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特開2022-65687報酬算定システム、報酬算定方法、サーバ装置、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022065687
(43)【公開日】2022-04-28
(54)【発明の名称】報酬算定システム、報酬算定方法、サーバ装置、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20220421BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020174310
(22)【出願日】2020-10-16
(71)【出願人】
【識別番号】520403749
【氏名又は名称】株式会社レオワークス
(74)【代理人】
【識別番号】110002055
【氏名又は名称】特許業務法人iRify国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 光耀
(72)【発明者】
【氏名】泉 幹
(72)【発明者】
【氏名】鴨志田 雅樹
(72)【発明者】
【氏名】園田 拓也
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC12
(57)【要約】
【課題】タスク遂行中の時間及び報酬の推移を可視化すると共に、当該タスク完了時に確定報酬での電子決済を可能とすること。
【解決手段】本発明は、依頼者又は受注者の端末装置からのタスク開始要求、精算要求を受信する受信部11bと、タスク開始要求に基づいて計時を開始し計時情報を出力する計時部11cと、計時情報に対応する報酬金額を算定し報酬金額情報を出力する算定部11dと、精算要求に基づいて前記報酬金額情報に基づく決済を行う決済部11eと、依頼者及び受注者の端末装置に、計時情報及び報酬金額情報を送信する送信部11hとを有し、依頼者及び受注者の端末装置に、計時情報に基づく計時カウンタ、及び報酬金額情報に基づく報酬金額を表示するよう促すサーバ装置である。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
依頼者の端末装置、受注者の端末装置と、及びサーバ装置とからなる報酬算定システムであって、
前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置は、それぞれが、
前記サーバ装置にタスク開始要求、精算要求を送信する第1送信部と、
前記サーバ装置からの計時情報、及び報酬金額情報を受信する第1受信部と、
前記計時情報に基づく計時カウンタ、及び前記報酬金額情報に基づく報酬金額を表示する表示部と、を有し、
前記サーバ装置は、
前記タスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部と、
前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部と、
前記計時情報に対応する報酬金額を算定し、報酬金額情報を出力する算定部と、
前記精算要求に基づいて前記報酬金額情報に基づく決済を行う決済部と、
前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部と、を有する
報酬算定システム。
【請求項2】
前記算定部は、前記計時が単位時間を経過する度に、報酬金額を算定し、
前記第2送信部は、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記報酬金額情報を送信する
請求項1に記載の報酬算定システム。
【請求項3】
依頼者の端末装置、受注者の端末装置と、及びサーバ装置とからなる報酬算定システムであって、
前記依頼者の端末装置、又は前記受注者の端末装置において、
第1送信部が、前記サーバ装置にタスク開始要求、精算要求を送信し、
前記サーバ装置において、
第2受信部が、前記タスク開始要求、精算要求を受信し、
計時部が、前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力し、
算定部が、前記計時情報に対応する報酬金額を算定し、報酬金額情報を出力し、
決済部が、前記精算要求に基づいて前記報酬金額情報に基づく決済を行い、
第2送信部が、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信し、
前記依頼者の端末装置、又は前記受注者の端末装置において、
第1受信部が、前記サーバ装置からの計時情報、及び報酬金額情報を受信し、
表示部が、前記計時情報に基づく計時カウンタ、及び前記報酬金額情報に基づく報酬金額を表示する
報酬算定方法。
【請求項4】
前記算定部は、前記計時が単位時間を経過する度に、報酬金額を算定し、
前記第2送信部は、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記報酬金額情報を送信する
請求項3に記載の報酬算定方法。
【請求項5】
依頼者の端末装置、受注者の端末装置と通信自在なサーバ装置であって、
依頼者の端末装置、又は受注者の端末装置からのタスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部と、
前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部と、
前記計時情報に対応する報酬金額を算定し、報酬金額情報を出力する算定部と、
前記精算要求に基づいて前記報酬金額情報に基づく決済を行う決済部と、
前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部と、を有し、
前記依頼者の端末装置、及び受注者の端末装置に、計時情報に基づく計時カウンタ、及び報酬金額情報に基づく報酬金額を表示するよう促す
