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特開2022-54378電子装置およびこれを用いた情報提供方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022054378
(43)【公開日】2022-04-06
(54)【発明の名称】電子装置およびこれを用いた情報提供方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/172 20190101AFI20220330BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20220330BHJP
   G06F 12/0813 20160101ALI20220330BHJP
   G06F 12/084 20160101ALI20220330BHJP
   G06F 12/0875 20160101ALI20220330BHJP
【FI】
G06F16/172
G06F13/00 540B
G06F12/0813
G06F12/084
G06F12/0875 100
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020175860
(22)【出願日】2020-10-20
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-03-29
(31)【優先権主張番号】10-2020-0122601
(32)【優先日】2020-09-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
2.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】520244544
【氏名又は名称】クーパン コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ソク・ヒュン・キム
【テーマコード(参考)】
5B084
5B205
【Fターム(参考)】
5B084AA01
5B084AA12
5B084AB31
5B084BB12
5B084CD04
5B084CD26
5B084DC04
5B205KK02
5B205LL17
(57)【要約】
【課題】電子装置およびこれを用いた情報提供方法を提供する。
【解決手段】情報提供方法は、カウンター情報要請を受信する段階と、カウンターに関連したキャッシュデータベースから前記カウンター情報要請に対応するキャッシュカウンター情報を確認する段階と、前記確認されたキャッシュカウンター情報に基づいて、前記カウンター情報要請に対応する応答情報を伝送する段階を含むことができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置の情報提供方法であって、
カウンター情報要請を受信する段階と、
カウンターに関連したキャッシュデータベースから前記カウンター情報要請に対応するキャッシュカウンター情報を確認する段階と、
前記確認されたキャッシュカウンター情報に基づいて、前記カウンター情報要請に対応する応答情報を伝送する段階を含む情報提供方法。
【請求項2】
カウンターアップデート要請を受信する段階と、
前記カウンターアップデート要請に対応して、前記カウンターに関連したメインデータベースに、前記カウンターアップデート要請に対応するカウンター情報をアップデートする段階と、
前記メインデータベースに保存されたカウンター情報に基づいて前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階を含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項3】
前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階は、
前記キャッシュカウンター情報に対応するアップデート時間に基づいて前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階を含む、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項4】
前記メインデータベースから前記キャッシュカウンター情報に対応するカウンター値および前記カウンター値の変化速度および前記カウンター値の残余値に関する情報のうちの少なくとも1つを確認する段階を含む、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項5】
前記カウンター値の前記残余値が基準値以下である場合、前記メインデータベースで確認された前記カウンター情報に基づいて、前記カウンター情報要請に対応する前記応答情報を伝送する段階を含む、請求項4に記載の情報提供方法。
【請求項6】
前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階は、
第1時間に基づいて前記キャッシュカウンター情報をアップデートした後、第2時間に基づいて前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階を含み、
前記第1時間と前記第2時間の間の間隔は、前記第1時間に前記メインデータベースから確認された前記キャッシュカウンター情報に対応するカウンター値および前記カウンター値の変化速度および前記カウンター値の残余値に関する情報のうちの少なくとも1つに基づいて決定されることを特徴とする、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項7】
前記第1時間と前記第2時間の間の間隔は、
前記カウンター値の変化速度が既設定された速度以上に対応する場合、以前より減ることを特徴とする、請求項6に記載の情報提供方法。
【請求項8】
前記第1時間と前記第2時間の間の間隔は、
前記カウンター値の変化速度と既設定された速度の間の割合が特定の割合以上に対応する場合、以前より減ることを特徴とする、請求項6に記載の情報提供方法。
【請求項9】
前記第1時間と前記第2時間の間の間隔は、
前記第1時間の間に確認された前記カウンター値の残余値が基準値以下に対応する場合、以前より減ることを特徴とする、請求項6に記載の情報提供方法。
【請求項10】
前記アップデート時間は、前記カウンター値の変化速度に基づいて決定されることを特徴とする、請求項3に記載の情報提供方法。
【請求項11】
前記アップデート時間は、前記カウンター値の残余値と基準値の比較に基づいて決定されることを特徴とする、請求項3に記載の情報提供方法。
【請求項12】
前記メインデータベースに保存されたカウンター情報に基づいて前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階は、
前記メインデータベースの負荷程度に応じて前記キャッシュカウンター情報をアップデートする時期を決定する段階を含む、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項13】
請求項1~12のいずれか一項に記載の方法をコンピューターで実行させるためのプログラムを記録したコンピューターで読み取り可能な非一時的な記録媒体。
【請求項14】
電子装置であって、
カウンター情報要請を受信し、前記カウンター情報要請に対応する応答情報を伝送する通信デバイスと、
第1のデータベースと、
第2のデータベースと、
