(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022067585
(43)【公開日】2022-05-06
(54)【発明の名称】一種のマスク
(51)【国際特許分類】
A41D 13/11 20060101AFI20220425BHJP
A62B 18/02 20060101ALI20220425BHJP
【FI】
A41D13/11 Z
A62B18/02 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020185421
(22)【出願日】2020-10-20
(71)【出願人】
【識別番号】511294970
【氏名又は名称】ソーサン有限会社
(72)【発明者】
【氏名】福沢 偉忠
(72)【発明者】
【氏名】姚紅利
【テーマコード(参考)】
2E185
【Fターム(参考)】
2E185AA07
2E185BA08
2E185CC06
2E185CC14
2E185CC32
2E185CC76
(57)【要約】
【課題】 細菌やウイルスのマスク貫通を100%阻止できる、マスクを通過する空気中の細菌やウイルスを捕集できるチャンスを増やしながら呼吸困難にはならない、マスク着用によって空気環境が良く変わる、便利に使える、というようなことを、本発明が解決しようとする課題とした。
【解決手段】 マスク表面に空気や空気中に含まれる細菌ウイルスが通さない素材を使う、マスクの中に中間空気通路を新たに設ける、マスクの上から吸う空気を取り入れマスクの下から呼気を吐き出す、呼気を測定する測定カードを新たにそなえる、折り畳みができる、というようなことを、課題を解決するための手段とした。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面から空気や空気中に含まれる細菌ウイルスを隔離する;マスクの上から吸う空気を取り入れマスクの下から呼気を吐き出す;細菌ウイルスなど有害物質を吸着または濾過する空気処理機能を有する;折り畳みできる,というような機能を有する折り畳める隔離マスクであって、折り畳める隔離マスクには外部隔離層、内部隔離層、中間空気層、耳かけひもが備える;外部隔離層は空気または空気中に含まれる細菌やウイルスが貫通できない非透気性素材で作る外カバーによって構成され、表面と空気処理面がある:表面は正面から空気を隔離、空気処理面は空気中に含まれる細菌やウイルスを吸着機能を備える;内部隔離層は内カバー、フィルター、ノーズワイヤーによって構成され、内カバーは非透気性素材であって、空気処理面と口元面を有して、呼吸気を容易に通せる穴を備える;内カバーの空気処理面には空気中に含まれる細菌やウイルスを吸着機能を備え、口元面には柔らかくて汗を吸収する機能を備える;フィルターは空気中に含まれる細菌やウイルス濾過することができる;ノーズワイヤーは鼻の形にフィットして固定することができる;耳かけひもはマスクの両側に取り付けてマスクを顔の適当位置に保つことができる;中間空気層は外部層と内部層の間に形成される空気流動層であって、上下方向では開放されて空気流動ができるが;左右方向では両側に外部隔離層と内部隔離層の併合によって閉じられて空気流動ができない;折り畳みすることによって中間空気層が変わる:内部隔離層より外部隔離層の両側間寸法が大きいため、マスクを広げると内部隔離層と外部隔離層との間に空間が広げて中間空気層が現れる、マスクを折り畳むと中間空気層が消える、というような折り畳みすることができる。
【請求項2】
請求項1記載の折り畳める隔離マスクであって、容易にフィルターの取り換えることに対応してフィルター袋を備えることを特徴とする折り畳める隔離マスク。
【請求項3】
とによってマスク内部に呼気専用と吸気専用の通路が形成されることを特徴とする折り畳める隔離マスク。
【請求項4】
請求項1請求項2請求項3記載の折り畳める隔離マスクであって、呼気を測定する測定カード、カート袋を備えることを特徴とする折り畳める隔離マスク。
【請求項5】
請求項4記載の折り畳める隔離マスクに備える測定カードであって、測定の対象物質と化学反応で変色ができる測定剤を薄いシート状になることを特徴とする測定カード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気を通じて細菌やウイルスの伝染を阻止するマスクに関する。
【背景技術】
【0002】
