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特開2022-55834駐車支援装置、駐車支援方法、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022055834
(43)【公開日】2022-04-08
(54)【発明の名称】駐車支援装置、駐車支援方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   B60W 30/06 20060101AFI20220401BHJP
   B60W 60/00 20200101ALI20220401BHJP
   B60W 40/076 20120101ALI20220401BHJP
【FI】
B60W30/06
B60W60/00
B60W40/076
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020163494
(22)【出願日】2020-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】000000011
【氏名又は名称】株式会社アイシン
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小▲瀬▼垣 慶彦
(72)【発明者】
【氏名】岩澤 和磨
【テーマコード(参考)】
3D241
【Fターム(参考)】
3D241BA21
3D241BA50
3D241BB03
3D241CC01
3D241CC08
3D241CC11
3D241CC17
3D241DA23Z
3D241DA52Z
3D241DB02Z
3D241DB05Z
3D241DB32Z
(57)【要約】
【課題】駐車支援時の地面の傾斜角の認識の精度を向上する。
【解決手段】実施形態の駐車支援装置は、車両が走行している地面の傾斜角を示す情報である第1の傾斜角情報を時系列にしたがって算出するとともに、算出された複数の第1の傾斜角情報を時系列にしたがって配置することで表される波形情報に対して所定の閾値以上の高周波成分を除去するフィルタ処理を行って第2の傾斜角情報を算出し、所定の基準に基づいて第1の傾斜角情報と第2の傾斜角情報の間に乖離があると判定した場合に、フィルタ処理で用いられる複数の第1の傾斜角情報をリセットし、リセット後に算出された複数の第1の傾斜角情報を用いてフィルタ処理を行って第2の傾斜角情報を算出する傾斜角算出部と、第2の傾斜角情報に応じて駆動力と制動力を調整する移動制御部と、を備える。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の現在位置から駐車目標位置まで前記車両を移動させるための移動経路を算出する経路算出部と、
前記車両が走行している地面の傾斜角を示す情報である第1の傾斜角情報を時系列にしたがって算出するとともに、算出された複数の前記第1の傾斜角情報を時系列にしたがって配置することで表される波形情報に対して所定の閾値以上の高周波成分を除去するフィルタ処理を行って第2の傾斜角情報を算出し、所定の基準に基づいて前記第1の傾斜角情報と前記第2の傾斜角情報の間に乖離があると判定した場合に、前記フィルタ処理で用いられる複数の前記第1の傾斜角情報をリセットし、リセット後に算出された複数の前記第1の傾斜角情報を用いて前記フィルタ処理を行って前記第2の傾斜角情報を算出する傾斜角算出部と、
前記移動経路に沿って前記車両を前記駐車目標位置まで移動させるために前記車両に対する駆動力と制動力を制御する移動制御を実行し、その際に、前記第2の傾斜角情報に応じて前記駆動力と前記制動力を調整する移動制御部と、を備える駐車支援装置。
【請求項2】
前記傾斜角算出部は、前記所定の基準に基づいて前記第1の傾斜角情報と前記第2の傾斜角情報の間に乖離があると判定した時間が所定時間以上継続した場合に、前記フィルタ処理で用いられる複数の前記第1の傾斜角情報をリセットする、請求項1に記載の駐車支援装置。
【請求項3】
前記傾斜角算出部が前記フィルタ処理で用いられる複数の前記第1の傾斜角情報をリセットした場合、
前記移動制御部は、当該リセットの後、前記傾斜角算出部によって前記第2の傾斜角情報が算出され始めるまでは、前記第2の傾斜角情報に代えて前記第1の傾斜角情報を用いて前記移動制御を実行する、請求項1に記載の駐車支援装置。
【請求項4】
前記傾斜角算出部が前記フィルタ処理で用いられる複数の前記第1の傾斜角情報をリセットした場合、
前記移動制御部は、当該リセットの直後、当該リセットの直前に前記傾斜角算出部によって算出された複数の前記第1の傾斜角情報に基づいて得られた所定の傾斜角情報を用いて前記移動制御を実行する、請求項1に記載の駐車支援装置。
【請求項5】
車両の現在位置から駐車目標位置まで前記車両を移動させるための移動経路を算出する経路算出ステップと、
