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特開2022-60258情報ネットワークシステム、施療コース更新方法、及び新しい施療コース導入方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022060258
(43)【公開日】2022-04-14
(54)【発明の名称】情報ネットワークシステム、施療コース更新方法、及び新しい施療コース導入方法
(51)【国際特許分類】
   A61H 7/00 20060101AFI20220407BHJP
   A61H 15/00 20060101ALI20220407BHJP
   G16H 20/30 20180101ALI20220407BHJP
   G07F 17/00 20060101ALI20220407BHJP
【FI】
A61H7/00 323S
A61H15/00 350Z
G16H20/30
G07F17/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022012876
(22)【出願日】2022-01-31
(62)【分割の表示】P 2016111869の分割
【原出願日】2016-06-03
(71)【出願人】
【識別番号】000112406
【氏名又は名称】ファミリーイナダ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100111567
【弁理士】
【氏名又は名称】坂本 寛
(72)【発明者】
【氏名】稲田 二千武
(72)【発明者】
【氏名】石藤 裕大
(72)【発明者】
【氏名】野津 裕二
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 泉
(57)【要約】
【課題】 被施療者がマッサージ機の利用時に、マッサージ機に関する新しい情報があることを知ることができ、被施療者が確認して決定できる情報ネットワークシステムを提供すること。
【解決手段】 被施療者を施療する施療部と施療部を制御する制御部と制御部を介して施療部を操作するための操作器とを有するマッサージ機と、制御部と通信ネットワークを介して接続された通信サーバと、を備え、通信サーバは、マッサージ機に関する情報を発信し、制御部は、情報を受信すると新着報知部で情報を受信したことを報知するように構成されている。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被施療者を施療する施療部と前記施療部を制御する制御部と前記制御部を介して前記施療部を操作するための操作器とを有するマッサージ機と、
前記制御部と通信ネットワークを介して接続された通信サーバと、
を備え、
前記通信サーバは、前記マッサージ機に関する情報を発信し、
前記制御部は、前記情報を受信すると新着報知部で前記情報を受信したことを報知するように構成されている、
ことを特徴とするマッサージ機を備えた情報ネットワークシステム。
【請求項2】
前記通信サーバは、前記制御部に前記マッサージ機の施療コースに関する更新情報を発信し、
前記制御部は、前記更新情報を情報報知部に報知し、前記更新情報が決定されると、前記施療コースの更新データを前記通信サーバからダウンロードして導入するよう構成されている、
請求項1に記載のマッサージ機を備えた情報ネットワークシステム。
【請求項3】
前記通信サーバは、前記制御部に前記マッサージ機に関する新しい施療コースに関する情報を発信し、
前記制御部は、前記新しい施療コースに関する情報を情報報知部に報知し、前記新しい施療コースの導入が決定されると、該新しい施療コースのデータを前記通信サーバからダウンロードして導入するよう構成されている、
請求項1又は2に記載のマッサージ機を備えた情報ネットワークシステム。
【請求項4】
前記通信サーバは、前記制御部に前記マッサージ機のシステムプログラムに関する更新情報を発信し、
前記制御部は、前記システムプログラムの更新データを前記通信サーバからダウンロードして導入するよう構成されている、
請求項1~3のいずれか1項に記載のマッサージ機を備えた情報ネットワークシステム。
【請求項5】
前記更新の決定、前記新しい施療コースの導入の決定、前記システムプログラムに関する更新、及び前記新着報知部で報知された商品の購入の少なくとも一つが決定されることで課金システムによって費用請求するよう構成されている、
請求項2~4のいずれか1項に記載のマッサージ機を備えた情報ネットワークシステム。
【請求項6】
前記操作器は、前記制御部を介して前記通信サーバと情報通信を行う情報機器としての機能と、情報を表示する画面を更に有しており、
前記通信サーバは、前記制御部に情報を発信し、
前記操作器は、前記情報から必要な情報を選択して前記画面に表示させる選択部を有している、
請求項1~5のいずれか1項に記載のマッサージ機を備えた情報ネットワークシステム。
【請求項7】
前記マッサージ機は、位置情報を有し、
前記制御部は、前記位置情報を前記通信サーバに送信し、
前記通信サーバは、前記位置情報に対応する緊急速報又は位置情報によらない緊急速報を前記制御部に送信し、
前記制御部は、受信した前記緊急速報を緊急速報報知部で報知するよう構成されている、
請求項1~6のいずれか1項に記載のマッサージ機を備えた情報ネットワークシステム。
【請求項8】
前記制御部は、前記緊急速報を受信すると前記施療部を停止し、初期状態に復帰するよう構成されている、
請求項7に記載のマッサージ機を備えた情報ネットワークシステム。
【請求項9】
