(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022059166
(43)【公開日】2022-04-13
(54)【発明の名称】シリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる混練材の生成方法あるいは製練体の製作方法、及び当該混練材あるいは製練体の形成方法
(51)【国際特許分類】
A01N 59/06 20060101AFI20220406BHJP
A01P 1/00 20060101ALI20220406BHJP
A01N 25/10 20060101ALI20220406BHJP
C08J 3/20 20060101ALI20220406BHJP
C08L 83/04 20060101ALI20220406BHJP
C08K 3/22 20060101ALI20220406BHJP
【FI】
A01N59/06 Z
A01P1/00
A01N25/10
C08J3/20 CFH
C08L83/04
C08K3/22
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020166733
(22)【出願日】2020-10-01
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-10-27
(71)【出願人】
【識別番号】517264339
【氏名又は名称】株式会社エヌティシィー
(74)【代理人】
【識別番号】110001922
【氏名又は名称】特許業務法人 日峯国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】皆川 浩章
(72)【発明者】
【氏名】高石 悟
(72)【発明者】
【氏名】中村 祥光
【テーマコード(参考)】
4F070
4H011
4J002
【Fターム(参考)】
4F070AA60
4F070AC13
4F070AE10
4F070FA01
4F070FA03
4F070FB06
4F070FC05
4H011AA04
4H011BB18
4H011BC19
4H011DA07
4H011DH07
4J002CP031
4J002DE086
4J002FD186
4J002GN00
4J002GQ00
(57)【要約】
【課題】家庭あるいは職場内の施設あるいはその他の施設で、人が手で接触する部材をウイルス不活性化処理することでウイルス感染に有効手段を提供し、ウイルス不活性化部材の形成し易さ、すなわちウイルス不活性化部材及びこれを担持するシリコン材を用いる場合に製錬易くする。
【解決手段】製錬体が、シリコーンゴム及び水酸化カルシウム(ドロマイトを含まず。)粉末を含有してなり、混練されたシリコーンゴム及び当該水酸化カルシウム粉末を含有し、当該製錬体における水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量に対した値を有して、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する混練材であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
・混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなり、
・当該当該混練材における水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量に対した値を有して、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~720g重量であること
を特徴とする混練材。
【請求項2】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製錬体であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
・製錬体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末含有してなり、
・当該製錬体における水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量に対した値を有して、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量であること
を特徴とする製錬体。
【請求項3】
請求項2に記載された製錬体であって、
・全体がボール、棒あるいは板に似た形態をなす製錬体であること
を特徴とするボール状、棒状あるいは板状の抗ウイルス性の製錬体。
【請求項4】
請求項2に記載された製錬体であって、
・全体がドアノブに似た形態をなし、当該ドアノブに嵌め込まれるドアノブ収納空間部を有する製錬体であること
を特徴とするドアノブを被覆する抗ウイルス性の製錬体。
【請求項5】
請求項2に記載された製錬体であって、
・全体が携帯電話機に似た形態をなし、当該携帯電話機を収納可能とした袋状部を有する製錬体であること
を特徴とするドアノブを被覆する抗ウイルス性の製錬体。
【請求項6】
請求項2に記載された製錬体であって、
・全体が室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマットに似た形態をなす製錬体であること
を特徴とする室内フロアマット状あるいは自動車車内フロアマット状の抗ウイルス性の製錬体。
【請求項7】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する混練材の形成方法であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなり、
・当該水酸化カルシウム粉末の当該混練材における含有量がシリコーンゴムの重量に比較した値で、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~720g重量で混練可能環境下、混練すること
を特徴とする混練材の形成方法。
【請求項8】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製錬体の形成方法であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなり、
・当該水酸化カルシウム粉末の当該混練材における含有量がシリコーンゴムの重量に比較した値で、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量で混練可能環境下、製錬すること
を特徴とする製錬体の形成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シリコン・水酸化カルシウム粉体からなる混練材及びシリコン・水酸化カルシウム粉体からなる製錬体、及び当該混練材あるいは製錬体の形成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、非常に多くの分野に抗菌性グッズが汎用されている。抗ウイルス作用を持つ抗微生物物質の有用性、必要性が広く認識されている。
【0003】
このような状況下、ドロマイドが抗ウイルス作用を持つ新素材として注目される。
【0004】
ドロマイドの性状として次のようなことが知られる。
【0005】
1)ドロマイドは、自然界に無限に存在するカルシウム・マグネシウムの炭酸塩からなる鉱物。菱面体結晶。無色ないし白色半透明。極めて高い安全性を備える。
【0006】
2)粉状をなし、抗菌力は極めて強い。強力な殺ウイルス効果を持ち、短時間作用させただけで、ウイルスの感染力を効率的に消失させる。新興-再興感染病対策に有効と考えられる。
【0007】
3)純品は高いpHを持ち、殺菌のメカニズムを生ずると考えられている。ドロマイトの濃度と菌数変化との間には濃度依存性が見られることが一般文献に報告される。
【0008】
このような性状を持つドロマイトは、プラスチックへの添加剤として使用されることが
知られ、従来、マスク、フイルタへの応用が提案された。
【0009】
特許文献1には、ドロマイトを焼成し、その一部を水和して粉末として抗ウイルス剤を生成し、得られた粉末を繊維(織布又は不織布)に保持してマスクを製造することが記載される。
【0010】
特許文献2には、ドロマイトを含有することを特徴とする抗ウイルス性塗料組成物が記
載される。
【0011】
特許文献3には、ドロマイトを焼成して水和した後、粉砕して微粒子とすること、シート状物に付着させた微粒子状の抗ウイルス剤の抗ウイルス活性が長時間持続して、シート表面に付着したウイルスがシート内部に取り込まれやすい抗ウイルス剤担持シートが提供されることが記載される。
【0012】
特許文献4には、ドロマイトのか焼物、又はドロマイトのか焼・消化物を含有する抗菌性があり、床材、幅木、腰壁、壁装材などの建材として利用可能な熱可塑性樹脂製建材が記載される。
【0013】
特許文献5には、ドロマイト族粉末と角閑石粉末が所定の割合で混合された抗菌性のある複合セラミックスが記載される。
【0014】
特許文献6には、レーヨン繊維中に酸化アルミニウム、酸化珪素及び酸化マグネシウムを主成分とする無機質抗菌材が10~15重量%混練されている抗菌靴下が記載される。
【0015】
引用文献7には、オルガノポリシロキサン生ゴム、湿式シリカ、無機系抗菌剤及び硬化剤からなる抗菌性シリコーンゴムが記載される。
【0016】
特許文献8は、シリコーンゴム組成物100重量部、水酸化カルシウム0.1~2.0重量部からなる医療用シリコーンゴム組成物が記載される。シリコーンゴム組成物は、有機過酸化物によるラジカル反応架橋によりゴム状弾性体が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0017】
【特許文献1】国際公開WO2005/013695号公報
【特許文献2】特開2007-106876号公報
【特許文献3】特開2012-72100号公報
【特許文献4】特開2006-89335号公報
【特許文献5】特開2007-169109号公報
【特許文献6】特開平5-49682号公報
【特許文献7】特開平8-239577号公報
【特許文献8】特公昭63-517505号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
特許文献1~5に記載されるように、鉱物原料としてのドロマイト由来の抗ウイルス剤がマスク、フイルタ、塗料組成物、繊維あるいは担持シート、建材、複合セラミックスに適用応用されることが知られているが、混練材としてシリコン材及びドロマイトを用い、これらを混練してシリコン・ドロマイト混練材を生成し、シリコン・ドロマイト混練材から製錬体を形成し、抗ウイルス成形品とすることが知られていない。
【0019】
特許文献6には、レーヨン繊維中に酸化アルミニウム、酸化珪素及び酸化マグネシウムを主成分とする無機質抗菌材が10~15重量%混練されていることが記載される。レーヨン繊維中に酸化アルミニウム、酸化珪素及び酸化マグネシウムを主成分とする無機質抗菌材が担持される。この文献は、混練材としてシリコン材及びドロマイトを用い、これらを混練してシリコン・ドロマイト混練材を生成し、シリコン・ドロマイト混練材から混合混練状態の製錬体を形成することを記載しない。
【0020】
特許文献7には、無機系抗菌剤を含有する抗菌性シリコーンゴムが記載され、無機系抗菌剤が、抗ウイルス性の焼成ドロマイト水和物であること、そしてシリコーンゴム組成物が抗ウイルス性の混練材であることが記載されない。
【0021】
特許文献8に記載されるシリコーンゴムは医療用シリコーンゴムであって、抗ウイル性混練材あるいは抗ウイルス性製錬体を記載しない。
【0022】
感染防止の有効な一つの手段として、当該分野の専門家から手を水洗することで各種のウイルスを除去励行することが勧められる。人は、水洗することは水のある家庭あるいは職場その他の施設にいることが必然である。水洗に加えて、家庭あるいは職場内の施設あるいはその他の施設で、人が日常手で接触する部材をウイルス不活性化処理することがウイルス感染に有効手段となる。
【0023】
この場合、ウイルス不活性化状態を形成するという効果を得るために、ウイルス不活性化部材を人が日常に手で、もしくは他の箇所でしばしば接触する部材に取り付けするなどして配設しておくことが一つの有効手段となる。
配設に際し材料の粉体からウイルス不活性化部材として混練材を形成するために混練操作易さを確保すること、製錬体を形成するために製錬操作易さを確保するという問題を解決することが求められる。
【0024】
本発明は、かかる点に鑑み、家庭あるいは職場内の施設あるいはその他の施設で、人が日常に手で、もしくは他の箇所でしばしば接触する部材に取り付けするなどしてウイルス不活性化部材を配設するに際して、材料の粉体からウイルス不活性化部材として混練材を形成するために混練操作易さを確保すること、製錬体を形成するために製錬操作易さを確保するという問題を解決することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0025】
本発明において、不活性化部材形成に使用される材料の粉体は、シリコン材と抗ウイルス剤である。シリコン材と抗ウイルス剤を含有する材料の粉体から水を加えた混練で混練材が形成される。この場合に、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
・混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる混練材を提供する。
【0026】
水酸化カルシウムは、消石灰とも呼ばれ、水溶液は石灰水、懸濁液は石灰乳とよばれ、共に強いアルカリ性を示す。
【0027】
また、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製錬体であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
・混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる製錬体を提供する。
【0028】
ここで、水酸化カルシウム粉末にはドロマイト粉末が含まれない。すなわち、水酸化カルシウムにはドロマイトが含まれない。本発明は、ドロマイト粉末を用いず、水酸化カルシウムを成分として用いるが、水酸化カルシウムに第3成分としてドロマイトを含有することを除外しない。混練材あるいは製錬体を、水酸化カルシウム粉末を主体として適切な量(重量)をシリコーンゴムに混練することで抗ウイルス性能を向上させた混練材あるいは製錬体を形成することができる。
【0029】
本発明において、混練材中にあるいは製錬体中に、シリコーンゴム1kgに対して含有させる水酸化カルシウム粉末の量を特定することを試みた。
図1は、本発明の抗ウイルス性混練材及び抗ウイルス性製錬体を表示するX―Y座標図
である。
【0030】
図1は、シリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなるウイルス感染に有効な混練材を形成し、ウイルス不活性化部材の形成し易さ、すなわち製錬易い混練材を確保することができることを示す実験結果を示すX―Y座標で示す図である。X軸は、シリコーンゴム1kgに対して投入されたシリコーンゴム量を重量で示し、Y軸は、混練材あるいは製錬体の表面pH値を示す。表面pH値は、抗ウイルス性の強さを示す。表面pH値が高いほど抗ウイルス性の強さは強い。
【0031】
当該実験は、本件特許出願人によって当該特許出願人の施設、設備を使用してなされ、シリコン原料及びドロマイト粉末は市販の低硬度のものが用いられた。実験室に用いられた温度は、室温(22.5℃)であった。計量器は、一般的なものが使用された。
【0032】
<実験内容>
シリコン原料混練時にドロマイト粉体を混合混練したときに、保持力を確保することができた例を示す実験
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末100gを混錬して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末200gを混錬して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末300gを混錬して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末400gを混錬して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末500gを混錬して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末600gを混錬して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末700gを混錬して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末800gを混錬して混練材を形成しようとしたが、混練ができなかった。
【0033】
実験結果によれば、シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末720g程度までは混合し製錬して混練材を形成することができたが、混練材は、600gを超えると脆く、各分離独立した製錬体とすることは困難であった。
【0034】
したがって、シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末720gまでは混練して混練材を形成することができた。
【0035】
分離独立した製錬体とする場合、シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末600gまでは製錬して製錬体を形成することができた。
【0036】
この実験結果に、水酸化カルシウム粉末量に依存するウイルス不活性化有効下方ラインとウイルス不活性化有効上方ラインで形成されるウイルス不活性化領域を加えると、
図1に示される図が構成される。
【0037】
図1は、X―Y軸座標軸になる図である。X―Y軸座標軸図内に、ウイルス不活性化領域が示される。
【0038】
ここで、シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末を所定の重量を、混練可能環境下、混練して混錬材として形成されたものを抗ウイルス性の混錬材(以下、混練材という。)といい、混練材から成形品原型に各分離独立させ、混錬材の内、成形品成形に最良な範囲である最良な実施可能な範囲にある混錬材を抗ウイルス性の製錬体(以下、製錬体という。)という。混練材あるいは製錬体を成形品成形するに際しては、混練可能環境の加熱状態下、加硫処理による硬化処理がなされる。
【0039】
混練可能領域が、混練可能領域が混練可能長さL1で、製錬可能領域が製錬可能長さL2で、抗ウイルス性能を考慮したときに、実施可能な混練材形成長さl1で、実施可能な製錬体形成長さl2で示される。混練困難領域が、L1を延長した領域に、製錬困難領域がL2を延長した領域に示される。混練材及び製錬体のいずれもがビジネス上、製品として取り扱われ得る。
【0040】
図1で、
X軸:シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末量を重量で示す軸。
【0041】
Y軸:製錬体あるいは混練材の表面pH値を示す軸。
H:座標上で、実験結果で得られたプロットを結んで得られた曲線状の線図
A域:線
図H内混練長で、混練材形成域
B域:線
図H内製錬長で、製錬体形成域
C域:線
図H内混練長外方で混練材形成困難域
D域:ウイルス不活性有効下方ラインMのpH値11及びウイルス不活性有効上方ラインNのpH値12で区画されるウイルス不活性域(抗ウイルス領域)
E域:A域及びD域で区画されるウイルス不活性混練材域
F域:B域及びD域で区画されるウイルス不活性製錬体域
G域:C域及びD域で区画されるウイルス不活性域・混練材形成困難域
L
1:混練可能長
L
2:製錬可能長
l
1:実施可能な混練材形成可能長
l
2:実施可能な製錬長形成可能長
この実験結果から、・混練材における水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量で、混練可能な値で、抗ウイルスとして有効なpHが11~12に範囲にある、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~720g重量である混練材が提供される。
【0042】
また、・製錬体における水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量で、製錬可能な値で、抗ウイルスとして有効なpHが11~12に範囲にある、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量である製錬体が提供される。
【0043】
よって、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製錬体であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であり、製錬体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなり、
・当該水酸化カルシウム粉末の当該製錬体における含有量がシリコーンゴムの重量に対した値であって、当該対比重量値が、当該シリコーンゴム及び当該水酸化カルシウム粉末を製錬可能で、当該製錬体のpHが予め定めたウイルス不活性有効下方値と予め定めたウイルス不活性有効上方値の範囲のpHが11~12に範囲にある重量値で、500g~600g重量であることを特徴とする製錬体が提供される。
【0044】
水酸化カルシウム粉末の含有量720gを超えて混練するとき、混練が困難であった。水酸化カルシウム粉末の含有量600gを超えて混練するとき、作業にかなりの時間を要し、成型時に保持力が弱くなり、切断しやすい現象がみられたが混練可能であった。
【0045】
成形品を形成には、製錬体が用いられる。
【0046】
抗ウイルス性混練材あるいは抗ウイルス性製錬体の形成に当たっては、抗ウイルス性混練材あるいは抗ウイルス性製錬体に、必要に応じて、ドロマイト、炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウムの化学成分を第3成分として含有させることができる。
【発明の効果】
【0047】
本発明によれば、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムを主体として形成され、シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末が500g~720g、特に500g~600g混練あるいは製錬されて、混錬性あるいは製錬性に優れた抗ウイルス性を呈する混練材あるいは製錬体を提供することができる。
【0048】
抗ウイルス性を呈する混練材あるいは製錬体は、衛生マスクのインナーシートに用いて、あるいは押圧体に用いて、例えば手のひらに付着した各種のウイルスを除去する目的のために使用を可能とする。例えば柔軟性のある抗ウイルス性のドアノブ被覆体を形成することができる。また、ボール状体、棒状体あるいは板状体を形成し、外部環境における活動中にあっても手持ちができ、手のひらに付着した各種のウイルスを有効に除去してウイルス感染防止を有効に行い得るようにすることができる。
【0049】
これによって、外部における活動中にあっても各種のウイルスによる感染防止を有効に行い得る。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【
図1】本発明の抗ウイルス性混練材及び抗ウイルス性製錬体を表示するX―Y座標図。
【
図2】本発明の実施例になる、鉱物原料としてのドロマイト由来の抗ウイルス剤を含有した抗ウイルス性混練材を生成するミキサーの構成を示す図。
【
図3】抗ウイルス性混練材から抗ウイルス性製錬体が形成されることを示す図。
【
図4】抗ウイルス性製錬体を形成するための各種の型の構造を示す図。
【
図8】抗ウイルス性のドアノブ被覆製錬体を示す図。
【
図9】抗ウイルス性の携帯電話機被覆製錬体を示す図。
【
図10】抗ウイルス性の室内フロアマット状製錬体及び自動車車内フロアマット状製錬体を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0051】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0052】
図1で、混練材が練り状態のシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる混練材又は製錬体形成の基本構成について説明した。
【0053】
練り状態のシリコーンゴムは、シリコーンパウダーから生成される。シリコーンパウダーは、潤滑性や衝撃吸収性、光拡散性、耐熱性など、シリコーンの優れた特性を併せ持った高性能な粉体であって、プラスチックや各種ゴム、塗料、インキ、コーテイング剤といったさまざまな製品に添加することにより、これらの材質にシリコーンならではの優れた特性を付与する。
【0054】
図2は、本発明の実施例になる、抗ウイルス剤を含有した抗ウイルス性混練材を形成するミキサーの構成を示す図である。
【0055】
柔軟性のあるシリコン材(例えば、上述した低硬度―中硬度のシリコーンゴム)、抗ウイルス剤として水酸化カルシウム粉末及び必要に応じて第3成分が準備される。
【0056】
図2において、ミキサー1は、横置きされた円筒状の混練筒2、この混練筒2の入口側である上流側に設けられた基体原料としてのシリコン材(シリコーンゴム)投入口部3、この混練筒2の出口側に設けられた混練材取り出し口部4、この混練筒2の内部に横方向に設置された回転軸5、この回転軸の周囲に設けた攪拌スクリュー6、この攪拌スクリュー6の上流側に設けた送り羽根7、この攪拌スクリュー6の下流側に設けた送り羽根8、回転軸5に回転力を付与する駆動源としてのモータ9、抗ウイルス剤としての水酸化カルシウム粉体を投入するための水酸化カルシウム投入口部10及び水酸化カルシウム投入管11が形成される。必要に応じて第3成分が水酸化カルシウム投入口部10の下流の混合部13で混合され、混練される。
【0057】
準備された練り状態のシリコーンゴムがシリコン材投入口部3から混練筒2に投入される。
【0058】
水酸化カルシウム粉末が水酸化カルシウム投入口部10及び抗ウイルス剤投入管11を経て混練筒2に投入される。加硫剤が加硫剤投入口14から混練筒2に投入される。
【0059】
混練筒2の内部には、シリコン材投入口部3に面し、送り羽根7が設けられ、投入シリコン材を混練する領域Aに搬送部21が、水酸化カルシウム投入管11、加硫剤投入口14に面した領域Bに練り状態のシリコーンゴムと水酸化カルシウム粉末と加硫剤を混合混練する混練部22が、そして下流の混練材取り出し口部4に面し、送り羽根8が設けられた領域Cに送給部23が形成される。
【0060】
投入された練り状態のシリコーンゴム、水酸化カルシウム粉体は、加硫剤の添加状態下、混練部22で、例えば140―170°の加熱下で混錬に要する時間混練され、混練状態の混練材24が生成される。
【0061】
加硫剤は、加熱状態下、混練材を硬化させる作用を呈する。したがって、混練材は、硬化され得る状態にあって、シリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉体が混練されて混合状態にある成形材である。シリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉体の一部が化学反応しても、成形された混練材あるいは製錬体の抗ウイルス性を阻害することはない。
【0062】
シリコン材の典型的な例としては、シリコーンゴム(共和工業株式会社製)が知られる。
【0063】
シリコーンゴムとしては、低硬度シリコーンゴム、中硬度シリコーンゴム、高硬度シリコーンゴムが知られる。本発明には、低硬度シリコーンゴムが好んで用いられる。低硬度シリコーンゴムで柔らかい伸びと密着特性の成形品を製造できる。
【0064】
シリコーンゴムは、オルガノポリシキロサンにシリカ系充填剤を配合したものが一般的とされ、充填剤としてはフュームドシリカ、沈降性シリカ、石英粉末、けいそう土などが代表的なものとして挙げられる。
【0065】
シリコーンゴム(共和工業株式会社製)は、
1°~20°:低硬度
5°の場合 :耳たぶのような柔らかさを持つ。半透明、黒色。着色され得る。
【0066】
10°の場合 :肌と似た硬さを持つ。半透明、黒色。着色され得る。ブレンド可。
【0067】
20°の場合 :半透明、黒色。機能製品に用いられる。
【0068】
30°~70°:一般硬度(中硬度)
80°~90°:高硬度
と分類される。
【0069】
本実施例にあっては、硬度5°~25°あるいは5°~40°内の低硬度シリコーンゴムあるいは低硬度―中硬度シリコーンゴムが採用される。
【0070】
低硬度シリコーンゴムの特徴:
・柔軟性に富んでいる。元の形状に戻る。
【0071】
・表面のタック感が強く、自己密着性が強い。
【0072】
・伸び率が非常に高い。
【0073】
等の特徴を持つ。
【0074】
混練部22では、固体と固体との混練がなされ、混練状態の混練材を生成する特徴がある。
【0075】
生成された混練材24は、混練材取り出し口部4からミキサー外部に連続して排出される。
【0076】
混練材取り出し口部4の近辺に型31が設けられる。
