(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022056564
(43)【公開日】2022-04-11
(54)【発明の名称】収納ユニット
(51)【国際特許分類】
A47B 83/04 20060101AFI20220404BHJP
A47B 17/00 20060101ALI20220404BHJP
【FI】
A47B83/04
A47B17/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020164376
(22)【出願日】2020-09-30
(71)【出願人】
【識別番号】000204985
【氏名又は名称】大建工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小林 舞帆
(72)【発明者】
【氏名】谷口 雄祐
【テーマコード(参考)】
3B053
3B260
【Fターム(参考)】
3B053SA05
3B053SA07
3B260AB01
3B260AB04
3B260AD01
(57)【要約】
【課題】居住スペースの狭小化を抑制して、作業スペースを形成する。
【解決手段】互いに対向するように設けられた一対の側板11及び12と、一対の側板11及び12の間に設けられた棚板21と、棚板21に着脱可能に設けられたカウンター板60と、カウンター板60を棚板21から離脱した際にカウンター板60を納める板納め部80とを備えている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに対向するように設けられた一対の側板と、
上記一対の側板の間に設けられた棚板と、
上記棚板に着脱可能に設けられたカウンター板と、
上記カウンター板を上記棚板から離脱した際に該カウンター板を納める板納め部とを備えていることを特徴とする収納ユニット。
【請求項2】
互いに対向するように設けられた一対の側板と、
上記一対の側板の間に着脱可能に設けられたカウンター板と、
上記カウンター板を上記一対の側板から離脱した際に該カウンター板を納める板納め部とを備えていることを特徴とする収納ユニット。
【請求項3】
請求項1又は2に記載された収納ユニットにおいて、
上記板納め部は、上記カウンター板を立てた状態に納めるように構成されていることを特徴とする収納ユニット。
【請求項4】
請求項3に記載された収納ユニットにおいて、
上記板納め部は、上記一対の側板の一方の側板の外側に設けられていることを特徴とする収納ユニット。
【請求項5】
請求項4に記載された収納ユニットにおいて、
上記カウンター板の裏面には、係合具が設けられ、
上記板納め部は、上記係合具を引っ掛けるように構成されていることを特徴とする収納ユニット。
【請求項6】
請求項1~5の何れか1つに記載された収納ユニットにおいて、
上記カウンター板の上記一対の側板から突出する側の端部には、該カウンター板を支持する支持脚が設けられていることを特徴とする収納ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、収納ユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
リビングルーム等に設置した収納ユニットにカウンター板を取り付け、そのカウンター板上で種々の作業を行うことが従来から提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、棚ユニットと、棚ユニットに挿入して内部の受け手段により受支する机天板と、机天板の挿入側とは反対側の端部を支承する支承手段とからなり、机天板を棚ユニットに対し抜き挿し調整自在に設けてなるユニット机が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、注目されている在宅勤務において、上記特許文献1に開示されたユニット机を用いると、机天板上で作業することができ、作業スペースを確保することができるものの、机天板及び支承手段を仕舞うことができず、居住スペースが狭くなるので、改善の余地がある。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、居住スペースの狭小化を抑制して、作業スペースを形成することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る収納ユニットは、互いに対向するように設けられた一対の側板と、上記一対の側板の間に設けられた棚板と、上記棚板に着脱可能に設けられたカウンター板と、上記カウンター板を上記棚板から離脱した際に該カウンター板を納める板納め部とを備えていることを特徴とする。
【0008】
上記の構成によれば、一対の側板の間に棚板が設けられ、その棚板に着脱可能にカウンター板が設けられているので、一対の側板の間に所定の高さで水平に保持された棚板にカウンター板を装着することにより、水平なカウンター板上に作業スペースを形成することができる。また、棚板からカウンター板を離脱した際にカウンター板を納める板納め部が設けられているので、離脱したカウンター板を板納め部に納めることにより、居住スペースの狭小化を抑制することができる。これにより、居住スペースの狭小化を抑制して、作業スペースを形成することができる。
【0009】
