(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022063259
(43)【公開日】2022-04-21
(54)【発明の名称】演出出力玩具
(51)【国際特許分類】
A63H 33/00 20060101AFI20220414BHJP
A63H 5/00 20060101ALI20220414BHJP
【FI】
A63H33/00 C
A63H33/00 P
A63H5/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021170470
(22)【出願日】2021-10-18
(62)【分割の表示】P 2020170937の分割
【原出願日】2020-10-09
(71)【出願人】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(72)【発明者】
【氏名】岡田 惠二
(72)【発明者】
【氏名】勝野 真弥
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 克也
(72)【発明者】
【氏名】古谷 純平
【テーマコード(参考)】
2C150
【Fターム(参考)】
2C150AA05
2C150CA15
2C150DF01
2C150DG01
(57)【要約】
【課題】演出制御の正確性に優れ興趣性の高い演出出力玩具を提供する。
【解決手段】演出を起動する起動ボタン37を備える副玩具体30と、副玩具体30の着脱が可能な主玩具体10と、を備え、主玩具体10は、副玩具体30の装着部22に対して出没可能に構成された、起動ボタン37を押圧し動作させるためのボタン動作突起61と、ボタン動作突起61よりも突出高さが低く設けられ且つ装着部22に対して出没可能に構成された連動突起62と、を含み、連動突起62とボタン動作突起61は、連動突起62の装着部22からの退避と連動して、ボタン動作突起61が装着部22から退避するよう構成されている、演出出力玩具1。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
演出を起動する起動部を備える副玩具体と、
前記副玩具体の着脱が可能な主玩具体と、を備え、
前記主玩具体は、前記副玩具体の装着部に対して出没可能に構成された、前記起動部を押圧し動作させるための動作部と、前記動作部よりも突出高さが低く設けられ且つ前記装着部に対して出没可能に構成された連動部と、を含み、
前記連動部と前記動作部は、前記連動部の前記装着部からの退避と連動して、前記動作部が前記装着部から退避するよう構成されている、
演出出力玩具。
【請求項2】
請求項1に記載の演出出力玩具であって、
前記動作部と前記連動部は、初期位置に戻るように付勢部材にて付勢されている、
演出出力玩具。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の演出出力玩具であって、
前記動作部の初期位置への戻りを規制するロック部を備える、
演出出力玩具。
【請求項4】
請求項3に記載の演出出力玩具であって、
前記ロック部は、初期位置に戻るように付勢部材にて付勢されている、
演出出力玩具。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の演出出力玩具であって、
前記ロック部は、前記副玩具体に係合して前記副玩具体の厚み方向に移動して、前記動作部の戻りを規制する、
演出出力玩具。
【請求項6】
請求項3又は4に記載の演出出力玩具であって、
前記ロック部は、前記副玩具体に係合して前記副玩具体の幅方向に移動して、前記動作部の戻りを規制する、
演出出力玩具。
【請求項7】
請求項1~6の何れか一項に記載の演出出力玩具であって、
前記動作部と前記連動部は、回動可能な支軸部を支点にして揺動する連動アームに設けられ、
前記連動部の前記支軸部からの距離は、前記動作部の前記支軸部からの距離よりも小さく構成されている、
演出出力玩具。
【請求項8】
請求項3~6の何れか一項に記載の演出出力玩具であって、
前記動作部と前記連動部は、回動可能な支軸部を支点にして揺動する連動アームに設けられ、
前記主玩具体から露出する前記ロック部は、前記主玩具体の内部に移動可能に配置されたロック部材の一端として設けられ、
前記ロック部材の他端には、前記連動アームを係止可能な係止部が設けられている、
演出出力玩具。
【請求項9】
請求項1~8の何れか一項に記載の演出出力玩具であって、
前記主玩具体は、前記装着部の他に、前記副玩具体を装着する別の装着部を備える、