カウンターに関連した前記第1のデータベースから前記カウンター情報要請に対応するキャッシュカウンター情報を確認して、前記カウンター情報要請に対応する前記応答情報を確認する制御部を含む、電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子装置およびこれを用いた情報提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
通常、オンラインでユーザーにサービスを提供するシステムはフロントエンドサーバーとバックエンドサーバーで構成され得、バックエンドサーバーでユーザーに提供する情報を管理し、フロントエンドサーバーは、バックエンドサーバーから受信した情報をユーザーに適応的に提供することができる。
【0003】
このようなサービスを用いるユーザーが増えるようになる場合、ユーザーに情報を提供するために、フロントエンドサーバーのデータベースに接近が増えるようになり、情報を提供する間にデータベースのアップデートが制限されることもあるので、ユーザーの増加に応じてバックエンド側のデータベースの負荷が増えるようになり得る。
【0004】
このような環境で、ユーザーに効果的に情報を提供しつつ、データベースの負荷を減らすことができる技術が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
開示された実施形態は、電子装置およびこれを用いた情報提供方法を提供しようとする。より具体的には、メインデータベースに対するアクセスを減らし、相対的に早い時間内にフロントエンドサーバーに関連情報を伝送することができる情報提供方法およびこれを用いた電子装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、開示された実施形態は、ユーザーに実際データベースに保存された情報に近似する情報を、データベースの負荷を減らしながら提供し、データベースに保存された実際情報の変化に基づいて、情報提供のための別途のデータベースの情報をアップデートする方式を異にして、ユーザーに必要な情報を提供することができる方法およびこれを用いた電子装置を提供することを目的とする。
【0007】
本実施形態が解決しようとする技術的課題は、前記のような技術的課題に限定されず、以下の実施形態からさらに他の技術的課題が類推され得る。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1実施形態によって、電子装置の情報提供方法は、カウンター情報要請を受信する段階と、カウンターに関連したキャッシュデータベースから前記カウンター情報要請に対応するキャッシュカウンター情報を確認する段階と、前記確認されたキャッシュカウンター情報に基づいて、前記カウンター情報要請に対応する応答情報を伝送する段階を含むことができる。
【0009】
実施形態によれば、カウンターアップデート要請を受信する段階と、前記カウンターアップデート要請に対応して、前記カウンターに関連したメインデータベースに、前記カウンターアップデート要請に対応するカウンター情報をアップデートする段階と、前記メインデータベースに保存されたカウンター情報に基づいて前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階を含むことができる。
【0010】
実施形態によれば、前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階は、前記キャッシュカウンター情報に対応するアップデート時間に基づいて前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階を含むことができる。
【0011】
実施形態によれば、前記メインデータベースから前記キャッシュカウンター情報に対応するカウンター値および前記カウンター値の変化速度および前記カウンター値の残余値に関する情報のうちの少なくとも1つを確認する段階を含むことができる。
【0012】
実施形態によれば、前記カウンター値の前記残余値が基準値以下である場合、前記メインデータベースで確認された前記カウンター情報に基づいて、前記カウンター情報要請に対応する前記応答情報を伝送する段階を含むことができる。
【0013】
実施形態によれば、前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階は、第1時間に基づいて前記キャッシュカウンター情報をアップデートした後、第2時間に基づいて前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階を含み、前記第1時間と前記第2時間の間の間隔は、前記第1時間に前記メインデータベースから確認された前記キャッシュカウンター情報に対応するカウンター値および前記カウンター値の変化速度および前記カウンター値の残余値に関する情報のうちの少なくとも1つに基づいて決定されることを特徴とすることができる。
【0014】
実施形態によれば、前記第1時間と前記第2時間の間の間隔は、前記カウンター値の変化速度が既設定された速度以上に対応する場合、以前より減ることを特徴とすることができる。
【0015】
実施形態によれば、前記第1時間と前記第2時間の間の間隔は、前記カウンター値の変化速度と既設定された速度の間の割合が特定の割合以上に対応する場合、以前より減ることを特徴とすることができる。
【0016】
実施形態によれば、前記第1時間と前記第2時間の間の間隔は、前記第1時間の間に確認された前記カウンター値の残余値が基準値以下に対応する場合、以前より減ることを特徴とすることができる。
【0017】
実施形態によれば、前記アップデート時間は、前記カウンター値の変化速度に基づいて決定されることを特徴とすることができる。
【0018】
実施形態によれば、前記アップデート時間は、前記カウンター値の残余値と基準値の比較に基づいて決定されることを特徴とすることができる。
【0019】
第2実施形態に係る電子装置は、カウンター情報要請を受信し、前記カウンター情報要請に対応する応答情報を伝送する通信デバイスと、第1のデータベースと、第2のデータベースと、カウンターに関連した前記第1のデータベースから前記カウンター情報要請に対応するキャッシュカウンター情報を確認して、前記カウンター情報要請に対応する前記応答情報を確認する制御部を含むことができる。
【0020】
第3実施形態によって、コンピューターで読み取り可能な記録媒体は、上述した方法をコンピューターで実行させるためのプログラムを記録した非一時的な記録媒体を含む。
【0021】
その他実施形態の具体的な事項は、詳細な説明および図面に含まれている。
【発明の効果】
【0022】
提案されている実施形態に係る場合、以下のような効果を1つ若しくはその以上期待することができる。
【0023】
本明細書の実施形態による場合、フロントエンドサーバーのカウンター情報要請に対応して、キャッシュデータベースを用いて確認されたキャッシュカウンター情報に基づいて、応答情報をフロントエンドサーバーに伝送することによって、メインデータベースに対するアクセスを減らし、相対的に待機時間が減少され得る。この場合、メインデータベースとは異なり、キャッシュデータベースは特定の条件に対応する場合、アップデート時間間隔が減らされ得るので、キャッシュデータベースに保存されたキャッシュカウンター情報がより頻繁にアップデートされ得る。これにより、メインデータベースより速度が速くて、さらに多くの情報を処理することができるキャッシュデータベースを用いて近似値を提供することによって、メインデータベースに対するアクセスを減らし、要請に対応して相対的に迅速に処理することができる。
