(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022067019
(43)【公開日】2022-05-02
(54)【発明の名称】消雪ノズル装置
(51)【国際特許分類】
B05B 1/06 20060101AFI20220422BHJP
B05B 1/18 20060101ALI20220422BHJP
B05B 1/30 20060101ALI20220422BHJP
E01H 3/04 20060101ALI20220422BHJP
E01H 5/10 20060101ALI20220422BHJP
【FI】
B05B1/06
B05B1/18
B05B1/30
E01H3/04 A
E01H5/10 B
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020184697
(22)【出願日】2020-10-19
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-06-23
(71)【出願人】
【識別番号】515071649
【氏名又は名称】株式会社テクノクラート
(71)【出願人】
【識別番号】000241809
【氏名又は名称】北越消雪機械工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】荒 仁
【テーマコード(参考)】
4F033
【Fターム(参考)】
4F033AA08
4F033BA04
4F033CA03
4F033DA05
4F033EA01
4F033FA00
4F033GA04
4F033GA11
4F033NA01
(57)【要約】
【課題】消雪ノズルの加工が極めて容易に行われ、消雪水の噴射を周方向の全域に細かく変更できるようにする。
【解決手段】消雪水が噴出する散水部材2が装着される逆円錐形状の空洞部4よりなる上部1aと、地下からの消雪水の流通する導水管3が接続される下部1bとを有する消雪ノズル1であって、
前記散水部材2は円盤を上下に分割して上方を噴水板21とし、下方を支持板23としてなり、前記噴水板21は中心に向かい下方に傾斜する凸部22を設け、前記支持板23は前記凸部22の嵌合する凹部24を設け、前記凹部24の底面24aには前記導水管3に装着する弁筒10が挿通する貫通孔29を開口し、この貫通孔29の周縁を波形円周29aに形成し、前記凸部22には放射方向に複数の消雪水の噴出溝25を穿設するとともに、下方に向かい突出して前記波形円周29aの谷に係止する係止ピン28を植設する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
消雪水が噴出する散水部材が装着される逆円錐形状の空洞部よりなる上部と、地下からの消雪水の流通する導水管が接続される下部とを有する消雪ノズルであって、
前記散水部材は円盤を上下に分割して上方を噴水板とし、下方を支持板としてなり、前記噴水板は中心に向かい下方に傾斜する凸部を設け、前記支持板は前記凸部の嵌合する凹部を設け、前記凹部の底面には前記導水管に装着する弁筒が挿通する貫通孔を開口し、この貫通孔の周縁を波形円周に形成し、前記凸部には放射方向に複数の消雪水の噴出溝を穿設するとともに、下方に向かい突出して前記波形円周の谷に係止する係止ピンを植設することを特徴とする消雪ノズル装置。
【請求項2】
前記凸部に植設する前記係止ピンを前記噴出溝の入口に対面しないよう回避させて配置することを特徴とする請求項1に記載の消雪ノズル装置。
【請求項3】
前記支持板の前記凸部に植設する前記係止ピンは、前記貫通孔の周縁の前記波形円周の谷に係止する前記先端より大径の中間部よりなることを特徴とする請求項2に記載の消雪ノズル装置。
【請求項4】
前記空洞部の開口端に形成した着座部に嵌合する前記支持板の外周下端に中心に向かう傾斜面を設け、この傾斜面より上方となる前記支持板の外周に位置決め突起を設け、前記着部の座面周壁に穿設する窪みに前記位置決め突起を嵌入させることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の消雪ノズル装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、路面に積雪した雪を消雪するため路面や駐車場に埋設する消雪ノズル装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、道路や駐車場などに消雪を目的として路面に埋設されるものとして、散水ノズルのノズル本体は、下部に地下水が給水される流通路を有し、内部に弁機構を設け、ノズル本体の内部に形成した空洞部と連通してノズル本体の上面に開口する散水孔を穿孔し、その散水孔から四方に水を噴射して道路上の雪を融雪する構造が提案されている。(特許文献1)
【0003】
