(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022063593
(43)【公開日】2022-04-22
(54)【発明の名称】出品リスク管理装置、方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/00 20120101AFI20220415BHJP
【FI】
G06Q30/00 340
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020171933
(22)【出願日】2020-10-12
(71)【出願人】
【識別番号】520318627
【氏名又は名称】株式会社Pop Sicle
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】押川 仁哉
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB22
(57)【要約】
【課題】出品者のショッピングモール等におけるアカウントが停止されるおそれのある侵害品等に関する適切な情報を収集して管理すること。
【解決手段】出品リスク管理装置は、第1のユーザから、所定の販売サイトに出品された商品の入手元情報を含む、商品に関する提供情報を受け付ける受付部と、提供情報にかかる商品の商品IDと当該提供情報とを対応付けて記憶部に登録する第1の登録部と、記憶部に登録された提供情報に基づいて判定された商品のリスク情報を取得し、商品の商品IDと当該リスク情報とを対応付けて記憶部に登録する第2の登録部と、第2のユーザから販売サイトに出品された所定の商品IDを含むリスク情報の開示要求を受け付けた場合、記憶部から開示要求に含まれる商品IDに対応付けられたリスク情報を特定する特定部と、特定されたリスク情報を第2のユーザに対して開示する開示部と、を備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のユーザから、所定の販売サイトに出品された商品の入手元情報を含む、当該商品に関する提供情報を受け付ける受付部と、
前記提供情報にかかる商品の商品IDと当該提供情報とを対応付けて記憶部に登録する第1の登録部と、
前記記憶部に登録された前記提供情報に基づいて判定された前記商品のリスク情報を取得し、当該商品の商品IDと当該リスク情報とを対応付けて前記記憶部に登録する第2の登録部と、
第2のユーザから前記販売サイトに出品された所定の商品IDを含むリスク情報の開示要求を受け付けた場合、前記記憶部から当該開示要求に含まれる商品IDに対応付けられた前記リスク情報を特定する特定部と、
前記特定されたリスク情報を前記第2のユーザに対して開示する開示部と、
を備える出品リスク管理装置。
【請求項2】
前記第1の登録部は、
前記提供情報が所定条件を満たす場合に、当該提供情報にかかる商品の商品IDと当該提供情報とを対応付けて記憶部に登録する
請求項1に記載の出品リスク管理装置。
【請求項3】
前記提供情報は、前記入手元情報を含む前記商品に関する2種類以上の情報を含み、
前記第1の登録部は、
前記提供情報に含まれる各情報の種別を特定し、
当該特定した各情報の種別に応じた重み付け値を合計して当該商品のスコアを算出し、
当該算出したスコアが所定値以上であるか否かを判定し、
前記スコアが所定値以上であると判定した場合、前記提供情報が所定条件を満たすと判定する
請求項2に記載の出品リスク管理装置。
【請求項4】
前記提供情報は、前記商品の出品に伴い第三者から不正品の申し立てを受けた際の申し立て情報を含み、
前記重み付け値は、前記入手元情報よりも前記申し立て情報の方が高い、
請求項3に記載の出品リスク管理装置。
【請求項5】
前記提供情報は、前記商品のJANコード(Japanese Article Number)を含み、
前記第1の登録部は、
前記提供情報に前記販売サイトにおける商品IDが含まれていない場合、当該提供情報に含まれるJANコードを当該販売サイトにおける商品IDに変換し、
前記変換後の商品IDと前記提供情報とを対応付けて前記記憶部に登録する
請求項3又は4に記載の出品リスク管理装置。
【請求項6】
前記第1の登録部は、
前記提供情報が所定条件を満たす場合に、前記第1のユーザに対して所定の経済的価値情報を付与する
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の出品リスク管理装置。
【請求項7】
コンピュータが、
第1のユーザから、所定の販売サイトに出品された商品の入手元情報を含む、当該商品に関する提供情報を受け付け、
前記提供情報にかかる商品の商品IDと当該提供情報とを対応付けて記憶装置に登録し、
前記記憶装置に登録された前記提供情報に基づいて判定された前記商品のリスク情報を取得し、
当該商品の商品IDと当該リスク情報とを対応付けて前記記憶装置に登録し、
第2のユーザから前記販売サイトに出品された所定の商品IDを含むリスク情報の開示要求を受け付けた場合、前記記憶装置から当該開示要求に含まれる商品IDに対応付けられた前記リスク情報を特定し、
