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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022064567
(43)【公開日】2022-04-26
(54)【発明の名称】マッチングシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20220419BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020173275
(22)【出願日】2020-10-14
(71)【出願人】
【識別番号】518229445
【氏名又は名称】金井 智彦
(71)【出願人】
【識別番号】520390357
【氏名又は名称】堀口 正幸
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】特許業務法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】金井 智彦
(72)【発明者】
【氏名】堀口 正幸
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】
性交渉の相性が良いユーザ同士のマッチングを行うことが可能なマッチングシステムを提供すること。
【解決手段】
各ユーザA,Bが自慰行為に用いることが可能な自慰用具様デバイス3,4を備えること、自慰用具様デバイス3,4は、少なくとも、性器の大きさおよび形状と、前記自慰用具様デバイスの使用角度および使用速度と、に関するデバイス情報を取得する情報取得手段(圧力センサ34,44および加速度センサ35,45)と、通信部33,43と、を有すること、各ユーザA,Bが、自慰用具様デバイス3,4を自慰行為に用いることで、情報取得手段は、デバイス情報を取得すること、通信部33,43は、取得したデバイス情報をスマートフォン2A,2Bに送信すること、マッチングサーバ1は、少なくともデバイス情報を個人情報としてスマートフォン2A,2Bから取得し、相性として、少なくとも性交渉の相性を判定すること、を特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マッチングサーバと、ユーザ群を構成する各ユーザが有するとともに前記マッチングサーバと通信可能なユーザ端末と、を備え、前記マッチングサーバは、前記ユーザ端末から、前記各ユーザの個人情報を取得し、前記個人情報に基づいて前記各ユーザ同士の相性を判定し、該判定した結果を各ユーザ端末に通知するマッチングシステムにおいて、
各ユーザが自慰行為に用いることが可能な自慰用具様デバイスを備えること、
前記自慰用具様デバイスは、
少なくとも、性器の大きさおよび形状と、前記自慰用具様デバイスの使用角度および使用速度と、に関するデバイス情報を取得する情報取得手段と、
通信部と、
を有すること、
前記各ユーザが、前記自慰用具様デバイスを自慰行為に用いることで、前記情報取得手段は、前記デバイス情報を取得すること、
前記通信部は、取得した前記デバイス情報を前記ユーザ端末に送信すること、
前記マッチングサーバは、少なくとも前記デバイス情報を前記個人情報として前記ユーザ端末から取得し、前記相性として、少なくとも性交渉の相性を判定すること、
を特徴とするマッチングシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のマッチングシステムにおいて、
前記デバイス情報には、性器の温度および性器の湿度に関する情報が含まれること、
を特徴とするマッチングシステム。
【請求項3】
請求項1または2に記載のマッチングシステムにおいて、
前記マッチングサーバが判定した前記相性についてのアンケートを各ユーザに対して実施するアンケート実施部を備えること、
前記マッチングサーバは、前記個人情報と、前記アンケート実施部が実施したアンケートの結果と、に基づき、前記相性を判定すること、
を特徴とするマッチングシステム。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1つに記載のマッチングシステムにおいて、
各ユーザの遺伝子情報を取得する遺伝子情報取得部を備えること、
前記個人情報には、前記遺伝子情報を含むこと、
を特徴とするマッチングシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マッチングサーバと、ユーザ群を構成する各ユーザが有するとともにマッチングサーバと通信可能なユーザ端末と、を備え、マッチングサーバは、ユーザ端末から、各ユーザの個人情報を取得し、個人情報に基づいて各ユーザ同士の相性を判定し、判定した結果を各ユーザ端末に通知するマッチングシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
我が国において社会問題化している少子化に歯止めをかけるべく、近年、婚活サービスなどのマッチングビジネス市場が拡大傾向にあり、特許文献1に開示されるようなマッチングシステムが活用されている。従来のマッチングシステムは、マッチングシステムを利用する各ユーザから、例えば、顔写真、年齢、年収、趣味など、ユーザのプロフィールに関する情報を収集し、これらの情報に基づき、相性が良いと考えられるユーザ同士をマッチングし、結婚に導くというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6718191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術には次のような問題があった。
従来技術に係るマッチングシステムによりマッチングされたユーザ同士が結婚に至ったとしても、マッチングシステムによるマッチング段階においては、ユーザの性交渉に関わる情報が得られていないため、マッチングされたユーザ同士の性交渉の相性(俗にいう「体の相性」)が合わない可能性がある。性交渉の相性が合わないとなると、夫婦は性交渉によってお互いに満足を得ることが出来ないために、セックスレスに陥る可能性がある。
【0005】
世界的に見ても、我が国はセックスレスに陥っている夫婦が多い傾向にあり、セックスレスは離婚原因としても挙げられている。少子化の歯止めをかける上で、夫婦がセックスレスに陥ることを防止することは重要であると考えられる。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためのものであり、性交渉の相性が良いユーザ同士のマッチングを行うことが可能なマッチングシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のマッチングシステムは、次のような構成を有している。
(1)マッチングサーバと、ユーザ群を構成する各ユーザが有するとともに前記マッチングサーバと通信可能なユーザ端末と、を備え、前記マッチングサーバは、前記ユーザ端末から、前記各ユーザの個人情報を取得し、前記個人情報に基づいて前記各ユーザ同士の相性を判定し、該判定した結果を各ユーザ端末に通知するマッチングシステムにおいて、各ユーザが自慰行為に用いることが可能な自慰用具様デバイスを備えること、前記自慰用具様デバイスは、少なくとも、性器の大きさおよび形状と、前記自慰用具様デバイスの使用角度および使用速度と、に関するデバイス情報を取得する情報取得手段と、通信部と、を有すること、前記各ユーザが、前記自慰用具様デバイスを自慰行為に用いることで、前記情報取得手段は、前記デバイス情報を取得すること、前記通信部は、取得した前記デバイス情報を前記ユーザ端末に送信すること、前記マッチングサーバは、少なくとも前記デバイス情報を前記個人情報として前記ユーザ端末から取得し、前記相性として、少なくとも性交渉の相性を判定すること、を特徴とする。