このような消雪ノズルについて、ノズル本体の上面に開口する散水孔は消雪ノズルの製作時にノズル本体に穿設する散水孔の角度や成形位置によってノズル本体から噴射する水の噴射角度や噴射方向が決まり、近年は、道路の中央部にノズル本体を埋設して道路の左右両肩に散水するとか、道路の路肩部分にノズル本体を埋設して道路側にのみ散水するなどの多種多様な消雪ノズルになり、噴射角度や噴射方向が異なる場合において、その設計仕様に応じたノズル本体を別途製作する必要が生じ、ノズル本体の製造工程が複雑で多工程になりコスト高になるという問題点が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、消雪ノズルより噴出する消雪水の噴射角度並び噴射方向を任意に可変でき、噴水能力が向上する消雪ノズルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0007】
請求項1に記載の発明は、消雪水が噴出する散水部材が装着される逆円錐形状の空洞部よりなる上部と、地下からの消雪水の流通する導水管が接続される下部とを有する消雪ノズルであって、
前記散水部材は円盤を上下に分割して上方を噴水板とし、下方を支持板としてなり、前記噴水板は中心に向かい下方に傾斜する凸部を設け、前記支持板は前記凸部の嵌合する凹部を設け、前記凹部の底面には前記導水管に装着する弁筒が挿通する貫通孔を開口し、この貫通孔の周縁を波形円周に形成し、前記凸部には放射方向に複数の消雪水の噴出溝を穿設するとともに、下方に向かい突出して前記波形円周の谷に係止する係止ピンを植設することを特徴とする消雪ノズル装置である。
【0008】
請求項2に記載の発明は、前記凸部に植設する前記係止ピンを前記噴出溝の入口に対面しないよう回避させて配置することを特徴とする請求項1に記載の消雪ノズル装置である。
【0009】
請求項3に記載の発明は、前記支持板の前記凸部に植設する前記係止ピンは、前記貫通孔の周縁の前記波形円周の谷に係止する前記先端より大径の中間部よりなることを特徴とする請求項2に記載の消雪ノズル装置である。
【0010】
請求項4に記載の発明は、前記空洞部の開口端に形成した着座部に嵌合する前記支持板の外周下端に中心に向かう傾斜面を設け、この傾斜面より上方となる前記支持板の外周に位置決め突起を設け、前記着部の座面周壁に穿設する窪みに前記位置決め突起を嵌入させることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の消雪ノズル装置である。
【発明の効果】
【0011】
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
【0012】
請求項1に記載の発明では、消雪水が噴出する散水部材が装着される逆円錐形状の空洞部よりなる上部と、地下からの消雪水の流通する導水管が接続される下部とを有する消雪ノズルであって、
前記散水部材は円盤を上下に分割して上方を噴水板とし、下方を支持板としてなり、前記噴水板は中心に向かい下方に傾斜する凸部を設け、前記支持板は前記凸部の嵌合する凹部を設け、前記凹部の底面には前記導水管に装着する弁筒が挿通する貫通孔を開口し、この貫通孔の周縁を波形円周に形成し、前記凸部には放射方向に複数の消雪水の噴出溝を穿設するとともに、下方に向かい突出して前記波形円周の谷に係止する係止ピンを植設するので、前記噴水板を回動させ前記噴出溝の向きを変えても、前記係止ピンを前記支持板に植設したものに比べ前記噴出溝と前記係止ピンとの位置は一定で、前記噴出溝と前記係止ピンと位置関係は変わることがなく設定されることになり、前記噴出溝に向かう流れに抵抗が生じなくでき、前記散水部材からの噴水力は弱まらない。しかも、前記噴出溝からの消雪水の噴水を周方向全域に細かく変更することが簡単な構造にてできる。
【0013】
請求項2に記載の発明では、前記凸部に植設する前記係止ピンを前記噴出溝の入口に対面しないよう回避させて配置ので、前記噴出溝の入口に抵抗なく円滑に流入することになり、前記噴出溝の出口より勢いよく噴出し、前記散水部材からの噴水力を高めることができるとともに、前記散水部材に路面からのゴミ等の侵入し難くなり、目づまりを生じなくできる。
【0014】
請求項3に記載の発明では、前記支持板の前記凸部に植設する前記係止ピンは、前記貫通孔の周縁の前記波形円周の谷に係止する前記先端より大径の中間部よりなるので、前記係止ピンの強度が大きくなり、前記散水部材に走行車両のタイヤが乗り上げにより生じる回動力が作用しても前記係止ピンの破損が生じ難くなり、その上、前記係止ピンの前記先端が係止する前記貫通孔の前記波形縁の山谷の間隔を細かくなり、前記噴出溝からの消雪水の噴水を周方向全域に微調整できる。
【0015】
