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  • 特開-マスク用カバー 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022054413
(43)【公開日】2022-04-06
(54)【発明の名称】マスク用カバー
(51)【国際特許分類】
   A45C 11/00 20060101AFI20220330BHJP
【FI】
A45C11/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021132471
(22)【出願日】2021-07-07
(31)【優先権主張番号】P 2020172843
(32)【優先日】2020-09-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】593208083
【氏名又は名称】岡野 戸仁子
(72)【発明者】
【氏名】岡野 戸仁子
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045BA00
3B045CA01
3B045CB05
3B045CE06
3B045DA00
3B045EB04
3B045EB05
3B045FA01
3B045GB03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】外したマスクの持ち方、置き方について、衛生的に問題がなく、邪魔になりにくい、マスク用カバーを提供する。
【解決手段】概略形状が長方形の本体シート部2の左、右又は上、下のどちらかの両端部に、対応し合う着脱可能な留め具3と取って部5を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
概略形状が長方形の本体シート部の左、右又は上、下のどちらかの両端部に、対応し合う着脱可能な留め具と取って部を設けたことを特徴とする、マスク用カバー。
【請求項2】
概略形状が長方形の本体シート部に、別シート部の一辺以上を、前記本体シート部の短径向きに接合したことを特徴とする、請求項1記載のマスク入れ。
【請求項3】
概略形状が長方形の本体シート部の上下向きの短径方向に平行に二箇所以上を折り曲げて、一枚状の後面部に対して二か所の前面部を設け、片方の前面部が後面部より左右幅が長いことを特徴とする、マスク入れ。
【請求項4】
概略形状が長方形の本体シート部の上下向きの短径方向に平行に二箇所以上を折り曲げて、一枚状の後面部に対して二か所の前面部を設け、折り曲げた箇所の一方以上に形状記憶機能を施すか、縫い目を設けるか、前記折り曲げ箇所に近い位置で前面部と後面部の端部を閉じ合うことを特徴とする、マスク入れ。
【請求項5】
水気遮断部を付随させたことを特徴とする、請求項1、2、3、4記載のマスク入れ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
マスク用のカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
折り畳んでマスクを挟む解放形状か、封筒状か、ケース型である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【特許文献】実用新案登録第3230651/ストーンペーパー使用の二枚状マスク入れ。実用新案登録第3112121/ケース。特開2011-162264/連続した封筒状のマスク入れ。特開2004―313750/桜の葉を利用したシートマスク。実用新案登録第3112121号/携帯保管用マスクケース
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのために次のような問題点があった。
イ) 湿気を溜めた使用済みのマスクを、バッグ上等に収納するしかなかった。
ハ) むき出しで置かれたマスクを、そのまま使用するのが気になっていた。
ニ) 置き場所がない時、マスクをむき出しで腕にはめるしかなかった。
ホ) 外したマスクがマスクと分かってしまう置き方になっていた。
ヘ) 卓上に載せた時に見苦しくなく、衛生的に問題がなく、水気を吸わない方法を取りたい時、仕方なくナプキンを敷いたり上に被せたりしていた。
【発明を解決するための手段】
【0005】
概略形状が長方形の本体シート部の左、右又は上、下のどちらかの両端部に、対応し合う着脱可能な留め具と取って部を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
・外したマスクの置き方が気にならず、卓上に載せた時に衛生的に問題がなくなった。
・底面側が水気を吸わない作りになった。
・卓上にお洒落な感じで置けて邪魔になりにくなった。
・側面部を接合しないので、一枚状で開放状態にしたり空間を作って風を通したり選択出来るようになった。
・ティシュ等の湿気を吸い取る補助材類が、マスクと一緒に常備出来るようになった。
・清潔を保てる形で、腕にはめることが出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】 斜視図である。
図2】 斜視図である。
図3】 使用斜視図である。
図4】 使用斜視図である。
図5】 使用斜視図である。
図6】 折り曲げ方を示す平面図である。
図7】 折り曲げた平面図と斜視図と端面図である。
図8】 折り曲げた平面図と斜視図と端面図である。
図9】 使用図である。
図10】 主に本体シート部、水気遮断部、別シート部を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例0008】
