(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022055996
(43)【公開日】2022-04-08
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
F21S 8/04 20060101AFI20220401BHJP
F21V 7/00 20060101ALI20220401BHJP
F21V 3/00 20150101ALI20220401BHJP
F21V 3/02 20060101ALI20220401BHJP
F21Y 103/10 20160101ALN20220401BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20220401BHJP
【FI】
F21S8/04 100
F21S8/04 130
F21V7/00 510
F21V3/00 320
F21V3/02 400
F21Y103:10
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020163752
(22)【出願日】2020-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】511158340
【氏名又は名称】プライム・スター株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100133411
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 龍郎
(74)【代理人】
【識別番号】100112416
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 定信
(72)【発明者】
【氏名】下田 知代
(57)【要約】 (修正有)
【課題】光源から発せられた光を適切に反射させて、明るさを十分に高めて出射できる照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置の筐体140において、互いに離隔して配置された複数の発光体列100の各々は、複数の発光体110を有する。複数の発光体110は、互いに隣接し、かつ、列状に並置される。各発光体列100に含まれる隣り合う発光体110同士の間に、光が反射しにくい材料で形成された非反射部120を有する。さらに、非反射部120とは異なる材料で形成され、各々の発光体列100に隣接しかつ沿って配置された反射部130を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに離隔して配置された複数の発光体列であって、各々の発光体列は複数の発光体を有し、複数の発光体は互いに隣接しかつ列状に並置され、各々の発光体列に含まれる隣り合う発光体の間は、光が反射しにくい材料で形成された非反射部を有する、複数の発光体列と、
光を反射する反射部であって、前記非反射部とは異なる材料で形成され、前記各々の発光体列に隣接しかつ沿って配置された反射部と、を備える照明装置。
【請求項2】
少なくとも1つの前記発光体列と少なくとも1つの前記反射部とを保持する第1の保持部と、
前記第1の保持部に対して鈍角をなして配置された少なくとも1つの第2の配置部であって、少なくとも1つの前記発光体列と少なくとも1つの前記反射部とを保持する第2の保持部と、をさらに備える請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記第1の保持部及び前記第2の保持部に向かい合って配置されたカバーであって、照射された光の一部を反射させ、残りの光を透過させる透光性を有し、前記発光体列から離れる方向に膨出した形状を有するカバーを、さらに備え、
前記発光体から発せられた光が、前記カバーと前記反射部との間を繰り返し反射可能である請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1の保持部の法線及び前記第2の保持部の法線は、前記カバーが膨出する膨出領域に向かう請求項3に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
反射体を有する照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
反射体が設けられた照明装置が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2など)。これらの照明装置は、光源から発せられた光を反射体によって反射させて出射させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2016-506601公報
【特許文献2】特開2017-37856公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述した特許文献1の照明装置は、眩しさを減少させるために、光を反射させてから出射させるものであった。光源から発せられた光が、直接に出射されないので、十分な明るさを確保することが困難であった。
【0005】
また、特許文献2の照明装置は、光源から発せられた光を反射させて、出射する光の明るさを高めようとするものであるが、反射体が一部のみに配置されており、明るさを十分に高めることが困難であった。
【0006】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、光源から発せられた光を適切に反射させて、明るさを十分に高めて出射できる照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による照明装置の特徴は、
