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特開2022-58457レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するための機器、システム、および方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022058457
(43)【公開日】2022-04-12
(54)【発明の名称】レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するための機器、システム、および方法
(51)【国際特許分類】
   G01M 11/02 20060101AFI20220405BHJP
   G02C 13/00 20060101ALI20220405BHJP
【FI】
G01M11/02 B
G02C13/00
【審査請求】有
【請求項の数】22
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021214210
(22)【出願日】2021-12-28
(62)【分割の表示】P 2018537756の分割
【原出願日】2017-01-23
(31)【優先権主張番号】62/286,330
(32)【優先日】2016-01-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FLASH
2.MATLAB
3.VISUAL BASIC
4.SHOCKWAVE
(71)【出願人】
【識別番号】515337844
【氏名又は名称】6 オーバー 6 ビジョン リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118256
【弁理士】
【氏名又は名称】小野寺 隆
(72)【発明者】
【氏名】リモン オフェール
(72)【発明者】
【氏名】レヴィー シャハール
(72)【発明者】
【氏名】ズロトニク アレクサンダー
(72)【発明者】
【氏名】アヴィヴ マヤ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】眼鏡のレンズの1つ以上の光学パラメータを決定する機器、システムおよび/または方法を含む。
【解決手段】例えば、製品は、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのコンピュータプロセッサが、眼鏡のレンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射の少なくとも1つの取り込まれた画像を処理させ、少なくとも1つの取り込まれた画像に少なくとも基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定させることを可能にするように動作可能なコンピュータ実行命令を備える1つ以上の有形のコンピュータ可読非一時的格納媒体を含み得る。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのコンピュータプロセッサが、コンピューティング装置に、
眼鏡のレンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射の少なくとも1つの取り込まれた画像を処理させ、
前記少なくとも1つの取り込まれた画像に少なくとも基づいて前記レンズの1つ以上の光学パラメータを決定させる
ことを可能にするように動作可能なコンピュータ実行命令を備える1つ以上の有形のコンピュータ可読非一時的格納媒体を含む製品。
【請求項2】
前記取り込まれた画像がカメラによって取り込まれた画像を含み、前記命令が、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記少なくとも1つの反射および前記レンズの面と前記カメラの面との間の相対角度に基づいて前記レンズの1つ以上の光学パラメータを決定させる、請求項1に記載の製品。
【請求項3】
前記命令が、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記少なくとも1つの反射に基づいて前記相対角度を決定させる、請求項2に記載の製品。
【請求項4】
前記少なくとも1つの反射が、前記レンズの前面上の前記フラッシュの第1の反射および前記レンズの後面上の前記フラッシュの第2の反射を含み、前記命令が、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記第1の反射と前記第2の反射との間の少なくとも1つの変位に基づいて前記相対角度を決定させる、請求項2に記載の製品。
【請求項5】
前記少なくとも1つの変位が、垂直変位または水平変位のうちの少なくとも1つを含む、請求項4に記載の製品。
【請求項6】
前記命令が、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記レンズの中心に対する前記少なくとも1つの反射の相対位置に基づいて前記相対角度を決定させる、請求項2に記載の製品。
【請求項7】
前記取り込まれた画像は、前記レンズを介して取り込まれた第1の基準物体の第1の基準物体画像および前記レンズを介さずに取り込まれた第2の基準物体の第2の基準物体画像を含み、前記命令が、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記第1の基準物体画像および前記第2の基準物体画像に基づいて前記レンズの中心を決定させる、請求項6に記載の製品。
【請求項8】
前記命令が、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記取り込まれた画像内の前記少なくとも1つの反射の直径サイズに基づいて前記レンズの球面度数を決定させる、請求項1~7のいずれか一項に記載の製品。
【請求項9】
前記命令が、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記取り込まれた画像内の少なくとも1つの反射の変形に基づいて前記レンズの円柱度数または前記レンズの円柱軸のうちの少なくとも1つを決定させる、請求項1~7のいずれか一項に記載の製品。
【請求項10】
前記取り込まれた画像が、前記レンズを介してカメラによって取り込まれた基準物体の基準物体画像を含み、前記命令が、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記基準物体と前記基準物体画像との間の比較に基づいて前記レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定させ;前記少なくとも1つの反射に基づいて前記レンズの面と前記カメラの面との間の相対角度を決定させ;前記相対角度および前記1つ以上の推定光学パラメータに基づいて前記レンズの1つ以上の光学パラメータを決定させる、請求項1~7のいずれか一項に記載の製品。
【請求項11】
前記命令が、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記基準物体の基準寸法と、前記基準物体画像内の前記基準寸法の画像化された寸法との間の倍率に基づいて前記レンズの推定球面度数を決定させ、前記相対角度および前記推定球面度数に基づいて前記レンズの球面度数を決定させる、請求項10に記載の製品。
【請求項12】
前記命令が、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記基準物体の1つ以上の基準寸法と、前記基準物体画像内の前記1つ以上の基準寸法の1つ以上のそれぞれの画像化された寸法との間の変形に基づいて前記レンズの推定円柱度数または前記レンズの推定円柱軸のうちの少なくとも1つを決定させ、前記相対角度および前記推定円柱度数または前記推定円柱軸のうちの少なくとも1つに基づいて前記レンズの円柱度数または前記レンズの円柱軸のうちの少なくとも1つを決定させる、請求項10に記載の製品。
【請求項13】
前記少なくとも1つの反射が、前記レンズの前面からの前記フラッシュの第1の反射、および前記レンズの後面からの前記フラッシュの第2の反射を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の製品。
【請求項14】
前記取り込まれた画像が、前記レンズを介して取り込まれた基準物体の基準物体画像を含み、前記命令が、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記第1の反射および前記第2の反射が前記取り込まれた画像内で一致する場合、前記基準物体と前記基準物体画像との間の比較に基づいて前記レンズの1つ以上の光学パラメータを決定させる、請求項13に記載の製品。
【請求項15】
前記命令が、実行されると、前記コンピューティング装置に、少なくとも前記第1の反射および前記第2の反射が一致するまで前記眼鏡を回転するようにユーザに命令をトリガさせる、請求項14に記載の製品。
【請求項16】
前記命令が、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記少なくとも1つの取り込まれた画像の取り込みをトリガさせる、請求項1~7のいずれか一項に記載の製品。
【請求項17】
前記1つ以上の光学パラメータが、少なくとも前記レンズの球面度数を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の製品。
【請求項18】
前記1つ以上の光学パラメータが、前記レンズの円柱度数または円柱軸のうちの少なくとも1つを含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の製品。
【請求項19】
眼鏡のレンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射の少なくとも1つの画像を取り込むためのカメラと、
前記少なくとも1つの取り込まれた画像に少なくとも基づいて、前記レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するためのレンズメータモジュールと
を含むモバイル装置。
【請求項20】
前記取り込まれた画像が、カメラによって取り込まれた画像を含み、前記レンズメータモジュールが、前記少なくとも1つの反射ならびに前記レンズの面と前記カメラの面との間の相対角度に基づいて前記レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するためである、請求項19に記載のモバイル装置。
【請求項21】
眼鏡のレンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法であって、
眼鏡のレンズを介して少なくとも1つの基準物体のカメラによって少なくとも1つの画像を取り込むステップと、
前記レンズの面と前記カメラの面との間の相対角度を決定するステップと、
前記相対角度および前記少なくとも1つの画像に少なくとも基づいて前記レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するステップと
を含む、方法。
【請求項22】
前記基準物体と、前記少なくとも1つの画像内の前記基準物体の少なくとも1つの物体画像との間の比較に基づいて前記相対角度を決定するステップを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記少なくとも1つの画像が、前記レンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射を含み、前記方法が、前記少なくとも1つの反射に基づいて、前記レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定するステップと、前記相対角度および前記レンズの1つ以上の推定光学パラメータに基づいて前記レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するステップとを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記画像内の前記少なくとも1つの反射の直径サイズに基づいて、前記レンズの推定球面度数を決定するステップを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記画像内の少なくとも1つの反射の変形に基づいて、前記レンズの推定円柱度数または前記レンズの推定円柱軸のうちの少なくとも1つを決定するステップを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
前記少なくとも1つの画像が、前記レンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射を含み、前記方法が、前記少なくとも1つの反射に基づいて前記相対角度を決定するステップを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項27】
前記少なくとも1つの反射が、前記レンズの前面上の前記フラッシュの第1の反射および前記レンズの後面上の前記フラッシュの第2の反射を含み、前記方法が、前記第1の反射と前記第2の反射との間の少なくとも1つの変位に基づいて前記相対角度を決定するステップを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記基準物体と、前記少なくとも1つの画像内の前記基準物体の少なくとも1つの物体画像との間の比較に基づいて、前記レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定するステップと、前記相対角度および前記レンズの1つ以上の推定光学パラメータに基づいて前記レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するステップとを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのコンピュータプロセッサが、コンピューティング装置に、請求項21~28のいずれか一項に記載の方法を遂行させることを可能にするように動作可能なコンピュータ実行命令を備える1つ以上の有形のコンピュータ可読非一時的格納媒体を含む製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
本出願は、2016年1月23日に出願された「APPARATUS, SYSTEM AND METHOD OF DETERMINING ONE OR MORE OPTICAL PARAMETERS OF A LENS」と題する米国仮特許出願第62/286,330号の利益および優先権を主張し、2016年5月10日に出願された「APPARATUS, SYSTEM AND METHOD OF DETERMINING ONE OR MORE OPTICAL PARAMETERS OF A LENS」と題するPCT出願第PCT/IB2016/052673号の一部継続出願であり、同様に2015年5月10日に出願された「APPARATUS, SYSTEM AND METHOD OF DETERMINING ONE OR MORE OPTICAL PARAMETERS OF A LENS」と題する米国仮特許出願第62/159,295号、2015年9月10日に出願された「APPARATUS,SYSTEM AND METHOD OF DETERMINING ONE OR MORE OPTICAL PARAMETERS OF A LENS」と題する米国仮特許出願第62/216,757号、ならびに2016年1月23日に出願された「APPARATUS,SYSTEM AND METHOD OF DETERMINING ONE OR MORE OPTICAL PARAMETERS OF A LENS」と題する米国仮特許出願第62/286,331号の利益および優先権を主張し、これら全ての全体の開示は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本明細書に記載の実施形態は、一般に、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定することに関する。
【背景技術】
【0003】
眼鏡および/または処方眼鏡は、眼鏡のフレームに組み立てられたレンズを含むことができる。
【発明の概要】
【0004】
レンズは、1つ以上の光学パラメータを有することができる。レンズの光学パラメータは、例えば、球面度数、円柱度数および/または円柱軸を含むことができる。
【0005】
例えば、眼鏡のユーザが眼鏡を複製する、および/または眼鏡のための予備レンズを製造することを望む場合、レンズの球面度数、円柱度数、および/または円柱軸を決定することは有用であり得る。
【0006】
説明を簡単かつ明瞭にするために、図面に示された要素は必ずしも一定の縮尺で描かれていない。例えば、一部の要素の寸法を、提示を明瞭にするために、他の要素に対して誇張することができる。さらに、図面間で参照番号を繰り返して、対応するまたは類似の要素を示すことができる。図面は以下に示される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】いくつかの例示的な実施形態によるシステムの概略ブロック図である。
図2図2Aおよび図2Bはそれぞれ、いくつかの例示的な実施形態による第1の取り込まれた画像および第2の取り込まれた画像を示す。
図3】いくつかの例示的な実施形態による眼鏡の複数の傾斜角度に対応する複数の取り込まれた画像の概略図である。
図4A図4は、いくつかの例示的な実施形態による測定スキームを概略的に示す。
図4B図4Bは、いくつかの例示的な実施形態による測定スキームを概略的に示す。
図5図5Aおよび5Bは、いくつかの例示的な実施形態による眼鏡の画像を示す。
図6】いくつかの例示的な実施形態による眼鏡の画像を示す。
図7】いくつかの例示的な実施形態による反射スキームの概略図である。
図8】いくつかの例示的な実施形態によるレンズの1つ以上の光学パラメーターを決定する方法の概略フローチャート図である。
図9】いくつかの例示的な実施形態による、測定スキームの概略図である。
図10】いくつかの例示的な実施形態による、ディスプレイ上に表示される物体の画像の概略図である。
図11A】いくつかの例示的な実施形態による4つのそれぞれの相対的な倍率グラフの概略図である。
図11B】いくつかの例示的な実施形態による4つのそれぞれの相対的な倍率グラフの概略図である。
図11C】いくつかの例示的な実施形態による4つのそれぞれの相対的な倍率グラフの概略図である。
図11D】いくつかの例示的な実施形態による4つのそれぞれの相対的な倍率グラフの概略図である。
図12】いくつかの例示的な実施形態による、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法の概略図である。
図13】いくつかの例示的な実施形態による、測定スキームの概略図である。
図14】いくつかの例示的な実施形態による、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法の概略的なフローチャート図である。
図15】いくつかの例示的な実施形態による、測定スキームの概略図である。
図16】いくつかの例示的な実施形態による、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法の概略的なフローチャート図である。
図17】いくつかの例示的な実施形態による、測定スキームの概略図である。
図18】いくつかの例示的な実施形態による、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法の概略的なフローチャート図である。
図19】いくつかの例示的な実施形態による、測定スキームの概略図である。
図20】いくつかの例示的な実施形態による、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法の概略的なフローチャート図である。
図21】いくつかの例示的な実施形態による、測定スキームの概略図である。
図22】いくつかの例示的な実施形態による、測定スキームの概略図である。
図23】いくつかの例示的な実施形態による、較正スキームの概略図である。
図24】いくつかの例示的な実施形態による、物体の画像の概略図である。
図25】いくつかの例示的な実施形態による、物体の画像の概略図である。
図26】いくつかの例示的な実施形態による、物体の画像の概略図である。
図27】いくつかの例示的な実施形態による、物体の画像の概略図である。
図28】いくつかの例示的な実施形態による、円形リング物体の楕円曲線フィットの概略図である。
図29】いくつかの例示的な実施形態による、眼鏡の2つのレンズを介して取り込まれた物体の画像の概略図である。
図30】いくつかの例示的な実施形態による、眼鏡のレンズの瞳孔間距離を決定する方法の概略フローチャート図である。
図31】いくつかの例示的な実施形態による、カメラと眼鏡との間の距離を決定する方法の概略フローチャート図である。
図32】いくつかの例示的な実施形態による、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法の概略フローチャート図である。
図33】いくつかの例示的な実施形態による、製品の概略図である。
図34】いくつかの例示的な実施形態による、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法の概略フローチャート図である。
図35】いくつかの例示的な実施形態による、製品の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の詳細な説明では、いくつかの実施形態の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が述べられている。しかしながら、当業者であれば、これらの具体的な詳細なしでいくつかの実施形態を実施できることを理解するであろう。他の例では、周知の方法、手順、構成要素、ユニットおよび/または回路は、議論を不明瞭にしないように詳細には記載されていない。
【0009】
以下の詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビットまたはバイナリデジタル信号に対する演算のアルゴリズムおよび記号表現に関して提示される。これらのアルゴリズムの説明および表現は、データ処理技術の当業者が彼らの仕事の内容を他の当業者に伝えるために使用する技術とすることができる。
【0010】
アルゴリズムは、ここでは、一般的に、所望の結果を導く行動または動作の自己一貫したシーケンスとみなされる。これには、物理量の物理的加工が含まれる。通常、必ずしも必要ではないが、これらの量は、格納、転送、結合、比較、および他の方法で動作できる電気または磁気信号の形態をとらえる。これらの信号をビット、値、要素、記号、文字、用語、数字などと称することは、主に一般的な使用のために、時には便利であることが判明している。しかしながら、これらの用語および類似の用語はすべて、適切な物理量と関連付けられており、これらの量に適用される便利なラベルに過ぎないことを理解されたい。
【0011】
例えば、「処理する」、「コンピューティングする(computing)」、「演算する」、「決定する」、「確立する」、「分析する」、「確認する」などの用語を利用する本明細書の議論は、コンピュータのレジスタおよび/またはメモリ内の物理量(例えば、電子)として表されるデータを、コンピュータのレジスタおよび/またはメモリまたは動作および/またはプロセスを遂行する命令を格納することができる他の情報格納媒体内で物理量として同様に表される他のデータに、動作および/または変換するコンピュータ、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティングシステム、または他の電子コンピューティング装置の動作(複数含む)および/またはプロセスを参照することができる。
【0012】
本明細書で使用する「複数(plurality)」および「複数(a plurality)」という用語は、例えば、「複数」または「2つ以上」を含む。例えば、「複数のアイテム」は、2つ以上のアイテムを含む。
【0013】
「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」、「様々な実施形態」などの言及は、そのように記載された実施形態が、特定の形体、構造、または特性を含むことができるが、すべての実施形態が、特定の形体、構造、または特性を必ず含まない。さらに、「一実施形態では」という語句を繰り返し使用することは、同一の実施形態を指しているかもしれないが、必ずしも指すとは限らない。
【0014】
本明細書で使用されるように、他に特定されない限り、共通物体を記述するための序数形「第1」、「第2」、「第3」などの使用は、単に類似物体の異なる例が参照されたことを示し、そのように記述された物体が、時間的、空間的、順位付け、または任意の他の形態のいずれかの所与の順序でなければならないこと意味することを意図しない。
【0015】
いくつかの実施形態は、例えば、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、またはハードウェアおよびソフトウェアの両方の要素を含む実施形態の形態を取り込むことができる。いくつかの実施形態は、ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含むが、これに限定されないソフトウェアで実行することができる。
【0016】
さらに、いくつかの実施形態は、コンピュータまたは任意の命令実行システムによってまたはそれらと共に使用するためのプログラムコードを提供するコンピュータ使用可能またはコンピュータ可読媒体からアクセス可能なコンピュータプログラム製品の形態を取り込むことができる。例えば、コンピュータ使用可能またはコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、機器、または装置によってまたはそれらと共に使用するためのプログラムを含む、格納する、通信する、伝播する、または転送することができる任意の機器であり得るかまたはそれらを含むことができる。
【0017】
いくつかの例示的な実施形態では、媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、または半導体システム(または機器または装置)または伝搬媒体とすることができる。コンピュータ可読媒体のいくつかの例示的な例には、半導体または固体メモリ、磁気テープ、取り外し可能コンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)、読み出し専用メモリ(ROM:read‐only memory)、フラッシュメモリ、剛性磁気ディスク、および光ディスクを含むことができる。光ディスクのいくつかの例示的な例には、コンパクトディスク-リードオンリメモリ(CD-ROM:compact disc read‐only memory)、コンパクトディスク読み込み/書込み(CD-R/W:Compact Disc Rewritable)、およびDVDが含まれる。
【0018】
いくつか例示的な実施形態では、プログラムコードを格納および/または実行するために好適なデータ処理システムは、例えば、システムバスを介してメモリ要素に直接的または間接的に結合された少なくとも1つのプロセッサを含むことができる。メモリ要素は、例えば、プログラムコードの実際の実行中に使用されるローカルメモリ、大容量ストレージ、および実行中の大容量ストレージからコードを取り出さなければならない回数を減らすために少なくともいくつかのプログラムコードの一時格納を提供することができるキャッシュメモリを含むことができる。
【0019】
いくつかの例示的な実施形態では、入出力またはI/O(input/output)装置(キーボード、ディスプレイ、ポインティング装置などを含むが、これに限定されない)を、直接的にまたは介在するI/Oコントローラを介してのいずれかでシステムに結合することができる。いくつかの例示的な実施形態では、ネットワークアダプタを、システムに結合して、例えば、介在するプライベートネットワークまたはパブリックネットワークを介して、データ処理システムを他のデータ処理システムまたは遠隔プリンタまたは格納装置に結合するようにさせることができる。いくつかの例示的な実施形態では、モデム、ケーブルモデム、およびイーサネット(登録商標)カードは、ネットワークアダプタのタイプの実例である。他の好適な構成要素を使用することができる。
【0020】
いくつかの実施形態は、1つ以上の有線または無線リンクを含むことができ、無線通信の1つ以上の構成要素を利用することができ、無線通信の1つ以上の方法またはプロトコルなどを利用することができる。いくつかの実施形態は、有線通信および/または無線通信を利用することができる。
【0021】
いくつかの実施形態は、例えば、携帯電話、スマートフォン、モバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、ハンドヘルド装置、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:Personal Digital Assistant)装置、ハンドヘルドPDA装置、モバイルまたはポータブル装置、非モバイルまたは非ポータブル装置、セルラフォン、無線電話、1つ以上の内部アンテナおよび/または外部アンテナを有する装置、無線ハンドヘルド装置などの様々な装置およびシステムと組み合わせて使用することができる。
【0022】
ここで、いくつかの例示的な実施形態による、システム100のブロック図を概略的に示す図1を参照する。
【0023】
図1に示すように、いくつかの例示的な実施形態では、システム100は、コンピューティング装置102を含むことができる。
【0024】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102を、好適なハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素、例えば、プロセッサ、コントローラ、メモリユニット、格納ユニット、入力ユニット、出力ユニット、通信ユニット、オペレーティングシステム、アプリケーションなどを使用して実装することができる。
【0025】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、例えば、コンピューティング装置、携帯電話、スマートフォン、セルラフォン、ノートブック、モバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、ハンドヘルド装置、PDA装置、ハンドヘルドPDA装置、無線通信装置、無線通信装置を組み込んだPDA装置などを含むことができる。
【0026】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、例えば、プロセッサ191、入力ユニット192、出力ユニット193、メモリユニット194、および/または格納ユニット195のうちの1つ以上を含むことができる。装置102は、他の好適なハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素を任意に含むことができる。いくつかの例示的な実施形態では、装置102の1つ以上の構成要素のいくつかまたはすべてを共通のハウジングまたはパッケージに封入することができ、1つ以上の有線または無線リンクを使用して相互接続または動作可能に関連付けることができる。他の実施形態では、装置102の1つ以上の構成要素を、複数のまたは別個の装置に分散することができる。
【0027】
いくつかの例示的な実施形態では、プロセッサ191は、例えば、中央処理装置(CPU:central processing unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)、1つ以上のプロセッサコア、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、マルチコアプロセッサ、マイクロプロセッサ、ホストプロセッサ、コントローラ、複数のプロセッサもしくはコントローラ、チップ、マイクロチップ、1つ以上の回路、回路素子、ロジックユニット、集積回路(IC:integrated circuit)、特定用途向けIC(ASIC:application specific integrated circuit)、または任意の他の好適な多目的もしくは特定のプロセッサもしくはコントローラを含むことができる。プロセッサ191は、例えば、装置102のオペレーティングシステム(OS:operating system)および/または1つ以上の好適なアプリケーションの命令を実行することができる。
【0028】
いくつかの例示的な実施形態では、入力ユニット192は、例えば、キーボード、キーパッド、マウス、タッチスクリーン、タッチパッド、トラックボール、スタイラス、マイクロフォン、または他の好適なポインティング装置もしくは入力装置を含んでもよい。出力ユニット193は、例えば、モニタ、スクリーン、タッチスクリーン、フラットパネルディスプレイ、発光ダイオード(LED:light‐emitting diode)ディスプレイユニット、液晶ディスプレイ(LCD:liquid crystal display)ディスプレイユニット、プラズマディスプレイユニット、1つ以上のオーディオスピーカもしくはイヤホン、または他の好適な出力装置を含むことができる。
【0029】
いくつかの例示的な実施形態では、メモリユニット194は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM:random acces memory)、リードオンリメモリ(ROM:read-only memory)、ダイナミックRAM(DRAM:dynamic random access memory)、同期DRAM(SD-RAM:synchronous dynamic random access memory)、フラッシュメモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、キャッシュメモリ、バッファ、短期メモリユニット、長期メモリユニット、または他の好適なメモリユニットを含む。格納ユニット195は、例えば、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、コンパクトディスク(CD:compact disc)ドライブ、CD-ROMドライブ、DVD(digital versatile disc)ドライブ、または他の好適なリムーバブルもしくは非リムーバブル格納ユニットを含んでもよい。例えば、メモリユニット194および/または格納ユニット195は、装置102によって処理されたデータを格納することができる。
