この記憶部15においては、制御部11が書き込んだデータを保持したり、書き込まれているデータが制御部11によって参照されたり、或いは、制御部11が不要となったデータを消去したりすることができるようになっている。特に、本発明では、この記憶部15にはプレーヤーの歩行数などの運動量に係るデータなどについても記憶される。
【0034】
本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1は、このような記憶部15にインストールされたアプリケーションソフトウェアに基づいて、制御部11が各種処理を実行することで各種機能が実現されるようになっている。また、図において、制御部11と連結されたブロック構成(例えば、タッチパネル部30など)に対して各種制御指令を発したり、各種データを転送したり、また、当該ブロック構成で取得されたデータを受けたりすることができるようになっている。
【0035】
また、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1では、このような記憶部15において、グランドゴルフゲーム管理システム1のアプリケーションソフトウェアで生成された各種データのログを記憶するようになっている。
【0036】
通信部20は、無線通信によって外部の機器とデータ通信、音声通話を実現するものでる。通信部20は、制御部11の指令に基づいて、例えば、記憶部15に書き込まれたデータを外部機器に送信することなどができる。
【0037】
GPS受信部23は、複数の衛星からのGPS(Global Positioning System )信号を受信することで、自らの緯度・経度を特定する構成である。GPS受信部23で特定された緯度・経度は制御部11に送信される。制御部11は、記憶部15に記憶されている地図データ・アプリケーション(不図示)と連携することで、地図上におけるスマートフォン10自身の存在位置、ひいては、スマートフォン10を携帯していることが想定されるユーザーの位置を割り出す。
【0038】
撮像部25は、静止画像データや動画像データを取得する構成である。このような撮像部25で取得された静止画像データや動画像データは、必要に応じて記憶部15に保存される。記憶部15に保存された静止画像データや動画像データを、グランドゴルフゲーム管理システム1で適宜利用するように構成することもできる。
【0039】
スマートフォン10に設けられているタッチパネル部30は、ユーザーインターフェースとして利用される。タッチパネル部30は、ユーザーの指の接触を検知することで、ユーザーが情報を入力できる入力部31と共に、ユーザーに対して情報を表示する表示部32とが一体となったものである。タッチパネル部30において、表示部32と入力部31とは重ねられるように設けられると共に、入力部31は透明とされているので、ユーザーは表示部32の表示に対して指を接触させることで、表示に基づいた入力を行うことができるようになっている。このようなタッチパネル部30に基づいたユーザーによる入力操作については、従来周知の技術が本発明に適用される。
【0040】
スマートフォン10におけるタッチパネル部30で一般的に知られている「タップ」、「ダブルタップ」、「ロングタップ」、「フリック」、「スワイプ」、「ピンチ」と称される各入力操作は、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1においても採用されている。
【0041】
加速度センサー41は、スマートフォン10に対して加えられる加速度を計測する慣性センサーであり、例えば、加速度の検出方式としてMEMS(Micro Electro Mechanical System)技術を応用したMEMS加速度センサーを利用することができる。
【0042】
加速度センサー41で取得された加速度データは制御部11に送信され、例えば、制御部11で動作するソフトウェアによって、当該加速度センサー41が内蔵されたスマートフォン10を携帯するユーザー(本明細書では、場合によりグランドゴルフゲームのプレーヤー)の運動量に関連するデータに変換され、取得される。このような運動量に関連するデータの一つとしては、ユーザー(プレーヤー)の歩数に関するデータを挙げることができるが、運動量に関連するデータが歩数データに限定されるものではない。なお、本願実施形態においては、ユーザー(プレーヤー)の運動量に関連するデータとして、ユーザー(プレーヤー)の歩数データを例として説明を行っている。
【0043】
加速度センサー41からの加速度データに基づいて制御部11で得られたユーザー(プレーヤー)の歩数データは、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1のアプリケーションソフトウェアで適宜利用されるべく、記憶部15においてログとして記憶されるように設定されている。
【0044】
また、加速度センサー41で取得される加速度データが、ユーザー(プレーヤー)の運動量に関連するデータに変換される際に、制御部11で動作する前記ソフトウェアは、加速度センサー41で取得される加速度データ以外の、他のセンサーから得られるデータをその変換における計算に加味するようにしてもよい。このような他のセンサーとしては、地磁気センサー42やジャイロセンサー43を挙げることができる。
【0045】
