(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022068185
(43)【公開日】2022-05-09
(54)【発明の名称】能動的保管容器に輸送中電力を提供するシステム
(51)【国際特許分類】
F25D 11/00 20060101AFI20220426BHJP
H01M 10/48 20060101ALI20220426BHJP
H02J 7/00 20060101ALI20220426BHJP
H02J 50/10 20160101ALI20220426BHJP
【FI】
F25D11/00 101D
H01M10/48 P
H02J7/00 301D
H02J50/10
【審査請求】有
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022011699
(22)【出願日】2022-01-28
(62)【分割の表示】P 2020505365の分割
【原出願日】2018-08-01
(31)【優先権主張番号】62/540,096
(32)【優先日】2017-08-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/046,295
(32)【優先日】2018-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】514304773
【氏名又は名称】ダブルデイ・アクイジションズ・エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】DoubleDay Acquisitions LLC
(74)【代理人】
【識別番号】100088605
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 公延
(74)【代理人】
【識別番号】100130384
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 孝文
(72)【発明者】
【氏名】ニールド・ジョナサン・ピーター
(57)【要約】 (修正有)
【課題】バッテリと、容器内に保管された商品の温度または他の特性を維持するための1つ以上の能動的システムと、を有する容器を提供する。
【解決手段】輸送車両もしくは倉庫内のシェルフは、無線もしくは有線接続を介して能動的システムに電気を供給することができ、または容器のバッテリを再充電することができ、あるいはその両方を行うことができる。容器はまた、短距離無線技術を使用して、GPSデータおよびインターネット接続などの他のデータストリームへのアクセスを有する近くのデバイスと通信する、データブリッジ能力を有してもよい。プロバイダーとブリッジされると、容器は、新しいデータストリームへのアクセスを有することができ、または電力を節約するために、それらの同じデータストリームを提供する内部デバイスを無効にすることが可能となり得る。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
保管容器において、
(a)保管コンパートメントと、
(b)一組の機構と、
(c)前記一組の機構に電力を供給するように構成されたバッテリと、
(d)電力受信機を含む電源であって、
(i)前記電力受信機が外部電源と結合されたときに前記外部電源から電力を受信し、
(ii)前記電力受信機が前記外部電源と結合されたときに前記バッテリを再充電する、
ように構成されている、電源と、
を含み、
前記電力受信機は、前記保管容器が前記外部電源に近接する表面上に配置されたときに前記外部電源と結合するように配置されており、
(1)前記保管容器輸送中に前記一組の機構の駆動のために必要な電力、および、
(2)前記保管容器輸送中に前記外部電源と結合可能な時間、
に基づいて、前記バッテリの最大充電容量が決定される、
保管容器。
【発明の詳細な説明】
【開示の内容】
【0001】
〔優先権〕
本出願は、発明の名称を「System for Providing In-Transit Power for Active Storage Containers」とする、2017年8月2日に出願された米国仮特許出願第62/540,096号、および発明の名称を「Active Container with Data Bridging」とする、2017年8月2日に出願された米国仮特許出願第62/540,099号の優先権を主張し、これらの各々の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
〔分野〕
開示される技術は、能動的保管容器に輸送中電力およびデータブリッジを提供するためのシステムに関する。
【0003】
〔背景〕
容器に入れて発送される商品は、温度、動き、湿度、およびそれらの保管環境の他の特性などの要因について閾値を有し得る。壊れやすい物体は、硬い物体との接触からの保護を必要とすることがあり、または急激な強制加速の最小化を必要とすることがあり、ワクチンなどの医薬品および食品製品は、特定の範囲内の保管温度を必要とすることがあり、電子機器および紙製品は、特定の範囲内の保管湿度を必要とすることがある。これらの特性の許容範囲外の逸脱は、発送商品の品質もしくは有効性に影響を及ぼすことがあり、または場合によっては、その意図された目的のために使用された場合に、商品を完全にだめにするかもしくは有害にすることさえある。いくつかの例では、商品は、例えば、氷嚢、真空、または冷却空気が内側に保管された、断熱され密封された容器とすることができる受動的容器に入れて適切に発送することができる。他の例では、断熱および氷嚢などの受動的機構は、例えば、氷が最終的に溶ける長時間の輸送中に、または氷点より高い保管温度範囲を有し得る商品では、十分ではない場合がある。
【0004】
これらの例では、能動的加熱および/または冷却システムを含む能動的容器を使用して、温度要件を満たすことができる。これは、コストおよび複雑さ以外にいくつかの問題をもたらし、1つは、100時間を超えて持続し得る輸送全体にわたって能動的容器の能動的システムへの電源供給を確実にする必要性である。保管条件が変動し、輸送の長さが変動する場合、輸送全体にわたる正確な電力需要を判定することは、困難または不可能となり得る。その結果、能動的容器は、輸送中に保管商品の温度を調整するために適切な電荷を帯びることができる大型バッテリを装備する。より大きく、より効率的なバッテリを提供することで、輸送においていくらかの柔軟性を提供するが、付加されたバッテリ重量は、燃料使用量および発送コストを増加させ、付加されたバッテリサイズは、単一の能動的保管容器内における、発送され得る商品の体積を減少させる。バッテリは、輸送適用には重量が非常に不適当(scale very poorly)な傾向があるので、このようにそれらのサイズおよび重量を増加させることは理想的ではない。
【0005】
能動的容器の各機構は、追加のバッテリ充電要件を意味する。その結果、商品の温度を制御し、温度を追跡し、位置を追跡することができ、また他の同様の機構がある能動的容器は、大型で重いバッテリを必要とすることがあり、これは、発送コストを増加させ、容器内の商品のための利用可能なスペースを減少させる。逆に、能動的機構の数を減らすか、または存在する能動的機構への依存を減らすことで、バッテリ要件を減らし、追加の商品をより低いコストで発送することが可能となり得る。
【0006】
多くの従来の能動的容器の別の制限は、温度センサなどのセンサおよびGPSシステムから収集された情報が、潜在的な問題を能動的に識別し解決するのではなく、問題を遡及的に識別するためにしか使用できないことである。医薬品がその目的地に到着したときに許容可能な温度範囲外で保管されていることによって医薬品が破壊されたことを知るのは有用であり得るが、最も早い機会に許容可能な範囲外で保管される危険性を警告することが、さらに望ましい場合があり、そうすることによって、責任のある当事者が介入し、許容不可能な保管条件を防止するか、またはこれに対処することができる。
【0007】
GPSシステムまたは通信システムなどのデバイスは、輸送中に常に利用可能ではない場合があるため、上記の制限に容易に対処することはできない。例えば、能動的容器が長時間のフライトのために飛行機の貨物倉内に配置される場合、政府または飛行機の規制は、重要な飛行システムへの干渉を防止するために、GPSなどの長距離無線通信機構を無効にすることを必要とする場合がある。別の例として、いくつかの倉庫または宅配車両(courier vehicles)は、その場所または建設材料のために無線通信デッドゾーンであり得、その結果、その中に保管された能動的容器は、長距離無線通信を送受信することができず、このことは、容器がそのようなエリア内に存在する間、GPSデータが利用可能となるのを妨げ得る。
【0008】
したがって、能動的容器に輸送中電源およびデータブリッジを提供するための改善されたシステムが必要とされている。
【0009】
以下の図面および詳細な説明は、単に例示的であることが意図されており、発明の範囲を限定することを意図していない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図2】輸送中電源を提供するためのシステムを使用する例示的な改善された能動的容器輸送を示す流れ図である。
【
図3】能動的容器を保管するために使用され得る例示的な一組の車両用シェルフの側面図である。
【
図4】能動的容器を保管するために使用され得る例示的な一組の倉庫用シェルフの正面斜視図である。
【
図5】能動的容器を保管するための例示的な能動的シェルフの概略図である。
【
図7】システムが能動的容器に電力および他の機能性を提供するために実行し得る一連のステップのフローチャートである。
【
図8】能動的容器の例示的な発送サイクルの流れ図である。
【
図9】能動的容器データブリッジのための例示的なシステムの図である。
【
図11】能動的容器が利用可能なデータ接続をブリッジするために実行し得る例示的な一連のステップを示すフローチャートである。
【
図12】能動的容器の例示的なキーパッドの正面図である。
【
図13】能動的容器が例示的なキーパッドを介して能動的容器に関する情報を提供するために実行し得る例示的な一連のステップを示すフローチャートである。
【0011】
〔詳細な説明〕
例示の目的で、本明細書に開示される新規な技術が、能動的容器の発送および保管の文脈で説明される。この技術の開示される適用は、能動的容器の発送および保管の分野において、長年にわたる、満たされていない必要性を満たすが、この技術は、本明細書に記載される正確な方法で実施されることに限定されず、本開示に照らして、当業者による過度の実験なしに、他の方法で実施され得ることを理解されたい。したがって、本明細書に記載される実施例は、単に例示であると理解されるべきであり、限定的なものとして扱われるべきではない。
【0012】
能動的容器に輸送中電力を提供するための開示されるシステムは、車両または倉庫内のシェルフ、ラック、またはロッカーなどの、能動的容器の保管ポイントを作成または修正することによって実装されてもよく、その結果、保管ポイントは、能動的容器が保管ポイントに配置されたときに能動的容器に電力を提供するように構成された外部電源を含む。このシステムと共に使用されるように構成された能動的容器は、内部バッテリを有し、これは、温度制御システム、湿度制御システム、または位置追跡システムなどの1つ以上の能動的システムに電力を供給するために使用され、能動的容器が保管ポイントに配置されたときに外部電源から電力を受信することができる。開示されるシステムのいくつかの実装形態は、外部電源と能動的容器との間で行われるケーブル接続またはドッキング接続などの機械的接続を必要とし得るが、他の実装形態は、代わりに、能動的容器を保管ポイントに配置する動作の結果として能動的容器が外部電源に自動的に接続され得るように、無線電力伝達に依存する。
【0013】
本明細書に開示される教示は、様々な状況で使用される容器に適用され得ることを理解されたい。例えば、これには、容器を送るかまたは受け取る当事者によって所有される再使用可能な容器、1回以上の発送のために購入および使用される、再使用可能性が制限された容器、ならびに、供給者からレンタルまたはリースされ、容器を送るかまたは受け取る当事者によって使用され得る容器を含むことができる。さらに、本明細書に開示される教示は、様々な機構を有する容器に適用することができる。例えば、これには、能動的温度制御システム(例えば、熱または冷気を生成し、現在の温度を維持するかまたは変化させることができる統合コンプレッサまたは熱電デバイス)を有する容器、半能動的温度制御システムを有する容器(例えば、輸送中に熱または冷気を生成しないが、共晶プレートおよび循環ファンなど、始発温度を保ち、維持するのを助ける材料およびデバイスを有する容器)、ならびに、受動的に温度が制御される容器(例えば、始発温度を維持するために材料または受動的機械機構のみに依存する容器)を含むことができる。
