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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022061163
(43)【公開日】2022-04-18
(54)【発明の名称】プログラム、方法及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20220411BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020168979
(22)【出願日】2020-10-06
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-01-14
(71)【出願人】
【識別番号】520388583
【氏名又は名称】石井 宏一良
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】石井 宏一良
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC12
(57)【要約】
【課題】気象情報を詳細かつ分かりやすい形でユーザに提示する技術を提供する。
【解決手段】プロセッサを備えるコンピュータに処理を行わせるためのプログラムであって、前記プロセッサに、ユーザから場所及び時期の指定を受け付ける第1のステップと、前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップと、前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップと、を実行させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備えるコンピュータに処理を行わせるためのプログラムであって、前記プロセッサに、
ユーザから場所及び時期の指定を受け付ける第1のステップと、
前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップと、
前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップと、を実行させるプログラム。
【請求項2】
前記第3のステップにおいて、前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、当該気象情報に対応付けられた色で表示する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記第3のステップにおいて、前記第1の地点のそれぞれについて、第1の方向上に、前記日付の各時間帯を並べて配置するとともに、各時間帯の気象情報を連続的に表示する、請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記第3のステップにおいて、前記第1の方向と垂直する第2の方向上に、前記少なくとも1つの第1の地点を並べて配置する、請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記第2のステップにおいて、前記指定された場所との位置関係に基づき、前記第1の地点を特定する、請求項1から4のいずれかに記載のプログラム。
【請求項6】
前記第2のステップにおいて、前記指定された場所の属性との関連度に基づき、前記第1の地点を特定する、請求項1から5のいずれかに記載のプログラム。
【請求項7】
前記第1のステップにおいて、ユーザから、気象条件を指定する操作を受け付けて、
前記第2のステップにおいて、それぞれの前記第1地点の気象情報が、前記気象条件に適合する適合度を算出する、請求項1から6のいずれかに記載のプログラム。
【請求項8】
第1のステップにおいて、ユーザから、複数の気象条件と、複数の気象条件の優先度を指定する操作を受け付けて、
前記第3のステップにおいて、それぞれの前記第1地点の気象情報が、前記優先度を付けた気象条件に適合する適合度を算出する、請求項1から7のいずれかに記載のプログラム。
【請求項9】
前記適合度に基づき、前記第1の地点の表示順を決定する、請求項7又は8に記載のプログラム。
【請求項10】
ユーザから、複数の第1の地点のうちから、1つの第1の地点を指定する操作を受け付けて、過去の気象情報に基づき、前記指定された第1の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第2の地点として特定して提示し、
ユーザから、複数の第2の地点のうちから、1つの第2の地点を指定する操作を受け付けて、前記指定された第1の地点及び前記指定された第2の地点の予約を完了させる、請求項1から9のいずれかに記載のプログラム。
【請求項11】
ユーザから、複数の第2の地点のうちから、1つの第2の地点を指定する操作を受け付けて、過去の気象情報に基づき、前記指定された第1の地点及び前記指定された第2の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第3の地点として特定して提示し、
ユーザから、複数の第3の地点のうちから、1つの第3の地点を指定する操作を受け付けて、前記指定された第1の地点、前記指定された第2の地点、及び前記指定された第3の地点の予約を完了させる、請求項10に記載のプログラム。
【請求項12】
前記指定された第1の地点、前記指定された第2の地点、及び前記指定された第3の地点の、前記日付の各時間帯の気象情報を取得して、時系列に沿って連続的に表示する、請求項11に記載のプログラム。
【請求項13】
ユーザから、前記指定された第1の地点、前記指定された第2の地点、又は前記指定された第3の地点の予約をキャンセルするための操作を受け付けて、前記指定された第1の地点、前記指定された第2の地点、又は前記指定された第3の地点の予約をキャンセルさせる、請求項11又は12に記載のプログラム。
【請求項14】
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータにより実行される方法であって、
ユーザから場所及び時期の指定を受け付ける第1のステップと、
前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップと、
前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップと、を実行する方法。
【請求項15】
制御部を備える情報処理装置であって、前記制御部が、
ユーザから場所及び時期の指定を受け付ける第1のステップと、
前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップと、
前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップと、を実行する情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、方法及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、キャンプ、ゴルフ及び登山など、アウトドアレジャーの人気が高まっており、天気情報を参考にしてアウトドアの予定を立てることが多い。
【0003】
特許文献1には、所望の天気状態の連続する日付を容易に表示できる天気予報表示装置は記載されている。特許文献1に記載の発明では、日付毎に天気確率データを記憶させ、天気データ、日数データ及び期間データを入力することにより、入力された期間内における入力された日数の入力された天気データと同一の天気確率データを有する連続する日付を表示できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開1993-052965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、天気確率データは日付毎に平均化されており、ユーザが選択された都市のみの気象情報は提示されている。しかしながら、実際の場合、日付毎の気象情報を提示するよりも、1時間帯毎の気象情報を提示するなど、細かく提示することは望ましい。また、ユーザがアウトドアの予定を立てるとき、1つの地点だけではなく、複数の地点の気象情報を比較しながら意思決定をしたいというニーズもある。
【0006】
本発明は、上記状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、気象情報を詳細かつ分かりやすい形でユーザに提示する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施の形態によると、プロセッサを備えるコンピュータに処理を行わせるためのプログラムが提供される。前記プロセッサに、ユーザから場所及び時期の指定を受け付ける第1のステップと、前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップと、前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップと、を実行させる。
