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  • 特開-ペット用衣類 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022067146
(43)【公開日】2022-05-06
(54)【発明の名称】ペット用衣類
(51)【国際特許分類】
   A01K 13/00 20060101AFI20220425BHJP
【FI】
A01K13/00 A
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020175702
(22)【出願日】2020-10-20
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-06-09
(71)【出願人】
【識別番号】520408375
【氏名又は名称】前田 彩
(74)【代理人】
【識別番号】100195028
【弁理士】
【氏名又は名称】高久 由紀子
(72)【発明者】
【氏名】前田 彩
(57)【要約】
【課題】ペットの皮膚への摩擦を大幅に軽減でき、ファッション性も高く、尿の採取に適したペット用衣類を提供する。
【解決手段】ペット用衣類10は、ペットの首を通す環状の襟ぐり12と、襟ぐり12からペットの背側に、裾部18が犬50の後足の付け根位置まで達するように延長した背側部分14と、襟ぐり12からペットの腹側に、裾部18がペットの後足付け根位置まで達するように延長した腹側部分16と、ペットの前足を通す一対の袖ぐり20、22とを備える。腹側部分16の裏面17に、尿取りパット40を装着するための一対のポケット28、30を設けて、尿取りパット40の両端を挟んで取り付ける。また、腹側部分16の裾部18を、後足の付け根位置から、裾部18の中央部分にかけて、ペットのお尻方向へ延びる湾曲形状とし、ペットがオスの場合にも陰部を十分にカバーする。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペットの首を通す環状の襟ぐりと、
該襟ぐりから前記ペットの背側に、裾部が該ペットの後足付け根位置まで達するように延長した背側部分と、
前記襟ぐりから前記ペットの腹側に、裾部が該ペットの後足付け根位置まで達するように延長した腹側部分と、
前記背側部分と腹側部分のそれぞれの側縁を縫い合わせて形成されており、前記ペットの前足を通す一対の袖ぐりと、
を備えた衣類本体部と、
前記腹側部分の裏面の裾部に設けられ、該裾部側が閉じ、前記襟ぐり側が開いており、尿取りパットの一端側を挟む第1のポケットと、
を備えたことを特徴とするペット用衣類。
【請求項2】
前記腹側部分の裏面に、前記第1のポケットと所定の距離をおいて配置され、前記第1のポケットと対向する縁部が開き、他の部分が閉じており、前記尿取りパットの他端側を挟む第2のポケットと、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のペット用衣類。
【請求項3】
前記腹側部分の裾部が、前記後足付け根位置部分から前記裾部の中央部分にかけて、前記ペットのお尻方向へ延びた湾曲形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のペット用衣類。
【請求項4】
前記衣類本体部分が、伸縮性を有する生地で形成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のペット用衣類。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペット用衣類に関し、更に具体的には、尿取りパットを保持するためのペット用衣類に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、市販されているペット用衣類のデザインは、腹側の面が前足方向へ大きくえぐれているものである。例えば、下記特許文献1には、ペットの胴体を覆い、両前足をそれぞれ挿通する孔を有する略筒状の衣服であって、背部生地と腹部生地により構成され、かつ、少なくとも腹部生地が撥水性を有する生地であることにより尿による衣服の汚れや悪臭を防止する衣服を提供するペット用衣服が開示されている。当該特許文献1のペット用衣服は、腹側の面が前足方向へえぐれた形態となっている。
【0003】