【0014】
能動的容器が外部電源に接続されると、外部電源は、能動的容器の能動的システムに直接電力を供給することができるか、能動的容器のバッテリを充電することができるか、またはその両方を行うことができる。発送サイクルに沿った1つ以上の保管ポイントで外部電源に接続することによって、発送サイクル全体にわたって能動的容器に電力を供給するために必要なバッテリのサイズおよび重量を低減することができ、それによって能動的容器の総重量を低減し、商品を保管するために利用可能なスペースを増大させる。
【0015】
また、Wi-Fi、ブルートゥース(登録商標)、または物理的データ接続などの1つ以上の短距離データ伝送能力を使用して、能動的容器に近接して位置しており、能動的容器によって使用されて能動的容器の位置、様々なシステムの状態、保管された商品の状態、および他の情報に関する分析を生成することができる1つ以上のデータストリームを提供する、別のシステムまたはデバイスに接続する、データブリッジを有する能動的容器も開示される。これには、位置データを受信し、インターネットを介してシステムとデータを交換するために倉庫に保管されている間にローカル無線ネットワークと接続すること、ブルートゥース(登録商標)を介して宅配車両のGPSナビゲーションおよびセルラーデータサービスと接続すること、インターネットを介してシステムとデータを交換するために飛行機のローカル無線ネットワークと接続すること、ならびに他の同様のブリッジ技法および環境を含むことができる。
【0016】
そのようなブリッジ技法によって利用可能になったデータストリームを使用することによって、能動的容器は、電力を節約するために独立したGPSもしくはセルラーデータシステムを無効にすることができ、あるいは、独立した接続が利用不可能である(例えば、能動的容器が独立した接続を可能にする機器を有していないか、もしくは接続が不可能なエリアに能動的容器が保管されている)か、または何らかの理由で禁止されている場合に、データストリームを受信し、データストリームとデータを交換し続けることができる。このように動作すると、能動的容器は、発送サイクル中に経験する盲点(すなわち、能動的容器がデータストリームを受信するか、またはデータストリームと情報を交換することができない輸送中のポイント)の数および持続時間を低減または排除することができる。
【0017】
輸送中電力およびデータブリッジに関する開示される説明は、特定の実装形態に望まれ得るように、能動的容器において、別々に、または組み合わせて実装され得る。
【0018】
I.例示的な輸送中充電システムおよび方法
ここで図面を参照すると、
図1は、能動的容器の従来の発送サイクル(100)を示す。このようなサイクルでは、能動的容器は、発送されている商品を生産する倉庫もしくは梱包センター、または発送のための能動的容器の準備に特化した倉庫もしくは梱包センターであってもよい、その出発点(102)で、バッテリを全容量またはほぼ全容量まで充電されてもよい。能動的容器が梱包され、その輸送を開始するとき、能動的容器は、温度管理システム、湿度管理システム、または能動的振動管理システムを含み得る、能動的容器が有する任意の能動的システムを維持する電力に、バッテリ(103)を使用することになる。容器は、例えばシェルフまたは包装エリアであり得る、倉庫(102)内のその保管ポイントから移動され、空港倉庫(106)への輸送のために地上車両(104)内に配置され得、この期間全体の電力についてバッテリ(103)に依存する。空港倉庫(106)でのある期間の後、容器は、飛行機(108)に載せられ、別の場所に飛行機で移動され得、そこで飛行機(108)から取り出され、ある期間、別の空港倉庫(110)に置かれ得る。次いで、地上車両(104)が、空港倉庫(110)に到着し、1つ以上の容器を回収し、それらを配送センター(112)に輸送することができ、そこで、それらの容器は、家庭または企業(114)などの最終目的地への配達のために、別の地上車両(104)に載せられ得る。
図1から分かるように、この輸送に沿った各地点において、能動的容器は、任意の必要な能動的機構に電力を供給するためにバッテリ(103)に依存している。
【0019】
例示的な発送サイクルのステップ数では、パッケージが保管エリア(106、110、112)に置き間違えられた場合、あるいは地上車両(104)もしくは飛行機(108)が機械的な問題を有する場合、または別様に、気象、通関業務、もしくは他の制御不能の事象もしくは予期しない事象によって遅延される場合に、多くの遅延の機会があることが分かる。その結果、発送によっては間違いの余地がほとんどなくなり、機械的故障、極端な温度、または他の遅延などの外力によって、バッテリが完全に放電する可能性があり、これにより、商品が損傷したり使用不能になったりする場合がある。前述のように、より大きなバッテリは、あるレベルの予期しない遅延または電力の必要性を防ぐために、より大きな初期充電を提供することができるが、バッテリは、輸送適用に適切な重量ではなく、十分なサイズのバッテリにより、能動的容器内部に商品のための十分な空間が残らない問題がある。
【0020】
図2は、
図6に示すような能動的容器(500)に輸送中電源を供給するためのシステムを使用する例示的な能動的容器発送サイクル(101)を示す流れ図である。
図2に示すように、発送サイクルの個々のステップは類似しており、倉庫(102)などの出発点でのバッテリの初期充電、数台の地上車両(104)と飛行機(108)とによる運搬、および様々な場所(106、110、112)での保管を含むが、このプロセスは、発送サイクルのいくつかの段階で、能動的容器(500)が、すべての段階で内部電源または「IPS」(103)と呼ばれ得るバッテリに依存するのではなく、外部電源または「EPS」(105)とも呼ばれ得る輸送中電源を使用し得る点で異なる。輸送中にEPS(105)が存在する場合、能動的容器(500)は、その能動的システムにEPS(105)から電力を供給することができるか、そのIPS(103)をEPS(105)から充電することができるか、またはその両方を行うことができる。
図2の例示的な発送サイクルに示すように、能動的容器(500)は、以下の例示的な場所:(105)出発点の倉庫(105)において、輸送中に1つ以上の地上車両(104)の中で、空港倉庫(106)において、または配送センター(112)において、のうちの1つ以上で利用可能なEPSを有する。
【0021】
サイクルのいくつかの段階でのIPS(103)への依存を低減するか、またはIPS(103)を中間期に再充電するこの能力は、より大きなIPS(103)と同等の機能性を維持しながら、より小さなIPS(103)を能動的容器(500)内で使用することができ、それによって、容器の全体重量を低減し、輸送における商品の安全性を損なうことなく、容器内の商品のための空間の利用可能性を増大させることを意味する。例えば、
図1に示す輸送が出発点から目的地まで100時間の長さであると予測されると仮定すると、
図1のIPS(103)は、輸送中の予測された周囲温度に基づいて、商品の温度を許容可能な範囲内に保つために、温度管理システムの最低100時間の動作を可能にすべきである。ここで
図2を考察し、輸送の持続時間は100時間であるが、EPS(105)が利用できない場合がある飛行機(108)ではそのうち10時間しか費やされないと仮定する。この場合、バッテリは、飛行機(108)の貨物エリアの予測温度に基づいて、商品の温度を許容範囲内に維持するために、温度管理システムの最低10時間の動作を可能にすべきである。上述の最小限の充電は理想的ではないかもしれないが、それらは
図1と
図2との間の有用な比較として役立ち、いくつかの状況では、IPS(103)が持ちこたえるのに必要とされる最大限の充電は、本明細書に記載されるシステムを使用することによって90%減少され得ることを示す。
図2に示されるようなシステムの実装形態は、以下でさらに詳細に説明されるように、そのようなシステムと共に使用される能動的容器と、そのようなシステムの保管エリアとの両方に、特定の変更または機構が存在することを必要とし得ることに留意されたい。
【0022】
図3は、例示的な一組の車両用シェルフ(200)の側面図を示し、
図4は、例示的な一組の倉庫用シェルフ(300)の正面斜視図を示し、これらはそれぞれ、そこに保管される能動的容器(500)にEPS(105)を提供するために、
図5に示すような能動的シェルフシステム(400)を装着してもよい。
図3を参照すると、EPS(105)を提供するように構成され得る一組の車両用シェルフ(200)は、1つ以上の能動的容器(500)を保持するための長さおよび幅の1つ以上のシェルフ(202)を含むことができ、一組のシェルフ(200)の各シェルフ(202)は、下面(204)と、能動的容器(500)を載置することができる表面(206)と、能動的容器(500)をもたせかけることができる後壁(208)と、能動的容器(500)がシェルフからずれたり落下したりするのを防止することができる、シェルフの前縁にあるリップ(210)と、を有する。EPS(105)を提供するように構成され得る一組の倉庫用シェルフ(300)は、1つ以上の能動的容器(500)を保持するための長さおよび幅の1つ以上のシェルフ(302)であって、一組のシェルフ(300)の各シェルフ(302)は、能動的容器(500)を保持するための表面(304)を有し、表面(304)は下面(図示せず)を有する、シェルフ(302)と、シェルフ(302)および能動的容器(500)を所定の位置に保持するフレーム(306)と、を含み得る。
【0023】
図5は、
図3および
図4に示すシェルフシステム(200、300)の1つにシェルフ(202、302)として実装することができる、能動的容器(500)を保管するための例示的な能動的シェルフ(400)の概略図である。シェルフフレーム(402)は、水平に延び、1つ以上の能動的容器(500)を保持することができる。シェルフフレーム(402)は、能動的シェルフ(400)の追加の構成要素を取り付けるか、または中に設置することができる、取り付け点またはエンクロージャなどの場所を提供する。追加の構成要素は、EPS(404)、容器識別子(408)、在庫管理システム(410)、ネットワークデバイス(412)、および電源(414)を含むことができる。各EPS(404)は、1つ以上の能動的容器(500)に外部電力を供給することができ、各個別のEPSへの電力は電源(414)から来る。EPS(404)は、ケーブルもしくはドッキング接続などの直接接続を介して、または誘導結合、容量結合、磁気力学結合、レーザ、もしくは無線電力伝達のための他の同様の近距離場および遠距離場技術などの無線電力送達方法を介して、能動的容器(500)に電力を送達することができる。
図6に見られるように、各能動的容器(500)は、EPS(404)から電力を受信するように構成されたEPS受信機(504)を有し、そのような構成要素の特定の形態は、電力送達の特定の形態に基づく。
【0024】
例えば、EPS(404)が、ケーブルまたは他の機械的接続を介して電力を送達する場合、EPS受信機(504)は、対応するケーブル接続または機械的接続であり得、その結果、能動的容器(500)が、EPSを有するシェルフ上に配置される場合、ケーブルは、別個の動作として、または能動的容器(500)を配置する動作の一部として(例えば、容器を配置する動作により、EPS受信機(504)が、シェルフおよび容器上のそれぞれの配置のために、EPS(404)にドッキングされるかまたはソケット式にはめられる場合)、手動で接続され得る。EPS(404)が、誘導、容量、磁気力学、または光送信機である場合など、電力を無線で送達する場合、EPS受信機(504)は、誘導、容量、磁気力学、または光受信機とすることができる。無線EPS(404)は、無線EPSを有するシェルフに能動的容器(500)を配置する動作の結果として、能動的容器(500)に電力を自動的に供給し始めることができる。例えば、誘導技術が使用される実装形態では、能動的容器は、容器(500)の底部または側部上に誘導ストリップまたはプレートなどのEPS受信機(504)を含み、EPS対応のシェルフ(202、302)は、シェルフ(202、302)の壁(208)、下面(204)、表面(206)、またはフレーム(306)上にEPS(404)として設置された誘導送信機ストリップまたはプレートを有し、そのため、能動的容器(500)がシェルフ(202、302)上に配置されると、電力の誘導送信が自動的に開始され得るEPS(404)からの距離内に静止する。容器、シェルフ、またはその両方の物理的形状および特性は、誘導伝送を可能にするために、容器およびシェルフの互いに対する位置付けおよび距離を確実にするように選択され得、レール、ノッチ、タブ、または能動的容器(500)がシェルフ(202、302)上に配置されるときに適切な配置を確実にするためにガイドもしくはインターロックすることができる他の物理的機構の使用を含み得る。