前記特定されたリスク情報を前記第2のユーザに対して開示する、
出品リスク管理方法。
【請求項8】
登録サーバと、開示サーバと、記憶装置とを備える出品リスク管理システムであって、
前記登録サーバは、
第1のユーザから、所定の販売サイトに出品された商品の入手元情報を含む、当該商品に関する提供情報を受け付ける受付部と、
前記提供情報にかかる商品の商品IDと当該提供情報とを対応付けて前記記憶装置に登録する第1の登録部と、
前記記憶部に登録された前記提供情報に基づいて判定された前記商品のリスク情報を取得し、当該商品の商品IDと当該リスク情報とを対応付けて前記記憶装置に登録する第2の登録部と、
を備え、
前記開示サーバは、
第2のユーザから前記販売サイトに出品された所定の商品IDを含むリスク情報の開示要求を受け付けた場合、前記記憶装置から当該開示要求に含まれる商品IDに対応付けられた前記リスク情報を特定する特定部と、
前記特定されたリスク情報を前記第2のユーザに対して開示する開示部と、
を備える出品リスク管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、出品リスク管理装置、方法及びシステムに関し、特に、販売サイトへの商品の出品リスクを管理する出品リスク管理装置、方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
電子商取引の普及に伴い、EC(Electronic Commerce)サイトのショッピングモールを通じて、個人でネットショップを開業するなど、ネットビジネスを行うことが容易となった。例えば、ネットショップは、独自に仕入れた商品をECサイトに出品することで、販売することができる。
【0003】
特許文献1には、リユース商品流通管理システムに関する技術が開示されている。リユース商品流通管理システムは、時計(リユース商品)が盗難品である場合、時計Wの独自のシリアル番号を不正商品識別子として記憶する不正商品識別子記憶手段と、時計の流通時に、不正商品識別子記憶手段によって記憶した不正商品識別子を参照しつつ流通対象の時計が盗難品に該当するかを判断する不正商品判断手段と、不正商品判断手段によって流通対象の時計が盗難品に該当すると判断した場合、不正商品メッセージを出力する不正商品メッセージ出力手段とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ECサイトのショッピングモールやオークションサイトの運営者は、各ネットショップの販売品(出品された商品)が知的財産権の侵害品や贋物であった場合に、ショッピングモール等における出品者(ネットショップ)のアカウントを停止することがある。特に、近年では、ショッピングモールの運営者に対する政府機関からの要請が厳格化されており、運営者は、出品者に非がなくともアカウントを停止することが増えている。そのため、出品者は、出品する商品について侵害品等のリスクを検証する必要性が高まっている。
【0006】
ここで、上述した特許文献1にかかる技術は、捜査機関により盗難品のシリアル番号が登録されるものである。しかしながら、出品者のアカウントが停止されるおそれのある侵害品等は、盗難品に限らず、捜査機関によりシリアル番号が登録されるとは限らない。また、模倣品などの場合シリアル番号によっては特定できない。よって、出品者はより広範囲の情報から自己が出品する商品について侵害等のリスクを判定できることが望ましい。
【0007】
本開示は、このような問題を解決するためになされたものであり、出品者のショッピングモール等におけるアカウントが停止されるおそれのある侵害品等に関する適切な情報を収集して管理するための出品リスク管理装置、方法及びシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1の態様にかかる出品リスク管理装置は、
第1のユーザから、所定の販売サイトに出品された商品の入手元情報を含む、当該商品に関する提供情報を受け付ける受付部と、
前記提供情報にかかる商品の商品IDと当該提供情報とを対応付けて記憶部に登録する第1の登録部と、
前記記憶部に登録された前記提供情報に基づいて判定された前記商品のリスク情報を取得し、当該商品の商品IDと当該リスク情報とを対応付けて前記記憶部に登録する第2の登録部と、
第2のユーザから前記販売サイトに出品された所定の商品IDを含むリスク情報の開示要求を受け付けた場合、前記記憶部から当該開示要求に含まれる商品IDに対応付けられた前記リスク情報を特定する特定部と、
前記特定されたリスク情報を前記第2のユーザに対して開示する開示部と、
を備える。
【0009】
本開示の第2の態様にかかる出品リスク管理方法は、
コンピュータが、
第1のユーザから、所定の販売サイトに出品された商品の入手元情報を含む、当該商品に関する提供情報を受け付け、
前記提供情報にかかる商品の商品IDと当該提供情報とを対応付けて記憶装置に登録し、
前記記憶装置に登録された前記提供情報に基づいて判定された前記商品のリスク情報を取得し、
当該商品の商品IDと当該リスク情報とを対応付けて前記記憶装置に登録し、
