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特開2022-55277データ処理機能を有する自動試験機及びその情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022055277
(43)【公開日】2022-04-07
(54)【発明の名称】データ処理機能を有する自動試験機及びその情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G01R 31/28 20060101AFI20220331BHJP
   H01L 21/66 20060101ALI20220331BHJP
【FI】
G01R31/28 H
H01L21/66 B
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020207184
(22)【出願日】2020-12-15
(31)【優先権主張番号】109133703
(32)【優先日】2020-09-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】520493913
【氏名又は名称】スピロックス コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110003007
【氏名又は名称】特許業務法人謝国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】林星福
【テーマコード(参考)】
2G132
4M106
【Fターム(参考)】
2G132AA00
2G132AE18
2G132AE23
2G132AE24
2G132AF02
2G132AG01
2G132AH00
2G132AL35
4M106AA01
4M106BA01
4M106DD30
4M106DJ21
(57)【要約】
【課題】データ処理機能を有する自動試験機及びその情報処理方法を提供する。
【解決手段】データ処理機能を有する自動試験機は、1つ以上の被試験装置を試験する試験ヘッドを備える。試験ヘッド12は、試験処理装置13を有する。試験処理装置13は、被試験装置Xへ1つ以上の電気的試験信号を提供し、被試験装置Xがフィードバックする1つ以上の電気的帰還データに基づき、データ処理分析を行い、分析結果情報を生成する。試験処理装置13は、一体型試験モジュール及び試験結合制御モジュールを有する。一体型試験モジュールは、1つ以上の電気的試験条件を生成する。試験結合制御モジュールは、一体型試験モジュールに接続されるとともに、電気的試験条件に基づき、対応した電気的試験信号を一体型試験モジュールに伝送する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上の被試験装置を試験する試験ヘッドを備えた、データ処理機能を有する自動試験機であって、
前記試験ヘッドは、試験処理装置を有し、
前記試験処理装置は、前記被試験装置へ1つ以上の電気的試験信号を提供し、前記被試験装置がフィードバックする1つ以上の電気的帰還データに基づき、データ処理分析を行い、分析結果情報を生成することを特徴とする、データ処理機能を有する自動試験機。
【請求項2】
前記試験処理装置は、一体型試験モジュール及び試験結合制御モジュールを有し、
前記一体型試験モジュールは、1つ以上の電気的試験条件を生成し、
前記試験結合制御モジュールは、前記一体型試験モジュールに接続されるとともに、前記電気的試験条件に基づき、対応した前記電気的試験信号を前記一体型試験モジュールに伝送することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理機能を有する自動試験機。
【請求項3】
前記一体型試験モジュールは、データ記憶モジュール、試験・信号収集モジュール及びデータコンピューティングモジュールを有し、
前記データ記憶モジュールは、データを記憶し、
前記試験・信号収集モジュールは、前記データ記憶モジュールに接続されるとともに、前記被試験装置に前記電気的試験信号を伝送し、前記電気的帰還データを得て、
前記データコンピューティングモジュールは、前記データ記憶モジュールを介して前記試験・信号収集モジュールに接続され、前記電気的試験条件を提供し、前記電気的帰還データをデータ処理分析することを特徴とする請求項2に記載のデータ処理機能を有する自動試験機。
【請求項4】
前記データコンピューティングモジュールは、メモリユニット及びデータコンピューティングユニットを有し、
前記メモリユニットは、複数の命令を記憶し、
前記データコンピューティングユニットは、前記命令に基づいて前記電気的試験条件を提供し、前記電気的帰還データに対してデータ処理分析を行うことを特徴とする請求項3に記載のデータ処理機能を有する自動試験機。
【請求項5】
前記試験ヘッドは、前記試験処理装置に接続されたプローブアダプタモジュールを有し、
前記プローブアダプタモジュールは、前記電気的試験信号に基づき、前記被試験装置に対して試験を行うことを特徴とする請求項4に記載のデータ処理機能を有する自動試験機。
【請求項6】
前記電気的試験信号は、マルチレベル多相電源試験信号、多種接地設計試験信号、ノイズ保護回路試験信号、デジタルスイッチング設計試験信号又は同期結合制御試験信号を含むことを特徴とする請求項5に記載のデータ処理機能を有する自動試験機。
