(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022062398
(43)【公開日】2022-04-20
(54)【発明の名称】チケット購入受付システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/02 20120101AFI20220413BHJP
【FI】
G06Q10/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020170380
(22)【出願日】2020-10-08
(71)【出願人】
【識別番号】000186566
【氏名又は名称】小林クリエイト株式会社
(72)【発明者】
【氏名】小島 正孝
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA03
(57)【要約】
【課題】興味を高めうるチケットの提供。
【解決手段】複数のチケットからなる冊子の購入の申込を受け付けるものであって、前記チケットに適用されるデザインを複数取得するデザイン取得手段と、該デザイン取得手段により取得されたデザインを前記購入者に提示する候補提示手段と、前記冊子を構成するチケットについて、前記候補提示手段により提示されたデザインのうち1以上のデザインの選択を前記購入者より受け付ける選択受付手段と、を備え、該選択受付手段により受け付けた選択に基づいて、前記冊子を構成するチケットの夫々にデザインを適用するものであることを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のチケットからなる冊子の購入の申込を受け付けるチケット購入受付プログラムであって、
前記チケットに適用されるデザインを複数取得するデザイン取得手段と、
該デザイン取得手段により取得されたデザインを、前記購入者に提示する候補提示手段と、
前記冊子を構成するチケットについて、前記候補提示手段により提示されたデザインのうち1以上のデザインの選択を前記購入者より受け付ける選択受付手段と、を備え、
該選択受付手段により受け付けた選択に基づいて、前記冊子を構成するチケットの夫々にデザインを適用するものであることを特徴とするチケット購入受付プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チケット購入受付システムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットを介してチケットを販売するシステムがある。チケットの購入を希望する者は、Webブラウザー等によって当該システムにアクセスし、チケットの購入を申し込むことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】公開特許公報第2018-026078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような形態でのチケットの販売にあっては、複数のチケットから構成される「シーズンチケット」と呼ばれるものであっては、内容が一律のものとなり、長期にわたる利用において飽きやすいという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した問題点等を解決するために本願のチケット購入受付プログラム(以下「本願発明」と称す)は、上述した問題点等を解決するためになされたものであり、複数のチケットからなる冊子の購入の申込を受け付けるものであって、前記チケットに適用されるデザインを複数取得するデザイン取得手段と、該デザイン取得手段により取得されたデザインを前記購入者に提示する候補提示手段と、前記冊子を構成するチケットについて、前記候補提示手段により提示されたデザインのうち1以上のデザインの選択を前記購入者より受け付ける選択受付手段と、を備え、該選択受付手段により受け付けた選択に基づいて、前記冊子を構成するチケットの夫々にデザインを適用するものであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本願発明は、チケットに適用されるデザインとして複数のものがデザイン取得手段により取得され、そのデザインが候補提示手段によって購入者に提示される。候補提示手段によって提示されたデザインのうち、購入者による1以上のデザインの選択が選択受付手段によって受け付けられ、その受け付けられた選択に基づいてチケットの夫々にデザインが適用される。従って、購入者は自らの希望にそったデザインがチケットの夫々に適用された冊子を購入することができ、チケットが対象とする興行への興味を高めることができるとの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】シーズンチケット販売サイト1およびその関連要素を示す模式図である。
【
図2】シーズンチケット販売サイト1を利用するユーザーに提示される選択画面D200の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施例として、シーズンチケット販売サイト1を説明する。
【0009】
図1は、シーズンチケット販売サイト1およびこれを実現するための構成を示した模式図である。シーズンチケット販売サイト1は、Webサーバー10によってホスティングされ、インターネット50を介してシーズンチケット(野球等のスポーツの興行に関するチケットであって、一定の開催期間に亘る複数の興行の分を一綴りにしたものをいう、以下同様)の購入を希望する者(以下「購入希望者」と称す)のPC(パーソナルコンピューター)100からアクセスがあった場合に後述する選択画面200等のWebページ(HTMLファイル)を生成して送信するWebアプリケーション(プログラム)である。PC100がインターネット50を介してWebサーバー10にアクセスするための構成や手順については、公知の技術であるため説明を省略する。
【0010】
Webサーバー10と同一のLAN(ローカルエリアネットワーク)上には画像サーバー20が設けられる。画像サーバー20は、選手画像90を複数保持する画像データベース2を備える。選手画像90とは、シーズンチケットが対象とするスポーツの出場選手の写真画像である。画像データベース2は、チケット販売サイト1からのリクエストに基づいて、自己の保持する選手画像90をチケット販売サイト1に対して送出する機能を有する。
【0011】
次に、
図2を参照して、シーズンチケット販売サイト1にアクセスした端末に表示される選択画面200を説明する。選択画面200は、購入希望者がシーズンチケットのデザインとして選手画像90を選択するためのものである。選択画面200には、選手画像90と選手氏名91とチェックボックス92を一組として、これが複数(
図2の例では6つ)表示される。
【0012】
選手画像90は、チケット販売サイト1が画像データベース20から取得した画像である。選手氏名91は、選手画像90に表示された選手の氏名としてチケット販売サイト1内に保持された情報である。チェックボックス92は、購入希望者が選手画像90の選択の意思を入力するためのユーザーインターフェイスである。チェックボックス92は、クリック操作によって選択状態(チェックマークが入っている状態をいう、以下同様)とされ、再度、クリック操作することにより、非選択状態(チェックマークが入っていない状態をいう、以下同様)される、いわゆるトグル動作をするものである。
【0013】
なお、本実施例のチケット販売サイト1では、シーズンチケットのデザインとして選手画像90を5つまで選択できるように構成されている。5つのチェックボックス92が選択状態にあるとき、非選択状態のチェックボックス92をクリック操作しても選択状態には変わらないよう制御される。
【0014】
選択画面200には、確定ボタン201が表示される。確定ボタン201がクリックされると、選択状態にある選手画像90の情報がPC100からインターネット50を介してチケット販売サイト1に送信される。これを受信したチケット販売サイト1は、選択された選手画像90をシーズンチケットのデザインに用いるものと認識し、シーズンチケットを構成する紙片それぞれの選手画像90を割り当てて、シーズンチケットの注文を確定する。確定された注文の情報およびシーズンチケットに割り当てた選手画像90の情報は、別途用意されたシーズンチケットを製造するための工程に伝達される。
【0015】
なお、選択画面200において、チェックボックス92の1つも選択状態にない場合は、確定ボタン201がクリック操作されても何ら挙動を示さないよう構成される。これは、選手画像90が1つも選択されない状態にあっては、シーズンチケットのデザインを確定できず、シーズンチケットを製造することができないからである。
【0016】
シーズンチケット販売サイト1によれば、ユーザー(購入希望者)の嗜好を反映したデザインのシーズンチケットの購入を受け付けることができ、ひいては、購入者に対して興行に対する関心を高めることができる。
【符号の説明】
【0017】
1 シーズンチケット販売サイト(チケット購入受付プログラム)
10 Webサーバー
20 画像サーバー
200 選択画面