前記車両が走行している地面の傾斜角を示す情報である第1の傾斜角情報を時系列にしたがって算出するとともに、算出された複数の前記第1の傾斜角情報を時系列にしたがって配置することで表される波形情報に対して所定の閾値以上の高周波成分を除去するフィルタ処理を行って第2の傾斜角情報を算出し、所定の基準に基づいて前記第1の傾斜角情報と前記第2の傾斜角情報の間に乖離があると判定した場合に、前記フィルタ処理で用いられる複数の前記第1の傾斜角情報をリセットし、リセット後に算出された複数の前記第1の傾斜角情報を用いて前記フィルタ処理を行って前記第2の傾斜角情報を算出する傾斜角算出ステップと、
前記移動経路に沿って前記車両を前記駐車目標位置まで移動させるために前記車両に対する駆動力と制動力を制御する移動制御を実行し、その際に、前記第2の傾斜角情報に応じて前記駆動力と前記制動力を調整する移動制御ステップと、を含む駐車支援方法。
【請求項6】
コンピュータを、
車両の現在位置から駐車目標位置まで前記車両を移動させるための移動経路を算出する経路算出部と、
前記車両が走行している地面の傾斜角を示す情報である第1の傾斜角情報を時系列にしたがって算出するとともに、算出された複数の前記第1の傾斜角情報を時系列にしたがって配置することで表される波形情報に対して所定の閾値以上の高周波成分を除去するフィルタ処理を行って第2の傾斜角情報を算出し、所定の基準に基づいて前記第1の傾斜角情報と前記第2の傾斜角情報の間に乖離があると判定した場合に、前記フィルタ処理で用いられる複数の前記第1の傾斜角情報をリセットし、リセット後に算出された複数の前記第1の傾斜角情報を用いて前記フィルタ処理を行って前記第2の傾斜角情報を算出する傾斜角算出部と、
前記移動経路に沿って前記車両を前記駐車目標位置まで移動させるために前記車両に対する駆動力と制動力を制御する移動制御を実行し、その際に、前記第2の傾斜角情報に応じて前記駆動力と前記制動力を調整する移動制御部と、して機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐車支援装置、駐車支援方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、駐車支援技術として、車両を駐車目標位置まで移動させる制御を行う場合に、車両が走行している地面の傾斜角に応じて車両に対する駆動力や制動力を調整する技術が知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、例えば、車両で検出した地面の傾斜角の情報が高周波成分のノイズを含んでいる場合、そのノイズを除去するフィルタ処理を行うため、傾斜角の認識が遅れる。そうすると、例えば、上り坂から下り坂に変わった直後が駐車目標位置の場合、駐車目標位置の直前で車両が想定よりも高速になり、駐車目標位置で停車させるためには急制動が必要になってしまうという問題がある。
【0004】
そこで、本発明の課題の一つは、駐車支援時の地面の傾斜角の認識の精度を向上することができる駐車支援装置、駐車支援方法、およびプログラムを得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の駐車支援装置は、例えば、車両の現在位置から駐車目標位置まで前記車両を移動させるための移動経路を算出する経路算出部と、前記車両が走行している地面の傾斜角を示す情報である第1の傾斜角情報を時系列にしたがって算出するとともに、算出された複数の前記第1の傾斜角情報を時系列にしたがって配置することで表される波形情報に対して所定の閾値以上の高周波成分を除去するフィルタ処理を行って第2の傾斜角情報を算出し、所定の基準に基づいて前記第1の傾斜角情報と前記第2の傾斜角情報の間に乖離があると判定した場合に、前記フィルタ処理で用いられる複数の前記第1の傾斜角情報をリセットし、リセット後に算出された複数の前記第1の傾斜角情報を用いて前記フィルタ処理を行って前記第2の傾斜角情報を算出する傾斜角算出部と、前記移動経路に沿って前記車両を前記駐車目標位置まで移動させるために前記車両に対する駆動力と制動力を制御する移動制御を実行し、その際に、前記第2の傾斜角情報に応じて前記駆動力と前記制動力を調整する移動制御部と、を備える。
【0006】
このような駐車支援装置によれば、例えば、第1の傾斜角情報と第2の傾斜角情報の間に乖離があると判定した場合に、フィルタ処理で用いられる複数の第1の傾斜角情報をリセットすることで、その後に算出する第2の傾斜角情報を真値に対してより早く追従させることができる。つまり、駐車支援時の地面の傾斜角の認識の精度を向上することができる。
【0007】
また、前記駐車支援装置では、例えば、前記傾斜角算出部は、前記所定の基準に基づいて前記第1の傾斜角情報と前記第2の傾斜角情報の間に乖離があると判定した時間が所定時間以上継続した場合に、前記フィルタ処理で用いられる複数の前記第1の傾斜角情報をリセットする。
