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▶ 丸山 奈津美の特許一覧

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  • 特開-バランスゲーム器 図1
  • 特開-バランスゲーム器 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022063816
(43)【公開日】2022-04-22
(54)【発明の名称】バランスゲーム器
(51)【国際特許分類】
   A63F 9/26 20060101AFI20220415BHJP
   A63F 11/00 20060101ALI20220415BHJP
   A63F 3/00 20060101ALI20220415BHJP
   A63F 3/02 20060101ALI20220415BHJP
【FI】
A63F9/26
A63F11/00 E
A63F3/00 502
A63F3/00 511A
A63F3/00 515A
A63F3/02 501
A63F3/00 515B
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020180923
(22)【出願日】2020-10-12
(71)【出願人】
【識別番号】520422843
【氏名又は名称】丸山 奈津美
(72)【発明者】
【氏名】丸山 瑛士
(57)【要約】
【課題】 従来技術は、折り畳み可能で、ゲームの途中で中断しても中断した状態から再開できるものであるが、本発明のようなバランスにて勝敗が決まるものではない。
また、別の従来技術は、角・駒の配置・進行方向の制限を取り除くもので、これもまた、本発明のようなバランスにて勝敗が決まるものではない。
【解決手段】 基板に支持軸を立設した基台の支持軸の先端に、少なくとも四方向を上方斜状に形成したゲーム板の下面中心を置いてなることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板に支持軸を立設した基台の支持軸の先端に、少なくとも四方向を上方斜状に形成したゲーム板の下面中心を置いてなることを特徴とするバランスゲーム器。
【請求項2】
前記ゲーム板が升目状に形成してなることを特徴とする請求項1記載のバランスゲーム器。
【請求項3】
前記ゲーム板にてオセロや囲碁を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のバランスゲーム器。
【請求項4】
前記基台の基板と支持軸は分別でき、ゲーム板の裏面に着脱可能であることを特徴とする請求項1、2又は3記載のバランスゲーム器。
【請求項5】
前記ゲーム板が四角形・多角形・円形のいづれかであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のバランスゲーム器。
【請求項6】
前記ゲーム板に置くチップの大きさや色を複数種類設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のバランスゲーム器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バランスの楽しさとオセロ等のゲームを同時に楽しめるバランスゲーム器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の技術としては、布製の台紙の面に、線で構成されるゲーム盤を付し、さらに前記ゲーム盤の線で構成される各マス目または線と線の交点に連結手段を設けた布製のゲーム盤、並びに布製の台紙の面に、線で構成されるゲーム盤を付し、さらに前記ゲーム盤の線で構成される各マス目、または線と線の交点に連結手段を設けた布製のゲーム盤と、少なくとも片側に連結手段を設けた駒とから構成されるゲームセットがある。(特許文献1参照)
【0003】
また、別の従来技術として、連続する曲面を有する球状の本体、前記本体表面に引かれた複数の第1直線、前記第1直線と直公し前記本体表面に引かれた複数の第2直線、前記第1直線と第2直線との交点に位置するマーク、及び前記マーク間を前記第1、第2直線に対して斜めに結び前記本体表面に引かれた交差する第1斜線及び第2斜線から構成される球体盤と、前記マークにゲームの進行に合わせて配置、固定される駒とからなることを特徴とする球体盤上ゲームがある。(特許文献2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2019-13629号公報
【特許文献2】特許第5719072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記前者の技術は、折り畳み可能で、ゲームの途中で中断しても中断した状態から再開できるものであるが、本発明のようなバランスにて勝敗が決まるものではない。
