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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022055530
(43)【公開日】2022-04-08
(54)【発明の名称】管理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20220401BHJP
   G06Q 30/04 20120101ALI20220401BHJP
   G06Q 30/06 20120101ALI20220401BHJP
   G16Y 20/20 20200101ALI20220401BHJP
   G16Y 40/10 20200101ALI20220401BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q30/04
G06Q30/06 350
G16Y20/20
G16Y40/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020163002
(22)【出願日】2020-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000231361
【氏名又は名称】NISSHA株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100124811
【弁理士】
【氏名又は名称】馬場 資博
(74)【代理人】
【識別番号】100088959
【弁理士】
【氏名又は名称】境 廣巳
(74)【代理人】
【識別番号】100097157
【弁理士】
【氏名又は名称】桂木 雄二
(74)【代理人】
【識別番号】100187724
【弁理士】
【氏名又は名称】唐鎌 睦
(72)【発明者】
【氏名】加藤 一郎
(72)【発明者】
【氏名】吉村 祐一
(72)【発明者】
【氏名】水嶋 宏介
(72)【発明者】
【氏名】安福 喜代志
(72)【発明者】
【氏名】江口 もも子
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB11
5L049BB68
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】繰り返し利用可能な容器の普及を促進させることが難しい。
【解決手段】情報処理装置が、繰り返し利用可能な容器を利用者に貸し出す際に、容器と利用者とを対応付けて管理し、利用者に容器を貸し出している最中に利用者から受信した購入希望に応じて、容器について決済する。
【選択図】図15
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置が、
繰り返し利用可能な容器を利用者に貸し出す際に、前記容器と前記利用者とを対応付けて管理し、
前記利用者に前記容器を貸し出している最中に前記利用者から受信した購入希望に応じて、予め記憶された情報に基づいて前記容器について決済する
管理方法。
【請求項2】
前記容器の利用に応じた情報に基づいて前記容器の価格を決定し、決定した価格で前記容器について決済する
請求項1に記載の管理方法。
【請求項3】
前記容器の利用に応じた情報には前記容器の貸し出し回数が含まれており、前記容器の貸し出し回数に基づいて前記容器の価格を決定する
請求項2に記載の管理方法。
【請求項4】
前記容器の利用に応じた情報には前記容器の傷に応じた情報が含まれており、前記容器の傷に応じた情報に基づいて前記容器の価格を決定する
請求項2または請求項3に記載の管理方法。
【請求項5】
前記購入希望として、貸し出し中の前記容器とは異なる前記容器について購入を希望する旨を示す情報を受信し、
受信した情報に応じて、貸し出し中の前記容器に類似する類似製品を検索して出力する
請求項1から請求項4までのうちのいずれか1項に記載の管理方法。
【請求項6】
前記利用者の位置を示す位置情報を取得し、取得した前記位置情報を用いて前記類似製品の検索を行う
請求項5に記載の管理方法。
【請求項7】
検索の中心となる位置を示す中心位置情報を取得し、取得した前記中心位置情報と、前記容器を貸し出した店舗を示す情報と、に基づいて、前記中心位置情報が示す位置から所定範囲内に存在する前記容器を検索し、検索した結果に応じた情報を出力する
請求項1から請求項6までのうちのいずれか1項に記載の管理方法。
【請求項8】
繰り返し利用可能な容器を利用者に貸し出す際に、前記容器と前記利用者とを対応付けて管理する管理部と、
前記利用者に前記容器を貸し出している最中に前記利用者から受信した購入希望に応じて、前記容器について決済する決済部と、
を有する
管理装置。
【請求項9】
情報処理装置に、
繰り返し利用可能な容器を利用者に貸し出す際に、前記容器と前記利用者とを対応付けて管理し、
前記利用者に前記容器を貸し出している最中に前記利用者から受信した購入希望に応じて、前記容器について決済する
処理を実現させるためのプログラム。
【請求項10】
繰り返し利用可能な容器と、
前記容器に付された識別情報を読み取ってサーバ装置に対して送信する読取装置と、
前記容器を利用者に貸し出す際に、前記読取装置から受信した情報に基づいて、前記容器と前記利用者とを対応付けて管理する管理部と、前記利用者に前記容器を貸し出している最中に前記利用者から受信した購入希望に応じて、前記容器について決済する決済部と、を有する管理装置と、
を含む
リユースシステム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理方法、管理装置、プログラム、リユースシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
飲料やお弁当などをテイクアウトする際、多くの場合において、使い捨て容器が使われている。このような使い捨て容器はリサイクルも困難であり、ごみの問題が生じていることが知られている。
【0003】
このような問題に対しては、容器に飲料を入れるマイボトルなど個人が所有する容器を活用することが有効である。ここで、マイボトルについての技術としては、例えば、特許文献1がある。特許文献1には、ICタグを装着した個人用容器が記載されている。また、ICタグには、現金決済を可能ならしめる決済手段やユーザの好みやアレルギーについての情報を記憶する記憶手段が付設されている。特許文献1によると、このような特徴により、マイボトル等の普及を促進することを目的とする。
【0004】
また、関連する技術として、例えば、特許文献2がある。例えば、特許文献2には、複数の容器と、複数の容器を運ぶのに適した複数のキャリアと、を含むシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008-287566号公報
【特許文献2】WO2019/069082号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のような技術を用いたとしても、マイボトルはまだまだ利用していない人も多い。そこで、本開示の目的は、マイボトルなどの繰り返し利用可能な容器の普及を促進させることが難しい、という課題を解決するための管理方法、管理装置、プログラム、リユースシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するため本開示の一形態である管理方法は、
情報処理装置が、
繰り返し利用可能な容器を利用者に貸し出す際に、前記容器と前記利用者とを対応付けて管理し、
前記利用者に前記容器を貸し出している最中に前記利用者から受信した購入希望に応じて、予め記憶された情報に基づいて前記容器について決済する
という構成をとる。
【0008】
また、本開示の他の形態である管理装置は、
