(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022060211
(43)【公開日】2022-04-14
(54)【発明の名称】容器
(51)【国際特許分類】
A45C 11/34 20060101AFI20220407BHJP
A45C 11/00 20060101ALI20220407BHJP
B43K 23/00 20060101ALI20220407BHJP
【FI】
A45C11/34 G
A45C11/00 G
B43K23/00 200G
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022000235
(22)【出願日】2022-01-04
(62)【分割の表示】P 2017079538の分割
【原出願日】2017-04-13
(31)【優先権主張番号】201620312946.6
(32)【優先日】2016-04-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】000001351
【氏名又は名称】コクヨ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100169904
【弁理士】
【氏名又は名称】村井 康司
(74)【代理人】
【識別番号】100142882
【弁理士】
【氏名又は名称】合路 裕介
(72)【発明者】
【氏名】岩津 博文
(72)【発明者】
【氏名】増山 正明
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045BA11
3B045BA17
3B045CE10
3B045DA42
3B045DA44
3B045EB05
3B045EB10
3B045FC04
3B045FC08
(57)【要約】
【課題】特に文房具又は化粧品等の小物の容器トレーとしても容器スタンドとしても使用可能な容器を提供する。
【解決手段】該容器は、少なくとも第1姿勢と第2姿勢との2つの姿勢で物の収納に用いられる容器であって、前記第1姿勢の状態で前記容器を自立させる底を構成する第1底面部101と、前記第2姿勢の状態で前記容器を自立させる底を構成しており前記第1底面部101と交わるように広がった第2底面部102と、前記第1底面部101のうち前記第2底面部102側とは反対側の端部を含む部分が前記第1底面部101側とは反対側に向けて開放されるように開口した開口部103と、を有する本体部100と、前記開口部103を開閉可能な蓋部104と、を備え、前記開口部103は、第1姿勢と第2姿勢で共通の開口部である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも第1姿勢と第2姿勢との2つの姿勢で物の収納に用いられる容器であって、
前記第1姿勢の状態で前記容器を自立させる底を構成する第1底面部と、前記第2姿勢の状態で前記容器を自立させる底を構成しており前記第1底面部と交わるように広がった第2底面部と、前記第1底面部のうち前記第2底面部側とは反対側の端部を含む部分が前記第1底面部側とは反対側に向けて開放されるように開口した開口部と、を有する本体部と、
前記開口部を開閉可能な蓋部と、を備え、
前記開口部は、前記第1姿勢と前記第2姿勢で共通の開口部である、
ことを特徴とする容器。
【請求項2】
前記開口部は、前記蓋部が前記第2底面部側に移動することで開けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記本体部は、前記第1底面部のうちの前記第2底面部側の部分と対向している対向部をさらに備え、
前記蓋部は、前記対向部と連結されており、
前記開口部は、前記蓋部と前記対向部との連結部を基点に前記第1底面部側とは反対側に回動することで開けられ、
前記連結部は、前記蓋部と前記対向部との間に設けられている、
ことを特徴とする請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記開口部が開いた状態で、前記蓋部と前記対向部とを固定させる固定部をさらに備え、
前記固定部は、前記連結部以外の位置に設けられている、
ことを特徴とする請求項3に記載の容器。
【請求項5】
前記開口部と前記蓋部とのそれぞれに連結され、前記蓋部を前記開口部に対して固定および開放させるための係止部をさらに備えた、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の容器。
