(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022061588
(43)【公開日】2022-04-19
(54)【発明の名称】酵素風呂用攪拌装置
(51)【国際特許分類】
A61H 33/00 20060101AFI20220412BHJP
A47K 3/00 20060101ALI20220412BHJP
【FI】
A61H33/00 Z
A47K3/00 C
A47K3/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020169603
(22)【出願日】2020-10-07
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-07-14
(71)【出願人】
【識別番号】520335495
【氏名又は名称】マイルマイスター工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100151208
【弁理士】
【氏名又は名称】植田 吉伸
(72)【発明者】
【氏名】中村 剛
【テーマコード(参考)】
2D005
4C094
【Fターム(参考)】
2D005FA00
2D005GA03
4C094AA01
4C094DD21
4C094EE40
4C094GG03
4C094GG06
(57)【要約】 (修正有)
【課題】簡便に酵素風呂内の有機物を掻き混ぜることを可能とする酵素風呂攪拌装置を提供する。
【解決手段】浴槽2内に収容され発酵することで熱を持つ有機物4を掻き混ぜるように回転可能なスクリュー部12と、スクリュー部12が回転するように回転力を与えることが可能な本体部14と、浴槽2の枠部に架設可能であり、浴槽2上の所定の位置に本体部14を案内するためのレール部16と、本体部14をレール部16上で移動させるように操作するためのハンドル部18とを備え、スクリュー部12は、回転方向に沿った環状を有し、所定の直径を有するリング部12Bと、前記リング部に設けられる複数の攪拌棒部と、を有し、複数の攪拌棒部は、リング部12Bの周方向に隣り合う攪拌棒部がリング部12Bの内側又は外側に交互に配置されたジグザグ状となるように設けられる。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴槽内に収容され発酵することで熱を持つ有機物を掻き混ぜるように回転可能なスクリュー部と、
前記スクリュー部が回転するように回転力を与えることが可能な本体部と、
前記浴槽の枠部に架設可能であり、前記浴槽上の所定の位置に前記本体部を案内するためのレール部と、
前記本体部を前記レール部上で移動させるように操作するためのハンドル部と、
を備え、
前記スクリュー部は、
回転方向に沿った環状を有し、所定の直径を有するリング部と、
長手方向が前記リング部の軸方向に一致するように前記リング部に設けられる複数の攪拌棒部と、
を有し、
前記複数の攪拌棒部は、前記リング部の周方向に隣り合う攪拌棒部が前記リング部の内側又は外側に交互に配置されたジグザグ状となるように設けられることを特徴とする酵素風呂用攪拌装置。
【請求項2】
請求項1に記載の酵素風呂用攪拌装置において、
前記複数の攪拌棒部は、6本の棒部材で構成されており、
前記6本の棒部材は、前記リング部の内側に設けられる3本の内側棒部材と、前記リング部の外側に設けられる3本の外側棒部材とで構成されており、
前記内側棒部材と前記外側棒部材とが隣り合うように、前記6本の棒部材が前記リング部に均等な間隔で設けられていることを特徴とする酵素風呂用攪拌装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、酵素風呂用攪拌装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、美容や健康などに良い等の理由により、酵素風呂が流行している。本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、食材を保持するための攪拌容器と、該攪拌容器内の食材を攪拌子で攪拌するための攪拌機と、該攪拌機を支持するための攪拌機支持部材とを有し、前記攪拌機支持部材は、前記攪拌機を上方で支持するための一組の支持棒と、該支持棒を固定するための架台と、前記攪拌容器を固定し、かつ前記攪拌容器を昇降可能とする支持アームと、該支持アームを昇降するための昇降手段とを備え、前記攪拌機は、攪拌子に回転力を付与するための回転主軸と、該回転主軸の回転速度を制御し、かつ前記支持棒の上端部に載置されるギアドモータとを備えたことを特徴とする食材の攪拌装置が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、調理物を入れるボウルを着脱自在な台座と、前記台座の上部に設けられた回動軸に回動自在に設けられ、ハンドミキサー本体を着脱自在に保持するミキサー保持部と、前記ミキサー保持部の回動動作を規制する回動規制部と、を備え、前記回動規制部は、前記ミキサー保持部に一体的に設けられた回転板と、前記台座の内部に向かって進退移動可能なスタンドスイッチと、前記スタンドスイッチに一体的に設けられたスイッチ軸と、を備え、前記回動軸から前記回転板の離れた外周部には、前記スイッチ軸と係合することにより、前記ハンドミキサー本体に取り付けられたビータが前記ボウル内に位置するように前記ミキサー保持部を閉位置で固定する閉固定部と、前記ビータが前記ボウル内から退避するように前記ミキサー保持部を開位置で固定する開固定部とが設けられている、ハンドミキサー用スタンドが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005-245375号公報
【特許文献2】特開2012-148061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
酵素風呂は、美容や健康に良い等の理由で、特に女性から人気があるが、所定の時間毎に酵素風呂内の有機物を掻き混ぜる必要があり、掻き混ぜるための掻き混ぜ器具などを用いて手動で掻き混ぜることも可能であるが時間がかかり重労働である。
【0006】
本発明の目的は、簡便に酵素風呂内の有機物を掻き混ぜることを可能とする酵素風呂攪拌装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る酵素風呂用攪拌装置は、浴槽内に収容され発酵することで熱を持つ有機物を掻き混ぜるように回転可能なスクリュー部と、前記スクリュー部が回転するように回転力を与えることが可能な本体部と、前記浴槽の枠部に架設可能であり、前記浴槽上の所定の位置に前記本体部を案内するためのレール部と、前記本体部を前記レール部上で移動させるように操作するためのハンドル部と、を備え、前記スクリュー部は、回転方向に沿った環状を有し、所定の直径を有するリング部と、長手方向が前記リング部の軸方向に一致するように前記リング部に設けられる複数の攪拌棒部と、を有し、前記複数の攪拌棒部は、前記リング部の周方向に隣り合う攪拌棒部が前記リング部の内側又は外側に交互に配置されたジグザグ状となるように設けられることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る酵素風呂用攪拌装置において、前記複数の攪拌棒部は、6本の棒部材で構成されており、前記6本の棒部材は、前記リング部の内側に設けられる3本の内側棒部材と、前記リング部の外側に設けられる3本の外側棒部材とで構成されており、前記内側棒部材と前記外側棒部材とが隣り合うように、前記6本の棒部材が前記リング部に均等な間隔で設けられていることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、簡便に酵素風呂内の有機物を掻き混ぜることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の側面図である。
【
図2】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の平面図である。
【
図3】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置のスクリュー部の平面図である。
【
図4】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置を用いて、酵素風呂の浴槽の有機物を掻き混ぜている様子を示す図である。
【
図5】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の試作品の正面図である。
【
図6】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の試作品の背面図である。
【
図7】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の試作品の左側面図である。
【
図8】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の試作品の右側面図である。
【
図9】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の試作品の平面図である。
【
図10】本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置の試作品の底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
【0012】
図1は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の側面図である。
図2は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の平面図である。
