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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022057761
(43)【公開日】2022-04-11
(54)【発明の名称】表示システム
(51)【国際特許分類】
   B60K 35/00 20060101AFI20220404BHJP
【FI】
B60K35/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020166172
(22)【出願日】2020-09-30
(71)【出願人】
【識別番号】000010076
【氏名又は名称】ヤマハ発動機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】特許業務法人 信栄特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】杉山 雄一
【テーマコード(参考)】
3D344
【Fターム(参考)】
3D344AA17
3D344AC07
3D344AD02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】機能を異にする独立した別体のユニットを複数備えつつも、設計自由度及びメンテナンス性が高い表示システムを提供する。
【解決手段】鞍乗型車両1に搭載されると共に、携帯端末30に通信可能に接続された表示システム2であって、複数のインジケータ141を備えるインジケータユニット14と、車両走行情報を表示するメータ表示ユニット12と、携帯端末30に通信可能に接続されるインフォテイメント表示ユニット13と、を備える。インジケータユニット14と、メータ表示ユニット12と、インフォテイメント表示ユニット13と、はそれぞれが独立した別体のユニットであり、インジケータユニット14とメータ表示ユニット12は、第1信号ケーブル15を介して互いに物理的に接続され、メータ表示ユニット12とインフォテイメント表示ユニット13は、第2信号ケーブル16を介して互いに物理的に接続される。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鞍乗型車両に搭載されると共に、携帯端末に通信可能に接続された表示システムであって、
前記表示システムは、
前記車両の状態を示す複数のインジケータを備えるインジケータユニットと、
前記車両の走行状態に関連する車両走行情報を表示するメータ表示ユニットと、
前記携帯端末に通信可能に接続されると共に、前記携帯端末から送信されたインフォテイメント情報を表示するインフォテイメント表示ユニットと、
を備え、
前記インジケータユニットと、前記メータ表示ユニットと、前記インフォテイメント表示ユニットと、はそれぞれが独立した別体のユニットであり、
前記インジケータユニットと前記メータ表示ユニットは、第1信号ケーブルを介して互いに物理的に接続され、
前記メータ表示ユニットと前記インフォテイメント表示ユニットは、第2信号ケーブルを介して互いに物理的に接続される、表示システム。
【請求項2】
前記インジケータユニットは、少なくとも前記複数のインジケータが搭載された第1基板と、少なくとも前記第1基板を覆うように配置された第1ハウジング部とを備え、
前記メータ表示ユニットは、前記車両走行情報を表示するためのメータ表示部と、少なくとも前記メータ表示部が搭載された第2基板と、少なくとも前記第2基板を覆うように配置された第2ハウジング部とを備え、
インフォテイメント表示ユニットは、インフォテイメント情報を表示するためのインフォテイメント表示部と、少なくとも前記インフォテイメント表示部が搭載された第3基板と、少なくとも前記第3基板とを覆うように配置された第3ハウジング部とを備えている、請求項1に記載の表示システム。
【請求項3】
前記第1信号ケーブルはLIN通信用ケーブルである、請求項1または2に記載の表示システム。
【請求項4】
前記第1信号ケーブルはCAN通信用ケーブルである、請求項1または2に記載の表示システム。
【請求項5】
前記インジケータユニットは、前記複数のインジケータを制御するように構成されているインジケータ制御部を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の表示システム。
【請求項6】
前記メータ表示ユニットは、メータ表示部と、前記メータ表示部の動作を制御するメータ表示制御部とを備え、
前記メータ表示制御部は、前記複数のインジケータも制御するように構成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の表示システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、スピードメータ等の各種メータと、インジケータと、が同一の集中制御基板上に搭載されているメータモジュールを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7―277035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
