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特開2022-68269アップリンク伝送方法、装置、端末装置、アクセスネットワーク装置及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022068269
(43)【公開日】2022-05-09
(54)【発明の名称】アップリンク伝送方法、装置、端末装置、アクセスネットワーク装置及びシステム
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20220426BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20220426BHJP
【FI】
H04L27/26 113
H04L27/26 114
H04W72/04 136
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022021194
(22)【出願日】2022-02-15
(62)【分割の表示】P 2019549524の分割
【原出願日】2017-03-17
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】リン、ヤナン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】アップリンク伝送方法、装置、アクセスネットワーク装置、端末装置及びシステムを提供する。
【解決手段】方法は、端末装置が少なくとも2つのリソースセットを確定し、少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントにおいて、少なくとも2つのリソースエレメントはその周波数領域の位置が異なる303ことと、端末装置がアクセスネットワーク装置から送信された設定シグナリングを受信する304ことと、端末装置が設定シグナリングに基づいて第一種類リソースセットと第二種類リソースセットを確定する305ことと、第一種類リソースセットはアップリンク制御情報を伝送することに用いられ、第二種類リソースセットはアップリンク参照信号を伝送することに用いられる302ことと、端末装置がアップリンク制御チャネルを送信する306ことと、を含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アップリンク伝送方法であって、前記方法は、
アクセスネットワーク装置が少なくとも2つのリソースセットを確定し、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントにおいて、少なくとも2つのリソースエレメントはその周波数領域の位置が異なり、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントは時間領域において一つの時間領域ユニットに属することと、
前記アクセスネットワーク装置が端末装置に設定シグナリングを送信し、前記設定シグナリングは前記少なくとも2つのリソースセットから一つの又は複数の第一種類リソースセットを確定することに用いられ、前記一つの又は複数の第一種類リソースセットは、アップリンク制御チャネルにおけるアップリンク制御情報を伝送することに用いられることと、
前記アクセスネットワーク装置が前記アップリンク制御チャネルを受信することと、を含むことを特徴とする、アップリンク伝送方法。
【請求項2】
前記設定シグナリングは更に、前記少なくとも2つのリソースセットから一つの又は複数の第二種類リソースセットを確定することに用いられ、前記一つの又は複数の第二種類リソースセットは、前記アップリンク制御チャネルにおけるアップリンク参照信号を伝送することに用いられることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記設定シグナリングは前記一つの又は複数の第二種類リソースセットを明示的に設定し、前記一つの又は複数の第一種類リソースセットが前記一つの又は複数の第二種類リソースセット以外の他のリソースセットであることを暗黙に指示することに用いられることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記アップリンク参照信号に採用される参照信号シーケンスの長さQは、前記アップリンク参照信号に対応する1つの前記第二種類リソースセットにおけるリソースエレメント数に相等し、
又は、
前記アップリンク参照信号に採用される参照信号シーケンスの長さQは、前記アップリンク参照信号に対応する1つの前記第二種類リソースセットの、単一リソースブロックにおけるリソースエレメント数に相等することを特徴とする、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセットに含まれるリソースエレメント数は同じであることを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも2つのリソースセットの数は時間領域ユニットの数に等しいことを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントは、周波数領域において一つのリソースブロックに属し、
又は、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントは、周波数領域において複数のリソースブロックに属し、前記アップリンク制御チャネルは前記複数のリソースブロックを介して伝送を行うことを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
アップリンク伝送装置であって、前記装置は、
少なくとも2つのリソースセットを確定し、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントにおいて、少なくとも2つのリソースエレメントはその周波数領域の位置が異なり、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントは時間領域において一つの時間領域ユニットに属することに用いられる確定ユニットと、
端末装置に設定シグナリングを送信することに用いれ、前記設定シグナリングは前記少なくとも2つのリソースセットから一つの又は複数の第一種類リソースセットを確定することに用いられ、前記一つの又は複数の第一種類リソースセットは、アップリンク制御チャネルにおけるアップリンク制御情報を伝送することに用いられる送信ユニットと、
前記アップリンク制御チャネルを受信することに用いられる受信ユニットと、を含むことを特徴とする、アップリンク伝送装置。
【請求項9】
前記設定シグナリングは更に、前記少なくとも2つのリソースセットから一つの又は複数の第二種類リソースセットを確定することに用いられ、前記一つの又は複数の第二種類リソースセットは、前記アップリンク制御チャネルにおけるアップリンク参照信号を伝送することに用いられることを特徴とする、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記設定シグナリングは前記一つの又は複数の第二種類リソースセットを明示的に設定し、前記一つの又は複数の第一種類リソースセットが前記一つの又は複数の第二種類リソースセット以外の他のリソースセットであることを暗黙に指示することに用いられることを特徴とする、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記アップリンク参照信号に採用される参照信号シーケンスの長さQは、前記アップリンク参照信号に対応する1つの前記第二種類リソースセットにおけるリソースエレメント数に相等し、
又は、
前記アップリンク参照信号に採用される参照信号シーケンスの長さQは、前記アップリンク参照信号に対応する1つの前記第二種類リソースセットの、単一リソースブロックにおけるリソースエレメント数に相等することを特徴とする、請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセットに含まれるリソースエレメント数は同じであることを特徴とする、請求項8~11のいずれか1項に記載の装置。
【請求項13】