地磁気センサー42は、磁場(磁界)の大きさ、方向を計測するセンサーである。地磁気センサー42としては、ホール素子のホール効果を利用したホール素子センサーや、磁気抵抗素子を用いたMRセンサーなどを用いることができる。地磁気センサー42で取得される磁場(磁界)の大きさ、方向に係るデータは、制御部11に送信され、ユーザー(プレーヤー)の運動量に関連するデータに変換される際に利用することができる。
【0046】
また、ジャイロセンサー43は、スマートフォン10の回転角速度を計測する角速度センサーである。このようなジャイロセンサー43としては、MEMS技術を用いた振動式ジャイロセンサーを好適に用い得る。ジャイロセンサー43で取得される回転角速度に係るデータは、制御部11に送信され、ユーザー(プレーヤー)の運動量に関連するデータに変換される際に利用することができる。
【0047】
本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1では、以上のような構成を有するスマートフォン10のタッチパネル部30における画面表示と、このタッチパネル部30からのユーザーによる入力操作とで、ユーザーインターフェースが構成されている。以下、タッチパネル部30におけるユーザーインターフェースのための画面表示例も交えながら、本実施形態の説明を進める。
【0048】
例えば、図3はスマートフォン10のタッチパネル部30に表示されるログイン画面例を示す図である。例えば、図3のログイン画面では、<お知らせ>に関する情報を表示させるボタンや、既に登録済みのユーザーが利用することが想定される「携帯電話番号,ID,メールアドレス」の入力欄、「パスワード」の入力欄、「ログイン」ボタンなどが配されている。また、「新規登録」ボタンは、タップすることで、未登録のユーザーが所定情報を入力できるページに誘導されるようになっている。
【0049】
本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1を利用する際に、ユーザーは、例えば上記のような「新規登録」ボタンを利用して、それぞれ自らのアカウントを作成する。次に、このようなアカウントの作成処理について説明する。図4は本発明の実施形態に係るグランドゴルフゲーム管理システム1におけるアカウント作成・完了通知処理のフロー例を示す図である。以下、本実施形態では、図4を含め種々フローを示すが、フローはいずれも、処理の一例を示すものであり、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1の処理が、図示されたフローによる処理に限定されるものではない。
【0050】
図4のフローで示す処理において、左側はアカウントを作成しようとするユーザーのスマートフォン10による処理を示しており、右側がサーバー100による処理を示しいている。また、それらの間の処理は通信を伴うものである。
【0051】
また、本明細書においては、スマートフォン10やスマートフォン10’における処理では、ユーザーの意思・判断に基づく処理がフローに含まれることがあるが、これは、あくまで本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1における基本的な処理の流れを理解しやすくするために含めたものである。
【0052】
ステップS111では、ユーザーが、正アカウントを開設しようとしているのか、仮アカウントを開設しようとしているのか判定される。ステップS111で仮アカウントを開設しようとしていると判定されると、ステップS112では、スマートフォン10を所有していないユーザー(仮アカウントユーザー)でも記憶しておけるような暗証番号(例えば、4桁の数字)の入力を要求するように処理を行う。ここで登録される暗証番号は、仮アカウントユーザーが、自らのスマートフォン10を購入したときに、仮アカウントから正アカウントに移行する際に利用し得る。ステップS112からは、ステップS113に進み、アカウント作成要求をサーバー100側に発信する。
【0053】
また、ステップS111で正アカウントを開設しようとしていると判定されると、ステップS113に進み、サーバー100に対して、アカウント作成要求を発信する処理を実行する。ここで、アカウント作成要求時に、サーバー100に対して送信する新規登録データの一例を図5に基づいて説明する。図5は、スマートフォン10からサーバー100に対して送信されると共に、サーバー100側でユーザーのアカウント情報として記憶・保持されるデータセットを示している。
【0054】
図5に示すデータセットには、一例であるが、データとして、ユーザーの「氏名」データ、「氏名ふりがな」データ、「性別」データ、「生年月日」データ、「住所」データ、「固定電話番号」データ、「携帯電話番号」データなどの個人情報に関連するデータも含めることができる。
【0055】
また、当該データセットには、ハンドルネームなどの「ID」データ、「メールアドレス」データ、「パスワード」データ、スマートフォン10自体それぞれに割り振られている「(端末固有識別番号)」データ、また、仮アカウントユーザーが設定した「(暗証番号)」データなどの、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1へのログインに関連するデータも含めることができる。
【0056】
