(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022069353
(43)【公開日】2022-05-11
(54)【発明の名称】睡眠促進装置と睡眠促進方法
(51)【国際特許分類】
A61M 21/02 20060101AFI20220428BHJP
【FI】
A61M21/02 B
A61M21/02 E
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020188327
(22)【出願日】2020-10-23
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-02-15
(71)【出願人】
【識別番号】518060723
【氏名又は名称】株式会社モノプロダイム
(72)【発明者】
【氏名】村瀬 亨
(57)【要約】
【課題】睡眠を促進する睡眠促進装置と睡眠促進方法を提供すること。
【解決手段】画像を表示する表示部と、上記表示部に、完成品への各段階の複数の画像を表示させる制御をする制御部と、を有する睡眠促進装置を用いる。また、上記制御部は、上記複数の画像を、睡眠予定時刻までの一定時間ごとに表示する上記睡眠促進装置を用いる。また、睡眠促進装置に、完成品への各段階の複数の画像を表示させることで、睡眠へ導く睡眠促進方法を用いる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示部と、
前記表示部に、完成品への各段階の複数の画像を表示させる制御をする制御部と、を有する睡眠促進装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記複数の画像を、睡眠予定時刻までの一定時間ごとに表示する請求項1記載の睡眠促進装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記複数の画像を、睡眠予定時刻までに、時間間隔を短くして、表示する請求項1記載の睡眠促進装置。
【請求項4】
前記完成品への各段階の画像とは、折り紙を折っていく各段階の画像である請求項1~3のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項5】
前記完成品への各段階の画像とは、建物を建てていく各段階の画像である請求項1~3のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項6】
睡眠促進装置が、時計、携帯機器、鏡のいずれか1つ以上である請求項1~5のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項7】
前記表示部の一部に、前記画像を表示する、または、ある時刻に短時間、前記表示部の全体または、中心、または、メイン部分に前記画像を表示する請求項1~6のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項8】
睡眠促進装置に、完成品への各段階の複数の画像を表示させることで、睡眠へ導く睡眠促進方法。
【請求項9】
匂いを発生する複数の匂い部と、
前記複数の匂い部から時間ごと別の匂いを発生させる制御部と、を有する睡眠促進装置。
【請求項10】
光を放出する光放出部と、
前記光放出部から時間ごとに光の色、強度、色温度のいずれか1つ以上を変更する制御部と、を有する睡眠促進装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、睡眠促進をする睡眠促進装置と睡眠促進方法とに関する。特に、徐々に睡眠へ導く睡眠促進装置と睡眠促進方法とに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、就寝時刻と起床時刻とから、人の生活リズムを想定し、環境温度を制御するものがあった(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記方法では、睡眠を促進することは十分ではなかった。
【0005】
よって、本願の課題は、睡眠を促進する睡眠促進装置と睡眠促進方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、画像を表示する表示部と、上記表示部に、完成品への各段階の複数の画像を表示させる制御をする制御部と、を有する睡眠促進装置を用いる。