【請求項6】
前記係止部は、前記第2底面部から離れるほど前記第1底面部側に近づくようになる、
ことを特徴とする請求項5に記載の容器。
【請求項7】
前記係止部は、ファスナーである、
ことを特徴とする請求項5に記載の容器。
【請求項8】
前記本体部および前記蓋部の材料は、布を含む、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の容器。
【請求項9】
前記第1底面部は、前記容器の長手方向に沿うように広がっており、
前記第1底面部と前記第2底面部とは直交する、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の容器。
【請求項10】
前記蓋部が前記本体部の前記開口部を閉じた状態では直方体形状である、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の容器。
【請求項11】
前記物は、文房具または化粧品である、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の容器。
【請求項12】
前記第1姿勢では横倒しのペントレーであり、
前記第2姿勢では直立のペンスタンドである、
ことを特徴とする請求項11に記載の容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は容器に関し、特に文房具又は化粧品等の小物の容器トレーとしても容器スタンドとしても使用可能な容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術において、複数の種類の文房具を収容する容器は、デザインされている。直立または直立に近い方式で各種の文房具を収容可能なペンスタンドとして使用される場合もあり、デスクに置かれトレーのように各種の文房具を収容するペンケースとして使用される場合もあり、ペンスタンドとしても文房具箱としても使用されるように設けられる場合もある。例えば、中国実用新案2479786号公告(出願番号:01221981.9)には、ピン接続する方法を利用して箱カバー付きの二つの箱体を接続し、折りたたんでペンスタンドとして使用可能な文房具箱が開示された。他の中国実用新案2582439号公告(出願番号:02249751.X)には、高さが同一の上下スタンド及びこれらの間に設けられたファスナーからなり、ペンケースとしてもペンスタンドとしても使用可能な文房具ケースが開示された。ただし、何れも上下両部分が基本的に同一であり、接続ピン又はファスナーによって互いに対して折り、両用途を達成するので、多くの制限がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国実用新案2479786号公告
【特許文献2】中国実用新案2582439号公告
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は少なくともペンスタンド又はペントレーとして使用可能な容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような点に鑑みて、本発明は下記の技術案を提供して上記の課題を解決する。
【0006】
少なくとも第1姿勢と第2姿勢との2つの姿勢で物の収納に用いられる本発明の容器であって、前記第1姿勢の状態で前記容器を自立させる底を構成する第1底面部と、前記第2姿勢の状態で前記容器を自立させる底を構成しており前記第1底面部と交わるように広がった第2底面部と、前記第1底面部のうち前記第2底面部側とは反対側の端部を含む部分が前記第1底面部側とは反対側に向けて開放されるように開口した開口部と、を有する本体部と、前記開口部を開閉可能な蓋部と、を備え、前記開口部は、第1姿勢と第2姿勢で共通の開口部である、ことを特徴とする容器。
【0007】
上記の容器において、前記開口部は、前記蓋部が前記第2底面部側に移動することで開けられることが好ましい。
【0008】
上記の容器において、前記本体部は、前記第1底面部のうちの前記第2底面部側の部分と対向している対向部をさらに備え、前記蓋部は、前記対向部と連結されており、前記開口部は、前記蓋部と前記対向部との連結部を基点に前記第1底面部側とは反対側に回動することで開けられ、前記連結部は、前記蓋部と前記対向部との間に設けられていることが好ましい。
【0009】
上記の容器において、前記開口部が開いた状態で、前記蓋部と前記対向部とを固定させる固定部をさらに備え、前記固定部は、前記連結部以外の位置に設けられていることが好ましい。
