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特開2022-62293ライブ配信情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022062293
(43)【公開日】2022-04-20
(54)【発明の名称】ライブ配信情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/482 20110101AFI20220324BHJP
   H04N 21/2668 20110101ALI20220324BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20220324BHJP
【FI】
H04N21/482
H04N21/2668
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020157186
(22)【出願日】2020-09-18
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 1)集会での発表 [開催日]令和2年6月3日 [集会名、開催場所]ウチトレ事業への資金あつめ 株式会社PLAYBASE会議室 [公開者]石川幸樹、元原誠吾 [公開された発明の内容]ライブ配信情報処理方法の事業化への取り組みをプレゼン資料を使って説明した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 2)集会での発表 [開催日]令和2年6月9日 [集会名、開催場所]ウチトレ事業への資金あつめ 株式会社PLAYBASE会議室 [公開者]石川幸樹、元原誠吾 [公開された発明の内容]ライブ配信情報処理方法の事業化への取り組みをプレゼン資料を使って説明した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 3)集会での発表 [開催日]令和2年7月27日 [集会名、開催場所]ウチトレ事業への資金あつめ 北田正己宅(東京都目黒区下目黒4-13-3) [公開者]石川幸樹、元原誠吾 [公開された発明の内容]ライブ配信情報処理方法の事業化への取り組みをプレゼン資料を使って説明した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 4)集会での発表 [開催日]令和2年7月27日 [集会名、開催場所]ウチトレ事業への資金あつめ レンタル会議室WEWORK(神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目7-1) [公開者]石川幸樹、元原誠吾 [公開された発明の内容]ライブ配信情報処理方法の事業化への取り組みをプレゼン資料を使って説明した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 5)集会での発表 [開催日]令和2年7月28日 [集会名、開催場所]ウチトレ事業への資金あつめ カフェレストランおんぶらーじゅ [公開者]石川幸樹、元原誠吾 [公開された発明の内容]ライブ配信情報処理方法の事業化への取り組みをプレゼン資料を使って説明した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 6)集会での発表 [開催日]令和2年7月28日 [集会名、開催場所]ウチトレ事業への資金あつめ 秋葉原レンタルベースRampart会議室 [公開者]石川幸樹、元原誠吾 [公開された発明の内容]ライブ配信情報処理方法の事業化への取り組みをプレゼン資料を使って説明した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 7)集会での発表 [開催日]令和2年7月23日 [集会名、開催場所]ウチトレ事業への資金あつめ 株式会社PLAYBASE会議室 [公開者]石川幸樹、元原誠吾 [公開された発明の内容]ライブ配信情報処理方法の事業化への取り組みをプレゼン資料を使って説明した
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 8)配布での発表 [配布日]令和2年8月12日 [配布場所]広島市役所市政記者室 [公開者]石川幸樹、元原誠吾 [配布した物の内容]ライブ配信情報処理方法の事業についてのプレスリリース資料を投函し公開した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 9)配布での発表 [配布日]令和2年8月17日 [配布場所]西之表市役所総務課秘書広報係 [公開者]石川幸樹 [配布した物の内容]ライブ配信情報処理方法の事業についての西之表市プレスリリース資料をメールした。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 10)刊行物での発表 [発行日]令和2年8月25日 [刊行物]中国新聞 令和2年8月25日付朝刊、第9面 [公開者]中国新聞社 [公開された発明の内容]ライブ配信情報処理方法について公開した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 11)配布での発表 [配布日]令和2年8月25日 [配布場所]広島市役所市政記者室 [公開者]石川幸樹、元原誠吾 [配布した物の内容]ライブ配信情報処理方法の事業についてのプレスリリース資料を投函し公開した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 12)ウェブサイトでの発表 [ウェブサイトの掲載日]令和2年8月6日 [ウェブサイトのアドレス]https://camp-fire.jp/projects/view/294240 [公開者]石川幸樹、元原誠吾 [公開された発明の内容]上記アドレスのウェブサイトで効果されたクラウドファンティングサイトキャンプファイヤー8/6にて、ライブ配信情報処理方法について公開した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 13)配布での発表 [配布日]令和2年8月26日 [配布場所]広島商工会議所経済記者倶楽部 [公開者]石川幸樹、元原誠吾 [配布した物の内容]ライブ配信情報処理方法の事業についてのプレスリリース資料を投函し公開した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 14)テレビでの発表 [放送日]令和2年9月9日 [放送番組]広島ホームテレビ 5up [公開者]広島ホームテレビ [公開された発明の内容]ライブ配信情報処理方法について公開した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 15)刊行物での発表 [発行日]令和2年9月17日 [刊行物]広島経済レポート令和2年9月17日号、第8ページ [公開者]株式会社広島経済研究所 [公開された発明の内容]ライブ配信情報処理方法について公開した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 16)ユーチューブでの発表 [ユーチューブの掲載日]令和2年8月7日 [ユーチューブ公開名]ウチトレ公式アカウント [公開者]石川幸樹、元原誠吾 [公開された発明の内容]上記アドレスのウェブサイトで効果されたウチトレ公式アカウントにて、石川幸樹、元原誠吾及び丸田稔が発明したライブ配信情報処理方法について公開した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 17)ユーチューブでの発表 [ユーチューブの掲載日]令和2年6月14日 [ユーチューブの公開名]THE BASE チャンネル [公開者]石川幸樹、元原誠吾 [公開された発明の内容]上記アドレスのユーチューブで公開されたうちTHE BASE チャンネルにて、ライブ配信情報処理方法について公開した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 18)集会での発表 [開催日]令和2年7月7日 [集会名、開催場所]ウチトレ事業への協力依頼 株式会社PLAYBASE会議室 [公開者]石川幸樹、元原誠吾 [公開された発明の内容]ライブ配信情報処理方法の事業化への取り組みをプレゼン資料を使って説明した。