また、本発明に係る収納ユニットは、互いに対向するように設けられた一対の側板と、上記一対の側板の間に着脱可能に設けられたカウンター板と、上記カウンター板を上記一対の側板から離脱した際に該カウンター板を納める板納め部とを備えていることを特徴とする。
【0010】
上記の構成によれば、一対の側板の間にカウンター板が着脱可能に設けられているので、一対の側板の間に所定の高さでカウンター板を装着することにより、水平なカウンター板上に作業スペースを形成することができる。また、一対の側板からカウンター板を離脱した際にカウンター板を納める板納め部が設けられているので、離脱したカウンター板を板納め部に納めることにより、居住スペースの狭小化を抑制することができる。これにより、居住スペースの狭小化を抑制して、作業スペースを形成することができる。
【0011】
上記板納め部は、上記カウンター板を立てた状態に納めるように構成されていてもよい。
【0012】
上記の構成によれば、板納め部がカウンター板を立てた状態に納めるように構成されているので、板納め部の平面視での占有スペースを小さくすることができる。
【0013】
上記板納め部は、上記一対の側板の一方の側板の外側に設けられていてもよい。
【0014】
上記の構成によれば、一対の側板の一方の側板の外側に設けられた板納め部が外方に向いているので、板納め部に対するカウンター板の脱着を容易に行うことができる。
【0015】
上記カウンター板の裏面には、係合具が設けられ、上記板納め部は、上記係合具を引っ掛けるように構成されていてもよい。
【0016】
上記の構成によれば、カウンター板の裏面に係合具が設けられ、板納め部が係合具を引っ掛けるように構成されているので、板納め部に対するカウンター板の脱着を容易に且つ確実に行うことができる。
【0017】
上記カウンター板の上記一対の側板から突出する側の端部には、該カウンター板を支持する支持脚が設けられていてもよい。
【0018】
上記の構成によれば、カウンター板の一対の側板から突出する側の端部には、カウンター板を支持する支持脚が設けられているので、棚板又は一対の側板にカウンター板を装着した際に一対の側板から突出するカウンター板の長さが大きくても、カウンター板を水平に保持することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、カウンター板を棚板又は一対の側板から離脱した際にカウンター板を納める板納め部を備えているので、居住スペースの狭小化を抑制して、作業スペースを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の第1の実施形態に係る収納ユニットの正面図である。
【
図2】本発明の第1の実施形態に係る収納ユニットの上面図である。
【
図3】本発明の第1の実施形態に係る収納ユニットの左側面図である。
【
図4】
図2中のIV-IV線に沿った収納ユニットの断面図である。
【
図5】本発明の第1の実施形態に係る収納ユニットの他の断面図であり、
図4に相当する図である。
【
図6】本発明の第1の実施形態に係る収納ユニットの他の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の各実施形態に限定されるものではない。
【0022】
《第1の実施形態》
図1~
図6は、本発明に係る収納ユニットの第1の実施形態を示している。ここで、
図1、
図2及び
図3は、本実施形態の収納ユニット100の第1使用形態の正面図、上面図及び左側面図である。また、
図4は、
図2中のIV-IV線に沿った収納ユニット100の第1形態の断面図である。また、
図5は、収納ユニット100の第2使用形態の断面図であり、
図4に相当する図である。また、
図6は、収納ユニット100の第3使用形態の正面図である。なお、上記第1使用形態は、相対的に低い位置にセットされた第1棚板21にカウンター板60を装着して、人が椅子等に座りながらカウンター板60を使用する形態であり、上記第2使用形態は、相対的に高い位置にセットされた第1棚板21にカウンター板60を装着して、人が立ちながらカウンター板60を使用する形態であり、上記第3使用形態は、カウンター板60を使用しない形態である。
【0023】
収納ユニット100は、
図1~
図5に示すように、床面に直立した状態に設けられた第1側板11、第2側板12、第3側板13、第4側板14、第1背板31及び第2背板32と、床面に垂直に設けられた中板15と、床面に平行に設けられた第1天板41、第2天板42、第1棚板21、第2棚板22、第3棚板23及び第4棚板24とを備えている。また、収納ユニット100は、
図1~
図5に示すように、第1棚板21に着脱可能に設けられたカウンター板60と、第1側板11の外側に設けられ、カウンター板60を第1棚板21から離脱した際にカウンター板60を納める板納め部80と、第1棚板21の下側に設けられたキャビネット90とを備えている。なお、第1側板11、第2側板12、第3側板13、第4側板14、第1背板31、第2背板32、中板15、第1天板41、第2天板42、第1棚板21、第2棚板22、第3棚板23、第4棚板24及びカウンター板60は、例えば、LVL(Laminated Veneer Lumber:単板積層材)、合板、集成材、無垢材、パーティクルボード、繊維板等の木質材料により構成されている。
【0024】
第1側板11及び第2側板12は、
