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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022059785
(43)【公開日】2022-04-14
(54)【発明の名称】針状体捕捉装置
(51)【国際特許分類】
   A47L 25/00 20060101AFI20220407BHJP
   B43K 21/00 20060101ALI20220407BHJP
【FI】
A47L25/00 Z
B43K21/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020167599
(22)【出願日】2020-10-02
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-08-25
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和1年11月8日~10日に神奈川県中小企業センター14階多目的ホールにおいて開催された第78回神奈川県青少年創意くふう展覧会で公開した。
(71)【出願人】
【識別番号】520384851
【氏名又は名称】廣田 拓将
(74)【代理人】
【識別番号】100087594
【弁理士】
【氏名又は名称】福村 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100144048
【弁理士】
【氏名又は名称】坂本 智弘
(72)【発明者】
【氏名】廣田 拓将
【テーマコード(参考)】
2C353
【Fターム(参考)】
2C353FG03
(57)【要約】
【課題】この発明の課題は、針状体に押しつけるだけの簡単な。操作によって、平面上にある針状体を捕捉することのできる針状体捕捉装置を提供すること。
【手段】前記課題を解決する手段は、基台と、基台の平面に設けられた、針状体を捕捉可能とする係合素子を基布に立設して成る係合素子立設シートとを有することを特徴とする針状体捕捉装置である。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基台と、基台の平面に設けられた、針状体を捕捉可能とする係合素子を基布に立設して成る係合素子立設シートとを有することを特徴とする針状体捕捉装置。
【請求項2】
前記係合素子立設シートが基台の平面に二基設けられ、前記二基の係合素子立設シートが基台の同一平面に所定間隔を設けて配置されることを特徴とする前記請求項1に記載の針状体捕捉装置。
【請求項3】
前記二基の係合素子立設シートにより形成されるところの、一方の係合素子立設シートと他方の係合素子立設シートとの間に形成される間隔空間の両側には、針状体を捕捉するに十分な空間を有することを特徴とする前記請求項2に記載の針状体捕捉装置。
【請求項4】
前記係合素子立設シートは、基布とその基布の表面に設立された係合素子とを備え、その係合素子は立設先端部に係合部を備えてなることを特徴とする前記請求項1~3のいずれか一項に記載の針状体捕捉装置。
【請求項5】
前記基台が、前記係合素子立設シートの平面面積よりも大きな平坦面を有することを特徴とする前記請求項1~4のいずれか一項に記載の針状体捕捉装置。
【請求項6】
前記基台がシャープペンシルの芯を収容するケースであり、前記針状体がシャープペンシルの芯であることを特徴とする前記請求項1~5のいずれか一項に記載の針状体捕捉装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は針状体捕捉装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、シャープペンシルの替え芯がケースに収容された状態で販売されている。シャープペンシルに装着された芯がなくなると、そのケースから替え芯を取り出し、取り出された替え芯をシャープペンシルに装着する。ケースから一本一本と替え芯を取り出すのであるが、ときとして複数の替え芯がケースから飛び出してしまい、しかもケースから飛び出た複数の替え芯がテーブルの天板面や床面の上に散乱することがあった。
【0003】
天板面や床面に散乱した複数の替え芯を一つ一つ拾い集めることは、きわめて面倒かつ煩雑な作業である。
【0004】