第2のユーザから前記販売サイトに出品された所定の商品IDを含むリスク情報の開示要求を受け付けた場合、前記記憶装置から当該開示要求に含まれる商品IDに対応付けられた前記リスク情報を特定し、
前記特定されたリスク情報を前記第2のユーザに対して開示する。
【0010】
本開示の第3の態様にかかる出品リスク管理システムは、
登録サーバと、開示サーバと、記憶装置とを備える出品リスク管理システムであって、
前記登録サーバは、
第1のユーザから、所定の販売サイトに出品された商品の入手元情報を含む、当該商品に関する提供情報を受け付ける受付部と、
前記提供情報にかかる商品の商品IDと当該提供情報とを対応付けて前記記憶装置に登録する第1の登録部と、
前記記憶部に登録された前記提供情報に基づいて判定された前記商品のリスク情報を取得し、当該商品の商品IDと当該リスク情報とを対応付けて前記記憶装置に登録する第2の登録部と、
を備え、
前記開示サーバは、
第2のユーザから前記販売サイトに出品された所定の商品IDを含むリスク情報の開示要求を受け付けた場合、前記記憶装置から当該開示要求に含まれる商品IDに対応付けられた前記リスク情報を特定する特定部と、
前記特定されたリスク情報を前記第2のユーザに対して開示する開示部と、
を備える。
【発明の効果】
【0011】
本開示によれば、出品者のショッピングモール等におけるアカウントが停止されるおそれのある侵害品等に関する適切な情報を収集して管理するための出品リスク管理装置、方法及びシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本実施形態1にかかる出品リスク管理装置を含む全体構成を示すブロック図である。
【
図2】本実施形態1にかかる出品リスク管理装置の構成を示すブロック図である。
【
図3】本実施形態1にかかる提供情報の登録処理の流れを示すフローチャートである。
【
図4】本実施形態1にかかるリスク情報の登録処理の流れを示すフローチャートである。
【
図5】本実施形態1にかかるリスク情報の開示処理の流れを示すフローチャートである。
【
図6】本実施形態2にかかる出品リスク管理システムの全体構成を示すブロック図である。
【
図7】本実施形態2にかかる登録サーバの構成を示すブロック図である。
【
図8】本実施形態2にかかる開示サーバの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下では、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
【0014】
<実施形態1>
図1は、本実施形態1にかかる出品リスク管理装置300を含む全体構成を示すブロック図である。
図1では、ユーザ端末110~130、販売サイトサーバ200、管理端末140及び出品リスク管理装置300がネットワークNを介して接続されている。ここで、ネットワークNは、有線又は無線の通信回線である。尚、出品リスク管理装置300と管理端末140を含めて出品リスク管理システム1000と呼ぶことができる。
【0015】
ユーザU1及びユーザU2のそれぞれは、ユーザ端末110及びユーザ端末120のそれぞれを操作して、販売サイトサーバ200に様々な商品を出品して販売(ネットビジネス)を行う出品者である。販売サイトサーバ200は、ECサイトのポータルサーバであり、複数の出品者からの出品を受け付け、受け付けた商品をサイトに掲載し、購入希望者と出品者との電子商取引を仲介する。販売サイトサーバ200は、公知技術を用いて実現可能である。ここでは、説明の都合上、販売サイトサーバ200は、商品情報DB(DataBase)210を備えるものとする。商品情報DB210は、販売サイトサーバ200で取り扱う(販売する)商品情報を管理するデータベースである。尚、販売サイトサーバ200が販売する商品には、販売サイトサーバ200の運営者自身が出品する商品が含まれても良い。商品情報DB210は、商品ID211と商品情報212とを対応付けて保存する。商品ID211は、販売する商品の識別情報である。商品情報212は、対応する商品に関する商品名、詳細な説明情報、商品の画像、価格情報等である。ここで、価格情報は、運営者が設定した価格であるか、運営者を含む各出品者が設定した価格の集合であってもよい。
【0016】
ここで、本実施形態における処理の概要を以下の利用例により説明する。但し、本実施形態の利用例は以下に限定されない。
【0017】
まず、ユーザU3は、ある商品の正規品の権利者であるものとする。そして、例えば、ユーザU3は、ユーザ端末130を操作して、自身の商品の知的財産権を侵害する侵害品又は贋物が、販売サイトサーバ200に出品されていることを発見したものとする。この場合、ユーザU3は、当該侵害品等の出品者(例えば、ユーザU1)を特定し、ユーザU1に対して侵害の申し立てを行うことがある。例えば、ユーザU3は、ユーザU1に対して侵害の警告通知(つまり、出品を止めることを求める)を、内容証明郵便や電子メール等で行う。このとき、ユーザU1は、侵害の警告通知に応じて該当商品の出品を止めることができる。本実施形態1では、併せて、ユーザU1は、ユーザ端末110を操作して出品リスク管理装置300に対して、該当商品の侵害警告等に関する提供情報を登録することができる。提供情報には、少なくとも該当商品の入手元情報が含まれる。そして、提供情報には、該当商品の正当権利者(ユーザU3)の情報、販売サイトサーバ200における商品ID又はJAN(Japanese Article Number)コード、及び侵害警告の通知内容(申し立て資料)等が含まれても良い。