また、睡眠促進装置に、完成品への各段階の複数の画像を表示させることで、睡眠へ導く睡眠促進方法を用いる。
【発明の効果】
【0007】
睡眠促進方法と睡眠促進装置によれば、睡眠を促進できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図2】(a)~(o)実施の形態の画像を示す平面図
【
図3】(a)~(e)実施の形態の画像を示す平面図
【
図4】(a)~(b)実施の形態の画像を示す平面図
【
図6】(a)実施の形態2の睡眠促進装置の上面図、(b)実施の形態2の睡眠促進装置の断面図
【
図7】(a)実施の形態3の睡眠促進装置の上面図、(b)実施の形態3の睡眠促進装置の断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下で実施の形態を説明するが、発明の1つの例示であり、これに発明は限定されない。
(実施の形態1)画像
図1に、実施の形態1の睡眠促進装置10である時計の正面図を示す。眠促進装置10は、表示部11と、設定部12と、時刻部13とを有する。睡眠促進装置10の内部には、制御部14がある。
表示部11は、画像を表示する。以下の画像をその一部に表示させてよい。例えばコーナ部に小さく表示させてもよい。
【0010】
設定部12は、表示部11で表示する画像の選択や、表示開始時刻、終了時刻(睡眠予定時刻など)の時刻を入力する。ただし、無線、有線などで制御部13に直接入力できるようにすれば、無くともよい。
時刻部13は、時刻を表示する。ただし、表示部11に表示してもよいので無くともよい。
【0011】
制御部14は、他の部を制御する。また、表示部11に何を表示するかを制御する。完成品への各段階の複数の画像を表示させる制御をする。
図2(a)~
図2(o)に、表示する画像の一例を示す。
図2(a)から
図2(o)へと、折り紙の鶴が織られていく平面図である。制御部14は、この順番に、表示部11へ表示する。
【0012】
例えば、18時ごろ(スタート、開始)から、寝る予定時刻まで、この画像を表示部11へ表示する。この画像を見る人は、画像の変化とともに、睡眠時刻が近づくことを徐々に意識する。18時ごろでなくとも、例えば、帰宅後にスタートさせてもよい。
画像が完成へ近づくにつれて、それを見た人は寝る状態へ変化する。徐々に、段階的に、寝る状態に進むのがよい。
【0013】
逆に、ホタルの光などを寝る前の決まった時刻に音楽を流すと、その時点で、寝る必要があり、焦ってしまう。折り紙では、徐々に織られていくので、睡眠するための心の準備ができる。
【0014】
<表示する画像のパターン>
表1に表示するパターンの例を示す。
パターンA:スタートから睡眠予定時刻まで、均等時間間隔で、折り紙の画像を順に見せる。織られる順番に表示する。なお、時間間隔の間は、前の画像を表示する。
【0015】
パターンB:パターンAにおいて、均等時間間隔でなく、睡眠予定時刻に近づくほど間隔を短くする。これを見て人は、睡眠への準備をしやすい。
パターンC:パターンA,Bにおいて、睡眠予定時刻の直前、1~3画素前に音楽も流す。音楽としてホタルの光など、終了を意味する音楽を流す。すでに、寝る時刻を意識しているので音楽でも焦らない。画像だけでなく音声も利用するのが好ましい。音量は、時刻が進むにつれて、画像ごとに徐々に大きくするとよい。
【0016】
パターンD:パターンA,Bにおいて、睡眠予定時刻の直前、1~3画素前に画素を暗くする。輝度を弱くする。または、色彩として黒に近い色にする。または、カラーから白黒にする。音声とことなり、ソフトに、睡眠時間が近づいていること知らせる。
【0017】
これらパターンは人の性格に依存するので、各パターンを選択できるのが好ましい。
選択は、パターンAとBの選択、または、パターンCまたはDの選択を設けることがよい。
パターンだけでなく、画像の種類も選択できるのが好ましい。
【0018】
パターンE:パターンC又はDにおいて、睡眠予定時刻の直前、1~3画素前に画素とともに、においを放出する。ソフトに、睡眠時間が近づいていること知らせる。匂いは、匂い容器の蓋を開ける。または、香料を加温して匂い発生させる。睡眠促進装置10に匂い容器を設けておく。