(71)【出願人】
【識別番号】520363993
【氏名又は名称】株式会社PLAYBASE
(74)【代理人】
【識別番号】100146020
【弁理士】
【氏名又は名称】田村 善光
(74)【代理人】
【識別番号】100062328
【弁理士】
【氏名又は名称】古田 剛啓
(72)【発明者】
【氏名】元原 誠吾
(72)【発明者】
【氏名】石川 幸樹
(72)【発明者】
【氏名】丸田 稔
【テーマコード(参考)】
5C164
5L049
【Fターム(参考)】
5C164FA06
5C164FA26
5C164MA02S
5C164SA25S
5C164SA51S
5C164SC05P
5C164SC32S
5C164UD46S
5C164UD51P
5L049CC12
(57)【要約】
【課題】ライブ映像の視聴を希望する視聴者がライブ配信を希望する配信者群の中から配信者を選択してライブ配信を視聴できるライブ配信情報処理方法及びプログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】配信者のライブ視聴者募集情報を得るライブ視聴者募集情報入力ステップと、視聴者が選択して入力した視聴を希望する配信者の開催するライブの申し込み情報を得る視聴者申し込みステップと、それらを比較して募集条件を満たしているか否か、及び、視聴者のポイント残高が申し込みライブ配信の視聴ポイント以上あるという募集条件を満たしているか否かの判定をさせ、条件を満たした場合にライブ配信を決定させるライブ配信決定ステップと、ライブ配信決定通知ステップと、ライブ配信決定した配信時間に、ライブ配信サーバに、ライブ配信決定を受信した配信者端末で撮像するライブ映像を、ライブ配信決定を受信した視聴者端末に送信させ表示させるライブ配信ステップと、を有するライブ配信情報処理方法により課題解決できた。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ライブ映像の配信を希望する配信者と、前記ライブ映像の視聴を希望する視聴者との間で、ネットワークを介したライブ映像のライブ配信が行われるライブ配信情報処理方法であって、
実施するライブ開催内容を入力するための配信者用アプリケーションを表示可能な複数の配信者端末と、
希望するライブ映像の視聴を申し込むための視聴者用アプリケーションを表示可能な複数の視聴者端末と、
前記配信者端末から送信されたライブ映像を前記視聴者端末に配信するライブ配信を行うためのライブ配信サーバと、
記憶部、情報処理部、送信部及び受信部を有し、前記配信者端末、前記視聴者端末及び前記ライブ配信サーバを制御する管理サーバとが、それぞれネットワークを介して接続されており、
前記管理サーバの情報処理部により、
前記配信者端末の表示画面に前記配信者用アプリケーションにより表示されたライブ視聴者募集情報入力画面から、配信者が入力したライブ視聴者募集情報を前記記憶部に記憶させるライブ視聴者募集情報入力ステップと、
前記視聴者端末の表示画面に前記視聴者用アプリケーションにより表示されたそれぞれの配信者別の複数の前記ライブ視聴者募集情報群の中から、視聴者が選択して入力した視聴を希望する配信者の開催するライブの申し込み情報を前記記憶部に記憶させる視聴者申し込みステップと、
前記記憶部に記憶させた前記ライブ視聴者募集情報と前記申し込み情報を比較させて募集条件を満たしているか否か、及び、前記記憶部に記憶させている視聴者のポイント残高が申し込みライブ配信の視聴ポイント以上あるという募集条件を満たしているか否かの判定をさせ、前記条件を満たした場合にライブ配信を決定させるライブ配信決定ステップと、
前記配信者端末及び前記視聴者端末の画面にライブ配信決定を表示させるライブ配信決定通知ステップと、
ライブ配信決定した配信時間に、前記ライブ配信サーバに、ライブ配信決定を受信した前記配信者端末で撮像するライブ映像を、ライブ配信決定を受信した前記視聴者端末に送信させ表示させるライブ配信ステップと、を有することを特徴とするライブ配信情報処理方法。
【請求項2】
前記管理サーバの情報処理部により、
前記ライブ視聴者募集情報入力ステップにおいて、1つのライブ視聴者募集案件ごとに、1つの配信者端末と1つの視聴者端末とを双方向でライブ映像と音声をライブ配信させるパーソナルコース、又は、1つの配信者端末からのライブ映像を複数の前記視聴者端末への1方向でライブ映像と音声をライブ配信させるグループコースのどちらかを、配信者が選択し入力したライブ視聴者募集情報を前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1に記載のライブ配信情報処理方法。
【請求項3】
前記ライブ視聴者募集情報入力ステップの次のステップに、
前記管理サーバの情報処理部により、
管理者が予め定めた複数のライブアイテムの分類ごとに、複数の前記ライブ視聴者募集情報をリスト化させ、該リスト化したライブ視聴者募集情報リストを前記記憶部に記憶させるライブ視聴者募集情報リスト作成ステップを設けることを特徴とする請求項1又は2に記載のライブ配信情報処理方法。
【請求項4】
前記視聴者申し込みステップにおいて、
前記管理サーバの情報処理部により、
前記視聴者端末の表示画面に前記視聴者用アプリケーションにより表示された前記ライブ視聴者募集情報リストの表示内容が、最初に管理者が予め定めた複数のライブアイテムの分類名を表示した分類ボタン群が表示され、前記分類ボタン群の中から1つの分類ボタンにタッチすると表示内容が選択した分類のライブ映像をライブ配信できる複数の配信者の紹介ボタン群に変わり、前記紹介ボタン群の中から1つの配信者の紹介ボタンにタッチすると表示画面が前記配信者のライブ視聴者募集情報が表示されるという制御がされることを特徴とする請求項3に記載のライブ配信情報処理方法。
【請求項5】
前記ライブ視聴者募集情報入力ステップにおいて、
前記管理サーバの情報処理部により、
前記配信者のライブ配信するライブアイテムに係るスキルレベルに基づいて管理者が前記配信者ごとに設定した募集人数範囲及び視聴ポイント数の設定範囲を募集条件範囲として前記記憶部に記憶し、前記配信者が入力した募集人数及び視聴ポイント数が前記記憶部に記憶させた管理者の設定範囲内であるか否かを判定することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のライブ配信情報処理方法。
【請求項6】
前記管理サーバの情報処理部により、前記視聴者端末から受講者の氏名及びメールアドレスが入力され記憶部に記憶されたこと、並びに、前記記憶部に記憶しているポイント残高があることによって、視聴者登録条件を満たしていると判断させ、視聴者登録条件を満たしていると判断したときに、視聴者データベースに登録する処理を行い、前記視聴者データベースを前記記憶部に記憶させ、前記ログインアプリケーションにより発行したログインアカウントを前記視聴者端末に送信させることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のライブ配信情報処理方法。