【0077】
型31は、混練材24からボール状製錬体、棒状製錬体あるいは板状製錬体を形成するための型であり、ボール体状、棒体状あるいは板体状の窪み32を備える。
【0078】
混練材24が型31のボール体、棒体あるいは板体状の窪み32に流し込まれ、所定時間保持され、冷却される。
【0079】
上述したように、シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末を所定の重量を混練したときに、混練して混錬材として形成されたものを混錬材といい、混練材から成形品原型に各分離独立させ、混錬材の内、成形品成形に最良な範囲である最良な実施可能な範囲にある混錬材を製錬体という。
【0080】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する混練材であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
・混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなり、
・当該当該混練材における水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量に対して適切な値(重量)を有して、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~720g重量である混練材が生成される。
【0081】
また、 シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製錬体であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
・製錬体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末含有してなり、
・当該製錬体における水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量に対して適切な値(重量)を有して、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量であること
を特徴とする製錬体が生成される。
【0082】
混練材中で、水酸化カルシウム粉末重量が所定の量に特定された混練材が幅広い成形品の原料に適した製錬体となる。
【0083】
混練材は、例えば混練材を粒状物質にして不織布あるいは織布上に、もしくは不織布中にあるいは織布中に担持させてシートにして抗ウイルス性のインナーシートを形成し、衛生マスクの内部に挟持させる用途、あるいは多孔性の薄いフイルタシート状にした抗ウイルス性のフイルタとしての用途がある。
【0084】
製錬体は、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムを含有するボール状製錬体、棒状製錬体あるいは板状製錬体であって、全体がボール、棒あるいは板に似た形態をなす柔軟性のある抗ウイルス性のハンド用のボール状抗ウイルス製錬体、棒状抗ウイルス製錬体あるいは板状抗ウイルス製錬体、ドアノブ被覆抗ウイルス製錬体あるいは携帯電話機被覆抗ウイルス製錬体を形成することができる。
【0085】
図2に、ミキサー1が、横置きされた例が示されたが、竪型配置とすることができる。
【0086】
図3は、混練材から抗ウイルス性製錬体が形成されることを示す図である。
【0087】
型31は、製錬体25から成形品、例えばボール状抗ウイルス製錬体、棒状抗ウイルス製錬体あるいは板状抗ウイルス製錬体、ドアノブ被覆抗ウイルス製錬体あるいは携帯電話機被覆抗ウイルス製錬体を形成するための型であり、X軸Y軸で形成される座標上の面に規則正しく整列した複数の窪み32を備える。混練材が抗ウイルス製錬体とされて窪み32に流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品が製作される。
【0088】
混練材24は、混練材取り出し口部4から型31に投入される。混練材取り出し口部4に混練材切り分け手段26が設けられ、連続して生成された混練材取り出し口部4は切断され、製錬体25とされる。すなわち製錬体25は、混練材24から成型されたものである。
【0089】
型31は、矢印で示されるようにX軸及びY軸方向に移動可能とされる。移動は、ミキサー1との関係で相対的である。
【0090】
一つ一つの独立した製錬体25が型31に形成された窪み32に一つ一つに投入される。
【0091】
窪み32に流し込まれた製錬体25は、所定時間保持され、室温まで冷却され、一つ一つの成形品としての製品とされる。
【0092】
図4は、製錬体を形成するための各種の型の構造を示す図である。
【0093】
図3示す型31についての各種の型31の構造が示される。型は、合わせ面を中央として相似の上方型と下方型との組み合わせになり、
図4には下方型が示される。上方型と下方型との組み合わせによって双方の間には用途に応じた空間部が形成され、この空間部を充填するようにして製錬体が流し込み路(図示せず)から流し込まれる。各種の型31を利用して、混練材24から切り取られた製錬体25から各種の製品が製作される。
【0094】
図4(a)は、製錬体25から、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のボール体を形成する型31を示す。
【0095】
X軸Y軸で形成される座標上の面に規則正しく整列した複数の窪み32を備える。窪み32は、半球体形状をなす。上方型と下方型とが組み合わされ、窪みの組み合わせで形成された空間部に製錬体25が流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品である柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のボール体が製作される。
【0096】
図4(b)は、製錬体25から、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用の棒体を形成する型31を示す。
【0097】
X軸Y軸で形成される座標上の面に規則正しく整列した複数の窪み32を備える。窪み32は、棒が長手方向に半分にされた半円形断面を持つ形状をなす。上方型と下方型とが組み合わされ、窪みの組み合わせで形成された空間部に製錬体25が流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品である柔軟性のある抗ウイルス性の手ひらで接触用の棒状製錬体が製作される。
【0098】
図4(c)は、製錬体25から、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用の製錬体を形成する他の型31を示す。
【0099】
型31は、X軸Y軸で形成される座標上の面に規則正しく整列した複数の窪み32を備える。窪み32は、板状形状をなす。上方型と下方型とが組み合わされ、窪みの組み合わせで形成された空間部に製錬体25が流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品である柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用の板状製錬体が製作される。
【0100】
図4(d)は、製錬体25から、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のハンドノブ被覆製錬体を形成する型31を示す。
【0101】
型31は、上面に1個もしくは整列した複数の窪み32を備える。ここでは1個の窪みが設けられた例が示される。窪み32は、ドアノブ状形状をなす。型31には、ドアノブ状形状の窪みの中央部に配置される中子33が備えられる。中子33は外方向きに複数の突起34を備え、一部が窪み内面に接する。上方型と下方型とが組み合わされ、中子33を持つ窪みの組み合わせで形成された空間部に製錬体25が流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品である柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のドアノブ被覆状製錬体が製作される。
【0102】
図4(e)は、製錬体25から、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用の携帯電話機被覆状製錬体を形成する型31を示す。
【0103】
型31は、上面に1個もしくは整列した複数の窪み32を備える。ここでは1個の窪みが設けられた例が示される。窪み32は、携帯電話機状形状をなす。型31には、携帯電話機状形状の窪みの中央部に配置されえ携帯電話機状形状の中子36が備えられる。中子の一部が窪みの内面に接する。上方型と下方型とが組み合わされ、中子33を持つ窪みの組み合わせで形成された空間部に製錬体25が流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品である柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用の携帯電話機被覆状製錬体が製作される
。
【0104】
図5から
図9は、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらに接触して効果のある成形品である製品の例を具体的に示す図である。
【0105】
図5、抗ウイルス性のボール状製錬体を示す図である。
【0106】
この例の場合、ボールは球状をなす。球状としては、硬式野球ボールあるいはゴルフボール形状、ミカン形状、丸形おもちゃ形状等の身近ななじみの形態に模することができる。
【0107】
図5(a)は、抗ウイルス性の手のひらに接触するボール状製錬体を示し、
図4(b)は、形成されたボール状製錬体100(100A)が人間の手のひらで握られている状態を示す。
【0108】
図4(a)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性のボール状製錬体100(100A)が形成される。
【0109】
柔軟性のある抗ウイルス性のボール状製錬体100(100A)は、全体がボールに似た形態をなして、シリコン材及びドロマイトの混練材からなり、当該混練材が柔軟性の内部とドロマイト外方露出の表面部(表面)からなって、当該ドロマイト外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、人間の手のひら40に握られて外方からの力の作用があると、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【0110】
ボール状製錬体100(100A)は、柔軟性を備えているので手のひらで握られ、押圧されると、手のひらに接触用のボール状製錬体100(100A)の表面の手のひらへの接触面積が押圧前の接触面積に比べて増大する。抗ウイルス作用面積が増大する。この状態にあっても、ボール状製錬体100(100A)は、全体の形態を変えながら柔軟性を保持し、手のひらにフイットする。
【0111】
ボール状製錬体100(100A)は、抗菌作用面積が増大した抗ウイルス性能によって手のひらへの接触で、手のひらに付着したウイルス菌を死滅させる。これによって、手のひらに付着したウイルスが手のひらから除去されたことになる。
【0112】
外方からの力を作用させると、手のひらに接触用のボール状製錬体100(100A)の表面の手のひらへの接触面積が増大するので、手のひらに付着したウイルスを手のひらから除去することが効果的になされる。
【0113】
ボール状製錬体100(100A)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元のボール形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【0114】
洗浄水の使用の上で便宜でない環境下でも用いられ得、例えば電車に乗ってつり革に掴まったようなとき、乗車中にあるいは降車したとき直ちに除菌操作を行うことができる。
【0115】
図5(c)に示されるように、球状に替えて楕円形球状、すなわちラグビー状あるいは卵状の形状をなすボール状製錬体100(100A)が用いられ得る。
【0116】
手のひらでボールを握る関係で、ボール状製錬体100(100A)の大きさは、野球ボールの大きさ以下で、ピンポン玉の大きさ以上であることが推奨される。手のひらにボール状製錬体製錬体100(100A)が接触するとは、手のひらで握り得る大きさの範囲にあることを意味する。
【0117】
図5(c)に示さるボール状製錬体100(100A)の大きさは、1例として長手方向に、50mm、横方向に30mm、他の例として78mm、横方向に44mmが採用された。
【0118】
ボール状製錬体100(100A)の中央部に固形材を内蔵させることができる。
【0119】
【0120】
図6(a)は、抗ウイルス性のハンド接触用の棒状製錬体を示し、
図6(b)は、形成された棒状製錬体100(100B)が人間の手のひらで握られている状態を示す。球状としては、硬式野球バット、あるいはゴルフクラブ形状、ボールペン形状、棒形おもちゃ形状等の身近になじみの形態に模することができる。
【0121】
図4(b)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性の棒状製錬体100(100B)が形成される。
【0122】
柔軟性のある抗ウイルス性の棒状製錬体100(100B)は、全体が棒に似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムを主体とした製錬体からなり、当該製錬体が柔軟性の内部と水酸化カルシウム外方露出の表面部(表面)からなって、当該水酸化カルシウム外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、人間の手に握られて外方からの力の作用があると、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。そして容易に元の形状に戻され得る。
【0123】
棒状製錬体100(100B)は、柔軟性を備えているので手のひらで握られ、押圧されると、棒状製錬体100(100B)の表面の手のひらへの接触面積が増大する。この状態にあっても、棒状製錬体100(100B)は、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【0124】
棒状製錬体100(100B)は、その抗菌性性能によって手のひらへの接触で、手のひらに付着したウイルス菌を死滅させる。これによって、手のひらに付着したウイルスが手のひらから除去されたことになる。
【0125】
外方からの力を作用させると、棒状製錬体100(100B)表面の手のひらへの接触面積が増大するので、手のひらに付着したウイルスが手のひらからのウイルスの除去が効果的になされる。
【0126】
棒状製錬体100(100B)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の棒形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【0127】
洗浄水の便宜のあるところでない環境下でも用いられ得、例えば電車に乗ってつり革に掴まったようなとき、乗車中にあるいは降車したとき直ちにウイルスを除去する操作を行うことができる。
【0128】
棒状製錬体100(100B)には、円筒形にした棒状製錬体が含まれる。また、棒状製錬体100(100B)には、中心部に固体状の心棒を挿入した棒状製錬体が含まれる。
【0129】
【0130】
図7(a)は、抗ウイルス性の板状製錬体を示し、
図7(b)は、形成された板状製錬体100(100C)が人間の手のひらで握られている状態を示す。
【0131】
図4(c)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性の板状製錬体100(100C)が形成される。
【0132】
柔軟性のある抗ウイルス性の板状製錬体100(100C)は、全体が板に似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの製錬体からなり、当該製錬体が柔軟性の内部と水酸化カルシウム外方露出の表面部(表面)からなって、当該水酸化カルシウム外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、人間の手に握られて外方からの力の作用があると、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【0133】
板状製錬体100(100C)は、柔軟性を備えているので手のひらで握られ、押圧されると、板状製錬体100(100C)の表面の手のひらへの接触面積が増大する。この状態にあっても、板状製錬体100(100C)は、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【0134】
板状製錬体100(100C)は、その抗ウイルス性能によって手のひらへの接触で、手のひらに付着したウイルスを死滅させる。これによって、手のひらに付着したウイルスが手のひらから除去されたことになる。
【0135】
外方からの力を作用させると、板状製錬体100(100C)表面の手のひらへの接触面積が増大するので、手のひらに付着したウイルスを手のひらからの除去することが効果的になされる。
【0136】
板状製錬体100(100C)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の棒形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【0137】
洗浄水の使用の上で便宜でない環境下でも用いられ得、例えば電車に乗ってつり革に掴まったようなとき、乗車中にあるいは降車したとき直ちにウイルスを除去する操作を行うことができる。
【0138】
以上のように、全体がボール、棒あるいは板に似た形態をなして、混練材が主成分のシリコン材及び副成分の水酸化カルシウムを含有し、抗ウイルス性を呈し、前記シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの混練で生成された製錬体になり、全体の形態を変えながらボール体、棒体あるいは板体の形態を保持し及び柔軟性を保持して、手のひら接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大することを特徴とする柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のボール状製錬体、棒状製錬体あるいは板状製錬体が形成される。
【0139】
図8は、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらに接触して効果のある成形品であるドアノブ被覆製錬体を示す図である。
この例の場合、ドアノブ被覆製錬体は、長手方向に細い筒状の形状をなす。筒状部とすることで、内側におけるドアノブ表面のウイルス除去及び外側において手のひら付着のウイルスを除去する抗ウイルス性能が期待できる。
【0140】
図8(a)は、成形された抗ウイルス性のドアノブ被覆製錬体を示す写真であり、
図8(b)は、形成されたドアノブ被覆製錬体100(100D)が装着されるドアノブの例を示す。
図8(b)には、先端解放のドアノブが示される。
【0141】
図4(d)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性のドアノブ被覆製錬体100(100D)が形成される。
【0142】
ドアノブ被覆製錬体100(100D)は、手のひら接触に用いられる表面確保のための体積を有し、ドアノブ41を収納可能とする筒状部42を有する。
【0143】
図8(a)に示さるドアノブ被覆製錬体100(100D)の大きさは、1例として長手方向に、142mm、横方向に最太部で,取っ手部径21mmが採用された。
【0144】
柔軟性のある抗ウイルス性のドアノブ被覆製錬体100(100D)は、全体がドアノブに似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの混練材からなり、当該製錬体が柔軟性の内部と水酸化カルシウム外方露出の表面部(表面)からなって、当該水酸化カルシウム外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、人間の手に握られて外方からの力の作用があると、全体の形態を変え、接触面積を増大させながら柔軟性を保持する。
【0145】
ドアノブ被覆製錬体100(100D)は、柔軟性を備えているので手のひらで握られ、押圧されると、ドアノブ被覆製錬体100(100D)の表面の手のひらへの接触面積が増大する。この状態にあっても、ドアノブ被覆製錬体100(100D)は、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【0146】
ドアノブ被覆製錬体100(100D)は、その抗ウイルス性能によって手のひらへの接触で、手のひらに付着したウイルスを死滅させる。これによって、手のひらに付着したウイルスが手のひらから除去されたことになる。
【0147】
外方からの力を作用させると、ドアノブ被覆製錬体100(100D)表面の手のひらへの接触面積が増大するので、手のひらに付着したウイルスが手のひらからの除去が効果的になされる。
【0148】
ドアノブ被覆製錬体100(100D)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【0149】
洗浄水の便宜のあるところでない環境下でも用いられ得、例えば電車に乗ってつり革に掴まったようなとき、乗車中にあるいは降車したとき直ちにウイルスを除去する操作を行うことができる。
【0150】
図8(c)は、成形された突起型のドアノブに適用されるドアノブ被覆製錬体を示す。
【0151】
図8(c)に示されるように、この例の場合、ドアノブ被覆製錬体は、長手方向と直径方向の長さがほぼ等しい筒状の形状をなす筒体42で形成される。筒体42は、図で、長手方向の左右方に孔43,44を持つ。筒体42の内部は、空間部45となる。
【0152】
図8(d)は、で表面を回転することで開放する突起型のドアノブ41を示す。
【0153】
突起型のドアノブ41にドアノブ被覆製錬体100(100D)の筒体42が被覆されることで、筒内に突起型のドアノブ41が配設される。これで、ドアノブ被覆製錬体100(100D)が突起型のドアノブ41に被覆して配設される。
【0154】
手のひらでドアノブを握る関係で、ドアノブ被覆製錬体100(100D)の大きさは、ドアノブの大きさに対して10~20%程度大きさであることが推奨される。ドアノブ被覆製錬体100(100D)に接触するとは、手のひらで握り得る大きさの範囲にあることを意味する。
【0155】
図8(c)に示さるドアノブ被覆製錬体100(100D)の大きさは、1例として長手方向の筒体長さ43mm、孔43の径34mm、孔44の径38mmが採用された。
【0156】
以上のように、全体がドアノブに似た形態をなして、混練材が主成分のシリコーンゴム及び副成分の水酸化カルシウムからなり、抗ウイルス性を呈し、前記シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの混合混練で生成された製錬体になり、当該製錬体がドアノブを収納しドアノブに嵌め込まれるドアノブ収納空間部を有し、外形の形態を変えながら全体が携帯電話機に似た形態を保持し及び柔軟性を保持し、手のひらに接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大することを特徴とする柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のドアノブ被覆製錬体が形成される。
【0157】
図9は、抗ウイルス性の携帯電話機被覆製錬体を示す図である。
この例の場合、携帯電話機被覆製錬体は、携帯電話機を包む包袋状の形状をなす。
【0158】
図9(a)は、抗ウイルス性の携帯電話機被覆製錬体を示し、
図8(b)は、形成された携帯電話機被覆製錬体100(100E)が装着される携帯電話機の例を示す。
【0159】
図4(e)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性の携帯電話機被覆製錬体100(100E)が形成される。
【0160】
携帯電話機被覆製錬体100(100E)は、手のひら接触に用いられる体積を有し、携帯電話機を当該携帯電話機カバーと共に収納可能とする袋状部52を有する。袋状部とすることで、内側における携帯電話機表面のウイルス除菌及び外側において手のひら付着のウイルスを除去する抗ウイルス性能が期待できる。
【0161】
図4(e)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性の携帯電話機被覆製錬体100(100E)が形成される。
【0162】
携帯電話機被覆製錬体100(100E)は、手のひら接触に用いられる体積を有し、携帯電話機を当該携帯電話機カバーと共に収納可能とする袋状部52を有する。袋状部とすることで、内側における携帯電話機表面のウイルス除菌及び外側において手のひら付着のウイルス除菌になる抗菌性能が期待できる。
【0163】
図9(b)に示さる携帯電話機被覆製錬体100(100E)の大きさは、1例として長手方向に、150mm、横方向に90mmが採用された。
【0164】
柔軟性のある抗ウイルス性の携帯電話機被覆製錬体100(100E)は、全体が携帯電話機に似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの製錬体からなり、当該製錬体が柔軟性の内部とドロマイト外方露出の表面部(表面)からなって、当該ドロマイト外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、人間の手に握られて外方からの力の作用があると、全体の形態を変え、接触面積を増大させながら柔軟性を保持する。
【0165】
携帯電話機被覆製錬体100(100E)は、柔軟性を備えているので手のひらで握られ、押圧されると、携帯電話機被覆製錬体100(100E)の表面の手のひらへの接触面積が増大する。この状態にあっても、携帯電話機被覆製錬体100(100E)は、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【0166】
携帯電話機被覆製錬体100(100E)は、その抗菌性性能によって手のひらへの接触で、手のひらに付着したウイルス菌を死滅させる。これによって、手のひらに付着したウイルスが手のひらから除去されたことになる。
【0167】
外方からの力を作用させると、携帯電話機被覆製錬体100(100E)表面の手のひらへの接触面積が増大するので、手のひらに付着したウイルスを手のひらから除去することが効果的になされる。
【0168】
携帯電話機被覆製錬体100(100E)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【0169】
洗浄水の使用の上で便宜でない環境下でも用いられ得、例えば電車に乗ってつり革に掴まったようなとき、乗車中にあるいは降車したとき直ちにウイルスを除去する操作を行うことができる。
【0170】
手のひらで携帯電話機を握る関係で、携帯電話機被覆製錬体100(100E)の大きさは携帯電話機の大きさに対して10~20%程度大きさであることが推奨される。携帯電話機被覆製錬体100(100E)に接触するとは、手のひらで握り得る大きさの範囲にあることを意味する。
【0171】
以上のように、全体が携帯電話機に似た形態をなして、混練材が主成分のシリコーンゴム及び副成分の水酸化カルシウムからなり、抗ウイルス性を呈し、前記シリコン材及び前記ドロマイトの混練で生成された製錬体になり、当該製錬体が携帯電話機を当該携帯電話機カバーと共に収納可能とする袋状部を有し、外形の形態を変えながら全体が携帯電話機に似た形態を保持し及び柔軟性を保持し、手のひらに接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が作用前に比べて増大することを特徴とする柔軟性のある抗ウイルス性の携帯電話機被覆製錬体が形成される。
【0172】
図10は、抗ウイルス性の室内フロアマット状製錬体及び自動車車内フロアマット状製錬体を示す図である。
【0173】
図10(a)は、抗ウイルス性の室内フロア状製錬体を示し、
図10(b)は、形成された室内フロア状製錬体100(100F)に人間の足が載置されている状態を示し、柔軟性のある抗ウイルス性で、人間の足に接触して効果のある成形品である室内フロア状製錬体を示す。
【0174】
図10(c)は、抗ウイルス性の自動車車内フロア状製錬体を示し、
図10(d)は、形成された自動車車内フロア状製錬体100(100G)に靴が載置されている状態を示し、柔軟性のある抗ウイルス性で、靴に接触して効果のある成形品である自動車車内フロア状製錬体を示す。
【0175】
図4に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性の室内フロア状製錬体100(100F)あるいは自動車車内フロア状製錬体100(100G)が形成される。
【0176】