【0019】
【0020】
<画像の種類>
画像としては、いろいろな画像が考えられる。以下いずれかを選択できるようにするのが好ましい。初期段階から完成へ進む画像を見せる。または、完成から初期へ進む画像でもよい。下記の逆順番でもよい。
1:折り紙
図2では、鶴の折り紙の例を示した。しかし、他の折り紙でもよい。どうぶつ、さかな、こんちゅう、くだもの、バレンタイン、たなばた、ハロウィン、クリスマスなどのいろいろな折り紙でもよい。画像の数としては、3つ以上が必要で、5~10画像が好ましい。徐々に織られていくに従い、寝る時刻をすこしずつ意識できるようにする。
【0021】
2:建物
折り紙でなく、建物の組み立てでもよい。
図3(a)~
図3(e)に建物の組み立て順番の例を示す。この順番に画像を表示させてもよい。写真でもよい。
【0022】
3:埋め合わせ
図形、写真の一部をそれぞれ埋めていく方式でもよい。
図4(a)~
図4(b)に示す。
4:種類を変化
例えば、大きな数字から0へ向かって減らす画像でもよい。または、最終を100として、1から順に表示する画像でもよい。また、睡眠予定時刻までの残り時間を画像としてもよい。
【0023】
<画像間>
画像間の切り替わりとして、前の画像から次の画像へ変化させる場合に、次の方法がある。
1:前の画像を徐々にばかして行き、次の画像へ変化させる。
2:1を逆に、前の画像を明確に徐々にして行き、全体が明確になった後、次の画像も同様に、明確にしてゆく。
【0024】
3:前の画像の一部を消して行き、なくなってから次の画像へ変化させる。または、ある程度なくなった時点で、次の画像にしてもよい。逆のパターンでもよい。
4:前の画像を線状に消して行き、なくなってから次の画像へ変化させる。または、ある程度なくなった時点で、次の画像にしてもよい。逆のパターンでもよい。
5:画像の外周から、ぼかして行き、全体がぼける前後に次の画像を表示する。逆のパターンでもよい。
画像の場合、音ではなく、なんとなく変化していくことが認識できる。なんとなく睡眠へ向かうことができる。まだ寝室に入っていない前の状態での暗示に効果がある。
【0025】
<プロジェクター>
上記では、睡眠促進装置10の表示部11に画像を表示するものであった。さらに、ベットなどに横たわった場合に画像が見えるように、天井に画像を表示させてもよい。例えば、早めに寝るためにベットで横たわった場合に、睡眠促進装置10とプロジェクターとを連結し、天井に画像を表示させてもよい。
【0026】
<機器の例>
図1では、睡眠促進装置10で説明したが、携帯端末20、パーソナルコンピュータなどでも実施できる。洗面所の鏡などにも表示するのもよい。洗面所の鏡に画像が投影できるように、プロジェクターなどを設置する。風呂上がりに、睡眠の体制へのスタートを自覚させることがよい。
図5に携帯端末20の平面図を示す。携帯端末20の表示部21に、上記画像を表示することもできる。
【0027】
<表示場所>
パソコン、スマートなどの携帯機器の場合、メインで見ている表示に対して、表示部11のコーナ部分に小さく表示させてもよい。これは、
図5の表示部の一部22のように、表示部21のコーナに表示させてもよい。
【0028】
または、ある時間間隔で、表示部11の全面、または、中央付近、または、メインとして表示してもよい。
時間間隔とは、表1の例などがある。
<効果>
画像を見せることで、徐々に、睡眠へ導くことができる。自然に睡眠にはいることができ睡眠が促進される。
【0029】
(実施の形態2):匂い
実施の形態2の睡眠促進装置30として、上面図を
図6(a)に、断面図を
図6(b)に示す。
睡眠促進装置30は、複数の香り部33と、加温部32と、制御部34とを有する。
香り部33は、複数あり、それぞれに異なる香りの成分を含む。
【0030】
加温部32は、複数あり、香り部33の下部にあり、香り部33を温め、香り部33から香りを発生する。なお、液体状の香り材料の場合、香り部33に蓋を設け、開閉することで、香りを出してもよい。
制御部34は、複数の香り部33のいずれかの下部の加温部32を加温し、香りを発生させる。
【0031】
制御部34は、実施の形態1と同様に、スタートから睡眠までに、複数の香り部33から、睡眠予定時刻までに、異なる香りを発生させる。