前記マッサージ機は、少なくとも、前記被施療者が着座する座部と、該座部に着座した前記被施療者の上半身を後方から支持する背凭れ部と、を有し、
前記制御部は、前記緊急速報を受信すると、少なくとも前記背凭れ部を起こすよう構成されている、
請求項7又は8に記載のマッサージ機を備えた情報ネットワークシステム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マッサージ機を備えた情報ネットワークシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、被施療者は、マッサージ機を用いて身体の各部を施療している。マッサージ機には、通常、複数の施療コースが予め設定されており、被施療者が選択できるようになっている。予め設定された施療コースは、もみ、たたきなどを組み合わせた施療動作が固定されたものとなっている。
【0003】
被施療者は、身体の状態などに応じて、上記複数の施療コースから好ましい施療コースを選択して施療することが多い。しかし、被施療者によっては、予め設定された施療コースではリラックスを損なうことがあり、マッサージ機を利用する機会が減る場合がある。そのため、施療コースを更新できるようにしたマッサージ機が提案されている。
【0004】
例えば、この種の先行技術として、施療内容に係る情報を携帯通信端末で取得後、携帯通信端末でデータをダウンロードしてからマッサージ機の操作部に移行させて記憶手段のデータを置き換えて、被施療者の施療状態を適切なものにするものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、他の先行技術として、体組成計などの外部センサからの情報に基づいてサーバーがマッサージコースを作成し、そのマッサージコースのデータをマッサージ機用操作器の通信部を介してサーバーからダウンロードして実行するものもある(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2014-39612号公報
【特許文献2】特開2014-104178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記特許文献1では、携帯通信端末において施療内容に係る情報を入手する必要がある。そのため、携帯通信端末でのデータのダウンロードと、そのデータを携帯通信端末からマッサージ機に移行させる必要があり、煩雑な操作を必要とする。
【0008】
また、上記特許文献2では、体組成計などの外部センサからの情報に基づいてサーバーがコースを作成するので、複雑な解析が可能なサーバーが必要となる。しかも、作成されたマッサージコースが被施療者に好ましい内容とは限らない。
【0009】
その上、施療コースは、マッサージ機の製造時における内容から修正される場合がある。しかし、マッサージ機は、通常、家庭に設置される場合が多く、全てのマッサージ機に対してデータの更新があることを知らせるのは難しい。
【0010】
そこで、本発明は、被施療者がマッサージ機の利用時に、マッサージ機に関する新着情報があることを知ることができ、被施療者が確認して決定できる情報ネットワークシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明に係る情報ネットワークシステムは、被施療者を施療する施療部と前記施療部を制御する制御部と前記制御部を介して前記施療部を操作するための操作器とを有するマッサージ機と、前記制御部と通信ネットワークを介して接続された通信サーバと、を備え、前記通信サーバは、前記マッサージ機に関する新着情報を発信し、前記制御部は、前記新着情報を受信すると新着報知部で前記新着情報を受信したことを報知するように構成されている。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「新着情報」は、マッサージ機の施療コースなどに関する情報、マッサージ機のプログラムに関する情報、音楽などに関する情報、などを含む。また、「新着報知部」は、操作器の他、独立した新着報知部、マッサージ機の一部、などとすることができる。独立した新着報知部には、スマートフォン、タブレット端末などを含む。「報知」は、画面表示による報知の他、音声による報知、光による報知、などを含む。
【0012】
この構成により、通信サーバからマッサージ機に関する新しい情報が送信されると、マッサージ機は受信した新しい情報を新着表示部に表示して、被施療者に新しい情報があることを知らせることができる。被施療者は、マッサージ機の使用時に新着表示部によって新しい情報が届いたことを確認できる。
【0013】
また、前記通信サーバは、前記制御部に前記マッサージ機の施療コースに関する更新情報を発信し、前記制御部は、前記更新情報を情報報知部に報知し、前記更新情報が決定されると、前記施療コースの更新データを前記通信サーバからダウンロードして導入するよう構成されていてもよい。「情報報知部」は、操作器の他、独立した情報報知部(例えば、スマートフォン、タブレット端末など)を含む。「更新情報が決定」は、画面に表示される「決定」の選択、決定ボタンを押す操作、音声認識による操作などを含む。「導入」は、更新データのインストールなどを含む。
【0014】
このように構成すれば、マッサージ機に備えられている施療コースに関し、更新の必要があれば被施療者に対して情報報知部に報知することができる。被施療者が更新を決定すると、更新された施療コースに関するデータがネットワークを介してダウンロードされて更新される。よって、被施療者が自ら選択して、マッサージ機の施療コースを常に最新の状態にすることができる。また、施療コースに関する機能追加などの更新情報もネットワークを介して知ることができる。