図10(a)において、柔軟性のある抗ウイルス性の室内フロア状製錬体100(100F)は、全体が室内フロア板に似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの製錬体からなり、当該製錬体が柔軟性の内部と水酸化カルシウム外方露出の表面部(表面)からなって、当該水酸化カルシウム外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、
図10(b)に示されるように人間の足52が載せられて押圧されると、その形態を変え、接触面積を増大させながら柔軟性を保持する。
【0177】
室内フロア状製錬体100(100F)は、柔軟性を備えているので足で押圧されると、室内フロア状製錬体100(100F)の表面の足底表面への接触面積が増大する。この状態にあっても室内フロア状製錬体100(100F)は、形態を変えながら柔軟性を保持する。
【0178】
室内フロア状製錬体100(100F)は、その抗菌性性能によって足底への接触で、足底に付着したウイルス菌を死滅させる。これによって、足底に付着したウイルスが足から除去されたことになる。
【0179】
外方からの力を作用させると室内フロア状製錬体100(100F)表面の足底への接触面積が増大するので、足に付着したウイルスの除去が効果的になされる。
【0180】
室内フロア状製錬体100(100F)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の棒形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【0181】
洗浄水の使用の上で便宜でない環境下でも用いられ得、例えば室内でテレビ観戦しているようなとき、ウイルスを除去する操作を行うことができる。
【0182】
図10(c)において、柔軟性のある抗ウイルス性の自動車車内フロア状製錬体100(100G)は、周辺に飾りスカート53を備えたプレート上に載置される。自動車車内フロア状製錬体100(100G)は、全体が自動車車内フロア板に似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの製錬体からなり、当該製錬体が柔軟性の内部と水酸化カルシウム外方露出の表面部(表面)からなって、当該水酸化カルシウム外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、
図10(d)に示されるように靴54が載置されて押圧されると、その形態を変え、接触面積を増大させながら柔軟性を保持する。
【0183】
自動車車内フロア状製錬体100(100G)は、柔軟性を備えているので足で押圧されると、自動車車内フロア状製錬体100(100G)の表面の足底表面への接触面積が増大する。この状態にあっても自動車車内フロア状製錬体100(100G)は、形態を変えながら柔軟性を保持する。
【0184】
自動車車内フロア状製錬体100(100G)は、その抗菌性性能によって足底への接触で、足底に付着したウイルス菌を死滅させる。これによって、足底に付着したウイルスが足から除去されたことになる。
【0185】
外方からの力を作用させると自動車車内フロア状製錬体100(100G)表面の足底への接触面積が増大するので、足に付着したウイルスの除去が効果的になされる。
【0186】
自動車車内フロア状製錬体100(100G)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の棒形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【0187】
洗浄水の使用の上で便宜でない環境下でも用いられ得、例えば自動車車内で運転手の脇に乗っているようなとき、ウイルスを除去する操作を行うことができる。
【0188】
以上のように、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する混練材の形成方法であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなり、
・当該水酸化カルシウム粉末の当該混練材における含有量がシリコーンゴムの重量に比較した値で、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~720g重量で混練する混練材の形成方法が形成される。
【0189】
さらに、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製錬体であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
・製錬体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末含有してなり、
・当該製錬体における水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量に対した値を有して、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量であること
を特徴とする製錬体が形成される。
【0190】
以上のように、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマット状製錬体であって、
全体が室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマットに似た形態をなして、混練材が主成分のシリコーンゴム及び副成分の水酸化カルシウムからなり、抗ウイルス性を呈し、前記シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの混練で生成された製錬体になり、人間の足あるいは靴に接触して表面が押圧されると、柔軟性を保持し、当該人間の足あるいは靴への接触面積が押圧作用前に比べて増大することを特徴とする室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマット状製錬体が形成される。
【0191】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマット状の製錬体であって、
混練材として主成分のシリコン材及び副成分のドロマイトを準備し、抗ウイルス性を呈し、前記シリコーンゴム及び水酸化カルシウムを混練し、押圧体、例えば手のひらに接触されて、表面が押圧されると、柔軟性を保持し、当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大する製錬体を形成することを特徴とする抗ウイルス性の押圧体状の製錬体の形成方法が形成される。
【0192】
また、製錬体を型に入れ、全体がボール、棒あるいは板に似た形に形成し、全体の形態を変えながらボール体、棒体あるいは板体の形態を保持し及び柔軟性を保持して、手のひらに接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大する製錬体を形成することを特徴とする柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらに接触用のボール状、棒状あるいは板状製錬体の形成方法が形成される。
【0193】
また、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマット状の製錬体であって、
製錬体を型に入れ、全体がドアノブに似た形に形成し、外形の形態を変えながら柔軟性を保持して、手のひらに接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大する製錬体を形成することを特徴とする抗ウイルス性のドアノブ被覆製錬体の形成方法が形成される。
【0194】
また、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマット状の製錬体であって、
製錬体を型に入れ、全体が携帯電話機に似た形に形成し、外形の形態を変えながら全体が携帯電話機に似た形態を保持し及び柔軟性を保持し、手のひら接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大する製錬体を形成することを特徴とする柔軟性のある抗ウイルス性の携帯電話機被覆製錬体の形成方法が形成される。
【0195】
抗ウイルス性の効果を十分に発揮させるためには、水酸化カルシウムが成形体である製品の表面により多く露出した表面積増大状態にすることが好ましいが、長期間に亘って手のひらへの接触する機能を発現するために製錬体を形成し、保持力を確保することが不可欠である。
【0196】
本実施例によれば、
抗ウイルス性を呈する、柔軟性のある抗ウイルス性のハンド接触用の、例えば手のひらに接触させて効果のある混練材あるいは製錬体を提供することができる。
【0197】
抗ウイルス性能向上のために接触面積の増大が可能な柔軟性のある材料が用いられること、例えば手のひらに付着した各種のウイルスを除去する目的のために使用可能とすること、例えば柔軟性のある抗ウイルス性ボール状体、棒状体あるいは板状体を形成し、外部環境における活動中にあっても手持ちができ、手のひらに付着した各種のウイルスを有効に除去してウイルス感染防止を有効に行い得るようにすることができる。
【0198】
これによって、外部における活動中にあっても各種のウイルスによる感染防止を有効に行い得る。例えば、水酸化カルシウムになる抗ウイルス性の柔軟性のある抗ウイルス性のハンド用のボール形状、棒形状あるいは板形状の製錬体の形成に適用応用できる。
【符号の説明】
【0199】
1…ミキサー、2…横置きされた円筒状の混練筒、3…混練筒2の入口側である上流側に設けられたシリコン材投入口部、4…混練筒2の出口側に設けられた混練材取り出し口部、5…混練筒2の内部に横方向に設置された回転軸、6…回転軸の周囲に設けた攪拌スクリュー、7…攪拌スクリュー6の上流側に設けた送り羽根、8…攪拌スクリュー6の下流側に設けた送り羽根、9…回転軸5に回転力を付与する駆動源としてのモータ、10…水酸化カルシウム粉末投入口部、11…水酸化カルシウム投入管、14…加硫剤投入口、21…搬送部、22…混練部、23…供給部、24…混練材、25…製錬体、31…型、32…窪み、40…手のひら、42…筒状部、52…袋状部、100(100A、100B、100C、100D、100E、100F,100G)…柔軟性のある抗ウイルス性のハンド接触用のボール体、棒体、板体ドアノブ被覆製錬体あるいは携帯電話機被覆製錬体。
【手続補正書】
【提出日】2021-02-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する混練材であって、
前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる混練材の生成方法において、
混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなり、加硫剤の添加状態下、
水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量に対した値を有して、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~720g重量で、pHが11から12の間にある値で当該混練材を生成すること
を特徴とする混練材の生成方法。
【請求項2】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製錬体であって、
前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
製錬体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる製錬体の製作方法において、
製錬体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなり、加硫剤の添加状態下、
水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量に対した値を有して、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量で、pHが11から12の間にある値で当該製錬体を製作すること
を特徴とする製錬体の製作方法。
【請求項3】
請求項2に記載された製錬体の製作方法であって、
全体がボール、棒あるいは板に似た形態に当該製錬体を製作すること
を特徴とするボール状、棒状あるいは板状の抗ウイルス性の製錬体の製作方法。
【請求項4】
請求項2に記載された製錬体での製作方法であって、
全体がドアノブに似た形態をなし、当該ドアノブに嵌め込まれるドアノブ収納空間部を有した当該製錬体を製作すること
を特徴とするドアノブを被覆する抗ウイルス性の製錬体の製作方法。
【請求項5】
請求項2に記載された製錬体の製作方法であって、
全体が携帯電話機に似た形態をなし、当該携帯電話機を収納可能とした袋状部を有した当該製錬体を製作すること
を特徴とするドアノブを被覆する抗ウイルス性の製錬体の製作方法。
【請求項6】
請求項2に記載された製錬体の製作方法であって、
全体が室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマットに似た形態に当該製錬体を製作すること
を特徴とする室内フロアマット状あるいは自動車車内フロアマット状の抗ウイルス性の製錬体の製作方法。
【請求項7】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する混練材の形成方法であり、
前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる混練材の生成方法において、
混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなり、加硫剤の添加状態下、
当該水酸化カルシウム粉末の当該混練材における含有量がシリコーンゴムの重量に比較した値で、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~720g重量で、pHが11から12の間にある値で混練可能環境下、混練すること
を特徴とする混練材の形成方法。
【請求項8】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製錬体の形成方法であり、
前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、製錬体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる製錬体の生成方法において、
製錬体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなり、加硫剤の添加状態下、
当該水酸化カルシウム粉末の当該製錬体における含有量がシリコーンゴムの重量に比較した値で、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量で、pHが11から12の間にある値で混練可能環境下、製錬すること
を特徴とする製錬体の形成方法。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0103
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0103】
型31は、上面に1個もしくは整列した複数の窪み32を備える。ここでは1個の窪みが設けられた例が示される。窪み32は、携帯電話機状形状をなす。型31には、携帯電話機状形状の窪みの中央部に配置され、携帯電話機状形状の中子36が備えられる。中子の一部が窪みの内面に接する。上方型と下方型とが組み合わされ、中子33を持つ窪みの組み合わせで形成された空間部に製錬体25が流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品である柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用の携帯電話機被覆状製錬体が製作される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0134
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0134】
板状製錬体100(100C)は、その抗ウイルス性能によって手のひらへの接触で、手のひらに付着したウイルスを死滅させる。これによって、手のひらに付着したウイルスが手のひらから除去されたことになる。
【手続補正書】
【提出日】2021-06-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する混練材であって、
前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる混練材の生成方法において、
混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなり、加硫剤の添加状態下、
水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量に対した値を有して、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~720g重量で、pHが11から12の間にある値で当該混練材を生成すること
を特徴とする混練材の生成方法。
【請求項2】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製練体であって、
前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
製練体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる製練体の製作方法において、
製練体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなり、加硫剤の添加状態下、
水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量に対した値を有して、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量で、pHが11から12の間にある値で当該製練体を製作すること
を特徴とする製練体の製作方法。
【請求項3】
請求項2に記載された製練体の製作方法であって、
全体がボール、棒あるいは板に似た形態に当該製練体を製作すること
を特徴とするボール状、棒状あるいは板状の抗ウイルス性の製練体の製作方法。
【請求項4】
請求項2に記載された製練体での製作方法であって、
全体がドアノブに似た形態をなし、当該ドアノブに嵌め込まれるドアノブ収納空間部を有した当該製練体を製作すること
を特徴とするドアノブを被覆する抗ウイルス性の製練体の製作方法。
【請求項5】
請求項2に記載された製練体の製作方法であって、
全体が携帯電話機に似た形態をなし、当該携帯電話機を収納可能とした袋状部を有した当該製練体を製作すること
を特徴とする携帯電話機を収納可能とした袋状部を有した携帯電話機を被覆する抗ウイルス性の製練体の製作方法。
【請求項6】
請求項2に記載された製練体の製作方法であって、
全体が室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマットに似た形態に当該製練体を製作すること
を特徴とする室内フロアマット状あるいは自動車車内フロアマット状の抗ウイルス性の製練体の製作方法。
【請求項7】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する混練材の形成方法であり、
前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる混練材の形成方法において、
混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなり、加硫剤の添加状態下、
当該水酸化カルシウム粉末の当該混練材における含有量がシリコーンゴムの重量に比較した値で、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~720g重量で、pHが11から12の間にある値で混練可能環境下、混練すること
を特徴とする混練材の形成方法。
【請求項8】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製練体の形成方法であり、
前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、製練体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる製練体の形成方法において、
製練体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなり、加硫剤の添加状態下、
当該水酸化カルシウム粉末の当該製練体における含有量がシリコーンゴムの重量に比較した値で、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量で、pHが11から12の間にある値で混練可能環境下、製練すること
を特徴とする製練体の形成方法。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本発明は、シリコン・水酸化カルシウム粉体からなる混練材及びシリコン・水酸化カルシウム粉体からなる製練体、及び当該混練材あるいは製練体の形成方法に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
特許文献1~5に記載されるように、鉱物原料としてのドロマイト由来の抗ウイルス剤がマスク、フイルタ、塗料組成物、繊維あるいは担持シート、建材、複合セラミックスに適用応用されることが知られているが、混練材としてシリコン材及びドロマイトを用い、これらを混練してシリコン・ドロマイト混練材を生成し、シリコン・ドロマイト混練材から製練体を形成し、抗ウイルス成形品とすることが知られていない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
特許文献6には、レーヨン繊維中に酸化アルミニウム、酸化珪素及び酸化マグネシウムを主成分とする無機質抗菌材が10~15重量%混練されていることが記載される。レーヨン繊維中に酸化アルミニウム、酸化珪素及び酸化マグネシウムを主成分とする無機質抗菌材が担持される。この文献は、混練材としてシリコン材及びドロマイトを用い、これらを混練してシリコン・ドロマイト混練材を生成し、シリコン・ドロマイト混練材から混合混練状態の製練体を形成することを記載しない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
特許文献8に記載されるシリコーンゴムは医療用シリコーンゴムであって、抗ウイル性混練材あるいは抗ウイルス性製練体を記載しない。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
この場合、ウイルス不活性化状態を形成するという効果を得るために、ウイルス不活性化部材を人が日常に手で、もしくは他の箇所でしばしば接触する部材に取り付けするなどして配設しておくことが一つの有効手段となる。
配設に際し材料の粉体からウイルス不活性化部材として混練材を形成するために混練操作易さを確保すること、製練体を形成するために製練操作易さを確保するという問題を解決することが求められる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
本発明は、かかる点に鑑み、家庭あるいは職場内の施設あるいはその他の施設で、人が日常に手で、もしくは他の箇所でしばしば接触する部材に取り付けするなどしてウイルス不活性化部材を配設するに際して、材料の粉体からウイルス不活性化部材として混練材を形成するために混練操作易さを確保すること、製練体を形成するために製練操作易さを確保するという問題を解決することを課題とする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】
また、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製練体であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
・混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる製練体を提供する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】
ここで、水酸化カルシウム粉末にはドロマイト粉末が含まれない。すなわち、水酸化カルシウムにはドロマイトが含まれない。本発明は、ドロマイト粉末を用いず、水酸化カルシウムを成分として用いるが、水酸化カルシウムに第3成分としてドロマイトを含有することを除外しない。混練材あるいは製練体を、水酸化カルシウム粉末を主体として適切な量(重量)をシリコーンゴムに混練することで抗ウイルス性能を向上させた混練材あるいは製練体を形成することができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0029】
本発明において、混練材中にあるいは製
練体中に、シリコーンゴム1kgに対して含有させる水酸化カルシウム粉末の量を特定することを試みた。
図1は、本発明の抗ウイルス性混練材及び抗ウイルス性製
練体を表示するX―Y座標図
である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】
図1は、シリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなるウイルス感染に有効な混練材を形成し、ウイルス不活性化部材の形成し易さ、すなわち製
練し易い混練材を確保することができることを示す実験結果を示すX―Y座標で示す図である。X軸は、シリコーンゴム1kgに対して投入されたシリコーンゴム量を重量で示し、Y軸は、混練材あるいは製
練体の表面pH値を示す。表面pH値は、抗ウイルス性の強さを示す。表面pH値が高いほど抗ウイルス性の強さは強い。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】
<実験内容>
シリコン原料混練時にドロマイト粉体を混合混練したときに、保持力を確保することができた例を示す実験
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末100gを混練して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末200gを混練して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末300gを混練して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末400gを混練して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末500gを混練して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末600gを混練して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末700gを混練して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末800gを混練して混練材を形成しようとしたが、混練ができなかった。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0033】
実験結果によれば、シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末720g程度までは混合し製練して混練材を形成することができたが、混練材は、600gを超えると脆く、各分離独立した製練体とすることは困難であった。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0035】
分離独立した製練体とする場合、シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末600gまでは製練して製練体を形成することができた。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0038】
ここで、シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末を所定の重量を、混練可能環境下、混練して混錬材として形成されたものを抗ウイルス性の混錬材(以下、混練材という。)といい、混練材から成形品原型に各分離独立させ、混錬材の内、成形品成形に最良な範囲である最良な実施可能な範囲にある混錬材を抗ウイルス性の製練体(以下、製練体という。)という。混練材あるいは製練体を成形品成形するに際しては、混練可能環境の加熱状態下、加硫処理による硬化処理がなされる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0039】