【0018】
出品リスク管理装置300は、提供情報を受け付けると、後述するリスク管理DB314に提供情報を登録する。尚、出品リスク管理装置300は、受け付けた提供情報が所定条件を満たす場合に、リスク管理DB314に提供情報を登録してもよい。そして、出品リスク管理装置300の管理者U4は、管理端末140を操作して、登録された提供情報を確認し、該当商品の出品リスクの度合い(リスク情報)を判定し、リスク情報をリスク管理DB314に登録する。ここで、出品リスクの度合いとは、該当商品が侵害品等である可能性が高い場合に販売サイトサーバ200における出品者(ユーザU1)のアカウントが停止されてしまうリスクのレベルを示す。尚、出品リスクの度合いの判定は、管理者U4に限らず、所定の判定ロジック(例えば、AI(Artificial Intelligence)モデル)等により行っても構わない。
【0019】
ここで、ユーザU2は、上記の該当商品と同一又は類似の商品について、既に出品しているか、または、これから(仕入れを含む)出品を検討しているものとする。そこで、ユーザU2は、ユーザ端末120を操作して、販売サイトサーバ200にログインし、該当商品を検索して、該当商品の販売ページを閲覧する。このとき、当該販売ページには、特定のユーザ(例えば、ユーザU1やU2)向けに該当商品の商品IDを含むリスク情報の開示要求を送信する処理が埋め込まれているものとする。そのため、販売サイトサーバ200は、該当商品の販売ページを生成する際に、ログインユーザがユーザU2であることから、該当商品の商品IDを含むリスク情報の開示要求を出品リスク管理装置300へ送信し、商品IDに対応するリスク情報及び商品情報を受信する。そして、販売サイトサーバ200は、受信したリスク情報及び商品情報を用いて販売ページを生成し、ユーザ端末120へ返信する。これにより、ユーザU2は、販売ページを通じて該当商品のリスク情報を確認でき、出品リスクを把握した上で、該当商品の出品有無を判断できる。尚、ユーザ端末120がスマートフォンであり、スマートフォン用アプリケーションにより販売サイトサーバ200にログインする場合には、ユーザ端末120から出品リスク管理装置300へ開示要求が送信され、ユーザ端末120のアプリケーションが販売ページを生成し、表示することとなる。以上が本実施形態の利用例である。
【0020】
ユーザ端末110から130のそれぞれは、例えば、携帯電話端末、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)等である。ユーザ端末110から130のそれぞれは、PCである場合、ウェブブラウザにより販売サイトサーバ200や出品リスク管理装置300へアクセスできる。また、ユーザ端末110から130のそれぞれは、スマートフォン等である場合、専用のアプリケーションにより販売サイトサーバ200や出品リスク管理装置300へアクセスできる。
【0021】
管理端末140は、PC(Personal Computer)等である。管理端末140は、ウェブブラウザにより販売サイトサーバ200や出品リスク管理装置300へアクセスできる。
【0022】
出品リスク管理装置300は、販売サイトサーバ200への商品の出品者であるユーザU1及びU2の間で、商品の出品リスクの共有を支援するための情報処理装置である。出品リスク管理装置300は、複数台のサーバに冗長化されてもよく、各機能ブロックが複数台のコンピュータで実現されてもよい。
【0023】
次に、出品リスク管理装置300について詳細に説明する。
図2は、本実施形態1にかかる出品リスク管理装置300の構成を示すブロック図である。出品リスク管理装置300は、記憶部310と、メモリ320と、IF(InterFace)部330と、制御部340とを備える。記憶部310は、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶装置の一例である。記憶部310は、登録プログラム311と、開示プログラム312と、重み付け情報313と、リスク管理DB314と、ユーザ管理DB315とを備える。尚、リスク管理DB314及びユーザ管理DB315のいずれか又は両方は、出品リスク管理装置300と接続された外部の記憶装置に格納されたものであってもよい。
【0024】
登録プログラム311は、本実施形態1にかかる提供情報及びリスク情報の登録処理が実装されたコンピュータプログラムである。開示プログラム312は、本実施形態1にかかるリスク情報の開示処理が実装されたコンピュータプログラムである。尚、登録プログラム311と開示プログラム312とは一つのプログラムであってもよい。また、登録プログラム311及び開示プログラム312のそれぞれは、機能ごとの複数のプログラムモジュールの集合であってもよい。
