IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社ルルアークの特許一覧

<>
  • 特開-カプセルトイマシン固定構造 図1
  • 特開-カプセルトイマシン固定構造 図2
  • 特開-カプセルトイマシン固定構造 図3
  • 特開-カプセルトイマシン固定構造 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022066919
(43)【公開日】2022-05-02
(54)【発明の名称】カプセルトイマシン固定構造
(51)【国際特許分類】
   G07F 9/10 20060101AFI20220422BHJP
【FI】
G07F9/10 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020175526
(22)【出願日】2020-10-19
(71)【出願人】
【識別番号】520247604
【氏名又は名称】株式会社ルルアーク
(74)【代理人】
【識別番号】110001601
【氏名又は名称】特許業務法人英和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】長友 伸二
(72)【発明者】
【氏名】松井 一平
(72)【発明者】
【氏名】田嶋 二郎
【テーマコード(参考)】
3E044
【Fターム(参考)】
3E044FB02
(57)【要約】
【課題】 複数のカプセルトイマシンを積み上げて配置できるようにするともに、地震等による倒壊の危険性を低くして安全性を高めること及び限られた面積に多数のカプセルトイマシンを配置できるようにして、スペース効率を向上すること。
【解決手段】 ステー部材1、ステー部材1の周囲に配置されている第1カプセルトイマシン集合体2-1、第2カプセルトイマシン集合体2-2、第3カプセルトイマシン集合体2-3及び第4カプセルトイマシン集合体2-4からなり、第1~第3カプセルトイマシン集合体2-1~2-3の裏面に設けられている左右連結部材4がステー部材1に対してステー固定部材によって固定されており、第4カプセルトイマシン集合体2-4は底部に設けられているキャスタによって移動可能であるカプセルトイマシン固定構造。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のカプセルトイマシンを横方向に並設し、かつ、上下方向に重畳させたカプセルトイマシン集合体を2組以上固定するためのカプセルトイマシン固定構造であって、
隣接する前記カプセルトイマシン同士を連結固定する連結部材と、
長さが前記カプセルトイマシンの横幅の複数倍以上である第1横枠部及び長さが前記第1横枠部の長さ以上である第2横枠部を有するステー部材と、
前記ステー部材と、前記カプセルトイマシンの裏面又は隣接する前記カプセルトイマシン同士を連結固定している前記連結部材とを固定するステー固定部材を備え、
前記第1横枠部の外側に第1カプセルトイマシン集合体が配置されており、
前記第2横枠部の外側に第2カプセルトイマシン集合体が配置されており、
前記第1横枠部と、前記第1カプセルトイマシン集合体の裏面及び前記第1カプセルトイマシン集合体に設置されている前記連結部材のうちの少なくとも2箇所が、前記ステー固定部材により固定されており、
前記第2横枠部と、前記第2カプセルトイマシン集合体の裏面及び前記第2カプセルトイマシン集合体に設置されている前記連結部材のうちの少なくとも1箇所が、前記ステー固定部材により固定されている
ことを特徴とするカプセルトイマシン固定構造。
【請求項2】
前記ステー部材は、長さが前記横幅以上である第1縦枠部及び第2縦枠部をさらに有している
ことを特徴とする請求項1に記載のカプセルトイマシン固定構造。
【請求項3】
前記第1縦枠部又は前記第2縦枠部の外側に、第3カプセルトイマシン集合体が配置されており、
