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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022064271
(43)【公開日】2022-04-25
(54)【発明の名称】モバイル用スタンド
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/04 20060101AFI20220418BHJP
【FI】
H04M1/04 A
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021046826
(22)【出願日】2021-03-22
(62)【分割の表示】P 2020172397の分割
【原出願日】2020-10-13
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-09-22
(71)【出願人】
【識別番号】520398272
【氏名又は名称】有限会社タカミツ看板
(74)【代理人】
【識別番号】100093115
【弁理士】
【氏名又は名称】佐渡 昇
(72)【発明者】
【氏名】内山栄一
【テーマコード(参考)】
5K023
【Fターム(参考)】
5K023AA07
5K023KK07
5K023KK10
5K023QQ02
5K023QQ05
(57)【要約】
【課題】リング付きモバイルを支持するのに適しているモバイル用スタンドを提供することである。上下左右の動きにも強いモバイル用スタンドを提供することである。
【解決手段】モバイルMの背面M1からモバイルMを支持することで、モバイルMを斜めに立てて支持する支持部11を有する。支持部11には、モバイルMの背面M1に設けられた使用者の指を通すためのリングMRを起立状態で通すための、縦方向に伸びるスリット12が設けられている。スリット12は複数本設けられている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイル(M)の背面(M1)からモバイル(M)を支持することで、モバイル(M)を斜めに立てて支持する支持部(11)を有するモバイル用スタンドであって、
記支持部(11)を構成する第1板体(10)と、
この第1板体(10)を立たせるための脚部を構成する第2板体(20)とを備え、
第1板体(10)は、方向に伸びる左右の組立用スリット(13L,13R)を備え、
第2板体(20)は、前記左右の組立用スリット(13L,13R)にそれぞれ挿入される左右の突片部(23L,23R)を備え、
これら突片部(23L,23R)は、該突片部(23L,23R)の基部に、それぞれ同方向に向かう凹溝(24L,24R)を有し、
各凹溝(24L,24R)は、前記左右の突片部(23L,23R)を第1板体(10)の左右の組立用スリット(13L,13R)に挿入した状態で組立用スリット(13L,13R)の長手方向へスライドさせることで、左右の組立用スリット(13L,13R)の端部を形成している第1板体(10)の端部形成部位(14L,14R)とそれぞれ係合することを特徴とするモバイル用スタンド。
【請求項2】
請求項において、
左右の組立用スリット(13L,13R)の内一方の組立用スリット(13L)は左右が閉じられたスリットであり、他方のスリット(13R)は、前記第1板体(10)の側縁(15R)との交差部(16)が開放されたスリットであることを特徴とするモバイル用スタンド。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モバイル用スタンドに関するものである。より詳しくは、モバイル(スマートフォン、タブレットPC等)を支持するのに適したモバイル用スタンドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に見られるように、
モバイル(4)の背面からモバイル(4)を支持することで、モバイル(4)を斜めに立てて支持する支持部(2)を有するモバイル用スタンドが知られている。
このようなモバイル用スタンドによれば、モバイルを手で持つことなくスタンドに立て掛けた状態で、動画や静止画を見ることができる。
【0003】
しかし、このモバイル用スタンドは、モバイル(4)を斜めに立てて支持する支持部(2)は、指を通すためのリング(以下、単にリングともいう)が背面に設けられたモバイル(以下、単にリング付きモバイルともいう)に関しては何ら考慮されていないため、リング付きモバイルを支持する場合には、安定しない。
【0004】
また、このモバイル用スタンドは、同文献0015段落に記載されているように、
「ホルダー支持パネル部3の携帯電話載置部31の部分を携帯電話ホルダーパネル部2の差込部211に挿入し、」「係合用穴部21内の保持部212にホルダー支持パネル部3を下方向にずらして落とし込むことによって係合させる」構造であるから、例えば、このスタンドを移動させ、あるいはモバイルを支持した状態のまま移動させる際の、上下方向の動き(携帯電話ホルダーパネル部2に対するホルダー支持パネル部3の上下方向の回動)に弱く、組み立て状態が分解されてしまう可能性がある。
【0005】
なお、従来、例えば特許文献2に見られるように、スロット1a、1bを有するモバイル用スタンドも知られている。
【0006】