前記少なくとも2つのリソースセットの数は時間領域ユニットの数に等しいことを特徴とする、請求項8~12のいずれか1項に記載の装置。
【請求項14】
前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントは、周波数領域において一つのリソースブロックに属し、
又は、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントは、周波数領域において複数のリソースブロックに属し、前記アップリンク制御チャネルは前記複数のリソースブロックを介して伝送を行うことを特徴とする、請求項8~12のいずれか1項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は通信分野に関し、特に、アップリンク伝送方法、装置、端末装置、アクセスネットワーク装置及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ロングタームエボリューション(LTE、Long-Term Evolution)において、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH、Physical Uplink Control Channel)は、UEから発展型基地局(eNB、eNodeB)へのアップリンク制御情報(UCI、Uplink Control Information)をキャリアすることに用いられる。UCIは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH、Physical Downlink Shared Channel)伝送をフィードバックするための確認(KCK)と非確認(NACK)、及びチャネル状態情報(CSI、Channel-Slate Information)などを含む。
【0003】
従来のPUCCHは、システム帯域幅のエッジに割り当てられた物理リソースブロック(PRB、Physical Resource Block)で送信され、周波数領域は12個のサブキャリアを占用し、時間領域は7個のシンボルを占用する。しかし、5Gの新しいエアインターフェイス(NR、New Radio)のシステムにおいて、低遅延と高速フィードバックという新しい設計ニーズを満たすために、2つの時間長さのPUCCH、即ち、短いPUCCH(short-PUCCH)と長いPUCCH(long-PUCCH)が同時にサポートされる。その内、短いPUCCHは1つ又は2つの時間領域シンボルを含み、長いPUCCHは少なくとも4つの時間領域シンボルを含む。短いPUCCHの参照信号(RS、Reference Signal)とUCIの伝送設計については、今まだ解決案が存在しない。
【発明の概要】
【0004】
短いPUCCHのRSとUCIの伝送設計について今まだ解決案が存在しないという課題を解決するために、本願の実施例は、アップリンク伝送方法、装置、端末装置、アクセスネットワーク装置及びシステムを提供する。前記技術方案は以下の通りである。
【0005】
本願実施例の第一態様はアップリンク伝送方法を提供し、前記方法は、
端末装置が少なくとも2つのリソースセットを確定し、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントにおいて、少なくとも2つのリソースエレメントはその周波数領域の位置が異なることと、
前記端末装置がアクセスネットワーク装置から送信された設定シグナリングを受信することと、
前記端末装置が前記設定シグナリングに基づいて前記少なくとも2つのリソースセットから第一種類リソースセットを確定し、前記第一種類リソースセットは、アップリンク制御チャネルにおけるアップリンク制御情報を伝送することに用いられることと、
前記端末装置が前記アップリンク制御チャネルを送信することと、を含む。
【0006】
1つの選択可能な実現方式において、前記方法は、
前記端末装置が前記設定シグナリングに基づいて前記少なくとも2つのリソースセットから第二種類リソースセットを確定し、前記第二種類リソースセットは、前記アップリンク制御チャネルにおけるアップリンク参照信号を伝送することに用いられることを更に含む。
【0007】
1つの選択可能な実現方式において、前記アップリンク参照信号に採用される参照信号シーケンスの長さQは、前記アップリンク参照信号に対応する1つの前記第二種類リソースセットにおけるリソースエレメント数に相等し、又は、前記アップリンク参照信号に採用される参照信号シーケンスの長さQは、前記アップリンク参照信号に対応する1つの前記第二種類リソースセットの、単一リソースブロックにおけるリソースエレメント数に相等する。
【0008】
1つの選択可能な実現方式において、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセットに含まれるリソースエレメント数は同じである。
【0009】
1つの選択可能な実現方式において、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントは、時間領域において、一つの時間領域ユニットに属する。
【0010】
1つの選択可能な実現方式において、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントは、周波数領域において、一つのリソースブロックに属する。
【0011】
1つの選択可能な実現方式において、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントは、周波数領域において複数のリソースブロックに属し、前記アップリンク制御チャネルは前記複数のリソースブロックを介して伝送を行う。
【0012】
1つの選択可能な実現方式において、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内の、一つの時間領域ユニットに属するリソースエレメントは、周波数領域において、等間隔分布する。
【0013】
1つの選択可能な実現方式において、前記少なくとも2つのリソースセットは、まず周波数領域それから時間領域の順序で索引を行い、又は前記少なくとも2つのリソースセットは、まず時間領域それから周波数領域の順序で索引を行い、又は前記少なくとも2つのリソースセットは、各リソースブロックにおいてまず周波数領域それから時間領域の順序で索引を行い、更に前記リソースブロック間の昇順または降順で索引を行い、又は前記少なくとも2つのリソースセットは、各リソースブロックにおいてまず時間領域それから周波数領域の順序で索引を行い、更に前記リソースブロック間の昇順または降順で索引を行う。
【0014】
1つの選択可能な実現方式において、前記リソースセットのセット分割方式は事前に定義又は事前に設定されたものである。
【0015】
1つの選択可能な実現方式において、少なく1つの第一種類リソースセットは前記UCIを伝送するためのセットであり、各前記第一種類リソースセットは1つのUCI変調シンボルを伝送することに用いられ、
各前記UCI変調シンボルは拡散された後、前記第一種類リソースセット内にある全てのリソースエレメントにマッピングされて伝送される。
【0016】
本願実施例の第二態様はアップリンク伝送方法を提供し、前記方法は、
アクセスネットワーク装置が少なくとも2つのリソースセットを確定し、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントにおいて、少なくとも2つのリソースエレメントはその周波数領域の位置が異なることと、
前記アクセスネットワーク装置が端末装置に設定シグナリングを送信し、前記設定シグナリングは前記少なくとも2つのリソースセットにおいて第一種類リソースセットを設定することに用いられ、前記第一種類リソースセットはアップリンク制御チャネルにおけるアップリンク制御情報を伝送することに用いられることと、
前記アクセスネットワーク装置が前記アップリンク制御チャネルを受信することと、を含む。
【0017】
1つの選択可能な実現方式において、前記設定シグナリングは更に前記少なくとも2つのリソースセットにおいて第二種類リソースセットを設定することに用いられ、前記第二種類リソースセットは前記アップリンク制御チャネルにおけるアップリンク参照信号を伝送することに用いられる。