【0024】
発明の効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及されていないさらに他の効果は、請求範囲の記載から当該技術分野における通常の技術者に明確に理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】実施形態に係るサービス提供のためのシステムを示す。
図2】電子装置で遂行する情報提供方法の一実施形態を示す。
図3】実施形態に係るキャッシュカウンター情報に対応するアップデート時間を決定する過程を示す。
図4】一実施形態に係る電子装置のブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0026】
実施形態において使用される用語は、本開示での機能を考慮しつつ、できるだけ現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは、当分野に従事する技術者の意図または判例、新しい技術の出現等によって変わり得る。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、この場合、該当する説明の部分で詳細にその意味を記載する。したがって、本開示において使用される用語は、単純な用語の名称でなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたる内容に基づいて定義されなければならない。
【0027】
明細書全体において或る部分が何らかの構成要素を「含む」というとき、これは、特に反対になる記載のない限り、他の構成要素を除くことではなく、他の構成要素をさらに含むことを意味する。また、明細書に記載された「~部」、「~モジュール」などの用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアまたはソフトウェアで具現されるか、ハードウェアとソフトウェアの結合で具現され得る。
【0028】
明細書全体において記載された「a、b、およびcのうちの少なくとも1つ」の表現は、「a単独」、「b単独」、「c単独」、「aおよびb」、「aおよびc」、「bおよびc」、または「a、b、およびc全部」を包括することができる。
【0029】
以下で言及される「端末」は、ネットワークを介してサーバーや他の端末に接続できるコンピューターや携帯用端末で具現され得る。ここで、コンピューターは、例えば、ウェブブラウザ(WEB Browser)を搭載したノートパソコン、デスクトップ(desktop)、ラップトップ(laptop)等を含み、携帯用端末は、例えば、携帯性と移動性が保障される無線通信装置であり、IMT(International Mobile Telecommunication)、CDMA(登録商標)(Code Division Multiple Access)、W-CDMA(W-Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)等の通信基盤端末、スマートフォン、タブレットPC等のようなすべての種類のハンドヘルド(Handheld)基盤の無線通信装置を含むことができる。
【0030】
以下では、添付の図面を参照して本開示の実施形態について本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。しかしながら、本開示は、様々な異なる形態で具現することができ、ここで説明する実施形態に限定されない。
【0031】
以下では、図面を参照して本開示の実施形態を詳細に説明する。
【0032】
図1は、一実施形態に係るサービス提供のためのシステムを示す。
【0033】
図1を参照すると、サービス提供のためのシステムは、フロントエンドサーバー(front end server)110およびバックエンドサーバー(back end server)120のうちの少なくとも1つを含むことができる。図1に図示されたシステムは、本実施形態に関連した構成要素のみが図示されている。したがって、図1に図示された構成要素以外に他の汎用的な構成要素がさらに含まれ得ることを、本実施形態に関連した技術分野における通常の知識を有する者であれば理解することができる。
【0034】
フロントエンドサーバー110とバックエンドサーバー120は、ネットワーク内で互いに通信することができる。ネットワークは近距離通信網(Local Area Network;LAN)、広域通信網(Wide Area Network;WAN)、付加価置通信網(Value Added Network;VAN)、移動通信網(mobile radio communication network)、衛星通信網およびこれらの相互組み合わせを含み、図1に図示された各ネットワークの構成主体が互いに円滑に通信できるようにする包括的な意味のデータ通信網であり、有線インターネット、無線インターネットおよびモバイル無線通信網を含むことができる。無線通信は、例えば、無線ラン(Wi-Fi)、ブルートゥース(登録商標)、ブルートゥース(登録商標)低エネルギー(Bluetooth low energy)、ジグビー、WFD(Wi-Fi Direct)、UWB(ultra wideband)、赤外線通信(IrDA、infrared Data Association)、NFC(Near Field Communication)などがあり得るが、これらに限定されるものではない。
【0035】
フロントエンドサーバー110は、ユーザーの要請およびサーバー自体の要請のうちの少なくとも1つに基づいてバックエンドサーバー120にカウンター情報要請130を伝送することができる。バックエンドサーバー120は、カウンター情報要請130に対応する応答情報140をフロントエンドサーバー110に伝送することができる。フロントエンドサーバー110は、受信した応答情報140を出力部111を介して出力することができる。一例によれば、ユーザーが特定のページに関する情報要請をフロントエンドサーバー110に行う場合、フロントエンドサーバー110は、該当ページに関連した情報要請をバックエンドサーバー120に伝送し、バックエンドサーバー120は、情報要請に対応して複数のデータベースのうちの少なくとも1つのデータベースに保存された値をフロントエンドサーバー110に伝送することができる。
【0036】
バックエンドサーバー120は、第1のデータベース121および第2のデータベース123のうちの少なくとも1つを含むことができる。ここで、第1のデータベース121は、要請された情報に対応するキャッシングされた情報が保存されるデータベースであり得、第2のデータベース123は、実際情報に対応する値が保存されるデータベースであり得る。第1のデータベース121に保存された情報は、特定の時間の間隔によって第2のデータベース123に基づいてアップデートされ得る。一例によれば、ユーザーの接近が頻繁な情報に対して、バックエンドサーバー120は、第1のデータベース121に保存された値に基づいてフロントエンドサーバー110に情報を提供し、特定の情報の変更を記録する必要がある場合、第2のデータベース123で前記特定の情報の変更に対応するアップデートを遂行することができる。
【0037】
