(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022068815
(43)【公開日】2022-05-10
(54)【発明の名称】目視検査機能を有するランプビーズアセンブリの搬送転送機構
(51)【国際特許分類】
B23P 19/04 20060101AFI20220427BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20220427BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20220427BHJP
F21V 15/00 20150101ALI20220427BHJP
B25J 15/06 20060101ALI20220427BHJP
B25J 15/08 20060101ALI20220427BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20220427BHJP
【FI】
B23P19/04 E
F21S2/00 100
F21V23/00 160
F21V15/00 100
B25J15/06 D
B25J15/08 C
F21Y115:10
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021004912
(22)【出願日】2021-01-15
(31)【優先権主張番号】202011137205.6
(32)【優先日】2020-10-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】516333551
【氏名又は名称】東莞理工学院
(74)【代理人】
【識別番号】100145470
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 健一
(72)【発明者】
【氏名】▲てい▼君
【テーマコード(参考)】
3C030
3C707
3K014
【Fターム(参考)】
3C030BB01
3C030BC02
3C030BC06
3C030BC13
3C030BC34
3C707AS01
3C707BS06
3C707EV12
3C707FS01
3C707FT11
3C707HS27
3C707KT01
3C707KT06
3C707MS15
3K014AA01
3K014BA00
(57)【要約】 (修正有)
【課題】目視検査機能を有するランプビーズアセンブリの搬送転送機構を提供する。
【解決手段】転送装置は、フレーム1と搬送溝2を備え、搬送溝の底部に搬送装置3が設置される。また、搬送溝の尾部に遮り止めブロック4が設置され、フレームの上部に転送モータ21を備える転送装置が設置される。転送装置は、フレームの上部に設置された転送可動装置と、転送可動装置の下側に設置された転送挟持器29を備える。転送挟持器の転送気孔は、転送挟持スリーブ内に設けられた第一空気通路と連通され、転送気嚢を伸ばして開くと、転送密封ブロックをランプビーズ5の側面と密封するように連係される。転送挟持スリーブの上板の下側に、ランプビーズの上表面と連係する転送吸盤が設置され、また、転送挟持スリーブの上板に、転送挟持スリーブの内外を連通させることが可能なエアーポンプが嵌め込まれ、挟持中にランプビーズ5を損じる状況を避ける。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
目視検査機能を有するランプビーズアセンブリの搬送転送機構であって、それはフレーム(1)と、フレーム(1)の底部に設置された搬送溝(2)を備え、