請求項4に記載の発明では、前記空洞部の開口端に形成した着座部に嵌合する前記支持板の外周下端に中心に向かう傾斜面を設け、この傾斜面より上方となる前記支持板の外周に位置決め突起を設け、前記着部の座面周壁に穿設する窪みに前記位置決め突起を嵌入させるので、前記支持板の下端に中心に向かうように設ける前記傾斜面より上方に挿入され、前記傾斜面は前記位置決め突起を避けることなく切削加工が容易にでき、そして前記支持板の回動が規制され、前記散水部材に走行車両のタイヤが乗り上げても、前記支持板が回動しないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】この発明における消雪ノズル装置の第1の実施の態様を示す断面図。
【
図5】この発明における消雪ノズル装置の第2の実施の態様を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、この発明の消雪ノズル装置の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明にこれは限定されない。
【0018】
この発明の消雪ノズル装置について第1の実施の形態を、
図1乃至
図4に基づいて説明し、
図1は路面に埋設されるコンクリートブロック上面に対して面一に設置される消雪ノズル1の全体を示すものである。
【0019】
この発明の消雪ノズル1はステンレス鋼材を熱間の鍛造加工により成形され、前記消雪ノズル1の上部1aに散水部材2が装着され、前記消雪ノズル1の下部1bに地下水が流通する導水管3が接続される。
【0020】
前記消雪ノズル1の前記上部1aの中央内側には、逆円錐形状よりなる空洞部4が形成され、前記消雪ノズル1の前記上部1aの外側面には、コンクリートブロック内での回動を規制する回り止め部5を径方向に突出する。
【0021】
また、前記回り止め部5の直下に切削加工により凹状の位置決め部6を穿設し、この位置決め部6により前記消雪ノズル1を前記コンクリートブロック内に埋設する際、前記消雪ノズル1の上下の位置ずれが生じ難くなり、前記コンクリートブロックの上面と面一にできるとともに、前記消雪ノズル1の抜け止めとして機能する。前記位置決め部6は前記回り止め部5の下端を基準に穿設できて切削加工が容易になる。
【0022】
前記消雪ノズル1の上部1aに装着される前記散水部材2は円盤を上下に分割して上方を噴水板21とし、下方を支持板23としてなり、この支持板23は前記空洞部4の開口端4aに切削加工により穿設する着座部7に嵌合される。
【0023】
前記噴水板21は中心に向かい下方に傾斜する凸部22を設け、この凸部22は前記支持板23に設ける凹部24に嵌合し、前記凸部22の下面22aと前記凹部24の底面24aとの間に所定の隙間27を有するように前記噴水板21を前記支持板23に載置する。
【0024】
前記噴水板21の前記凸部22には中心に対して放射方向に複数の消雪水の噴出溝25を穿設し、前記噴出溝25の入口25aは前記隙間27に開口し、前記噴出溝25の出口25bは前記着座部7の上縁に形成した中心に向かい下方に傾斜するガイド面7aに臨ませる。
【0025】
さらに、前記噴出溝25の前記入口25aの開口する前記凸部22の前記下面22aには下方に向かい突出する係止ピン28を植設する。前記係止ピン28は前記噴出溝25の前記入口25aに対面しないよう回避させて配置する。
【0026】
前記支持板23に形成する前記凹部24の前記底面24aに前記導水管3に装着する弁筒10が挿通する貫通孔29を開口し、この貫通孔29の周縁に波形円周29aを形成して前記係止ピン28の先端を前記波形円周29aの谷に係止させる。
【0027】
前記噴水板21の前記凸部22に植設する前記係止ピン28を前記貫通孔29の周縁の前記波形円周29aの谷に係止する前記係止ピン28の先端28aより大径の中間部28bを有する。
【0028】
前記噴出溝25からの消雪水の噴出方向は、前記噴水板21を回動して前記係止ピン28に係止する前記波形円周29aの山谷の箇所を変えることにより、前記噴出溝25からの消雪水の噴水を周方向全域に細かく変更することが簡単にできる。
【0029】
前記空洞部4の前記開口端4aに形成した前記着座部7に嵌合する前記支持板23の外周下端に中心に向かう傾斜面26を設け、この傾斜面26が前記噴出溝25よりの噴水の勢いを加速する前記ガイド面7aによって前記支持板23が前記着座部7の中央位置に前記支持板23が一致しながら、前記傾斜部26が前記着座部7の前記座面周壁7bの上端に沿いながら円滑に前記支持板23が前記着座部7に嵌合する。
【0030】
前記傾斜面26より上方となる前記支持板23の外周に位置決め突起8を設け、この位置決め突起8を前記座面周壁7bに穿設する窪み9に嵌入させることにより、前記支持板23の回動が規制でき、しかも、前記傾斜面26は前記位置決め突起8を避けることなく切削加工を容易にできる。
【0031】
前記散水部材2の前記噴水板21の中央に嵌合し、さらに、前記支持板23の前記貫通孔29を貫通する管状の弁筒10を前記消雪ノズル1の前記下部1bの流入孔13に螺合する。これにより、前記散水部材2は前記消雪ノズル1に締結される。なお、符号15はOリングである。
【0032】