サーバ装置。
【請求項6】
前記算定部は、前記計時が単位時間を経過する度に、報酬金額を算定し、
前記第2送信部は、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記報酬金額情報を送信する
請求項5に記載のサーバ装置。
【請求項7】
依頼者の端末装置、受注者の端末装置と通信自在なサーバ装置で実行されるプログラムであって、
前記サーバ装置を、
依頼者の端末装置、又は受注者の端末装置からのタスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部、
前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部、
前記計時情報に対応する報酬金額を算定し、報酬金額情報を出力する算定部、
前記精算要求に基づいて前記報酬金額情報に基づく決済を行う決済部、及び
前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部、として機能させ、
前記依頼者の端末装置、及び受注者の端末装置に、計時情報に基づく計時カウンタ、及び報酬金額情報に基づく報酬金額を表示するよう促す
プログラム。
【請求項8】
前記算定部は、前記計時が単位時間を経過する度に、報酬金額を算定し、
前記第2送信部は、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記報酬金額情報を送信する
請求項7に記載のプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タスク遂行中の時間及び報酬の推移を可視化すると共に、当該タスク完了時に確定報酬での電子決済を可能とする技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、Webサイトにおいて、依頼者が所定のタスクの遂行を依頼し、当該依頼者と受注者とをマッチングさせることが一般的になされている。このようなマッチングサイトでは、各タスクの単価を提示し、当該単価に基づいて報酬が計算される。
【0003】
ここで、特許文献1では、ユーザの運動情報及び/又は生体情報を取得する運動/生体情報取得手段と、ユーザの運動情報及び/又は生体情報に基づいて、ユーザに関する仕事を表す情報又は学習を表す情報である仕事/学習情報を取得する仕事/学習情報取得手段と、仕事/学習情報取得手段で取得された前記ユーザに関する仕事/学習情報に基づいて当該仕事/学習情報に対する対価を表す情報を設定する対価設定手段と、を備えることを特徴とする電子機器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2018-49563号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、タスク遂行中の報酬の推移を可視化すると共に、当該タスク完了時の確定報酬を自動的に算定し決済可能とすることは開示されていない。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、タスク遂行中の時間及び報酬の推移を可視化すると共に、当該タスク完了時に確定報酬での電子決済を可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様に係る報酬算定システムは、依頼者の端末装置、受注者の端末装置と、及びサーバ装置とからなる報酬算定システムであって、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置は、それぞれが、前記サーバ装置にタスク開始要求、精算要求を送信する第1送信部と、前記サーバ装置からの計時情報、及び報酬金額情報を受信する第1受信部と、前記計時情報に基づく計時カウンタ、及び前記報酬金額情報に基づく報酬金額を表示する表示部と、を有し、前記サーバ装置は、前記タスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部と、前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部と、前記計時情報に対応する報酬金額を算定し、報酬金額情報を出力する算定部と、前記精算要求に基づいて前記報酬金額情報に基づく決済を行う決済部と、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部と、を有する。
【0008】
本発明の第2の態様に係る報酬算定方法は、依頼者の端末装置、受注者の端末装置と、及びサーバ装置とからなる報酬算定システムであって、前記依頼者の端末装置、又は前記受注者の端末装置において、第1送信部が、前記サーバ装置にタスク開始要求、精算要求を送信し、前記サーバ装置において、第2受信部が、前記タスク開始要求、精算要求を受信し、計時部が、前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力し、算定部が、前記計時情報に対応する報酬金額を算定し、報酬金額情報を出力し、決済部が、前記精算要求に基づいて前記報酬金額情報に基づく決済を行い、第2送信部が、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信し、前記依頼者の端末装置、又は前記受注者の端末装置において、第1受信部が、前記サーバ装置からの計時情報、及び報酬金額情報を受信し、表示部が、前記計時情報に基づく計時カウンタ、及び前記報酬金額情報に基づく報酬金額を表示する。
【0009】