【0015】
また、前記通信サーバは、前記制御部に前記マッサージ機に関する新しい施療コースに関する情報を発信し、前記制御部は、前記新しい施療コースに関する情報を情報報知部に報知し、前記新しい施療コースの導入が決定されると、該新しい施療コースのデータを前記通信サーバからダウンロードして導入するよう構成されていてもよい。「導入が決定」は、画面に表示される「決定」の選択、決定ボタンを押す操作、音声認識による操作などを含む。
【0016】
このように構成すれば、新しい施療コースに関して被施療者に情報報知部で知らせることができる。被施療者が新しい施療コースの導入を決定すると、新しい施療コースのデータがネットワークを介してダウンロードされて導入される。例えば、被施療者が新しい施療コースの導入を決定することで、ネットワークを介して新しい施療コースのデータがマッサージ機の制御部に送られ、制御部によってインストールすることができる。よって、被施療者はすぐに新しい施療コースを利用することができる。また、新しい施療コースに関する情報もネットワークを介して知ることができる。
【0017】
また、前記通信サーバは、前記制御部に前記マッサージ機のシステムプログラムに関する更新情報を発信し、前記制御部は、前記システムプログラムの更新データを前記通信サーバからダウンロードして導入するよう構成されていてもよい。
【0018】
このように構成すれば、マッサージ機のシステムプログラムに関して通信サーバから制御部に情報が送信される。制御部は、更新の必要があれば更新データがネットワークを介してダウンロードして更新することができる。よって、マッサージ機は、システムプログラムのアップデートを行うことができる。例えば、セキュリティの強化や、システムプログラムのバグを自動修正することができる。
【0019】
また、前記更新の決定、前記新しい施療コースの導入の決定、前記システムプログラムに関する更新、及び前記新着報知部で報知された商品の購入の少なくとも一つが決定されることで課金システムによって費用請求するよう構成されていてもよい。「課金システム」とは、通信サーバを管理する事業者又は外部の事業者が、被施療者に対して費用請求するシステムをいう。
【0020】
このように構成すれば、更新の決定、新しい施療コースの導入を決定、システムプログラムに関する更新、及び新着報知部で報知された商品の購入のいずれかを決定することで、被施療者に対して課金システムによって請求されるので、被施療者はマッサージ機のデータ更新などに対する費用の支払いを容易に行うことができる。課金システムとしては、通信事業者による料金回収システムなどを利用できる。
【0021】
また、前記操作器は、前記制御部を介して前記通信サーバと情報通信を行う情報機器としての機能と、情報を表示する画面を更に有しており、前記通信サーバは、前記制御部に情報を発信し、前記操作器は、前記情報から必要な情報を選択して前記画面に表示させる選択部を有していてもよい。
【0022】
このように構成すれば、被施療者は、マッサージ機の使用中に通信サーバから発信される情報を見ながら施療することができる。情報としては、新しい音楽、健康に関するアドバイス、健康器具の紹介、健康食品の紹介、などを含めることができる。被施療者は、これらの情報を選択することで、マッサージ機の使用中に操作器の画面に表示させて見ることができる。
【0023】
また、前記マッサージ機は、位置情報を有し、前記制御部は、前記位置情報を前記通信サーバに送信し、前記通信サーバは、前記位置情報に対応する緊急速報又は位置情報によらない緊急速報を前記制御部に送信し、前記制御部は、受信した前記緊急速報を緊急速報報知部で報知するよう構成されていてもよい。「緊急速報報知部」は、操作器の他、独立した緊急速報報知部、マッサージ機の一部、などとすることができる。「報知」は、画面表示による報知の他、音声による報知、光による報知、などを含む。
【0024】
このように構成すれば、被施療者は、施療中に緊急速報が発せられたことを容易に確認することができる。
【0025】
また、前記制御部は、前記緊急速報を受信すると前記施療部を停止し、初期状態に復帰するよう構成されていてもよい。「施療部を停止」には、もみ玉の停止、空気袋の圧迫開放を含む。「初期状態」とは、被施療者がマッサージを開始するときの状態をいう。
【0026】
このように構成すれば、マッサージ機は緊急速報を受信すると施療を開始するときの状態に復帰するので、被施療者は、その後の行動を容易に行うことができる。例えば、椅子型マッサージ機の場合、被施療者が施療を開始する前の座部に腰掛けた状態に復帰するため、被施療者は行動しやすい状態となる。
【0027】
また、前記マッサージ機は、少なくとも、前記被施療者が着座する座部と、該座部に着座した前記被施療者の上半身を後方から支持する背凭れ部と、を有し、前記制御部は、前記緊急速報を受信すると、少なくとも前記背凭れ部を起こすよう構成されていてもよい。
【0028】
このように構成すれば、緊急速報を受信すると背凭れ部が起き上がって被施療者が行動しやすい状態にできる。
【発明の効果】
【0029】
本発明によれば、被施療者がマッサージ機の利用時にマッサージ機に関する新着情報があることを知ることができる。そして、被施療者はマッサージ機に関する施療コースの更新などの情報を確認し、被施療者の判断で対応を決定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1図1は、本発明の一実施形態に係る情報ネットワークシステムを示す全体構成図である。
図2図2は、図1に示すマッサージ機の斜視図である。
