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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022068858
(43)【公開日】2022-05-10
(54)【発明の名称】HARQ再送信を処理するデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20220427BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20220427BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W72/04 136
【審査請求】有
【請求項の数】19
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021172065
(22)【出願日】2021-10-21
(31)【優先権主張番号】63/094,912
(32)【優先日】2020-10-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/503,379
(32)【優先日】2021-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】509352749
【氏名又は名称】宏碁股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ACER INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】李 建民
(72)【発明者】
【氏名】羅 立中
(72)【発明者】
【氏名】陳 仁賢
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH28
(57)【要約】
【課題】HARQ再送信を処理するデバイスを提供する。
【解決手段】ハイブリッド自動反復要求(HARQ)再送信を処理するための通信デバイスは、ネットワークから第1の物理下りリンク(DL)共有チャネル(PDSCH)を受信することであって、第1のPDSCHに対応する第1のHARQフィードバックは、第1の上りリンク(UL)チャネルに割り当てられており、第1のULチャネルは、第1の優先度インデックスに対応している、受信することと、第1のULチャネルにおいて第1のHARQフィードバックを送信しないと決定することと、第1のHARQフィードバックのための第2のULチャネルを決定することであって、第2のULチャネルは、第2の優先度インデックスに対応している、決定することと、第2のULチャネルにおいて第1のHARQフィードバックを送信することと、を行う命令を実行するように構成されている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハイブリッド自動反復要求(HARQ)再送信を処理するための通信デバイスであって、
少なくとも1つの記憶デバイスと、
前記少なくとも1つの記憶デバイスに結合された少なくとも1つの処理回路と、を含み、前記少なくとも1つの記憶デバイスは命令を記憶し、前記少なくとも1つの処理回路は、
ネットワークから第1の物理下りリンク(DL)共有チャネル(PDSCH)を受信することであって、前記第1のPDSCHに対応する第1のHARQフィードバックは、第1の上りリンク(UL)チャネルに割り当てられており、前記第1のULチャネルは、第1の優先度インデックスに対応している、受信することと、
前記第1のULチャネルにおいて前記第1のHARQフィードバックを送信しないと決定することと、
前記第1のHARQフィードバックのための第2のULチャネルを決定することであって、前記第2のULチャネルは、第2の優先度インデックスに対応している、決定することと、
前記第2のULチャネルにおいて前記第1のHARQフィードバックを送信することと、を行う前記命令を実行するように構成されている、通信デバイス。
【請求項2】
前記第2のULチャネルは、第1のDL制御情報(DCI)によって示される、請求項1に記載の通信デバイス。
【請求項3】
前記第2のULチャネルにおける前記第1のHARQフィードバックの位置は、前記第1のDCIにしたがって決定される、請求項2に記載の通信デバイス。
【請求項4】
前記第1のHARQフィードバックを送信するために予約された第1のペイロードサイズは、前記第1のDCIにしたがって決定される、請求項2または3に記載の通信デバイス。
【請求項5】
前記第1のDCIの第1の制御リソースセット(CORSET)プールインデックスと、前記第1のPDSCHを示す第2のDCIの第2のCORESETプールインデックスとが同じである、請求項2~4のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項6】
前記第1のDCIが任意のPDSCHを示さないか、または前記第1のDCIが、前記第1の優先度インデックスに対応する第1のDL割り当てインデックス(DAI)と、前記第2の優先度インデックスに対応する第2のDAIとを含む、請求項2~5のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項7】
前記第1のDCIが前記第1のULチャネルの後に受信されるか、または前記第1のDCIが、前記第1のULチャネルにおいて前記第1のHARQフィードバックを送信しないと決定した後に受信される、請求項2~6のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項8】
前記第2のULチャネルは、前記PUSCHの第1の反復の後の物理UL共有チャネル(PUSCH)の第2の反復であり、前記第1のULチャネルは、前記PUSCHの前記第1の反復である、請求項1~7のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項9】
前記通信デバイスは、前記第1のULチャネルにおいて前記第1のHARQフィードバックを送信しないと決定し、前記ネットワークによって送信された指示にしたがって、前記第2のULチャネルにおいて前記第1のHARQフィードバックを送信する、請求項1~8のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項10】
前記第1の優先度インデックスと前記第2の優先度インデックスとが同じである、請求項1~9のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項11】
前記第2のULチャネルにおける前記第1のHARQフィードバックの第1の位置が、第2のHARQフィードバックの第2の位置の後にあり、前記第2のHARQフィードバックが、前記第2のULチャネルにおける初期送信であるか、または前記第2のULチャネルにおける前記第1のHARQフィードバックの第1の位置が、前記第1の優先度インデックスおよび前記第2の優先度インデックスにしたがって決定される、請求項1~10のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項12】
前記第1のHARQフィードバックを送信するために予約された第1のペイロードサイズが、固定値であるか、または前記ネットワークの設定にしたがって決定される、請求項1~11のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項13】
前記第1のULチャネルと前記第2のULチャネルとの間の時間距離は、閾値以下である、請求項1~12のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項14】
前記閾値は、前記ネットワークによって指示される、請求項13に記載の通信デバイス。
【請求項15】
前記第1のPDSCHが第2のDCIによってスケジューリングされるか、または前記第1のPDSCHが半永続的スケジューリング(SPS)によってスケジューリングされる、請求項1~14のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項16】
前記通信デバイスは、指示に従って前記第1のHARQフィードバックを送信しないと決定するか、または前記通信デバイスは、前記第1のULチャネルが第3のULチャネルと衝突し、前記第3のULチャネルが前記第1の優先度インデックスよりも高い第3の優先度インデックスに対応しているときに、前記第1のHARQフィードバックを送信しないと決定する、請求項1~15のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項17】
前記第2のULチャネルは、前記第1の優先度インデックスとは異なる第3の優先度インデックスに対応する第2のHARQフィードバックを含む、請求項1~16のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項18】
前記第2のULチャネルにおいて第2のHARQフィードバックを送信するために予約された第2のペイロードサイズは、前記第2のULチャネルを示す第3のDCIにしたがって決定される、請求項1~17のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【請求項19】
前記第2のULチャネルの前記第2の優先度インデックスは、前記第2のULチャネルを示す第3のDCIにしたがって決定される、請求項1~18のいずれか一項に記載の通信デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)再送信を処理するデバイスに関係する。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)Rel-8規格および/または3GPP Rel-9規格をサポートするロングターム・エボリューション(LTE)システムは、ユーザの増加するニーズを満足させるためにUMTSの性能をさらに強化するために、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)の後継として3GPPによって開発された。LTEシステムは、ニューラジオ・インタフェースと、高いデータレート、低いレイテンシ、パケット最適化、および改善されたシステム容量とカバレッジを提供するニューラジオ・ネットワークアーキテクチャを含む。
【0003】
LTEアドバンスト(LTE‐A)システムは、その名前が示唆するように、LTEシステムの進化である。LTE‐Aシステムは、電力状態間のより速いスイッチングを目標とし、発展型ノードB(eNB)のカバレッジエッジでの性能を改善し、ピークデータ速度とスループットを増加させ、キャリア・アグリゲーション(CA)、協調マルチポイント(CoMP)送信/受信、上りリンク(UL)多入力多出力(UL‐MIMO)、ライセンス支援アクセス(LAA)(例えば、LTEを使用する)などの高度な技術を含む。
【0004】
次世代無線アクセスネットワーク(NG‐RAN)が、LTE-Aシステムをさらに強化するために開発されている。NG-RANは、1つ以上の次世代ノードB(gNB)を含み、より広い動作帯域、異なる周波数範囲に対する異なるヌメロロジ、大容量MIMO、高度なチャネルコーディングなどの特性を有する。
【0005】
ユーザ機器(UE)は、特定の原因のためにハイブリッド自動反復要求(HARQ)フィードバックを送信できないことがある。UEとgNBの間の通信は、HARQフィードバックがgNBによって正しく受信されない場合、定期的に進行することができない。したがって、HARQフィードバックの再送信は解決すべき重要な問題である。
【発明の概要】
【0006】
したがって、本発明は、上述の問題を解決するために、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)再送信を処理するためのデバイスを提供する。
【0007】
これは、以下の独立請求項による、HARQ再送信を処理するための通信デバイスによって達成される。従属請求項は、対応するさらなる開発および改善に関する。
【0008】
以下の発明を実施するための形態からより明確に分かるように、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)再送信を処理するための請求項に記載された通信デバイスは、少なくとも1つの記憶デバイスと、少なくとも1つの記憶デバイスに結合された少なくとも1つの処理回路と、を含む。少なくとも1つの記憶デバイスは、命令を記憶し、少なくとも1つの処理回路は、ネットワークから第1の物理下りリンク(DL)共有チャネル(PDSCH)を受信することであって、第1のPDSCHに対応する第1のHARQフィードバックは、第1の上りリンク(UL)チャネルに割り当てられており、第1のULチャネルは、第1の優先度インデックスに対応している、受信することと、第1のULチャネルにおいて第1のHARQフィードバックを送信しないと決定することと、第1のHARQフィードバックのための第2のULチャネルを決定することであって、第2のULチャネルは、第2の優先度インデックスに対応している、決定することと、第2のULチャネルにおいて第1のHARQフィードバックを送信することと、を行う命令を実行するように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一例による無線通信システムの概略図である。
図2】本発明の一例による無線通信デバイスの概略図である。
図3】本発明の一例によるプロセスのフローチャートである。
図4】本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。
図5】本発明の一例によるHARQ再送信のためのCIとDCIのタイミング関係の概略図である。
図6】本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。
図7】本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。
図8】本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。
図9】本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。
図10】本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。
図11】本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。
図12】本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。
図13】本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。
図14】本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。
図15】本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本発明の一例による無線通信システム10の概略図である。無線通信システム10は、手短に言えば、ネットワークと複数の通信デバイスとから構成されている。無線通信システム10は、時分割二重化(TDD)モード、周波数分割二重化(FDD)モード、TDD-FDDジョイント動作モード、非地上ネットワーク(NTN)モード、またはライセンス支援アクセス(LAA)モードをサポートしてもよい。すなわち、ネットワークおよび通信デバイスは、FDDキャリア、TDDキャリア、ライセンスキャリア(ライセンス・サービングセル)および/またはアンライセンスキャリア(アンライセンス・サービングセル)を介して互いに通信してもよい。追加的に、無線通信システム10は、キャリア・アグリゲーションをサポートしてもよい。すなわち、ネットワークおよび通信デバイスは、一次セル(例えば、一次コンポーネントキャリア)および1つ以上の二次セル(例えば、二次コンポーネントキャリア)を含む複数のサービングセル(例えば、複数のサービングキャリア)を介して互いに通信してもよい。
【0011】
図1では、無線通信システム10の構造を示すために、ネットワークおよび通信デバイスが簡潔に利用されている。実際には、ネットワークは、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)における少なくとも1つのノードB(NB)を含むユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)であってもよい。一例において、ネットワークは、少なくとも1つの発展型NB(eNB)および/またはロングターム・エボリューション(LTE)システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、LTE-Aシステムの発展などにおける少なくとも1つの中継ノードを含む発展型UTRAN(E-UTRAN)であってもよい。一例において、ネットワークは、少なくとも1つの次世代ノードB(gNB)および/または少なくとも1つの第5世代(5G)基地局(BS)を含む次世代無線アクセスネットワークであってもよい。一例において、ネットワークは、通信デバイスと通信するための特定の通信規格に適合する任意のBSであってもよい。
【0012】
NRは、5Gシステム(または5Gネットワーク)のために定義された規格であり、統一されたエアインターフェースをより良い性能で提供する。gNBは、eMBB(enhanced Mobile Broadband)、URLLC(Ultra Reliable Low Latency Communications)、mMTC(Massive Machine Type Communications)などの高度な特徴をサポートする5Gシステムを実現するために配備されている。eMBBは、広い帯域幅、および低い/適度なレイテンシを備えたブロードバンドサービスを提供する。URLLCは、より高い信頼性、および低いレイテンシの特性を備えたアプリケーション(例えば、エンドツーエンド通信)を提供する。アプリケーションの例としては、産業用インターネット、スマートグリッド、インフラストラクチャ保護、遠隔手術および高度道路交通システム(ITS)を含む。mMTCは、何十億もの接続されたデバイスおよび/またはセンサを含む5Gシステムのモノのインターネット(IoT)をサポートすることができる。
【0013】
さらに、ネットワークはまた、UTRAN/E-UTRAN/NG-RANおよびコアネットワークのうちの少なくとも1つを含んでもよく、コアネットワークは、MME(Mobility Management Entity)、S-GW(Serving Gateway)、P-GW(PDN(Packet Data Network) Gateway)、SON(Self-Organizing Networks)サーバおよび/またはRNC(Radio Network Controller)などのネットワーク・エンティティを含んでもよい。一例において、ネットワークが通信デバイスによって送信された情報を受信した後、その情報は、UTRAN/E-UTRAN/NG-RANによってのみ処理されてもよく、その情報に対応する決定は、UTRAN/E-UTRAN/NG-RANにおいて行われる。一例において、UTRAN/E-UTRAN/NG-RANは、コアネットワークに情報を転送し、コアネットワークがその情報を処理した後、その情報に対応する決定は、コアネットワークにおいて行われる。一例において、情報は、UTRAN/E-UTRAN/NG-RANとコアネットワークの両方によって処理されてもよく、協調および/または協力がUTRAN/E-UTRAN/NG-RANおよびコアネットワークによって実行された後に、決定が行われる。
【0014】
通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、低コストデバイス(例えば、マシンタイプ通信(MTC)デバイス)、デバイスツーデバイス(D2D)通信デバイス、狭帯域モノのインターネット(IoT)(NB-IoT)、携帯電話、ラップトップ、タブレットコンピュータ、電子ブック、ポータブルコンピュータシステム、またはそれらの組み合わせであってもよい。また、ネットワークおよび通信デバイスは、方向(例えば、送信方向)にしたがって送信機または受信機としてみることができ、例えば、上りリンク(UL)の場合、通信デバイスが送信機であり、ネットワークが受信機であり、下りリンク(DL)の場合、ネットワークが送信機であり、通信デバイスが受信機である。
【0015】