前記弁筒10には径方向に横孔14を開口し、この横孔14より前記空洞部4に流出する消雪水は、前記弁筒10内に回動可能に挿入された弁棒11により調節する。
【0033】
前記弁棒11は上端に設けた操作溝に工具を挿入して回し、前記横孔14の開度を変化させ、前記弁棒11が前記横孔14を完全に塞いで止水するように構成している。なお、符号12は着脱可能な埋栓である。
【0034】
また、第2の実施の態様を
図5に基づいて説明する。この実施の形態において第1の実施の形態と同じ構成は同一の符号を付する。
【0035】
この実施の態様では、前記空洞部4の前記開口端4aに前記着座部7を形成し、この着座部7に前記散水部材2の前記支持板23を嵌合し、前記支持板23の外商と前記着座部7の前記座面周壁7bとの間に垂直に起立する丸棒よりなる位置決め突起81を介在する。
【0036】
前記位置決め突起81は前記支持板23の外周に固定し、前記座面周壁7bと穿設した窪み9に嵌入し、これにより前記支持板23の回動が規制され、前記散水部材2に走行車両のタイヤが乗り上げても、前記支持板23が回動しないようにできる。
【0037】
前記位置決め突起81は前記支持板23の軸方向の長さに対し1/2に短くし、前記支持板23の下端に中心に向かうように設ける前記傾斜面26より上方に挿入され、前記傾斜面26は前記位置決め突起81を避けることなく容易に設けることができる。
【0038】
以上の構成において、消雪水が噴出する散水部材2が装着される逆円錐形状の空洞部4よりなる上部1aと、地下からの消雪水の流通する導水管3が接続される下部1bとを有する消雪ノズル1であって、前記散水部材2は円盤を上下に分割して上方を前記噴水板21とし、下方を前記支持板23としてなり、前記噴水板21は中心に向かい下方に傾斜する前記凸部22を設け、前記支持板23は前記凸部22の嵌合する前記凹部24を設け、前記凹部24の前記底面24aには前記導水管3に装着する前記弁筒10が挿通する前記貫通孔29を開口し、この貫通孔29の周縁を波形円周29aに形成し、前記凸部22には放射方向に複数の消雪水の前記噴出溝26を穿設するとともに、下方に向かい突出して前記波形円周29aの谷に係止する前記係止ピン28を植設するので、前記噴水板21を回動させ前記噴出溝25の向きが変化しても、前記噴出溝25と前記係止ピン28と位置関係は変わることがなく設定される、噴出水の流れる通路が塞がれなく、前記空洞部4より前記散水部材2まで抵抗なく流れ、前記噴出溝25からの噴水力を高めることができる。しかも、前記噴出溝25からの消雪水の噴水を周方向全域に細かく変更することが簡単な構造にてできる。
【0039】
さらに、前記凸部22に植設する前記係止ピン28を前記噴出溝25の前記入口25aに対面しないよう回避させて配置するので、前記噴出溝25の入口に抵抗なく円滑に流入することになり、前記噴出溝25の前記出口25bより勢いよく噴出し、前記散水部材2からの噴水力を高めることができるとともに、前記散水部材2に路面からのゴミ等の侵入し難くなり、目づまりを防ぐことができる。
【0040】
また、前記噴水板21の前記凸部22に植設する前記係止ピン28は、前記貫通孔29の周縁の前記波形円周29aの谷に係止する前記先端28aより大径の前記中間部28bよりなるので、前記係止ピン28の強度が大きくなり、前記散水部材2に走行車両のタイヤが乗り上げにより生じる回動力で前記係止ピン28の破損が生じなくでき、その上、前記係止ピン28の前記先端28aが係止する前記貫通孔29の前記波形円周29aの山谷の間隔を細かくできる。
【0041】
しかも、前記空洞部4の前記開口端4aに形成した前記着座部7に嵌合する前記支持板23の外周下端に中心に向かう前記傾斜面26を設け、この傾斜面26より上方となる前記支持板23の外周に前記位置決め突起8,81を設け、前記着座部7の前記座面周壁7bに穿設する前記窪み9に前記位置決め突起8,81を嵌入させるので、前記支持板23の外周下端に中心に向かうように設ける前記傾斜面26より上方に挿入され、前記傾斜面26は前記位置決め突起8、81を避けることなく切削加工が容易でき、そして前記支持板23の回動が規制され、前記散水部材2に走行車両のタイヤが乗り上げても、前記支持板23が回動しないようにできる。
【産業上の利用可能性】
【0042】
この発明は、簡単な構造によって消雪水の噴水を周方向全域に細かく変更できる消雪ノズル装置を提供する。
【符号の説明】
【0043】
1 消雪ノズル
1a 上部
1b 下部
2 散水部材
21 噴水板
22 凸部
22a 下面
23 支持板
24 凹部
24a 底面
25 噴出溝
25a 入口
25b 出口
26 傾斜面
27 隙間
28 係止ピン
28a 先端
28b 中間部
29 貫通孔
29a 波形円周
3 導水管
4 空洞部
4a 開口端
5 回り止め部
6 位置決め部
7 着座部
7a ガイド面
7b 座面周壁
8、81 位置決め突起
9 窪み
10 弁筒
11 弁棒
12 埋栓
13 流入孔
14 横孔
15 Oリング