たとえば、机上に散乱した複数の替え芯を机上の端にまで掻き寄せ、机上の端の下に位置させた受け皿、あるいは手のひらなどに、掻き寄せた複数の替え芯を落とすなどして、複数の替え芯をかき集め、ついで、受け皿や手のひらに落として掻き集めた複数の替え芯の端部を指で摘まんで、ケースに戻していた。
【0005】
このように机上や床面に散乱したシャープペンシルの芯やその替え芯を摘まんでケースに戻す作業は非常に面倒で煩雑なものであった。
【0006】
シャープペンシルの芯のように細長くてその直径の小さな針状体は、それを指で摘まむには細心の注意力と集中力とが必要であり、散乱した多くの針状体を集めて一か所例えば収納ケースに収納することは煩雑な作業である。
【0007】
ところで、シャープペンシルの芯を回収する装置に関する従来技術を記載した文献を、特許庁のJ-PlatPatで検索した。検索のキーワードは、「シャープペンシルの芯」及び「回収」である。文献検索の時間的範囲は、現在から過去20年であった。
【0008】
その結果、シャープペンシルの芯を回収する装置に関する従来技術が見当たらなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この発明の課題は、針状体に押しつけるだけと言った簡単な操作によって、平面上にある針状体を捕捉することのできる針状体捕捉装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するための手段は、
(1) 基台と、基台の平面に設けられた、針状体を捕捉可能とする係合素子を基布に立設して成る係合素子立設シートとを有することを特徴とする針状体捕捉装置であり、
(2) 前記係合素子立設シートが基台の平面に二基設けられ、前記二基の係合素子立設シートが基台の同一平面に所定間隔を設けて配置されることを特徴とする前記(1)に記載の針状体捕捉装置であり、
(3) 前記二基の係合素子立設シートにより形成されるところの、一方の係合素子立設シートと他方の係合素子立設シートとの間に形成される間隔空間の両側には、針状体を捕捉するに十分な空間を有することを特徴とする前記(2)に記載の針状体捕捉装置であり、
(4) 前記係合素子立設シートは、基布とその基布の表面に設立された係合素子とを備え、その係合素子は立設先端部に係合部を備えてなることを特徴とする前記(1)~(3)のいずれか一項に記載の針状体捕捉装置であり、
(5) 前記基台が、前記係合素子立設シートの平面面積よりも大きな平坦面を有することを特徴とする前記(1)~(4)のいずれか一項に記載の針状体捕捉装置であり、
(6) 前記基台がシャープペンシルの芯を収容するケースであり、前記針状体がシャープペンシルの芯であることを特徴とする前記(1)~(5)のいずれか一項に記載の針状体捕捉装置である。
【発明の効果】
【0011】
この発明によると、例えば机上面や床面に散乱した針状体例えばシャープペンシルの芯に係合素子立設シートを押しつけると、係合素子立設シートにおける係合素子に針状体が係合される。係合素子立設シートに針状体が係合した状態のまま、机上面や床面に押しつけていた針状体捕捉装置を持ち上げてから、係合素子立設シートに捕捉されている針状体を指で摘まんだりすることにより、針状体を針状体捕捉装置から分離することができ、その後、指で摘まんでいる針状体を収納ケース等に簡単に収納することができる。
【0012】
針状体捕捉装置が、基台の上に、互いに一定の間隔を設けて配置された二基の係合素子立設シートを備えていると、二基の係合素子立設シートのいずれか一方により針状体が係合されるので効率よく針状体を捕捉することができ、また、二基の係合素子立設シートによって一本の針状体が橋渡しの状態で係合されるときにはさらに確実に針状体を捕捉することができる。
【0013】
前記基台がシャープペンシルの芯を収容する容器であり、前記針状体がシャープペンシルの芯である場合には、前記容器から散逸したシャープペンシルを、基台の表面に設けられた係合素子立設シートで直ちに、かつ便利に捕捉することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、この発明の一実施例である針状体捕捉装置を示す斜視図である。
図2図2は、この発明の一実施例である針状体捕捉装置における係合素子を摸式的に示す説明図である。
図3図3は、この発明の他の実施例である針状体捕捉装置を示す斜視図である。
