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特開2022-55375広範囲且つ均等に送風する業務用壁掛エアコン
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  • 特開-広範囲且つ均等に送風する業務用壁掛エアコン 図1
  • 特開-広範囲且つ均等に送風する業務用壁掛エアコン 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022055375
(43)【公開日】2022-04-08
(54)【発明の名称】広範囲且つ均等に送風する業務用壁掛エアコン
(51)【国際特許分類】
   F24F 1/0011 20190101AFI20220401BHJP
【FI】
F24F1/0011
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020162759
(22)【出願日】2020-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】720008298
【氏名又は名称】石原 浩行
(72)【発明者】
【氏名】石原 浩行
【テーマコード(参考)】
3L049
【Fターム(参考)】
3L049BB02
3L049BC03
3L049BD01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】冷暖房エアコン室内機本体から見て前方のみならず、両斜めや両横にもより広範囲且つより均等に送風できるようにした室内機を提供する。
【解決手段】壁掛(壁際)エアコンや窓掛エアコンにおいて、吹出し口1部分を半円状や半楕円形状、多角形状等として送風が横にほぼ180度へ可能な形状とし、それに対応した左右方向の風向調整を高角度に行うルーバー3をを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷暖房エアコン室内機本体から見て前方のみならず、両斜めや両横にもより広範囲且つより均等に送風できるようにしたものであり、その吹出し口部分を半円状や半楕円形状、多角形状等として送風が横にほぼ180度へ可能な形状とし、それに対応した高角度用ルーバーを有する壁掛(壁際)エアコンや窓掛エアコン。




(1)
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吹出し口部分を改良した冷暖房エアコンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
無し。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
壁掛(壁際)エアコンや窓掛エアコンは内蔵するルーバーで風の向きを上下左右に若干変更できるが、基本的には前面への送風に特化しており、死角となる両横方面には送風できない。つまりは、部屋内に均等に風を送ることが出来ていない。
【0004】
席が並んだ事務所の場合、エアコン室内機の前面の席に冷暖房効果が特化され、横方面の席は間接的な効果となる。席によって効果に斑が発生し、特に前面の席の場合は、冷房病のリスクも増大する。
【0005】
商品棚が並んだ店舗の場合、エアコン室内機の前面の商品棚は効きすぎ、横方面の商品棚は効きが悪い状況となる。これらの商品棚には、顧客は足を運びづらくなる。
【0006】
喫茶店や待合室等の場合、エアコン室内機の前面の席は効きすぎ、横方面の席は効きが悪い状況となる。これらの席は、座ろうとする者から見て不人気となり、空席が出来やすくなる。
【0007】
壁掛(壁際)エアコンや窓掛エアコンは、前面に特化した長方体の形状をしており、それ故に購入者から見て商品選択肢の乏しさ、バリエーションの乏しさが感じられる。




(2)
【課題を解決するための手段】
【0008】
エアコン室内機の前面に吹出し口を設けて内蔵のルーバーで調整するというレベルではなく、徹底して広範囲に風を送ろうとする姿勢のエアコン室内機を提唱する。エアコン室内機の吹出し口を半円状や半楕円形状、多角形状等とし、送風が横にほぼ180度へ可能な形状とする。ルーバーは高角度に対応させる。生産コスト等は発生するが、事業用であることを鑑みると、顧客や社員、事業成果等は極めて重要であり、購入価格よりも機能や形状を優先させる必要がある。
【発明の効果】
【0009】
より広範囲、より均等に、送風することが可能となる。これにより、冷房病や、空調による不快感が軽減される。もって、顧客や社員にとって快適な空間を提供することができ、各種事業成果等にも良い方向へ反映されることにつながる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本発明の実施例(構造の概要)として、概ねの全体形状、横面、前面、左右ルーバーを示す図である。うち、1は吹出し口、2はエアコン室内機本体、3は左右ルーバー例を示す。上下ルーバーについては、業務用であるためもともと広範囲への送風が必要であり、主に手動調整を想定するが、バリエーションも広くなることから図示していない。
【0011】
図2図2は、本発明の実施例(風の動き)を示す図である。うち、1a は吹出し口(本発明)、2aはエアコン室内機本体(本発明)、1b は吹出し口(従来品)、2b はエアコン室内機本体(従来品)、矢印は風の向きを示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
エアコン室内機の吹出し口を半円状又は半楕円形状、多角形状等とし、送風が横にほぼ180度へ可能な形状とする。左右ルーバーは、高角度に対応させる。
【実施例0013】
図1に従って実施例(構造の概要)を説明する。2エアコン室内機本体により、通常は前面に特化して送風されるところ、3ルーバーによって横方向にも流れることになり、1吹出し口から広範囲(横にほぼ180度)に送風させる。
(3)
【実施例0014】
図2に従って実施例(風の動き)を説明する。本発明の場合、風の方向を示す矢印は死角が極端に減ることから増加する。1a吹出し口(本発明)を用いることにより、1b吹出し口(従来品)と比較し、送風がより広範囲、より均等になることが見込まれる。




























図1
図2