【0018】
1つの選択可能な実現方式において、前記アップリンク参照信号に採用される参照信号シーケンスの長さQは、前記アップリンク参照信号に対応する1つの前記第二種類リソースセットにおけるリソースエレメント数に相等し、又は、前記アップリンク参照信号に採用される参照信号シーケンスの長さQは、前記アップリンク参照信号に対応する1つの前記第二種類リソースセットの、単一リソースブロックにおけるリソースエレメント数に相等する。
【0019】
1つの選択可能な実現方式において、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセットに含まれるリソースエレメント数は同じである。
【0020】
1つの選択可能な実現方式において、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントは、時間領域において、一つの時間領域ユニットに属する。
【0021】
1つの選択可能な実現方式において、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントは、周波数領域において、一つのリソースブロックに属する。
【0022】
1つの選択可能な実現方式において、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントは、周波数領域において複数のリソースブロックに属し、前記アップリンク制御チャネルは前記複数のリソースブロックを介して伝送を行う。
【0023】
1つの選択可能な実現方式において、前記少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内の、一つの時間領域ユニットに属するリソースエレメントは、周波数領域において、等間隔分布する。
【0024】
1つの選択可能な実現方式において、前記少なくとも2つのリソースセットは、まず周波数領域それから時間領域の順序で索引を行い、又は前記少なくとも2つのリソースセットは、まず時間領域それから周波数領域の順序で索引を行い、又は前記少なくとも2つのリソースセットは、各リソースブロックにおいてまず周波数領域それから時間領域の順序で索引を行い、更に前記リソースブロック間の昇順または降順で索引を行い、又は前記少なくとも2つのリソースセットは、各リソースブロックにおいてまず時間領域それから周波数領域の順序で索引を行い、更に前記リソースブロック間の昇順または降順で索引を行う。
【0025】
1つの選択可能な実現方式において、前記リソースセットのセット分割方式は事前に定義又は事前に設定されたものである。
【0026】
1つの選択可能な実現方式において、少なく1つの第一種類リソースセットは前記UCIを伝送するためのセットであり、各前記第一種類リソースセットは1つのUCI変調シンボルを伝送することに用いられ、
各前記UCI変調シンボルは拡散された後、前記第一種類リソースセット内にある全てのリソースエレメントにマッピングされて伝送される。
【0027】
本願実施例の第三態様はアップリンク伝送装置を提供し、前記アップリンク伝送装置は少なくとも1つのユニットを含み、該少なくとも1つのユニットは前記第一態様又は第一態様における任意の選択可能な実現方式に提供されるアップリンク伝送方法を実現することに用いられる。
【0028】
本願実施例の第四態様はアップリンク伝送装置を提供し、前記アップリンク伝送装置は少なくとも1つのユニットを含み、該少なくとも1つのユニットは前記第二態様又は第二態様における任意の選択可能な実現方式に提供されるアップリンク伝送方法を実現することに用いられる。
【0029】
本願実施例の第五態様は端末装置を提供し、前記端末装置はプロセッサ、メモリ、送信機及び受信機を含み、前記メモリは1つ又は1つ以上の命令を記憶することに用いられ、前記命令は前記プロセッサによって実行されるように指示され、前記プロセッサは上記第一態様または第一態様における任意の選択可能な実現方式に提供されるアップリンク伝送方法を実現することに用いられる。
【0030】
本願実施例の第六態様はアクセスネットワーク装置を提供し、前記アクセスネットワーク装置はプロセッサ、メモリ、送信機及び受信機を含み、前記メモリは1つ又は1つ以上の命令を記憶することに用いられ、前記命令は前記プロセッサによって実行されるように指示され、前記プロセッサは上記第二態様または第二態様における任意の選択可能な実現方式に提供されるアップリンク伝送方法を実現することに用いられる。
【0031】
本願実施例の第七態様はコンピュータ可読媒体を提供し、前記コンピュータ可読媒体には1つ又は1つ以上の命令が記憶され、前記命令は上記第一態様または第一態様における任意の選択可能な実現方式に提供されるアップリンク伝送方法を実現することに用いられる。
【0032】
本願実施例の第八態様はコンピュータ可読媒体を提供し、前記コンピュータ可読媒体には1つ又は1つ以上の命令が記憶され、前記命令は上記第二態様または第二態様における任意の選択可能な実現方式に提供されるアップリンク伝送方法を実現することに用いられる。
【0033】
本願実施例の第九態様はアップリンク伝送システムを提供し、前記アップリンク伝送システムは端末装置とアクセスネットワーク装置を含み、前記端末装置は上記第三態様又は第三態様における任意の選択可能な実現方式に提供されるようなアップリンク伝送装置を含み、前記アクセスネットワーク装置は上記第四態様又は第四態様における任意の選択可能な実現方式に提供されるようなアップリンク伝送装置を含む。
【0034】
本願実施例の第十態様はアップリンク伝送システムを提供し、前記アップリンク伝送システムは端末装置とアクセスネットワーク装置を含み、前記端末装置は上記第五態様又は第五態様における任意の選択可能な実現方式に提供されるような端末装置であり、前記アクセスネットワーク装置は上記第六態様又は第六態様における任意の選択可能な実現方式に提供されるようなアクセスネットワーク装置である。
【0035】
本願実施例に提供される技術方案の有益な効果は、
短いPUCCHを伝送するためのリソースを少なくとも2つのリソースセットに分割することによって、少なくとも2つのリソースセットにおける第一種類リソースセット及び/又は第二種類リソースセットを、アクセスネットワーク装置により端末装置へ設定し、端末装置はアクセスネットワーク装置の設定に基づいてアップリンク制御チャネルを送信し、短いPUCCHにおけるRSオーバーヘッド及び構造をダイナミックに調整できるようにし、それによってより良いPUCCH復調性能を獲得する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
本願実施例における技術方案をより明確に説明するために、実施例の説明に使用必要な図面を以下簡単に説明する。明らかに、以下説明する図面は本願の一部実施例のみであり、当業者にとって、創造的な作業労力を払わない前提で、これらの図面に基づいて更に他の図面を取得することができる。
【0037】
図1図1は本願の1つ模式的な実施例に提供される移動通信システムの構造模式図である。
図2図2は本願の1つ模式的な実施例に提供される、短いPUCCHのためのリソースのセット分割の模式図である。
図3図3は本願の1つ模式的な実施例に提供されるアップリンク伝送方法の方法フローチャートである。
図4図4は本願のまた1つ模式的な実施例に提供されるアップリンク伝送方法の方法フローチャートである。
図5図5は本願のまた1つ模式的な実施例に提供されるアップリンク伝送方法の方法フローチャートである。
図6図6は本願の1つ模式的な実施例に提供される、短いPUCCHのためのリソースのセット分割の模式図である。
図7図7は本願のまた1つ模式的な実施例に提供される、短いPUCCHのためのリソースのセット分割の模式図である。
図8図8は本願のまた1つ模式的な実施例に提供される、短いPUCCHのためのリソースのセット分割の模式図である。
図9図9は本願のまた1つ模式的な実施例に提供されるアップリンク伝送装置の構造ブロック図である。
図10図10は本願のまた1つ模式的な実施例に提供されるアップリンク伝送装置の構造ブロック図である。
図11図11は本願のまた1つ模式的な実施例に提供される端末装置の構造ブロック図である。
