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特開2022-64843ウインカーとカメラとモニタの三位一体仕様車
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022064843
(43)【公開日】2022-04-26
(54)【発明の名称】ウインカーとカメラとモニタの三位一体仕様車
(51)【国際特許分類】
   B60R 1/00 20220101AFI20220419BHJP
   H04N 7/18 20060101ALI20220419BHJP
【FI】
B60R1/00 A
H04N7/18 J
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021132465
(22)【出願日】2021-07-07
(31)【優先権主張番号】P 2020183205
(32)【優先日】2020-10-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】515021345
【氏名又は名称】有限会社エスアンドアールプロジェクト
(72)【発明者】
【氏名】村松 富士夫
【テーマコード(参考)】
5C054
【Fターム(参考)】
5C054CA04
5C054CC02
5C054FD03
5C054FE17
5C054HA30
(57)【要約】      (修正有)
【課題】幼児が死角に隠れていても運転者の注意意識を喚起させる三位一体仕様自動車を提供する。
【解決手段】クルマのルーフ上に、死角領域を凌駕する俯瞰的なカメラ(1,2,3,4)4台と、ボンネット前部に補助カメラA(5)、車体後尾に補助カメラB(6)を設置し、死角スポットで発生する幼児轢禍事故を防止する。補助カメラA(5)により前輪タイヤの陰に蹲って隠れている幼児の有無、補助カメラB(6)により車体後尾の後輪タイヤ下の死角に潜む幼児の有無を運転席のモニタチェックで事故を未然に防ぐことができる。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メインスイッチとスイッチとサブスイッチは、停車中、若しくは発進時、若しくは走行中、若しくは後退時に於いて、ルーフ上の複数カメラ、ボンネット前縁補助カメラ、車体後尾補助カメラと連動する。カメラ機能、ウインカー機能、運転席モニタ機能はスイッチの切り替えで作動することを特徴とする三位一体仕様自動車。
【請求項2】
メインスイッチとスイッチとサブスイッチは、小型カメラ、若しくは小型広角レンズカメラ、若しくはAIカメラ、若しくはセンサーカメラと連動する。ルーフカメラ設置は、コード式、コードレス式、若しくは磁石式、若しくは伸縮自在のアンテナ式で、ウインカー、モニタとも連動することを特徴とする請求項1記載の三位一体仕様自動車。
【請求項3】
メインスイッチとスイッチは、左折に於いて、ウインカー、カメラ2、モニタと連動する。右折に於いては、ウインカー、カメラ3、モニタと連動することを特徴とする請求項1記載の三位一体仕様自動車。
【請求項4】
メインスイッチとスイッチは、後退時に於いて、ウインカー、カメラ4、モニタと連動する。また、サブスイッチと車体後尾の補助カメラとモニタが連動することを特徴とする請求項1記載の三位一体仕様自動車。
【請求項5】
メインスイッチとスイッチは、走行中に於いて、ウインカー、小型カメラ、小型広角レンズカメラ、モニタと連動する。車体前後、前方左右、後方左右、左右側面の可視化及び電気回路を形成し、ウインカー、モニタと連動することを特徴とする請求項1記載の三位一体仕様自動車。
【請求項6】
メインスイッチとスイッチは、走行中に於いて、小型カメラ、小型広角レンズカメラ、若しくはAIカメラと、若しくはセンサーカメラと連動する。また、ウインカー、モニタと連動する。ロータリースイッチ、若しくはスライドスイッチ、若しくはプッシュスイッチ、若しくはステアリングスイッチ、若しくは釦式スイッチは、ウインカー、カメラ、モニタと連動することを特徴とする請求項1記載の三位一体仕様自動車。