また、当該データセットには、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1に特有な情報として、ユーザーのグランドゴルフの「競技経験年数」データを含めるようにすることができる。
【0057】
さて、図4のフローに戻り、上記のような新規登録に関するアカウント作成要求を受信したサーバー100は、ステップS121において、アカウントDB110を参照し、当該新規登録データとアカウントDB110に登録済みのアカウントデータとを比較していく。
【0058】
ステップS122では、特にID、メールアドレスの観点で、当該新規登録データとアカウントDB110に登録済みのアカウントデータとが競合しないかが判定される。
【0059】
当該判定の結果がNOである、すなわち、競合があった場合には、Xを経由して、新規アカウント作成ユーザーに対して、再入力を行うように促す。当該判定の結果がYESである、すなわち、競合がない場合には、ステップS123に進む。
【0060】
ステップS123では、当該新規登録データをアカウントDB110に書き込み、新規のアカウント登録を完了し、その旨ステップS124で、ユーザーのスマートフォン10に送信する。ユーザーのスマートフォン10では、ステップS114でこれを受信する。
【0061】
以上のようにして、ユーザーアカウントを開設することで、グランドゴルフゲーム管理システム1でユーザーがどのような機能を活用することができるかを、概略的に説明する。図6は本発明の実施形態に係るグランドゴルフゲーム管理システム1における各機能の遷移を説明する図である。
【0062】
本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1のアカウントユーザーは、図3に示すようなユーザーインターフェース画面から、登録した情報に基づいて、システムにログインすることが可能となる。これにより、アカウントユーザーは、図6のF1乃至F5に示す各機能を利用すること可能となる。また、アカウントユーザーは、F1乃至F5に示す各機能を利用中、必要に応じてシステムからログアウトすることができる。
【0063】
F1はゲームホスト機能であり、この機能によりアカウントユーザーは、自らが主催するゲームの参加者を、サーバー100を介して募集することが可能となる。一方、他のアカウントユーザーは、F2のゲーム参加申請機能に基づいて、サーバー100を介してゲームに参加申請を行うことができるようになる。
【0064】
F3はアカウントユーザーが参加したゲームの管理を行うゲーム管理機能であり、このゲーム管理機能の下には、F4のスコア集計機能と、F5の履歴参照機能とが設定されている。スコア集計機能により、アカウントユーザーは参加したゲームのスコア入力を行うことが可能となる。また、履歴参照機能により、アカウントユーザーは過去に参加したゲームのスコアなどを参照することが可能となる。以下、これらの各機能について説明していく。
【0065】
まず、ゲームホスト機能について説明する。図7は本発明の実施形態に係るグランドゴルフゲーム管理システム1におけるゲームホスト機能の処理のフロー例を示す図である。
【0066】
図7のフローで示す処理において、左側がゲームをホストしようとするユーザーのスマートフォン10による処理を示しており、中央がサーバー100による処理を示しており、右側が他のユーザーがホストするゲームに参加しようとするユーザーのスマートフォン10’による処理を示している。これらの間の処理は通信を伴うものである。
【0067】
スマートフォン10のアカウントユーザーが、ステップS211において、自らが主催するゲームを開催したい旨(ホスト申請)をサーバー100に対して送信する。
【0068】
サーバー100は、このような申請を受けると、ステップS221においてグラウンドDB120を参照・取得して、グラウンドDB120に既に登録されているグランドの一覧であるグランドリストを作成して、これをスマートフォン10に対して送信する。
【0069】
スマートフォン10のアカウントユーザーにおいては、ステップS212で、ゲーム主催予定のグランドが、グランドリストに既登録であるか否かを判断する。この判定がNOである場合には、ステップS213において、新規のグランド情報を入力して、サーバー100側に送信する。
【0070】
ここで、グランド情報に含まれ得る一連のデータセット例を、図8を参照して説明する。図8はグラウンドDB120のデータ構造例を示す図である。
【0071】
上記のように新規のグランド情報として入力されたり、グラウンドDB120のデータとして登録されたりするデータとして、そのグランドの一般的な呼称に関する「グランド名称」データ、スマートフォン10のGPS受信部23で取得できる「座標データ」、また、そのグランドの所在地に関する「住所」データ、そのグランドで設定し得る最大のコース数に係る「コース数」データ、「グランド種別」データ、「グランド素材」データ、「グランド状態」データなどを含めるように設定することができる。
【0072】
「グランド種別」データは、そのグランドが元来どのような用途の場所であるのかのグランドの種別に関する情報が記述されている。例えば、「グランド種別」データとしては、「グランドゴルフ場」、「陸上競技場」、「サッカー場」、「校庭」・・・などを挙げることができる。 また、「グランド素材」データは、そのグランドが基本的にどのような素材で構成されているかについての情報が記述される。「グランド素材」データとしては、例えば、「天然芝」、「人工芝」、「土砂」、・・・などを挙げることができる。 また、「グランド状態」データは、そのグランドの有する状態について情報が記述される。「グランド状態」データとしては、「傾斜あり」、「傾斜なし」、・・・などを挙げることができる。