図3図3は、図2に示すマッサージ機の機能ブロック図である。
図4図4は、図2に示す操作器の画面の例を示す正面図である。
図5図5は、図4に示す操作器の画面における新着報知例を示す正面図である。
図6図6は、図1に示す情報ネットワークシステムに課金システムを含ませる例の構成図である。
図7図7は、図4に示す操作器における情報表示例を示す画面の正面図である。
図8図8は、図7に示す操作器の情報を選択した画面表示例を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における前後左右方向の概念は、図2に示すマッサージ機10の座部11に被施療者が着座したときに被施療者から見た方向の概念と一致するものとする。
【0032】
(情報ネットワークシステムの構成)
図1に示すように、この実施形態のマッサージ機10を備えた情報ネットワークシステム1は、通信ネットワーク3に、被施療者を施療するマッサージ機10と、事業者40と、通信サーバ41と、が含まれている。事業者40は、例えば、マッサージ機10を貸し出す事業者40、販売したマッサージ機10を管理する事業者40、などを含む。通信サーバ41は、通信ネットワーク3を介してマッサージ機10と通信できるように構成されている。通信ネットワーク3としては、例えば、インターネット網、ビル内の通信ネットワーク網、地域内のネットワーク網など、を含む。この実施形態では、事業者40がクラウド型の通信サーバ41を有する例を説明する。通信サーバ41は、事業者40が管理する通信サーバ41であっても、他の事業者40が管理する通信サーバ41であってもよい。通信サーバ41は、上記マッサージ機10に関する情報を発信する。
【0033】
(マッサージ機の構成)
図2は、上記マッサージ機10の斜視図であり、図3は、上記マッサージ機10の機能ブロック図である。図4は、図2に示す操作器の画面の例を示す正面図である。図示するように、マッサージ機10としては、被施療者が着座する座部11と、この座部11に着座した被施療者の上半身を後方から支持する背凭れ部12とを有している。座部11の左右位置にはアームレスト13を有し、座部11の前部にはフットレスト14を有している。この例では、背凭れ部12の施療部(もみ玉ユニット)15を示している。他の部分にも、空気袋などの施療部が備えられている。施療部15は、制御部17によって制御されている。施療部15の組み合わせにより、後述するような複数の施療コースが設定され、記憶部16に記憶されている。
【0034】
上記アームレスト13の部分には、このマッサージ機10を操作する操作器20が備えられている。この操作器20は、画面21を有している。操作器20で、上記施療部15などによる施療動作を操作する。操作器20は、被施療者が着座した状態で操作できるように備えられている。操作器20としては、タブレット端末のような操作器20とすることができる。制御部17は、上記操作器20に接続されている。操作器20の画面21は、マッサージ機10に関する新着情報を被施療者に報知する新着報知部22としての機能を有している。
【0035】
そして、上記通信サーバ41から発信された情報をマッサージ機10の制御部17が受信すると、制御部17は、この情報を、例えば、操作器20の画面21の一部に設定された新着報知部22において受信したことを報知する。報知としては、画面表示による報知の他、スピーカからの音声による報知、LEDなどの光による報知、などを含む。
【0036】
また、この実施形態のマッサージ機10は、上記操作器20に加えて、新着報知部22を有する端末器30を備えている。端末器30としては、画面を有するものでも、新着を報知するスピーカ、新着を報知するLEDなどを備えたものでもよい。端末器30は、マッサージ機10と無線通信(ブルートゥース(登録商標))2によって通信可能となっている。なお、端末器30は、マッサージ機10と他の形式の無線又は有線で接続されていてもよい。さらに、新着報知部22は、後述する緊急速報を受信したときには、緊急速報報知部25とすることができる。このような「新着報知部22」は、操作器20の他、独立した新着報知部22(端末器30など)、マッサージ機の一部、などとすることができる。独立した新着報知部22には、スマートフォン、タブレット端末などを含む。
【0037】
上記マッサージ機10は、上記施療部15の動作、後述する施療コースに応じた背凭れ部12の起倒角度などを制御する制御部17と、上記施療部15による施療内容が異なる複数の施療コースを記憶する記憶部16とが備えられている。制御部17は、例えば、CPU、ROM、RAMなどを有している。記憶部16は、例えば、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブなどを用いることができる。
【0038】
このように、通信サーバ41からマッサージ機10に関する新しい情報が送信されると、マッサージ機10は受信した新しい情報を新着報知部22に表示して、被施療者に新しい情報があることを知らせる。被施療者は、マッサージ機10の使用時に新着報知部22によって新しい情報が届いたことを確認できる。
【0039】
また、マッサージ機10は、位置情報部18を有している。マッサージ機10の位置情報は、マッサージ機10の位置情報部18から通信サーバ41に信号が送られ、通信サーバ41によって位置(地域)が特定される。マッサージ機10の位置(地域)の特定は、GPSや、利用している通信手段(例えば、WI-FIやLTEなどの通信手段)を利用した地域判別手段などを用いることができる。これにより、後述するように、マッサージ機10が位置する地域に緊急速報が発せられると、通信サーバ41からマッサージ機10に緊急速報が送信され、緊急速報報知部25によって被施療者に知らされる。