それぞれ異なる香りを発生させ、徐々に睡眠へ導く。香りを発生させるパターンは、上記<表示する画像のパターン>と同様である。
【0032】
従来、香り発生(アロマ)させ、睡眠へ導く方法は開示されている。しかし、複数の種類の香りを発生することの開示はない。この実施の形態では、時間的に切り替え、複数種類のにおいを切り替える(切り替え順序には特にこだわらない。
【0033】
<香りの種類と特徴>
香りには大きく分けて7つの種類がある。
(1)樹木系
樹木系の香りは、森林浴の気分を感じられるような落ち着きとすっきりとした清涼感のある香りである。
ユーカリ:清涼感のあるすっきりとした香り頭を明晰にしたり、高ぶった感情を鎮めてくれたり、精神を集中させる効果がある。○ティートゥリー:清涼感あふれる爽やかな香り気分をリフレッシュする効果がある。○サイプレス:すっきりとした落ち着きのある香りゆったりとした気分にしてくれる効果がある。
【0034】
(2)ハーブ系
ハーブ系の香りは、ハーブの種類によってさまざまな香りを楽しむことが出来、爽快感のある香りが多い。
ペパーミント:爽快で清涼感あふれるスッキリとした香り眠気を覚まして、意識をはっきりさせてくれる効果がある。
ローズマリー:クールで清涼感のある香り頭を明晰にしたり、気分を元気づけてくれる効果がある。
マジョラム:ややスパイシーで温かみのあるスッキリとした香り精神を鎮めて落ちつきを持たせてくれる効果がある。
【0035】
(3)柑橘系
柑橘系のフルーツの香りは、みずみずしくフレッシュな香りで、年齢や男女問わず幅広く好まれている香りである。
レモン:果実のようにフレッシュで爽やかな香りリフレッシュさせ、頭の働きを明晰にしてくれる効果がある。
オレンジ:フルーティーな甘さのあるすっきりとした香り緊張をほぐし、リラックスさせてくれる効果がある。
グレープフルーツ:オレンジよりも甘さが強くなく、爽やかでフレッシュな香り気分を明るくし、精神を安定させる効果がある。
【0036】
(4)フローラル系
フローラル系の香りは、甘くやさしい華やかな花の香りである。
ローズ:バラの花のように華やかでエレガントな香り。イライラやストレスをやわらげてくれる効果がある。ラベンダー:フローラルハーブのやさしい香り。気分をゆったりと鎮静させてくれる効果がある。ネロリ(オレンジフラワー):柑橘系の爽やかさとフローラルの優美さの調和した香り。緊張やプレッシャーを緩和し、心を落ち着かせてくれる効果がある。
【0037】
(5)エキゾチック系
エキゾチック系の香りは、オリエンタルな雰囲気を感じられるような神秘的なイメージの香りが特徴である。
サンダルウッド:落ち着きのある深い甘みの特徴的な香り。穏やかな気分にさせる効果がある。イランイラン:甘く濃厚な香り。リラックスさせてくれる効果がある。パチュリー:ゆったりとした深みのある特徴的な香り。感情を落ち着かせてくれる効果がある。
【0038】
(6)樹脂系
樹脂系の香りは、木の樹脂からとれる香りで、重厚で穏やかさのある甘い香りである。
フランキンセンス(乳香):かすかに甘くウッディな香り。感情を落ち着かせてくれる効果がある。ベンゾイン:バニラに似た甘い香り。ストレスを緩和してくれる効果がある。ミルラ:スモーキーで甘い香り。無気力になっているときに気持ちを鼓舞してくれる効果がある。
【0039】
(7)スパイス系
スパイス系の香りは、スパイシーで刺激的な香りが多くある。
クローブ:スパイシーな香りの中に、少し甘さのある香り。気力を高めたいときに効果がある。シナモン:甘くスパイシーな香り。食欲を増進させる効果がある。ジンジャー:辛さと温かさのあるスパイシーな香り。心身ともに温かみを与えてくれる効果がある。
【0040】
<シチュエーション別の香り>
集中したいとき:勉強やデスクワークなど集中したいときには、集中力が高まる効果が期待出来るレモン、レモングラス、ペパーミント、ユーカリ、ローズマリーなどがおすすめである。柑橘類、樹木系、ハーブ系、スパイス系。
リラックスしたいときストレスやイライラなどを落ち着かせてリラックスしたいときには、ラベンダーやイランイラン、ローズなどがおすすめである。柑橘類、エキゾチック系。樹脂系
【0041】