【0008】
一実施の形態によると、プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータにより実行される方法が提供される。ユーザから場所及び時期の指定を受け付ける第1のステップと、前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップと、前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップと、を実行する。
【0009】
一実施の形態によると、制御部を備える情報処理装置が提供される。前記制御部が、ユーザから場所及び時期の指定を受け付ける第1のステップと、前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップと、前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップと、を実行する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、気象情報を詳細かつ分かりやすい形でユーザに提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】第1の実施の形態のシステム1の全体の構成を示す図である。
図2】システム1を構成する端末装置10のブロック図である。
図3】システム1を構成するサーバ20の機能的な構成を示す図である。
図4】サーバ20が記憶する検索クエリデータベース281のデータ構造を示す図である。
図5】サーバ20が記憶する気象情報データベース282のデータ構造を示す図である。
図6】サーバ20が記憶する予約管理情報データベース283のデータ構造を示す図である。
図7】システム1により、検索クエリに基づき、気象情報をユーザに提示する流れの一例を示すフローチャートである。
図8】システム1により、地点の予約を管理する流れの一例を示すフローチャートである。
図9】端末装置10の画面例の図である。
図10】端末装置10の画面例の図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0013】
<第1の実施の形態>
<1 システム1の全体構成>
システム1は、ユーザにより指定された検索クエリに基づき、気象情報を提示するためのシステムである。図1は、システム1の全体の構成を示す図である。
【0014】
図1に示すように、システム1は、複数の端末装置(図1では端末装置10Aおよび端末装置10Bを示している。以下、総称して「端末装置10」ということもある)と、サーバ20とを含む。端末装置10とサーバ20とは、有線又は無線の通信規格を用いて、ネットワーク80を介して通信接続する。
【0015】
端末装置10は、各ユーザが操作する装置である。端末装置10は、例えば据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCなどにより実現される。この他に、端末装置10は、例えば、移動体通信システムに対応したスマートフォン、タブレット等の携帯端末であるとしてもよい。
【0016】
図1に端末装置10Bとして示すように、端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、記憶部16と、プロセッサ19とを備える。
【0017】
通信IF12は、端末装置10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等)である。出力装置14は、ユーザに対し情報を提示するための出力装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。メモリ15は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。記憶部16は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
【0018】
サーバ20は、検索クエリ、気象情報及び予約管理情報を管理する装置である。サーバ20は、ネットワーク80に接続されたコンピュータである。
【0019】
図1に示すように、サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
【0020】
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、および、ユーザに対し情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。メモリ25は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。ストレージ26は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
【0021】
<1.1 端末装置10の構成>
図2は、第1の実施の形態のシステム1を構成する端末装置10のブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、通信部121と、操作受付部130(タッチ・センシティブ・デバイス131およびディスプレイ132を含む)と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカ142と、位置情報センサ150と、カメラ160と、記憶部170と、制御部180と、を含む。端末装置10は、図2では特に図示していない機能及び構成(例えば、電力を保持するためのバッテリー、バッテリーから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路など)も有している。図2に示すように、端末装置10に含まれる各ブロックは、バス等により電気的に接続される。
【0022】
通信部121は、有線又は無線の通信規格を用いて、端末装置10Aが外部の装置と通信するための処理を行う。
【0023】
操作受付部130は、ユーザの入力操作を受け付けるための機構を有する。具体的には、操作受付部130は、タッチスクリーンとして構成され、タッチ・センシティブ・デバイス131と、ディスプレイ132とを含む。
【0024】
タッチ・センシティブ・デバイス131は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。タッチ・センシティブ・デバイス131は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、タッチパネルに対するユーザの接触位置を検出する。タッチ・センシティブ・デバイス131は、タッチパネルにより検出したユーザの接触位置を示す信号を入力操作として制御部180へ出力する。
【0025】
ディスプレイ132は、制御部180の制御に応じて、画像、動画、テキストなどのデータを表示する。ディスプレイ132は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。
【0026】
音声処理部140は、音声信号の変復調を行う。音声処理部140は、マイク141から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部180へ与える。また、音声処理部140は、音声信号をスピーカ142へ与える。音声処理部140は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク141は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部140へ与える。スピーカ142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
【0027】
位置情報センサ150は、端末装置10の位置を検出するセンサであり、例えばGPS(Global Positioning System)モジュールである。GPSモジュールは、衛星測位システムで用いられる受信装置である。衛星測位システムでは、少なくとも3個または4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュールが搭載される端末装置10の現在位置を検出する。
【0028】
カメラ160は、受光素子により光を受光して、撮影画像として出力するためのデバイスである。カメラ160は、例えば、カメラ160から撮影対象までの距離を検出できる深度カメラである。
【0029】
記憶部170は、例えばフラッシュメモリ等により構成され、端末装置10が使用するデータおよびプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部170は、ユーザ情報171を記憶する。
【0030】