混練可能領域が、混練可能領域が混練可能長さL1で、製練可能領域が製練可能長さL2で、抗ウイルス性能を考慮したときに、実施可能な混練材形成長さl1で、実施可能な製練体形成長さl2で示される。混練困難領域が、L1を延長した領域に、製練困難領域がL2を延長した領域に示される。混練材及び製練体のいずれもがビジネス上、製品として取り扱われ得る。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0041】
Y軸:製
練体あるいは混練材の表面pH値を示す軸。
H:座標上で、実験結果で得られたプロットを結んで得られた曲線状の線図
A域:線
図H内混練長で、混練材形成域
B域:線
図H内製
練長で、製
練体形成域
C域:線
図H内混練長外方で混練材形成困難域
D域:ウイルス不活性有効下方ラインMのpH値11及びウイルス不活性有効上方ラインNのpH値12で区画されるウイルス不活性域(抗ウイルス領域)
E域:A域及びD域で区画されるウイルス不活性混練材域
F域:B域及びD域で区画されるウイルス不活性製
練体域
G域:C域及びD域で区画されるウイルス不活性域・混練材形成困難域
L
1:混練可能長
L
2:製
練可能長
l
1:実施可能な混練材形成可能長
l
2:実施可能な製
練長形成可能長
この実験結果から、・混練材における水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量で、混練可能な値で、抗ウイルスとして有効なpHが11~12に範囲にある、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~720g重量である混練材が提供される。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0042】
また、・製練体における水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量で、製練可能な値で、抗ウイルスとして有効なpHが11~12に範囲にある、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量である製練体が提供される。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0043】
よって、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製練体であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であり、製練体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなり、
・当該水酸化カルシウム粉末の当該製練体における含有量がシリコーンゴムの重量に対した値であって、当該対比重量値が、当該シリコーンゴム及び当該水酸化カルシウム粉末を製練可能で、当該製練体のpHが予め定めたウイルス不活性有効下方値と予め定めたウイルス不活性有効上方値の範囲のpHが11~12に範囲にある重量値で、500g~600g重量であることを特徴とする製練体が提供される。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0045】
成形品を形成には、製練体が用いられる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0046】
抗ウイルス性混練材あるいは抗ウイルス性製練体の形成に当たっては、抗ウイルス性混練材あるいは抗ウイルス性製練体に、必要に応じて、ドロマイト、炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウムの化学成分を第3成分として含有させることができる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0047】
本発明によれば、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムを主体として形成され、シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末が500g~720g、特に500g~600g混練あるいは製練されて、混練性あるいは製練性に優れた抗ウイルス性を呈する混練材あるいは製練体を提供することができる。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0048】
抗ウイルス性を呈する混練材あるいは製練体は、衛生マスクのインナーシートに用いて、あるいは押圧体に用いて、例えば手のひらに付着した各種のウイルスを除去する目的のために使用を可能とする。例えば柔軟性のある抗ウイルス性のドアノブ被覆体を形成することができる。また、ボール状体、棒状体あるいは板状体を形成し、外部環境における活動中にあっても手持ちができ、手のひらに付着した各種のウイルスを有効に除去してウイルス感染防止を有効に行い得るようにすることができる。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0050】
【
図1】本発明の抗ウイルス性混練材及び抗ウイルス性製
練体を表示するX―Y座標図。
【
図2】本発明の実施例になる、鉱物原料としてのドロマイト由来の抗ウイルス剤を含有した抗ウイルス性混練材を生成するミキサーの構成を示す図。
【
図3】抗ウイルス性混練材から抗ウイルス性製
練体が形成されることを示す図。
【
図4】抗ウイルス性製
練体を形成するための各種の型の構造を示す図。
【
図8】抗ウイルス性のドアノブ被覆製
練体を示す図。
【
図9】抗ウイルス性の携帯電話機被覆製
練体を示す図。
【
図10】抗ウイルス性の室内フロアマット状製
練体及び自動車車内フロアマット状製
練体を示す図。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0052】
図1で、混練材が練り状態のシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる混練材又は製
練体形成の基本構成について説明した。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0060】
投入された練り状態のシリコーンゴム、水酸化カルシウム粉体は、加硫剤の添加状態下、混練部22で、例えば140―170°の加熱下で混錬に要する時間混練され、混練状態の混練材24が生成される。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0061】
加硫剤は、加熱状態下、混練材を硬化させる作用を呈する。したがって、混練材は、硬化され得る状態にあって、シリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉体が混練されて混合状態にある成形材である。シリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉体の一部が化学反応しても、成形された混練材あるいは製練体の抗ウイルス性を阻害することはない。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0077】
型31は、混練材24からボール状製練体、棒状製練体あるいは板状製練体を形成するための型であり、ボール体状、棒体状あるいは板体状の窪み32を備える。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0079】
上述したように、シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末を所定の重量を混練したときに、混練して混練材として形成されたものを混練材といい、混練材から成形品原型に各分離独立させ、混練材の内、成形品成形に最良な範囲である最良な実施可能な範囲にある混練材を製練体という。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0081】
また、 シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製練体であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
・製練体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末含有してなり、
・当該製練体における水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量に対して適切な値(重量)を有して、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量であること
を特徴とする製練体が生成される。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0082】
混練材中で、水酸化カルシウム粉末重量が所定の量に特定された混練材が幅広い成形品の原料に適した製練体となる。
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0084】
製練体は、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムを含有するボール状製練体、棒状製練体あるいは板状製練体であって、全体がボール、棒あるいは板に似た形態をなす柔軟性のある抗ウイルス性のハンド用のボール状抗ウイルス製練体、棒状抗ウイルス製練体あるいは板状抗ウイルス製練体、ドアノブ被覆抗ウイルス製練体あるいは携帯電話機被覆抗ウイルス製練体を形成することができる。
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0086】
図3は、混練材から抗ウイルス性製
練体が形成されることを示す図である。
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0087】
型31は、製練体25から成形品、例えばボール状抗ウイルス製練体、棒状抗ウイルス製練体あるいは板状抗ウイルス製練体、ドアノブ被覆抗ウイルス製練体あるいは携帯電話機被覆抗ウイルス製練体を形成するための型であり、X軸Y軸で形成される座標上の面に規則正しく整列した複数の窪み32を備える。混練材が抗ウイルス製練体とされて窪み32に流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品が製作される。
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0088
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0088】
混練材24は、混練材取り出し口部4から型31に投入される。混練材取り出し口部4に混練材切り分け手段26が設けられ、連続して生成された混練材取り出し口部4は切断され、製練体25とされる。すなわち製練体25は、混練材24から成型されたものである。
【手続補正37】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0090】
一つ一つの独立した製練体25が型31に形成された窪み32に一つ一つに投入される。
【手続補正38】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0091】
窪み32に流し込まれた製練体25は、所定時間保持され、室温まで冷却され、一つ一つの成形品としての製品とされる。
【手続補正39】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0092】
図4は、製
練体を形成するための各種の型の構造を示す図である。
【手続補正40】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0093
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0093】
図3示す型31についての各種の型31の構造が示される。型は、合わせ面を中央として相似の上方型と下方型との組み合わせになり、
図4には下方型が示される。上方型と下方型との組み合わせによって双方の間には用途に応じた空間部が形成され、この空間部を充填するようにして製
練体が流し込み路(図示せず)から流し込まれる。各種の型31を利用して、混練材24から切り取られた製
練体25から各種の製品が製作される。
【手続補正41】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0094】
図4(a)は、製
練体25から、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のボール体を形成する型31を示す。
【手続補正42】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0095】
X軸Y軸で形成される座標上の面に規則正しく整列した複数の窪み32を備える。窪み32は、半球体形状をなす。上方型と下方型とが組み合わされ、窪みの組み合わせで形成された空間部に製練体25が流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品である柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のボール体が製作される。
【手続補正43】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0096】
図4(b)は、製
練体25から、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用の棒体を形成する型31を示す。
【手続補正44】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0097】
X軸Y軸で形成される座標上の面に規則正しく整列した複数の窪み32を備える。窪み32は、棒が長手方向に半分にされた半円形断面を持つ形状をなす。上方型と下方型とが組み合わされ、窪みの組み合わせで形成された空間部に製練体25が流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品である柔軟性のある抗ウイルス性の手ひらで接触用の棒状製練体が製作される。
【手続補正45】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0098】
図4(c)は、製
練体25から、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用の製
練体を形成する他の型31を示す。
【手続補正46】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0099】
型31は、X軸Y軸で形成される座標上の面に規則正しく整列した複数の窪み32を備える。窪み32は、板状形状をなす。上方型と下方型とが組み合わされ、窪みの組み合わせで形成された空間部に製練体25が流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品である柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用の板状製練体が製作される。
【手続補正47】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0100】
図4(d)は、製
練体25から、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のハンドノブ被覆製
練体を形成する型31を示す。
【手続補正48】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0101】
型31は、上面に1個もしくは整列した複数の窪み32を備える。ここでは1個の窪みが設けられた例が示される。窪み32は、ドアノブ状形状をなす。型31には、ドアノブ状形状の窪みの中央部に配置される中子33が備えられる。中子33は外方向きに複数の突起34を備え、一部が窪み内面に接する。上方型と下方型とが組み合わされ、中子33を持つ窪みの組み合わせで形成された空間部に製練体25が流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品である柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のドアノブ被覆状製練体が製作される。
【手続補正49】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0102
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0102】
図4(e)は、製
練体25から、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用の携帯電話機被覆状製
練体を形成する型31を示す。
【手続補正50】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0103
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0103】
型31は、上面に1個もしくは整列した複数の窪み32を備える。ここでは1個の窪みが設けられた例が示される。窪み32は、携帯電話機状形状をなす。型31には、携帯電話機状形状の窪みの中央部に配置され、携帯電話機状形状の中子36が備えられる。中子の一部が窪みの内面に接する。上方型と下方型とが組み合わされ、中子33を持つ窪みの組み合わせで形成された空間部に製練体25が流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品である柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用の携帯電話機被覆状製練体が製作される。
【手続補正51】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0105】
図5、抗ウイルス性のボール状製
練体を示す図である。
【手続補正52】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0107】
図5(a)は、抗ウイルス性の手のひらに接触するボール状製
練体を示し、
図4(b)は、形成されたボール状製
練体100(100A)が人間の手のひらで握られている状態を示す。
【手続補正53】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0108
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0108】
図4(a)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性のボール状製
練体100(100A)が形成される。
【手続補正54】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0109
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0109】
柔軟性のある抗ウイルス性のボール状製練体100(100A)は、全体がボールに似た形態をなして、シリコン材及びドロマイトの混練材からなり、当該混練材が柔軟性の内部とドロマイト外方露出の表面部(表面)からなって、当該ドロマイト外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、人間の手のひら40に握られて外方からの力の作用があると、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【手続補正55】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0110
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0110】
ボール状製練体100(100A)は、柔軟性を備えているので手のひらで握られ、押圧されると、手のひらに接触用のボール状製練体100(100A)の表面の手のひらへの接触面積が押圧前の接触面積に比べて増大する。抗ウイルス作用面積が増大する。この状態にあっても、ボール状製練体100(100A)は、全体の形態を変えながら柔軟性を保持し、手のひらにフイットする。
【手続補正56】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0111
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0111】
ボール状製練体100(100A)は、抗菌作用面積が増大した抗ウイルス性能によって手のひらへの接触で、手のひらに付着したウイルス菌を死滅させる。これによって、手のひらに付着したウイルスが手のひらから除去されたことになる。
【手続補正57】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0112
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0112】
外方からの力を作用させると、手のひらに接触用のボール状製練体100(100A)の表面の手のひらへの接触面積が増大するので、手のひらに付着したウイルスを手のひらから除去することが効果的になされる。
【手続補正58】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0113】
ボール状製練体100(100A)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元のボール形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【手続補正59】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0115
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0115】
図5(c)に示されるように、球状に替えて楕円形球状、すなわちラグビー状あるいは卵状の形状をなすボール状製
練体100(100A)が用いられ得る。
【手続補正60】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0116
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0116】
手のひらでボールを握る関係で、ボール状製練体100(100A)の大きさは、野球ボールの大きさ以下で、ピンポン玉の大きさ以上であることが推奨される。手のひらにボール状製練体100(100A)が接触するとは、手のひらで握り得る大きさの範囲にあることを意味する。
【手続補正61】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0117
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0117】
図5(c)に示さるボール状製
練体100(100A)の大きさは、1例として長手方向に、50mm、横方向に30mm、他の例として78mm、横方向に44mmが採用された。
【手続補正62】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0118】
ボール状製練体100(100A)の中央部に固形材を内蔵させることができる。
【手続補正63】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0119
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0119】
【手続補正64】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0120
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0120】
図6(a)は、抗ウイルス性のハンド接触用の棒状製
練体を示し、
図6(b)は、形成された棒状製
練体100(100B)が人間の手のひらで握られている状態を示す。球状としては、硬式野球バット、あるいはゴルフクラブ形状、ボールペン形状、棒形おもちゃ形状等の身近になじみの形態に模することができる。
【手続補正65】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0121
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0121】
図4(b)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性の棒状製
練体100(100B)が形成される。
【手続補正66】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0122
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0122】
柔軟性のある抗ウイルス性の棒状製練体100(100B)は、全体が棒に似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムを主体とした製練体からなり、当該製練体が柔軟性の内部と水酸化カルシウム外方露出の表面部(表面)からなって、当該水酸化カルシウム外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、人間の手に握られて外方からの力の作用があると、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。そして容易に元の形状に戻され得る。
【手続補正67】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0123
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0123】
棒状製練体100(100B)は、柔軟性を備えているので手のひらで握られ、押圧されると、棒状製練体100(100B)の表面の手のひらへの接触面積が増大する。この状態にあっても、棒状製練体100(100B)は、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【手続補正68】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0124
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0124】
棒状製練体100(100B)は、その抗菌性性能によって手のひらへの接触で、手のひらに付着したウイルス菌を死滅させる。これによって、手のひらに付着したウイルスが手のひらから除去されたことになる。
【手続補正69】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0125
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0125】
外方からの力を作用させると、棒状製練体100(100B)表面の手のひらへの接触面積が増大するので、手のひらに付着したウイルスが手のひらからのウイルスの除去が効果的になされる。
【手続補正70】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0126
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0126】
棒状製練体100(100B)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の棒形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【手続補正71】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0128
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0128】
棒状製練体100(100B)には、円筒形にした棒状製練体が含まれる。また、棒状製練体100(100B)には、中心部に固体状の心棒を挿入した棒状製練体が含まれる。
【手続補正72】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0129
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0129】
【手続補正73】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0130
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0130】
図7(a)は、抗ウイルス性の板状製
練体を示し、
図7(b)は、形成された板状製
練体100(100C)が人間の手のひらで握られている状態を示す。
【手続補正74】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0131