図12図12は本願のまた1つ模式的な実施例に提供されるアクセスネットワーク装置の構造ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
本願の目的、技術方案及びそのメリットをよりはっきりさせるために、以下は図面を参照しながら、本願の実施形態をより詳しく説明する。
【0039】
本明細書に言及される「モジュール」は、通常、メモリに記憶されている、ある機能を実現できるプログラムまたは命令を意味し、本明細書で言及されている「ユニット」は、通常、論理的に分割された機能的構造を意味し、該「ユニット」は、純粋なハードウェアによって実現されてもよく、または、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。
【0040】
本明細書に言及される「複数」は、2つ以上を意味する。「及び/又は」は、関連するオブジェクトの関連関係を記述し、3つの関係が存在し得ることを表し、例えば、A及び/又はBという場合、Aが単独に存在する、AとBが同時に存在する、Bが単独に存在する、という3つの状況を表すことができる。文字「/」は、一般的に前後の関連オブジェクトが「または」の関係であることを表す。
【0041】
図1を参照し、図1は本願の1つの実施例に提供される移動通信システムの構造模式図を示す。該移動通信システムは5Gシステム(NRシステムとも称される)であってもよい。該移動通信システムは、アクセスネットワーク装置120と端末140を含む。
【0042】
アクセスネットワーク装置120は基地局であってもよい。例えば、基地局は、5Gシステムにおける、集中・分散型アーキテクチャが採用される基地局(gNB)であってもよい。アクセスネットワーク装置120が集中・分散型アーキテクチャを採用する場合、通常、集中ユニット(CU、central unit)と少なくとも2つの分散ユニット(DU、distributed unit)を含む。集中ユニットには、パケットデータ統合プロトコル(PDCP、Packet Data Convergence Protocol)層、無線リンク層制御プロトコル(RLC、Radio Link Control)層、メディアアクセス制御(MAC、Media Access Control)層のプロトコルスタックが設けられ、分散ユニットには物理(PHY、Physical)層プロトコルスタックが設けられる。本願の実施例はアクセスネットワーク装置120の具体的な実現方式を限定しない。選択肢として、アクセスネットワーク装置は、ホーム基地局(HeNB、Home eNB)、中継(Relay)、ピコ基地局Picoなどを更に含んでもよい。
【0043】
アクセスネットワーク装置120と端末140は、無線エアインターフェイスを介して無線接続する。選択肢として、該無線エアインターフェイスは、第5世代の移動通信ネットワーク技術(5G)基準に基づく無線エアインターフェイスであり、例えば、該無線エアインターフェイスは新しいエアインターフェイス(NR、New Radio)であり、あるいは、該無線エアインターフェイスは、5Gよりも更に次の世代の移動通信ネットワーク技術基準に基づく無線エアインターフェイスであってもよい。
【0044】
端末140はユーザに音声及び/又はデータ接続を提供する装置を意味してもよい。端末は無線アクセスネットワーク(RAN、Radio Access Network)経由で1つ又は複数のコアネットワークと通信してもよい。端末140は、モバイル端末、例えば、携帯電話(「セルラー方式」電話とも称される)、及びモバイル端末を有するコンピュータ、例えば、ポータブル、ポケットサイズ、手持ち式、コンピュータに内蔵された又は車載のモバイル装置であってもよい。例えば、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者局(Subscriber Station)、移動局(Mobile Station)、移動台(Mobile)、遠隔局(Remote Station)、アクセスポイント(Access Point)、リモート端末(Remote Terminal)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザ装置(User Terminal)、ユーザ代理(User Agent)、ユーザデバイス(User Device)、またはユーザ端末(User Equipment)。
【0045】
尚、図1に示す移動通信システムは、複数のアクセスネットワーク装置120及び/又は複数の端末140を含んでもよく、図1には、例として、1つのアクセスネットワーク装置120及び1つの端末140が示されているが、本実施例はこれを限定しない。
【0046】
5G NRにおいて、低遅延と高速フィードバックを必要とする新しい設計ニーズが現れている。例えば、1つのタイムスロットは、ダウンリンク部分とアップリンク部分とに分割され、ダウンリンク部分とアップリンク部分との間は、ガード間隔(GP、Guard Period)によって仕切られてもよい。ここで、ダウンリンク部分は1つまたは複数のシンボルで構成され、タイムスロットの開始時には、gNBにより該ダウンリンク部分を介してUEにダウンリンクデータ及びシグナリングを送信し、UEは、ガード間隔によってダウンリンクからアップリンクへの伝送ハンドオーバーを行い、その後、UEはアップリンク部分において、アップリンク制御チャネル及びアップリンク共有チャネルの伝送を行う。アップリンク部分において、高速フィードバック(最終的には高速なターンアラウンドタイムにつながる)を実現するために、UEに対して、現在のタイムスロットのダウンリンク部分に搬送されるPDSCHに対してACK/NACK(および他の可能なUCI)をフィードバックすることを要求してもよく、その時、NRに新しいPUCCHが導入され、それがタイムスロットの末尾で送信される。該新しいPUCCHがタイムスロットの最後の1つまたは幾つかのシンボルのみを占用するため、短い持続時間を有するPUCCH、または短いフォーマットのPUCCH、または短いPUCCHと称することができる。アップリンク制御チャネルは、他の任意の可能な名称を有することが可能であり、本願の実施例は、アップリンク制御チャネルの可能な名称及び略語を限定しない。
【0047】
短いPUCCHは主にACK / NACKをフィードバックすることに用いられ、そして、ペイロードは1~2ビット又はそれ以上のビットであってもよく、低いペイロード(1~2ビット)から高いペイロード(> 2ビット)までの良好な拡張性の標準設計が望ましく、更に2つのシンボル(又は>2シンボルも可能)を有する短いPUCCHの設計が、1つのシンボルを有する短いPUCCHの設計から拡張できるのも望ましい。考慮必要なファクターは、周波数ダイバーシティ、電力アップグレード、良好なPUCCH容量、RSオーバーヘッドなどを含んでもよい。
【0048】
それらの要求と期待を実現するために、短いPUCCHのためのリソースエレメント(RE、Resource Element)は、いくつかのリソースセットに分割されてもよく、各リソースセットのREは周波数において均一に分布し、各リソースセットのREは他のリソースセットのREとインターリーブされる。各リソースセットは、アップリンク参照信号(RS、Reference Signal)又はUCIを送信することに用いられてもよい。
【0049】
短いPUCCHのためのREは、通常、少なくとも1つの物理リソースブロック(PRB、Physical Resource Block)の少なくとも1つのタイムスロット・ユニットに属する。例えば、1つのPRBの1つのタイムスロット・シンボルにおける12個のRE、1つのPRBの2つのタイムスロット・シンボルにおける24個のRE、2つのPRBの1つのタイムスロット・シンボルにおける24個のRE、2つのPRBの2つのタイムスロット・シンボルにおける48個のRE等々。短いPUCCHのための時間周波数リソースは、少なくとも2つのリソースセットに分割されてもよい。
【0050】