【0030】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、無線および/または有線のネットワーク103を介して1つ以上の他の装置と通信するように構成することができる。
【0031】
いくつかの例示的な実施形態では、ネットワーク103は、有線ネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN:local area network)、無線LAN(WLAN:Wireless Local Area Network)ネットワーク、ラジオネットワーク、セルラネットワーク、無線フィデリティ(WiFi:Wireless Fidelity)ネットワーク、IRネットワーク、Bluetooth(登録商標)(BT)ネットワークなどを含むことができる。
【0032】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、例えば、本明細書で記載するように、1人以上のユーザが装置102の1つ以上のプロセス、アプリケーションおよび/またはモジュールと対話できるようにすることができる。
【0033】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、1つ以上の動作、モジュール、プロセス、手順などを遂行および/または実行するように構成することができる。
【0034】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、例えば、後記するように、例えば、装置102のユーザによって提供される眼鏡のレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0035】
いくつかの例示的な実施形態では、システム100は、例えば、後記するような、例えば、補助光学手段を全く使用しなくても、眼鏡のレンズのレンズメータまたはレンズメータ分析を遂行するように構成することができる。
【0036】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズの1つ以上の光学パラメータは、レンズの球面度数、円柱度数および/または円柱軸を含むことができる。
【0037】
いくつかの例示的な実施形態では、システム100は、例えば、後記するように、球面レンズの焦点屈折力、円柱レンズの焦点屈折力および軸、円柱軸、眼鏡のフレームに組み立てられた2つのレンズの中心間の距離、ならびに/またはレンズの任意の他の光学パラメータを分析するように構成することができる。
【0038】
いくつかの例示的な実施形態では、システム100は、例えば、後記するように、装置102のユーザによって提供されるレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成された少なくとも1つのサービス、モジュール、コントローラ、および/またはアプリケーション160を含むことができる。
【0039】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、眼鏡のレンズのレンズメータまたはレンズメータ分析を遂行するように構成されるレンズメータモジュールの機能性を含むことができ、および/または遂行することができる。
【0040】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、ソフトウェア、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、プログラム、サブルーチン、命令、命令セット、コンピューティングコード、ワード、値、シンボルなどを含むことができ、またはそれらとして実装されてもよい。
【0041】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、装置102によって実行されるローカルアプリケーションを含むことができる。例えば、メモリユニット194および/または格納ユニット195は、アプリケーション160をもたらす命令を格納することができ、および/またはプロセッサ191は、例えば、後記するように、アプリケーション160をもたらす命令を実行するように構成することができる。
【0042】
他の実施形態では、アプリケーション160は、任意の好適なコンピューティングシステム、例えばサーバ170によって実行される遠隔アプリケーションを含むことができる。
【0043】
いくつかの例示的な実施形態では、サーバ170は、少なくとも遠隔サーバ、ウェブベースのサーバ、クラウドサーバ、および/または他の任意のサーバを含むことができる。
【0044】
いくつかの例示的な実施形態では、サーバ170は、アプリケーション160をもたらす命令を格納した好適なメモリおよび/または格納ユニット174、および例えば、後記するような命令を実行するための好適なプロセッサ171を含むことができる。
【0045】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、遠隔アプリケーションとローカルアプリケーションとの組み合わせを含むことができる。
【0046】
一例では、アプリケーション160は、アプリケーション160を、装置102のユーザによってローカルに実行することができるように、他のコンピューティングシステム、例えば、サーバ170から装置102のユーザによってダウンロードおよび/または受信され得る。例えば、命令は、例えば、装置102のプロセッサ191によって実行される前に、例えば、装置102のメモリまたは任意の好適な短期間メモリもしくはバッファに一時的に受信されて格納することができる。
【0047】
別の例では、アプリケーション160は、装置102によってローカルに実行されるフロントエンドと、サーバ170によって実行されるバックエンドとを含むことができる。例えば、ユーザのレンズの1つ以上の光学パラメータを決定する1つ以上の第1の動作は、例えば、装置102によって、ローカルに、および/または1つ以上の光学パラメータを決定する1つ以上の第2の動作は、例えば、後記するように、例えば、サーバ170によって、遠隔的に遂行することができる。
【0048】
他の実施形態では、アプリケーション160は、任意の他の好適なコンピューティング機器および/またはスキームを含むことができる。
【0049】
いくつかの例示的な実施形態では、システム100は、装置102のユーザとシステム100の1つ以上の要素、例えば、アプリケーション160との間をインターフェースするためのインターフェース110を含むことができる。
【0050】
いくつかの例示的な実施形態では、インターフェース110は、任意の好適なハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素、例えば、プロセッサ、コントローラ、メモリユニット、格納ユニット、入力ユニット、出力ユニット、通信ユニット、オペレーティングシステム、および/またはアプリケーションを使用して実装することができる。
【0051】
いくつかの実施形態では、インターフェース110は、システム100の任意の好適なモジュール、システム、装置、または構成要素の一部として実装することができる。
【0052】
他の実施形態では、インターフェース110は、システム100の別個の要素として実装することができる。
【0053】
いくつかの例示的な実施形態では、インターフェース110を、装置102の一部として実装することができる。例えば、インターフェース110は、装置102の一部として、関連付けられてもよく、および/または含むことができる。
【0054】
一例では、インターフェース110は、例えば、ミドルウェアとして、および/または装置102の任意の好適なアプリケーションの一部として実装され得る。例えば、インターフェース110は、アプリケーション160の一部として、および/または装置102のOSの一部として実装することができる。
【0055】
いくつかの例示的な実施形態では、インターフェース160を、サーバ170の一部として実装することができる。例えば、インターフェース110を、サーバ170の一部として、関連付けられてもよく、および/または含むことができる。
【0056】
一例では、インターフェース110は、ウェブベースのアプリケーション、ウェブサイト、ウェブページ、プラグイン、ActiveXコントロール、リッチコンテンツ構成要素(例えば、FlashまたはShockwave構成要素)などを含むことができ、また一部であり得る。
【0057】
いくつかの例示的な実施形態では、インターフェース110を、例えば、システム100の要素間および/または1つ以上の他の、例えば、内部または外部の当事者、ユーザ、アプリケーションおよび/またはシステムに、情報および/または通信を通信するために、例えば、ゲートウェイ(GW:gateway)112および/またはアプリケーションプログラミングインタフェース(API:application programming interface)114に関連付けてもよく、および/または含むことができる。
【0058】
いくつかの実施形態では、インターフェース110は、任意の好適なグラフィックユーザインタフェース(GUI:Graphic-User-Interface)116および/または他の好適なインターフェースを含むことができる。
【0059】
いくつかの例示的な実施形態では、システム100は、画像取り込み装置によって取り込まれた1つ以上の物体を表示するようにおよび/または後記するように、情報、物体、命令および/または他のコンテンツを、例えば、ユーザに、表示するように構成されたディスプレイ130を含むことができる。
【0060】
いくつかの例示的な実施形態では、ディスプレイ130は、別個のディスプレイ、スタンドアロンディスプレイ、および/または例えば、システム100の他の要素とは別個のディスプレイ装置を含むことができる。
【0061】
いくつかの例示的な実施形態では、ディスプレイ130は、装置102の一部またはサーバ170の一部とすることができる。
【0062】
いくつかの例示的な実施形態では、ディスプレイ130は、他のコンピューティングシステム、例えば、ラップトップ、デスクトップなどの一部とすることができる。
【0063】
いくつかの例示的な実施形態では、ディスプレイ130は、例えば、モニタ、画面、接触式画面、フラットパネルディスプレイ、LEDディスプレイユニット、LCDディスプレイユニット、プラズマディスプレイユニット、1つ以上のオーディオスピーカ、イヤホン、および/または任意の他の好適な構成要素を含むことができる。
【0064】
いくつかの例示的な実施形態では、インターフェース110のGUI116をディスプレイ130に表示することができる。
【0065】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記されるように、例えば、物体の少なくとも1つの取り込み画像に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0066】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、少なくとも1つの画像を取り込むように構成された、画像取り込み装置、例えば、カメラ118または任意の他の装置を含むことができる。
【0067】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、少なくとも1つの取り込みを取り込むようにカメラ118を制御し、引き起こし、トリガし、および/または指示するように構成することができる。
【0068】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、取り込まれた画像を取り込むように装置102のユーザに指示するように構成することができる。
【0069】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えばカメラ118から直接または間接に少なくとも1つの取り込まれた画像を受信するように構成することができる。
【0070】
一例では、アプリケーション160は、例えば、アプリケーション160が装置102によってローカルに実装されている場合に、レンズの1つ以上の光学パラメータをローカルに決定するように構成することができる。この例によれば、カメラ118は、画像を取り込むように構成されてもよく、アプリケーション160は、例えば、カメラ118から取り込まれた画像を受信し、例えば、後記するように、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0071】
別の例では、アプリケーション160は、例えば、アプリケーション160がサーバ170によって実装される場合、または例えば、アプリケーション160のフロントエンドが装置102によって実装されている間に、アプリケーション160のバックエンドがサーバ170によって実装される場合に、レンズの1つ以上の光学パラメータを遠隔的に決定するように構成することができる。この例によれば、カメラ118を、画像を取り込むように構成することができ、アプリケーション160のフロントエンドを、取り込まれた画像を受信するように構成することができ、サーバ170および/またはアプリケーション160のバックエンドを、例えば、アプリケーション160のフロントエンドから受信した情報に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0072】
一例では、装置102および/またはアプリケーション160のフロントエンドを、取り込まれた画像、および任意選択で、例えば、後記するような追加情報を、例えばネットワーク103を介してサーバ170に送信するように構成することができ、および/またはサーバ170および/またはアプリケーション160のバックエンドを、取り込まれた画像を受信し、例えば、装置102から取り込まれた画像に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0073】
いくつかの例示的な実施形態では、少なくとも1つの取り込まれた画像は、眼鏡のレンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射を含むことができる。
【0074】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、眼鏡のレンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射を含む少なくとも1つの取り込まれた画像を取り込むようにカメラ118を制御し、引き起こし、トリガし、および/または指示するように構成することができる。
【0075】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、眼鏡のレンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射を含むように取り込まれた画像を取り込むように装置102のユーザに指示するように構成することができる。
【0076】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、複数の画像を取り込むように装置102を引き起こしている間、例えば、眼鏡を傾けている間、少なくとも1つの取り込まれた画像を取り込むように装置102のユーザに指示するように構成することができる。
【0077】
他の実施形態では、少なくとも1つの取り込まれた画像は、例えば、後記するように、眼鏡のレンズを介して取り込まれた少なくとも1つの基準物体を含むことができる。
【0078】
一例では、少なくとも1つの取り込まれた画像は、例えば、後記するように、眼鏡のレンズを介して取り込まれた少なくとも1つの基準物体および眼鏡のレンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射の両方を含むことができる。
【0079】
別の例では、少なくとも1つの取り込まれた画像は、複数の取り込まれた画像を含むことができる。例えば、第1の取り込まれた画像は、眼鏡のレンズを介して取り込まれた少なくとも1つの基準物体を含むことができ、第2の取り込まれた画像は、眼鏡のレンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射を含むことができる。この例によれば、第1および第2の画像は連続して取り込まれてもよく、例えば、第2の画像は第1の画像の後に取り込まれてもよいか、または第1の画像は第2の画像の後に取り込まれてもよい。
【0080】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、後記するように、少なくとも1つの反射は、レンズの前面からのフラッシュの第1の反射およびレンズの後面からのフラッシュの第2の反射を含むことができる。
【0081】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、例えば、取り込まれた画像が取り込まれる場合、眼鏡のレンズ上に反射することができるフラッシュライト(「フラッシュ」)を生成するように構成されるフラッシュ装置122を含むことができる。
【0082】
一例では、アプリケーション160は、例えば、取り込まれた画像が取り込まれる場合、フラッシュを生成するようにフラッシュ装置122を制御し、引き起こし、トリガし、および/または指示するように構成することができる。
【0083】
別の例では、アプリケーション160は、フラッシュ装置122を使用して取り込まれた画像を取り込むように装置102のユーザに指示するように構成することができる。
【0084】
いくつかの例示的な実施形態では、フラッシュ装置122は、フラッシュランプ、発光ダイオード(LED)、および/または任意の他の光源を含むことができる。
【0085】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、フラッシュ装置122からの、眼鏡のレンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射の少なくとも1つの取り込まれた画像を処理するように構成することができる。
【0086】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、少なくとも1つの取り込まれた画像に少なくとも基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0087】
いくつかの例示的な実施形態では、1つ以上の光学パラメータは、例えば、後記するように、少なくともレンズの球面度数を含むことができる。
【0088】
いくつかの例示的な実施形態では、1つ以上の光学パラメータは、例えば、後記するように、レンズの円柱度数および/または円柱軸を含むことができる。
【0089】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、少なくとも1つの反射およびレンズの面とカメラ118の面との間の相対角度に基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0090】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、少なくとも1つの反射に基づいて相対角度を決定するように構成することができる。
【0091】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、レンズの前面上のフラッシュの第1の反射とレンズの後面上のフラッシュの第2の反射との間の少なくとも1つの変位に基づいて相対角度を決定するように構成することができる。
【0092】
いくつかの例示的な実施形態では、少なくとも1つの変位は、例えば、後記するように、例えば、第1の反射と第2の反射との間に垂直変位および/または水平変位を含むことができる。
【0093】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、レンズの中心に対する少なくとも1つの反射の相対位置に基づいて相対角度を決定するように構成することができる。
【0094】
一例では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、レンズの中心に対する第1の反射の第1の相対位置および/またはレンズの中心に対する第2の反射の第2の相対位置に基づいて相対角度を決定するように構成することができる。
【0095】
別の例では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、第2の反射に対する第1の反射の位置に基づいて相対角度を決定するように構成することができる。
【0096】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、レンズの中心を決定するように構成することができる。
【0097】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、取り込まれた画像内のレンズを介して取り込まれた第1の基準物体の第1の基準物体画像および取り込まれた画像内のレンズを介さずに取り込まれた第2の基準物体の第2の基準物体画像に基づいて、レンズの中心を決定するように構成することができる。
【0098】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、レンズの1つ以上の推定光学パラメータに基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0099】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、後記するように、例えば、第1の反射および第2の反射に少なくとも基づいて、例えば、レンズの傾きから生じた収差を分析することによって、相対角度を、例えば、レンズの推定光学パラメータに補正係数を適用するために使用することができる。
【0100】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、取り込まれた画像に基づいて、レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0101】
いくつかの例示的な実施形態では、取り込まれた画像は、レンズを介して取り込まれた基準物体の基準物体画像を含むことができる。
【0102】
一例では、基準物体は、例えば、後記するように、ディスプレイ130に表示することができる。
【0103】
一例では、基準物体は、事前に定義された物体、例えば、紙に描かれた物体、ボール紙製の物体などを含むことができる。
【0104】
別の例では、基準物体は、装置102のスクリーン、例えば、スマートフォンのディスプレイに表示され、鏡から反射された物体を含むことができる。この例によれば、取り込まれた画像は、眼鏡のレンズを介して取り込まれた鏡内の物体の反射を含むことができる。
【0105】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、基準物体と基準物体画像との間の比較に基づいて、レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0106】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、相対角度および1つ以上の推定光学パラメータに基づいて、レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0107】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、基準物体の基準寸法と、基準物体画像内の基準寸法の画像化された寸法との間の倍率に基づいてレンズの推定球面度数を決定するように構成することができる。
【0108】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、相対角度および推定球面度数に基づいてレンズの球面度数を決定するように構成することができる。
【0109】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、基準物体の1つ以上の基準寸法と、基準物体画像内の1つ以上の基準寸法の1つ以上のそれぞれの画像化された寸法との間の変形に基づいて、レンズの推定円柱度数および/またはレンズの推定軸を決定するように構成することができる。
【0110】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、相対角度ならびに推定円柱度数および/または推定円柱軸に基づいて、レンズの円柱度数および/またはレンズの円柱軸を決定するように構成することができる。
【0111】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、相対角度を使用せずとも、例えば、補正係数をレンズの推定光学パラメータに適用せずに、例えば、レンズの1つ以上の推定光学パラメータに基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0112】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、第1の反射および第2の反射が取り込まれた画像内で一致する場合、基準物体と基準物体画像との間の比較に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0113】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、相対角度を使用せずとも、例えば、レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定することが可能であるように、少なくとも第1の反射および第2の反射が一致するまで眼鏡を回転するように装置102のユーザに指示をトリガするように構成することができる。
【0114】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、必要な角度までフラッシュに対してレンズを傾けることができるように、2つの反射、例えば、レンズの前面からの前面反射およびレンズの後面からの後面反射を観察することができる。
【0115】
一例では、レンズ面が装置面に対して正確に平行である場合、2つの反射、例えば、前面反射および後面反射は重なることができる。
【0116】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、比較的平面が含まれる場合、明るい反射を観察することができる。
【0117】
いくつかの例示的な実施形態では、非常に明るい光反射は、レンズ面がカメラ面と平行であることを示すことができる。
【0118】
いくつかの例示的な実施形態では、水平、垂直またはその両方に離れている2つの反射は、両方の反射が一致するまでレンズが傾いていることを示すことができる。一例では、反射の間の水平分離は、垂直軸に対してレンズが傾いていることを示すことができる。別の例では、反射の間の垂直分離は、例えば、後記するように、水平軸に対してレンズが傾いていることを示すことができる。
【0119】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、相対角度を使用せずとも、例えば、フラッシュの少なくとも1つの反射を含む少なくとも1つの取り込まれた画像に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0120】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、画像内の少なくとも1つの反射の直径の大きさに基づいて、レンズの球面度数を決定するように構成することができる。
【0121】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、画像内の少なくとも1つの反射の変形に基づいて、レンズの円柱度数および/またはレンズの円柱軸を決定するように構成することができる。
【0122】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、眼鏡のレンズを介して取り込まれた少なくとも1つの基準物体を含む少なくとも1つの画像に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0123】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、眼鏡のレンズを介して少なくとも1つの基準物体のカメラ118による少なくとも1つの画像の取り込みをトリガするように構成することができる。
【0124】
一例では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、眼鏡のレンズを介して少なくとも1つの基準物体の少なくとも1つの画像を取り込むように装置102のユーザに指示するように構成することができる。
【0125】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、レンズの面とカメラ118の面との間の相対角度を決定するように構成することができる。
【0126】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、相対角度および少なくとも1つの画像に少なくとも基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0127】
一例では、アプリケーション160は、例えば、カメラ118およびフラッシュ122が同じ面にない場合、フラッシュ122とカメラ118との間の相対角度を示す情報を決定または処理するように構成することができる。この例によれば、アプリケーション160は、フラッシュ122とカメラ118との間の相対位置および/または角度を使用して1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0128】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、基準物体と、少なくとも1つの画像内の基準物体の少なくとも1つの物体画像との間の比較に基づいて、相対角度を決定するように構成することができる。
【0129】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、レンズからのフラッシュのあらゆる反射を使用せずとも、例えば、基準物体と、少なくとも1つの画像内の基準物体の少なくとも1つの物体画像との間の比較に基づいて、相対角度を決定するように構成することができる。
【0130】
いくつかの例示的な実施形態では、相対角度は、例えば、後記するように、レンズの1つ以上の推定光学パラメータに対する補正係数を決定するために使用することができる。
【0131】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0132】
いくつかの例示的な実施形態では、少なくとも1つの画像は、レンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射を含むことができる。
【0133】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、少なくとも1つの反射に基づいて、レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0134】
一例では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、画像内の少なくとも1つの反射の直径の大きさに基づいて、レンズの推定球面度数を決定するように構成することができる。
【0135】
別の例では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、画像内の少なくとも1つの反射の変形に基づいて、レンズの推定円柱度数および/またはレンズの推定円柱軸を決定するように構成することができる。
【0136】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、相対角度およびレンズの1つ以上の推定光学パラメータに基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0137】
一例では、取り込まれた画像は、基準物体の少なくとも1つの物体画像および少なくとも1つの反射を含むことができる。この例によれば、アプリケーション160は、例えば、レンズの1つ以上の推定光学パラメータに基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定することができ、これは、例えば、取り込まれた画像内の少なくとも1つの反射/または取り込まれた画像および相対角度に基づいて決定することができ、これは、例えば、基準物体と少なくとも1つの物体画像との間の比較に基づいて決定することができる。
【0138】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、基準物体と、取り込まれた画像内の少なくとも1つの物体画像との間の比較に基づいて、レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0139】
一例では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、基準物体の基準寸法と、画像内の基準寸法の画像化された寸法との間の倍率に基づいて、レンズの推定球面度数を決定することができる。
【0140】
別の例では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、基準物体の1つ以上の基準寸法と、画像内の2つ以上の基準寸法の1つ以上のそれぞれの画像化された寸法との間の変形に基づいて、レンズの推定円柱度数および/またはレンズの推定円柱軸を決定することができる。
【0141】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、基準物体と、取り込まれた画像内の少なくとも1つの物体画像との間の比較を使用せずとも、例えば、少なくとも2つの反射に基づいて、相対角度を決定するように構成することができる。
【0142】
一例では、アプリケーション160は、例えば、2つの反射の間の距離を決定し、2つの反射の間の距離に基づいて、相対角度を決定することによって、例えば、少なくとも2つの反射に基づいて、相対角度を決定するように構成することができる。