【0008】
(2)(1)に記載のマッチングシステムにおいて、前記デバイス情報には、性器の温度および性器の湿度に関する情報が含まれること、を特徴とする。
【0009】
(3)(1)または(2)に記載のマッチングシステムにおいて、 前記マッチングサーバが判定した前記相性についてのアンケートを各ユーザに対して実施するアンケート実施部を備えること、前記マッチングサーバは、前記個人情報と、前記アンケート実施部が実施したアンケートの結果と、に基づき、前記相性を判定すること、を特徴とする。
【0010】
(4)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載のマッチングシステムにおいて、各ユーザの遺伝子情報を取得する遺伝子情報取得部を備えること、前記個人情報には、前記遺伝子情報を含むこと、を特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明のマッチングシステムは、上記構成を有することにより、自慰用具様デバイスにより取得するデバイス情報(性器の大きさおよび形状と、自慰用具様デバイスの使用角度および使用速度に関する情報)を個人情報として用いて、各ユーザの性交渉の相性を判定することができる。よって、性交渉の相性が良いユーザ同士をマッチングすることが可能となる。性交渉の相性が良いユーザ同士をマッチングすることが可能となれば、マッチングされたユーザ同士が結婚に至ったとしても、セックスレスに陥るおそれが低減され、我が国で社会問題化している少子化に歯止めをかけることができる可能性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】マッチングシステムの構成を表すブロック図である。
図2】男性用自慰用具様デバイスの斜視図である。
図3】男性用自慰用具様デバイスの側断面図である。
図4】女性用自慰用具様デバイスの斜視図である。
図5】女性用自慰用具様デバイスの側断面図である。
図6】デバイスデータベースに記憶される情報の一例を示す図である。
図7】性器情報データベースに記憶される情報の一例を示す図である。
図8】顧客情報データベースに記憶される情報の一例を示す図である。
図9】事前アンケートデータベースに記憶される情報の一例を示す図である。
図10】フィードバックデータベースに記憶される情報の一例を示す図である。
図11】マッチングデータベースに記憶される情報の一例を示す図である。
図12】専用アプリケーションにおいて、顧客情報の取得および事前アンケートの結果の取得を行うためのフローを示す図である。
図13】専用アプリケーションにおいて、自慰用具様デバイス3,4から情報を取得するためのフローを示す図である。
図14】専用アプリケーションにおいて、ユーザ同士のマッチングが行われるフローを示す図である。
図15】(a),(b),(c)は、専用アプリケーションによりスマートフォンに表示されるユーザーインターフェースの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。まず、マッチングシステムの構成について、図1乃至図11を用いて説明する。
【0014】
本実施形態に係るマッチングシステムは、図1に示すように、マッチングサーバ1を備え、さらに、ネットワーク6を介してマッチングサーバ1と通信可能な、スマートフォン2A,2B(ユーザ端末の一例)および遺伝子情報取得部5を備えている。さらにまた、スマートフォン2A,2Bと通信可能な男性用自慰用具様デバイス3(自慰用具様デバイスの一例)と、女性用自慰用具様デバイス4(自慰用具様デバイスの一例)と、を備える。
【0015】
ここで、スマートフォン2Aおよび男性用自慰用具様デバイス3は、マッチングシステムを利用するユーザA(例えば男性のユーザ)が所有するものであり、スマートフォン2Bおよび女性用自慰用具様デバイス4は、マッチングシステムを利用するユーザB(例えば女性のユーザ)が所有するものである。なお、マッチングシステムの利用者としてユーザAとユーザBの2名を図示しているのは、あくまで例示であり、本マッチングシステムは、多数のユーザに利用されることを想定している。そして、ユーザ毎にスマートフォン2や、男性用自慰用具様デバイス3または女性用自慰用具様デバイス4を所有する。
【0016】
(スマートフォンについて)
スマートフォン2A,2Bは、ネットワーク6を介した通信や、Bluetooth(登録商標)による通信を行うなど、通信機能を有するとともに、アプリケーションをインストールすることで様々な機能を発揮することが可能な、一般的な多機能型携帯電話機である。スマートフォン2A,2Bには、例えば、マッチングシステム専用のアプリケーション(以下、専用アプリケーションという)がインストールされている。
【0017】
ユーザA,Bが専用アプリケーションを動作させることで、スマートフォン2A,2Bは、ユーザA,Bの個人情報の取得、フィードバックアンケートの実施、自慰用具様デバイス3,4やマッチングサーバ1との通信等を行う。
【0018】
個人情報とは、ユーザA,Bの顧客情報や、事前アンケートの結果や、自慰用具様デバイス3,4が取得する情報である。顧客情報とは、ユーザA,Bがマッチングシステム利用開始する際に取得する情報であり、例えば、位置情報、性別、年齢、住所、職業、年収、学歴、資格、趣味、血液型、病歴、遺伝子情報、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)登録情報、本人性確認書類、顔写真等の情報を指す。事前アンケートとは、ユーザA,Bがマッチングシステム利用開始する際に取得する情報であり、例えば、ユーザA,Bがマッチング相手に希望する、好みの外見、好みの性格、好みの性的指向、対象ジェンダー等の情報や、マッチングシステムの利用目的等の情報である。自慰用具様デバイス3,4が取得する情報とは、自慰用具様デバイス3,4が備える各センサ34,35,36,44,45,46によって検出される情報である(詳細は後述)。
【0019】
また、フィードバックアンケートとは、マッチングサーバ1が判定したユーザ同士の相性について、その満足度の確認を行うアンケートである。つまり、スマートフォン2A,2Bは、専用アプリケーションの動作により、請求項にいうアンケート実施部となる。
【0020】
(男性用自慰用具様デバイスについて)
男性用自慰用具様デバイス3は、CPU31と、バッテリ32と、通信部33と、圧力センサ34(情報取得手段の一例)と、加速度センサ35(情報取得手段の一例)と、温湿度センサ36と、を備えている。
【0021】
CPU31と、バッテリ32と、通信部33と、圧力センサ34と、加速度センサ35と、温湿度センサ36とは、それぞれ電気的に接続されている。CPU31は、バッテリ32の電源供給を受けて駆動し、圧力センサ34と、加速度センサ35と、温湿度センサ36によって、男性用自慰用具様デバイス3を使用するユーザAの性器に関わる情報や、男性用自慰用具様デバイス3の使用状態に関わる情報を検出する。また、通信部33は、Bluetooth(登録商標)等の通信規格により、男性用自慰用具様デバイス3とスマートフォン2Aとを通信可能にするものである。
【0022】