前記第1縦枠部又は前記第2縦枠部と、前記第3カプセルトイマシン集合体の裏面及び前記第3カプセルトイマシン集合体に設置されている前記連結部材のうちの少なくとも1箇所が、前記ステー固定部材により固定されている
ことを特徴とする請求項2に記載のカプセルトイマシン固定構造。
【請求項4】
前記第1縦枠部及び前記第2縦枠部の外側に、それぞれ前記第3カプセルトイマシン集合体及び第4カプセルトイマシン集合体が配置されており、
前記第4カプセルトイマシン集合体の最も下側に位置する各カプセルトイマシンの底部には、キャスタが設けられている
ことを特徴とする請求項3に記載のカプセルトイマシン固定構造。
【請求項5】
前記第4カプセルトイマシン集合体が配置されている前記第2縦枠部に対して、前記第4カプセルトイマシン集合体全体を回動自在に固定するヒンジ部材又は前記第4カプセルトイマシン集合体全体を摺動自在に固定するスライド部材を、さらに備えている
ことを特徴とする請求項4に記載のカプセルトイマシン固定構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数のカプセルトイマシンを積み上げ、かつ、地震等による倒壊の危険性を低くすることができるカプセルトイマシン固定構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ゲームセンター、遊園地やホテルのゲームコーナー、デパートやスーパーマーケットの玩具売り場等に設置されているカプセルトイマシン(通称ガチャガチャ又はガチャポン)は、各種の商品(玩具等)を封入したプラスチック製カプセル等の容器を多数格納しておき、硬貨投入後にハンドルを回すことによって内部の回転ドラムを回転させ、容器を開口の上部に移動することで商品排出口に排出させるものである。
そして、特許文献1(特許第4446885号公報)に記載されるように、上下に重畳可能、かつ、横方向に並設可能な箱型のフレーム(20)を用意し、このフレーム(20)にカプセル商品排出機(10)(カプセルトイマシン)、商品収納ボックス(40)等を前方から嵌込んで、適宜上下方向及び横方向に組み合わせ、隣接するフレーム(20)の裏面側の間に連結板(21)を掛け渡し、ねじ止めすることで、複数のカプセルトイマシンを固定する構造が知られている(特に、段落0020~0022及び図1、5を参照)。
また、特許文献2(特許第4588659号公報)には、円筒壁(23)の周囲に複数の自動販売機(10)を配置するとともに、複数の自動販売機(10)によって囲まれた円筒壁(23)の内部空間に出入りするための出入口(24)を設けてなる自動販売機の配置構造が記載されている(特に、段落0021~0023及び図5、6を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4446885号公報
【特許文献2】特許第4588659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1のカプセルトイマシン固定構造は、複数のカプセルトイマシンを上下に重畳可能、かつ、横方向に並設可能ではあるものの、カプセルトイマシン同士の固定は、隣接するフレーム(20)の裏面側の間に連結板(21)を掛け渡しねじ止めすることで行われている上に、段落0023に記載されているように、フレーム(20)の下にはキャスタが設けられているため、地震等の揺れで固定された複数のフレーム(20)が動きやすく、カプセルトイマシン同士の連結が平面的であるため、全体が倒壊してしまう危険性もある。
また、特許文献2における自動販売機の配置構造は、円筒壁(23)の周囲に複数の自動販売機(10)を配置しているだけであって、円筒壁(23)に自動販売機(10)を固定しているものではないため、自動販売機(10)が床等にしっかり固定されていない場合には、地震等の揺れによって自動販売機(10)が倒れてしまう危険性がある。加えて、段落0022に記載されているように、出入口(24)は一台の自動販売機配置スペースに設けられているため、出入口部分には自動販売機(10)を設置できず、スペース効率が下がるという問題もあった。