一例によれば、第1のデータベース121は、キャッシュカウンター情報を保存するキャッシュデータベースであり得、第2のデータベース123は、カウンター情報を保存するメインデータベースであり得る。メインデータベースと区別されるキャッシュデータベースは、キャッシュカウンター情報を保存およびローディングすることができ、メインデータベースより速度が速くて、より多くの情報を処理することができる。メインデータベースがカウンター情報に近付く速度より、キャッシュデータベースがキャッシュカウンター情報に近付く速度が相対的により速いこともある。これにより、キャッシュデータベースは、単位時間当りさらに多くの演算を処理することができる。また、一実施形態でキャッシュデータベースは、メインデータベースに関連したサーバーのローカルメモリーまたは他のサーバーのメモリーを使用して具現され得る。 一実施形態でメインデータベースと対比される概念としてキャッシュデータベースを言及したが、2つのデータベースは他の方式で具現され得る。
【0038】
この場合、第1のデータベース121は、第2のデータベース123のカウンター情報に基づいてキャッシュカウンター情報を生成することができ、特定の時間間隔によって、第1のデータベース121は、キャッシュカウンター情報を第2のデータベース123のカウンター情報に基づいてアップデートすることができる。カウンター情報要請に対応して伝送される応答情報は、キャッシュデータベースに保存されたキャッシュカウンター情報に基づいて決定されるものであって、応答情報はメインデータベースに保存されたカウンター情報の近似値であり得る。具体的には、時間T1と時間T2の場合、メインデータベースに保存されたカウンター情報に基づいてキャッシュカウンターベースに保存されたキャッシュカウンター情報がアップデートされた場合、時間T1とT2の間にフロントエンドサーバーからカウンター情報要請を受信した場合、バックエンドサーバーは、時間T1にアップデートされたキャッシュデータベースに保存されたキャッシュカウンター情報に基づいて応答情報を伝送することができる。この場合、応答情報はメインデータベースに保存されたカウンター情報に対する近似値であり得る。
【0039】
第1のデータベース121はキャッシュカウンター情報を保存することができ、第2のデータベース123はカウンター情報を保存することができる。カウンター情報はカウンター値、カウンター値の変化速度およびカウンター値の残余値のうちの少なくとも1つを含むことができる。キャッシュカウンター情報は、キャッシュカウンター値およびキャッシュカウンター値の残余値のうちの少なくとも1つを含むことができ、キャッシュカウンター情報はカウンター情報に基づいて決定され得る。
【0040】
この場合、カウンターはバックエンドサーバー120でモニタリングまたは管理する数値情報であって、増加するか減少する数値情報であり得る。この場合、カウンター値が増加する数値情報である場合、カウンター値の残余値はカウンター値に対応して減少する数値情報であり得、またはカウンター値が減少する数値情報である場合、カウンター値の残余値はカウンター値に対応して増加する数値情報であり得る。例えば、バックエンドサーバー120は、カウンターを用いて在庫管理や、特定のイベントに関連した予算管理を遂行することができる。
【0041】
具体的には、時間T0で製品Aに対する在庫10000個がある場合、時間T1で製品Aに対するカウンター値は500個、カウンター値の残余値は9500個、カウンター値の変化速度はVであり、時間T2で製品Aに対するカウンター値は2000個、カウンター値の残余値は8000個、カウンター値の変化速度はVであり、時間T3で製品Aに対するカウンター値は7000個、カウンター値の残余値は3000個、カウンター値の変化速度はVであり得る。他の例えば、バックエンドサーバー120は、カウンターを用いて予算管理を遂行することができる。または、時間T0で予算1億ウォンがある場合、時間T1でカウンター値は1000万ウォン、カウンター値の残余値は9000万ウォン、カウンター値の変化速度はVであり、時間T2でカウンター値は3000万ウォン、カウンター値の残余値は7000万ウォン、カウンター値の変化速度はVであり、時間T3でカウンター値は6000万ウォン、カウンター値の残余値は4000万ウォン、カウンター値の変化速度はVであり得る。カウンターは在庫管理、予算管理に限定されず、数値情報の管理が必要な場合にも適用され得る。
【0042】
バックエンドサーバー120は、カウンターを用いて数値情報をモニタリングまたは管理することができ、フロントエンドサーバー110は、バックエンドサーバー120から受信した情報を表示することができる。この場合、バックエンドサーバー120は、第1のデータベース121を介して獲得した情報に基づいて、応答情報をフロントエンドサーバー110に伝送することができる。この場合、第2のデータベース123に保存されたカウンター情報に基づいて、第1のデータベース121は、保存されたキャッシュカウンター情報をアップデートすることができる。
【0043】
この場合、メインデータベースである第2のデータベース123は、カウンター情報が変化するたびに関連情報をアップデートすることができる。または、メインデータベースである第2のデータベース123は、リアルタイムで関連情報をアップデートすることができる。例えば、在庫管理でカウンター情報が変化した場合、第2のデータベース123は関連情報をアップデートすることができる。
【0044】
また、キャッシュデータベースである第1のデータベース121は、第2のデータベース123から獲得した情報に基づいてアップデートすることができる。第1のデータベース121のアップデートのために第2のデータベース123に頻繁にアクセスする場合、待機時間の増加および処理量が増加することができる。一定の条件で在庫管理または予算管理の場合、ユーザーに出力される情報は実際値ではなく、実際値の近似値であっても十分なので、第1のデータベース121のアップデートのために第2のデータベース123に頻繁にアクセスする必要がなく、そこで、待機時間の減少および処理量が減少することができる。ただキャッシュカウンター情報を使用する際にカウンター情報が閾値に迫った場合、ユーザーに表示された情報と実際情報が異なるようになると、ユーザーに表示される情報とユーザーの対応できる情報が変わることができるため、この場合、実際値に対応するカウンター情報を出力する必要性が発生する。ユーザーやフロントエンドサーバーの場合、同一の方式でカウンター情報を要請することができ、バックエンドサーバーは、カウンター情報の変化状態や現在状態に基づいて、どのデータベースに保存された情報をリターンするかを決定することができ、前記の状態情報に基づいて、キャッシュデータベースをアップデートする周期を調節することも可能である。
【0045】
以下、第1のデータベース121および第2のデータベース123を含むバックエンドサーバー120で遂行する具体的な動作を記載する。
【0046】
図2は、電子装置で遂行する情報提供方法の一実施形態を示す。
【0047】
図2を参照すると、段階S210で、電子装置は、カウンター情報要請を受信することができる。この場合、電子装置は、バックエンドサーバーに対応する機器であって、フロントエンドサーバーからカウンター情報要請を受信することができる。フロントエンドサーバーは、カウンター情報に基づいて、数値情報のモニタリングが必要な対象を管理することができる。例えば、数量が制限された製品を販売する場合、バックエンドサーバーは、製品の数量情報を管理することができ、フロントエンドサーバーは、バックエンドサーバーから関連情報を受信して出力することができる。
【0048】
段階S220で、電子装置は、カウンターに関連したキャッシュデータベースからカウンター情報要請に対応するキャッシュカウンター情報を確認することができる。バックエンドサーバーに対応する電子装置は、キャッシュカウンター情報を保存するキャッシュデータベースと、カウンター情報を保存するメインデータベースを含むことができる。