【0040】
(マッサージ機に関する新着情報の例)
マッサージ機10に関する新着情報としては、施療コースに関する更新情報、新しい施療コースに関する情報、及びシステムプログラムに関する更新情報、新しい音楽に関する情報、などを含む。なお、新着情報は、これらの例に限られるものではない。
【0041】
(施療コースに関する更新情報)
通信サーバ41は、制御部17にマッサージ機10の施療コースに関する更新情報を発信する。制御部17は、新着情報があることを操作器20の新着報知部22で報知する。なお、新着報知部22での報知は、この例のように被施療者が新着報知部22を選択するようにしてもよいが、被施療者が選択することなく、情報報知部23に更新情報の内容が報知されるようにできる。この例では、被施療者によって新着報知部22が選択されると、操作器20の画面21の情報報知部23に更新情報があることが報知される。この報知には、画面表示、音声案内、光の点灯などによる報知を含む。また、施療コースに関する機能追加などの更新情報も通信ネットワーク3を介して知ることができる。被施療者は、施療コースを更新するか否かを判断できる。そして、被施療者によって更新が決定されると、施療コースの更新データが通信ネットワーク3を介して通信サーバ41からダウンロードされる。そして、更新データは制御部17によってインストールされて、施療コースが更新される。これにより、マッサージ機10の施療コースを最新の状態にすることができる。
【0042】
このように、マッサージ機10に備えられている施療コースに関し、更新の必要があれば被施療者に対して情報報知部23に報知することができる。そして、被施療者は、更新するか否かを自らの判断で決定できる。
【0043】
(新しい施療コースに関する情報)
図5は、上記操作器20の画面21における新着報知例を示す正面図である。通信サーバ41は、制御部17にマッサージ機10に関する新しい施療コースに関する情報を発信する。制御部17は、新着情報があることを操作器20の新着報知部22で報知する。なお、この場合も、新着報知部22での報知は、この例のように被施療者が新着報知部22を選択するようにしてもよいが、被施療者が選択することなく、情報報知部23に新しい施療コースの内容が報知されるようにできる。この例では、被施療者によって新着報知部22が選択されると、操作器20の画面21の情報報知部23に新しい施療コースに関する情報があることが報知される。また、新しい施療コースに関する情報も通信ネットワーク3を介して知ることができる。この例では、「新着施療コースA」と「新着施療コースB」とがあることを知ることができる。また、それぞれの新着施療コースに関する内容と導入費用を確認することができる。被施療者は、この情報を確認し、新しい施療コースを導入するか否かを判断できる。そして、被施療者によって導入する新しい施療コースを選択して[決定]ボタン26が押されると、新しい施療コースのデータが通信ネットワーク3を介して通信サーバ41からダウンロードされる。そして、新しい施療コースのデータは、制御部17によってインストールされる。これにより、被施療者はすぐに新しい施療コースを利用することができる。
【0044】
このように、マッサージ機10の新しい施療コースに関し、被施療者に対して新着報知部22に報知して知らせることができる。そして、被施療者は、新着情報の新しい施療コースに関して情報報知部23に表示して確認し、新しい施療コースを導入するか否かを自らの判断で決定できる。
【0045】
なお、新しい音楽に関する情報も、上記新しい施療コースに関する情報と同様に、通信サーバ41からマッサージ機10に発信されて、マッサージ機10の新着報知部22で報知されるようにできる。新しい音楽(商品)の導入も、被施療者の自らの判断で決定できる。また、新着報知部22に報知される新着情報には、新しい健康食品などの商品に関する情報なども含めることができる。被施療者は、その新着情報を情報報知部23で確認し、自らの判断で商品の購入を決定できる。
【0046】
(システムプログラムに関する更新情報)
通信サーバ41は、制御部17にマッサージ機10のシステムプログラムに関する更新情報を発信する。制御部17は、システムプログラムの更新データの場合は、自動的に通信サーバ41からダウンロードして導入することができる。また、制御部17は、システムプログラムに関して更新することを新着報知部22に報知する。
【0047】
このように、マッサージ機10のシステムプログラムに関して通信サーバ41から制御部17に情報が発信されると、制御部17は、更新の必要があれば更新データが通信ネットワーク3を介してダウンロードされて更新することができる。これにより、マッサージ機10のシステムプログラムに関し、例えば、セキュリティの強化や、システムプログラムのバグを自動修正するようにアップデートするようにできる。
【0048】
この実施形態では、操作器20の情報報知部23に更新情報、新しい施療コースに関する情報、などを報知する例を説明したが、新着報知部22を有する端末器30を備えている場合、端末器30に情報報知部23を備えさせて、端末器30に更新情報、新しい施療コースに関する情報などを報知するようにしてもよい。
【0049】
(課金システムの構成)