ユーザ情報171は、端末装置10によりシステム1を利用しているユーザに関する情報である。ユーザ情報としては、ユーザを識別する情報(ユーザID)、ユーザの氏名、システム1を用いて気象情報を検索した履歴、及び、システム1を用いて地点を予約又はキャンセルした履歴等が含まれる。
【0031】
制御部180は、記憶部170に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、端末装置10の動作を制御する。制御部180は、例えば予め端末装置10にインストールされているアプリケーションである。制御部180は、プログラムに従って動作することにより、入力操作受付部181と、送受信部182と、検索部183と、予約管理部184としての機能を発揮する。
【0032】
入力操作受付部181は、タッチ・センシティブ・デバイス131等の入力装置に対するユーザの入力操作を受け付ける処理を行う。入力操作受付部181は、タッチ・センシティブ・デバイス131に対してユーザが指などを接触させた座標の情報に基づき、ユーザの操作がフリック操作であるか、タップ操作であるか、ドラッグ(スワイプ)操作であるか等の操作の種別を判定する。
【0033】
送受信部182は、端末装置10が、サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
【0034】
検索部183は、ユーザから、気象情報を検索するための検索クエリを入力する操作を受け付ける。検索クエリは、場所及び時期を指定する情報を含む。ここでいう場所は、位置が特定可能な領域であればよく、例えば、「関東地方」などの地域であってもよいし、「Aキャンプ場」などの施設であってもよい。また、ここでいる時期は、検索クエリの入力時以降の日付であり、一日であってもよいし、複数日であってもよい。
【0035】
また、検索部183は、ユーザから、気象条件を指定する操作を受け付けることとしてもよい。気象条件は、ユーザが所望する気象状態を示す情報である。例えば、ユーザは、「雪」、「晴れ」、「曇り」を気象条件として指定することが可能である。また、検索部183は、ユーザから、複数の気象条件について優先度を指定する操作を受け付けることとしてもよい。気象条件の優先度は、ユーザはそれぞれの気象状態を所望する度合いを示す情報である。例えば、ユーザは、優先度の高い順に「雪」、「晴れ」、「曇り」を気象条件として指定することが可能である。気象情報の優先度は、数値で指定されてよい。
【0036】
予約管理部184は、ユーザがシステム1を用いて地点を予約又はキャンセルする処理を行う。詳細は後述する。
【0037】
<1.2 サーバ20の機能的な構成>
図3は、サーバ20の機能的な構成を示す図である。図3に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
【0038】
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
【0039】
記憶部202は、サーバ20が使用するデータ及びプログラムを記憶する。記憶部202は、検索クエリデータベース281と、気象情報データベース282、及び予約管理情報データベース283を記憶する。
【0040】
検索クエリデータベース281は、各ユーザにより入力された検索クエリに関する情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0041】
気象情報データベース282は、各地点の気象情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0042】
予約管理情報データベース283は、各ユーザが地点を予約又はキャンセルした履歴を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0043】
制御部203は、サーバ20のプロセッサがプログラムに従って処理を行うことにより、各種モジュールとして示す機能を発揮する。
【0044】
受信制御モジュール2031は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
【0045】
送信制御モジュール2032は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
【0046】
検索クエリ受付モジュール2033は、サーバ20が端末装置10から、ユーザが入力した検索クエリを受け付ける処理を制御する。例えば、検索クエリ受付モジュール2033は、場所及び時期を指定する検索クエリを受け付ける。また、検索クエリ受付モジュール2033は、気象条件及び気象条件の優先度を指定する検索クエリを受け付けることとしてもよい。
【0047】
検索結果生成モジュール2034は、検索クエリにおける場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、検索クエリにおける時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得し、検索結果を生成する。具体的に、検索結果生成モジュール2034は、1日を複数の時間帯に分割し、それぞれの時間帯について気象情報を取得する。例えば、検索結果生成モジュール2034は、1時間毎に気象情報を取得してもよいし、6時間毎に気象情報を取得してもよいし。また、検索結果生成モジュール2034は、アプリケーションプログラミングインタフェース(API、Application Programming Interface)により、気象情報を公開するデータベースから、第1地点の気象情報を取得してよい。
【0048】
また、検索結果生成モジュール2034は、検索クエリに指定された場所との位置関係に基づき、第1の地点を特定してよい。例えば、ユーザは「関東地方」を場所として指定した場合、検索結果生成モジュール2034は、関東地方にある地点を第1の地点として特定する。なお、第1の地点は、検索クエリに指定された場所と同一な地点を含んでもよい。例えば、ユーザは「新宿区」を場所として指定した場合、検索結果生成モジュール2034は、新宿区と、新宿区から所定距離内にある地点を第1の地点として特定する。
【0049】
また、検索結果生成モジュール2034は、指定された場所の属性との関連度に基づき、第1の地点を特定してよい。場所の属性とは、場所の種類を示す情報であり、例えば、ユーザはあるキャンプ場を場所として指定した場合、検索結果生成モジュール2034は、当該キャンプ場を含む複数のキャンプ場を第1の地点として特定する。
【0050】
表示制御モジュール2035は、検索クエリに応答して、第1の地点の気象情報を端末装置10に表示させる処理を制御する。具体的に、表示制御モジュール2035は、第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、当該気象情報に対応付けられた色で表示する。例えば、表示制御モジュール2035は、第1の地点のそれぞれについて、日付の各時間帯の気象情報を時系列に沿って、当該気象情報に対応付けられた色で連続的に表示する。例えば、表示制御モジュール2035は、「晴れ」、「曇り」、「雨」などについて、それぞれ赤色、オレンジ色、黄色などの色でグラデーションをつけて表示してよい。なお、気象情報の表示はこれに限らず、異なる気象情報を区別可能な形で連続的に表示してもよい。例えば、第1の地点のそれぞれについて、日付の各時間帯の気象情報を時系列に沿って、当該気象情報に対応付けられた模様で表示したり、気象情報の数値に応じた高さの棒で表示したりしてよい。
【0051】
また、表示制御モジュール2035は、第1の地点のそれぞれについて、第1の方向上に、前記日付の各時間帯を並べて配置するとともに、各時間帯の気象情報を連続的に表示する。例えば、表示制御モジュール2035は、端末装置10の表示画面の横方向において、6時間毎に時間帯を区分した時間軸を配置し、当該時間軸において、各時間帯の気象情報に対応付けられた色を連続的に配置する。
【0052】
また、表示制御モジュール2035は、第1の方向と垂直する第2の方向上に、複数の第1の地点を並べて配置する。例えば、表示制御モジュール2035は、端末装置10の表示画面の縦方向において、複数の第1の地点を並べて配置し、端末装置10の表示画面の横方向において、それぞれの第1の地点の気象情報を表示する。なお、表示制御モジュール2035は、端末装置10の表示画面の横方向において、複数の第1の地点を並べて配置し、端末装置10の表示画面の縦方向において、それぞれの第1の地点の気象情報を表示してもよい。
【0053】
また、表示制御モジュール2035は、検索クエリに指定された気象条件に基づき、それぞれの第1の地点の気象情報が当該気象条件に適合する適合度を算出し、適合度に基づき第1の地点の表示順を決定してよい。例えば、ユーザは「関東地方」、「2020年6月1日」を指定し、「晴れ」を気象条件として指定した場合、表示制御モジュール2035は、関東地方にある各第1の地点の、2020年6月1日の各時間帯の気象情報を取得し、「晴れ」に該当する時間帯の割合に基づき、当該地点が2020年6月1日に「晴れ」に適合する適合度を算出する。そして、表示制御モジュール2035は、当該適合度が大きい順、第2の方向における複数の第1の地点の表示順を並べ替えてよい。
