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▶ 森園 利春の特許一覧

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  • 特開-車椅子正面操作ハンドル 図1
  • 特開-車椅子正面操作ハンドル 図2
  • 特開-車椅子正面操作ハンドル 図3
  • 特開-車椅子正面操作ハンドル 図4
  • 特開-車椅子正面操作ハンドル 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022067022
(43)【公開日】2022-05-02
(54)【発明の名称】車椅子正面操作ハンドル
(51)【国際特許分類】
   A61G 5/00 20060101AFI20220422BHJP
   A61G 5/10 20060101ALI20220422BHJP
【FI】
A61G5/00 701
A61G5/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020185426
(22)【出願日】2020-10-19
(71)【出願人】
【識別番号】597164161
【氏名又は名称】森園 利春
(72)【発明者】
【氏名】森園 利春
(57)【要約】
【課題】背面から押している車椅子を状況により乗っている人を快適にする正面から押すハンドル、装着はフレームに差し込むだけ、不使用の時はひじ掛けの下に収まる車椅子正面操作ハンドルを提供する。
【解決手段】長さのあるパイプ中央を車椅子フレームパイプに嵌合せしめる円状Rに曲げ、円状R部から左右に分かれたパイプを∩状に成形施したハンドルを設け、ハンドルの先を少し開きフレームパイプに挿入させ円状R部がフレームパイプに嵌合保持されハンドルを押す引くことが可能となり、車椅子を正面から操作、不使用時はハンドルを回転させひじ掛けの下に収納、ハンドルを差し込むだけで車椅子を正面から押す引く操作できる構造としたことを特徴とする車椅子正面操作ハンドル。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長さのあるパイプ中央を車椅子フレームパイプに嵌合せしめる円状Rに曲げ、円状R部から左右に分かれたパイプを∩状に成形施したハンドルを設け、ハンドルの先を少し開きフレームパイプに挿入させ円状R部がフレームパイプに嵌合保持されハンドルを押す引くことが可能となり、車椅子を正面から操作、不使用時はハンドルを回転させひじ掛けの下に収納、ハンドルを差し込むだけで車椅子を正面から押す引く操作できる構造としたことを特徴とする車椅子正面操作ハンドル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車椅子の正面左右フレームパイプに差し込み装着したハンドルを介し、車椅子を正面から押す引くことができる車椅子に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、車椅子は後方から押す構造が一般的である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのため、次のような問題点があった。
(イ)車椅子に乗っている人は向かい風、又冬風の強いとき苦痛である。又気分が優れないとき行き交う人の目線が気になる。
(ロ)道路に段差等があるとき小車(前輪)では乗り越えられないときもある。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
長さのあるパイプ中央を車椅子フレームパイプに嵌合せしめる円状Rに曲げ、円状R部から左右に分かれたパイプを∩状に成形施したハンドルを設け、ハンドルの先を少し開きフレームパイプに挿入させ円状R部がフレームパイプに嵌合保持されハンドルを押す引くことが可能となり、車椅子を正面から操作、不使用時はハンドルを回転させひじ掛けの下に収納、ハンドルを差し込むだけで車椅子を正面から押す引く操作できる構造とした。
以上を特徴とする車椅子正面操作ハンドルである。
【発明の効果】
【0005】
車椅子を正面から押すことにより車椅子座人の向きが従来と逆になり行き交う人の目線が気にならず又強風のとき安心、道路の段差でも大車(後輪)で楽に乗り越えられる。ハンドル不使用の時ハンドルを180度回転させひじ掛けの下に収めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明のハンドルの平面図である。
図2】本発明のハンドルが上方向に傾斜を保持可能にする円状R部に傾斜を設けたハンドルの側面図である。
図3】本発明のハンドルにバンド挿入装着した例を示す平面図。
図4】本発明のハンドルに装着しハンドルの緩みを防ぐバンドの姿図である。
図5】本発明のハンドルを車椅子のフレームに装着した使用例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
長さのあるパイプ中央を車椅子フレームパイプに嵌合せしめる円状Rに曲げ、円状R部から左右に分かれたパイプを∩状に成形施したハンドルを設け、ハンドルの先を少し開きフレームパイプに挿入させ円状R部がフレームパイプに嵌合保持されハンドルを押す引くことが可能となり、車椅子を正面から操作、不使用時はハンドルを回転させひじ掛けの下に収納、ハンドルを差し込むだけで車椅子を正面から押す引く操作でき、ハンドルの素材は塩ビパイプ材によりフレームに傷が付きにくく又手触りも良い構造としたことを特徴とする車椅子正面操作ハンドル。
本発明は以上のような構成である。
これを使用するときは、ハンドルの先を少し開フレームパイプにR部を嵌合させハンドルの開きを止めるバンドを挿入する。左右のハンドルを掴み押す引く操作ができ、不使用時はハンドルを回転させひじ掛けの下に収めることができる。
【符号の説明】
【0008】
1 ハンドル
2 円状R部
3 バンド
4 メクラ材
図1
図2
図3
図4
図5