【0049】
この場合、キャッシュカウンター情報は、メインデータベースに保存されたカウンター情報に基づいてアップデートされ得る。具体的には、メインデータベースは、カウンター情報が変化するたびに、またはリアルタイムで関連情報をアップデートすることができる。メインデータベースとは異なり、キャッシュカウンターベースは、メインデータベースに保存されたカウンター情報に基づいてキャッシュカウンター情報をアップデートすることができる。より具体的には、電子装置は、カウンターアップデート要請を受信することができ、電子装置は、カウンターアップデート要請に対応して、カウンターに関連したメインデータベースに保存されたカウンター情報をアップデートすることができる。この場合、カウンターアップデート要請は、カウンター情報が変化するたびに、またはリアルタイムで受信する要請であり得る。
【0050】
また、電子装置は、メインデータベースに保存されたカウンター情報に基づいてキャッシュカウンター情報をアップデートすることができる。この場合、キャッシュカウンター情報は、キャッシュカウンター値およびキャッシュカウンター値の残余値のうちの少なくとも1つを含むことができる。ここで、キャッシュカウンター値は、メインデータベースのカウンター値に対応することができ、キャッシュカウンター値の残余値は、メインデータベースの残余値に対応することができる。この場合、カウンター情報とは異なり、電子装置は、キャッシュカウンター情報に対応するアップデート時間に基づいてキャッシュカウンター情報をアップデートすることができる。すなわち、キャッシュデータベースに保存されたキャッシュカウンター情報は、アップデートする瞬間にメインデータベースに保存されたカウンター情報に基づいて決定され得る。例えば、数量が10000個に制限された製品を販売する場合、時間T1でメインデータベースに保存されたカウンター値1000個、カウンター残余値9000個である場合、時間T1にアップデートするキャッシュデータベースに保存されたキャッシュカウンター値も1000個、キャッシュカウンター値の残余値も9000個であり得る。また、時間T2でメインデータベースに保存されたカウンター値1020個、カウンター残余値8980個である場合、時間T2にアップデートするキャッシュデータベースに保存されたキャッシュカウンター値も1020個、キャッシュカウンター値の残余値も8980個であり得る。
【0051】
ここで、キャッシュデータベースのアップデート時間は、カウンター情報に基づいて変わることができる。具体的には、キャッシュデータベースは、第1時間に基づいてキャッシュカウンター情報をアップデートした後、第2時間に基づいてキャッシュカウンター情報をアップデートすることができる。この場合、第1時間と第2時間の間の間隔は、第1時間にメインデータベースから確認されたキャッシュカウンター情報に対応するカウンター値およびカウンター値の変化速度およびカウンター値の残余値に関する情報のうちの少なくとも1つに基づいて決定され得る。より具体的には、時間T1にキャッシュカウンター情報をアップデートした後、時間T2にキャッシュカウンター情報をアップデートした後、時間T3にキャッシュカウンター情報をアップデートすることができる。この場合、T2とT1の間の間隔は、T1にメインデータベースから確認されたカウンター情報に基づいて決定され得、T3とT2の間の間隔は、T2にメインデータベースから確認されたカウンター情報に基づいて決定され得る。
【0052】
実施形態によれば、現在時間にメインデータベースから確認されたカウンター値の変化速度が既設定された速度以上に対応する場合、アップデートする時間間隔は減らされ得る。この場合、カウンター値の変化速度は、以前時間(例えば、T0)であるときのカウンター値と、現在時間(例えば、T1)であるときのカウンター値とを用いて決定され得、既設定された速度は統計に基づいて事前に決定され得る。具体的には、T1にメインデータベースから確認されたカウンター値の変化速度が既設定された速度より小さく、T2にメインデータベースから確認されたカウンター値の変化速度が既設定された速度以上である場合、T2とT1の間の時間間隔よりT3とT2の間の時間間隔は減らされ得る。これは、カウンター値の変化速度が相対的に速いと判断された場合、カウンター値をより頻繁にモニタリングするためである。
【0053】
実施形態によれば、現在時間にメインデータベースから確認されたカウンター値の変化速度と既設定された速度の間の割合が特定の割合以上に対応する場合、アップデートする時間間隔は減らされ得る。この場合、カウンター値の変化速度は、以前時間(例えば、T0)であるときのカウンター値と、現在時間(例えば、T1)であるときのカウンター値とを用いて決定され得、既設定された速度と特定の割合は統計に基づいて事前に決定され得る。具体的には、T1にメインデータベースから確認されたカウンター値の変化速度と既設定された速度の間の割合が特定の割合より小さく、T2にメインデータベースから確認されたカウンター値の変化速度と既設定された速度の間の割合が特定の割合以上である場合、T2とT1の間の時間間隔よりT3とT2の間の時間間隔は減らされ得る。これは、カウンター値の変化速度が相対的に速いと判断された場合、カウンター値をより頻繁にモニタリングするためである。
【0054】
実施形態によれば、現在時間にメインデータベースから確認されたカウンター値の残余値が基準値以下に対応する場合、アップデートする時間間隔は減らされ得る。この場合、基準値は統計に基づいて事前に決定され得る。例えば、基準値が500に事前に設定された場合、T1にメインデータベースから確認されたカウンター値の残余値が530である場合、T2とT1の間の時間間隔は以前のように維持されるが、T2にメインデータベースから確認されたカウンター値の残余値が495である場合、T3とT2の間の時間間隔は、T2とT1の間の時間間隔より減らされ得る。これは、カウンター情報をより頻繁にモニタリングするためである。より具体的には、基準値は、基準値1(例えば、500)、基準値2(例えば、300)、基準値3(例えば、100)のように複数に細分化され得る。この場合、カウンター値の残余値がそれぞれの基準値以下に対応する場合、アップデートする時間間隔はより減らされ得る。例えば、T1にカウンター値の残余値が530であり、T2にカウンター値の残余値が495である場合、T2とT1の間の時間間隔は以前のように維持されるが、T3とT2の間の時間間隔は、T2とT1の間の時間間隔より減らされ得る。この場合、カウンター値の残余値が基準値1と基準値2の間に対応する場合、T3とT2の間の時間間隔が維持され得る。もしカウンター値の残余値が基準値2以下に対応する場合、時間間隔は以前より減らされ得る。T11にカウンター値の残余値が317であり、T12にカウンター値の残余値が303であり、T13にカウンター値の残余値が294である場合、T11とT12の間の時間間隔と、T13とT12の間の時間間隔は、T3とT2の間の時間間隔に対応することができる。但し、T13とT14の間の時間間隔は、T13とT12の間の時間間隔より減らされ得る。これは、カウンター値の残余値が「0」に近づくほど、より頻繁にモニタリングするためである。もし、カウンター値の残余値が基準値3以下に対応する場合、時間間隔は以前よりさらに減らされ得る。T25にカウンター値の残余値が111であり、T26にカウンター値の残余値が102であり、T27にカウンター値の残余値が98である場合、T25とT26の間の時間間隔と、T27とT26の間の時間間隔は、T13とT14の間の時間間隔に対応することができる。但し、T27とT28の間の時間間隔は、T27とT26の間の時間間隔より減らされ得る。もしカウンター値の残余値が基準値3以下に対応する場合、キャッシュデータベースは殆どリアルタイムで関連情報をアップデートすることができる。したがって、キャッシュデータベースは、メインデータベースに保存されたカウンター情報を参照して、殆どリアルタイムで関連情報をアップデートすることができる。または、カウンター値の残余値が基準値3以下に対応する場合、電子装置は、メインデータベースで確認されたカウンター情報に基づいて応答情報を決定することができる。すなわち、応答情報がキャッシュデータベースで確認された情報に基づいて決定されず、メインデータベースで確認された情報に基づいて決定され得る。カウンターの値の残余値が基準値3以下である場合、残余値が「0」に迫った場合としてより頻繁にモニタリングする必要があるからである。