【0073】
さて、図7のフローに戻り、サーバー100側が、スマートフォン10から、上記のようなデータ構造を揺する新規のグランド情報を受信すると、ステップS222において、当該新規の情報をグラウンドDB120に登録し、新たなグランドリストをスマートフォン10へ送信する。
【0074】
スマートフォン10側では、ステップS214で、グランドリストからゲームを開催するグランドを選択すると共に、ステップS215で、ゲームの開始時間や、参加申請の締切の時間、制限事項等(例えば、60歳以上の参加者のみを認める、など)を入力し、サーバー100に送信する。
【0075】
サーバー100側は、ステップS223において、ホストゲームの設定を完了する。続いて、ステップS224では、アカウントDB110を参照して、ホストゲームに関する情報を通知する通知者の抽出を実行する。このような抽出処理は、例えば、アカウントDB110に登録済みユーザーの位置情報を取得し、この位置情報が、ゲームが開催されるグランドの座標データから所定の距離内であることに基づいて、行うことができる。なお、当該位置情報としては、住所などの固定位置情報や、スマートフォン10’のGPS受信部23で取得される変動位置情報を挙げることができる。
【0076】
サーバー100側は、ステップS225において、ゲーム参加募集用の表示データ等(ゲーム参加募集データ)を作成して、抽出されたスマートフォン10’に対して送信する。
【0077】
スマートフォン10’では、ステップS231で、ゲーム参加募集データを受信すると、ステップS232で、当該ゲーム参加募集データの表示を行う。当該ゲーム参加募集データの表示例を図9に基づいて説明する。図9はスマートフォン10’のタッチパネル部30におけるゲーム参加募集時の画面表示例を示す図である。
【0078】
スマートフォン10’のタッチパネル部30では、図9に示すように、主催者(多田隆)と、場所(祓川グランド)と、開始時間(2020年8月1日 10:00:00)とについての情報が、参加申請が可能なゲーム情報として表示される。また、このような情報と共に、「参加申請する」などのボタンが表示されている。
【0079】
次に、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1によるゲーム参加申請機能の処理について説明する。図10は本発明の実施形態に係るグランドゴルフゲーム管理システム1におけるゲーム参加申請機能の処理のフロー例を示す図である。
【0080】
図10のフローで示す処理において、左側がゲームホストのユーザーのスマートフォン10による処理を示しており、中央がサーバー100による処理を示しており、右側がゲームに参加しようとするユーザーのスマートフォン10’による処理を示している。これらの間の処理は通信を伴うものである。
【0081】
スマートフォン10’側では、ステップS331(ステップS232に同じ)では、サーバー100から送信されるゲーム参加募集データの表示が実行される。
【0082】
それぞれのスマートフォン10’のユーザーは、この表示を参照する。そして、参加の意思のあるユーザーは、ステップS332(S334、S336)で、図9の「参加申請する」のボタンをタップすることで、参加申請をサーバー100に対して送信する。
【0083】
各ユーザーからの参加申請を受信したサーバー100は、ステップS321(S322、S323)で、制限事項等に関した問題がなければ参加申請を許可し、この受付を行い、受付が完了したことを各ユーザーのスマートフォン10’に対して送信(返信)を行う。
【0084】
それぞれのスマートフォン10’側では、この返信を受領すると、ステップS333(S335、S337)で、参加申請が認められ、受付が完了した旨の報告を受領し、これをタッチパネル部30に表示する。
【0085】
サーバー100側では、ステップS324において、ゲームホストにより設定された締切時間が経過すると、ゲーム参加申請の受付を終了とする。引き続き、ステップS325では、ゲーム参加申請を行った者の確定が行われ、ステップS326においては、ゲーム参加者についての報告を作成して、これをゲームホストのスマートフォン10に対して送信する。
【0086】
ゲームホストのスマートフォン10は、ステップS311で、ゲーム参加者についての報告をサーバー100から受信して、これをタッチパネル部30にて表示する。図12(A)は、タッチパネル部30における画面表示の一例を示している。このような表示によれば、ゲームホスト(多田隆)は、自らが主催したゲームについて、どのようなユーザーがゲームに参加するのかについて確認することが可能となる。
【0087】
以上のように、ゲームホストにより主催されたゲームの参加者が決定し、実際にゲームをプレーすることとなるが、続いて、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1において、ゲームのスコア等を管理する機能について説明していく。図11は本発明の実施形態に係るグランドゴルフゲーム管理システム1におけるゲーム管理機能の処理のフロー例を示す図である。