【請求項7】
メインスイッチとサブスイッチは、ボンネット前縁の補助カメラ、車体後尾の補助カメラと連動し、前輪左右タイヤ下の死角領域及び後輪左右タイヤ下の死角領域を運転席のモニターで視認できることを特徴とする請求項1記載の三位一体仕様自動車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
クルマの死角事故発生防止に関するものである。
【背景技術】
【0002】
既存のカメラとモニタは、幼児の特性を含む死角の意識化に至っていない。事故が起こり易い発進時、若しくは左折、右折及び後退時に車体の陰に幼児が隠れて見えなくなる死角は想定していない。ドアミラー、サイドミラー、フェンダーミラー、ルームミラー、夫々が狭隘で死角領域の安全性を担保していない。サイドカメラの後方撮像領域は狭隘で不十分である。Aピラー、Bピラー、Cピラー、Dピラー死角は巻き込み轢禍事故に影響する。クルマに乗り込む時、車体の右側に幼児がいると気付くが車体の左側にいても気付かない。後部座席のドア近くはサイドミラーに写らない。運転席のある右側よりも助手席のある左側の方が死角領域は広い。運転席の窓から首を出し目視で後方の安全確認はしても車体の周囲を回って安全を確認する人は少ない。
【0003】
従来の装置に於いては、人物から意思行動を観察する等の付加的な情報を得ることが難しいといった問題があり、また、運転者が幼児の特性行動を安易に想定し、意識的に注視して確認しようとする姿勢に欠けていた。
【0004】
近年、AIの導入により、人影だけではなく、その行動を監視する防犯カメラもあるが、このようなカメラを導入したとしても死角領域に蹲る幼児は発見できない。夜間や悪天候時は目視では見えにくく、見落としたり、見過ごしたことで大きな事故に繋がるといった場合もある。
【0005】
特許文献1は、安全運転を支援するシステムに関するものであるが運転者の視点である。幼児の視点が皆無である。車両の巻き込み事故防止に触れてはいるが幼児を特定していない。大人と幼児では身長差が乖離し視覚的な認識の難しさもあり幼児の礫禍事故を防止できない。多数のビデオカメラを活用した危険監視システムは映像を合成しパノラマ画像を生成するが、既存のサイドミラー、ドアミラー、リアカメラなどの設置位置を踏襲しているため撮像領域は狭隘である。多目的監視システムはコストが高価で大衆向きでない。普及するためには構造をシンプにして、コストを抑える必要がある。
【0006】
幼児の轢禍事故を無くすためには、科学の粋を結集する究明が不可欠である。幼児の思いも凭らない奇想天外の行動と事故との因果関係が紙一重であることを踏まえるとAIシステム活用が必須となる。AIカメラ、或いはセンサーカメラを導入し、幼児の徘徊習性可視化映像を解析分析することで幼児の科学的な行動識別が可能となる。また、非接触型視線入力装置の導入とセンサー活用及び死角検知システムの導入は幼児轢禍事故防止に繋がる。
【先行技術文献】
【0007】
【特許文献】
【特許文献】特開2001-055100号公報
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記問題に鑑みて推奨するものであり、幼児が死角に隠れていても三位一体連動システムで運転者の注意意識を喚起させることにある。
【0009】
複数のカメラを適材適所に設置することで死角領域を網羅する撮像が可能になる。死角領域を100パーセント無くすために、ウインカーと小型広角レンズカメラとモニタを駆使することで幼児轢禍事故発生を防止する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1に、カメラの撮像範囲が狭隘では死角領域を凌駕できず不慮の事故を招き易い。幼児の轢禍事故防止のためには俯瞰的な高い位置にカメラを設け死角可視領域を広くする必要がある。幼児はクルマに対する危険認識が全く無いので奇想天外、想定外の行動をとる。幼児はクルマに轢かれるとどうなるかの認識が全く無い。幼児は危険認識が皆無だからこのような行動をとる。発進時に幼児がボンネットの陰に蹲って隠れていると運転席からは死角になる。この死角はボンネット前縁に設置したカメラ1を補助する下向きカメラ5(補助カメラA)の撮像を運転席モニタで注視することで防止する。同様なケースとして、車体後尾の死角領域に蹲り隠れる恰も本能を思わせる幼児の行動はカメラ6(補助カメラB)の撮像を注視することで防止する。補助カメラBは、クルマの後退時の外側の前輪が後輪よりも外側の軌道を回る外輪差で起こる幼児の巻き込み事故を防止する。本発明はルーフ上に設置した複数のカメラと、補助カメラAと補助カメラBで幼児の轢禍事故を防止する。