【0025】
重み付け情報313は、提供情報に含まれる情報の種別に応じた重み付け値を定義した情報である。重み付け情報313は、提供情報種別3131と重み付け値3132とが対応付けられている。提供情報種別3131は、提供情報に含まれる情報の種別を示す情報である。例えば、提供情報種別3131は、該当商品の正当権利者の情報(例えば、権利者名)、入手元情報、JANコード、申し立て資料及び販売サイトサーバ200における商品IDのうち2以上である。入手元情報は、該当商品の流通経路と呼んでも良い。入手元情報は、例えば、出品者の該当商品を購入した業者、国、販売サイト等に関する情報である。申し立て資料は、商品の出品に伴い第三者から不正品の申し立てを受けた際の情報であり、例えば、警告文等である。重み付け値3132は、提供情報をリスク管理DB314に登録するか否かの判定に用いられる該当商品のスコアを算出するための重み付け値である。重み付け値の例としては、権利者名は「1」、入手元情報は「2」、JANコードは「2」、申し立て資料は「4」、商品IDは「2」が挙げられるが、これらに限定されない。
【0026】
リスク管理DB314は、商品ごとに、出品された商品に関する侵害警告等に関する提供情報と、リスク情報とを管理するためのデータベースである。リスク管理DB314は、商品ID3141と、提供情報3142と、リスク情報3143とが対応付けられている。商品ID3141は、販売サイトサーバ200における商品IDである。提供情報3142は、例えば、上述した該当商品の正当権利者の情報、入手元情報、JANコード及び申し立て資料のうち少なくとも一部を含む。尚、提供情報3142は、これら以外を含んでも良く、管理者U4が、該当商品が侵害品等である可能性の判定や、販売サイトサーバ200におけるアカウントを停止されるリスクの判定等を行うための参考情報であればよい。リスク情報3143は、該当商品の出品リスクの度合いを示す情報である。リスク情報3143は、例えば、出品リスクのレベル、その理由、出品の推奨情報等を含めても良い。出品リスクの理由としては、例えば、アカウント停止の可能性の大小や、該当商品の販売ページが削除される可能性の有無等であってもよい。また、出品の推奨情報とは、出品の取り下げの推奨、出品を許容、出品有無の自己判断(できるレベルであること)等を示す情報である。尚、リスク情報3143は、これらに限定されない。
【0027】
ユーザ管理DB315は、出品リスク管理システム1000に登録されたユーザを管理する情報である。ユーザ管理DB315は、ユーザID3151とポイント3152とが対応付けられている。ユーザID3151は、出品リスク管理システム1000に登録されたユーザの識別情報である。ここでは、ユーザID3151は、ユーザU1及びU2のユーザIDを含むものとする。ユーザID3151は、販売サイトサーバ200のユーザIDと共通するもの、又は、出品リスク管理システム1000に独自のものであってもよい。ポイント3152は、対応するユーザに付与される電子的な価値情報である。ポイント3152は、出品リスク管理システム1000における各種サービスの利用料の支払いにも用いることができる。ポイント3152は、提供情報がリスク管理DB314に登録された場合に、提供情報の内容に応じて提供者であるユーザに付与される。
【0028】
メモリ320は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性記憶装置であり、制御部340の動作時に一時的に情報を保持するための記憶領域である。IF部330は、ネットワークNとの通信インタフェースである。
【0029】
制御部340は、出品リスク管理装置300の各構成を制御するプロセッサつまり制御装置である。制御部340は、記憶部310から登録プログラム311及び開示プログラム312をメモリ320へ読み込ませ、登録プログラム311及び開示プログラム312を実行する。これにより、制御部340は、受付部341、第1の登録部342、第2の登録部343、特定部344及び開示部345の機能を実現する。尚、登録プログラム311に実装された機能は、受付部341、第1の登録部342及び第2の登録部343により実現され、開示プログラム312に実装された機能は、特定部344及び開示部345により実現される。
【0030】
受付部341は、第1のユーザ(例えばユーザU1)から、販売サイトサーバ200に出品された商品に関する提供情報を受け付ける。ここで、提供情報には、少なくとも入手元情報が含まれるものとする。
【0031】
第1の登録部342は、提供情報が所定条件を満たす場合に、当該提供情報にかかる商品の商品ID3141と当該提供情報3142とを対応付けて記憶部310のリスク管理DB314に登録する。このとき、第1の登録部342は、提供情報に含まれる各情報の種別を特定し、当該特定した各情報の種別に応じた重み付け値を合計して当該商品のスコアを算出する。そして、第1の登録部342は、当該算出したスコアが所定値以上であるか否かを判定し、スコアが所定値以上であると判定した場合、提供情報が所定条件を満たすと判定することが望ましい。尚、第1の登録部342は、必ずしも提供情報が所定条件を満たすか否かの判定をせずに、商品ID3141と当該提供情報3142とを対応付けて記憶部310のリスク管理DB314に登録してもよい。