演出出力玩具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、演出出力玩具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、演出出力玩具には所定の操作に基づいて音等を発生するものが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載された演出出力玩具は、タグリーダ部と、動作出力部と、記憶部と、制御部と蓋部等を備える筐体部と、この筐体部とは別体でICタグを備える別部材と、等を備える。そして、筐体部のタグリーダ部に対してICタグを備える別部材を近づけてICタグの情報を読み込むことで発音可能に構成された発音玩具である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、二つの別部材を接近させることでICタグの情報を読み取る構成である。このように別部材を近づけたり装着したりボタン操作をして所定の演出を開始する演出出力玩具においては、玩具の演出出力制御は、多くの場合、電子制御にて行われる。しかしながら、この種の演出出力玩具では、特定の演出が、所定電子制御のルーティンで繰り返し行われ、操作者の意に沿わない演出がされてしまうという問題があった。このような問題をソフト開発で解決しようとすると、ソフト開発に多くの時間を必要するだけでなく、誤動作のリスクも残されるため、この種の課題を電子制御に頼らず解決できる興趣性の高い演出出力玩具が切望されていた。
【0005】
本発明は、演出出力の制御が確実で興趣性の高い演出出力玩具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る演出出力玩具は、演出を起動する起動部を備える副玩具体と、前記副玩具体の着脱が可能な主玩具体と、を備え、前記主玩具体は、前記副玩具体の装着部に対して出没可能に構成された、前記起動部を押圧し動作させるための動作部と、前記動作部よりも突出高さが低く設けられ且つ前記装着部に対して出没可能に構成された連動部と、を含み、前記連動部と前記動作部は、前記連動部の前記装着部からの退避と連動して、前記動作部が前記装着部から退避するよう構成されている。
【0007】
また、本発明に係る演出出力玩具においては、前記動作部と前記連動部は、初期位置に戻るように付勢部材にて付勢されている、ようにしてもよい。
【0008】
また、本発明に係る演出出力玩具においては、前記動作部の初期位置への戻りを規制するロック部を備える、ようにしてもよい。
【0009】
また、本発明に係る演出出力玩具においては、前記ロック部は、初期位置に戻るように付勢部材にて付勢されている、ようにしてもよい。
【0010】
また、本発明に係る演出出力玩具においては、前記ロック部は、前記副玩具体に係合して前記副玩具体の厚み方向に移動して、前記動作部の戻りを規制する、ようにしてもよい。
【0011】
また、本発明に係る演出出力玩具においては、前記ロック部は、前記副玩具体に係合して前記副玩具体の幅方向に移動して、前記動作部の戻りを規制する、ようにしてもよい。
【0012】
また、本発明に係る演出出力玩具においては、前記動作部と前記連動部は、回動可能な支軸部を支点にして揺動する連動アームに設けられ、前記連動部の前記支軸部からの距離は、前記動作部の前記支軸部からの距離よりも小さく構成されている、ようにしてもよい。
【0013】
また、本発明に係る演出出力玩具においては、前記動作部と前記連動部は、回動可能な支軸部を支点にして揺動する連動アームに設けられ、前記主玩具体から露出する前記ロック部は、前記主玩具体の内部に移動可能に配置されたロック部材の一端として設けられ、前記ロック部材の他端には、前記連動アームを係止可能な係止部が設けられている、ようにしてもよい。
【0014】
また、本発明に係る演出出力玩具においては、前記主玩具体は、前記装着部の他に、前記副玩具体を装着する別の装着部を備える、ようにしてもよい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、演出制御の正確性に優れ興趣性の高い演出出力玩具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の演出出力玩具の第1実施形態の斜視図である。
【
図2】
図1に示す演出出力玩具における主玩具体を右側面方向から見た斜視図である。
【
図3】
図1に示す演出出力玩具における主玩具体を左側面方向から見た斜視図である。
【
図4】
図1に示す演出出力玩具における副玩具体の斜視図である。
【
図5】
図4に示す副玩具体の底面を示す底面図である。
【
図6】
図1に示す演出出力玩具における副玩具体の装着部の内部構造を示すように一部を破断した要部破断側面図である。
【
図7】
図6に示す副玩具体の装着部の内部構造を示す分解斜視図である。
【
図8】
図7に示すリンク機構の動作初段の状態を示す分解斜視図である。
【
図9】
図7に示すリンク機構の動作中段の状態を示す分解斜視図である。
【
図10】
図7に示すリンク機構の動作終段の副玩具体が装着された状態を示す分解斜視図である。
【
図11】
図10に示す副玩具体を取り外すときの動作初段の状態を示す分解側面図である。
【
図12】本発明の第2実施形態の演出出力玩具を下側から見た斜視図である。
【
図13】
図12に示す主玩具体の左側面方向から見た斜視図である。
【
図14】
図13に示す主玩具体を玩具下側から見た時の底面図である。