【0054】
また、表示制御モジュール2035は、検索クエリに指定された複数の気象条件と、複数の気象条件の優先度とに基づき、それぞれの前記第1地点の気象情報が、優先度を付けた気象条件に適合する適合度を算出し、適合度に基づき第1の地点の表示順を決定してよい。例えば、ユーザは「関東地方」、「2020年6月1日」を指定し、「晴れ」を優先度が最も高い気象条件、「曇り」を優先度が次に高い気象条件として指定した場合、表示制御モジュール2035は、関東地方にある各第1の地点の、2020年6月1日の各時間帯の気象情報を取得し、「晴れ」に「曇り」よりも重み付けを大きく施して、「晴れ」及び「曇り」に該当する時間帯の割合に基づき、当該地点が2020年6月1日に「晴れ」及び「曇り」に適合する適合度を算出する。そして、表示制御モジュール2035は、当該適合度が大きい順、第2の方向における複数の第1の地点の表示順を並べ替えてよい。
【0055】
相関度特定モジュール2036は、各地点の過去の気象情報の相関度を特定する処理を行う。具体的に、相関度特定モジュール2036は、ユーザから、複数の第1の地点のうちから、1つの第1の地点を指定する操作を受け付けて、過去の気象情報に基づき、指定された第1の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第2の地点として特定して提示する。例えば、相関度特定モジュール2036は、指定された第1の地点と、記憶部202に記憶している他の地点との、過去の同じ時間帯における気象情報を比較し、気象情報が同一となる度合に基づき、過去の気象情報の相関度を算出する。また、相関度特定モジュール2036は、例えば、指定された第1の地点と、記憶部202に記憶している他の地点との、過去1日~30日間の気象情報、過去の雨雲状態又は連続の天気状態を比較し、過去の気象情報が同一となる度合いに基づき、過去の気象情報の相関度を算出してよい。そして、相関度特定モジュール2036は、指定された第1の地点と過去の気象情報の相関度が所定値以下の複数の地点を、第2の地点として特定する。
【0056】
また、相関度特定モジュール2036は、さらに、ユーザから、複数の第2の地点のうちから、1つの第2の地点を指定する操作を受け付けて、過去の気象情報に基づき、指定された第1の地点及び指定された第2の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第3の地点として特定して提示してもよい。例えば、相関度特定モジュール2036は、指定された第1の地点及び指定された第2の地点と、記憶部202に記憶している他の地点との、過去の同じ時間帯における気象情報を比較し、気象情報が同一となる度合に基づき、過去の気象情報の相関度を算出する。そして、相関度特定モジュール2036は、指定された第1の地点及び指定された第2の地点と過去の気象情報の相関度が所定値以下の複数の地点を、第3の地点として特定する。なお、相関度特定モジュール2036は、地点の間の位置関係に関らず、互いに過去の気象情報の相関度が低い地点を特定してよい。例えば、ユーザは関東地方のキャンプ場を第1の地点として指定した場合、相関度特定モジュール2036は、関西地方のキャンプ場を第2の地点又は第3の地点として特定してよい。
【0057】
なお、相関度特定モジュール2036は、地点の間の位置関係に関らず、互いに過去の気象情報の相関度が低い地点を特定してよい。例えば、ユーザは関東地方のキャンプ場を第1の地点として指定した場合、相関度特定モジュール2036は、関西地方のキャンプ場を第2の地点又は第3の地点として特定してよい。
【0058】
予約管理モジュール2037は、地点の予約を管理する処理を行う。具体的に、予約管理モジュール2037は、ユーザが第1の地点及び第2の地点をそれぞれ1つ指定する操作に応答して、指定された第1の地点及び第2の地点の予約を完了させる。また、予約管理モジュール2037は、ユーザが第1の地点、第2の地点、第3の地点をそれぞれ1つ指定する操作に応答して、指定された第1の地点、第2の地点、及び第3の地点の予約を完了させてもよい。なお、ここでいう「予約」は、候補地を提示して予定や計画を立てる処理であって良くて、例えば、地点を仮予約するのみで、予定の実行の確保を行わない状態であってよい。また、予約した地点数はこれに限らず、互いに過去の気象情報の相関度が低い地点を複数予約すればよい。例えば、予約管理モジュール2037は、上記第3の地点を特定してユーザに選択させる処理を繰り返し、第4の地点、第5の地点などを特定してユーザに選択させて、予約を完了してもよい。
【0059】
また、予約管理モジュール2037は、表示制御モジュール2035を介して、指定された第1の地点及び第2の地点の、指定された日付の各時間帯の気象情報を取得して、時系列に沿って連続的に表示する。例えば、予約管理モジュール2037は、指定された第1の地点及び第2の地点の、指定された日付の各時間帯の気象情報をリアルタイムに取得し、当該気象情報に対応付けられた色で連続的に表示する。また、第3の地点も指定された場合、予約管理モジュール2037は、指定された第1の地点、第2の地点及び第3の地点の、指定された日付の各時間帯の気象情報を取得して、時系列に沿って連続的に表示する。
【0060】
また、予約管理モジュール2037は、ユーザから、指定された第1の地点又は第2の地点の予約をキャンセルするための操作を受け付けて、指定された第1の地点又は第2の地点をキャンセルさせる。また、第3の地点も指定された場合、予約管理モジュール2037は、ユーザから、指定された第1の地点、第2の地点又は第3の地点の予約をキャンセルするための操作を受け付けて、指定された第1の地点、第2の地点又は第3の地点をキャンセルさせてもよい。
【0061】
<2 データ構造>
図4は、サーバ20が記憶する検索クエリデータベース281のデータ構造を示す図である。
【0062】
図4に示すように、検索クエリデータベース281のレコードのそれぞれは、項目「ユーザID」と、項目「検索ID」と、項目「検索クエリ」とを含む。
【0063】
項目「ユーザID」は、それぞれのユーザを識別する情報である。ユーザIDは、他のデータベース間において情報を紐づけるためのキーとして利用される。
【0064】
項目「検索ID」は、それぞれの検索クエリを識別するための情報である。
【0065】
項目「検索クエリ」は、それぞれの検索クエリに含まれる情報である。項目「検索クエリ」は、項目「場所」、「時期」、「気象条件」を含む。
【0066】
項目「場所」は、ユーザがどこの気象情報を検索したいのかを示す情報である。項目「場所」は、位置が特定可能な領域であればよく、例えば、「関東地方」などの地域であってもよいし、「Aキャンプ場」など、予約可能な施設であってもよい。
【0067】
項目「時期」は、ユーザがいつの気象情報を検索したいのかを示す情報である。項目「時期」は、検索クエリの入力時以降の日付であり、一日であってもよいし、複数日であってもよい。
【0068】
項目「気象条件」は、ユーザが所望する気象状態、及びそれぞれの気象状態を所望する度合い(優先度)を示す情報である。
【0069】
サーバ20は、各端末装置10と通信しながら、検索クエリデータベース281を更新する。
【0070】
図5は、サーバ20が記憶する気象情報データベース282のデータ構造を示す図である。
【0071】
図5に示すように、気象情報データベース282のレコードのそれぞれは、項目「地点ID」、項目「地点名称」、項目「日付と時間帯」を含む。
【0072】
項目「地点ID」は、それぞれの地点を識別する情報である。地点IDは、他のデータベース間において情報を紐づけるためのキーとして利用される。
【0073】
項目「地点名称」は、どこの気象情報であるのかを示す情報である。項目「地点」は、位置が特定可能な領域であればよく、「市町村X」などの地域であってもよいし、「Aキャンプ場」などの施設であってもよい。サーバ20は、検索クエリに含まれる場所に関する情報に基づき、気象情報データベース282が記憶している地点から、当該場所に関連付けられた地点を第1の地点として抽出する。
【0074】
項目「日付と時間帯」は、いつの気象情報であるのかを示す情報である。サーバ20は、各日付の気象情報については、当該日付の複数の時間帯の気象を記憶し、例えば、図5に示すように、2020年6月1日の1日の気象情報を、6時間単位で4個の時間帯に分けて記憶する。なお、時間帯は6時間毎に限らず、1時間単位、30分単位、15分単位など、気象情報により定められる時間幅に従うこととしてもよい。
【0075】
また、図5に示すように、サーバ20は、それぞれの時間帯の気象情報について、天気(気温、湿度、風、雲量、視程、雨、雪、雷などの気象に関係する要素を総合した大気の状態。例えば、晴れ、曇りが挙げられる)、気温、風速を記憶している。なお、これに限らず、サーバ20は、気象情報として、降水確率、UV情報、湿度、気圧、日射量、放射線量、スモッグ量、黄砂量、蚊の発生度合いなどを記憶してもよい。