本発明のカプセルトイマシン固定構造は、これらの問題を解決し、複数のカプセルトイマシンを積み上げて配置できるようにするともに、地震等による倒壊の危険性を低くして安全性を高めることを第1の目的とする。
さらに、本発明は、限られた面積に多数のカプセルトイマシンを配置できるようにして、スペース効率を向上することを第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に係る発明は、複数のカプセルトイマシンを横方向に並設し、かつ、上下方向に重畳させたカプセルトイマシン集合体を2組以上固定するためのカプセルトイマシン固定構造であって、
隣接する前記カプセルトイマシン同士を連結固定する連結部材と、
長さが前記カプセルトイマシンの横幅の複数倍以上である第1横枠部及び長さが前記第1横枠部の長さ以上である第2横枠部を有するステー部材と、
前記ステー部材と、前記カプセルトイマシンの裏面又は隣接する前記カプセルトイマシン同士を連結固定している前記連結部材とを固定するステー固定部材を備え、
前記第1横枠部の外側に第1カプセルトイマシン集合体が配置されており、
前記第2横枠部の外側に第2カプセルトイマシン集合体が配置されており、
前記第1横枠部と、前記第1カプセルトイマシン集合体の裏面及び前記第1カプセルトイマシン集合体に設置されている前記連結部材のうちの少なくとも2箇所が、前記ステー固定部材により固定されており、
前記第2横枠部と、前記第2カプセルトイマシン集合体の裏面及び前記第2カプセルトイマシン集合体に設置されている前記連結部材のうちの少なくとも1箇所が、前記ステー固定部材により固定されていることを特徴とする。
【0006】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のカプセルトイマシン固定構造において、
前記ステー部材は、長さが前記横幅以上である第1縦枠部及び第2縦枠部をさらに有していることを特徴とする。
【0007】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のカプセルトイマシン固定構造において、
前記第1縦枠部又は前記第2縦枠部の外側に、第3カプセルトイマシン集合体が配置されており、
前記第1縦枠部又は前記第2縦枠部と、前記第3カプセルトイマシン集合体の裏面及び前記第3カプセルトイマシン集合体に設置されている前記連結部材のうちの少なくとも1箇所が、前記ステー固定部材により固定されていることを特徴とする。
【0008】
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のカプセルトイマシン固定構造において、
前記第1縦枠部及び前記第2縦枠部の外側に、それぞれ前記第3カプセルトイマシン集合体及び第4カプセルトイマシン集合体が配置されており、
前記第4カプセルトイマシン集合体の最も下側に位置する各カプセルトイマシンの底部には、キャスタが設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載のカプセルトイマシン固定構造において、
前記第4カプセルトイマシン集合体が配置されている前記第2縦枠部に対して、前記第4カプセルトイマシン集合体全体を回動自在に固定するヒンジ部材又は前記第4カプセルトイマシン集合体全体を摺動自在に固定するスライド部材を、さらに備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る発明のカプセルトイマシン固定構造は、隣接するカプセルトイマシン同士を連結固定する連結部材と、第1横枠部及び第2横枠部を有するステー部材と、ステー部材とカプセルトイマシンの裏面又は隣接するカプセルトイマシン同士を連結固定している連結部材とを固定するステー固定部材を備え、
第1横枠部と第1横枠部の外側に配置されている第1カプセルトイマシン集合体の裏面及び連結部材のうちの少なくとも2箇所が、ステー固定部材により固定され、