【0143】
一例では、取り込まれた画像は、基準物体の少なくとも1つの物体画像および少なくとも1つの反射を含むことができる。この例によれば、アプリケーション160は、例えば、レンズの1つ以上の推定光学パラメータに基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定することができ、これは、例えば、基準物体と物体画像との間の比較、および相対角度に基づいて決定することができ、これは、例えば、取り込まれた画像内の少なくとも1つの反射に基づいて決定することができる。
【0144】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズの1つ以上の観察された光学パラメータは、例えば、レンズが、例えば、ゼロ角度ではない、レンズの面とカメラの面との間の相対角度からカメラによって観察される場合、変化することができる。
【0145】
一例では、観察された球面度数は、例えば、球面度数が、ゼロ角度と異なる相対角度から観察される場合、レンズの公称球面度数と異なってもよい。
【0146】
別の例では、レンズの観察された円柱構成要素、例えば、レンズの円柱度数および/またはレンズの円柱軸は、例えば、レンズの面とカメラの面との間の相対角度に起因して変化することができる。
【0147】
いくつかの例示的な実施形態では、相対角度を推論することができ、補正係数を、例えば、レンズの1つ以上の光学パラメータを改良するために相対角度に基づいて設定することができる。
【0148】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、フラッシュ、例えば、フラッシュ122を使用してレンズのカメラ118によって画像を取り込む場合、フラッシュはレンズの前面またはレンズの後面から反射することができる。一例では、1つ以上の二次反射も同様に発生することができる。
【0149】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、レンズの前面またはレンズの後面からのフラッシュの1つ以上の反射は、例えば、フラッシュを反射するために、例えば、鏡として作用することができる、レンズの表面の曲率によって作り出すことができる、フラッシュの虚像または実像として表すことができる。
【0150】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズの中心に対する1つ以上の反射の位置、例えば、レンズの中心からの角度および/または距離は、カメラの面とレンズの面との間の相対角度を示唆することができる。
【0151】
一例では、ゼロと等しい相対角度に関して、例えば、フラッシュがカメラのカメラレンズに近く、レンズの距離が、カメラ、例えば、カメラ118のカメラ有効焦点距離カメラ(EFL)よりはるかに大きいと仮定すると、フラッシュの反射の位置は、正確にレンズの中心であることができる。
【0152】
いくつかの例示的な実施形態に従って、第1の取り込まれた画像200および第2の取り込まれた画像220を示す、図2Aおよび2Bを参照する。
【0153】
一例では、図1の1つ以上の要素が、例えば、後記するように、取り込まれた画像220に従って配置されおよび/または操作されてもよく、1つ以上のパラメータを、取り込まれた画像220に基づいてアプリケーション160(図1)によって決定することができ、および/または1つ以上の測定を、取り込まれた画像220を使用して図1の1つ以上の要素によって実施することができる。
【0154】
いくつかの例示的な実施形態では、取り込まれた画像200および220は、カメラ、例えば、カメラ118(図1)によって取り込むことができる。
【0155】
いくつかの例示的な実施形態では、図2Aおよび2Bに示すように、取り込まれた画像200は、物体240を表示するディスプレイ230の画像を含むことができる。例えば、ディスプレイ230はディスプレイ130の機能を遂行することができる(図1)。
【0156】
いくつかの例示的な実施形態では、図2Bに示すように、取り込まれた画像220は2つのレンズ210を含む眼鏡の画像を含むことができる。
【0157】
いくつかの例示的な実施形態では、物体240は、例えば、事前に定義されたおよび/または既知の大きさおよび/または寸法を有する1つ以上の既知の物体を含むことができる。
【0158】
いくつかの例示的な実施形態では、図2Aに示すように、物体240は、レンズ210を介さずに取り込まれる1つ以上の物体224、および/またはレンズ210を介して取り込まれる1つ以上の物体226を含むことができる。
【0159】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ210の1つ以上の光学パラメータ、例えば、後記するように、例えば、レンズ210の球面度数、円柱度数および/または円柱軸は、例えば、レンズ210によって引き起こされる、例えば、倍率に基づいて決定することができる。
【0160】
一例では、倍率は、例えば、後記するように、物体224および226の寸法と、取り込まれた画像220内の物体224および226の画像化された寸法との間の比較に基づいて決定することができる。
【0161】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)は、例えば、後記するように、レンズ210の中心206を決定するように構成することができる。
【0162】
いくつかの例示的な実施形態では、中心206は、例えば、物体224および物体226、ならびに取り込まれた画像200内の物体226の画像225および物体224の画像に基づいて決定することができる。
【0163】
いくつかの例示的な実施形態では、物体224および物体204の1つ以上の寸法が既知であり、および/または事前に定義することができ、レンズ210を介して取り込まれなくてもよく、したがって物体224の画像はレンズ210による影響を受けなくてもよい。
【0164】
いくつかの例示的な実施形態では、物体226および物体226の1つ以上の寸法が既知であり、および/または事前に定義することができ、レンズ210を介して取り込むことができ、したがって物体226の1つ以上の寸法は、物体226のそれらの元の位置に対して画像225内の大きさおよび/または位置を変化させることができる。
【0165】
いくつかの例示的な実施形態では、中心206は、例えば、後記するように、例えば、レンズ210の軸;位置、例えば、物体224および/または226の座標;位置、例えば、物体226の画像225および/または物体224の画像の座標;ならびに例えば、レンズ210の主軸および/または副軸のための、例えば、球面-円柱レンズのためのレンズ210の倍率に基づいて決定することができる。
【0166】
いくつかの例示的な実施形態では、図2Bに示すように、取り込まれた画像220は、カメラのフラッシュが起動している間に取り込むことができる。
【0167】
いくつかの例示的な実施形態では、図2に示すように、フラッシュは、第1の反射201および/または第2の反射202においてレンズ210上で反射することができる。
【0168】
いくつかの実施形態では、第1の反射201および/または第2の反射202は、例えば、取り込まれた画像200の画像処理に基づいて識別することができる。
【0169】
いくつかの例示的な実施形態では、図2に示すように、第1の反射201および/または第2の反射202は、例えば、X軸および/またはY軸において、例えば、異なる振幅において、レンズ中心206から逸れることができる。
【0170】
いくつかの例示的な実施形態では、図2に示すように、物体240は眼鏡の後方であってもよく、眼鏡は、例えば、取り込まれた画像200が取り込まれる場合、レンズ210の面とカメラの面との間の相対角度で傾けられる。
【0171】
いくつかの例示的な実施形態では、図2に示すように、眼鏡は、X軸およびY軸において傾けられ、それにより、中心206から第1の反射201および/または第2の反射202の偏向を引き起こすことができる。
【0172】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)は、例えば、後記するように、例えば、レンズ210の中心206と第1の反射201との間の第1の反射ベクトル217を決定するように構成することができる。
【0173】
いくつかの例示的な実施形態では、第1のベクトル217は、レンズ210の中心206と第1の反射201との間の距離(「振幅」)、およびレンズ210の中心206と第1の反射201との間のベクトル角度を含むことができる。
【0174】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)は、例えば、後記するように、例えば、レンズ210の中心206と第2の反射201との間の第2の反射ベクトル219を決定するように構成することができる。
【0175】
いくつかの例示的な実施形態では、第2の反射ベクトル219は、レンズ210の中心206と第2の反射202との間の距離、およびレンズ210の中心206と第2の反射202との間のベクトル角度を含むことができる。
【0176】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、レンズの中心からの反射の距離、振幅および/または角度を表す、反射に対応する反射ベクトルは、例えば、後記するように、例えば、画像化された反射、ならびに/またはレンズの計算されたおよび/もしくは与えられた中心に基づいて決定することができる。
【0177】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)は、例えば、後記するように、例えば、取り込まれた画像220が取り込まれる場合、レンズ210の面とカメラの面との間の相対角度を決定するように構成することができる。
【0178】
いくつかの例示的な実施形態では、相対角度は、例えば、後記するように、例えば、1つ以上の計算されたまたは提供された光学パラメータ、例えば、レンズ球面度数、円柱度数および/もしくは軸、ならびに/または反射ベクトル、例えば、ベクトル217および219に基づいて決定することができる。
【0179】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)は、例えば、レンズ210の面とカメラの面との間の相対角度によって、例えば、観察されたレンズ度数、円柱度数および/またはレンズ210の軸に対する作用に基づいて、1つ以上の推定光学パラメータを改良するように構成することができる。
【0180】
いくつかの例示的な実施形態では、Fで示される屈折マトリクスは、例えば、以下のように表すことができる:
【数1】
式中、Sはレンズの球面度数を示し、Cはレンズの円柱度数を示す。
【0181】
いくつかの例示的な実施形態では、φで示される相対角度で傾けられるレンズについてのFtiltedで示される屈折マトリクスは、例えば、以下のように決定することができる:
【数2】
【0182】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズの球面度数S、レンズの円柱度数C、および/または角度φFは、例えば、後記するように、例えば、屈折マトリクスFtiltedに基づいて推定することができる。
【0183】
いくつかの例示的な実施形態では、取り込まれた画像、例えば、取り込まれた画像220は、フラッシュの単一反射を含むことができる。
【0184】
いくつかの例示的な実施形態では、単一反射により、例えば、反射ベクトル、例えば、反射ベクトル217および/もしくは219、ならびに/またはレンズ中心、例えば、レンズ中心206が計算されるか、または提供される場合、カメラの面とレンズの面との間の相対角度を計算することができる。
【0185】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ曲率は、例えば、以下のような、例えば、レンズメーカー式に基づいて、測定されたまたは提供されたレンズの球面度数に従って決定することができる:
【数3】
式中、Rはレンズの後面の半径を示し、Rはレンズの前面の半径を示す。
【0186】
いくつかの例示的な実施形態では、半径Rは無限であると仮定することができ、半径Rは、例えば、与えられたおよび/または測定されたレンズの度数に従って計算することができる。
【0187】
いくつかの例示的な実施形態では、相対角度でのレンズの度数は、例えば、画像が取り込まれる場合、レンズを介して取り込まれる、例えば、1つ以上の物体、例えば、物体226の倍率の変化に従って決定することができる。
【0188】
いくつかの例示的な実施形態では、取り込まれた画像、例えば、取り込まれた画像220は、フラッシュの2つの反射を含むことができる。
【0189】
いくつかの例示的な実施形態では、取得した相対角度におけるレンズの度数が与えられ、各々の反射は、例えば、後記するように、レンズの別の半径に関連することができる。
【0190】
いくつかの例示的な実施形態では、第1の反射はレンズの前面に関連することができ、例えば、半径R、例えば、2/Rに基づいて前面の曲率から作り出すことができる。
【0191】
いくつかの例示的な実施形態では、第2の反射は、後面に対して前面から影響を受ける第1の反射の結果であってもよい。
【0192】
いくつかの例示的な実施形態では、第2の反射は、例えば、Rが無限大に等しい場合、半径R、例えば、1/Rと等しい曲率を有する鏡の2倍の度数と相関することができる。
【0193】
いくつかの例示的な実施形態では、前面および後面におけるレンズの曲率について、第2の反射の度数は、例えば、以下のように、鏡度数と相関することができる:
【数4】
【0194】
いくつかの例示的な実施形態では、眼鏡は、例えば、後記するように、例えば、1つ以上の相対角度に傾けることができ、例えば、公称球面度数および/または円柱度数が全ての相対角度について一定のままであり得ると仮定すると、1つ以上の相対角度に対応する1つ以上の画像を、角度補正の誤差を最小化するために取り込むことができる。
【0195】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズの面とカメラの面との間の相対角度は、例えば、カメラを傾け、例えば、カメラのジャイロスコープセンサおよび/または任意の他の方位センサに基づいて、カメラの、デルタ角として示される、カメラアングルを記録することによって変化することができる。
【0196】
いくつかの例示的な実施形態では、複数のカメラアングルであるデルタ角に対応する複数のデータ点は、例えば、レンズの屈折率を導き出すために使用することができる。
【0197】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズの面とカメラの面との間の相対角度は、例えば、眼鏡を傾けることによって変化することができる。
【0198】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、眼鏡を傾けながら、例えば、装置102に複数の画像を取り込ませながら、少なくとも1つの取り込まれた画像を取り込むように装置102のユーザに指示するように構成することができる。
【0199】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、複数の傾斜角度に眼鏡を傾けながら、複数の画像を取り込むように装置102のユーザに指示するように構成することができる。例えば、複数の画像の第1の画像を眼鏡の第1の傾斜角度で取り込むことができ、複数の画像の第2の画像を眼鏡の第2の、例えば異なる傾斜角度で取り込むことができる。
【0200】
一例では、装置102は、ユーザが眼鏡を傾けている間、カメラ118に画像シーケンスを取り込ませることができる。別の例では、ユーザは、例えば、カメラ118を操作することによって複数の画像を取り込むことができる。
【0201】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、複数の傾斜角度に対応する、複数の取り込まれた画像に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0202】
眼鏡の複数の傾斜角度に対応する複数の取り込まれた画像を概略的に例示する図3を参照する。
【0203】
いくつかの例示的な実施形態では、図3に示すように、複数の取り込まれた画像は、眼鏡のレンズ320の後方に物体340、例えば、物体240(図2)を含むことができる。
【0204】
いくつかの例示的な実施形態では、図3に示すように、物体340の1つ以上の要素は、例えば、複数の傾斜角度にてレンズ320を介して取り込むことができる。
【0205】
いくつかの例示的な実施形態では、図3に示すように、複数の矢印312は眼鏡の複数の傾斜角度に対応することができる。
【0206】
いくつかの例示的な実施形態では、図3に示すように、レンズ320のレンズ中心306をレンズ310にマークすることができる。
【0207】
いくつかの例示的な実施形態では、図3に示すように、レンズ306の中心と、レンズ310上の複数の第1の反射301との間の複数の反射ベクトル317をマークすることができる。
【0208】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、後記するように、眼鏡の傾斜角度と反射ベクトルとの間に関係が存在してもよい。
【0209】
いくつかの例示的な実施形態では、図3に示すように、眼鏡の第1の傾斜角度に対応する第1の反射ベクトル317は、眼鏡の第2の傾斜角度に対応する第2の反射ベクトル317と異なってもよい。
【0210】
いくつかの例示的な実施形態では、相対角度は、例えば、眼鏡の2つ以上の傾斜角度に対応する2つ以上の画像に基づいて決定することができる。
【0211】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ320の公称球面度数、円柱度数および/または円柱軸は一定のままであり得るが、物体340の1つ以上の要素の倍率および変形の変化は、例えば、傾斜角度に基づいて異なってもよい。
【0212】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)は、少なくとも1つの軸に対して眼鏡を傾け、物体340がレンズ320の後方にある場合、例えば、眼鏡を傾けながら、少なくとも2つの画像、例えば、画像332および333をカメラで取り込むようにユーザに指示するように構成することができる。
【0213】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)は、例えば、後記するように、少なくとも2つの画像について、レンズ310の推定球面度数、円柱度数および/または円柱軸、例えば、F(D)を計算するように構成することができる。
【0214】
いくつかの例示的な実施形態では、アルゴリズムは、例えば、以下のようにKと示される、異なる傾斜角度のセットに基づいて機能を最小化することによって、レンズのDと示される1つ以上の光学パラメータ、および/またはレンズの公称球面度数を決定するように構成することができる:
【数5】
式中、
【数6】
は最小相関演算子を有するセットの選択を示し、Pはノルムオーダー(Norm order)を示し、F=F(S,C,φ)=F(D)である。
【0215】
いくつかの例示的な実施形態に従って、測定スキーム400を概略的に例示する図4Aおよび4Bを参照する。
【0216】
いくつかの例示的な実施形態では、図4Aに示すように、レンズ410はカメラ418の前に配置されてもよい。
【0217】
一例では、カメラのフラッシュはカメラ418のピンホールのすぐ隣に配置されてもよい。
【0218】
いくつかの例示的な実施形態では、図4Aおよび4Bに示すように、レンズ410の面404とカメラ418の面408との間にθで示される相対角度が存在してもよい。
【0219】
いくつかの例示的な実施形態では、図4Aに示すように、レンズ410は、第1の、例えば、半径R1を有する曲面416、および第2の、例えば、平面417を有してもよい。一例では、表面416および/または417は屈折および反射面であってもよい。
【0220】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ410のnで示される回折係数はゼロより大きくてもよく、例えば、n>0である。
【0221】
いくつかの例示的な実施形態では、図4Aに示されるように、レンズ410とカメラ418との間に、Lで示される距離415が存在してもよい。
【0222】
いくつかの例示的な実施形態では、図4Bに示されるように、レンズ410上のフラッシュの第1の反射401および第2の反射402は、レンズのレンズ中心406から逸れてもよい。
【0223】
いくつかの例示的な実施形態では、第1の反射401に対応するMで示される第1の倍率、および第2の反射402に対応するMで示される第2の倍率は、例えば、以下のように決定することができる:
【数7】
式中、uはLcos(θ)に等しく、fは鏡の焦点距離を示し、fL2はレンズの焦点距離を示す。
【0224】
いくつかの例示的な実施形態では、相対角度θは、例えば、以下のように、レンズ中心406に対する、例えば、第1の表面、例えば、表面416からの第1の反射、例えば反射401に基づいて決定することができる:
【数8】
式中、Δxは、レンズ中心406からの反射401の横変位を示し、fは、カメラ418の焦点距離を示す。
【0225】
いくつかの例示的な実施形態では、相対角度θは、例えば、以下のように、レンズ中心406に対する、例えば、第2の表面、例えば、表面417からの第2の反射、例えば、反射402に基づいて決定することができる:
【数9】
式中、Δxは、レンズ中心406からの反射402の横変位を示す。
【0226】
いくつかの例示的な実施形態では、相対角度θは、例えば、以下のように、例えば、レンズの中心を位置決めせずとも、例えば、第1および第2の反射、例えば、反射401および402に基づいて、例えば、第1の反射と第2の反射との間のΔxで示される反射距離に基づいて決定することができる:
【数10】
【0227】
いくつかの例示的な実施形態では、反射ベクトルは、例えば、X軸およびY軸上に反射ベクトルを投影することによってデカルト軸に表すことができる。例えば、相対X軸角度は、X軸上の反射ベクトルの投影に基づいて決定することができ、および/または相対Y軸角度は、Y軸上の反射ベクトルの投影に基づいて決定することができる。
【0228】
一例では、相対X軸角度は、例えば、反射ベクトルのX軸投影に基づいて式10に従って決定することができ、および/または相対Y軸角度は、例えば、反射ベクトルのY軸投影に基づいて式10に従って決定することができる。
【0229】
いくつかの例示的な実施形態では、相対角度θは、例えば、後記するように、例えば、レンズの傾きから生じる収差を分析することによって、レンズの1つ以上の光学パラメータを補正するための補正係数として使用することができる。
【0230】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、レンズの後面および/またはレンズの前面上のフラッシュの反射に基づいてレンズの傾きから生じる収差を分析することによって、レンズの測定した光学パラメータについての補正係数を決定するように構成することができる。
【0231】
いくつかの例示的な実施形態では、補正係数は、例えば、レンズの傾きを補償するために、例えば、レンズの推定球面度数、推定円柱度数および/または推定円柱軸に対して設定することができる。
【0232】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、以下のように、例えば、相対角度θに基づいて、FSPHで示される推定球面度数を補正するために、FNEWSPHで示される度数補正を決定することができる:
【数11】
【0233】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、以下のように、例えば、相対角度θおよび度数補正に基づいて、推定円柱度数を補正するために、CINDCYLで示される円柱補正を決定することができる:
【数12】
【0234】
いくつかの例示的な実施形態に従って、眼鏡の第1の画像530および第2の画像550を示す図5Aおよび5Bを参照する。
【0235】
いくつかの例示的な実施形態では、図5Aおよび5Bに示されるように、画像530および画像550は、眼鏡の右レンズ510上にフラッシュの前面反射502および後面反射504、ならびに眼鏡の左レンズ520上にフラッシュの前面反射506および後面反射508を含むことができる。
【0236】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ上の2つの反射、例えば、レンズ510上の反射502および504は、レンズの光軸と、画像を取り込んだカメラとの間に生じた角度を示すことができる。
【0237】
いくつかの例示的な実施形態では、2つの反射が目に見えるが、同時に発生しない場合、前面反射と後面反射との間の水平および/または垂直距離が、例えば、後記するように、例えば、レンズの光学軸からのレンズの傾斜角度を推定するために利用することができる。
【0238】
いくつかの例示的な実施形態では、さらなる情報、例えば、レンズ度数、円柱度数および/または円柱軸が、例えば、より高い精度でレンズの傾きを分析するために使用することができる。
【0239】
一例では、与えられたまたは計算されたレンズの近似度数に関して、装置102(図1)は、例えば、後記するように、レンズの曲率半径を決定するように構成することができる。
【0240】
別の例では、与えられたまたは計算されたレンズの半径およびカメラからのレンズの距離に関して、アプリケーション160(図1)は、例えば、後記するように、例えば、2つの反射の間の変位に基づいて、レンズの光学軸を決定するように構成することができる。
【0241】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)は、例えば、後記するように、レンズの球面度数、円柱度数および/または円柱軸を決定するように構成することができる。
【0242】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)は、例えば、後記するように、例えば、2つの反射に基づいて、レンズの円柱度数、円柱角および/または球面度数を決定するように構成することができる。
【0243】
いくつかの例示的な実施形態では、前面反射および後面反射の直径は、例えば、それぞれ前面および後面の前面半径および後面半径を測定するために使用することができる。
【0244】
例えば、レンズからのカメラの与えられたまたは計算された距離に関して、およびレンズ表面が鏡として作用すると仮定して、アプリケーション160(図1)は、例えば、フラッシュの画像化された反射の倍率を推定することによって鏡またはレンズ表面の半径を決定するように構成することができる。
【0245】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)は、例えば、反射の位置に基づいて、レンズの度数を決定するように構成することができる。
【0246】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)は、例えば、反射の位置に基づいて、眼鏡の与えられた傾斜角度に対してレンズの度数を決定するように構成することができる。
【0247】
いくつかの例示的な実施形態では、図5Bに示されるように、左レンズ510の後面反射504からの前面反射502の垂直変位は、レンズ510の傾斜が水平軸周囲であることを示すことができる。
【0248】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)は、例えば、反射の位置に基づいて、与えられたまたは計算されたレンズ度数についてレンズの傾斜角度を決定するように構成することができる。
【0249】
いくつかの例示的な実施形態では、2つの反射のサイズは、前面および後面のレンズの表面の半径に直接関連し得る。
【0250】
いくつかの例示的な実施形態では、反射は、前面と後面のレンズの曲率半径の差異を示すことができる、反射の直径の大きさによって延びることができる。
【0251】
いくつかの例示的な実施形態では、図5Aに示されるように、左レンズ510上の前面反射502と後面反射504の差異は、例えば、前面の半径と後面の半径の差異に起因し得る。
【0252】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)は、例えば、2つの反射の相対スポットサイズに基づいて、レンズ度数を決定するように構成することができる。
【0253】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、例えば、後記するように、例えば、2つの反射に基づいて、レンズの光学軸を決定するように構成することができる。
【0254】
いくつかの例示的な実施形態では、フラッシュからの前面反射および後面反射が同時に起こる点は、例えば、後記するように、レンズの光軸をマークすることができる。
【0255】
一例では、軸上の物体は常にレンズの光軸上に画像化され得るので、どんな異なる曲率半径であろうと、レンズの前面および後面は、例えば、両方の反射が光軸上に画像化されるので、重なり得る反射の両方の画像を有する。
【0256】
いくつかの例示的な実施形態に従って、眼鏡の右レンズ610上のフラッシュの前面反射602および後面反射604ならびに眼鏡の左レンズ620上のフラッシュの前面反射606および後面反射608の画像を示す図6を参照する。
【0257】
いくつかの例示的な実施形態では、図6に示されるように、左レンズ620上の前面反射602および後面反射604は同時に起こり得る。
【0258】
いくつかの例示的な実施形態では、反射602および604の一致により、レンズ610のレンズ面およびカメラ面が平行であることが示され得る。
【0259】
いくつかの例示的な実施形態では、図6に示されるように、右レンズ620上の前面反射606および後面反射608はほぼ一致し、レンズ620のレンズ面とカメラ面との間に少しの角度が示され得る。
【0260】
いくつかの例示的な実施形態に従って反射スキーム700を概略的に例示する図7を参照する。
【0261】
いくつかの例示的な実施形態では、図7に示されるように、フラッシュの2つの画像化された反射720、例えば、レンズ710の前面708からの第1の反射701およびレンズ710の後面706からの第2の反射702を、カメラのカメラセンサ718によって取り込むことができる。
【0262】
いくつかの例示的な実施形態では、図7に示されるように、画像化された反射720は、例えば、カメラがレンズの光軸716から傾けられる場合、一致しなくてもよい。
【0263】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、レンズ710がカメラから十分離れて位置し、フラッシュ722がレンズ710に十分近い場合、両方の反射701および702はレンズの光軸上に画像化することができ、例えば、レンズ表面が装置と垂直になると、一致することができる。
【0264】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160が、例えば、反射に基づいて、眼鏡の瞳孔間距離を決定するように構成することができる図1に戻って参照する。
【0265】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102のユーザは、例えば、アプリケーション160が眼鏡の瞳孔間距離を決定することができるように眼鏡をまだ保持し、フラッシュを眼鏡の各レンズに別々に向けることを含む1つ以上の操作を遂行するように指示することができる。
【0266】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、両方の反射が一致するか、または一致するように計算される眼鏡の第1のレンズ内の第1の位置を記録するように構成することができる。例えば、第1の位置は眼鏡フレーム内の固定点に対して記録することができる。
【0267】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、両方の反射が一致するか、または一致するように計算される眼鏡の第2のレンズ内の第2の位置を記録するように構成することができる。例えば、第2の位置は眼鏡フレーム内の固定点に対して記録することができる。
【0268】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、眼鏡の瞳孔間距離パラメータとして設定することができる、第1の位置と第2の位置との間の相対距離を決定するように構成することができる。
【0269】
いくつかの例示的な実施形態に従う、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法を概略的に例示する図8を参照する。例えば、図8の方法の1つまたは複数の操作は、システム、例えば、システム100(図1);コンピューティング装置、例えば、装置102(図1);サーバ、例えば、サーバ170(図1);および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(図1)によって遂行することができる。
【0270】
ブロック802に示されるように、方法は、フラッシュを使用してカメラによってレンズの画像を取り込むステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、後記するように、眼鏡のレンズ上にフラッシュ122(図1)の少なくとも1つの反射を含む画像を取り込むことをユーザに指示することができ、および/またはトリガすることができる。
【0271】
ブロック804に示されるように、方法は、画像が取り込まれる場合、レンズの面とカメラの面との間の相対角度に対応するレンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記のように、例えば、基準物体と、取り込まれた画像内の基準物体画像との間の比較に基づいて、レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定することができる。
【0272】
ブロック806に示されるように、方法は、レンズの少なくとも1つの表面からのフラッシュの少なくとも1つの反射を識別するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記のように、前面416(図4)からの第1の反射401(図4)および/または後面418(図4)からの第2の反射402(図4)を識別することができる。
【0273】