【0076】
サーバ20は、例えばアプリケーションプログラミングインタフェース(API、Application Programming Interface)により、気象情報を公開するデータベースと通信しながら、気象情報データベース282を更新する。
【0077】
図6は、サーバ20が記憶する予約管理情報データベース283のデータ構造を示す図である。
【0078】
図6に示すように、予約管理情報データベース283のレコードのそれぞれは、項目「ユーザID」、項目「予約した地点」、「キャンセルした地点」を含む。
【0079】
項目「ユーザID」は、それぞれのユーザを識別する情報である。
【0080】
項目「予約した地点」は、それぞれのユーザがシステム1により予約した地点の地点IDを示す情報である。また、サーバ20は、ユーザがこれらの地点を予約した日時に関する情報を記憶してよい。
【0081】
項目「キャンセルした地点」は、それぞれのユーザがシステム1によりキャンセルした地点の地点IDを示す情報である。また、サーバ20は、ユーザがこれらの地点をキャンセルした日時に関する情報を記憶してよい。
【0082】
サーバ20は、各端末装置10と通信しながら、予約管理情報データベース283を更新する。
【0083】
<3 動作>
<3.1 気象条件の検索結果を提示する処理>
以下、図7を参照しながら、システム1により、検索クエリに基づき、気象情報をユーザに提示する処理の一例について説明する。
【0084】
ステップS711において、端末装置10の検索部183は、ユーザから、気象情報を検索するために指定した、場所及び時期及を含む検索クエリを受け付けて、サーバ20に送付する。なお、検索クエリは、ユーザが所望する気象条件、及びそれぞれの気象条件の優先度に関する情報を含むこととしてもよい。
【0085】
ステップS721において、サーバ20の検索クエリ受付モジュール2033は、端末装置10から検索クエリを受け付ける。
【0086】
ステップS722において、サーバ20の検索結果生成モジュール2034は、検索クエリに基づき、少なくとも1つの第1の地点の気象情報を取得する。具体的に、検索結果生成モジュール2034は、検索クエリにおける場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、検索クエリにおける時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得し、検索結果を生成する。
【0087】
また、検索結果生成モジュール2034は、1日を複数の時間帯に分割し、それぞれの時間帯について気象情報を取得する。例えば、検索結果生成モジュール2034は、1時間毎に気象情報を取得してもよいし、6時間毎に気象情報を取得してもよいし。また、検索結果生成モジュール2034は、アプリケーションプログラミングインタフェース(API、Application Programming Interface)により、気象情報を公開するデータベースから、第1地点の気象情報を取得してよい。
【0088】
また、検索結果生成モジュール2034は、検索クエリに指定された場所との位置関係に基づき、第1の地点を特定してよい。例えば、ユーザは「関東地方」を場所として指定した場合、検索結果生成モジュール2034は、関東地方にある地点を第1の地点として特定する。なお、第1の地点は、検索クエリに指定された場所と同一な地点を含んでもよい。例えば、ユーザは「新宿区」を場所として指定した場合、検索結果生成モジュール2034は、新宿区と、新宿区から所定距離内にある地点を第1の地点として特定する。
【0089】
また、検索結果生成モジュール2034は、指定された場所の属性との関連度に基づき、第1の地点を特定してよい。場所の属性とは、場所の種類を示す情報であり、例えば、ユーザはあるキャンプ場を場所として指定した場合、検索結果生成モジュール2034は、当該キャンプ場を含む複数のキャンプ場を第1の地点として特定する。
【0090】
ステップS723において、サーバ20の表示制御モジュール2035は、第1の地点のそれぞれについて、各時間帯の気象情報を時系列に沿って連続的に表示させる。具体的に、表示制御モジュール2035は、第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、当該気象情報に対応付けられた色で表示する。例えば、表示制御モジュール2035は、第1の地点のそれぞれについて、日付の各時間帯の気象情報を時系列に沿って、当該気象情報に対応付けられた色で連続的に表示する。例えば、表示制御モジュール2035は、「晴れ」、「曇り」、「雨」などについて、それぞれ赤色、オレンジ色、黄色などの色でグラデーションをつけて表示してよい。
【0091】
これにより、ユーザが入力した場所に関連付けられた少なくとも1つの地点の気象情報を、詳細かつ分かりやすい形で提示することができる。
【0092】
また、表示制御モジュール2035は、第1の地点のそれぞれについて、第1の方向上に、前記日付の各時間帯を並べて配置するとともに、各時間帯の気象情報を連続的に表示する。例えば、表示制御モジュール2035は、端末装置10の表示画面の横方向において、6時間毎に時間帯を区分した時間軸を配置し、当該時間軸において、各時間帯の気象情報に対応付けられた色を連続的に配置する。
【0093】
また、表示制御モジュール2035は、第1の方向と垂直する第2の方向上に、複数の第1の地点を並べて配置する。例えば、表示制御モジュール2035は、端末装置10の表示画面の縦方向において、複数の第1の地点を並べて配置し、端末装置10の表示画面の横方向において、それぞれの第1の地点の気象情報を表示する。なお、表示制御モジュール2035は、端末装置10の表示画面の横方向において、複数の第1の地点を並べて配置し、端末装置10の表示画面の縦方向において、それぞれの第1の地点の気象情報を表示してもよい。
【0094】
これにより、少なくとも1つの地点の気象情報を、詳細かつ分かりやすい形で提示するとともに、これらの地点の気象情報の比較を簡単にすることができる。
【0095】
また、表示制御モジュール2035は、検索クエリに指定された気象条件に基づき、それぞれの第1の地点の気象情報が当該気象条件に適合する適合度を算出し、適合度に基づき第1の地点の表示順を決定してよい。例えば、ユーザは「関東地方」、「2020年6月1日」を指定し、「晴れ」を気象条件として指定した場合、表示制御モジュール2035は、関東地方にある各第1の地点の、2020年6月1日の各時間帯の気象情報を取得し、「晴れ」に該当する時間帯の割合に基づき、当該地点が2020年6月1日に「晴れ」に適合する適合度を算出する。そして、表示制御モジュール2035は、当該適合度が大きい順、第2の方向における複数の第1の地点の表示順を並べ替えてよい。
【0096】
また、表示制御モジュール2035は、検索クエリに指定された複数の気象条件と、複数の気象条件の優先度とに基づき、それぞれの前記第1地点の気象情報が、優先度を付けた気象条件に適合する適合度を算出し、適合度に基づき第1の地点の表示順を決定してよい。例えば、ユーザは「関東地方」、「2020年6月1日」を指定し、「晴れ」を優先度が最も高い気象条件、「曇り」を優先度が次に高い気象条件として指定した場合、表示制御モジュール2035は、関東地方にある各第1の地点の、2020年6月1日の各時間帯の気象情報を取得し、「晴れ」に「曇り」よりも重み付けを大きく施して、「晴れ」及び「曇り」に該当する時間帯の割合に基づき、当該地点が2020年6月1日に「晴れ」及び「曇り」に適合する適合度を算出する。そして、表示制御モジュール2035は、当該適合度が大きい順、第2の方向における複数の第1の地点の表示順を並べ替えてよい。
【0097】
これにより、ユーザが指定した気象条件に適合する地点を特定し、ユーザの好みの気象条件に合いそうな地点を絞り込んで提示することができる。また、ユーザが指定した気象条件に適合する適合度に基づき、複数の地点の表示順を並べ替えることにより、優先度の高い気象条件に適合する地点を上位に表示し、視認性を向上させることができる。
【0098】
ステップS712において、端末装置10は、サーバ20から受信して、第1の地点のそれぞれについて、各時間帯の気象情報を時系列に沿って連続的に表示する。
【0099】
<3.2 地点の予約を管理する処理>
以下、図8を参照しながら、システム1により、地点の予約を管理する処理の一例について説明する。
【0100】
ステップS811において、端末装置10の予約管理部184は、ユーザから、複数の第1の地点のうちから、1つの第1の地点を指定する操作を受け付ける。
【0101】
ステップS821において、サーバ20の相関度特定モジュール2036は、ステップS811における操作に応答し、過去の気象情報に基づき、指定された第1の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第2の地点として特定して提示する。例えば、相関度特定モジュール2036は、指定された第1の地点と、記憶部202に記憶している他の地点との、過去の同じ時間帯における気象情報を比較し、気象情報が同一となる度合に基づき、過去の気象情報の相関度を算出する。そして、相関度特定モジュール2036は、指定された第1の地点と過去の気象情報の相関度が所定値以下の複数の地点を、第2の地点として特定する。