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0131】
図4(c)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性の板状製
練体100(100C)が形成される。
【手続補正75】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0132
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0132】
柔軟性のある抗ウイルス性の板状製練体100(100C)は、全体が板に似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの製練体からなり、当該製練体が柔軟性の内部と水酸化カルシウム外方露出の表面部(表面)からなって、当該水酸化カルシウム外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、人間の手に握られて外方からの力の作用があると、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【手続補正76】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0133
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0133】
板状製練体100(100C)は、柔軟性を備えているので手のひらで握られ、押圧されると、板状製練体100(100C)の表面の手のひらへの接触面積が増大する。この状態にあっても、板状製練体100(100C)は、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【手続補正77】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0134
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0134】
板状製練体100(100C)は、その抗ウイルス性能によって手のひらへの接触で、手のひらに付着したウイルスを死滅させる。これによって、手のひらに付着したウイルスが手のひらから除去されたことになる。
【手続補正78】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0135
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0135】
外方からの力を作用させると、板状製練体100(100C)表面の手のひらへの接触面積が増大するので、手のひらに付着したウイルスを手のひらからの除去することが効果的になされる。
【手続補正79】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0136
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0136】
板状製練体100(100C)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の棒形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【手続補正80】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0138
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0138】
以上のように、全体がボール、棒あるいは板に似た形態をなして、混練材が主成分のシリコン材及び副成分の水酸化カルシウムを含有し、抗ウイルス性を呈し、前記シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの混練で生成された製練体になり、全体の形態を変えながらボール体、棒体あるいは板体の形態を保持し及び柔軟性を保持して、手のひら接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大することを特徴とする柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のボール状製練体、棒状製練体あるいは板状製練体が形成される。
【手続補正81】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0139
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0139】
図8は、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらに接触して効果のある成形品であるドアノブ被覆製
練体を示す図である。
この例の場合、ドアノブ被覆製
練体は、長手方向に細い筒状の形状をなす。筒状部とすることで、内側におけるドアノブ表面のウイルス除去及び外側において手のひら付着のウイルスを除去する抗ウイルス性能が期待できる。
【手続補正82】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0140
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0140】
図8(a)は、成形された抗ウイルス性のドアノブ被覆製
練体を示す写真であり、
図8(b)は、形成されたドアノブ被覆製
練体100(100D)が装着されるドアノブの例を示す。
図8(b)には、先端解放のドアノブが示される。
【手続補正83】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0141
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0141】
図4(d)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性のドアノブ被覆製
練体100(100D)が形成される。
【手続補正84】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0142
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0142】
ドアノブ被覆製練体100(100D)は、手のひら接触に用いられる表面確保のための体積を有し、ドアノブ41を収納可能とする筒状部42を有する。
【手続補正85】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0143
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0143】
図8(a)に示さるドアノブ被覆製
練体100(100D)の大きさは、1例として長手方向に、142mm、横方向に最太部で,取っ手部径21mmが採用された。
【手続補正86】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0144
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0144】
柔軟性のある抗ウイルス性のドアノブ被覆製練体100(100D)は、全体がドアノブに似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの混練材からなり、当該製練体が柔軟性の内部と水酸化カルシウム外方露出の表面部(表面)からなって、当該水酸化カルシウム外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、人間の手に握られて外方からの力の作用があると、全体の形態を変え、接触面積を増大させながら柔軟性を保持する。
【手続補正87】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0145
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0145】
ドアノブ被覆製練体100(100D)は、柔軟性を備えているので手のひらで握られ、押圧されると、ドアノブ被覆製練体100(100D)の表面の手のひらへの接触面積が増大する。この状態にあっても、ドアノブ被覆製練体100(100D)は、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【手続補正88】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0146
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0146】
ドアノブ被覆製練体100(100D)は、その抗ウイルス性能によって手のひらへの接触で、手のひらに付着したウイルスを死滅させる。これによって、手のひらに付着したウイルスが手のひらから除去されたことになる。
【手続補正89】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0147
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0147】
外方からの力を作用させると、ドアノブ被覆製練体100(100D)表面の手のひらへの接触面積が増大するので、手のひらに付着したウイルスが手のひらからの除去が効果的になされる。
【手続補正90】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0148
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0148】
ドアノブ被覆製練体100(100D)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【手続補正91】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0150
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0150】
図8(c)は、成形された突起型のドアノブに適用されるドアノブ被覆製
練体を示す。
【手続補正92】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0151
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0151】
図8(c)に示されるように、この例の場合、ドアノブ被覆製
練体は、長手方向と直径方向の長さがほぼ等しい筒状の形状をなす筒体42で形成される。筒体42は、図で、長手方向の左右方に孔43,44を持つ。筒体42の内部は、空間部45となる。
【手続補正93】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0153
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0153】
突起型のドアノブ41にドアノブ被覆製練体100(100D)の筒体42が被覆されることで、筒内に突起型のドアノブ41が配設される。これで、ドアノブ被覆製練体100(100D)が突起型のドアノブ41に被覆して配設される。
【手続補正94】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0154
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0154】
手のひらでドアノブを握る関係で、ドアノブ被覆製練体100(100D)の大きさは、ドアノブの大きさに対して10~20%程度大きさであることが推奨される。ドアノブ被覆製練体100(100D)に接触するとは、手のひらで握り得る大きさの範囲にあることを意味する。
【手続補正95】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0155
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0155】
図8(c)に示さるドアノブ被覆製
練体100(100D)の大きさは、1例として長手方向の筒体長さ43mm、孔43の径34mm、孔44の径38mmが採用された。
【手続補正96】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0156
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0156】
以上のように、全体がドアノブに似た形態をなして、混練材が主成分のシリコーンゴム及び副成分の水酸化カルシウムからなり、抗ウイルス性を呈し、前記シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの混合混練で生成された製練体になり、当該製練体がドアノブを収納しドアノブに嵌め込まれるドアノブ収納空間部を有し、外形の形態を変えながら全体が携帯電話機に似た形態を保持し及び柔軟性を保持し、手のひらに接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大することを特徴とする柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のドアノブ被覆製練体が形成される。
【手続補正97】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0157
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0157】
図9は、抗ウイルス性の携帯電話機被覆製
練体を示す図である。
この例の場合、携帯電話機被覆製
練体は、携帯電話機を包む包袋状の形状をなす。
【手続補正98】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0158
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0158】
図9(a)は、抗ウイルス性の携帯電話機被覆製
練体を示し、
図8(b)は、形成された携帯電話機被覆製
練体100(100E)が装着される携帯電話機の例を示す。
【手続補正99】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0159
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0159】
図4(e)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性の携帯電話機被覆製
練体100(100E)が形成される。
【手続補正100】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0160
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0160】
携帯電話機被覆製練体100(100E)は、手のひら接触に用いられる体積を有し、携帯電話機を当該携帯電話機カバーと共に収納可能とする袋状部52を有する。袋状部とすることで、内側における携帯電話機表面のウイルス除菌及び外側において手のひら付着のウイルスを除去する抗ウイルス性能が期待できる。
【手続補正101】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0161
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0161】
図4(e)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性の携帯電話機被覆製
練体100(100E)が形成される。
【手続補正102】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0162
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0162】
携帯電話機被覆製練体100(100E)は、手のひら接触に用いられる体積を有し、携帯電話機を当該携帯電話機カバーと共に収納可能とする袋状部52を有する。袋状部とすることで、内側における携帯電話機表面のウイルス除菌及び外側において手のひら付着のウイルス除菌になる抗菌性能が期待できる。
【手続補正103】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0163
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0163】
図9(b)に示さる携帯電話機被覆製
練体100(100E)の大きさは、1例として長手方向に、150mm、横方向に90mmが採用された。
【手続補正104】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0164
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0164】
柔軟性のある抗ウイルス性の携帯電話機被覆製練体100(100E)は、全体が携帯電話機に似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの製練体からなり、当該製練体が柔軟性の内部とドロマイト外方露出の表面部(表面)からなって、当該ドロマイト外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、人間の手に握られて外方からの力の作用があると、全体の形態を変え、接触面積を増大させながら柔軟性を保持する。
【手続補正105】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0165
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0165】
携帯電話機被覆製練体100(100E)は、柔軟性を備えているので手のひらで握られ、押圧されると、携帯電話機被覆製練体100(100E)の表面の手のひらへの接触面積が増大する。この状態にあっても、携帯電話機被覆製練体100(100E)は、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【手続補正106】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0166
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0166】
携帯電話機被覆製練体100(100E)は、その抗菌性性能によって手のひらへの接触で、手のひらに付着したウイルス菌を死滅させる。これによって、手のひらに付着したウイルスが手のひらから除去されたことになる。
【手続補正107】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0167
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0167】
外方からの力を作用させると、携帯電話機被覆製練体100(100E)表面の手のひらへの接触面積が増大するので、手のひらに付着したウイルスを手のひらから除去することが効果的になされる。
【手続補正108】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0168
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0168】
携帯電話機被覆製練体100(100E)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【手続補正109】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0170
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0170】
手のひらで携帯電話機を握る関係で、携帯電話機被覆製練体100(100E)の大きさは携帯電話機の大きさに対して10~20%程度大きさであることが推奨される。携帯電話機被覆製練体100(100E)に接触するとは、手のひらで握り得る大きさの範囲にあることを意味する。
【手続補正110】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0171
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0171】
以上のように、全体が携帯電話機に似た形態をなして、混練材が主成分のシリコーンゴム及び副成分の水酸化カルシウムからなり、抗ウイルス性を呈し、前記シリコン材及び前記ドロマイトの混練で生成された製練体になり、当該製練体が携帯電話機を当該携帯電話機カバーと共に収納可能とする袋状部を有し、外形の形態を変えながら全体が携帯電話機に似た形態を保持し及び柔軟性を保持し、手のひらに接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が作用前に比べて増大することを特徴とする柔軟性のある抗ウイルス性の携帯電話機被覆製練体が形成される。
【手続補正111】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0172
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0172】
図10は、抗ウイルス性の室内フロアマット状製
練体及び自動車車内フロアマット状製
練体を示す図である。
【手続補正112】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0173
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0173】
図10(a)は、抗ウイルス性の室内フロア状製
練体を示し、
図10(b)は、形成された室内フロア状製
練体100(100F)に人間の足が載置されている状態を示し、柔軟性のある抗ウイルス性で、人間の足に接触して効果のある成形品である室内フロア状製
練体を示す。
【手続補正113】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0174
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0174】
図10(c)は、抗ウイルス性の自動車車内フロア状製
練体を示し、
図10(d)は、形成された自動車車内フロア状製
練体100(100G)に靴が載置されている状態を示し、柔軟性のある抗ウイルス性で、靴に接触して効果のある成形品である自動車車内フロア状製
練体を示す。
【手続補正114】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0175
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0175】
図4に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性の室内フロア状製
練体100(100F)あるいは自動車車内フロア状製
練体100(100G)が形成される。
【手続補正115】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0176
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0176】
図10(a)において、柔軟性のある抗ウイルス性の室内フロア状製
練体100(100F)は、全体が室内フロア板に似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの製
練体からなり、当該製
練体が柔軟性の内部と水酸化カルシウム外方露出の表面部(表面)からなって、当該水酸化カルシウム外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、
図10(b)に示されるように人間の足52が載せられて押圧されると、その形態を変え、接触面積を増大させながら柔軟性を保持する。
【手続補正116】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0177
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0177】
室内フロア状製練体100(100F)は、柔軟性を備えているので足で押圧されると、室内フロア状製練体100(100F)の表面の足底表面への接触面積が増大する。この状態にあっても室内フロア状製練体100(100F)は、形態を変えながら柔軟性を保持する。
【手続補正117】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0178
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0178】
室内フロア状製練体100(100F)は、その抗菌性性能によって足底への接触で、足底に付着したウイルス菌を死滅させる。これによって、足底に付着したウイルスが足から除去されたことになる。
【手続補正118】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0179
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0179】
外方からの力を作用させると室内フロア状製練体100(100F)表面の足底への接触面積が増大するので、足に付着したウイルスの除去が効果的になされる。
【手続補正119】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0180
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0180】
室内フロア状製練体100(100F)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の棒形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【手続補正120】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0182
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0182】
図10(c)において、柔軟性のある抗ウイルス性の自動車車内フロア状製
練体100(100G)は、周辺に飾りスカート53を備えたプレート上に載置される。自動車車内フロア状製
練体100(100G)は、全体が自動車車内フロア板に似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの製
練体からなり、当該製
練体が柔軟性の内部と水酸化カルシウム外方露出の表面部(表面)からなって、当該水酸化カルシウム外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、
図10(d)に示されるように靴54が載置されて押圧されると、その形態を変え、接触面積を増大させながら柔軟性を保持する。
【手続補正121】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0183
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0183】
自動車車内フロア状製練体100(100G)は、柔軟性を備えているので足で押圧されると、自動車車内フロア状製練体100(100G)の表面の足底表面への接触面積が増大する。この状態にあっても自動車車内フロア状製練体100(100G)は、形態を変えながら柔軟性を保持する。
【手続補正122】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0184
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0184】
自動車車内フロア状製練体100(100G)は、その抗菌性性能によって足底への接触で、足底に付着したウイルス菌を死滅させる。これによって、足底に付着したウイルスが足から除去されたことになる。
【手続補正123】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0185
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0185】
外方からの力を作用させると自動車車内フロア状製練体100(100G)表面の足底への接触面積が増大するので、足に付着したウイルスの除去が効果的になされる。
【手続補正124】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0186
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0186】