【0008】
このような駐車支援装置によれば、例えば、当該乖離があると判定した時間が所定時間以上継続した場合に当該リセットを行うことで、誤リセットをより確実に防止できる。
【0009】
また、前記駐車支援装置では、例えば、前記傾斜角算出部が前記フィルタ処理で用いられる複数の前記第1の傾斜角情報をリセットした場合、前記移動制御部は、当該リセットの後、前記傾斜角算出部によって前記第2の傾斜角情報が算出され始めるまでは、前記第2の傾斜角情報に代えて前記第1の傾斜角情報を用いて前記移動制御を実行する。
【0010】
このような駐車支援装置によれば、例えば、当該リセットの後、第2の傾斜角情報が算出され始めるまでは、第2の傾斜角情報に代えて第1の傾斜角情報を用いることで、移動制御を連続的に実行することができる。
【0011】
また、前記駐車支援装置では、例えば、前記傾斜角算出部が前記フィルタ処理で用いられる複数の前記第1の傾斜角情報をリセットした場合、前記移動制御部は、当該リセットの直後、当該リセットの直前に前記傾斜角算出部によって算出された複数の前記第1の傾斜角情報に基づいて得られた所定の傾斜角情報を用いて前記移動制御を実行する。
【0012】
このような駐車支援装置によれば、例えば、当該リセットの直後、当該リセットの直前に算出された複数の前記第1の傾斜角情報に基づいて所定の傾斜角情報を得て、その所定の傾斜角情報を用いることで、より適切な移動制御を実行することができる。
【0013】
また、実施形態の駐車支援方法は、車両の現在位置から駐車目標位置まで前記車両を移動させるための移動経路を算出する経路算出ステップと、前記車両が走行している地面の傾斜角を示す情報である第1の傾斜角情報を時系列にしたがって算出するとともに、算出された複数の前記第1の傾斜角情報を時系列にしたがって配置することで表される波形情報に対して所定の閾値以上の高周波成分を除去するフィルタ処理を行って第2の傾斜角情報を算出し、所定の基準に基づいて前記第1の傾斜角情報と前記第2の傾斜角情報の間に乖離があると判定した場合に、前記フィルタ処理で用いられる複数の前記第1の傾斜角情報をリセットし、リセット後に算出された複数の前記第1の傾斜角情報を用いて前記フィルタ処理を行って前記第2の傾斜角情報を算出する傾斜角算出ステップと、前記移動経路に沿って前記車両を前記駐車目標位置まで移動させるために前記車両に対する駆動力と制動力を制御する移動制御を実行し、その際に、前記第2の傾斜角情報に応じて前記駆動力と前記制動力を調整する移動制御ステップと、を含む。
【0014】
このような駐車支援方法によれば、例えば、第1の傾斜角情報と第2の傾斜角情報の間に乖離があると判定した場合に、フィルタ処理で用いられる複数の第1の傾斜角情報をリセットすることで、その後に算出する第2の傾斜角情報を真値に対してより早く追従させることができる。
【0015】
また、実施形態のプログラムは、コンピュータを、車両の現在位置から駐車目標位置まで前記車両を移動させるための移動経路を算出する経路算出部と、前記車両が走行している地面の傾斜角を示す情報である第1の傾斜角情報を時系列にしたがって算出するとともに、算出された複数の前記第1の傾斜角情報を時系列にしたがって配置することで表される波形情報に対して所定の閾値以上の高周波成分を除去するフィルタ処理を行って第2の傾斜角情報を算出し、所定の基準に基づいて前記第1の傾斜角情報と前記第2の傾斜角情報の間に乖離があると判定した場合に、前記フィルタ処理で用いられる複数の前記第1の傾斜角情報をリセットし、リセット後に算出された複数の前記第1の傾斜角情報を用いて前記フィルタ処理を行って前記第2の傾斜角情報を算出する傾斜角算出部と、前記移動経路に沿って前記車両を前記駐車目標位置まで移動させるために前記車両に対する駆動力と制動力を制御する移動制御を実行し、その際に、前記第2の傾斜角情報に応じて前記駆動力と前記制動力を調整する移動制御部と、して機能させる。
【0016】
このようなプログラムによれば、例えば、第1の傾斜角情報と第2の傾斜角情報の間に乖離があると判定した場合に、フィルタ処理で用いられる複数の第1の傾斜角情報をリセットすることで、その後に算出する第2の傾斜角情報を真値に対してより早く追従させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は、実施形態の駐車支援システムが搭載される車両の平面図である。
図2図2は、実施形態の駐車支援システムの全体構成を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態の駐車支援装置の機能を説明するための機能ブロック図である。
図4図4は、実施形態の駐車支援時の道路の傾斜の例を示す図である。
図5図5は、比較例における駐車支援中の傾斜角に関するグラフである。
図6図6は、実施形態における駐車支援中の傾斜角に関するグラフである。