ブロック810に示されるように、方法は、レンズの面とカメラの面との間の相対角度を決定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記のように、例えば、反射401および/または402(図4)に基づいて相対角度θを決定することができる。
【0274】
ブロック808に示されるように、レンズの面とカメラの面との間の相対角度を決定するステップは、レンズの中心、およびレンズの中心から少なくとも1つの反射までの少なくとも1つの反射ベクトルを決定すること、ならびにレンズの中心、およびレンズの中心から少なくとも1つの反射までの反射ベクトルに基づいて相対角度を決定することを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記のように、例えば、レンズ中心406ならびに反射401および/または402(図4)に対応する反射ベクトルに基づいて相対角度θを決定することができる。
【0275】
他の実施形態では、レンズの面とカメラの面との間の相対角度を決定するステップは、第2の反射の位置に対する第1の反射の相対位置を決定すること、および第1の反射と第2の反射との間のベクトルに基づいて相対角度を決定することを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記のように、例えば、反射401および/または402(図4)の位置に基づいて相対角度θを決定することができる。
【0276】
ブロック812に示されるように、方法は、相対角度に基づいてレンズの推定光学パラメータを改良するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記のように、例えば、式11および/または12に従って、例えば、相対角度θに基づいて、レンズの球面度数、円柱度数および/または円柱軸を決定することができる。
【0277】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、上記のように、例えば、相対角度に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0278】
いくつかの実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、任意の他の方法に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0279】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、画像がレンズを介して取り込まれるときの、物体とカメラ118との間の第1の距離(「カメラ距離」)と、画像がレンズを介して取り込まれるときの、物体と眼鏡のレンズ(「眼鏡レンズ」)との間の第2の距離(「レンズ距離」)とに基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0280】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、倍率に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0281】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、第1および第2の距離に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0282】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ距離を、例えば、後記するように、カメラ距離の半分であるように、設定、測定、近似、および/または仮定されるようすることができる。
【0283】
他の実施形態では、例えば、後記するように、第1の距離と第2の距離との間の他の関係は、設定、測定、近似および/または仮定されることができる。
【0284】
他の実施形態では、第1の距離および/または第2の距離を、1つ以上の測定値に基づいて、および/または例えば後記するように、レンズを介して取り込まれた1つ以上の画像に基づいて、設定および/または規定することができる。
【0285】
いくつかの例示的な実施形態による、測定スキーム200を概略的に示す図9を参照する。一例では、図1の1つ以上の要素を、測定スキーム200に従って配置および/または動作することができ、1つ以上のパラメータを、測定スキーム200に基づいて、アプリケーション160(図1)によって決定することができ、および/または、例えば、後記するように、測定スキーム9200に従って図1の1つ以上の要素によって1つ以上の測定を遂行することができる。
【0286】
図9に示すように、測定スキーム9200は、物体を表示するディスプレイ9230、眼鏡レンズ9210(「レンズ」)、カメラ9218のレンズ9228(「カメラレンズ」)、および/またはカメラ9218のセンサ9229(「カメラセンサ」)を含むことができる。例えば、ディスプレイ9230は、ディスプレイ130(図1)の機能を遂行することができ、および/またはカメラ9218は、カメラ118(図1)の機能を遂行することができる。
【0287】
図9に示すように、Lで示されるカメラ距離は、ディスプレイ9230とカメラ9218、例えば、カメラレンズ9228との間にあり得、uで示されるレンズ距離は、眼鏡レンズ9210とディスプレイ9230との間にあり得、および/またはνで示される第3の距離は、カメラレンズ9228とカメラセンサ9229との間にあり得る。
【0288】
図9に示すように、レンズ9210は、fで示される焦点距離を有することができ、および/またはカメラレンズ9228はfで示される焦点距離を有することができる。
【0289】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、レンズ9210が負のレンズを含む場合、以下の式が適用され得る。
【0290】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、レンズ9210が負のレンズを含む場合、例えば後記するように、fの正の値を使用することができる。
【0291】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、レンズ9210が正のレンズを含む場合、fの負の値、例えば、-fを使用することができる。
【0292】
いくつかの例示的な実施形態では、測定スキーム9200に従って、1つ以上の関係を、例えば、以下のように適用することができる。
【0293】
【数13】
【0294】
いくつかの例示的な実施形態では、センサ9229は、例えば、以下のように、u’で示される新しい位置でディスプレイ9230上の物体を感知することができる。
【0295】
【数14】
【0296】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラレンズ9228のMで示される倍率を、例えば、以下のように決定することができる。
【0297】
【数15】
【0298】
いくつかの例示的な実施形態では、測定スキーム9200に従って、Mで示される全倍率を、例えば、以下のように決定することができる。
【0299】
【数16】
【0300】
ここで、Mはレンズ210の倍率を示す。
【0301】
いくつかの例示的な実施形態では、位置u=0における、Mで示される倍率を、例えば、以下のようにすることができる。
【0302】
【数17】
【0303】
いくつかの例示的な実施形態では、倍率Mを、レンズ9210がない場合の倍率に等しくすることができる。
【0304】
いくつかの例示的な実施形態では、Mで示される相対倍率を、例えば、以下のように決定することができる。
【0305】
【数18】
【0306】
いくつかの例示的な実施形態では、最大倍率の測定スキーム9200は、相対倍率Mが例えば、以下のような1つ以上の条件を満たす位置で発生することができる。
【0307】
【数19】
【0308】
他の実施形態では、最大倍率は、例えば、少なくとも以下の基準を満たす、uidealと示される位置で発生することができる。
【0309】
【数20】
【0310】
いくつかの例示的な実施形態では、L>>fであるので、最大倍率の最良の位置を、例えば、概略、ディスプレイ9230とカメラレンズ9228との間の中間とすることができる。
【0311】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、ディスプレイ9230とカメラレンズ9228との間の中間の位置uidealなどの相対的な倍率Mを、例えば、以下のように、決定することができる。
【0312】
【数21】
【0313】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ9210の球面度数を、例えば、好ましくは、uidealピークの位置で、または任意の他の点で、例えば、相対倍率Mを測定することによって、所与のカメラ距離Lに対して抽出することができる。
【0314】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ9210が円柱を有する場合、例えば、式9による相対的な倍率公式を、円柱軸の各々に別々に適用することができる。
【0315】
いくつかの例示的な実施形態では、ディスプレイ9230とレンズ9210との間の距離Uを、例えば、倍率公式を使用して、例えば、式9に従って決定することができる。
【0316】
いくつかの例示的な実施形態では、最大倍率がディスプレイ9230とレンズ9228との中間に与えられるので、レンズ9210がディスプレイ9230とカメラレンズ9228との間の異なる距離に位置する場合、複数の画像の取り込むステップが、例えば、フィッティング、外挿もしくはサンプリングによって、および/またはディスプレイ9230からのカメラの既知の/計算された/測定されたカメラ距離Lによって、最大倍率を評価するステップを可能にすることができる。
【0317】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ9210の焦点距離fを、例えば、以下のように、例えば、全倍率Mおよび/または相対倍率Mに基づいて、決定することができる。
【0318】
【数22】
【0319】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラ9218の焦点を、例えば、ディスプレイ9230とカメラの距離上に固定することができる。
【0320】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラ9218は、ディスプレイ9230上に焦点を合わせて、例えば、カメラ9218の前にレンズ9210を挿入する前に焦点をロックすることができる。
【0321】
他の実施形態では、ディスプレイ9230に焦点を合わせるステップを、例えば、ディスプレイ9230とカメラ9218との間にレンズ9210を配置した後に、例えば、カメラ9218の視野(FOV:field of view)内で、例えば、レンズ9210を含む眼鏡のフレームを含まない、ディスプレイ9230上の部品に焦点を合わせるステップによって、遂行することができる。例えば、画像処理技術を実装して、カメラ9218がオートフォーカス(AF:autofocus)を行うべき場所をFOV内で決定することができる。
【0322】
別の実施形態では、AFを遂行するカメラ9218のFOV内の領域を、例えば、カメラが焦点を合わせることができるカメラ9218のFOV内の領域を選択するようにユーザに指示することによって手動で選択することができる。
【0323】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ9210の焦点屈折力の倍率および抽出を、例えば、ディスプレイ9230にのみ焦点を合わせることによって決定することができる。
【0324】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラ9218は、例えば、以下のように、例えば、レンズ9210なしで、ディスプレイ9230上の物体を使用して焦点を合わせることができる。
【0325】
【数23】
【0326】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ9210は、例えば、以下のように、カメラレンズから距離u’に位置する仮想物体を形成することができる。
【0327】
【数24】
【0328】
いくつかの例示的な実施形態では、システム内の全倍率Mを、例えば、以下のように決定することができる。
【0329】
【数25】
【0330】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ9210の焦点距離fは、例えば、以下のように決定することができる。
【0331】
【数26】
【0332】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ9210のPで示される度数を、例えば、以下のように決定することができる。
【0333】
【数27】
【0334】
ディスプレイ9330上に表示される物体9302の画像9300を概略的に示す図10を参照する。例えば、ディスプレイ9330は、ディスプレイ130(図1)の機能を遂行することができる。
【0335】
いくつかの例示的な実施形態では、図10に示すように、物体9302は、円を含むことができる。
【0336】
いくつかの例示的な実施形態では、物体9302の画像9300を、レンズ9310を介してカメラによって取り込むことができる。例えば、カメラ118(図1)および/またはカメラ9218(図9)は、レンズ9310、例えば、レンズ9210(図9)を介して物体9302を取り込むことができる。
【0337】
図10に示すように、物体9302の画像9300がレンズ9310を通って取り込まれたとき、レンズ9310は、物体9302の倍率を、例えば、様々な角度で異なる手法で変更することができる。
【0338】
図10に示すように、物体9302の画像が、レンズ9310を通って取り込まれたとき、画像9300を、楕円体として見ることができる。
【0339】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラは、レンズ9310の視野の外側に配置され得る較正物体9301に焦点を合わせることができる。
【0340】
いくつかの例示的な実施形態では、図10に示すように、レンズ9310は、例えば、較正物体9301が、レンズ9310のFOVの外側に配置されているため、較正物体9301の画像に影響を与えない可能性がある。
【0341】
いくつかの例示的な実施形態による、4つのそれぞれの相対的な倍率グラフを概略的に示す、図11A、11Bおよび11Cおよび11Dを参照する。
【0342】
一例では、例えば、カメラ9218(図9)とディスプレイ9230(図9)との間などのカメラ距離Lは50cmに等しく、例えば、レンズ9228(図9)の焦点距離fは、3.7mmに等しくすることができる。他の実施形態では、任意の他の距離を使用することができる。
【0343】
いくつかの例示的な実施形態では、図11A図11B、および図11Cおよび11Dの4つのグラフは、カメラセンサ、例えば、センサ9229(図9)からのレンズ、例えば、レンズ9210(図9)の距離の関数としての相対倍率を示す。
【0344】
いくつかの例示的な実施形態では、図11A図11B、および図11Cおよび図11Dのグラフは、複数の異なるレンズに対応する複数の倍率曲線を示す。
【0345】
いくつかの例示的な実施形態では、複数の異なるレンズは、ある範囲のジオプタ内の複数のジオプタ間隔に対応することができる。
【0346】
例えば、倍率曲線は、カメラからのレンズの距離の関数として、ある範囲のジオプタからの特定のジオプタを有するレンズの倍率を表すことができる。
【0347】
いくつかの例示的な実施形態では、図11Aの複数の倍率曲線は、0.25ジオプタ間隔で0.25Dと2Dとの間のレンズ度数を有する複数のレンズに対応することができる。
【0348】
いくつかの例示的な実施形態では、図11Bの複数の倍率曲線は、0.25ジオプタ間隔で2Dと4Dとの間のレンズ度数を有する複数のレンズに対応することができる。
【0349】
いくつかの例示的な実施形態では、図11Cの複数の倍率曲線は、0.25ジオプタ間隔で-0.25Dと-2Dとの間のレンズ度数を有する複数のレンズに対応することができる。
【0350】
いくつかの例示的な実施形態では、図11Dの複数の倍率曲線は、0.25ジオプタ間隔で-2Dと-4Dとの間のレンズ度数を有する複数のレンズに対応することができる。
【0351】
他の実施形態では、任意の他のジオプタ範囲および/または任意の他のジオプタ間隔に関して任意の他の曲線を使用することができる。
【0352】
一例では、レンズは、-4ジオプタのレンズ度数を有することができる。この例によれば、レンズは1.5の最大相対倍率を有することが予想される。
【0353】
別の例では、レンズは、+0.25Dの円柱度数で-4Dのレンズ度数を有することができる。この例によれば、レンズは、第1の軸で1.5の最大相対倍率を有し、第2の軸では1.47の相対倍率を有することが予想される。
【0354】
図11A図11B、および図11Cおよび図11Dに示すように、0.25ジオプタのレンズで倍率の数パーセントの変化が予想される。
【0355】
一例では、ディスプレイ9230(図10)上の1センチメートルのサイズの物体は、カメラセンサ上の数百の画素を占める場合がある。したがって、物体のサイズの数パーセントの変化は、追跡可能な数画素の変化をもたらす可能性がある。
【0356】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、例えば、後記されるように、レンズの1つ以上の光学パラメータを測定するために、1つ以上の手順、動作および/または方法を遂行することができる。
【0357】
いくつかの例示的な実施形態では、1つ以上の動作は、カメラ118とディスプレイ180との間に眼鏡のレンズを配置するステップを含むことができる。
【0358】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズの度数、レンズの円柱度数、レンズ円柱角度、および/または眼鏡レンズの任意の他のパラメータとしてのパラメータは、例えば、レンズを介してカメラ118によって取り込まれた画像の変化を追跡することによって決定することができる。
【0359】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するステップは、例えば、ディスプレイ130に表示される物体などとカメラ118との間のカメラ距離、例えば、物体とレンズとの間のレンズ距離、および/または、例えば、後記するように、画像の検出された変化、に基づくことができる。
【0360】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、1つ以上の動作を利用して、例えば、後記するように、ディスプレイ130に表示される物体の、画像化された寸法と、物体のそれぞれの基準寸法との間の倍率に、例えば、基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定することができる。
【0361】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、倍率に基づいて、レンズの球面度数を決定するように構成することができる。
【0362】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、画像化された寸法と、基準寸法との間の倍率が最大である、例えば、画像内の複数の軸の最大の倍率軸に基づいて、レンズの円柱軸を決定するように構成することができる。
【0363】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、物体の他の画像化された寸法と別のそれぞれの基準寸法との間の倍率が最小である、例えば、画像内の複数の軸の最大倍率軸と最小倍率軸とに基づいて、レンズの円柱度数を決定するように構成することができる。
【0364】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するように、例えば、最小倍率軸における第1の倍率および最大倍率軸における第2の倍率に基づいて、レンズの円柱度数を決定するように構成することができる。
【0365】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記するような複数の倍率画像から選択され得る、最大または最小倍率画像などの極値倍率画像に、例えば、基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0366】
いくつかの例示的な実施形態では、複数の画像の極値倍率画像は、画像化された寸法と基準寸法との間の倍率が最大または最小である画像を含むことができる。
【0367】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、レンズ距離を一定にして、レンズを介して取り込まれた物体の複数の画像を、例えば、カメラと物体の間のそれぞれの複数のカメラ距離で処理するように構成することができる。例えば、アプリケーション160は、眼鏡がディスプレイ130に対して静止したままである間に、カメラ118をディスプレイ130から後方におよび/または前方に移動させるように眼鏡のユーザに指示するように構成することができる。
【0368】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、画像化された寸法と基準寸法との間の極値倍率を有し得る複数の画像の極値倍率画像を決定するように構成することができる。
【0369】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記されるような極値倍率画像に、例えば、基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0370】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、カメラ距離を一定にして、レンズを介して取り込まれた物体の複数の画像を、例えば、レンズと物体との間のそれぞれの複数のレンズ距離で処理するように構成することができる。例えば、アプリケーション160は、カメラ118がディスプレイ130に対して静止したままである間に、眼鏡をカメラ118とディスプレイ130との間で後方および/または前方に動かすように眼鏡ユーザに指示するように構成することができる。
【0371】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、画像化された寸法と基準寸法との間にnの極値倍率を提供する、複数の画像の極値倍率画像を決定するように構成することができる。
【0372】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後記されるような、例えば、極値倍率画像に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0373】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、倍率と、既知の寸法を有する較正物体、例えば、較正物体9301(図10)の画像における少なくとも1つの寸法の別の倍率とに基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0374】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、図10を参照して上記したように、較正物体の画像を、レンズを介さずに取り込むことができる。
【0375】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、後記するように、1つ以上の距離測定値、推定値、および/または計算値に基づいて、例えば、物体とカメラ118との間の第1の距離、および/または、例えば、物体とレンズとの間の第2の距離を決定するように構成することができる。
【0376】
いくつかの例示的な実施形態では、第1の距離および/または第2の距離を、例えば、後記されるように、事前に定義することができる。
【0377】
いくつかの例示的な実施形態では、第2の距離を、眼鏡のテンプルアームが物体の平面に延ばされるとき、物体とレンズとの間の距離を含むように設定することができる。
【0378】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、1つ以上の画像がカメラ118によって取り込まれたとき、例えば、カメラ118および/または装置102の加速度に対応する加速度情報に基づいて、第1の距離および/または第2の距離を決定するように構成することができる。
【0379】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、カメラ118および/または装置102の加速度情報をアプリケーション160に提供するように構成された加速度計126を含むことができる。
【0380】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、物体の1つ以上の3次元(3D)座標に基づいて、第1の距離および/または第2の距離を決定するように構成することができる。
【0381】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、物体の1つ以上の3次元(3D)座標を決定するように構成された3Dセンサを含むことができる。
【0382】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、物体と、既知の寸法を有する較正物体、例えば、較正物体9301(図10)の画像における少なくとも1つの寸法と、に基づいて、第1の距離を決定するように構成することができる。
【0383】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、後記するような、例えば、1つ以上の動作に従って、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0384】
いくつかの例示的な実施形態による、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法を概略的に示す図12を参照する。例えば、図12の方法の1つまたは動作を、システム、例えばシステム100(図1)、モバイル装置、例えば、装置102(図1)、サーバ、例えば、サーバ170(図1)、ディスプレイ、例えば、ディスプレイ130(図1)および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(図1)、によって実行することができる。
【0385】
ブロック9502に示すように、方法は、ディスプレイ上に物体を表示するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、ディスプレイ130(図1)に物体を表示させることができる。
【0386】
ブロック9504に示すように、方法は、眼鏡レンズ(「レンズアンダーテスト(Lens Under Test)」(LUT)とも称される)をディスプレイからある距離に配置するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、レンズをディスプレイ130(図1)からレンズ距離に配置するようにユーザに指示することができる。
【0387】
ブロック9506に示すように、方法は、ディスプレイ上に表示された物体の画像を眼鏡レンズを通してカメラで取り込むステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、例えば、レンズを介して、カメラ118(図1)に物体の画像を取り込ませることができる。
【0388】
ブロック9508に示すように、方法は、ディスプレイからのカメラの第1の距離、例えば、カメラ距離、およびディスプレイからの眼鏡レンズの第2の距離、例えば、レンズ距離を決定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、レンズ距離およびカメラ距離を決定することができる。
【0389】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラ距離および/またはレンズ距離を、推定し、与えおよび/またはユーザにアドバイスすることができる。
【0390】
ブロック9510に示すように、方法は、例えば、例示的な物体に関して後記するように、特定の経線に対する物体の最大倍率を推定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、特定の経線の物体の倍率を推定することができる。
【0391】
ブロック9512に示すように、方法は、特定の経線に対するレンズの焦点屈折力を計算するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、対応する軸に対する眼鏡レンズの焦点屈折力を決定することができる。
【0392】
ブロック9514に示されるように、倍率が様々な経線に対して変化する場合、方法は、最小倍率および対応する経線の位置を特定するステップ、およびその焦点屈折力を計算するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、倍率が数経線の間で変化することを決定することができ、したがってアプリケーション160(図1)は、例えば、後記されるような最小倍率軸および最小倍率軸の倍率を決定することができる。
【0393】
ブロック9516に示すように、本方法は、2つの焦点屈折力と円柱の角度との間の差として円柱度数を決定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、最小倍率軸における第1の倍率および最大倍率軸における第2の倍率に基づいて、例えば、後記されるように、レンズの円柱度数を決定することができる。
【0394】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)を、ブロック508の動作を遂行して、例えば、カメラ距離および/またはレンズ距離を決定するための1つ以上の技術を実行するように構成することができる。
【0395】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)を、例えば、後記するように、カメラ距離および/またはレンズ距離を決定するために1つ以上の動作を遂行するように構成することができる。
【0396】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラ距離および/またはレンズ距離を決定するステップは、ディスプレイ上に既知のサイズを有する較正物体を表示するステップと、カメラによるディスプレイの画像を取り込むステップと、較正物体の取り込まれた画像に基づいて、距離を評価するステップと、を含むことができる。
【0397】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラ距離および/またはレンズ距離を決定するステップは、例えばレター、A4紙、1メートルおよび/または同様のものの基準既知サイズの物体を用いてカメラからディスプレイまでの距離を測定するステップを含むことができる。
【0398】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラ距離および/またはレンズ距離を決定するステップは、例えば、加速度計126(図1)からの例えば、加速度計データを積分することによって、ディスプレイからのカメラの変位を測定するステップを含むことができる。
【0399】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラ距離および/またはレンズ距離を決定するステップは、カメラ距離および/またはレンズ距離を決定するために、例えば、3Dセンサまたは深度カメラを使用するステップを含むことができる。
【0400】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)を、例えば、後記されるような1つ以上の測定スキームに基づいて、レンズの光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0401】
いくつかの例示的な実施形態では、第1の測定スキームは、例えば、後記されるように、例えば、レンズ距離がカメラ距離の約半分であるように、カメラ118とディスプレイ130との間の中央にレンズを配置するステップを含むことができる。
【0402】
いくつかの例示的な実施形態では、第2の測定スキームは、例えば、後記するように、例えばレンズ距離がテンプルアームの長さ、例えば、約14.5cmに基づくように、例えば、眼鏡を事前に定義されている粗い距離に位置させるために、ディスプレイ130に対して延びるテンプルアームによって眼鏡を配置するステップを含むことができる。
【0403】
いくつかの例示的な実施形態では、第3の測定スキームは、カメラ118をディスプレイ130から比較的固定された距離に保つステップと、レンズをカメラ118からディスプレイ130に向かって移動させながら、および/またはディスプレイ130からカメラ118へと後方に移動させながらレンズを介して画像を取り込むステップと、含むことができる。
【0404】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ距離を、例えば、後記するように、例えば、レンズを介して取り込まれた画像が最大相対倍率を有する位置で、カメラ距離の約半分であると決定することができる。
【0405】
いくつかの例示的な実施形態では、第4の測定スキームは、眼鏡レンズをディスプレイから一定の距離に配置するステップと、例えば、後記するように、レンズを介して取り込まれた画像が、例えば、最大相対倍率を有する場所を決定するためにカメラ位置を変更しながら、カメラによっていくつかの画像を取り込むステップと、を含むことができる。
【0406】
いくつかの例示的な実施形態では、第5の測定スキームは、眼鏡のフレームをディスプレイから一定の距離に配置するステップと、カメラがレンズから離れた距離に位置するレンズを通して画像を取り込むステップと、例えば、後記するように、カメラによって取り込まれた画像内の眼鏡のフレームのサイズからのレンズ距離を決定するステップと、を含むことができる。
【0407】
