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特開2022-56283事故防止のためのトンネル安全システム
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  • 特開-事故防止のためのトンネル安全システム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022056283
(43)【公開日】2022-04-08
(54)【発明の名称】事故防止のためのトンネル安全システム
(51)【国際特許分類】
   E21F 17/18 20060101AFI20220401BHJP
【FI】
E21F17/18
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020174256
(22)【出願日】2020-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】520403428
【氏名又は名称】藤原 智子
(72)【発明者】
【氏名】藤原 智子
(57)【要約】
【課題】現行では、車の走行中トンネルに侵入する際、狭く暗い内部先がよく見えない。昼間は特に天日の明るいところからトンネル内部に入る際暗い内部の確認がしにくく危険である。内部の渋滞や事故の有無も確認できず、そのままの速度で侵入した場合追突事故につながる。また、逆に急に減速すれば後続の車との追突が発生する。ドライバーは都度この一瞬に大きなストレスとリスクを負うため、動揺が生まれ危険である。
【課題を解決するための手段】トンネルの出入り口にモニターを設置し、内部映像を映す。これにより、侵入事前にドライバーがトンネル内部を確認することが可能になり、上記課題は解決する。把握不可能であった内部を可視化してやることで、ドライバーに前方安全確認させることを可能にする手段である。基本的な仕組みは防犯カメラ程度であり、あわせて素材の全天候型耐久モニターもすでに数十年来ビルや野外に普及済。新規研究開発は不要のため即行実現が可能である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トンネル出入口にモニターを設置し内部を映し出す。
車のドライバーに事前にトンネル内部※の状況を知らせる「事故防止のためのトンネル安全システム」※出口の場合は外部
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネルの出入口にトンネル内部※を映すモニターを設置することにより現在、ドライバー個人の努力では不可抗力である確認し難いトンネルの内部の状況を事前に車ドライバーに知らせることを目的とした「事故防止トンネル安全システム」である。
※出口の場合は外部
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
現行の、トンネルにおける不可抗力で続行されている当てずっぽうな要素を含む前方確認不足と、毎回のドライバーの動揺、そして事故を防ぐのが本発明が解決しようとする課題である。
【0003】
現行では、車の走行中トンネルに侵入する際、不可抗力で入口より先の狭く暗い先(内部)がどうなっているか十分に知ることができないまま乗り入れられている場合が少なくないのが現状である。ことさら昼間は、天日の明るいところからトンネル内部に入る際暗い内部の確認がしにくい。
【0004】
トンネル内で渋滞していることはよくあることで、そのままの速度で侵入した場合追突事故につながる。また、逆に急に減速すれば後続の車との追突が発生する。
【0005】
日常的に、トンネル内の渋滞、事故または反対車線からのはみ出し車両を十分に確認できないまま乗り入れているという危険極まりない状況である。これらは、事故につながり、トンネル内の事故は多大な犠牲を生む。
【0006】
また、事故につながらない場合でも、この状態でトンネルにさしかかる場合のドライバーはこの一瞬に大きなストレスを受ける。
つまり、前方トンネル内部を見通せない状態で乗り入れることに対する心的動揺に加え、一瞬で前方トンネル内部・後方(後続車)の状況を察知しようとし減速できるかどうか進行しながら瞬時に判断し実行することを強いられている。
【0007】
この状況と走行が、全国で日々行われている。トンネル内で事故が発生した場合の、犠牲や渋滞、救急車両の走行、警察官の公務執行等、支障は多大である。事故を知らせる電光掲示板の設置も一部箇所にすぎない。
【課題を解決するための手段】
【0008】
トンネルの出入り口に、入口から内部方向を映したカメラを設置し、入口のモニターに映す。これにより、侵入事前にドライバーが状況を確認することが可能になり、上記課題は解決する。把握不可能であったトンネル内部を可視化してやることで、ドライバーに前方安全確認させることを可能とする手段である。
【0009】
大規模なトンネルの土木工事のやり直しは不要であり、工事費用とトンネルのダウンタイムを最小限に抑える、最適な解決手段である。比較的単純な機械で耐久性(故障低度)が見込まれる。
【0010】
現行では電光掲示板で文字による事故通知も一部箇所にすぎず、反対車線からのはみ出し等は分かりえずタイムラグもある。一方、映像手段をとればより具体性があり、現実味があり運転の判断基準となる。係員の常駐も要さず、各自が自力で状況を把握し判断する手段となる。
【発明の効果】
【0011】
ドライバーがトンネル侵入時、事前に内部の映像を必ず見ることになる。それにより、日常的であったトンネル侵入時の不可抗力による前方確認不十分が解消される。不可抗力による、当てずっぽうのトンネル侵入がなくなり、トンネル内の多発事故、後続の多発事故等を防ぐことができる。
【0012】
また、一時的に軽い当てずっぽう侵入を余儀なくされていたドライバーのストレスも解消し、落ち着いた精神状態でより安全な運行持続が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】 トンネル入り口にモニターに内部を映し出すことで、必ず視野に入り、事前にドライバーに前方内部の状況を知らせることができる。
【発明を実施するための形態】
【0014】
トンネル本体の形態により、モニターは▲1▼トンネル本体に直接設置するか、▲2▼離して設置するか実地個体形状によって最も理想的な形態で対応すればよい。
▲1▼▲2▼いずれの方法でもトンネル手前で事前に映像を目視させることが大切である。
【0015】
なお、出口における設置も、夜間明るいトンネル内から暗い露天に出る際、前方を確認できることによって同様の効果が見込まれる。両方に設置することにより安全性は高まるので、相乗的な効果が見込まれる。
【産業上の利用可能性】
【0016】
基本的な仕組み自体は、防犯カメラ程度のシンプルな構造である。
かつ、全天候型耐久モニターもすでにビルや野外にて施工され数十年前から市場に出回っている。
【0017】
よって、新規開発・研究は要さないため、速攻の着手が可能である。
【0018】
また、トンネル自体を大規模に建造しなおす必要はなく、少ないダウンタイムで設置・稼働が可能であるので利用可能性大である。よって、予算的にも耐久的(故障・メンテナンス)にも安心であるから、実施しやすく利用可能性大である。初期設置費用と維持管理・稼働費用(投資額)に対して、見込める効果は多大である。
図1
【手続補正書】
【提出日】2022-02-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
トンネルの入口だけでなく「出入口両方」にモニターを設置し、入口においてはトンネル内部に向けたカメラで写した内部を映し出しドライバーに進入する事前にトンネル内部の状況を知らせ、「出口」においてはトンネル外部に向けたカメラで写した進行先の状況を退出前に知らせる安全システム。