繰り返し利用可能な容器を利用者に貸し出す際に、前記容器と前記利用者とを対応付けて管理する管理部と、
前記利用者に前記容器を貸し出している最中に前記利用者から受信した購入希望に応じて、前記容器について決済する決済部と、
を有する
という構成をとる。
【0009】
また、本開示の他の形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
繰り返し利用可能な容器を利用者に貸し出す際に、前記容器と前記利用者とを対応付けて管理し、
前記利用者に前記容器を貸し出している最中に前記利用者から受信した購入希望に応じて、予め記憶された情報に基づいて前記容器について決済する
処理を実現させるためのプログラムである。
【0010】
また、本開示の他の形態であるリユースシステムは、
繰り返し利用可能な容器と、
前記容器に付された識別情報を読み取ってサーバ装置に対して送信する読取装置と、
前記容器を利用者に貸し出す際に、前記読取装置から受信した情報に基づいて、前記容器と前記利用者とを対応付けて管理する管理部と、前記利用者に前記容器を貸し出している最中に前記利用者から受信した購入希望に応じて、前記容器について決済する決済部と、を有する管理装置と、
を含む
という構成をとる。
【発明の効果】
【0011】
上述したような各構成によると、繰り返し利用可能な容器の普及を促進させることが難しい、という課題を解決することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本開示の第1の実施形態におけるリユースシステムの全体的な構成例を示す図である。
図2】利用者端末の構成例を示すブロック図である。
図3】店舗端末の構成例を示すブロック図である。
図4】サーバ装置の構成例を示すブロック図である。
図5図4で示す容器情報の一例を示す図である。
図6図4で示す利用者情報の一例を示す図である。
図7図4で示す容器状態情報の一例を示す図である。
図8】貸し出し回数と割引率の関係例を示す図である。
図9】購入希望受信時のサーバ装置の動作例を示すフローチャートである。
図10】サーバ装置の他の構成例を示す図である。
図11】サーバ装置の他の構成例を示す図である。
図12】個体識別情報を読み取った際の処理例を説明するための図である。
図13】個体識別情報を読み取った際の処理例を説明するための図である。
図14】本開示の第2の実施形態における管理装置のハードウェア構成例を示す図である。
図15】管理装置の構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
[第1の実施形態]
本開示の第1の実施形態について、図1から図13までを参照して説明する。図1は、リユースシステム100の全体的な構成例を示す図である。図2は、利用者端末300の構成例を示すブロック図である。図3は、店舗端末400の構成例を示すブロック図である。図4は、サーバ装置500の構成例を示すブロック図である。図5は、容器情報541の一例を示す図である。図6は、利用者情報542の一例を示す図である。図7は、容器状態情報543の一例を示す図である。図8は、貸し出し回数と割引率の関係例を示す図である。図9は、購入希望受信時のサーバ装置500の動作例を示すフローチャートである。図10図11は、サーバ装置500の他の構成例を示す図である。図12図13は、個体識別情報210を読み取った際の処理例を説明するための図である。
【0014】
本開示の第1の実施形態においては、洗浄などを行うことで繰り返し利用可能な容器200を利用者に貸し出すリユースシステム100について説明する。図1で示すように、リユースシステム100では、利用者が店舗でコーヒーなどの商品を購入した際、利用者に容器200を貸し出す。つまり、容器200の内部にコーヒーなどの商品を入れて利用者に提供する。また、リユースシステム100では、店舗などにおいて、利用者から容器200の返却を受け付ける。返却された容器200は、洗浄業者などで洗浄され、その後、店舗へと戻される。または、店舗内で洗浄される。そして、利用者などへ再度貸し出される。
【0015】
なお、本実施形態で説明するリユースシステム100の場合、後述するように、貸出中であるか否かなどの容器200の状況について、複数の店舗と接続されたサーバ装置500を用いて管理する。そのため、容器200は、容器200を貸し出した店舗以外に返却されてもよい。換言すると、容器200を貸し出した店舗以外に容器200が返却された場合でも、リユースシステム100は、問題なく容器200の管理を行うことが出来る。また、上記構成によると、リユースシステム100全体として容器200を用いる。そのため、例えば、洗浄業者による洗浄の後に配送される店舗は、利用者から返却を受け付けた店舗と異なっていてもよい。
【0016】
本実施形態において説明するサーバ装置500は、上述したようなリユースシステム100において、利用者に容器200を貸し出す際、利用者と容器200とを対応付けて管理する。そして、利用者が容器200を利用している際などに、利用者から容器200の購入希望のリクエストを受信すると、リユースシステム100は、対応付けて管理する情報を用いて決済などを行う。このような構成によると、利用者は、貸し出しの最中に気に入った容器200などをそのまま購入することが出来る。
【0017】
なお、本実施形態においては、洗浄などを行うことで繰り返し利用可能な容器200の一例として、コーヒーなどの液体の商品を入れる液体用容器を用いる場合について説明する。しかしながら、容器200は、洗浄などにより繰り返し利用可能であるならば、液体用容器以外であってもよい。例えば、容器200は、お弁当などの食品を入れるお弁当箱などの食品用容器であってもよいし、店舗で購入した商品などを入れるエコバッグなどの買物用容器(袋)であってもよい。また、例えば、容器200は、洋服などの商品を収容するボックスなどであってもよいし、例示した以外の何らかのものを入れる入れ物であってもよい。
【0018】
図1は、リユースシステム100全体の構成例を示している。図1を参照すると、リユースシステム100は、例えば、容器200と、利用者端末300と、店舗端末400と、サーバ装置500と、を有している。図1で示すように、店舗端末400とサーバ装置500とは、ネットワークなどを介して、互いに通信可能なよう接続されている。また、利用者端末300と店舗端末400とは、無線通信などを用いて互いに通信可能なよう接続することが出来る。また、利用者端末300とサーバ装置500とは、無線通信などを用いて互いに通信可能なよう接続することが出来る。
【0019】
なお、図1では例示していないが、リユースシステム100は、複数の利用者端末300、複数の店舗端末400、複数のサーバ装置500を含んでいてよい。また、洗浄業者が情報処理装置を有していてもよく、洗浄業者が有する情報処理装置と、店舗端末400やサーバ装置500と、が通信を行うよう構成してもよい。
【0020】
容器200は、洗浄などを行うことで繰り返し利用可能な入れ物である。上述したように、本実施形態の場合、容器200には、コーヒーなどの液体の商品を入れる。例えば、容器200は、ステンレス製のタンブラーや樹脂製のカップなどである。容器200は、例示した以外のものであってもよい。
【0021】
図1で示すように、容器200の側面任意の箇所には、個体識別情報210が付されている。個体識別情報210は、例えば、QRコード(登録商標)などの2次元コードやRFタグなどである。個体識別情報210は、例えば、容器ごとに一意に付与される識別情報である容器IDを示す情報などを含む。個体識別情報210は、バーコードなど上記例示した以外であってもよい。
【0022】