互いに離隔して配置された複数の発光体列であって、各々の発光体列は複数の発光体を有し、複数の発光体は互いに隣接しかつ列状に並置され、各々の発光体列に含まれる隣り合う発光体の間は、光が反射しにくい材料で形成された非反射部を有する、複数の発光体列と、
光を反射する反射部であって、前記非反射部とは異なる材料で形成され、前記各々の発光体列に隣接しかつ沿って配置された反射部と、を備えることである。
【発明の効果】
【0008】
光源から発せられた光を適切に反射させて、明るさを十分に高めて出射できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図3】照明装置10の全体の構成を示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<<<<本実施の形態の概要>>>>
<<第1の実施の態様>>
第1の実施の態様によれば、
互いに離隔して配置された複数の発光体列であって、各々の発光体列は複数の発光体(例えば、後述するLED110など)を有し、複数の発光体は互いに隣接しかつ列状に並置され、各々の発光体列に含まれる隣り合う発光体の間は、光が反射しにくい材料で形成された非反射部(例えば、後述する基板120など)を有する、複数の発光体列(例えば、後述するLED列100など)と、
光を反射する反射部であって、前記非反射部とは異なる材料で形成され、前記各々の発光体列に隣接しかつ沿って配置された反射部(例えば、後述する反射シール130など)と、を備える照明装置が提供される。
【0011】
照明装置は、複数の発光体列と反射部とを備える。
【0012】
複数の発光体列は、互いに離隔して配置される。各々の発光体列は、複数の発光体を有する。複数の発光体は、互いに隣接しかつ列状に並置される。各々の発光体列に含まれる隣り合う発光体の間には、非反射部が設けられている。非反射部は、光が反射しにくい材料で形成されている。例えば、非反射部は、後述する反射部よりも低い反射率を有する材料で構成される。発光体列は、複数の発光体によって構成される。発光体列内の隣り合う発光体の間には、非反射部が形成される。
【0013】
反射部は、各々の発光体列に隣接して設けられる。反射部は、発光体列に沿って配置される。反射部は、非反射部とは異なる材料で形成される。反射部は、光を反射する。
【0014】
反射体を充分に設けることができ、発光体から発せられた光を反射体によって反射させることで、十分に明るくした光を出射することができる。
【0015】
<<第2の実施の態様>>
第2の実施の態様は、第1の実施の態様において、
少なくとも1つの前記発光体列と少なくとも1つの前記反射部とを保持する第1の保持部(例えば、後述する主保持板142など)と、
前記第1の保持部に対して鈍角をなして配置された少なくとも1つの第2の配置部であって、少なくとも1つの前記発光体列と少なくとも1つの前記反射部とを保持する第2の保持部(例えば、後述する副保持板144a及び144bなど)と、をさらに備える。
【0016】
第1の保持部に対して鈍角をなす第2の保持部を設けることで、適切な反射方向にすることができ、出射する光を十分に明るくすることができる。
【0017】
<<第3の実施の態様>>
第3の実施の態様は、第2の実施の態様において、
前記第1の保持部及び前記第2の保持部に向かい合って配置されたカバーであって、照射された光の一部を反射させ、残りの光を透過させる透光性を有し、前記第1の保持部から離れる方向に膨出した形状を有するカバー(例えば、後述するカバー200など)を、さらに備え、
前記発光体から発せられた光が、前記カバーと前記反射部との間を繰り返し反射可能である。
【0018】
カバーと反射部との間で繰り返し反射してから出射させるので、十分に明るさを高めるとともに均一にすることができる。
【0019】
<<第4の実施の態様>>
第4の実施の態様は、第3実施の態様において、
前記第1の保持部の法線及び前記第2の保持部の法線は、前記カバーが膨出する膨出領域に向かう。
【0020】
反射部によって反射された光をカバーに向けることができ、十分に明るさを高めることができる。
【0021】
<<<<本実施の形態の詳細>>>>
以下に、実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は、照明装置10の正面を示す正面図である。
図2は、照明装置10の側面を示す側面図である。
図3は、照明装置10の全体の構成を示す概略斜視図である。
【0022】
<<<照明装置10>>>
照明装置10は、LED列100と反射シール130とを備える。
【0023】
<<LED列100>>
LED列100は、複数のLED(発光ダイオード)110を有する。複数のLED110は、直線状に並べられている。複数のLED110は、1本の直線に沿って並べられても、2本以上の複数本の直線に沿って並べられてもよい。LED列100の本数は、所望される明るさに応じて適宜に決定することができる。
【0024】
LED列100は、複数のLED110が直線状に並べられることによって、長尺な形状を有する。なお、LED列100は、全体として長尺な形状であればよく、複数のLED110が屈曲線上(千鳥状など)や曲線上(蛇行状など)に沿って配置されてもよい。また、全体として長尺な領域から発光できるものであればよく、LED列100に限られない。
【0025】
<LED110>
LED110は、所定の波長の可視光を発する。なお、LED110は、照明する対象に応じて、紫外光や赤外光を発光するものでもよい。
【0026】
<基板120>