【0025】
能動的シェルフの他の機構は、容器識別子(408)および在庫管理システム(410)を含む在庫管理機構を含むことができる。容器識別子(408)は、例えば、EPS(404)の接続も可能なケーブルもしくは接続の一部であり得るケーブルもしくは他の機械的接続などの物理的データ接続であってよく、または、光スキャナ、もしくはWi-Fi、ブルートゥース(登録商標)、RFIDもしくはNFCのような無線送受信機など、データを無線で捕捉するためのデバイスであってもよい。容器識別子(408)は、壁(208)またはフレーム(306)上など、能動的シェルフ(400)内またはその近くに配置することができ、能動的容器(500)が能動的シェルフ(400)上に配置されるか、またはEPS(404)に接続されるときに能動的容器(500)を識別するように構成される。例えば、これは、能動的容器上に配置されたチップから固有のRFID番号を読み取るために無線送受信機を使用することを含み得る。
【0026】
次いで、この識別情報(identification)は、在庫管理システム(410)に渡され、能動的容器(500)の輸送の様々な詳細が判定され得るように格納され得る。これは、例えば、容器が特定の場所にある時間の長さ、その期間の温度、容器の推定または実際のバッテリ充電(例えば、NFCまたはブルートゥース(登録商標)などの動的データストリームを介して識別が行われるシステムでは、実際のバッテリ充電が利用可能であり得る)、EPS(105)によって電力供給されるのに費やされた時間、IPS(103)によって電力供給されるのに費やされた時間、および他の情報を含むことができる。そのような情報は、プロセッサおよびメモリ、シングルボードコンピュータ、または能動的シェルフ(404)内もしくはその近くに設置することができる他のコンピューティングデバイスとすることができる、在庫管理システム(410)上にローカルに格納することができる。このような情報は、例えば、無線ネットワークデバイス、ブルートゥース(登録商標)デバイス、セルラーデータデバイス、または他の無線データ送信デバイスを含み得る、能動的シェルフ(404)の内部または近くに設置されたネットワークデバイス(412)を介して、遠隔地およびサーバに送信されることもできる。例えば、セルラーデータネットワークデバイス(412)は、在庫管理システム(410)からクラウドベースのシステムまたはリモートサーバにデータを定期的に送信することができ、単一の能動的容器(500)に関連付けられた複数の能動的シェルフシステム(400)からのデータは、集約され、容器の輸送の詳細を判定するために使用され得る。別の実施例では、ネットワークデバイス(412)は、そのような通信を達成するために、ドライバーの携帯電話または地上車両(104)の内蔵データ接続を介して利用可能な長距離無線データ接続を使用し得る、ブルートゥース(登録商標)または他の短距離無線接続とすることができる。
【0027】
各個別のEPS(404)に電力を供給する電源(414)は、例えば、電動の地上車両(104)に使用される高容量バッテリ、地上車両(104)の発電機もしくは交流発電機から供給される電流、地上車両(104)もしくは倉庫(106)の外部に設置されたソーラーパネルから供給される電流、または倉庫(106)内のコンセントもしくは電気設備によって供給される標準電流であってよい。
【0028】
能動的容器に供給される電力は、特定の能動的容器(500)の特性および機構に応じて、オンデマンドで能動的容器(500)によって引き出され、使用され得るか、またはIPS(103)を再充電するために使用され得るか、またはその両方であり得る。
図6は、いくつかの例示的な機構を有する例示的な能動的容器(500)の概略図を示す。能動的容器(500)は、保管コンパートメント(512)、EPS受信機(504)、バッテリ(506)、温度管理システムまたは「TMS」(508)、輸送追跡システム(510)、およびネットワークデバイス(514)、を含むケース(502)を有する。ケース(502)は、耐久性があり、断熱されていてよく、EPS受信機(504)を介してEPS(404)に接続するための物理的接続を有し得、または、電力の無線伝送の場合には、外部に取り付けられたEPS受信機(504)、もしくはケース(502)のそのセクションを通じた電力、データ、もしくはその両方の無線伝送を可能にする材料から構成されたケース(502)の一部を有し得る。ケース(502)内の保管コンパートメント(512)は、例えばドアまたは蓋によってアクセスすることができ、能動的容器(500)内部に入れて発送される商品を保管するために使用される。バッテリ(506)は、能動的容器(500)の能動的システムのためのIPS(103)として働き、発送サイクル(200)の1つ以上の部分の間にEPS(105)が利用可能であるため、従来のシステムに比べてサイズおよび容量を低減することができる。
【0029】
能動的容器(500)の能動的システムは、温度管理システム(508)、輸送追跡システム(510)、空調、能動的振動制御、または他の機構を含むことができる。
図6の容器では、TMS(508)は、保管コンパートメント(512)内の商品の温度を調節するために、TMS(508)のセンサによって生成される温度センサデータに応答して、保管コンパートメント(512)を通って循環するか、または保管コンパートメント(512)と接触している空気または材料を能動的に冷却および加熱することができる。TMS(508)は、コンプレッサ冷却、加熱プレートおよび冷却プレートの両方における蓄積エネルギー、抵抗加熱素子、熱電冷却などのソリッドステート加熱および冷却、相変化加熱および冷却、ならびに他の同様の技術を含む、様々な従来の加熱および冷却デバイスを使用することができる。TMS(508)は、典型的には、所望の温度範囲を維持するように停止せずに動作するが、能動的容器(500)が、飛行機(108)の貨物倉、または電気加熱、冷却、もしくは空気の体積の循環についてシステムの使用に制限がある可能性のある他のエリアに保管されるときなど、特定の条件下で非アクティブ化するように構成されてもよい。
【0030】
輸送追跡システム(510)は、GPSを介した能動的容器(500)の場所、輸送中の保管コンパートメント(512)の温度および湿度、輸送中の容器(500)の動きおよび加速度、輸送中のバッテリ(506)の使用、充電、および状態、輸送中のEPS(404)の使用および利用可能性、ならびに輸送の結果または現在の状態を判定する際に有用となり得る、輸送中に生成される他の情報を追跡し、格納するために使用され得る。そのような情報は、輸送追跡システム(510)に格納され、手動でアクセスされてよく、または、セルラーデータ、Wi-Fi、ブルートゥース(登録商標)、もしくはNFC送受信機、もしくは別の通信送受信機などのネットワークデバイス(514)を介して1つ以上の遠隔システムもしくはデバイスに送信されてもよい。そのような情報は、例えば、輸送中、常に商品が許容可能な温度範囲内に保管されたかどうか、容器の何らかの異常な衝撃もしくは動きが中の商品を損傷させ得たかどうか、または他の同様の決定事項(determinations)を判定するために使用され得る。そのような情報がリアルタイムで利用可能である場合、それは、輸送に介入し、能動的容器(500)内の商品への損傷のリスクを低減または防止するために使用され得る。例えば、バッテリ(506)があと5時間の温度管理のための十分な充電を有するにすぎないことを示すデータをTMS(508)が生成する場合、輸送追跡デバイス(510)は、ネットワークデバイス(514)を介して、そのような情報をリモートサーバに報告し得る。リモートサーバでは、バッテリ(506)が使い果たされる前に容器が到着するように容器の配達を促進するため、またはEPS(105)が利用可能であり、輸送が継続される前にバッテリ(506)を再充電するのに使用され得る倉庫(106)で輸送を遅延させるために、人またはソフトウェアアプリケーションによって判定が行われ得る。能動的容器(500)からのリアルタイムデータに応答して取られ得る措置の他の例は、本明細書の開示に照らせば当業者には明らかであろう。
【0031】
図7は、輸送中電力システムが能動的容器に電力および他の機能性を提供するために実行することができる一連のステップのフローチャートである。能動的容器(500)がシェルフ(202、302)上に置かれると、車両(104)または倉庫(106)のいずれにあっても、EPSが存在しない場合(602)、能動的容器は、バッテリ(506)などのIPS(103)を介して任意の能動的システムに電力を供給し続ける(602)。存在する場合、輸送追跡システム(510)によって生成されている任意の輸送情報は、ローカルに格納され続ける(604)。EPSが利用可能である場合(600)、EPSは、直接電力を供給して(606)、能動的容器(500)の1つ以上の能動的システムを動作させる(605)ことができる。これは、例えば、能動的容器(500)のTMS(508)および他のシステムに直接電力を供給して、バッテリ(506)からの電力の引き出しを低減するかまたは無効にすることを含み得る。しかしながら、場合によっては、EPS、能動的容器(500)、またはその両方は、能動的システムに直接電力を供給する(606)ように構成されていなくてもよく、または能動的システムに直接電力を供給することは、別の状況では望ましくない場合がある。システムが直接電力を供給する(606)ように構成されていない場合、EPSは、バッテリに充電を提供する(608)ように構成されてもよく、バッテリは、EPSから充電を受け取る(610)と同時に、能動的システムに電力を供給し続ける。このようにして、EPSは、能動的システムに間接的に電力を供給することができ、これにより、EPSが能動的システムに直接電力を供給することを可能にするために必要とされることがある追加の機器の複雑さまたは必要性を低減することができる。
【0032】
いくつかの構成では、EPSおよび能動的容器(500)は、直接電力を供給して(606)、EPSから能動的システムを動作させる(605)ことと、EPSからバッテリ(506)を充電するための電力を提供する(608)ことと、の両方のために構成され得ることも理解されるべきである。EPSの電力出力は、このような構成ではより高くなり得るが、目標が、EPSに接続されている間にバッテリ(506)が受け取る充電を最大にすることである状況では、望ましい場合がある。上述のようにEPSに接続されている間、リモートサーバにデータを送信する能力を有する実装形態は、ネットワーク能力を有する能動的シェルフシステム(400)が利用可能であるときに、輸送の詳細をリモートで記録する(612)ことができる。
【0033】
II.データブリッジを有する例示的な能動的容器および方法
ここで図面を参照すると、
図8は、
図10に示されるような能動的容器(900)が通過し得る例示的な発送サイクル(700)の流れ図を示す。能動的容器(900)は、様々な状況で使用することができ、例えば、容器を送るかまたは受け取る当事者によって所有される再使用可能な容器、1回以上の発送のために購入および使用される、再使用可能性が制限された容器、ならびに、供給者からレンタルまたはリースされ、容器を送るかまたは受け取る当事者によって使用され得る容器を含むことができる。発送サイクル中、能動的容器(900)は、保管および配送倉庫(702)、宅配車両(704)、空港倉庫(706)、飛行機(708)を含む様々な場所に保管することができ、これはすべて目的地(770)に到着する前である。これらの場所の各々は、能動的容器(900)がその場所を追跡するか、その場所を報告するか、またはインバウンド通信およびアウトバウンド通信に関連する他のタスクを実行する能力に影響を及ぼす可能性がある、異なる特性および保管条件を有することができる。
【0034】
例えば、いくつかの倉庫(702)は、コンクリート、金属、または他の材料から構築され得、これらは、単独で、または互いに組み合わせて、構造体の内部に出入りする無線データ伝送の品質を遮断するか、または低下させ得る。宅配車両(704)はまた、保管エリアへのおよび保管エリアからの無線伝送を受動的に遮断し得る金属または他の材料から構築され得、場合によっては、他の受動的または能動的無線伝送遮断技法を使用することによって、そのような伝送に対して意図的に遮蔽されることすらある。前の例と同様に、空港倉庫(706)および飛行機(708)は、材料または能動的遮蔽により無線伝送に抵抗する場合があり、さらに、データを無線で送信するための失敗する試みであっても禁止するか、または無線伝送が可能なあらゆるデバイスが完全に電源オフされることさえ要求する法律または合意によって規制され得る。