利用者端末300は、利用者が所有する携帯型の情報処理装置である。利用者端末300は、例えば、リユースシステム100の利用登録を行う際、容器200の貸し出しを受ける際、容器200を返却する際、購入希望を送信する際、などにおいて用いられる。例えば、利用者端末300は、スマートフォンやタブレットなどである。利用者端末300は、上記例示した以外であってもよい。
【0023】
図2は、利用者端末300の構成例を示している。図2を参照すると、例えば、利用者端末300は、タッチパネルなどの操作入力部、画面表示部、GPS(Global Positioning System)機能などの一般的な機能のほかに、利用者情報登録部310、読取部320、処理部330、購入希望送信部340、などを有している。
【0024】
例えば、利用者端末300は、CPUなどの演算装置と、記憶装置と、を有している。利用者端末300は、例えば、記憶装置に格納されたプログラムを演算装置が実行することで、上述した各処理部を実現することが出来る。
【0025】
利用者情報登録部310は、操作入力部を利用者が操作することなどにより、利用者情報の入力を受け付ける。例えば、利用者情報登録部310は、利用者が初めてリユースシステム100を利用する際に、利用者情報の入力を受け付ける。そして、利用者情報登録部310は、受け付けた利用者情報をサーバ装置500へと送信する。なお、利用者情報登録部310は、利用者によるリユースシステム100の利用中に利用者情報を更新するための情報などを受け付けてもよい。
【0026】
ここで、利用者情報登録部310が受け付ける利用者情報には、リユースシステム100を利用者が利用するために必要な決済情報などの情報が含まれる。また、利用者情報には、利用者が属する属性を示す属性情報などが含まれてもよい。
【0027】
具体的には、例えば、利用者情報には、利用者のニックネームやクレジットカード情報などの決済情報のほか、年齢、性別、居住している県や市町村などのおおよその地域情報、などの属性情報や好きな色や形などの容器200についての嗜好情報などを含むことが出来る。利用者情報は、上記例示した情報の一部のみを含んでもよいし、情報例示した以外の情報を含んでもよい。
【0028】
また、利用者情報登録部310が利用者情報をサーバ装置500へと送信することなどにより、利用者端末300に対して、利用者ごとに一意に付与される識別情報である利用者IDが付与される。利用者IDは、例えば、利用者端末300が有する記憶装置などに記憶される。なお、利用者IDは、予め定められた方法を用いて利用者端末300が生成してもよいし、後述するようにサーバ装置500が生成してもよい。
【0029】
読取部320は、カメラなどの撮像装置、または、無線通信機能を利用して、容器200に付された個体識別情報210を読み取る。例えば、読取部320は、QRコードやRFタグなどの個体識別情報210を読み取ることで、容器200に対して予め付与されている容器IDなどを取得する。
【0030】
例えば、読取部320は、利用者が容器200の貸し出しを受ける際(つまり、容器200の貸し出しを開始する際)や、利用者が容器200を店舗に返却する際などに、利用者や店舗の従業員などが利用者端末300を操作することで、容器200に付された個体識別情報210を読み取る。読取部320は、上記タイミング以外で個体識別情報210の読取を行ってもよい。
【0031】
なお、読取部320が利用する撮像装置は、利用者端末300が有していてもよいし、利用者端末300と接続された外部装置などであってもよい。
【0032】
処理部330は、読取部320による個体識別情報210の読取に応じた処理を行う。例えば、処理部330は、読取部320が個体識別情報210を読み取ることで取得した容器IDと、利用者IDなどとを、サーバ装置500に対して送信する。これにより、処理部330は、容器200の貸し出し開始をサーバ装置500に登録したり、容器200の返却をサーバ装置500に登録したりする。つまり、処理部330は、容器200の貸し出し開始や返却をサーバ装置500に登録するための登録処理を行う。なお、処理部330は、後述する店舗端末400から受信した店舗識別情報を容器IDなどとともにサーバ装置500に対して送信してもよい。また、処理部330は、読取部320が個体識別情報210を読み取った際に、利用者端末300が有する画面表示部に所定の情報を表示することが出来る。例えば、処理部330は、貸し出し開始時の時刻情報などから容器200の返却期限(例えば、貸し出しの開始から1週間など)を算出して、算出した結果を画面表示することが出来る。
【0033】
購入希望送信部340は、利用者からの入力に応じて、容器200の購入希望をサーバ装置500へ対して送信する。例えば、購入希望送信部340は、容器200の貸し出しを受けている際中に、購入希望を送信することが出来る。購入希望送信部340は、上記例示した以外のタイミングで購入希望を送信してもよい。
【0034】
例えば、購入希望送信部340は、利用者からの入力に応じて、利用中の容器200に対する購入希望をサーバ装置500へ対して送信する。また、購入希望送信部340は、利用中の容器200の代わりに、または、利用中の容器200とともに、新品や他の中古品の購入希望をサーバ装置500へ対して送信してもよい。
【0035】
なお、購入希望送信部340は、購入希望とともに、GPS機能などを利用して取得した利用者の位置を示す情報をサーバ装置500に対して送信することが出来る。例えば、購入希望送信部340は、利用中の容器200以外の中古品の購入希望を送信する際に、利用者の位置を示す情報をサーバ装置500に対して送信する。購入希望送信部340は、新品の購入希望を送信する際などにおいても利用者の位置を示す情報をサーバ装置500に対して送信してもよい。なお、購入希望送信部340は、位置を示す情報として、GPS機能などを利用して取得した情報とともに、または、代わりに、容器200の貸し出し時に取得した店舗識別情報などを送信してもよい。
【0036】
また、後述するように、購入希望の内容に応じて、サーバ装置500から容器200の価格について通知を受けることがある。購入希望送信部340は、上記通知に応じた利用者からの入力に応じて、通知された価格を了承するか否か示す情報をサーバ装置500へ対して送信することが出来る。
【0037】
店舗端末400は、容器200を貸し出す店舗などに設置された情報処理装置である。店舗端末400は、容器200の貸し出しを行う際、容器200を返却する際などに用いることが出来る。例えば、店舗端末400は、パーソナルコンピュータ、スマートフォンやタブレットなどである。店舗端末400は、上記例示した以外であってもよい。
【0038】
図3は、店舗端末400の構成例を示している。図3を参照すると、店舗端末400は、例えば、読取部410と、処理部420と、店舗情報送信部430と、を有している。
【0039】
例えば、店舗端末400は、CPUなどの演算装置と、記憶装置と、を有している。店舗端末400は、例えば、記憶装置に格納されたプログラムを演算装置が実行することで、上述した各処理部を実現することが出来る。
【0040】
読取部410は、カメラなどの撮像装置、または、無線通信機能を利用して、容器200に付された個体識別情報210を読み取る。例えば、読取部410は、QRコードやRFタグなどの個体識別情報210を読み取ることで、容器200に対して予め付与されている容器IDなどを取得する。
【0041】
例えば、読取部410は、利用者が容器200の貸し出しを受ける際(つまり、容器200の貸し出しを開始する際)や、利用者が容器200を店舗に返却する際に、利用者や店舗の従業員などが店舗端末400を操作することで、容器200に付された個体識別情報210を読み取る。
【0042】