前記搬送溝(2)の底部に、ランプビーズアセンブリ(5)を搬送するための搬送装置が設置され、また、搬送溝(2)の尾部に遮り止めブロック(4)が設置され、前記フレーム(1)の上部に、順次にCCD検出器(9)と転送装置(7)が設置され、前記転送装置(7)は、フレーム(1)の上部に設置された転送可動装置と、転送可動装置の下側に設置された転送挟持器(29)を備え、前記転送挟持器(29)は、転送可動装置と接続している転送挟持スリーブ(31)を備え、前記転送挟持スリーブ(31)の4つの内壁に、連通している転送気孔(33)が設けられ、前記転送気孔(33)に転送気嚢(34)が設置され、前記転送気嚢(34)に転送密封ブロック(35)が接続され、また、転送気孔(33)は転送挟持スリーブ内に設けられた第一空気通路(36)と連通され、前記第一空気通路(36)に給排気アセンブリが接続され、また、転送気嚢(34)を伸ばして開くと、転送密封ブロック(35)をランプビーズ(11)の側面と密封するように連係されることを特徴とする目視検査機能を有するランプビーズアセンブリの搬送転送機構。
【請求項2】
前記転送挟持スリーブ(31)の上板の下側に、ランプビーズ(11)の上表面と連係する転送吸盤(32)が設置され、また、転送挟持スリーブ(31)の上板に、転送挟持スリーブ(31)の内外を連通させることが可能なエアーポンプ(37)が嵌め込まれ、前記転送挟持スリーブ(31)の上板内に、第一空気通路(36)と連通している第二空気通路(38)が設けられ、また、第二空気通路(38)はエアーポンプ(37)と連通しており、前記第一空気通路(38)の上端に開口部が設けられ、また、空気通路遮断ブロック(39)が連係されることを特徴とする請求項1に記載の目視検査機能を有するランプビーズアセンブリの搬送転送機構。
【請求項3】
前記転送可動装置は、フレーム(1)の上部に設置された転送モータ(21)を備え、また、転送モータ(21)の出力軸は垂直に下を向いて、前記転送モータ(21)の出力軸に転送回転盤(22)が接続され、前記転送回転盤(22)の下側に、位相差が180度となっている2つの転送昇降シリンダーセットが設置され、各転送昇降シリンダーセットは2つ以上の転送昇降シリンダー(28)から構成され、前記転送挟持スリーブ(31)は転送昇降シリンダーのプッシュロッドと接続され、前記転送モータの出力軸が転送回転盤(22)を通り抜けた部分はねじ棒となり、また、ネジ棒に回転盤支持ブロック(23)が螺合され、前記回転盤支持ブロック(23)の上表面は、転送回転盤(22)と接触して連係し、前記フレーム(1)において且つ転送モータ(21)の両側に、二本の垂直方向を向く回転盤の位置制限ロッド(24)が設置され、前記転送回転盤(22)に、それぞれ二本の回転盤の位置制限ロッド(24)と連係する第一位置制限連係溝(26)と第二位置制限連係溝(27)が設けられ、また、回転盤の位置制限ロッド(24)が転送回転盤(22)の下端を通り抜けた部分はネジ棒となり、また、ネジ棒に位置制限ブロック(25)が螺接され、前記位置制限支持ブロック(25)の上表面は転送回転盤(22)と接触して連係することを特徴とする請求項1に記載の目視検査機能を有するランプビーズアセンブリの搬送転送機構。
【請求項4】
前記フレーム(1)の上部に、搬送溝(2)内におけるランプビーズアセンブリ(5)と連係する検出装置(6)が設置され、前記検出装置(6)は、フレーム(1)に設置された検出昇降シリンダー(42)を備え、前記検出昇降シリンダー(42)の下側に、検出昇降ブロック(43)が接続され、前記検出ブロック(43)の下表面に、検出接触センサパネル(45)が嵌め込まれ、また、検出接触センサパネル(45)のサイズはランプビーズ(11)の上表面のサイズより大きく、前記検出接触センサパネル(45)に、接触センサー範囲内に画像情報を生成して画像処理モジュールに転送することができ、前記フレーム(1)の上部に、検出取付枠(41)が設置され、前記検出昇降シリンダー(42)の主体部分は検出取付枠(41)内に取り付けられ、シリンダーのプッシュロッドは検出取付枠(41)から通り抜けて、前記検出昇降ブロック(43)に、垂直方向を向く検出昇降ガイドピン(44)が設置され、前記検出昇降ガイドピン(44)の上部は検出昇降枠の下底板を通り抜けることを特徴とする請求項1に記載の目視検査機能を有するランプビーズアセンブリの搬送転送機構。
【請求項5】