【0035】
能動的容器(900)は、データを送受信するデバイスを含むことができる。これは、衛星からGPSデータを受信し、その位置データを追跡情報の形態でリモートサーバおよびデバイスに提供する位置追跡システム(908)、リモートサーバからの通信に応答して能動的容器(900)をリモートでロックまたはアンロックすることができるキーパッド(914)およびセキュリティ機構、バッテリ状態および充電をリモートサーバに報告するバッテリ(904)管理システム、ならびに他の同様の機構を含むことができる。
【0036】
例えば、後で旅行中にメモリ上にローカルに格納され得る、現在位置を判定するために、GPSまたは他の位置データを受信し得る、追跡システム(908)。そのような情報は、発送中に取られた経路を後で再現するために使用されてよく、または容器の地理的位置に基づいて能動的容器(900)の様々な機構を有効もしくは無効にするために使用されてもよい。これには、能動的容器(900)が空港内もしくは空港近辺にある場合に特定の種類の無線伝送を有効もしくは無効にすること、特定の保管エリアにあるかもしくは特定の予測ルート外にある場合に能動的容器(900)を自動的にロックすること、または、他の類似の措置を含むことができる。追跡システム(908)が能動的容器(900)の位置を独立して解明することができない場合、電力を節約するためにGPSデータの受信が遮断されるか、禁止されるか、または無効にされるため、そのような機構は利用できない場合がある。
【0037】
別の例として、いくつかの能動的容器(900)は、リモートシステムと定期的にデータを交換することができる。これは、発送のリアルタイム追跡を可能にするために現在位置を報告すること、保管コンパートメント(912)内に保管された商品の温度または湿度を報告すること、バッテリ(904)充電レベルを報告すること、キーパッド(914)を介して容器にアクセスしようとする試みを報告すること、温度および湿度制御システムを含み得る1つ以上の能動的システム(906)のステータスを報告すること、ならびに望ましくはリモートサーバに送信され、集約されるか、または別様に使用され得る他の情報を含むことができる。リモートシステムとデータを交換する容器は、例えば、能動的温度制御システム(例えば、熱または冷気を生成し、現在の温度を維持するかまたは変化させることができる統合コンプレッサまたは熱電デバイス)を有する容器、半能動的温度制御システムを有する容器(例えば、輸送中に熱または冷気を生成しないが、共晶プレートおよび循環ファンなど、始発温度を保ち、維持するのを助ける材料およびデバイスを有する容器)、ならびに、受動的に温度が制御される容器(例えば、始発温度を維持するために材料または受動的機械機構のみに依存する容器)を含むことができる。
【0038】
生成され、能動的、半能動的、および受動的温度制御システムを有する容器と交換されるデータの特定の内容は変化するが、本明細書の教示はそれぞれに適用されてもよい。さらに、能動的容器(900)は、能動的システム(906)、追跡システム(908)、通信デバイス(910)、または能動的容器(900)の他のデバイスもしくは構成要素のうちの1つ以上を制御するように構成されたプロセッサ(918)などのコントローラを有することができることを理解されたい。プロセッサ(918)は、能動的容器(900)の1つ以上の構成要素を制御するか、もしくはそれによって使用可能であるように動作可能な単一のプロセッサであってよく、またはそれぞれが1つ以上の構成要素によってアクセス可能であるか、もしくはそれに専用である複数のプロセッサであってもよい。例えば、いくつかの実装形態では、プロセッサ(918)は、情報を制御し、追跡システム(908)および通信デバイス(910)と情報を交換するように動作可能なメインプロセッサを含むことができ、追跡システム専用であるか、または追跡システム内に含まれ、測位信号、測位信号に関連するトリガイベント、および他の同様のタスクを受信し、解釈するように構成されたプロセッサを含むこともできる。他の同様の変形体および実装形態は、本明細書の開示に照らせば当業者には明らかであろう。
【0039】
情報の交換は、能動的容器(900)の1つ以上の通信またはネットワークデバイス(910)を介して行われてよく、このデバイスは、セルラーデータモデムなどのリモートサーバと独立して通信可能なデバイスを含み得るが、ブルートゥース(登録商標)、Wi-Fi、または能動的容器(900)のケース(902)の内部に設置されるか、もしくはその外部に装着され得る他の同様の短距離無線技術、またはUSB、イーサネット、もしくは電力線ブロードバンド(broadband over power)などの有線通信オプションなど、他のローカルに利用可能なデータ接続にブリッジ可能なデバイスを含んでもよい。ネットワークデバイス(910)がリモートシステムと通信することができない場合、電力を節約するために通信が遮断されるか、禁止されるか、または無効にされるため、そのような機構は利用できない場合がある。
【0040】
送信が完全にもしくは部分的にブロックされているため、またはデバイスがシャットオフされているか、もしくは使用が禁止されているために、特定のタイプのデータを受信または送信できないことは、能動的容器(900)の上述の機構のうちの1つ以上に影響を及ぼす可能性がある。完全かつ独立した接続性が可能な場合であっても、能動的容器(900)の制限されたバッテリ(904)充電を節約するために、可能な場合、電力をほとんど消費しないデバイス(例えば、長距離セルラーデータ(long range cellular data)ではなく低エネルギーブルートゥース(登録商標))へのそのような接続性の使用を制限することが望ましい場合がある。
【0041】
GPS受信機またはセルラーデータモデムを介したリモートサーバまたはデバイスとの独立した通信は、時には防止または禁止される場合があるが、ブルートゥース(登録商標)、Wi-Fi、もしくは他の技術を介した短距離無線通信は、そのような禁止を回避することができ、または金属もしくはコンクリートの外面によって遮断されるのではなく、倉庫(702)、宅配車両(704)、または飛行機(708)内で正常に動作することができる。リモートサーバへの接続が可能なデバイスへのローカル接続を確立することにより、能動的容器(900)は、独立した接続が利用できないかまたは望ましくない場合に、リモートデバイスとの接続に依存する任意の機構を維持するために、そのデータストリームをブリッジし、使用することが効果的に可能になる。
【0042】
一例として、
図9は、無線伝送が防止または禁止される場合に様々なデータの送信および受信を維持するためにデータブリッジが可能なシステムの図を示す。図示の例では、ブリッジプロバイダー(802)は、例えば、倉庫(702)、宅配車両(704)、飛行機(708)、または能動的容器(900)が発送サイクル中に保管され得、また、サーバ(808)もしくはモバイルデバイス(810)などのリモートデバイスとの通信を可能にし得るセルラーデータモデムを介して、GPSデータ(804)もしくは広域ネットワークインターネット接続(806)など、能動的容器(900)によって必要とされる1つ以上のデータストリームにアクセスする他の場所であってもよい。ブリッジプロバイダー(802)は、様々な方法でブリッジされ得るデータストリームを提供し得る。例えば、倉庫(702)または空港倉庫(706)の場合、倉庫(702)の外部の目的地に向けられた倉庫内からの無線通信は、倉庫(702)を構築するために使用されるセメントおよび金属材料によって完全にまたは部分的に遮断され得る。
【0043】
しかしながら、倉庫(702)自体の中のコンピュータシステムは、外部に取り付けられたアンテナまたはケーブルを介して広域ネットワーク(806)にアクセスすることができる。GPS信号の受信はまた、倉庫内で信頼できない場合があるが、倉庫(702)内のコンピュータシステムは、倉庫(702)のGPS位置、または倉庫(702)に保管された能動的容器(900)のGPS位置さえも判定するために使用され得る情報を格納し得る。この例では、能動的容器(900)は、倉庫(702)のコンピュータシステムとの情報の送受信のために、Wi-Fi、ブルートゥース(登録商標)または他のネットワークデバイス(910)を使用して、倉庫(702)内で利用可能なデバイスまたはローカルエリアネットワークに接続することができる。このような接続を確立することにより、能動的容器(900)は、現在位置を示す情報を受信することができ、その位置の記録、商品の温度および状態の記録、バッテリ充電、または他の情報といった情報をサーバ(808)またはモバイルデバイス(810)と交換することができる。そのような情報は、能動的容器(900)が期待される時間に期待される状態で到着するという保証を与えるために、あるいは、能動的容器(900)が置き間違えられたこと、または能動的システム(906)もしくはバッテリ(904)が故障したかもしくは故障することを、提供された情報が示した場合に介入するために、使用され得る。
【0044】
ブリッジプロバイダー(802)が宅配車両(704)であり、GPSデータストリーム(804)または広域ネットワーク(806)との独立した通信が、少なくとも上述の理由のために、不可能であるか、禁止されているか、望ましくないか、または別様に利用不可能である例では、宅配車両(704)自体が、GPSデータストリーム(804)を受信することができるか、または広域ネットワーク(806)と通信することができる統合デバイスを有し得る。これは、小売り場所への配達ならびに家庭および企業への配達の両方のために、パッケージおよび商品の大量輸送に使用される車両の場合であることが多く、多くの個人車両でさえ、現在、GPSナビゲーションおよびセルラーデータモデムを装備している。このようなデバイスが宅配車両(804)と一体化されていない場合であっても、車両のドライバーは、携帯電話またはモバイルホットスポットなど、このような能力を有するモバイルデバイスを有することができる。そのような能力が利用可能である場合、前述の例のように、能動的容器(900)は、Wi-Fi、ブルートゥース(登録商標)、または他のネットワークデバイス(910)を使用して、ブリッジプロバイダー(802)に接続し(それが宅配車両(704)の統合デバイスであろうと、ドライバーまたは乗員が所有するデバイスであろうと)、ブリッジプロバイダー(802)を介してGPSデータストリーム(804)および広域ネットワークデータストリーム(806)にアクセスすることができる。
【0045】
ブリッジプロバイダー(802)が飛行機(708)である例では、状況は類似しているが、飛行機は、特定の種類の無線伝送を禁止する可能性がより高い場合がある。したがって、例えば、ブルートゥース(登録商標)または他の短距離無線オプションは、ブリッジのための好ましいオプションとなり得るが、通常、より長い距離(longer range)を有するWi-Fiは禁止されるか、または利用不可能となり得る。飛行機(708)がブリッジプロバイダー(802)である場合、フライト中の特定の時間にのみブリッジが許可されてもよく、これは、飛行機(708)が離陸もしくは着陸中であることを、加速度計もしくは高度計などの能動的容器(900)のセンサが示すとき、またはネットワークデバイス(910)が電源を切るべきであることを示す信号がブリッジプロバイダー(802)から受信されたときに、ネットワークデバイス(910)が電源を切ることを必要とし得る。ブリッジプロバイダー(802)に接続するために使用されるネットワークデバイス(900)が、物理ケーブル、または能動的容器(900)がブリッジプロバイダー(802)に配置されたときに行われる他の機械的接続であることは、飛行機(708)または他のブリッジプロバイダー(802)の場合でもあり得る。そのような物理ケーブルまたは他の機械的接続は、さらに、電力、暖房または冷房換気、および能動的容器(900)に利益を与えるか、または内部能動的システム(906)もしくはバッテリ(904)への依存を低減することを可能にし得る他の資源を提供し得る。
【0046】
次に
図11を参照すると、この図は、近くのブリッジプロバイダー(802)からのデータストリームを利用するために能動的容器(900)によって実行することができる一連のステップのフローチャートを示している。