【0088】
図11のフローで示す処理において、左側がゲームホストのユーザーのスマートフォン10による処理を示しており、中央がサーバー100による処理を示しており、右側がゲーム参加確定者であるユーザーのスマートフォン10’による処理を示している。これらの間の処理は通信を伴うものである。
【0089】
グランドゴルフのゲームでは、共に同じホールでプレーするメンバーの組分けや、ホールの一番目の打者であるオナーの選定が適切であるかどうかがゲーム進行上、重要となる場面がある。そこで、発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1においては、ゲームの際の組分けやオナーの決定については、ゲームを主催するホストの裁量が反映されるように構成されている。
【0090】
そこで、まずゲームホストのユーザーのスマートフォン10から、ステップS411で、組分け・オナーの決定基準についての入力がなされる。ゲームの組分け基準としては、例えば、参加を申請した順番に応じて組分けする基準、競技経験年数の多寡に応じて組分けする順、男女比を考慮して組分けする基準、年齢を考慮して組分けする基準、所属するクラブ等に応じて組分けする基準、などをゲームホストのユーザーが選択して入力できるようにする。また、オナーの決定基準としては、競技経験年数の多寡に応じてオナーを決定する基準などをゲームホストのユーザーが選択して入力できるようにする。
【0091】
上記のようにゲームホストのユーザーのスマートフォン10から入力された各基準は、サーバー100側に送信される。サーバー100では、ゲームホストのユーザーで指定された基準により、ステップS421において、組分け・オナーを決定し、ステップS422で、決定した組分け・オナーをスマートフォン10に対して通知する。図12(B)は、組分け・オナーの通知を受領したゲームホストのユーザーのスマートフォン10における画面表示を示している。
【0092】
このような通知を受信したスマートフォン10のゲームホストのユーザーは、ステップS412において、組分けは・オナーの選定が適切であるかどうかを判断する。この判断がNOであればステップS411に戻り、再び組分けは・オナーの選定基準の入力を行う。
【0093】
一方、ステップS412での判断がYESであれば、ステップS413に進み、図12(B)における「組分け/オナーを確定する」ボタンのタップにより、確定の意思をサーバー100に伝達する。
【0094】
組分け/オナーの確定を、ゲームホストのユーザーのスマートフォン10から受信したサーバー100は、確定した組分け/オナーに基づいて、ゲームのためのスコア集計画面を作成する。
【0095】
このようなスコア集計画面の前提となるグランドゴルフのルールを簡単に説明する。図13はグランドゴルフのルールの概要を説明する図であり、1ラウンド分の8つのスタート部(打ち始めには、スタートマットを設置)と、それぞれに対応した8ホールポスト(ホール)を示している。ゲームでは、スタートマットにボールをセットして、ホールポストを目掛けてボールを打ち、より少ない打数でホールポストにボールを入れることを競う。従って、1ホールから8ホールまで、何打でホールポストにボールを入れたかを記録していく。
【0096】
第1ホールのスタートからホールポストまでの距離は30m、第2ホールのスタートからホールポストまでの距離は50m、・・などとホール毎に、スタートからホールポストまでの距離は決められている。
【0097】
図14は各ホールを展開して説明する模式図である。この図では、各ホールにおけるスタートからホールポストまでの距離と共に、各ホールを並列的に示している。このような図を参照すると、グランドゴルフゲームにおいて、例えば、最長のホールは第2ホール、第5ホールの50mであり、最短のホールは第6ホール、第8ホールの15mであることが鳥瞰的に理解できる。このように設定されている8ホールで、例えば、第1組と第2組の2つの組が同一のコースでゲームをする際には、第1組は第1ホールから、第2組は第5ホールから、というようにプレーを開始するホールをずらすようにすることで、2つの組が効率的にゲームを行うことが可能となる。ここで、プレーを開始するホールをスタートホールと称する。
【0098】
上記のようなコースで、ゲームを行う際に、各組は図15に示すようなスコアカードに記入することで、ゲームのログを残すようにする。このようなスコアカードは、6名程度のプレーヤーからなるひと組につき、1ラウンド毎に1枚が用いられる。1ゲームは3ラウンドからなるので、1ゲームのスコア付けに、6名毎に3枚のスコアカードを要することとなる。さらに、2組によるゲームとなるとスコアカードの枚数は倍となる。
【0099】
スコアカードは、プレーの進行中に、プレーヤーによって手書きで記入されていくが、このような手書きによる記入では、手間がかかる共に、記入ミスが発生する恐れがある、という問題があった。また、例えば、数十名が参加するような大会の場合には、スコアカードを集計しようとすると、非常に作業が繁雑となると共に、作業時間も要する、という問題があった。
【0100】
そこで、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1においては、ステップS423で、確定された組分け・オナーに基づいて従来のスコアカードを、表計算ソフトのように処理できるスコア集計画面(シート)を作成する。