前記検出昇降ブロック(43)の下表面において且つ検出接触センサパネル(45)の左右両側に、検出圧力センサー(46)が設置され、前記検出圧力センサー(46)の下側に、検出ばね(47)を介して搬送溝(2)内に挿入可能な検出柱が接続され、前記検出昇降ブロック(43)の下表面において且つ検出接触センサパネル(45)の前後両側に、ゴムキャップ(13)と接して連係する上押圧ブロック(50)が設置され、前記フレーム(1)の下側に、垂直方向を向く下押圧ブロックの持ち上げシリンダー(51)が設置され、前記下押圧ブロックの持ち上げシリンダー(51)の上部に、上押圧ブロック(50)と連係する下押圧ブロック(52)が接続され、前記上押圧ブロック(50)はゴムキャップ(13)から伸びた電線(12)との連係部に、電線押圧シート(54)が設置され、前記下押圧ブロック(52)はゴムキャップ(13)から伸びた電線(12)との連係部に、電気接点シート(53)が設置され、また、電気接点シートは給電ユニットと電気的に連通され、また、給電ユニットは回路オンオフ検出器が電気的に連通されることを特徴とする請求項4に記載の目視検査機能を有するランプビーズアセンブリの搬送転送機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はランプビーズの加工分野に関し、特に、目視検査機能を有するランプビーズアセンブリの搬送転送機構に関する。
【背景技術】
【0002】
ランプビーズアセンブリはLED照明に欠かせないコア部品である。
図1に示すランプビーズアセンブリは、ランプビーズ11を備え、ランプビーズ11の両側に電線12が電気的に接続され、電線12にゴムキャップ13が被装され、ストリップライトの組み立てには、ランプビーズ自体の性質により、挟持設備を使ってランプビーズを挟持するのに不便であり、殆ど人手でランプビーズをストリップライトの対応する位置に取り入れている。このような方式でランプビーズアセンブリを搬送するのは、非常に手間がかかり、効率が低下するという課題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、目視検査機能を有するランプビーズアセンブリの搬送転送機構の提供を目的とし、転送挟持器の構造により、今まで直接に挟持していたことを避けて、陰圧空間を作るとともに、吸盤と合わせることで、二重挟持を実現し、優れる挟持効果を確保すると同時に、挟持中にランプビーズを損じることも避けるようになる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の目的を実現するために、本発明の使用する技術的な解決方案は以下の通りである。目視検査機能を有するランプビーズアセンブリの搬送転送機構であって、それはフレームと、フレームの底部に設置された搬送溝を備え、前記搬送溝の底部に、ランプビーズアセンブリを搬送するための搬送装置が設置され、また、搬送溝の尾部に遮り止めブロックが設置され、前記フレームの上部に、順次にCCD検出器と転送装置が設置され、前記転送装置は、フレームの上部に設置された転送可動装置と、転送可動装置の下側に設置された転送挟持器を備え、前記転送挟持器は、転送可動装置と接続している転送挟持スリーブを備え、前記転送挟持スリーブの4つの内壁に、連通している転送気孔が設けられ、前記転送気孔に転送気嚢が設置され、前記転送気嚢に転送密封ブロックが接続され、また、転送気孔は転送挟持スリーブ内に設けられた第一空気通路と連通され、前記第一空気通路に給排気アセンブリが接続され、また、転送気嚢を伸ばして開くと、転送密封ブロックをランプビーズの側面と密封するように連係され、前記転送挟持スリーブの上板の下側に、ランプビーズの上表面と連係する転送吸盤が設置され、また、転送挟持スリーブの上板に、転送挟持スリーブの内外を連通させることが可能なエアーポンプが嵌め込まれる。
【0005】
好ましくは、前記転送挟持スリーブの上板内に、第一空気通路と連通している第二空気通路が設けられ、また、第二空気通路はエアーポンプと連通しており、前記第一空気通路の上端に開口部が設けられ、また、空気通路遮断ブロックが連係される。
【0006】