男性用自慰用具様デバイス3の構成についてより詳しく説明すると、図2に示すように、男性用自慰用具様デバイス3は、プラスチック(PVC等)、シリコン、ゴム(TPR、TPE等)等により、円筒形状に形成されている。そして、長手方向の少なくとも一端に開口部37を有しており、該開口部37は、男性用自慰用具様デバイス3の長手方向に沿って設けられる中空部38に通じている。中空部38の内周面には、複数の圧力センサ34が配設されている。また、図3に示すように、男性用自慰用具様デバイス3の内部に、CPU31と、バッテリ32と、通信部33と、加速度センサ35と、温湿度センサ36と、が内蔵されている。なお、本実施形態における男性用自慰用具様デバイス3は、開口部37と反対側の端部を閉塞しているが、開口させることにより、中空部38が男性用自慰用具様デバイス3の長手方向に貫通するものとしても良い。また、CPU31と、バッテリ32と、通信部33と、加速度センサ35と、温湿度センサ36が内蔵される位置は、その効果を発揮する限り、男性用自慰用具様デバイス3のいずれの場所に設置しても構わない。
【0023】
ユーザAは、開口部37から中空部38に、自身の男性器を挿入することで、男性用自慰用具様デバイス3を自慰行為に用いることが可能である。
【0024】
中空部38に男性器が挿入されると、挿入された男性器の大きさや形状に応じて、複数配設された圧力センサ34のそれぞれが異なる圧力値を検知する。 また、加速度センサ35は、自慰行為における、男性用自慰用具様デバイス3の加速度の推移を検知することができる。さらにまた、温湿度センサ36は、自慰行為中の中空部38内の温度や、湿度を検知することができる。
【0025】
男性用自慰用具様デバイス3の各センサ34,35,36が検知した情報は、CPU31が通信部33により、スマートフォン2Aに送信する。そして、スマートフォン2Aは、受信した情報を、ネットワーク6を介して、マッチングサーバ1に送信する。
【0026】
(女性用自慰用具様デバイスについて)
女性用自慰用具様デバイス4は、CPU41と、バッテリ42と、通信部43と、圧力センサ44(性器情報取得手段の一例)と、加速度センサ45(使用情報取得手段の一例)と、温湿度センサ46と、を備えている。
【0027】
CPU41と、バッテリ42と、通信部43と、圧力センサ44と、加速度センサ45と、温湿度センサ46とは、それぞれ電気的に接続されている。
CPU41は、バッテリ42の電源供給を受けて駆動し、圧力センサ44と、加速度センサ45と、温湿度センサ46によって、女性用自慰用具様デバイス4を使用するユーザBの性器に関わる情報や、女性用自慰用具様デバイス4の使用状態に関わる情報を検出するまた、通信部43は、Bluetooth(登録商標)等の通信規格により、女性用自慰用具様デバイス4とスマートフォン2Bとを通信可能にするものである。
【0028】
女性用自慰用具様デバイス4の構成についてより詳しく説明すると、図4に示すように、女性用自慰用具様デバイス4は、プラスチック(PVC等)、シリコン、ゴム(TPR、TPE等)等により、円柱状に形成されている。長手方向の両端部は、丸みを帯びており、いずれかの端部から女性器に挿入可能となっている。女性用自慰用具様デバイス4の外周面には、複数の圧力センサ44が配設されている。また、図5に示すように、女性用自慰用具様デバイス4の内部に、CPU41と、バッテリ42と、通信部43と、加速度センサ45と、温湿度センサ46と、が内蔵されている。なお、CPU41と、バッテリ42と、通信部43と、加速度センサ45と、温湿度センサ46が内蔵される位置は、その効果を発揮する限り、女性用自慰用具様デバイス4のいずれの場所に設置しても構わない。
【0029】
ユーザBは、女性用自慰用具様デバイス4を、長手方向のいずれかの一端から自身の女性器に挿入することで、自慰行為に用いることが出来る。
【0030】
女性用自慰用具様デバイス4が女性器が挿入されると、女性器の大きさや形状に応じて、複数配設された圧力センサ44のそれぞれが異なる圧力値を検知する。また、加速度センサ45は、自慰行為における、女性用自慰用具様デバイス4の加速度の推移を検知することができる。さらにまた、温湿度センサ46は、女性用自慰用具様デバイス4が挿入されている女性器の温度や、湿度を検出することができる。
【0031】
女性用自慰用具様デバイス4の各センサ44,45,46が検出した情報は、CPU41が通信部43により、スマートフォン2Bに送信する。そして、スマートフォン2Bは、受信した情報を、ネットワーク6を介して、マッチングサーバ1に送信する。
【0032】
(遺伝子情報取得部について)
遺伝子情報取得部5は、ユーザの体液を解析してユーザの遺伝子情報を取得する。そして、遺伝子情報取得部5が取得した遺伝子情報は、ネットワーク6を介して、マッチングサーバ1に送信される。なお、体液の採取は、例えば、自慰用具様デバイス3,4に付着した体液をユーザ自身が採取することで行われる。
【0033】
また、遺伝子情報取得部5が設けられる場所は、マッチングサーバ1を管理する場所とは異なり、遺伝子情報の解析を行うことが可能な外部機関に設けられることが想定される。この場合、ユーザが採取した体液は、当該外部機関に郵便などにより輸送された上、解析が行われる。しかし、必ずしも遺伝子情報取得部5を外部機関に設ける必要はなく、遺伝子情報取得部5を、マッチングサーバ1を管理する場所と同じ場所に設け、社内ネットワーク等を通じてマッチングサーバ1と遺伝子情報取得部5とを接続することとしても良い。
【0034】
(マッチングサーバについて)
マッチングサーバ1は、図1に示すように、通信部11と、データベース12と、フィードバックデータベース13と、性器情報算出部14と、性器情報データベース15と、相性判定部16と、マッチングデータベース17と、を備える。
【0035】
通信部11は、スマートフォン2A,2Bおよび遺伝子情報取得部5から送信される情報の受信することができる。また、マッチングサーバ1からスマートフォン2A,2Bに情報を送信することも可能である。
【0036】
通信部11がスマートフォン2A,2Bおよび遺伝子情報取得部5から受信した情報は、データベース12またはフィードバックデータベース13に記憶される。
【0037】
ここで、それぞれのデータベース12,13に記憶される情報について、詳しく説明する。データベース12は、デバイスデータベース121と、顧客情報データベース122と、事前アンケートデータベース123と、を含んでおり、それぞれ記憶する情報が異なる。
【0038】
デバイスデータベース121は、スマートフォン2A,2Bから受信する情報のうち、自慰用具様デバイス3,4が取得する情報を記憶する。この情報は、例えば、図6に示すように、「ユーザ名」、「時間情報」、「圧力情報」、「加速度推移情報」、「温度情報」、「湿度情報」などから構成される。
【0039】
「ユーザ名」は、マッチングシステムを利用するユーザを特定する数値または文字列である。例えば、英文字や数字からなる所定のユーザIDや、使用者の個人名などで表記される。なお、ここでは符号U1、U2などで表している。
【0040】
「時間情報」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザが、自慰用具様デバイス3,4を使用した日時や使用時間を示す数値または文字列である。例えば、「2020/9/4_22:00_15分間」などと表記される。なお、ここでは、符号t1、t2などで表している。
【0041】
「圧力情報」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザが使用した自慰用具様デバイス3,4の、圧力センサ34,44が出力した圧力値を示す数値または文字列である。例えば、自慰用具様デバイス3,4が24個の圧力センサ34,44を有していれば、24個の圧力センサ34,44のそれぞれに固有のNo. 1からNo.24までの番号を付し、「No.1:1KPa,No. 2:1.5KPa,・・・,No.24:0.9KPa」などと表記される。なお、ここでは、符号P1、P2などで表している。