【0101】
図16は本発明の実施形態に係るグランドゴルフゲーム管理システム1におけるスコア集計シートの概念を説明する図である。スコア集計シートは、ゲームを行う際のグランド名、開始日時、ラウンド、各組のスタートホールのデータが初期設定される。また、スコア集計シートでは、決定した組分け・オナーに応じて、各ホールのスコア入力欄が設定される。
【0102】
また、スコア集計シートは、各プレーヤー毎に、1ホール、2ホール、3ホール、4ホール、5ホール、6ホール、7ホール、8ホールの打数をそれぞれ入力する欄を有している。実打数の欄は、全てのホールの和が自動で集計される。また、1打とは、ホールインワンのことで、1打の欄には、ホールインワンの回数が表示される。スコアの欄には、(実打数)-3×(ホールインワンの回数)が自動計算される。グランドゴルフのルールでは、ホールインワンは、合計打数から1回につき3打差し引いて計算する。
【0103】
また、スコア集計シートにおいて、各ホールのオナーは、ハッチングが付されている。例えば、「篠原郁夫」を例にとると、1ホール、6ホールでオナーを勤めることが示されている。
【0104】
プレーヤーの氏名の右横に「オナー/年齢」の欄があるが、この欄では、最初のホールのオナーが示されると共に、各プレーヤーの年齢が示される。ラウンドの最初のホールのオナーは、ゲーム進行の責任を負うことが一般的である。
【0105】
上記のようなスコア集計シートに、プレー中にスコアデータが入力されていくと、そのスコアデータは、各アカウントユーザーのゲームログとしてゲームログDB130に記録・保存される。図17は、各アカウントに対応してゲームログDB130で記録されるログデータの構造例を説明する図である。
【0106】
図17に示すように、ゲームログは、各アカウントユーザーに対応して紐づけされる形で、保存される。すなわち、ゲームログは各アカウントユーザーのこれまでの成績表として機能する。ゲームログで保存されるデータとしては、ゲームが開催された場所、日時、その他の参加プレーヤー、組分け、各ラウンドのスタートホール、各ホールの打数、各ホールにおける運動量に関するデータとしての歩数などを含めることができる。なお、ゲームログには、この他のデータを含めるようにしてもよい。
【0107】
さて、図11のフローに戻り、ステップS423で上記のようなるスコア集計画面(シート)を作成したサーバー100は、これを各スマートフォン10、10’に対して送信する。各スマートフォン10、10’は、ステップ414、431で、受信したスコア集計画面を表示する。各プレーヤーはこのスコア集計画面に基づいてゲームを進行し、さらにスコアを入力していくこととなる。
【0108】
スコア集計画面におけるスコア入力とは、独立した処理として、サーバー100は各プレーヤーの運動量に関するデータを取得するように、各スマートフォン10、10’に指令を行う。すなわち、サーバー100は、各スマートフォン10、10’に対して、ステップS424で、ゲーム開始所定時間前から歩数計を起動して、歩数データを取得し、蓄積するように指令する。
【0109】
この指令以降、各スマートフォン10、10’は、蓄積した歩数データをゲームの間、定期的にサーバーに送信する。(ステップS415、ステップS432)
以上のように、スコア集計画面(シート)が準備され、歩数データの取得が開始されると、各ユーザーは、ゲームを開始する。プレーされたゲームでは、入力されたスコアに基づいた順位付けがなされる。次に、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1の順位付け処理について説明していく。図18はゲーム管理機能における順位付け処理のフロー例を示す図である。
【0110】
図18のフローで示す処理において、左側がゲームホストのユーザーのスマートフォン10による処理を示しており、中央がサーバー100による処理を示しており、右側がゲーム参加者のユーザーのスマートフォン10’による処理を示している。これらの間の処理は通信を伴うものである。
【0111】
ゲームのプレー中、スマートフォン10、10’からはスコアの入力が随時実行され、スコアに関するデータがサーバー100に対して送信される。(ステップS511、ステップS531)これに応じて、サーバー100は、ステップS521で、スコア集計画面(シート)におけるスコア集計を更新する。ここで、更新されたスコアは、スマートフォン10、10’に対して配信されることで、各プレーヤーが他のプレーヤーのスコアを共有することが可能となる。
【0112】
各スマートフォン10、10’における、ゲーム中のスコア入力画面を、図19を参照して説明する。図19はスマートフォン10のタッチパネル部30におけるプレー中の画面表示例を示す図である。また、図20はスコア集計シートによる集計例を説明する図であり、図19における画面表示と対応したスコア集計シートを示している。
【0113】
各スマートフォン10、10’におけるタッチパネル部30の表示面積は限られているので、図20のスコア集計シートにおける破線で囲まれている部分のみが、図19のタッチパネル部30に表示されるように設定されている。図19のタッチパネル部30において、2ホール、3ホールのスコア入力欄(列)が表示されているが、図19の矢印方向(左右方向)にスワイプ操作することで、左右にスクロールすることができ、他のホールのスコア入力欄(列)をタッチパネル部30に表示可能とされている。