また、下記特許文献2には、動物用の衣服に関しプルオーバー式とするため、6パーツからなる部材を全て縫い合わせることとし、6パーツのうち左肩右肩、腹、ネックリブ、裾リブの5パーツに伸縮性のある生地を使用して伸縮度を増大させ、プルオーバー式で着用することを可能とさせ、着脱性を改善し動物の動きに対応する、着脱性の改善と動物の歩行をさまたげない為に主要パーツに伸縮性のある生地を使用したプルオーバー式の動物用の衣服が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3144166号公報
【特許文献2】実用新案登録第3084963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ペットがオスの場合、マーキング行為がみられることがある。その際のマナーとして、腹部へ帯状のものを巻く、いわゆるマナーバンド(ないしマナーベルト)を装着することが多い。実際、様々なデザインや工夫のあるマナーバンド(マナーベルト)が存在するが、帯状のため、後足付け根箇所を摩擦で痛めてしまうことや、運動により装着位置がずれてしまい、しっかりと尿を採取することが難しいという課題がある。
【0006】
このような課題を解決するために、洋服と一体型のマナーバンドにすることができれば、ペットの皮膚への摩擦を大幅に軽減でき、ファッション性も高まると考えられるが、上述した特許文献1及び特許文献2のいずれも、尿の採取に適した構造とはなっていない。
【0007】
本発明は、以上のような点に着目したもので、ペットの皮膚への摩擦を大幅に軽減でき、ファッション性も高く、尿を採取することに適したペット用衣類を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のペット用衣類は、ペットの首を通す環状の襟ぐりと、該襟ぐりから前記ペットの背側に、裾部が該ペットの後足付け根位置まで達するように延長した背側部分と、前記襟ぐりから前記ペットの腹側に、裾部が該ペットの後足付け根位置まで達するように延長した腹側部分と、前記背側部分と腹側部分のそれぞれの側縁を縫い合わせて形成されており、前記ペットの前足を通す一対の袖ぐりと、を備えた衣類本体部と、前記腹側部分の裏面側の裾部に設けられ、該裾部側が閉じ、前記襟ぐり側が開いており、尿取りパットの一端側を挟む第1のポケットと、を備えたことを特徴とする。
【0009】
主要な形態の一つは、前記腹側部分の裏面側に、前記第1のポケットと所定の距離をおいて配置され、前記第1のポケットと対向する縁部が開き、他の部分が閉じており、前記尿取りパットの他端側を挟む第2のポケットと、を備えたことを特徴とする。
【0010】
他の形態の一つは、前記腹側部分の裾部が、前記後足付け根位置部分から前記裾部の中央部分にかけて、前記ペットのお尻方向へ延びた湾曲形状であることを特徴とする。
【0011】
更に他の形態の一つは、前記衣類本体部が、伸縮性を有する生地で形成されていることを特徴とする。本発明の前記及び他の目的、特徴、利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【発明の効果】
【0012】
本発明のペット用衣類は、ペットの首を通す環状の襟ぐりと、該襟ぐりから前記ペットの背側に、裾部が該ペットの後足付け根位置まで達するように延長した背側部分と、前記襟ぐりから前記ペットの腹側に、裾部が該ペットの後足付け根位置まで達するように延長した腹側部分と、前記背側部分と腹側部分のそれぞれの側縁を縫い合わせて形成されており、前記ペットの前足を通す一対の袖ぐりと、を備えた衣類本体部と、前記腹側部分の裏面側の裾部に設けられ、該裾部側が閉じ、前記襟ぐり側が開いており、尿取りパットの一端側を挟む第1のポケットと、を備えることとした。
【0013】
このため、ペットの皮膚への摩擦を大幅に軽減でき、ファッション性も高く、運動による位置ずれもないため尿をしっかりと採取することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施形態のペット用衣類を犬が装着し、かつ、犬が立った状態を示す側面図である。
図2】前記実施形態のペット用衣類の裏面を腹側部分側から見た平面図である。
図3】前記図2のペット用衣類に、尿取りパットを装着した状態を示す平面図である。
図4】前記実施形態のペット用衣類を装着した犬が、マーキングをする様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態のペット用衣類を犬が装着し、かつ、犬が立った状態を示す側面図である。図2は、本実施形態のペット用衣類の裏面を腹側部分側から見た平面図である。図3は、前記図2のペット用衣類に、尿取りパットを装着した状態を示す平面図である。図4は、本実施形態のペット用衣類を装着した犬が、マーキングをする様子を示す図である。
【0016】