なお、読取部410が利用する撮像装置は、利用者端末300の場合と同様に、店舗端末400が有していてもよいし、店舗端末400と接続された外部装置などであってもよい。また、読取部320を用いた読取と読取部410を用いた読取とは、いずれか一方が行われれば、他方は省略されてよい。
【0043】
処理部420は、読取部410による個体識別情報210の読取に応じた処理を行う。例えば、処理部420は、読取部410が個体識別情報210を読み取ることで取得した容器IDと、利用者IDなどとを、サーバ装置500に対して送信する。これにより、処理部420は、容器200の貸し出し開始をサーバ装置500に登録したり、容器200の返却をサーバ装置500に登録したりする。つまり、処理部420は、処理部330と同様に、容器200の貸し出し開始や返却をサーバ装置500に登録するための登録処理を行うことが出来る。処理部420は、店舗端末400が記憶する店舗識別情報を容器IDなどとともにサーバ装置500に対して送信してもよい。なお、店舗端末400は、事前に利用者端末300と通信を行うことなどにより、利用者端末300から利用者IDを受信しているものとする。また、処理部420は、読取部410が読み取った際に、店舗端末400が有する画面表示部に所定の情報を表示することが出来る。例えば、処理部420は、貸し出し開始時の時刻情報などから容器200の返却期限(例えば、貸し出しの開始から1週間など)を算出して、算出した結果を画面表示することが出来る。
【0044】
店舗情報送信部430は、店舗端末400が記憶する店舗識別情報を利用者端末300に対して送信する。店舗識別情報は、店舗ごとに一意に付与される識別情報であり、店舗ごとに予め定められている。店舗情報送信部430は、任意のタイミングで店舗識別情報を利用者端末300に対して送信してよい。
【0045】
サーバ装置500は、貸し出し中であるか否かなど容器200の状況を管理する情報処理装置(管理装置)である。サーバ装置500は、利用者端末300や店舗端末400から受信した容器IDや利用者IDなどに基づいて、容器200の状況を管理する。また、サーバ装置500は、利用者端末300から容器200の購入希望を受け付ける。すると、サーバ装置500は、受け付けた購入希望の内容に応じて、例えば異なる処理を行う。例えば、サーバ装置500は、オンプレミスサーバやクラウドサーバなどである。サーバ装置500は、上記例示した以外であってもよい。
【0046】
図4は、サーバ装置500の構成例を示している。図4を参照すると、サーバ装置500は、主な構成要素として、例えば、操作入力部510と、画面表示部520と、通信I/F部530と、記憶部540と、演算処理部550と、を有している。なお、サーバ装置500は、操作入力部510を有さないなど、上記例示した構成の一部であってもよい。
【0047】
操作入力部510は、キーボードやマウスなどの操作入力装置からなる。操作入力部510は、サーバ装置500を操作する操作者の操作を検出して演算処理部550に出力する。
【0048】
画面表示部520は、LCD(Liquid Crystal Display、液晶ディスプレイ)などの画面表示装置からなる。画面表示部520は、演算処理部550からの指示に応じて、記憶部540に格納された各種情報などを画面表示することが出来る。
【0049】
通信I/F部530は、データ通信回路からなる。通信I/F部530は、利用者端末300、店舗端末400、そのほか外部装置などとの間で通信を行う。
【0050】
記憶部540は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置である。記憶部540は、演算処理部550における各種処理に必要な処理情報やプログラム544を記憶する。プログラム544は、演算処理部550に読み込まれて実行されることにより各種処理部を実現する。プログラム544は、通信I/F部530などのデータ入出力機能を介して外部装置や記録媒体から予め読み込まれ、記憶部540に保存されている。記憶部540で記憶される主な情報としては、例えば、容器情報541、利用者情報542、容器状態情報543などがある。
【0051】
容器情報541は、容器200の色、容量、素材など、容器200自体についての情報を含んでいる。容器情報541は、例えば、操作入力部510を用いて入力される、通信I/F部530を介して外部装置から受信する、などの方法により予め取得され、記憶部540に記憶されている。
【0052】
図5は、容器情報541の一例を示している。図5を参照すると、容器情報541には、例えば、容器ID、色情報、容量情報、素材情報、加工種類情報、デザイン情報などの項目が含まれている。
【0053】
ここで、容器IDは、上述したように、容器200ごとに一意に付与される識別情報である。容器IDは、容器200ごとに予め付されている。また、色情報は、「黒」、「白」など、容器200の色を示す情報である。また、容量情報は、「300ml」、「500ml」など、容器200の容量を示す情報である。また、素材情報は、「ポリプロピレン」、「ステンレス」など、容器200の素材を示す情報である。素材情報は、外部の素材と内部の素材など、複数の素材を示してもよい。また、加工種類情報は、「エンボス加工」など容器200に施されている加工の種類などを示している。また、デザイン情報は、容器200自体や容器200表面のイラストなどをデザインしたデザイナーの情報を示している。例えば、デザイン情報には、デザイナーの名前、デザイナーのウェブサイトや連絡先、デザインの特徴、主作品の種類などのうちの少なくとも1つを含むことが出来る。
【0054】
例えば、以上のように、容器情報541には、容器200そのものの特徴を示す情報が含まれている。なお、容器情報541は、図5で例示する一部から構成されていてもよいし、図5で例示する以外の情報を含んでいてもよい。例えば、容器情報541には、「ホット用」や「アイスコーヒー用」などの用途を示す用途情報、容器200の透明度を示す透明度情報、ストローのありなしを示すストロー情報、容器200の形状を示す形状情報、容器200の画像情報などが含まれてもよい。
【0055】
利用者情報542は、利用者ID、利用者の属性情報、決済情報など、利用者についての情報を含んでいる。利用者情報542は、例えば、後述する利用者情報受信部551が利用者端末300から利用者情報を受信した際に、記憶部540に記憶される。また、利用者情報542は、利用者が容器200の貸し出しを受ける際などに更新することが出来る。
【0056】
図6は、利用者情報542の一例を示している。図6を参照すると、利用者情報542には、例えば、利用者ID、属性情報、決済情報、嗜好情報、履歴情報などの項目が含まれている。
【0057】
ここで、利用者IDは、上述したように、利用者ごとに一意に付与される識別情報である。例えば、利用者IDは、利用者情報受信部551が利用者端末300から利用者情報を受信した際に、利用者情報受信部551により利用者に対して付与される。属性情報は、利用者が属する属性を示す情報である。属性情報には、例えば、年齢、性別、居住している県や市町村などのおおよその地域情報などが含まれうる。また、決済情報は、クレジットカード情報など決済を行う際に必要となる情報である。また、嗜好情報は、利用者が好きな色、形、好きなデザイナーなど、利用者の好みを示す情報である。後述するように、嗜好情報は、類似製品を検索する際などに活用される。また、履歴情報は、利用者が過去に貸し出しを受けた容器200についての情報など、貸し出しの履歴を示す情報である。履歴情報には、利用者が過去に貸し出しを受けた容器200の容器ID、色や形など貸し出しを受けた容器200の特徴を示す情報、貸し出しを受けた回数、貸し出しを受けた店舗についての情報、などが含まれる。
【0058】
例えば、以上のように、利用者情報542には、利用者から入力された情報や、利用者の