【0010】
上記の容器において、前記開口部と前記蓋部とのそれぞれに連結され、前記蓋部を前記開口部に対して固定および開放させるための係止部をさらに備えたことが好ましい。
【0011】
上記の容器において、前記係止部は、前記第2底面部から離れるほど前記第1底面部側に近づくようになることが好ましい。
【0012】
上記の容器において、前記係止部は、ファスナーであることが好ましい。
【0013】
上記の容器において、前記本体部および前記蓋部の材料は、布を含むことが好ましい。
【0014】
上記の容器において、前記第1底面部は、前記容器の長手方向に沿うように広がっており、前記第1底面部と前記第2底面部とは直交することが好ましい。
【0015】
上記の容器において、前記蓋部が前記本体部の前記開口部を閉じた状態では直方体形状であることが好ましい。
【0016】
上記の容器において、前記物は、文房具または化粧品であることが好ましい。
【0017】
上記の容器において、前記第1姿勢では横倒しのペントレーであり、
前記第2姿勢では直立のペンスタンドであることが好ましい。
【発明の効果】
【0018】
分析より分かるように、本発明はペンケースとして使用される場合、ペンスタンド及びペントレーの両方として使用可能である。本発明に提供された容器はペン等の文房具だけでなく、化粧品なども収容できるので、ペントレー・ペンケースよりもっと広い範囲の容器として使用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明における実施例1の立体構造の模式図である。
【
図2】本発明における実施例2の側面構造の模式図である。
【
図3】本発明における実施例1の蓋部開放構造の模式
図1である。
【
図4】本発明における実施例1の蓋部開放構造の模式
図2である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に図面及び具体的な実施形態を参照しながら本発明を更に詳しく説明する。
【0021】
図1、
図3及び
図4に示すように、本発明が提供する実施例1の容器は、ペン等の文房具の収納装置として、少なくとも第1姿勢と第2姿勢の状態で使用可能である。例えば、
図3及び
図4に示すように、該実施例1の容器は、それぞれに水平状態(第1姿勢)及び垂直状態(第2姿勢)でペントレー及びペンスタンドとして使用される。
【0022】
また、図に示すように、本実施例1は本体部100と蓋部104を備え、本体部100は第1底面部101、第2底面部102、開口部103等の構造を有する。
【0023】
具体的には、
図3に示すように、第1底面部101は容器自体が第1姿勢の状態で使用される場合、容器を自立(自体で立て)させる底面を構成し、即ち、容器を該第1底面部101を介してデスクなどの容器載置平面(支持平面)に自立させることができる。また、第1底面部101は容器の長手方向に沿って延びる。
【0024】
図4に示すように、第2底面部102は容器自体が第2姿勢の状態で使用される場合、容器を自立させる底面を構成し、且つ該第2底面部102は第1底面部101と交わるように広がり、即ち、容器を該第2底面部102を介してデスクなどの載置平面に自立させることができる。第1底面部101と第2底面部102との交わる角度について、特に限定されず、上記機能を実現可能な任意の角度であってもよく、90度で交わるのが好ましい。
【0025】
第1底面部101と第2底面部102との間の接続方式として、両者の間は直接接続されても間接的に接続されてもよい。一つの好もしい接続方式として、例えば、両者をテーパ部(傾斜部)を介して接続されてもよく、曲率を有する面を介して接続されてもよい。
【0026】
開口部103は第1底面部101の内側に位置し、且つ第1底面部101のうち第2底面部102とは反対側の端部105を含む部分が第1底面部101とは反対側に向けて開放されるように開口した(即ち、
図3、4に示すように、蓋部104は外部に向けて折る。また、内部に向けて折り込むこともできる)。蓋部104は開口部103の開閉に用いられ、開口部103に被覆されることができる。
【0027】
これにより、本実施例1はペントレー位置、及びペンスタンド位置の二つの位置に使用され得る。ただし、本発明は文房具に限らず、化粧品又は他の種類の小物等の収容容器として使用可能であり、ペントレーよりもっと広い範囲で使用され得る。
【0028】
