(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022062328
(43)【公開日】2022-04-20
(54)【発明の名称】トリプル宝クジ
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20220413BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020170259
(22)【出願日】2020-10-08
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.nanacо
(71)【出願人】
【識別番号】509083658
【氏名又は名称】齋藤 茂
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 茂
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC19
(57)【要約】 (修正有)
【課題】マニュアル主導の宝クジを、IT分野であるネット主導に切り替え、尚且つ、「富籤」に起源を発する、従来の手作業に準じる形式を廃絶、集金/抽選方法・両面に多彩なバリエーションを提供する。
【解決手段】主催自治体にマネーロンダリングの為の第3セクターを用意して貰い、地場銘品の販売サイトの立ち上げに移る。サイトは、「宝クジ可―ド」の発行で多大なメリットを享受出来るクレジットカード会社、同様に「宝クジ特急便」を運営することで受注増を図れる運送業者の、手弁当に拠って開設する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
抽選番号に、ダウンロード時の年月日・時刻の組合せを使うネット宝クジ
【請求項2】
抽選番号に、当該「宝くじ可ード」の登録番号を使う宝クジ及びネット宝クジ
【請求項3】
抽選番号に、配送伝票の数列を使う宝クジ及びネット宝クジ
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
マニュアル主導の宝クジを、IT分野であるネット主導に切り替え、尚且つ、「富籤」に起源を発する、従来の手作業に準じる形式を廃絶、集金/抽選方法・両面に多彩なバリエーションを導入するものである。
【背景技術】
【0002】
本件は「宝クジ革命」を標榜するもので、その旗手となるのが抽選番号である。印刷されたオリジナル番号、即ち、1件の宝クジだけに充てる抽選番号を一切廃止。別途機能している、既存の数列の転用を画策するものであり、それらは、各種伝票の整理番号や、カード上の登録番号等、多種多様な媒体(メディア)上にあるものばかりである。
これらを正確に読み取る技術こそが、「宝クジ」の公平性を支える技術と心得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許出願番号2020-023877
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そもそも宝クジは、総務省所管の「当せん金付き証票法」に基づき開催されるもの。開催可能な自治体は都道府県、政令指定都市、総務大臣が認める特定市に限って、認可され、実際には、都道府県知事・特定市々長等が金融機関を指定し、委託して行う事業とされている。しかし、これでは年々助長される地域格差が埋まるどころか、高額化する懸賞金が引き起こす、犯罪の温床にもなり兼ねない。まさに、今、求められているのは、各自治体が等しく実施できる「身の丈」宝クジ。自治体側に厚く、ユーザー側には、懸賞数のバリエーションなのである。
【課題を解決する為の手段】
【0005】
「当せん金付き証票法」に基づけば、総務大臣の認可が必要である。一方、年々高額化する懸賞額によって、各自治体の単独開催、年複数回の開催が危ぶまれている状況で、唯一頼りに出来るのが、消費者庁所管の「景品表示法」なのである。幸いなことに、「一般懸賞」「総付き懸賞」「オープン懸賞」に分類される懸賞種別の中で、上限が撤廃され、半ば形骸化した「オープン懸賞」に使い出がある。即ち、マスコミ活用で周知徹底が条件付けられる「オープン懸賞」の上位に、「ネット宝クジ」がランキングされる。
【発明の効果】
【0006】
まず、提唱する「トリプル宝クジ」の抽選番号には、1クレジットカードの登録番号
2当該販売サイト専用の「金運恵らべる」をダウンロードする際、記録として残せる年月日と時刻の組合せ 3購入商品には欠かせない配送の際の業者伝票番号を、それぞれ転用する。加盟者6,000万人に及ぶ「NANACOカード」を例に取れば、新カード「NANACO宝クジ可―ド」の新設に伴い、既存会員の半数が登録手続きを済ませたものとして、年会費500円をカード決済させた場合の総額は、150億円に及ぶ。半分を懸賞に充てたとして、開催自治体の財源には75億円を約束できる。
【発明を実施する為の形態】
【0007】
まず、主催自治体にマネーロンダリングの為の第3セクターを用意して貰い、地場銘品の販売サイトの立ち上げに移る。当該サイトは、「宝クジ可―ド」の発行で多大なメリットを享受出来るクレジットカード会社、同様に「宝クジ特急便」を運営することで受注増を図れる運送業者の、手弁当に拠って開設される。
【0008】
まず<ホップ>に当たる、ファースト宝クジに据えるのが、当該「宝クジ可―ド」の年会費を原資とする宝クジで、この抽選に用いるのが当該「宝クジ可―ド」の登録番号である。更に、<ステップ>に当たる、セカンド宝クジに据えるのが、当該サイトオリジナル・ユーティリティラベル「金運恵らべる」。購入単位を2,000円に定めた場合の、5%ディスカウント分を原資とする宝クジで、相当する100円を対価とするのが「金運恵らべる」である。抽選番号には、当該ラベルをダウンロードした際の、年月日と時刻の組合せを充てる。最後が<ジャンプ>に当たるサード宝クジ。これは、当該サイトの配送を担う業者の「宝クジ特急料金」の一部を原資とする宝クジで、抽選番号には配送伝票(整理番号)の転用が可能だ。
【0009】
当該サイトで宝クジを実施する自治体の、名産品の購入者を対象に行うトリプル宝クジは、参加者それぞれが、平等に三回の機会を楽しめるもので、当選確率もさることながら、三回の興奮に連続して浸れるところが醍醐味である。