第2横枠部と第2横枠部の外側に配置されている第2カプセルトイマシン集合体の裏面及び連結部材のうちの少なくとも1箇所が、ステー固定部材により固定されているので、複数のカプセルトイマシンを積み上げて配置できるとともに、地震等による倒壊の危険性を低くして安全性を高めることができる。
【0011】
請求項2に係る発明のカプセルトイマシン固定構造によれば、請求項1に係る発明による効果に加え、ステー部材がカプセルトイマシンの横幅以上の長さの第1縦枠部及び第2縦枠部をさらに有しているので、第1、第2カプセルトイマシン集合体の裏面やそれらに設置されている連結部材とステー部材との固定作業を容易に行うことができ、また、第1、第2カプセルトイマシン集合体で囲まれた空間の内部に、予備のカプセルトイマシンやカプセルトイの在庫を収納できるので、倉庫スペースを確保することができる。
【0012】
請求項3に係る発明のカプセルトイマシン固定構造によれば、請求項2に係る発明による効果に加え、第1縦枠部又は第2縦枠部の外側に、第3カプセルトイマシン集合体が配置されており、第1縦枠部又は第2縦枠部と第3カプセルトイマシン集合体の裏面及び連結部材のうちの少なくとも1箇所が、ステー固定部材により固定されているので、限られた面積に多数のカプセルトイマシンを配置でき、スペース効率を向上することができる。
【0013】
請求項4に係る発明のカプセルトイマシン固定構造によれば、請求項3に係る発明による効果に加え、第1縦枠部及び第2縦枠部の外側に、それぞれ第3カプセルトイマシン集合体及び第4カプセルトイマシン集合体が配置されているので、限られた面積にさらに多くのカプセルトイマシンを配置でき、スペース効率を向上することができる。
また、第1~第4カプセルトイマシン集合体で囲まれた空間の内部が見えないので、利用者にその存在を気付かれにくい上に、第4カプセルトイマシン集合体の底部にキャスタが設けられているので、第4カプセルトイマシン集合体を簡単に移動することができ、第1~第3カプセルトイマシン集合体で囲まれた空間の内部への出入りも容易である。
【0014】
請求項5に係る発明のカプセルトイマシン固定構造によれば、請求項4に係る発明による効果に加え、第4カプセルトイマシン集合体が配置されている第1縦枠部又は第2縦枠部に対して、第4カプセルトイマシン集合体全体を回動自在に固定するヒンジ部材又は第4カプセルトイマシン集合体全体を摺動自在に固定するスライド部材を備えているので、地震等の揺れがあっても、第4カプセルトイマシン集合体全体が第1縦枠部又は第2縦枠部から離れ、キャスタによって自由に転がっていくことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】実施例1に係るカプセルトイマシン固定構造の斜視図。
図2】実施例1に係るカプセルトイマシン固定構造の説明用斜視図。
図3】実施例1、2及び各種変形例に係るカプセルトイマシン固定構造の平面図。
図4】各種変形例に係るステー部材の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、実施例によって本発明の実施形態を説明する。
【実施例0017】
図1は、実施例1に係るカプセルトイマシン固定構造の斜視図であり、図2は、実施例1に係るカプセルトイマシン固定構造の説明用斜視図である。
図1に示すように、実施例1に係るカプセルトイマシン固定構造は、ステー部材1、ステー部材1の周囲にステー部材1を囲むように配置されている第1カプセルトイマシン集合体2-1、第2カプセルトイマシン集合体2-2、第3カプセルトイマシン集合体2-3及び第4カプセルトイマシン集合体2-4、左右に隣接するカプセルトイマシン3の裏面同士を連結固定する左右連結部材4、上下に隣接するカプセルトイマシン3の裏面同士を連結固定する上下連結部材5、ステー部材1と左右に隣接するカプセルトイマシン3の裏面同士を連結固定している左右連結部材4とを固定するステー固定部材(図示せず)からなっている。なお、各カプセルトイマシンは、横幅30cm、奥行45cm、高さ60cm程度の大きさである。