図2は、短いPUCCHのための時間周波数リソースが1つのPRBの1つのタイムスロット・シンボルにおける12個のREを含む例を示し、該12個のREは3つのリソースセットに分割され、各リソースセットのREは周波数において均一に分布し、各リソースセットからのREは他のリソースセットからのREとインターリーブされる。その中、リソースセット1のREはRSを搬送することに用いられてもよく、リソースセット2とリソースセット3のREはUCIを搬送することに用いられてもよい。RSが周波数において均一に分布して良好なチャネル推定性能のために使用されるのが望ましいため、各リソースセットからのREがインターリーブされる。
【0051】
図3は、1つ例示的な実施例に提供されるアップリンク伝送方法の方法フローチャートを示す。本実施例は、該アップリンク伝送方法を図1に示す移動通信システムに適用するのを例にして説明し、端末装置はUEであってもよく、アクセスネットワーク装置はgNBであってもよい。本実施例は短いPUCCHの送信シーンに適用でき、該方法は、ステップ301~ステップ307を含む。
ステップ301では、アクセスネットワーク装置は少なくとも2つのリソースセットを確定し、少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントにおいて、少なくとも2つのリソースエレメントはその周波数領域の位置が異なる。
アクセスネットワーク装置は事前に設定されたリソースセット分割方式に基づいて、短いPUCCHのための時間周波数リソースを、少なくとも2つのリソースセットに分割する。各リソースセットはRS又はUCIを伝送することに用いられる。
各リソースセット内のREにおいて、少なくとも2つのREはその周波数領域の位置が異なる。選択肢として、1つのリソースセット内の一部REの周波数領域の位置は同じであり、他の一部REの周波数領域の位置は異なり、又は、1つのリソースセット内の、全てのREの周波数領域の位置はいずれも異なる。1つのリソースセット内のREをできるだけ離散分布させることで、該リソースセットがRSを伝送することに用いられる時に、より良いチャネル推定の利得を獲得できる。
ステップ302では、アクセスネットワーク装置は端末装置に設定シグナリングを送信し、該設定シグナリングは少なくとも2つのリソースセットにおいて第一種類リソースセットと第二種類リソースセットを設定することに用いられ、第一種類リソースセットはアップリンク制御チャネルにおけるアップリンク制御情報を伝送することに用いられ、第二種類リソースセットはアップリンク制御チャネルにおけるアップリンク参照信号を伝送することに用いられる。
1つのリソースセットをRS伝送に使用するか、それともUCI伝送に使用するかは、アクセスネットワーク装置によってダイナミックに設定される。例えば、図2におけるリソースセット1はRS伝送に使用し、リソースセット2とリソースセット3はUCI伝送に使用し、また例えば、図2におけるリソースセット1とリソースセット2はRS伝送に使用し、リソースセット3はUCI伝送に使用する。
端末装置の実際のアップリンク送信シーンに合わせて、アクセスネットワーク装置は、端末装置のために設定シグナリングを生成する。該設定シグナリングは、短いPUCCHのための、少なくとも2つのリソースセットにおいて、第一種類リソースセットと第二種類リソースセットを設定することに用いられる。第一種類リソースセットは、短いPUCCHにおけるUCIを伝送することに用いられ、第二種類リソースセットは、短いPUCCHにおけるRSを伝送することに用いられる。第一種類リソースセットは1つ又は複数のリソースセットを含み、第二種類リソースセットは1つ又は複数のリソースセットを含む。RS送信不要なシーンにおいては、第二種類リソースセットはゼロであってもよい。
該設定シグナリングの具体的な設定方式は以下3種類の設定方式のいずれか1つを採用してもよい。
第一の設定方式では、該設定シグナリングは第一種類リソースセットを明示的に設定し、第二種類リソースセットが第一種類リソースセット以外の他のリソースセットであることを暗黙に指示することに用いられ、例えば図2で、アクセスネットワーク装置は設定シグナリングにおいて、リソースセット1が第一種類リソースセットであることを明示的に指示し、そうすると、端末は設定シグナリングに基づいて、リソースセット1が第一種類リソースセットであると確定すると、リソースセット2とリソースセット3が第二種類リソースセットであると確定する。
第二の設定方式では、該設定シグナリングは第二種類リソースセットを明示的に設定し、第一種類リソースセットが第二種類リソースセット以外の他のリソースセットであることを暗黙に指示することに用いられ、例えば図2で、アクセスネットワーク装置は設定シグナリングにおいて、リソースセット2が第二種類リソースセットであることを明示的に指示し、そうすると、端末は設定シグナリングに基づいて、リソースセット2が第二種類リソースセットであると確定すると、第二種類リソースセット以外の他のリソースセットが第一種類リソースセットであると確定し、即ち、リソースセット1とリソースセット3が第一種類リソースセットであると確定する。
第三の設定方式では、該設定シグナリングは第一種類リソースセットと第二種類リソースセットを明示的に設定することに用いられ、例えば図2で、アクセスネットワーク装置は設定シグナリングにおいて、リソースセット2と3が第一種類リソースセットであり、リソースセット1が第二種類リソースセットであることを明示的に指示し、そうすると、端末は設定シグナリングに基づいて、リソースセット2と3が第一種類リソースセットであり、リソースセット1が第二種類リソースセットであると確定する。
選択肢として、第二の設定シグナリングを採用し、即ち、該設定シグナリングは第二種類リソースセットを明示的に設定し、第一種類リソースセットが第二種類リソースセット以外の他のリソースセットであることを暗黙に指示することに用いられる。
選択肢として、該設定シグナリングは高層シグナリング又はダウンリンク制御シグナリング(DCI、Downlink Control Information)に含まれて送信され、例えば、高層シグナリングは無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)再構成シグナリングであってもよい。該設定シグナリングは、半静的に設定又はダイナミックに通知されてもよい。
ステップ303では、端末装置は少なくとも2つのリソースセットを確定し、少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントにおいて、少なくとも2つのリソースエレメントはその周波数領域の位置が異なる。
選択肢として、端末装置はアクセスネットワーク装置と同じリソースセット分割方式に基づいて、短いPUCCHのための時間周波数リソースを、少なくとも2つのリソースセットに分割する。各リソースセットはRS又はUCIを伝送することに用いられる。
ステップ303はステップ302の前に、又はステップ302と同時に、又はステップ302の後に実行されてもよく、又はステップ304の後に実行されてもよく、本実施例はこれを限定しない。
ステップ304では、端末装置はアクセスネットワーク装置から送信された設定シグナリングを受信する。
ステップ305では、端末装置は設定シグナリングに基づいて、少なくとも2つのリソースセットから第一種類リソースセットと第二種類リソースセットを確定する。
第一種類リソースセットはアップリンク制御チャネルにおけるアップリンク制御情報を伝送することに用いられ、第二種類リソースセットはアップリンク制御チャネルにおけるアップリンク参照信号を伝送することに用いられる。
ステップ306では、端末装置はアップリンク制御チャネルを送信する。
端末装置は設定シグナリングに基づいて、第一種類リソースセットのリソースエレメントにおいてアップリンク制御情報、例えば、ACK/NACKを送信し、第二種類リソースセットのリソースエレメントにおいてアップリンク参照信号、例えば、復調参照信号(DM-RS、Demodulation Reference Signal)を送信する。
ステップ307では、アクセスネットワーク装置は端末装置のアップリンク制御チャネルを受信する。
アクセスネットワーク装置は設定シグナリングに基づいて、第一種類リソースセットのリソースエレメントにおいてアップリンク制御情報、例えば、ACK/NACKを受信し、第二種類リソースセットのリソースエレメントにおいてアップリンク参照信号、例えば、DM-RSを受信する。