【0055】
また、実施形態によれば、カウンター値、カウンター値の変化速度およびカウンター値の残余値を全て考慮して、キャッシュデータベースはキャッシュカウンター情報をアップデートすることができる。
【0056】
段階S230で、電子装置は、確認されたキャッシュカウンター情報に基づいて、カウンター情報要請に対応する応答情報を伝送することができる。具体的には、キャッシュデータベースがカウンター情報に基づいてキャッシュカウンター情報をアップデートした場合、電子装置はキャッシュカウンター情報を確認することができる。この場合、電子装置は、フロントエンドサーバーから受信したカウンター情報要請に対応する応答情報をフロントエンドサーバーに伝送することができる。ここで、応答情報は、確認されたキャッシュカウンター情報に基づいて決定され得る。例えば、数量が10000個に制限された物品販売である場合、電子装置は、時間T1でキャッシュカウンター値8240個、キャッシュカウンター値の残余値1760個に基づいて応答情報を決定することができ、これをフロントエンドサーバーに伝送することができる。カウンター情報要請に対応してメインデータベースにアクセスせず、キャッシュデータベースにアクセスして応答情報を決定し、これをフロントエンドサーバーに伝送することによって、待機時間が減少することができ、メインデータベースの負荷を減らすことができる。
【0057】
図3は、実施形態に係るキャッシュカウンター情報に対応するアップデート時間を決定する過程を示す。
【0058】
図3を参照すると、電子装置は、段階S301でフロントエンドサーバーからカウンター情報要請を受信することができる。カウンターは、電子装置でモニタリングする数値情報であって、増加するか減少する数値情報であり得る。電子装置は数値情報を管理することができ、フロントエンドサーバーは電子装置から関連情報を受信することができる。この場合、カウンター情報を保存するメインデータベースは、カウンター情報が変化するたびに関連情報をアップデートするか、またはリアルタイムで関連情報をアップデートすることができる。キャッシュカウンター情報を保存するキャッシュデータベースは、アップデート時間に基づいてキャッシュカウンター情報をアップデートすることができる。キャッシュデータベースに保存されたキャッシュカウンター情報は、アップデートする瞬間にメインデータベースに保存されたカウンター情報を考慮して決定され得る。時間T1にキャッシュカウンター情報がアップデートする場合、メインデータベースに保存されたカウンター情報に基づいてキャッシュカウンター情報をアップデートすることができる。この場合、電子装置は、キャッシュカウンター情報に基づいて応答情報を決定し、これをフロントエンドサーバーに伝送することができる。この場合、キャッシュカウンター情報に対するアップデート時間は固定されていない値であって、特定の条件を考慮して決定され得る。例えば、アップデート時間は、カウンター値の変化速度に基づいて決定されるか、またはカウンター値の残余値と基準値との比較に基づいて決定され得る。
【0059】
電子装置は、段階S303で、特定の条件に対応するか否かを確認することができる。具体的には、電子装置は、キャッシュデータベースをアップデートする瞬間に関連情報をモニタリングすることができ、関連情報が特定の条件に対応するか否かを確認することができる。段階S305で、電子装置は、特定の条件に対応する場合、アップデート時間間隔を調節することができ、段階S307で、電子装置は、特定の条件に対応しない場合、アップデート時間間隔を維持することができる。例えば、カウンター値の変化速度が既設定された速度より小さな場合、カウンター値とキャッシュカウンター値の正確性が一定の水準に維持され得るので、キャッシュカウンター情報のアップデート時間間隔は維持され得る。但し、カウンター値の変化速度が既設定された速度以上である場合、カウンター値とキャッシュカウンター値の正確性が一定の水準に維持するために、キャッシュカウンター情報のアップデート時間間隔が減らされ得る。すなわち、キャッシュカウンター情報をより頻繁にアップデートすることによって、キャッシュカウンター情報とカウンター情報の間の正確性が一定の水準に維持され得る。他の例えば、カウンター値の残余値が基準値以上である場合、一定の時間内にカウンター値の残余値が「0」になる確率が相対的に少ないので、キャッシュカウンター情報のアップデート時間間隔は維持され得る。但し、カウンター値の残余値が基準値より小さな場合、一定の時間内にカウンター値の残余値が「0」になる確率が相対的に高いので、キャッシュカウンター情報のアップデート時間間隔が減らされ得る。この場合、基準値は複数に細分化され得、カウンター値の残余値がそれぞれの基準値に対応する際に、互いに異なるアップデート時間間隔が適用され得る。一実施形態でカウンター値の残余値が「0」になるカウンター値を閾値として設定することができる。カウンター値が閾値に到逹する場合、ユーザーに表示される情報と該当情報に基づいて選択できる動作が変わることができるので、実際カウンター値に該当するカウンター値をユーザーに表示する必要性がある。この場合、カウンター値が閾値に到逹する程度に基づいてキャッシュデータベースをアップデートする時間間隔を調節するか、またはカウンター値が閾値に迫った場合、メインデータベースのカウンター値をフロントエンドサーバーやユーザーにリターンすることによって、実際カウンター値に対応する情報をユーザーに提供することができる。メインデータベースのカウンター値を直接リターンする基準は、上記キャッシュデータベースをアップデートする時間間隔を決定する方法と類似に遂行され得るが、メインデータベースの負荷とユーザーの経験を考慮して、その基準値を決定することができる。
【0060】
また、一実施形態でキャッシュデータベースのキャッシュカウンター値をアップデートする際に、複数個のカウンター値に対応する値をメインデータベースからアップデートするようになると、キャッシュカウンター値のアップデートによるメインデータベースの負荷が増加することができる。現在メインデータベースの負荷程度を判断して、負荷程度が高い場合、カウンター残余値が特定の値以上残ったキャッシュカウンターに対する情報アップデート時期を調節することができ、一例として一周期間のアップデートを省略して、次の週期にアップデートを遂行することができる。このように、メインデータベースの負荷程度に応じてキャッシュカウンター値をアップデートする周期を変更することができる。
【0061】
図4は、一実施形態に係る電子装置のブロック図を示す。
【0062】