図2は、本発明の一例による通信デバイス20の概略図である。通信デバイス20は、図1に示す通信デバイスまたはネットワークであってもよいが、ここでは限定されない。通信デバイス20は、マイクロプロセッサまたは特定用途向け集積回路(ASIC)などの少なくとも1つの処理回路200、少なくとも1つの記憶デバイス210、および少なくとも1つの通信インターフェースデバイス220を含んでもよい。少なくとも1つの記憶デバイス210は、少なくとも1つの処理回路200によってアクセスされ実行されるプログラムコード214を記憶し得る任意のデータ記憶デバイスであってもよい少なくとも1つの記憶デバイス210の例は、加入者識別モジュール(SIM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、デジタル汎用ディスクROM(DVD-ROM)、ブルーレイ(登録商標)ディスクROM(BD-ROM)、磁気テープ、ハードディスク、光データ記憶デバイス、不揮発性記憶デバイス、非一時的コンピュータ可読媒体などを含むが、これらに限定されない。少なくとも1つの通信インターフェースデバイス220は、少なくとも1つのトランシーバであることが好ましく、少なくとも1つの処理回路200の処理結果にしたがって信号(例えば、データ、メッセージおよび/またはパケット)を送信および受信するために使用される。
【0016】
図3は、本発明の一例によるプロセス30のフローチャートである。プロセス30は、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)再送信を処理するために、通信デバイスにおいて利用されてもよい。プロセス30は、プログラムコード214にコンパイルされてもよく、以下のステップを含む。
ステップ300:開始する。
ステップ302:ネットワークから第1の物理DL共有チャネル(PDSCH)を受信し、第1のPDSCHに対応する第1のHARQフィードバックは、第1のULチャネルに割り当てられており、第1のULチャネルは、第1の優先度インデックスに対応している。
ステップ304:第1のULチャネルにおいて第1のHARQフィードバックを送信しないと決定する。
ステップ306:第1のHARQフィードバックのための第2のULチャネルを決定し、第2のULチャネルは、第2の優先度インデックスに対応している。
ステップ308:第2のULチャネルにおいて第1のHARQフィードバックを送信する。
ステップ310:終了する。
【0017】
プロセス30によれば、通信デバイスは、ネットワークから第1のPDSCHを受信し、第1のPDSCHに対応する第1のHARQフィードバックは、第1のULチャネルに割り当てられており、第1のULチャネルは、第1の優先度インデックスに対応している(例えば、第1の優先度インデックスが設定されているか、または示される)。通信デバイスは、第1のULチャネルにおいて第1のHARQフィードバックを送信しないと決定する(例えば、送信しないように構成される)。次いで、通信デバイスは、第1のHARQフィードバックのための第2のULチャネルを決定(例えば、選択)し、第2のULチャネルは、第2の優先度インデックスに対応している(例えば、第1の優先度インデックスが設定されている)。通信デバイスは、第2のULチャネルにおいて第1のHARQフィードバックを送信する。すなわち、通信デバイスが第1のULチャネルにおいて第1のHARQフィードバックを送信(例えば、初期送信)できないため、通信デバイスは、第2のULチャネルにおいて第1のHARQフィードバックを送信(例えば、再送信)する。したがって、HARQフィードバックの再送信の問題は解決される。
【0018】
プロセス30の実現は、上記に限定されない。以下の例は、プロセス30を実現するために適用されてもよい。
【0019】
一例では、第2のULチャネルは、第1のDL制御情報(DCI)によって示される(例えば、スケジューリングされる)。一例では、第2のULチャネルにおける第1のHARQフィードバックの位置は、第1のDCIにしたがって決定される。一例では、第1のHARQフィードバックを送信するために予約された第1のペイロードサイズは、第1のDCIにしたがって決定される。一例では、第1のDCIの第1の制御リソースセット(CORSET)プールインデックスと、第1のPDSCHを示す第2のDCIの第2のCORESETプールインデックスとが同じである。一例では、第1のDCIは任意のPDSCHを示さない。すなわち、第1のDCIは特定の目的のためのものであってもよい。一例において、第1のDCIは、第1の優先度インデックスに対応している第1の下りリンク割り当てインデックス(DAI)と、第2の優先度インデックスに対応している第2のDAIとを含む。
【0020】
一例では、第1のDCIは、第1のULチャネルの後に受信される。一例では、第1のDCIは、第1のULチャネルにおいて第1のHARQフィードバックを送信しないと決定した後に受信される。
【0021】
一例では、第2のULチャネルは、PUSCHの第1の反復の後の物理UL共有チャネル(PUSCH)の第2の反復であり、第1のULチャネルは、PUSCHの第1の反復である。
【0022】
一例では、通信デバイスは、第1のULチャネルにおいて第1のHARQフィードバックを送信しないと決定し、ネットワークによって送信された指示にしたがって、第2のULチャネルにおいて第1のHARQフィードバックを送信する。すなわち、第1のULチャネルにおいてキャンセルされた後、すべてのHARQフィードバックを再送信できるわけではなく、通信デバイスは、指示にしたがって第1のHARQフィードバックを再送信することが可能である。一例では、指示は、無線資源制御(RRC)信号またはDCIであってもよい。
【0023】
一例では、第1の優先度インデックスと第2の優先度インデックスとが同じである。
【0024】
一例では、第2のULチャネルにおける第1のHARQフィードバックの第1の位置は、第2のHARQフィードバックの第2の位置の後であり、第2のHARQフィードバックは、第2のULチャネルにおける初期送信である。すなわち、HARQフィードバックの初期送信と再送信は、第1のULチャネルにおいて共同送信される。例えば、第1のHARQフィードバックは、半永続的スケジューリング(SPS)PDSCHに対応するHARQフィードバックであるか、またはDCIによって示された(またはスケジューリングされた)PDSCHに対応するHARQフィードバックである。
【0025】
一例では、第2のULチャネルにおける第1のHARQフィードバックの第1の位置は、第1の優先度インデックスおよび第2の優先度インデックスにしたがって決定される。
【0026】
一例では、第1のHARQフィードバックを送信するために予約された第1のペイロードサイズが、固定値であるか、またはネットワークの設定にしたがって決定される。
【0027】
第1のULチャネルと第2のULチャネルとの間の時間距離は、閾値以下である。一例では、閾値は、ネットワークによって指示される。例えば、通信デバイスは、閾値に対応するタイマが満了する前に、第2のULチャネルにおいて第1のHARQフィードバックを送信する。すなわち、通信デバイスは、特定の期間内に第1のHARQフィードバックを送信する。通信デバイスは、タイマが満了する前に第1のHARQフィードバックを送信することができない場合、第1のHARQフィードバックをドロップしてもよい。
【0028】
一例では、第1のPDSCHは、第2のDCIによってスケジューリングされる。一例では、第1のPDSCHは、半永続的スケジューリング(SPS)によってスケジューリングされる。一例では、通信デバイスは、(例えば、ネットワークによって送信される)指示にしたがって第1のHARQフィードバックを送信しないと決定する。すなわち、通信デバイスは、指示にしたがって、第1のHARQフィードバックをドロップする(または送信を停止する)。指示は、キャンセル表示(CI)であってもよい。
【0029】
一例では、通信デバイスは、第1のULチャネルが第3のULチャネルと衝突(例えば、重複)し、第3のULチャネルが第1の優先度インデックスよりも高い第3の優先度インデックスに対応している(例えば、第1の優先度インデックスが設定されているか、または示される)ときに、第1のHARQフィードバックを送信しないと決定する。第1のULチャネルおよび第3のULチャネルは、同じスロット(または同じサブスロット)内であってもよいことに留意する。
【0030】
一例では、第2のULチャネルは、第1の優先度インデックスとは異なる第3の優先度インデックスに対応している(例えば、第3の優先度インデックスが設定される)第2のHARQフィードバックを含む。
【0031】
一例では、第2のULチャネルで第2のHARQフィードバックを送信するために予約された第2のペイロードサイズは、第2のULチャネルを示す第3のDCIにしたがって決定される。一例では、第2のULチャネルの第2の優先度インデックスは、第2のULチャネルを示す第3のDCIにしたがって決定される。
【0032】
図4は、本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。通信デバイスは、DCI DCI0を受信し、DCI DCI0は、PDSCH PDSCH0の受信を指示する(例えば、スケジューリングする)。追加的に、DCI DCI0は、PDSCH PDSCH0のDAI (例えば、DAI0=1)を指示してもよい。通信デバイスは、PDSCH PDSCH0を受信した後、PUCCH PUCCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信する準備をする(例えば、送信するようにスケジューリングされる)。一例において、PDSCH PDSCH0は、SPS PDSCHであってもよく、すなわち、DCIによってスケジューリングされない。
【0033】
さらに、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0が(例えば、ある期間において)PUCCH PUCCH0と衝突する場合、PUCCH PUCCH0のHARQフィードバックHARQ0をPUSCH PUSCH0と多重化してもよい。この状況では、HARQフィードバックHARQ0が多重化され、PUSCH PUSCH0で送信されているため、通信デバイスはPUCCH PUCCH0を送信しなくてもよい。例えば、PUSCH PUSCH0は、DCI (例えば、DCI DCI1)によってスケジューリングされてもよいし、PUSCH PUSCH0は、設定されたグラント(CG)送信であってもよい。