【0102】
ステップS812において、端末装置10の予約管理部184は、ユーザから、複数の第2の地点のうちから、1つの第2の地点を指定する操作を受け付ける。
【0103】
ステップS822において、サーバ20の相関度特定モジュール2036は、ステップS812における操作に応答し、過去の気象情報に基づき、指定された第1の地点及び指定された第2の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第3の地点として特定して提示する。例えば、相関度特定モジュール2036は、指定された第1の地点及び指定された第2の地点と、記憶部202に記憶している他の地点との、過去の同じ時間帯における気象情報を比較し、気象情報が同一となる度合に基づき、過去の気象情報の相関度を算出する。そして、相関度特定モジュール2036は、指定された第1の地点及び指定された第2の地点と過去の気象情報の相関度が所定値以下の複数の地点を、第3の地点として特定する。
【0104】
ステップS813において、端末装置10の予約管理部184は、ユーザから、複数の第3の地点のうちから、1つの第3の地点を指定する操作を受け付ける。
【0105】
ステップS823において、サーバ20の予約管理モジュール2037は、ステップS813における操作に応答し、指定された第1の地点、指定された第2の地点、及び指定された第3の地点の予約を完了させる。なお、予約管理モジュール2037は、ステップS822、ステップS813を行わずに、指定された第1の地点及び指定された第2の地点のみの予約を完了させてもよい。
【0106】
これにより、過去の気象情報に基づき、互いに気象情報の相関度が低い複数の地点を絞り込んで提示し、ユーザが選択した複数の地点の予約を簡単に完成させることができる。
【0107】
ステップS824において、サーバ20の予約管理モジュール2037は、表示制御モジュール2035を介して、指定された第1の地点、第2の地点及び第3の地点の、指定された日付の各時間帯の気象情報を取得して、時系列に沿って連続的に表示する。例えば、予約管理モジュール2037は、指定された第1の地点、第2の地点、及び第3の地点の、指定された日付の各時間帯の気象情報をリアルタイムに取得し、当該気象情報に対応付けられた色で連続的に表示する。
【0108】
これにより、予約した複数の地点の気象情報をリアルタイムに更新し、詳細かつ分かりやすい形で提示することができる。
【0109】
ステップS814において、端末装置10の予約管理部184は、ユーザから、指定された第1の地点、指定された第2の地点、又は指定された第3の地点の予約をキャンセルするための操作を受け付ける。
【0110】
ステップS824において、サーバ20の予約管理モジュール2037は、ステップS814における操作に応答し、指定された第1の地点、指定された第2の地点、又は指定された第3の地点の予約をキャンセルさせる。
【0111】
これにより、ユーザは予約された複数の地点の予約を管理し、好みの気象条件に合わない地点の予約をキャンセルすることができる。そのため、ユーザは出発時に、リアルタイムに更新されている気象情報に応じて柔軟に最適な地点を選ぶことができる。
【0112】
また、予約された複数の地点の気象情報の関連度が低いので、予約された複数の地点に、ユーザの好みの気象条件に合う地点が存在する可能性を大きくすることができる。そのため、ユーザは予定通りの出発時間でプラン実行を行うことができて、目的地の再検索の手間を省くことができる。
【0113】
<4 画面例>
図9図10は、端末装置10の画面例を示す図である。
【0114】
図9は、ユーザの検索クエリに応答して、複数の第1の地点の気象情報を提示する局面を示す図である。図9に示すように、ユーザの端末装置10において、検索クエリを入力する領域A1と、検索結果を表示する領域B1は表示されている。
【0115】
領域A1において、場所を指定する領域A11、時期を指定する領域A12、気象条件を指定する領域A13、他の条件を指定する領域A14、及び、検索を実行するためのボタンA15は表示されている。また、気象条件を指定する領域A13において、ユーザは、縦向きバーをスライドすることにより、気象条件の優先度を指定することができる。例えば、図9には、「晴れ」を優先度が最も高い気象条件、「曇り」を優先度が次に高い気象条件、「小雨」を優先度が最も低い気象条件として指定した局面を示している。なお、ユーザは各気象条件について数値を入力することにより、各気象条件の優先度を指定してもよい。例えば、数値が高ければ高いほど、気象条件の優先度が高いとしてよい。
【0116】
領域B1において、ユーザが入力した場所に関連付けられた複数の第1地点を表示する領域B11、複数の第1の地点の気象情報を表示する領域B12、及び、地点を予約するためのボタンは表示されている。
【0117】
領域B11において、縦方向に、ユーザが入力した場所に関連付けられた複数の第1地点は表示されている。図9には、第1の地点は、キャンプ場など、予約可能な施設であることが例示されている。
【0118】
領域B12において、横方向に、それぞれの第1の地点の、指定された日付の各時間帯の気象情報は、時系列に沿って連続的に表示されている。なお、図示されていないが、各時間帯の気象情報は、当該気象情報に対応付けられた色で表示されている。例えば、「晴れ」、「曇り」、「小雨」、「大雨」について、それぞれ赤色、オレンジ色、黄色、緑色でグラデーションをつけて表示されている。また、各時間帯の気象情報は、当該気象情報に対応付けられた天気マーク又は文字で表示したりしてもよい。また、それぞれの第1の地点の価格、及び、ユーザの現在地との距離などは表示されている。
【0119】
これにより、複数の地点の気象情報を、詳細かつ分かりやすい形で提示するとともに、これらの地点の気象情報の比較を簡単にすることができる。
【0120】
また、領域B12において、ユーザが指定した気象条件に適合する適合度に基づき、複数の地点の表示順を並べ替えるボタンB121は表示されている。これにより、ユーザの好みの気象条件に合いそうな地点(優先度が高い気象条件に適合する地点)を絞り込んで上位に表示し、視認性を向上させることができる。
【0121】
領域B13において、それぞれの第1の地点を指定して予約するためのボタンは表示されている。ユーザはD海水浴場を指定して予約すると、サーバ20は、ユーザに指定された第1の地点と気象情報の相関度が低い地点を特定する。
【0122】
図10は、ユーザにより指定され、互いに気象情報の相関度が低い複数の地点の予約が完了した局面を示す図である。ユーザは、図9に示された複数の第1の地点から1つの第1の地点(例えば、D海水浴場)を指定すると、当該第1の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第2の地点として特定して提示する。ユーザは、複数の第2の地点から1つの第2の地点(例えば、A農場)を指定すると、サーバ20は、指定された第1の地点及び第2地点(例えば、D海水浴場及びA農場)と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第3の地点として特定して提示する。ユーザは、複数の第3の地点から1つの第3の地点(例えば、Gキャンプ場)を指定すると、サーバ20は、指定された第1の地点、第2の地点及び第3地点(例えば、D海水浴場、A農場及びGキャンプ場)の予定を完了させる。
【0123】
また、図10の領域C1に示すように、指定された第1の地点、第2の地点及び第3地点の気象情報はリアルタイムに取得され、図9と同様に、時系列に沿って連続的に表示されている。また、各時間帯の気象情報は、当該気象情報に対応付けられた色で表示したり、天気マーク又は文字で表示したりしてもよい。なお、ここでいう第1の地点、第2の地点及び第3の地点の表示順は特に限定されず、入れ替えることも可能である。
【0124】
これにより、互いに気象情報の相関度が低い複数の地点の予約を簡単に完成させることができる。
【0125】
また、領域C2において、ユーザから、予約した地点をキャンセルするボタンは表示されている。これにより、ユーザは予約した複数の地点の予約を管理し、好みの気象条件に合わない地点の予約をキャンセルすることができる。そのため、ユーザは出発時に、リアルタイムに更新されている気象情報に応じて柔軟に最適な地点を選ぶことができる。
【0126】
また、図10の領域C3において、ユーザから、予約した地点を全てキャンセルするボタンは表示されている。これにより、ユーザは予約を簡単に管理することができる。また、図10の領域C4において、ユーザがお気に入りに登録した地点の気象情報を確認するためのボタンは表示されている。これにより、お気に入りに登録した地点の、指定された日付の各時間帯の気象情報をリアルタイムに取得し、時系列に沿って連続的に表示することができる。