よく眠りたいとき:夜にしっかり眠ることは、心身の疲れをとるためにも大切なことである。よく眠りたいときには、ラベンダーやネロリ、カモミール、オレンジ・スイートなどがおすすめである。フローラル、柑橘類。
<順番>
例えば、集中時の香り、リラックス時香り、よく眠りたい時香りを、香りの種類を変え、睡眠を促進する。
【0042】
<ルースト効果>
ふと、ある香りを嗅いだことで、その香りに関する出来事を思い出す効果がある。このように、ある特定の匂いがそれにまつわる記憶を誘発する現象である。匂いに対する感覚である「嗅覚」は海馬など「大脳辺縁系」に直結しているため、匂いの刺激によってその匂いと結びついた記憶を即座に引き出す作用がある。数日間同じ香りを嗅いだときに、プルースト効果によって、睡眠を思いだす。プルースト効果で自然に睡眠へ導くことができる。
石鹸の香りや柔軟剤の香りなどを用いてもよい。
<効果>
異なる種類の香りをかわせることで、徐々に、睡眠へ導くことができる。自然に睡眠にはいることができ睡眠が促進される。
【0043】
(実施の形態3):照明
実施の形態3の睡眠促進装置40として、上面図を
図7(a)に、断面図を
図7(b)に示す。
睡眠促進装置40は、開口41と、光源42と、制御部43とを有する。
開口41は、内部の光を外部へ放出する開口である。透明の樹脂板や開口がある複数のバーからなる。
光源42は、複数の色の光、または、複数の色温度、複数の演色性、明るさが変化させることができる源である。LED、電球、蛍光灯などである。例えば、赤色LED、緑色LED、青色LEDとで1つのユニットとして複数の色は発するものを用いることができる。LED、電球、蛍光灯を有してもよい。光源を1として、複数の色フィルターにより、複数色の発光としてもよい。
制御部43は、光源42の光放出を制御する。その他、睡眠促進装置40の各部を制御する。実施の形態1,2と同様に、スタートから睡眠までに、放出する光の種類を変える。変えることで徐々に睡眠へ導く。
【0044】
<装置としての応用>
部屋の照明、洗面所の照明、パソコンのバックライトの照明、携帯機器の照明に用いてもよい。
<照明を変化させる>
照明を変化させるパターンは、上記<表示する画像のパターン>と同様である。
<色変化>
睡眠促進装置40で発光させる色を変える。色を変えることで、スタートから睡眠時刻までに、徐々に睡眠へ導く。
はじめ、白い色の照明(白系~黄色系)で、活性化させる。次に、オレンジ系、黄色系で、落ち着かせる。最後に、青色照明(ブルー系)、緑系、茶系で、こころを休め、睡眠へ導く。
【0045】
<色温度>
睡眠促進装置40で色温度を変えてもよい。
はじめ、5000~6000K、次に、4000~3000K、最後に、3000~2000Kで睡眠へ導く。段階的に変化させても、徐々に変えてもよい。
なお、自然光などの朝日や夕日の色温度は、およそ2000K、太陽光は 5000~6000K程度、人工照明では、ろうそくが約2000K、白熱電球や電球色の蛍光ランプが約2800K、昼白色の蛍光ランプが約5000K、昼光色の蛍光ランプが約6500Kである。
【0046】
<明るさ>
同様に、明るさを、暗くしていってもよい。
<演色性>
同様に、白色、昼白色、昼光色、青白色、青色へ変化させてもよい。LED、白熱電球、蛍光灯を用いて、演色性を変化できる。
なお、色や明るさを変化できる照明器具が一般に販売されている。それを利用できる。
<効果>
色、明るさ、演色性を変化させることで、徐々に、睡眠へ導く。
【0047】
(全体として)
なお、各要素は組み合わせできる。
実施の形態1~3から、少なくとも2つを選択し、時刻とともに変化させてもよい。つまり、画像と匂い、画像と照明などを同時に変える。
スタートから睡眠予定時刻までで、途中、装置を止めてもよい。再度、稼働した時刻では、連続して動いていた場合の画像、匂い、照明を実施する。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本願の睡眠促進装置と睡眠促進方法は、時計、照明機器、携帯機器などで実施できる。
【符号の説明】
【0049】
10 睡眠促進装置、11 表示部、12 設定部、13 時刻部、14 制御部、18 柱、20 睡眠促進装置、21 表示部、22 表示部の一部、23 制御部、30 睡眠促進装置、31 開口、32 加温部、33 香り部、34 制御部、40 睡眠促進装置、41 開口、42 光源、43 制御部