鞍乗型車両には、スピードメータ、インジケータ、インフォテイメント表示装置等の各種車載品が搭載されうる。特許文献1に係るメータモジュールのように、これらの車載品を同一の基板上に搭載させて一つのメータモジュールとする場合、必要となる車載品は鞍乗型車両ごとに異なり、要求されるレイアウトも鞍乗型車両ごとに異なるため、メータモジュールは鞍乗型車両ごとに新規に設計される。したがって、従来のメータモジュールにおいては、車載品の選択や配置の自由度は小さい。また例えば、基板に搭載された車載品の一部が故障した場合、車載品単位ではなく、メータモジュール単位で修理または交換しなければならない。従来のメータモジュールは、これらの点において改善の余地がある。
【0005】
本開示は、機能を異にする独立した別体のユニットを複数備えつつも、設計自由度及びメンテナンス性が高い表示システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明者は、高い設計自由度及びメンテナンス性を実現させつつも、メータ表示装置、インジケータ及びインフォテイメント表示装置を鞍乗型車両に搭載させる手段について検討した。そうしたところ、メータ表示装置、インジケータ及びインフォテイメント表示装置のそれぞれを信号ケーブルを介して物理的に接続すれば、これらをモジュール化することなく鞍乗型車両に搭載させることができるのではないかと考えるに至った。
【0007】
本開示の一態様の表示システムは、
鞍乗型車両に搭載されると共に、携帯端末に通信可能に接続された表示システムであって、
前記表示システムは、
前記車両の状態を示す複数のインジケータを備えるインジケータユニットと、
前記車両の走行状態に関連する車両走行情報を表示するメータ表示ユニットと、
前記携帯端末に通信可能に接続されると共に、前記携帯端末から送信されたインフォテイメント情報を表示するインフォテイメント表示ユニットと、
を備え、
前記インジケータユニットと、前記メータ表示ユニットと、前記インフォテイメント表示ユニットと、はそれぞれが独立した別体のユニットであり、
前記インジケータユニットと前記メータ表示ユニットは、第1信号ケーブルを介して互いに物理的に接続され、
前記メータ表示ユニットと前記インフォテイメント表示ユニットは、第2信号ケーブルを介して互いに物理的に接続される。
【0008】
上記構成によれば、インジケータユニット、メータ表示ユニット及びインフォテイメント表示ユニットは、それぞれが独立した別体のユニットであり、別々に製造された各ユニットが組み合わされることで表示システムが構築される。また、インジケータユニットとメータ表示ユニットは、第1信号ケーブルを介して互いに物理的に接続され、メータ表示ユニットとインフォテイメント表示ユニットは、第2信号ケーブルを介して互いに物理的に接続される。このように、インジケータユニット、メータ表示ユニット及びインフォテイメント表示ユニットは別体のユニットである一方で、信号ケーブルを介して接続されるため、比較的自由に各ユニットの配置位置を決定することができる。このように、上記構成に係る表示システムは、従来のメータモジュールよりも設計自由度(レイアウトの自由度)が高い。また、これらのユニットのうち一部のユニットが故障した場合、当該故障したユニットのみを交換または修理すればよいので、このような表示システムはメンテナンス性も高い。
このように、上記構成によれば、機能を異にする独立した別体のユニットを複数備えつつも、設計自由度及びメンテナンス性が高い表示システムを提供することができる。
【0009】
また、本開示の一態様の表示システムにおいて、
前記インジケータユニットは、少なくとも前記複数のインジケータが搭載された第1基板と、少なくとも前記第1基板を覆うように配置された第1ハウジング部とを備え、
前記メータ表示ユニットは、前記車両走行情報を表示するためのメータ表示部と、少なくとも前記メータ表示部が搭載された第2基板と、少なくとも前記第2基板を覆うように配置された第2ハウジング部とを備え、
インフォテイメント表示ユニットは、インフォテイメント情報を表示するためのインフォテイメント表示部と、少なくとも前記インフォテイメント表示部が搭載された第3基板と、少なくとも前記第3基板とを覆うように配置された第3ハウジング部とを備えていてもよい。
【0010】
上記構成によれば、インジケータユニットは、複数のインジケータが搭載された第1基板と、少なくとも第1基板を覆うように配置された第1ハウジング部とを備えている。メータ表示ユニットは、メータ表示部が搭載された第2基板と、少なくとも第2基板を覆うように配置された第2ハウジング部とを備えている。インフォテイメント表示ユニットは、インフォテイメント表示部が搭載された第3基板と、少なくとも第3基板を覆うように配置された第3ハウジング部とを備えている。このように、インジケータユニット、メータ表示ユニット及びインフォテイメント表示ユニットは、それぞれが別々の基板とハウジング部を備えており、独立している。また、各ユニットは、各ハウジング部によって、それぞれが別体のユニットとしてユニット化されている。上記構成に係る表示システムは、これらのユニットを自由に組み合わせることで構築されるので、設計自由度及びメンテナンス性が高い。
【0011】
また、本開示の一態様の表示システムにおいて、
前記第1信号ケーブルはLIN通信用ケーブルであってもよい。
【0012】