図7図7は、実施形態の駐車支援装置が実行する駐車支援処理のフローチャートである。
図8図8は、図7におけるステップS4の処理の詳細を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用、結果、および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や、派生的な効果のうち、少なくとも一つを得ることが可能である。
【0019】
図1は、実施形態の駐車支援システム20(図2)が搭載される車両10の平面図である。車両10は、例えば、内燃機関(エンジン、図示されず)を駆動源とする自動車(内燃機関自動車)であってもよいし、電動機(モータ、図示されず)を駆動源とする自動車(電気自動車、燃料電池自動車等)であってもよいし、それらの双方を駆動源とする自動車(ハイブリッド自動車)であってもよい。また、車両10は、種々の変速装置を搭載することができるし、内燃機関や電動機を駆動するのに必要な種々の装置(システム、部品等)を搭載することができる。また、車両10における車輪13の駆動に関わる装置の方式、個数、および、レイアウト等は、種々に設定することができる。
【0020】
図1に示すように、車両10は、車体12と、4個の車輪13と、4個の撮像部14a~14dと、12個の測距部16a~16lと、を備える。以下、撮像部14a~14dを区別する必要がない場合、撮像部14と記載する。また、測距部16a~16lを区別する必要がない場合、測距部16と記載する。
【0021】
車体12は、乗員が乗車する車室を構成する。車体12は、車輪13、撮像部14、測距部16等を収容または保持する。
【0022】
4個の車輪13は、車体12の前後左右に設けられている。例えば、前側の2個の車輪13は、転舵輪として機能して、後側の2個の車輪13は、駆動輪として機能する。
【0023】
撮像部14は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、CIS(CMOS Image Sensor)等の撮像素子を内蔵するデジタルカメラである。撮像部14は、所定のフレームレートで生成される複数のフレーム画像を含む動画、または、静止画のデータを撮像画像のデータとして出力する。
【0024】
測距部16は、例えば、車両10の外周部に設けられ、超音波を含む音波等を検出波として送信して、車両10の周辺に存在する他の車両等の対象物が反射した検出波を捉えるソナーである。なお、測距部16は、レーザ光等の検出波を出力するレーダーやミリ波レーダー等であってもよい。
【0025】
図2は、実施形態の駐車支援システム20の全体構成を示すブロック図である。駐車支援システム20は、車両10に搭載されて、車両10の周辺の対象物に応じて、車両10の運転を自動運転(一部自動運転を含む)によって支援する。
【0026】
図2に示すように、駐車支援システム20は、撮像部14と、測距部16と、制動システム22と、加速システム24と、操舵システム26と、変速システム28と、車速センサ30と、加速度センサ31と、モニタ装置32と、駐車支援装置34と、車内ネットワーク36と、を備える。
【0027】
制動システム22は、車両10の減速を制御する。制動システム22は、制動部40と、制動制御部42と、制動部センサ44とを有する。
【0028】
制動部40は、例えば、ブレーキおよびブレーキペダル等を含み、車両10を減速させるための装置である。
【0029】
制動制御部42は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサを有するマイクロコンピュータ等のコンピュータである。制動制御部42は、駐車支援装置34からの指示に基づいて、制動部40を制御して、車両10の減速を制御する。
【0030】
制動部センサ44は、例えば、位置センサであって、制動部40がブレーキペダルの場合、制動部40の位置を検出する。制動部センサ44は、検出した制動部40の位置を車内ネットワーク36に出力する。
【0031】
加速システム24は、車両10の加速を制御する。加速システム24は、加速部46と、加速制御部48と、加速部センサ50とを有する。
【0032】
加速部46は、例えば、アクセルペダル等を含み、車両10を加速させるための装置である。
【0033】
加速制御部48は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサを有するマイクロコンピュータ等のコンピュータである。加速制御部48は、駐車支援装置34からの指示に基づいて、加速部46を制御して、車両10の加速を制御する。
【0034】
加速部センサ50は、例えば、位置センサであって、加速部46がアクセルペダルの場合、加速部46の位置を検出する。加速部センサ50は、検出した加速部46の位置を車内ネットワーク36に出力する。