【0034】
しかしながら、通信デバイスは、HARQフィードバックHARQ0を送信しない(例えば、キャンセルする)と決定してもよい。一例では、通信デバイスは、DCI DCI1を受信した後、PUSCH PUSCH0を送信しないことを示す指示(例えば、CI CI0)を受信する。一例では、通信デバイスは、指示(例えば、CI CI0)を受信し、指示にしたがってPUSCH PUSCH0を送信しないと決定する。一例では、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0がUL送信(例えば、PUSCHまたはPUCCH)と衝突し、UL送信の優先度インデックスがPUSCH PUSCH0の優先度インデックスよりも高い場合、PUSCH PUSCH0を送信しない(例えば、キャンセルする)と決定する。上記の例では、HARQフィードバックHARQ0を含むPUSCH PUSCH0が送信されないことがある。
【0035】
本例では、通信デバイスは、指示(例えば、CI CI0)を受信した後にDCI DCI2を受信し、DCI DCI2は、PDSCH PDSCH1の受信を指示する(例えば、スケジューリングする)。追加的に、DCI DCI2は、PDSCH PDSCH1のDAI (例えば、DAI1=2)を指示してもよい。DCI DCI2は、指示後の最新のDCIであってもよい。通信デバイスは、PDSCH PDSCH1の受信に応答して、PUCCH PUCCH1においてHARQフィードバックHARQ1を送信する準備をする。次いで、通信デバイスは、PUCCH PUCCH1においてHARQフィードバックHARQ0およびHARQ1を送信する。PUCCH PUCCH1は、PUCCH PUCCH0およびPUSCH PUSCH0と重複しないことに留意する。PUCCH PUCCH1の優先度インデックスは、DCI DCI2によって示されてもよい(または、DCI2にしたがって決定されてもよい)。一例において、PDSCH PDSCH0がSPS PDSCHである場合、PUCCH PUCCH1の優先度インデックスは、RRCシグナリングによって指示されてもよい。
【0036】
なお、通信デバイスがDCI DCI2を受信した瞬間は、図の内容に限定されるものではないことに留意されたい。一例では、DCI DCI2は、PUSCH PUSCH0の後に受信される。一例では、DCI DCI2は、通信デバイスがPUSCH PUSCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信しないと決定した後(例えば、CI CI0の後)に受信される。
【0037】
本例では、PUCCH PUCCH0の優先度インデックスとPUCCH PUCCH1の優先度インデックスは、同じであり(または、PDSCH PDSCH0の優先度インデックスとPDSCH PDSCH1の優先度インデックスは同じであり)、例えば、0である。HARQフィードバックHARQ0は、PUCCH PUCCH0とPUCCH PUCCH1の優先度インデックスが異なる(またはPDSCH PDSCH0とPDSCH PDSCH1の優先度インデックスが異なる)場合、PUCCH PUCCH1において送信されないことがある。一例において、PUCCH PUCCH0の優先度インデックスは、PDSCH PDSCH0をスケジューリングするDCI DCI0によって指示されてもよい。一例において、PUCCH PUCCH1の優先度インデックスは、PDSCH PDSCH1をスケジューリングするDCI DCI2によって指示されてもよい。
【0038】
本例では、DCI DCI0を送信するための第1のCORESETの第1のCORSETプールインデックスと、DCI DCI2を送信するための第2のCORESETの第2のCORESETインデックスとは、同じであり、例えば、0である。第1のCORESETの第1のCORSETプールインデックスと第2のCORESETの第2のCORESETプールインデックスが異なる場合、HARQフィードバックHARQ0はPUCCH PUCCH1において送信されないことがある。
【0039】
本例では、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信しないと決定し、PUCCH PUCCH1においてHARQフィードバックHARQ0を送信すると決定する。通信デバイスがそのような動作を実行できるかどうかは、通信デバイスの能力(例えば、UE能力)に依存することがある。通信デバイスは、HARQフィードバックのネットワークへの再送信に関する能力を報告してもよい。
【0040】
一例において、通信デバイスは、指示を受信する前に、DCI DCI2およびPDSCH PDSCH1を受信してもよい。HARQフィードバックHARQ1は再送信のためのものではない。HARQフィードバックHARQ0およびHARQ1がPUCCH PUCCH1において送信されるときに、HARQフィードバックHARQ0は、HARQフィードバックHARQ1に付加されてもよい(すなわち、HARQフィードバックHARQ1の後に位置してもよい)。
【0041】
通信デバイスは、図4に示すように、PDSCH PDSCH0のDAI DAI0(すなわち1)の値が、PDSCH PDSCH1のDAI DAI1(すなわち2)の値よりも小さいときに、HARQフィードバックHARQ0を送信してもよい。たとえば、DAI1=DAI0+1である。すなわち、通信デバイスは、PUCCH PUCCH1において、HARQフィードバックHARQ0およびHARQフィードバックHARQ1を送信する。PUCCH PUCCH1におけるHARQフィードバックHARQ0およびHARQフィードバックHARQ1の位置は、それぞれDAI DAI0およびDAI DAI1にしたがって決定されてもよい。たとえば、DAI DAI0=1なので、第1の位置は、HARQフィードバックHARQ0のためのものであり、DAI DAI1=2なので、第2の位置は、HARQフィードバックHARQ1のためのものである。
【0042】
一例では、PDSCH PDSCH0がSPS PDSCHであるときに、HARQフィードバックHARQ0およびHARQ1がPUCCH PUCCH1において送信されるとき、HARQフィードバックHARQ0は、HARQフィードバックHARQ1に付加されてもよい(すなわち、HARQフィードバックHARQ1の後に位置してもよい)(すなわち、DAIにしたがわない)。
【0043】
PDSCH PDSCH0とPDSCH PDSCH1の優先度が異なるときに、通信デバイスは、HARQフィードバックHARQ0を送信しないことがある。
【0044】
図5は、本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。通信デバイスの動作は図4と同様である。図4図5の相違点は、PUCCH PUCCH0(優先度インデックス=0)とPUCCH PUCCH1(優先度インデックス=1)の優先度インデックスが異なること、優先度インデックス=0と優先度インデックス=1に対応するDAIは、それぞれDAI0とDAI1であり、DCI DCI2において送信されてもよいことである。
【0045】
DAI DAI0およびDAI1の値は、それぞれ、1および1である。DAI0=1は、PUCCH PUCCH1において優先度インデックス=0のリソース(例えば、PDSCH PDSCH0のHARQフィードバック)が存在することを意味する。DAI1=1は、PUCCH PUCCH1において優先度インデックス=1のリソース(例えば、PDSCH PDSCH1のHARQフィードバック)が存在することを意味する。すなわち、DAI DAI0およびDAI1の値は、通信デバイスがHARQフィードバックHARQ0をPUCCH PUCCH1と多重化できることを意味する。したがって、通信デバイスは、DAI0およびDAI1に従い、PUCCH PUCCH1においてHARQフィードバックHARQ0およびHARQ1を送信してもよい。一例では、通信デバイスは、DCI DCI2がDAI DAI0=0を示すときに、PUCCH PUCCH1においてHARQフィードバックHARQ0を送信しないことがある。
【0046】
一例では、PUCCH PUCCH1におけるHARQフィードバックHARQ0の位置は、優先度インデックスにしたがって決定されてもよい。例えば、優先度インデックス=0に対応している第1のHARQフィードバックは、優先度インデックス=1に対応している第2のHARQフィードバックの前(例えば、その前)に位置する。例えば、優先度インデックス=1に対応している第2のHARQフィードバックは、優先度インデックス=0に対応している第1のHARQフィードバックの前(例えば、その前)に位置する。
【0047】
本例では、通信デバイスは、PUCCH PUCCH1において、HARQフィードバックHARQ0を異なる優先度インデックスで送信する。通信デバイスがそのような動作を実行できるかどうかは、通信デバイスの能力(例えば、UE能力)に依存することがある。通信デバイスは、異なる優先度インデックスに関する能力をネットワークに報告してもよい。例えば、通信デバイスは、HARQフィードバックがULチャネルにおいて送信可能かどうか、およびHARQフィードバックとULチャネルが異なる優先順位に対応しているかどうかに関する能力を報告してもよい。
【0048】
なお、通信デバイスがDCI DCI2を受信した瞬間は、図の内容に限定されるものではないことに留意されたい。一例では、DCI DCI2は、PUSCH PUSCH0の後に受信される。一例では、DCI DCI2は、通信デバイスがPUSCH PUSCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信しないと決定した後(例えば、CI CI0の後)に受信される。
【0049】
図6は、本発明の一例によるHARQ再送信のための指示(例えばCI)とDCIのタイミング関係の概略図である。図4の指示CI0とDCI DCI2との間のタイミング関係は、本例で議論される。指示CI0の開始および終了は、それぞれ瞬間t1およびt2である。DCI DCI2の開始および終了は、それぞれ瞬間t3およびt4である。「DCI DCI2は、指示CI0の後に受信される」という状況を説明するためのいくつかの例は、以下のように述べられる。(a)の場合、DCI DCI2の開始(t3)は、指示CI0の終了(t2)後である。(b)の場合、DCI DCI2の開始(t3)は、指示CI0の開始(t1)後である。(c)の場合、DCI DCI2の終了(t4)は、指示CI0の終了(t2)後である。