いくつかの例示的な実施形態では、第6の測定スキームは、例えば、テンプルアームを延ばすことによって、または既知の距離を決定するための任意の他の方法を使用して、眼鏡をディスプレイから既知の距離に配置するステップと、レンズを通して画像を取り込むためにカメラを別の既知の距離に配置するステップと、を含むことができる。
【0408】
いくつかの例示的な実施形態では、第6の測定スキームに従って、レンズ距離を知ることができ、カメラ距離は、例えば、後記するように、例えば、ディスプレイ130に表示された既知のサイズの画像およびカメラパラメータに基づいて、計算することができる。
【0409】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、後記するように、例えば、第1の測定スキームに従って、カメラ距離、レンズ距離および/またはレンズの1つ以上の光学パラメータを推定するための1つ以上の動作を遂行するように構成することができる。
【0410】
いくつかの例示的な実施形態による、測定スキーム9600を概略的に示す図13を参照する。例えば、測定スキーム9600を使用する1つまたは動作を、システム、例えばシステム100(図1)、モバイル装置、例えば、装置102(図1)、サーバ、例えば、サーバ170(図1)、ディスプレイ、例えば、ディスプレイ130(図1)など、および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(図1)、によって遂行することができる。
【0411】
いくつかの例示的な実施形態では、測定スキーム9600を、例えば、第1の測定スキームに従って、レンズ9610の1つ以上の光学パラメータを決定することができるように構成することができる。
【0412】
いくつかの例示的な実施形態では、図13に示すように、画像取り込み装置9602を、Lで示された既知の距離、例えば、ディスプレイ9630からのカメラ距離、に配置することができる。例えば、装置9602は、カメラ118(図1)の機能を遂行することができ、および/またはディスプレイ9630は、ディスプレイ130(図1)の機能を遂行することができる。
【0413】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラ距離Lを、ユーザによって検証することができ、および/または較正物体の画像、およびカメラの1つ以上のパラメータ、例えば、焦点距離、視野、および/またはセンサピッチに基づいて、計算することができる。
【0414】
いくつかの例示的な実施形態では、図13に示されるように、レンズを、装置9602とディスプレイ9630との間のほぼ中間、例えば、距離0.5Lで示される距離に、配置することができる。
【0415】
いくつかの例示的な実施形態では、中心におけるレンズの位置決めに対する感度が低いので、レンズの1つ以上の光学パラメータの正確な推定を達成することができる。例えば、カメラとディスプレイとの間の中間から数センチメートル以内であっても、レンズを位置決めすることは、レンズがカメラとディスプレイとの間の真ん中に位置決めされているかのように、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定することを可能にし得る。
【0416】
いくつかの例示的な実施形態による、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法を概略的に示す図14を参照する。例えば、図14の方法の1つ以上の動作を、システム、例えばシステム100(図1)、モバイル装置、例えば、装置102(図1)、サーバ、例えば、サーバ170(図1)、ディスプレイ、例えば、ディスプレイ130(図1)および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(図1)、によって遂行することができる。
【0417】
いくつかの例示的な実施形態では、図14の方法の1つ以上の動作を、例えば第1の測定スキーム、例えば測定スキーム9600(図13)を使用して遂行することができる。
【0418】
ブロック9704に示すように、方法は、ディスプレイ上に物体を表示するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、ディスプレイ130(図1)に物体を表示させることができる。
【0419】
ブロック9702に示すように、本方法は、例えば、後記するように、ディスプレイを較正するステップを任意選択で含むことができる。
【0420】
ブロック9706に示すように、方法は、カメラ装置をディスプレイからの既知のまたは推定された距離に配置するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、図13を参照して上記したように、例えばカメラ118(図1)をディスプレイ130(図1)から特定の距離に配置するようにユーザに指示することができる。
【0421】
ブロック9708に示すように、方法は、ディスプレイとカメラとの間のほぼ中間にレンズを配置することを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、図13を参照して上記したように、カメラ118(図1)とディスプレイ130(図1)との間の中間にレンズを配置するようにユーザに指示することができる。
【0422】
ブロック9710に示すように、方法は、レンズを通して表示された画像の画像を取り込むステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、例えば、レンズを介して、カメラ118(図1)に物体の画像を取り込ませることができる。
【0423】
ブロック9712に示すように、方法は、取り込まれた画像を解析し、レンズの度数および円柱を決定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、例えば、取り込まれた画像に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定することができる。
【0424】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、後記するように、例えば、第2の測定スキームに従って、カメラ距離、レンズ距離および/またはレンズの1つ以上の光学パラメータを推定するための1つ以上の動作を遂行するように構成することができる。
【0425】
いくつかの例示的な実施形態による、測定スキーム9800を概略的に示す図15を参照する。例えば、測定スキーム9800を使用する1つ以上の動作を、システム、例えば、システム100(図1)、モバイル装置、例えば、装置102(図1)、サーバ、例えば、サーバ170(図1)、ディスプレイ、例えば、ディスプレイ130(図1)および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(図1)、によって遂行することができる。
【0426】
いくつかの例示的な実施形態では、測定スキーム9800を、例えば、第2の測定スキームに従って、レンズ9810の1つ以上の光学パラメータを決定することができるように構成することができる。
【0427】
いくつかの例示的な実施形態では、図15に示すように、レンズ9810を、ディスプレイ9830からLで示される既知の距離にすることができる。例えば、ディスプレイ9830は、ディスプレイ130(図1)の機能を遂行することができる。
【0428】
いくつかの例示的な実施形態では、図14に示すように、眼鏡のテンプルアームを完全に延ばし、ディスプレイ9830に接触させることによってレンズ9810を距離Lに配置することができる。
【0429】
いくつかの例示的な実施形態では、テンプルアームは、固定された長さ、例えば、典型的には13.5cm~15cmの長さであるので、レンズとディスプレイとの間の距離を、十分に画定することができる。
【0430】
いくつかの例示的な実施形態では、図15に示すように、画像取り込み装置9802を、ディスプレイ9830から2Lで示される距離、例えば、テンプルアームの長さの約2倍の距離に配置することができる。例えば、装置9802は、カメラ118(図1)の機能を遂行することができる。
【0431】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズの1つ以上の光学パラメータを、例えば、距離2Lから物体の画像を取り込むことによって決定することができる。
【0432】
いくつかの例示的な実施形態による、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法を概略的に示す図16を参照する。例えば、図16の方法の1つまたは動作を、システム、例えば、システム100(図1)、モバイル装置、例えば、装置102(図1)、サーバ、例えば、サーバ170(図1)、ディスプレイ、例えば、ディスプレイ130(図1)および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(図1)、によって実行することができる。
【0433】
いくつかの例示的な実施形態では、図16の方法の1つ以上の動作を、例えば、第2の測定スキーム、例えば、測定スキーム9800(図15)に従って遂行することができる。
【0434】
ブロック9902に示すように、方法は、画素/mm比を見つけるために画面を較正するステップを任意選択に含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)を、例えば後記するように、ディスプレイ130(図1)を較正するように構成することができる。
【0435】
ブロック9904に示すように、方法は、眼鏡のテンプルアームを延ばして、それらをディスプレイに対して配置するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、眼鏡テンプルアームを延ばして、例えば、上記したようにディスプレイ130(図1)に対してそれらを配置するようにユーザに指示することができる。
【0436】
ブロック9906に示すように、方法は、カメラ装置を、ディスプレイから既知または推定された距離、例えば、テンプルアームの約2倍の長さに配置するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、カメラ118(図1)をディスプレイ130(図1)から既知または推定した距離に配置するようにユーザに指示することができる。
【0437】
ブロック9908に示すように、方法は、レンズを通して画像を取り込むステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、例えば、レンズを介して、カメラ118(図1)に物体の画像を取り込ませることができる。
【0438】
ブロック9910に示すように、方法は、レンズ度数および円柱度数および円柱軸を決定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、例えば、取り込まれた画像に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定することができる。
【0439】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、後記するように、例えば、第3の測定スキームに従って、カメラ距離、レンズ距離および/またはレンズの1つ以上の光学パラメータを推定するための1つ以上の動作を遂行するように構成することができる。
【0440】
いくつかの例示的な実施形態による、測定スキーム91100を概略的に示す図17を参照する。例えば、測定スキーム91000を使用する1つまたは複数の動作を、システム、例えば、システム100(図1)、モバイル装置、例えば、装置102(図1)、サーバ、例えば、サーバ170(図1)、ディスプレイ、例えば、ディスプレイ130(図1)および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(図1)、によって遂行することができる。
【0441】
いくつかの例示的な実施形態では、測定スキーム91000を、例えば、第3の測定スキームに従って、レンズ91010の1つ以上の光学パラメータを決定することができるように構成することができる。
【0442】
いくつかの例示的な実施形態では、図17に示すように、画像取り込み装置91002を、Lで示された特定の距離、例えば、ディスプレイ91030からのカメラ距離、に配置することができる。例えば、装置91002は、カメラ118(図1)の機能を遂行することができ、および/またはディスプレイ91030は、ディスプレイ130(図1)の機能を遂行することができる。
【0443】
いくつかの例示的な実施形態では、図17に示すように、レンズ91010を、例えば、最大相対倍率を見つけるために、装置91002とディスプレイ91030との間で移動させることができる。
【0444】
いくつかの例示的な実施形態では、測定スキーム91000によれば、レンズの位置を監視する必要がない場合がある。
【0445】
いくつかの例示的な実施形態による、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法を概略的に示す図18を参照する。例えば、図18の方法の1つまたは複数の動作を、システム、例えば、システム100(図1)、モバイル装置、例えば、装置102(図1)、サーバ、例えば、サーバ170(図1)、ディスプレイ、例えば、ディスプレイ130(図1)および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(図1)、によって遂行することができる。
【0446】
いくつかの例示的な実施形態では、図18の方法の1つ以上の動作を、例えば、第3の測定スキーム、例えば、測定スキーム91000(図18)に従って遂行することができる。
【0447】
ブロック91102に示すように、方法は、画素/mm比を見つけるために画面を較正するステップを任意選択に含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)を、例えば、後記するように、ディスプレイ130(図1)を較正するように構成することができる。
【0448】
ブロック91104に示すように、方法は、ディスプレイ上に物体を表示するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、ディスプレイ130(図1)に物体を表示させることができる。
【0449】
ブロック91106に示すように、方法は、カメラ装置をディスプレイからの特定の距離に保持するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、カメラ118(図1)をディスプレイ130(図1)から特定の距離に配置するようにユーザに指示することができる。
【0450】
いくつかの例示的な実施形態では、方法は、カメラ距離を計算するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、カメラ距離を決定することができる。
【0451】
ブロック91108に示すように、方法は、レンズを、カメラ118の近くに配置するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、レンズを、カメラ118(図1)の近くに配置するようにユーザに指示することができる。
【0452】
ブロック91110に示すように、方法は、レンズをディスプレイに向かって移動させながら一連の画像を取り込むステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、カメラ118(図1)に、例えば、上述したように、レンズをディスプレイ130(図1)に向かって移動させながら一連の画像を取り込ませることができる。
【0453】
他の実施形態では、レンズをディスプレイから離れておよびカメラに向かって移動させることができる。例えば、レンズをディスプレイの近くに配置することができ、レンズをカメラに向かって移動させながら一連の画像を取り込むことができる。
【0454】
いくつかの例示的な実施形態では、第1の任意選択または第2の任意選択を使用して、レンズのディスプレイへ向かう移動をいつ停止するべきかを決定することができる。
【0455】
いくつかの例示的な実施形態では、第1の任意選択は、レンズがディスプレイに非常に近いときに停止するステップを含むことができる。
【0456】
いくつかの例示的な実施形態では、第2の任意選択は、任意の軸の相対的な倍率を計算するステップ、および倍率がピークに達した後に移動を停止するステップを含むことができる。
【0457】
ブロック91112に示すように、方法は、最大倍率で画像を決定するステップと、円柱歪みをチェックするステップとを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、後記するように、例えば、特定の経線に対する物体の最大倍率に基づいて、円柱軸を決定することができる。
【0458】
一例では、円形物体が使用されるとき、楕円形状を見ることができる。
【0459】
ブロック91116に示すように、方法は、各々の軸の相対的な倍率および距離に基づいて、レンズ度数および円柱度数を計算するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、例えば、各々の軸の倍率に基づいて、眼鏡レンズの焦点屈折力および円柱度数を決定することができる。
【0460】
いくつかの例示的な実施形態では、方法は、取り込まれた画像の残りの部分での円柱歪みの一貫性を検査するステップを任意選択で含むことができる。
【0461】
一例では、円柱歪みの一貫性は、移動中の意図しない回転を示す場合がある。
【0462】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、後記するように、例えば、第4の測定スキームに従って、カメラ距離、レンズ距離および/またはレンズの1つ以上の光学パラメータを推定するための1つ以上の動作を遂行するように構成することができる。
【0463】
いくつかの例示的な実施形態による、測定スキーム91200を概略的に示す図12を参照する。例えば、測定スキーム91200を使用する1つまたは複数の動作を、システム、例えば、システム100(図1)、モバイル装置、例えば、装置102(図1)、サーバ、例えば、サーバ170(図1)、ディスプレイ、例えば、ディスプレイ130(図1)および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(図1)、によって遂行することができる。
【0464】
いくつかの例示的な実施形態では、測定スキーム91200を、例えば、第4の測定スキームに従って、レンズ91210の1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0465】
いくつかの例示的な実施形態では、図19に示すように、レンズを、Lで示された特定の距離、例えばディスプレイ91230からのレンズ距離、に配置することができる。例えば、ディスプレイ91230は、ディスプレイ130(図1)の機能を遂行することができる。
【0466】
いくつかの例示的な実施形態では、図9に示すように、画像取り込み装置91202を、レンズ91210の近くに配置することができる。例えば、装置91002は、カメラ118(図1)の機能を遂行することができる。
【0467】
いくつかの例示的な実施形態では、図19に示すように、装置91202を、例えば、最大相対倍率を見つけるために、レンズ91210から、2Lで示されたある距離、例えば、カメラ距離まで移動させることができる。
【0468】
他の実施形態では、装置91202を、例えば、レンズ91210を介して表示された物体の一連の画像を取り込みながら、ディスプレイから約2Lの距離に設置し、レンズ91210に向かって移動することができる。
【0469】
いくつかの例示的な実施形態では、いくつかの画像が取り込まれる場合、選択された画像、例えば最大相対倍率を有する画像を使用して、例えば、選択された画像で取り込まれる既知のサイズの物体からカメラ距離を決定し、レンズ距離をカメラ-ディスプレイの距離の半分として決定することによって、例えば、1つ以上の、例えば、レンズ91210の全ての光学パラメータを決定することができる。
【0470】
いくつかの例示的な実施形態による、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法を概略的に示す図20を参照する。例えば、図20の方法の1つまたは複数の動作を、システム、例えば、システム100(図1)、モバイル装置、例えば、装置102(図1)、サーバ、例えば、サーバ170(図1)、ディスプレイ、例えば、ディスプレイ130(図1)および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(図1)、によって遂行することができる。
【0471】
いくつかの例示的な実施形態では、図13の方法の1つ以上の動作を、例えば第4の測定スキーム、例えば測定スキーム91200(図19)に従って遂行することができる。
【0472】
ブロック91302に示すように、方法は、画素/mm関係を見つけるために画面を較正するステップを任意選択に含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)を、例えば後記するように、ディスプレイ130(図1)を較正するように構成することができる。
【0473】
ブロック91304に示すように、方法は、ディスプレイ上に物体を表示するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、ディスプレイ130(図1)に物体を表示させることができる。
【0474】
ブロック91306に示すように、方法は、カメラ118をディスプレイからの特定の距離に保持するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、カメラ118(図1)をディスプレイ130(図1)からDで示される、特定の距離に配置するようにユーザに指示することができる。
【0475】
ブロック91308に示すように、方法は、カメラ距離を計算するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば上記したように、カメラ距離を決定することができる。
【0476】
ブロック91310に示すように、方法は、レンズを装置と同じ距離に配置するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、レンズを、カメラ118の近くに配置するようにユーザに指示することができる。
【0477】
ブロック91312に示すように、方法は、カメラ118を、距離2Dまで後方に向かって移動させるステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、カメラ118(図1)を距離2Dに移動させるようにユーザに指示することができる。
【0478】
ブロック91314に示すように、方法は、レンズを通して画像を取り込むステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、例えば、レンズを介して、カメラ118(図1)に画像を取り込ませることができる。
【0479】
ブロック91316に示すように、方法は、最大倍率で画像を決定するステップと、円柱歪みをチェックするステップとを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、特定の経線の物体の最大倍率を決定することができる。
【0480】
一例では、円形物体の場合、例えば、後記するように、楕円形状を見ることができる。
【0481】
ブロック91318に示すように、方法は、画像歪みから円柱角度を決定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、例えば、特定の経線に対する物体の最大倍率に基づいて、円柱軸を決定することができる。
【0482】
ブロック91320に示すように、方法は、例えば、各々の軸について、相対倍率を決定し、レンズ度数を計算するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、例えば、各々の軸の倍率に基づいて、眼鏡レンズの焦点屈折力および円柱度数を決定することができる。
【0483】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、後記するように、例えば、第5の測定スキームに従って、カメラ距離、レンズ距離および/またはレンズの1つ以上の光学パラメータを推定するための1つ以上の動作を遂行するように構成することができる。
【0484】
いくつかの例示的な実施形態による、測定スキーム91400を概略的に示す図21を参照する。例えば、測定スキーム91400を使用する1つ以上の動作を、システム、例えば、システム100(図1)、モバイル装置、例えば、装置102(図1)、サーバ、例えば、サーバ170(図1)、ディスプレイ、例えば、ディスプレイ130(図1)および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(図1)、によって遂行することができる。
【0485】
いくつかの例示的な実施形態では、測定スキーム91400を、例えば、第5の測定スキームに従って、レンズ91410の1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0486】
いくつかの例示的な実施形態では、図21に示すように、画像取り込み装置91402を、L2で示された特定の距離、例えば、ディスプレイ91430からのカメラ距離、に配置することができる。例えば、装置91402は、カメラ118(図1)の機能を遂行することができ、および/またはディスプレイ91430は、ディスプレイ130(図1)の機能を遂行することができる。
【0487】
いくつかの例示的な実施形態では、図21に示すように、レンズ91420を、L1で示された距離、例えば、レンズ91420とディスプレイ91430との間のレンズ距離、に配置することができる。
【0488】
いくつかの例示的な実施形態では、図21に示すように、装置91402は、ディスプレイ91430に表示された物体の画像をレンズ91410を介して取り込むことができる。
【0489】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラ距離L2、および/またはレンズ距離L1は任意であり得る。
【0490】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ91410を含むフレームの絶対的な形体またはディスプレイからのフレームの距離は、既知のものまたは較正されたものと考えることができる。
【0491】
いくつかの例示的な実施形態では、既知のまたは較正されたフレームサイズ、またはフレーム内の他の任意の形体(「較正物体」)について、レンズ距離およびカメラ距離を、例えば、後記するように推定することができる。
【0492】
いくつかの例示的な実施形態では、較正物体は、既知のおよび/または与えられ得る、hで示される、高さを有することができる。
【0493】
いくつかの例示的な実施形態では、既知の物体の高さhは、例えば、レンズの高さ、フレームの幅、ブリッジの長さおよび/または眼鏡の任意の他の部分などの、フレームの既知のまたは較正された形体として考えることができる。
【0494】
いくつかの例示的な実施形態では、フレームの要素の形体サイズを、例えば、指定されたフレームモデルのクエリからデータベースに与えることができ、および/または装置102(図1)のユーザによって指定することができる。
【0495】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、レンズを介して取り込まれたときの較正物体の画像(「較正画像」)は、h’で示される画像化された高さを有することができる。
【0496】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、後記するように、uで示される、レンズと較正物体との間の距離を、例えば、既知であっても与えられてもよいレンズのEFL(effective focal length)、高さh、および/または画像化された、h’で示される高さに基づいて、決定することができる。
【0497】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、以下のような三角形の相似に基づいて、以下の式を与えることができる。
【0498】
【数28】
【0499】
ここで、νはレンズのほぼEFLである。
【0500】
いくつかの例示的な実施形態では、較正画像の画像化された高さh’は、較正画像によって占有されたh’_pixels_estimatedと示された画素の数と、レンズのpitchと表されるセンサピッチと、に基づくことができ、例えば、以下のようである。
【0501】
【数29】
【0502】
いくつかの例示的な実施形態では、距離uは、例えば、式16および式17に基づいて、決定することができ、例えば、以下のようである。
【0503】
【数30】
【0504】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、後記するように、例えば、第6の測定スキームに従って、カメラ距離、レンズ距離および/またはレンズの1つ以上の光学パラメータを推定するための1つ以上の動作を遂行するように構成することができる。
【0505】
いくつかの例示的な実施形態による、測定スキーム91500を概略的に示す図22を参照する。例えば、測定スキーム91500を使用する1つ以上の動作を、システム、例えば、システム100(図1)、モバイル装置、例えば、装置102(図1)、サーバ、例えば、サーバ170(図1)、ディスプレイ、例えば、ディスプレイ130(図1)および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(図1)、によって遂行することができる。
【0506】
いくつかの例示的な実施形態では、測定スキーム91500を、例えば、第6の測定スキームに従って、レンズ91510の1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0507】
いくつかの例示的な実施形態では、測定スキーム91500に示すように、レンズ91510を、L1で示された距離、例えば、レンズ91510とディスプレイ91530との間のレンズ距離、に配置することができる。例えば、ディスプレイ91530は、ディスプレイ130(図1)の機能を遂行することができる。
【0508】
いくつかの例示的な実施形態では、ディスプレイ91530からのフレームの距離L1を知ることができる。
【0509】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ距離L1を、例えば、フレームを事前に定義されている距離に置くこと、テンプルアームをディスプレイに対して配置すること、ディスプレイからのフレームの距離を測定すること、および/またはディスプレイからまたはカメラからのフレームの距離を決定するための任意の他の方法を使用することにより知ることができる。
【0510】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、装置91502が、例えば、レンズ91510を通してディスプレイ91530に表示された物体の画像を取り込むことができる限り、装置91502を、ディスプレイ91530から例えば、事前に定義されている距離または任意の距離、例えば、L2で示される、所与の距離に、位置させることができる。
【0511】
いくつかの例示的な実施形態では、ディスプレイと装置との間のカメラ距離L2を、例えば、後記するように、ディスプレイ91530に表示され得る既知のサイズ、例えば、カメラ91502の1つ以上の光学パラメータ、例えば、焦点距離、視野、および/またはセンサピッチを、有する物体から計算することができる。
【0512】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、例えば、後記するように、例えば、フレームの1つ以上の要素を較正するために、1つ以上の動作を遂行することができる。
【0513】
いくつかの例示的な実施形態では、フレームを、例えば、ディスプレイ130に対してフレームを配置することおよび既知のサイズを有する較正物体を提示することができるフレームおよびディスプレイ130を含む画像を取り込むことによって較正することができる。
【0514】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、ディスプレイ130に表示された較正物体を使用して、フレームの形体の自動検出または手動検出をスケーリングすることができる。
【0515】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、後記するように、例えば、フレームをディスプレイ130から既知の距離に配置することによって、フレームを較正することができる。
【0516】
いくつかの例示的な実施形態では、眼鏡のテンプルアームを延ばし、ディスプレイ130に対して配置することによって、ディスプレイ130からレンズを取り囲むフレームの距離を約145mmとみなすことができる。
【0517】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、145mmの距離および1つ以上のカメラレンズ特性に対して、例えば、較正物体の表示された画像の倍率に従って、フレームの形体を較正することができる。
【0518】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、眼鏡がディスプレイ130とカメラ118との間の真ん中にあるときに、例えば、最大倍率が生じるという事実を使用して、フレームを較正することができる。
【0519】
いくつかの例示的な実施形態では、この事実を使用して、フレームの実際の場所の距離を、装置102とディスプレイ130との間の測定された距離の半分であると決定することができる。
【0520】
いくつかの例示的な実施形態では、焦点距離およびセンサ画素ピッチが与えられる絶対倍率に変換された既知の距離を使用して、例えば、以下のように決定することができる。
【0521】
【数31】
【0522】
ここで、h’pixelsは、フレーム形体がセンサ上に収容する画素の量であり、ピッチは、1つの画素から隣接画素までの距離であり、Lは、ディスプレイと装置の距離、および/またはfはカメラの焦点距離である。