【0042】
「加速度推移情報」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザが使用した自慰用具様デバイス3,4の、加速度センサ35,45が出力した圧力値を示す数値または文字列である。例えば、時間との関係で加速度がどのように推移したのかが、記憶される。なお、ここでは、符号AC1、AC2などで表している。
【0043】
「温度情報」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザが使用した自慰用具様デバイス3,4の、温湿度センサ36,46が出力した温度を示す数値または文字列である。例えば、数値「37」(度)や、文字列「37度」などと表記される。なお、ここでは、符号T1、T2などで表している。
【0044】
「湿度情報」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザが使用した自慰用具様デバイス3,4の、温湿度センサ36,46が出力した湿度を示す数値または文字列である。例えば、数値「80」(%)や、文字列「37%」などと表記される。なお、ここでは、符号H1、H2などで表している。
【0045】
顧客情報データベース122は、スマートフォン2A,2Bから受信する情報のうち、顧客情報を記憶するとともに、遺伝子情報取得部5から受信する遺伝子情報を記憶する。この情報は、例えば、図8に示すように、「ユーザ名」、「位置情報」、「性別」、「年齢」、「住所」、「職業」、「年収」、「学歴」、「資格」、「趣味」、「本人性確認ステータス」、「血液型」、「病歴」、「遺伝子情報」などから構成される。
【0046】
「ユーザ名」とは、デバイスデータベース121に記憶される情報のうちのユーザ名と同様である。
【0047】
「位置情報」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザの居場所を示す数値または文字列であり、例えばユーザの所有するスマートフォン2A,2BがGPSにより取得した情報である。例えば、「34.2960813,131.0970231」というように座標により表記される。なお、ここでは、符号PI1、PI2などで表している。なお、位置情報の取得は、GPSによるものに限定されず、GLONASS、BeiDou、ガリレオ、準天頂衛生システムなどの位置情報衛星システムや、Wi-Fiにより取得するものとしても良い。
【0048】
「性別」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザの性別を示す数値または文字列である。例えば、文字列「Male」、「Female」などと表記される。なお、ここでは、符号S1、S2などで表している。
【0049】
「年齢」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザの年齢を示す数値または文字列である。例えば、数値「25」(才)や文字列「25才」などと表記される。なお、ここでは、符号AG1、AG2などで表している。
【0050】
「住所」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザの住所を示す数値または文字列である。例えば、文字列「東京都千代田区」などと表記される。なお、ここでは、符号AD1、AD2などで表している。
【0051】
「職業」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザの職業を示す数値または文字列である。例えば、文字列「会社員」、「個人事業主」などと表記される。なお、ここでは、符号JO1、JO2などで表している。
【0052】
「年収」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザの年収を示す数値または文字列である。例えば、数値「500」(万円)や、文字列「500万円」などと表記される。なお、ここでは、符号YI1、YI2などで表している。
【0053】
「学歴」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザの学歴を示す数値または文字列である。例えば、文字列「学卒」、「院卒」などと表記される。なお、ここでは、符号EB1、EB2などで表している。
【0054】
「資格」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザが有する資格を示す数値または文字列である。例えば、文字列「弁理士」、「TOEICスコア720点」などと表記される。なお、ここでは、符号QU1、QU2などで表している。
【0055】
「趣味」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザの趣味を示す数値または文字列である。例えば、文字列「音楽鑑賞」、「山登り」などと表記される。なお、ここでは、符号HO1、HO2などで表している。
【0056】
「本人性確認ステータス」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザが本人であることに間違いがないか確認が取れているか否かを示す数値または文字列である。例えば、本人であると確認が取れていれば、文字列「YES」などと表記され、本人であると確認が取れていなければ、文字列「NO」などと表記される。なお、ここでは、符号IV1、IV2などで表している。
【0057】
「血液型」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザの血液型を示す数値または文字列である。例えば、文字列「A型」、「B型」などと表記される。なお、ここでは、符号BT1、BT2などで表している。
【0058】
「病歴」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザの既往歴や現病歴を示す数値または文字列である。例えば、文字列「高血圧」や、「狭心症」などと表記される。なお、ここでは、符号CH1、CH2などで表している。
【0059】
「遺伝子情報」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザの遺伝子情報を示す数値または文字列である。例えば、塩基配列などが表記される。なお、ここでは、符号GI1、GI2などで表している。
【0060】
事前アンケートデータベース123は、スマートフォン2A,2Bから受信する情報のうち、事前アンケートの結果を記憶する。この情報は、例えば、図9に示すように、「ユーザ名」、「好みの外見」、「好みの性格」、「好みの性的指向」、「対象ジェンダー」、「利用目的」などから構成される。
【0061】
「ユーザ名」とは、デバイスデータベース121に記憶される情報のうちのユーザ名と同様である。
【0062】
「好みの外見」とは、事前アンケートにおいて、「ユーザ名」で特定されるユーザが、マッチング相手としてどのような外見の者を希望するのかを回答した内容を示す数値または文字列である。例えば、文字列「筋肉質」、「やせ型」、「イケメン」、「フツメン」などと表記される。なお、ここでは、符号FA1、FA2などで表している。
【0063】
「好みの性格」とは、事前アンケートにおいて、「ユーザ名」で特定されるユーザが、マッチング相手としてどのような性格の者を希望するのかを回答した内容を示す数値または文字列である。例えば、異性に対して積極的なマッチング相手を希望する場合には文字列「肉食系」、異性に対して比較的消極的なマッチング相手を希望する場合には「草食系」などと表記される。なお、ここでは、符号FC1、FC2などで表している。