本発明の第3の態様に係るサーバ装置は、依頼者の端末装置、受注者の端末装置と通信自在なサーバ装置であって、依頼者の端末装置、又は受注者の端末装置からのタスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部と、前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部と、前記計時情報に対応する報酬金額を算定し、報酬金額情報を出力する算定部と、前記精算要求に基づいて前記報酬金額情報に基づく決済を行う決済部と、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部と、を有し、前記依頼者の端末装置、及び受注者の端末装置に、計時情報に基づく計時カウンタ、及び報酬金額情報に基づく報酬金額を表示するよう促す。
【0010】
本発明の第4の態様に係るプログラムは、依頼者の端末装置、受注者の端末装置と通信自在なサーバ装置で実行されるプログラムであって、前記サーバ装置を、依頼者の端末装置、又は受注者の端末装置からのタスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部、前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部、前記計時情報に対応する報酬金額を算定し、報酬金額情報を出力する算定部、前記精算要求に基づいて前記報酬金額情報に基づく決済を行う決済部、及び前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部、として機能させ、前記依頼者の端末装置、及び受注者の端末装置に、計時情報に基づく計時カウンタ、及び報酬金額情報に基づく報酬金額を表示するよう促す。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、タスク遂行中の時間及び報酬の推移を可視化すると共に、当該タスク完了時に確定報酬での電子決済を可能とする技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施形態に係る報酬算定システムの構成図である。
図2】同システムのサーバ装置の構成図である。
図3】各種テーブルの構成例を示す図である。
図4】同システムの端末装置の構成図である。
図5】同システムによる処理手順を示すフローチャートである。
図6】タスク遂行中の時間及び報酬の推移を可視化した画面の一例である。
図7】タスク遂行中の時間及び報酬の推移を可視化した画面の一例である。
図8】タスク遂行中の時間及び報酬の推移を可視化した画面の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
【0014】
図1には、本発明の実施形態に係る報酬算定システムの構成を示し説明する。
【0015】
同図に示されるように、報酬算定システムは、サーバ装置1と、依頼主の端末装置2Aと、受注者の端末装置2Bとが、インターネット等の通信網3を介して、無線又は有線で接続され、構成されている。依頼者の端末装置2A、受注者の端末装置2Bとしては、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノート型パーソナルコンピュータ、デスクトップ型パーソナルコンピュータ等、各種のものを採用できる。
【0016】
このような構成において、サーバ装置1は、タスクの依頼者と受注者とのマッチングサイトを提供する。このマッチングサイトは、依頼者が所定のタスクについて、所定の単価(例えば、1000円/10分)で引き受けてくれる者を募り、受注者がそれに申し込みをして、タスクの受発注が成立する仕組みとなっている。そして、上記受発注が成立したタスクについて、タスク遂行の経過時間及び報酬額を可視化して、依頼者と受注者の双方がリアルタイムで確認できるようになっている。
【0017】
具体的には、サーバ装置1は、依頼者の端末装置2A、又は受注者の端末装置2Bからのタスク開始要求、精算要求を受信し、タスク開始要求に基づいて計時を開始し計時情報を出力し、計時情報に対応する報酬金額を算定し報酬金額情報を出力し、精算要求に基づいて報酬金額情報に基づく決済を行い、依頼者の端末装置2A、及び受注者の端末装置2Bに、計時情報及び報酬金額情報を送信し、依頼者の端末装置2A、及び受注者の端末装置2B側で、計時情報に基づく計時カウンタ、及び報酬金額情報に基づく報酬金額をタスク遂行時にリアルタイムで表示するよう促すものである。
【0018】
図2には、報酬算定システムのサーバ装置の構成を示し説明する。
【0019】
同図に示されるように、サーバ装置1は、制御部11と、通信部12と、記憶部13とを有する。制御部11と、通信部12と、記憶部13とは、バスラインを介して通信可能に接続されている。これら構成のほか、キーボードやマウス等の入力部や、各種表示を行う液晶ディスプレイ等の表示部を有してもよい。
【0020】
通信部12は、例えば、ネットワークインタフェースカード(NIC;Network Interface Card)等により実現されるもので、インターネット等の通信網3と有線又は無線で接続され、依頼者の端末装置2A、及び受注者の端末装置2Bとの間で通信を行う通信インタフェースである。一方、記憶部13は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスクドライブ(HDD;Hard Disc Drive)、又は光ディスク装置等で実現される。記憶部13は、制御部11で実行されるプログラムを記憶している。また、記憶部13は、ユーザ情報記憶部14、タスク情報記憶部15を記憶している。
【0021】
より詳細には、図3(a)に示されるように、ユーザ情報記憶部14では、ユーザIDと紐づけて、ユーザの氏名、年齢、性別等の属性情報のほか、電子メールアドレス、口座情報、依頼履歴、受注履歴、決済履歴等が記憶されている。このように、ユーザは、あるタスクについて依頼者にもなることができ、別のユーザの依頼に対して受注者にもなることができる。依頼履歴、受注履歴としては、依頼及び受注に関わるタスクIDが記憶されている。
【0022】