上記構成によれば、第1信号ケーブルはLIN通信用ケーブルであるため、例えば第1信号ケーブルがCAN通信用ケーブルである場合に比べて、メータ表示ユニットとインジケータユニット間での通信に必要なケーブルを簡略化することができる。
【0013】
また、本開示の一態様の表示システムにおいて、
前記インジケータユニットは、前記複数のインジケータを制御するように構成されているインジケータ制御部を備えていてもよい。
【0014】
上記構成によれば、インジケータユニットは、複数のインジケータを制御するように構成されているインジケータ制御部を備えている。したがって、メータ表示ユニットは、メータ表示部を制御する機能を有していればよく、複数のインジケータを制御する機能は有していなくてもよい。このため、上記構成を採用することで、メータ表示ユニットとインジゲータユニットの独立性を高めることができる。
【0015】
また、本開示の一態様の表示システムにおいて、
前記メータ表示ユニットは、メータ表示部と、前記メータ表示部の動作を制御するメータ表示制御部とを備え、
前記メータ表示制御部は、前記複数のインジケータも制御するように構成されていてもよい。
【0016】
上記構成によれば、メータ表示ユニットは、メータ表示部の動作を制御するメータ表示制御部を備えており、当該メータ表示制御部は、複数のインジケータも制御するように構成されている。したがって、インジケータユニットは、複数のインジケータを制御する機能を有していなくてもよいため、インジケータユニットの構成をより簡略化させることができる。
【発明の効果】
【0017】
本開示によれば、機能を異にする独立した別体のユニットを複数備えつつも、設計自由度及びメンテナンス性が高い表示システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1図1は、本実施形態に係る表示システムを備えた鞍乗型車両の前部を示す図である。
図2図2は、本実施形態に係る表示システムを含む鞍乗型車両のシステム構成図である。
図3図3は、本実施形態に係る表示システムの内部構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態(以下、本実施形態という。)について図面を参照しながら説明する。本図面に示された各部材の寸法は、説明の便宜上、実際の各部材の寸法とは異なる場合がある。
【0020】
最初に、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る表示システム2を備えた鞍乗型車両1(以下、単に車両1という。)の構成について以下に説明する。図1は、表示システム2を備えた車両1の前部を例示する図である。図2は、表示システム2を含む車両1のシステム構成図である。
【0021】
図1に例示するように、車両1は、例えば、運転者が車体を傾動させることで旋回可能な自動二輪車である。車両1には、運転者に車両1の車両走行情報を提示するためのメータ表示ユニット12と、インフォテイメント情報を提示するためのインフォテイメント表示ユニット13と、運転者に車両1の車両状態情報を提示するためのインジケータユニット14とを備える表示システム2が設けられている。尚、車両走行情報とは、車両1の走行状態に関連する情報(例えば、車両1の速度情報等)であり、インフォテイメント情報とは、道路交通情報等であり、車両状態情報とは、車両1の状態(例えば、車両1に搭載されたエンジンの状態等)を示す情報である。メータ表示ユニット12とインフォテイメント表示ユニット13は、車両1の前後方向において風よけスクリーン210とハンドル220との間に設けられていると共に、車両1の左右方向において左サイドミラー232と右サイドミラー233との間に設けられている。インジケータユニット14は、ハンドル220上の左右の領域にそれぞれ設けられていると共に、車両1の左右方向において左サイドミラー232と右サイドミラー233との間に設けられている。尚、インジケータユニット14は、ハンドル220の後方に配置される燃料タンクに設けられていてもよい。
【0022】
ハンドル220は、左ハンドル226と、右ハンドル227を有している。左ハンドル226にはハンドルスイッチ3とブレーキレバー225が設けられている。右ハンドル227には、アクセルとして機能するスロットルグリップ229及びブレーキレバー228が設けられている。ハンドル220の下方には車両1の駆動をオン又はオフするためのメインスイッチキー230が設けられている。
【0023】
尚、図1において、車両1は、スクータ型の自動二輪車として例示されているが、車両1のタイプはスクータに限定されるものではない。車両1は、スクータ以外のタイプの自動二輪車であってもよい。さらに、車両1は二輪車に限定されるものではなく、鞍乗型の三輪車又は四輪車であってもよい。
【0024】
次に、図2を参照して車両1のシステム構成図について以下に説明する。図2では、説明の便宜上、車両1を構成する構成要素の一部のみが図示されている。図2に例示するように、車両1は、表示システム2と、ハンドルスイッチ3と、車両制御ユニット4と、車速センサ5と、駆動源6と、駆動源回転数センサ7と、冷却水温度センサ8と、燃料計センサ9とを備えている。
【0025】