【0050】
図7は、本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。通信デバイスは、DCI DCI0を受信し、DCI DCI0は、PDSCH PDSCH0の受信を指示する(例えば、スケジューリングする)。通信デバイスは、PDSCH PDSCH0を受信した後、PUCCH PUCCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信する準備をする(例えば、送信するようにスケジューリングされる)。一例において、PDSCH PDSCH0は、SPS PDSCHであってもよく、すなわち、DCIによってスケジューリングされない。
【0051】
さらに、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0が(例えば、ある期間において)PUCCH PUCCH0と衝突する場合、PUCCH PUCCH0のHARQフィードバックHARQ0をPUSCH PUSCH0と多重化してもよい。この状況では、HARQフィードバックHARQ0が多重化され、PUSCH PUSCH0で送信されているため、通信デバイスはPUCCH PUCCH0を送信しなくてもよい。例えば、PUSCH PUSCH0は、DCI (例えば、DCI DCI1)によってスケジューリングされてもよいし、PUSCH PUSCH0は、CG送信であってもよい。
【0052】
しかしながら、通信デバイスは、HARQフィードバックHARQ0を送信しない(例えば、キャンセルする)と決定してもよい。一例では、通信デバイスは、DCI DCI1を受信した後、PUSCH PUSCH0を送信しないことを示す指示(例えば、CI CI0)を受信する。一例では、通信デバイスは、指示(例えば、CI CI0)を受信し、指示にしたがってPUSCH PUSCH0を送信しないと決定する。一例では、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0がUL送信(例えば、PUSCHまたはPUCCH)と衝突し、UL送信の優先度インデックスがPUSCH PUSCH0の優先度インデックスよりも高い場合、PUSCH PUSCH0を送信しない(例えば、キャンセルする)と決定する。上記の例では、HARQフィードバックHARQ0を含むPUSCH PUSCH0が送信されないことがある。
【0053】
本例では、通信デバイスは、HARQフィードバックHARQ0を送信するための別のULリソース(例えば、PUCCH)を示す別のDCIを見つける必要はない。通信デバイスは、指示(例えば、CI CI0)にしたがってHARQフィードバックHARQ0を送信するためのPUCCH PUCCH1を決定してもよい。次いで、通信デバイスは、PUCCH PUCCH1においてHARQフィードバックHARQ0を送信する。PUCCH PUCCH1は、PUCCH PUCCH0およびPUSCH PUSCH0の両方と重複しないことに留意する。PUCCH PUCCH1の優先度インデックスは、その指示によって指示されてもよい(または、その指示にしたがって決定されてもよい)。
【0054】
本例では、PUCCH PUCCH0の優先度インデックスとPUCCH PUCCH1の優先度インデックスは、同じであり(または、PDSCH PDSCH0の優先度インデックスとPUCCH PUCCH1の優先度インデックスは同じであり)、例えば、0である。HARQフィードバックHARQ0は、PUCCH PUCCH0とPUCCH PUCCH1の優先度インデックスが異なる(またはPDSCH PDSCH0とPUCCH PUCCH1の優先度インデックスが異なる)場合、PUCCH PUCCH1において送信されないことがある。
【0055】
本例では、DCI DCI0を送信するための第1のCORESETの第1のCORSETプールインデックスと、指示(たとえば、CI CI0)を送信するための第2のCORESETの第2のCORESETインデックスとは、同じであり、例えば、0である。第1のCORESETの第1のCORSETプールインデックスと第2のCORESETの第2のCORESETプールインデックスが異なる場合、HARQフィードバックHARQ0はPUCCH PUCCH1において送信されないことがある。
【0056】
図8は、本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。通信デバイスは、DCI DCI0を受信し、DCI DCI0は、PDSCH PDSCH0の受信を指示する(例えば、スケジューリングする)。通信デバイスは、PDSCH PDSCH0を受信した後、PUCCH PUCCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信する準備をする(例えば、送信するようにスケジューリングされる)。一例において、PDSCH PDSCH0は、SPS PDSCHであってもよく、すなわち、DCIによってスケジューリングされない。
【0057】
さらに、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0が(例えば、ある期間において)PUCCH PUCCH0と衝突する場合、PUCCH PUCCH0のHARQフィードバックHARQ0をPUSCH PUSCH0と多重化してもよい。この状況では、HARQフィードバックHARQ0が多重化され、PUSCH PUSCH0で送信されているため、通信デバイスはPUCCH PUCCH0を送信しなくてもよい。例えば、PUSCH PUSCH0は、DCI (例えば、DCI DCI1)によってスケジューリングされてもよいし、PUSCH PUSCH0は、CG送信であってもよい。
【0058】
しかしながら、通信デバイスは、HARQフィードバックHARQ0を送信しない(例えば、キャンセルする)と決定してもよい。一例では、通信デバイスは、DCI DCI1を受信した後、PUSCH PUSCH0を送信しないことを示す指示(例えば、CI CI0)を受信する。一例では、通信デバイスは、指示(例えば、CI CI0)を受信し、指示にしたがってPUSCH PUSCH0を送信しないと決定する。一例では、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0がUL送信(例えば、PUSCHまたはPUCCH)と衝突し、UL送信の優先度インデックスがPUSCH PUSCH0の優先度インデックスよりも高い場合、PUSCH PUSCH0を送信しない(例えば、キャンセルする)と決定する。上記の例では、HARQフィードバックHARQ0を含むPUSCH PUSCH0が送信されないことがある。
【0059】
通信デバイスは、指示(例えば、CI CI0)を受信した後にDCI DCI2を受信し、DCI DCI2は、PUCCH PUCCH1を示し、任意のPDSCHを示さなくてもよい。DCI DCI2は、指示(例えば、CI CI0)後の最新のDCIであってもよい。次いで、通信デバイスは、PUCCH PUCCH1においてHARQフィードバックHARQ0を送信する。PUCCH PUCCH1は、PUCCH PUCCH0およびPUSCH PUSCH0と重複しないことに留意する。PUCCH PUCCH1の優先度インデックスは、DCI DCI2によって示されてもよい(または、DCI2にしたがって決定されてもよい)。一例において、PDSCH PDSCH0がSPS PDSCHである場合、PUCCH PUCCH1の優先度インデックスは、RRCシグナリングによって指示されてもよい。
【0060】
なお、通信デバイスがDCI DCI2を受信した瞬間は、図の内容に限定されるものではないことに留意されたい。一例では、DCI DCI2は、PUSCH PUSCH0の後に受信される。一例では、DCI DCI2は、通信デバイスがPUSCH PUSCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信しないと決定した後(例えば、CI CI0の後)に受信される。
【0061】
本例では、HARQフィードバックのためのある数nビットが、DCI DCI2および/またはネットワークの設定によって示されてもよい。
【0062】
本例では、PUCCH PUCCH0の優先度インデックスとPUCCH PUCCH1の優先度インデックスは同じであり、例えば0である。PDSCH PDSCH0とPUCCH PUCCH1の優先度インデックスが異なる場合、HARQフィードバックHARQ0はPUCCH PUCCH1において送信されなくてもよい。
【0063】
本例では、DCI DCI0を送信するための第1のCORESETの第1のCORSETプールインデックスと、DCI DCI2を送信するための第2のCORESETの第2のCORESETインデックスとは、同じであり、例えば、0である。第1のCORESETの第1のCORSETプールインデックスと第2のCORESETの第2のCORESETプールインデックスが異なる場合、HARQフィードバックHARQ0はPUCCH PUCCH1において送信されないことがある。
【0064】
図9は、本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。通信デバイスは、DCI DCI0を受信し、DCI DCI0は、PDSCH PDSCH0の受信を指示する(例えば、スケジューリングする)。通信デバイスは、PDSCH PDSCH0を受信した後、PUCCH PUCCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信する準備をする(例えば、送信するようにスケジューリングされる)。
【0065】
さらに、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0が(例えば、ある期間において)PUCCH PUCCH0と衝突する場合、PUCCH PUCCH0のHARQフィードバックHARQ0をPUSCH PUSCH0と多重化してもよい。この状況では、HARQフィードバックHARQ0が多重化され、PUSCH PUSCH0で送信されているため、通信デバイスはPUCCH PUCCH0を送信しなくてもよい。例えば、PUSCH PUSCH0は、DCI(例えば、DCI DCI1)によってスケジューリングされてもよいし、PUSCH PUSCH0は、CG送信であってもよい。