図6は、上記情報ネットワークシステム1に課金システム50を含ませる例の構成図である。図示するように、マッサージ機10を使用する被施療者と、事業者40に加え、課金システム50を管理する通信事業者51が含まれる。課金システム50としては、被施療者に対して費用請求するシステムをいう。この例の場合、課金システム50として、通信事業者51による料金回収システムなどを利用できる。図示する例では、被施療者が購入を決定すると(S1)、事業者40から被施療者に対して購入の確認(S2)とデータの送信(S3)とが行われる。その後、事業者40から通信事業者51に対して費用請求(S4)がなされる。通信事業者51は、被施療者に対して通信費用などと共に事業者40に対する購入費用の請求を行い(S5)、被施療者は通信事業者51に対して支払いを行う(S6)。そして、通信事業者51から事業者40に対して、被施療者の購入費用が支払われる(S7)。
【0050】
このように、被施療者が、上記更新の決定、新しい施療コースの導入の決定、システムプログラムに関する更新、及び新着報知部22で報知された商品の購入、の少なくとも一つを決定することで、被施療者に対して課金システム50によって費用が請求される。被施療者は、施療コースに関する更新、新しい施療コースの導入、及びシステムプログラムの更新などを行って費用が発生した場合、課金システム50によって請求されるので、費用の支払いを容易に行うことができる。
【0051】
なお、課金システム50は、通信サーバ41を管理する事業者又は外部の事業者の他、事業者40が課金システム50を有するようにしてもよい。
【0052】
(情報機器としての構成)
図7は、上記操作器20における情報表示例を示す画面21の正面図である。図8は、図7に示す操作器20の情報を選択した画面表示例を示す正面図である。これらの図に基づいて、通信サーバ41からマッサージ機10に送信されて操作器20に表示される情報の一例を説明する。この実施形態では、上記操作器20は、上記制御部17を介して通信サーバ41と情報通信を行う情報機器としての機能と、情報を表示する画面21を更に有している。画面21は同一である。
【0053】
通信サーバ41は、上記制御部17に新着情報を発信する。制御部17は、新着情報があることを操作器20の新着報知部22で報知する。被施療者によって操作器20の新着報知部22が選択されると、操作器20の画面21に新着情報が表示される。被施療者は、画面21に表示される新着情報から必要な情報を選択部24で選択することができる。この例では、「気になる健康チェック(望診法)」を選択した場合を説明する。
【0054】
図8に示すように、操作器20で選択(決定)すると、「気になる健康チェック(望診法)」の画面が表示される。この例では、「顔の部位」、「顔色」、「爪」、「唇」、「舌」、「目の周り」、について健康チェックができるようになっている。
【0055】
例えば、「目の周り」を選択すると、図7に示す画面が表示される。「目の周りでわかる健康チェック」として、コメントが表示される。この例では、「三寒四温といいますが、急に寒くなる日があると体調不良になりがちではありませんか? 目の周りにでる不調のシグナルをチェックしましょう」と表示される。
そして、目の周りの状態に基づくコメントが表示される。この例では、
「まぶたが浮腫む・・・腎臓・胃腸弱・心臓のトラブル」、
「目の下にクマができる・・・疲労の蓄積と腎の衰え」、
「涙袋が大きい・・・水分、または脂質のとり過ぎ」、
などが表示される。なお、他の健康チェックに関する説明は省略する。また、上記健康チェックの項目は一例であり、異なった健康チェックとすることができる。
【0056】
このように、被施療者は、マッサージ機10の使用中に通信サーバ41から発信される情報を見ながら施療することができる。情報としては、健康に関する情報の他、新しい音楽、健康に関するアドバイス、健康器具の紹介、健康食品の紹介、などを含めることができる。被施療者は、これらの情報を選択することで、マッサージ機10の使用中に様々な情報を操作器20の画面21に表示させて見ることができる。このような機能を持たせることで、被施療者は、リラックスしながら施療を行うことができる。
【0057】
(緊急速報を受信する構成)
この実施形態のマッサージ機10は、GPSによって取得された位置情報部18を有している。通信サーバ41は、マッサージ機10の位置情報部18から、マッサージ機10が位置する地域を特定する情報を有する。なお、マッサージ機10の位置(地域)を特定する情報は、上記したように、GPSの他、利用している通信手段(例えば、WI-FIやLTEなどの通信手段)を利用した地域判別手段などを用いることができる。
【0058】
そして、通信サーバ41は、マッサージ機10の位置情報に対応する地域の緊急速報が発せられると、その緊急情報を上記制御部17に送信する。マッサージ機10の制御部17は、受信した緊急速報を緊急速報報知部25で被施療者に報知する。また、位置情報によらない緊急速報も、必要に応じて通信サーバ41から上記制御部17に送信され、受信した緊急速報を緊急速報報知部25で被施療者に報知すればよい。
【0059】
緊急速報報知部25としては、上記操作器20の画面21の一部とすることができる。また、この実施形態では、緊急速報報知部25を、操作器20以外に端末器30とすることができる。緊急速報報知部25は、マッサージ機10から独立した部分、マッサージ機の一部、などとすることができる。
【0060】
さらに、緊急速報の報知としては、画面表示による報知の他、音声による報知、光による報知、などとすることができる。例えば、赤灯を点滅させる、「緊急速報を受信しました、直ちに確認して下さい。」などの音声による報知を組み合わせることができる。このように構成すれば、被施療者は、施療中に緊急速報が発せられたことを容易に知ることができる。
【0061】