表示システム2は、車両制御ユニット4から車両1の走行情報データを受信した上で、車両1の車両走行情報をメータ表示ユニット12に表示するように構成されている。また、表示システム2は、運転者によって携帯された携帯端末30からインフォテイメント情報を受信した上で、当該受信したインフォテイメント情報をインフォテイメント表示ユニット13に表示するように構成されている。さらに、表示システム2は、車両制御ユニット4から送信された車両1の走行情報データを携帯端末30に送信するように構成されてもよい。また表示システム2は、車両制御ユニット4から受信した車両1の走行情報データ、後述するハンドルスイッチ3から受信した操作信号や燃料計センサから受信した検出信号等に基づき、車両状態情報をインジケータユニット14に表示するようにも構成されている。
【0026】
表示システム2は、メータ表示ユニット12と、インフォテイメント表示ユニット13と、インジケータユニット14とを備える。メータ表示ユニット12、インフォテイメント表示ユニット13及びインジケータユニット14は、それぞれ独立した別体のユニットであり、互いに分離している。メータ表示ユニット12とインジケータユニット14は、第1信号ケーブル15を介して互いに電気的に接続されている。メータ表示ユニット12とインフォテイメント表示ユニット13は、第2信号ケーブル16を介して互いに電気的に接続されている。尚、本実施形態において、表示システム2は、前述の通り、2つのインジケータユニット14を備えているが、図2においては、説明の便宜上、1つのインジケータユニット14のみを図示している。
【0027】
図2に例示するように、メータ表示ユニット12は、メータ表示部121と、メータ表示制御部122とを備える。メータ表示ユニット12は、車両1の走行状態(例えば、車両1の速度、走行距離等)を示すメータ表示画面をメータ表示部121上に表示するように構成されている。メータ表示部121は、例えば、液晶ディスプレイ若しくは有機ELディスプレイ等のデジタルディスプレイ、又は指針により計測値を表示するアナログディスプレイにより構成されている。
【0028】
メータ表示制御部122は、メータ表示部121を制御するように構成されている。メータ表示制御部122は、1以上のプロセッサと1以上のメモリを含むコンピュータシステムと、アクティブ素子及びパッシブ素子から構成される電子回路を含む。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)のうちの少なくとも一つを含む。メモリは、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)を含む。RAMは、VRAM(Video RAM)を含んでもよい。ROMは、フラッシュメモリを含んでもよい。プロセッサは、ROMに記憶された制御プログラムをRAM上に展開し、RAMとの協働で各種処理を実行するように構成されてもよい。また、コンピュータシステムは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)を含んでもよい。メータ表示制御部122は、例えば、車両制御ユニット4から車両1の車両走行情報を受信した上で、当該車両走行情報を示すメータ表示画面をメータ表示部121に表示する。また、メータ表示制御部122は、車両1の車両走行情報をインフォテイメント表示ユニット13に送信することもできる。
【0029】
メータ表示制御部122は、インジケータユニット14に供給する電流値を決定することもできる。また、メータ表示制御部122は、ハンドルスイッチ3、車両制御ユニット4及び燃料計センサ9の少なくとも一つから受信した各種情報(走行情報データ等)に基づいて、車両状態情報を生成することもできる。当該生成された車両状態情報は、インジケータユニット14に送信される。さらに、メータ表示制御部122は、各種情報(走行情報データ等)に基づいて、インジケータユニット14を制御するための制御信号を生成することもできる。この場合、当該生成された制御信号はインジケータユニット14に送信される。
【0030】
インフォテイメント表示ユニット13は、インフォテイメント表示部131と、通信部132と、インフォテイメント表示制御部133とを備える。インフォテイメント表示ユニット13は、携帯端末30から送信されたインフォテイメント情報をインフォテイメント表示部131上に表示するように構成されている。インフォテイメント表示部131は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイにより構成されている。
【0031】
通信部132は、携帯端末30に通信可能に接続される。通信部132は、例えば、無線により携帯端末30に通信可能に接続された無線通信モジュールとして構成されてもよい。無線通信モジュールは、高周波回路(RF回路)と、送受信アンテナとを有しており、Wi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の無線通信規格に基づいて携帯端末30に接続されてもよい。また、通信部132は、USBケーブル等の有線ケーブルを介して携帯端末30に通信可能に接続されてもよい。この場合、通信部132は、例えば、SDL(Smart Device Link:登録商標)等の規格に基づいて携帯端末30に接続されうる。
【0032】