しかしスロット1a、1bは組立用のスロットであり、リング付きモバイルに関しては何ら考慮されていないため、リング付きモバイルを支持する場合には、安定しない。
【0007】
また、このモバイル用スタンドは、同文献要約欄に記載されているように、「第1の支持板1と前記第2の支持板2が交差するように、第1の支持板1の第1のスロット1a又は第2のスロット1bに第2の支持板2の第3のスロットが側方から差し込まれて組み立てられるものである」から、例えば、このスタンドを移動させ、あるいはモバイルを支持した状態のまま移動させる際の、横方向の動き(第1の支持板1の第1のスロット1a又は第2のスロット1bと第2の支持板2の第3のスロットとの相対的な抜け方向の動き)に弱く、組み立て状態が分解されてしまう可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】実用新案登録第3186271号公報
【特許文献2】実用新案登録第3174922号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、上下左右の動きにも強いモバイル用スタンドを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために本発明のモバイル用スタンドは、
モバイルの背面からモバイルを支持することで、モバイルを斜めに立てて支持する支持部を有するモバイル用スタンドであって、
記支持部を構成する第1板体と、
この第1板体を立たせるための脚部を構成する第2板体とを備え、
第1板体は、方向に伸びる左右の組立用スリットを備え、
第2板体は、前記左右の組立用スリットにそれぞれ挿入される左右の突片部を備え、
これら突片部は、該突片部の基部に、それぞれ同方向に向かう凹溝を有し、
各凹溝は、前記左右の突片部を第1板体の左右の組立用スリットに挿入した状態で組立用スリットの長手方向へスライドさせることで、左右の組立用スリットの端部を形成している第1板体の端部形成部位とそれぞれ係合することを特徴とする。
【0011】
このモバイル用スタンドは、上記の構成となっているので、次のような作用効果が得られる。
支持部に、モバイルを斜めに立てて支持させることができる
【0012】
このモバイル用スタンドは、第1板体の左右の組立用スリットに第2板体の左右の突片部を挿入し組立用スリットの長手方向へスライドさせて、各突片部の基部に設けられた各凹溝をそれぞれ左右の組立用スリットの端部を形成している第1板体の端部形成部位と係合させることで、第1板体と第2板体とで本モバイル用スタンドを組み立てることができる。
そして、組み立て状態においては、第2板体の左右の突片部の基部に設けられた各凹溝と第1板体の左右の組立用スリットの端部を形成している端部形成部位とがそれぞれ係合しているので、このモバイル用スタンドを移動させ、あるいはモバイルを支持した状態のまま移動させる際の、上下方向の動き(第1板体に対する第2板体の上下方向の回動)に強い構造となり、組み立て状態が分解され難くなる。
また、組み立て状態においては、第2板体の左右の突片部が第1板体の左右の組立用スリットに挿入された状態であるので、このモバイル用スタンドを移動させ、あるいはモバイルを支持した状態のまま移動させる際の、横方向の動き(第1板体の左右の組立用スリット内における第2板体の左右の突片部の横方向への動き)が規制されるため、横方向への動きにも強くなり、組み立て状態が分解され難くなる。
したがって、上下左右の動きにも強いモバイル用スタンドとなる。
【0013】
このモバイル用スタンドにおいては、
左右の組立用スリットの内一方の組立用スリットは左右が閉じられたスリットであり、他方のスリットは、前記第1板体の側縁との交差部が開放されたスリットである構成とすることができる。
【0014】
このように構成すると、第1板体の左右の組立用スリットに第2板体の左右の突片部を挿入し組立用スリット方向へスライドさせて、各突片部の基部に設けられた各凹溝をそれぞれ左右の組立用スリットの端部を形成している第1板体の端部形成部位と係合させることで、第1板体と第2板体とで本モバイル用スタンドを組み立てることができる構造であるにもかかわらず、第1板体と第2板体とを同一幅とし、かつ、両板体の左右の側面をいずれも面一状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明に係るモバイル用スタンドの実施の形態の使用状態を示す図で、(a)は正面図(図(b)におけるa矢視図)、(b)は左側面図。
図2】モバイルを横置きとした使用状態を示す図で、(a)は正面図(図(b)におけるa矢視図)、(b)は左側面図。。
図3】同実施形態を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図。
図4】第1板体10を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図。
図5】第2板体20を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は図(a)の右側面図。
図6】組み立て過程を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図。