また、上記制御部17は、上記緊急速報を受信すると上記施療部15の動作を停止し、初期状態に復帰するようにできる。この施療部15の動作停止には、もみ玉の停止、空気袋の圧迫開放を含む。このようにすれば、マッサージ機10は緊急速報を受信すると施療を開始するときの状態に自動復帰する。このため、被施療者は、その後の行動を容易に行うことができる。
【0062】
さらに、この実施形態のマッサージ機10は、被施療者が着座する座部11と、座部11に着座した被施療者の上半身を後方から支持する背凭れ部12と、を有している椅子型マッサージ機10である。このため、制御部17は、緊急速報を受信すると、少なくとも背凭れ部12を起こすようにできる。このようにすれば、椅子型マッサージ機10の場合、緊急速報を受信すると被施療者が施療を開始する前の座部11に腰掛けた状態に復帰して、被施療者がその後の行動をしやすい状態にできる。
【0063】
(総括)
以上のように、上記マッサージ機10を備えた情報ネットワークシステム1によれば、被施療者がマッサージ機10の利用時にマッサージ機10に関する新着情報があることを知ることが可能となる。そして、被施療者はマッサージ機10に関する施療コースの更新、新しい施療コースの情報などを確認し、被施療者の判断で対応を決定することが可能となる。これにより、マッサージ機10の機能を、通信ネットワーク3を介して適切に保つことが可能となる。
【0064】
しかも、被施療者の判断でマッサージ機10の機能向上などを図ることができるので、被施療者が望む状態のマッサージ機10とすることが可能となる。
【0065】
また、緊急速報が発せられた場合に、被施療者が行動しやすいようにマッサージ機10を制御することもでき、緊急時に被施療者が行動しやすいようにすることも可能となる。
【0066】
なお、上記した実施形態では、座部11と背凭れ部12とを有し、背凭れ部12が起倒可能なマッサージ機10を例に説明したが、背凭れ部12の角度が固定されたマッサージ機や、椅子型マッサージ機以外のマッサージ機であっても適用でき、マッサージ機10の形式は上記実施形態に限定されるものではない。
【0067】
また、上記した実施形態では、通信ネットワーク3を介してマッサージ機10、通信サーバ41、事業者40が接続された例を説明したが、課金システム50を運用する通信事業者51も通信ネットワーク3に接続された構成でもよく、情報ネットワークシステム1は上記実施形態の構成に限定されるものではない。
【0068】
さらに、上記した実施形態は一例を示しており、通信サーバ41は事業者40と一体であっても、他の事業者が管理するサーバであってもよく、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0069】
1 情報ネットワークシステム
2 無線通信(ブルートゥース)
3 通信ネットワーク
10 マッサージ機
11 座部
12 背凭れ部
15 施療部(もみ玉ユニット)
16 記憶部
17 制御部
18 位置情報部
20 操作器
21 画面
22 新着報知部
23 情報報知部
24 選択部
25 緊急速報報知部
30 端末器
40 事業者
41 通信サーバ
50 課金システム
51 通信事業者

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2022-02-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被施療者によって選択される施療コースが表示される操作器によって操作されるマッサージ機の施療コース更新のための情報ネットワークシステムであって、
通信サーバが施療コースの更新情報を送信すると、被施療者によって選択される施療コースが表示される前記操作器の画面に前記更新情報を表示し、前記更新情報を表示した前記操作器において前記マッサージ機の施療コースの更新が決定されると、通信サーバからダウンロードされた更新データによって前記マッサージ機の施療コースを更新するよう構成されている
情報ネットワークシステム。
【請求項2】
被施療者によって選択される施療コースが表示される操作器によって操作されるマッサージ機の施療コース更新方法であって、
通信サーバが施療コースの更新情報を送信すると、被施療者によって選択される施療コースが表示される前記操作器の画面に前記更新情報を表示し、
前記更新情報を表示した前記操作器において前記マッサージ機の施療コースの更新が決定されると、通信サーバからダウンロードされた更新データによって前記マッサージ機の施療コースを更新する、
施療コース更新方法。
【請求項3】
被施療者によって選択される施療コースが表示される操作器によって操作されるマッサージ機に新しい施療コースを導入するための情報ネットワークシステムであって、
通信サーバが新しい施療コースに関する情報を送信すると、被施療者によって選択される施療コースが表示される前記操作器の画面に前記情報を表示し、前記情報を表示した前記操作器において新しい施療コースの導入が決定されると、通信サーバからダウンロードされた新しい施療コースのデータによって前記マッサージ機に新しい施療コースを導入するよう構成されている
情報ネットワークシステム。
【請求項4】
被施療者によって選択される施療コースが表示される操作器によって操作されるマッサージ機のための新しい施療コース導入方法であって、
通信サーバが新しい施療コースに関する情報を送信すると、被施療者によって選択される施療コースが表示される前記操作器の画面に前記情報を表示し、
前記情報を表示した前記操作器において新しい施療コースの導入が決定されると、通信サーバからダウンロードされた新しい施療コースのデータによって前記マッサージ機に新しい施療コースを導入する