上記第1底面部101と第2底面部102は、直方体形状又は立方体形状の本実施例の二つの面に限定されるものではなく、最も幅広い概念に理解されるべきものである。即ち、閉じた状態における容器の形状は、直方体であってもよく、立方体であってもよい。また、第1底面部101は比較的に大きく、その長手方向が本実施例1の長手方向と一致する。
【0029】
また、蓋部104は、例えば
図1、
図3及び
図4に示す実施例1のように一体であってもよく、例えば
図2に示す実施例2のように二つ係止部1081、1082によって複数の部分に分割されたものであってもよい。また、例えば
図5に示す実施例3のように、蓋部104は観音開き構造のように、ドア1041、ドア1042及び両者を接続する係止構造1040を備える。ドア1041とドア1042とは、中央から両側に開けられる。二つのドアを係止する構造は、係止構造1040に限定されず、例えば、ドアと本体部との接続箇所に設けられたマグネットまたは面ファスナー等の他の構造であってもよい。係止機能を実現すればよい。
【0030】
図3、
図4に示すように、いずれの開口部103も蓋部104が第2底面部102側に移動することで開けられる。即ち、開口部103を開ける時に、蓋部104を移動すればよい。
【0031】
開口部103は、蓋部104を前記第2底面部102側に移動させることで開けられることを特徴とする。移動の方式として、
図3、4のように蓋部104を容器外部に向けて折り出してもよい。勿論、蓋部104を容器内部に折り込んでもよい。何れもペンスタンド、ペントレーとして使用する効果に影響を与えない。
【0032】
更に、
図1に示すように、本体部100は、第1底面部101のうちの第2底面部102側の部分と対向している対向部106をさらに備える。即ち、蓋部104と対向部106とは、第1底面部101の同一側に位置する。蓋部104は、連結部107を介して対向部106と連結されており、開口部103は、蓋部104と対向部106との間に設けられる連結部107を基点に往復回動することで開閉される。蓋部と対向部との連結部は、蓋部の下端部であってもよく、対向部の上端部であってもよい。実際には、連結部が設けられなくてもよい。すなわち、蓋部と対向部とが一体である場合でも、本発明は両姿勢においてそれぞれペントレーとペンスタンドとして機能可能である。
【0033】
また、第2底面部102側に折られる蓋部の一部は、同一高度位置において第2底面部と同一平面に構成しており、例えば、第2底面部102側に折られる蓋部の一部と第2底面部102との何れも容器の支持面に位置する。この時、容器をペンスタンドとして使用する場合の安定度を高めることができる。勿論、折られた蓋部の一部は異なる高度に位置してもよい。
【0034】
開口部103が開いた状態で、蓋部104と対向部106との間に、固定部(未図示)をさらに備えてもよい。固定部は、折られた蓋部104と対向部106との固定に用いられ、容器の載置安定度をさらに高める。一つ好ましい実施形態として、該固定部は、前記連結部107以外の位置に設けられている。固定部として、凹凸係合の構造であってもよい。蓋部104と対向部106とのうちの一方には、凸部が設けられており、他方には、前記凸部に係合する凹部が設けられる。また、蓋部104と対向部106とのそれぞれに設けられる面ファスナーであってもよく、蓋部104と対向部106とのそれぞれに設けられるマグネットであってもよい。すなわち、当業者が容易に想到できる各種の周知ファスナー(fastner)であってもよい。
【0035】
無論、上記固定部の構成部材として、必ず蓋部と対向部とに設けられなくてもよい。例えば、折られた蓋部を固定さえできれば、蓋部に設けられた紐状物と第1底面部の両側(対向部両側の位置)における前記紐状物と結ぶ係合部とからなる固定部であってもよい。
【0036】
蓋部104の位置等を限定するために、本実施例1は、蓋部104を本体部の開口部103に対して固定および開放させるための係止部をさらに備えた。係止部として、蓋部104と開口部103とそれぞれに連結されて設けられたファスナーであってもよく、それらに設けられた磁石又は面ファスナーであってもよい。また、係止部の設定位置について、第2底面部から離れるほど第1底面部側に近づくようになる。即ち、第2底面部から離れるほど第1底面部側に近づく位置に設けられる。つまり、蓋部104と開口部103は傾斜設置の係止部によって連結して固定される。
【0037】
本発明の別の実施例として、