【0127】
また、予約された複数の地点の気象情報の関連度が低いので、予約した複数の地点に、ユーザの好みの気象条件に合う地点が存在する可能性を大きくすることができる。そのため、ユーザは予定通りの出発時間でプラン実行を行うことができて、目的地の再検索の手間を省くことができる。
【0128】
<付記>
以上の各実施の形態で説明した事項を以下に付記する。
【0129】
(付記1)プロセッサを備えるコンピュータに処理を行わせるためのプログラムであって、前記プロセッサに、ユーザから場所及び時期の指定を受け付ける第1のステップ(ステップS711、S721)と、前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップ(ステップS722)と、前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップ(ステップS723、S712)と、を実行させるプログラム。
【0130】
(付記2)前記第3のステップにおいて、前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、当該気象情報に対応付けられた色で表示する、(付記1)に記載のプログラム。
【0131】
(付記3)前記第3のステップにおいて、前記第1の地点のそれぞれについて、第1の方向上に、前記日付の各時間帯を並べて配置するとともに、各時間帯の気象情報を連続的に表示する、(付記1)又は(付記2)に記載のプログラム。
【0132】
(付記4)前記第3のステップにおいて、前記第1の方向と垂直する第2の方向上に、前記少なくとも1つの第1の地点を並べて配置する、(付記3)に記載のプログラム。
【0133】
(付記5)前記第2のステップにおいて、前記指定された場所との位置関係に基づき、前記第1の地点を特定する、(付記1)から(付記4)のいずれかに記載のプログラム。
【0134】
(付記6)前記第2のステップにおいて、前記指定された場所の属性との関連度に基づき、前記第1の地点を特定する、(付記1)から(付記5)のいずれかに記載のプログラム。
【0135】
(付記7)前記第1のステップにおいて、ユーザから、気象条件を指定する操作を受け付けて、前記第2のステップにおいて、それぞれの前記第1地点の気象情報が、前記気象条件に適合する適合度を算出する、(付記1)から(付記6)のいずれかに記載のプログラム。
【0136】
(付記8)第1のステップにおいて、ユーザから、複数の気象条件と、複数の気象条件の優先度を指定する操作を受け付けて、前記第3のステップにおいて、それぞれの前記第1地点の気象情報が、前記優先度を付けた気象条件に適合する適合度を算出する、(付記1)から(付記7)のいずれかに記載のプログラム。
【0137】
(付記9)前記適合度に基づき、前記第1の地点の表示順を決定する、(付記7)又は(付記8)に記載のプログラム。
【0138】
(付記10)ユーザから、複数の第1の地点のうちから、1つの第1の地点を指定する操作を受け付けて(ステップS811)、過去の気象情報に基づき、前記指定された第1の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第2の地点として特定して提示し(ステップS821)、ユーザから、複数の第2の地点のうちから、1つの第2の地点を指定する操作を受け付けて(ステップS812)、前記指定された第1の地点及び前記指定された第2の地点の予約を完了させる(ステップS823)、(付記1)から(付記9)のいずれかに記載のプログラム。
【0139】
(付記11)ユーザから、複数の第2の地点のうちから、1つの第2の地点を指定する操作を受け付けて(ステップS812)、過去の気象情報に基づき、前記指定された第1の地点及び前記指定された第2の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第3の地点として特定して提示し(ステップS822)、ユーザから、複数の第3の地点のうちから、1つの第3の地点を指定する操作を受け付けて(ステップS813)、前記指定された第1の地点、前記指定された第2の地点、及び前記指定された第3の地点の予約を完了させる(ステップS823)、(付記10)に記載のプログラム。
【0140】
(付記12)前記指定された第1の地点、前記指定された第2の地点、及び前記指定された第3の地点の、前記日付の各時間帯の気象情報を取得して、時系列に沿って連続的に表示する(ステップS824)、(付記11)に記載のプログラム。
【0141】
(付記13)ユーザから、前記指定された第1の地点、前記指定された第2の地点、又は前記指定された第3の地点の予約をキャンセルするための操作を受け付けて(ステップS814)、前記指定された第1の地点、前記指定された第2の地点、又は前記指定された第3の地点の予約をキャンセルさせる(ステップS825)、(付記11)又は(付記12)に記載のプログラム。
【符号の説明】
【0142】
10 端末装置、20 サーバ、80 ネットワーク、12 通信IF、13 入力装置、14 出力装置、15 メモリ、16 記憶部、19 プロセッサ、171 ユーザ情報、201 通信部、202 記憶部、281 検索クエリデータベース、282 気象情報データベース、283 予約管理情報データベース、203 制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2021-05-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備えるコンピュータに処理を行わせるためのプログラムであって、前記プロセッサに、
ユーザから場所時期、及び気象条件の指定を検索クエリとして受け付ける第1のステップと、
前記検索クエリを受け付けることに応答して、当該検索クエリとして指定された前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップと、
前記検索クエリとして、前記ユーザの趣味についての指定を受け付けずとも、前記検索クエリを受け付けることに応答して、前記第1の地点のそれぞれについて、前記ユーザが指定した前記気象条件に合致する地点を優先して、当該第1の地点の種類の情報とともに、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップと、を実行させるプログラム。
【請求項2】
前記第3のステップにおいて、前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、当該気象情報に対応付けられた色で表示する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記第3のステップにおいて、前記第1の地点のそれぞれについて、第1の方向上に、前記日付の各時間帯を並べて配置するとともに、各時間帯の気象情報を連続的に表示する、請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記第3のステップにおいて、前記第1の方向と垂直する第2の方向上に、前記少なくとも1つの第1の地点を並べて配置する、請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記第2のステップにおいて、前記指定された場所との位置関係に基づき、前記第1の地点を特定する、請求項1から4のいずれかに記載のプログラム。
【請求項6】
前記第2のステップにおいて、前記指定された場所の属性との関連度に基づき、前記第1の地点を特定する、請求項1から5のいずれかに記載のプログラム。
【請求項7】
前記第1のステップにおいて、ユーザから、気象条件を指定する操作を受け付けて、
前記第2のステップにおいて、それぞれの前記第1地点の気象情報が、前記気象条件に適合する適合度を算出する、請求項1から6のいずれかに記載のプログラム。
【請求項8】
第1のステップにおいて、ユーザから、複数の気象条件と、複数の気象条件の優先度を指定する操作を受け付けて、
前記第3のステップにおいて、それぞれの前記第1地点の気象情報が、前記優先度を付けた気象条件に適合する適合度を算出する、請求項1から7のいずれかに記載のプログラム。
【請求項9】
前記適合度に基づき、前記第1の地点の表示順を決定する、請求項7又は8に記載のプログラム。
【請求項10】
プロセッサを備えるコンピュータに処理を行わせるためのプログラムであって、前記プロセッサに、
ユーザから場所及び時期の指定を受け付ける第1のステップと、
前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップと、
前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップと、を実行し、
ユーザから、複数の第1の地点のうちから、1つの第1の地点を指定する操作を受け付けて、過去の気象情報に基づき、前記指定された第1の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第2の地点として特定して提示し、