図4図4は、この発明のさらに他の実施例である針状体捕捉装置を示す斜視図である。
図5図5は、この発明の別の実施例である針状体捕捉装置を示す斜視図である。
図6図6は、この発明の針状体捕捉装置における係合素子で針状体を捕捉する原理を示す説明図である。
図7図7は、この発明の一実施例である針状体捕捉装置で針状体を捕捉した状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1に示されるように、この発明の一実施例である針状体捕捉装置1は、基台2と係合素子立設シート3とを有する。
【0016】
係合素子立設シート3は、基布4と係合素子5とを有し、基布4の表面に複数の係合素子5が立設している。なお、図1においては係合素子立設シート3が模式的に描かれていて、係合素子5の形状、寸法、基布4上に配設された状態等は説明の便宜上誇張されている。
【0017】
基布4は、例えば多数の係合素子5を立設させることができる布で形成することができ、たとえば合成樹脂繊維で形成することができる。この合成樹脂繊維としてポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、ポリオレフィン系繊維などを挙げることができる。基布4の平面形状は任意であるが、針状体捕捉装置1で針状体を捕捉した場合に、基布4の平面形状が方形または長方形であるときにはその縦方向長さ及び横方向長さが針状体の長さよりも短く設定されているのが好ましく、また基布の平面形状が円形や楕円形であるときにはその直径、短径または長径が針状体の長さよりも短く設定されているのが好ましい。要するに、係合素子立設シート3により針状体を捕捉したときに、係合素子立設シートから針状体がはみ出すように係合素子立設シート及び基布4の寸法及び平面形状が設定されるのが好ましい。
【0018】
係合素子5は、針状体を係合することができる構造を備え、例えば図2に示されるように、基布4に立設する縦部分5aとその縦部分5aの先で湾曲した湾曲部分5bとで全体として逆J字状の形状を有する形態を有することが好ましい。この逆J字状の形態を有する係合素子5を特に逆J字状係合素子5cと称することができる。なお、逆J字状係合素子をフック状係合素子と形容することもできる。
【0019】
好適な係合素子立設シート3にあっては、図1に示されるように、複数の逆J字状係合素子5cが一列に配列されてなる係合素子列6が複数、ほぼ等間隔に配列されている。各係合素子列6それぞれにおいては、各係合素子5がほぼ等間隔に配列されているのが好ましい。また、各係合素子列6は、隣接する係合素子列6同士の間隔がほぼ等間隔になっているのが好ましい。さらに、好適な係合素子立設シート3にあっては、係合素子列6における係合素子5aの湾曲部分が同じ方向に向けられているのが好ましい。係合素子列6と隣接する係合素子列6とにつき、いずれの係合素子5における湾曲部分5bが同じ方向に向けられているのが好ましい。係合素子列6を構成する各係合素子5は、通常、その高さHが1.3~3.8mmが好ましく、直径が0.10~0.25mmが好ましい。逆J字状係合素子5cの基台3に立設されている密度としては、通常、15~50個/cmが好ましい。
【0020】
この係合素子立設シート3は、市販されている面ファスナーにおけるフック状係合素子を有する基布を使用することができる。
【0021】
基台2は、柔軟性を有する係合素子立設シート3を敷設ないし設置する場所を提供するとともに、針状体を前記係合素子で係合する際に針状体に対して係合素子立設シート3自体に一定の剛性を与える。
【0022】
基台2は前述した剛性を与えることができる材質から適宜に選択され、また基台2の形状については特に制限がない。基台2の一例としては、シャープペンシルの替え芯を収容する替え芯ケースを挙げることができる。
【0023】
図3に示されるように、替え芯ケース7の幅広の平坦面7aを基台2とすることができる。
【0024】
図3に示される針状体捕捉装置1aは、シャープペンシルの替え芯を収容する替え芯ケース7と、その幅広の平坦面7aに所定の間隔を設けて貼合された一対の係合素子立設シート3a、3bとを有する。言うまでもないが、一対の係合素子立設シート3a、3bそれぞれは、係合素子5が平坦面7aとは反対側に向くように、平坦面7aに貼合されている。
【0025】