【請求項7】
前記管理サーバの情報処理部により、前記配信者端末から入力された、管理者が予め設定した複数のライブアイテムの中から選択した単数又は複数のライブアイテム名、配信者自己紹介情報、ライブアイテムに関わった経歴の配信者データベースを前記記憶部に記憶させ、管理者端末の画面に表示された配信者データベースの内容がライブアイテムの配信者としてふさわしいとの判断が管理者によってなされる入力が前記管理者端末よりされると、配信者データベースに登録する処理を行い、前記配信者データベースを前記記憶部に記憶させ、前記ログインアプリケーションにより発行したログインアカウントを前記配信者端末に送信させることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載のライブ配信情報処理方法。
【請求項8】
前記管理サーバの情報処理部により、前記ライブ配信決定を表示させるライブ配信決定通知ステップ後に、前記記憶部に記憶しているポイント残高から前記ライブ配信の視聴ポイント数を減算させ、又は、決済サーバから決済金額の情報を受信した後に、前記ポイント残高に前記決済金額に相当する追加ポイント数を加算させる演算をすることを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載のライブ配信情報処理方法。
【請求項9】
ライブ映像の配信を希望する配信者と、前記ライブ映像の視聴を希望する視聴者との間で、ネットワークを介したライブ映像のライブ配信を管理サーバに実行させるプログラムであって、
前記管理サーバの情報処理部により、
配信者端末の表示画面に配信者用アプリケーションにより表示されたライブ視聴者募集情報入力画面から、配信者が入力したライブ視聴者募集情報を記憶部に記憶させるライブ視聴者募集情報入力ステップと、
視聴者端末の表示画面に視聴者用アプリケーションにより表示されたそれぞれの配信者別の複数の前記ライブ視聴者募集情報群の中から、視聴者が選択して入力した視聴を希望する配信者の開催するライブの申し込み情報を前記記憶部に記憶させる視聴者申し込みステップと、
前記記憶部に記憶させた前記ライブ視聴者募集情報と前記申し込み情報を比較させて募集条件を満たしているか否か、及び、前記記憶部に記憶させている視聴者のポイント残高が申し込みライブ配信の視聴ポイント数以上あるという募集条件を満たしているか否かの判定をさせ、前記条件を満たした場合にライブ配信を決定させるライブ配信決定ステップと、
前記配信者端末及び前記視聴者端末の画面にライブ配信決定を表示させるライブ配信決定通知ステップと、
ライブ配信決定した配信時間に、ライブ配信サーバに、ライブ配信決定を受信した前記配信者端末で撮像するライブ映像を、ライブ配信決定を受信した前記視聴者端末に送信させ表示させるライブ配信ステップと、を実行させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、視聴者が、選択したライブアイテム及び選択した配信者から、配信者が実施し配信者端末で撮像したライブ映像をライブ配信により視聴者端末に受信して視聴するライブ配信情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、受講側のクライアントコンピュータを、インターネットを介して講座内容の動画を配信する講座側のサーバコンピュータに接続して、サーバコンピュータから所望の講座内容の動画の配信を受けてクライアントコンピュータに出力させて受講するように構成されたWEB動画カルチャースクールシステムであって、前記サーバコンピュータには、クライアントコンピュータから送信された認証情報の可否を判断する認証システムと、認証されたクライアントコンピュータからの要求に応じて、所定の講座内容の動画を配信する動画配信システムと、クライアントコンピュータから送信されたスケジュール登録情報を記憶し、登録されたスケジュールに応じて、個々のスケジュールがスタートする所定時間前に所定のアラートメッセージを、登録されたメールアドレスへ通知するスケジュール管理システムと、クライアントコンピュータへ配信した講座内容の動画に応じてクライアントコンピュータに設定されたシステム利用料金情報を更新するシステム利用料金管理システムとが備えられているWEB動画カルチャースクールシステムが開示されている。
【0003】
特許文献2には、電話会議システムを用いてコーチング手法をトレーニングする際に用いられるコーチトレーニングシステムであって、前記コーチング手法をトレーニングするためのコーチングプログラムを有し、該コーチングプログラムは予め規定された1つ又は複数の数の課程を含み、前記課程毎に履修を行った際その履修状況を確認する第1の手段と、前記履修状況に応じて前記課程の全てが終了すると履修終了と認定する第2の手段とを有するコーチトレーニングシステムが開示されている。
【0004】
特許文献3には、各受講者が操作する複数の受講者端末と通信ネットワークを介して通信可能に接続されるeラーニングサーバを含むeラーニングシステムであって、前記eラーニングサーバは、通信部と、記憶部と、制御部とを備え、前記制御部は、前記通信部から前記受講者端末の1つに向けて、受講者自身が認知すべき情報に関する質問を送信する質問送信処理と、前記質問を受信した前記受講者端末から受講者が前記受講者端末を操作して入力した回答を前記通信部に受信する回答受信処理と、前記回答受信処理で回答を前記通信部に受信したことに応じて、当該回答を前記記憶部に記憶させる回答記憶処理と、前記記憶部に記憶されている回答の中から、前記回答受信処理で受信した回答を入力した受講者とは別の受講者が前記受講者端末の1つを操作して入力した回答を選択する回答選択処理と、前記回答選択処理で選択した回答を前記通信部から前記回答受信処理で受信した回答の送信先の前記受講者端末に送信する回答送信処理とを実行する、eラーニングシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009-302930号公報
【特許文献2】特開2003-263096号公報
【特許文献3】特開2020-8644豪公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の発明は、あらかじめ登録された動画の講座を受講者が選択して受講するシステムでありライブ配信ではないので、例えば教授する側が1名と受講する側が1名の場合であっても対話することができないという問題があった。また、教える人のトレーナー又は講師は決まっていて受講者が講師を選択できないという問題があった。
【0007】
特許文献2に記載の発明は、電話会議システムなので資料と会話で進める講習はできるが、身体の動きや料理などの作り方を見せて指導するという動画を用いたレッスンはできないという問題があった。また、教える人のトレーナー又は講師は決まっていて受講者が講師を選択できないという問題があった。さらに電話会議に通用するカリキュラムに限定されるという問題があった。
【0008】
特許文献3に記載の発明は、eラーニングシステムなので動画でレッスンできるが録画なので臨場感がなく、例えば教授する側が1名と受講する側が1名の場合であっても対話することができないという問題があった。また、教える人のトレーナー又は講師は決まっていて受講者が講師を選択できないという問題があった。
【0009】