【請求項7】
ネットワークを介してホストコンピュータに接続され、前記分析結果情報又は前記電気的帰還データを前記ホストコンピュータへ伝送するか、前記ホストコンピュータから伝送された命令調整命令に基づき、増加した命令を記憶するか、対応した命令を削除することを特徴とする請求項6に記載のデータ処理機能を有する自動試験機。
【請求項8】
1つ以上の被試験装置を試験し、自動試験機の試験ヘッド内の試験処理装置が、
1つ以上の電気的試験信号を前記被試験装置に提供するステップと、
前記被試験装置がフィードバックした1つ以上の電気的帰還データを受信するステップと、
前記電気的帰還データをデータ処理分析し、分析結果情報を生成するステップと、を行うことを特徴とするデータ処理機能を有する自動試験機の情報処理方法。
【請求項9】
前記試験ヘッドは、1つ以上の電気的試験条件に基づき、対応した前記電気的試験信号を生成することを特徴とする請求項8に記載のデータ処理機能を有する自動試験機の情報処理方法。
【請求項10】
前記電気的試験信号は、マルチレベル多相電源試験信号、多種接地設計試験信号、ノイズ保護回路試験信号、デジタルスイッチング設計試験信号又は同期結合制御試験信号を含むことを特徴とする請求項9に記載のデータ処理機能を有する自動試験機の情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、試験機に関し、特に、データ処理機能を有する自動試験機及びその情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
図1を参照する。図1は、自動試験機(Automatic Test System:ATE)を示す。自動試験機は、例えば、ウェーハ、集積回路など様々な被試験装置(Device Under Testing:DUTs)を試験するために用いられる。自動試験機は、ベース部材A、試験ヘッドB、ケーブルC及び外部コンピューティング装置Dを含む。実際に使用する際、ベース部材A上に被試験装置を設置し、試験ヘッドB上のピン(pin)を被試験装置に接触させて試験して得られた信号を、ケーブルCを介して外部コンピューティング装置Dへ伝送して処理し、試験結果を分析する。
【0003】
従来の自動試験機は、試験ヘッドBがデータ処理機能を備えておらず、ケーブルCを介して外部コンピューティング装置Dへ信号を伝送して処理しなければならなかったため、装置が大型となるだけでなく、データ処理に多くの時間がかかり、不便であった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明者は、上記課題を解決するための鋭意検討を重ねた結果、かかる知見に基づいて、本発明に想到するに至った。
本発明の課題は、試験ヘッド上にデータ処理機能を有するモジュールを直接設置し、受信した信号をリアルタイムで直接処理・分析できるようにし、ケーブルを介して外部コンピューティング装置を外付けし、データを外部コンピューティング装置に伝送して分析する必要性を無くすことにより、データ処理の効率を効果的に高め、装置の体積が小さく、装置にかかるコストを減らすことができる、データ処理機能を有する自動試験機及びその情報処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によれば、1つ以上の被試験装置を試験する試験ヘッドを備えた、データ処理機能を有する自動試験機であって、前記試験ヘッドは、試験処理装置を有し、前記試験処理装置は、前記被試験装置へ1つ以上の電気的試験信号を提供し、前記被試験装置がフィードバックする1つ以上の電気的帰還データに基づき、データ処理分析を行い、分析結果情報を生成することを特徴とする、データ処理機能を有する自動試験機を提供する。
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の第2の形態によれば、1つ以上の被試験装置を試験し、自動試験機の試験ヘッド内の試験処理装置が、1つ以上の電気的試験信号を前記被試験装置に提供するステップと、前記被試験装置がフィードバックした1つ以上の電気的帰還データを受信するステップと、前記電気的帰還データをデータ処理分析し、分析結果情報を生成するステップと、を行うことを特徴とするデータ処理機能を有する自動試験機の情報処理方法を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明のデータ処理機能を有する自動試験機及びその情報処理方法は、自動試験機の試験ヘッド内にデータ処理する試験処理装置を直接設置し、被試験装置に対して試験を行い、得た信号をリアルタイムで処理する。ケーブルを介して外部コンピューティング装置を外付けし、データを外部コンピューティング装置に伝送して分析する必要がないため、データ処理の効率を効果的に高め、装置の体積が小さく、装置にかかるコストを減らすことができる。そのため体積を小型化し、データ処理の効率及び利便性を高め、コストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】従来の自動試験機を示す説明図である。
図2】本発明の第1実施形態に係る自動試験機を示す構成図である。