この針状体捕捉装置1aにあっては平坦面7aが基台2となっている。
【0026】
一対の係合素子立設シート3a、3bの間隔Hは、通常、2~4cmであるのが好ましい。また、図3に示されるような厚みの薄い替え芯ケース7に収容される替え芯の長さは5~7cmであるから、このような寸法を有する替え芯を収容する替え芯ケース7の長手方向長さが適宜に決定されることになり、替え芯ケース7の長手方向長さから前記間隔Hを減じた寸法の1/3~1/2の長さを、係合素子立設シート3a、3bの長さH2、Hとすることができる。
【0027】
なお、図3において、8で示すのは替え芯ケース7内にある替え芯を取り出す取り出し口であり、9で示すのは前記取り出し口8を開閉するスライド蓋である。
【0028】
図3に示される針状体捕捉装置1aの変形例として、図4に示される針状体捕捉装置1bを挙げることができる。
【0029】
図4に示される針状体捕捉装置1bは、替え芯ケース7の外周面を一巡するように、かつ係合素子5が替え芯ケース7に対して外側に向くように係合素子立設シート3cが替え芯ケース7の表面に貼合されてなる。図4では、係合素子立設シート3cが一枚であるが、図3における間隔H1をもって配置され、かつ替え芯ケース7の外周面を一巡するように、かつ係合素子5が替え芯ケース7に対して外側に向くようにされた2枚の係合素子立設シート3c、3cを備えた針状体捕捉装置であってもよい。
【0030】
この発明に係る針状体捕捉装置における基台は、前記替え芯ケースに限らない。
【0031】
図5に示す針状体捕捉装置1cが備える基台2aは、基板11と取っ手10とを備える。
【0032】
基板11は係合素子立設シート3dを針状体に押圧するときに係合素子立設シート3dが変形しないように係合素子立設シート3dに剛性を付与する機能を有する限り種々の材料から形成することができ、その材料として例えば、木材、金属、プラスチック及び陶器などを挙げることができる。基板11の形状は、係合素子立設シート3dを貼合することのできる平坦面を有するとともに取っ手10を設けることができる限り、種々の形態を採用することができる。この基板11における平坦面の形状は方形であるが、長方形、円形及び多角形であってもよい。基板11の平坦面には、図5に示す針状体捕捉装置1cにおいては、一枚の係合素子立設シート3cが設けられているが、二枚または二枚を超える枚数の係合素子触接シート3cが設けられていてもよい。したがって、基板11の平坦面の大きさは、その平坦面に設ける係合素子立設シートの形状、枚数に応じて決定される。
【0033】
また、基台2aは、別体に形成されている基台基板11と取っ手10とを一体化してなる組み立て体であっても、また最初から一体に形成された成形品であってもよい。
【0034】
この発明に係る針状体捕捉装置により捕捉することのできる針状体としては、たとえばシャープペンシルの芯、縫い針などを挙げることができる。この針状体捕捉装置で好適に捕捉することのできる針状体としては、直径が0.2~1.0mmであり、長さが30~70mmの針状体を挙げることができ、好適な針状体はシャープペンシルの芯である。
【0035】
この発明に係る針状体捕捉装置は以下のようにして針状体を捕捉することができる。
【0036】
図6(1)に示すように、先ず、テーブルの上面や床面のように平坦な面12にある針状体13例えばシャープペンシルに係合素子立設シート3を、係合素子5が針状体13に向かうように、針状体13に近接させる。図6(2)に示すように、係合素子5を針状体13に接触させる。さらに、係合素子立設シート3を平坦な面12に近づけ、係合素子立設シート3を平坦な面12に押し付けると、係合素子13の縦部分5aが湾曲し、あるいは屈曲し、湾曲部分5bが針状体13の周面に沿うことになる。次いで、図6(3)に示すように、針状体捕捉装置を平坦な面12から離すようにすると、係合素子13の湾曲部分5bにより針状体13が係合状態となって、係合素子立設シート3に針状体13が捕捉されることになる。
【0037】