【0523】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、例えば、後記するように、例えば、装置130の表示サイズを較正するために、1つ以上の動作を遂行することができる。
【0524】
いくつかの例示的な実施形態では、ディスプレイ130の較正を、例えば、ディスプレイに対して配置された既知のサイズを有する物体の画像を取り込むことによって遂行することができる。
【0525】
いくつかの例示的な実施形態では、既知のサイズを有する物体は、標準磁気カード、CDメディア、定規、電池(AA、AAA...)および/または同様のものとすることができる。
【0526】
いくつかの例示的な実施形態では、既知のサイズを有する物体は眼鏡のテンプルアームの長さとすることができる。アームの長さは、典型的には、13.5cm~15cmである。この精度は、さらなる推定には十分であり得る。
【0527】
いくつかの例示的な実施形態では、眼鏡のアーム上にテンプルアームの長さをスクライビングすることができ、長さを表示較正に使用することができる。
【0528】
いくつかの例示的な実施形態では、ディスプレイを較正するステップは、既知の寸法を有する物体を、既知の画素量を有する表示された形体と比較するステップを含むことができる。
【0529】
いくつかの例示的な実施形態では、scalingと示されるスケーリング係数を、例えば、以下のように決定することができる。
【0530】
【数32】
【0531】
いくつかの例示的な実施形態では、ディスプレイのスケーリングを適用して、ディスプレイ上に絶対サイズを有する形体を表示することができる。
【0532】
いくつかの例示的な実施形態では、ディスプレイの較正を、例えば、カメラレンズの実効焦点距離および/またはカメラレンズの視野またはセンサピッチを考慮して、既知の距離でディスプレイ130の画像を取り込むことによって遂行することができる。
【0533】
いくつかの例示的な実施形態では、焦点距離fを有するカメラからカメラ距離Lに位置付けされた、サイズHの物体のサイズhを有する画像のMで示された、倍率を、例えば、次のように決定することができる。
【0534】
【数33】
【0535】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、センサピッチp[μm/pixel]に基づいて、装置上の画像の実際のサイズhを、例えば、次のように計算することができる。
【0536】
【数34】
【0537】
ここで、hpixは、装置上の画像スパンの画素数である。
【0538】
いくつかの例示的な実施形態では、ディスプレイ上の画像の絶対サイズHを、例えば、以下のように決定することができる。
【0539】
【数35】
【0540】
いくつかの例示的な実施形態では、一旦、Hの寸法を有する表示物体が決定されると、ディスプレイへのスケーリングを適用して、ディスプレイ上の既知の絶対サイズの形体を表示することができる。
【0541】
別の実施形態では、ディスプレイに表示されている画像をスケーリングせずに、ディスプレイから画像を評価するときに、スケーリング係数を考慮することができる。
【0542】
例えば、幅が375mmの画面は、この寸法に対して1024画素を収容できる。100画素の較正物体をディスプレイ上に表示し、カメラで取り込むことができる。300mmの寸法を有する既知のサイズの物体(「基準物体」)をディスプレイ上に配置することができる。
【0543】
いくつかの例示的な実施形態では、較正物体の画像および基準物体の画像を含む画像の画像解析は、基準物体が120画素を収容し、較正物体が60画素を収容することを示すことができる。したがって、スケーリング係数は、1.5mm/画素とすることができる。
【0544】
いくつかの例示的な実施形態では、ディスプレイ上に提示された画像を、例えば、所定の既知のサイズの物体と一致するように、スケーリングすることができる。
【0545】
一例では、60mmの寸法を有する画像を表示するために、40画素を有する画像が表示されるべきである。
【0546】
別の例では、すべての画面上に同じ量の画素を表示することができ、スケーリング係数は、例えば、画像を取り込むときに倍率を考慮することができる。この例によれば、スケーリング係数を、例えば、ディスプレイ上に表示された物体の絶対寸法を評価するために考慮することができる。
【0547】
いくつかの例示的な実施形態による、測定スキーム91600を概略的に示す図23を参照する。例えば、較正スキーム91600を、ディスプレイ130(図1)を較正するために実行することができる。
【0548】
いくつかの例示的な実施形態では、図23に示すように、基準物体91604、例えば、クレジットカードを、ディスプレイ91630に対して配置することができる。
【0549】
他の実施形態では、基準物体91604は、ディスプレイに対して配置された延ばされた眼鏡テンプルアームを含むことができる。
【0550】
いくつかの例示的な実施形態では、画像取り込み装置91602、例えば、カメラ118(図1)は、基準物体91604の画像を取り込むことができる。
【0551】
いくつかの例示的な実施形態では、図23に示すように、ディスプレイ91630を、例えば、アプリケーション160(図1)によってトリガすることができ、1つ以上の較正物体91606、例えば、楕円または境界線形状を表示することができる。
【0552】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、上記したように、基準物体91604を較正物体91606と比較することによって、ディスプレイ91630の画素対ミリメートル比を決定することができる。
【0553】
いくつかの例示的な実施形態では、形体および物体の自動識別を利用できるように、較正物体91606を色の異なるチャネル、例えば赤-緑-青から構成することができる。
【0554】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、ディスプレイ130上に表示された較正物体の画像に関する1つ以上のパラメータ、視覚効果、光学効果、および/または属性を分析するように構成することができる。
【0555】
いくつかの例示的な実施形態では、較正物体は、形状および/または色を含むことができる。
【0556】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、同じ角度の焦点屈折力に対応する特定の角度について形状の倍率の分析を遂行することができる。
【0557】
いくつかの例示的な実施形態では、球面レンズは、例えば、すべての角度で均一な倍率を生成することができる。
【0558】
いくつかの例示的な実施形態では、円柱レンズは、例えば、円柱レンズの角度に対応する角度で最大倍率を引き起こすことができ、円柱角度に垂直な角度において相対倍率を引き起こすことができない。
【0559】
いくつかの例示的な実施形態では、球面レンズと円柱レンズとの組み合わせは、例えば、異なる相対的な倍率が明らかな2つの垂直な角度を生成することができる。
【0560】
いくつかの例示的な実施形態では、円柱の角度に対応する角度および各々の角度での倍率が焦点距離計算のための基礎とすることができる。
【0561】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、円柱レンズのために2つの焦点屈折力の結果を示すことができる。
【0562】
いくつかの例示的な実施形態では、2つの焦点屈折力の差を、円柱度数として考えることができる。
【0563】
いくつかの例示的な実施形態に従って、レンズ91710を介して取り込まれた物体91702の画像91700を概略的に示す図24を参照する。
【0564】
例えば、アプリケーション160(図1)を、物体91102の画像に基づいて、レンズ91710の1つ以上のパラメータを決定するように構成することができる。
【0565】
いくつかの例示的な実施形態では、図24に示すように、画像91700は、レンズ91710の2つの焦点屈折力の倍率の効果を示すことができる。
【0566】
いくつかの例示的な実施形態では、図24に示すように、物体91702を、いくつかの半径の半径方向線から構成することができる。
【0567】
いくつかの例示的な実施形態では、図24に示すように、レンズ91710の2つの焦点屈折力が2つの倍率を、生成することができる。
【0568】
いくつかの例示的な実施形態では、図24に示すように、両方の度数が負であるので、レンズ91710の2つの焦点屈折力が2つの縮小を生成することができる。
【0569】
いくつかの例示的な実施形態では、図24に示すように、あらゆる角度において各々の半径方向線の長さを測定することは、長さが変化することが実証され得、これは、互いに垂直な2つの焦点屈折力の倍率の効果である。
【0570】
いくつかの例示的な実施形態では、図24に示すように、この効果は、角度91712で最大倍率を示し、垂直角度91714で最小倍率を示す線を画像内に生成することができる。
【0571】
いくつかの例示的な実施形態では、これらの2つの倍率は、例えば、アプリケーション160(図1)によって使用されて、2つの焦点屈折力を決定することができ、最大倍率が生じる角度は、例えば、アプリケーション160(図1)によって使用されて、円柱の角度を決定することができる。
【0572】
いくつかの例示的な実施形態では、図24に示すように、円形対称物体を物体91702として利用することができる。この場合、画像は倍率変化を経ることがあり、円柱レンズの場合、これは楕円形になる。
【0573】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ度数、レンズ円柱度数および/または円柱角度は、例えばアプリケーション160(図1)によって、例えば全倍率および長楕円軸と短楕円軸との比および楕円の角度を調べることによって、抽出することができる。
【0574】
いくつかの例示的な実施形態による物体91802の画像91800を概略的に示す図25を参照する。
【0575】
いくつかの例示的な実施形態では、図25に示すように、例えば、物体91802の他の部分を、レンズ91810で十分に取り込むことができないが、物体91802を、レンズ91810を介して部分的に取り込むことができる。
【0576】
例えば、アプリケーション160(図1)を、物体91802の画像に基づいて、レンズ91810の1つ以上のパラメータを決定するように構成することができる。
【0577】
いくつかの例示的な実施形態では、図25に示すように、物体91802は、いくつかの半径の半径方向線から構成され得る物体を含むことができ、各々の線を破線で構成することができ、異なる半径を、異なる色または異なる線種によって示すことができる。
【0578】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、破線を含む物体91802の使用は、例えば、各々の線の空間周波数が異なる倍率の下で変化するので、倍率を決定することを助けることができる。
【0579】
いくつかの例示的な実施形態に従って、レンズ91910を介して取り込まれた物体91902の画像91900を概略的に示す図26を参照する。例えば、アプリケーション160(図1)を、物体91902の画像に基づいて、レンズ91910の1つ以上のパラメータを決定するように構成することができる。
【0580】
図26に示すように、いくつかの例示的な実施形態では、レンズ91910は、球面レンズおよび円柱レンズを含むことができる。
【0581】
図26に示すように、いくつかの例示的な実施形態では、物体91902の取り込み画像91900は、角度91912で最大倍率を生成する倍率の変化と、垂直角度91914で最小倍率を生成することができる。
【0582】
いくつかの例示的な実施形態では、図26に示すように、取り込まれた画像91900は、経線ごとに異なる倍率によって引き起こされ得る、異なる経線における線の空間周波数を示すことができる。
【0583】
いくつかの例示的な実施形態では、円柱効果が、等しい半径方向線が楕円形を生成させることは明らかであり得る。
【0584】
いくつかの例示的な実施形態に従って、レンズ92010を介して取り込まれた物体92002の画像92000を概略的に示す図27を参照する。
【0585】
例えば、アプリケーション160(図1)を、物体92002の画像に基づいて、レンズ92010の1つ以上のパラメータを決定するように構成することができる。
【0586】
いくつかの例示的な実施形態では、図27に示すように、物体92002は、すべての線を同じ半径で接続する線のアウトラインを含むことができる。
【0587】
いくつかの例示的な実施形態では、図27に示すように、画像92000は、レンズ92010の異なる垂直焦点屈折力が円形形状を楕円形状に変換する2つの垂直倍率をどのように生成するかを示すことができる。
【0588】
いくつかの例示的な実施形態では、図27に示すように、最大の倍率が角度92012、例えば、円柱軸で発生し、最小の倍率が、垂直な角度92014で発生することができる。
【0589】
いくつかの例示的な実施形態では、図27に示すように、レンズ92010の方向を考慮して、円柱の絶対軸を計算することができる。楕円軸の各々について、相対的な倍率を決定することができ、その後、レンズの度数を決定することができる。
【0590】
いくつかの例示的な実施形態では、異なる倍率によって、例えば、レンズ92010の度数によって、物体92002を、画像92000上に異なるスケールで表示することができる。
【0591】
いくつかの例示的な実施形態では、各々が異なる半径を有するいくつかの同心円状のリングを表示することは、正の倍率と負の倍率の両方を異なる度数で分析することを可能にすることができる。
【0592】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、異なる方向に沿った優勢な周波数を追跡することによって、例えば、フーリエ変換を使用して、これらの同心リングの倍率および円柱をさらに分析することができる。
【0593】
いくつかの例示的な実施形態では、いくつかの物体を使用することにより、例えば、平均化によって精度を改善するという利点を提供することができる。
【0594】
他の実施形態では、物体92002は高密度のグリッド線を含むことができる。
【0595】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ度数、円柱および収差を、例えば、高密度グリッド線内の歪みに追従することによって導き出すことができる。
【0596】
いくつかの例示的な実施形態では、物体92002は、例えば、画像9200内の特定の形体を識別できるように、色素効果を含むことができる。例えば、緑色や赤色などの色の小さな焦点ぼけは、例えば、2つの色が隣接しているような黄色になる場合がある。
【0597】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、レンズを介して取り込まれた画像がレンズの中心を介して取り込まれると判定するように構成することができる。
【0598】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、レンズの中心からの最小変位がレンズを介して取り込まれた画像であることを確実にするように、1つ以上の動作、方法および/または手順を遂行するように構成することができる。
【0599】
いくつかの例示的な実施形態による、円形リング物体92102の楕円曲線フィット92100を概略的に示す図28を参照する。
【0600】
いくつかの例示的な実施形態では、楕円曲線フィット92100は、例えば、円柱レンズを介して円形リング物体92102を取り込むことによって得られる。
【0601】
いくつかの例示的な実施形態では、図28に示すように、円形のリング物体画像92100の楕円曲線フィット92102を、円柱形のテストレンズを通して取り込むことができる。
【0602】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、ディスプレイ130を使用しなくても、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。例えば、アプリケーション160は、例えば、後記するように、ディスプレイ130を使用しなくても、円柱度数、および/またはレンズの円柱角度および/または球面度数を決定するように構成することができる。
【0603】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、ディスプレイ130に画像を表示しなくても、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0604】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、後記するように、例えば、既知のサイズを有する物体の取り込まれた画像に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するように構成することができる。
【0605】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、カメラまたはスマートフォン装置および既知のサイズの物体を使用することによって、球面度数、円柱度数および/または円柱角度などのレンズの1つ以上の光学パラメータを見つけることができる。
【0606】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズを介して既知のサイズの物体の画像を取り込むことによって、レンズの1つ以上の光学パラメータを見つけることができる。
【0607】
いくつかの例示的な実施形態では、既知のサイズの物体は、例えば、既知のサイズを有するコイン、目の虹彩または目の較正された虹彩の直径、および/または任意の他の物体または要素を含むことができる。
【0608】
いくつかの例示的な実施形態では、較正物体を使用することにより、例えば、画面を用いて物体を表示することなく、および/または、レンズの1つ以上の光学パラメータの測定の前に較正を行わずに、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定することができる。
【0609】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ度数および/または円柱パラメータを、テストレンズなしに直接観察することができる較正物体の画像に対するテストレンズを通る較正物体の観察画像の歪みから導き出すことができる。
【0610】
いくつかの例示的な実施形態では、スペクタクル眼鏡パラメータ、例えば、球面度数、円柱度数および/または円柱角度を、例えば、カメラまたはスマートフォン装置を使用して、例えば、既知のサイズの外部物体を使用することなく決定することができる。
【0611】
いくつかの例示的な実施形態では、眼鏡着用者の眼の画像を取り込むことによって、スペクタクル眼鏡から生じる着用者の虹彩サイズの変化を分析することが可能であり得る。例えば、眼鏡付きまたは眼鏡なしの虹彩の画像を比較して分析して、例えば、スペクタクル眼鏡パラメータを決定することができる。
【0612】
いくつかの例示的な実施形態では、必要であれば、例えば、コインまたはクレジットカードなどの既知のサイズの物体を使用して、角膜絶対サイズを較正することができる。
【0613】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、後記するように、眼鏡の第1のレンズと眼鏡の第2のレンズとの間の瞳孔間距離(PD:pupillary distance)を決定するように構成することができる。
【0614】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、後記するように、第1の要素および第2の要素を含む物体の画像を処理するように構成することができる。一例では、アプリケーション160を、ディスプレイ130に物体を表示させるように構成することができる。
【0615】
いくつかの例示的な実施形態では、画像は、第1のレンズを介して取り込まれた第1の要素の第1の画像化された要素と、第2のレンズを介して取り込まれた第2の要素の第2の画像化された要素と、を含むことができる。
【0616】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、後記されるように、例えば、少なくとも第1と第2の要素との間の第1の距離および第1と第2の画像化された要素との間の第2の距離に基づいて、第1と第2のレンズとの間の瞳孔間距離を決定するように構成することができる。
【0617】
いくつかの例示的な実施形態による物体92202の画像92200を概略的に示す図29を参照する。例えば、アプリケーション160(図1)は、画像92200を取り込むためにディスプレイ130(図1)に物体92202および/または制御カメラ118(図1)を表示させることができる。
【0618】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)を、例えば、後記するように、例えば、画像92200に基づいて、眼鏡の第1のレンズ92210と眼鏡の第2のレンズ92220との間の瞳孔間距離を決定するように構成することができる。
【0619】
いくつかの例示的な実施形態では、図29に示すように、物体92202をディスプレイ装置上に表示することができ、第1の円対称物体92211および第2の円対称物体92221を含むことができる。他の実施形態では、物体92202は、任意の他の追加のまたは代替の形状、物体および/または要素を含むことができる。
【0620】
いくつかの例示的な実施形態では、物体92211および92221は、複数の同心円状のリングを含むことができる。例えば、各々のリングは異なる半径を有することができる。他の実施形態では、物体92211および92221は、任意の他の追加のまたは代替の形状、物体および/または要素を含むことができる。
【0621】
いくつかの例示的な実施形態では、図29に示すように、物体92202は、第1の線要素92212および第2の線要素92222を含むことができる。
【0622】
いくつかの例示的な実施形態では、図29に示すように、線要素92212および/または92222は、垂直線形要素を含むことができる。他の実施形態では、線要素92212および92222は、任意の他の追加のまたは代替の形状、物体および/または要素を含むことができる。
【0623】
いくつかの例示的な実施形態では、図29に示すように、線要素92212は、円対称物体92211の中心を横切り、および/または線要素92222は、円対称物体92221の中心を横切ることができる。
【0624】
いくつかの例示的な実施形態では、線要素92212と線要素92222との間の距離92203は、事前に構成または設定することができる。一例では、距離92203を、典型的なPD値またはPD値の範囲に基づいて、構成することができる。
【0625】
いくつかの例示的な実施形態では、図29に示すように、画像92200は、第1のレンズ92210を介して取り込まれた第1の要素92212の第1の画像化要素92214を含むことができる。
【0626】
いくつかの例示的な実施形態では、図29に示すように、画像92200は、第2のレンズ92220を介して取り込まれた第2の要素92222の第2の画像化要素92224を含むことができる。
【0627】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)を、例えば、後記されるように、例えば、少なくとも要素92212と92222との間の第1の距離92203および画像化された要素92214と92224との間の第2の距離92213に基づいて、眼鏡内に組み立てられたレンズ92210と92220の間の瞳孔間距離を決定するように構成することができる。
【0628】
いくつかの例示的な実施形態では、図29に示すように、線要素92212および/または92222は、例えば、レンズ92210および92220を介して画像化されるような距離92213および例えば、レンズ92210および92220を介さずに画像化されるような距離92203の間の変化または差を認識および/または評価することを支援することができる。
【0629】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)は、画像92202を取り込むカメラ、例えばカメラ118(図1)からの眼鏡の距離、およびレンズ92210および92220の度数を利用して、例えば画像92202からPDを評価することができる
【0630】
いくつかの例示的な実施形態では、距離92203を、例えば、上記したように、知るまたは較正することができる。
【0631】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)を、後記されるように、ディスプレイ、例えば、ディスプレイ130(図1)から、カメラ、例えば、カメラ118(図1)の第1の距離(カメラ-ディスプレイ距離)、およびカメラからのレンズ92210および92220の第2の距離(「カメラ-眼鏡距離」に基づいて、レンズ220および92220を含む眼鏡のPDを決定するように構成することができる。
【0632】
いくつかの例示的な実施形態では、PDを、例えば、カメラ-ディスプレイ距離およびカメラ-眼鏡距離、レンズ92210および/または92220の度数、および/または距離92203および92213に基づいて、決定することができる。
【0633】
いくつかの例示的な実施形態では、図29に示すように、画像2202は、1つ以上の較正要素92206を含むことができる。
【0634】
いくつかの例示的な実施形態では、較正要素92206を、レンズ92210および/または92220を介さずに画像92200に取り込むことができる。
【0635】
いくつかの例示的な実施形態では、較正要素92206の1つ以上の形体を知るおよび/また測定することができる。例えば、較正要素92206の間の距離を、知るおよび/また測定することができ、較正要素92206の直径を、知るおよび/また測定することができる。
【0636】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)を、例えば、画像92200に基づいて、例えば、カメラ-ディスプレイ距離を決定するように構成することができる。
【0637】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、画像92200が取り込まれたとき、眼鏡がカメラ-眼鏡距離に位置する間に、円対称物体92211および92221を、それぞれレンズ92210および92220を介して同時に画像化することができる。
【0638】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、円形対称物体92211および92221の実際のサイズに関する、画像92202内の円対称物体92211および92221の相対的な倍率を、例えば、レンズ92210および/または92220の球面度数および/または円柱度数および/または軸を、例えば、別個に、決定することができる。
【0639】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、線要素92212および/または92222と画像化された線要素92214および92224との間の変位によって、円対称物体92211および92221の中心の横方向変位を見ることができる。
【0640】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、較正物体92206に関して、例えば、中心の場所を事前に定義されることができるように、例えば、線対称物体92211および92221の中心に基づいて、例えば、線要素92212および/または92222なしに、画像92200から横方向変位を導き出すことができる。
【0641】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズを通る物体の画像の横方向の変位を、例えば、レンズの光軸からのレンズ横方向変位、物体からのレンズの距離、および/または物体からのカメラの距離、および/またはレンズ度数を含む1つ以上のパラメータに、例えば、基づいて、決定することができる。
【0642】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)は、レンズ92210および92220の中心間の距離、レンズ92210および/または92220の度数、および/または円柱度数およびレンズの軸を、例えば、1つ以上のパラメータに基づいて、例えば、同時に、決定するように構成することができる。
【0643】
いくつかの例示的な実施形態では、図31を参照して後記するように、例えば、眼鏡の所与のPDに基づいて、例えば、画像92200を使用して、例えば、カメラ-眼鏡距離などの、眼鏡のカメラからの距離を決定することができる。
【0644】
いくつかの例示的な実施形態による、眼鏡のレンズの瞳孔間距離を決定する方法を概略的に示す図30を参照する。例えば、図30の方法の1つまたは複数の動作を、システム、例えば、システム100(図1)、モバイル装置、例えば、装置102(図1)、サーバ、例えば、サーバ170(図1)、ディスプレイ、例えば、ディスプレイ130(図1)および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(図1)、によって遂行することができる。
【0645】
ブロック92302に示すように、方法は、ディスプレイ上に1つ以上の既知のまたは較正されたサイズを有する物体を表示するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、ディスプレイ130(図1)に物体92202(図29)を表示させることができる。
【0646】
ブロック92304に示すように、方法は、カメラが、物体から第1の距離におよびレンズから第2の距離に配置されている間に、両方の眼鏡を通して物体の画像を取り込むステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、上記したように、カメラ118(図1)に、例えば、レンズ92210および92220(図29)を介して物体92202(図29)の画像92200(図29)を取り込ませることができる一方、カメラ118(図1)は、カメラディスプレイ距離にあり、レンズは、例えば上記したようにカメラ-眼鏡距離にある。
【0647】
ブロック92306に示すように、方法は、各々のレンズを通して画像化された物体の画像化された中心間の距離と、レンズなしで画像化された物体の中心間の距離を決定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)を、例えば、上記したように、距離92213(図29)および距離92203(図29)を決定するように構成することができる。
【0648】
ブロック92308に示すように、方法は、PD計算、例えば、PD計算を可能にする1つ以上のパラメータ、例えば、各々のレンズの第1の距離、第2の距離および/または度数を、受信および/または決定するステップを含むができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、カメラ-ディスプレイ距離、カメラ-眼鏡距離、および/またはレンズ92210および92220(図29)の度数を受信および/または決定することができる。
【0649】
ブロック92310に示すように、方法は、1つ以上のパラメータに基づいて、レンズの中心間の距離を決定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、例えば、カメラ-眼鏡距離、カメラ-ディスプレイ距離、および/またはレンズ92210および92220(図29)の度数に基づいて、眼鏡のPDを決定することができる。
【0650】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160を、例えば、後記するように、例えば、カメラ118と眼鏡との間の距離(「カメラ-レンズ距離」)を、眼鏡のレンズの間の瞳孔間距離に基づいて、決定するように構成することができる。
【0651】
いくつかの例示的な実施形態による、カメラと眼鏡との間の距離を決定する方法を概略的に示す図31を参照する。例えば、図31の方法の1つまたは複数の動作を、システム、例えば、システム100(図1)、モバイル装置、例えば、装置102(図1)、サーバ、例えば、サーバ170(図1)、ディスプレイ、例えば、ディスプレイ130(図1)および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(図1)、によって遂行することができる。
【0652】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(図1)は、図31の1つ以上の動作を遂行して、例えば、眼鏡のレンズの推定または事前構成された瞳孔間距離に基づいて、カメラ-レンズ距離を決定することができる。
【0653】
ブロック92402に示すように、方法は、ディスプレイ上に1つ以上の既知のまたは較正されたサイズを有する物体を表示するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、ディスプレイ130(図1)に物体92202(図29)を表示させることができる。
【0654】
ブロック92404に示すように、方法は、物体から第1の距離におよびレンズから第2の距離に配置されている間に、両方の眼鏡を通してカメラで物体の画像を取り込むステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、上記したように、カメラ118(図1)に、例えば、レンズ92210および92220(図29)を介して物体92202(図29)の画像92200(図29)を取り込ませることができる一方、カメラ118(図1)は、カメラ-ディスプレイ距離にあり、レンズは、例えば上記したようにカメラ-眼鏡距離にある。
【0655】
ブロック92406に示すように、方法は、各々のレンズを通して画像化された物体の画像化された中心間の距離と、レンズなしで画像化された物体の中心間の距離を決定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)を、例えば、上記したように、距離92213(図29)および距離92203(図29)を決定するように構成することができる。
【0656】
ブロック92408に示すように、方法は、1つ以上のパラメータ、例えば、眼鏡のPD、第1の距離、および/または各々のレンズの度数を受信および/または決定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、カメラ-ディスプレイ距離、眼鏡のPD、および/またはレンズ92210および92220(図29)の度数を受信および/または決定することができる。