図11のステップは、能動的容器(900)が、GPSおよび広域ネットワークデータストリームへの独立したアクセスを有さないことを仮定し、これには、このような接続が遮断されている、禁止されている、望ましくないことが含まれ、または能動的容器(900)が独立したGPSおよび広域ネットワークアクセスのために装備されていないことを仮定している。そのようなシナリオでは、能動的容器(900)は、温度、湿度、バッテリ状態、振動もしくは移動状態、またはそれが検出し判定するように構成された他の特性を、例えば、ネットワークデバイス(910)、追跡システム(908)、能動的システム(906)の構成要素とすることができる、能動的容器(900)のメモリ(916)、または能動的容器(900)の他の構成要素と通信するスタンドアロンメモリ(916)に、ローカルに記録する(1000)。そのような情報は、それが生成されるとき、望ましくなり得るように圧縮または暗号化された形式で、また、特定の適用で望ましくなり得るようにデータが後に集約されるか、グラフ化されるか、または他の方法で再作成されることを可能にする任意の形式またはデータ構造で、ローカルに記録することができる(1000)。能動的容器(900)が、GPSデータストリーム(804)にアクセスするか、または別様に位置データを提供するように構成された、ブリッジプロバイダー(802)に近接している場合など、GPSブリッジが利用可能になる(1002)場合、能動的容器(900)は、ネットワークデバイス(910)を介してブリッジプロバイダー(802)に接続し、GPS情報、またはブリッジプロバイダー(802)を介して利用可能であり得る他の情報の受信を開始することができ、これは、能動的容器(900)のメモリ(916)にローカルに記録することができる(1004)。
【0047】
能動的容器(900)が広域ネットワークデータストリーム(806)にアクセスするブリッジプロバイダー(802)に近接している場合など、広域ネットワークブリッジが利用可能になる(1006)と、能動的容器(900)は、広域ネットワークデータストリーム(806)にアクセスするために、ネットワークデバイス(910)を介してブリッジプロバイダー(802)に接続することができる。広域ネットワークデータストリーム(806)は、例えば、倉庫(702)のブロードバンドインターネット接続、宅配車両(704)もしくは飛行機(708)のセルラーデータ接続、携帯電話のセルラーデータ接続、または他の同様のデバイスもしくは接続を通じてアクセス可能であり得る。能動的容器(900)がWANブリッジを介して接続された(1006)場合、サーバ(808)およびモバイルデバイス(810)との情報交換を開始することができ、これには、能動的容器(900)の位置および状態を示す情報または望ましくはリモートデバイスに記録することができる(1008)他の情報をそれらのデバイスに提供することが含まれ得る。ローカルおよびリモートで記録することができる他のタイプの情報、ならびにその情報の用途は、本明細書の開示に照らせば当業者には明らかであろう。
【0048】
前述した能動的容器(900)の1つの構成要素は、
図12に示すキーパッド(914)である。キーパッド(914)は、前述したデータブリッジ能力と共に動作することができるいくつかの機構を有する。一組のボタン(1102)が、能動的容器(900)と対話するためにオペレータによって使用され得、ユーザが、例えば、能動的容器(900)をロックするか、ロック解除するか、またはその構成を変更することを可能にし得る。キーパッドは、クリティカルインジケータ(1104)、安全インジケータ(1106)、および警告インジケータ(1108)を含む、1つ以上のインジケータを有することもできる。図示されたインジケータ(1104、1106、1108)は、例えば、様々な色を放出するように起動され得る発光ダイオードであり得る。クリティカルインジケータ(1104)は、例えば、中に保管された商品の有用性に影響を与え得る、能動的容器(900)の何らかの側面の致命故障を示すために、赤色の光を放出し得る。安全インジケータ(1106)は、例えば、能動的容器(900)が予想通りに動作しており、その中に保管された商品が予想された状態にあるはずであると示すために、例えば緑色の光を発することができる発光ダイオードであってよい。警告インジケータ(1108)は、例えば、能動的容器(900)が、その中に保管されている商品の有用性に影響を及ぼす可能性は低いが、調査されるべきである低いリスクのエラーを有することを示すために、例えば、橙色または琥珀色の光を発することができる発光ダイオードであってよい。
【0049】
1つ以上のインジケータライト(1104、1106、1108)は、状況によっては、能動的容器(900)によって点灯されてもよい。
図13は、一連の状況においてキーパッド(914)のインジケータライトを点灯させるために実行され得る例示的な一連のステップのフローチャートを示す。能動的容器の1つ以上のシステムまたは構成要素は、使用中に診断メッセージおよびアラートを生成することができる。これは、例えば、バッテリ(904)の低充電もしくは誤動作、温度管理システムなどの能動的システム(906)の故障もしくは予測不能な挙動、中の商品にとって安全な保管範囲外にある保管コンパートメント(912)からの温度もしくは湿度の示度を含み得、または他の同様の出来事が、ローカルアラートを生成し得る(1200)。
【0050】
能動的容器(900)がサーバ(808)などのリモートシステムと通信しているときに、リモートアラートを生成することもできる(1202)。リモートアラートは、サーバ(808)またはモバイルデバイス(810)が、アラートを生成する情報または命令を能動的容器(900)に提供するときに発生し得る(1202)。これは、例えば、能動的容器(900)が間違った目的地に発送されたこと、能動的容器(900)が間違った商品を収容していること、容器内の商品が不適切に梱包されているか、もしくは製造業者によってリコールされていること、能動的容器(900)によって提供される何らかの情報が、ローカルアラート(1200)を生成していないにもかかわらず、商品が使用不可能であることを示すこと、または能動的容器(900)が特定のアラートモードに置かれるべきであるという判定が遠隔的に行われる他の同様の状況の、サーバ(808)からの指摘を含むことができる。
【0051】
ローカルもしくはリモートアラートが存在しない場合、または以前のアラートがクリアもしくは解決されている場合、キーパッド(914)の安全インジケータを有効にして(1204)、能動的容器(900)が予想通りに動作しており、その中に収容された商品が適切に保管および維持されたことを示す視覚的インジケータを提供することができる。ローカルまたはリモートアラートが生成された後、それがクリティカルであるかどうかについての判定が行われ得る(1206)。この判定は、アラートを生成するシステムもしくは構成要素によって行われ、アラートを生成する電子信号に含まれてよく、リモートサーバ(808)で判定され、リモートアラートの一部として配信されてもよく、または能動的容器(900)のプロセッサ(918)およびメモリ(916)によって判定されてもよい。アラートがクリティカルであるかどうかの判定(1206)は、保管コンパートメント(912)内に保管された商品、アラートの性質および重大度、または他の要因などの要因に依存し得る。例えば、1つのアラートは、商品を能動的容器(900)に保管した温度が、5分間、安全範囲を5%上回ったことを示し得る。商品によっては、これはクリティカルなアラート(1206)となり得、この場合、クリティカルインジケータが、有効にされて(1210)、内部の商品が使用されるべきでないことを誰かに視覚的に警告し、また、能動的容器(900)をロックアウトさせ(1212)、アクセスコードまたは他の遠隔承認なしにキーパッド(914)を介して保管コンパートメント(912)にアクセスしようとする試みを防止することができる。同じ一連の状況は、異なる種類の商品についてはクリティカルでないと判定されてもよく(1206)、その場合、警告インジケータが有効にされて(1208)、発送中に何らかの異常が生じ、さらなる問い合わせが是認され得ること、しかし、必要であれば商品にアクセスし使用してもよいこと、を示す。
【0052】
アラートを生成し得る状況の他の例が存在する。例えば、能動的容器(900)が盗まれたと報告された場合、またはローカルもしくはリモートで利用可能な位置データにより、それが予想されるルートの外側に位置するか、もしくは誤った目的地に配達されたことが示された場合、ローカルもしくはリモートアラートが生成され(1200、1202)、クリティカルであるとみなされて(1206)、クリティカルな警報インジケータ(1210)およびロックアウト(1212)を提供することができ、その結果、保管コンパートメント(912)の内容物は、誤ってまたは悪意を持って能動的容器(900)を所有しているある人によって容易にアクセスされない。このようなアラートは、例えば、能動的容器(900)が、予想されるジオフェンスエリアの外側のブリッジプロバイダー(802)から切断されたとき(例えば、能動的容器(900)が予想される配達先から91.44m(100ヤード)を超えている間にブリッジプロバイダー(802)との接続が失われた場合)にトリガされてもよく、これは、能動的容器(900)が間違ったエリアに配達されたか、盗まれたか、または別様にその予想されるコースから外れていることを示し得るためである。そのような状況では、キーパッド(914)は、ブリッジ接続が失われたときにジオフェンス配達エリアの外側にあることに基づいて自動的にロックアウトする(1212)ように構成されてもよく、さらに、ブリッジ接続がジオフェンス配達エリア内で復元されたときにロックアウト(1212)を自動的に解消するように構成されてもよい。
【0053】
別の例として、例えば、ブリッジプロバイダー(802)または能動的容器(900)内の加速度計から提供される情報によって示されるように、能動的容器(900)が中にあった宅配車両(704)が突然の停止または交通事故に巻き込まれたことを示すローカルまたはリモートアラートが生成された場合(1200、1202)、商品が使用可能である可能性が高いが、振動(jarring movements)によって引き起こされる物理的損傷について厳密に検査すべきであることを示すために警告灯を有効にすることができる(1208)。さらなる例は、本明細書の開示に照らせば当業者には明らかであろう。
【0054】
III.実施例
実施例1
能動的容器において、(a)保管コンパートメントと、(b)一組の能動的機構と、(c)一組の能動的機構に電力を供給するように構成されたバッテリと、(d)電力受信機を含む電源であって、(i)電力受信機が外部電源と結合されたときに外部電源から電力を受信し、(ii)電力受信機が外部電源と結合されたときにバッテリを再充電するように構成されている、電源と、を含み、電力受信機は、能動的容器が外部電源に近接する表面上に配置されたときに外部電源と結合するように配置されている、能動的容器。
【0055】
実施例2
能動的容器の外部の周りに配置され、能動的容器が表面上に配置されたときに能動的容器を結合位置に案内するように適合された一組の配置ガイドをさらに含み、(a)外部電源は、結合位置に近接して配置された無線電源を含み、(b)電力受信機は、無線電力受信機を含み、(c)無線電力受信機は、能動的容器が結合位置にあるときに無線電源と自動的に無線結合するように、能動的容器内に配置されている、実施例1に記載の能動的容器。
【0056】
実施例3
能動的容器の外部の周りに配置され、能動的容器が表面上に配置されたときに能動的容器を結合位置に案内するように適合された一組の配置ガイドをさらに含み、(a)外部電源は、結合位置に近接して配置された有線電源を含み、(b)電力受信機は、有線電力受信機を含み、(c)有線電力受信機は、能動的容器が結合位置にあるときに、有線電源に自動的に機械的に接続し、有線電源と結合するように能動的容器上に配置されている、実施例1から2の1つ以上に記載の能動的容器。
【0057】
実施例4
(a)電源は、外部電源と結合されたときに一組の能動的機構に電力を供給するようにさらに構成され、(b)バッテリは、電源が外部電源と結合されていないときにのみ一組の能動的機構に電力を供給するようにさらに構成されている、実施例1から3の1つ以上に記載の能動的容器。
【0058】
実施例5
(a)能動的容器の予想される輸送、および(b)能動的容器が、能動的容器の予想される輸送の任意の部分の間に、表面上に配置され、外部電源と結合されるかどうかに基づいて、バッテリの最大充電容量が判定される、実施例1から4の1つ以上に記載の能動的容器。
【0059】
実施例6
表面が車両の保管エリア内のシェルフであり、シェルフが、輸送中に、能動的容器を所定の位置に保持し、かつ能動的容器と外部電源との結合を維持するように適合されている、実施例1から5の1つ以上に記載の能動的容器。