インフォテイメント表示制御部133は、インフォテイメント表示ユニット13に設けられた各構成要素を制御するように構成されている。インフォテイメント表示制御部133は、メータ表示制御部122と同様のハードウェア構成のコンピュータシステムと電子回路を備えていてもよい。例えば、インフォテイメント表示制御部133は、携帯端末30からインフォテイメント情報を受信した上で、当該インフォテイメント情報をインフォテイメント表示部131に表示する。また、インフォテイメント表示制御部133は、第2信号ケーブル16を介してメータ表示ユニット12のメータ表示制御部122と電気的に接続されている。インフォテイメント表示制御部133は、インフォテイメント表示ユニット13がメータ表示制御部122から車両1の車両走行情報を受信しているとき、車両1の車両走行情報、または車両1の車両走行情報とインフォテイメント情報をインフォテイメント表示部131に表示させうる。
【0033】
インジケータユニット14は、複数のインジケータ141と、インジケータ制御部142とを備える。インジケータ141は、発光部141aと、表示パネル141bとを備える。インジケータ141は、車両状態情報を表示するように構成されている。尚、車両状態情報は、車両1の運転者に対する複数の警告を含みうる。本実施形態において、インジケータ141は、FI(Fuel Injection)システムの障害を車両1の運転者に知らせるためのエンジン警告灯、車両1の進行予定の方向を車両1の運転者に知らせるための方向指示表示灯、冷却水温が所定温度を越えていることを車両1の運転者に知らせるための水温警告灯、ABS機能の障害を車両1の運転者に知らせるためのABS警告灯、ハイビームを照射していることを車両1の運転者に知らせるためのハイビーム警告灯等として機能しうる。
【0034】
発光部141aは、電球や発光ダイオード(LED)等の発光素子を備える。発光部141aは、当該発光素子から出射された光をインジケータユニット14の外部に向けて出射するように構成されている。
【0035】
表示パネル141bは、光を透過可能なアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ガラス等の透光性を有する材料から形成されており、発光部141aから出射された光を透過させるように構成されている。発光部141aから出射された光が表示パネル141bを透過するとき、表示パネル141bの輝度は、表示パネル141bの周囲の輝度よりも高い。
【0036】
インジケータ制御部142は、インジケータユニット14に設けられた各構成要素を制御するように構成されている。インジケータ制御部142は、メータ表示制御部122と同様の構成のコンピュータシステムと電子回路を備えていてもよい。インジケータ制御部142は、メータ表示制御部122から車両状態情報または制御信号を受信すると、当該受信した車両状態情報または制御信号に基づいて、複数の発光部141aのオン/オフの制御を行う。
【0037】
携帯端末30は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット又はウェアラブルデバイスである。携帯端末30は、無線により無線基地局40に通信可能に接続されている。この点において、携帯端末30は、データ通信用のSIMカードを備えていると共に、第4世代(4G)又は第5世代(5G)移動通信システムを通じて無線基地局40に通信可能に接続されてもよい。携帯端末30は、無線基地局40、携帯端末用のコアネットワーク(図示せず)及びIP(Internet Protocol)ネットワーク50を介して外部サーバ60に接続されている。例えば、携帯端末30は、外部サーバ60からインフォテイメント情報(地図情報、音楽情報、メッセージ情報、天気情報等)を受信した上で、当該受信したインフォテイメント情報をインフォテイメント表示ユニット13の通信部132に送信してもよい。一方で、携帯端末30は、通信部132から車両1の車両走行情報を受信した上で、当該受信した車両1の車両走行情報を外部サーバ60に送信してもよい。また、携帯端末30は、携帯端末30の現在位置情報を受信するGPS(Global Positioning System)を備えてもよい。携帯端末30は、外部サーバ60から受信した地図情報とGPSによって取得された現在位置情報とを通信部132に送信してもよい。
【0038】
ハンドルスイッチ3は左ハンドル226に設けられている(図1参照)。ハンドルスイッチ3は、運転者の操作に応じた操作信号を生成した上で、当該操作信号を通信ケーブルを通じてメータ表示制御部122に送信するように構成されている。尚、当該操作信号は、アナログ信号であってもよいし、デジタル信号であってもよい。
【0039】
車両制御ユニット4は、車両1の走行を制御するように構成されている。特に、車両制御ユニット4は、スロットルグリップやブレーキレバー等のHMI(Human Machine Interface)から出力されたアクセル操作信号やブレーキ操作信号に基づいて、駆動源6を制御するように構成されている。車両制御ユニット4は、例えば、少なくとも一つの電子制御ユニット(ECU)により構成されている。ECUは、1以上のプロセッサと1以上のメモリを含むコンピュータシステムと、アクティブ素子及びパッシブ素子から構成される電子回路を含んでもよい。車両制御ユニット4は、車両1に設けられている各種センサから出力された検出信号をCAN(Controller Area Network)通信用ケーブルを通じてメータ表示制御部122に送信するように構成されている。