好ましくは、前記転送可動装置は、フレームの上部に設置された転送モータを備え、また、転送モータの出力軸は垂直に下を向いて、前記転送モータの出力軸に転送回転盤が接続され、前記転送回転盤の下側に、位相差が180度となっている2つの転送昇降シリンダーセットが設置され、各転送昇降シリンダーセットは2つ以上の転送昇降シリンダーから構成され、前記転送挟持スリーブは転送昇降シリンダーのプッシュロッドと接続され、前記転送モータの出力軸が転送回転盤を通り抜けた部分はねじ棒となり、また、ネジ棒に回転盤支持ブロックが螺合され、前記回転盤支持ブロックの上表面は、転送回転盤と接触して連係する。
【0007】
好ましくは、前記フレームにおいて且つ転送モータの両側に、二本の垂直方向を向く回転盤の位置制限ロッドが設置され、前記転送回転盤に、それぞれ二本の回転盤の位置制限ロッドと連係する第一位置制限連係溝と第二位置制限連係溝が設けられ、また、回転盤の位置制限ロッドが転送回転盤の下端を通り抜けた部分はネジ棒となり、また、ネジ棒に位置制限ブロックが螺接され、前記位置制限支持ブロックの上表面は転送回転盤と接触して連係する。
【0008】
好ましくは、前記フレームの上部に、搬送溝内におけるランプビーズアセンブリと連係する検出装置が設置され、前記検出装置は、フレームに設置された検出昇降シリンダーを備え、前記検出昇降シリンダーの下側に、検出昇降ブロックが接続され、前記検出ブロックの下表面に、検出接触センサパネルが嵌め込まれ、また、検出接触センサパネルのサイズはランプビーズの上表面のサイズより大きく、前記検出接触センサパネルに、接触センサー範囲内に画像情報を生成して画像処理モジュールに転送することができる。
【0009】
好ましくは、前記検出昇降ブロックの下表面において且つ検出接触センサパネルの左右両側に、検出圧力センサーが設置され、前記検出圧力センサーの下側に、検出ばねを介して搬送溝内に挿入可能な検出柱が接続される。
【0010】
好ましくは、前記検出昇降ブロックの下表面において且つ検出接触センサパネルの前後両側に、ゴムキャップと接して連係する上押圧ブロックが設置され、前記フレームの下側に、垂直方向を向く下押圧ブロックの持ち上げシリンダーが設置され、前記下押圧ブロックの持ち上げシリンダーの上部に、上押圧ブロックと連係する下押圧ブロックが接続され、前記上押圧ブロックはゴムキャップから伸びた電線との連係部に、電線押圧シートが設置され、前記下押圧ブロックはゴムキャップから伸びた電線との連係部に、電気接点シートが設置され、また、電気接点シートは給電ユニットと電気的に連通され、また、給電ユニットは回路オンオフ検出器が電気的に連通される。
【0011】
好ましくは、前記フレームの上部に、検出取付枠が設置され、前記検出昇降シリンダーの主体部分は検出取付枠内に取り付けられ、シリンダーのプッシュロッドは検出取付枠から通り抜けて、前記検出昇降ブロックに、垂直方向を向く検出昇降ガイドピンが設置され、前記検出昇降ガイドピンの上部は検出昇降枠の下底板を通り抜ける。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】ランプビーズアセンブリの構造を示すである。
【
図2】目視検査機能を有するランプビーズアセンブリの搬送転送機構の構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
当業者が本発明の技術的な解決手段をより良く理解するため、次に、図面と併せて本発明を詳しく説明する。この部分の説明は、実証性と解釈性のみであり、本発明の保護範囲は何ら限定されない。
【0014】
図1-
