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特開2022-55376照明傘・照明シェードを兼ねる天井パネル
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  • 特開-照明傘・照明シェードを兼ねる天井パネル 図1
  • 特開-照明傘・照明シェードを兼ねる天井パネル 図2
  • 特開-照明傘・照明シェードを兼ねる天井パネル 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022055376
(43)【公開日】2022-04-08
(54)【発明の名称】照明傘・照明シェードを兼ねる天井パネル
(51)【国際特許分類】
   E04B 9/00 20060101AFI20220401BHJP
【FI】
E04B9/00 J
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020162760
(22)【出願日】2020-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】720008298
【氏名又は名称】石原 浩行
(72)【発明者】
【氏名】石原 浩行
(57)【要約】
【課題】住宅等の部屋内での人の活動空間は、基本的な形として天井・壁・床で囲われた長方体である。しかしながら、その快適な長方体の空間には、多くの場合、天井の照明器具が侵入して害されている。更に、平面型の天井では、部屋内で照明器具による光の強弱や明暗、影が出来やすいほか、照明器具製品自体のバリエーションも出来にくい。永続使用する部屋の生活空間であるが、違和感に満ちている状況である。
【解決手段】部屋毎の天井について、照明器具を設置する部分(通常は部屋の中央)の天高を周りよりも高め、すり鉢状にし、天井自体に照明器具の傘やシェードの役割を持たせるものである。従来の平面天井よりひと手間かかる部屋の作りとなるが、機能性があり、見た目もかなりの高級感が出せる。これをパネル化し、量産可能とするものである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
家屋の部屋毎の天井について、照明器具を設置する部分(通常は部屋の中央)の天高を周りよりも高め、すり鉢状(四角錐、多角錐や半球型、それらに類するもの)にしたうえで、光の反射素材等により天井自体に照明器具の傘やシェードの役割を持たせたものであり、この天井を容易に構成できる専用パネル及びフレーム構造等一式。





(1)
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家屋の天井パネル及び天井に関するものである。
【背景技術】
【0002】
無し。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
住宅等の部屋内での人の活動空間は、近年多様化しているものの基本的にはオーソドックスな形として天井・壁・床で囲われた長方体である。しかしながら、その快適な長方体の空間を害しているものがあり、その代表的なものが天井に設置される照明器具である。
【0004】
更に、この照明器具であるが、これも近年多様化してきており、LED蛍光灯の流通も活発化し、今後もますます多様化が進んで行くことが想定される。しかしながら、部屋内を均一に照らすに当たっては、照明器具と言うよりは部屋側の事情を優先として考案されることになる。現在の家屋で主流になっている平面型の天井では、光の強い部分と光の弱い部分、明暗、影が出来て当然の形状がとられており、これを解消しなければ、照明器具が生きて来ない。
【0005】
以上、長方体の快適空間を害し、照明器具による照明の不均一となっている天井を改善するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
部屋毎の天井について、照明器具を設置する部分(通常は部屋の中央)の天高を周りよりも高め、すり鉢状にし、天井自体に照明器具の傘やシェードの役割を持たせるものである。パネル化により量産を可能とさせる。





(2)
【発明の効果】
【0007】
従来の平面天井よりひと手間かかる部屋の作りとなるが、見た目、かなりの高級感が出せる。長方体の快適空間が害されず、照明器具は傘やシェードが不要となる。部屋内の照明の不均一さが軽減される。照明器具開発の幅が広がるため、各種アレンジした照明器具が流通する発端とすることが出来る。天井の上から下に向けての耐久性が向上し、衝撃や重量に耐えやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、部屋内の快適空間を示す図である。うち、1は本発明による空間、2は従来の空間を示す。内壁の高さは両者同じであるが、2は照明器具が邪魔をしており窮屈となるが、1の本発明による空間のほうは邪魔になるどころか、より開放的な空間となっている。
【0009】
図2図2は、部屋内の照明器具による光の動きを示す概略図である。うち、1は本発明による光の動き、2は従来の光の動きを矢印で示す。2は照明器具から上に向けて発せられた光は照明器具内で下へ修正するが、1の本発明は上に向けた光も利用して部屋全体を照明する。
【0010】
図3図3は、実施例(設置例)を示す図である。うち、1は本発明によるパネル、2は家屋躯体、3は1を支える部分(概略)を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
天井を平面ではなく、四角錐(ピラミッド型)を主流とした多角錐や半球型とし、部屋の快適空間である長方体に照明器具を侵入させない。天井表面の反射素材による拡散によって照明器具による光の明暗を均一にする。このような天井を形成するパネル及びフレーム構造等一式を用いるが、パネル化し量産可能な状態とすることでコスト削減も図る。
【実施例0012】
図3に従って実施例(使用例)を説明する。2家屋躯体の3天井を支える部分に、1本発明のパネルを組み合わせるように設置固定する。
図1
図2
図3