【0011】
第2に、幼児が死角に隠れている状況に於いて、それを運転者が見落とさないようにできるようにするシステムであって、カメラが人影をしっかりと映し出すとともに、その映像情報を受け付け、受け付けた入力情報を基に所定の処理を行い、その情報を出力する制御機構装置を備え、カメラからの情報の入力及びモニタへの情報の出力制御部とそれらに必要な各種処理を行う処理部と、入力されたデータを記憶する記憶部と、制御のために必要なプログラムを格納する格納部を備えていることを特徴とする。
【0012】
第3に、前記システムは、デジタルカメラやネットワークカメラ、センサーや映像など複数のデータを組み合わせた画像解析技術を活用することで、路面や交通状況の条件が悪い時でも、幼児の行動パターンを可視化することが望ましい。
【0013】
第4に、前記システムは、物体や人体までの距離が一定距離以下になると、アラーム音を鳴らすなどして運転者の意識を促すことが望ましい。
【0014】
第5に、前記システムは、運転者が人影に対して視覚的注意を向け、意識する眼球の動きを感知して、画面操作を行うことが可能な視線入力装置の導入が望ましい。
【0015】
第6に、前記システムは、モニタ上に表示された画像要素からメッセージを自動作成する機能と、自動作成されたメッセージを音声として読み上げる音声出力機能を備えた意思伝達装置を活用することが望ましい。
【発明の効果】
【0016】
本発明の三位一体連動システムは、幼児が死角に隠れたり、運転者が見逃したりしそうな状況であっても、運転者の意識化を促し、注意喚起の流れを円滑に行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】は、クルマの正面図を示す図である。カメラ1、カメラ2,カメラ3、カメラ5の設置位置を示す図である。斜線100は、カメラ1の撮像領域を示す。
図2】は、背面図を示す図である。カメラ2,カメラ3,カメラ4、カメラ6(補助カメラB)の設置位置を示す図である。斜線400は、カメラ4の撮像領域を示す。
図3】は、側面左図を示す図である。カメラ1、カメラ2、カメラ4、カメラ5(補助カメラA),カメラ6(補助カメラB)の設置位置を示す図である。斜線200は、カメラ2の撮像領域を示す。車体前後の斜線はカメラ5(補助カメラA)とカメラ6(補助カメラB)の撮像領域を示す。
図4】は、側面右図を示す図である。カメラ1,カメラ3,カメラ4、カメラ5(補助カメラA),カメラ6(補助カメラB)の設置位置を示す図である。斜線300はカメラ3の撮像領域を示す。車体前後の斜線はカメラ5(補助カメラA),カメラ6(補助カメラB)の撮像領域を示す。
図5】は、俯瞰図である。カメラ1,カメラ2,カメラ3,カメラ4、カメラ5(補助カメラA),カメラ6(補助カメラB)の設置位置を示す図である。斜線100はカメラ1,斜線200はカメラ2、斜線300はカメラ3、斜線400はカメラ4の撮像領域を示す。
図6】は、正面図を示す図である。カメラ5(補助カメラA)の設置位置を示す図である。斜線はカメラ5(補助カメラA)の撮像領域を示す。
図7】は、背面図を示す図である。カメラ6(補助カメラB)の設置位置を示す図である。斜線は、カメラ6(補助カメラB)の撮像領域を示す。
図8】は、電気回路図を示す図である。名称と符号と番号を示す。
図9】は、相関図を示す。
図10】は、フローチャートを示す図である。S1 カメラ撮影映像取得 S2 表示面映像の注視 S3 表示面映像の拡大 S4 アラーム音 S5 映像再注視 S6 映像表示終了