図3図2の第1実施形態に係る試験ヘッドを示す構成図である。
図4】本発明の第2実施形態に係る自動試験機を示す構成図である。
図5】本発明の一実施形態に係る自動試験機の情報処理方法を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の目的、特徴及び効果をより分かりやすくするために、具体的な実施形態について図に基づいて詳しく説明する。
【0010】
(第1実施形態)
図2を参照する。図2は、本発明の第1実施形態に係る自動試験機を示す構成図である。図2に示すように、本発明の第1実施形態に係るデータ処理機能を有する自動試験機10は、被試験装置Xを設置し、被試験装置Xに対して試験を行うために用いる。
【0011】
自動試験機10は、試験機ベース部材11及び試験ヘッド12を含む。試験ヘッド12内には、試験処理装置13が一体化される。試験機ベース部材11は、試験ヘッド12を設置するとともに、被試験装置Xを設置、搭載、配置する。試験ヘッド12は、被試験装置Xを試験し、その試験結果を処理・分析するために用いる。
【0012】
第1実施形態において、試験機ベース部材11上には、自動フィーディング装置(図示せず)が含まれてもよい。自動フィーディング装置は、被試験装置Xを自動的にローディングした後、試験ヘッド12により被試験装置Xを試験して信号分析してから、自動フィーディング装置により試験済みの被試験装置Xをアンロードして収納ボックス内に収納する。
【0013】
試験ヘッド12内には、回路基板(図示せず)が設けられる。回路基板上には、データ処理機能及びデータ記憶機能を備えた試験処理装置13が設けられるとともに、回路基板上の複数の回路(図示せず)と電気的に接続され、試験処理装置13を一体化し、試験ヘッド12内に配設する。試験処理装置13は、試験用の信号を供給するとともに、試験ヘッド12から被試験装置Xに伝送し、様々なタイプ又は必要な試験を行う。試験処理装置13は、試験ヘッド12により得られた、被試験装置Xがフィードバックする信号を処理・分析する。試験処理装置13の具体的な構成については、以下で説明する。
【0014】
また、被試験装置Xに対して効率的かつ正確な試験を行うために、試験ヘッド12は、プローブアダプタモジュール14を含んでもよい。プローブアダプタモジュール14は、試験処理装置13に接続される。プローブアダプタモジュール14は、被試験装置Xに接触されたプローブカード(図示せず)と、被試験装置Xを正確に取付け、組立て、結合するアダプタモジュール(図示せず)と、を含む。このアダプタモジュールは、ソケット、PIB(Probe Interface Board)、POGOタワー(POGO Tower)を含む。
【0015】
図3を参照する。図3に示すように、試験ヘッド12中の試験処理装置13は、試験結合制御モジュール131及び一体型試験モジュール132を含む。一体型試験モジュール132は、試験結合制御モジュール131に接続される。
【0016】
一体型試験モジュール132は、複数の命令を記憶し、使用者のニーズ又は設定に基づき、対応した命令を自動的に実行し、1つ以上の電気的試験条件を対応して生成し、被試験装置Xから得られた信号に基いて処理・分析し、被試験装置Xが合格したか否かを確認する。
【0017】
試験結合制御モジュール131は、一体型試験モジュール132が生成した電気的試験条件に基づき、1つ以上の電気的試験信号を自動的に生成し、一体型試験モジュール132へ提供する。
【0018】
一体型試験モジュール132は、被試験装置Xへ電気的試験信号を伝送して試験し、被試験装置Xがフィードバックする1つ以上の電気的帰還データを受信して記憶する。一体型試験モジュール132は、電気的帰還データに対してデータ処理分析を行い、分析結果情報を生成して記憶し、使用者の参考に供する。分析結果情報に基づき、被試験装置Xが合格したか否かを確認し、被試験装置Xの品質に問題が無いか効率的に確認する。
【0019】
また、試験処理装置13により分析結果情報に基づいて被試験装置Xが合格していることが確認されると、試験機ベース部材11上の自動フィーディング装置により、被試験装置Xが、合格した被試験装置Xの収納ボックス中にアンロードされる。反対に、被試験装置Xが不合格であると確認されたときに、試験機ベース部材11上の自動フィーディング装置により、被試験装置Xが、不合格の被試験装置Xの収納ボックス中にアンロードされる。自動試験の被試験装置X及び分析結果により自動的に分類し、使用の利便性及び分類効率を高める。
【0020】
電気的試験信号は、マルチレベル多相電源試験信号、多種接地設計試験信号、ノイズ保護回路試験信号、デジタルスイッチング設計試験信号、同期結合制御試験信号及び各種被試験ICの帰還信号を含む。
【0021】
本実施形態の一体型試験モジュール132は、データコンピューティングモジュール1321、試験・信号収集モジュール1322及びデータ記憶モジュール1323を含む。データコンピューティングモジュール1321は、データ記憶モジュール1323を介して試験・信号収集モジュール1322に接続される。
【0022】