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るいこの時代、感染拡大を防ぐため、新型コロナウイルスには効果があるとするマスクの着用が強く要求される。しかし従来のマスクは新型コロナウイルスのようなウイルスに対応する目的ではないもので、対応したくでも構造上ウイルスの貫通を100%阻止することができないため、ソーシャルディスタンスの取ることをも強く要求される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
細菌やウイルスのマスク貫通を100%阻止できる、マスクを通過する空気中の細菌やウイルスを捕集できるチャンスを増やしながら呼吸困難にはならない、マスク着用によって空気環境が良く変わる、便利に使える、というようなことを、本発明が解決しようとする課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、マスク表面に空気や空気中に含まれる細菌ウイルスが通さない素材を使う、マスクの中に中間空気通路を新たに設ける、マスクの上から吸う空気を取り入れマスクの下から呼気を吐き出す、呼気を測定する測定カードを新たにそなえる、折り畳みができる、というようなことを、課題を解決するための手段とした。
【0005】
本発明は、課題を解決するための手段として、折り畳める隔離式マスクを提供する;
ード、耳かけひもによって構成される:
【0006】
外部隔離層は、外カバーによって構成される。外カバーは空気または空気中に含まれる細菌やウイルスが貫通できない非透気性素材であって、表面と空気処理面を有する。表面を細菌やウイルスを捕集できるように加工すればよい、するとマスク周辺の空気環境が良くなることで他人にも自分にもプラス効果になる;
【0007】
空気処理面には細菌やウイルスを捕集できる吸着機能を備え、マスクに流動する空気中の細菌やウイルスなど有害物質を吸着することができる;
【0008】
内部隔離層は、フィルター、空気弁、ノーズワイヤー、カート入り袋、フィルター袋、内カバーによって構成される;
【0009】
内カバーは空気または空気中に含まれる細菌やウイルスが貫通できない非透気性素材であって、口元面と空気処理面を有して、中央部に吸気口と呼気口を備える。口元面には柔らかくて汗を吸収する機能を備えて顔にやさしい、空気処理面には細菌やウイルスを捕集できる吸着機能を備え、マスクに流動する空気中の細菌やウイルスなど有害物質を吸着することができる;
【0010】
吸気口、呼気口は呼吸気を通すために備えるものであって、吸気口が上で呼気口が下で、それらのサイズまたは個数につては呼吸の容易さによるものである;
【0011】
フィルターは空気中に含まれる細菌やウイルス濾過することができる
【0012】
フィルター袋は吸気口、呼気口の口元面に取り付けられ、フィルターの挿入と交換が容易にできるためのものである
【0013】
空気弁はマスクの吸気口、呼気口に備える空気を一方通過するものである、吸気口と呼気口はともに一方通行であって、吸気ときに吸気口開放で呼気口閉合であって、呼気ときに呼気口開放で吸気口閉合である;
【0014】
ノーズワイヤーは内カバーの中央上方に取り付けもので、鼻の形にフィットして固定することができる;
【0015】
カート入り袋は口元面に取り付けられて測定カードを入れるものである。
【0016】
【0017】
中間空気層は外部隔離層と内部隔離層の間に形成される空気流動層であって、上下方向では開放されて空気流動ができるが、左右方向では両側に外部隔離層と内部隔離層の併合によって閉じられて空気の流動ができない中間空気層である;
【0018】
耳かけひもはマスクの両側に取り付けてマスクを顔の適当位置に保つためのものである;
【0019】
内部隔離層より外部隔離層の両側間寸法が大きいため、マスクを広げると内部隔離層と外部隔離層との間に空間が広げて中間空気層が現れる、マスクを折り畳むと中間空気層が消える、というような折り畳みすることができる。
【0020】
測定カートは測定剤薄片状にした排気測定剤であって、マスクに新たに設置して自己検査ができるためのものである;
【発明の効果】
【0021】
細菌やウイルスのマスク貫通を100%阻止できることで、安心して近距離会話ができる。上から吸気、下から排気ことで、人と人の間に交差感染のリスクがなくなるため、ひとが映画館にいでも、ドームにいでも心配することがなくなる。使うとき開く、使わないとき折り畳めることで、便利。呼気を測定する測定カードをマスクに備えることで、着用者が簡単に自己検査することができるため、メリットが数えきれないほど多い。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明の折り畳める隔離式マスクの一実施形態を示す図である。