図3(b)に示されるように、タスク情報記憶部15では、タスクIDと紐づけて、依頼者、受注者、タスクのカテゴリ、タスク詳細、単価、ステータス、及び決済情報が記憶されている。依頼者、受注者としては、それぞれのユーザIDが記憶される。単価は、例えば1000円/10分のように設定可能である。ステータスには、公募中、開始、一時停止、完了、決済済等が含まれる。決済情報としては、決済金額及び決済年月日等が含まれる。
【0023】
図2の説明に戻り、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等で実現され、記憶部13に記憶されているプログラムを実行することで、例えば、主制御部11a、受信部11b、計時部11c、算定部11d、決済部11e、登録更新部11f、生成部11g、及び送信部11hとして機能する。なお、制御部11は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Array)等の集積回路で構成されてよい。
【0024】
このような構成において、主制御部11aは、サーバ装置1の全体の制御を司るものである。受信部11bは、依頼者の端末装置2A又は受注者の端末装置2Bからのタスク開始要求、精算要求等を少なくとも受信する。計時部11cは、タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する。算定部11dは、計時情報に対応する報酬金額を算定し、報酬金額情報を出力する。例えば、算定部11dは、計時が単位時間を経過する度に、報酬金額を算定する。決済部11eは、精算要求に基づいて報酬金額情報に基づく決済を行う。登録更新部11fは、ユーザ登録を受け付けた場合に、ユーザ情報記憶部14の内容を更新し、タスクについてステータスが変更された場合やタスク完了、決済等となった場合に、タスク情報記憶部15の内容を更新する。生成部11gは、計時情報や報酬金額情報に関わる画面データをHTML形式等で生成する。そして、送信部11hは、依頼者の端末装置2A、及び受注者の端末装置2Bに、計時情報、及び報酬金額情報を送信する。この送信に際しては、生成部11gで生成したHTML形式の画面データを送信してもよいし、計時情報、及び報酬金額情報そのものを送信してもよい。
【0025】
図4には、報酬算定システムの端末装置の構成を示し説明する。依頼者の端末装置2Ato受注者の端末装置2Bは同一構成であるため、ここでは、端末装置2として構成及び作用について詳細に説明する。
【0026】
同図に示されるように、端末装置2は、制御部21と、通信部22と、操作部23と、表示部24と、記憶部25とを有する。各部21~25はバスライン26を介して通信自在に接続されている。通信部22は、例えばNIC等により実現されるもので、通信網3と有線又は無線で接続されて、サーバ装置1等との間で通信を行う通信インタフェースである。操作部23は、マウスやキーボード等で実現され、ユーザによる各種操作入力を受け付ける。表示部24は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスである。操作部23と表示部24をタッチパネルとして一体に構成してもよい。記憶部25は、例えば、RAMやフラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、HDD、又は光ディスク装置等で実現され、制御部21で実行されるプログラムを記憶している。
【0027】
制御部21は、CPUやMPU等で実現される。制御部21は、記憶部25に記憶されているプログラムを実行することで、例えば、主制御部21a、受信部21b、表示制御部21c、及び送信部21dとして機能する。制御部21は、ASICやFPGA等の集積回路で構成されてよい。
【0028】
このような構成において、主制御部21aは、端末装置2全体の制御を司る。受信部21bは、サーバ装置1から送られてきた計時情報、及び報酬金額情報を受信する。サーバ装置1側で生成された計時情報、及び報酬金額情報に関わるHTML形式の画面データを受信するようにしてもよい。表示制御部21cは、計時情報に基づく計時カウンタ、及び報酬金額情報に基づく報酬金額を表示部24に表示するように制御する。あるいは、HTML形式の画面データに関わる計時カウンタ、報酬金額画面を表示部24に表示するように制御する。送信部21dは、サーバ装置1に、少なくともタスク開始要求、精算要求を送信する。
【0029】
以下、図5のフローチャートを参照して、報酬算定システムによる処理手順を詳細に説明する。ここでは、図6乃至図8の画面表示例を適宜参照する。また、依頼者の端末装置2A、受注者の端末装置2Bのいずれでも各種要求ができるので、以下では、それらを総括して、端末装置2による処理として便宜上説明する。
【0030】
端末装置2は、送信部21dが、タスク遂行に関わるログイン要求を行う(S1)。サーバ装置1は、ログイン要求を受信部11bが受付け(S2)、生成部11gが、計時カウンタ等に関わる画面データをHTML形式等で生成し、送信部11hが画面データを端末装置2に送信する(S3)。端末装置2では、受信部21bが、HTML形式等の画面データを受信し(S4)、表示制御部21cの制御の下、表示部24に、タスク詳細、計時カウンタ、及び現在の報酬金額等を表示する(S5)。
【0031】
この表示の様子は、図6に示される通りであり、画面上段にタスクの詳細情報が提示され(単価を含む)、画面中段に計時カウンタが提示され、画面下段に現在の報酬金額が提示される。計時カウンタの画面では、タスクID、タスク遂行日、開始時間、経過時間等をリアルタイムで提示されるようになっている。
【0032】