【0060】
実施例7
一組の能動的機構は、温度制御システムを含み、保管コンパートメントは、第1の持続時間にわたって第1の温度で維持されなければならない感応材料を含み、バッテリは、保管コンパートメントを第2の持続時間にわたって第1の温度で維持するために温度制御システムに電力を供給するように適合されており、第2の持続時間は、第1の持続時間の半分未満である、実施例1から6の1つ以上に記載の能動的容器。
【0061】
実施例8
一組の能動的機構は、(a)能動的容器の位置および状態を追跡し、格納するように構成された輸送追跡システムと、(b)保管コンパートメントを設定温度に維持するように動作可能な温度制御システムと、を含み、温度制御システムは、(i)輸送追跡システムから制限された位置信号を受信し、(ii)制限された位置信号に応答して、温度制御システムの動作を無効にするようにさらに構成されている、実施例1から7の1つ以上に記載の能動的容器。
【0062】
実施例9
ネットワークデバイスをさらに含み、一組の能動的機構は、能動的容器の位置および状態を追跡し、格納するように動作可能な輸送追跡システムを含み、輸送追跡システムは、(a)輸送期間にわたり一組の輸送データを格納することであって、一組の輸送データは、輸送期間全体にわたって、能動的容器の位置、保管コンパートメントの温度、能動的容器の加速度、およびバッテリのバッテリ状態を含む、ことと、(b)能動的容器が外部電源に結合されている場合、ネットワークデバイスを介して受信機に接続し、一組の輸送データを受信機に送信することと、を行うように構成されている、実施例1から8の1つ以上に記載の能動的容器。
【0063】
実施例10
ネットワークデバイスは第1の無線送受信機であり、受信機は第2の無線送受信機であり、受信機は表面に近接して配置されている、実施例9に記載の能動的容器。
【0064】
実施例11
輸送中に複数の能動的容器に電力を供給するためのシステムにおいて、システムは一組の配置位置を含み、一組の配置位置のうちの各配置位置は、(a)能動的容器を選択的に保持するように適合された構造体と、(b)能動的容器が配置位置に配置されたときに能動的容器と結合されるように構成された外部電源と、を含み、一組の配置位置は、車両内に配置された車両配置位置を含み、車両は、輸送の一部にわたり複数の能動的容器を収容する、システム。
【0065】
実施例12
(a)構造体は、構造体の外部に配置され、能動的容器が構造体上に配置されたときに能動的容器を結合位置に案内するように適合された一組の配置ガイドを含み、(b)外部電源は、結合位置に近接して配置され、能動的容器が結合位置にあるときに能動的容器の電力受信機と自動的に結合するように構成された、電力送信機を含む、実施例11に記載のシステム。
【0066】
実施例13
電力送信機は、電力受信機に無線で電力を供給するように構成されている、実施例12に記載のシステム。
【0067】
実施例14
一組の配置位置は、構造体内に配置された保管配置位置を含み、構造体は、輸送の一部にわたり複数の能動的容器を収容する、実施例11から13の1つ以上に記載のシステム。
【0068】
実施例15
一組の配置位置は、能動的容器の目的地に配置された配達配置位置を含み、目的地は、輸送の終わりに能動的容器を受け取る、実施例14に記載のシステム。
【0069】
実施例16
能動的容器が構造体上にあるときに能動的容器を識別する情報を受信するように動作可能な容器識別子と、能動的容器の輸送に関連するデータを格納するように構成された在庫管理システムと、をさらに含み、在庫管理システムは、(a)容器識別子から識別子を受信し、(b)構造体上にある間の能動的容器の時間および位置の記述を含む輸送記録を作成し、(c)輸送記録および識別子をリモートサーバに送信し、輸送記録を能動的容器の輸送履歴に関連付けさせるように構成されている、実施例11から15の1つ以上に記載のシステム。
【0070】
実施例17
能動的容器が構造体上にあるときに能動的容器から一組の輸送データを受信するように構成された通信デバイスと、(a)構造体上にある間の能動的容器の時間および位置の記述、ならびに一組の輸送データを含む輸送記録を作成し、(b)輸送記録をリモート輸送管理サーバに提供するように構成された、在庫管理システムと、をさらに含む、実施例11から16の1つ以上に記載のシステム。
【0071】
実施例18
在庫管理システムは、(a)一組の輸送データに基づいて、能動的容器のバッテリが不十分な電力を有することを判定し、(b)リモート輸送管理サーバに不十分なバッテリの表示を提供するようにさらに構成され、不十分なバッテリの表示は、リモート輸送管理サーバに、能動的容器に関連付けられた輸送計画を変更させるように構成されている、実施例17に記載のシステム。
【0072】
実施例19
輸送中に能動的容器に電力を供給するためのシステムにおいて、(a)能動的容器を保持するように適合された構造体であって、外部電源を含む、構造体と、(b)能動的容器であって、(i)保管コンパートメントと、(ii)温度管理システムと、(iii)温度管理システムに電力を供給するように構成されたバッテリと、(iv)電力受信機を含む電源であって、電力受信機が外部電源に結合されたときに外部電源からバッテリを再充電するように構成されている、電源と、を含む、能動的容器と、を含み、電力受信機は、能動的容器が構造体上に配置されたときに外部電源と結合するように配置されている、システム。
【0073】
実施例20
能動的容器は、能動的容器の外部に配置され、能動的容器が構造体上に配置されたときに能動的容器を結合位置に案内するように適合された一組の配置ガイドをさらに含み、(a)外部電源は、結合位置に近接して配置された無線電源を含み、(b)電力受信機は、無線電力受信機を含み、(c)無線電力受信機は、能動的容器が結合位置にあるときに無線電源と自動的に結合するように、能動的容器内に配置されている、実施例19に記載のシステム。
【0074】
本発明の様々な実施形態を示し、説明したが、本明細書に記載の方法およびシステムのさらなる適合は、本発明の範囲から逸脱することなく、当業者による適切な修正によって達成することができる。このような潜在的な修正のいくつかが言及されており、他の修正が当業者には明らかであろう。例えば、上述した実施例、実施形態、幾何学的形状、材料、寸法、比率、ステップなどは、例示的なものであり、必須ではない。したがって、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲に関して考慮されるべきであり、本明細書および図面に示され、説明される構造および動作の詳細に限定されるものではないことが理解される。
【0075】
実施例21
能動的容器において、(a)輸送中に材料を保管するように適合された保管コンパートメントと、(b)ブリッジ接続デバイスと、(c)能動的容器の輸送に関連する情報を格納するように動作可能なメモリと、(d)ブリッジ接続デバイスの動作を制御するように構成されたコントローラと、を含み、コントローラは、(i)ブリッジプロバイダーがブリッジ接続デバイスの接続可能範囲内にあることをブリッジ接続デバイスが検出したときにブリッジ接続デバイスとブリッジプロバイダーとの間の接続を確立することと、(ii)ブリッジ接続デバイスを介してブリッジプロバイダーから一組の輸送データを受信することであって、一組の輸送データは、ブリッジプロバイダーによってアクセス可能なデータストリームから発生する、ことと、(iii)一組の輸送データの少なくとも一部をメモリ上に格納することと、を行うようにさらに構成されている、能動的容器。
【0076】
実施例22
保管コンパートメントの温度を管理するように動作可能な温度管理システムと、温度管理システムに電力を供給するように構成されたバッテリと、をさらに含み、データストリームはインターネット接続であり、コントローラは、(a)ブリッジ接続デバイスを介して温度管理システムからリモートサーバに一組の温度データを送信することであって、一組の温度データは、輸送中の保管コンパートメントの測定された温度を記述する、ことと、(b)ブリッジ接続デバイスを介して一組のバッテリデータをリモートサーバに送信することであって、一組のバッテリデータは、輸送中のバッテリの測定されたバッテリ充電を記述する、ことと、を行うようにさらに構成されている、実施例21に記載の能動的容器。
【0077】
実施例23
データストリームが全地球測位デバイスから出力され、一組の輸送データの一部が全地球測位座標である、実施例21または22に記載の能動的容器。
【0078】
実施例24
データストリームとは独立して全地球測位座標を生成するように動作可能な追跡システムをさらに含む、実施例23に記載の能動的容器。
【0079】
実施例25
ブリッジ接続デバイスは、低エネルギーブルートゥース(登録商標)送受信機であり、ブリッジプロバイダーは、能動的容器を運搬するように適合された車両に配置されている、実施例21から24のいずれかに記載の能動的容器。
【0080】
実施例26
データストリームに直接アクセスするように動作可能な無線デバイスと、無線デバイスおよび低エネルギーブルートゥース(登録商標)送受信機を動作させるように構成されたバッテリと、をさらに含み、(a)無線デバイスは、低エネルギーブルートゥース(登録商標)送受信機よりも多くの電気を動作中に消費し、(b)コントローラは、低エネルギーブルートゥース(登録商標)送受信機とブリッジプロバイダーとの間の接続が確立されたときに、無線デバイスを無効にするようにさらに構成されている、実施例25に記載の能動的容器。
【0081】
実施例27
コントローラは、(a)能動的容器のセンサから高度インジケータを受信し、(b)高度インジケータに基づいて、能動的容器がフライトの通信制限部分中に飛行機上に位置することを判定し、(c)フライトの通信制限部分中に一組の制限デバイスを無効にするようにさらに構成され、ブリッジ接続デバイスは一組の制限デバイス内にある、実施例21から26のいずれかに記載の能動的容器。
【0082】
実施例28
有線ブリッジ接続デバイスをさらに含み、コントローラは、(a)一組の制限デバイスが無効にされたときに、有線ブリッジ接続デバイスとブリッジプロバイダーとの間の接続を確立することと、(b)ブリッジプロバイダーから有線ブリッジ接続デバイスを介して一組の輸送データを受信することであって、一組の輸送データが発生する、ことと、(c)ブリッジプロバイダーを介してリモートサーバに一組のローカル輸送データを送信することと、を行うようにさらに構成されている、実施例27に記載の能動的容器。
【0083】
実施例29
能動的容器の外部に配置されたキーパッドと、保管コンパートメントへのアクセスを選択的に防止または許可するように構成された自動ロックと、をさらに含み、キーパッドは、ユーザ入力デバイスと、アラートインジケータと、を含み、コントローラは、(a)一組の輸送データに基づいてアラート状態が存在するかどうかを判定し、(b)アラート状態が存在する場合にはアラートインジケータを介してアラート表示を提供し、アラート状態がクリティカルである場合には保管コンパートメントへのアクセスを防止するように自動ロックを動作させ、(c)ユーザ入力デバイスから一組の入力を受信し、(d)一組の輸送データの一部に基づいて一組の入力が有効であるかどうかを判定し、(e)一組の入力が有効である場合、およびアラート状態がクリティカルなアラート状態でない場合に、保管コンパートメントへのアクセスを許可するように自動ロックを動作させるようにさらに構成されている、実施例21から28のいずれかに記載の能動的容器。
【0084】
実施例30
保管コンパートメントへのアクセスを選択的に防止または許可するように構成された自動ロックをさらに含み、コントローラは、(a)一組の輸送データの一部に基づいて能動的容器の現在位置を判定し、(b)ブリッジ接続デバイスとブリッジプロバイダーとの間の接続が失われたときに、メモリ上の一組のジオフェンスデータにアクセスし、現在位置が一組のジオフェンスデータ内にあるかどうかを判定し、(c)現在位置が一組のジオフェンスデータ外にあるときに、保管コンパートメントへのアクセスを防止するように自動ロックを動作させるようにさらに構成されている、実施例21から29のいずれかに記載の能動的容器。
【0085】
実施例31
能動的容器をブリッジプロバイダーにブリッジするための方法であって、(a)ブリッジプロバイダーを含む車両内に能動的容器を配置するステップと、(b)ブリッジプロバイダーに能動的容器のブリッジ接続デバイスを接続するステップであって、ブリッジ接続デバイスの接続は、ブリッジ接続デバイスがブリッジプロバイダーから閾値距離内にあることに少なくとも部分的に基づいて自動的に行われる、ステップと、(c)ブリッジプロバイダーからブリッジ接続デバイスを介して能動的容器のコントローラにおいて一組の輸送データを受信するステップであって、一組の輸送データは、ブリッジプロバイダーによってアクセス可能なデータストリームから生じる、ステップと、(d)能動的容器のメモリ上に一組の輸送データの少なくとも一部を格納するステップと、を含む、方法。