【
図2】本発明の折り畳める隔離式マスクの一実施形態の構成例を示す図である。
【
図3】本発明の折り畳める隔離式マスクの一実施形態の構成例を示す図である。
【
図4】本発明の折り畳める隔離式マスクの一実施形態の仕組みを示す図である。
【
図5】本発明の呼吸通路分離型折り畳める隔離式マスクの一実施形態の構成例を示す図である。
【
図6】本発明の呼吸通路分離型折り畳める隔離式マスクの一実施形態の構成例を示す図である。
【
図7】本発明の呼吸通路分離型折り畳める隔離式マスクの一実施形態の仕組みを示す図である。
【
図8】本発明の排気測定機能を備える折り畳める隔離式マスクの一実施形態の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例0023】
図1は本発明の折り畳める隔離式マスク1の一実施形態を示す図である。
図Aは広げる状態で、
図Bは折り畳み状態である。折り畳める隔離式マスク1は外部隔離層2、内部隔離層3、耳かけひも7、によって構成される。
【0024】
図2は本発明の折り畳める隔離式マスクの一実施形態の構成例を示す図である。
図Aは外部隔離層2の外カバー23の平面示意図である:外カバー23は非透気性の素材で作られる外カバー23によって構成され、空気そして空気中の細菌やウイルスが外部隔離層2を貫通することができない;外カバー23には表面21、空気処理面22がある:表面21は飛沫を100%拒むことで、近距離会話しても安心できる;空気処理面22は吸着剤のような吸着機能を備えるため、マスクに通過した空気を処理して細菌やウイルスなど有害物質を吸着することができる;
【0025】
図2の
図Bは内部隔離層3の内カバー36の平面示意図である。内カバー36は非透気性の素材で作られ、マスク着用時顔との間に隙間のないように形をし、呼吸気を内カバー36を貫通させるため、中央部に吸気口33と呼気口34を備える;
【0026】
吸気口33は吸気を通せるためのものであって、容易に吸気ができれば一個穴でも複数個穴でもよい、そしてマスクの上方から空気を取り入れたいため、吸気口33の位置は呼気口34より上方に設置する;
【0027】
呼気口34は呼気を通せるためのものであって、容易に呼気ができれば一個穴でも複数個穴でもよい、そしてマスクの下方から呼気をはき出したいため、吸気口34の位置は呼気口33より下方に設置する;
【0028】
内カバー36には空気処理面31、口元面32がある:空気処理面31は吸着剤のような吸着機能を備えるため、マスクに通過した空気を処理して細菌やウイルスなど有害物質を吸着することができる;口元面32は柔らかくて顔にやさしい、汗を吸収する機能を備える;
【0029】
図2の
図Cはフィルター袋35フィルター5を取り付けた内カバー36の平面示意図である。フィルター5は空気中の細菌やウイルスなど有害物を濾過するものであって、呼気口33吸気口34に設置する以上、マスクの空気進入口などに設置してもよい;フィルター袋35は容易にフィルター5を装着または交換するためのものである。
【0030】
図3は本発明の折り畳める隔離式マスク1の一実施形態の構成例を示す図である。
図Aは平面体の外カバー23は外中間結合線17のところで結合することによって立体体の外部隔離層2になる様子である;
図Bは内中間結合線18のところで結合することによって立体体の内部隔離層3の様子であってフィルター5と排気阻止弁8が見える;
図Cは外部隔離層2と内部隔離層3が横両側で内外結合線16で結合され、耳かけひも7を取り付けられて折り畳める隔離式マスク1の折り畳み状態の様子である;
図Dは折り畳める隔離式マスク1開く状態の正面示す図である。
【0031】
図3の
図Eは折り畳める隔離式マスク1開く状態の口元面示す図である。外部隔離層2の横サイズは内部隔離層3のより大きいため、マスク1の両側を広げると外部隔離層2と内部隔離層3との間に中間空気層40が形成されて呼気排出口13と吸気進入口14が見える。
【0032】
図4は本発明の折り畳める隔離式マスク1の一実施形態の仕組みを示す図である。
図Aは着用状態の折り畳める隔離式マスク1の正面示意図であって、呼吸時マスク1の状態変化とその仕組みを説明するため、截面示意図
図B図C図Dを作成した:
【0033】
図4の
図Bはマスク1外部気圧と口元部気圧の差が静止状態時
図Aマスク1の截面示意図で、外部隔離層2、内部隔離層3と排気阻止弁8がある。呼気を上から出せない一方、吸気を上から取り入れるため、排気阻止弁8は図のように片端は内部隔離層3に固定され、片端は自由で力によって上下動くことができる;