図1及び
図2に示すように互いに対向するように設けられている。ここで、第1側板11、第2側板12及び第1背板31の上端部には、
図1、
図2、
図4及び
図5に示すように、第1天板41が固定されている。また、第1側板11及び第2側板12の間には、
図1、
図4及び
図5に示すように、第1棚板21及び第2棚板22が高さ調整可能に設けられている。具体的には、第1側板11及び第2側板12の内側の表面には、複数のダボ穴H(
図4及び
図5参照)が縦に3列それぞれ形成され、所定高さの6つのダボ穴Hにダボを挿入し、そのダボの突出した部分を第1棚板21及び第2棚板22の側面の下部に形成された凹部に嵌め込むことにより、第1棚板21及び第2棚板22を所定高さに設置することができる。なお、本実施形態では、高さ調整可能に設けられた第1棚板21を例示したが、第1棚板21は、高さ調整不可能な固定棚であってもよい。また、第1側板11、第2側板12、第2棚板22及び第1天板41に囲まれた空間の前方には、
図1、
図2、
図4及び
図5に示すように、第1側板11に取り付けたヒンジを介して第1収納扉51が開閉可能に設けられている。なお、第1収納扉51、後述する第2収納扉52及び第3収納扉53は、例えば、LVL、合板、集成材、無垢材、パーティクルボード、繊維板等の木質材料により構成されている。
【0025】
カウンター板60は、上述したように、第1棚板21に着脱可能に設けられ、
図4及び
図5に示すように、第1棚板21の上面に装着した際には、手回しボルト66による螺着により、第1棚板21に固定されるように構成されている。また、カウンター板60の裏面には、
図2、
図4及び
図5に示すように、L字状に突出した係合具61が4つ設けられている。また、カウンター板60の裏面の第1側板11及び第2側板12から突出する側の端部には、
図1、
図2及び
図4に示すように、カウンター板60を支持する支持脚65a又は65b(
図5参照)が螺着により取り外し可能に設けられている。ここで、支持脚65aの長さは、例えば、700mm程度であり、支持脚65bの長さは、1000mm程度である。なお、本実施形態では、螺着により取り外し可能な支持脚65a及び65bを例示したが、支持脚65a及び65bは、例えば、長さが調整可能な伸縮式で且つ折り畳み式のもの1本で構成し、カウンター板60の裏面に折り畳んで収納されるような構成であってもよい。また、本実施形態では、長さが異なる支持脚65a及び65bを例示したが、相対的に長い支持脚65bは、相対的に短い支持脚65aにねじ込み式で脚を継ぎ足すものであってもよい。また、本実施形態では、螺着により取り外し可能な支持脚65a又は65bを例示したが、支持脚65a又は65bは、ワンタッチで脱着可能なものであってもよい。また、本実施形態では、カウンター板60の端部を支持する支持脚65a又は65bを例示したが、カウンター板60の端部をワゴン等で支持してもよい。
【0026】
板納め部80は、
図3に示すように、第1側板11の外側の表面に固定された左側枠71及び右側枠72と、左側枠71及び右側枠72に固定された板受け部73、上枠74、上側中枠75、下側中枠76及び下枠77と、左側枠71及び右側枠72の対向する側面にカウンター板60の4つの係合具61に対応するように設けられた4つの被係合具78とを備えている。ここで、板受け部73は、
図1に示すように、左側枠71及び右側枠72よりも突出するように設けられている。また、被係合具78は、
図3に示すように、左側枠71及び右側枠72から突出するように設けられ、係合具61の突出したL字状の部分が引っ掛かるように構成されている。これにより、板納め部80は、カウンター板60の裏面の各係合具61を対応する被係合具78で引っ掛けた状態でカウンター板60の下部を板受け部73で受けることにより、カウンター板60を立てた状態に納めるように構成されている。なお、左側枠71、右側枠72、板受け部73、上枠74、上側中枠75、下側中枠76及び下枠77は、例えば、LVL、合板、集成材、無垢材、パーティクルボード、繊維板等の木質材料により構成されている。
【0027】
キャビネット90は、その下面にキャスターを有し、床面を移動して、第1棚板21の下側とその外側とを出入り可能に設けられている。
【0028】
第3側板13及び第4側板14は、
図1及び
図2に示すように互いに対向するように設けられている。ここで、第3側板13、第4側板14及び第2背板32の上端部には、
図1及び
図2に示すように、第2天板42が固定されている。また、第3側板13及び第4側板14の間には、
図1に示すように、第3棚板23が固定されている。また、第3側板13及び中板15は、
図1に示すように、互いに対向するように設けられている。また、第3側板13及び中板15の間には、
図1に示すように、第4棚板24が高さ調整可能に設けられている。また、第3側板13、第4側板14、第3棚板23及び第2天板42に囲まれた空間の前方には、
図1及び
図2に示すように、第4側板14に取り付けたヒンジを介して第2収納扉52及び第3収納扉53が開閉可能に設けられている。なお、第3側板13は、連結金具(不図示)を介して第2側板12と連結されている。また、第3側板13、中板15、第3棚板23及び第4棚板24に囲まれた空間には、支持脚65a及び支持脚65bの少なくとも一方を立った状態で収容してもよい。