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、視聴者が多様なライブアイテム群の中から希望するライブアイテムを選択でき、かつそのライブアイテムのライブ映像をライブ配信したい配信者群の中から希望する配信者を選択でき、そのライブ映像を視聴者端末で視聴できるライブ配信情報処理方法及びプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に記載のライブ配信情報処理方法は、ライブ映像の配信を希望する配信者と、前記ライブ映像の視聴を希望する視聴者との間で、ネットワークを介したライブ映像のライブ配信が行われるライブ配信情報処理方法であって、実施するライブ開催内容を入力するための配信者用アプリケーションを表示可能な複数の配信者端末と、希望するライブ映像の視聴を申し込むための視聴者用アプリケーションを表示可能な複数の視聴者端末と、前記配信者端末から送信されたライブ映像を前記視聴者端末に配信するライブ配信を行うためのライブ配信サーバと、記憶部、情報処理部、送信部及び受信部を有し、前記配信者端末、前記視聴者端末及び前記ライブ配信サーバを制御する管理サーバとが、それぞれネットワークを介して接続されており、前記管理サーバの情報処理部により、前記配信者端末の表示画面に前記配信者用アプリケーションにより表示されたライブ視聴者募集情報入力画面から、配信者が入力したライブ視聴者募集情報を前記記憶部に記憶させるライブ視聴者募集情報入力ステップと、前記視聴者端末の表示画面に前記視聴者用アプリケーションにより表示されたそれぞれの配信者別の複数の前記ライブ視聴者募集情報群の中から、視聴者が選択して入力した視聴を希望する配信者の開催するライブの申し込み情報を前記記憶部に記憶させる視聴者申し込みステップと、前記記憶部に記憶させた前記ライブ視聴者募集情報と前記申し込み情報を比較させて募集条件を満たしているか否か、及び、前記記憶部に記憶させている視聴者のポイント残高が申し込みライブ配信の視聴ポイント以上あるという募集条件を満たしているか否かの判定をさせ、前記条件を満たした場合にライブ配信を決定させるライブ配信決定ステップと、前記配信者端末及び前記視聴者端末の画面にライブ配信決定を表示させるライブ配信決定通知ステップと、ライブ配信決定した配信時間に、前記ライブ配信サーバに、ライブ配信決定を受信した前記配信者端末で撮像するライブ映像を、ライブ配信決定を受信した前記視聴者端末に送信させ表示させるライブ配信ステップと、を有することを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載のライブ配信情報処理方法は、請求項1において、前記管理サーバの情報処理部により、前記ライブ視聴者募集情報入力ステップにおいて、1つのライブ視聴者募集案件ごとに、1つの配信者端末と1つの視聴者端末とを双方向でライブ映像と音声をライブ配信させるパーソナルコース、又は、1つの配信者端末からのライブ映像を複数の前記視聴者端末への1方向でライブ映像と音声をライブ配信させるグループコースのどちらかを、配信者が選択し入力したライブ視聴者募集情報を前記記憶部に記憶させることを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載のライブ配信情報処理方法は、請求項1又は2において、前記ライブ視聴者募集情報入力ステップの次のステップに、前記管理サーバの情報処理部により、管理者が予め定めた複数のライブアイテムの分類ごとに、複数の前記ライブ視聴者募集情報をリスト化させ、該リスト化したライブ視聴者募集情報リストを前記記憶部に記憶させるライブ視聴者募集情報リスト作成ステップを設けることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載のライブ配信情報処理方法は、請求項3において、前記視聴者申し込みステップにおいて、前記管理サーバの情報処理部により、前記視聴者端末の表示画面に前記視聴者用アプリケーションにより表示された前記ライブ視聴者募集情報リストの表示内容が、最初に管理者が予め定めた複数のライブアイテムの分類名を表示した分類ボタン群が表示され、前記分類ボタン群の中から1つの分類ボタンにタッチすると表示内容が選択した分類のライブ映像をライブ配信できる複数の配信者の紹介ボタン群に変わり、前記紹介ボタン群の中から1つの配信者の紹介ボタンにタッチすると表示画面が前記配信者のライブ視聴者募集情報が表示されるという制御がされることを特徴とする。
【0014】
請求項5に記載のライブ配信情報処理方法は、請求項1~4のいずれかにおいて、前記ライブ視聴者募集情報入力ステップにおいて、前記管理サーバの情報処理部により、前記配信者のライブ配信するライブアイテムに係るスキルレベルに基づいて管理者が前記配信者ごとに設定した募集人数範囲及び視聴ポイント数の設定範囲を募集条件範囲として前記記憶部に記憶し、前記配信者が入力した募集人数及び視聴ポイント数が前記記憶部に記憶させた管理者の設定範囲内であるか否かを判定することを特徴とする。
【0015】
請求項6に記載のライブ配信情報処理方法は、請求項1~5のいずれかにおいて、前記管理サーバの情報処理部により、前記視聴者端末から受講者の氏名及びメールアドレスが入力され記憶部に記憶されたこと、並びに、前記記憶部に記憶しているポイント残高があることによって、視聴者登録条件を満たしていると判断させ、視聴者登録条件を満たしていると判断したときに、視聴者データベースに登録する処理を行い、前記視聴者データベースを前記記憶部に記憶させ、前記ログインアプリケーションにより発行したログインアカウントを前記視聴者端末に送信させることを特徴とする。
【0016】
請求項7に記載のライブ配信情報処理方法は、請求項1~6のいずれかにおいて、前記管理サーバの情報処理部により、前記配信者端末から入力された、管理者が予め設定した複数のライブアイテムの中から選択した単数又は複数のライブアイテム名、配信者自己紹介情報、ライブアイテムに関わった経歴の配信者データベースを前記記憶部に記憶させ、管理者端末の画面に表示された配信者データベースの内容がライブアイテムの配信者としてふさわしいとの判断が管理者によってなされる入力が前記管理者端末よりされると、配信者データベースに登録する処理を行い、前記配信者データベースを前記記憶部に記憶させ、前記ログインアプリケーションにより発行したログインアカウントを前記配信者端末に送信させることを特徴とする。
【0017】
請求項8に記載のライブ配信情報処理方法は、請求項1~7のいずれかにおいて、前記管理サーバの情報処理部により、前記ライブ配信決定を表示させるライブ配信決定通知ステップ後に、前記記憶部に記憶しているポイント残高から前記ライブ配信の視聴ポイント数を減算させ、又は、決済サーバから決済金額の情報を受信した後に、前記ポイント残高に前記決済金額に相当する追加ポイント数を加算させる演算をすることを特徴とする。
【0018】
請求項8に記載のプログラムは、ライブ映像の配信を希望する配信者と、前記ライブ映像の視聴を希望する視聴者との間で、ネットワークを介したライブ映像のライブ配信を管理サーバに実行させるプログラムであって、前記管理サーバの情報処理部により、配信者端末の表示画面に配信者用アプリケーションにより表示されたライブ視聴者募集情報入力画面から、配信者が入力したライブ視聴者募集情報を記憶部に記憶させるライブ視聴者募集情報入力ステップと、視聴者端末の表示画面に視聴者用アプリケーションにより表示されたそれぞれの配信者別の複数の前記ライブ視聴者募集情報群の中から、視聴者が選択して入力した視聴を希望する配信者の開催するライブの申し込み情報を前記記憶部に記憶させる視聴者申し込みステップと、前記記憶部に記憶させた前記ライブ視聴者募集情報と前記申し込み情報を比較させて募集条件を満たしているか否か、及び、前記記憶部に記憶させている視聴者のポイント残高が申し込みライブ配信の視聴ポイント数以上あるという募集条件を満たしているか否かの判定をさせ、前記条件を満たした場合にライブ配信を決定させるライブ配信決定ステップと、前記配信者端末及び前記視聴者端末の画面にライブ配信決定を表示させるライブ配信決定通知ステップと、ライブ配信決定した配信時間に、ライブ配信サーバに、ライブ配信決定を受信した前記配信者端末で撮像するライブ映像を、ライブ配信決定を受信した前記視聴者端末に送信させ表示させるライブ配信ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