【0040】
車速センサ5は、車両1の速度を検出すると共に、車両1の速度を示す検出信号を車両制御ユニット4に送信するように構成されている。駆動源回転数センサ7は、駆動源6の回転数を検出すると共に、駆動源6の回転数を示す検出信号を車両制御ユニット4に送信するように構成されている。駆動源6は、車両1の駆動力を生成するように構成されており、エンジン及び/又はモータである。
【0041】
冷却水温度センサ8は、駆動源6を冷却する冷却水の温度を検出すると共に、冷却水の温度を示す検出信号を車両制御ユニット4に送信するように構成されている。尚、駆動源6が水冷式エンジンでない場合には冷却水温度センサ8は車両1に設けられなくてもよい。この場合には、冷却水温度センサ8に代わって、エンジン温度を検出するように構成されたエンジン温度センサが車両1に設けられてもよい。燃料計センサ9は、駆動源6の燃料残量(例えば、ガソリン残量)を検出すると共に、燃料残量を示す検出信号をCAN通信用ケーブルを通じてメータ表示制御部122に送信するように構成されている。また、燃料計センサ9は、燃料残量を示す検出信号を車両制御ユニット4に送信するように構成されていてもよい。尚、駆動源6がモータである場合には燃料計センサ9の代わりにバッテリ残量を検出するバッテリ残量センサが車両1に設けられてもよい。
【0042】
次に、図3を参照して、表示システム2の内部構造について説明する。図3は、表示システム2の内部構造の概略図である。
【0043】
図3に例示するように、メータ表示ユニット12は、第2基板123と、第1アダプタ124と、第2アダプタ125と、第2ハウジング部126とを備える。第2基板123は略長方形状の外形を有する平板状の硬質基板である。第2基板123は、硬質の絶縁体と、回路パターンと、アース回路とを有しており、当該回路パターンに対して電気的に接続させた状態で一以上の電子部品が搭載されうる。第2基板123の上部には、メータ表示部121と、第1アダプタ124と、第2アダプタ125とが搭載されている。メータ表示部121は、第2基板123の中央部を含む領域に配置されている。第1アダプタ124は、第2基板123の左端部に設けられている。第2アダプタ125は、第2基板123の右端部に設けられている。第2基板123の下部には、メータ表示制御部122が搭載されている。尚、メータ表示制御部122は、第2基板123の上部に搭載されていてもよい。また、第2基板123には、これら以外の他の電子部品が搭載されていてもよい。他の電子部品としては、例えばコンデンサ、集積回路、ホールIC(Integrated Circuit)、コイル、抵抗器等である。
【0044】
第1アダプタ124は、第1信号ケーブル15のコネクタ(図示せず)を挿入可能な端子を有する。また、第2アダプタ125は、第2信号ケーブル16のコネクタ(図示せず)を挿入可能な端子を有する。本実施形態において、第1アダプタ124の端子には第1信号ケーブル15のコネクタが挿入されており、第2アダプタ125の端子には第2信号ケーブル16のコネクタが挿入されている。
【0045】
第2ハウジング部126は略直方体の外形を有する箱型の部材であり、メータ表示部121と、メータ表示制御部122と、第2基板123と、第1アダプタ124と、第2アダプタ125とを覆うように配置される。第2ハウジング部126は、非透明部126aと、透明部126bとを備える。非透明部126aは、その上面において開口部を有しており、樹脂材料から外形直方体状の箱型形状に形成されている。尚、当該開口部は、第2ハウジング部126の上面のうち、少なくとも第2基板123の厚さ方向においてメータ表示部121の上方に位置する領域を含む部分に対応する。また、樹脂材料としては、例えば、アクリレート系樹脂、エポキシ系樹脂等である。非透明部126aは、外部から内部を視認できないように、例えば黒色の樹脂材料により形成されている。
【0046】
透明部126bは、光を透過可能な樹脂またはガラス板等の板状部材である。透明部126bは、非透明部126aが有する開口部を覆うように配置されている。したがって、車両1の運転者は、透明部126bを介して、メータ表示部121に表示された情報を視認することができる。
【0047】
インフォテイメント表示ユニット13は、第3基板134と、第3アダプタ135と、第3ハウジング部136を備える。第3基板134は第2基板123と同様の構成であってもよい。第3基板134の上部には、インフォテイメント表示部131と、通信部132と、第3アダプタ135とが搭載されている。インフォテイメント表示部131は、第3基板134の中央部を含む領域に配置されている。通信部132は、第3基板134の右端部に設けられている。第3アダプタ135は、第3基板134の左端部に設けられている。第3基板134の下部には、インフォテイメント表示制御部133が搭載されている。尚、インフォテイメント表示制御部133は、第3基板134の上部に搭載されていてもよい。また、第3基板134には、これら以外の他の電子部品が搭載されていてもよい。
【0048】