【0034】
排気阻止弁8を動かす力には、呼吸気力、原状回復力と摩擦力があって、中に呼気だけが上方向で他は下方向である。または呼吸気力と原状回復力は同時発生、方向反対の力である一方、摩擦力は排気阻止弁8の自由端が外部隔離層2と接触になってから発生することである。結局、上方向力と下方向力の合力が方向を決めって排気阻止弁8を動かすことになる。
【0035】
図4の
図Cは呼気時
図Aマスク1の截面示意図である。はじめは排気阻止弁8が上向き合力に押されて上昇したが、自由端が外部隔離層2と接触になってから合力はゼロになって動きが止まる、呼気が上に出られなくなることがわかる;
【0036】
図4の
図Dは吸気時
図Aマスク1の截面示意図である。排気阻止弁8が終始下向き合力に押され、吸気を上から下から共に取り入れることができる;
【0037】
図5は本発明の呼吸通路分離型折り畳める隔離式マスク1の一実施形態の構成例を示す図である。呼吸通路分離型折り畳める隔離式マスク1は前述した折り畳める隔離式マスク1の特徴と機能を備える以上に、新たな呼吸通路分離機能を加えることである。ただし呼吸通路分離型折り畳める隔離式マスク1の仕組みでは呼気が下だけ出せるため、排気阻止弁8の必要性がなくなる。
【0038】
の平面示意図である;
図2の
図Cは空気弁6の取り付く位置を示す口元面32の平面示意図である。
【0039】
図6は本発明の呼吸通路分離型折り畳める隔離式マスク1の一実施形態の構成例を追加示す図である。
図Aは平面体の外カバー23は外中間結合線17のところで結合することによって立体体の外部隔離層2になる様子である;
図Bは内中間結合線18のところで結合することによって立体体の内部隔離層3の様子であって、空気処理面31の下にある呼気口34に取り付けている空気弁6が見える;
図Cは外部隔離層2と内部隔離層3が横両側で内外結合線16で結合され、耳かけひも7を取り付けられて折り畳める隔離式マスク1の折り畳み状態の様子である;
図Dは折り畳める隔離式マスク1開く状態の正面示す図である。
【0040】
図6の
図Eは呼吸通路分離型折り畳める隔離式マスク1開く状態の口元面示す図であって、口元面32の上にある吸気口33に取り付けている空気弁6が見える;外部隔離層2の横サイズは内部隔離層3のより大きいため、マスク1の両側を広げると外部隔離層2と内部隔離層3との間に中間空気層40が形成されて呼気排出口13と吸気進入口14が見える。
【0041】
図7は本本発明の呼吸通路分離型折り畳める隔離式マスク1の一実施形態の仕組みを示す図である。
図Aは着用状態の呼吸通路分離型折り畳める隔離式マスク1の正面示意図である;
【0042】
隔離層3と繋がって、中間空気層40を上下二つ空間に隔離した。図の示すように空気弁6は内部隔離層3に取り付けられ、上が固定されて下が自由で力によって動くことができる;空気弁6を動かす力には、呼吸気力と原状回復力があって、呼吸気力の方が強いため空気弁6は常に呼吸方向に従って動くことになる。
【0043】
図7の
図Cは呼気時
図Aマスク1の截面示意図である。呼気は口元から口元面32に向かって吹き出し、空気弁6も従って動く、そのため上にある吸気口33が閉じられて呼気が出られない一方、下にある呼気口34が大きく開かれて、呼気が呼気口34を経由して呼気排出口13から吐き出されることになる;
【0044】
図7の
図Dは吸気時
図Aマスク1の截面示意図である。吸気は口元面32から口元に向かって引き出し、空気弁6も従って動く、そのため下にある呼気口34が閉じられて空気が入れない一方、上にある吸気口33が大きく開かれて、吸気が吸気進入口14から入りして吸気口33を経由して吸い込みことになる;
【0045】
図8は本発明の排気測定機能を備える折り畳める隔離式マスク1の一実施形態の構成例を示す図である。呼気測定機能を備える折り畳める隔離式マスク1は前述した呼吸通路分離型折り畳める隔離式マスク1の特徴と機能を備える以上に、新たな呼気測定機能を加えることである。
【0046】
マスク用測定カード12は薄いシート状に化した空気測定剤である。測定標的物によって測定剤も変わるが、隔離式マスク1に内蔵して呼気に測定標的物が含まれるかないかに関しては同じである。
【0047】
カート入り袋11とはマスク1に取り付けって測定カード12を入れるものである。
本発明の折り畳める隔離式マスクにおいて、医療関係だけではなく、経済活動の維持、社会安定の保護、人々生活の安心ことに貢献できるものであるため、産業上の利用可能性が大きい。