請求項1に記載のライブ配信情報処理方法は、自己が撮像したライブ映像のライブ配信を希望する者であって人に教えるスキルを有する者はだれでも配信者として登録ができ、一方ライブ映像を視聴したいと希望し所定の課金をした者も誰でも視聴者として登録でき、視聴者は多くの配信者の中から希望するライブ映像をライブ送信する配信者に申し込みをすれば、前記配信者と前記視聴者間で合意したライブ配信日時に配信者が配信者端末で撮像したライブ映像を視聴者の視聴者端末にライブ送信させることができる。
【0020】
配信者端末と視聴者端末間で、配信者が撮像したライブ映像をリアルタイムで視聴者の視聴者端末にライブ配信できるので、自宅で過ごすことが多くなった者にとって、外出しなくても例えば筋力アップやヨガ等を自宅で先生(配信者)から先生の指導する姿を撮像したライブ映像をリアルタイムで閲覧しながら習得することができるという効果を奏する。
【0021】
請求項2に記載のライブ配信情報処理方法は、1人の配信者から1人の視聴者にライブ配信ができるので、例えばライブアイテムで筋力アップを選びトレーナーでBさんを選んだ場合に、Bさんからライブ映像を介してマンツーマンで筋力指導を受講することができる。このマンツーマンの場合には端末が有している機能の音声入力を使用して双方向で音声のやり取りも映像のやり取りもできるので、指導を受講者個人に合わせた内容にすることができるという効果を奏する。
【0022】
また、1人の配信者から複数の視聴者に同時にライブ配信ができるので、配信者であるトレーナー、講師又は先生からの音声を聞きながら同時に多くの視聴者(受講者)がライブ映像で受講できるという効果を奏する。
【0023】
請求項3に記載のライブ配信情報処理方法は、配信者のライブ視聴者募集情報を羅列的に表示すると、検索する時間がかかるのを、例えばライブアイテムごとにライブ視聴者募集情報をまとめるなどすることによって視聴者が希望するライブ配信を容易に検索することができるという効果を奏する。
【0024】
請求項4に記載のライブ配信情報処理方法は、視聴者端末の画面で視聴者が検索する順に段階的に表示するので、視聴者は極めて容易に希望するライブ配信を検索することができる。
【0025】
請求項5に記載のライブ配信情報処理方法は、ライブ映像を実演で撮像する配信者のスキルを管理者がランク評価し、ランクによって例えば募集人数や視聴ポイント数の範囲を変えることにより、配信者のスキルアップ促進を促すことと、視聴者が視聴ポイント数に見合ったサービスを受けることができるという効果を奏する。
【0026】
請求項6に記載のライブ配信情報処理方法は、視聴者の登録条件を設定しており、誰でも視聴料金に相当するポイント数を有すれば視聴者端末を登録できるようにして、視聴者数の広がりを狙っている。
【0027】
請求項7に記載のライブ配信情報処理方法は、配信者の登録条件を設定しており、事前に管理者側で審査をして合格した者だけを登録するようにしていることにより、視聴者は厳選されて登録された配信者の中から選んで受講するので安心して効果ある受講をすることができる。
【0028】
請求項8に記載のライブ配信情報処理方法は、視聴者と配信者間で視聴ポイント数の支払いを確実に実行させる仕組みを構築しているという効果を奏する。
【0029】
請求項9に記載のプログラムは、請求項1と同じ効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本発明の実施形態の一態様に係るライブ配信システムの概略構成図である。
図2】本発明の実施形態の一態様に係るライブ配信システムの管理サーバのハードウエア構成の一例を示す説明図である。
図3】本発明のライブ配信情報処理方法の主要な手順を説明するフロー図である。
図4】本発明のライブ配信情報処理方法の配信方法の形態の説明図で、(a)がグループコースの場合の説明図で、(b)がパーソナルコースの場合の説明図である。
図5】本発明のライブ配信情報処理方法の配信方法の形態の説明図で、複数の配信者端末からそれぞれの視聴を希望する視聴者の視聴端末群に同時にライブ配信がされた形態の説明図である。
図6】配信者が本発明のライブ配信情報処理方法に参加を希望し登録されるときのフロー図である。
図7】視聴者が本発明のライブ配信情報処理方法に参加を希望し登録されるときのフロー図である。
図8】登録された配信者がライブ視聴者募集情報を作成するときのフロー図である。
図9】登録された視聴者がライブ視聴者募集情報リストを閲覧してライブ送信を申し込むときのフロー図である。
図10】ライブ配信を実行するときにフロー図である。
図11】視聴者端末の表示部に表示したライブアイテムの画面の状態を示す画面説明図である。
図12】視聴者端末の表示部に表示した1つのライブアイテムボタンにタッチしたときに画面に現れる複数の配信者概要紹介の画面の状態を示す画面説明図である。
図13】視聴者端末の表示部に表示した1人の配信者の詳細紹介及びライブ配信日時等を表示した画面の状態を示す画面説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明のライブ配信情報処理方法2は、視聴者が、多様なライブアイテム群の中から希望するライブアイテム83を選択でき、かつそのライブアイテム83のライブ映像をライブ配信したい配信者群の中から希望する配信者を選択でき、選択した配信者が実施し配信者端末5で撮像したライブ映像をライブ配信により、視聴者は自宅などで自己の視聴者端末6に受信して視聴する。外出を控えて自宅にいる時間が増加している視聴者が、体力づくり、健康づくり、美容、ヨガなどをトレーナーの教えを受けながら自宅で実施することができる。
【0032】
本発明のライブ配信情報処理方法2は、ライブ映像の配信を希望する配信者と、前記ライブ映像の視聴を希望する視聴者との間で、ネットワーク20を介したライブ映像のライブ配信が行われるライブ配信情報処理方法2であって、実施するライブ開催内容を入力するための配信者用アプリケーションを表示可能な複数の配信者端末5と、希望するライブ映像の視聴を申し込むための視聴者用アプリケーションを表示可能な複数の視聴者端末6と、前記配信者端末5から送信されたライブ映像を前記視聴者端末6に配信するライブ配信を行うためのライブ配信サーバ4と、記憶部8、情報処理部7、送信部9及び受信部10を有し、前記配信者端末5、前記視聴者端末6、管理者端末3a、前記ライブ配信サーバ4及び決済サーザ18を制御する管理サーバ3とが、それぞれネットワークを介して接続されており、前記管理サーバ3の情報処理部7により、前記配信者端末5の表示画面に前記配信者用アプリケーションにより表示されたライブ視聴者募集情報入力画面から、配信者が入力したライブ視聴者募集情報を前記記憶部8に記憶させるライブ視聴者募集情報入力ステップ11と、前記視聴者端末6の表示画面に前記視聴者用アプリケーションにより表示されたそれぞれの配信者別の複数の前記ライブ視聴者募集情報群の中から、視聴者が選択して入力した視聴を希望する配信者の開催するライブの申し込み情報を前記記憶部8に記憶させる視聴者申し込みステップ13と、前記記憶部8に記憶させた前記ライブ視聴者募集情報と前記申し込み情報を比較させて募集条件を満たしているか否か、及び、前記記憶部8に記憶させている視聴者のポイント残高が申し込みライブ配信の視聴ポイント以上あるという募集条件を満たしているか否かの判定をさせ、前記条件を満たした場合にライブ配信を決定させるライブ配信決定ステップ14と、前記配信者端末5及び前記視聴者端末6の画面にライブ配信決定を表示させるライブ配信決定通知ステップ15と、ライブ配信決定した配信時間に、前記ライブ配信サーバ4に、ライブ配信決定を受信した前記配信者端末5で撮像するライブ映像を、ライブ配信決定を受信した前記視聴者端末6に送信させ表示させるライブ配信ステップ16と、を有する。