【0657】
ブロック92410に示すように、方法は、1つ以上のパラメータに基づいて、カメラ-レンズ距離を決定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、カメラ-ディスプレイ距離、眼鏡のPD、および/またはレンズ92210および92220(図29)の度数に基づいて、カメラ-眼鏡距離を決定することができる。
【0658】
いくつかの例示的な実施形態による、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法を概略的に示す図32を参照する。例えば、図29の方法の1つまたは複数の動作を、システム、例えば、システム100(図1)、モバイル装置、例えば、装置102(図1)、サーバ、例えば、サーバ170(図1)、ディスプレイ、例えば、ディスプレイ130(図1)および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(図1)、によって遂行することができる。
【0659】
ブロック92502に示すように、方法は、レンズを介して取り込まれた物体の少なくとも1つの画像を処理するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば、上記したように、ディスプレイ130(図1)上に表示された物体のレンズを介して取り込まれた少なくとも1つの画像を処理することができる。
【0660】
ブロック92504に示すように、方法は、少なくとも1つの画像に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、少なくとも1つの画像に基づいて、例えば、図1図21の1つ以上に関して上記したような1つ以上の動作を遂行することによって、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定することができる。
【0661】
いくつかの例示的な実施形態による、眼鏡のレンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法を概略的に示す図33を参照する。例えば、図33の方法の1つ以上の動作は、システム、例えばシステム100(図1)、コンピューティング装置、例えば装置102(図1)、サーバ、例えばサーバ170(図1)、ディスプレイ、例えばディスプレイ130(図1)および/またはアプリケーション、例えばアプリケーション160(図1)によって遂行することができる。
【0662】
ブロック3302に示されるように、方法は、眼鏡のレンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射の少なくとも1つの取り込まれた画像を処理するステップを含んでもよい。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば上記したように、眼鏡のレンズ上のフラッシュ122(図1)の少なくとも1つの反射の少なくとも1つの取り込まれた画像を処理することができる。
【0663】
ブロック3304に示されるように、方法は、少なくとも1つの取り込まれた画像に少なくとも基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するステップを含んでもよい。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば上記したように、少なくとも1つの取り込まれた画像に少なくとも基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定することができる。
【0664】
いくつかの例示的な実施形態による、眼鏡のレンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法を概略的に示す図34を参照する。例えば、図34の方法の1つまたは複数の動作は、システム、例えばシステム100(図1)、コンピューティング装置、例えば装置102(図1)、サーバ、例えばサーバ170(図1)、ディスプレイ、例えばディスプレイ130(図1)および/またはアプリケーション、例えばアプリケーション160(図1)によって遂行することができる。
【0665】
ブロック3402に示されるように、方法は、眼鏡のレンズを介する少なくとも1つの基準物体のカメラによる少なくとも1つの画像の取り込みをトリガするステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば上記したように、眼鏡のレンズを介する少なくとも1つの参照物体のカメラ118(図1)による少なくとも1つの画像の取り込みをトリガすることができる。
【0666】
ブロック3404に示されるように、方法は、レンズの面とカメラの面との間の相対角度を決定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば上記したように、レンズの面とカメラ118(図1)の面との間の相対角度を決定することができる。
【0667】
ブロック3406に示されるように、方法は、相対角度および少なくとも1つの画像に少なくとも基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(図1)は、例えば上記したように、相対角度および少なくとも1つの取り込まれた画像に少なくとも基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定することができる。
【0668】
いくつかの例示的な実施形態による、製造製品3500を概略的に示す図35を参照する。製品3500は、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのコンピュータプロセッサが、装置102(図1)、サーバ170(図1)、ディスプレイ130(図1)および/またはアプリケーション160(図1)において1つまたは複数の動作を実装すること、および/または図1~34の1つ以上、および/または本明細書に記載される1つ以上の動作に従って、1つまたは複数の処理、通信および/または機能を遂行し、トリガしおよび/または実装することを可能にするように動作可能な、例えば、ロジック3504によって実装される、コンピュータ実行命令を含むことができる、1つ以上の有形のコンピュータ可読非一時的格納媒体3502を含むことができる。「非一時的機械可読媒体」という語句は、一時的な伝搬信号のみを除いて、すべてのコンピュータ可読媒体を含むように導かれる
【0669】
いくつかの例示的な実施形態では、製品3500および/または機械可読格納媒体3502は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、取り外し可能または取り外し不可能なメモリ、消去可能または消去不能メモリ、書き込み可能または再書き込み可能メモリなどを含む、データを格納することができる1つ以上のタイプのコンピュータ可読格納媒体を含むことができる。例えば、機械可読格納媒体3502は、RAM、DRAM、ダブルデータレートDRAM(DDR-DRAM:double data rate dynamic random access memory)、SDRAM(Synchronousdynamic random access memory)、スタティックRAM(SRAM:staticrandom access memory)、ROM、プログラマブルROM(PROM:programmableread‐only memory)、消去可能プログラマブルROM(EPROM:erasable programmable read‐only memory)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM:electrically erasable programmable read‐only memory)、コンパクトディスクROM(CD-ROM)、コンパクトディスクレコーダブル(CD-R:Compact Disc Recordable)、コンパクトディスクリライタブル(CD-RW)、フラッシュメモリ(例えば、NORまたはNANDフラッシュメモリ)、連想メモリ(CAM:content addressable memory)、ポリマーメモリ、相変化メモリ、強誘電体メモリ、シリコン酸化物-窒化物-酸化物-シリコン(SONOS:silicon-oxide-nitride-oxide-silicon)メモリ、ディスク、フロッピーディスク、ハードドライブ、光ディスク、磁気ディスク、カード、磁気カード、光カード、テープ、カセットなどを含むことができる。コンピュータ可読格納媒体は、通信リンク、例えば、モデム、ラジオまたはネットワーク接続、を通して、搬送波または他の伝搬媒体で具体化されたデータ信号によって運ばれる遠隔コンピュータから要求コンピュータにコンピュータプログラムをダウンロードまたは転送することに伴う任意の好適な媒体を含むことができる。
【0670】
いくつかの例示的な実施形態では、ロジック3504は、機械によって実行される場合、本明細書に記載される、方法、プロセスおよび/または動作を機械に遂行させる命令、データ、および/またはコードを含むことができる。機械は、例えば、任意の好適な処理プラットフォーム、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティング装置、処理装置、コンピューティングシステム、処理システム、コンピュータ、プロセッサなどを含むことができ、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、などの任意の好適な組み合わせを使用して実装され得る。
【0671】
いくつかの例示的な実施形態では、ロジック3504は、ソフトウェア、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、プログラム、サブルーチン、命令、命令セット、コンピューティングコード、ワード、値、シンボルなどを含むことができるか、または実装され得る。命令は、ソースコード、コンパイルされたコード、インタプリタ型コード、実行可能コード、スタティックコード、ダイナミックコードなどの任意の好適なタイプのコードを含むことができる。命令を、特定の機能を遂行するようにプロセッサに命令するために、事前に定義されたコンピュータ言語、形態、または構文に従って実装することができる。命令は、C、C++、Java(登録商標)、BASIC、Matlab、Pascal、Visual BASIC、アセンブリ言語、機械コードなどの任意の好適な高レベル、低レベル、オブジェクト指向、ビジュアル、コンパイルおよび/またはインタプリタ型プログラミング言語を使用して実装することができる。
【実施例0672】
以下の実施例は、さらなる実施形態に関する。
【0673】
実施例1は、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのコンピュータプロセッサが、コンピューティング装置に、眼鏡のレンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射の少なくとも1つの取り込まれた画像を処理させ、少なくとも1つの取り込まれた画像に少なくとも基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定させることを可能にするように動作可能なコンピュータ実行命令を備える1つ以上の有形のコンピュータ可読非一時的格納媒体を含む製品を含む。
【0674】
実施例2は、実施例1に記載の対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像がカメラによって取り込まれた画像を含み、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、少なくとも1つの反射およびレンズの面とカメラの面との間の相対角度に基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定させる。
【0675】
実施例3は、実施例2の対象事項を含み、任意選択で、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、少なくとも1つの反射に基づいて相対角度を決定させる。
【0676】
実施例4は、実施例2または3の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの反射が、レンズの前面上のフラッシュの第1の反射およびレンズの後面上のフラッシュの第2の反射を含み、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、第1の反射と第2の反射との間の少なくとも1つの変位に基づいて相対角度を決定させる。
【0677】
実施例5は、実施例4の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの変位が、垂直変位または水平変位のうちの少なくとも1つを含む。
【0678】
実施例6は、実施例2~5のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、レンズの中心に対する少なくとも1つの反射の相対位置に基づいて相対角度を決定させる。
【0679】
実施例7は、実施例6の対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像は、レンズを介して取り込まれた第1の基準物体の第1の基準物体画像およびレンズを介さずに取り込まれた第2の基準物体の第2の基準物体画像を含み、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、第1の基準物体画像および第2の基準物体画像に基づいてレンズの中心を決定させる。
【0680】
実施例8は、実施例1~7のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、取り込まれた画像内の少なくとも1つの反射の直径サイズに基づいてレンズの球面度数を決定させる。
【0681】
実施例9は、実施例1~8のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、取り込まれた画像内の少なくとも1つの反射の変形に基づいてレンズの円柱度数またはレンズの円柱軸のうちの少なくとも1つを決定させる。
【0682】
実施例10は、実施例1~9のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像が、レンズを介してカメラによって取り込まれた基準物体の基準物体画像を含み、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、基準物体と基準物体画像との間の比較に基づいてレンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定させ;少なくとも1つの反射に基づいてレンズの面とカメラの面との間の相対角度を決定させ;相対角度および1つ以上の推定光学パラメータに基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定させる。
【0683】
実施例11は、実施例10の対象事項を含み、任意選択で、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、基準物体の基準寸法と、基準物体画像内の基準寸法の画像化された寸法との間の倍率に基づいてレンズの推定球面度数を決定させ、相対角度および推定球面度数に基づいてレンズの球面度数を決定させる。
【0684】
実施例12は、実施例10または11の対象事項を含み、任意選択で、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、基準物体の1つ以上の基準寸法と、基準物体画像内の1つ以上の基準寸法の1つ以上のそれぞれの画像化された寸法との間の変形に基づいてレンズの推定円柱度数またはレンズの推定円柱軸のうちの少なくとも1つを決定させ、相対角度および推定円柱度数または推定円柱軸のうちの少なくとも1つに基づいてレンズの円柱度数またはレンズの円柱軸のうちの少なくとも1つを決定させる。
【0685】
実施例13は、実施例1~12のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの反射が、レンズの前面からのフラッシュの第1の反射、およびレンズの後面からのフラッシュの第2の反射を含む。
【0686】
実施例14は、実施例13の対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像は、レンズを介して取り込まれた基準物体の基準物体画像を含み、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、第1の反射および第2の反射が取り込まれた画像内で一致する場合、基準物体と基準物体画像との間の比較に基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定させる。
【0687】
実施例15は、実施例14の対象事項を含み、任意選択で、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、少なくとも第1の反射および第2の反射が一致するまで眼鏡を回転するようにユーザに命令をトリガさせる。
【0688】
実施例16は、実施例1~15のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、少なくとも1つの取り込まれた画像の取り込みをトリガさせる。
【0689】
実施例17は、実施例1~16のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、1つ以上の光学パラメータが少なくともレンズの球面度数を含む。
【0690】
実施例18は、実施例1~17のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、1つ以上の光学パラメータがレンズの円柱度数または円柱軸のうちの少なくとも1つを含む。
【0691】
実施例19は、眼鏡のレンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射の少なくとも1つの画像を取り込むためのカメラと、少なくとも1つの取り込まれた画像に少なくとも基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するためのレンズメータモジュールとを含むモバイル装置を含む。
【0692】
実施例20は、実施例19の対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像が、カメラによって取り込まれた画像を含み、レンズメータモジュールが、少なくとも1つの反射ならびにレンズの面とカメラの面との間の相対角度に基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するためである。
【0693】
実施例21は、実施例20の対象事項を含み、任意選択で、レンズメータモジュールが、少なくとも1つの反射に基づいて相対角度を決定するためである。
【0694】
実施例22は、実施例20または21の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの反射が、レンズの前面上のフラッシュの第1の反射およびレンズの後面上のフラッシュの第2の反射を含み、レンズメータモジュールが、第1の反射と第2の反射との間の少なくとも1つの変位に基づいて相対角度を決定するためである。
【0695】
実施例23は、実施例22の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの変位が、垂直変位または水平変位のうちの少なくとも1つを含む。
【0696】
実施例24は、実施例20~23のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、レンズメータモジュールが、レンズの中心に対する少なくとも1つの反射の相対位置に基づいて相対角度を決定するためである。
【0697】
実施例25は、実施例24の対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像は、レンズを介して取り込まれた第1の基準物体の第1の基準物体画像およびレンズを介さずに取り込まれた第2の基準物体の第2の基準物体画像を含み、レンズメータモジュールが、第1の基準物体画像および第2の基準物体画像に基づいてレンズの中心を決定するためである。
【0698】
実施例26は、実施例19~25のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、レンズメータモジュールが、取り込まれた画像内の少なくとも1つの反射の直径サイズに基づいてレンズの球面度数を決定するためである。
【0699】
実施例27は、実施例19~26のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、レンズメータモジュールが、取り込まれた画像内の少なくとも1つの反射の変形に基づいてレンズの円柱度数またはレンズの円柱軸のうちの少なくとも1つを決定するためである。
【0700】
実施例28は、実施例19~27のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像が、レンズを介してカメラによって取り込まれた基準物体の基準物体画像を含み、レンズメータモジュールが、基準物体と基準物体画像との間の比較に基づいてレンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定し、少なくとも1つの反射に基づいてレンズの面とカメラの面との間の相対角度を決定し、相対角度および1つ以上の推定光学パラメータに基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するためである。
【0701】
実施例29は、実施例28の対象事項を含み、任意選択で、レンズメータモジュールは、基準物体の基準寸法と、基準物体画像内の基準寸法の画像化された寸法との間の倍率に基づいてレンズの推定球面度数を決定し、相対角度および推定球面度数に基づいてレンズの球面度数を決定するためである。
【0702】
実施例30は、実施例28または29の対象事項を含み、任意選択で、レンズメータモジュールが、基準物体の1つ以上の基準寸法と、基準物体画像内の1つ以上の基準寸法の1つ以上のそれぞれの画像化された寸法との間の変形に基づいてレンズの推定円柱度数またはレンズの推定円柱軸のうちの少なくとも1つを決定し、相対角度および推定円柱度数または推定円柱軸のうちの少なくとも1つに基づいてレンズの円柱度数またはレンズの円柱軸のうちの少なくとも1つを決定するためである。
【0703】
実施例31は、実施例19~30のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの反射が、レンズの前面からのフラッシュの第1の反射、およびレンズの後面からのフラッシュの第2の反射を含む。
【0704】
実施例32は、実施例31の対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像が、レンズを介して取り込まれた基準物体の基準物体画像を含み、レンズメータモジュールが、第1の反射および第2の反射が取り込まれた画像内で一致する場合、基準物体と基準物体画像との間の比較に基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するためである。
【0705】
実施例33は、実施例32の対象事項を含み、任意選択で、レンズメータモジュールが、少なくとも第1の反射および第2の反射が一致するまで、眼鏡を回転するようにユーザに命令をトリガするためである。
【0706】
実施例34は、実施例19~33のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、レンズメータモジュールが、少なくとも1つの取り込まれた画像の取り込みをトリガするためである。
【0707】
実施例35は、実施例19~34のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、1つ以上の光学パラメータが少なくともレンズの球面度数を含む。
【0708】
実施例36は、実施例19~35のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、1つ以上の光学パラメータが、レンズの円柱度数または円柱軸のうちの少なくとも1つを含む。
【0709】
実施例37は、眼鏡のレンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法であって、眼鏡のレンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射の少なくとも1つの取り込まれた画像を処理するステップと、少なくとも1つの取り込まれた画像に少なくとも基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するステップとを含む、方法を含む。
【0710】
実施例38は、実施例37の対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像が、カメラによって取り込まれた画像を含み、方法が、少なくとも1つの反射およびレンズの面とカメラの面との間の相対角度に基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するステップを含む。
【0711】
実施例39は、実施例38の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの反射に基づいて相対角度を決定するステップを含む。
【0712】
実施例40は、実施例38または39の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの反射が、レンズの前面上のフラッシュの第1の反射およびレンズの後面上のフラッシュの第2の反射を含み、方法が、第1の反射と第2の反射との間の少なくとも1つの変位に基づいて相対角度を決定するステップを含む。
【0713】
実施例41は、実施例40の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの変位が、垂直変位または水平変位のうちの少なくとも1つを含む。
【0714】
実施例42は、実施例38~41のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、レンズの中心に対する少なくとも1つの反射の相対位置に基づいて相対角度を決定するステップを含む。
【0715】
実施例43は、実施例42の対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像が、レンズを介して取り込まれた第1の基準物体の第1の基準物体画像およびレンズを介さずに取り込まれた第2の基準物体の第2の基準物体画像を含み、方法が、第1の基準物体画像および第2の基準物体画像に基づいてレンズの中心を決定するステップを含む。
【0716】
実施例44は、実施例37~43のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像内の少なくとも1つの反射の直径サイズに基づいてレンズの球面度数を決定するステップを含む。
【0717】
実施例45は、実施例37~44のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像内の少なくとも1つの反射の変形に基づいてレンズの円柱度数またはレンズの円柱軸のうちの少なくとも1つを決定するステップを含む。
【0718】
実施例46は、実施例37~45のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像は、レンズを介してカメラによって取り込まれた基準物体の基準物体画像を含み、方法は、基準物体と基準物体画像との間の比較に基づいて、レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定するステップと、少なくとも1つの反射に基づいて、レンズの面とカメラの面との間の相対角度を決定するステップと、相対角度および1つ以上の推定光学パラメータに基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するステップとを含む。
【0719】
実施例47は、実施例46の対象事項を含み、任意選択で、基準物体の基準寸法と、基準物体画像内の基準寸法の画像化された寸法との間の倍率に基づいて、レンズの推定球面度数を決定するステップと、相対角度および推定球面度数に基づいて、レンズの球面度数を決定するステップとを含む。
【0720】
実施例48は、実施例46または47の対象事項を含み、任意選択で、基準物体の1つ以上の基準寸法と、基準物体画像内の1つ以上の基準寸法の1つ以上のそれぞれの画像化された寸法との間の変形に基づいて、レンズの推定円柱度数またはレンズの推定円柱軸のうちの少なくとも1つを決定するステップと、相対角度および推定円柱度数または推定円柱軸のうちの少なくとも1つに基づいてレンズの円柱度数またはレンズの円柱軸のうちの少なくとも1つを決定するステップとを含む。
【0721】
実施例49は、実施例37~48のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの反射は、レンズの前面からのフラッシュの第1の反射、およびレンズの後面からのフラッシュの第2の反射を含む。
【0722】
実施例50は、実施例49の対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像は、レンズを介して取り込まれた基準物体の基準物体画像を含み、方法は、第1の反射および第2の反射が取り込まれた画像内で一致する場合、基準物体と基準物体画像との間の比較に基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するステップを含む。
【0723】
実施例51は、実施例50の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも第1の反射および第2の反射が一致するまで、眼鏡を回転するようにユーザに命令をトリガするステップを含む。
【0724】
実施例52は、実施例37~51のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの取り込まれた画像の取り込みをトリガするステップを含む。
【0725】
実施例53は、実施例37~52のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、1つ以上の光学パラメータが少なくともレンズの球面度数を含む。
【0726】
実施例54は、実施例37~53のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、1つ以上の光学パラメータが、レンズの円柱度数または円柱軸のうちの少なくとも1つを含む。
【0727】
実施例55は、眼鏡のレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するための装置を含み、装置は、眼鏡のレンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射の少なくとも1つの取り込まれた画像を処理する手段と、少なくとも1つの取り込まれた画像に少なくとも基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定する手段とを含む。
【0728】
実施例56は、実施例55の対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像は、カメラによって取り込まれた画像を含み、装置は、少なくとも1つの反射ならびにレンズの面とカメラの面との間の相対角度に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する手段を含む。
【0729】
実施例57は、実施例56の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの反射に基づいて相対角度を決定する手段を含む。
【0730】
実施例58は、実施例55または57の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの反射が、レンズの前面上のフラッシュの第1の反射、およびレンズの後面上のフラッシュの第2の反射を含み、装置は、第1の反射と第2の反射との間の少なくとも1つの変位に基づいて相対角度を決定する手段を含む。
【0731】
実施例59は、実施例58の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの変位が、垂直変位または水平変位のうちの少なくとも1つを含む。
【0732】
実施例60は、実施例56~59のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、レンズの中心に対する少なくとも1つの反射の相対位置に基づいて相対角度を決定する手段を含む。
【0733】
実施例61は、実施例60の対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像が、レンズを介して取り込まれた第1の基準物体の第1の基準物体画像およびレンズを介さずに取り込まれた第2の基準物体の第2の基準物体画像を含み、装置が、第1の基準物体画像および第2の基準物体画像に基づいてレンズの中心を決定する手段を含む。
【0734】
実施例62は、実施例55~61のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像内の少なくとも1つの反射の直径サイズに基づいてレンズの球面度数を決定する手段を含む。
【0735】
実施例63は、実施例55~62のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像内の少なくとも1つの反射の変形に基づいて、レンズの円柱度数またはレンズの円柱軸のうちの少なくとも1つを決定する手段を含む。
【0736】
