(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022069356
(43)【公開日】2022-05-11
(54)【発明の名称】移動式換気扇と殺菌無毒化装置。
(51)【国際特許分類】
F24F 7/06 20060101AFI20220428BHJP
A61L 2/18 20060101ALI20220428BHJP
F24F 7/10 20060101ALI20220428BHJP
A61L 9/01 20060101ALI20220428BHJP
A61L 9/16 20060101ALI20220428BHJP
A61L 101/06 20060101ALN20220428BHJP
【FI】
F24F7/06 Z
A61L2/18
F24F7/10 Z
A61L9/01 F
A61L9/16 Z
A61L101:06
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020188331
(22)【出願日】2020-10-23
(71)【出願人】
【識別番号】502365933
【氏名又は名称】岸本 忠夫
(72)【発明者】
【氏名】岸本 節子
(72)【発明者】
【氏名】岸本 忠夫
【テーマコード(参考)】
3L058
4C058
4C180
【Fターム(参考)】
3L058BD01
3L058BD02
3L058BG03
4C058AA02
4C058AA23
4C058BB02
4C058BB07
4C058JJ07
4C058JJ27
4C058KK01
4C058KK42
4C180AA07
4C180CB06
4C180DD08
4C180EA58X
4C180HH05
4C180MM08
(57)【要約】
【課題】本発明は空気中に浮遊するウイルス、細菌を効率よく殺菌、無毒化ができ、人への感染を最小限に抑える殺菌、無毒化装置である。
【解決手段】従来の消毒、除菌、手洗い、うがい、マスク、ソーシャルディスタンス等他にテーブル、手摺、人が触れる場所等を消毒用アルコールで拭いたりをして滅菌、除菌を実施していたが、その実施方法に限度があり、また、屋内に常時次亜塩素酸ナトリウム水溶液、消毒薬、アルコール消毒液(基準値以下)を空気中に噴霧する事は人、食料品等に重大な影響を及ぼす可能性がり、屋内、屋外のウイルスを殺菌する目的を達成するために屋内の換気が可能とし空間に浮遊しているウイルス、細菌を殺菌無毒化するための装置。
【選択図】
図1、
図3、
図4、
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明は所定の寸法、形状を有する密閉をした筐体の一方に開口部を形成し、その開口部に換気用の羽根とモーターを形成し、対面する筐体の壁面、もしくは上部、左右の壁面へ所定の寸法、形状有する排気用の開口部を形成する、その排気用開口部に形成された継手へ所定の寸法、形状を有したフレキシブルパイプを連結し、建築時にエアコンディショナーの冷媒パイプが通る開口部を利用し屋内から屋外へ配管パイプを通すことで排気が出来ることを特徴とした屋内移動式換気扇。
【請求項2】
本発明は所定の寸法、形状を有する密閉をした筐体の一方に開口部を形成し、その開口部に換気用の羽根とモーターを形成し、対面する筐体の壁面、もしくは上部、左右の壁面へ所定の寸法、形状有する排気用の開口部を形成する、その排気用開口部に形成された継手へ所定の寸法、形状を有したフレキシブルパイプを排気用パイプに連結し、出入り口サッシ等の上部の小窓から配管パイプを室内から室外へ通して排気が出来る構成することを特徴とした屋内移動式換気扇。
【請求項3】
本発明は屋内の任意の位置へ排気用パイプに複数個をホースカチットにフレキシブルパイプで移動式換気扇を連結、屋内側の排気パイプはパイプエンドで密閉をする構成、フレキシブルパイプは自在に伸縮、湾曲ができるので屋内の壁面、床面、天井面、又テーブル等あらゆる所へ自由に設置が可能であり、移動式換気扇からの空気(ウイルス、細菌、雑菌)は排気パイプをサッシの上部の小窓、又既存の壁面に開けてあるエアコンディショナーの冷媒パイプの隙間を利用し排気パイプを屋内から屋外へ通し、本発明のウイルス・細菌を殺菌無毒化装置内の次亜塩素酸ナトリウム水溶液、消毒液内へ排出され、排出された空気は気泡となり大気中へ放出される事を特徴とした殺菌無毒化装置。
【請求項4】