データコンピューティングモジュール1321は、データコンピューティングユニット13211及びメモリユニット13212を含む。メモリユニット13212は、上述した複数の命令と、データコンピューティングユニット13211の処理データに必要なデータと、を記憶する。データコンピューティングユニット13211は、使用者が行った自動試験機10上の関連設定に基づき、メモリユニット13212から対応した命令を読取って実行し、対応した電気的試験条件を生成し、試験結合制御モジュール131へ伝送し、対応した電気的試験信号を交換して得てもよい。データコンピューティングモジュール1321は、CPU、GPU、FPGA、特殊用途IC、特殊用途IPなどでもよい。
【0023】
試験・信号収集モジュール1322は、プローブアダプタモジュール14へ電気的試験信号を伝送し、被試験装置Xを試験する。試験・信号収集モジュール1322は、プローブアダプタモジュール14により被試験装置Xがフィードバックする電気的帰還データを収集し、データ記憶モジュール1323へ伝送して記憶する。データをデータ記憶モジュール1323に直接記憶し、データのコピー、伝達にかかる時間を短縮し、データ処理効率を高める。
【0024】
データコンピューティングモジュール1321のデータコンピューティングユニット13211は、データ記憶モジュール1323から電気的帰還データを直接得て、データ処理分析を行い、分析結果情報を生成し、データ記憶モジュール1323に記憶する。
【0025】
データ処理分析は、大規模数値アルゴリズム(huge mathematical algorithm)、試験標準アルゴリズム(test standard algorithm)又は人工ニューラル分析アルゴリズム(artificial neural analysis algorithm)などでもよい。
【0026】
上述した内容に基づき、データ処理機能及びデータ記憶機能を有する試験処理装置13を試験ヘッド12内に直接一体化させて設置し、試験に用いる信号を生成して被試験装置Xへ付与するとともに、被試験装置Xがフィードバックする電気的帰還データに基づき、リアルタイムで記憶し、処理・分析し、分析結果情報を速やかに得る。そのため、ケーブルを介して外部コンピューティング装置を外付けし、データを外部コンピューティング装置に伝送して分析する必要がないため、データ処理の効率が効果的に高まり、装置の体積が小さく、装置にかかるコストを減らすことができる。そのためデータ処理の効率及び利便性が高まるとともに、コストを減らすこともできる。
【0027】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態は、上述した第1実施形態と略同じであるが、自動試験機10がある場所に使用者がいなくても、必要なデータを得て、その他関連した分析を容易に行えるため、データ処理の柔軟性及び拡充性を高め、試験処理装置13に記憶された命令を使用者は遠隔で増やしたり、削除したり、調整したりすることができる。
【0028】
図4を参照する。図4に示すように、自動試験機10は、ネットワークを介してホストコンピュータ20に接続される。ホストコンピュータ20は、デスクトップ型パソコン、ノート型パソコン、タブレットコンピュータ、演算及び記憶機能が内蔵された装置などでもよい。
【0029】
自動試験機10の試験処理装置13が、ホストコンピュータ20から伝送されたデータデマンド命令を受信すると、分析結果情報又は電気的帰還データをホストコンピュータ20へ伝送する。
【0030】
また、自動試験機10の試験処理装置13は、ホストコンピュータ20から伝送された命令調整命令に基づき、増加した命令を記憶するか、対応した命令を削除する。試験処理装置13は、新たな命令を記憶するとき、新たな命令として記憶するか、対応した古い命令を入れ替えて記憶する。
【0031】
上述した内容に基づき、図5に示すように、データ処理機能を有する自動試験機の情報処理方法は、1つ以上の被試験装置Xを試験し、自動試験機10の試験ヘッド12内の試験処理装置13が以下のステップ(S31)~(S33)を行う。
【0032】
ステップ(S31):1つ以上の電気的試験信号を被試験装置Xに提供する。
ステップ(S32):被試験装置Xがフィードバックした1つ以上の電気的帰還データを受信する。
ステップ(S33):電気的帰還データをデータ処理分析し、分析結果情報を生成する。
【0033】
本実施形態の試験処理装置13は、1つ以上の電気的試験条件に基づき、対応した電気的試験信号を生成する。
【0034】
本実施形態が提供する電気的試験信号は、マルチレベル多相電源試験信号、多種接地設計試験信号、ノイズ保護回路試験信号、デジタルスイッチング設計試験信号及び同期結合制御試験信号を含む。
【0035】
本実施形態の試験処理装置13は、電気的帰還データを得て記憶する。試験処理装置13は、分析結果情報を生成して記憶する。
【0036】
本実施形態の自動試験機10は、ネットワークを介して分析結果情報及び電気的帰還データをホストコンピュータ20へ伝送して参考にする。
【符号の説明】
【0037】
10 自動試験機
11 試験機ベース部材
12 試験ヘッド
13 試験処理装置
14 プローブアダプタモジュール
20 ホストコンピュータ
131 試験結合制御モジュール
132 一体型試験モジュール
1321 データコンピューティングモジュール
1322 試験・信号収集モジュール
1323 データ記憶モジュール
13211 データコンピューティングユニット
13212 メモリユニット
X 被試験装置

図1
図2
図3
図4
図5