【
図15】第2実施形態における副玩具体の装着部の内部構造を示すように一部を破断した要部破断側面図である。
【
図16】
図14に示す副玩具体の装着部の内部構造を示す分解斜視図である。
【
図17】
図14に示す装着部において、副玩具体の装着前の状態を示す分解斜視図である。
【
図18】
図14に示す装着部において、副玩具体の装着後の状態を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態の演出出力玩具1について、
図1~
図11を参照して説明する。
図1は、第1実施形態の演出出力玩具1の全体を示す斜視図である。
【0018】
図1に示すように、演出出力玩具1は、その構成を大別すると、握り部12及び刃部11を有する剣の形状を模った主玩具体10(以下、「剣10」と云う)と、識別情報を有する矩形状のブックを模った副玩具体30(以下、「ブック30」と云う)と、を含む構成である。演出出力玩具1は、例えば戦うヒーローが使用する剣を模った主玩具体10にブック30を装着して遊ぶものである。ブック30の装着部としては、例えば、剣10の上部側の第1装着部22(
図4参照)と、別の装着部として、剣10の左側面(剣10を持って剣先を前方に向けたときの状態における左右)の第2装着部23(
図5参照)と、にブック30を着脱して遊ぶことが可能な玩具である。
【0019】
なお、以下の説明において、演出出力玩具1の構成要素の向きを説明する際には、基本的には、ユーザーが剣10の握り部12を手で持ち、剣先を前方に向け且つ刃部11(両刃タイプの場合は操作トリガーを下にした状態)を上下にして構えた状態において、ユーザーから剣10を見た場合の方向を云う。例えば、上下方向については、上方向、下方向或いは上部側、下部側と云い、左右方向については、左方向、右方向或いは左側面、右側面、さらには剣厚み方向とも云う。また、前後方向については、剣前方、剣後方、或いは前方側、後方側、さらには剣の先端側、先端方向ともいう。また、ブック30の方向については、ブック形状が直方体であることから、直方体の3辺のうち、最長の長さの辺の向きを縦或いは縦方向、中間の長さ辺の向きを幅方向、最短の辺の向きを厚み方向と云う。
【0020】
図2は、ブック30の斜視図であり、
図3は、ブック30の底面を示す底面図である。
図2に示すように、ブック30は、本体部30bと、本体部30bに対して開閉軸30sfを有するヒンジ部30hを介して開閉動可能な開閉部30aと、を備えている。この開閉部30aは、本体部30bとの間に配置されたトーションばね38tによって、その回動方向に付勢されている。例えば、第2起動ボタン38fを操作することで、自動的に開く、見開きが可能な本の形を模した略直方体の形状に構成されている。また、開閉軸30sfが設けられた側とは反対側の端面には、この端面の長手方向に沿い且つブック30の底面30bb側に開口する縦溝30gが設けられている。
【0021】
また、ブック30は、開閉部30aが開いた時には開きページが現れる。この開きページには、例えば、所定のキャラクターや特別な情報の画像を表することができる。また、ブック30内には、そのブック固有の識別情報が記録されたICダグが内蔵されている。
【0022】
図3に示すように、ブック30の本体部30bの底面30bbには、ブック30の演出を起動する起動ボタン(起動部)として、例えば、音声ボタンである第1起動ボタン36b及び第3起動ボタン37と、開閉部30aの開き動作を行う第2起動ボタン38fが設けられている。要するに、第1起動ボタン36b及び第3起動ボタン37は、ブック内の所定の情報に基づいた音声を出力する。また、第2起動ボタン38fは、押されることで、開閉部30aが自動的に開くように構成されている。
【0023】
図4は、演出出力玩具1における剣10を右側面方向から見た斜視図であり、
図5は、剣10を左側面方向から見た斜視図である。
図4及び
図5に示すように、剣10は、例えば、片刃タイプの刃部11と、握り部12と、ブック30の装着部として前掲したように第1装着部22及び第2装着部23と、有する構造である。この剣10は、内部にブック30の情報を、検出可能な不図示の検出部、電源及び制御部を備えている。ブック30が第2装着部23に装着されたときには、検出部によって、ブック30が持っている識別情報を読み取ることができる。なお、ブック30が第1装着部22に装着されたときには、ブック30の識別情報を読み取らない場合の遊び方をする。
【0024】
剣10は、その外部には、操作する部分として、電源スイッチ及び操作トリガー16が設けられている。操作トリガー16は、握り部12を握った状態のままで指先にて操作可能なように、握り部12の前方側に設けられている。
【0025】
音出力部は、その設置については特に制限されるものでないが、例えば、刃部11の最も幅の広い部位等に配置されている。また、光出力部は、例えば、刃部11の適所にLED等の光源を配置して剣10が光る演出をすることができる。
【0026】
第1装着部22は、