そして、第1~第3カプセルトイマシン集合体2-1~2-3は、裏面に設けられている左右連結部材4がステー部材1に対してステー固定部材によって固定されているが、第4カプセルトイマシン集合体2-4は、ステー部材1に固定されていない。
また、図2(A)に示すように、第4カプセルトイマシン集合体2-4の最も下側に位置する各カプセルトイマシン3の底部にはキャスタ6が設けられているので、全体を移動させることによって、第1~第3カプセルトイマシン集合体2-1~2-3で囲まれている空間の内部にステー部材1をくぐって出入りすることができる。
【0018】
図3(A)及び(B)は、実施例1に係るステー部材1の構造を示す平面図である。
ステー部材1は断面がL字型で2つの平面部を有する長尺体であり、各平面部には所定間隔ごとに長孔が設けてある。
そして、図2(B)及び図3(A)に示すように、長さがカプセルトイマシン3の横幅(以下、「横幅」という。)の6倍である第1横枠部1-1、第2横枠部1-2及び第1縦枠部1-3並びに長さが横幅の2.5倍である第2縦枠部1-4を有し、全体の形状は長方形の右辺側が両側に突出した形状となっている。
これらは、いずれも一方の平面部を水平面に平行とするとともに、他方の平面部を外側にして水平面と直交するように配置して、第1横枠部1-1と第1縦枠部1-3及び第2縦枠部1-4をL字型の金具、ボルト及びナットを用いて接続し、第2横枠部1-2と第1縦枠部1-3及び第2縦枠部1-4を同様に接続してある。
【0019】
一方の平面部を水平面に平行としたステー部材1の周囲、すなわち、第1横枠部1-1、第2横枠部1-2、第1縦枠部1-3及び第2縦枠部1-4の外側には、それぞれ第1カプセルトイマシン集合体2-1、第2カプセルトイマシン集合体2-2、第3カプセルトイマシン集合体2-3及び第4カプセルトイマシン集合体2-4が配置してある。
ここで、第1~第3カプセルトイマシン集合体2-1~2-3は、いずれも6台のカプセルトイマシン3を横方向に並設し、3台のカプセルトイマシン3を上下方向に重畳させた合計18台のカプセルトイマシン3からなる集合体であり、第4カプセルトイマシン集合体2-4は、4台のカプセルトイマシン3を横方向に並設し、3台のカプセルトイマシン3を上下方向に重畳させた合計12台のカプセルトイマシン3からなる集合体である。
そして、図2(B)に示すように、横方向に並んでいる6台及び4台のカプセルトイマシン3は、境界部の下部が左右連結部材4によって連結固定されており、上下方向に重なっている3台のカプセルトイマシン3は、境界部の中央が上下連結部材5によって連結固定されている。
【0020】
ステー部材1と第1~第3カプセルトイマシン集合体2-1~2-3との固定は、第1~第3カプセルトイマシン集合体2-1~2-3の最も上側に位置するカプセルトイマシン3の裏面に設置されている5枚の左右連結部材4のうち、両端の2枚と中央の1枚に、それぞれ第1横枠部1-1、第2横枠部1-2、第1縦枠部1-3の適当な位置にある長孔の内側からステー固定部材を取り付ける(例えば、ネジをねじ込む)ことにより行う。
なお、第3カプセルトイマシン集合体2-3の裏側は、第1、第2カプセルトイマシン集合体2-1、2-2によって塞がれてしまうので、第1縦枠部1-3と第3カプセルトイマシン集合体2-3との固定を行った後に、第1、第2横枠部1-1、1-2と第1、第2カプセルトイマシン集合体2-1、2-2との固定を行う。
【実施例0021】
図3(A)は、実施例2に係るカプセルトイマシン固定構造の平面図である。
実施例2に係るカプセルトイマシン固定構造は、実施例1では第4カプセルトイマシン集合体2-4がステー部材1に固定されていないのに対して、第4カプセルトイマシン集合体2-4の端部が、第2縦枠部1-4に固定されている点のみで相違している。