図6に示すように、本発明の具体的な構造は以下の通りである。目視検査機能を有するランプビーズアセンブリの搬送転送機構であって、それはフレーム1と、フレーム1の底部に設置された搬送溝2を備え、前記搬送溝2の底部に、ランプビーズアセンブリ5を搬送するための搬送装置が設置され、また、搬送溝2の尾部に遮り止めブロック4が設置され、前記フレーム1の上部に、順次にCCD検出器9と転送装置7が設置され、前記転送装置7は、フレーム1の上部に設置された転送可動装置と、転送可動装置の下側に設置された転送挟持器29を備え、前記転送挟持器29は、転送可動装置と接続している転送挟持スリーブ31を備え、前記転送挟持スリーブ31の4つの内壁に、連通している転送気孔33が設けられ、前記転送気孔33に転送気嚢34が設置され、前記転送気嚢34に転送密封ブロック35が接続され、また、転送気孔33は転送挟持スリーブ31内に設けられた第一空気通路36と連通され、前記第一空気通路36に給排気アセンブリが接続され、また、転送気嚢34を伸ばして開くと、転送密封ブロック35をランプビーズ11の側面と密封するように連係され、前記転送挟持スリーブ31の上板の下側に、ランプビーズ11の上表面と連係する転送吸盤32が設置され、また、転送挟持スリーブ31の上板に、転送挟持スリーブ31の内外を連通させることが可能なエアーポンプ37が嵌め込まれる。
【0015】
具体的な操作は以下の通りである。まずランプビーズアセンブリ5を搬送溝2内に取り入れて、ランプビーズアセンブリ5の電線をランプビーズアセンブリ5の前後両側に位置させて、遮り止めブロック4に遮り止められるまで搬送装置3によりランプビーズアセンブリ5を搬送し、搬送中に、CCD検出器9によりランプビーズアセンブリに対して検出を行い、その外観に欠陥があるかどうかを判断してから、転送可動装置により転送挟持器29を遮り止められたランプビーズアセンブリ5と対応する位置までに移動させて、即ち、転送スリーブ31をランプビーズ11の外部に被装し、転送吸盤32をランプビーズ11の上表面に吸着させて、続いて給排気アセンブリにより第一空気通路36内に給気し、転送気孔33に空気を満たすことで転送気嚢34を完全に伸び開かせて、更に転送密封ブロック35をランプビーズ11の側面に挟持させて密封構造に形成することで、転送スリーブ31とランプビーズ11の間に密閉された空間に形成し、続いて、エアーポンプ37を介して密閉された空間の空気を引き抜いて、これで真空陰圧空間に形成し、更に転送挟持スリーブ31はランプビーズ11と一体になり、ランプビーズ11の挟持を実現するとともに、ランプビーズを損じる状況も避けるようになる。転送可動装置により転送挟持器29及びランプビーズアセンブリ5を一緒にランプビーズの組立工程に転送するだけで、自動的にランプビーズアセンブリを投入できるようになり、人手作業と比べて、作業効率を向上させる。
【0016】
図5に示すように、前記転送挟持スリーブ31の上板内に、第一空気通路36と連通している第二空気通路38が設けられ、また、第二空気通路38はエアーポンプ37と連通しており、前記第一空気通路36の上端に開口部が設けられ、また、空気通路遮断ブロック39が連係される。
【0017】
転送挟持スリーブ31の上板内に、第二空気通路38が設けられることで、エアーポンプ37を介して第一空気通路に給気するほか、密封空間の排気も同期に実現することができるため、給気駆動部品の設定を省くとともに、エアーポンプの利用率も上げる。また、第一空気通路36の上端に開口部が設けられ、また、空気通路遮断ブロック39が連係されることで、第一空気通路の加工も便利になる。
【0018】
図3に示すように、前記転送可動装置は、フレーム1の上部に設置された転送モータ21を備え、また、転送モータ21の出力軸は垂直に下を向いて、前記転送モータ21の出力軸に転送回転盤22が接続され、前記転送回転盤22の下側に、位相差が180度となっている2つの転送昇降シリンダーセットが設置され、各転送昇降シリンダーセットは2つ以上の転送昇降シリンダー28から構成され、前記転送挟持スリーブ31は転送昇降シリンダーのプッシュロッドと接続され、前記転送モータの出力軸が転送回転盤22を通り抜けた部分はねじ棒となり、また、ネジ棒に回転盤支持ブロック23が螺合され、前記回転盤支持ブロック23の上表面は、転送回転盤22と接触して連係する。
【0019】
