(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022068829
(43)【公開日】2022-05-10
(54)【発明の名称】ラケット
(51)【国際特許分類】
A63B 59/42 20150101AFI20220427BHJP
A63B 102/16 20150101ALN20220427BHJP
【FI】
A63B59/42
A63B102:16
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021128604
(22)【出願日】2021-06-25
【基礎とした実用新案登録】
【原出願日】2020-10-22
(71)【出願人】
【識別番号】520440799
【氏名又は名称】田代 秀夫
(72)【発明者】
【氏名】田代 秀夫
(57)【要約】
【課題】背景技術の円形ラケットは、次のような欠点があった。このラケットは、手のひら側のみで使用できる形状・構造であり、拳側に装着できない。本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【解決手段】ラケット本体と、ラバーと、ラケット本体に結合された指を通して握るためのバンドと、ラケット本体に結合された脱落防止紐、また、バンドは、ゴム、革、布、樹脂のいずれかの一つからなり、脱着可能な結合によって長さを変えられるゴムバンド、また、ラケット本体の形状は、正円、楕円、角を丸めた四角形のいずれかの一つからなる。脱落防止紐の結合は、ラケット本体の辺縁に結合部により結合されたいずれかの一つからなる結合部と脱落防止紐をラケット本体の辺縁の貫通された穴に脱落防止紐を通す結合のいずれかの一つからなる脱落防止紐の結合部。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラケット本体と、前記ラケット本体の表面に取り付けられたラバーと、前記ラケット本体の裏面に結合され、親指以外の指を通して握るためのバンドと、前記バンドの結合部と、前記ラケット本体に結合され、手を通すための輪である脱落防止紐と、前記脱落防止紐の結合部からなる、卓球ラケット。
【請求項2】
前記バンドは、ゴム、革、布、樹脂のいずれかの一つからなる請求項1記載の卓球ラケット。
【請求項3】
前記バンドは、脱着可能な結合によって長さを変えられる請求項1記載の卓球ラケット。
【請求項4】
前記ラケット本体の形状は、正円、楕円、角を丸めた四角形のいずれかの一つからなる請求項1記載の卓球ラケット。
【請求項5】
前記脱落防止紐の結合は、前記脱落防止紐を請求項1記載の前記ラケット本体の結合部により結合された請求項1記載の卓球ラケット。
【請求項6】
前記脱落防止紐の結合は、請求項1記載の前記ラケット本体の貫通された穴に前記脱落防止紐を通す結合であることを特徴とする請求項1記載の卓球ラケット。
【請求項7】
前記ラケット本体の小口は、素地を、ゴム、革、布、樹脂のいずれかの一つによって覆う形状のいずれかの一つからなる請求項1記載の卓球ラケット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、卓球のラケットを模した形状を用い、両手の拳に装着することによって卓球をやりながら両手で格闘技のパンチの練習ができるようにしたラケットである。
【背景技術】
【0002】
円形ラケットの裏面にグリップを設け手のひら感覚で打てる卓球ラケットが先行技術として存在する。この技術は、手のひら側のみで使用する技術である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-047199号公報(段落0005~0009、
図1、
図3)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
背景技術の円形ラケットは、次のような欠点があった。このラケットは、手のひら側のみで使用できる形状・構造であり、拳側に装着できない。本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ラケット本体と、ラケット本体に取り付けられたラバーと、ラケット本体に結合された指を通して握るためのバンドと、ラケット本体に結合された、指を通して握るためのバンドの結合部と、ラケット本体に結合された脱落防止紐と、脱落紐の結合部。
【0006】
また、バンドは、ゴム、革、布、樹脂のいずれかの一つからなるラケット本体に取り付けられたバンド。
【0007】
また、ラケット本体の形状は、正円、楕円、角を丸めた四角形のいずれかの一つからなるラケット本体の形状。
【0008】
また、バンドは、脱着可能な結合によって長さを変えられるバンド。
【0009】
また、脱落防止紐の結合部は、脱落防止紐をラケット本体の辺縁に結合部により結合された脱落防止紐取り付けのいずれかの一つからなる脱落防止紐の結合部。
【0010】
また、脱落防止紐の結合部は、脱落防止紐をラケット本体の辺縁の貫通された穴に脱落防止紐を通す取り付けのいずれかの一つからなる脱落防止紐の結合部。
【発明の効果】
【0011】
この発明によって、手のひら側もしくは拳側の装着が可能となり、手のひら側のみの装着という欠点を解消し、通常の卓球のみならず、パンチを繰り出すスタイルで卓球を行うことを可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1・本発明の右手用ラケット形状を示す正面図である。
【
図2】
図2・本発明の右手用ラケット形状を示す背面図である。
【
図3】
図3・本発明の右手用ラケット形状の結合部を示す背面図である。
【
図4】
図4・本発明の右手用ラケット形状を示す左側面図である。
【
図5】
図5・本発明の右手用ラケット形状を示す平面図である。
【
図6】
図6・本発明の左手用ラケット形状を示す正面図である。
【
図7】
図7・本発明の左手用ラケット形状を示す背面図である。
【
図8】
図8・本発明の左手用ラケット形状の結合部を示す背面図である。
【
図9】
図9・本発明の左手用ラケット形状を示す左側面図である。
【
図10】
図10・本発明の左手用ラケット形状を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
右手用ラケットについて、表面にラバー8aが取り付けられた正円、図は無いが楕円、図は無いが角を丸くした四角形のいずれかの一つからなるラケット本体1aに設置された離脱防止紐6aの輪の中に手を通し、ラケット本体1a裏面に接合されたバンド2aとバンド3aとラケット本体1aとの間の空間7aに親指以外の指を通し右手に装着、バンド2aと前記のバンド3aを握ることによって拳面の前にラケット本体1aが配置され、パンチを繰り出す動作で卓球のボールを打つことができる形状。左手用についても同じ形状。
【実施例0014】
以下、添付図面に従って右手用実施例を説明する。
図1は、ラケット本体1aの表面にラバー8aを取り付けられ、ラケット本体1aの左側の斜め下に紐を通すために貫通された穴5aをあけその穴に設置された離脱防止紐6aを示す。
図2は、ラケット本体1aの裏面にバンド2aの両端を中央より上部に結合された結合部4aを示す。バンド3aの両端をバンド2aの下部に結合された結合部4aを示す。
図3は、結合部4aの場所を示す。
図4は、ラケットの左側面図である。
図5は、握りやすくするためラケット1aの裏面と結合部4aによって結合されたバンド2aとラケット1aの裏面と結合部4aによって結合されたバンド3aの間に指を通す幅の空間7aを設けられていることを示す。
【0015】
以下、添付図面に従って左手用実施例を説明する。
図1は、ラケット本体1bの表面にラバー8bを取り付けられ、ラケット本体1bの右側の斜め下に紐を通すために貫通された穴5aをあけその穴に設置された離脱防止紐6bを示す。
図2は、ラケット本体1bの裏面にバンド2bの両端を中央より上部に結合された結合部4bを示す。バンド3aの両端をバンド2bの下部に結合された結合部4bを示す。
図3は、結合部4bの場所を示す。
図4は、ラケットの左側面図である。
図5は、握りやすくするためラケット1bの裏面と結合部4bによって結合されたバンド2bとラケット1bの裏面と結合部4bによって結合されたバンド3aの間に指を通す幅の空間7bを設けられていることを示す。
【0016】
図11は、右手にラケットを装着した時の左側面を示す。
図12は、ラケットの使用方法を示す。
図11と
図12にあるように拳に装着することによってパンチを繰り出すスタイルで卓球を行うことを可能にする。