貸し出し履歴を示す情報などが含まれる。なお、利用者情報542は、図6で例示する一部から構成されていてもよいし、図6で例示する以外の情報を含んでいてもよい。
【0059】
容器状態情報543は、容器200の状況を示す状況情報、容器200の貸し出し回数、傷情報など、容器200の利用に応じた情報を含んでいる。容器状態情報543は、例えば、容器情報541を記憶部540に記憶する際に生成され、利用者が容器200の貸し出しを受ける際や返却する際などに更新される。また、容器状態情報543は、例えば、洗浄業者が洗浄中に傷や劣化を発見した際などにおいて、洗浄業者からの連絡に応じて更新することが出来る。
【0060】
図7は、容器状態情報543の一例を示している。図7を参照すると、容器状態情報543には、例えば、容器ID、状況情報、貸し出し回数、傷情報などの項目が含まれている。
【0061】
ここで、容器IDは、上述したように、容器200ごとに一意に付与される識別情報である。また、状況情報は、容器200の状況を示す情報である。状況情報には、例えば、利用者に貸し出し中であるか否かを示す情報や店舗識別情報など容器200が置かれている店舗を示す情報などが含まれる。状況情報には、貸し出している利用者の利用者IDなどが含まれてもよい。また、状況情報は、容器200が洗浄中である旨を示す情報や洗浄業者を示す情報などを含んでもよい。なお、状況情報は、過去1週間や1か月の状況を示す情報など、過去の情報を含んでいてもよいし、貸し出しを行った時刻を示す情報などより詳細な情報を含んでいてもよい。また、貸し出し回数は、容器200を利用者に貸し出した回数を示している。貸し出し回数は、容器200を利用者に貸し出すごとに1増えることになる。また、傷情報は、容器200に傷や劣化箇所などが存在するか否か、傷や劣化箇所の大きさなどを示す情報である。傷情報は、例えば、洗浄業者が洗浄中に傷を発見した際や店舗の従業員が傷を発見した際に、洗浄業者や店舗から傷を発見した旨の通知を受けることで更新される。
【0062】
演算処理部550は、CPUなどの演算装置とその周辺回路を有する。演算処理部550は、記憶部540からプログラム544を読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム544とを協働させて各種処理部を実現する。演算処理部550で実現される主な処理部としては、例えば、利用者情報受信部551、状況管理部552、購入希望受信部553、類似製品検索部554、価格決定部555、決済部556、などがある。
【0063】
利用者情報受信部551は、利用者端末300から利用者情報を取得する。すると、利用者情報受信部551は、上記取得に応じて利用者IDを生成する。そして、利用者情報受信部551は、生成した利用者IDと取得した利用者情報とを、利用者情報542として記憶部540に記憶する。また、利用者情報受信部551は、生成した利用者IDを利用者端末300に対して送信することが出来る。なお、利用者情報受信部551は、任意の方法を用いて利用者IDを生成してよい。
【0064】
状況管理部552は、容器200が貸し出し中であるか否かなど、容器200の状況を管理する。例えば、状況管理部552は、利用者端末300から容器IDや利用者IDなどを受信すると、受信した情報に応じて容器状態情報543中の状況情報を更新することで、容器200の状況を管理する。
【0065】
例えば、店舗Aに存在する容器ID「AAAB」の容器200を新たに利用者に貸し出す場合、利用者端末300または店舗端末400から、利用者の利用者IDと、容器ID「AAAB」と、などを受信する。すると、状況管理部552は、図7を参照して説明した容器状態情報543中の容器ID「AAAB」に対応する状況情報を、「店舗A」から「貸出中」に変更する。また、状況管理部552は、状況情報に利用者IDを含める。例えば、以上のような処理により、状況管理部552は、容器200を貸し出す際、容器200と利用者とを対応付けて管理する。
【0066】
また、容器ID「AAAB」の容器200を返却する場合、利用者端末300または店舗端末400から、利用者の利用者IDと、容器ID「AAAB」と、店舗識別情報と、などを受信する。すると、状況管理部552は、図7を参照して説明した容器状態情報543中の状況情報を、「貸出中」から「店舗A」に変更する。このように、状況管理部552は、店舗識別情報などを用いることで、容器200が返却された店舗の情報も含む容器200の状況管理を行うことが出来る。
【0067】
なお、状況管理部552は、例えば、洗浄業者に対して容器200を発送する際、状況情報を「洗浄中」とすることが出来る。また、状況管理部552は、洗浄業者から各店舗に対して、洗浄済みの容器200が発送されたタイミングで、状況情報を各店舗に対応するものとすることが出来る。このように、状況管理部552は、貸し出し時以外の状況を管理してもよい。
【0068】
購入希望受信部553は、利用者端末300から購入希望を受信する。上述したように、購入希望には、利用中の容器200の購入希望のほかに、新品の容器200の購入希望や、利用中の容器200以外の中古品の購入希望などがある。また、購入希望受信部553は、購入希望とともに、利用者の位置を示す情報を受信することがある。
【0069】
類似製品検索部554は、容器情報541などを参照して、利用者が利用中の容器200に類似する容器200を検索する。例えば、類似製品検索部554は、購入希望の内容が新品の購入希望であった場合や、利用中の容器200以外の中古品の購入希望であった場合に、類似製品の検索を行う。類似製品検索部554は、利用中の容器200の購入希望であった場合にも類似製品の検索を行うよう構成してもよい。
【0070】
本実施形態においては、類似製品の検索方法については特に限定しない。例えば、類似製品検索部554は、利用中の容器200と色情報のみが異なる色違いの容器200を類似製品として検索する、同一のデザイナーがデザインした他の容器200を類似製品として検索する、など、容器情報541中の項目の内容が利用中の容器200と少なくとも一部一致する容器200を類似製品として検索することが出来る。類似製品検索部554は、上記例示した以外の方法により類似製品を検索してもよい。
【0071】
また、類似製品検索部554は、類似製品の検索を行う際、利用者情報542に含まれる嗜好情報や履歴情報などを参照してもよい。例えば、類似製品検索部554は、類似製品の検索結果のうち、嗜好情報において好みであるとされている色の容器200のみをさらに選別するよう構成してもよい。また、類似製品検索部554は、例えば、履歴情報に基づいて、あるデザイナーがデザインした容器200の貸し出し頻度が所定値を超えている場合、類似製品の検索結果のうち、上記デザイナーがデザインした容器200のみをさらに選別するよう構成してもよい。このように、類似製品検索部554は、嗜好情報や履歴情報を用いた類似検索を行ってもよい。
【0072】
また、類似製品検索部554は、類似製品の検索を行う際、利用者の位置情報などを参照してもよい。例えば、上述したように、容器200が店舗に置かれている場合、容器状態情報543中の状況情報には店舗識別情報が含まれる。そこで、類似製品検索部554は、利用者の位置情報と、容器状態情報543中の状況情報と、に基づいて、利用者の位置から所定範囲内に存在する店舗に置かれている中古品のみを、類似製品の検索対象とすることが出来る。このように、類似製品検索部554は、利用者の位置情報を用いた類似検索を行ってもよい。利用者の位置情報を用いることで、例えば、最寄りの店舗で購入可能な中古品のみを類似製品として検索することが出来る。なお、容器状態情報543に新品の容器200についての情報が含まれる場合、上記処理と同様の処理を行うことで、最寄りの店舗で購入可能な新品のみを類似製品として検索することが出来る。つまり、類似製品検索部554は、新品の容器200の購入希望であった場合でも、中古品の場合と同様に、利用者の位置情報を用いた類似検索を行ってもよい。