【0114】
上記のように構成されているタッチパネル部30における画面表示から、スコアを入力する際のUI(ユーザーインターフェース)画面表示例を図21図22を参照して説明する。図21の例では、スコア入力したいスコア入力欄をタップすることで、「棄権」、「クリア」、「1」、「2」、「3」、「4」、「+1」、「-1」、「確定」などのボタンが出現するように設定されている。このような表示から、所望のボタンをタップすることで、スコア入力欄に所定のスコア等の入力を行うことが可能となる。
【0115】
図22の例では、スコア入力したいスコア入力欄をタップすることで、スコアとして「3」という数字の左右に「-」、「+」ボタンが表示されるようになっている。この例では、「-」ボタンを1回タップすることでスコア3の表示を1つ減らすことができ、「+」ボタンを1回タップすることでスコア3の表示を1つ増やせるようになっている。例えば、「+」ボタンを1回タップし、スコア表示を4とした上で、「はい」のボタンをタップすると、スコア入力欄に「4」を入力することが可能となる。このようにスコア3を中心として、「-」、「+」ボタンでスコアを増減させてスコア入力を行う方式によれば、グランドゴルフにおける1ホールの平均的な打数が3であることから、効率的にスコア入力を行うことが可能となる。
【0116】
さて、図18のフローに戻り、各スマートフォン10、10’での3ラウンド8ホールのスコア入力が確定すると、ステップS512、ステップS532でゲームが終了とされ、ステップS513、ステップS533で最終のスコアが確定し、ゲーム全体のスコアを俯瞰しやすい表示を行う。図23はタッチパネル部30におけるゲーム終了後の画面表示例を示す図である。図23の例では、各組のプレーヤーの、1ラウンド全体のスコア、2ラウンド全体のスコア、3ラウンド全体のスコア、1打(ホールインワン)の回数、1打(ホールインワン)の回数を加味したスコアが表示されている。
【0117】
順位付け処理は、1打(ホールインワン)の回数を加味したスコアによりなされるが、グランドゴルフにおいては、複数人が同スコアというケースも珍しくはない。そこで、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1においては、同スコアの下でも順位付け処理を行うための基準を、ゲームホストのスマートフォン10から設定することができるように構成されている。
【0118】
同スコアの下でも順位付けを行う際の基準としては、例えば、1打の数がより多い方の順位を上としたり、さらに、1打の数により順位付けができないような場合には、2打の数がより多い方の順位を上としたり、或いは、年齢が高い方の順位を上としたりする、というような事項を挙げることができる。
【0119】
ゲームホストのスマートフォン10では、ステップS514において、同スコアの場合の順位付け基準を入力して、サーバー100に対して送信する。すると、サーバー100では、受信した順位付け基準に基づいて順位付けを行い、各スマートフォン10、10’に対して送信する。
【0120】
各スマートフォン10、10’は、それぞれステップS515、ステップS534において、サーバー100から受信した順位画面の表示を実行する。図24はスマートフォン10のタッチパネル部30における順位画面の表示例を示す図である。図24では、例えば、1位と2位とではスコアが同じであるが、1位のプレーヤーは1打(ホールインワン)の回数が1回あり、0回の2位のプレーヤーより上の順位とされている。
【0121】
次に、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1におけるプレーヤー(ユーザー)の運動量データの処理方法について説明する。これまで説明したように、各スマートフォン10、10’はプレーヤーによってプレー中携帯されるので、スマートフォン10、10’内蔵の加速度センサー41などのセンサーにより、プレーヤーがプレー中どの程度歩いたかに係る歩数データ(運動量データの一例)を取得することができる。
【0122】
ところが、グランドゴルフのプレー中におけるプレーヤーの運動量を正確に取得しようとすると、どの時点からプレーヤーがグランドゴルフのプレーを開始したかについては、スマートフォンが検出することができないため、厳密な意味で、グランドゴルフプレー中のプレーヤーの運動量データを取得することが困難である、という問題があった。
【0123】
そこで、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1においては、プレーヤーによるスコア入力を契機として、これに基づいて、プレーヤーのグランドゴルフのプレー中の歩数データを取得するようにしている。
【0124】
図25は歩数データの処理を説明する模式図である。図において帯状の部分は、計数されている歩数データを示している。この歩数データのうち、実際のプレー中の歩行に基づくデータを取得することを目的とする。
【0125】
最初のホールのスコア入力があると、そのスコアが入力されたタイミングまでに経過した時間T分の歩数データ(D1)を最初のホールで歩行した歩数データとしてカウントする。このような時間Tは、最初のホールのプレーにかかるものと予想される時間が設定されており、一定値とすると処理が容易なる。しかしながら、一緒にホールを回る同組の人数によって、このTを増減させることもできる。この場合、同組の人数が多くなればなるほど、Tをより大きな値とする。