図7】モバイルの一例を示す図で、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は背面図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に係るモバイル用スタンドの実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同一部分ないし相当する部分には、同一の符号を付してある。
【0017】
図1または図2に示すように、この実施の形態のモバイル用スタンド1は、
モバイルM(図7参照)の背面M1側からモバイルMを支持することで、モバイルMを斜めに立てて支持する支持部11を有するモバイル用スタンドであって、
支持部11には、モバイルMの背面M1に設けられた使用者の指を通すためのリングMRを起立状態(モバイルMの背面M1に対して直交させた状態)で通す(入れる場合を含む)ための、縦方向(上下方向)に伸びるスリット12(図3参照)が設けられている。
【0018】
このモバイル用スタンド1は、上記の構成となっているので、次のような作用効果が得られる。
図1または図2に示すように、支持部11に、モバイルMを斜めに立てて支持させることができる。図1はモバイルMを縦置き状態で支持した状態を、図2は横置き状態で支持した状態を示している。
【0019】
支持部11には、モバイルMの背面M1に設けられた使用者の指を通すためのリングMRを起立状態で通すための、縦方向に伸びるスリット12が設けられているので、リング付きモバイルMを支持する場合には、図1又は図2に示すように、リングMRを起立させた状態でスリット12に通すことで、モバイルMを支持部11に、安定した状態で支持させることができる。
【0020】
しかも、支持部11で支持されたリング付きモバイルMは、リングMRがスリット12に通されていることで、支持部11に対する左右方向(矢印X方向(スリット12の長手方向と直交する方向))への相対移動が規制されるから、モバイルMの画面M2をスライド操作する際にも、必ずしも片方の手でモバイルを押さえなくても、安定した状態で操作することができる。
【0021】
以上のように、このモバイル用スタンド1によれば、リング付きモバイルMを安定した状態で支持することができ、安定した操作状態も得ることができる。
【0022】
スリット12は複数本(図示のものは3本)設けられている。
【0023】
このように構成すると、使用者の好みに応じてリングMRの取付位置が異なった場合でも、複数本のスリット12のうち適切なスリット12にリングMRを通すことが可能になるため、安定した支持状態を得ることが可能になる。リングMRは後付けのものが多く、その取付位置は、使用者の好みによって決められるが、この実施の形態では、そのような場合でも良好に支持することが可能である。
【0024】
スリット12は、図示のように、横方向(矢印X方向)に関し、中央部と、その左右に少なくとも1本ずつ設けられている構成とすることが望ましい。
【0025】
このように構成すると、より適切なスリット12を選びやすくなるため、安定した支持状態を一層得やすくなる。
【0026】
スリット12の幅W1(図3(b)参照)は、3mm以上、5mm以下とすることが望ましい。
【0027】
このように構成すると、ほとんどのリングMRに対応可能になると同時に、スリット12内におけるリングMRの左右方向(矢印X方向)における移動範囲を小さくして、安定した操作状態を得ることができる。
【0028】
仮に、スリット12の幅W1が3mm未満であるとすると、多くのリングMRがスリット12に入れることができなくなるおそれがある。逆に、スリット12の幅W1が5mmを超えると、スリット12内におけるリングMRの左右方向(矢印X方向)の移動範囲が大きくなって安定性が損なわれるおそれがある。
【0029】
これに対し、スリット12の幅W1(図3(b)参照)を、3mm以上、5mm以下とすることにより、ほとんどのリングMRを入れることができるようになると同時に、スリット12内におけるリングMRの左右方向(矢印X方向)における移動範囲を小さくして、安定した操作状態を得ることができるようになる。
【0030】
この実施の形態のモバイル用スタンド1は、図1等に示すように、
スリット12が設けられた支持部11を構成する第1板体10(図4参照)と、
この第1板体10を立たせるための脚部を構成する第2板体20(図5参照)とを備えている。
【0031】
図4(b)に示すように、第1板体10は、スリット12より下方においてスリット12と直交方向に伸びる左右の組立用スリット13L,13Rを備えている。
【0032】
図5図6に示すように、第2板体20は、第1板体10の左右の組立用スリット13L,13Rにそれぞれ挿入される左右の突片部23L,23Rを備えている。
【0033】
これら突片部23L,23Rは、突片部23L,23Rの基部に、それぞれ同方向(図示のものは図5(a)において右方)に向かう凹溝24L,24Rを有している。
【0034】
図6に示すように、各凹溝24L,24Rは、左右の突片部23L,23Rを第1板体10の左右の組立用スリット13L,13Rに挿入した状態で、組立用スリット方向(図示の場合、図6において左方)へスライドさせることで、図6から図3に示すように。左右の組立用スリット13L,13Rの端部(14L,14R)を形成している第1板体10の端部形成部位14L,14Rとそれぞれ係合する(嵌まり合う)。
【0035】