【0035】
操舵システム26は、車両10の進行方向を制御する。操舵システム26は、操舵部52と、操舵制御部54と、操舵部センサ56とを有する。
【0036】
操舵部52は、例えば、ハンドルまたはステアリングホイール等を含み、車両10の転舵輪を転舵させて、車両10の進行方向を操舵する装置である。
【0037】
操舵制御部54は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサを有するマイクロコンピュータ等のコンピュータである。操舵制御部54は、駐車支援装置34からの指示に基づいて、操舵部52を制御して、車両10の進行方向を制御する。
【0038】
操舵部センサ56は、例えば、ホール素子等を含む角度センサであって、操舵部52の回転角である操舵角を検出する。操舵部センサ56は、検出した操舵部52の操舵角を車内ネットワーク36に出力する。
【0039】
変速システム28は、車両10の変速比を制御する。変速システム28は、変速部58と、変速制御部60と、変速部センサ62とを有する。
【0040】
変速部58は、例えば、シフトレバー等を含み、車両10の変速比を変更させる装置である。
【0041】
変速制御部60は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサを有するマイクロコンピュータ等のコンピュータである。変速制御部60は、駐車支援装置34からの指示に基づいて、変速部58を制御して、車両10の変速比を制御する。
【0042】
変速部センサ62は、例えば、位置センサであって、変速部58がシフトレバーの場合、変速部58の位置を検出する。変速部センサ62は、検出した変速部58の位置を車内ネットワーク36に出力する。
【0043】
車速センサ30は、例えば、車両10の車輪13の近傍に設けられたホール素子を有し、車輪13の回転量または単位時間当たりの回転数を検出するセンサである。車速センサ30は、検出した回転量または回転数を示す車輪速パルス数を、車速を算出するためのセンサ値として、車内ネットワーク36へ出力する。駐車支援装置34は、車速センサ30から取得したセンサ値に基づいて車両10の速度(車速)や移動量等を算出することができる。
【0044】
加速度センサ31は、例えば、静電容量型の3軸加速度センサであって、重力加速度や車両10の加減速等によって生じる加速度を検出する。加速度センサ31は、検出結果を示す加速度信号を出力する。駐車支援装置34は、例えば、加速度センサ31から取得した加速度信号に基づいて車両10が走行している地面の傾斜角を算出することができる。
【0045】
モニタ装置32は、車両10の車室内のダッシュボード等に設けられている。モニタ装置32は、表示部64と、音声出力部66と、操作入力部68とを有する。
【0046】
表示部64は、駐車支援装置34が送信した画像データに基づいて、画像を表示する。表示部64は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、または、有機ELディプレイ(OELD:Organic Electroluminescent Display)等の表示装置である。表示部64は、例えば、自動運転と手動運転との切り替えを指示する操作指示を受け付ける画像を表示する。
【0047】
音声出力部66は、駐車支援装置34が送信した音声データに基づいて音声を出力する。音声出力部66は、例えば、スピーカである。音声出力部66は、例えば、自動運転と手動運転との切り替えを指示する操作指示に関する音声を出力する。
【0048】
操作入力部68は、乗員の入力を受け付ける。操作入力部68は、例えば、タッチパネルである。操作入力部68は、表示部64の表示画面に設けられている。操作入力部68は、表示部64が表示する画像を透過可能に構成されている。これにより、操作入力部68は、表示部64の表示画面に表示される画像を乗員に視認させることができる。操作入力部68は、表示部64の表示画面に表示される画像に対応した位置を乗員が触れることによって入力した指示を受け付けて、駐車支援装置34へ送信する。なお、操作入力部68は、タッチパネルに限らず、押しボタン式等のハードスイッチであってもよい。
【0049】
駐車支援装置34は、ECU(Electronic Control Unit)等のマイクロコンピュータを含むコンピュータであり、車両10の駐車支援を行う。
【0050】
駐車支援装置34は、CPU34aと、ROM(Read Only Memory)34bと、RAM(Random Access Memory)34cと、表示制御部34dと、音声制御部34eと、SSD(Solid State Drive)34fと、を備える。CPU34a、ROM34bおよびRAM34cは、同一パッケージ内に集積されていてもよい。
【0051】