複数のLED110は、基板120に搭載されている。基板120は、例えば、電子回路基板(プリント基板)である。基板120は、メタルベース基板のほか、紙フェノール基板、ガラスエポキシ基板などでもよい。メタルベース基板を用いることで、LEDから発せられる熱を放熱しやすくできる。基板120は、表面に樹脂などが塗布されており、基板120の表面は、光を反射し難い状態となっている。具体的には、基板120の表面は、後述する反射シール130の反射率よりも低い反射率を有する。なお、基板120の表面は、光を反射しやすい状態となっていてもよい。
【0027】
基板120は、LED110を駆動するための駆動回路(図示せず)を有する。駆動回路からLED110に電流が供給され、LED110は、所定の明るさの光を発する。
【0028】
基板120は、一体に形成されて長尺な形状を有しても、複数の単位基板(図示せず)が並べられて長尺な形状を有してもよい。複数の単位基板を用いる場合には、互いに電気的に接続することによって、制御信号や駆動電流を全ての単位基板に供給できるようにすればよい。
【0029】
本実施の形態では、3本のLED列100が基板120の設けられた例を示したが、LED列100の各々が、別個に基板に設けられてもよい。
【0030】
<<反射シール130>>
反射シール130は、照射された光を反射する。反射シール130は、薄い長尺な板状又は膜状の形状を有する。反射シール130は、全体として、長方形状の形状を有する。反射シール130は、一体に形成されて長尺な形状を有しても、複数が並べられて長尺な形状を有してもよい。反射シール130は、反射面132及び粘着面134を有する。
【0031】
<反射面132>
反射面132は、光学的に反射率の高い材料で構成されていればよい。反射面132は、樹脂や金属などで構成されたものが好ましい。また、反射面132は、鏡面状に仕上げられているものが好ましい。
【0032】
<粘着面134>
粘着面134は、後述する主保持板142や副保持板144に反射シール130を帖着するための面である。粘着面134は、耐熱性を有するものが好ましい。LEDから発せられる熱によって、反射シール130が主保持板142や副保持板144から剥離し難いものが好ましい。
【0033】
反射シール130は、可撓性を有するものが好ましい。貼付する対象物の形状に応じて変形することができ、接触面積を大きくして、的確に貼付させることができる。
【0034】
<<筐体140>>
照明装置10は、筐体140を有する。筐体140は、主保持板142及び副保持板144を有する。副保持板144は、主保持板142に連結される。本実施の形態では、筐体140は、1つの主保持板142と2つの副保持板144a及び144bとを有する。2つの副保持板144a及び144bは、主保持板142を挟んで配置される。
【0035】
<主保持板142>
主保持板142は、薄い長尺な板状の形状を有する。主保持板142は、アルミや鉄などの金属や、プラスチックなどの樹脂などによって構成される。
【0036】
主保持板142は、LED列100及び反射シール130を有する。前述したように、LED列100は、基板120に搭載されている。ねじ止めなどによって基板120を主保持板142に取り付けることで、LED列100を主保持板142を設けることができる。LED列100は、基板120を介して主保持板142に取り付けられる。反射シール130は、粘着面134によって主保持板142に貼付される。反射シール130は、粘着面134を介して主保持板142に取り付けられる。
【0037】
本実施の形態では、
図1に示すように、主保持板142は、3本のLED列100と2本の反射シール130とを有する。前述したように、LED列100及び反射シール130は、全体として、長尺な形状を有する。3本のLED列100及び2本の反射シール130は、主保持板142の長手方向LDに沿って配置される。
【0038】
3本のLED列100は、主保持板142において互いに離隔して配置される。すなわち、主保持板142において、隣り合うLED列100の間に間隙が形成される。隣り合うLED列100の間隙に、反射シール130が配置される。3本のLED列100及び2本の反射シール130は、互いに平行に主保持板142に設けられる。なお、主保持板142においては、反射シール130は、基板120に貼付される。
【0039】
<副保持板144(144a及び144b)>
副保持板144は、主保持板142と同様に、薄い長尺な板状の形状を有する。副保持板144は、アルミや鉄などの金属や、プラスチックなどの樹脂などによって構成される。
【0040】
副保持板144a及び144bは、ともに、主保持板142に対して鈍角をなして配置される。例えば、
図2に示すように、副保持板144a及び144bは、短手方向SDに沿って主保持板142に対して160度をなす。なお、主保持板142と副保持板144a及び144bとのなす角θは、鈍角であればよく、160度に限られない。後述するカバー200の曲率半径や、照明する対象の領域の形状などに応じて、なす角θを定めればよい。
【0041】
なお、副保持板144は、1つのみでも3つ以上でもよい。照明装置10の形状や、照明する対象物に応じて副保持板144の数を適宜に定めればよい。3つ以上の場合には、主保持板142を中心にして、3つ以上の副保持板144を主保持板142の周辺に配置させることができる。
【0042】
副保持板144a及び144bは、反射シール130を有する。副保持板144には、反射シール130のみが設けられている。
【0043】
なお、副保持板144a及び144bにも、少なくとも1つのLED列100を設けてもよい。LED列100の有無は、照明する対象物に必要な明るさなどに応じて、適宜に定めればよい。
【0044】
<法線>
図4に示すように、副保持板144aの法線146a及び副保持板144bの法線146bは、ともに、後述するカバーの膨出領域に向かっている。具体的には、法線146a及び法線146bは、LED110からの光の進行方向の位置Cであり、かつ、LED列100から離隔した位置Cで交差する(