【0086】
実施例32
(a)一組の輸送データの一部に基づいて、能動的容器に関連するアラートを識別するステップであって、アラートは、能動的容器に保管された材料の受領者への安全な輸送に関連するリスクを示す、ステップと、(b)能動的容器の外部に配置されたアラートインジケータを介して、ユーザにアラートの表示を提供するステップと、をさらに含む、実施例31に記載の方法。
【0087】
実施例33
ブリッジ接続デバイスをブリッジプロバイダーから切断するステップをさらに含み、能動的容器に関連するアラートを識別するステップは、ブリッジ接続デバイスをブリッジプロバイダーから切断するステップの後に行われる、実施例32に記載の方法。
【0088】
実施例34
(a)アラートが非クリティカルアラートであることを判定するステップと、(b)アラートインジケータを介してユーザに非クリティカルアラートを提供するステップと、をさらに含む、実施例32または33に記載の方法。
【0089】
実施例35
(a)アラートがクリティカルアラートであることを判定するステップと、(b)アラートインジケータを介してユーザにクリティカルアラートを提供するステップと、(c)能動的容器の保管コンパートメントへのアクセスを防止するために能動的保管容器の自動ロックを動作させるステップと、をさらに含む、実施例32から34のいずれかに記載の方法。
【0090】
実施例36
アラートがクリティカルアラートであると判定するステップは、(a)一組の輸送データの一部に基づいて能動的容器の現在位置を判定するステップと、(b)ブリッジ接続デバイスとブリッジプロバイダーとの間の接続が失われたときに、メモリ上の一組のジオフェンスデータにアクセスし、現在位置が一組のジオフェンスデータ内にあるかどうかを判定するステップと、(c)現在位置が一組のジオフェンスデータ内にないときに、アラートがクリティカルアラートであると判定するステップと、をさらに含む、実施例35に記載の方法。
【0091】
実施例37
データブリッジシステムにおいて、(a)能動的容器であって、輸送中に材料を保管するように適合された保管コンパートメントと、ブリッジ接続デバイスと、ブリッジ接続デバイスの動作を制御するように構成されたコントローラと、能動的容器に関連付けられた一組のローカルデータを格納するように構成されたメモリと、を含み、一組のローカルデータは、容器識別子を含む、能動的容器と、(b)ブリッジプロバイダーであって、(i)全地球測位データストリームおよびインターネットデータストリームからデータを受信し、(ii)ブリッジ接続デバイスを介して能動的容器にデータを提供し、(iii)インターネットデータストリームを介して能動的容器から受信されたデータを送信するように構成されている、ブリッジプロバイダーと、(c)ディスプレイを含むユーザデバイスであって、(i)インターネットデータストリームからデータを受信し、(ii)容器識別子を格納するように構成された、ユーザデバイスと、を含み、コントローラは、(i)ブリッジプロバイダーがブリッジ接続デバイスの接続可能範囲内にあることをブリッジ接続デバイスが検出した場合にブリッジ接続デバイスとブリッジプロバイダーとの間の接続を確立し、(ii)全地球測位データストリームから一組の位置データを受信し、メモリ上に一組の位置データを格納し、(iii)一組の位置データおよび一組のローカルデータに基づいて容器状態を作成し、(iv)容器識別子に基づいて容器状態をユーザデバイスに送信するように構成され、容器状態は、ユーザデバイスに、ディスプレイを介して能動的容器の位置を表示させるように構成されている、データブリッジシステム。
【0092】
実施例38
(a)能動的容器は、保管コンパートメントの温度を追跡および維持するように動作可能な温度管理システムをさらに含み、(b)一組のローカルデータは、温度管理システムによって生成された一組の温度データを含み、(c)容器状態は、ユーザデバイスに、ディスプレイを介して能動的容器の位置および保管コンパートメントの温度を表示させるように構成されている、実施例37に記載のシステム。
【0093】
実施例39
ブリッジプロバイダーは、(a)インターネットデータストリームを介して能動的容器に関連付けられた一組のジオフェンスデータを受信し、(b)ブリッジ接続デバイスがブリッジプロバイダーから切断されることに応答して、能動的容器の現在位置を判定し、(c)現在位置が一組のジオフェンスデータ内にあるかどうかを判定し、(i)現在位置が一組のジオフェンスデータ内にある場合、能動的容器がその目的地に到着したという表示をユーザデバイスに提供し、(ii)現在位置が一組のジオフェンスデータ内にない場合、能動的容器の配達に問題があるという表示をユーザデバイスに提供するようにさらに構成されている、実施例37または38に記載のシステム。
【0094】
実施例40
能動的容器は、保管コンパートメントへのアクセスを選択的に防止または許可するように構成された自動ロックをさらに含み、コントローラは、(a)一組の位置データに基づいて能動的容器の現在位置を判定し、(b)ブリッジ接続デバイスとブリッジプロバイダーとの間の接続が失われたときに、メモリ上の一組のジオフェンスデータにアクセスし、現在位置が一組のジオフェンスデータ内にあるかどうかを判定し、(c)現在位置が一組のジオフェンスデータ外にある場合、保管コンパートメントへのアクセスを防止するように自動ロックを動作させ、(d)現在位置が一組のジオフェンスデータ内にある場合、保管コンパートメントへのアクセスを許可するように自動ロックを動作させるようにさらに構成されている、実施例37から39のいずれかに記載のシステム。
【0095】
本明細書で説明される教示、表現、実施形態、実施例などのうちの任意の1つ以上は、本明細書で説明されるその他の教示、表現、実施形態、実施例などのうちの任意の1つ以上と組み合わせられ得ることを理解されたい。例えば、実施例1~20のいずれかは、上記のような他の例示的な組み合わせに加えて、実施例21~40のいずれか1つ以上と適合され、組み合わせられてもよく、逆もまた同様である。したがって、以下に記載される教示、表現、実施形態、実施例などは、互いに対して分離してみなすべきではない。本明細書の教示を組み合わせることができる様々な適切な方法は、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には容易に明らかになるであろう。そのような修正および変形は、特許請求の範囲内に含まれることが意図される。
【0096】
〔実施の態様〕
(1) 能動的容器において、
(a)保管コンパートメントと、
(b)一組の能動的機構と、
(c)前記一組の能動的機構に電力を供給するように構成されたバッテリと、
(d)電力受信機を含む電源であって、
(i)前記電力受信機が外部電源と結合されたときに前記外部電源から電力を受信し、
(ii)前記電力受信機が前記外部電源と結合されたときに前記バッテリを再充電する、
ように構成されている、電源と、
を含み、
前記電力受信機は、前記能動的容器が前記外部電源に近接する表面上に配置されたときに前記外部電源と結合するように配置されている、能動的容器。
(2) 前記能動的容器の外部の周りに配置され、前記能動的容器が前記表面上に配置されたときに前記能動的容器を結合位置に案内するように適合された一組の配置ガイドをさらに含み、
(a)前記外部電源は、前記結合位置に近接して配置された無線電源を含み、
(b)前記電力受信機は、無線電力受信機を含み、
(c)前記無線電力受信機は、前記能動的容器が前記結合位置にあるときに前記無線電源と自動的に無線結合するように、前記能動的容器内に配置されている、実施態様1に記載の能動的容器。
(3) 前記能動的容器の外部の周りに配置され、前記能動的容器が前記表面上に配置されたときに前記能動的容器を結合位置に案内するように適合された一組の配置ガイドをさらに含み、
(a)前記外部電源は、前記結合位置に近接して配置された有線電源を含み、
(b)前記電力受信機は、有線電力受信機を含み、
(c)前記有線電力受信機は、前記能動的容器が前記結合位置にあるときに、前記有線電源に自動的に機械的に接続し、前記有線電源と結合するように前記能動的容器上に配置されている、実施態様1に記載の能動的容器。
(4) (a)前記電源は、前記外部電源と結合されたときに前記一組の能動的機構に電力を供給するようにさらに構成され、
(b)前記バッテリは、前記電源が前記外部電源と結合されていないときにのみ前記一組の能動的機構に電力を供給するようにさらに構成されている、実施態様1に記載の能動的容器。
(5) (a)前記能動的容器の予想される輸送、および、
(b)前記能動的容器が、前記能動的容器の前記予想される輸送の任意の部分の間に、前記表面上に配置され、前記外部電源と結合されるかどうか、
に基づいて、前記バッテリの最大充電容量が判定される、実施態様1に記載の能動的容器。
【0097】
(6) 前記表面が車両の保管エリア内のシェルフであり、前記シェルフが、輸送中に、前記能動的容器を所定の位置に保持し、かつ前記能動的容器と前記外部電源との結合を維持するように適合されている、実施態様1に記載の能動的容器。
(7) 前記一組の能動的機構は、温度制御システムを含み、前記保管コンパートメントは、第1の持続時間にわたって第1の温度で維持されなければならない感応材料を含み、前記バッテリは、前記保管コンパートメントを第2の持続時間にわたって前記第1の温度で維持するために前記温度制御システムに電力を供給するように適合されており、前記第2の持続時間は、前記第1の持続時間の半分未満である、実施態様1に記載の能動的容器。
(8) 前記一組の能動的機構は、
(a)前記能動的容器の位置および状態を追跡し、格納するように構成された輸送追跡システムと、
(b)前記保管コンパートメントを設定温度に維持するように動作可能な温度制御システムと、
を含み、
前記温度制御システムは、
(i)前記輸送追跡システムから制限された位置信号を受信し、
(ii)前記制限された位置信号に応答して、前記温度制御システムの動作を無効にする、
ようにさらに構成されている、実施態様1に記載の能動的容器。
(9) ネットワークデバイスをさらに含み、前記一組の能動的機構は、前記能動的容器の位置および状態を追跡し、格納するように動作可能な輸送追跡システムを含み、前記輸送追跡システムは、
(a)輸送期間にわたり一組の輸送データを格納することであって、前記一組の輸送データは、前記輸送期間全体にわたって、前記能動的容器の位置、前記保管コンパートメントの温度、前記能動的容器の加速度、および前記バッテリのバッテリ状態を含む、ことと、
(b)前記能動的容器が前記外部電源に結合されている場合、前記ネットワークデバイスを介して受信機に接続し、前記一組の輸送データを前記受信機に送信することと、
を行うように構成されている、実施態様1に記載の能動的容器。
(10) 前記ネットワークデバイスは第1の無線送受信機であり、前記受信機は第2の無線送受信機であり、前記受信機は前記表面に近接して配置されている、実施態様9に記載の能動的容器。
【0098】
(11) 輸送中に複数の能動的容器に電力を供給するためのシステムにおいて、前記システムは一組の配置位置を含み、前記一組の配置位置のうちの各配置位置は、
(a)能動的容器を選択的に保持するように適合された構造体と、
(b)前記能動的容器が前記配置位置に配置されたときに前記能動的容器と結合されるように構成された外部電源と、
を含み、
前記一組の配置位置は、車両内に配置された車両配置位置を含み、前記車両は、前記輸送の一部にわたり前記複数の能動的容器を収容する、システム。
(12) (a)前記構造体は、前記構造体の外部に配置され、前記能動的容器が前記構造体上に配置されたときに前記能動的容器を結合位置に案内するように適合された一組の配置ガイドを含み、
(b)前記外部電源は、前記結合位置に近接して配置され、前記能動的容器が前記結合位置にあるときに前記能動的容器の電力受信機と自動的に結合するように構成された、電力送信機を含む、実施態様11に記載のシステム。
(13) 前記電力送信機は、前記電力受信機に無線で電力を供給するように構成されている、実施態様12に記載のシステム。
(14) 前記一組の配置位置は、構造体内に配置された保管配置位置を含み、前記構造体は、前記輸送の一部にわたり前記複数の能動的容器を収容する、実施態様11に記載のシステム。
(15) 前記一組の配置位置は、前記能動的容器の目的地に配置された配達配置位置を含み、前記目的地は、前記輸送の終わりに前記能動的容器を受け取る、実施態様14に記載のシステム。