CPU34aは、ハードウェアプロセッサの一例であって、ROM34b等の不揮発性の記憶装置に記憶されたプログラムを読み出して、当該プログラムにしたがって各種の演算処理および制御を実行する。CPU34aは、例えば、車両10の自動運転による駐車支援を実行する。
【0052】
ROM34bは、各プログラムおよびプログラムの実行に必要なパラメータ等を記憶する。RAM34cは、CPU34aでの演算で用いられる各種のデータを一時的に記憶する。表示制御部34dは、駐車支援装置34での演算処理のうち、主として、撮像部14で得られた画像の画像処理、表示部64に表示させる表示用の画像のデータ変換等を実行する。音声制御部34eは、駐車支援装置34での演算処理のうち、主として、音声出力部66に出力させる音声の処理を実行する。SSD34fは、書き換え可能な不揮発性の記憶装置であって、駐車支援装置34の電源がオフされた場合にあってもデータを維持する。
【0053】
車内ネットワーク36は、例えば、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)等を含む。車内ネットワーク36は、加速システム24と、制動システム22と、操舵システム26と、変速システム28と、測距部16と、車速センサ30と、加速度センサ31と、モニタ装置32の操作入力部68と、駐車支援装置34とを互いに情報を送受信可能に接続する。
【0054】
図3は、駐車支援装置34の機能を説明するための機能ブロック図である。図3に示すように、駐車支援装置34は、取得部71と、検出部72と、操作受付部73と、駐車支援部74と、傾斜角記憶部75と、を有する。また、駐車支援部74は、目標位置算出部74aと、経路算出部74bと、傾斜角算出部74cと、移動制御部74dと、を含む。
【0055】
これらの取得部71、検出部72、操作受付部73、および駐車支援部74は、CPU34aがROM34b等の記憶装置に記憶されたプログラム(駐車プログラム)を読み出しそれを実行することにより、実現される。なお、取得部71、検出部72、操作受付部73、および駐車支援部74の一部または全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む回路等のハードウェアによって構成されてもよい。また、傾斜角記憶部75は、例えば、RAM34cなどの記憶部によって実現される。
【0056】
取得部71は、各種センサからセンサ値を取得したり、撮像部14から撮像画像データを取得したりする。
【0057】
検出部72は、取得部71によって取得された周辺情報(センサ値、撮像画像データ等)に基づいて、車両10の周囲の障害物、駐車区画等を検出する。
【0058】
操作受付部73は、操作入力部68に対する操作に応じた操作入力部68からの信号を取得(受信)する。
【0059】
駐車支援部74は、各システム22、24、26、28の全部または一部を制御することによる車両10の自動運転によって、駐車目標位置と移動経路とを算出し、移動経路に沿って車両10を駐車目標位置に移動させる。すなわち、駐車支援部74は、車両10の駐車を支援する。
【0060】
目標位置算出部74aは、例えば、検出部72による検出結果に基づいて、車両10を誘導する目安あるいは目標となる位置としての車両10の移動目標位置、言い換えれば、駐車目標位置を公知の手法等により算出(決定)する。駐車目標位置は、移動経路の終点であってもよいし、移動経路の途中であってもよい。駐車目標位置は、例えば、点や、線、枠、領域等として設定されうる。
【0061】
経路算出部74bは、公知の手法等により、車両10の現在位置から駐車目標位置まで車両10を移動させるための移動経路を算出する。
【0062】
傾斜角算出部74cは、例えば、加速度センサ31から取得した加速度信号に基づいて、車両10が走行している地面の傾斜角を示す情報である第1の傾斜角情報を時系列にしたがって算出する。また、傾斜角算出部74cは、算出された複数の第1の傾斜角情報を時系列にしたがって配置することで表される波形情報に対して所定の閾値以上の高周波成分を除去するフィルタ処理(例えば、LPF(Low-Pass Filter)処理、平均化フィルタ処理など)を行って第2の傾斜角情報を算出する。
【0063】
また、傾斜角算出部74cは、所定の基準に基づいて第1の傾斜角情報と第2の傾斜角情報の間に乖離があるか否かを判定する。この乖離の判定は、例えば、第1の傾斜角情報と第2の傾斜角情報のそれぞれの瞬間値の差が所定の差分閾値以上か否かによって行えばよいが、これに限定されない。傾斜角算出部74cは、乖離があると判定した場合に、フィルタ処理で用いられる複数の第1の傾斜角情報をリセット(消去)し、リセット後に算出された複数の第1の傾斜角情報を用いてフィルタ処理を行って第2の傾斜角情報を算出する。
【0064】
また、傾斜角算出部74cは、所定の基準に基づいて第1の傾斜角情報と第2の傾斜角情報の間に乖離があると判定した時間が所定時間以上継続した場合に、フィルタ処理で用いられる複数の第1の傾斜角情報をリセットするようにしてもよい。