自動車車内フロア状製練体100(100G)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の棒形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【手続補正125】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0189
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0189】
さらに、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製練体であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
・製練体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末含有してなり、
・当該製練体における水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量に対した値を有して、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量であること
を特徴とする製練体が形成される。
【手続補正126】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0190
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0190】
以上のように、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマット状製練体であって、
全体が室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマットに似た形態をなして、混練材が主成分のシリコーンゴム及び副成分の水酸化カルシウムからなり、抗ウイルス性を呈し、前記シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの混練で生成された製練体になり、人間の足あるいは靴に接触して表面が押圧されると、柔軟性を保持し、当該人間の足あるいは靴への接触面積が押圧作用前に比べて増大することを特徴とする室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマット状製練体が形成される。
【手続補正127】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0191
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0191】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマット状の製練体であって、
混練材として主成分のシリコン材及び副成分のドロマイトを準備し、抗ウイルス性を呈し、前記シリコーンゴム及び水酸化カルシウムを混練し、押圧体、例えば手のひらに接触されて、表面が押圧されると、柔軟性を保持し、当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大する製練体を形成することを特徴とする抗ウイルス性の押圧体状の製練体の形成方法が形成される。
【手続補正128】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0192
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0192】
また、製練体を型に入れ、全体がボール、棒あるいは板に似た形に形成し、全体の形態を変えながらボール体、棒体あるいは板体の形態を保持し及び柔軟性を保持して、手のひらに接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大する製練体を形成することを特徴とする柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらに接触用のボール状、棒状あるいは板状製練体の形成方法が形成される。
【手続補正129】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0193
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0193】
また、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマット状の製練体であって、
製練体を型に入れ、全体がドアノブに似た形に形成し、外形の形態を変えながら柔軟性を保持して、手のひらに接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大する製練体を形成することを特徴とする抗ウイルス性のドアノブ被覆製練体の形成方法が形成される。
【手続補正130】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0194
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0194】
また、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマット状の製練体であって、
製練体を型に入れ、全体が携帯電話機に似た形に形成し、外形の形態を変えながら全体が携帯電話機に似た形態を保持し及び柔軟性を保持し、手のひら接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大する製練体を形成することを特徴とする柔軟性のある抗ウイルス性の携帯電話機被覆製練体の形成方法が形成される。
【手続補正131】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0195
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0195】
抗ウイルス性の効果を十分に発揮させるためには、水酸化カルシウムが成形体である製品の表面により多く露出した表面積増大状態にすることが好ましいが、長期間に亘って手のひらへの接触する機能を発現するために製練体を形成し、保持力を確保することが不可欠である。
【手続補正132】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0196
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0196】
本実施例によれば、
抗ウイルス性を呈する、柔軟性のある抗ウイルス性のハンド接触用の、例えば手のひらに接触させて効果のある混練材あるいは製練体を提供することができる。
【手続補正133】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0198
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0198】
これによって、外部における活動中にあっても各種のウイルスによる感染防止を有効に行い得る。例えば、水酸化カルシウムになる抗ウイルス性の柔軟性のある抗ウイルス性のハンド用のボール形状、棒形状あるいは板形状の製練体の形成に適用応用できる。
【手続補正134】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0199
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0199】
1…ミキサー、2…横置きされた円筒状の混練筒、3…混練筒2の入口側である上流側に設けられたシリコン材投入口部、4…混練筒2の出口側に設けられた混練材取り出し口部、5…混練筒2の内部に横方向に設置された回転軸、6…回転軸の周囲に設けた攪拌スクリュー、7…攪拌スクリュー6の上流側に設けた送り羽根、8…攪拌スクリュー6の下流側に設けた送り羽根、9…回転軸5に回転力を付与する駆動源としてのモータ、10…水酸化カルシウム粉末投入口部、11…水酸化カルシウム投入管、14…加硫剤投入口、21…搬送部、22…混練部、23…供給部、24…混練材、25…製練体、31…型、32…窪み、40…手のひら、42…筒状部、52…袋状部、100(100A、100B、100C、100D、100E、100F,100G)…柔軟性のある抗ウイルス性のハンド接触用のボール体、棒体、板体ドアノブ被覆製練体あるいは携帯電話機被覆製練体。
【手続補正書】
【提出日】2021-07-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する混練材であって、
前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる混練材の生成方法において、
混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなり、加硫剤の添加状態下、
水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量に対した値を有して、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~720g重量で、pHが11から12の間にある値で当該混練材を生成すること
を特徴とする混練材の生成方法。
【請求項2】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製練体であって、
前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
製練体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる製練体の製作方法において、
製練体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなり、加硫剤の添加状態下、
水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量に対した値を有して、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量で、pHが11から12の間にある値で当該製練体を製作すること
を特徴とする製練体の製作方法。
【請求項3】
請求項2に記載された製練体の製作方法であって、
全体がボール、棒あるいは板に似た形態に当該製練体を製作すること
を特徴とするボール状、棒状あるいは板状の抗ウイルス性の製練体の製作方法。
【請求項4】
請求項2に記載された製練体での製作方法であって、
全体がドアノブに似た形態をなし、当該ドアノブに嵌め込まれるドアノブ収納空間部を有した当該製練体を製作すること
を特徴とするドアノブを被覆する抗ウイルス性の製練体の製作方法。
【請求項5】
請求項2に記載された製練体の製作方法であって、
全体が携帯電話機に似た形態をなし、当該携帯電話機を収納可能とした袋状部を有した当該製練体を製作すること
を特徴とする携帯電話機を収納可能とした袋状部を有した携帯電話機を被覆する抗ウイルス性の製練体の製作方法。
【請求項6】
請求項2に記載された製練体の製作方法であって、
全体が室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマットに似た形態に当該製練体を製作すること
を特徴とする室内フロアマット状あるいは自動車車内フロアマット状の抗ウイルス性の製練体の製作方法。
【請求項7】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する混練材の形成方法であり、
前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる混練材の形成方法において、
混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなり、加硫剤の添加状態下、
当該水酸化カルシウム粉末の当該混練材における含有量がシリコーンゴムの重量に比較した値で、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~720g重量で、pHが11から12の間にある値で混練可能環境下、混練すること
を特徴とする混練材の形成方法。
【請求項8】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製練体の形成方法であり、
前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、製練体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる製練体の形成方法において、
製練体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなり、加硫剤の添加状態下、
当該水酸化カルシウム粉末の当該製練体における含有量がシリコーンゴムの重量に比較した値で、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量で、pHが11から12の間にある値で混練可能環境下、製練すること
を特徴とする製練体の形成方法。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本発明は、シリコン・水酸化カルシウム粉体からなる混練材及びシリコン・水酸化カルシウム粉体からなる製練体、及び当該混練材あるいは製練体の形成方法に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
特許文献1~5に記載されるように、鉱物原料としてのドロマイト由来の抗ウイルス剤がマスク、フイルタ、塗料組成物、繊維あるいは担持シート、建材、複合セラミックスに適用応用されることが知られているが、混練材としてシリコン材及びドロマイトを用い、これらを混練してシリコン・ドロマイト混練材を生成し、シリコン・ドロマイト混練材から製練体を形成し、抗ウイルス成形品とすることが知られていない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
特許文献6には、レーヨン繊維中に酸化アルミニウム、酸化珪素及び酸化マグネシウムを主成分とする無機質抗菌材が10~15重量%混練されていることが記載される。レーヨン繊維中に酸化アルミニウム、酸化珪素及び酸化マグネシウムを主成分とする無機質抗菌材が担持される。この文献は、混練材としてシリコン材及びドロマイトを用い、これらを混練してシリコン・ドロマイト混練材を生成し、シリコン・ドロマイト混練材から混合混練状態の製練体を形成することを記載しない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
特許文献8に記載されるシリコーンゴムは医療用シリコーンゴムであって、抗ウイル性混練材あるいは抗ウイルス性製練体を記載しない。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
この場合、ウイルス不活性化状態を形成するという効果を得るために、ウイルス不活性化部材を人が日常に手で、もしくは他の箇所でしばしば接触する部材に取り付けするなどして配設しておくことが一つの有効手段となる。
配設に際し材料の粉体からウイルス不活性化部材として混練材を形成するために混練操作易さを確保すること、製練体を形成するために製練操作易さを確保するという問題を解決することが求められる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
本発明は、かかる点に鑑み、家庭あるいは職場内の施設あるいはその他の施設で、人が日常に手で、もしくは他の箇所でしばしば接触する部材に取り付けするなどしてウイルス不活性化部材を配設するに際して、材料の粉体からウイルス不活性化部材として混練材を形成するために混練操作易さを確保すること、製練体を形成するために製練操作易さを確保するという問題を解決することを課題とする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】
また、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製練体であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
・混練材がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる製練体を提供する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】
ここで、水酸化カルシウム粉末にはドロマイト粉末が含まれない。すなわち、水酸化カルシウムにはドロマイトが含まれない。本発明は、ドロマイト粉末を用いず、水酸化カルシウムを成分として用いるが、水酸化カルシウムに第3成分としてドロマイトを含有することを除外しない。混練材あるいは製練体を、水酸化カルシウム粉末を主体として適切な量(重量)をシリコーンゴムに混練することで抗ウイルス性能を向上させた混練材あるいは製練体を形成することができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0029】
本発明において、混練材中にあるいは製
練体中に、シリコーンゴム1kgに対して含有させる水酸化カルシウム粉末の量を特定することを試みた。
図1は、本発明の抗ウイルス性混練材及び抗ウイルス性製
練体を表示するX―Y座標図
である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】
図1は、シリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末からなるウイルス感染に有効な混練材を形成し、ウイルス不活性化部材の形成し易さ、すなわち製
練し易い混練材を確保することができることを示す実験結果を示すX―Y座標で示す図である。X軸は、シリコーンゴム1kgに対して投入されたシリコーンゴム量を重量で示し、Y軸は、混練材あるいは製
練体の表面pH値を示す。表面pH値は、抗ウイルス性の強さを示す。表面pH値が高いほど抗ウイルス性の強さは強い。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】
<実験内容>
シリコン原料混練時にドロマイト粉体を混合混練したときに、保持力を確保することができた例を示す実験
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末100gを混練して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末200gを混練して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末300gを混練して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末400gを混練して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末500gを混練して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末600gを混練して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末700gを混練して混練材を形成した。
シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末800gを混練して混練材を形成しようとしたが、混練ができなかった。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0033】
実験結果によれば、シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末720g程度までは混合し製練して混練材を形成することができたが、混練材は、600gを超えると脆く、各分離独立した製練体とすることは困難であった。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0035】
分離独立した製練体とする場合、シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末600gまでは製練して製練体を形成することができた。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0038】
ここで、シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末を所定の重量を、混練可能環境下、混練して混練材として形成されたものを抗ウイルス性の混練材(以下、混練材という。)といい、混練材から成形品原型に各分離独立させ、混練材の内、成形品成形に最良な範囲である最良な実施可能な範囲にある混練材を抗ウイルス性の製練体(以下、製練体という。)という。混練材あるいは製練体を成形品成形するに際しては、混練可能環境の加熱状態下、加硫処理による硬化処理がなされる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0039】
混練可能領域が、混練可能領域が混練可能長さL1で、製練可能領域が製練可能長さL2で、抗ウイルス性能を考慮したときに、実施可能な混練材形成長さl1で、実施可能な製練体形成長さl2で示される。混練困難領域が、L1を延長した領域に、製練困難領域がL2を延長した領域に示される。混練材及び製練体のいずれもがビジネス上、製品として取り扱われ得る。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0041】
Y軸:製
練体あるいは混練材の表面pH値を示す軸。
H:座標上で、実験結果で得られたプロットを結んで得られた曲線状の線図
A域:線
図H内混練長で、混練材形成域
B域:線
図H内製
練長で、製
練体形成域
C域:線
図H内混練長外方で混練材形成困難域
D域:ウイルス不活性有効下方ラインMのpH値11及びウイルス不活性有効上方ラインNのpH値12で区画されるウイルス不活性域(抗ウイルス領域)
E域:A域及びD域で区画されるウイルス不活性混練材域
F域:B域及びD域で区画されるウイルス不活性製
練体域
G域:C域及びD域で区画されるウイルス不活性域・混練材形成困難域
L
1:混練可能長
L
2:製
練可能長
l
1:実施可能な混練材形成可能長
l
2:実施可能な製
練長形成可能長
この実験結果から、・混練材における水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量で、混練可能な値で、抗ウイルスとして有効なpHが11~12に範囲にある、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~720g重量である混練材が提供される。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0042】
また、・製練体における水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量で、製練可能な値で、抗ウイルスとして有効なpHが11~12に範囲にある、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量である製練体が提供される。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0043】
よって、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製練体であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であり、製練体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなり、
・当該水酸化カルシウム粉末の当該製練体における含有量がシリコーンゴムの重量に対した値であって、当該対比重量値が、当該シリコーンゴム及び当該水酸化カルシウム粉末を製練可能で、当該製練体のpHが予め定めたウイルス不活性有効下方値と予め定めたウイルス不活性有効上方値の範囲のpHが11~12に範囲にある重量値で、500g~600g重量であることを特徴とする製練体が提供される。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0045】
成形品を形成には、製練体が用いられる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0046】
抗ウイルス性混練材あるいは抗ウイルス性製練体の形成に当たっては、抗ウイルス性混練材あるいは抗ウイルス性製練体に、必要に応じて、ドロマイト、炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウムの化学成分を第3成分として含有させることができる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0047】
本発明によれば、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムを主体として形成され、シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末が500g~720g、特に500g~600g混練あるいは製練されて、混練性あるいは製練性に優れた抗ウイルス性を呈する混練材あるいは製練体を提供することができる。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0048】
抗ウイルス性を呈する混練材あるいは製練体は、衛生マスクのインナーシートに用いて、あるいは押圧体に用いて、例えば手のひらに付着した各種のウイルスを除去する目的のために使用を可能とする。例えば柔軟性のある抗ウイルス性のドアノブ被覆体を形成することができる。また、ボール状体、棒状体あるいは板状体を形成し、外部環境における活動中にあっても手持ちができ、手のひらに付着した各種のウイルスを有効に除去してウイルス感染防止を有効に行い得るようにすることができる。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0050】
【
図1】本発明の抗ウイルス性混練材及び抗ウイルス性製
練体を表示するX―Y座標図。
【
図2】本発明の実施例になる、鉱物原料としてのドロマイト由来の抗ウイルス剤を含有した抗ウイルス性混練材を生成するミキサーの構成を示す図。
【
図3】抗ウイルス性混練材から抗ウイルス性製
練体が形成されることを示す図。
【
図4】抗ウイルス性製
練体を形成するための各種の型の構造を示す図。
【
図8】抗ウイルス性のドアノブ被覆製
練体を示す図。
【
図9】抗ウイルス性の携帯電話機被覆製
練体を示す図。
【
図10】抗ウイルス性の室内フロアマット状製
練体及び自動車車内フロアマット状製
練体を示す図。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0052】
図1で、混練材が練り状態のシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末を含有してなる混練材又は製
練体形成の基本構成について説明した。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0060】
投入された練り状態のシリコーンゴム、水酸化カルシウム粉体は、加硫剤の添加状態下、混練部22で、例えば140―170°の加熱下で混練に要する時間混練され、混練状態の混練材24が生成される。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0061】
加硫剤は、加熱状態下、混練材を硬化させる作用を呈する。したがって、混練材は、硬化され得る状態にあって、シリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉体が混練されて混合状態にある成形材である。シリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉体の一部が化学反応しても、成形された混練材あるいは製練体の抗ウイルス性を阻害することはない。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0077】
型31は、混練材24からボール状製練体、棒状製練体あるいは板状製練体を形成するための型であり、ボール体状、棒体状あるいは板体状の窪み32を備える。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0079】
上述したように、シリコーンゴム1kgに対して水酸化カルシウム粉末を所定の重量を混練したときに、混練して混練材として形成されたものを混練材といい、混練材から成形品原型に各分離独立させ、混練材の内、成形品成形に最良な範囲である最良な実施可能な範囲にある混練材を製練体という。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0081】