図4に示すように、剣10の握り部12と刃部11との間の剣上部側(剣10を持った場合の上部側)に設けられ、ブック30を剣10の上部側に縦長に立てる(
図1参照)ように構成されている。第1装着部22には、第1装着部22を画成する壁面から出没可能な、例えば3つの突起が設けられている。このうち2つの突起は、底壁面22bに設けられ、他の1つの突起は、剣10の先端側に向いた側壁面22wに設けられている。
【0027】
底壁面22bに設けられた突起は、ブック30の第3起動ボタン37を押圧可能なボタン動作突起(動作部)61、ボタン動作突起61と連動する連動突起(連動部)62である。このボタン動作突起61及び連動突起62は、後述するボタン操作部材60の一部として構成されており、底壁面22bから出没可能に設けられている。要するに、連動突起62とボタン動作突起61とは、詳細は後述するが一体的な構成となっており、ブック30が装着されブック30に押されたときに、両突起61,62は、底壁面22bの内側に退避(移動)可能に構成されている。ここで、ボタン動作突起61と連動突起62の底壁面22bからの突出高さは、詳細については後述するが、連動突起62の方が低く設けられている。
【0028】
また、剣10の先端側に向かって突出する第3の突起は、ブック30が第1装着部22に装着されたときに、ブック30の幅方向の一端面に係合する。すなわち、第3の突起は、ブック30の外面に係合することで、側壁面22wから引っ込むように移動し、この移動を利用して、ボタン操作部材60の動きを係止するロック部材70のロック突起(ロック部)71として形成されている。
【0029】
第2装着部23は、
図5に示すように、ブック30を剣10の左側面に縦向きに装着する構成である。第2装着部23に装着されたブック30は、例えば、最初の操作トリガー16の操作によって、図示しないリンク機構によって、第2装着部23に露出するボタン動作部(動作部)46,48により操作される。ボタン動作部46,48は、ブック30の第1起動ボタン(起動部)36b及び第2起動ボタン(起動部)38fを押圧し、ブック30による音声出力と同時に、ブック30の開閉部30aを開くことができる。また、第2装着部23にブック30が装着された場合には、ブック30の識別情報が読み取られ、操作トリガー16の操作で所定の演出ができる。また、装着されたブック30は、操作トリガー16の一回目の操作によって、ブック30による演出が可能であるが、二回目以降の操作では、図示しない機構によりボタン動作部46,48はロック状態となり、ブック30の不要な繰り返しの演出は回避され、剣10側の演出のみになる。なお、ボタン動作部46,48のロック状態は、ロック解除パーツ50Rを押すことで解除することができる。
【0030】
以下、ボタン操作部材60及びロック部材70の構成について
図6及び
図7を参照して説明する。
図6は、演出出力玩具1における第1装着部22の内部構造を示すために剣10の一部破断した要部破断側面図である。
図7は、第1装着部22の内部構造を示す分解斜視図である。
【0031】
図6に示すように、剣10において、第1装着部22の内側(図中において下側及び左側)には、ボタン動作突起(動作部)61と連動突起(連動部)62を備えるボタン操作部材60、及びロック突起(ロック部)71を備えるロック部材70が設けられている。
ボタン操作部材60は、回転軸心C6を中心に回動可能な支軸部60cから回転半径方向で剣後方に延びる連動アーム60aを備え、この連動アーム60aには回転方向に沿って剣10上方向に延びるボタン動作突起61と連動突起62とが設けられている。連動突起62は、連動アーム60aの延出方向の中段位置に形成され、ボタン動作突起61は、連動アーム60aの先端位置に形成されている。要するに、連動突起62の支軸部60cからの距離は、ボタン動作突起61の支軸部60cからの距離よりも小さく構成されている。また、ボタン動作突起61とは反対に剣10の下方向(図中において下方向)には、ロック部材70と係合可能な係合アーム63が延出されている。なお、
図7に示すように、底壁面22bには、ボタン動作突起61及び連動突起62の貫通を許容する2つの開口22hが設けられている。
【0032】
図7に示すように、係合アーム63は、その先端側において剣10の厚み方向に凹む凹部63cを備えている。この凹部63cは、ロック部材70の係止部73と係合することができる。また、連動アーム60aには、係合アーム63と並列に配置された付勢部材である圧縮ばねP4が図中下側から当接している。これにより、ボタン操作部材60は、ボタン動作突起61と連動突起62とが開口22hから露出する位置(初期位置)に戻る方向に常時付勢されている。したがって、ブック30を装着するときには、ボタン動作突起61及び連動突起62がブック30に当接する。また、連動アーム60aには、連動突起62の延出側とは反対側に、剣10の厚み方向の左方向に延びるスイッチ押圧部64が設けられている。このスイッチ押圧部64は、スイッチ押圧部64に対面して設置されたラバーコンタクトスイッチ10siを押圧操作することができる。なお、ラバーコンタクトスイッチ(起動部)10siは、剣10側の音演出や光演出のスイッチとして機能する。