【手続補正書】
【提出日】2021-02-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示部と、
前記表示部に、完成品への各段階の複数の画像を表示させる制御をする制御部と、を有する睡眠促進装置において
前記制御部は、前記複数の画像を、睡眠予定時刻までの一定時間ごとに表示し、人を寝る状態へ進める睡眠促進装置。
【請求項2】
画像を表示する表示部と、
前記表示部に、完成品への各段階の複数の画像を表示させる制御をする制御部と、を有する睡眠促進装置において
前記制御部は、前記複数の画像を、睡眠予定時刻までに、時間間隔を短くして、表示し、人を寝る状態へ進める睡眠促進装置。
【請求項3】
前記複数の画像間で、前の前記画像を変化させて、次の前記画像へ変化させる請求項1又は2記載の睡眠促進装置。
【請求項4】
前記完成品への各段階の画像とは、折り紙を折っていく各段階の画像である請求項1~3のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項5】
前記完成品への各段階の画像とは、建物を建てていく各段階の画像である請求項1~3のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項6】
前記表示部としてプロジェクターを使用する請求項1~5のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項7】
前記表示部の一部に、前記画像を表示する、または、ある時刻に短時間、前記表示部の全体または、中心、または、メイン部分に前記画像を表示する請求項1~6のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項8】
睡眠促進装置に、完成品への各段階の複数の画像を表示させることで、睡眠へ導く睡眠促進方法であり、前記複数の画像を、睡眠予定時刻までの一定時間ごとに表示し、人を寝る状態へ進める睡眠促進方法。
【請求項9】
前記睡眠予定時刻の直前の前記画像の1~3画像前に、においを発生し、睡眠時間が近づいていることを知らせる請求項8記載の睡眠促進方法。
【請求項10】
前記睡眠予定時刻の直前の前記画像の1~3画像前に、前記画像を暗くし、睡眠時間が近づいていることを知らせる請求項8記載の睡眠促進方法。
【手続補正書】
【提出日】2021-07-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示部と、
前記表示部に、完成品への各段階の複数の画像を表示させる制御をする制御部と、を有する睡眠促進装置において、
前記制御部は、前記複数の画像を、睡眠予定時刻までの一定時間ごとに表示し、人を寝る状態へ進める睡眠促進装置であり、
前記完成品への各段階の画像とは、折り紙を折っていく各段階の画像である睡眠促進装置。
【請求項2】
画像を表示する表示部と、
前記表示部に、完成品への各段階の複数の画像を表示させる制御をする制御部と、を有する睡眠促進装置において、
前記制御部は、前記複数の画像を、睡眠予定時刻までに、時間間隔を短くして、表示し、人を寝る状態へ進める睡眠促進装置であり、
前記完成品への各段階の画像とは、折り紙を折っていく各段階の画像である睡眠促進装置。
【請求項3】
画像を表示する表示部と、
前記表示部に、完成品への各段階の複数の画像を表示させる制御をする制御部と、を有する睡眠促進装置において、
前記制御部は、前記複数の画像を、睡眠予定時刻までの一定時間ごとに表示し、人を寝る状態へ進める睡眠促進装置であり、前記完成品への各段階の画像とは、建物を建てていく各段階の画像である睡眠促進装置。
【請求項4】
画像を表示する表示部と、
前記表示部に、完成品への各段階の複数の画像を表示させる制御をする制御部と、を有する睡眠促進装置において、
前記制御部は、前記複数の画像を、睡眠予定時刻までに、時間間隔を短くして、表示し、人を寝る状態へ進める睡眠促進装置であり、前記完成品への各段階の画像とは、建物を建てていく各段階の画像である睡眠促進装置。
【請求項5】