【0052】
上記のように、本実施例の提供するアップリンク伝送方法は、短いPUCCHを伝送するためのリソースを少なくとも2つのリソースセットに分割することによって、少なくとも2つのリソースセットにおける第一種類リソースセットと第二種類リソースセットを、アクセスネットワーク装置により端末装置へ設定し、端末はアクセスネットワーク装置による設定に基づいてアップリンク制御チャネルを送信し、短いPUCCHにおけるRSオーバーヘッド及び構造をダイナミックに調整できるようにし、それによってより良いPUCCH復調性能を獲得する。
【0053】
図3に基づく選択可能な実施例の中の一部、RS送信不要なシーンでは、少なくとも2つのリソースセットは全部第一種類リソースセットになるように設定されてもよく、その時は、図4のように、上記設定シグナリングは少なくとも2つのリソースセットにおいて第一種類リソースセットを設定することにのみ用いられ、ステップ302はステップ302aに、ステップ305はステップ305aに替えて実現されてもよい。
【0054】
図3に基づく選択可能な実施例で、短いPUCCHのための時間周波数リソースを少なくとも2つのリソースセットに分割するセット分割方式は、通信プロトコルによって事前定義(PRE-determined)されたものであってもよく、アクセスネットワーク装置により端末装置へ事前設定(PRE-configured)されたものであってもよい。
【0055】
セット分割方式が事前定義されたものである場合、ステップ301とステップ303において、アクセスネットワーク装置と端末はそれぞれ事前定義のセット分割方式に基づいて、短いPUCCHのための時間周波数リソースを分割し、セット分割方式が事前設定されたものである場合は、上記のステップ303はステップ303a~ステップ303cに替えて実現されてもよく、図5が示すように、
ステップ303aでは、アクセスネットワーク装置は端末装置にセット分割パラメータを送信し、
該セット分割パラメータは、リソースセットの数、各タイムスロット・ユニットにおけるリソースセットの数、各PRBにおけるリソースセットの数、各リソースセットにおけるREの数のうちの、少なくとも一種類を含む。
【0056】
ステップ303bでは、端末装置はアクセスネットワーク装置から送信されたセット分割パラメータを受信する。
【0057】
ステップ303cでは、端末装置はセット分割パラメータに基づいて、アップリンク制御チャネルのための時間周波数リソースを、少なくとも2つのリソースセットに分割する。
【0058】
アップリンク制御チャネルのための時間周波数リソースは、少なくとも1つのリソースブロックにおける少なくとも1つの時間領域ユニットを含んでもよく、該少なくとも1つの時間領域ユニットは1つ又は2つの時間領域シンボルである。
【0059】
実施例によって、セット分割方式は以下3種類を含むが、それには限らない。
【0060】
セット分割方式1では、リソースブロックはT個であり、時間領域ユニットはN個であり、少なくとも2つのリソースセットはP=N*A個であり、各時間領域ユニットのリソースエレメントはA個のリソースセットに分割され、P、N、Aはいずれも正整数である。
【0061】
模式的に、T=2、N=2と仮定し、図6を参照して、短いPUCCHのための時間周波数リソースは、2個のPRBの2個の時間領域シンボルの48個のREを含む。各時間領域シンボルにおける12個のREを2つのリソースセットに分割して、合わせて、P=N*A=2*2=4個のリソースセットを得る。即ち、一番目の時間領域シンボルにおける、番号が1、3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23の合わせて12個のREはリソースセットaに分割され、一番目の時間領域シンボルにおける、番号が2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24の合わせて12個のREはリソースセットbに分割され、二番目の時間領域シンボルにおける、番号が1、3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23の合わせて12個のREはリソースセットcに分割され、二番目の時間領域シンボルにおける、番号が2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24の合わせて12個のREはリソースセットdに分割される。
【0062】
一番目の時間領域シンボルは、図中の、隣接する2つのシンボルの中の、左側に位置するシンボルを指し、二番目の時間領域シンボルは、図中の、隣接する2つのシンボルの中の、右側に位置するシンボルを指す。REの番号は上から下への順序の番号を指す。
【0063】
セット分割方式2では、リソースブロックはT個であり、時間領域ユニットはN個であり、少なくとも2つのリソースセットはP=N*T*B個であり、各リソースブロックの各時間領域ユニットのリソースエレメントはB個のリソースセットに分割され、P、N、Bはいずれも正整数である。
【0064】
模式的に、T=2、N=2と仮定し、図7を参照して、短いPUCCHのための時間周波数リソースは、2個のPRBの2個の時間領域シンボルの48個のREを含む。各PRBの各時間領域シンボルにおける12個のREを2つのリソースセットに分割して、合わせて、P=T*N*B=2*2*2=8個のリソースセットを得る。即ち、一番目PRBの一番目時間領域シンボルにおける、番号が1、3、5、7、9、11の合わせて6個のREはリソースセットaに分割され、一番目PRBの一番目時間領域シンボルにおける、番号が13、15、17、19、21、23の合わせて6個のREはリソースセットbに分割され、一番目PRBの二番目時間領域シンボルにおける、番号が1、3、5、7、9、11の合わせて6個のREはリソースセットcに分割され、一番目PRBの二番目時間領域シンボルにおける、番号が13、15、17、19、21、23の合わせて6個のREはリソースセットdに分割され、二番目PRBの一番目時間領域シンボルにおける、番号が1、3、5、7、9、11の合わせて6個のREはリソースセットeに分割され、二番目PRBの一番目時間領域シンボルにおける、番号が13、15、17、19、21、23の合わせて6個のREはリソースセットfに分割され、二番目PRBの二番目時間領域シンボルにおける、番号が1、3、5、7、9、11の合わせて6個のREはリソースセットgに分割され、二番目PRBの二番目時間領域シンボルにおける、番号が13、15、17、19、21、23の合わせて6個のREはリソースセットhに分割される。
【0065】
セット分割方式3では、少なくとも1つのリソースブロックは、対象リソースブロックとT-1個のその他のリソースブロック(合わせてT個)を含み、時間領域ユニットはN個であり、少なくとも2つのリソースセットはP=N*C個であり、対象リソースブロックのN個時間領域ユニットのリソースエレメントはC個のリソースセットに分割され、且つ、その他のリソースブロックにおけるセット分割方式は、対象リソースブロックと同じである。
【0066】
模式的に、T=2、N=2と仮定し、図8を参照して、短いPUCCHのための時間周波数リソースは、2個のPRBの2個の時間領域シンボルの48個のREを含む。一番目のPRBの各時間領域シンボルにおける12個のREを3つのリソースセットに分割し、二番目のPRBに一番目のPRBと同じセット分割方式を採用して、合わせて、P=N*C=2*3=6個のリソースセットを得る。即ち、一番目PRBの一番目時間領域シンボルにおける、番号が1、4、7、10の合わせて4個のREはリソースセットaに分割され、一番目PRBの一番目時間領域シンボルにおける、番号が2、5、8、11の合わせて4個のREはリソースセットbに分割され、一番目PRBの一番目時間領域シンボルにおける、番号が3、6、9、12の合わせて4個のREはリソースセットcに分割され、一番目PRBの二番目時間領域シンボルにおける、番号が1、4、7、10の合わせて4個のREはリソースセットdに分割され、一番目PRBの二番目時間領域シンボルにおける、番号が2、5、8、11の合わせて4個のREはリソースセットeに分割され、一番目PRBの二番目時間領域シンボルにおける、番号が3、6、9、12の合わせて4個のREはリソースセットfに分割される。