【0099】
(16) 前記能動的容器が前記構造体上にあるときに前記能動的容器を識別する情報を受信するように動作可能な容器識別子と、前記能動的容器の輸送に関連するデータを格納するように構成された在庫管理システムと、をさらに含み、前記在庫管理システムは、
(a)前記容器識別子から識別子を受信し、
(b)前記構造体上にある間の前記能動的容器の時間および位置の記述を含む輸送記録を作成し、
(c)前記輸送記録および前記識別子をリモートサーバに送信し、前記輸送記録を前記能動的容器の輸送履歴に関連付けさせる、
ように構成されている、実施態様11に記載のシステム。
(17) 前記能動的容器が前記構造体上にあるときに前記能動的容器から一組の輸送データを受信するように構成された通信デバイスと、(a)前記構造体上にある間の前記能動的容器の時間および位置の記述、ならびに前記一組の輸送データを含む輸送記録を作成し、(b)前記輸送記録をリモート輸送管理サーバに提供するように構成された、在庫管理システムと、をさらに含む、実施態様11に記載のシステム。
(18) 前記在庫管理システムは、
(a)前記一組の輸送データに基づいて、前記能動的容器のバッテリが不十分な電力を有することを判定し、
(b)前記リモート輸送管理サーバに不十分なバッテリの表示を提供する、
ようにさらに構成され、
前記不十分なバッテリの表示は、前記リモート輸送管理サーバに、前記能動的容器に関連付けられた輸送計画を変更させるように構成されている、実施態様17に記載のシステム。
(19) 輸送中に能動的容器に電力を供給するためのシステムにおいて、
(a)前記能動的容器を保持するように適合された構造体であって、外部電源を含む、構造体と、
(b)能動的容器であって、
(i)保管コンパートメントと、
(ii)温度管理システムと、
(iii)前記温度管理システムに電力を供給するように構成されたバッテリと、
(iv)電力受信機を含む電源であって、前記電力受信機が前記外部電源に結合されたときに前記外部電源から前記バッテリを再充電するように構成されている、電源と、
を含む、能動的容器と、
を含み、
前記電力受信機は、前記能動的容器が前記構造体上に配置されたときに前記外部電源と結合するように配置されている、システム。
(20) 前記能動的容器は、前記能動的容器の外部に配置され、前記能動的容器が前記構造体上に配置されたときに前記能動的容器を結合位置に案内するように適合された一組の配置ガイドをさらに含み、
(a)前記外部電源は、前記結合位置に近接して配置された無線電源を含み、
(b)前記電力受信機は、無線電力受信機を含み、
(c)前記無線電力受信機は、前記能動的容器が前記結合位置にあるときに前記無線電源と自動的に結合するように、前記能動的容器内に配置されている、実施態様19に記載のシステム。
【手続補正書】
【提出日】2022-02-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
保管容器及び外部電源を備えるシステムにおいて、
前記保管容器のそれぞれが、
(a)保管コンパートメントと、
(b)電力を必要とする、前記保管容器の制御のための機構と、
(c)前記保管容器の制御のための機構に電力を供給するように構成されたバッテリと、
(d)電力受信機を含む電源であって、
(i)前記電力受信機が前記外部電源と結合されたときに前記外部電源から電力を受信し、
(ii)前記電力受信機が前記外部電源と結合されたときに前記バッテリを再充電する、
ように構成されている、電源と、
を含み、
前記電力受信機は、前記保管容器が前記外部電源に近接する表面上に配置されたときに前記外部電源と結合するように配置されており、
(1)輸送計画中における、前記保管容器の制御のための機構の駆動のために必要な電力、および、
(2)前記輸送計画中に前記外部電源と結合可能な時間、
に基づいて、前記バッテリの最大充電容量が決定され、
前記外部電源が前記輸送計画に沿った地点に配置されている、
輸送システム。
【請求項2】
前記保管容器の外部の周りに配置され、前記保管容器が前記表面上に配置されたときに前記保管容器を結合位置に案内するように適合された一組の配置ガイドをさらに含み、
(a)前記外部電源は、前記結合位置に近接して配置された無線電源を含み、
(b)前記電力受信機は、無線電力受信機を含み、
(c)前記無線電力受信機は、前記保管容器が前記結合位置にあるときに前記無線電源と自動的に無線結合するように、前記保管容器内に配置されている、請求項1に記載の輸送システム。
【請求項3】
前記保管容器の外部の周りに配置され、前記保管容器が前記表面上に配置されたときに前記保管容器を結合位置に案内するように適合された一組の配置ガイドをさらに含み、
(a)前記外部電源は、前記結合位置に近接して配置された有線電源を含み、
(b)前記電力受信機は、有線電力受信機を含み、
(c)前記有線電力受信機は、前記保管容器が前記結合位置にあるときに、前記有線電源に自動的に機械的に接続し、前記有線電源と結合するように前記保管容器上に配置されている、請求項1に記載の輸送システム。
【請求項4】
(a)前記電源は、前記外部電源と結合されたときに前記前記保管容器の制御のための機構に電力を供給するようにさらに構成され、
(b)前記バッテリは、前記電源が前記外部電源と結合されていないときにのみ前記前記保管容器の制御のための機構に電力を供給するようにさらに構成されている、請求項1に記載の輸送システム。
【請求項5】
前記表面が車両の保管エリア内のシェルフであり、前記シェルフが、輸送中に、前記保管容器を所定の位置に保持し、かつ前記保管容器と前記外部電源との結合を維持するように適合されている、請求項1に記載の輸送システム。
【請求項6】
前記前記保管容器の制御のための機構は、温度制御システムを含み、前記保管コンパートメントは、第1の持続時間にわたって第1の温度で維持されなければならない材料を含み、前記バッテリは、前記保管コンパートメントを第2の持続時間にわたって前記第1の温度で維持するために前記温度制御システムに電力を供給するように適合されており、前記第2の持続時間は、前記第1の持続時間の半分未満である、請求項1に記載の輸送システム。
【請求項7】
前記前記保管容器の制御のための機構は、
(a)前記保管容器の位置および状態を追跡し、格納するように構成された輸送追跡システムと、
(b)前記保管コンパートメントを設定温度に維持するように動作可能な温度制御システムと、
を含み、
前記温度制御システムは、
(i)前記輸送追跡システムから制限された位置信号を受信し、
(ii)前記制限された位置信号に応答して、前記温度制御システムの動作を無効にする、
ようにさらに構成されている、請求項1に記載の輸送システム。
【請求項8】
ネットワークデバイスをさらに含み、前記前記保管容器の制御のための機構は、前記保管容器の位置および状態を追跡し、格納するように動作可能な輸送追跡システムを含み、前記輸送追跡システムは、
(a)輸送期間にわたり一組の輸送データを格納することであって、前記一組の輸送データは、前記輸送期間全体にわたって、前記保管容器の位置、前記保管コンパートメントの温度、前記保管容器の加速度、および前記バッテリのバッテリ状態を含む、ことと、
(b)前記保管容器が前記外部電源に結合されている場合、前記ネットワークデバイスを介して受信機に接続し、前記一組の輸送データを前記受信機に送信することと、
を行うように構成されている、請求項1に記載の保管容器。
【請求項9】
前記ネットワークデバイスは第1の無線送受信機であり、前記受信機は第2の無線送受信機であり、前記受信機は前記表面に近接して配置されている、請求項8に記載の輸送システム。
【請求項10】
輸送中に複数の保管容器に電力を供給するためのシステムにおいて、前記システムは一組の配置位置を含み、前記一組の配置位置のうちの各配置位置は、
(a)前記保管容器を選択的に保持するように適合された構造体と、
(b)前記保管容器が前記配置位置に配置されたときに前記保管容器と結合されるように構成された外部電源と、
を含み、
前記一組の配置位置は、車両内に配置された車両配置位置を含み、前記車両は、前記輸送の一部にわたり前記保管容器を収容し、
前記保管容器はバッテリ及び前記保管容器の制御のための機構を備え、
(1)輸送計画中における、前記保管容器の制御のための機構の駆動のために必要な電力、および、
(2)前記輸送計画中に前記外部電源と結合可能な時間、
に基づいて、前記バッテリの最大充電容量が決定され、
前記外部電源が前記輸送計画に沿った地点に配置されている、
システム。
【請求項11】
(a)前記構造体は、前記構造体の外部に配置され、前記保管容器が前記構造体上に配置されたときに前記保管容器を結合位置に案内するように適合された一組の配置ガイドを含み、
(b)前記外部電源は、前記結合位置に近接して配置され、前記保管容器が前記結合位置にあるときに前記保管容器の電力受信機と自動的に結合するように構成された、電力送信機を含む、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記電力送信機は、前記電力受信機に無線で電力を供給するように構成されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記一組の配置位置は、構造体内に配置された保管配置位置を含み、前記構造体は、前記輸送の一部にわたり前記保管容器を収容する、請求項10に記載のシステム。
【請求項14】
前記一組の配置位置は、前記保管容器の目的地に配置された配達配置位置を含み、前記目的地は、前記輸送の終わりに前記保管容器を受け取る、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記保管容器が前記構造体上にあるときに前記保管容器を識別する情報を受信するように動作可能な容器識別子と、前記保管容器の輸送に関連するデータを格納するように構成された在庫管理システムと、をさらに含み、前記在庫管理システムは、
(a)前記容器識別子から識別子を受信し、
(b)前記構造体上にある間の前記保管容器の時間および位置の記述を含む輸送記録を作成し、
(c)前記輸送記録および前記識別子をリモートサーバに送信し、前記輸送記録を前記保管容器の輸送履歴に関連付けさせる、
ように構成されている、請求項10に記載のシステム。
【請求項16】
前記保管容器が前記構造体上にあるときに前記保管容器から一組の輸送データを受信するように構成された通信デバイスと、(a)前記構造体上にある間の前記保管容器の時間および位置の記述、ならびに前記一組の輸送データを含む輸送記録を作成し、(b)前記輸送記録をリモート輸送管理サーバに提供するように構成された、在庫管理システムと、をさらに含む、請求項10に記載のシステム。
【請求項17】
前記在庫管理システムは、
(a)前記一組の輸送データに基づいて、前記保管容器のバッテリが不十分な電力を有することを判定し、
(b)前記リモート輸送管理サーバに不十分なバッテリの表示を提供する、
ようにさらに構成され、
前記不十分なバッテリの表示は、前記リモート輸送管理サーバに、前記保管容器に関連付けられた輸送計画を変更させるように構成されている、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
輸送中に保管容器に電力を供給するためのシステムにおいて、
(a)前記保管容器を保持するように適合された構造体であって、外部電源を含む、構造体と、
(b)前記保管容器であって、
(i)保管コンパートメントと、
(ii)温度管理システムと、
(iii)前記温度管理システムに電力を供給するように構成されたバッテリと、
(iv)電力受信機を含む電源であって、前記電力受信機が前記外部電源に結合されたときに前記外部電源から前記バッテリを再充電するように構成されている、電源と、
を含む、保管容器と、
を含み、
前記電力受信機は、前記保管容器が前記構造体上に配置されたときに前記外部電源と結合するように配置されており、
(1)輸送計画中における、前記温度管理システムの駆動のために必要な電力、および、
(2)前記輸送計画中に前記外部電源と結合可能な時間、
に基づいて、前記バッテリの最大充電容量が決定され、
前記外部電源が前記輸送計画に沿った地点に配置されている、
システム。
【請求項19】
前記保管容器は、前記保管容器の外部に配置され、前記保管容器が前記構造体上に配置されたときに前記保管容器を結合位置に案内するように適合された一組の配置ガイドをさらに含み、
(a)前記外部電源は、前記結合位置に近接して配置された無線電源を含み、
(b)前記電力受信機は、無線電力受信機を含み、
(c)前記無線電力受信機は、前記保管容器が前記結合位置にあるときに前記無線電源と自動的に結合するように、前記保管容器内に配置されている、請求項18に記載のシステム。