【0029】
上述した収納ユニット100は、カウンター板60を相対的に低い位置で使用する第1使用形態では、まず、カウンター板60の裏面の端部に支持脚65aを螺着して取り付け、続いて、予め所定の高さ(例えば、700mm程度)にセットされた第1棚板21の上面にカウンター板60を載せた後に、その裏面から手回しボルト66により螺着してカウンター板60を固定するように構成されている。また、上述した収納ユニット100は、カウンター板60を相対的に高い位置で使用する第2使用形態では、まず、カウンター板60の裏面の端部に支持脚65bを螺着して取り付け、続いて、予め所定の高さ(例えば、1000mm程度)にセットされた第1棚板21の上面にカウンター板60を載せた後に、その裏面から手回しボルト66により螺着してカウンター板60を固定するように構成されている。また、上述した収納ユニット100は、カウンター板60を使用しない第3使用形態では、まず、手回しボルト66を外して第1棚板21の上面からカウンター板60を離脱させた後に、カウンター板60から支持脚65a(65b)を取り外し、続いて、
図6に示すように、カウンター板60を板納め部80に立てた状態に納め、支持脚65a(65b)をユニット内等に収納するように構成されている。なお、カウンター板60を板納め部80に立てた状態に納める際には、例えば、外した手回しボルト66を用いて、カウンター板60を板納め部80の左側枠71や右側枠72等に固定して、耐震対策を講じてもよい。
【0030】
以上説明したように、本実施形態の収納ユニット100によれば、第1側板11及び第2側板12の間に第1棚板21が高さ調整可能に設けられ、第1棚板21に着脱可能にカウンター板60が設けられているので、第1側板11及び第2側板12の間に所定の高さで水平に保持された第1棚板21にカウンター板60を装着することにより、水平なカウンター板60上に作業スペースを形成することができる。また、第1棚板21からカウンター板60を離脱した際にカウンター板60を納める板納め部80が設けられているので、離脱したカウンター板60を板納め部80に納めることにより、居住スペースの狭小化を抑制することができる。これにより、居住スペースの狭小化を抑制して、作業スペースを形成することができる。
【0031】
また、本実施形態の収納ユニット100によれば、板納め部80がカウンター板60を立てた状態に納めるように構成されているので、板納め部80の平面視での占有スペースを小さくすることができる。
【0032】
また、本実施形態の収納ユニット100によれば、第1側板11の外側に設けられた板納め部80が外方に向いているので、板納め部80に対するカウンター板60の脱着を容易に行うことができる。
【0033】
また、本実施形態の収納ユニット100によれば、カウンター板60の裏面に係合具61が設けられ、板納め部80が係合具61を引っ掛けるように構成されているので、板納め部80に対するカウンター板60の脱着を容易に且つ確実に行うことができる。
【0034】
また、本実施形態の収納ユニット100によれば、カウンター板60の第1側板11及び第2側板12から突出する側の端部には、カウンター板60を支持する支持脚65a又は65bが設けられているので、第1棚板21にカウンター板60を装着した際に第1側板11及び第2側板12から突出するカウンター板60の長さが大きくても、カウンター板60を水平に保持することができる。
【0035】
また、本実施形態の収納ユニット100によれば、第1棚板21の下側には、キャスターを下面に有するキャビネット90が設けられているので、キャビネット90を第1棚板21の下側から前方等に容易に移動させることができ、キャビネット90を袖机として使用することができる。
【0036】
《その他の実施形態》
上記実施形態では、カウンター板の端部に支持脚が設けられた収納ユニットを例示したが、本発明は、カウンター板の端部に支持脚が設けられていない収納ユニット等にも適用することができる。
【0037】
また、上記実施形態では、一対の側板の間の棚板にカウンター板が着脱可能に設けられた収納ユニットを例示したが、例えば、一対の側板の対向する内側の表面に棚柱となる金具を取り付け、その金具を用いて、一対の側板の間にカウンター板が着脱可能に設けられていてもよい。
【0038】
また、上記実施形態では、一対の側板の対向する内側の表面に形成されたダボ穴を介して棚板を取り付け、その棚板にカウンター板が着脱可能に設けられた収納ユニットを例示したが、例えば、一対の側板の対向する内側の表面に形成されたダボ穴を用いて、カウンター板が着脱可能に設けられていてもよい。
【0039】
また、上記実施形態では、カウンター板を棚板に手回しボルトで固定する収納ユニットを例示したが、例えば、互いに噛み合うような金具を用いて、カウンター板を棚板に固定する収納ユニットであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0040】
以上説明したように、本発明は、居住スペースの狭小化を抑制して、作業スペースを形成することができるので、極めて有用である。
【符号の説明】
【0041】
11 第1側板(一対の側板、一方の側板)
12 第2側板(一対の側板)
21 第1棚板
60 カウンター板
61 係合具
65a,65b 支持脚
80 板納め部
90 キャビネット
100 収納ユニット