【0073】
価格決定部555は、容器状態情報543などを参照して、利用者が購入を希望している容器200の価格を決定する。例えば、価格決定部555は、購入希望の内容が利用中の容器200以外の中古品の購入希望であった場合や利用中の容器200をそのまま購入することを希望している場合に、価格の決定を行う。
【0074】
例えば、価格決定部555は、容器状態情報543中の貸し出し回数に基づく割引を行う。具体的には、例えば、価格決定部555は、図8で示すような、貸し出し回数と割引率とを対応付けた表を有している。そして、価格決定部555は、上記表を参照することで、貸し出し回数に応じた割引率を特定する。その後、価格決定部555は、特定した割引率と、定価と、に基づいて、容器200の価格を決定する。なお、貸し出し回数に応じた割引率は、図8で例示する場合に限定されず、任意に定めてよい。
【0075】
また、例えば、価格決定部555は、容器状態情報543中の傷情報に基づく割引を行う。具体的には、例えば、価格決定部555は、貸し出し回数に基づく割引を行う場合と同様に、傷の大きさや数と割引率とを対応付けた表を有している。そして、価格決定部555は、上記表を参照することで、傷の大きさや数に応じた割引率を特定する。その後、価格決定部555は、特定した割引率と、定価と、に基づいて、容器200の価格を決定する。
【0076】
例えば、以上のように価格決定部555は、利用中の容器200や中古品の購入を希望する場合に、容器状態情報543に基づいて購入対象の価格を決定する。なお、価格決定部555は、貸し出し回数に基づく割引と傷情報に基づく割引のうちの割引率の高い方を採用するなどいずれか一方のみを行うよう構成してもよいし、貸し出し回数に基づく割引と傷情報に基づく割引をともに行うよう構成してもよい。また、類似製品検索部554が類似製品を検索している場合、価格決定部555は、検索した類似製品のそれぞれについて価格を決定することが出来る。
【0077】
決済部556は、利用者情報542に含まれる決済情報に基づく決済を行う。例えば、利用中の容器200の購入を希望している場合、決済部556は、価格決定部555が決定した容器200の価格を利用者端末300に対して通知する。そして、通知された価格を了承する旨を示す情報を利用者端末300から受信すると、決済部556は、決済情報に基づく決済を行う。
【0078】
なお、決済部556は、新品の容器200の購入希望や、利用中の容器200以外の中古品の購入希望などであった場合でも、利用者端末300からの了承に応じて決済するよう構成してもよい。この場合、最寄りの店舗などで中古品や新品などを受け取る前の事前決済を行うことになる。
【0079】
以上が、サーバ装置500の構成例である。なお、サーバ装置500は、例えば、貸し出しの開始から所定時間経過した際などに、購入希望の有無について利用者端末300に通知するよう構成してもよい。また、サーバ装置500の決済部556は、例えば、返却期限を過ぎてから3日など所定期間経過しても容器200の返却がない場合、未返却であるとして容器200の代金を決済してもよい。この場合、サーバ装置500は、価格決定部555による価格の決定をせずに定価で決済して構わない。また、利用者が購入希望を送信する際に、購入を希望する色などの情報を購入希望に含めてもよい。この場合、類似製品検索部554は、購入希望に含まれる情報を参照して類似検索を行うことが出来る。
【0080】
以上が、リユースシステム100の構成例である。続いて、図9を参照して、サーバ装置500が購入希望を受信した際の動作例について説明する。なお、サーバ装置500の動作は、図9で例示する場合に限定されない。
【0081】
図9を参照すると、サーバ装置500は、利用者端末300から容器200の購入希望を受信する(ステップS101)。購入希望には、利用中の容器200の購入希望のほかに、新品の容器200の購入希望や、利用中の容器200以外の中古品の購入希望などがある。
【0082】
購入希望の内容が、利用中の容器200をそのまま購入するものであった場合(ステップS102、そのまま)、価格決定部555は、容器状態情報543などを参照して、利用者が購入を希望している容器200の価格を決定する(ステップS103)。
【0083】
決済部556は、価格決定部555が決定した容器200の価格を利用者端末300に対して通知する。そして、通知された価格を了承する旨を示す情報を利用者端末300から受信すると、決済部556は、決済情報に基づく決済を行う(ステップS104)。
【0084】
例えば、以上のような処理によると、利用者が利用中の容器200の購入を希望する場合、購入希望をサーバ装置500に対して送信することで、そのまま容器200を使い続けることが出来る。
【0085】
また、購入希望の内容が新品を購入するものであった場合(ステップS102、新品)、類似製品検索部554は、利用中の容器200に類似する類似製品を検索する。例えば、類似製品検索部554は、容器情報541、利用者情報542に含まれる嗜好情報や履歴情報、利用者の位置情報などを用いて類似製品を検索する。そして、類似製品検索部554は、検索した結果を示す情報を利用者端末300に対して送信することで、利用者に類似製品を提示する(ステップS105)。
【0086】
その後、利用者は、ウェブサイトなどを通じて、新品の容器200を購入することが出来る。利用者は、最寄りの店舗で新品を購入してもよい。
【0087】
また、購入希望の内容が、利用中の容器200以外の中古品を購入するものであった場合(ステップS102、新品)、類似製品検索部554は、利用中の容器200に類似する類似製品を検索する。例えば、類似製品検索部554は、容器情報541、利用者情報542に含まれる嗜好情報や履歴情報、利用者の位置情報などを用いて、最寄りの店舗に存在する類似製品を検索する。そして、類似製品検索部554は、検索した結果を示す情報を利用者端末300に対して送信することで、利用者に類似製品を提示する(ステップS106)。
【0088】
価格決定部555は、容器状態情報543などを参照して、容器200の価格を決定する(ステップS107)。例えば、価格決定部555は、類似製品検索部554が検索した各類似製品について、価格を決定する。
【0089】
その後、利用者は、最寄りの店舗などで希望する中古品を購入することが出来る。なお、購入を希望する中古品についての情報を、利用者端末300からサーバ装置500を介して店舗端末400まで送信するよう構成してもよい。これにより、例えば店舗などで購入を希望する中古品を取り置くことが可能となる。
【0090】
このように、サーバ装置500は、状況管理部552と、購入希望受信部553と、決済部556と、を有している。このような構成によると、状況管理部552は、容器200を貸し出す際に、利用者と容器200とを対応付けて管理することが出来る。その結果、決済部556は、購入希望受信部553が容器200の購入希望を受信した際に、対応付けて管理する情報を用いて決済を行うことが出来る。これにより、容器200の使用感などを試してから気に入った容器200をそのまま購入することが可能となり、容器200を購入する際のハードルを下げることが出来る。つまり、上記構成によると、容器200の普及を促進させることが出来る。
【0091】
また、上記のような構成によると、容器200の貸し出しを受ける際に、預かり金を支払う必要がない。そのため、容器200の貸し出しを受ける際の心理的な負担を下げることができ、容器200の普及をより促すことが出来る。
【0092】