【0064】
「好みの性的指向」とは、事前アンケートにおいて、「ユーザ名」で特定されるユーザが、マッチング相手にどのような趣味嗜好の性的行為を行う者を希望するかを回答した内容を示す数値または文字列である。例えば、俗にいうサディストを希望する場合には文字列「S」、俗にいうマゾヒストを希望する場合には文字列「M」、その他にも文字列「言葉責め」や「アブノーマル」などと表記される。なお、ここでは、符号FS1、FS2などで表している。
【0065】
「対象ジェンダー」とは、事前アンケートにおいて、「ユーザ名」で特定されるユーザが回答した、希望するマッチング相手の性別を示す数値または文字列である。例えば、文字列「男性」、「女性」、「バイ・セクシュアル」などと表記される。なお、ここでは、符号II1、II2などで表している。
【0066】
「利用目的」とは、事前アンケートにおいて、「ユーザ名」で特定されるユーザが何を目的としてマッチングシステムを利用するのかを回答した内容を示す数値または文字列である。例えば、結婚相手探しを目的とすることを意味する文字列「婚活」、妊娠を目的とすることを意味する「妊活」、性交渉の相性の良い人と出会うことを目的とすることを意味する「性交渉」、などと表記される。なお、ここでは、符号PU1、PU2などで表している。
【0067】
フィードバックデータベース13は、スマートフォン2A,2Bから受信する情報のうち、フィードバックアンケートの結果を情報として記憶する。この情報は、例えば、図10に示すように、「ユーザ名」、「マッチング相手」、「体の相性満足度」、「性格の相性満足度」、「妊娠の有無」、「遺伝病の有無」などから構成される。
【0068】
「ユーザ名」とは、デバイスデータベース121に記憶される情報のうちのユーザ名と同様である。
【0069】
「マッチング相手」とは、マッチングシステムにおいて、「ユーザ名」で特定されるユーザとマッチングが成立した相手を特定する数値または文字列である。例えば、英文字や数字からなる所定のユーザIDや、使用者の個人名などで表記される。なお、ここでは符号MP1、MP2などで表している。
【0070】
「体の相性満足度」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザが、「マッチング相手」で特定されるマッチングの相手と性交渉に及んだ場合に、その満足度を示す数値または文字列である。例えば、5段階評価でフィードバックアンケートが行われれば、数値「5」、「4」などと表示される。なお、ここでは符号SCS1、SCS2などで表している。
【0071】
「性格の相性満足度」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザが、「マッチング相手」で特定されるマッチングの相手と性格が合ったかどうか、その満足度を示す数値または文字列である。例えば、5段階評価でフィードバックアンケートが行われれば、数値「5」、「4」などと表示される。なお、ここでは符号CCS1、CCS2などで表している。
【0072】
「妊娠の有無」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザが、「マッチング相手」で特定されるマッチングの相手と性交渉に及んだ後、妊娠という結果が得られたかどうかを示す数値または文字列である。例えば、妊娠という結果が得られたのであれば文字列「YES」、妊娠という結果が得られなかったのであれば文字列「NO」などと表示される。なお、ここでは符号PR1、PR2などで表している。
【0073】
「遺伝病の有無」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザが、「マッチング相手」で特定されるマッチングの相手と性交渉に及び、妊娠という結果がえられた場合に、その胎児または新生児に遺伝病があったかどうかを示す数値または文字列である。例えば、遺伝病があったのであれば文字列「YES」、遺伝病がなかったのであれば文字列「NO」などと表示される。なお、ここでは符号GD1、GD2などで表している。
【0074】
マッチングサーバ1の構成についての説明に戻る。
性器情報算出部14は、デバイスデータベース121に記憶された情報に基づいて、ユーザの性器情報を算出するアルゴリズムである。そして、性器情報算出部14によって算出された性器情報は、性器情報データベース15に記録される。この性器情報とは、例えば、図7に示すように、「ユーザ名」、「オーガニズムまでの時間」、「性器のサイズ」、「性器の形状」、「ピストン性向」、「性器の温度」、「性器の湿度」などから構成される。
【0075】
「ユーザ名」とは、デバイスデータベース121に記憶される情報のうちのユーザ名と同様である。
【0076】
「オーガニズムまでの時間」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザが、自慰用具様デバイス3,4を用いた自慰行為の開始から完了までの時間を示す数値または文字列である。例えば、数値「15」(分間)や、文字列「15分間」などと表記される。なお、ここでは、符号OT1、OT2などで表している。この「オーガニズムまでの時間」は、デバイスデータベース121に記憶されている「時間情報」から算出される。
【0077】
「性器のサイズ」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザの性器のサイズを示す数値または文字列である。例えば、ユーザが男性であれば、男性器の長さや太さが、文字列「長さ:12cm,太さ:5cm」などと表記され、ユーザが女性であれば、女性器(腔)の奥行や太さが、文字列「長さ:12cm,太さ:5cm」などと表記される。なお、ここでは、符号SD1,SD2などで表している。
【0078】
「性器の形状」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザの性器の形状を示す情報である。例えば、性器の形状に応じて複数の分類を設け、その分類に番号を付与することで、当該番号を数値「1」、「2」などと表記する。その他、例えば、性器の形状の3次元データと関連付けても良い。なお、ここでは符号SS1、SS2などで表している。
【0079】
これら、「性器のサイズ」や「性器の形状」は、デバイスデータベース121に記憶されている「圧力情報」から算出される。「圧力情報」は、先述したように、自慰用具様デバイス3,4に複数配設された圧力センサ34,44のそれぞれの出力である。複数配設された圧力センサ34,44は、性器の大きさや形状に応じて、それぞれが異なる圧力を検知し、出力するため、この出力の違いから、自慰用具様デバイス3,4を用いた性器のサイズや形状を算出することができるのである。
【0080】
「ピストン性向」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザが自慰用具様デバイス3,4を自慰行為に用いた時に、どのような角度で自慰用具様デバイス3,4を動かしたか、どの程度の速度で自慰用具様デバイス3,4を動かしたのかを示す数値または文字列である。例えば、文字列「角度:15度,速度:2往復/秒」などと表記される。なお、ここでは、符号PP1、PP2などで表している。
【0081】
この「ピストン性向」は、デバイスデータベース121に記憶されている「加速度推移情報」から算出される。「加速度推移情報」は、先述したように、自慰用具様デバイス3,4が備える加速度センサ35,45の出力である。自慰用具様デバイス3,4の角度や動かす速度により、出力が変動するため、この変動から、ユーザが自慰行為に自慰用具様デバイス3,4を用いた際に、どのような角度で自慰用具様デバイス3,4を動かしたのか、どの程度の速度で自慰用具様デバイス3,4を動かしたのかを算出することができるのである。