【0067】
上記3種類のセット分割方式においてセット分割パラメータは、各PRBにおけるリソースセット数、各時間領域シンボルにおけるリソースセット数、各PRBの各時間領域シンボルにおけるリソースセット数、セット分割の種類(上記三種類の分割方式の中の一種類)、リソースブロック位置、の内の少なくとも一種類を含む。
【0068】
選択肢として、各リソースセットにおけるREの分布は以下特徴の少なくとも1つを満たす。
【0069】
1、少なくとも2つのリソースセットの各リソースセットに含まれるリソースエレメント数は同じである。例えば、図6の各リソースセットは12個のREを含み、図7の各リソースセットは6個のREを含み、図8の各リソースセットは8個のREを含む。
【0070】
2、少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントは、時間領域において、一つの時間領域ユニットに属する。例えば、図6のリソースセットa内のリソースエレメントは一番目時間領域シンボルに属し、図6のリソースセットb内のリソースエレメントは一番目時間領域シンボルに属し、図6のリソースセットc内のリソースエレメントは二番目時間領域シンボルに属し、図6のリソースセットd内のリソースエレメントは二番目時間領域シンボルに属する。
【0071】
3、少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントは、周波数領域において、一つのリソースブロックに属する。例えば、図7の各リソースセット内のREは、周波数領域において、同じPRBに属する。
【0072】
4、少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内のリソースエレメントは、周波数領域において複数のリソースブロックに属し、アップリンク制御チャネルは複数のリソースブロックを介して伝送を行う。本願において、「複数」は少なくとも2つを意味する。
【0073】
例えば、図6図8の各リソースセット内のREは、周波数領域において、2つのPRBに属する。
【0074】
5、少なくとも2つのリソースセットの各リソースセット内の、一つの時間領域ユニットに属するリソースエレメントは、周波数領域において、等間隔分布する。
【0075】
例えば、図6図7の各リソースセット内の、一つの時間領域ユニットに属するリソースエレメントは、周波数領域において、等間隔(間隔は1である)に分布する。図8の各リソースセット内の、一つの時間領域ユニットに属するリソースエレメントは、周波数領域において、等間隔(間隔は2である)に分布する。
【0076】
選択肢として、各リソースセットは、それに対応するセット索引を有する。リソースセット索引を作る方式は、以下4種類のいずれか1つを含む。
【0077】
第一種類では、少なくとも2つのリソースセットは、まず周波数領域それから時間領域の順序で索引を行い、図7を例として、そのリソースセット索引の順序は、{セットa、セットb、セットe、セットf、セットc、セットd、セットg、セットh}である。
【0078】
第二種類では、少なくとも2つのリソースセットは、まず時間領域それから周波数領域の順序で索引を行い、図7を例として、そのリソースセット索引の順序は、{セットa、セットc、セットb、セットd、セットe、セットg、セットf、セットh}である。
【0079】
第三種類では、少なくとも2つのリソースセットは、各リソースブロックにおいて、まず周波数領域それから時間領域の順序で索引を行い、更にリソースブロック間の昇順または降順で索引を行い、例えば、図7で下への順序はPRB昇順方向とし、そのリソースセット索引の順序は、{セットa、セットb、セットc、セットd、セットe、セットf、セットg、セットh}である。
【0080】
第四種類では、少なくとも2つのリソースセットは、各リソースブロックにおいて、まず時間領域それから周波数領域の順序で索引を行い、更にリソースブロック間の昇順または降順で索引を行い、例えば、図7で下への順序はPRB昇順方向とし、そのリソースセット索引の順序は、{セットa、セットc、セットb、セットd、セットe、セットg、セットf、セットh}である。
【0081】
上記各方法の実施例において、gNBがUEに設定シグナリングを送信する時は、設定シグナリングには、第一種類リソースセットのセット索引、又は、第一種類リソースセットと第二種類リソースセットのセット索引、又は、第二種類リソースセットのリセット索引が含められる。
【0082】
上記各方法の実施例において、端末装置がアップリンク制御チャネルにおいて送信するアップリンク参照信号は、復調参照信号(DM-RS、Demodulation Reference Signal)と測定参照信号(SRS、Sounding Reference Signal)を含み、DM-RSは、基地局がアップリンク物理チャネル(PUSCHとPUCCH)に対してコヒーレント復調を行う際のチャネル推定に用いられるもので、従って、DM-RSはPUCCHと一緒に送信される。SRSは、基地局が異なる周波数のアップリンクチャネル状態を推定することに用いる。
【0083】
端末装置が第二種類リソースセット内のREにおいてアップリンク参照信号を送信する時、1つ又は複数のアップリンク参照信号を送信されてもよく、各アップリンク参照信号は1つ又は複数の第二種類リソースセットを採用して送信される。アップリンク参照信号に採用される参照信号シーケンスの長さQは以下2つ形式のいずれか1つを採用してもよい。
【0084】
第一の形式では、アップリンク参照信号に採用される参照信号シーケンスの長さQは、アップリンク参照信号に対応する1つ(または単一)の第二種類リソースセットにおけるRE数に相等する。例えば、図6に示すリソースセットaにおいてRSを送信する場合、参照信号シーケンスの長さQ=リソースセットaにおけるRE数=12である。
【0085】
第二の形式では、アップリンク参照信号に採用される参照信号シーケンスの長さQは、アップリンク参照信号に対応する1つ(または単一)の第二種類リソースセットの、単一リソースブロックにおけるリソースエレメント数に相等する。例えば、図7に示すリソースセットaにおいてRSを送信する場合、参照信号シーケンスの長さQ=リソースセットaにおけるRE数=6である。
【0086】
選択肢として、上記の参照信号シーケンスは、Zadoff-Chuシーケンスである。同じ1つのアップリンク参照信号は通常、1つの第二種類リソースセット内のREにおいて伝送されるが、端末で複数のアップリンク参照信号を伝送する場合、異なるアップリンク参照信号は同じ1つの第二種類リソースセット内のREを使用して伝送されてもよい。即ち、異なるアップリンク参照信号の対応する第二種類リソースセットは同じ一つのリソースセットであってもよく、異なるリソースセットであってもよい。
【0087】
上記各方法の実施例において、端末装置がアップリンク制御チャネルにおいて送信するUCIは、PDSCHをフィードバックするためのACK/NACK、チャネル状態情報(CSI、Channel-Slate Information)、スケジューリング要求(SR、Scheduling Request)の中の少なくとも1種類を含む。
【0088】
端末装置が第一種類リソースセット内のREにおいてアップリンク制御情報を送信する場合、該端末装置はUCIを変調して、少なくとも1つの送信対象のUCI変調シンボルを得て、各第一種類リソースセットは、それぞれ1つのUCI変調シンボルを伝送することに用いられる。端末装置が1つのUCI変調シンボルを拡散シーケンスによって拡散した後、対応する第一種類リソースセット内の全てのREにおいて伝送する。
【0089】
選択肢として、拡散シーケンスの長さは、該UCI変調シンボルに対応する第一種類リソースセット内のRE数に相等する。例えば、図7における各リソースセットは、6個のREを含み、リソースセットaを使用して1つのUCI変調シンボルを伝送する場合、該UCI変調シンボルを長さ6の拡散シーケンスで拡散し、それからリソースセットaにおける6個のREにマッピングして伝送する。
【0090】