【0033】
ロック部材70は、剣10の前後方向に延びるスライド部70cと、スライド部70cの一端側から剣10の上方向に向かって延びるロックアーム部70bと、を備え側面視で例えば略L字形状に構成されている。また、ロック部材70は、剣10の前後方向、すなわち、スライド部70cに沿う方向に移動可能に保持されている。スライド部70cの先端寄りの位置には、剣10の厚み方向の右方向へ突出して係合アーム63と係合し、連動アーム60aの移動を係止する係止部73が設けられている。ロックアーム部70bの先端には、剣10の先端側に向かって突出するロック突起71が設けられている。
【0034】
ロック突起71は、その先端面71e及び先端テーパ面71tが側壁面22wから露出可能に構成されている。また、ロック突起71は、その厚みが側壁面22wの幅(剣10の左右方向の幅)に近い幅を有している。
【0035】
また、スライド部70cに設けられた長孔70h内には、付勢部材である圧縮ばねP5が設けられている。この圧縮ばねP5は、その一端側(図中右側)がスライド部70cを押圧するように設置されている。したがって、ロック部材70は、圧縮ばねP5によって剣10の先端方向に向かって常時付勢されている。この結果、ロック突起71は、ブック30が取り外されたときに、先端面71e及び先端テーパ面71tが側壁面22wから露出する初期位置に戻ることができる。また、スライド部70cの先端側には、係合アーム63の凹部63cよりも剣10の先端側(図中右側)に、前掲の係止部73が位置している。
【0036】
係止部73は、スライド部70cに対してその厚み方向(剣の左右方向)に移動可能に設けられている。また、係止部73は、スライド部70c内に剣10の左右方向にスライド可能に保持されている。更に、係止部73は、スライド部70cの裏側(剣10の左方向)から圧縮ばねP6(
図8参照)によって押圧されている。したがって、係止部73は、後述するように、係合アーム63の凹部63cに係合するときに、その突出高さが弾性力を持って変化可能である。
【0037】
以下、ブック30の装着・取り外しのときのボタン操作部材60及びロック部材70の動作について、
図8~
図11を参照して説明する。
図8は、ブック30の装着時におけるボタン操作部材60及びロック部材70の動作初段の状態を示す分解斜視図である。
図9は、ボタン操作部材60及びロック部材70の装着時における動作中段の状態を示す分解斜視図である。
図10は、両部材60,70の装着時における動作終段の状態を示す分解斜視図である。また、
図11は、ブック30の取外し時におけるボタン操作部材60及びロック部材70の動作の状態を示す分解側面図である。
【0038】
ブック30の装着時において、底面30bbを第1装着部22に押し込むようにする。このとき、
図8に示すように、ボタン操作部材60は、ボタン動作突起61が、底面30bbに設けられた第3起動ボタン37に最初に接触し、圧縮ばねP4の付勢力に抗して押し込まれる。このボタン動作突起61の当接によって第3起動ボタン37が押し込まれブック30のスイッチングが行われる。ボタン操作部材60は、ボタン動作突起61が押されて、支軸部60cを支点にして回動(図において反時計周りの方向に回動)を開始する。なお、このブック30の押込みの初段状態において、底面30bbは、その角の一端部30beがロック突起71の先端テーパ面71tに接触する。これによって、ロック部材70は、圧縮ばねP5の付勢力に抗して剣10の後方側へ移動(図中において左側へ移動)し始める。
【0039】
引き続いて、ブック30を更に押し込む。これにより、
図9に示すように、底面30bbと連動突起62とが接触する。底面30bbに対して連動突起62が接触すると、ボタン動作突起61は、第3起動ボタン37から離れ始める。要するに、ボタン動作突起61よりも支軸部60cに近い連動突起62が押されることで、ボタン動作突起61は、連動突起62の移動距離よりも大きく移動して、第3起動ボタン37から離間する。
【0040】
ブック30の押込みによって、係合アーム63は、その先端部63eがロック部材70の係止部73に近づく方向に移動する。一方、ロック部材70は、ブック30の一端部30beに押されて剣10の後方にスライド移動し、係止部73が、
図9に示すように、係合アーム63の先端部63eに接する方向に移動する。ここで、先端部63eには、係止部73に対面する側に、先端傾斜面63tが設けられており、一方、係止部73には、先端傾斜面63tに対面する側に傾斜面73tが設けられている。したがって、先端傾斜面63tと傾斜面73tとが、
図9に示す状態から更に近づくように移動した時に、両傾斜面63t,73t同士が接触して擦れながら、凹部63c内に係止部73が嵌まり込む。なお、係止部73の嵌り込みに際しては、係止部73は、その突出高さを低くするように弾性移動できるので、嵌り込みは円滑に行われる。
【0041】
ブック30の押込みが完了すると、