電子装置400は、一実施形態によって、通信デバイス(communication device)410、第1のデータベース420、第2のデータベース430および制御部(controller)440を含むことができる。図4に図示された電子装置400は、本実施形態に関連した構成要素のみが図示されている。したがって、図4に図示された構成要素以外に他の汎用的な構成要素がさらに含まれ得ることを、本実施形態に関連した技術分野における通常の知識を有する者であれば理解することができる。電子装置400は、前述した電子装置に関する内容を含むことができるので、重複する内容については説明を省略する。
【0063】
通信デバイス410は、有/無線通信を遂行するための装置であって、フロントエンドサーバーと通信することができる。通信デバイス410が用いる通信技術にはGSM(Global System for Mobile communication)、CDMA(Code Division Multi Access)、LTE(Long Term Evolution)、5G、WLAN(Wireless LAN)、Wi-Fi(Wireless-Fidelity)、ブルートゥース(登録商標)(BluetoothTM)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association;IrDA)、ZigBee、NFC(Near Field Communication)などがあり得る。一実施形態で通信デバイス410は、トランシーバに言及され得、トランシーバを介して、電子装置400は、外部ノードと情報を交換することができる。
【0064】
第1のデータベース420は、キャッシュカウンター情報を保存するキャッシュデータベースに対応し、第2のデータベース430は、カウンター情報を保存するメインデータベースに対応することができる。キャッシュカウンター情報はカウンター情報に基づいて決定され得る。
【0065】
制御部440は、電子装置400の全般の動作を制御し、データおよび信号を処理することができる。制御部440は少なくとも1つのハードウェアユニットで構成され得る。また、制御部440は、メモリーに保存されたプログラムコードを実行して生成される1つ以上のソフトウェアモジュールによって動作することができる。制御部440は、プロセッサーおよびメモリーを含むことができるので、プロセッサーは、メモリーに保存されたプログラムコードを実行して電子装置400の全般の動作を制御し、データおよび信号を処理することができる。また、実施形態で制御部440は少なくとも1つのプロセッサーを含むことができる。
【0066】
制御部440は、キャッシュカウンター情報を用いてフロントエンドサーバーに応答情報を伝送するので、メインデータベースに対するアクセスを減らすことができるだけでなく、待機時間も減少され得る。
【0067】
一方、実施形態の全般でサービス提供システムをフロントエンドとバックエンドに分けて説明したが、これは概念的な事項に該当し、実際の具現でユーザー要請に対応してデータベースに保存された情報を提供するサーバーを備えるサービスには、本明細書の実施形態が適用され得ることは自明である。
【0068】
前述した実施形態に係る電子装置は、プロセッサー、プログラムデータを保存し実行するメモリ、ディスクドライブのような永久保存部(permanent storage)、外部装置と通信する通信ポート、タッチパネル、キー(key)、ボタン等のようなユーザインタフェース装置等を含むことができる。ソフトウェアモジュールまたはアルゴリズムで具現される方法は、前記プロセッサー上で実行できるコンピュータで読み取り可能なコードまたはプログラム命令であって、コンピュータで読み取り可能な記録媒体上に保存され得る。ここで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体として、磁気記憶媒体(例えば、ROM(read-only memory)、RAM(random-Access memory)、フロッピーディスク、ハードディスク等)および光学的読み取り媒体(例えば、シーディーロム(CD-ROM)、ディーブイディー(DVD:Digital Versatile Disc))等がある。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータが読み取り可能なコードが保存され実行され得る。媒体は、コンピュータにより読み取り可能であり、メモリに保存され、プロセッサーで実行され得る。
【0069】
本実施形態は、機能的なブロック構成および多様な処理段階で示され得る。このような機能ブロックは、特定の機能を実行する多様な個数のハードウェアまたは/およびソフトウェア構成で具現され得る。例えば、実施形態は、1つ以上のマイクロプロセッサーの制御または他の制御装置により多様な機能を実行できる、メモリ、プロセッシング、ロジック(logic)、ルックアップテーブル(look-up table)等のような直接回路構成を採用することができる。構成要素がソフトウェアプログラミングまたはソフトウェア要素で実行され得ることと同様に、本実施形態は、データ構造、プロセス、ルーチンまたは他のプログラミング構成の組合せで具現される多様なアルゴリズムを含み、C、C++、ジャバ(Java)、アセンブラ(assembler)等のようなプログラミングまたはスクリプティング言語で具現され得る。機能的な側面は、1つ以上のプロセッサーで実行されるアルゴリズムで具現され得る。また、本実施形態は、電子的な環境設定、信号処理、および/またはデータ処理等のために従来技術を採用することができる。「メカニズム」、「要素」、「手段」、「構成」のような用語は広く使用することができ、機械的かつ物理的な構成に限定されるものではない。前記用語は、プロセッサー等と連係してソフトウェアの一連の処理(routines)の意味を含むことができる。
【0070】
前述した実施形態は、1つの例示に過ぎず、後述する請求項の範囲内で他の実施形態が具現され得る。
【符号の説明】
【0071】
110:フロントエンドサーバー
120:バックエンドサーバー
121:第1のデータベース
123:第2のデータベース
130:カウンター情報要請
140:応答情報
400:電子装置
410:通信デバイス
420:第1のデータベース
430:第2のデータベース
440:制御部
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2021-05-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置の情報提供方法であって、
カウンター情報要請を受信する段階と、
カウンターに関連したキャッシュデータベースから前記カウンター情報要請に対応するキャッシュカウンター情報を確認する段階と、
前記確認されたキャッシュカウンター情報に基づいて、前記カウンター情報要請に対応する応答情報を伝送する段階と、
カウンターアップデート要請を受信する段階と、
前記カウンターアップデート要請に対応して、前記カウンターに関連したメインデータベースに、前記カウンターアップデート要請に対応するカウンター情報をアップデートする段階と、
前記メインデータベースに保存されたカウンター情報に基づいて前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階と
前記メインデータベースから前記キャッシュカウンター情報に対応するカウンター値の残余値に関する情報を確認する段階と、