上記のように、gNBがUEのチャネル状況及び送信対象データの量などの要素に基づいて、UCIを伝送するための第一種類リソースセットとRSを伝送するための第二種類リソースセットを、UEにダイナミックに設定できるため、短いPUCCHのリソース設定のダイナミック設定が実現でき、それによって、比較的に良いRSオーバーヘッド、及び比較的に良い若しくは最良なPUCCH復調性能を獲得する。
【0091】
以下は本願実施例の装置実施例であり、装置実施例において詳細に説明されない部分については、上記の方法実施例において開示された技術の詳細内容を参照できる。
【0092】
図9を参照する。図9は本願の1つの実施例に提供されるアップリンクデータ装置の構造模式図を示す。該アップリンクデータ装置は、ソフトウェア、ハードウェア、及びその両者の組み合わせによって実現され、端末装置の全部又は一部となってもよい。該アップリンクデータ装置は、確定ユニット901、受信ユニット902、及び送信ユニット903を含む。
【0093】
確定ユニット901は、上記のステップ303、ステップ303c、ステップ305a、及びその他の明示される又は暗黙に含まれる確定ステップの機能の少なくとも1つを実行することに用いられる。
【0094】
受信ユニット902は、上記のステップ304、ステップ303b、及びその他の明示される又は暗黙に含まれる受信ステップの機能の少なくとも1つを実行することに用いられる。
【0095】
送信ユニット903は、上記のステップ306、及びその他の明示される又は暗黙に含まれる送信ステップの機能の少なくとも1つを実行することに用いられる。
【0096】
図10を参照する。図10は本願の1つの実施例に提供されるアップリンクデータ装置の構造模式図を示す。該アップリンクデータ装置は、ソフトウェア、ハードウェア、及びその両者の組み合わせによって実現され、アクセスネットワーク装置の全部又は一部となってもよい。該アップリンクデータ装置は、確定ユニット1001、送信ユニット1002、及び受信ユニット1003を含む。
【0097】
確定ユニット1001は、上記のステップ301、及びその他の明示される又は暗黙に含まれる確定ステップの機能の少なくとも1つのを実行することに用いられる。
【0098】
送信ユニット1002は、上記のステップ302、ステップ302a、ステップ303a、及びその他の明示される又は暗黙に含まれる送信ステップの送信機能の少なくとも1つを実行することに用いられる。
【0099】
受信ユニット1003は、上記のステップ307、及びその他の明示される又は暗黙に含まれる受信ステップの機能の少なくとも1つを実行することに用いられる。
【0100】
図11を参照する。図11は本願の1つ例示的な実施例に提供される端末装置の構造模式図を示す。該端末装置は、プロセッサ11、受信機12、送信機13、メモリ14、及びバス15を含む。
【0101】
プロセッサ11は1つ又は1つ以上の処理コアを含み、プロセッサ11はソフトウェアのプログラム及びモジュールを実行することにより、様々な機能のアプリケーション及び情報処理を実行する。
【0102】
受信機12と送信機13は1つの通信コンポーネントに実装されてもよく、該コンポーネントは1つの通信チップであってもよく、該通信チップは、情報を変調及び/又は復調しそして無線信号によって該情報を受信または送信するための、受信モジュール、送信モジュール、変調復調モジュール等を含んでもよい。
【0103】
メモリ14は、バス15を介してプロセッサ11に接続する。
【0104】
メモリ14は、ソフトウェアのプログラム及びモジュールを記憶することに用いられてもよい。
【0105】
メモリ14は、少なくとも1つの機能のアプリケーションモジュール16を記憶することができる。アプリケーションモジュール16は、確定モジュール161、受信モジュール163、送信モジュール162を含んでもよい。
【0106】
プロセッサ11は、確定モジュール161を実行して、上記各方法実施例における、確定ステップに関する機能を実現することに用いられ、プロセッサ11は、送信モジュール162を実行して、上記各方法実施例における、送信ステップに関する機能を実現することに用いられ、プロセッサ11は、受信モジュール163を実行して、上記各方法実施例における、受信ステップに関する機能を実現することに用いられる。
【0107】
尚、メモリ14は、任意のタイプの揮発性または不揮発性記憶装置、例えば、静的随時アクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスク、又はそれらの組合せによって、実装されてもよい。
【0108】
図12を参照する。図12は本願の1つ例示的な実施例に提供されるアクセスネットワーク装置の構造模式図を示す。該アクセスネットワーク装置は、プロセッサ21、受信機22、送信機23、メモリ24、及びバス25を含む。
【0109】
プロセッサ21は1つ又は1つ以上の処理コアを含み、ソフトウェアのプログラム及びモジュールを実行することにより、様々な機能のアプリケーション及び情報処理を実行する。
【0110】
受信機22と送信機23は1つの通信コンポーネントに実装されてもよく、該コンポーネントは1つの通信チップであってもよく、該通信チップは、情報を変調・復調しそして無線信号によって該情報を受信または送信するための、受信モジュール、送信モジュール、変調・復調モジュール等を含んでもよい。
【0111】
メモリ24は、バス25を介してプロセッサ21に接続する。
【0112】
メモリ24は、ソフトウェアのプログラム及びモジュールを記憶することに用いられてもよい。
【0113】
メモリ24は、少なくとも1つの機能のアプリケーションモジュール26を記憶することができる。アプリケーションモジュール26は、確定モジュール261、送信モジュール262、受信モジュール263を含んでもよい。
【0114】
プロセッサ21は、受信モジュール263を実行して、上記各方法実施例における、受信ステップに関する機能を実現することに用いられ、プロセッサ21は、確定モジュール261を実行して、上記各方法実施例における、確定ステップに関する機能を実現することに用いられ、プロセッサ21は、送信モジュール262を実行して、上記各方法実施例における、送信ステップに関する機能を実現することに用いられる。
【0115】
尚、メモリ24は、任意のタイプの揮発性または不揮発性記憶装置、例えば、静的随時アクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスク、又はそれらの組合せによって、実装されてもよい。
【0116】
本願の実施例は更にアップリンクデータのシステムを提供し、該アップリンクデータのシステムは端末装置とアクセスネットワーク装置を含んでもよい。
【0117】
端末装置は上記図9に提供されたアップリンクデータ装置を含んでもよく、アクセスネットワーク装置は上記図10に提供されたアップリンクデータ装置を含んでもよい。
【0118】
または、端末装置は上記図11に提供された端末装置であってもよく、アクセスネットワーク装置は上記図12に提供されたアクセスネットワーク装置であってもよい。
【0119】
当業者が認識できるのは、上記1つ又は複数の示された例において、本願実施例の説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせで実現されてもよいことである。ソフトウェアを使用して実現される場合、それらの機能はコンピュータ可読媒体に記憶されてもよく、またはコンピュータ可読媒体における1つまたは複数の命令又はコードとして伝送されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含み、そのうちの通信媒体は、コンピュータプログラムを1つの場所から別の場所に伝送するのに便利な、任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータがアクセスできる、任意の利用可能な媒体であってもよい。
【0120】
以上は本願の比較的に良い実施例に過ぎず、本願を制限するためのものではない。本願の精神及び原則内において行われた如何なる修正、同等な代替、改善等は、いずれも本願の保護を求める範囲に含まれるべきである。
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図12