図10に示すように、ロック突起71は、その先端面71eがブック30の一端側面に当接する。これにより、ロック部材70は、ロック突起71が側壁面22wから引っ込んだ状態に維持される。また、係止部73は、凹部63c内に嵌まり込んだ状態となる。この結果、ボタン操作部材60は、ボタン動作突起61が第3起動ボタン37から離間した状態に維持される。
【0042】
上記の一連のブック30の装着動作においては、ブック30による演出は、第3起動ボタン37の押圧が短押し(短い時間の押圧)であるので、そのスイッチングに対応する演出が一回のみ行われる。また、ブック30の装着によって、ラバーコンタクトスイッチ(起動部)10siも押される。これにより、剣10が発光する光演出、更には、剣10側の音声出力による演出を行う。なお、剣10による演出は、光演出のみ、音声演出のみであっても良い。
【0043】
第1装着部22からブック30を取り外しのときのボタン操作部材60及びロック部材70の動作について説明する。
図11に示すように、先ず、ブック30を引き抜く時の初期状態では、ブック30が上方に移動しても、ロック突起71の先端面71eがブック30に当接している間は、ロック部材70は、圧縮ばねP5の付勢力に抗してブック30が押し込まれた状態のままに維持されている。したがって、ブック30を取りはず動作の初期状態では、ボタン操作部材60の戻り動作が制限される。そして、ブック30が更に引き出されて、ロック突起71の先端面71eからブック30が離れると、ロック部材70は、初期位置の側(
図11において右側)に移動する。これによって、係止部73と凹部63cとの係合が外れる。この結果、ボタン操作部材60は、圧縮ばねP4の付勢力によって初期位置に戻る。このように、ボタン操作部材60の戻り動作は、ブック30が第1装着部22から所定距離だけ離れてから移動し始めるので、ボタン動作突起61の戻り動作によって第3起動ボタン37が押されて不要な演出を行うことはない。
【0044】
以下、演出出力玩具1の遊び方について簡単に説明する。
ブック30は、単体としても操作して音声出力をして遊ぶことができるが、演出出力玩具1の遊び方のメインは、剣10に装着して遊ぶ。その場合、剣10の電源スイッチを操作後に、ブック30を装着する。例えば、上記のように、ブック30を第1装着部22に装着し、直ぐに抜き取り、その後、第2装着部23に装着する。
【0045】
また、ブック30を第2装着部23に装着した状態で、操作トリガー16を操作すると、ブック30は、ボタン動作部46,48により第1起動ボタン36b及び第2起動ボタン38fが押される。これによって、開閉部30aが回動するのと同時に、ブック30から音声出力がされる。その後、操作トリガー16を操作することで、最初の音声出力とは異なった音声出力、さらには、発光演出が主玩具体10によって行うことができる。
【0046】
以上述べたように、本実施形態の演出出力玩具1によれば、ブック30を装着する第1装着部22に出没可能で、ボタン動作突起61と同方向に連動する連動突起62は、ボタン動作突起61よりも突出高さが低く設けられている。これによって、ブック30を第1装着部22に装着するときに、装着初期状態ではボタン動作突起61が第3起動ボタン37を押圧してブック30による演出ができる。
【0047】
また、連動突起62は、支軸部60cからの距離が、支軸部60cからボタン動作突起61までの距離よりも小さくなっているので、連動突起62とブック30とが当接するとことで、ボタン動作突起61の移動距離を大きくするので、装着終段状態では、ボタン動作突起61を第3起動ボタン37から離間させることができる。この結果、第3起動ボタン37の短押しによる演出ができ、第3起動ボタン37の長押しによる別の演出を避けることができる。
【0048】
また、ブック30を第1装着部22から取り外すときには、ボタン動作突起61は、係合アーム63が係止部73にて係止されて戻り移動のタイミングが遅れるように規制されるので、ブック30の取り外しに際して第3起動ボタン37が操作されることはない。これにより、ブック30による演出は、ブック30を第1装着部22に装着したときの一回のみの演出とすることができる。この結果、ブック30による演出を不必要に繰り返すことが無く、ユーザーの意図とは異なる無駄な演出による興趣性の低下を回避でき、操作性の良い興趣性の高い玩具を提供できる。
【0049】
また、本実施形態の演出出力玩具1では、ボタン動作突起61と連動突起62とは、連動アーム60aにて一体化され圧縮ばねP4によって付勢されているので、ブック30の取り外しによって第1装着部22内に突出する初期位置に戻ることができる。
【0050】
本実施形態の演出出力玩具1では、ロック突起71を有するロック部材70は、圧縮ばねP5にて初期位置の方向へ付勢されているので、ブック30の取り外しに連動して移動し、ロック突起71を第1装着部22内に突出する初期位置に戻るように動作することができる。
【0051】