前記表示部としてプロジェクターを使用し、天井に前記画像を表示する請求項1~4のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項6】
ある時刻に短時間、前記表示部の全体または、中心、または、メイン部分に前記画像を表示する請求項1~5のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項7】
睡眠予定時刻の直前、1~3画素前に音楽も流しだし、時刻が進むにつれて、画像ごとに前記音楽を徐々に大きくする請求項1~6のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項8】
睡眠予定時刻の直前、1~3画素前に画素を暗くしだす請求項1~6のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項9】
睡眠予定時刻の直前、1~3画素前に画素をカラーから白黒にする請求項1~6のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項10】
睡眠予定時刻の直前、1~3画素前に画素とともに、においを放出しだす請求項1~6のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【手続補正書】
【提出日】2021-10-31
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示部と、
前記表示部に、完成品への各段階の複数の画像を表示させる制御をする制御部と、を有する睡眠促進装置において、
前記制御部は、前記複数の画像を、睡眠予定時刻までの一定時間ごとに表示し、人を寝る状態へ進める睡眠促進装置であり、
前記完成品への各段階の画像とは、折り紙を折っていく各段階の画像である睡眠促進装置。
【請求項2】
画像を表示する表示部と、
前記表示部に、完成品への各段階の複数の画像を表示させる制御をする制御部と、を有する睡眠促進装置において、
前記制御部は、前記複数の画像を、睡眠予定時刻までに、時間間隔を短くして、表示し、人を寝る状態へ進める睡眠促進装置であり、
前記完成品への各段階の画像とは、折り紙を折っていく各段階の画像である睡眠促進装置。
【請求項3】
画像を表示する表示部と、
前記表示部に、完成品への各段階の複数の画像を表示させる制御をする制御部と、を有する睡眠促進装置において、
前記制御部は、前記複数の画像を、睡眠予定時刻までの一定時間ごとに表示し、人を寝る状態へ進める睡眠促進装置であり、前記完成品への各段階の画像とは、建物を建てていく各段階の画像である睡眠促進装置。
【請求項4】
画像を表示する表示部と、
前記表示部に、完成品への各段階の複数の画像を表示させる制御をする制御部と、を有する睡眠促進装置において、
前記制御部は、前記複数の画像を、睡眠予定時刻までに、時間間隔を短くして、表示し、人を寝る状態へ進める睡眠促進装置であり、前記完成品への各段階の画像とは、建物を建てていく各段階の画像である睡眠促進装置。
【請求項5】
前記表示部としてプロジェクターを使用し、天井に前記画像を表示する請求項1~4のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項6】
ある時刻に短時間、前記表示部の全体または、中心、または、メイン部分に前記画像を表示する請求項1~5のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項7】
睡眠予定時刻の直前、1~3画像前に音楽も流しだし、時刻が進むにつれて、画像ごとに前記音楽を徐々に大きくする請求項1~6のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項8】
睡眠予定時刻の直前、1~3画像前に画像を暗くしだす請求項1~6のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項9】
睡眠予定時刻の直前、1~3画像前に画像をカラーから白黒にする請求項1~6のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。
【請求項10】
睡眠予定時刻の直前、1~3画像前に画像とともに、においを放出しだす請求項1~6のいずれか1項に記載の睡眠促進装置。