【0033】
また、前記ライブ視聴者募集情報入力ステップ11の次のステップに、前記管理サーバ3の情報処理部7により、管理者が予め定めた複数のライブアイテム83の分類ごとに、複数の前記ライブ視聴者募集情報をリスト化させ、該リスト化したライブ視聴者募集情報リストを前記記憶部8に記憶させるライブ視聴者募集情報リスト作成ステップ12を設けてもよい。
【0034】
本発明のライブ配信情報処理方法2を実施するシステムは、図1に示すように、ネットワーク20を介して管理サーバ3、ライブ配信サーバ4、配信者端末5、視聴者端末6、管理者端末3a及び決済サーバ18が接続される。配信者端末5の数は、複数の配信者端末5a、配信者端末5b、配信者端末5c等のようにライブ配信希望者がいればいくらでもよく、視聴者端末6の数は、複数の視聴者端末6a、視聴者端末6b、視聴者端末6c等のようにライブ映像視聴希望者がいればいくらでもよい。
【0035】
ライブ配信するライブ映像のライブアイテム83としては、図11に示すように、筋力アップ、加圧、格闘、美容、ヨガ、ピラティス、リハビリ、食事指導、痩身、野球、サッカー等が挙げられる。
【0036】
ネットワーク20は、電話回線、有線ネットワーク又は無線ネットワークであり、例えばインターネットや専用通信回線などがある。
【0037】
配信者端末5は、ライブ配信を希望する配信者が所有し、カメラ機能、通話機能及び表示画面を有するものであればよく、例えば図11に示すようなスマートフォン、タブレット端末又はノート型パソコン等がある。配信者としてはトレーナー、先生、栄養士、保健師等のライブ映像で教える人が挙げられる。管理サーバ3により登録の処理がされると、管理サーバ3から送信された配信者用アプリケーションを配信者端末5の表示画面に表示することができる。
【0038】
視聴者端末6は、ライブ映像を視聴する視聴者が所有し、カメラ機能、通話機能及び表示画面を有するものであればよく、例えばスマートフォン、タブレット端末又はノート型パソコン等がある。視聴者としては受講生等のライブ映像で習う人が挙げられる。管理サーバ3により登録の処理がされると、管理サーバ3から送信された視聴者用アプリケーションを視聴者端末6の表示画面に表示することができる。
【0039】
管理者端末3aは、新規の配信者登録時において、管理サーバ3が配信者登録申し込み書を受信したときに管理者が申請した配信者が教えるスキルを有しているか否かを判断するときに、記憶部8に記憶された前記配信者登録申し込み書を管理者端末3aの表示部に表示させるときに使用する。
【0040】
ライブ配信サーバ4は、どの配信者端末5で撮像したライブ映像をどの視聴者端末6にライブ配信するかという管理サーバ3からの指示に基づいて、配信者、例えばトレーナーが撮像したライブ映像を視聴者端末6、例えば受講者端末に送信する。そして管理サーバ3が視聴者端末6の表示画面にライブ映像を表示させる。
【0041】
決済サーバ18は、金融機関に例えばクレジットカードで所定の口座への決済がされると管理サーバ3に決済金額の情報を送信する。そして、管理サーバ3は記憶部に記憶させているポイント残高に決済金額に相当するポイント数を加算する。本発明のライブ配信情報処理方法2は、視聴者は自己のポイントを消費することで配信者からのライブ映像を楽しむことができ、配信者にはライブ映像のライブ配信に対する所定のポイントに相当する費用が支払われる。
【0042】
管理サーバ3は、図2に示すように、情報処理部7、記憶部8、送信部9、受信部10を有している。管理サーバ3は、ネットワーク20を介して配信者端末5、視聴者端末6、ライブ配信サーバ4、決済サーバ18及び管理者端末3aと接続され、送信部9及び受信部10を通して送受信を行う。
【0043】
情報処理部7は、記憶部8、送信部9、受信部10、配信者端末5、視聴者端末6及びライブ配信サーバ4、決済サーバ18及び管理者端末3aとの協働により、本発明のライブ配信情報処理方法2を実現する。情報処理部7としては、例えば中央処理装置等がある。
【0044】
記憶部8は、配信者用アプリケーション、視聴者用アプリケーション、ログインアプリケーション、配信者データベース、視聴者データベース、ログインアカウント、視聴者ポイント残高、ライブ視聴者募集情報、ライブ視聴者募集情報リスト等を記憶している。
【0045】
送信部9はネットワーク20を介して配信者端末5、視聴者端末6、ライブ配信サーバ4、決済サーバ18又は管理者端末3aに送信し、受信部10はネットワーク20を介して配信者端末5、視聴者端末6、ライブ配信サーバ4、決済サーバ18又は管理者端末3aから受信する。
【0046】
また、本発明のライブ配信情報処理方法2は、前記管理サーバ3の情報処理部7により、前記ライブ視聴者募集情報入力ステップ11において、1つのライブ視聴者募集案件ごとに、1つの配信者端末5と1つの視聴者端末6とを双方向でライブ映像と音声をライブ配信させるパーソナルコース、又は、1つの配信者端末5からのライブ映像を複数の前記視聴者端末6への1方向でライブ映像と音声をライブ配信させるグループコースのどちらかを、配信者が選択し入力したライブ視聴者募集情報を前記記憶部8に記憶させる。
【0047】
本発明のライブ配信情報処理方法2のライブ配信の形態は、図4(a)に示すように、第一のライブ配信の形態が、登録された配信者端末5群の内の単数の配信者端末5から撮像された動画映像をライブ配信サーバ4によってリアルタイムで、登録された視聴者端末6の内から視聴を希望する視聴者の複数の視聴者端末6(視聴者端末6a、視聴者端末6b、視聴者端末6c)に配信されるグループコースの形態があり、あるいは、図4(b)に示すように、第二のライブ配信の形態が、登録された配信者端末5群の内の単数の配信者端末5から撮像された動画映像をライブ配信サーバ4によってリアルタイムで、登録された視聴者端末6の内から視聴を希望する単数の視聴者端末6に配信されるパーソナルコースの形態がある。
【0048】
いずれにしても登録された配信者端末5群の中のそれぞれの配信者端末5からそれぞれ第一の形態のグループコース又は第二の形態のパーソナルコースでそれぞれ希望する日時にライブ配信を実施することができる。
【0049】
例えば、図5に示すように、グループPはパーソナルコースの場合で、管理サーバ3で配信者端末5aと視聴者端末6aとをグループとし、配信者端末5aで撮像したライブ映像がライブ配信サーバ4により視聴者端末6aにリアルタイムでライブ配信される。また、グループWがグループコースの場合で、管理サーバ3で配信者端末5bと視聴者端末6b及び6cとをグループとし、配信者端末5bで撮像したライブ映像がライブ配信サーバ4により視聴者端末6a及び6bにリアルタイムでライブ配信される。
【0050】
また、グループMはグループコースの場合で、管理サーバ3で配信者端末5cと視聴者端末6d、6e、6f、6g、6h及び6iとをグループとし、配信者端末5cで撮像したライブ映像がライブ配信サーバ4により視聴者端末6d、6e、6f、6g、6h及び6iにリアルタイムでライブ配信される。
【0051】
前記グループP、グループW及びグループMのライブ配信は、いずれも配信者の計画したライブ配信日時で開始されるので、前記グループP、グループW及びグループMのライブ配信は同一時間帯でライブ配信が実施されることもある。
【0052】