また、本実施形態の演出出力玩具1では、ブック30の着脱に連動して動作し、ブック30の装着時において、ロック突起71によって、ブック30を幅方向に押すことができるので、ブック着脱の操作感を出すことができる。
【0052】
また、本実施形態の演出出力玩具1では、主玩具体10は、ブック30を装着する第1及び第2装着部22,23を備えるので、ブック30による演出形態をより多くすることができる。
【0053】
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態の主玩具体10について、
図12~
図18を参照して説明する。なお、本実施形態においては、第1実施形態と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明を省略する。
図12は、第2実施形態の剣10を下側から見た斜視図である。
図13は、剣10を左側面方向から見た斜視図である。
本実施形態の剣10においては、
図12及び
図13に示すように、第1実施形態のものとは、剣10のタイプが両刃タイプであること、また、第1装着部22及び第2装着部23の構成が異なる。なお、第2実施形態にける剣10は両刃タイプであるの、剣10の上下については、操作トリガー16が設けられている側を下側とする。その他の方向の記載については、第1実施形態と同様に記載する。
【0054】
第2装着部23は、
図12及び
図13に示すように、剣10の上部側に設けられ、ブック30を剣前後方向に向かって平置き(本体部30bを内側)に装着するように構成されている。第2装着部23に装着されたブック30は、例えば、操作トリガー16の最初の操作によって、第1実施形態と同様に第1起動ボタン(第1起動部)36b及び第2起動ボタン(第2起動部)38fが押圧され、ブック30による音声出力及びブック30の開閉部30aが剣左方向に開かれる。また、ブック30の識別情報は、第2装着部23に装着さたことで読み取られ、操作トリガー16の操作によって所定の演出ができる。また、本実施形態では、操作トリガー16の二回目以降の操作では、ブック30が作動しない構成を備えているが、例えば、ブック30の着脱によって第2装着部23に出没可能なロック解除部材40Rにより、操作トリガー16のロック解除がなされる。
【0055】
図14は、剣10を下側から見た時の底面図であり、
図15は、第1装着部22の内部構造を示すために剣10の一部を破断した要部破断側面図である。
図16は、第1装着部22の内部構造を示す分解斜視図である
図14に示すように、第1装着部22は、四方が壁面に囲まれた所定の深さの矩形状に構成されており、ブック30を剣10の下部に向かって斜め後方縦長に立てることができる。また、底壁面22bには、底壁面22bから出没可能なボタン動作突起61及び連動突起62が設けられている。また、側壁面22wには、剣10の先端側に向かって突出するロック突起91が設けられている。
【0056】
図15及び
図16に示すように、本実施形態におけるボタン操作部材60は、第1実施形態と同様に、ボタン動作突起(動作部)61と連動突起(連動部)62が支軸部60cを中心に回動可能な連動アーム60aに設けられている。しかし、第1実施形態とは異なり、連動アーム60aは剣10の後方に向かって延出されている。すなわち、握り部12側に設けられた回転軸心C8を中心に回動可能な支軸部60cから剣先端方向に延びる連動アーム60aにボタン動作突起61と連動突起62とが設けられている。また、係合アーム63についても、第1実施形態と異なり、支軸部60cからボタン動作突起61と同じ方向に延出されている。また、ロック突起(ロック部)91を備えるロック部材90は、第1実施形態のように側壁面22wから出没する構成ではなく、後述するように、側壁面22wから突出した状態のままで剣厚み方向にスライド移動する。ロック部材90は、剣10の厚み方向において係合アーム63と重なる位置に設けられている。なお、連動突起62の突出側とは反対側に設けられたスイッチ押圧部64は、第1実施形態と同様にラバーコンタクトスイッチ(起動部)10siを押圧操作する。
【0057】
以下、ボタン操作部材60及びロック部材90の構成並びに動作について説明する。
図17は、ボタン操作部材60及びロック部材90の動作前の状態を示す分解斜視図である。
図18は、ボタン操作部材60及びロック部材90の動作後の状態を示す分解斜視図である。
【0058】
図17に示すように、ロック部材90は、側壁面22wに沿って剣厚み方向にスライド移動可能な胴部92を有し、胴部92の側面側(図中において手前側)にロック突起91が設けられ、胴部92の先端側(図中において左側)に係止部93が設けられている。ロック突起91は、側壁面22wの側面開口22iを貫通して第2装着部22に突出している。係止部93は、ロック部材90を位置規制する収容壁部98の貫通孔98hを貫通して係合アーム63に向かって突出している。ロック部材90は、収容壁部98との間に設置された付勢部材である圧縮ばねP8によって、係合アーム63から離れる方向(初期位置に戻る方向)に付勢されている。また、ロック突起91は、ブック30に設けられた縦溝30g(