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、クルマの正面図、図2は背面図、図3は側面左図、図4は側面右図、図5は俯瞰図、図6はカメラ5(補助カメラA)、図7はカメラ6(補助カメラB)の設置位置を示す。
カメラ1(ルーフ前縁)、カメラ2(ルーフ左端縁)、カメラ3(ルーフ右端縁)、カメラ4(ルーフ後尾)、カメラ5(補助カメラA:ボンネット前縁)、カメラ6(補助カメラB:バックナンバープレート上)の設置位置を示す図である。斜線100,斜線200,斜線300,斜線400はカメラ1,カメラ2,カメラ3,カメラ4の撮像領域を示す。
図8は、電気回路を示す図である。メインスイッチは、スイッチ1,スイッチ2,スイッチ3,スイッチ4、及びサブスイッチA、サブスイッチBと連動する。スイッチ1とスイッチ2は、ウインカー左ランプを点滅させ、カメラ1、カメラ2の撮像をモニタに表示する。また、メインスイッチと、スイッチ3,スイッチ4は連動し、ウインカー右ランプを点滅させ、カメラ3,カメラ4の撮像をモニタに表示する。サブスイッチAは、カメラ5(補助カメラA)の撮像をモニタに表示し、サブスイッチBは、カメラ6(補助カメラB)の撮像をモニタに表示する。スイッチはランダムに切り換えることができる。
図9は、メインスイッチ、スイッチ、ウインカー左右、カメラ1、カメラ2,カメラ3,カメラ4、補助カメラA、補助カメラB、制御部、モニタの相関関係を示す。
図10は、フローチャートである。
【0019】
カメラ5(補助カメラA)はボンネット前縁に設け、ボンネット直下の死角を監視する。カメラ6(補助カメラB)は、車体後尾の死角を監視する。
【0020】
カメラ5(補助カメラA)の役割は、カメラ角度が下向きであるので、前輪タイヤの陰に蹲って隠れている幼児の有無を運転席のモニタでチェックする。カメラ6(補助カメラB)の役割は、車体後尾の後輪タイヤ下の死角に潜む幼児の有無を運転席のモニタチェックで事故を未然に防ぐことができる。
【0021】
幼児の轢禍事故を防止するためには死角を完全に無くすことに尽きる。人間の目視運転には限界があり、夫々のカメラによる撮像は運転席モニタを注視することで幼児の轢禍事故を回避することができる。
【0022】
本発明は、ルーフ上にカメラ1(ルーフ前端縁)、カメラ2(ルーフ左端縁)、カメラ3(ルーフ右端縁)、カメラ4(ルーフ後縁)を設置し、車体の首尾にカメラ5(補助カメラA)とカメラ6(補助カメラB)を設け、モニタ(運転席)を設置する。
【0023】
カメラは、設置箇所により機能が異なる。小型広角レンズカメラは、広域範囲の撮像が可能であるためルーフ上の左右端縁に設置すると左右の広域サイド監視に適している。
【0024】
カメラ1(ルーフ前端縁)は、前方視界に問題ないが、ボンネットが障碍となってボンネット直下が死角になる。この死角に幼児が蹲っていると轢禍事故を招くことになる。
【0025】
車体後尾の形状は、車種により様々であるが、特に危険な後退時は外側前輪が後輪よりも外側の軌道を回るため幼児の巻き込み轢禍事故が起こり易い。俯瞰的な高い位置にカメラを設置するのが最適である。
【0026】
ルーフ上4箇所に設置するカメラは、ボンネット前縁のカメラ5(補助カメラA)と車体後尾のカメラ6(補助カメラB)で死角を監視する。夫々のカメラは三位一体スイッチと連動して機能する。
【0027】
本発明は、事故が起こり易い発進時、若しくは左折、右折及び後退時の事故防止に対応する。カメラ1,カメラ2,カメラ3、補助カメラAは、図4の切り換えスイッチにシフトすると運転席モニタに夫々の撮像を表示するので発進時の事故を未然に防止できる。既存のフロントカメラはナンバープレート下の低い位置に設置した定点カメラで撮像領域は前方にある。クルマの前を横切る人は写るが肝心要の前輪タイヤ下の死角は写らない。幼児への配慮が皆無である。これでは巻き込み轢禍事故を未然に防止できない。
【0028】
左折は、30メートル手前で、図4の切り換えスイッチを、カメラ2にシフトすると運転席モニタに左サイドの撮像を表示する。内側前輪軌道と内側後輪軌道のズレによる内輪差で起こる巻き込み死角事故をモニタチェックすることで未然に防止する。