実施例64は、実施例55~63のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像が、レンズを介してカメラによって取り込まれた基準物体の基準物体画像を含み、装置が、基準物体と基準物体画像との間の比較に基づいて、レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定し、少なくとも1つの反射に基づいて、レンズの面とカメラの面との間の相対角度を決定し、相対角度および1つ以上の推定光学パラメータに基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定する手段を含む。
【0737】
実施例65は、実施例64の対象事項を含み、任意選択で、基準物体の基準寸法と、基準物体画像内の基準寸法の画像化された寸法との間の倍率に基づいて、レンズの推定球面度数を決定し、相対角度および推定球面度数に基づいて、レンズの球面度数を決定する手段を含む。
【0738】
実施例66は、実施例64または65の対象事項を含み、任意選択で、基準物体の1つ以上の基準寸法と、基準物体画像内の1つ以上のそれぞれの寸法の1つ以上のそれぞれの画像化された寸法との間の変形に基づいて、レンズの推定円柱度数またはレンズの推定円柱軸のうちの少なくとも1つを決定し、相対角度および推定円柱度数または推定円柱軸のうちの少なくとも1つに基づいて、レンズの円柱度数またはレンズの円柱軸のうちの少なくとも1つを決定する手段を含む。
【0739】
実施例67は、実施例55~66のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの反射が、レンズの前面からのフラッシュの第1の反射、およびレンズの後面からのフラッシュの第2の反射を含む。
【0740】
実施例68は、実施例67の対象事項を含み、任意選択で、取り込まれた画像が、レンズを介して取り込まれた基準物体の基準物体画像を含み、装置が、第1の反射および第2の反射が取り込まれた画像内で一致する場合、基準物体と、基準物体画像との間の比較に基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する手段を含む。
【0741】
実施例69は、実施例68の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも第1の反射および第2の反射が一致するまで、眼鏡を回転するようにユーザに命令をトリガする手段を含む。
【0742】
実施例70は、実施例55~69のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの取り込まれた画像の取り込みをトリガする手段を含む。
【0743】
実施例71は、実施例55~70のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、1つ以上の光学パラメータが少なくともレンズの球面度数を含む。
【0744】
実施例72は、実施例55~71のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、1つ以上の光学パラメータが、レンズの円柱度数または円柱軸のうちの少なくとも1つを含む。
【0745】
実施例73は、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのコンピュータプロセッサが、コンピューティング装置に、眼鏡のレンズを介して少なくとも1つの基準物体のカメラによる少なくとも1つの画像の取り込みをトリガさせ、レンズの面とカメラの面との間の相対角度を決定させ、相対角度および少なくとも1つの画像に少なくとも基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定させることを可能にするように動作可能なコンピュータ実行命令を備える1つ以上の有形のコンピュータ可読非一時的格納媒体を含む製品を含む。
【0746】
実施例74は、実施例73の対象事項を含み、任意選択で、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、基準物体と、少なくとも1つの画像内の基準物体の少なくとも1つの物体画像との間の比較に基づいて相対角度を決定させる。
【0747】
実施例75は、実施例74の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの画像が、レンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射を含み、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、少なくとも1つの反射に基づいて、レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定させ、相対角度およびレンズの1つ以上の推定光学パラメータに基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定させる。
【0748】
実施例76は、実施例75の対象事項を含み、任意選択で、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、画像内の少なくとも1つの反射の直径サイズに基づいて、レンズの推定球面度数を決定させる。
【0749】
実施例77は、実施例75または76の対象事項を含み、任意選択で、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、画像内の少なくとも1つの反射の変形に基づいて、レンズの推定円柱度数またはレンズの推定円柱軸のうちの少なくとも1つを決定させる。
【0750】
実施例78は、実施例73~77のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの画像が、レンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射を含み、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、少なくとも1つの反射に基づいて相対角度を決定させる。
【0751】
実施例79は、実施例78の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの反射が、
レンズの前面上のフラッシュの第1の反射およびレンズの後面上のフラッシュの第2の反射を含み、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、第1の反射と第2の反射との間の少なくとも1つの変位に基づいて相対角度を決定させる。
【0752】
実施例80は、実施例79の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの変位が、垂直変位または水平変位のうちの少なくとも1つを含む。
【0753】
実施例81は、実施例78~80のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、レンズの中心に対する少なくとも1つの反射の相対位置に基づいて相対角度を決定させる。
【0754】
実施例82は、実施例81の対象事項を含み、任意選択で、画像が、レンズを介して取り込まれた第1の基準物体の第1の基準物体画像およびレンズを介さずに取り込まれた第2の基準物体の第2の基準物体画像を含み、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、第1の基準物体画像および第2の基準物体画像に基づいてレンズの中心を決定させる。
【0755】
実施例83は、実施例78~82のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、基準物体と、少なくとも1つの画像内の基準物体の少なくとも1つの物体画像との間の比較に基づいて、レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定させ、相対角度およびレンズの1つ以上の推定光学パラメータに基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定させる。
【0756】
実施例84は、実施例83の対象事項を含み、任意選択で、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、基準物体の基準寸法と、基準物体画像内の基準寸法の画像化された寸法との間の倍率に基づいて、レンズの推定球面度数を決定させ、相対角度および推定球面度数に基づいて、レンズの球面度数を決定させる。
【0757】
実施例85は、実施例83または84の対象事項を含み、任意選択で、命令が、実行されると、コンピューティング装置に、基準物体の1つ以上の基準寸法と、基準物体画像内の1つ以上の基準寸法の1つ以上のそれぞれの画像化された寸法との間の変形に基づいて、レンズの推定円柱度数またはレンズの推定円柱軸のうちの少なくとも1つを決定させ、相対角度および推定円柱度数または推定円柱軸のうちの少なくとも1つに基づいて、レンズの円柱度数またはレンズの円柱軸のうちの少なくとも1つを決定させる。
【0758】
実施例86は、実施例73~85のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、1つ以上の光学パラメータが、少なくともレンズの球面度数を含む。
【0759】
実施例87は、実施例73~86のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、1つ以上の光学パラメータが、レンズの円柱度数または円柱軸のうちの少なくとも1つを含む。
【0760】
実施例88は、眼鏡のレンズを介して少なくとも1つの基準物体の少なくとも1つの画像を取り込むためのカメラと、レンズの面とカメラの面との間の相対角度を決定し、相対角度および少なくとも1つの画像に少なくとも基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するためのレンズメータモジュールとを含むモバイル装置を含む。
【0761】
実施例89は、実施例88の対象事項を含み、任意選択で、レンズメータモジュールが、基準物体と、少なくとも1つの画像内の基準物体の少なくとも1つの物体画像との間の比較に基づいて相対角度を決定するためである。
【0762】
実施例90は、実施例89の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの画像が、レンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射を含み、レンズメータモジュールが、少なくとも1つの反射に基づいてレンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定し、相対角度およびレンズの1つ以上の推定光学パラメータに基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するためである。
【0763】
実施例91は、実施例90の対象事項を含み、任意選択で、レンズメータモジュールが、画像内の少なくとも1つの反射の直径サイズに基づいて、レンズの推定球面度数を決定するためである。
【0764】
実施例92は、実施例90または91の対象事項を含み、任意選択で、レンズメータモジュールが、画像内の少なくとも1つの反射の変形に基づいて、レンズの推定円柱度数またはレンズの推定円柱軸のうちの少なくとも1つを決定するためである。
【0765】
実施例93は、実施例88~92のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの画像が、レンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射を含み、レンズメータモジュールが、少なくとも1つの反射に基づいて相対角度を決定するためである。
【0766】
実施例94は、実施例93の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの反射が、レンズの前面上のフラッシュの第1の反射およびレンズの後面上のフラッシュの第2の反射を含み、レンズメータモジュールが、第1の反射と第2の反射との間の少なくとも1つの変位に基づいて相対角度を決定するためである。
【0767】
実施例95は、実施例94の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの変位が、垂直変位または水平変位のうちの少なくとも1つを含む。
【0768】
実施例96は、実施例93~95のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、レンズメータモジュールが、レンズの中心に対する少なくとも1つの反射の相対位置に基づいて相対角度を決定するためである。
【0769】
実施例97は、実施例96の対象事項を含み、任意選択で、画像が、レンズを介して取り込まれた第1の基準物体の第1の基準物体画像およびレンズを介さずに取り込まれた第2の基準物体の第2の基準物体画像を含み、レンズメータモジュールが、第1の基準物体画像および第2の基準物体画像に基づいてレンズの中心を決定するためである。
【0770】
実施例98は、実施例93~97のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、レンズメータモジュールが、基準物体と、少なくとも1つの画像内の基準物体の少なくとも1つの物体画像との間の比較に基づいて、レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定し、相対角度およびレンズの1つ以上の推定光学パラメータに基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定するためである。
【0771】
実施例99は、実施例98の対象事項を含み、任意選択で、レンズメータモジュールが、基準物体の基準寸法と、基準物体画像内の基準寸法の画像化された寸法との間の倍率に基づいてレンズの推定球面度数を決定し、相対角度および推定球面度数に基づいてレンズの球面度数を決定するためである。
【0772】
実施例100は、実施例99または99の対象事項を含み、任意選択で、レンズメータモジュールが、基準物体の1つ以上の基準寸法と、基準物体画像内の1つ以上の基準寸法の1つ以上のそれぞれの画像化された寸法との間の変形に基づいて、レンズの推定円柱度数またはレンズの推定円柱軸のうちの少なくとも1つを決定し、相対角度および推定円柱度数または推定円柱軸のうちの少なくとも1つに基づいて、レンズの円柱度数またはレンズの円柱軸のうちの少なくとも1つを決定するためである。
【0773】
実施例101は、実施例88~100のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、1つ以上の光学パラメータが、少なくともレンズの球面度数を含む。
【0774】
実施例102は、実施例88~101のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、1つ以上の光学パラメータが、レンズの円柱度数または円柱軸のうちの少なくとも1つを含む。
【0775】
実施例103は、眼鏡のレンズの1つ以上の光学パラメータを決定する方法であって、方法が、眼鏡のレンズを介して少なくとも1つの基準物体のカメラによって少なくとも1つの画像を取り込むステップと、レンズの面とカメラの面との間の相対角度を決定するステップと、相対角度および少なくとも1つの画像に少なくとも基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するステップとを含む。
【0776】
実施例104は、実施例103の対象事項を含み、任意選択で、基準物体と、少なくとも1つの画像内の基準物体の少なくとも1つの物体画像との間の比較に基づいて相対角度を決定するステップを含む。
【0777】
実施例105は、実施例104の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの画像が、レンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射を含み、方法が、少なくとも1つの反射に基づいて、レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定するステップと、相対角度およびレンズの1つ以上の推定光学パラメータに基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するステップとを含む。
【0778】
実施例106は、実施例105の対象事項を含み、任意選択で、画像内の少なくとも1つの反射の直径サイズに基づいて、レンズの推定球面度数を決定するステップを含む。
【0779】
実施例107は、実施例105または106の対象事項を含み、任意選択で、画像内の少なくとも1つの反射の変形に基づいて、レンズの推定円柱度数またはレンズの推定円柱軸のうちの少なくとも1つを決定するステップを含む。
【0780】
実施例108は、実施例103~107のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの画像が、レンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射を含み、方法が、少なくとも1つの反射に基づいて相対角度を決定するステップを含む。
【0781】
実施例109は、実施例108の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの反射が、レンズの前面上のフラッシュの第1の反射およびレンズの後面上のフラッシュの第2の反射を含み、方法が、第1の反射と第2の反射との間の少なくとも1つの変位に基づいて相対角度を決定するステップを含む。
【0782】
実施例110は、実施例109の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの変位が、垂直変位または水平変位のうちの少なくとも1つを含む。
【0783】
実施例111は、実施例108~110のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、レンズの中心に対する少なくとも1つの反射の相対位置に基づいて、相対角度を決定するステップを含む。
【0784】
実施例112は、実施例111の対象事項を含み、任意選択で、画像が、レンズを介して取り込まれた第1の基準物体の第1の反射物体画像およびレンズを介さずに取り込まれた第2の基準物体の第2の基準物体画像を含み、方法が、第1の基準物体画像および第2の基準物体画像に基づいてレンズの中心を決定するステップを含む。
【0785】
実施例113は、実施例108~112のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、基準物体と、少なくとも1つの画像内の基準物体の少なくとも1つの物体画像との間の比較に基づいて、レンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定するステップと、相対角度およびレンズの1つ以上の推定光学パラメータに基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定するステップを含む。
【0786】
実施例114は、実施例113の対象事項を含み、任意選択で、基準物体の基準寸法と、基準物体画像内の基準寸法の画像化された寸法との間の倍率に基づいてレンズの推定球面度数を決定するステップと、相対角度および推定球面度数に基づいてレンズの球面度数を決定するステップとを含む。
【0787】
実施例115は、実施例113または114の対象事項を含み、任意選択で、基準物体の1つの以上の基準寸法と、基準物体画像内の1つ以上の基準寸法の1つ以上のそれぞれの画像化された寸法との間の変形に基づいて、レンズの推定円柱度数またはレンズの推定円柱軸のうちの少なくとも1つを決定するステップと、相対角度および推定円柱度数または推定円柱軸のうちの少なくとも1つに基づいて、レンズの円柱度数またはレンズの円柱軸のうちの少なくとも1つを決定するステップとを含む。
【0788】
実施例116は、実施例103~115のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、1つ以上の光学パラメータが、少なくともレンズの球面度数を含む。
【0789】
実施例117は、実施例103~116のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、1つ以上の光学パラメータが、レンズの円柱度数または円柱軸のうちの少なくとも1つを含む。
【0790】
実施例118は、眼鏡のレンズの1つ以上の光学パラメータを決定する装置を含み、装置は、眼鏡のレンズを介して少なくとも1つの基準物体のカメラによって少なくとも1つの画像を取り込む手段と、レンズの面とカメラの面との間の相対角度を決定する手段と、相対角度および少なくとも1つの画像に少なくとも基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する手段とを含む。
【0791】
実施例119は、実施例118の対象事項を含み、任意選択で、基準物体と、少なくとも1つの画像内の基準物体の少なくとも1つの物体画像との間の比較に基づいて相対角度を決定する手段を含む。
【0792】
実施例120は、実施例119の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの画像が、レンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射を含み、装置が、少なくとも1つの反射に基づいてレンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定し、相対角度およびレンズの1つ以上の推定光学パラメータに基づいて、レンズの1つ以上の光学パラメータを決定する手段を含む。
【0793】
実施例121は、実施例120の対象事項を含み、任意選択で、画像内の少なくとも1つの反射の直径サイズに基づいて、レンズの推定球面度数を決定する手段を含む。
【0794】
実施例122は、実施例120または121の対象事項を含み、任意選択で、画像内の少なくとも1つの反射の変形に基づいて、レンズの推定円柱度数またはレンズの推定円柱軸のうちの少なくとも1つを決定する手段を含む。
【0795】
実施例123は、実施例118~122のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの画像が、レンズ上のフラッシュの少なくとも1つの反射を含み、装置が、少なくとも1つの反射に基づいて相対角度を決定する手段を含む。
【0796】
実施例124は、実施例123の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの反射が、レンズの前面上のフラッシュの第1の反射およびレンズの後面上のフラッシュの第2の反射を含み、装置が、第1の反射と第2の反射との間の少なくとも1つの変位に基づいて相対角度を決定する手段を含む。
【0797】
実施例125は、実施例124の対象事項を含み、任意選択で、少なくとも1つの変位が、垂直変位または水平変位のうちの少なくとも1つを含む。
【0798】
実施例126は、実施例123~125のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、レンズの中心に対する少なくとも1つの反射の相対位置に基づいて、相対角度を決定する手段を含む。
【0799】
実施例127は、実施例126の対象事項を含み、任意選択で、画像が、レンズを介して取り込まれた第1の基準物体の第1の基準物体画像およびレンズを介さずに取り込まれた第2の基準物体の第2の基準物体画像を含み、装置が、第1の基準物体画像および第2の基準物体画像に基づいて、レンズの中心を決定する手段を含む。
【0800】
実施例128は、実施例123~127のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、基準物体と、少なくとも1つの画像内の基準物体の少なくとも1つの物体画像との間の比較に基づいてレンズの1つ以上の推定光学パラメータを決定し、相対角度およびレンズの1つ以上の推定光学パラメータに基づいてレンズの1つ以上の光学パラメータを決定する手段を含む。
【0801】
実施例129は、実施例128の対象事項を含み、任意選択で、基準物体の基準寸法と、基準物体画像内の基準寸法の画像化された寸法との間の倍率に基づいてレンズの推定球面度数を決定し、相対角度および推定球面度数に基づいて、レンズの球面度数を決定する手段を含む。
【0802】
実施例130は、実施例128または129の対象事項を含み、任意選択で、基準物体の1つ以上の基準寸法と、基準物体画像内の1つ以上の基準寸法の1つ以上のそれぞれの画像化された寸法との間の変位に基づいてレンズの推定球面度数またはレンズの推定円柱軸のうちの少なくとも1つを決定し、相対角度および推定円柱度数または推定円柱軸のうちの少なくとも1つに基づいてレンズの円柱度数またはレンズの円柱軸のうちの少なくとも1つを決定する手段を含む。
【0803】
実施例131は、実施例118~130のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、1つ以上の光学パラメータが、少なくともレンズの球面度数を含む。
【0804】
実施例132は、実施例118~131のいずれか1つの対象事項を含み、任意選択で、1つ以上の光学パラメータが、レンズの円柱度数または円柱軸のうちの少なくとも1つを含む。
【0805】
1つ以上の実施形態を参照して本明細書で記載される機能、動作、構成要素および/または形体を、1つ以上の他の実施形態を参照して本明細書に記載され、またはその逆の、1つ以上の他の機能、動作、構成要素、および/または形体と結合することができ、または結合させて利用することができる。
【0806】
本明細書では特定の形体を例示し記載してきたが、多くの変更、置換、変化、および均等物が当業者には想到されるであろう。したがって、添付の特許請求の範囲は、本開示の真の趣旨に含まれるすべてのそのような変更および変化を包含するように意図されていることが理解されるべきである。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11A
図11B
図11C
図11D
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35
【手続補正書】
【提出日】2022-01-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのコンピュータプロセッサが、コンピューティング装置に、
眼鏡のレンズが、画像取り込み装置と物体の間に延びる光路にあるとき、前記レンズを介して、前記画像取り込み装置によって取り込まれた前記物体の画像を処理させ、
前記物体の前記画像が前記画像取り込み装置によって取り込まれるとき、前記物体と前記画像取り込み装置との間の推定された距離を決定させ、
前記物体の寸法と、前記画像中の前記物体の画像化された寸法とに基づいて、レンズの計算された倍率を決定させ、
前記推定された距離と、前記レンズの前記計算された倍率とに基づいて、レンズの計算された倍率を決定させる、ことを可能にするように動作可能なコンピュータ実行可能命令を備える1つ以上の有形のコンピュータ可読非一時的格納媒体を含む、製品。
【請求項2】
前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、前記コンピューティング装置に、第1の物体と第2の物体とを含むグラフィックディスプレイの画像を処理させ、前記グラフィックディスプレイの前記画像は、前記画像取り込み装置によって取り込まれた前記第1の物体の第1の画像と、前記レンズを介さずに前記画像取り込み装置によって取り込まれた前記第2の物体の第2の画像とを含み、
前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、前記第1の物体の寸法と、前記第1の画像中の前記第1の物体の画像化された寸法とに基づいて、前記コンピューティング装置に、前記計算された倍率を決定させ、そして、前記第2の物体の前記第2の画像に基づいて、前記画像取り込み装置と前記グラフィックディスプレイとの間の推定された距離を決定することにより、前記推定された距離を決定させる、請求項1に記載の製品。
【請求項3】
前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記画像取り込み装置によって取り込まれた画像中の事前に定義された物体に基づいて、前記物体と前記画像取り込み装置との間の前記推定された距離を決定させる、請求項1-2のいずれか一項に記載の製品。
【請求項4】
前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、前記コンピューティング装置に、
前記画像に基づいて、前記レンズの円柱軸の存在を識別させ、
前記計算された倍率に基づいて、前記円柱軸に対応する前記レンズの第1の度数を決定させ、
前記円柱軸に垂直な垂直軸に対応する前記レンズの第2の度数を決定させ、
前記第1の度数及び前記第2の度数に基づいて、前記レンズの円柱度数を決定させる、請求項1-3のいずれか一項に記載の製品。
【請求項5】
前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記第1の度数に基づいて、前記レンズの球面度数を決定させる、請求項4に記載の製品。
【請求項6】
前記画像中の前記物体の前記画像化された寸法は、前記円柱軸に対応する前記物体の要素の画像化された寸法を含む、請求項4に記載の製品。
【請求項7】
前記画像が取り込まれるとき、前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記画像取り込み装置のオートフォーカス情報に基づいて、前記レンズの度数を決定させる、請求項1-6のいずれか一項に記載の製品。
【請求項8】
前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、前記コンピューティング装置に、
前記物体と前記画像取り込み装置との間の第1の距離にある前記レンズを介して、前記画像取り込み装置によって取り込まれた前記物体の第1の画像と、前記物体と前記画像取り込み装置との間の第2の距離にある前記レンズ無しで、前記画像取り込み装置によって取り込まれた前記物体の第2の画像とを処理させ、
前記第1及び第2の距離と、前記第1の画像が取り込まれたときの前記画像取り込み装置の第1のオートフォーカス情報と、前記第2の画像が取り込まれたときの前記画像取り込み装置の第2のオートフォーカス情報とに基づいて、前記レンズの前記度数を決定させる、請求項7に記載の製品。
【請求項9】
前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記画像内の1つ以上の空間周波数に基づいて前記レンズの度数を決定させる、請求項1-8のいずれか一項に記載の製品。
【請求項10】
前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記画像内の1つ以上の空間周波数の1つ以上の視覚効果に基づいて、前記レンズの円柱軸の存在を識別させる、請求項1-9のいずれか一項に記載の製品。
【請求項11】
前記画像が取り込まれるとき、前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記レンズと前記画像取り込み装置との間の推定された距離に基づいて、前記レンズの1つ以上の光学パラメータを決定させる、請求項1-10のいずれか一項に記載の製品。
【請求項12】
前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記画像取り込み装置の加速度情報に基づいて、前記物体と前記画像取り込み装置との間の前記推定された距離を決定させる、請求項1-11のいずれか一項に記載の製品。
【請求項13】
前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記レンズの円柱軸に基づいて、前記レンズの円柱度数を決定させる、請求項1-12のいずれか一項に記載の製品。
【請求項14】
前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、前記コンピューティング装置に、前記取り込まれた画像に少なくとも基づいて、前記レンズと前記眼鏡の他のレンズとの間の瞳孔間距離を決定させる、請求項1-13のいずれか一項に記載の製品。
【請求項15】
前記レンズの1つ以上の光学パラメータは、球面度数、円柱度数、円柱軸、及び前記眼鏡のレンズ間の瞳孔間距離を組み合わせるグループから選択された1つ以上のパラメータを含む、請求項1-14のいずれか一項に記載の製品。
【請求項16】
前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、前記コンピューティング装置が、ディスプレイ装置に前記物体を表示させる、請求項1-15のいずれか一項に記載の製品。
【請求項17】
前記物体は、円対称または回転対称物体を含む、請求項1-16のいずれか一項に記載の製品。
【請求項18】
前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、前記コンピューティング装置が、前記画像取り込み装置に前記物体の前記画像を取り込ませる、請求項1-17のいずれか一項に記載の製品。
【請求項19】
前記推定された距離の決定は、前記画像取り込み装置を前記物体に対して第1の距離で位置決めすること、前記レンズを前記第1の距離で位置決めすること、前記画像取り込み装置を前記物体に対して、前記第1の距離より大きい第2の距離に移動することを含む、請求項1-18のいずれか一項に記載の製品。
【請求項20】
前記レンズの1つ以上の光学パラメータの決定は、前記物体の前記画像における円柱歪みを決定すること、及び前記円柱歪みから円柱軸を推論することを含む、請求項1-19のいずれか一項に記載の製品。
【請求項21】
請求項1-19のいずれか一項に記載の製品及び少なくとも1つのコンピュータプロセッサを含む、コンピューティング装置。
【請求項22】
請求項1-20のいずれか一項に記載の製品及び少なくとも1つのコンピュータプロセッサを含む第1のコンピューティング装置と、
物体を表示するように構成されたディスプレイと、
前記第1のコンピューティング装置と電子的に通信し、画像取り込み装置を備える第2のコンピューティング装置と、を含み、
前記含む第1のコンピューティング装置は、前記第2のコンピューティング装置の前記画像取り込み装置によって画像を受信するように構成されている、電子装置システム。
【外国語明細書】