【0066】
しかしながら、通信デバイスは、HARQフィードバックHARQ0を送信しない(例えば、キャンセルする)と決定してもよい。一例では、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0がUL送信(例えば、PUSCH PUSCH1)と衝突し、UL送信の優先度インデックスがPUSCH PUSCH0の優先度インデックスよりも高い場合、PUSCH PUSCH0を送信しない(例えば、キャンセルする)と決定する。一例において、UL送信は、DCI(例えば、DCI DCI2)によってスケジューリングされてもよく、またはCG送信であってもよい。
【0067】
通信デバイスは、(例えば、DCI DCI2を受信した後)PUSCH PUSCH2を示すDCI DCI3を受信する。通信デバイスは、PDSCH PDSCH0とPUSCH PUSCH2の優先度インデックスが同じであるため、PUCCH PUCCH0のHARQフィードバックHARQ0をPUSCH PUSCH2と多重化する。次いで、通信デバイスは、PUSCH PUSCH2においてHARQフィードバックHARQ0を送信する。PUCCH PUSCH2は、PUCCH PUCCH0およびPUSCH PUSCH0と重複しないことに留意する。
【0068】
なお、通信デバイスがDCI DCI3を受信した瞬間は、図の内容に限定されるものではないことに留意されたい。一例では、DCI DCI3は、PUSCH PUSCH0の後に受信される。一例では、DCI DCI3は、通信デバイスがPUSCH PUSCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信しないと決定した後(例えば、DCI DCI2の後)に受信される。
【0069】
本例では、PUCCH PUCCH0の優先度インデックスとPUSCH PUSCH2の優先度インデックスは同じであり、例えば0である。PUCCH PUCCH0とPUSCH PUSCH2の優先度インデックスが異なる場合、HARQフィードバックHARQ0はPUSCH PUSCH2において送信されなくてもよい。
【0070】
一例では、通信デバイスのネットワーク設定(例えば、gNB設定)および/または能力(例えば、UE能力)にしたがって、HARQフィードバックHARQ0は、たとえPUCCH PUCCH0およびPUSCH PUSCH2の優先度インデックスが異なる場合でも、PUSCH PUSCH2において送信されてもよい。
【0071】
一例において、PDSCH PDSCH0は、SPS PDSCHであってもよく、すなわち、DCIによってスケジューリングされない。一例において、PUSCH PUSCH2は、CG PUSCHであってもよく、すなわち、DCIによってスケジューリングされない。
【0072】
図10は、本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。通信デバイスは、DCI DCI0を受信し、DCI DCI0は、PDSCH PDSCH0の受信を指示する(例えば、スケジューリングする)。通信デバイスは、PDSCH PDSCH0を受信した後、PUCCH PUCCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信する準備をする(例えば、送信するようにスケジューリングされる)。一例において、PDSCH PDSCH0は、SPS PDSCHであってもよく、すなわち、DCIによってスケジューリングされない。
【0073】
さらに、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0が(例えば、ある期間において)PUCCH PUCCH0と衝突する場合、PUCCH PUCCH0のHARQフィードバックHARQ0をPUSCH PUSCH0と多重化してもよい。この状況では、HARQフィードバックHARQ0が多重化され、PUSCH PUSCH0で送信されているため、通信デバイスはPUCCH PUCCH0を送信しなくてもよい。例えば、PUSCH PUSCH0は、DCI (例えば、DCI DCI1)によってスケジューリングされてもよいし、PUSCH PUSCH0は、CG送信であってもよい。
【0074】
しかしながら、通信デバイスは、HARQフィードバックHARQ0を送信しない(例えば、キャンセルする)と決定してもよい。一例では、通信デバイスは、DCI DCI1を受信した後、PUSCH PUSCH0を送信しないことを示す指示(例えば、CI CI0)を受信する。一例では、通信デバイスは、指示(例えば、CI CI0)を受信し、指示にしたがってPUSCH PUSCH0を送信しないと決定する。一例では、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0がUL送信(例えば、PUSCHまたはPUCCH)と衝突し、UL送信の優先度インデックスがPUSCH PUSCH0の優先度インデックスよりも高い場合、PUSCH PUSCH0を送信しない(例えば、キャンセルする)と決定する。上記の例では、HARQフィードバックHARQ0を含むPUSCH PUSCH0が送信されないことがある。
【0075】
したがって、HARQフィードバックHARQ0を含むPUCCH PUCCH0は送信できない。通信デバイスは、指示(例えば、CI CI0)を受信するときに、タイマを開始してもよい。
【0076】
通信デバイスは、DCI DCI1を受信した後に、PUSCH PUSCH1を示すDCI DCI2を受信する。通信デバイスは、タイマがPUSCH PUSCH1を送信する瞬間に満了しないため、PUCCH PUCCH0およびPUSCH PUSCH1を多重化する。すなわち、CIを受信する第1の瞬間とPUSCH PUSCH1を送信する第2の瞬間との間の時間距離は、閾値よりも小さい。次いで、通信デバイスは、PUSCH PUSCH1においてHARQフィードバックHARQ0を送信する。PUSCH PUSCH1は、PUCCH PUCCH0およびPUSCH PUSCH0と重複しないことに留意する。例えば、閾値は、スロット数、サブスロット数、またはシンボル数であってもよい。例えば、閾値は、ネットワーク(例えば、gNB)によって、例えば、RRCシグナリングを介して指示されてもよい。例えば、閾値は、ネットワークによって設定された少なくとも1つのHARQフィードバックタイミングにしたがって決定されてもよい。例えば、閾値は、少なくとも1つのHARQフィードバックタイミングの最大値であってもよい。
【0077】
なお、通信デバイスがDCI DCI2を受信した瞬間は、図の内容に限定されるものではないことに留意されたい。一例では、DCI DCI2は、PUSCH PUSCH0の後に受信される。一例では、DCI DCI2は、通信デバイスがPUSCH PUSCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信しないと決定した後(例えば、CI CI0の後)に受信される。
【0078】
他の例では、通信デバイスは、PDSCH PDSCH0のHARQフィードバックHARQ0が送信されない(例えば、キャンセルされる)と決定された場合、PDSCH PDSCH0を受信したときにタイマを開始してもよい。
【0079】
通信デバイスは、DCI DCI1を受信した後に、PUSCH PUSCH1を示すDCI DCI2を受信する。通信デバイスは、タイマがPUSCH PUSCH1を送信する瞬間に満了しないため、PUCCH PUCCH0およびPUSCH PUSCH1を多重化する。すなわち、PDSCH PDSCH0を受信する第1の瞬間とPUSCH PUSCH1を送信する第2の瞬間との間の時間距離は、閾値よりも小さい。次いで、通信デバイスは、PUSCH PUSCH1においてHARQフィードバックHARQ0を送信する。PUSCH PUSCH1は、PUCCH PUCCH0およびPUSCH PUSCH0と重複しないことに留意する。例えば、閾値は、スロット数、サブスロット数、またはシンボル数であってもよい。例えば、閾値は、ネットワーク(例えば、gNB)によって、例えば、RRCシグナリングを介して指示されてもよい。例えば、閾値は、ネットワークによって設定された少なくとも1つのHARQフィードバックタイミングにしたがって決定されてもよい。例えば、閾値は、少なくとも1つのHARQフィードバックタイミングの最大値であってもよい。
【0080】
本例では、PUCCH PUCCH0の優先度インデックスとPUSCH PUSCH1の優先度インデックスは同じであり、例えば0である。PUCCH PUCCH0とPUSCH PUSCH1の優先度インデックスが異なる場合、HARQフィードバックHARQ0はPUSCH PUSCH1において送信されなくてもよい。
【0081】
一例では、通信デバイスのネットワーク設定(例えば、gNB設定)および/または能力(例えば、UE能力)にしたがって、HARQフィードバックHARQ0は、たとえPUCCH PUCCH0とPUSCH PUSCH1の優先度インデックスが異なる場合でも、PUSCH PUSCH1において送信されてもよい。
【0082】
一例において、PDSCH PDSCH0は、SPS PDSCHであってもよく、すなわち、DCIによってスケジューリングされない。一例において、PUSCH PUSCH1は、CG PDSCHであってもよく、すなわち、DCIによってスケジューリングされない。
【0083】
図11は、本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。通信デバイスは、DCI DCI0を受信し、DCI DCI0は、PDSCH PDSCH0の受信を指示する(例えば、スケジューリングする)。通信デバイスは、PDSCH PDSCH0を受信した後、PUCCH PUCCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信する準備をする(例えば、送信するようにスケジューリングされる)。
【0084】