図3及び
図4参照)に進入できる横断面矩形状に形成され、上端部には、剣10の幅方向に傾斜する上端傾斜面91tを備えている。
【0059】
以下、ブック30を装着・取り外しのときのボタン操作部材60及びロック部材90の動作について説明する。
先ず、ブック30を装着する前の状態においては、
図16及び
図17に示すように、ボタン動作突起61及び連動突起62が開口22hを貫通した初期位置にある。また、
図17に示すように、ロック突起91は、側面開口22iの一端側寄り(
図17において右側寄り)に位置している。
そして、ブック30の装着時においては、ブック30の底面30bbが第1装着部22に押し込まれる。このとき、第1実施形態と同様に、ボタン操作部材60は、ボタン動作突起61が、第3起動ボタン37に最初に当接し、圧縮ばねP7の付勢力に抗して押し込まれブック30のスイッチングを行う。これと同時に、ボタン操作部材60は、支軸部60cを支点にして回動を開始する。なお、このブック押込みの初段状態において、ロック突起91は、その上端傾斜面91tと底面30bb(正確には、縦溝30gの一端側の縁部)とが係合し、圧縮ばねP8の付勢力に抗して剣厚み方向(
図17において左方向)に押され移動し始める。
【0060】
引き続きブック30を押し込むことで、底面30bbと連動突起62とが接触し、第1実施形態と同様に、底面30bbからボタン動作突起61が離れてブック装着が完了する。ここで、ロック部材90は、ブック装着の完了状態においては、
図18に示すように、係止部93が係合アーム63の後端壁63wの後方側(握り部12側)突出して係合アーム63を係止する。この係止のタイミングは、係合アーム63が係止部93との当接位置からずれることで行われる。要するに、ロック突起91が縦溝30g内に完全に入り込んだ状態、すなわち、ロック突起91の一端面91eが縦溝30gの内面壁にて押される状態は、ブック装着の終了前に完了しており、胴部92のスライド移動は完了している。しかし、係止部93は、係合アーム63の厚み方向に向いた側面(図中右側の側面)に当接している間は、圧縮ばねP9で押圧(図中左方向に押圧)された状態で移動(図中左方向への移動)が制限されている。したがって、ブック30の挿入に伴って連動アーム60aが所定角度回動すると、係合アーム63が係止部93の先端面から外れる。この結果、係止部93は、係合アーム63の後端壁63wに後側に突出してボタン操作部材60をロックする。
【0061】
本実施形態においても、ブック30を取り外すときは、ブック30の引き出し途中まで、ロック突起91の一端面91eと縦溝30gとの係合が維持されることから、第1実施形態と同様に、連動アーム60aの戻りの開始タイミングを遅らせることができる。これにより、ボタン動作突起61による第3起動ボタン37への干渉を回避することができる。
【0062】
本実施形態においては、第1実施形態と同様な効果を奏することができる。また、本実施形態においては、ブック30の着脱に際しては、ロック突起91によってブック30を厚み方向に押すことも可能である。したがって、ブック着脱において操作感を出すことができる。また、本実施形態においては、係合アーム63が支軸部60cから延出される構成であり、更に、ロック部材90がボタン操作部材60の回動方向に交差する方向の移動でボタン操作部材60を係止する構成としたので、ロック部材90の構成をコンパクトにできる。
【0063】
以上、本発明の第1及び第2実施形態について説明したが、本発明はその技術思想の範囲で適宜変更することができる。例えば、ボタン操作部材60,ロック部材70,90の形状につては図示のものに何ら制限されるものではなく適宜変更することができる。
【0064】
また、上記実施形態においては、ブック30の第1装着部22への装着は、ブック30を手で持った状態で挿入して音声出力をした後に、多くの場合、そのまま抜く操作であるために、着脱操作がし易いように特に係止手段によるブック保持構造は必要ない。しかし、前掲の如く、ロック突起71,91との摩擦や他の部分との摩擦係合により保持する構成としても良く、他の保持機構を別途設ける構造であっても良い。
【0065】
また、上記実施形態においては、ブック30を剣10に装着する構成としたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、ユーザーが腰に巻きるけるベルトのバックル部分に第1装着部22、更には第2装着部23を設けた構成であっても良い。また、この場合、バックル部分にブック30の識別情報の読取り部を設け、その他、操作トリガー16に相当する操作部を設ける構成とすることもできる。
【符号の説明】
【0066】
1 演出出力玩具
10 剣(主玩具体)
22 第1装着部(装着部)
23 第2装着部(別の装着部)
30 ブック(副玩具体)
37 第3起動ボタン(起動ボタン)
60a 連動アーム
60c 支軸部
61 ボタン動作突起
62 連動突起
71,91 ロック突起
73,93 係止部
P4,P5,P7,P8 圧縮ばね(付勢部材)