次に、ライブ配信情報処理方法2について説明する。まず、図6に示すように、配信者、例えばトレーナーが初期登録する配信者初期登録ステップ30を説明する。前記配信者初期登録ステップ30はライブ視聴者募集情報入力ステップ11の前段階のステップである。前記管理サーバ3の情報処理部7により、前記配信者端末5から入力された、管理者が予め設定した複数のライブアイテム83の中から選択した単数又は複数のライブアイテム名、配信者自己紹介情報、ライブアイテム83に関わった経歴の配信者データベースを前記記憶部8に記憶させ、管理者端末3aの画面に表示された配信者データベースの内容がライブアイテム83の配信者としてふさわしいとの判断が管理者によってなされる入力が前記管理者端末3aよりされると、配信者データベースに登録する処理を行い、前記配信者データベースを前記記憶部8に記憶させ、前記ログインアプリケーションにより発行したログインアカウントを前記配信者端末5に送信させる。以下に図6に示すように詳細に説明する。
【0053】
最初に、配信者が配信者端末5からスマートフォンアプリ又はクラウドサービスより管理サーバ3にアクセスする(ステップ31)。そして、スマートフォンアプリ又はクラウドサービスに掲載の配信者登録申し込み書に配信者端末5から入力する(ステップ32)。このときの入力項目32aは配信者がライブ映像をライブ配信したときに視聴者が満足できるレベルのスキルを有しているか否かが判断できる項目を設定する。該入力項目32aは、例えば、教えるライブアイテム、例えば筋力アップ、加圧、格闘、美容、ヨガ、ピラティス、リハビリ、食事指導、痩身、野球、サッカー等のライブアイテム、名前、電話番号、メールアドレス、人物写真、ライブアイテム講師又はトレーナーとしてふさわしいという自己アピールポイント(経歴やスキルレベル)等がある。
【0054】
入力項目32aへの入力を完了すると、配信者端末5から配信者が入力した配信者登録申し込み書を管理サーバ3に送信する(ステップ33)。
【0055】
管理サーバ3の受信部10で受信し記憶部8に記憶させた配信者登録申し込み書を、管理者の管理者端末3aの画面に表示させ管理者が審査する(ステップ34)。トレーナーや先生等の配信者のスキルが人を指導に適するレベルに到達していることが、本発明のライブ配信情報処理方法2の信頼性を確保するために必要である。
【0056】
審査結果が登録要件を満たされている場合に、管理者が管理者端末3aから手動操作で登録OKを入力し情報処理部7に送信すると、情報処理部7は、前記配信者登録申し込み書を配信者データベースとして前記記憶部8に記憶させ、前記送信部9を介して配信者端末5に登録決定通知と、ログインアプリケーションによって定めたログインアカウントを送信する(ステップ35)。
【0057】
配信者が配信者登録申し込みをして登録要件を満たしていれば何人でも配信者として登録することができる。これにより、種々の種類のライブアイテム83とそのライブアイテム83に秀でたスキル保持者である配信者を数多く集めることができる。
【0058】
次に、図7に示すように、視聴者、例えば受講者が初期登録する視聴者初期登録ステップ40を説明する。前記視聴者初期登録ステップ40は視聴者申し込みステップ13の前段階のステップである。前記管理サーバ3の情報処理部7により、前記視聴者端末6から受講者の氏名及びメールアドレスが入力され記憶部8に記憶されたこと、並びに、前記記憶部8に記憶しているポイント残高があることによって、視聴者登録条件を満たしていると判断させ、視聴者登録条件を満たしていると判断したときに、視聴者データベースに登録する処理を行い、前記視聴者データベースを前記記憶部8に記憶させ、前記ログインアプリケーションにより発行したログインアカウントを前記視聴者端末6に送信させる。以下に図7に示すように詳細に説明する。
【0059】
最初に、視聴者が視聴者端末6からスマートフォンアプリ又はクラウドサービスより管理サーバ3にアクセスする(ステップ41)。そして、管理サーバ3から送信された、スマートフォンアプリ又はクラウドサービスに掲載の視聴者登録申し込み書に視聴者端末6から入力する(ステップ42)。このときの入力項目42aは視聴者を特定するための項目であり、名前、電話番号、メールアドレスがある。この入力され管理サーバ3に送信された情報は記憶部8に記憶される(ステップ43)。
【0060】
そして、管理サーバ3から送信された、スマートフォンアプリ又はクラウドサービスに掲載の決済方法により決済を行う(ステップ44)。決済方法は例えばクレジットカードにより管理者側の指定口座に決済する等がある。そして、情報処理部7が、決済サーバ18に問い合わせることにより決済金額の情報を受信する(ステップ45)。
【0061】
情報処理部7により、記憶部8に前記視聴者登録申し込み書の内容が記憶されたことと、決済サーバ18により例えばクレジットカードによる金融機関への決済が確認され、前記決済サーバ18から管理サーバ3に決済金額の情報が送信され、情報処理部7により前記記憶部8に記憶させているポイント残高に前記決済金額に相当するポイント数が加算されると、自動的に前記視聴者登録申し込み書の内容を視聴者データベースとして登録し、ログインアカウントとともに記憶部8に記憶する(ステップ46)。そして、情報処理部7は視聴者端末6に登録決定通知とログインアカウントを送信する(ステップ47)。
【0062】
視聴者が視聴者登録申し込みをして登録要件を満たしていれば何人でも視聴者として登録することができる。これにより、種々の種類のライブアイテム83のライブ映像のライブ配信を受けたい視聴者を数多く集めることができる。
【0063】
次に、図3に示すように、ライブ配信情報処理方法2のライブ映像のライブ配信について説明する。まず、前記管理サーバ3により、前記配信者端末5に表示された、前記配信者用アプリケーションによる入力画面から、配信者によって入力されたライブ視聴者募集情報を前記記憶部に記憶するライブ視聴者募集情報入力ステップ11である。前記配信者初期登録ステップ30で初期登録された配信者がライブ視聴者募集情報入力ステップ11に進めることができる。
【0064】
ライブ視聴者募集情報入力ステップ11では、図8に示すように、配信者、例えばトレーナーが、配信者端末5から与えられたログインアカウントでログインすると、情報処理部7が記憶部8に記憶されている配信者用アプリケーションを送信し、配信者端末5の表示画面に表示する(ステップ51)。配信者が配信者用アプリケーションにより表示された入力項目である、ライブ配信日時と時間、視聴ポイント数、視聴コース、例えば視聴者が1名のパーソナルコース又は視聴者が複数のグループコース等のライブ視聴者募集情報を入力し(ステップ52)、管理サーバ3に送信する(ステップ53)。管理サーバ3が受信したライブ視聴者募集情報は、情報処理部7により記憶部8に記憶される(ステップ54)。
【0065】
ここで、前記ライブ視聴者募集情報入力ステップ11において、前記管理サーバ3の情報処理部7により、前記配信者のライブ配信するライブアイテム83に係るスキルレベルに基づいて管理者が前記配信者ごとに設定した募集人数範囲及び視聴ポイント数の設定範囲を募集条件範囲として前記記憶部8に記憶し、前記配信者が入力した募集人数及び視聴ポイント数が前記記憶部8に記憶させた管理者の設定範囲内であるか否かを判定することもできる。
【0066】
次に、前記情報処理部7に、管理者が予め定めたライブアイテムの分類で前記ライブ視聴者募集情報をリスト化させ、該リスト化したライブ視聴者募集情報リストを前記記憶部に記憶させるライブ視聴者募集情報リスト作成ステップ12である。情報処理部7により記憶部8に記憶している前記ライブ視聴者募集情報リストを視聴者用アプリケーションにより、ログインされた視聴者端末6の表示画面に表示させる。なお、図3に示すように、ステップ12は省略してもよい。