端末装置2では、主制御部21aが、タスク開始要求がなされたかを判断し(S6)、タスク開始要求がなされるまで待機し(S6をNoに分岐)、操作部23の操作により、スタートボタンが選択されるなどしてタスク開始要求がなされると(S6をYesに分岐)、送信部21dが、タスク開始要求をサーバ装置1に送信する(S7)。サーバ装置1では、受信部11bがタスク開始要求を受付け(S8)、計時部11cが計時を開始し、算定部11dが計時情報に対応する報酬金額を算定する(S9)。尚、同図では、図示を省略しているがこの計時情報は、当該計時情報に対応する報酬金額情報と共に、随時、端末装置2側に送信され、端末装置2側での計時カウンタ等の画面が更新されるようになっている。
【0033】
端末装置2では、主制御部21aが、一時停止が指示されたかを判断し(S10)、指示されていない場合にはS11に進み(S10をNoに分岐)、操作部23の操作により、一時停止ボタンが選択されるなどしてタスクの一時停止が指示されると(S10をYesに分岐)、送信部21dが、一時停止通知をサーバ装置1に送信する(S11)。サーバ装置1では、受信部11bが、一時停止通知を受信すると(S12)、計時部11cが計時を一時停止する(S13)。例えば、図7に示される画面では、経過時間30分、報酬金額3000円のタイミングで、作業が一時停止されている様子を示している。
【0034】
端末装置2では、主制御部21aが、精算要求がなされたかを判断し(S14)、精算要求がなされていない場合にはS10に戻り(S14をNoに分岐)、操作部23の操作により、精算ボタンが選択されるなどしてタスクに関わる精算要求がなされると(S14をYesに分岐)、送信部21dが、精算要求をサーバ装置1に送信する(S11)。サーバ装置1では、受信部11bが、精算要求を受信すると(S16)、算定部11dが報酬金額を確定し、決済部11eが当該確定金額で電子決済を実行する(S17)。こうして、登録更新部11fが、ユーザ情報記憶部14、タスク情報記憶部15の登録内容を更新し(S18)、一連の処理を終了する。例えば、図8に示される画面では、経過時間50分、報酬金額5000円のタイミングでタスクが完了し、精算要求がなされた様子を示している。
【0035】
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、以下の効果が奏される。
【0036】
依頼者の端末装置、受注者の端末装置の双方に、計時カウンタが現在の報酬金額等がリアルタイムで提示されるので、依頼書は、予定していた範囲でタスクを完了してもらえるように、随時進捗を監視することが可能であり、受注者も現在の報酬金額を確認しながら予定通りにタスク完了となるように、業務を遂行することが可能となる。
【0037】
なお、本発明は、BtoB、BtoCを問わずに、双方で計時カウンタを起動し、経過時間を共有し、管理することができるので、時間単位で料金化する事案の会計や、時給計算する業務等、広範に適用可能であることは勿論である。
【0038】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなくその趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。
【0039】
例えば、予めタスクの報酬金額に上限を定め、当該上限に至った場合に、タスク終了の確認画面を表示し、依頼主及び受注者間での確認を促すようにしてもよい。また、上記実施形態では、依頼者、受注者がそれぞれ1名である例を示したが、これには限定されず一方、又は双方が複数人であってもよいことは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明の実施形態に係る報酬算定システム、報酬算定方法、サーバ装置、及びプログラムは、例えば、スタートアップ・起業、マーケティング・集客・ウェブマーケティング、企画・ネーミング・記事製作、音楽・楽器・ダンス、アプリ・システム開発、ビジネスコンサルティング、グルメ・料理、写真撮影・カメラ、サイト制作・ウェブデザイン、デザイン・ロゴ・イラスト製作、イベント・パフォーマンス、占い・スピリチュアル、恋愛・婚活、ライフプラン・生き方・コーチング、映像・音声・ナレーション、フリートーク・雑談、マネー・副業・アフィリエイト、家族関係・夫婦生活、事務・サポート・代行、弁護士・行政書士・税理士相談、キャリア・就職・資格・学習、カウンセリング、美容・ファッション、教育・受験・家庭教師・学習塾・予備校、お手伝い・作業、健康・運動(スポーツ)・トレーニング、就職・転職・キャリア、仲間探し、ティーチング・レッスン、ワンポイントレッスン、バーチャル旅行・代行サービス、イラスト・似顔絵・漫画、お経・お墓参り、絵画・書道・茶道・生け花、語学・通訳、観光案内、不動産・物件案内・視察、スポーツ・イベント・音楽やお笑いライブ中継、キャバクラ、介護、保育、アダルト、セミナー、IT・プログラミング、ストリーミング配信、ゲーム・eスポーツ等、及び上記カテゴリに関わるAR・VR等が活用できる分野(例えば、アバター等を活用し秘匿性、匿名性を確保した状態でのサービス提供)の各種の分野において利用可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0041】
1…サーバ装置、2…端末装置、3…通信網、11…制御部、11a…主制御部、11b…受信部、11c…計時部、11d…金額算定部、11e…決済部、11f…登録更新部、11g…生成部、11h…送信部、12…通信部、13…記憶部、14…ユーザ情報記憶部、15…タスク情報記憶部、21…制御部、21a…主制御部、21b…受信部、21c…表示制御部、21d…送信部、22…通信部、23…操作部、24…表示部、25…記憶部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2022-01-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
依頼者の端末装置、受注者の端末装置と、及びサーバ装置とからなる報酬算定システムであって、
前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置は、それぞれが、