そして、ステー部材1の構成、第1~第3カプセルトイマシン集合体2-1~2-3の構成及び配置、ステー部材1と第1~第3カプセルトイマシン集合体2-1~2-3との固定構造並びに第4カプセルトイマシン集合体2-4自体の構成は、実施例1と全く同じなので、第1~第4カプセルトイマシン集合体、第1、第2横枠部及び第1、第2縦枠部については、図1及び図2に示す番号と同じ番号を用い、説明を省略する。
【0022】
実施例2においては、第4カプセルトイマシン集合体2-4の裏面の端部が、第2縦枠部1-4の一端に設置されているヒンジ部材(例えば、蝶番金具)によって回動自在に固定されているので、第4カプセルトイマシン集合体2-4全体を、図1の配置から図3(A)の状態を経て図2(A)と同様の配置まで移動させることができる。
そして、第4カプセルトイマシン集合体2-4は、第2縦枠部1-4に対して移動可能ではあるものの、第2縦枠部1-4から分離することはないため、地震等の揺れがあっても、第4カプセルトイマシン集合体2-4全体が第2縦枠部から離れ、キャスタ6によって自由に転がっていくことを防止することができる。
なお、第4カプセルトイマシン集合体2-4を必要に応じて固定するストッパを設けたり、キャスタ6に代えてストッパ付きキャスタを用いたりするとより良い。
【0023】
実施例1及び2のカプセルトイマシン固定構造に関する変形例を列記する。
なお、図3(B)~(F)は、各種変形例に係るカプセルトイマシン固定構造の平面図であり、図4(A)及び(B)は、各種変形例に係るステー部材の斜視図である。
(1)実施例1及び2においては、左右に隣接するカプセルトイマシン3の裏面同士を連結固定する左右連結部材4及び上下に隣接するカプセルトイマシン3の裏面同士を連結固定する上下連結部材5を備えていたが、上下連結部材5に代えて、上下に隣接するカプセルトイマシン3の上面と底面をネジで連結固定するものとしても良い。
また、左右連結部材4及び上下連結部材5に代えて、上下左右に隣接するカプセルトイマシン3の裏面同士を連結固定する上下左右連結部材を備えていても良い。
そのため、特許請求の範囲においては、これらを総称して「連結部材」と表現する。
さらに、左右連結部材4に代えて、左右に隣接するカプセルトイマシン3の底面同士を連結固定する底面連結部材を用いても良く、その場合には、上下連結部材5をステー部材1に対してステー固定部材によって固定すれば良い。
(2)実施例1及び2においては、第1横枠部1-1、第2横枠部1-2及び第1縦枠部1-3と、それらの外側に配置した第1~第3カプセルトイマシン集合体2-1~2-3の最も上側に位置するカプセルトイマシン3の裏面に設置されている左右連結部材4を、ステー固定部材により固定していた。
しかし、第1横枠部1-1、第2横枠部1-2及び第1縦枠部1-3と第1~第3カプセルトイマシン集合体2-1~2-3との固定は、左右連結部材4に代えて上下連結部材5やカプセルトイマシン3の裏面に対して行っても良く、上記変形例(1)においては、上下左右連結部材に対して行っても良い。
また、固定箇所は、第1横枠部1-1及び第2横枠部1-2に3箇所、第1縦枠部1-3に2箇所あったが、第1横枠部1-1と第1カプセルトイマシン集合体2-1を2箇所以上で固定した後、第2横枠部1-2と第2カプセルトイマシン集合体2-2及び第1縦枠部1-3と第3カプセルトイマシン集合体2-3を1箇所以上で固定すれば良い。
さらに、実施例1及び2においては、ステー部材1を水平に固定したが、第1、第2横枠部1-1、1-2を、第1、第2カプセルトイマシン集合体2-1、2-2に対して斜めに固定しても良い。
そして、第2縦枠部1-4を非常に低い位置(10cm以下)又は高い位置(170cm以上)となるように固定すれば、第1~第3カプセルトイマシン集合体で囲まれた空間の内部への出入りは、より容易になる。
【0024】
(3)実施例2においては、第4カプセルトイマシン集合体2-4の端部が、第2縦枠部1-4の一端に設置されているヒンジ部材によって回動自在に固定されていたが、ヒンジ部材に代え、第2縦枠部1-4にスライド可能に設置されているスライド部材(例えば、第2縦枠部1-4に遊嵌されているリング体)によって、第4カプセルトイマシン集合体2-4を摺動自在に固定しても良い。