【0013】
図3は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10のスクリュー部12の平面図である。
図4は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10を用いて、酵素風呂の浴槽2の有機物4を掻き混ぜている様子を示す図である。
【0014】
図5は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の試作品の正面図である。
図6は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の試作品の背面図である。
【0015】
図7は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の試作品の左側面図である。
図8は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の試作品の右側面図である。
【0016】
図9は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の試作品の平面図である。
図10は、本発明に係る実施形態の酵素用攪拌装置10の試作品の底面図である。
【0017】
酵素用攪拌装置10は、酵素風呂の浴槽2内に収容される有機物4を掻き混ぜる装置である。酵素用攪拌装置10は、スクリュー部12と、本体部14と、レール部16と、ハンドル部18とを備えている。浴槽2は、ヒノキなどの材質で構成されるものとして説明するが、もちろん、その他の材質であってもよい。
【0018】
酵素風呂とは、ヒノキのおがくずや米ぬかに酵素液と呼ばれる野草などの植物から抽出された液体を加えた有機物4を用い、電気やガスなどの人工熱源は使用せずに微生物の活動によって発生した自然の発酵熱を利用した温浴法であり、酵素風呂は、血行促進やデトックス効果や美肌効果が期待できる。
【0019】
酵素の働きによる発酵熱の温度は、高い時では約70度ほどで、実際にヒノキのおがくずや米ぬかのクッションを通じて体感する温度は約50度前後となる。
【0020】
酵素の品質を保つためには、手入れが必要で、具体的には、おがくずや米ぬかの状態をしっかり確認し、水分や資材の調整を行い、掻き混ぜることで発酵を促し、発酵温度を上げる。
【0021】
スクリュー部12は、浴槽2内に収容され発酵することで熱を持つ有機物4を掻き混ぜるように回転可能な部材である。
【0022】
スクリュー部12は、本体部14に含まれる電動機の出力軸に接続される。スクリュー部12は、適度な強度を有する材質、例えば、ステンレスを用いて構成することができる。
【0023】
スクリュー部12は、回転軸部12Aと、リング部12Bと、複数の攪拌棒部12a,12b,12c,12d,12e,12fとを備えている。
【0024】
リング部12Bは、スクリュー部12の回転方向(
図3の矢印X方向)に沿った環状を有し、所定の直径を有する部材である。リング部12Bは、断面が円である部材であり、当該円の直径は、例えば、6mmの厚みに設定することができる。もちろん、当該直径は例示であり、適宜変更することができる。
【0025】
スクリュー部12は、回転軸部12Aが本体部14の電動機の出力軸に接続されて延伸し、回転軸部12Aと所定の直径を有するリング部12Bは径方向に延びる接続部材によって接続されている。
【0026】
攪拌棒部12a~12fは、長手方向がリング部12Bの軸方向に一致するようにリング部12Bに設けられる。ここで、リング部12Bの軸方向とは、リング部12が回転する回転軸部12Aの軸方向と一致している。
【0027】
攪拌棒部12a~12fは、リング部12Bの周方向に隣り合う攪拌棒部がリング部12Bの内側又は外側に交互に配置されたジグザグ状となるように設けられている。
【0028】
ここで、6本の攪拌棒部12a~12fは、リング部12Bの内側に設けられる3本の内側棒部材である攪拌棒部12a,12c,12eと、リング部12Bの外側に設けられる3本の外側棒部材である攪拌棒部12b,12d,12fで構成されている。
【0029】
内側棒部材である攪拌棒部12a,12c,12eと外側棒部材であると攪拌棒部12b,12d,12fが隣り合うように、
図3に示されるように、リング部12Bに均等な間隔で設けられている。6本の攪拌棒部を配置する場合には、360÷6=60となり、6本の攪拌棒部12a~12fは60°ずつ間隔開けた状態で配置される。
【0030】
リング部12Cは、リング部12Bと同様の形状を有している。リング部12Bは、
図1に示されるように、6本の攪拌棒部12a~12fの上端部に設けられているが、リング部12Cはリング部12Bよりも下方に所定の距離をおいて取り付けられている。これにより、6本の攪拌棒部12a~12fの安定性を強化することができる。
【0031】