図4参照)。
【0045】
<光の集光性>
副保持板144a及び144bをこのように配置することで、LED110から発せられた光の進行方向を調整することができ、照明する対象物に向かって集光させることができる。
【0046】
<<カバー200>>
カバー200は、長尺な円筒側面の一部分の形状を有する。カバー200は、短手方向SDに湾曲した薄板状の形状を有する。カバー200の長手方向LDは、筐体140の長手方向LDと一致するように、カバー200は、筐体140に取り付けられる。カバー200が筐体140に取り付けられると、カバー200は、主保持板142及び副保持板144を覆う。カバー200が筐体140に取り付けられたときには、カバー200の曲率中心O(
図4参照)は、筐体140に向かう側に位置する。
【0047】
カバー200は、透光性を有する材料で構成される。例えば、カバー200は、プラスチックやガラスなどの硬質な材料によって構成される。カバー200は、光を透過可能な材料によって構成されていればよい。
【0048】
カバー200は、入射面210及び出射面220を有する。入射面210は、光を反射させることができる。入射面210に照射された光の一部は、反射するとともに、残りの光は、カバー200を透過して、出射面220から出射される。
【0049】
<最膨出部250>
カバー200は、最膨出部250を有する。最膨出部250は、最も膨らんだ部分である。最膨出部250は、カバー200が筐体140に取り付けられたときに、主保持板142から最も離隔した部分となる。カバー200は、最膨出部250を中心に短手方向SDに対称性を有する。なお、カバー200は、短手方向SDに非対称性を有してもよい。照明する対象物の位置や向きや形状などに応じて、適宜に定めればよい。
【0050】
<膨出領域260>
カバー200は、膨出領域260を有する。膨出領域260は、例えば、最膨出部250を含み、かつ、カバー200の高さHの半分以上の部分を含む領域にすることができる。なお、膨出領域260は、最膨出部250を含む領域であればよく、カバー200の高さHの1/3以上や1/4以上にすることができる。照明する対象物に要する明るさや、対象物の位置や向きや形状などに応じて、適宜に定めればよい。
【0051】
なお、入射面210及び出射面220は、光を拡散させるための処理がされていたり、光を拡散させる部材が貼付されたりしてもよい。出射させる光の明るさをより均一に近づけることができる。
【0052】
<<<光の進行>>>
図4は、LED110から発せられた光の進み方(光路)を示す概略図である。
【0053】
図4に示すように、入射面210で反射した光は、筐体140に向かい、主保持板142の反射シール130や、副保持板144の反射シール130によって反射されて、再び、カバー200に向かって進む。カバー200に向かった光のうちの一部の光は、反射して、筐体140に向かって進む。残りの光は、出射面220から出射される。
【0054】
<直接に出射される光路>
LED110から発せられた光LP11は、カバー200によって反射されることなく透過し、光LP12として出射される。この光路は、反射シール130やカバー200によって反射されずに出射される。
【0055】
<反射されてから出射される光路1>
LED110から発せられた光LP21は、カバー200によって反射され、光LP22は、反射シール130に向かう。光LP22は、反射シール130によって反射されて、光LP23は、カバー200によって反射されることなく透過し、光LP24として出射される。この光路は、反射シール130やカバー200によって反射されずに出射される。この光路は、反射シール130及びカバー200によって1回ずつ反射されて出射される。
【0056】
<反射されてから出射される光路2>
LED110から発せられた光LP31は、カバー200によって反射され、光LP32は、反射シール130に向かう。光LP32は、反射シール130によって反射されて、光LP33は、カバー200によって反射され、光LP34は、反射シール130に向かう。光LP34は、反射シール130によって反射される(光LP35)。この光路は、反射シール130及びカバー200によって、複数回で反射されて出射される。
【0057】
<<明るさの向上>>
このように、LED110から発せられた光を、主保持板142の反射シール130や、副保持板144の反射シール130によって反射させて、カバー200に向かって進めることができる。LED110から発せられた光を無駄なく出射させることで、対象物を明るく照明することができる。
【0058】
<<均一性の向上>>
また、LED110から発せられた光は、カバー200の入射面210と、主保持板142の反射シール130や、副保持板144の反射シール130との間で往復することができる。光を往復させることによって、明るさを均一に近づけることができ、出射面220から出射される光の明るさを均一に近づけることができる。
【0059】
図4は、短手方向SDについての光に進行を示したが、長手方向LDについても同様に、LED110から発せられた光は、カバー200の入射面210と、主保持板142の反射シール130や、副保持板144の反射シール130との間で往復することができる。
【0060】
<<<<実施の形態の範囲>>>>
上述したように、本実施の形態を記載したが、この開示の一部をなす記載及び図面は、限定するものと理解すべきでない。ここで記載していない様々な実施の形態等が含まれる。
【符号の説明】
【0061】
10 照明装置
100 LED列(発光体列)
110 LED(発光体)
120 基板(非反射部)
130 反射シール(反射部)
142 主保持板(第1の保持部)
144 副保持板(第2の保持部)
200 カバー