【0029】
右折は、30メートル手前で、図4の切り換えスイッチを、カメラ3にシフトすると運転席モニタに右サイドの撮像を表示する。内側前輪軌道と内側後輪軌道のズレによる内輪差で起こる巻き込み死角事故をモニタチェックすることで未然に防止する。
【0030】
特に危険を伴う後退時は、外側の前輪が後輪よりも外側の軌道を回る外輪差で起こる巻き込み事故は往々にして身長の低い幼児が犠牲になる。既存のレアカメラは、バックナンバープレート下の低い位置に設置された定点カメラで撮像領域は後方にある。クルマの後ろを横切る人は写るが肝心要の後輪タイヤ下の死角が写らない。 幼児への配慮が全く欠落している。これでは幼児の巻き込み轢禍事故を未然に防止できない。図4の切り換えスイッチを、補助カメラBにシフトすると運転席モニタに車体後尾の死角領域、後輪タイヤ下を表示するので幼児の巻き込み轢禍事故を未然に防止できる。
【0031】
必要にして十分ならば、製造コスト軽減のためにモニタは既存のカーナビを援用することができる。また、ステアリングスイッチ併用は、製造コスト削減になる。
【0032】
三位一体連動スイッチは、ロータリースイッチ、若しくはスライドスイッチ、若しくはタクティルスイッチ、若しくはパッチパネルスイッチ、若しくはモニタ画面タッチスイッチ、若しくはステアリングスイッチ、或いは釦スイッチで対応する。撮像表示は必要に応じてスイッチをランダムに変換することでモニタは4分割一括表示及びズームイン、ズームアウト表示ができる。
【0033】
通常クルマの発進時に於ける安全手順は下記の通り、
▲1▼右ウインカー合図
▲2▼ルームミラー確認
▲3▼左ドアミラー確認
▲4▼左後方目視 確認
▲5▼右ドアミラー確認
▲6▼右後方目視 確認
五点確認である。ウインカーとカメラとモニタ三位一体システムは、推奨に値する安全機能を備えている。
【発明を実施するための形態】
【0034】
入力された映像情報の制御、管理、出力をモニタで構成した例を模式的に図10に示す。ここでは代表的な機能実現手段のみを例示したが、その他、必要な各種機能実現手段ないし周辺機器を用いることができる。
【0035】
モニタ上に、人影が撮るとアラーム音が鳴り、運転者の意識をモニタに惹き付ける。なお、アラーム音は聴こえる程度にすることが望ましい。
【0036】
アイトラッキングは、視覚的注意を研究する方法であるが、図5のアイトラッカーは肉眼に触れない角膜反射法である。運転者の眼球画像から異常変化を読み取るなど幼児に対する擁護的な検証が望ましい。
【0037】
既存のウインカーはスイッチをONにするとその状態が継続するので戻し忘れは他車に誤解を与え合図制限違反(点数1点:普通車6000円)に抵触する。違反検挙数は実態と乖離しているが、三位一体仕様車のモニター画像はウインカー戻し忘れ防止としても機能する。
【符号の説明】
【0038】
1 カメラ1
2 カメラ2
3 カメラ3
4 カメラ4
5 カメラ5(補助カメラA)
6 カメラ6(補助カメラB)
7 モニタ
30 ウインカー左
40 ウインカー右
51 メインスイッチ
53 スイッチ1
55 スイッチ2
57 スイッチ3
59 スイッチ4
61 サブスイッチA
63 サブスイッチB
70 バッテリー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2021-08-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項2】
メインスイッチとスイッチとサブスイッチは、小型カメラ、若しくは小型広角レンズカメラ、若しくはAIカメラ、若しくはセンサーカメラと連動する。夫々のカメラは撮影時に於いてシフトカメラのみシャッターが開き、映像がモニタに表示される。他のカメラは、塵、芥、雨水の侵入によるレンズ汚れを防ぐ為に非撮影時はシャッターは閉じている。ルーフカメラ設置は、コード式、コードレス式、若しくは磁石式、若しくは伸縮自在のアンテナ式で、ウインカー、モニタとも連動することを特徴とする請求項1記載の三位一体仕様自動車。