本体シート部に対して裏地並びに補助材を添える場合も含むが、便宜上、一枚状で説明する。別シート部は前記以外である。耳掛け紐(9)については描画しない場合がある。使用マスクに触れる側のシートは吸湿性が望ましい。当図の左右を横向きとする。
図1図2を用いて作り方を説明する。主にマスクの長径側を中間で折り曲げる使い方で説明をする。
図1は斜視図で、aは本体シート部(2)と端部(1)と側辺部(4)を示す。端部の両端に設ける留め具類(3)は長い磁石でも、ばね板でも、一個でも良い。本体シート部は水気を遮断出来る素材が望ましいが、吸湿性の綿素材等であれば、水気を遮断する水気遮断部(6)を添えて設ける方が良い。左、右辺部は成型によって側面部を作成する。bは取って部(5)を上端部に設けた。
図2は斜視図で、別シート部(7)を設けた状態を示す。シートの性質によっては弱めのワイヤーを上端部の左右を通して内蔵する等してもよい。aは少しゆとりを持たせて本シー卜部の横幅に合わせた場合、bは片方だけ接合し、一方をフリーにした場合である。
【0009】
図3図5を用いて、使い方を示す。
図3aは本シート部と別シート部の間にマスク(8)と耳掛け紐(9)を挿入した場合、bは別シート部の片側のみ接合した場合で、別シート部を持ち上げてマスクを包みかけている場合である。
図4aは、耳掛け紐(9)を取って部(5)に引っ掛け、上側に使用中のマスクを載せ、本体シート部(2)と別シート部(7)との間に取り替え用のマスクを挿入し、bは間にティッシュ等(10)を挿入し、中間で折り曲げかけた場合である。
図5aは本シート部を折り曲げた状態、bは腕(11)に取って部をかけて、本願(12)を腕に固定した状態である。
【0010】
次に、長方形の短径側を一定とし、長径側を延長するが、折り曲げ箇所を二箇所以上、短径方で平行に有する型を説明する。主にマスクの短径側を折り曲げる使い方で説明する。
図6aは本体シート部(2)と二箇所の折り曲げ箇所(13)を示す。bは折り曲げて後面部(14)と前面部を設け、前面部を開閉可能な扉部(15)とし、二箇所の端部を中心位置に設けた場合、cは端部(1)が離れた場合の正面図である。
図7aは扉部が重なった場合、bは左側の狭い扉部をストッパー片(20)とし、三本目(19)の折り曲げ箇所を設けて、右側の扉部をストッパー片の下側に差し込んだ場合の斜視図、cはbの時の底面側からの端面図である。後面部より三本目の折り曲げ箇所を有する側が長い。必ずしも三本目の折り曲げ箇所を設けなくてもかまわないが、当箇所を設けることで、巻き易くなるメリットがある。端の方が外側に来るので端側の方がやや幅が広い方が良い。。
図8aは、折り曲げ箇所の近くの前、後面部のつまみ箇所(17)を示す。縫い目(18)を設けても良い。折り曲げ箇所が消滅しないことが条件である。開いた時、扉部が浮き上がる程度に維持できれば理想的である。折り曲げ箇所を形状記憶させておく場合はそのままでも構わない。bは縫い目位置と扉部と後面部の関係を示す斜視図ある。cは底面側からの端面図である。
【0011】
図9図10は使い方を説明する。
図9aはマスク(8)に内包されたワイヤー方向にマスクを後面部(14)内に載せた時の平面図、bは中央で折れ曲がる形状のマスクを、折れ曲がりのラインを縦向きにして載せた場合、cの桝内は、本願(12)を巻いて畳み卓上に置く場合で、(イ)は平面図で、マスクの耳掛け紐(9)は中にしまっている。(ロ)は(イ)の場合の拡大低面図。(ハ)は(イ)の場合の側面図である。折りたたむか巻いた形状で外側に来る片側の端部位置に開口箇所(16)が生じるが、ここに、必要であれば、折り曲げた状態から戻らないように、留め具類(3)を一個以上設けて留める。他に長い磁石等の留め具類、面テープが考えられる。折り曲げて外側になった方を下側に向けて置けば、留め具がなくてもシート部の性質によっては固定状態になる。図7の場合は長い扉部をストッパー片(20)から外して折り曲げて巻く。
図10aは後面部に水気遮断部(6)を不随させた場合の底面図、bは二つ折、三つ折、四つ折あるいは巻いて机上に置く時、机上に直接あたる箇所を水気からガードする最小限の広さで、外側になる後面部の端に水気遮断部を設ける。
cは前述形態を加えての追加説明である。別シート部(7)を設けた平面図である。替えマスクを備えたい場合は、前後面部のいずれかに、別シート部を設ける。本体シート部(2)の後面部に対し、筒抜け状にする時の開口状態を、本体シート部より短くするか、凹状にするか斜めにする等でマスクを挿入させ易い形状にする。
尚、耳掛け紐で吊るして持ちたい場合は、ずり落ちないように、端部等に留め具を設ける。後面部の横幅に余裕があることで三つ折り等が出来、これによってばらけにくくなり、耳掛け紐を持っても崩れにくくなる。取って部を設ける場合は扉部の横幅、マスクの形等によって、取り付け場所は選択することになる。
水気を遮断出来るシート体を本体シート部として使用する、またはシートの厚みや毛羽立ち等の性質によっては、水気遮断部を設ける必要はない。しかし、ティシュ、ナプキン類を添えて使用する方がより良い。
【符号の説明】
【0012】
1 端部 2 本体シート部 3 留め具類
4 側面部 5 取って部 6 水気遮断部
7 別シート部 8 マスク 9 耳掛け紐
10 ティシュ等 11 腕 12 本願
13 折り曲げ箇所 14 後面部 15 扉部
16 開口箇所 17 つまみ箇所 18 縫い目
19 三本目 20 ストッパー片
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10