第3アダプタ135は、第2信号ケーブル16のコネクタ(図示せず)を挿入可能な端子を有する。本実施形態において、第3アダプタ135の端子には第2信号ケーブル16のコネクタが挿入されている。したがって、第2基板123と第3基板134は、第2信号ケーブル16を介して電気的に接続されている。換言すると、メータ表示ユニット12とインフォテイメント表示ユニット13は、第2信号ケーブル16を介して互いに物理的に接続されている。尚、本実施形態において、第2信号ケーブル16は、CAN通信用ケーブルであるが、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)通信用ケーブル等であってもよい。
【0049】
第3ハウジング部136は略直方体の外形を有する箱型の部材であり、インフォテイメント表示部131と、通信部132と、インフォテイメント表示制御部133と、第3基板134と、第3アダプタ135とを覆うように配置される。第3ハウジング部136は、非透明部136aと、透明部136bとを備える。非透明部136aは、その上面において開口部を有しており、非透明部126aと同様の樹脂材料から外形直方体状の箱型形状に形成されている。尚、当該開口部は、第3ハウジング部136の上面のうち、少なくとも第3基板134の厚さ方向においてインフォテイメント表示部131の上方に位置する領域を含む部分に対応する。
【0050】
透明部136bは、光を透過可能な樹脂またはガラス板等の板状部材である。透明部136bは、非透明部136aが有する開口部を覆うように配置されている。したがって、車両1の運転者は、透明部136bを介して、インフォテイメント表示部131に表示された情報を視認することができる。
【0051】
インジケータユニット14は、第1基板143と、第4アダプタ144と、第1ハウジング部145を備える。第1基板143は第2基板123と同様の構成であってもよい。第1基板143の上部には、複数のインジケータ141と、第4アダプタ144とが搭載されている。複数のインジケータ141は、第1基板143の上部において、所定の間隔で並んで配置されている。第4アダプタ144は、第1基板143の右端部に設けられている。第1基板143の下部には、インジケータ制御部142が搭載されている。尚、インジケータ制御部142は、第1基板143の上部に搭載されていてもよい。また、第1基板143には、これら以外の他の電子部品が搭載されていてもよい。
【0052】
第4アダプタ144は、第1信号ケーブル15のコネクタ(図示せず)を挿入可能な端子を有する。本実施形態において、第4アダプタ144の端子には第1信号ケーブル15のコネクタが挿入されている。したがって、第1基板143と第2基板123は第1信号ケーブル15を介して電気的に接続されている。換言すると、メータ表示ユニット12とインジケータユニット14は、第1信号ケーブル15を介して互いに物理的に接続されている。尚、第1信号ケーブル15は、例えばLIN(Local Interconnect Network)通信用ケーブルである。
【0053】
第1ハウジング部145は略直方体の外形を有する箱型の部材であり、複数のインジケータ141と、インジケータ制御部142と、第1基板143と、第4アダプタ144とを覆うように配置される。第1ハウジング部145は、非透明部145aと、透明部145bとを備える。非透明部145aは、その上面において開口部を有しており、非透明部126aと同様の樹脂材料から外形直方体状の箱型形状に形成されている。尚、当該開口部は、第1ハウジング部145の上面のうち、少なくとも第1基板143の厚さ方向においてインジケータ141の上方に位置する領域を含む部分に対応する。
【0054】
透明部145bは、光を透過可能なガラス板等の板状部材である。透明部145bは、非透明部145aが有する開口部を覆うように配置されている。また、表示パネル141bの上面には、車両1の運転者に対する警告を示す文字や図形等が描かれている。したがって、発光部141aから光が出射されると、車両1の運転者は、透明部145bを介して、表示パネル141bに表示された車両1の運転者に対する警告を含む車両状態情報を視認することができる。
【0055】
ところで、鞍乗型車両には、メータ表示装置、インジケータ、インフォテイメント表示装置等の車載品が搭載されることが多い。従来は、例えば、同一の基板上にこれらの車載品を搭載させて一つのメータモジュールを構成し、当該メータモジュールを鞍乗型車両に搭載させることで、これらの車載品を鞍乗型車両に搭載させていた。しかしこの場合、メータモジュールが備えるべき車載品は鞍乗型車両ごとに異なり、要求されるレイアウトも鞍乗型車両ごとに異なるため、メータモジュールは鞍乗型車両ごとに新規に設計する必要がある。したがって、このようなメータモジュールにおいては、車載品の選択や配置の自由度は小さい。また例えば、基板に搭載された車載品の一部が故障した場合、車載品単位ではなく、メータモジュール単位で修理または交換しなければならない。そこで発明者は、メータ表示装置、インジケータ及びインフォテイメント表示装置のそれぞれを信号ケーブルを介して物理的に接続することで、これらをモジュール化することなく鞍乗型車両に搭載させることができるのではないかと考えるに至った。
【0056】