本体部14は、スクリュー部12が回転するように回転力を与えることが可能な装置である。本体部14は、商用電源から供給される電力を用いて回転する電動機を有しており、出力軸に接続されるスクリュー部12を回転させることができる。
【0032】
本体部14は、例えば、単相交流50Hz/60Hz、電圧が100Vで動作し、電動機は単相直巻整流子モータを含んで構成されており、回転数は、0~1,200min-1(回/分)である。
【0033】
レール部16は、浴槽2の凸状形状である枠部2a,2bに架設可能であり、浴槽2上の所定の位置に本体部14を案内するためのレールである。レール部16は、適度な強度を有する材質、例えば、ステンレスを用いて構成することができる。
【0034】
レール部16は、浴槽2の幅方向に沿って跨るような長さを有しており、両端部には、浴槽2の枠部2a,2bに係合するための凹部16a,16bが形成されている。レール部16は、浴槽2の幅に応じて長さを調整可能な長さ調整機構が形成されている。
【0035】
ハンドル部18は、本体部14をレール部16上で移動させるように操作するための操作ハンドルである。ハンドル部18は、本体部14からレール部16の上方に向けて湾曲して形成されている。
【0036】
ハンドル部18は、適度な強度を有する材質、例えば、ステンレスを用いて構成することができる。
図4に示されるように、スクリュー部12を左端部に位置させた状態からハンドル部18を引くことで右側に移動させることができる。すなわち、ハンドル部18を用いて、
図4に示される矢印方向に本体部14を移動させることができる。
【0037】
続いて、上記構成の酵素用攪拌装置10の作用について説明する。近年、ヒノキのおがくずや米ぬかに酵素液と呼ばれる野草などの植物から抽出された液体を加えた有機物4を用い、微生物の活動によって発生した自然の発酵熱を利用した酵素風呂が注目されている。
【0038】
しかし、酵素風呂は、おがくずや米ぬかの状態をしっかり確認し、水分や資材の調整を行い、掻き混ぜることで発酵を促し、発酵温度を上げる等といった定期的なメンテナンスが必要である。
【0039】
従来、このようなメンテナンスには、有機物2(酵素)を掻き混ぜるための掻き混ぜ器具等を用いて掻き混ぜていたが、結構な重労働であった。本発明は、このようなメンテナンスにおいて顕著な効果を発揮する。
【0040】
最初に、酵素用攪拌装置10を準備して、レール部16の両端部である凹部16a,16bを浴槽2の枠部2a,2bに係合させることによってレール部16を浴槽2に架設させる。次に、本体部14の電源コンセントを商用電源コンセントに差し込んで、本体部14を作動させる。
【0041】
そして、本体部14の電動機が回転することにより、回転軸部12Aが回転し、これによってリンク部12B,12C及び攪拌棒部12a,12b,12c,12d,12e,12fが
図3で示される矢印X方向に回転する。
【0042】
ここで、
図3に示されるように、スクリュー部12の攪拌棒部12a~12fは、リング部12Bの周方向に隣り合う攪拌棒部がリング部12Bの内側又は外側に交互に配置されたジグザグ状となるように設けられている。
【0043】
隣接する攪拌棒部12aと攪拌棒部12bとはリング部12Bの内側と外側に設けられているため、回転軸部12Aが回転した場合には両者には、リング部12Bの直径(例えば、6mm)分の隙間が形成されている。これにより、スクリュー部12の矢印X方向への回転の際に、攪拌棒部12aと攪拌棒部12bの隙間から矢印Y方向に空気が入り込む。
【0044】
また、攪拌棒部12bと攪拌棒部12c、攪拌棒部12cと攪拌棒部12d、攪拌棒部12dと攪拌棒部12e、攪拌棒部12eと攪拌棒部12f、及び攪拌棒部12fと攪拌棒部12aにも同じサイズの隙間が形成されている。
【0045】
これにより、スクリュー部12の矢印X方向の回転によって、有機物4を掻き混ぜながら隣接する攪拌棒部同士の隙間から有機物4に必要な空気を取り込むことができる。したがって、より好適に有機物4の発酵を促し、発酵温度を上げるなどのメンテナンスを行うことができるという顕著な効果を奏する。
【0046】
また、酵素用攪拌装置10によれば、ハンドル部18を操作することで、例えば、
図4に示されるように、浴槽2の左側に位置するスクリュー部12を回転させながらハンドル部18を引くことで幅方向に設けられる有機物4に対して空気を取り込みながら掻き混ぜることができるという利点がある。
【0047】
さらに、上記幅方向の移動が終わると、枠部2a,2bの長手方向(枠部2aと枠部2bとの間の幅方向と垂直となる方向)に移動させて、再び、同じ動作を繰り返していくことで浴槽2内の全体の有機物4を適切にメンテナスすることができる。したがって、一般的に力作業が得意でない人でも手軽にメンテナンス作業を行うことができる。
【符号の説明】
【0048】
2 浴槽、2a,2b 枠部、4 有機物、10 酵素用攪拌装置、12 スクリュー部、12A 回転軸部、12B リング部、12C リング部、12a,12b,12c,12d,12e,12f 攪拌棒部、14 本体部、16 レール部、16a,16b 凹部、18 ハンドル部。