本発明のペット用衣類は、マーキング行為に対するマナー用のマナーバンド(ないしマナーベルト)と衣類を一体化したものである。本実施形態では、犬に装着する場合を例に挙げて、以下の説明を行う。
【0017】
図1図3に示すように、本実施例のペット用衣類10は、犬50の首を通す環状の襟ぐり12と、前記襟ぐり12から犬50の背側に、裾部18が犬50の後足56、58の付け根位置まで達するように延長した背側部分14と、前記襟ぐり12から犬50の腹側に、裾部18が前記犬50の後足56、58の付け根位置まで達するように延長した腹側部分16と、前記背側部分14と腹側部分16のそれぞれの側縁を縫い合わせて形成されており、前記犬50の前足52、54を通す一対の袖ぐり20、22とを備えた衣類本体部を備えている。
【0018】
前記衣類本体部は、前記背側部分14と腹側部分16のそれぞれの側縁を、前記犬50の上半身の側面側で縫い合わせて形成されている。本実施形態では、図2及び図3に示すように、前記背側部分14と腹側部分16のそれぞれの側縁が、縫い合わせ部分24、26により接合している。これらの図において、背側部分14の裏面15と、腹側部分16の裏面17が示されており、背側部分14の幅が、腹側部分16の幅よりも広く、背側部分14の側縁を腹側部分16側へ折って、腹側部分16側で縫い合わされていることが示されている。また、前記縫い合わせ部分24、26により、裾部18も環状に形成されている。このような衣類本体部は、例えば、全体が伸縮性を有する生地により形成されている。
【0019】
前記背側部分14と腹側部分16をともに、犬50の後足56、58の付け根付近まで延長したことにより、犬50の性別を問わず、例えば、雨上がり時の歩行中の泥や水の跳ね返りによる汚れを軽減することができる。
【0020】
本実施形態では、図2及び図3に示すように、前記腹側部分16の裾部18が、前記後足56、58の付け根位置部分から、前記裾部18の中央部分にかけて、前記犬50のお尻方向へ延びた湾曲形状となっている。このような湾曲形状により、犬50がオスの場合に、陰部を十分にカバーすることができる。また、前記背側部分14の裾部も、中央部分が犬50の尾60付近まで延びるように湾曲した形状となっている。
【0021】
以上のようなペット用衣類10の腹側部分16の裏面17には、図2及び図3に示すように、尿取りパット40を装着するための一対のポケット28、30が設けられている。一方のポケット28は、前記裾部18側に配置されており、該裾部18側が縫製等により閉じ、前記襟ぐり12側が開いており、尿取りパット40の一端側を挟む。
【0022】
他方のポケット30は、前記腹側部分16の裏面17に、前記一方のポケット28と所定の距離をおいて配置されている。該ポケット30は、前記ポケット28と対向する縁部が開き、他の部分が縫製等により閉じており、前記尿取りパット40の他端側を挟む。
【0023】
以上のような構成のペット用衣類10は、前記ポケット28、30に尿取りパット40を取り付け、犬50の首を襟ぐり12に通し、前足52、54を、袖ぐり20、22に通すことで、衣類本体部を犬50の身体に装着する。このとき、図1に示すように、背側部分14及び腹側部分16ともに、裾部18が、犬50の後足56、58の付け根付近まで達する。
【0024】
このようなペット用衣類10を装着した犬50を例えば散歩させているときに、図4に示すように電柱70に向けてマーキングをしようとすると、腹側部分16の裏面17に一対のポケット28、30によって保持された尿取りパット40によって尿をしっかりと採取することができる。
【0025】
通常のマナーバンド(ないしマナーベルト)は、犬50の胴部に巻き付け、締め付けることで体へ固定し装着する。マナーバンド(マナーベルト)は、帯状のため、後足56、58の付け根部分を摩擦で痛めてしまい、また、運動により装着位置がずれてしまい、しっかりと尿を採取することが難しい場合がある。それに対し、本実施形態のペット用衣類10は、衣類とマナーバンド(マナーベルト)が一体型となっているため、皮膚への摩擦を大幅に軽減できる。また、腹側部分16の裾部18が、後足56、58の付け根位置まで存在することにより、犬50の皮膚の保護に役立つ。更に、運動により尿取りパット40の位置がずれることがないため、しっかりと尿を採取することができる。
【0026】