【0065】
移動制御部74dは、移動経路に沿って車両10を駐車目標位置まで移動させるために、各システム22、24、26、28の全部または一部を制御して、車両10に対する駆動力と制動力を制御する移動制御を実行する。また、移動制御部74dは、移動制御を実行する際に、第2の傾斜角情報に応じて駆動力と制動力を調整する。例えば、移動制御部74dは、第2の傾斜角情報が上り坂を示す場合、第2の傾斜角情報に応じて駆動力を増加させる。また、例えば、移動制御部74dは、第2の傾斜角情報が下り坂を示す場合、第2の傾斜角情報に応じて制動力を増加させる。
【0066】
また、傾斜角算出部74cがフィルタ処理で用いられる複数の第1の傾斜角情報をリセットした場合、移動制御部74dは、当該リセットの後、傾斜角算出部74cによって第2の傾斜角情報が算出され始めるまでは、第2の傾斜角情報に代えて第1の傾斜角情報を用いて移動制御を実行するようにしてもよい。
【0067】
次に、図4図6を用いて、駐車支援時の傾斜角情報の変化の様子等について説明する。図4は、実施形態の駐車支援時の道路の傾斜の例を示す図である。図5は、比較例における駐車支援中の傾斜角に関するグラフである。図6は、実施形態における駐車支援中の傾斜角に関するグラフである。
【0068】
図4に示すように、車両が紙面右方向に進む場合、地点P1~P2間は上り坂で、地点P2~P3間は下り坂である。ここで、C1の車両位置が駐車支援開始地点で、C4の車両位置が駐車支援終了地点(つまり、駐車目標位置)であるものとする。
【0069】
車両位置がC1、C2、C3、C4と変化する場合、比較例(従来技術)では、図5に示すような傾斜角の認識が行われる。データL1は、加速度センサによる加速度信号に基づいて算出した傾斜角のデータである。データL1は、高周波成分のノイズを含んでいるので、そのノイズを除去するためのフィルタ処理を行う。データL2は、そのフィルタ処理を行った後の傾斜角のデータである。また、データL3は、傾斜角の真値である。
【0070】
データL2とデータL3を比較するとわかるように、車両の走行する道路が上り坂から下り坂に変わった場合(地点P2の付近)、フィルタ処理を行った後の傾斜角(データL2)は、傾斜角の真値(データL3)に対して遅れている。これにより、駐車目標位置(C4)の直前で車両が想定よりも高速になり、駐車目標位置で停車させるためには急制動が必要になってしまうので、改善の余地がある。
【0071】
本実施形態の手法では、図6に示すようなに傾斜角の認識が行われる。データL1、L2は、図5の場合と同じである。本実施形態の手法では、地点P4までは図5のデータL2で示す傾斜角を得るが、傾斜角算出部74cが、地点P4で、データL2とデータL1に乖離があると判定する。そうすると、傾斜角算出部74cは、フィルタ処理で用いられる直近のデータL1のデータをリセット(消去)し、リセット後に算出されたデータL1のデータを用いてフィルタ処理を行ってデータL4のデータを算出する。
【0072】
データL4とデータL2を比較するとわかるように、データL4は、データL2よりも有意に早く、当該乖離から復帰し、真値(データL3)に対して追従している。
【0073】
次に、図7を参照して、実施形態の駐車支援装置34が実行する駐車支援処理について説明する。図7は、実施形態の駐車支援装置34が実行する駐車支援処理のフローチャートである。
【0074】
ステップS1において、操作受付部73が操作入力部68を介して駐車支援の指示等を乗員から受け付けると、ステップS2において、目標位置算出部74aは、検出部72による検出結果に基づいて、駐車目標位置を算出する。
【0075】
次に、ステップS3において、経路算出部74bは、車両10の現在位置から駐車目標位置まで車両10を移動させるための移動経路を算出する。
【0076】
次に、ステップS4において、移動制御部76cは、移動経路に沿って車両10を駐車目標位置に移動させる移動制御を実行する。
【0077】
ここで、図8は、図7におけるステップS4の処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS41において、傾斜角算出部74cは、加速度センサ31から取得した加速度信号に基づいて、車両10が走行している地面の傾斜角を示す情報である第1の傾斜角情報(図6のデータL1)を時系列にしたがって算出する。
【0078】
次に、ステップS42において、傾斜角算出部74cは、ステップS41で算出された複数の第1の傾斜角情報を時系列にしたがって配置することで表される波形情報に対して所定の閾値以上の高周波成分を除去するフィルタ処理を行って第2の傾斜角情報(図6のデータL2)を算出する。
【0079】