【0082】
「性器の温度」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザの性器の温度を示す数値または文字列である。例えば、数値「37」(度)や、文字列「37度」などと表記される。なお、ここでは、符号ST1、ST2などで表している。この「性器の温度」は、デバイスデータベース121に記憶されている「温度情報」に基づくものである。
【0083】
「性器の湿度」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザの性器の湿度を示す数値または文字列である。例えば、数値「80」(%)や、文字列「37%」などと表記される。なお、ここでは、符号SH1、SH2などで表している。この「性器の温度」は、デバイスデータベース121に記憶されている「湿度情報」に基づくものである。
【0084】
相性判定部16は、例えばニューラルネットワークによる深層学習を行う人工知能であり、性器情報データベース15、顧客情報データベース122、事前アンケートデータベース123、フィードバックデータベース13に記憶されている情報を読み出してインプットすると、マッチングシステムを利用する各ユーザ同士の相性を判定し、その判定結果をアウトプットする。各ユーザ同士の相性とは、例えば、性交渉の相性や性格の相性であり、後述する「体の相性マッチングポイント」、「性格の相性マッチングポイント」としてアウトプットされる。その他にも後述する「妊娠のしやすさマッチングポイント」、「遺伝病リスクマッチングポイント」、「総合マッチングポイント」がアウトプットされる。なお、本マッチングシステムにおいては、マッチングシステムを利用するユーザが総当たりで相性の判定が行われる。
【0085】
そして、アウトプットされた判定結果は、マッチングデータベース17に情報として記憶される。この記憶された情報は、例えば、図11に示すように、「ユーザ名」、「マッチング相手」、「体の相性マッチングポイント」、「性格の相性マッチングポイント」、「妊娠のしやすさマッチングポイント」、「遺伝病リスクマッチングポイント」、「総合マッチングポイント」などから構成される。
【0086】
「ユーザ名」とは、デバイスデータベース121に記憶される情報のうちのユーザ名と同様である。
【0087】
「マッチング相手」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザと、相性の判定を行う相手を特定する数値または文字列である。例えば、英文字や数字からなる所定のユーザIDや、使用者の個人名などで表記される。なお、ここでは符号MP1、MP2などで表している。
【0088】
「体の相性マッチングポイント」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザと、「マッチング相手」で特定される相手との性交渉の相性を示す数値または文字列である。例えば、数値「95」(%)や、文字列「95%」などと表記され、数値が高いほど相性が良いことを意味する。なお、ここでは、符号SCP1、SCP2などで表している。「オーガニズムまでの時間」が同程度のユーザ同士や、「性器のサイズ」「性器の形状」「ピストン性向」が合致するユーザ同士は、「体の相性マッチングポイント」の数値が高くなると想定される。
【0089】
「性格の相性マッチングポイント」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザと、「マッチング相手」で特定される相手との性格の相性を示す数値または文字列である。例えば、数値「95」(%)や、文字列「95%」などと表記され、数値が高いほど相性が良いことを意味する。なお、ここでは、符号CCP1、CCP2などで表している。
【0090】
「妊娠のしやすさマッチングポイント」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザと、「マッチング相手」で特定される相手とが性交渉に及んだ場合の、妊娠のしやすさを示す。数値または文字列である。例えば、数値「95」(%)や、文字列「95%」などと表記され、数値が高いほど妊娠しやすいことを意味する。なお、ここでは、符号PRP1、PRP2などで表している。
【0091】
「遺伝病リスクマッチングポイント」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザと、「マッチング相手」で特定される相手とが性交渉に及び、妊娠した場合にその子供に遺伝病が発症するリスクを示す数値または文字列である。例えば、数値「15」(%)や、文字列「15%」などと表記され、数値が低いほど遺伝病リスクが低いことを意味する。なお、ここでは、符号GDP1、GDP2などで表している。
【0092】
「総合マッチングポイント」とは、「ユーザ名」で特定されるユーザと、「マッチング相手」で特定される相手との総合的な相性を示す数値または文字列である。総合的な相性とは、例えば、「体の相性マッチングポイント」と「性格の相性マッチングポイント」の平均値であったり、事前アンケートにおける「好みの外見」、「好みの性格」、「好みの性的指向」、「対象ジェンダー」、「利用目的」の合致度などから、判断され、例えば、数値「95」(%)や、文字列「95%」などと表記され、数値が高いほど相性が良いことを意味する。なお、ここでは、符号OP1、OP2などで表している。
【0093】
相性判定部16によるユーザ同士の相性の判定は、上述したように、性器情報データベース15、顧客情報データベース122、事前アンケートデータベース123、フィードバックデータベース13に記憶されている情報を読み出して相性判定部16にインプットすることで行われるが、マッチングシステムのサービス開始時は、性器情報データベース15、顧客情報データベース122、事前アンケートデータベース123に記憶された情報に基づき、相性の判定が行われる。なぜならば、サービス開始時は、ユーザ同士をマッチングした実績がなく、フィードバックアンケートが実施されていないため、フィードバックデータベース13に情報は蓄積されていないためである。マッチングシステムによるサービスの提供を継続することで、ユーザ同士をマッチングした実績が積まれ、フィードバックアンケートの情報がフィードバックデータベース13に蓄積されていく(例えば、フィードバックアンケートによって、「オーガニズムまでの時間」や「性器のサイズ」の合致度は低いが、実際に性交渉に及んだ結果、「体の相性満足度」が非常に高かったという、デバイス情報等のみでは予測するのが難しいクラスタや外れ値を拾うことができるようになる)。そして、フィードバックデータベース13に蓄積されていく情報を相性判定部16にインプットすることにより、相性判定部16は、深層学習により相性の判定の精度を高めていくことができる。
【0094】
相性判定部16がアウトプットし、マッチングデータベース17に記憶された判定結果は、通信部11に出力され、ネットワーク6を介して、スマートフォン2A,2Bに送信される。スマートフォン2A,2Bは、判定結果を受信すると、専用アプリケーションにより、その判定結果がスマートフォン2A,2Bに表示される。これにより、ユーザA,Bは、判定結果を知ることができる。
【0095】
(マッチングシステムの利用の流れについて)
次に、ユーザがどのような流れでマッチングシステムを利用するのか、図12乃至図15を用いて説明する。
【0096】