<効果>・・・このように、本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)ペット用衣類10は、犬50の首を通す環状の襟ぐり12と、前記襟ぐり12から犬50の背側に、裾部18が犬50の後足56、58の付け根位置まで達するように延長した背側部分14と、前記襟ぐり12から犬50の腹側に、裾部18が前記犬50の後足56、58の付け根位置まで達するように延長した腹側部分16と、前記背側部分14と腹側部分16のそれぞれの側縁を縫い合わせて形成されており、前記犬50の前足52、54を通す一対の袖ぐり20、22とを備えた衣類本体部を備えている。そして、ペット用衣類10の腹側部分16の裏面17に、尿取りパット40を装着するための一対のポケット28、30を設けて、尿取りパット40の両端を挟むこととした。
【0027】
このように、衣類とマナーバンド(マナーベルト)を一体化したため、胴部のみに巻き付けるマナーバンドやマナーベルトと比べて、犬50の皮膚への摩擦を大幅に軽減することができるとともに、一体化構造とすることでファッション性も向上する。また、一体化構造とすることで、運動により尿取りパット40の位置がずれることがなく、しっかりと尿を採取することができる。
【0028】
更に、背側部分14及び腹側部分16を双方ともに、裾部18が後足56、58の付け根付近に達する長さとすることで、犬50の性別を問わず、例えば、雨上がり時の歩行中の泥や水の跳ね返りによる汚れを軽減できる。
【0029】
(2)前記腹側部16の裾部18が、犬50の後足56、58の付け根位置まで存在することにより、犬50の皮膚を保護する。
(3)腹側部分16の裾部18を、前記後足56、58の付け根位置部分から、前記裾部18の中央部分にかけて、前記犬50のお尻方向へ延びる湾曲形状としたため、犬50がオスの場合に、陰部を十分にカバーし、尿取りパット40による尿の採取をより確実に行うことができる。
【0030】
(4)本実施形態のペット用衣類10で確保できる尿量は、尿取りパット40の吸収量に依存するため、比較的少量である。そのため、散歩に出る前に家で排尿を済ませるなどのトイレトレーニングの推奨・普及の呼びかけ活動にも有効である。
【0031】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施形態では、ペットとして犬50を例に挙げて説明したが、他の動物であってもよいし、犬の場合も、大型犬から小型犬まで、公知の各種のペットに本発明は適用可能である。
(2)前記実施形態では、一対のポケット28、30を設けることとしたが、これも一例であり、裾部18側のポケット28のみを設けるようにしてもよい。
(3)前記実施形態では、犬50の前足52、54を通す袖なしタイプとしたが、これも一例であり、袖を設けることを妨げるものではない。また、長袖タイプ、フード付きタイプ、スカート付きタイプ等、洋服の形状を問わず、本発明のペット用衣類は広く適用可能である。
【0032】
(4)前記実施形態で示した衣類本体部を形成する生地としては、ある程度の伸縮性を有するものであれば、公知の各種の素材を利用してもよい。むろん、伸縮性がない生地を使用することを妨げるものではない。
(5)前記実施形態で示したポケット28、30も、伸縮性のある生地で形成してもよいし、開いた縁部にゴム等を通して、尿取りパット40をより確実に保持するようにしてもよい。むろん、伸縮性がない生地でポケット28、30を形成することを妨げるものではない。
(6)前記実施形態で示した衣類本体部に色彩や模様を設けるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明によれば、ペットの首を通す環状の襟ぐりと、該襟ぐりから前記ペットの背側に、裾部が該ペットの後足付け根位置まで達するように延長した背側部分と、前記襟ぐりから前記ペットの腹側に、裾部が該ペットの後足付け根位置まで達するように延長した腹側部分と、前記背側部分と腹側部分のそれぞれの側縁を縫い合わせて形成されており、前記ペットの前足を通す一対の袖ぐりと、を備えた衣類本体部と、前記腹側部分の裏面側の裾部に設けられ、該裾部側が閉じ、前記襟ぐり側が開いており、尿取りパットの一端側を挟む第1のポケットと、を備えることとした。
【0034】
このため、ペットの皮膚への摩擦を大幅に軽減でき、ファッション性も高く、運動による位置ずれもなく尿をしっかりと採取することができるため、マナーバンド(ないしマナーベルト)と一体型のペット用衣類の用途に適用できる。特に、マーキング行為に対するマナーの向上や、トイレトレーニングの推奨・普及の呼びかけ活動に好適である。
【符号の説明】
【0035】
10:ペット用衣類
12:襟ぐり
14:背側部分
15:裏面
16:腹側部分
17:裏面
18:裾部
20、22:袖ぐり
24、26:縫い合わせ部分
28、30:ポケット
40:尿取りパット
50:犬
52、54:前足
56、58:後足
60:尾