転送可動装置について、転送モータ21により転送回転盤22を回転させて、更に2つの転送昇降シリンダーセットの位置を変更させ、2つの転送昇降シリンダーセットにより転送挟持スリーブ31を昇降させることで、転送挟持器の2つ工程を変換させるようになる。また、2組転送挟持器を設置しており、一組によりランプビーズアセンブリを投入すると同時に、もう一組によりがランプビーズアセンブリの挟持を行うことができるため、加工効率を向上させる。また、回転盤支持ブロック23を設置しており、転送回転盤22の下表面を支持し、回転盤が傾いてしまうことを避ける。
【0020】
図3-4に示すように、前記フレーム1において且つ転送モータ21の両側に、二本の垂直方向を向く回転盤の位置制限ロッド24が設置され、前記転送回転盤22に、それぞれ二本の回転盤の位置制限ロッド24と連係する第一位置制限連係溝26と第二位置制限連係溝27が設けられ、また、回転盤の位置制限ロッド24が転送回転盤22の下端を通り抜けた部分はネジ棒となり、また、ネジ棒に位置制限ブロック25が螺接され、前記位置制限支持ブロック25の上表面は転送回転盤22と接触して連係する。
【0021】
二本の回転盤の位置制限ロッド24をそれぞれ第一位置制限連係溝26と第二位置制限連係溝27と連係させることで、回転中に転送回転盤22が中心から外れないことを確保し、また、第一位置制限連係溝26と第二位置制限連係溝27を弧状に設置して、回転番の位置制限ロッド24を連係溝の中に最大限で180℃しか回転できないことにより、回転盤に位置を決めることができる。回転盤の位置制限ロッド24の下部に位置制限ブロック25が螺接されることで、転送回転盤に2つの支持点が追加し、回転盤22が回転中に更に安定するようになる。
【0022】
図2と
図7に示すように、前記フレーム1の上部に、搬送溝2内におけるランプビーズアセンブリ5と連係する検出装置6が設置され、前記検出装置6は、フレーム1に設置された検出昇降シリンダー42を備え、前記検出昇降シリンダー42の下側に、検出昇降ブロック43が接続され、前記検出ブロック43の下表面に、検出接触センサパネル45が嵌め込まれ、また、検出接触センサパネル45のサイズはランプビーズ11の上表面のサイズより大きく、前記検出接触センサパネル45により、接触センサー範囲内に画像情報を生成して画像処理モジュールに転送することができる。
【0023】
検出装置6を設置することで、検出昇降シリンダー42により検出昇降ブロック43を下降させて、更に検出接触センサパネル45をランプビーズ11の上表面に接触させることで、接触センサー範囲にの画像情報を生成して画像処理モジュールに転送し、画像処理モジュールにより検出できた画像を標準品のランプビーズ11の上表面の画像と比べることで、ランプビーズのサイズが合格かどうかを判断することができる。
【0024】
図7に示すように、前記検出昇降ブロック43の下表面において且つ検出接触センサパネル45の左右両側に、検出圧力センサー46が設置され、前記検出圧力センサー46の下側に、検出ばね47を介して搬送溝2内に挿入可能な検出柱48が接続される。
【0025】
検出昇降ブロック43が下降中に、検出柱48がそれにつれて下降し、検出柱48は搬送溝2の底部にある搬送装置と接触し、引き続き下降すると、検出ばね47は圧縮されていき、更に伸長状態から元の長さに回復するようになる。検出接触センサパネルに接触誘導信号が生じると、検出昇降ブロック43は下降を止めて、検出圧力センサー46によりこの時点の圧力値を測定し、更に圧力値でランプビーズの高さは合格かどうかを判断する。測定過程において、検出ばね47はいつも引き伸ばせている状態になり、これで検出圧力センサー46に測定した圧力値は、ばねの伸びの長さの変化を正確に反映することができる。
【0026】
図8-9に示すように、前記検出昇降ブロック43の下表面において且つ検出接触センサパネル45の前後両側に、ゴムキャップ13と接して連係する上押圧ブロック50が設置され、前記フレーム1の下側に、垂直方向を向く下押圧ブロックの持ち上げシリンダー51が設置され、前記下押圧ブロックの持ち上げシリンダー51の上部に、上押圧ブロック50と連係する下押圧ブロック52が接続され、前記上押圧ブロック50はゴムキャップ13から伸びた電線12との連係部に、電線押圧シート54が設置され、前記下押圧ブロック52はゴムキャップ13から伸びた電線12との連係部に、電気接点シート53が設置され、また、電気接点シートは給電ユニットと電気的に連通され、また、給電ユニットは回路オンオフ検出器が電気的に連通される。