そうした場合、第4カプセルトイマシン集合体2-4全体を、第2縦枠部1-4に沿って左右方向に移動させることができるものの、地震等の揺れがあっても、第4カプセルトイマシン集合体2-4の裏面が第2縦枠部1-4や第1、第2カプセルトイマシン集合体2-1、2-2の側面部から離れることがないので、実施例2より安全性が高い。
(4)実施例1及び2においては、第4カプセルトイマシン集合体2-4を、4台のカプセルトイマシン3を横方向に並設し、3台のカプセルトイマシン3を上下方向に重畳させたものとしたが、さらに重量を軽くして移動し易くするために、3台のカプセルトイマシン3を横方向に並設し、2台のカプセルトイマシン3を上下方向に重畳させたものとする等、第4カプセルトイマシン集合体2-4の構成は適宜変更しても良い。
ただし、第4カプセルトイマシン集合体2-4の高さを低くした場合は、第4カプセルトイマシン集合体2-4の上や第2縦枠部1-4付近にポスターパネルを載置又は固定して、カプセルトイマシン集合体及び第4カプセルトイマシン集合体2-4で囲まれている空間内部を見えにくくした方が良い。
【0025】
(5)実施例1及び2においては、第1横枠部1-1、第2横枠部1-2及び第1縦枠部1-3の外側に、それぞれ6台のカプセルトイマシン3を横方向に並設し、3台のカプセルトイマシン3を上下方向に重畳させた第1~第3カプセルトイマシン集合体2-1~2-3を配置していたが、上下方向に重畳させるカプセルトイマシン3の台数は、最上段にあるカプセルトイマシン3のハンドル(操作部)及び商品排出口の高さが、身長160~180cmの利用者にとって不都合のない範囲であれば4台でも5台でも良い。
また、第1~第3カプセルトイマシン集合体2-1~2-3の最も下側に位置する各カプセルトイマシン3の底部にはキャスタが設けられていなかったが、キャスタを設けても良く、そうした場合、第1~第3カプセルトイマシン集合体2-1~2-3を任意の場所で組み立てた後で移動させることができるので、設置作業を効率的に行える。
(6)実施例1及び2においては、第1横枠部1-1、第2横枠部1-2及び第1縦枠部1-3の外側に、第1~第3カプセルトイマシン集合体2-1~2-3を配置し、第2縦枠部1-4の外側に第4カプセルトイマシン集合体2-4を配置していたが、図3(B)に示すように、第2縦枠部1-4の外側には第4カプセルトイマシン集合体2-4を配置しなくても良い。
ただし、第2縦枠部1-4の外側に第4カプセルトイマシン集合体2-4を配置しない場合には、第2縦枠部1-4の下又は第2縦枠部1-4に最も近い2つのカプセルトイマシン3の間にカーテンレールを設け、カーテンを吊るす等して、第1~第3カプセルトイマシン集合体2-1~2-3で囲まれている空間内部を見えにくくした方が良い。
【0026】
(7)実施例1及び2のステー部材1は、長さが横幅の6倍である第1横枠部1-1及び第2横枠部1-2、長さが横幅の6倍である第1縦枠部1-3並びに長さが横幅の2.5倍である第2縦枠部1-4を有し、全体の形状は長方形の右辺側が両側に突出した形状となっていた。
しかし、ステー部材1の形状はこのような形状に限らず、図3(C)及び(D)に示すように、長さが横幅の6倍である第1横枠部7-1及び第2横枠部7-2並びに長さが横幅の2.5倍である第1縦枠部7-3及び第2縦枠部7-4を有する長方形状であっても良く、図3(E)に示すように、長さが横幅の6倍である第1横枠部9-1、長さが第1横枠部9-1の長さ以上である第2横枠部9-2、長さが横幅の2.5倍である第1縦枠部9-3及び長さが横幅と同じ長さである第2縦枠部9-4を有する台形状であっても良く、さらに、図3(F)に示すように、図3(C)から第1縦枠部7-3及び第2縦枠部7-4を除き、第1横枠部7-1及び第2横枠部7-2を直接突き合わせて、ボルト及びナットを用いて接続しても良い。