本発明はウイルス・細菌・雑菌は熱に弱いので所定の寸法、形状を有した排気パイプに任意の位置へジョイント部に電熱ヒーターを形成し、パイプジョイント内を高温にすることでウイルスを殺菌無毒化が出来る装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の換気扇装置は屋内の場所を選ばず自由に壁面、天井、床面へ簡単に設置(置き型・吊り型)が可能であり、且つ排気はパイプを用いて消毒液内でウイルス・細菌を殺菌が出来る装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、有効である換気扇で屋内の空気の入れ替え(その他に窓の開放)をしての感染防止提唱をしていたが換気扇は建築時に台所の一箇所に設置しているがその他以外の部屋に設置していることは殆ど無く、ウイルス(新型コロナウイルス・インフルエンザ)の流行に於いて換気扇の効果が設置部附近だけである、又、医療機関等はワクチンの注射及び治療薬の投与、また、感染者、非感染者は手指の消毒、マスクの着用で飛沫感染、接触感染、空気感染を防止、有効である換気扇で屋内の空気の入れ替え(その他に窓の開放)をしての感染防止、又人間が触れると考えられる公共の場所をドア、ノブ、手摺、壁、椅子、テーブル、その他の器物等を全てのウイルス・細菌に最も有効である消毒用アルコール、次亜塩素酸ナトリウム、塩素酸水等で消毒することは不可能である、又、未知の新型のウイルスが何時確認されるか解らないのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【非特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は空気中に浮遊するウイルス、細菌を移動式換気扇で効率よく屋内の空気中に浮遊しているウイルス・細菌を移動式換気扇排気口とパイプを連結し、パイプ内を通して殺菌装置内の次亜塩素酸ナトリウム水溶液、消毒液内に内排気することでウイルス・細菌を殺菌無毒化にして人への感染を最小限に抑える移動換気扇と殺菌無毒化装置に関する。
【発明が解決しようとする手段】
【0005】
本発明は所定の寸法、形状を有する密閉をした筐体の一方に開口部形成し、その開口部に換気用の羽根とモーターを形成し、対面する筐体の壁面、もしくは上部、左右の壁面へ所定の寸法、形状有する排気用の開口部を形成する、その排気用開口部へ所定の寸法、形状を有したフレキシブルパイプを連結し、予め建造物にエアコンディショナーの冷媒パイプを室内機から室外機へ出る穴が開けてある隙間を利用し配管パイプを室内から室外へ排気が出来る構成することを特徴とした屋内移動式換気扇。
【0006】
本発明は所定の寸法、形状を有する密閉をした筐体の一方に開口を部形成し、その開口部に換気用の羽根とモーターを形成し、対面する筐体の壁面、もしくは上部、左右の壁面へ所定の寸法、形状有する排気用の開口部を形成する、その排気用開口部へ所定の寸法、形状を有したフレキシブルパイプを連結し、建築時にエアコンディショナーの冷媒パイプが通る開口部を利用し屋内から屋外へ配管パイプ通すことで排気が出来ることを特徴とした屋内移動式換気扇。
【0007】
本発明は所定の寸法、形状を有する密閉をした筐体の一方に開口部を形成し、その開口部に換気用の羽根とモーターを形成し、対面する筐体の壁面、もしくは上部、左右の壁面へ所定の寸法、形状有する排気用の開口部を形成する、その排気用開口部へ所定の寸法、形状を有したフレキシブルパイプを排気用パイプに連結し、出入り口サッシ等の上部の小窓から配管パイプを室内から室外へ通して排気が出来る構成することを特徴とした屋内移動式換気扇。
【0008】
本発明は屋内の任意の位置へ排気用パイプに複数個を設置しているホースカチットにフレキシブルパイプと移動式換気扇を連結、屋内側の排気パイプはパイプエンドで密閉をする構成、フレキシブルパイプは自在に伸縮、湾曲ができるので屋内の壁面、床面、天井面、又テーブル等あらゆる所へ自由に設置が可能であり、移動式換気扇からの空気(ウイルス、細菌、雑菌)は排気パイプをサッシの上部の小窓、又既存の壁面に開けてあるエアコンディショナーの冷媒パイプの隙間から排気パイプを屋内から屋外へ通し、本発明のウイルス・細菌を殺菌無毒化装置内の次亜塩素酸ナトリウム水溶液、消毒液内へ排出され、排出された空気は気泡となり大気中へ放出される事を特徴とした殺菌無毒化装置。
【0009】
本発明はウイルス・細菌・雑菌は熱に弱いので所定の寸法、形状を有した排気パイプに任意の位置へジョイント部に電熱ヒーターを形成し、パイプジョイント内を高温にすることでウイルスを殺菌無毒化が出来る装置。
【0010】
【発明の効果】
【0011】
本発明の移動式換気扇にはフレキシブルパイプで連結しているので何処にでも移動が出来るため、飲食店、人が密集する場所には複数台の移動式換気扇を置くだけで換気ができスイッチを入れ稼働するだけで屋内の空気が本発明の移動式換気扇から殺菌無毒化装置方向に流れウイルスの殺菌、無毒化が可能となる。
【0012】
装置から排気される空気(ウイルス・細菌)には微量ではあるが、次亜塩素酸ナトリウム水溶液、消毒液が排気口から放出されその周辺のウイルスも殺菌、無毒化ができる。
【0013】