また、サーバ装置500は、価格決定部555を有している。このような構成によると、価格決定部555は、貸し出し回数などに応じて、容器200の価格を決定することが出来る。その結果、貸し出し回数などに応じた価格で容器200を購入することが可能となり、利用者の負担を下げることが出来る。また、サーバ装置500は、新品の購入希望なども受け付ける。容器200を試してから新品を購入可能とすることで、中古品に抵抗のある利用者から購入希望を受け付けることも可能となる。
【0093】
また、サーバ装置500は、類似製品検索部554を有している。このような構成によると、類似製品検索部554は、購入希望などに応じて、利用中の容器200に類似する類似製品を検索することが出来る。これにより、利用者は、より自分の好みにあった容器200を購入することが可能となる。
【0094】
なお、サーバ装置500の構成は、本実施形態で例示した場合に限定されない。例えば、図10は、サーバ装置500の他の構成例を示している。図10を参照すると、サーバ装置500の演算処理部550は、ハードウェアとプログラム544とを協働させることで、図4を参照して説明した各構成に加えて、提案部557を実現することが出来る。
【0095】
提案部557は、利用者情報542に含まれる嗜好情報や履歴情報などを参照することで、店舗において利用者に貸し出す容器200を提案する。例えば、提案部557は、利用者が容器200の貸し出しを受ける際などにおいて、店舗端末400などから提案指示を受け付けることで、上記提案を行う。
【0096】
例えば、提案部557は、容器情報541と利用者情報542とに基づく提案を行う。具体的には、提案部557は、利用者情報542に含まれる嗜好情報や履歴情報などを参照することで、利用者の好みの色や貸し出し頻度が所定値以上となる色など利用者が好んでいると推定される容器200の特徴を推定する。また、提案部557は、容器情報541を参照することで、推定した特徴を有する容器200を特定する。そして、提案部557は、特定した容器200を示す容器IDなどの情報を出力する。例えば、以上のような処理により、提案部557は、利用者に貸し出す容器200を提案する。このような構成によると、利用者の好みに合った容器200を貸し出すことが出来る。
【0097】
また、図11は、サーバ装置500のさらに他の構成例を示している。図11を参照すると、サーバ装置500の演算処理部550は、ハードウェアとプログラム544とを協働させることで、図4を参照して説明した各構成に加えて、検索部558を実現することが出来る。なお、サーバ装置500においては、提案部557と検索部558とが同時に実現されてもよい。
【0098】
検索部558は、検索の中心となる位置を示す中心位置情報に基づいて、容器200を検索する。そして、検索した容器200の特徴を示す情報などを出力する。
【0099】
例えば、貸し出し中の容器200を目撃した他人が、目撃した容器200についての情報を取得したいと考えているとする。この場合、上記他人は、目撃した位置を示す情報(例えば、他人の位置を示す緯度経度などの位置情報)を中心位置情報としてサーバ装置500に対して送信することが出来る。
【0100】
検索部558は、上述した他人から取得した位置情報に基づいて、付近に存在する可能性の高い容器200を検索する。例えば、検索部558は、容器状態情報543中の状況情報を参照することで、貸し出し中の各容器200について、容器200を貸し出した店舗(つまり、貸し出し前に置かれていた店舗)を特定する。そして、検索部558は、特定した結果を用いて、位置情報が示す位置から所定範囲内に存在する店舗から貸し出された容器200を検索する。なお、検索部558は、検索を行う時刻から所定時間内に貸し出された容器200を検索するなど、時間についての情報も用いた検索を行ってもよい。
【0101】
また、検索部558は、容器情報541を参照することで、検索した容器200の色などの特徴を示す特徴情報や容器200の画像データなどを特定する。そして、検索部558は、特定した特徴情報や画像データなどを、上述した他人などに対して出力する。このような構成によると、目撃した容器200についての情報を目撃者が容易に取得することが出来る。
【0102】
なお、サーバ装置500は、位置情報とともに、目撃した容器200についての色などの特徴情報を取得してもよい。この場合、検索部558は、位置情報とともに取得した特徴情報と同一の特徴を有する容器200を検索するよう構成してもよい。また、サーバ装置500は、位置情報とともに、上述した他人や容器200の利用者の移動手段についての情報を取得してもよい。例えば、サーバ装置500は、位置情報とともに、電車での移動中に目撃した旨を示す情報などを取得してもよい。この場合、検索部558は、移動手段についての情報に基づいて、検索対象となる範囲を変更するよう構成してもよい。例えば、上述したように、検索部558は、位置情報が示す位置から所定範囲内に存在する店舗から貸し出された容器200を検索する。例えば、徒歩ではなく電車での移動中に容器200を目撃した場合、徒歩の場合よりもより広い範囲内に存在する店舗から貸し出された容器200を検索するよう構成してもよい。なお、移動手段と検索範囲の関係は、任意に定めてよい。
【0103】
また、本実施形態で説明した容器情報541と容器状態情報543とを用いると、各店舗から貸し出される頻度の高い容器200の特徴などを特定することも出来る。サーバ装置500は、上記特定した結果を用いて、各店舗に配備する容器200を特定するよう構成してもよい。
【0104】
また、図12図13で示すように、個体識別情報210の読取シーンに応じて、出力する(表示する)情報が変わるように構成してもよい。例えば、図12は、容器200貸し出し時に個体識別情報210を読み取った際の出力例であり、図13は、容器200貸し出し時に個体識別情報210を読み取った際の出力例である。図12で示すように、貸し出し時に個体識別情報210を読み取った際には、例えば、返却期限などを表示する。一方で、貸し出し中に個体識別情報210を読み取った際には、例えば、容器200のホームページに遷移する。このように、読み取るシーンによって出力する内容を変えることで、例えば、利用者が持っている容器200を友人が購入したいと考えた際などに、容易に容器200を購入することが可能となる。なお、専用のアプリケーション以外で個体識別情報210を読み取った際に容器200のホームページに遷移するよう構成してもよい。また、例えば、貸し出し中に個体識別情報210を読み取った際に、利用者情報542中の履歴情報などを閲覧可能なよう構成してもよい。
【0105】
また、サーバ装置500は、利用者に販売した容器200の買い取りを希望する買い取り希望を利用者端末300から受信するよう構成してもよい。買い取りを希望する容器200は、例えば、各店舗などで受け付けるよう構成してもよい。
【0106】
[第2の実施形態]
次に、図14図15を参照して、本開示の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、管理装置600について説明する。
【0107】
図14は、管理装置600のハードウェア構成例を示している。図14を参照すると、管理装置600は、一例として、以下のようなハードウェア構成を有している。
・CPU(Central Processing Unit)601(演算装置)
・ROM(Read Only Memory)602(記憶装置)
・RAM(Random Access Memory)603(記憶装置)
・RAM603にロードされるプログラム群604
・プログラム群604を格納する記憶装置605
・情報処理装置外部の記録媒体610の読み書きを行うドライブ装置606
・情報処理装置外部の通信ネットワーク611と接続する通信インタフェース607
・データの入出力を行う入出力インタフェース608
・各構成要素を接続するバス609
【0108】