このような組立構造によれば、第1板体10の左右の組立用スリット13L,13Rに第2板体20の左右の突片部23L,23Rを挿入し組立用スリット方向へスライドさせて、各突片部23L,23Rの基部に設けられた各凹溝24L,24Rをそれぞれ左右の組立用スリット13L,13Rの端部を形成している第1板体10の端部形成部位14L,14Rと係合させることで、図3に示すように、第1板体10と第2板体20とで本モバイル用スタンド1を組み立てることができる。
【0036】
そして、組み立て状態ないし使用状態においては、第2板体20の左右の突片部23L,23Rの基部に設けられた各凹溝24L,24Rと第1板体10の左右の組立用スリット13L,13Rの端部を形成している端部形成部位14L,14Rとがそれぞれ係合しているので、このモバイル用スタンド1を移動させ、あるいはモバイルMを支持した状態のまま移動させる際の、上下方向の動き(第1板体10に対する第2板体20の上下方向の回動)に強い構造となり、組み立て状態が分解され難くなる。
【0037】
また、組み立て状態ないし使用状態においては、第2板体20の左右の突片部23L,23Rが第1板体10の左右の組立用スリット13L,13Rに挿入された状態であるので、このモバイル用スタンド1を移動させ、あるいはモバイルMを支持した状態のまま移動させる際の、横方向の動き(第1板体10の左右の組立用スリット13L,13R内における第2板体20の左右の突片部23L,23Rの横方向への動き)が規制されるため、横方向への動きにも強くなり、組み立て状態が分解され難くなる。
【0038】
したがって、上下左右の動きに強いモバイル用スタンドとなる。
【0039】
図4(b)等に示すように、この実施の形態のモバイル用スタンド1においては、
左右の組立用スリット13L,13Rの内一方の組立用スリット13Lは左右が閉じられたスリットであり、他方のスリット13Rは、第1板体10の側縁15との交差部16が開放されたスリットである。
【0040】
このように構成すると、第1板体10の左右の組立用スリット13L,13Rに第2板体20の左右の突片部23L,23Rを挿入し組立用スリット13L,13Rの長手方向へスライドさせて、各突片部23L,23Rの基部に設けられた各凹溝24L,24Rをそれぞれ左右の組立用スリット13L,13Rの端部を形成している第1板体10の端部形成部位14L,14Rと係合させることで、第1板体10と第2板体20とで本モバイル用スタンドを組み立てることができる構造であるにもかかわらず、図3に示すように、第1板体10と第2板体20とを同一幅W2とし、かつ、両板体10,20の左右の側面15L,25L,15R,25Rをいずれも面一状態とすることができる。
【0041】
図3等において、16および26、26’はモバイルに接続されるコードを通すためのスペースを形成する凹所である。
【0042】
第1板体10、第2板体20は、いずれも公知の適宜の材料、例えば、合成樹脂、木、金属等で構成することができる。
各板体10,20の厚さは、材料に応じ強度および重さを考慮して適宜設定でき、合成樹脂の場合には3~8mm程度、木の場合4~10mm、金属の場合、2~6mm程度とするのが望ましい。
【0043】
リングMRは、後付けのものの他、初めからモバイルMの背面に設けられているものもあるが、この実施の形態のモバイル用スタンドは、いずれの場合にも対応可能(使用可能)である。
【0044】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。例えば、
【0045】
スリット12の本数は任意であり、1本~6本程度とすることができる。
スリット12の長さも適宜設定することができる。
【符号の説明】
【0046】
M: モバイル
MR: リング
1: モバイル用スタンド
10: 第1板体
12: スリット
20: 第2板体
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2021-07-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイル(M)の背面(M1)からモバイル(M)を支持することで、モバイル(M)を斜めに立てて支持する支持部(11)を有するモバイル用スタンドであって、
前記支持部(11)を構成する第1板体(10)と、
この第1板体(10)を立たせるための脚部を構成する第2板体(20)とを備え、
第1板体(10)は、横方向に伸びる左右の組立用スリット(13L,13R)を備え、
第2板体(20)は、前記左右の組立用スリット(13L,13R)にそれぞれ挿入される左右の突片部(23L,23R)を備え、
これら突片部(23L,23R)は、該突片部(23L,23R)の基部に、それぞれ同方向に向かう凹溝(24L,24R)を有し、
各凹溝(24L,24R)は、前記左右の突片部(23L,23R)を第1板体(10)の左右の組立用スリット(13L,13R)に挿入した状態で組立用スリット(13L,13R)の長手方向へスライドさせることで、左右の組立用スリット(13L,13R)の端部を形成している第1板体(10)の端部形成部位(14L,14R)とそれぞれ係合し、
左右の組立用スリット(13L,13R)の内一方の組立用スリット(13L)は左右が閉じられたスリットであり、他方のスリット(13R)は、前記第1板体(10)の側縁(15R)との交差部(16)が開放されたスリットであることを特徴とするモバイル用スタンド。