【手続補正書】
【提出日】2021-03-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴槽内に収容され発酵することで熱を持つ有機物を掻き混ぜるように回転可能なスクリュー部と、
前記スクリュー部が回転するように回転力を与えることが可能な本体部と、
前記浴槽の枠部に架設可能であり、前記浴槽上の所定の位置に前記本体部を案内するためのレール部と、
前記本体部を前記レール部上で移動させるように操作するためのハンドル部と、
を備え、
前記スクリュー部は、
前記本体部の回転出力軸に連結される回転軸部を中心とし、径方向に延びる接続部材により前記回転軸部に接続されるリング部と、
長手方向が前記回転軸部の軸方向に一致するように前記リング部に設けられる複数の攪拌棒部と、
を有し、
前記複数の攪拌棒部は、前記リング部の周方向に隣り合う攪拌棒部が前記リング部の内側又は外側に交互に配置されたジグザグ状となるように設けられ、下部が前記浴槽内の前記有機物に挿入されて上部が前記有機物から突出した状態で設置されて、前記リング部の回転に応じて回転することで前記有機物に空気を取り込んで掻き混ぜることを特徴とする酵素風呂用攪拌装置。
【請求項2】
浴槽内に収容され発酵することで熱を持つ有機物を掻き混ぜるように回転可能なスクリュー部と、
前記スクリュー部が回転するように回転力を与えることが可能な本体部と、
前記浴槽の枠部に架設可能であり、前記浴槽上の所定の位置に前記本体部を案内するためのレール部と、
前記本体部を前記レール部上で移動させるように操作するためのハンドル部と、
を備え、
前記スクリュー部は、
前記本体部の回転出力軸に連結される回転軸部を中心とし、径方向に延びる接続部材により前記回転軸部に接続されるリング部と、
長手方向が前記回転軸部の軸方向に一致するように前記リング部に設けられる複数の攪拌棒部と、
を有し、
前記複数の攪拌棒部は、前記リング部の周方向に隣り合う攪拌棒部が前記リング部の内側又は外側に交互に配置されたジグザグ状となるように設けられる酵素風呂用攪拌装置を用いて有機物に空気を取り込んで掻き混ぜる方法であって、
前記複数の攪拌棒部の下部を前記浴槽内の前記有機物に挿入し上部を前記有機物から突出した状態で設置し、前記リング部の回転によって前記複数の攪拌棒部を回転させることで空気を前記有機物に取り込む工程を備えることを特徴とする方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本発明に係る酵素風呂用攪拌装置は、浴槽内に収容され発酵することで熱を持つ有機物を掻き混ぜるように回転可能なスクリュー部と、前記スクリュー部が回転するように回転力を与えることが可能な本体部と、前記浴槽の枠部に架設可能であり、前記浴槽上の所定の位置に前記本体部を案内するためのレール部と、前記本体部を前記レール部上で移動させるように操作するためのハンドル部と、を備え、前記スクリュー部は、前記本体部の回転出力軸に連結される回転軸部を中心とし、径方向に延びる接続部材により前記回転軸部に接続されるリング部と、長手方向が前記回転軸部の軸方向に一致するように前記リング部に設けられる複数の攪拌棒部と、を有し、前記複数の攪拌棒部は、前記リング部の周方向に隣り合う攪拌棒部が前記リング部の内側又は外側に交互に配置されたジグザグ状となるように設けられ、下部が前記浴槽内の前記有機物に挿入されて上部が前記有機物から突出した状態で設置されて、前記リング部の回転に応じて回転することで前記有機物に空気を取り込んで掻き混ぜることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
また、本発明に係る方法は、浴槽内に収容され発酵することで熱を持つ有機物を掻き混ぜるように回転可能なスクリュー部と、前記スクリュー部が回転するように回転力を与えることが可能な本体部と、前記浴槽の枠部に架設可能であり、前記浴槽上の所定の位置に前記本体部を案内するためのレール部と、前記本体部を前記レール部上で移動させるように操作するためのハンドル部と、を備え、前記スクリュー部は、前記本体部の回転出力軸に連結される回転軸部を中心とし、径方向に延びる接続部材により前記回転軸部に接続されるリング部と、長手方向が前記回転軸部の軸方向に一致するように前記リング部に設けられる複数の攪拌棒部と、を有し、前記複数の攪拌棒部は、前記リング部の周方向に隣り合う攪拌棒部が前記リング部の内側又は外側に交互に配置されたジグザグ状となるように設けられる酵素風呂用攪拌装置を用いて有機物に空気を取り込んで掻き混ぜる方法であって、前記複数の攪拌棒部の下部を前記浴槽内の前記有機物に挿入し上部を前記有機物から突出した状態で設置し、前記リング部の回転によって前記複数の攪拌棒部を回転させることで空気を前記有機物に取り込む工程を備えることを特徴とする。