【0006】
また、前記後者のものは、角・駒の配置・進行方向の制限を取り除くもので、これもまた、本発明のようなバランスにて勝敗が決まるものではない。
【0007】
本発明は、このような従来の構成が有する問題を解決するもので、四方向に揺れるゲーム板上でオセロや囲碁等を行うことにより、駒を置く場所を考えながら、かつバランスも考えながらゲームをする楽しさを感じるバランスゲーム器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記の目的を達成するため、基板に支持軸を立設した基台の支持軸の先端に、少なくとも四方向を上方斜状に形成したゲーム板の下面中心を置いてなること。前記ゲーム板が升目状に形成してなること。前記ゲーム板にてオセロや囲碁を行うこと。前記基台の基板と支持軸は分別でき、ゲーム板の裏面に着脱可能であること。前記ゲーム板が四角形・多角形・円形のいづれかであること。前記ゲーム板に置くチップの大きさや色を複数種類設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
1)、少なくとも4方向に揺れるゲーム板上でオセロや囲碁等を行うことにより、途中ゲームのルールの上では勝っていても最終的にはバランスを崩した方が負けとなり、今までにないゲームとスリル感を味わえるものである。
また、想像力(創造力)や注意力・集中力を強化することができる。
2)、ゲーム板を四角形や多角形・円形にすることにより、新しい発想のゲームができる。
3)、基台の基板と支持軸を分離し、ゲーム板の下面に着脱自在に設けることにより持ち運びしやすい。
4)、ゲーム板に置くチップの大きさや色を複数種類設けることにより、新しいゲーム感覚やルールを作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】 本発明の第1実施例を示すバランスゲーム器の斜視図。
図2】 本発明の第1実施例を示すバランスゲーム器の一部縦断正面図。
図3】 本発明の第2実施例を示すバランスゲーム器のゲーム板の底面図。
図4】 本発明の第3実施例を示すバランスゲーム器のゲーム板の平面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
1は、バランスゲーム器である。
2は基台で、円盤状の基板2aに円錐状の支持軸2bを立設してある。
3は、少なくとも四方向に下方傾斜に形成した四角形状のゲーム板で、上面に升目状3aに形成し、下面中心に支持軸の先端を設置してなる。(図1図2
【0012】
バランスゲーム器1の使用例について説明する。
例えば、オセロをする場合、ルールに沿って中央に白チップSを黒チップKを2個置いてスタートする。
順次ルールに沿ってゲームを行うが、その中でどこにチップを置くかを考えながら勝負に勝つことも大切ですが、バランスも考えながらチップを置かなくてはならず、想像力(創造力)や注意力・集中力等を強化できるものである。
【0013】
つぎに、第2実施例のバランスゲーム器について説明する。
バランスゲーム器21は、前記ゲーム板2と同形のゲーム板23の裏面の係止片4・5に着脱自在に取り付けることができるものである。
【0014】
第3実施例のバランスゲーム器について説明する。
このバランスゲーム器31は、前記バランスゲーム器1及びバランスゲーム器21におけるゲーム板3・23が異なるもので、このゲーム板33は円盤状で全周下方斜状に形成すると共に、上面には中心より円周状に1~29の大きさの異なる枠Wを設けてなるものである。
また、使用するチップCは大・中・小とあり、色や重さを変化してなるものである。
さらに、カードKDとして、1~29の番号を表示した29枚のカードKDを有する。
【0015】
遊び方としては、複数人で遊べるもので、まず、カードを引き、出た番号の所へ自分の色の大・中・小のチップCを選んで置く。置く位置は右側に置いたり、左側に置く等バランスを考えながら行う。これらを各メンバー(図示せず)にて行い、チップCを置いた時点でゲーム板33のバランスが崩れ、チップCが落下した時点で、その方の負けとなるものである。一人から遊べるものでチップCの大きさや重さで結果を左右するものであり、カードKDを選ぶ運と、チップCの置き方による頭脳によるスリルのあるゲームである。
【0016】
上記各実施例において、基台やゲーム板の材質や大きさ等は必要に応じて決めればよい。
また、傾斜角度もゲームの面白さを考え、任意に設定すればよい。
さらに、ゲームはオセロや囲碁に限定せず、いろいろ考えられるものである。
【符号の説明】
【0017】
1―――バランスゲーム器
2―――基台
3―――ゲーム板
4―――係止片
5―――係止片
S―――白チップ
K―――黒チップ
図1
図2
図3
図4