さらに、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0が(例えば、ある期間において)PUCCH PUCCH0と衝突する場合、PUCCH PUCCH0のHARQフィードバックHARQ0をPUSCH PUSCH0と多重化してもよい。この状況では、HARQフィードバックHARQ0が多重化され、PUSCH PUSCH0で送信されているため、通信デバイスはPUCCH PUCCH0を送信しなくてもよい。例えば、PUSCH PUSCH0は、DCI (例えば、DCI DCI1)によってスケジューリングされてもよいし、PUSCH PUSCH0は、CG送信であってもよい。
【0085】
しかしながら、通信デバイスは、HARQフィードバックHARQ0を送信しない(例えば、キャンセルする)と決定してもよい。一例では、通信デバイスは、DCI DCI1を受信した後、PUSCH PUSCH0を送信しないことを示す指示(例えば、CI CI0)を受信する。一例では、通信デバイスは、指示(例えば、CI CI0)を受信し、指示にしたがってPUSCH PUSCH0を送信しないと決定する。一例では、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0がUL送信(例えば、PUSCHまたはPUCCH)と衝突し、UL送信の優先度インデックスがPUSCH PUSCH0の優先度インデックスよりも高い場合、PUSCH PUSCH0を送信しない(例えば、キャンセルする)と決定する。上記の例では、HARQフィードバックHARQ0を含むPUSCH PUSCH0が送信されないことがある。
【0086】
したがって、HARQフィードバックHARQ0を含むPUSCH PUSCH0は送信できない。通信デバイスは、PUSCH PUSCH0の(例えば、スケジューリングされた)瞬間(例えば、タイムスロット)にしたがってタイマを開始してもよい。
【0087】
通信デバイスは、DCI DCI1を受信した後に、PUSCH PUSCH1を示すDCI DCI2を受信する。通信デバイスは、タイマがPUSCH PUSCH1を送信する瞬間に満了しないため、PUSCH PUSCH0のHARQフィードバックHARQ0をPUSCH PUSCH1と多重化する。すなわち、PUSCH PUSCH0を送信する第1の瞬間とPUSCH PUSCH1を送信する第2の瞬間との間の時間距離は、閾値よりも小さい。次いで、通信デバイスは、PUSCH PUSCH1においてHARQフィードバックHARQ0を送信する。PUCCH PUSCH1は、PUCCH PUCCH0およびPUSCH PUSCH0と重複しないことに留意する。例えば、閾値は、スロット数、サブスロット数、またはシンボル数であってもよい。例えば、閾値は、ネットワーク(例えば、gNB)によって、例えば、RRCシグナリングを介して指示されてもよい。例えば、閾値は、ネットワークによって設定された少なくとも1つのHARQフィードバックタイミングにしたがって決定されてもよい。例えば、閾値は、少なくとも1つのHARQフィードバックタイミングの最大値であってもよい。
【0088】
通信デバイスがDCI DCI2を受信した瞬間は、図の内容に限定されるものではないことに留意されたい。一例では、DCI DCI2は、PUSCH PUSCH0の後に受信される。一例では、DCI DCI2は、通信デバイスがPUSCH PUSCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信しないことを決定した後に受信される。
【0089】
本例では、PUCCH PUCCH0の優先度インデックスとPUSCH PUSCH1の優先度インデックスは同じであり、例えば0である。PUCCH PUCCH0とPUSCH PUSCH1の優先度インデックスが異なる場合、HARQフィードバックHARQ0はPUSCH PUSCH1において送信されなくてもよい。
【0090】
一例では、通信デバイスのネットワーク設定(例えば、gNB設定)および/または能力(例えば、UE能力)にしたがって、HARQフィードバックHARQ0は、たとえPUCCH PUCCH0とPUSCH PUSCH1の優先度インデックスが異なる場合でも、PUSCH PUSCH1において送信されてもよい。
【0091】
一例において、PDSCH PDSCH0は、SPS PDSCHであってもよく、すなわち、DCIによってスケジューリングされない。一例において、PUSCH PUSCH1は、CG PDSCHであってもよく、すなわち、DCIによってスケジューリングされない。
【0092】
図12は、本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。通信デバイスは、DCI DCI0を受信し、DCI DCI0は、PDSCH PDSCH0の受信を指示する(例えば、スケジューリングする)。通信デバイスは、PDSCH PDSCH0を受信した後、PUCCH PUCCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信する準備をする(例えば、送信するようにスケジューリングされる)。一例では、通信デバイスはDCI DCI1を受信し、DCI DCI1は、PUSCH PUSCH0~PUSCH3の送信を指示する(例えば、スケジューリングする)。一例では、PUSCH PUSCH0~PUSCH3はCG送信である。PUSCH PUSCH1~PUSCH3はPUSCH PUSCH0の反復である。通信デバイスは、PUCCH PUCCH0とPUSCH PUSCH0が重複しているため、PUCCH PUCCH0のHARQフィードバックHARQ0をPUSCH PUSCH0と多重化することを意図している。
【0093】
ただし、通信デバイスは、DCI DCI1を受信した後に、PUSCH PUSCH0の送信をキャンセルするCI CI0を受信する。したがって、HARQフィードバックHARQ0を含むPUSCH PUSCH0は送信できない。
【0094】
次いで、通信デバイスは、HARQフィードバックHARQ0を最新のULリソースと多重化してもよい。例えば、通信デバイスは、PUCCH PUCCH0のHARQフィードバックHARQ0をPUSCH PUSCH1と多重化し、PUSCH PUSCH1においてHARQフィードバックHARQ0を送信する。
【0095】
本例では、PUCCH PUCCH0の優先度インデックスとPUSCH PUSCH0~PUSCH3の優先度インデックスは同じであり、例えば0である。PUCCH PUCCH0とPUSCH PUSCH0~PUSCH3の優先度インデックスが異なる場合、HARQフィードバックHARQ0はPUSCH PUSCH1において送信されなくてもよい。
【0096】
一例では、通信デバイスのネットワーク設定(例えば、gNB設定)および/または能力(例えば、UE能力)にしたがって、HARQフィードバックHARQ0は、たとえPUCCH PUCCH0とPUSCH PUSCH0~PUSCH3の優先度インデックスが異なる場合でも、PUSCH PUSCH1において送信されてもよい。
【0097】
一例において、PDSCH PDSCH0は、SPS PDSCHであってもよく、すなわち、DCIによってスケジューリングされない。一例において、PUSCH PUSCH0~PUSCH3は、CG PUSCHであってもよく、すなわち、DCIによってスケジューリングされていない。
【0098】
図13は、本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。通信デバイスは、DCI DCI0を受信し、DCI DCI0は、PDSCH PDSCH0の受信を指示する(例えば、スケジューリングする)。追加的に、DCI DCI0は、PDSCH PDSCH0のDAI (例えば、DAI1=1)を指示してもよい。通信デバイスは、PDSCH PDSCH0を受信した後、PUCCH PUCCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信する準備をする(例えば、送信するようにスケジューリングされる)。さらに、通信デバイスは、DCI DCI0を受信した後にDCI DCI1を受信し、DCI DCI1は、PDSCH PDSCH1の受信を指示する(例えば、スケジューリングする)。DCI DCI1は、DCI DCI0の後の最新のDCIであってもよい。通信デバイスは、PDSCH PDSCH1の受信に応答して、PUCCH PUCCH1においてHARQフィードバックHARQ1を送信する準備をする。一例において、PDSCH PDSCH0は、SPS PDSCHであってもよく、すなわち、DCIによってスケジューリングされない。
【0099】
本例では、PUCCH PUCCH0の優先度インデックスとPUCCH PUCCH1の優先度インデックスは、異なる(または、PDSCH PDSCH0の優先度インデックスとPDSCH PDSCH1の優先度インデックスは異なる)。PDSCH PDSCH0およびPDSCH1のDAIは、それぞれ、DAI0およびDAI1であり、DCI DCI1において送信されてもよい。
【0100】
(a)の場合、DAI DAI0およびDAI1の値は、それぞれ、1および1である。DAI0=1は、PUCCH PUCCH1において優先度インデックス=0のリソース(例えば、PDSCH PDSCH0のHARQフィードバック)が存在することを意味する。DAI1=1は、PUCCH PUCCH1において優先度インデックス=1のリソース(例えば、PDSCH PDSCH1のHARQフィードバック)が存在することを意味する。すなわち、DAI DAI0およびDAI1の値は、通信デバイスがHARQフィードバックHARQ0をPUCCH PUCCH1と多重化できることを意味する。したがって、通信デバイスは、DAI0およびDAI1に従い、PUCCH PUCCH1においてHARQフィードバックHARQ0およびHARQ1を送信してもよい。
【0101】
(b)の場合、DAI DAI0およびDAI1の値は、それぞれ、0および1である。DAI0=0は、PUCCH PUCCH1において優先度インデックス=0のリソース(例えば、PDSCH PDSCH0のHARQフィードバック)が存在しないことを意味する。DAI1=1は、PUCCH PUCCH1において優先度インデックス=1のリソース(例えば、PDSCH PDSCH1のHARQフィードバック)が存在することを意味する。すなわち、DAI DAI0およびDAI1の値は、通信デバイスがHARQフィードバックHARQ0をPUCCH PUCCH1と多重化できないことを意味する。したがって、通信デバイスは、HARQフィードバックHARQ0をドロップしてもよく、PUCCH PUCCH1においてHARQフィードバックHARQ1を送信してもよい。