また、管理装置600は、プログラム群604をCPU601が取得して当該CPU601が実行することで、図15に示す管理部621、決済部622としての機能を実現することが出来る。なお、プログラム群604は、例えば、予め記憶装置605やROM602に格納されており、必要に応じてCPU601がRAM603などにロードして実行する。また、プログラム群604は、通信ネットワーク611を介してCPU601に供給されてもよいし、予め記録媒体610に格納されており、ドライブ装置606が該プログラムを読み出してCPU601に供給してもよい。
【0109】
なお、図14は、管理装置600のハードウェア構成例を示している。管理装置600のハードウェア構成は上述した場合に限定されない。例えば、管理装置600は、ドライブ装置606を有さないなど、上述した構成の一部から構成されてもよい。
【0110】
管理部621は、繰り返し利用可能な容器を利用者に貸し出す際に、容器と利用者とを対応付けて管理する。
【0111】
決済部622は、利用者に容器を貸し出している最中に利用者から受信した購入希望に応じて、容器について決済する。
【0112】
このように、管理装置600は、管理部621と決済部622とを有している。このような構成により、決済部622は、購入希望に応じて容器について決済することが出来る。また、容器を貸し出す際に容器と利用者とを対応付けて管理するため、仮に返却がない場合などでも問題なく対処することが出来る。これにより、容器の使用感などを試してから気に入った容器をそのまま購入することが可能となる。また、容器を貸し出す際に預かり金などを預ける必要がなくなるため、貸し出しを利用する際のハードルを下げることが出来る。その結果、容器の貸し出しを促進することが可能となり、また、容器の普及を促進させることが出来る。
【0113】
なお、上述した管理装置600は、当該管理装置600などの情報処理装置に所定のプログラムが組み込まれることで実現できる。具体的に、本発明の他の形態であるプログラムは、管理装置600などの情報処理装置に、繰り返し利用可能な容器を利用者に貸し出す際に、容器と利用者とを対応付けて管理し、利用者に容器を貸し出している最中に利用者から受信した購入希望に応じて、前記容器について決済する、処理を実現させるためのプログラムである。
【0114】
また、上述した管理装置600などの情報処理装置により実現される管理方法は、管理装置600などの情報処理装置が、繰り返し利用可能な容器を利用者に貸し出す際に、容器と利用者とを対応付けて管理し、利用者に容器を貸し出している最中に利用者から受信した購入希望に応じて、容器について決済する、という方法である。
【0115】
上述した構成を有する、プログラム(または記録媒体)、または、管理方法、の発明であっても、上述した管理装置600と同様の作用・効果を有するために、上述した本発明の目的を達成することが出来る。
【0116】
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における管理方法などの概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
【0117】
(付記1)
情報処理装置が、
繰り返し利用可能な容器を利用者に貸し出す際に、前記容器と前記利用者とを対応付けて管理し、
前記利用者に前記容器を貸し出している最中に前記利用者から受信した購入希望に応じて、予め記憶された情報に基づいて前記容器について決済する
管理方法。
(付記2)
前記容器の利用に応じた情報に基づいて前記容器の価格を決定し、決定した価格で前記容器について決済する
付記1に記載の管理方法。
(付記3)
前記容器の利用に応じた情報には前記容器の貸し出し回数が含まれており、前記容器の貸し出し回数に基づいて前記容器の価格を決定する
付記2に記載の管理方法。
(付記4)
前記容器の利用に応じた情報には前記容器の傷に応じた情報が含まれており、前記容器の傷に応じた情報に基づいて前記容器の価格を決定する
付記2または付記3に記載の管理方法。
(付記5)
前記購入希望として、貸し出し中の前記容器とは異なる前記容器について購入を希望する旨を示す情報を受信し、
受信した情報に応じて、貸し出し中の前記容器に類似する類似製品を検索して出力する
付記1から付記4までのうちのいずれか1項に記載の管理方法。
(付記5-1)
前記購入希望の内容に応じて、異なる処理を行う
付記1から付記5までのうちのいずれか1項に記載の管理方法。
(付記5-2)
前記購入希望として、新品、または、貸し出し中の前記容器とは異なる中古品について購入を希望する旨を示す情報を受信する
付記1から付記5-1までのうちのいずれか1項に記載の管理方法。
(付記6)
前記利用者の位置を示す位置情報を用いて前記類似製品の検索を行う
付記5から付記5-2までのうちのいずれか1項に記載の管理方法。
(付記7)
検索の中心となる位置を示す中心位置情報を取得し、取得した前記中心位置情報と、前記容器を貸し出した店舗を示す情報と、に基づいて、前記中心位置情報が示す位置から所定範囲内に存在する前記容器を検索し、検索した結果に応じた情報を出力する
付記1から付記6までのうちのいずれか1項に記載の管理方法。
(付記8)
繰り返し利用可能な容器を利用者に貸し出す際に、前記容器と前記利用者とを対応付けて管理する管理部と、
前記利用者に前記容器を貸し出している最中に前記利用者から受信した購入希望に応じて、前記容器について決済する決済部と、
を有する
管理装置。
(付記9)
情報処理装置に、
繰り返し利用可能な容器を利用者に貸し出す際に、前記容器と前記利用者とを対応付けて管理し、
前記利用者に前記容器を貸し出している最中に前記利用者から受信した購入希望に応じて、前記容器について決済する
処理を実現させるためのプログラム。
(付記10)
繰り返し利用可能な容器と、
前記容器に付された識別情報を読み取ってサーバ装置に対して送信する読取装置と、
前記容器を利用者に貸し出す際に、前記読取装置から受信した情報に基づいて、前記容器と前記利用者とを対応付けて管理する管理部と、前記利用者に前記容器を貸し出している最中に前記利用者から受信した購入希望に応じて、前記容器について決済する決済部と、を有する管理装置と、
を含む
リユースシステム。
【0118】
なお、上記各実施形態及び付記において記載したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていたりする。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
【0119】
以上、上記各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることが出来る。
【符号の説明】
【0120】
100 リユースシステム
200 容器
210 個体識別情報
300 利用者端末
310 利用者情報登録部
320 読取部
330 処理部
340 購入希望送信部
400 店舗端末
410 読取部
420 処理部
430 店舗情報送信部
500 サーバ装置
510 操作入力部
520 画面表示部
530 通信I/F部
540 記憶部
541 容器情報
542 利用者情報
543 容器状態情報
550 演算処理部
551 利用者情報受信部
552 状況管理部
553 購入希望受信部
554 類似製品検索部
555 価格決定部
556 決済部
600 管理装置
601 CPU
602 ROM
603 RAM
604 プログラム群
605 記憶装置
606 ドライブ装置
607 通信インタフェース
608 入出力インタフェース
609 バス
610 記録媒体
611 通信ネットワーク
621 管理部
622 決済部

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