【0032】
また、重み付け値は、例えば、入手元情報よりも申し立て情報の方が高いことが望ましい。例えば、上述の例のように、入手元情報の重み付け値を「2」、申し立て資料(情報)の重み付け値を「4」とするとよい。申し立て資料がリスク情報の判定基準としてより良質であるためである。但し、申し立て資料の提供を登録の必須条件としてしまうと、提供情報が集まり難い可能性もある。または、出品者が申し立てされる前にリスクに気付いた際に、情報提供することができない。または、出品者ではない第三者が情報提供することができない。そのため、十分な提供情報を収集することができない。
【0033】
そこで、重み付け値の最大値を、スコアの判定値未満とするとよい。例えば、スコアの判定値(所定値)を「5」とすするとよい。これにより、仮に提供情報に申し立て情報が含まれないとしてもそれ以外の情報の重み付け値を合計することで、判定値を超える場合には、申し立て資料がなくとも登録することができる。よって、より広範囲から提供情報を収集できる。特に、入手元情報が正当であれば、侵害等のリスクが低い場合もあり、リスクの判定精度も向上できる。
【0034】
また、第1の登録部342は、提供情報に販売サイトサーバ200における商品IDが含まれていない場合、当該提供情報に含まれるJANコードを販売サイトサーバ200における商品IDに変換し、変換後の商品ID3141と提供情報3142とを対応付けてリスク管理DB314に登録するとよい。これにより、提供者が販売サイトサーバ200の商品IDを調べることなく、情報提供を容易に行うことができる。
【0035】
また、第1の登録部342は、提供情報が所定条件を満たす場合に、第1のユーザ(情報提供者)に対して所定の経済的価値情報を付与することが望ましい。具体的には、第1の登録部342は、付与されたポイント数を、ユーザ管理DB315のユーザID3151に対応付けられたポイント3152に加算して更新する。これにより、各出品者が提供情報を提供することによるインセンティブが還元されるため、情報提供のモチベーションを向上させ、より広範囲から情報を収集できる。それ故、該当商品についてのリスク情報の判定基準となる情報が増加し、リスク情報の判定精度を向上させることができる。尚、経済的価値情報とは、上述したポイントの他に、電子マネー、現金等であってもよい。現金を付与するとは、例えば、第1の登録部342が、第1のユーザの銀行口座へ所定の金額を振り込む処理を行うことであってもよい。または、第1の登録部342は、出品リスク管理システム1000の利用料を割り引くことやキャッシュバック等により経済的価値情報を還元してもよい。
【0036】
第2の登録部343は、リスク管理DB314に登録された提供情報3142に基づいて判定された商品のリスク情報3143を取得し、当該商品の商品ID3141とリスク情報3143とを対応付けてリスク管理DB314に登録する。
【0037】
特定部344は、第2のユーザ(例えば、ユーザU2)から販売サイトサーバ200に出品された所定の商品IDを含むリスク情報の開示要求を受け付けた場合、記憶部310のリスク管理DB314から、開示要求に含まれる商品ID3141に対応付けられたリスク情報3143を特定する。また、特定部344は、販売サイトサーバ200の商品情報DB210から、開示要求に含まれる商品ID3141(211)に対応付けられた商品情報212を取得することが望ましい。
【0038】
開示部345は、特定されたリスク情報3143を第2のユーザに対して開示する。具体的には、開示部345は、開示要求の要求元に対してリスク情報3143を返信する。併せて、開示部345は、要求元に対して、取得した商品情報212を返信する。
【0039】
図3は、本実施形態1にかかる提供情報の登録処理の流れを示すフローチャートである。まず、ユーザ端末110は、ユーザU1の操作に応じて提供情報をネットワークNを介して出品リスク管理装置300へ送信する。これに応じて、受付部341は、ユーザ端末110から提供情報を受け付ける(S101)。
【0040】
次に、第1の登録部342は、ステップS101で受け付けた提供情報に含まれる各情報の種別を特定する(S102)。例えば、第1の登録部342は、提供情報に、権利者名、入手元情報及びJANコードが含まれていたことを特定したものとする。そして、第1の登録部342は、特定した種別に応じた重み付け値を合計して、商品のスコアを算出する(S103)。具体的には、第1の登録部342は、重み付け情報313を参照し、各種別に対応する重み付け値を読み出し、それらを合計してスコアを算出する。上記の例の場合、第1の登録部342は、「1+2+2」の計算を行い、スコア「5」を算出する。
【0041】