図2に示すように、二つの係止部の設定位置が示され、即ち、何れも本体部100の開口部103と蓋部104との間に設けられ、蓋部104の固定に用いられる係止部1081、1082である。つまり、係止部1081と係止部1082にある箇所において、何れも開きまたは係止でき、本実施例1を異なる容器として用いることができる。
【0038】
好ましい実施例として、係止部は
図2に示す係止部1082のように設けられることができる。即ち、係止部が第2底面部102から離れるほど第1底面部101に近づくように設けられる容器は、主にペンスタンド(第1姿勢)として使用される。
【0039】
他の好ましい実施例として、係止部は
図2に示す係止部1081のように設けられることができる。即ち、係止部が対向部106にある面に殆ど平行し、つまり、第1底面部101にある面に平行する。この係止部1081は、対向部106側の近くに設けられることが好ましい。このように設けられる容器は、主にペントレー(第2姿勢)として使用される。
【0040】
無論、同時に係止部1081、1082を設定してもよい。これにより、ペンスタンドとペントレーの両機能を有することができる。
【0041】
この時、
図2に示す実施例2の蓋部104は2つの部分を有するため、二つの共通の開口部を形成することができる。ただし、二つの共通の開口部であっても、第1姿勢と第2姿勢においてその中の一つの共通の開口部を共用することができる。
【0042】
更に、係止部1081、係止部1082はファスナーであってもよく、磁石、貼付けシート等であってもよい。本体部100および蓋部104の主な材料は、布であることが好ましい。プラスチック、キャンバス、ポリエステル等を使ってもよい。柔軟性を有する材料が好ましい。
【0043】
本体部100及び蓋部104は、複数層の材料からなってもよい。また、層と層との間にウレタンシートが挟むことで、容器をある程度の硬度を有して容易に立てせることができる。
【0044】
また、主体部100の開口部103を閉じる時に、蓋部104は直方体状となる。これは、蓋部104が厳密な意味での直方体である意味ではなく、平面視又は側面視の場合、その全体が直方体に近いものであってもよい。また、その形状として、概ね直方体形状であればよい。全ての面は、何れも標準の長方形である必要がない。例えば、長方形の頂点部分(コーナー部)が丸みを帯びた形状となっていてもよい。また、面と面の間は、なだらかに湾曲した面を介して繋がるように構成されていてもよい。
【0045】
更に、蓋部の内側に消しゴムのような小物の収容に用いられる小さいポケットが設けられてもよい。
【0046】
技術常識から、本発明は、本発明の主旨又は必要な特徴を逸脱しない範囲で他の実施例によっても実現できることが分かる。従って、上記開示された実施例は唯一のものではなく、ただの例に過ぎない。本発明の範囲内又は本発明の範囲内に均等する変更は、何れも本発明に含まれる。
【手続補正書】
【提出日】2022-03-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物の収納に用いられる容器であって、
前記容器の長手方向に沿うように広がっている第1面部と、前記第1面部と直交するように広がった第2面部と、前記第1面部のうち前記第2面部側とは反対側の端部を含む部分が前記第1面部側とは反対側に向けて開放されるように開口した開口部と、前記第1面部のうちの前記第2面部側の部分と対向している対向部と、を有する本体部と、
連結部と、
前記開口部を開閉可能であり、前記連結部を介して前記対向部と連結されている蓋部と、
前記開口部と前記蓋部とのそれぞれに連結され、前記第2面部から離れるほど前記第1面部側に近づくように設けられ、前記蓋部を前記開口部に対して固定および開放させるためのファスナーと、
を備え、
前記本体部および前記蓋部の材料は、布を含み、
前記開口部は、前記連結部を基点に前記第1面部側とは反対側に回動することで開けられ、
前記開口部が開いた状態では、前記蓋部と前記対向部とはマグネットにより固定され、前記第2面部と前記蓋部の一部とは同一平面上で支持面となる、
容器。
【請求項2】
前記蓋部が前記本体部の前記開口部を閉じた状態では直方体形状である、
ことを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記物は、文房具または化粧品である、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の容器。
【請求項4】
前記第2面部は、直立のペンスタンドとして容器を自立させる底を構成している、
ことを特徴とする請求項3に記載の容器。