前記サーバ装置にタスク開始要求、精算要求を送信する第1送信部と、
前記サーバ装置からの計時情報、及び報酬金額情報を受信する第1受信部と、
前記計時情報に基づく計時カウンタ、及び前記報酬金額情報に基づく報酬金額を表示する表示部と、を有し、
前記サーバ装置は、
前記タスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部と、
前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部と、
前記計時情報に対応する報酬金額を算定する算定部と、
前記第2受信部が前記精算要求を受信すると、前記報酬金額で電子決済を行う決済部と、
前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部と、を有する
報酬算定システム。
【請求項2】
前記算定部は、前記計時が単位時間を経過する度に、報酬金額を算定し、
前記第2送信部は、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記報酬金額情報を送信する
請求項1に記載の報酬算定システム。
【請求項3】
依頼者の端末装置、受注者の端末装置と、及びサーバ装置とからなる報酬算定システムであって、
前記依頼者の端末装置、又は前記受注者の端末装置において、
第1送信部が、前記サーバ装置にタスク開始要求、精算要求を送信し、
前記サーバ装置において、
第2受信部が、前記タスク開始要求、精算要求を受信し、
計時部が、前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力し、
算定部が、前記計時情報に対応する報酬金額を算定し
決済部が、前記第2受信部が前記精算要求を受信すると、前記報酬金額で電子決済を行い、
第2送信部が、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信し、
前記依頼者の端末装置、又は前記受注者の端末装置において、
第1受信部が、前記サーバ装置からの計時情報、及び報酬金額情報を受信し、
表示部が、前記計時情報に基づく計時カウンタ、及び前記報酬金額情報に基づく報酬金額を表示する
報酬算定方法。
【請求項4】
前記算定部は、前記計時が単位時間を経過する度に、報酬金額を算定し、
前記第2送信部は、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記報酬金額情報を送信する
請求項3に記載の報酬算定方法。
【請求項5】
依頼者の端末装置、受注者の端末装置と通信自在なサーバ装置であって、
依頼者の端末装置、又は受注者の端末装置からのタスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部と、
前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部と、
前記計時情報に対応する報酬金額を算定する算定部と、
前記第2受信部が前記精算要求を受信すると、前記報酬金額で電子決済を行う決済部と、
前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部と、を有し、
前記依頼者の端末装置、及び受注者の端末装置に、計時情報に基づく計時カウンタ、及び報酬金額情報に基づく報酬金額を表示するよう促す
サーバ装置。
【請求項6】
前記算定部は、前記計時が単位時間を経過する度に、報酬金額を算定し、
前記第2送信部は、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記報酬金額情報を送信する
請求項5に記載のサーバ装置。
【請求項7】
依頼者の端末装置、受注者の端末装置と通信自在なサーバ装置で実行されるプログラムであって、
前記サーバ装置を、
依頼者の端末装置、又は受注者の端末装置からのタスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部、
前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部、
前記計時情報に対応する報酬金額を算定する算定部、
前記第2受信部が前記精算要求を受信すると、前記報酬金額で電子決済を行う決済部、及び
前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部、として機能させ、
前記依頼者の端末装置、及び受注者の端末装置に、計時情報に基づく計時カウンタ、及び報酬金額情報に基づく報酬金額を表示するよう促す
プログラム。
【請求項8】
前記算定部は、前記計時が単位時間を経過する度に、報酬金額を算定し、
前記第2送信部は、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記報酬金額情報を送信する
請求項7に記載のプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様に係る報酬算定システムは、依頼者の端末装置、受注者の端末装置と、及びサーバ装置とからなる報酬算定システムであって、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置は、それぞれが、前記サーバ装置にタスク開始要求、精算要求を送信する第1送信部と、前記サーバ装置からの計時情報、及び報酬金額情報を受信する第1受信部と、前記計時情報に基づく計時カウンタ、及び前記報酬金額情報に基づく報酬金額を表示する表示部と、を有し、前記サーバ装置は、前記タスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部と、前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部と、前記計時情報に対応する報酬金額を算定する算定部と、前記第2受信部が前記精算要求を