【0067】
次に、前記視聴者端末6に表示された、前記配信者用アプリケーションによる前記ライブ視聴者募集情報リストから、視聴者によって入力された視聴を希望する選択した配信者が開催するライブの申し込み情報を前記情報処理部7に受信させる視聴者申し込みステップ13である。前記視聴者初期登録ステップ40で初期登録された視聴者が視聴者申し込みステップ13に進めることができる。
【0068】
視聴者申し込みステップ13において、前記管理サーバ3の情報処理部7により、前記視聴者端末6の表示画面に前記視聴者用アプリケーションにより表示された前記ライブ視聴者募集情報リストの表示内容が、最初に管理者が予め定めた複数のライブアイテム83の分類名を表示した分類ボタン群が表示され、前記分類ボタン群の中から1つの分類ボタンにタッチすると表示内容が選択した分類のライブ映像をライブ配信できる複数の配信者の紹介ボタン群に変わり、前記紹介ボタン群の中から1つの配信者の紹介ボタンにタッチすると表示画面が前記配信者のライブ視聴者募集情報が表示されるという制御がされる。
【0069】
視聴者申し込みステップ13では、図9に示すように、視聴者が、視聴者端末6から与えられたログインアカウントでログインすると、情報処理部7が記憶部8に記憶されている視聴者用アプリケーションを送信し、視聴者端末6の表示画面に表示する(ステップ61)。視聴者端末6、例えばスマートフォン80の表示画面に表示された、図11に示す実施例のように、前記ライブ視聴者募集情報又は前記ライブ視聴者募集情報リストから希望するライブアイテム83、例えば筋力アップのライブアイテムボタン81にタッチして、画面を変え、図12に示す実施例のように、その筋力アップのライブ映像のライブ配信を希望する複数の表示された配信者群つまりトレーナー群の中から希望するトレーナーの配信者ボタン82にタッチして、画面を変え、図13に示す実施例のように、配信者紹介写真84、配信者名前85、ライブ配信日時・コース名86、自己紹介欄87、視聴ポイント数(図示なし)を閲覧して、希望するトレーナーが計画しているライブ送信の実施日時を選択するボタンにタッチして入力することにより申し込む(ステップ62)。入力された申し込み情報は視聴者端末6から管理サーバ3に送信され情報処理部7により記憶部8に記憶される(ステップ63)。なお、視聴者申し込みステップ13の説明に使用した図11図13の実施例は本発明のライブ配信情報処理方法2の1つの実施例であり、視聴者申し込みステップ13の方法はこれに限定されない。
【0070】
視聴者申し込みステップ13で、図5に示すように、パーソナルコース又はグループコースのライブ配信の計画が配信者端末5ごとに次々にまとめられていく。ライブ配信は1つの配信者端末5から1つの視聴者端末6又は複数の視聴者端末6に行われ、1つの配信者端末5で撮像したライブ映像をライブ配信するときの同じ時刻におけるライブ配信実施数は最大で配信者端末5の総数分となる。
【0071】
次に、前記情報処理部7に、前記ライブの申し込み情報に入力された希望参加日時に該当する前記ライブ視聴者募集情報の募集人数以下であること及び視聴者からのポイント残高が視聴ポイント数以上であることという条件を満たしたか否かの判定をさせ、前記条件が満たした場合にライブ配信を決定させるライブ配信決定ステップ14である。ライブ配信決定ステップ14で配信者端末5ごとにライブ配信計画が決定されていく。
【0072】
次に、前記情報処理部7に、前記配信者端末5及び前記視聴者端末6の画面にライブ配信決定を表示させるライブ配信決定通知ステップ15である。
【0073】
次に、前記情報処理部7に、ライブ配信決定した配信時間に、前記ライブ配信サーバ4に、ライブ配信決定を受信した前記配信者端末5で撮像するライブ映像を、前記ライブ配信決定を受信した前記視聴者端末6に送信させ表示させるライブ配信ステップ16である。
【0074】
ライブ配信ステップ16は、図10に示すように、管理サーバ3により、ライブ開催予定時間の所定の時間前に、例えば30分前に、視聴者端末6及び配信者端末5から保持しているログインアカウントでログインする状態にする(ステップ71)。そして、ライブ開始時間になると、ライブ配信サーバ4により、ライブ映像と音声を、視聴ポイントを支払った視聴者の視聴者端末6にライブ配信する(ステップ72)。
【0075】
ライブ配信中は、グループコースの場合は1つの配信者端末5からのライブ映像を複数の前記視聴者端末6への1方向でライブ映像と音声をライブ配信させ、パーソナルコースの場合は、1つの配信者端末5と1つの視聴者端末6とを双方向でライブ映像と音声をライブ配信させる。
【0076】
そして、ライブ配信が終了の時間になると、管理サーバ3からライブ配信サーバ4にライブ終了情報が送信されライブ配信が終了する(ステップ73)。
【0077】
また、前記管理サーバ3の情報処理部7により、前記ライブ配信決定を表示させるライブ配信決定通知ステップ後に、前記記憶部に記憶しているポイント残高から前記ライブ配信の視聴ポイント数を減算させ、又は、決済サーバから決済金額の情報を受信した後に、前記ポイント残高に前記決済金額に相当する追加ポイントを加算させる演算をする。
【0078】
また、ライブ配信終了後に、自らのライブ映像をライブ配信した配信者に所定の視聴料が管理者により支払われる。前記支払いは、例えば決済サーザ18を利用した自動支払い又は管理者により送金などの方法があり、配信者への支払いが可能な方法であればいずれの方法でもよい。
【0079】
また、本発明のプログラムは、ライブ映像の配信を希望する配信者と、前記ライブ映像の視聴を希望する視聴者との間で、ネットワーク20を介したライブ映像のライブ配信を管理サーバ3に実行させるプログラムであって、前記管理サーバ3の情報処理部7により、配信者端末5の表示画面に配信者用アプリケーションにより表示されたライブ視聴者募集情報入力画面から、配信者が入力したライブ視聴者募集情報を記憶部8に記憶させるライブ視聴者募集情報入力ステップ11と、視聴者端末6の表示画面に視聴者用アプリケーションにより表示されたそれぞれの配信者別の複数の前記ライブ視聴者募集情報群の中から、視聴者が選択して入力した視聴を希望する配信者の開催するライブの申し込み情報を前記記憶部8に記憶させる視聴者申し込みステップ13と、前記記憶部8に記憶させた前記ライブ視聴者募集情報と前記申し込み情報を比較させて募集条件を満たしているか否か、及び、前記記憶部8に記憶させている視聴者のポイント残高が申し込みライブ配信の視聴ポイント数以上あるという募集条件を満たしているか否かの判定をさせ、前記条件を満たした場合にライブ配信を決定させるライブ配信決定ステップ14と、前記配信者端末5及び前記視聴者端末6の画面にライブ配信決定を表示させるライブ配信決定通知ステップ15と、ライブ配信決定した配信時間に、ライブ配信サーバ4に、ライブ配信決定を受信した前記配信者端末5で撮像するライブ映像を、ライブ配信決定を受信した前記視聴者端末6に送信させ表示させるライブ配信ステップ16と、を実行させる。
【符号の説明】
【0080】
1 システム
2 ライブ配信情報処理方法
3 管理サーバ
3a 管理者端末
4 ライブ配信サーバ
5 配信者端末
6 視聴者端末
7 情報処理部
8 記憶部
9 送信部
10 受信部
11 ステップ
12 ステップ
13 ステップ
14 ステップ
15 ステップ
16 ステップ
18 決済サーバ
80 スマートフォン
81 ライブアイテムボタン
82 配信者ボタン
83 ライブアイテム
84 配信者紹介写真
85 配信者名前
86 ライブ開催日時・コース名
87 自己紹介欄
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13