【0102】
図14は、本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。通信デバイスは、DCI DCI0を受信し、DCI DCI0は、PDSCH PDSCH0の受信を指示する(例えば、スケジューリングする)。通信デバイスは、PDSCH PDSCH0を受信した後、PUCCH PUCCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信する準備をする(例えば、送信するようにスケジューリングされる)。一例において、PDSCH PDSCH0は、SPS PDSCHであってもよく、すなわち、DCIによってスケジューリングされない。
【0103】
さらに、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0が(例えば、ある期間において)PUCCH PUCCH0と衝突する場合、PUCCH PUCCH0のHARQフィードバックHARQ0をPUSCH PUSCH0と多重化してもよい。この状況では、HARQフィードバックHARQ0が多重化され、PUSCH PUSCH0で送信されているため、通信デバイスはPUCCH PUCCH0を送信しなくてもよい。例えば、PUSCH PUSCH0は、DCI (例えば、DCI DCI1)によってスケジューリングされてもよいし、PUSCH PUSCH0は、CG送信であってもよい。
【0104】
しかしながら、通信デバイスは、HARQフィードバックHARQ0を送信しない(例えば、キャンセルする)と決定してもよい。一例では、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0がUL送信(例えば、PUSCH PUSCH1)と衝突し、UL送信の優先度インデックスがPUSCH PUSCH0の優先度インデックスよりも高い場合、PUSCH PUSCH0を送信しない(例えば、キャンセルする)と決定する。一例において、UL送信は、DCI (例えば、DCI DCI2)によってスケジューリングされてもよく、またはCG送信であってもよい。
【0105】
通信デバイスは、DCI DCI3を受信し、DCI DCI3は、PDSCH PDSCH1の受信を指示する(例えば、スケジューリングする)。通信デバイスは、PDSCH PDSCH1を受信した後、PUCCH PUCCH1においてHARQフィードバックHARQ1を送信する準備をする(例えば、送信するようにスケジューリングされる)。HARQフィードバックHARQ1は再送信のためのものではない。一例において、PDSCH PDSCH1は、SPS PDSCHであってもよく、すなわち、DCIによってスケジューリングされない。
【0106】
通信デバイスがDCI DCI3を受信した瞬間は、図の内容に限定されるものではないことに留意されたい。一例では、DCI DCI3は、PUSCH PUSCH0の後に受信される。一例では、DCI DCI3は、通信デバイスがPUSCH PUSCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信しないと決定した後(例えば、DCI DCI2の後)に受信される。
【0107】
通信デバイスは、たとえPDSCH PDSCH0およびPDSCH1の優先度インデックスが異なる場合でも、PUCCH PUCCH0のHARQフィードバックHARQ0をPUCCH PUCCH1と多重化する。次いで、通信デバイスは、PUCCH PUCCH1においてHARQフィードバックHARQ0を送信する。PUCCH PUCCH1は、PUCCH PUCCH0およびPUSCH PUSCH0と重複しないことに留意する。HARQフィードバックHARQ0およびHARQ1がPUCCH PUCCH1において送信されるときに、HARQフィードバックHARQ0は、HARQフィードバックHARQ1に付加される(すなわち、HARQフィードバックHARQ1の後に位置する)。
【0108】
図15は、本発明の一例によるHARQフィードバックの再送信の概略図である。通信デバイスは、DCI DCI0を受信し、DCI DCI0は、PDSCH PDSCH0の受信を指示する(例えば、スケジューリングする)。通信デバイスは、PDSCH PDSCH0を受信した後、PUCCH PUCCH0においてHARQフィードバックHARQ0を送信する準備をする(例えば、送信するようにスケジューリングされる)。一例において、PDSCH PDSCH0は、SPS PDSCHであってもよく、すなわち、DCIによってスケジューリングされない。
【0109】
さらに、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0が(例えば、ある期間において)PUCCH PUCCH0と衝突する場合、PUCCH PUCCH0のHARQフィードバックHARQ0をPUSCH PUSCH0と多重化してもよい。この状況では、HARQフィードバックHARQ0が多重化され、PUSCH PUSCH0で送信されているため、通信デバイスはPUCCH PUCCH0を送信しなくてもよい。例えば、PUSCH PUSCH0は、DCI (例えば、DCI DCI1)によってスケジューリングされてもよいし、PUSCH PUSCH0は、CG送信であってもよい。
【0110】
しかしながら、通信デバイスは、HARQフィードバックHARQ0を送信しない(例えば、キャンセルする)と決定してもよい。一例では、通信デバイスは、PUSCH PUSCH0がUL送信(例えば、PUSCH PUSCH1)と衝突し、UL送信の優先度インデックスがPUSCH PUSCH0の優先度インデックスよりも高い場合、PUSCH PUSCH0を送信しない(例えば、キャンセルする)と決定する。一例において、UL送信は、DCI (例えば、DCI DCI2)によってスケジューリングされてもよく、またはCG送信であってもよい。
【0111】
通信デバイスは、PDSCH PDSCH0とPUSCH PUSCH2の優先度インデックスが同じであるため、PUCCH PUCCH0のHARQフィードバックHARQ0を、CG送信であるPUSCH PUSCH2と多重化する。次いで、通信デバイスは、PUSCH PUSCH2においてHARQフィードバックHARQ0を送信する。PUSCH PUSCH2は、PUCCH PUCCH0およびPUSCH PUSCH0と重複しないことに留意する。
【0112】
なお、HARQは、HARQ確認応答(HARQ-ACK)と呼ばれることもある。
【0113】
上述の「決定」の動作は、「コンピューティング」、「計算」、「取得」、「生成」、「出力」、「使用」、「選出/選択」、「判定」または「構成されている」の動作で置き換えられてもよい。上述の「にしたがって」の用語は、「に応答して」で置き換えられてもよい。上述の「に関連する」の句は、「の」または「に対応する」で置き換えられてもよい。上述の「を介して」の用語は、「の上」、「の中」または「で」で置き換えられてもよい。
【0114】
当業者は、上述の説明および例に関して、組み合わせ、修正および/または変更を容易に行うべきである。上記の説明、提案されたステップを含むステップおよび/またはプロセスは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア(ハードウェアデバイスと、ハードウェアデバイス上の読み出し専用ソフトウェアとして存在するコンピュータ命令およびデータとの組み合わせとして知られる)、電子システム、またはそれらの組み合わせであり得る手段によって実現することができる。手段の一例としては、通信デバイス20であってもよい。
【0115】
ハードウェアの例は、アナログ回路、デジタル回路および/または混合回路を含んでもよい。例えば、ハードウェアは、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス、結合ハードウェアコンポーネント、またはそれらの組み合わせを含んでもよい。別の例では、ハードウェアは、汎用プロセッサ、マイクロプロセッサ、コントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)またはそれらの組み合わせを含んでもよい。
【0116】
ソフトウェアの例は、コードのセット、命令のセット、および/または記憶ユニット(例えば、コンピュータ可読媒体)に保持される(例えば、記憶される)機能のセットを含んでもよい。コンピュータ可読媒体は、SIM、ROM、フラッシュメモリ、RAM、CD-ROM/DVD-ROM/BD-ROM、磁気テープ、ハードディスク、光データ記憶デバイス、不揮発性記憶ユニット、またはそれらの組み合わせを含んでもよい。コンピュータ可読媒体(例えば、記憶ユニット)は、少なくとも1つのプロセッサに内部的に(例えば、一体化されて)または外部的に(例えば、分離されて)結合してもよい。1つ以上のモジュールを含むことができる少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ可読媒体内でソフトウェアを実行してもよい(例えば、実行するように構成されてもよい)。コードのセット、命令のセット、および/または機能のセットは、少なくとも1つのプロセッサ、モジュール、ハードウェア、および/または電子システムに関係するステップを実行させてもよい。
【0117】
電子システムの例は、システムオンチップ(SoC)、システムインパッケージ(SiP)、コンピュータオンモジュール(CoM)、コンピュータプログラム製品、装置、携帯電話、ラップトップ、タブレットコンピュータ、電子ブック、またはポータブルコンピュータシステム、および通信デバイス20を含む。
【0118】
以上をまとめると、本発明は、HARQ再送を処理するための通信デバイスおよび方法を提供する。HARQフィードバックのスケジューリングされた送信がキャンセルされた場合、HARQフィードバックを、上記の例にしたがって、後のチャネルにおいてネットワークに送信することができる。したがって、HARQフィードバックの再送信が解決される。その結果、通信デバイスとネットワークとの間の通信が定期的に進行することができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【外国語明細書】