従来の消毒は、除菌、手洗い、うがい、マスク、ソーシャルディスタンスなど他にテーブル、手摺、人が触れる場所等を消毒用アルコールで拭いたりして滅菌、除菌を実施していたが、その実施方法にも限界があり、また、常時、屋内の空間へ消毒液を噴霧することは人体、食料品等に重大な影響を及ぼす可能性があり、本発明はウイルスを殺菌、無毒化するための装置であり、予め設置している本発明の移動式換気扇で空気中に浮遊しているウイルスは屋内には逆流せず屋外へ排出され、屋外から屋内に人が出入りする時、扉の隙間、建具の隙間等から屋内は新しい空気に入れ替わり換気される。
【0014】
本発明は換気扇のスイッチを入れ稼働するだけで屋内空間の空気が換気扇から本発明の装置方向に流れウイルスの殺菌、無毒化が可能となる。
【0015】
屋外へ排出することで周辺の大気中には次亜塩素酸ナトリウム水溶液、消毒液の基準値より遥かに低い数値となるがウイルスの殺菌をする効果はある。
【0016】
従来からウイルス・細菌は熱に弱く煮沸消毒すれば殺菌無毒化が可能であることは解っており、熱湯の代わりに電熱ヒーターを用いて排気パイプ内を高温すれば、その排気パイプ内を空気とともにウイルスが通過するだけで殺菌をする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【0018】
【発明を実施するための形態】
【0019】
[
図2]本発明の側面図である。
本発明の屋内移動式換気扇とウイルス殺菌、無毒化装置の形態を以下に記述する。
【0020】
本発明は空気中に浮遊するウイルス、細菌(4)を移動式換気扇(A)で効率よく屋内の空気中に浮遊しているウイルス・細菌(4)を移動式換気扇(A)排気口とパイプを連結し、パイプ内を通して殺菌装置内消毒液内(B1)排気することでウイルス・細菌を殺菌して人への感染を最小限に抑える移動換気扇(A)と殺菌無毒化装置(B)に関する。
【0021】
本発明は所定の寸法、形状を有する密閉をした筐体(A)の一方に開口部形成し、その 開口部に換気用の羽根(6)とモーター(3)を形成し、対面する筐体(A)の壁面、もしくは上部、左右の壁面の何れかに所定の寸法、形状有する排気パイプ用の開口部を形成する、その排気用開口部へ所定の寸法、形状を有したフレキシブルパイプ(14)を連結し、予め建造物にエアコンディショナー(17)の冷媒パイプ(27)を室内機から室外機へ出る穴(26)が開けてある隙間を利用し配管パイプ(8)を室内から室外へ排気が出来る構成することを特徴とした屋内移動式換気扇。
【0022】
本発明は所定の寸法、形状を有する密閉をした筐体(A)の一方に開口部形成し、その開口部に換気用の羽根(6)とモーター(3)を形成し、対面する筐体(A)の壁面、もしくは上部、左右の壁面へ所定の寸法、形状有する排気用の開口部を形成する、その排気用開口部へ所定の寸法、形状を有したフレキシブルパイプ(14)を連結し、予め建造物の出入り口のサッシ等の上部の小窓(13)から配管パイプを通し室内から室外へ排気が出来ることを特徴とした屋内移動式換気扇。
【0023】
本発明は屋内の任意の位置へ排気用パイプ(8)に複数個を設置しているホースカチット(23)にフレキシブルパイプと移動式換気扇(A)を連結、屋内側の排気パイプはパイプエンド(28)で密閉をする構成、フレキシブルパイプ(14)は自在に伸縮、湾曲ができるので屋内の壁面、床面、天井面、又テーブル等あらゆる所へ自由に設置が可能であり、移動式換気扇からの空気(ウイルス、細菌、雑菌を含んだ)(1)は排気パイプをサッシの上部の小窓(13)、又既存の壁面に開けてあるエアコンディショナー(17)の冷媒パイプ(27)の隙間から排気パイプを屋内から屋外へ通し、本発明のウイルス・細菌を殺菌無毒化装置内の次亜塩素酸ナトリウム水溶液、消毒薬(B1)内へ排出される事を特徴とした殺菌無毒化装置(B)。
【実施例0024】
屋内の壁面、天井面、床面へ排気用(8)パイプを敷設し、その端末部はパイプエンド(28)で密閉する、その排気パイプに複数個所T型チューブ(23)で連結し、空いている一箇所にホースカチットへフレキシブルパイプ(14)で移動式換気扇を連結し、エアコンディショナーの冷媒パイプの孔から排気パイプを本発明でウイルスの殺菌無毒化装置(B)へと送風するので空気は室内で滞留することが無く換気が可能とる。
【0025】
本発明の移動式換気扇、殺菌、無毒化装置は壁に孔を開けたりする工事費は殆どかからず、移動式換気扇の設置は卓上、家具上に床面に置くだけであり、予め複数個が設置してあるどの箇所でもT型チューブ(23)へフレキシブルパイプ(14)をワンタッチで接続が出来る。
【0026】
飲食店のテーブル(24)、オフィスの机上に置くだけでその周囲の空気は換気が出来る。
【0027】
図4の示す本発明の移動式換気扇は設置が必要な場所へワンタッチで置くことができ、人が居ない所から、人が集まる所へ複数台を移動し、他の場所へ簡単に設置ができるのでウイルスの拡散の感染を最小限に抑える事が出来る。
【0028】
請求項4に記載したウイルスは煮沸(熱)によって除菌をしてきた、しかし沸騰したお湯を散布することは無理な話で、であれば高温になっている所へ本発明の屋内移動式換気扇を用いてウイルス・細菌を含んだ空気を吸気すれば問題は解決する。
【0029】