70:電柱
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2021-03-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペットの首を通す環状の襟ぐりと、
該襟ぐりから前記ペットの背側に、裾部が該ペットの後足付け根位置まで達するように延長した背側部分と、
前記襟ぐりから前記ペットの腹側に、裾部が該ペットの後足付け根位置まで達するように延長した腹側部分と、
前記背側部分と腹側部分のそれぞれの側縁を縫い合わせて形成されており、前記ペットの前足を通す一対の袖ぐりと、
を備えた衣類本体部と、
前記腹側部分の裏面の裾部に設けられ、該裾部側が閉じ、前記襟ぐり側が開いており、尿取りパットの一端側を挟む第1のポケットと、
を備えており、
前記腹側部分の裾部が、前記後足付け根位置部分から前記裾部の中央部分にかけて、前記ペットのお尻方向へ延びた湾曲形状であることを特徴とするペット用衣類。
【請求項2】
前記腹側部分の裏面に、前記第1のポケットと所定の距離をおいて配置され、前記第1のポケットと対向する縁部が開き、他の部分が閉じており、前記尿取りパットの他端側を挟む第2のポケットと、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のペット用衣類。
【請求項3】
前記背側部分の幅が、前記腹側部分の幅よりも広く、前記背側部分と腹側部分のそれぞれの側縁の縫い合わせ部分が、腹側位置にあることを特徴とする請求項1又は2に記載のペット用衣類。
【請求項4】
前記衣類本体部分が、伸縮性を有する生地で形成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のペット用衣類。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明のペット用衣類は、ペットの首を通す環状の襟ぐりと、該襟ぐりから前記ペットの背側に、裾部が該ペットの後足付け根位置まで達するように延長した背側部分と、前記襟ぐりから前記ペットの腹側に、裾部が該ペットの後足付け根位置まで達するように延長した腹側部分と、前記背側部分と腹側部分のそれぞれの側縁を縫い合わせて形成されており、前記ペットの前足を通す一対の袖ぐりと、を備えた衣類本体部と、前記腹側部分の裏面の裾部に設けられ、該裾部側が閉じ、前記襟ぐり側が開いており、尿取りパットの一端側を挟む第1のポケットと、を備えており、前記腹側部分の裾部が、前記後足付け根位置部分から前記裾部の中央部分にかけて、前記ペットのお尻方向へ延びた湾曲形状であることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
他の形態の一つは、前記背側部分の幅が、前記腹側部分の幅よりも広く、前記背側部分と腹側部分のそれぞれの側縁の縫い合わせ部分が、腹側位置にあることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
本発明のペット用衣類は、ペットの首を通す環状の襟ぐりと、該襟ぐりから前記ペットの背側に、裾部が該ペットの後足付け根位置まで達するように延長した背側部分と、前記襟ぐりから前記ペットの腹側に、裾部が該ペットの後足付け根位置まで達するように延長した腹側部分と、前記背側部分と腹側部分のそれぞれの側縁を縫い合わせて形成されており、前記ペットの前足を通す一対の袖ぐりと、を備えた衣類本体部と、前記腹側部分の裏面の裾部に設けられ、該裾部側が閉じ、前記襟ぐり側が開いており、尿取りパットの一端側を挟む第1のポケットと、を備えており、前記腹側部分の裾部が、前記後足付け根位置部分から前記裾部の中央部分にかけて、前記ペットのお尻方向へ延びた湾曲形状であることとした。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0033】
本発明によれば、ペットの首を通す環状の襟ぐりと、該襟ぐりから前記ペットの背側に、裾部が該ペットの後足付け根位置まで達するように延長した背側部分と、前記襟ぐりから前記ペットの腹側に、裾部が該ペットの後足付け根位置まで達するように延長した腹側部分と、前記背側部分と腹側部分のそれぞれの側縁を縫い合わせて形成されており、前記ペットの前足を通す一対の袖ぐりと、を備えた衣類本体部と、前記腹側部分の裏面の裾部に設けられ、該裾部側が閉じ、前記襟ぐり側が開いており、尿取りパットの一端側を挟む第1のポケットと、を備えており、前記腹側部分の裾部が、前記後足付け根位置部分から前記裾部の中央部分にかけて、前記ペットのお尻方向へ延びた湾曲形状であることとした。