そして、第1の登録部342は、ステップS103で算出したスコアが所定値以上であるか否かを判定する(S104)。所定値が「5」である場合、上記例では、第1の登録部342は、スコアが5以上であると判定する。そして、第1の登録部342は、提供情報を商品IDに対応付けてリスク管理DB314に登録する(S105)。例えば、提供情報に商品IDが含まれておらず、JANコードが含まれていた場合、第1の登録部342は、販売サイトサーバ200へアクセスするなどして、JANコードから商品IDへ変換を行う。または、出品リスク管理装置300は、JANコードから商品IDへの変換テーブルを有していても良い。そして、第1の登録部342は、変換後の商品ID3141にステップS101で受け付けた提供情報3142を対応付けたリスク管理DB314に登録する。
【0042】
そして、第1の登録部342は、提供情報の提供者に所定のポイントを付与する(S106)。例えば、第1の登録部342は、スコアに応じて付与するポイントを決定してもよい。そして、第1の登録部342は、決定したポイントを、ユーザU1のユーザID3151に対応付けられたポイント3152に加算して、ユーザ管理DB315を更新する。尚、第1の登録部342は。管理端末140に対して(商品IDを含めた)新規登録の通知を行っても良い。
【0043】
尚、ステップS104でスコアが所定値未満であると判定された場合、提供情報の登録が行われない。この場合、出品リスク管理装置300は、情報の提供元であるユーザ端末110に対して登録できなかった旨を返信してもよい。
【0044】
図4は、本実施形態1にかかるリスク情報の登録処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、
図3の処理の後であるものとする。例えば、管理者U4は、管理端末140が受信した新規登録の通知を確認すると、該当商品のリスク判定を行う。具体的には、管理端末140は、管理者U4の操作に応じて、通知に含まれる商品IDを指定した提供情報の参照要求をネットワークNを介して出品リスク管理装置300へ送信する。これに応じて、受付部341は、管理端末140から参照要求を受け付ける(S111)。
【0045】
次に、第2の登録部343は、受け付けた参照要求に指定された商品ID3141に対応する提供情報3142をリスク管理DB314から読み出し、読み出した提供情報3142をネットワークNを介して管理端末140へ返信する(S112)。これに応じて、管理端末140は、出品リスク管理装置300から受信した提供情報を画面に表示する。そして、管理者U4は、管理端末140に表示された提供情報に基づいて、該当商品のリスク情報を判定する。管理端末140は、管理者U4により入力されたリスク情報を商品IDを含む登録要求を、ネットワークNを介して出品リスク管理装置300へ送信する。
【0046】
そして、受付部341は、管理端末140から、商品IDが指定されたリスク情報を受け付ける(S113)。そして、第2の登録部343は、受け付けたリスク情報3143を、指定された商品ID3141に対応付けてリスク管理DB314に登録する(S114)。
【0047】
図5は、本実施形態1にかかるリスク情報の開示処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、
図3及び
図4の処理の後であるものとする。例えば、ユーザU2は、ある商品について販売サイトサーバ200での出品リスクを確認するものとする。このとき、ユーザ端末120は、ユーザU2の操作に応じて該当商品の商品IDを含むリスク情報の開示要求を、ネットワークNを介して出品リスク管理装置300へ送信する。これに応じて、受付部341は、ユーザ端末120から開示要求を受け付ける(S121)。
【0048】
そして、特定部344は、リスク管理DB314から、開示要求に含まれる商品ID3141に対応付けられたリスク情報3143を特定する(S122)。また、特定部344は、販売サイトサーバ200から、開示要求に含まれる商品ID211に対応付けられた商品情報212を取得する(S123)。
【0049】
その後、開示部345は、リスク情報と商品情報を合わせて要求元であるユーザ端末120へ返信する(S124)。これにより、ユーザ端末120は、受信したリスク情報と商品情報を含む販売ページを画面に表示する。そして、ユーザU2は、該当商品におけるリスク情報を把握した上で、該当商品の出品可否(又は出品の継続可否)を判定できる。
【0050】
このように、本実施形態により、出品者のショッピングモール等におけるアカウントが停止されるおそれのある侵害品等に関する適切な情報を収集して管理することができる。そのため、収集された提供情報により精度の高いリスク判定を行うことができる。そして、出品者(出品予定者)は、適切な出品リスクを把握できる。
【0051】
<実施形態2>
本実施形態2は、上述した実施形態1の変形例である。
図6は、本実施形態2にかかる出品リスク管理システム2000の全体構成を示すブロック図である。
図6では、
図1のうち出品リスク管理システム1000が出品リスク管理システム2000に置き換わったものである。そのため、以下では、実施形態1との違いを中心に説明し、重複する内容の説明を省略する。