図3に示すように、シャープペンシルの替え芯ケース7の平坦面7aを基台とし、この平坦面7aに一定の間隔を設けて配設された一対の係合素子立設シート3a、3bを有している針状体捕捉装置1aが例えば机上面にあるシャープペンシルの芯13を捕捉すると、例えば図7に示すように、一対の係合素子立設シート3a、3bにシャープペンシルの芯13が掛け渡された状態になって芯13が捕捉される。掛け渡された状態になっているシャープペンシル13は、一対の係合素子立設シート3a、3bの間で、平坦面7aよりも浮き上がった状態であるから、このシャープペンシルの芯13を指で容易に摘み取ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
この発明は、平面にある針状体を、爪を利かせてつまみ上げることなく、針状体を捕捉することのできる針状体捕捉装置として利用されることができる。
【符号の説明】
【0039】
1、1b、1c 針状体捕捉装置
2、2a 基台
3、3a、3b、3c 係合素子立設シート
4 基布
5 係合素子
5a 縦部分
5b 湾曲部分
5c 逆J字状係合素子
6 係合素子列
7 替え芯ケース
7a 平坦面
8 取り出し口
9 スライド蓋
10 取っ手
11 基板
12 平坦な面
13 シャープペンシルの芯
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2021-04-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャープペンシルの芯を収容するケースと、前記ケースの平面に貼合された、針状体を捕捉可能とする係合素子を基布に植設して成る係合素子植設シートとを有し、前記係合素子が前記基布に立設する縦部分とその縦部分の先で湾曲した湾曲部分とで全体として逆J字状の形状を有し、前記湾曲部分でシャープペンシルの芯を補足することを特徴とする針状体捕捉装置。
【請求項2】
前記係合素子植設シートが基台の平面に二基設けられ、前記二基の係合素子植設シートが基台の同一平面に所定間隔を設けて配置されることを特徴とする前記請求項1に記載の針状体捕捉装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
前記課題を解決するための手段は、
(1)シャープペンシルの芯を収容するケースと、前記ケースの平面に貼合された、針状体を捕捉可能とする係合素子を基布に植設して成る係合素子植設シートとを有し、前記係合素子が前記基布に立設する縦部分とその縦部分の先で湾曲した湾曲部分とで全体として逆J字状の形状を有し、前記湾曲部分でシャープペンシルの芯を補足することを特徴とする針状体捕捉装置であり、
(2)前記係合素子植設シートが基台の平面に二基設けられ、前記二基の係合素子植設シートが基台の同一平面に所定間隔を設けて配置されることを特徴とする前記(1)に記載の針状体捕捉装置である。

【手続補正書】
【提出日】2021-05-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャープペンシルの芯を収容するケースと、前記ケースの平面に貼合された、針状体を捕捉可能とする係合素子を基布に植設して成る係合素子植設シートとを有し、前記係合素子が前記基布に立設する縦部分とその縦部分の先で湾曲した湾曲部分とで全体として逆J字状の形状を有し、複数の前記逆J字状の係合素子が一列に配列されてなり、配列された逆J字状の係合素子が、前記湾曲部分が針状体の周面に沿うようにしてシャープペンシルの芯を捕捉することを特徴とする針状体捕捉装置。
【請求項2】
前記係合素子植設シートが基台の平面に二基設けられ、前記二基の係合素子植設シートが基台の同一平面に所定間隔を設けて配置されることを特徴とする前記請求項1に記載の針状体捕捉装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
前記課題を解決するための手段は、
(1)シャープペンシルの芯を収容するケースと、前記ケースの平面に貼合された、針状体を捕捉可能とする係合素子を基布に植設して成る係合素子植設シートとを有し、前記係合素子が前記基布に立設する縦部分とその縦部分の先で湾曲した湾曲部分とで全体として逆J字状の形状を有し、複数の前記逆J字状の係合素子が一列に配列されてなり、配列された逆J字状の係合素子が、前記湾曲部分が針状体の周面に沿うようにしてシャープペンシルの芯を捕捉することを特徴とする針状体捕捉装置であり、
(2)前記係合素子植設シートが基台の平面に二基設けられ、前記二基の係合素子植設シートが基台の同一平面に所定間隔を設けて配置されることを特徴とする前記(1)に記載の針状体捕捉装置である。