そして、図3(C)~(F)においては、第1横枠部7-1及び9-1の外側に第1カプセルトイマシン集合体2-1を配置し、第2横枠部7-2及び9-2の外側に第2カプセルトイマシン集合体2-2を配置しており、図3(D)及び(E)においては、さらに第1縦枠部7-3及び9-3の外側に、3台のカプセルトイマシン3を横方向に並設し、3台のカプセルトイマシン3を上下方向に重畳させた第5カプセルトイマシン集合体8を配置している。
また、第1横枠部1-1及び第2横枠部1-2の長さは、横幅の2倍以上であればどのような長さであっても良い。
要するに、ステー部材は、最低限長さが横幅の複数倍以上である第1横枠部及び長さが第1横枠部の長さ以上である第2横枠部を有していれば良く、さらに、長さが横幅以上である第1縦枠部及び第2縦枠部を有していればより良く、様々な形状を採り得る。
なお、図3(F)に示す変形例の場合、第1横枠部7-1及び第2横枠部7-2を直接突き合わせるため、ステー部材を接続してからは、第1カプセルトイマシン集合体2-1及び第2カプセルトイマシン集合体2-2の両方をステー固定部材によってステー部材に固定することができない。
そこで、この変形例の場合には、第1カプセルトイマシン集合体2-1の裏面側に第1横枠部7-1を固定する作業と、第2カプセルトイマシン集合体2-2の裏面側に第2横枠部7-2を固定する作業を別々に行い、その後第1横枠部7-1の両端部を第2横枠部7-2の適宜の箇所にボルト及びナットを用いて接続すれば良い。
(8)図3(C)に示されている変形例においては、第1横枠部7-1及び第2横枠部7-2の外側のみに第1、第2カプセルトイマシン集合体2-1、2-2を配置したが、そうした場合、第1縦枠部7-3及び第2縦枠部7-4の下又は第1縦枠部7-3に最も近い2つのカプセルトイマシン3の間及び第2縦枠部7-4に最も近い2つのカプセルトイマシン3の間にカーテンレールを設け、カーテンを吊るす等して、第1、第2カプセルトイマシン集合体2-1、2-2で囲まれている空間内部を見えにくくした方が良い。
また、第1横枠部7-1及び第2横枠部7-2と第1、第2カプセルトイマシン集合体2-1、2-2との固定箇所は、第1横枠部7-1に2箇所以上、第2横枠部7-2に1箇所以上設ける必要がある。
【0027】
(9)図1図3に示されている実施例1、2及び変形例におけるステー部材1、7、9は、平面的な構造であったが、図4(A)に示す直方体状の構造体10としても良く、図4(B)に示す棚状の構造体11としても良い。
そして、棚状の構造体11とする場合には、図3(C)の変形例に係る長方形状のステー部材7と、4本の支柱部12-1~12-4からなるものとし、4本の支柱部12-1~12-4を、長方形状のステー部材7の各頂点部から鉛直方向に延び、かつ、床と天井との間隔に応じて伸縮可能なものとするとより良い。
そうすることにより、天井の高さによらず棚状の構造体11を床と天井の間に自立固定することができるので、自立固定されているステー部材7に第1~第4カプセルトイマシン集合体2-1~2-4を固定すれば、実施例1及び2よりさらに地震時に移動及び倒壊し難いカプセルトイマシン固定構造となり、第1~第3カプセルトイマシン集合体2-1~2-3で囲まれている空間内部を一時的な避難場所としても活用できる。
【符号の説明】
【0028】
1 ステー部材 1-1 第1横枠部 1-2 第2横枠部
1-3 第1縦枠部 1-4 第2縦枠部
2-1 第1カプセルトイマシン集合体 2-2 第2カプセルトイマシン集合体
2-3 第3カプセルトイマシン集合体 2-4 第4カプセルトイマシン集合体
3 カプセルトイマシン 4 左右連結部材 5 上下連結部材
6 キャスタ 7 ステー部材 7-1 第1横枠部
7-2 第2横枠部 7-3 第1縦枠部 7-4 第2縦枠部
8 第5カプセルトイマシン集合体 9-1 第1横枠部
9-2 第2横枠部 9-3 第1縦枠部 9-4 第2縦枠部
10 直方体状の構造体 11 棚状の構造体
12-1~12-4 4本の支柱部
図1
図2
図3
図4