また、 シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製練体であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
・製練体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末含有してなり、
・当該製練体における水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量に対して適切な値(重量)を有して、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量であること
を特徴とする製練体が生成される。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0082】
混練材中で、水酸化カルシウム粉末重量が所定の量に特定された混練材が幅広い成形品の原料に適した製練体となる。
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0084】
製練体は、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムを含有するボール状製練体、棒状製練体あるいは板状製練体であって、全体がボール、棒あるいは板に似た形態をなす柔軟性のある抗ウイルス性のハンド用のボール状抗ウイルス製練体、棒状抗ウイルス製練体あるいは板状抗ウイルス製練体、ドアノブ被覆抗ウイルス製練体あるいは携帯電話機被覆抗ウイルス製練体を形成することができる。
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0086】
図3は、混練材から抗ウイルス性製
練体が形成されることを示す図である。
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0087】
型31は、製練体25から成形品、例えばボール状抗ウイルス製練体、棒状抗ウイルス製練体あるいは板状抗ウイルス製練体、ドアノブ被覆抗ウイルス製練体あるいは携帯電話機被覆抗ウイルス製練体を形成するための型であり、X軸Y軸で形成される座標上の面に規則正しく整列した複数の窪み32を備える。混練材が抗ウイルス製練体とされて窪み32に流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品が製作される。
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0088
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0088】
混練材24は、混練材取り出し口部4から型31に投入される。混練材取り出し口部4に混練材切り分け手段26が設けられ、連続して生成された混練材取り出し口部4は切断され、製練体25とされる。すなわち製練体25は、混練材24から成型されたものである。
【手続補正37】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0090】
一つ一つの独立した製練体25が型31に形成された窪み32に一つ一つに投入される。
【手続補正38】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0091】
窪み32に流し込まれた製練体25は、所定時間保持され、室温まで冷却され、一つ一つの成形品としての製品とされる。
【手続補正39】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0092】
図4は、製
練体を形成するための各種の型の構造を示す図である。
【手続補正40】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0093
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0093】
図3示す型31についての各種の型31の構造が示される。型は、合わせ面を中央として相似の上方型と下方型との組み合わせになり、
図4には下方型が示される。上方型と下方型との組み合わせによって双方の間には用途に応じた空間部が形成され、この空間部を充填するようにして製
練体が流し込み路(図示せず)から流し込まれる。各種の型31を利用して、混練材24から切り取られた製
練体25から各種の製品が製作される。
【手続補正41】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0094】
図4(a)は、製
練体25から、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のボール体を形成する型31を示す。
【手続補正42】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0095】
X軸Y軸で形成される座標上の面に規則正しく整列した複数の窪み32を備える。窪み32は、半球体形状をなす。上方型と下方型とが組み合わされ、窪みの組み合わせで形成された空間部に製練体25が流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品である柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のボール体が製作される。
【手続補正43】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0096】
図4(b)は、製
練体25から、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用の棒体を形成する型31を示す。
【手続補正44】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0097】
X軸Y軸で形成される座標上の面に規則正しく整列した複数の窪み32を備える。窪み32は、棒が長手方向に半分にされた半円形断面を持つ形状をなす。上方型と下方型とが組み合わされ、窪みの組み合わせで形成された空間部に製練体25が流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品である柔軟性のある抗ウイルス性の手ひらで接触用の棒状製練体が製作される。
【手続補正45】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0098】
図4(c)は、製
練体25から、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用の製
練体を形成する他の型31を示す。
【手続補正46】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0099】
型31は、X軸Y軸で形成される座標上の面に規則正しく整列した複数の窪み32を備える。窪み32は、板状形状をなす。上方型と下方型とが組み合わされ、窪みの組み合わせで形成された空間部に製練体25が流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品である柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用の板状製練体が製作される。
【手続補正47】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0100】
図4(d)は、製
練体25から、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のハンドノブ被覆製
練体を形成する型31を示す。
【手続補正48】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0101】
型31は、上面に1個もしくは整列した複数の窪み32を備える。ここでは1個の窪みが設けられた例が示される。窪み32は、ドアノブ状形状をなす。型31には、ドアノブ状形状の窪みの中央部に配置される中子33が備えられる。中子33は外方向きに複数の突起34を備え、一部が窪み内面に接する。上方型と下方型とが組み合わされ、中子33を持つ窪みの組み合わせで形成された空間部に製練体25が流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品である柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のドアノブ被覆状製練体が製作される。
【手続補正49】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0102
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0102】
図4(e)は、製
練体25から、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用の携帯電話機被覆状製
練体を形成する型31を示す。
【手続補正50】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0103
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0103】
型31は、上面に1個もしくは整列した複数の窪み32を備える。ここでは1個の窪みが設けられた例が示される。窪み32は、携帯電話機状形状をなす。型31には、携帯電話機状形状の窪みの中央部に配置され、携帯電話機状形状の中子36が備えられる。中子の一部が窪みの内面に接する。上方型と下方型とが組み合わされ、中子33を持つ窪みの組み合わせで形成された空間部に製練体25が流し込まれ、所定時間保持され、冷却され、成形品である柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用の携帯電話機被覆状製練体が製作される。
【手続補正51】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0105】
図5、抗ウイルス性のボール状製
練体を示す図である。
【手続補正52】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0107】
図5(a)は、抗ウイルス性の手のひらに接触するボール状製
練体を示し、
図4(b)は、形成されたボール状製
練体100(100A)が人間の手のひらで握られている状態を示す。
【手続補正53】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0108
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0108】
図4(a)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性のボール状製
練体100(100A)が形成される。
【手続補正54】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0109
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0109】
柔軟性のある抗ウイルス性のボール状製練体100(100A)は、全体がボールに似た形態をなして、シリコン材及びドロマイトの混練材からなり、当該混練材が柔軟性の内部とドロマイト外方露出の表面部(表面)からなって、当該ドロマイト外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、人間の手のひら40に握られて外方からの力の作用があると、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【手続補正55】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0110
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0110】
ボール状製練体100(100A)は、柔軟性を備えているので手のひらで握られ、押圧されると、手のひらに接触用のボール状製練体100(100A)の表面の手のひらへの接触面積が押圧前の接触面積に比べて増大する。抗ウイルス作用面積が増大する。この状態にあっても、ボール状製練体100(100A)は、全体の形態を変えながら柔軟性を保持し、手のひらにフイットする。
【手続補正56】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0111
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0111】
ボール状製練体100(100A)は、抗菌作用面積が増大した抗ウイルス性能によって手のひらへの接触で、手のひらに付着したウイルス菌を死滅させる。これによって、手のひらに付着したウイルスが手のひらから除去されたことになる。
【手続補正57】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0112
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0112】
外方からの力を作用させると、手のひらに接触用のボール状製練体100(100A)の表面の手のひらへの接触面積が増大するので、手のひらに付着したウイルスを手のひらから除去することが効果的になされる。
【手続補正58】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0113】
ボール状製練体100(100A)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元のボール形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【手続補正59】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0115
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0115】
図5(c)に示されるように、球状に替えて楕円形球状、すなわちラグビー状あるいは卵状の形状をなすボール状製
練体100(100A)が用いられ得る。
【手続補正60】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0116
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0116】
手のひらでボールを握る関係で、ボール状製練体100(100A)の大きさは、野球ボールの大きさ以下で、ピンポン玉の大きさ以上であることが推奨される。手のひらにボール状製練体100(100A)が接触するとは、手のひらで握り得る大きさの範囲にあることを意味する。
【手続補正61】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0117
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0117】
図5(c)に示さるボール状製
練体100(100A)の大きさは、1例として長手方向に、50mm、横方向に30mm、他の例として78mm、横方向に44mmが採用された。
【手続補正62】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0118】
ボール状製練体100(100A)の中央部に固形材を内蔵させることができる。
【手続補正63】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0119
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0119】
【手続補正64】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0120
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0120】
図6(a)は、抗ウイルス性のハンド接触用の棒状製
練体を示し、
図6(b)は、形成された棒状製
練体100(100B)が人間の手のひらで握られている状態を示す。球状としては、硬式野球バット、あるいはゴルフクラブ形状、ボールペン形状、棒形おもちゃ形状等の身近になじみの形態に模することができる。
【手続補正65】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0121
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0121】
図4(b)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性の棒状製
練体100(100B)が形成される。
【手続補正66】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0122
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0122】
柔軟性のある抗ウイルス性の棒状製練体100(100B)は、全体が棒に似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムを主体とした製練体からなり、当該製練体が柔軟性の内部と水酸化カルシウム外方露出の表面部(表面)からなって、当該水酸化カルシウム外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、人間の手に握られて外方からの力の作用があると、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。そして容易に元の形状に戻され得る。
【手続補正67】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0123
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0123】
棒状製練体100(100B)は、柔軟性を備えているので手のひらで握られ、押圧されると、棒状製練体100(100B)の表面の手のひらへの接触面積が増大する。この状態にあっても、棒状製練体100(100B)は、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【手続補正68】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0124
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0124】
棒状製練体100(100B)は、その抗菌性性能によって手のひらへの接触で、手のひらに付着したウイルス菌を死滅させる。これによって、手のひらに付着したウイルスが手のひらから除去されたことになる。
【手続補正69】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0125
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0125】
外方からの力を作用させると、棒状製練体100(100B)表面の手のひらへの接触面積が増大するので、手のひらに付着したウイルスが手のひらからのウイルスの除去が効果的になされる。
【手続補正70】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0126
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0126】
棒状製練体100(100B)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の棒形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【手続補正71】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0128
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0128】
棒状製練体100(100B)には、円筒形にした棒状製練体が含まれる。また、棒状製練体100(100B)には、中心部に固体状の心棒を挿入した棒状製練体が含まれる。
【手続補正72】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0129
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0129】
【手続補正73】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0130
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0130】
図7(a)は、抗ウイルス性の板状製
練体を示し、
図7(b)は、形成された板状製
練体100(100C)が人間の手のひらで握られている状態を示す。
【手続補正74】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0131
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0131】
図4(c)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性の板状製
練体100(100C)が形成される。
【手続補正75】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0132
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0132】
柔軟性のある抗ウイルス性の板状製練体100(100C)は、全体が板に似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの製練体からなり、当該製練体が柔軟性の内部と水酸化カルシウム外方露出の表面部(表面)からなって、当該水酸化カルシウム外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、人間の手に握られて外方からの力の作用があると、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【手続補正76】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0133
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0133】
板状製練体100(100C)は、柔軟性を備えているので手のひらで握られ、押圧されると、板状製練体100(100C)の表面の手のひらへの接触面積が増大する。この状態にあっても、板状製練体100(100C)は、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【手続補正77】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0134
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0134】
板状製練体100(100C)は、その抗ウイルス性能によって手のひらへの接触で、手のひらに付着したウイルスを死滅させる。これによって、手のひらに付着したウイルスが手のひらから除去されたことになる。
【手続補正78】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0135
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0135】
外方からの力を作用させると、板状製練体100(100C)表面の手のひらへの接触面積が増大するので、手のひらに付着したウイルスを手のひらからの除去することが効果的になされる。
【手続補正79】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0136
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0136】
板状製練体100(100C)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の棒形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【手続補正80】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0138
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0138】
以上のように、全体がボール、棒あるいは板に似た形態をなして、混練材が主成分のシリコン材及び副成分の水酸化カルシウムを含有し、抗ウイルス性を呈し、前記シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの混練で生成された製練体になり、全体の形態を変えながらボール体、棒体あるいは板体の形態を保持し及び柔軟性を保持して、手のひら接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大することを特徴とする柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のボール状製練体、棒状製練体あるいは板状製練体が形成される。
【手続補正81】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0139
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0139】
図8は、柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらに接触して効果のある成形品であるドアノブ被覆製
練体を示す図である。
この例の場合、ドアノブ被覆製
練体は、長手方向に細い筒状の形状をなす。筒状部とすることで、内側におけるドアノブ表面のウイルス除去及び外側において手のひら付着のウイルスを除去する抗ウイルス性能が期待できる。
【手続補正82】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0140
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0140】
図8(a)は、成形された抗ウイルス性のドアノブ被覆製
練体を示す写真であり、
図8(b)は、形成されたドアノブ被覆製
練体100(100D)が装着されるドアノブの例を示す。
図8(b)には、先端解放のドアノブが示される。
【手続補正83】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0141
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0141】
図4(d)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性のドアノブ被覆製
練体100(100D)が形成される。
【手続補正84】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0142
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0142】
ドアノブ被覆製練体100(100D)は、手のひら接触に用いられる表面確保のための体積を有し、ドアノブ41を収納可能とする筒状部42を有する。
【手続補正85】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0143
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0143】
図8(a)に示さるドアノブ被覆製
練体100(100D)の大きさは、1例として長手方向に、142mm、横方向に最太部で,取っ手部径21mmが採用された。
【手続補正86】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0144
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0144】
柔軟性のある抗ウイルス性のドアノブ被覆製練体100(100D)は、全体がドアノブに似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの混練材からなり、当該製練体が柔軟性の内部と水酸化カルシウム外方露出の表面部(表面)からなって、当該水酸化カルシウム外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、人間の手に握られて外方からの力の作用があると、全体の形態を変え、接触面積を増大させながら柔軟性を保持する。