次に、ステップS43において、傾斜角算出部74cは、所定の基準に基づいて第1の傾斜角情報と第2の傾斜角情報の間に乖離があるか否かを判定し、Yesの場合はステップS44に進み、Noの場合はステップS45に進む。
【0080】
ステップS44において、傾斜角算出部74cは、フィルタ処理で用いられる複数の第1の傾斜角情報をリセットする。
【0081】
ステップS45において、移動制御部74dは、移動経路に沿って車両10を駐車目標位置まで移動させるために、車両10に対する駆動力と制動力を制御する移動制御を実行し、その際、第2の傾斜角情報に応じて駆動力と制動力を調整する。例えば、移動制御部74dは、第2の傾斜角情報が上り坂を示す場合、第2の傾斜角情報に応じて駆動力を増加させる。また、例えば、移動制御部74dは、第2の傾斜角情報が下り坂を示す場合、第2の傾斜角情報に応じて制動力を増加させる。
【0082】
また、傾斜角算出部74cがフィルタ処理で用いられる複数の第1の傾斜角情報をリセットした場合、移動制御部74dは、当該リセットの後、傾斜角算出部74cによって第2の傾斜角情報が算出され始めるまでは、第2の傾斜角情報に代えて第1の傾斜角情報を用いて移動制御を実行するようにしてもよい。
【0083】
次に、ステップS46において、移動制御部74dは、車両10が駐車目標位置に到達したか否かを判定し、Yesの場合はステップS4の処理を終了し、Noの場合はステップS41に戻る。
【0084】
このように、第1実施形態の駐車支援装置34によれば、第1の傾斜角情報と第2の傾斜角情報の間に乖離があると判定した場合に、フィルタ処理で用いられる複数の第1の傾斜角情報をリセットすることで、その後に算出する第2の傾斜角情報を真値に対してより早く追従させることができる。つまり、駐車支援時の地面の傾斜角の認識の精度を向上することができる。
【0085】
したがって、例えば、上り坂から下り坂に変わった直後が駐車目標位置の場合でも、駐車目標位置の直前で車両が想定よりも高速になる可能性や度合いを有意に低減でき、駐車目標位置で停車させるために急制動が必要になってしまう事態を抑制できる。
【0086】
また、例えば、当該乖離があると判定した時間が所定時間以上継続した場合に当該リセットを行うことで、誤リセットをより確実に防止できる。
【0087】
また、例えば、当該リセットの後、第2の傾斜角情報が算出され始めるまでは、第2の傾斜角情報に代えて第1の傾斜角情報を用いることで、移動制御を連続的に実行することができる。
【0088】
(変形例)
次に、駐車支援装置34の変形例について説明する。傾斜角算出部74cがフィルタ処理で用いられる複数の第1の傾斜角情報をリセットした場合、移動制御部74dは、当該リセットの直後、当該リセットの直前に算出された複数の第1の傾斜角情報に基づいて得られた所定の傾斜角情報を用いて移動制御を実行する。
【0089】
図6を用いて説明すると、地点P4、P2のあたりで、データL2がデータL3(真値)から乖離している場合でも、例えば、データL1において、上側のピーク値と下側のピーク値の中間くらいが真値となっている。したがって、移動制御部74dは、当該リセットの直後、当該リセットの直前に算出された複数の第1の傾斜角情報に基づいて、例えば、データL1における上側のピーク値と下側のピーク値の中間の値を所定の傾斜角情報として取得して移動制御に用いることができる。
【0090】
このように、変形例の駐車支援装置34によれば、当該リセットの直後、当該リセットの直前に取得された複数の第1の傾斜角情報に基づいて得られた所定の傾斜角情報(真値により近い傾斜角情報)を用いることで、より適切な移動制御を実行することができる。
【0091】
なお、所定の傾斜角情報は、上述のようなデータL1における上側のピーク値と下側のピーク値の中間の値に限定されず、例えば、所定時間長のデータL1を平均化した値などの他の値を採用してもよい。
【0092】
なお、駐車支援装置34で実行される上記処理を実行するためのプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されてコンピュータプログラムプロダクトとして提供されるようにしてもよい。また、当該プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、当該プログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。
【0093】
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0094】
10…車両、31…加速度センサ、34…駐車支援装置、71…取得部、72…検出部、73…操作受付部、74…駐車支援部、74a…目標位置算出部、74b…経路算出部、74c…傾斜角算出部、74d…移動制御部、75…傾斜角記憶部
図1
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