新しい施療コース導入方法。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本発明は、情報ネットワークシステム、施療コース更新方法、及び新しい施療コース導入方法に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
療コースは、マッサージ機の製造時における内容から修正される場合がある。しかし、マッサージ機は、通常、家庭に設置される場合が多く、全てのマッサージ機に対してデータの更新があることを知らせるのは難しい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
そこで、本発明は、被施療者がマッサージ機の利用時に、マッサージ機の施療コースの更新ないし新しい施療コースがあることを知ることができ、被施療者が確認して施療コースの更新又は導入を決定できるようにすることを目的とする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明に係る情報ネットワークシステムは、被施療者によって選択される施療コースが表示される操作器によって操作されるマッサージ機の施療コース更新のための情報ネットワークシステムであって、通信サーバが施療コースの更新情報を送信すると、被施療者によって選択される施療コースが表示される前記操作器の画面に前記更新情報を表示し、前記更新情報を表示した前記操作器において前記マッサージ機の施療コースの更新が決定されると、通信サーバからダウンロードされた更新データによって前記マッサージ機の施療コースを更新するよう構成されている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
この構成により、通信サーバが施療コースの更新情報を送信すると、被施療者によって選択される施療コースが表示される前記操作器の画面に前記更新情報を表示して、被施療者に施療コースの更新を知らせることができる。被施療者は、マッサージ機の使用時に、被施療者によって選択される施療コースが表示される操作器の画面において、施療コースの更新情報を確認できる。被施療者は更新情報を確認し、施療コースを更新するか否かを判断して、更新を決定できる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
更新が決定」は、画面に表示される「決定」の選択、決定ボタンを押す操作、音声認識による操作などを含む
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
また、本発明に係る施療コース更新方法は、被施療者によって選択される施療コースが表示される操作器によって操作されるマッサージ機の施療コース更新方法であって、通信サーバが施療コースの更新情報を送信すると、被施療者によって選択される施療コースが表示される前記操作器の画面に前記更新情報を表示し、前記更新情報を表示した前記操作器において前記マッサージ機の施療コースの更新が決定されると、通信サーバからダウンロードされた更新データによって前記マッサージ機の施療コースを更新する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
本発明に係る情報ネットワークシステムは、被施療者によって選択される施療コースが表示される操作器によって操作されるマッサージ機に新しい施療コースを導入するための情報ネットワークシステムであって、通信サーバが新しい施療コースに関する情報を送信すると、被施療者によって選択される施療コースが表示される前記操作器の画面に前記情報を表示し、前記情報を表示した前記操作器において新しい施療コースの導入が決定されると、通信サーバからダウンロードされた新しい施療コースのデータによって前記マッサージ機に新しい施療コースを導入するよう構成されている。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
この構成により、通信サーバが新しい施療コースに関する情報を送信すると、被施療者によって選択される施療コースが表示される前記操作器の画面に前記情報を表示して、被施療者に新しい施療コースがあることを知らせることができる。被施療者は、マッサージ機の使用時に、被施療者によって選択される施療コースが表示される操作器の画面において、新しい施療コースに関する情報を確認できる。被施療者は新しい施療コースに関する情報を確認し、新しい施療コースを導入するか否かを判断して、導入を決定できる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
本発明に係る新しい施療コース導入方法は、被施療者によって選択される施療コースが表示される操作器によって操作されるマッサージ機のための新しい施療コース導入方法であって、通信サーバが新しい施療コースに関する情報を送信すると、被施療者によって選択される施療コースが表示される前記操作器の画面に前記情報を表示し、前記情報を表示した前記操作器において新しい施療コースの導入が決定されると、通信サーバからダウンロードされた新しい施療コースのデータによって前記マッサージ機に新しい施療コースを導入する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0029】
本発明によれば、被施療者がマッサージ機の利用時に、被施療者によって選択される施療コースが表示される操作器において、施療コースの更新又は新しい施療コースがあることを知ることができる。そして、被施療者又は施療コースの更新などの情報を確認し、被施療者の判断で対応を決定することが可能となる。