前記カウンター値の前記残余値が基準値以下である場合、前記メインデータベースで確認された前記カウンター情報に基づいて、前記カウンター情報要請に対応する前記応答情報を,キャッシュデータベースを介さずに伝送する段階とを含む、情報提供方法。
【請求項2】
前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階は、
前記キャッシュカウンター情報に対応するアップデート時間に基づいて前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階を含む、請求項に記載の情報提供方法。
【請求項3】
前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階は、
第1時間に基づいて前記キャッシュカウンター情報をアップデートした後、第2時間に基づいて前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階を含み、
前記第1時間と前記第2時間の間の間隔は、前記第1時間に前記メインデータベースから確認された前記キャッシュカウンター情報に対応するカウンター値および前記カウンター値の変化速度および前記カウンター値の残余値に関する情報のうちの少なくとも1つに基づいて決定されることを特徴とする、請求項に記載の情報提供方法。
【請求項4】
前記第1時間と前記第2時間の間の間隔は、
前記カウンター値の変化速度が既設定された速度以上に対応する場合、以前より減ることを特徴とする、請求項に記載の情報提供方法。
【請求項5】
前記第1時間と前記第2時間の間の間隔は、
前記カウンター値の変化速度と既設定された速度の間の割合が特定の割合以上に対応する場合、以前より減ることを特徴とする、請求項に記載の情報提供方法。
【請求項6】
前記第1時間と前記第2時間の間の間隔は、
前記第1時間の間に確認された前記カウンター値の残余値が基準値以下に対応する場合、以前より減ることを特徴とする、請求項に記載の情報提供方法。
【請求項7】
前記アップデート時間は、前記カウンター値の変化速度に基づいて決定されることを特徴とする、請求項に記載の情報提供方法。
【請求項8】
前記アップデート時間は、前記カウンター値の残余値と基準値の比較に基づいて決定されることを特徴とする、請求項に記載の情報提供方法。
【請求項9】
前記メインデータベースに保存されたカウンター情報に基づいて前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階は、
前記メインデータベースの負荷程度に応じて前記キャッシュカウンター情報をアップデートする時期を決定する段階を含む、請求項に記載の情報提供方法。
【請求項10】
請求項1~のいずれか一項に記載の方法をコンピューターで実行させるためのプログラムを記録したコンピューターで読み取り可能な非一時的な記録媒体。
【請求項11】
電子装置であって、
カウンター情報要請を受信し、前記カウンター情報要請に対応する応答情報を伝送する通信デバイスと、
キャッシュデータベースである、第1のデータベースと、
メインデータベースである、第2のデータベースと、
カウンターに関連した前記第1のデータベースから前記カウンター情報要請に対応するキャッシュカウンター情報を確認して、前記カウンター情報要請に対応する前記応答情報を確認し、カウンター値の残余値が基準値以下である場合、前記第2のデータベースで確認された前記カウンター情報に基づいて、前記カウンター情報要請に対応する前記応答情報を,キャッシュデータベースを介さずに伝送する制御部を含む、電子装置。
【手続補正書】
【提出日】2021-12-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置の情報提供方法であって、
カウンター情報要請を受信する段階と、
カウンターに関連したキャッシュデータベースから前記カウンター情報要請に対応するキャッシュカウンター情報を確認する段階と、
前記確認されたキャッシュカウンター情報に基づいて、前記カウンター情報要請に対応する応答情報を伝送する段階と、
カウンターアップデート要請を受信する段階と、
前記カウンターアップデート要請に対応して、前記カウンターに関連したメインデータベースに、前記カウンターアップデート要請に対応するカウンター情報をアップデートする段階と、
前記メインデータベースに保存されたカウンター情報に基づいて前記キャッシュデータベースに保存された前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階と、
前記カウンター情報に基づいて、前記メインデータベースから前記キャッシュカウンター情報に対応するカウンター値の残余値に関する情報を確認する段階と、
前記カウンター値の前記残余値が値以下である場合、前記メインデータベースで確認された前記カウンター情報に基づいて、前記カウンター情報要請に対応する前記応答情報を、キャッシュデータベースを介さずに伝送する段階とを含
前記確認されたキャッシュカウンター情報に基づいて、前記カウンター情報要請に対応する応答情報を伝送する段階は、短縮された時間間隔に従ってアップデートされたキャッシュカウンター情報に基づいて応答情報を伝達する段階を含み、前記キャッシュデータベースに格納されたキャッシュカウンター情報をアップデートするための時間間隔は、カウンター値の残余値が基準値以下であり、閾値を超える場合に短縮される、情報提供方法。
【請求項2】
前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階は、
第1時間に基づいて前記キャッシュカウンター情報をアップデートした後、第2時間に基づいて前記キャッシュカウンター情報をアップデートする段階を含み、
前記第1時間と前記第2時間の間の前記時間間隔は、前記第1時間に前記メインデータベースから確認され前記カウンター値の残余値基づいて決定されることを特徴とする、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の方法をコンピューターで実行させるためのプログラムを記録したコンピューターで読み取り可能な非一時的な記録媒体。
【請求項4】
電子装置であって、
カウンター情報要請を受信し、カウンターアップデート要請を受信し、前記カウンター情報要請に対応する応答情報を伝送する通信デバイスと、
キャッシュデータベースである、第1のデータベースと、
メインデータベースである、第2のデータベースと、
カウンターに関連した前記第1のデータベースから前記カウンター情報要請に対応するキャッシュカウンター情報を確認して、前記カウンター情報要請に対応する前記応答情報を確認し、
カウンターアップデート要請に応答して、カウンターに関連した第2のデータベースのカウンターアップデート要請に対応するカウンター情報をアップデートし、
第2のデータベースに格納したカウンター情報に基づき、第1のデータベースに格納したキャッシュカウンター情報をアップデートし、
前記カウンター情報に基づき、カウンター値の残余値を確認し、
カウンター値の残余値が値以下である場合、前記第2のデータベースで確認された前記カウンター情報に基づいて、前記カウンター情報要請に対応する前記応答情報をキャッシュデータベースを介さずに伝送する制御部を含前記制御部は、カウンター値の残余値が基準値以下であり、閾値を超える場合には、前記第1のデータベースに格納されたキャッシュカウンター情報をアップデートするための時間間隔が、短縮されるように構成され、短縮した時間間隔に従って、アップデートされたキャッシュカウンター情報に基づく応答情報を伝送する、電子装置。
【外国語明細書】