【0052】
出品リスク管理システム2000は、登録サーバ300a、記憶装置300b、開示サーバ300c及び管理端末140を備える。尚、管理端末140は、出品リスク管理システム1000と同様である。また、記憶装置300bは、ネットワークNと接続されたストレージ装置であり、実施形態1と同様のリスク管理DB314及びユーザ管理DB315を記憶する。
【0053】
登録サーバ300aは、提供情報及びリスク情報の登録処理を行う情報処理装置である。登録サーバ300aは、複数台のサーバに冗長化されてもよく、各機能ブロックが複数台のコンピュータで実現されてもよい。
【0054】
図7は、本実施形態2にかかる登録サーバ300aの構成を示すブロック図である。登録サーバ300aの記憶部310は、登録プログラム311aと、重み付け情報313とを記憶する。尚、記憶部310は、リスク管理DB314及びユーザ管理DB315の一部又は全てを記憶してもよい。登録プログラム311aは、本実施形態2にかかる提供情報及びリスク情報の登録処理が実装されたコンピュータプログラムである。
【0055】
制御部340は、記憶部310から登録プログラム311aをメモリ320へ読み込ませ、登録プログラム311aを実行する。これにより、制御部340は、受付部341、第1の登録部342a及び第2の登録部343aの機能を実現する。
【0056】
第1の登録部342aは、提供情報を登録する際に、商品ID及び提供情報を含めた登録要求をネットワークNを介して記憶装置300bへ送信する。第1の登録部342aのその他の構成は、上述した第1の登録部342と同様である。
【0057】
第2の登録部343aは、リスク情報を登録する際に、商品ID及びリスク情報を含めた登録要求をネットワークNを介して記憶装置300bへ送信する。第2の登録部343aのその他の構成は、上述した第2の登録部343と同様である。
【0058】
図6に戻り説明を続ける。開示サーバ300cは、リスク情報の開示処理を行う情報処理装置である。開示サーバ300cは、複数台のサーバに冗長化されてもよく、各機能ブロックが複数台のコンピュータで実現されてもよい。
【0059】
図8は、本実施形態2にかかる開示サーバ300cの構成を示すブロック図である。開示サーバ300cの記憶部310は、開示プログラム312cを記憶する。尚、記憶部310は、リスク管理DB314及びユーザ管理DB315の一部又は全てを記憶してもよい。開示プログラム312は、本実施形態2にかかるリスク情報の開示処理が実装されたコンピュータプログラムである。
【0060】
制御部340は、記憶部310から開示プログラム312cをメモリ320へ読み込ませ、開示プログラム312cを実行する。これにより、制御部340は、受付部341、特定部344c及び開示部345の機能を実現する。
【0061】
特定部344cは、リスク情報を特定する際に、商品IDを含めたリスク情報の参照要求をネットワークNを介して記憶装置300bへ送信し、記憶装置300bのリスク管理DB314から、商品ID3141に対応付けられたリスク情報3143を取得することにより特定する。特定部344cのその他の構成は、上述した特定部344と同様である。
【0062】
このように、本実施形態2によっても上述した実施形態1と同様の効果を奏する。
【0063】
<その他の実施の形態>
尚、上述の実施の形態では、ハードウェアの構成として説明したが、これに限定されるものではない。本開示は、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
【0064】
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0065】
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施の形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
【符号の説明】
【0066】
1000 出品リスク管理システム
2000 出品リスク管理システム
110 ユーザ端末
120 ユーザ端末
130 ユーザ端末
140 管理端末
200 販売サイトサーバ
210 商品情報DB
211 商品ID
212 商品情報
300 出品リスク管理装置
310 記憶部
311 登録プログラム
311a 登録プログラム
312 開示プログラム
312c 開示プログラム
313 重み付け情報
3131 提供情報種別
3132 重み付け値
314 リスク管理DB
3141 商品ID
3142 提供情報
3143 リスク情報
315 ユーザ管理DB
3151 ユーザID
3152 ポイント
320 メモリ
330 IF部
340 制御部
341 受付部
342 第1の登録部
342a 第1の登録部
343 第2の登録部
343a 第2の登録部
344 特定部
344c 特定部
345 開示部
300a 登録サーバ
300b 記憶装置
300c 開示サーバ
N ネットワーク
U1 ユーザ
U2 ユーザ
U3 ユーザ
U4 管理者