本実施形態に係る表示システム2によれば、インジケータユニット14、メータ表示ユニット12及びインフォテイメント表示ユニット13は、それぞれが独立した別体のユニットであり、当該各ユニットが組み合わされることで表示システム2が構築される。また、インジケータユニット14とメータ表示ユニット12は、第1信号ケーブル15を介して互いに物理的に接続され、メータ表示ユニット12とインフォテイメント表示ユニット13は、第2信号ケーブル16を介して互いに物理的に接続される。したがって、インジケータユニット14、メータ表示ユニット12及びインフォテイメント表示ユニット13の配置位置を比較的自由に決定することができる。このように、表示システム2は、設計自由度(レイアウトの自由度)を高めることができる。また、これらのユニットのうち一部のユニットが故障した場合、当該故障したユニットのみを交換または修理すればよいので、表示システム2はメンテナンス性も高い。
【0057】
また、本実施形態に係る表示システム2によれば、インジケータユニット14は、複数のインジケータ141が搭載された第1基板143と、少なくとも第1基板143を覆うように配置された第1ハウジング部145とを備えている。メータ表示ユニット12は、メータ表示部121が搭載された第2基板123と、少なくとも第2基板123を覆うように配置された第2ハウジング部126とを備えている。インフォテイメント表示ユニット13は、インフォテイメント表示部131が搭載された第3基板134と、少なくとも第3基板134を覆うように配置された第3ハウジング部136とを備えている。これらのユニットは、それぞれが別々の基板とハウジング部を備えているため、それぞれが独立した別体のユニットである。そして、表示システム2は、これらのユニットを自由に組み合わせることで構築されるので、設計自由度及びメンテナンス性が高い。
【0058】
また、本実施形態に係る表示システム2によれば、第1信号ケーブル15はLIN通信用ケーブルである。したがって、例えば第1信号ケーブル15がCAN通信用ケーブルである場合に比べて、メータ表示ユニット12とインジケータユニット14間での通信に必要なケーブルを簡略化することができる。
【0059】
また、本実施形態に係る表示システム2によれば、インジケータユニット14は、複数のインジケータ141を制御するように構成されているインジケータ制御部142を備えている。したがって、メータ表示ユニット12は、メータ表示部121を制御する機能を有していればよく、複数のインジケータを制御する機能は有していなくてもよい。このため、メータ表示ユニット12とインジケータユニット14の独立性を高めることができる。
【0060】
以上、本発明の実施形態について説明をしたが、本発明の技術的範囲が本実施形態の説明によって限定的に解釈されるべきではないのは言うまでもない。本実施形態は単なる一例であって、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、様々な実施形態の変更が可能であることが当業者によって理解されるところである。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲に記載された発明の範囲及びその均等の範囲に基づいて定められるべきである。
【0061】
本実施形態において、インジケータユニット14はインジケータ制御部142を備えているが、インジケータユニット14はインジケータ制御部142を備えていなくてもよい。この場合、メータ表示ユニット12のメータ表示制御部122は、メータ表示部121の動作を制御するのみならず、複数のインジケータ141も制御するように構成されている。例えば、メータ表示制御部122が、インジケータユニット14に供給する電流値を決定することで、複数のインジケータ141のオン/オフ制御が行われる。この場合、インジケータユニット14は、複数のインジケータ141を制御する機能を有していなくてもよいため、インジケータユニット14の構成をより簡略化させることができる。
【0062】
本実施形態において、第1信号ケーブル15は、LIN通信用ケーブルであるが、例えば、CAN通信用ケーブル等であってもよい。
【符号の説明】
【0063】
1:鞍乗型車両(車両)
2:表示システム
3:ハンドルスイッチ
4:車両制御ユニット
5:車速センサ
6:駆動源
7:駆動源回転数センサ
8:冷却水温度センサ
9:燃料計センサ
12:メータ表示ユニット
13:インフォテイメント表示ユニット
14:インジケータユニット
15:第1信号ケーブル
16:第2信号ケーブル
30:携帯端末
40:無線基地局
50:IPネットワーク
60:外部サーバ
121:メータ表示部
122:メータ表示制御部
123:第2基板
124:第1アダプタ
125:第2アダプタ
126:第2ハウジング部
126a:非透明部
126b:透明部
131:インフォテイメント表示部
132:通信部
133:インフォテイメント表示制御部
134:第3基板
135:第3アダプタ
136:第3ハウジング部
136a:非透明部
136b:透明部
141:インジケータ
141a:発光部
141b:表示パネル
142:インジケータ制御部
143:第1基板
144:第4アダプタ
145:第1ハウジング部
145a:非透明部
145b:透明部
210:スクリーン
220:ハンドル
225:ブレーキレバー
226:左ハンドル
227:右ハンドル
228:ブレーキレバー
229:スロットルグリップ
230:メインスイッチキー
232:左サイドミラー
233:右サイドミラー
図1
図2
図3