【手続補正87】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0145
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0145】
ドアノブ被覆製練体100(100D)は、柔軟性を備えているので手のひらで握られ、押圧されると、ドアノブ被覆製練体100(100D)の表面の手のひらへの接触面積が増大する。この状態にあっても、ドアノブ被覆製練体100(100D)は、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【手続補正88】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0146
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0146】
ドアノブ被覆製練体100(100D)は、その抗ウイルス性能によって手のひらへの接触で、手のひらに付着したウイルスを死滅させる。これによって、手のひらに付着したウイルスが手のひらから除去されたことになる。
【手続補正89】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0147
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0147】
外方からの力を作用させると、ドアノブ被覆製練体100(100D)表面の手のひらへの接触面積が増大するので、手のひらに付着したウイルスが手のひらからの除去が効果的になされる。
【手続補正90】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0148
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0148】
ドアノブ被覆製練体100(100D)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【手続補正91】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0150
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0150】
図8(c)は、成形された突起型のドアノブに適用されるドアノブ被覆製
練体を示す。
【手続補正92】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0151
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0151】
図8(c)に示されるように、この例の場合、ドアノブ被覆製
練体は、長手方向と直径方向の長さがほぼ等しい筒状の形状をなす筒体42で形成される。筒体42は、図で、長手方向の左右方に孔43,44を持つ。筒体42の内部は、空間部45となる。
【手続補正93】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0153
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0153】
突起型のドアノブ41にドアノブ被覆製練体100(100D)の筒体42が被覆されることで、筒内に突起型のドアノブ41が配設される。これで、ドアノブ被覆製練体100(100D)が突起型のドアノブ41に被覆して配設される。
【手続補正94】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0154
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0154】
手のひらでドアノブを握る関係で、ドアノブ被覆製練体100(100D)の大きさは、ドアノブの大きさに対して10~20%程度大きさであることが推奨される。ドアノブ被覆製練体100(100D)に接触するとは、手のひらで握り得る大きさの範囲にあることを意味する。
【手続補正95】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0155
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0155】
図8(c)に示さるドアノブ被覆製
練体100(100D)の大きさは、1例として長手方向の筒体長さ43mm、孔43の径34mm、孔44の径38mmが採用された。
【手続補正96】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0156
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0156】
以上のように、全体がドアノブに似た形態をなして、混練材が主成分のシリコーンゴム及び副成分の水酸化カルシウムからなり、抗ウイルス性を呈し、前記シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの混合混練で生成された製練体になり、当該製練体がドアノブを収納しドアノブに嵌め込まれるドアノブ収納空間部を有し、外形の形態を変えながら全体が携帯電話機に似た形態を保持し及び柔軟性を保持し、手のひらに接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大することを特徴とする柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらで接触用のドアノブ被覆製練体が形成される。
【手続補正97】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0157
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0157】
図9は、抗ウイルス性の携帯電話機被覆製
練体を示す図である。
この例の場合、携帯電話機被覆製
練体は、携帯電話機を包む包袋状の形状をなす。
【手続補正98】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0158
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0158】
図9(a)は、抗ウイルス性の携帯電話機被覆製
練体を示し、
図8(b)は、形成された携帯電話機被覆製
練体100(100E)が装着される携帯電話機の例を示す。
【手続補正99】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0159
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0159】
図4(e)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性の携帯電話機被覆製
練体100(100E)が形成される。
【手続補正100】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0160
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0160】
携帯電話機被覆製練体100(100E)は、手のひら接触に用いられる体積を有し、携帯電話機を当該携帯電話機カバーと共に収納可能とする袋状部52を有する。袋状部とすることで、内側における携帯電話機表面のウイルス除菌及び外側において手のひら付着のウイルスを除去する抗ウイルス性能が期待できる。
【手続補正101】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0161
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0161】
図4(e)に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性の携帯電話機被覆製
練体100(100E)が形成される。
【手続補正102】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0162
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0162】
携帯電話機被覆製練体100(100E)は、手のひら接触に用いられる体積を有し、携帯電話機を当該携帯電話機カバーと共に収納可能とする袋状部52を有する。袋状部とすることで、内側における携帯電話機表面のウイルス除菌及び外側において手のひら付着のウイルス除菌になる抗菌性能が期待できる。
【手続補正103】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0163
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0163】
図9(b)に示さる携帯電話機被覆製
練体100(100E)の大きさは、1例として長手方向に、150mm、横方向に90mmが採用された。
【手続補正104】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0164
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0164】
柔軟性のある抗ウイルス性の携帯電話機被覆製練体100(100E)は、全体が携帯電話機に似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの製練体からなり、当該製練体が柔軟性の内部とドロマイト外方露出の表面部(表面)からなって、当該ドロマイト外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、人間の手に握られて外方からの力の作用があると、全体の形態を変え、接触面積を増大させながら柔軟性を保持する。
【手続補正105】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0165
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0165】
携帯電話機被覆製練体100(100E)は、柔軟性を備えているので手のひらで握られ、押圧されると、携帯電話機被覆製練体100(100E)の表面の手のひらへの接触面積が増大する。この状態にあっても、携帯電話機被覆製練体100(100E)は、全体の形態を変えながら柔軟性を保持する。
【手続補正106】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0166
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0166】
携帯電話機被覆製練体100(100E)は、その抗菌性性能によって手のひらへの接触で、手のひらに付着したウイルス菌を死滅させる。これによって、手のひらに付着したウイルスが手のひらから除去されたことになる。
【手続補正107】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0167
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0167】
外方からの力を作用させると、携帯電話機被覆製練体100(100E)表面の手のひらへの接触面積が増大するので、手のひらに付着したウイルスを手のひらから除去することが効果的になされる。
【手続補正108】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0168
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0168】
携帯電話機被覆製練体100(100E)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【手続補正109】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0170
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0170】
手のひらで携帯電話機を握る関係で、携帯電話機被覆製練体100(100E)の大きさは携帯電話機の大きさに対して10~20%程度大きさであることが推奨される。携帯電話機被覆製練体100(100E)に接触するとは、手のひらで握り得る大きさの範囲にあることを意味する。
【手続補正110】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0171
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0171】
以上のように、全体が携帯電話機に似た形態をなして、混練材が主成分のシリコーンゴム及び副成分の水酸化カルシウムからなり、抗ウイルス性を呈し、前記シリコン材及び前記ドロマイトの混練で生成された製練体になり、当該製練体が携帯電話機を当該携帯電話機カバーと共に収納可能とする袋状部を有し、外形の形態を変えながら全体が携帯電話機に似た形態を保持し及び柔軟性を保持し、手のひらに接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が作用前に比べて増大することを特徴とする柔軟性のある抗ウイルス性の携帯電話機被覆製練体が形成される。
【手続補正111】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0172
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0172】
図10は、抗ウイルス性の室内フロアマット状製
練体及び自動車車内フロアマット状製
練体を示す図である。
【手続補正112】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0173
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0173】
図10(a)は、抗ウイルス性の室内フロア状製
練体を示し、
図10(b)は、形成された室内フロア状製
練体100(100F)に人間の足が載置されている状態を示し、柔軟性のある抗ウイルス性で、人間の足に接触して効果のある成形品である室内フロア状製
練体を示す。
【手続補正113】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0174
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0174】
図10(c)は、抗ウイルス性の自動車車内フロア状製
練体を示し、
図10(d)は、形成された自動車車内フロア状製
練体100(100G)に靴が載置されている状態を示し、柔軟性のある抗ウイルス性で、靴に接触して効果のある成形品である自動車車内フロア状製
練体を示す。
【手続補正114】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0175
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0175】
図4に示される型31が用いられて柔軟性のある抗ウイルス性の室内フロア状製
練体100(100F)あるいは自動車車内フロア状製
練体100(100G)が形成される。
【手続補正115】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0176
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0176】
図10(a)において、柔軟性のある抗ウイルス性の室内フロア状製
練体100(100F)は、全体が室内フロア板に似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの製
練体からなり、当該製
練体が柔軟性の内部と水酸化カルシウム外方露出の表面部(表面)からなって、当該水酸化カルシウム外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、
図10(b)に示されるように人間の足52が載せられて押圧されると、その形態を変え、接触面積を増大させながら柔軟性を保持する。
【手続補正116】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0177
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0177】
室内フロア状製練体100(100F)は、柔軟性を備えているので足で押圧されると、室内フロア状製練体100(100F)の表面の足底表面への接触面積が増大する。この状態にあっても室内フロア状製練体100(100F)は、形態を変えながら柔軟性を保持する。
【手続補正117】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0178
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0178】
室内フロア状製練体100(100F)は、その抗菌性性能によって足底への接触で、足底に付着したウイルス菌を死滅させる。これによって、足底に付着したウイルスが足から除去されたことになる。
【手続補正118】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0179
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0179】
外方からの力を作用させると室内フロア状製練体100(100F)表面の足底への接触面積が増大するので、足に付着したウイルスの除去が効果的になされる。
【手続補正119】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0180
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0180】
室内フロア状製練体100(100F)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の棒形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【手続補正120】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0182
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0182】
図10(c)において、柔軟性のある抗ウイルス性の自動車車内フロア状製
練体100(100G)は、周辺に飾りスカート53を備えたプレート上に載置される。自動車車内フロア状製
練体100(100G)は、全体が自動車車内フロア板に似た形態をなして、シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの製
練体からなり、当該製
練体が柔軟性の内部と水酸化カルシウム外方露出の表面部(表面)からなって、当該水酸化カルシウム外方露出の表面部が抗ウイルス性を呈し、
図10(d)に示されるように靴54が載置されて押圧されると、その形態を変え、接触面積を増大させながら柔軟性を保持する。
【手続補正121】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0183
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0183】
自動車車内フロア状製練体100(100G)は、柔軟性を備えているので足で押圧されると、自動車車内フロア状製練体100(100G)の表面の足底表面への接触面積が増大する。この状態にあっても自動車車内フロア状製練体100(100G)は、形態を変えながら柔軟性を保持する。
【手続補正122】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0184
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0184】
自動車車内フロア状製練体100(100G)は、その抗菌性性能によって足底への接触で、足底に付着したウイルス菌を死滅させる。これによって、足底に付着したウイルスが足から除去されたことになる。
【手続補正123】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0185
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0185】
外方からの力を作用させると自動車車内フロア状製練体100(100G)表面の足底への接触面積が増大するので、足に付着したウイルスの除去が効果的になされる。
【手続補正124】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0186
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0186】
自動車車内フロア状製練体100(100G)は、柔軟性を備えているので、外力を加えることで、元の棒形状に戻すことができ、繰り返して用いられ得る。
【手続補正125】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0189
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0189】
さらに、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する製練体であって、
・前記シリコン材がシリコーンゴムであり、前記抗ウイルス剤が水酸化カルシウム粉末であって、
・製練体がシリコーンゴム及び水酸化カルシウム粉末含有してなり、
・当該製練体における水酸化カルシウム粉末の含有量がシリコーンゴムの重量に対した値を有して、シリコーンゴム1kgの重量に対し、500g~600g重量であること
を特徴とする製練体が形成される。
【手続補正126】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0190
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0190】
以上のように、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマット状製練体であって、
全体が室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマットに似た形態をなして、混練材が主成分のシリコーンゴム及び副成分の水酸化カルシウムからなり、抗ウイルス性を呈し、前記シリコーンゴム及び水酸化カルシウムの混練で生成された製練体になり、人間の足あるいは靴に接触して表面が押圧されると、柔軟性を保持し、当該人間の足あるいは靴への接触面積が押圧作用前に比べて増大することを特徴とする室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマット状製練体が形成される。
【手続補正127】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0191
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0191】
シリコン材と抗ウイルス剤を含有する室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマット状の製練体であって、
混練材として主成分のシリコン材及び副成分のドロマイトを準備し、抗ウイルス性を呈し、前記シリコーンゴム及び水酸化カルシウムを混練し、押圧体、例えば手のひらに接触されて、表面が押圧されると、柔軟性を保持し、当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大する製練体を形成することを特徴とする抗ウイルス性の押圧体状の製練体の形成方法が形成される。
【手続補正128】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0192
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0192】
また、製練体を型に入れ、全体がボール、棒あるいは板に似た形に形成し、全体の形態を変えながらボール体、棒体あるいは板体の形態を保持し及び柔軟性を保持して、手のひらに接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大する製練体を形成することを特徴とする柔軟性のある抗ウイルス性の手のひらに接触用のボール状、棒状あるいは板状製練体の形成方法が形成される。
【手続補正129】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0193
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0193】
また、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマット状の製練体であって、
製練体を型に入れ、全体がドアノブに似た形に形成し、外形の形態を変えながら柔軟性を保持して、手のひらに接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大する製練体を形成することを特徴とする抗ウイルス性のドアノブ被覆製練体の形成方法が形成される。
【手続補正130】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0194
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0194】
また、シリコン材と抗ウイルス剤を含有する室内フロアマットあるいは自動車車内フロアマット状の製練体であって、
製練体を型に入れ、全体が携帯電話機に似た形に形成し、外形の形態を変えながら全体が携帯電話機に似た形態を保持し及び柔軟性を保持し、手のひら接触されて、表面が押圧されると当該表面の手のひらへの接触面積が押圧作用前に比べて増大する製練体を形成することを特徴とする柔軟性のある抗ウイルス性の携帯電話機被覆製練体の形成方法が形成される。
【手続補正131】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0195
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0195】
抗ウイルス性の効果を十分に発揮させるためには、水酸化カルシウムが成形体である製品の表面により多く露出した表面積増大状態にすることが好ましいが、長期間に亘って手のひらへの接触する機能を発現するために製練体を形成し、保持力を確保することが不可欠である。
【手続補正132】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0196
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0196】
本実施例によれば、
抗ウイルス性を呈する、柔軟性のある抗ウイルス性のハンド接触用の、例えば手のひらに接触させて効果のある混練材あるいは製練体を提供することができる。
【手続補正133】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0198
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0198】
これによって、外部における活動中にあっても各種のウイルスによる感染防止を有効に行い得る。例えば、水酸化カルシウムになる抗ウイルス性の柔軟性のある抗ウイルス性のハンド用のボール形状、棒形状あるいは板形状の製練体の形成に適用応用できる。
【手続補正134】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0199
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0199】
1…ミキサー、2…横置きされた円筒状の混練筒、3…混練筒2の入口側である上流側に設けられたシリコン材投入口部、4…混練筒2の出口側に設けられた混練材取り出し口部、5…混練筒2の内部に横方向に設置された回転軸、6…回転軸の周囲に設けた攪拌スクリュー、7…攪拌スクリュー6の上流側に設けた送り羽根、8…攪拌スクリュー6の下流側に設けた送り羽根、9…回転軸5に回転力を付与する駆動源としてのモータ、10…水酸化カルシウム粉末投入口部、11…水酸化カルシウム投入管、14…加硫剤投入口、21…搬送部、22…混練部、23…供給部、24…混練材、25…製練体、31…型、32…窪み、40…手のひら、42…筒状部、52…袋状部、100(100A、100B、100C、100D、100E、100F,100G)…柔軟性のある抗ウイルス性のハンド接触用のボール体、棒体、板体ドアノブ被覆製練体あるいは携帯電話機被覆製練体。