マッチングシステムは、ユーザがマッチングシステムの利用を開始するに当たり、ユーザの顧客情報の取得、事前アンケートの結果の取得、自慰用具様デバイス3,4が取得する情報の取得を行う。
【0097】
まず、ユーザの顧客情報の取得、事前アンケートの結果の取得について、図12を用いて説明する。ユーザA,Bは、事前に、スマートフォン2A,2Bに専用アプリケーションをダウンロードしておく。そして、専用アプリケーションを起動させる。すると、専用アプリケーションは、初回起動時に、ユーザA,Bに対して顧客情報の入力および事前アンケートの入力を要求する。
【0098】
例えば、まず、ユーザA,BがSNSアカウントを所持しているかどうかを確認する(S11)。ユーザA,BがSNSアカウントを所持していれば(S11:YES)、SNSアカウントの登録情報を、マッチングシステムにおける顧客情報に紐づけする(S12)。この紐づけにより、マッチングシステムは、ユーザA,Bがわざわざ入力をせずとも、性別、年齢、住所、職業、年収、学歴、資格、趣味、血液型などの情報を取得することが可能となる。
【0099】
次に、専用アプリケーションは、事前アンケートを実施する(S13)。この事前アンケートにより、好みの外見、好みの性格、好みの性的指向、対象ジェンダー等の情報や、マッチングシステムの利用目的等の情報を取得する。
なお、ユーザA,BがSNSアカウントを所持していない場合には(S11:NO)、事前アンケートの実施の際に、性別、年齢、住所、職業、年収、学歴、資格、趣味、血液型などの情報を入力するよう、ユーザA,Bに要求する。
【0100】
ユーザA,Bが事前アンケートの記入を終えると、専用アプリケーションは、事前アンケートの記入に不備がないかどうかの確認を行う(S14)。記入不備がある場合には(S14:NO)、ユーザA,Bに再記入を要求する。
記入不備がない場合には(S14:YES)、専用アプリケーションは、事前アンケートの記入内容を、ネットワーク6を介して、マッチングサーバに送信する(S15)。以上のように、マッチングシステムは、ユーザの顧客情報の取得、事前アンケートの結果の取得が行われる。
【0101】
次に、自慰用具様デバイス3,4が取得する情報の取得について、図13を用いて説明する。専用アプリケーションは、自慰用具様デバイス3,4が取得する情報を取得する機能を備えるため、ユーザA,Bは、スマートフォン2A,2Bを操作し、当該機能を動作させる。すると、専用アプリケーションは、スマートフォン2A,2Bの通信機能を起動する(S21)。これにより、スマートフォン2A,2Bは、自慰用具様デバイス3,4と、例えばBluetooth(登録商標)により通信を行うことができるようになる。
【0102】
次に、専用アプリケーションは、スマートフォン2A,2Bに、自慰用具様デバイス3,4が通信可能なように接続されているかどうかの確認を行う(S22)。接続確認が取れなければ(S22:NO)、接続確認を繰り返す。
【0103】
接続確認が取れれば(S22:YES)、次に、専用アプリケーションは、ユーザA,Bが自慰用具様デバイス3,4の使用を開始したかどうかの確認を行う(S23)。これは、ユーザA,Bが、自慰用具様デバイス3,4を用いて自慰行為を開始したかどうかの確認である。例えば、スマートフォン2A,2Bの画面に、「使用開始」と表示された仮想ボタンなどを表示し、ユーザA,Bが当該仮想ボタンをタップしたかどうかにより、自慰行為を開始したかどうかの確認を行う。使用開始の確認が取れなければ(S23:NO)、スマートフォン2A,2Bに「使用開始」の仮想ボタンを表示し続けるなどして、使用開始の確認を繰り返す。
【0104】
使用開始の確認が取れれば(S23:YES)、専用アプリケーションは、自慰用具様デバイス3,4からデータの取得を開始する(S24)。このデータの取得とは、自慰用具様デバイス3,4の圧力センサ34,44、加速度センサ35,45、温湿度センサ36,46が出力する出力値を、通信によって取得するものである。また、データの取得と合わせて、使用開始の確認が取れると、時間計測も開始する。
【0105】
次に、専用アプリケーションは、ユーザA,Bが自慰用具様デバイス3,4の使用を完了したかどうかの確認を行う(S25)。これは、ユーザA,Bが、自慰用具様デバイス3,4を用いた自慰行為を完了したかどうかの確認である。例えば、データ取得中に、スマートフォン2A,2Bの画面に、「使用完了」のアイコンなどを表示し、ユーザA,Bが当該アイコンをタップしたかどうかにより、自慰行為を完了したかどうかの確認を行う。使用完了の確認が取れなければ(S25:NO)、データ取得および時間計測を継続する。
【0106】
使用完了の確認が取れれば(S25:YES)、専用アプリケーションは、自慰用具様デバイス3,4からのデータ取得と時間計測を終了し、自慰用具様デバイス3,4から取得したデータと時間計測の結果を、マッチングサーバ1に送信する(S26)。自慰用具様デバイス3,4から取得したデータは、「圧力情報」、「加速度推移情報」、「温度情報」、「湿度情報」としてデバイスデータベース121に記憶される。また、時間計測の結果は、「時間情報」としてデバイスデータベース121に記憶される(例えば、2020年9月4日の22時から15分間使用していれば、「2020/9/4_22:00_15分間」と記憶される)。
【0107】
次に、ユーザ同士のマッチングが行われる流れについて、図14および図15を用いて説明する。例えば、ユーザが専用アプリケーションの起動すると、スマートフォン2A,2Bの画面には、「マッチング実行」という仮想ボタンが表示される。この仮想ボタンをタップすると、専用アプリケーションは、マッチングサーバ1より、マッチングデータベース17に記憶されている判定結果についてデータ取得を行う(S31)。
【0108】
そして、専用アプリケーションは、データ取得した判定結果に基づき、相性の良い「マッチング相手」を、ユーザーインターフェース(UI)に表示する(S32)。マッチングポイントの高い「マッチング相手」とは、「体の相性マッチングポイント」、「性格の相性マッチングポイント」、「総合マッチングポイント」の数値が高く相性が良い相手や、「妊娠のしやすさマッチングポイント」の数値が高く、妊娠しやすい相手や、「遺伝病リスクマッチングポイント」の数値が低く遺伝病のリスクが低い相手などを指す。
【0109】
UIにおける「マッチング相手」の表示は、図15(a)に示すスマートフォン2A,2Bの画面21のように表示される。画面21には、「マッチング相手」として、例えば相手の顔写真21aが表示される。そして、顔写真21aの下方には、「マッチング相手」の性別情報21b、対象ジェンダー情報21c、年齢情報21d、マッチングポイント情報21e等が表示される。
【0110】
性別情報21bおよび年齢情報21dは、「マッチング相手」の顧客情報から取得される情報である。対象ジェンダー情報21cは、「マッチング相手」の事前アンケートの結果から取得される情報である。マッチングポイント情報21eは、図14中S31において取得した判定結果である。なお、図15(a)においては、マッチングポイント情報21eとして、「カラダの相性:95%」と表示されており、これは「体の相性マッチングポイント」を表示しているものである。UIに表示されるマッチングポイント情報21eは、「体の相性マッチングポイント」に限定されず、「性格の相性マッチングポイント」,「妊娠のしやすさマッチングポイント」,「遺伝病リスクマッチングポイント」,「総合マッチングポイント」の中からユーザが選択可能なものとしても良いし、これら全てを表示するものとしても良い。
【0111】