受信すると、前記報酬金額で電子決済を行う決済部と、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部と、を有する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明の第2の態様に係る報酬算定方法は、依頼者の端末装置、受注者の端末装置と、及びサーバ装置とからなる報酬算定システムであって、前記依頼者の端末装置、又は前記受注者の端末装置において、第1送信部が、前記サーバ装置にタスク開始要求、精算要求を送信し、前記サーバ装置において、第2受信部が、前記タスク開始要求、精算要求を受信し、計時部が、前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力し、算定部が、前記計時情報に対応する報酬金額を算定し、決済部が、前記第2受信部が前記精算要求を受信すると、前記報酬金額で電子決済を行い、第2送信部が、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信し、前記依頼者の端末装置、又は前記受注者の端末装置において、第1受信部が、前記サーバ装置からの計時情報、及び報酬金額情報を受信し、表示部が、前記計時情報に基づく計時カウンタ、及び前記報酬金額情報に基づく報酬金額を表示する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
本発明の第3の態様に係るサーバ装置は、依頼者の端末装置、受注者の端末装置と通信自在なサーバ装置であって、依頼者の端末装置、又は受注者の端末装置からのタスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部と、前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部と、前記計時情報に対応する報酬金額を算定する算定部と、前記第2受信部が前記精算要求を受信すると、前記報酬金額で電子決済を行う決済部と、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部と、を有し、前記依頼者の端末装置、及び受注者の端末装置に、計時情報に基づく計時カウンタ、及び報酬金額情報に基づく報酬金額を表示するよう促す。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明の第4の態様に係るプログラムは、依頼者の端末装置、受注者の端末装置と通信自在なサーバ装置で実行されるプログラムであって、前記サーバ装置を、依頼者の端末装置、又は受注者の端末装置からのタスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部、前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部、前記計時情報に対応する報酬金額を算定する算定部、前記第2受信部が前記精算要求を受信すると、前記報酬金額で電子決済を行う決済部、及び前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部、として機能させ、前記依頼者の端末装置、及び受注者の端末装置に、計時情報に基づく計時カウンタ、及び報酬金額情報に基づく報酬金額を表示するよう促す。
【手続補正書】
【提出日】2022-03-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
依頼者の端末装置、受注者の端末装置と、及びサーバ装置とからなる報酬算定システムであって、
前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置は、それぞれが、
前記サーバ装置にタスク開始要求、精算要求を送信する第1送信部と、
前記サーバ装置からの計時情報、及び報酬金額情報を受信する第1受信部と、
前記計時情報に基づく計時カウンタ、及び前記報酬金額情報に基づく報酬金額を表示する表示部と、を有し、
前記サーバ装置は、
前記タスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部と、
前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部と、
前記計時情報に対応する報酬金額を算定する算定部と、
前記第2受信部が前記精算要求を受信すると、前記報酬金額で電子決済を行う決済部と、
前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部と、を有する
報酬算定システム。
【請求項2】
前記算定部は、前記計時が単位時間を経過する度に、報酬金額を算定し、
前記第2送信部は、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記報酬金額情報を送信する
請求項1に記載の報酬算定システム。
【請求項3】
依頼者の端末装置、受注者の端末装置と、及びサーバ装置とからなる報酬算定システムであって、
前記依頼者の端末装置、又は前記受注者の端末装置において、
第1送信部が、前記サーバ装置にタスク開始要求、精算要求を送信し、
前記サーバ装置において、
第2受信部が、前記タスク開始要求、精算要求を受信し、
計時部が、前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力し、
算定部が、前記計時情報に対応する報酬金額を算定し、報酬金額情報を出力し
決済部が、前記第2受信部が前記精算要求を受信すると、前記報酬金額で電子決済を行い、
第2送信部が、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信し、
前記依頼者の端末装置、又は前記受注者の端末装置において、
第1受信部が、前記サーバ装置からの計時情報、及び報酬金額情報を受信し、