【0027】
検出昇降ブロック43が下降すると同時に、上押圧ブロック50も同期に下降し、更に上押圧ブロック50の下表面はゴムキャップ13に接触し、検出昇降ブロック43を下降させた後、下押圧ブロックの持ち上げシリンダー51により下押圧ブロック52を持ち上げて、更に、下押圧ブロック52によりゴムキャップ13に押圧し、更に電線12を平らに押圧するとともに、電線押圧シート54により電線12がゴムキャップ13を超えた部分を電気接点シート53に押圧して、給電ユニットにより給電し、このようにしてランプビーズアセンブリは連通され、回路オンオフ検出器によって回路全体が接続されているかどうかを検出する。もし接続される場合、ランプビーズアセンブリの電気的接続に問題がなく、逆になる場合、ランプビーズアセンブリが不合格であることを表す。
【0028】
図7に示すように、前記フレーム1の上部に、検出取付枠41が設置され、前記検出昇降シリンダー42の主体部分は検出取付枠41内に取り付けられ、シリンダーのプッシュロッドは検出取付枠41から通り抜けて、前記検出昇降ブロック43に、垂直方向を向く検出昇降ガイドピン44が設置され、前記検出昇降ガイドピン44の上部は検出昇降枠41の下底板を通り抜ける。
【0029】
検出取付枠41を設置することで、更に検出昇降シリンダー42を強化する。また、検出昇降ガイドピン44の上部は検出昇降枠41の下底板を通り抜けることで、検出取付ブロック43が昇降中にはずれてしまうことを避ける。
【0030】
実際に本発明を応用する際、各駆動部品は専門の制御システムにより制御を行うこともできるし、制御システムをボタンと組み合わせる形で制御を行うこともできる。
【0031】
説明すべきなのは、本明細書において、専門用語の“含む”、“含有”またはそのいかなる他の変化は、非排他的な含有を網羅することを意味する。従って、一連の要素を含む過程、方法、物品または装置がそれらの要素を含むだけではなく、かつ明確に列挙されていないその他の要素をさらに備え、またはこの種類の過程、方法、物品または装置の固有の要素をさらに含んでいる。
【0032】
本明細書に具体的な個別事例を応用して本発明の原理及び実施方式を説明したが、上記の実例の説明は本発明の方法及びその基本理念に対する理解を手伝うだけに用いる。上記は本発明の好ましい実施方式のみであり、注意すべきなのは、文字表現の制限性のため、客観的に無限の具体的な構造が存在し、本技術分野の当業者にとって、本発明の原理から逸脱しない前提において、さらにいくつかの改善、修正または変化を実施でき、さらに上記の技術的特徴を適切な方式で組み合わせることができる。これらの改善と修正、変化または組み合わせ、または改善せずに発明の構想と技術的解決手段をその他の場合に直接応用するものは、いずれも本発明の保護範囲とみなすべきである。
【符号の説明】
【0033】
1、フレーム;2、搬送溝;3、搬送装置;4、遮り止めブロック;5、ランプビーズアセンブリ;6、検出装置;7、転送装置;9、CCD検出器;11、ランプビーズ;12、電線;13、ゴムキャップ;21、転送モータ;22、転送回転盤;23、回転盤支持ブロック;24、回転盤の位置制限ロッド;25、位置制限支持ブロック;26、第一位置制限連係溝;27、第二位置制限連係溝;28、転送昇降シリンダー;29、転送挟持器;31、転送挟持スリーブ;32、転送吸盤;33、転送気孔;34、転送気嚢;35、転送密封ブロック;36、第一空気通路;37、エアーポンプ;38、第二空気通路;39、空気通路遮断ブロック;41、検出取付枠;42、検出昇降シリンダー;43、検出昇降ブロック;44、検出昇降ガイドピン;45、検出接触センサパネル;46、検出圧力センサー;47、検出ばね;48、検出柱;50、上押圧ブロック;51、下押圧ブロックの持ち上げシリンダー;52、下押圧ブロック;53、電気接点シート;54、電線押圧シート