【0126】
続いて、最初のホールのスコア入力があったタイミングから、2番目のホールのスコア入力があったタイミングまでの歩数データ(D2)を2番目のホールで歩行した歩数データとしてカウントする。以下、同様に、8番目のホールの歩数データ(D8)がカウントされる。
【0127】
このようにしてカウントされた歩数データは、スマートフォン10、10’からサーバー100に転送され、ゲームログDB130に記述される。
【0128】
以上、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1は、アプリケーションソフトウェアに対するプレーヤーによる入力操作を契機として、記憶部15に記憶される歩数データから、プレーヤーのグランドゴルフのプレー中の歩数データを取得するので、このような本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1によれば、グランドゴルフプレー中のプレーヤーの歩数データをより正確に取得することが可能となる。
【0129】
次に、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1におけるプレーヤー(ユーザー)の運動量データの他の処理方法について説明する。先の例では、基本的に、最初のスコアが入力されたタイミングまでの経過時間Tについては一定の時間としていた。一方、他の処理方法では、最初のホールが何番ホールであるかによって、経過時間を変更する。このために、ホール番号と、経過時間との対応を記述したテーブルを用意しておく。図26はホール毎の経過時間テーブルを示す図である。
【0130】
図14で示したように、グランドゴルフにおいては、ホール毎にスタート部とホールポストまでの距離が規定されている。そこで、この距離が長いほど、先の経過時間を長く設定した図26に示すテーブルを定めておく。そして、ゲームの最初のホールが、何番ホールかによって、経過時間を選択して、最初のホールの歩数データ(D1)を取得するようにする。例えば、最初のホール(距離50m)が2番目である場合には、最長の経過時間t2を用いることで、最初のホールの歩数データ(D1)をカウントする。
【0131】
このような歩数データの他の処理方法によれば、より正確に、グランドゴルフプレー中のプレーヤーの歩数データを取得することが可能となる。さらに、先のテーブルを基本として、一緒にホールを回る同組の人数によって、このテーブル記述の経過時間を増減させることもできる。
【0132】
なお、これまでの例では、ホール毎に歩数データ(D1、D2、・・・、D8)を分けて、カウントし管理することについて説明したが、図27に示すように1ラウンド分の歩数データ(D1+D2+・・+D8)の形態で、歩数データの管理を行うようにしても構わない。
【0133】
次に、図6のF5に示した履歴参照機能について簡単に説明する。図28はスマートフォン10のタッチパネル部30における履歴参照画面の表示例を示す図である。この表示は、履歴参照機能に基づいて表示させたものである。
【0134】
本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システム1のユーザーは、アカウントDB110に登録されており、さらに、このアカウントDB110はゲームログDB130に紐付けされているため、ゲームログDB130に蓄積されたこれまでのゲームの成績を読み出すように設定することができる。
【0135】
図28は、過去3ゲームの成績を棒グラフで示すように設定した履歴参照画面の表示例である。履歴参照画面では、過去3ゲームにおける1ラウンドでの平均打数や、1ホールでの平均打数などを計算して表示させることができる。また、1打(ホールインワン)があったゲームの棒グラフには、1打(ホールインワン)があったことを示す表示とすることもできる。
【0136】
以上、本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システムは、アプリケーションソフトウェアに対するプレーヤーによる入力操作を契機として、記憶部に記憶される運動量データから、プレーヤーのグランドゴルフのプレー中の運動量データを取得するので、このような本発明に係るグランドゴルフゲーム管理システムによれば、グランドゴルフプレー中のプレーヤーの運動量データをより正確に取得することが可能となる。
【符号の説明】
【0137】
1・・・グランドゴルフゲーム管理システム
10・・・スマートフォン(情報処理端末装置)
11・・・制御部
15・・・記憶部
20・・・通信部
23・・・GPS受信部
25・・・撮像部
30・・・タッチパネル部
31・・・入力部
32・・・表示部
41・・・加速度センサー
42・・・地磁気センサー
43・・・ジャイロセンサー
100・・・サーバー
110・・・アカウントDB(データベース)
120・・・グラウンドDB(データベース)
130・・・ゲームログDB(データベース)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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