表示部が、前記計時情報に基づく計時カウンタ、及び前記報酬金額情報に基づく報酬金額を表示する
報酬算定方法。
【請求項4】
前記算定部は、前記計時が単位時間を経過する度に、報酬金額を算定し、
前記第2送信部は、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記報酬金額情報を送信する
請求項3に記載の報酬算定方法。
【請求項5】
依頼者の端末装置、受注者の端末装置と通信自在なサーバ装置であって、
依頼者の端末装置、又は受注者の端末装置からのタスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部と、
前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部と、
前記計時情報に対応する報酬金額を算定し、報酬金額情報を出力する算定部と、
前記第2受信部が前記精算要求を受信すると、前記報酬金額で電子決済を行う決済部と、
前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部と、を有し、
前記依頼者の端末装置、及び受注者の端末装置に、計時情報に基づく計時カウンタ、及び報酬金額情報に基づく報酬金額を表示するよう促す
サーバ装置。
【請求項6】
前記算定部は、前記計時が単位時間を経過する度に、報酬金額を算定し、
前記第2送信部は、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記報酬金額情報を送信する
請求項5に記載のサーバ装置。
【請求項7】
依頼者の端末装置、受注者の端末装置と通信自在なサーバ装置で実行されるプログラムであって、
前記サーバ装置を、
依頼者の端末装置、又は受注者の端末装置からのタスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部、
前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部、
前記計時情報に対応する報酬金額を算定し、報酬金額情報を出力する算定部、
前記第2受信部が前記精算要求を受信すると、前記報酬金額で電子決済を行う決済部、及び
前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部、として機能させ、
前記依頼者の端末装置、及び受注者の端末装置に、計時情報に基づく計時カウンタ、及び報酬金額情報に基づく報酬金額を表示するよう促す
プログラム。
【請求項8】
前記算定部は、前記計時が単位時間を経過する度に、報酬金額を算定し、
前記第2送信部は、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記報酬金額情報を送信する
請求項7に記載のプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明の第2の態様に係る報酬算定方法は、依頼者の端末装置、受注者の端末装置と、及びサーバ装置とからなる報酬算定システムであって、前記依頼者の端末装置、又は前記受注者の端末装置において、第1送信部が、前記サーバ装置にタスク開始要求、精算要求を送信し、前記サーバ装置において、第2受信部が、前記タスク開始要求、精算要求を受信し、計時部が、前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力し、算定部が、前記計時情報に対応する報酬金額を算定し、報酬金額情報を出力し、決済部が、前記第2受信部が前記精算要求を受信すると、前記報酬金額で電子決済を行い、第2送信部が、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信し、前記依頼者の端末装置、又は前記受注者の端末装置において、第1受信部が、前記サーバ装置からの計時情報、及び報酬金額情報を受信し、表示部が、前記計時情報に基づく計時カウンタ、及び前記報酬金額情報に基づく報酬金額を表示する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
本発明の第3の態様に係るサーバ装置は、依頼者の端末装置、受注者の端末装置と通信自在なサーバ装置であって、依頼者の端末装置、又は受注者の端末装置からのタスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部と、前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部と、前記計時情報に対応する報酬金額を算定し、報酬金額情報を出力する算定部と、前記第2受信部が前記精算要求を受信すると、前記報酬金額で電子決済を行う決済部と、前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部と、を有し、前記依頼者の端末装置、及び受注者の端末装置に、計時情報に基づく計時カウンタ、及び報酬金額情報に基づく報酬金額を表示するよう促す。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明の第4の態様に係るプログラムは、依頼者の端末装置、受注者の端末装置と通信自在なサーバ装置で実行されるプログラムであって、前記サーバ装置を、依頼者の端末装置、又は受注者の端末装置からのタスク開始要求、精算要求を受信する第2受信部、前記タスク開始要求に基づいて計時を開始し、計時情報を出力する計時部、前記計時情報に対応する報酬金額を算定し、報酬金額情報を出力する算定部、前記第2受信部が前記精算要求を受信すると、前記報酬金額で電子決済を行う決済部、及び前記依頼者の端末装置、及び前記受注者の端末装置に、前記計時情報、及び前記報酬金額情報を送信する第2送信部、として機能させ、前記依頼者の端末装置、及び受注者の端末装置に、計時情報に基づく計時カウンタ、及び報酬金額情報に基づく報酬金額を表示するよう促す。