次に専用アプリケーションは、「マッチング相手」を、UIに表示した後、ユーザが、UIに表示されている「マッチング相手」とのマッチングを希望するかどうかを確認する(S33)。例えば、図15(a)の画面21に表示される仮想ボタン21fを表示し、ユーザA,Bが仮想ボタン21fをタップしたかどうかにより、マッチングを希望するかどうかの確認を行う。マッチングを希望しない場合には(S33:NO)、その他のマッチングポイントの高い「マッチング相手」の表示へ遷移する(S40)。この遷移は、自動的に行われるものとしても良いし、ユーザが画面21をスワイプすることで、「マッチング相手」の表示を切り替えるものとしても良い。
【0112】
マッチングを希望するとの確認がとれば場合(S33:YES)、専用アプリケーションは、ユーザが、画面21に表示されている「マッチング相手」とのマッチングを希望する旨の情報(以下、マッチング希望情報という)を、マッチングサーバ1に送信する(S34)。マッチングサーバ1は、マッチング希望情報を受信すると、その希望された相手側ユーザにその旨の通知を行い、マッチング成立可否の確認を行う。その確認が取れると、マッチングサーバ1は、マッチング希望情報を発信したユーザに、マッチング成否情報を送信する。専用アプリケーションは、マッチング成否情報を取得すると(S35)、その取得したマッチング成否情報をスマートフォン2A,2Bに表示する(S36)。
【0113】
マッチング成否情報の表示は、例えば、図15(b)に示す画面22のように表示される。画面22には、マッチングが成立した「マッチング相手」として、例えば相手の顔写真22aが表示される。そして、顔写真22aの下方には、「マッチング相手」の性別情報22b、対象ジェンダー情報22c、年齢情報22d、マッチングポイント情報22eが表示される。これら表示されている情報は、図15(a)の画面21と同様である。
【0114】
次に専用アプリケーションは、ユーザが専用アプリケーションを終了させるか、メッセンジャー機能を使用するかの確認を行う(S37)。例えば、図15(b)の画面22に示すように、「連絡する」という仮想ボタン22fを表示し、ユーザが仮想ボタン22fをタップした場合には(S37:メッセンジャー機能)、メッセンジャー機能を起動し(S38)、そうでない場合には(S37:終了)、専用アプリケーションはそのまま終了する。
【0115】
メッセンジャー機能が起動されると、ユーザは、当該機能により、例えば、図15(c)に示す画面23のように、マッチングが成立した相手とメッセージのやり取りをすることができる。
【0116】
次に、専用アプリケーションは、メッセンジャー機能を終了させるかどうかの確認を行う(S39)。終了の確認が取れなければ(S39:NO)、終了確認が取れるまで、メッセンジャー機能を起動した状態となる。終了の確認が取れれば(S39:YES)、メッセンジャー機能が終了し、専用アプリケーションも終了する。
【0117】
上記のように専用アプリケーションにおいてユーザ同士のマッチングが成立すると、マッチングサーバ1は一定期間後に、マッチングが成立した各ユーザに対してフィードバックアンケートの記入を依頼するため、ネットワーク6を介してスマートフォン2A,2Bにフィードバックアンケートの依頼通知を行う。このフィードバックアンケートでは、「マッチングが成立した相手と実際に会ったかどうか」、「会った結果として性交渉に及んだかどうか」、「性交渉に及んだ結果として性交渉の満足度はどうだったか」、「性交渉に及んだ結果として妊娠したかどうか」、「妊娠した子供に遺伝病があったかどうか」、「マッチングが成立した相手との性格が合ったかどうか」等のアンケートが行われる。
【0118】
「性交渉に及んだ結果として性交渉の満足度はどうだったか」、「マッチングが成立した相手との性格が合ったかどうか」は、例えば5段階評価によりアンケートが行われ、そのアンケート結果は、それぞれ、図10に示す「体の相性満足度」、「性格の相性満足度」に反映される。また、「性交渉に及んだ結果として妊娠したかどうか」、「妊娠した子供に遺伝病があったかどうか」は、例えば「YES」または「NO」の選択式でアンケートが行われ、そのアンケート結果は、それぞれ、図10に示す「妊娠の有無」、「遺伝病の有無」に反映される。
【0119】
以上説明したように、本実施形態に係るマッチングシステムによれば、
(1)マッチングサーバ1と、ユーザ群を構成する各ユーザA,Bが有するとともに前記マッチングサーバ1と通信可能なユーザ端末(例えばスマートフォン2A,2B)と、を備え、前記マッチングサーバ1は、前記ユーザ端末(例えばスマートフォン2A,2B)から、前記各ユーザA,Bの個人情報を取得し、前記個人情報に基づいて前記各ユーザA,B同士の相性を判定し、該判定した結果を各ユーザ端末(例えばスマートフォン2A,2B)に通知するマッチングシステムにおいて、各ユーザA,Bが自慰行為に用いることが可能な自慰用具様デバイス3,4を備えること、前記自慰用具様デバイス3,4は、少なくとも、性器の大きさおよび形状と、前記自慰用具様デバイスの使用角度および使用速度と、に関するデバイス情報(例えば「圧力情報」,「加速度推移情報」)を取得する情報取得手段(例えば圧力センサ34,44、加速度センサ35,45)と、通信部33,43と、を有すること、前記各ユーザA,Bが、前記自慰用具様デバイス3,4を自慰行為に用いることで、前記情報取得手段(例えば圧力センサ34,44、加速度センサ35,45)は、前記デバイス情報(例えば「圧力情報」,「加速度推移情報」)を取得すること、前記通信部33,43は、取得した前記デバイス情報を前記ユーザ端末(例えばスマートフォン2A,2B)に送信すること、前記マッチングサーバ1は、少なくとも前記デバイス情報(例えば「圧力情報」,「加速度推移情報」)を前記個人情報として前記ユーザ端末(例えばスマートフォン2A,2B)から取得し、前記相性として、少なくとも性交渉の相性(例えば「体の相性マッチングポイント」)を判定すること、を特徴とする。
【0120】
(2)(1)に記載のマッチングシステムにおいて、前記デバイス情報には、性器の温度および性器の湿度に関する情報(例えば「温度情報」,「湿度情報」)が含まれること、を特徴とする。
【0121】
(3)(1)または(2)に記載のマッチングシステムにおいて、前記マッチングサーバが判定した前記相性についてのアンケート(例えばフィードバックアンケート)を各ユーザに対して実施するアンケート実施部(例えばスマートフォン2A,2B)を備えること、前記マッチングサーバ1は、前記個人情報と、前記アンケート実施部(例えばスマートフォン2A,2B)が実施したアンケートの結果と、に基づき、前記相性(例えば「体の相性マッチングポイント」)を判定すること、を特徴とする。
【0122】
(4)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載のマッチングシステムにおいて、各ユーザA,Bの遺伝子情報を取得する遺伝子情報取得部5を備えること、前記個人情報には、前記遺伝子情報を含むこと、を特徴とする。
【0123】
なお、本実施形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で様々な改良、変形が可能である。
【符号の説明】
【0124】
1 マッチングサーバ
2A スマートフォン(ユーザ端末の一例)
2B スマートフォン(ユーザ端末の一例)
3 男性用自慰用具様デバイス(自慰用具様デバイスの一例)
4 女性用自慰用具様デバイス(自慰用具様デバイスの一例)
33 通信部
34 圧力センサ(情報取得手段の一例)
35 加速度センサ(情報取得手段の一例)
43 通信部
44 圧力センサ(情報取得手段の一例)
45 加速度センサ(情報取得手段の一例)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15