ユーザから、複数の第2の地点のうちから、1つの第2の地点を指定する操作を受け付けて、前記指定された第1の地点及び前記指定された第2の地点の予約を完了させる、プログラム。
【請求項11】
ユーザから、複数の第2の地点のうちから、1つの第2の地点を指定する操作を受け付けて、過去の気象情報に基づき、前記指定された第1の地点及び前記指定された第2の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第3の地点として特定して提示し、
ユーザから、複数の第3の地点のうちから、1つの第3の地点を指定する操作を受け付けて、前記指定された第1の地点、前記指定された第2の地点、及び前記指定された第3の地点の予約を完了させる、請求項10に記載のプログラム。
【請求項12】
前記指定された第1の地点、前記指定された第2の地点、及び前記指定された第3の地点の、前記日付の各時間帯の気象情報を取得して、時系列に沿って連続的に表示する、請求項11に記載のプログラム。
【請求項13】
ユーザから、前記指定された第1の地点、前記指定された第2の地点、又は前記指定された第3の地点の予約をキャンセルするための操作を受け付けて、前記指定された第1の地点、前記指定された第2の地点、又は前記指定された第3の地点の予約をキャンセルさせる、請求項11又は12に記載のプログラム。
【請求項14】
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータにより実行される方法であって、
ユーザから場所時期、及び気象条件の指定を検索クエリとして受け付ける第1のステップと、
前記検索クエリを受け付けることに応答して、当該検索クエリとして指定された前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップと、
前記検索クエリとして、前記ユーザの趣味についての指定を受け付けずとも、前記検索クエリを受け付けることに応答して、前記第1の地点のそれぞれについて、前記ユーザが指定した前記気象条件に合致する地点を優先して、当該第1の地点の種類の情報とともに、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップと、を実行する方法。
【請求項15】
制御部を備える情報処理装置であって、前記制御部が、
ユーザから場所時期、及び気象条件の指定を検索クエリとして受け付ける第1のステップと、
前記検索クエリを受け付けることに応答して、当該検索クエリとして指定された前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップと、
前記検索クエリとして、前記ユーザの趣味についての指定を受け付けずとも、前記検索クエリを受け付けることに応答して、前記第1の地点のそれぞれについて、前記ユーザが指定した前記気象条件に合致する地点を優先して、当該第1の地点の種類の情報とともに、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップと、を実行する情報処理装置。
【請求項16】
プロセッサを備えるコンピュータにより実行される方法であって、前記プロセッサが、
ユーザから場所及び時期の指定を受け付ける第1のステップと、
前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップと、
前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップと、を実行し、
ユーザから、複数の第1の地点のうちから、1つの第1の地点を指定する操作を受け付けて、過去の気象情報に基づき、前記指定された第1の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第2の地点として特定して提示し、
ユーザから、複数の第2の地点のうちから、1つの第2の地点を指定する操作を受け付けて、前記指定された第1の地点及び前記指定された第2の地点の予約を完了させる、方法。
【請求項17】
制御部を備える情報処理装置であって、前記制御部が、
ユーザから場所及び時期の指定を受け付ける第1のステップと、
前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップと、
前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップと、を実行し、
ユーザから、複数の第1の地点のうちから、1つの第1の地点を指定する操作を受け付けて、過去の気象情報に基づき、前記指定された第1の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第2の地点として特定して提示し、
ユーザから、複数の第2の地点のうちから、1つの第2の地点を指定する操作を受け付けて、前記指定された第1の地点及び前記指定された第2の地点の予約を完了させる、情報処理装置。
【手続補正書】
【提出日】2021-10-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備えるコンピュータに処理を行わせるためのプログラムであって、前記プロセッサに、
ユーザから場所及び時期の指定を受け付ける第1のステップと、
前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップと、
前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップと、を実行し、
ユーザから、複数の第1の地点のうちから、1つの第1の地点を指定する操作を受け付けて、過去の気象情報に基づき、前記指定された第1の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第2の地点として特定して提示し、
ユーザから、複数の第2の地点のうちから、1つの第2の地点を指定する操作を受け付けて、前記指定された第1の地点及び前記指定された第2の地点の予約を完了させる、プログラム。
【請求項2】
ユーザから、複数の第2の地点のうちから、1つの第2の地点を指定する操作を受け付けて、過去の気象情報に基づき、前記指定された第1の地点及び前記指定された第2の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第3の地点として特定して提示し、
ユーザから、複数の第3の地点のうちから、1つの第3の地点を指定する操作を受け付けて、前記指定された第1の地点、前記指定された第2の地点、及び前記指定された第3の地点の予約を完了させる、請求項に記載のプログラム。
【請求項3】
前記指定された第1の地点、前記指定された第2の地点、及び前記指定された第3の地点の、前記日付の各時間帯の気象情報を取得して、時系列に沿って連続的に表示する、請求項に記載のプログラム。
【請求項4】
ユーザから、前記指定された第1の地点、前記指定された第2の地点、又は前記指定された第3の地点の予約をキャンセルするための操作を受け付けて、前記指定された第1の地点、前記指定された第2の地点、又は前記指定された第3の地点の予約をキャンセルさせる、請求項2又は3に記載のプログラム。
【請求項5】
プロセッサを備えるコンピュータにより実行される方法であって、前記プロセッサが、
ユーザから場所及び時期の指定を受け付ける第1のステップと、
前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップと、
前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップと、を実行し、
ユーザから、複数の第1の地点のうちから、1つの第1の地点を指定する操作を受け付けて、過去の気象情報に基づき、前記指定された第1の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第2の地点として特定して提示し、
ユーザから、複数の第2の地点のうちから、1つの第2の地点を指定する操作を受け付けて、前記指定された第1の地点及び前記指定された第2の地点の予約を完了させる、方法。
【請求項6】
制御部を備える情報処理装置であって、前記制御部が、
ユーザから場所及び時期の指定を受け付ける第1のステップと、
前記場所に関連付けられた少なくとも1つの第1の地点の、前記時期に含まれる日付の各時間帯の気象情報を取得する第2のステップと、
前記第1の地点のそれぞれについて、前記日付の各時間帯の気象情報を、時系列に沿って連続的に表示する第3のステップと、を実行し、
ユーザから、複数の第1の地点のうちから、1つの第1の地点を指定する操作を受け付けて、過去の気象情報に基づき、前記指定された第1の地点と過去の気象情報の相関度が低い複数の地点を、第2の地点として特定して提示し、
ユーザから、複数の第2の地点のうちから、1つの第2の地点を指定する操作を受け付けて、前記指定された第1の地点及び前記指定された第2の地点の予約を完了させる、情報処理装置。