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  • 特開-折り畳み式パーテーション 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022069868
(43)【公開日】2022-05-12
(54)【発明の名称】折り畳み式パーテーション
(51)【国際特許分類】
   A47F 10/06 20060101AFI20220502BHJP
   A47F 9/02 20060101ALI20220502BHJP
   A47F 9/00 20060101ALI20220502BHJP
【FI】
A47F10/06
A47F9/02
A47F9/00
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020178769
(22)【出願日】2020-10-26
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-10-06
(71)【出願人】
【識別番号】520418628
【氏名又は名称】阿部 修一
(74)【代理人】
【識別番号】100178179
【弁理士】
【氏名又は名称】桐生 美津恵
(72)【発明者】
【氏名】阿部 修一
(57)【要約】
【課題】折り畳んで容易に持ち運ぶことができ、必要な場所に必要な大きさで設置することができる折り畳み式パーテーションを提供する。
【解決手段】折り畳み式パーテーション1は、基端部11で回動可能に連結される1対の主骨部材10と、1対の主骨部材10の間に張られた扇状のシート20と、1対の主骨部材のうちの一方に設けられた固定具30と、を備え、1対の主骨部材10は、該1対の主骨部材10の先端部12が近接した状態である折畳状態と、1対の主骨部材10の先端部12が所定の距離だけ離間してシート20が広げられ、かつ、固定具30が外部に取り付けられた状態である設置状態と、を保持可能である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基端部で回動可能に連結される1対の主骨部材と、
前記1対の主骨部材の間に張られた扇状のシートと、
前記1対の主骨部材のうちの一方に設けられた固定具と、を備え、
前記1対の主骨部材は、該1対の主骨部材の先端部が近接した状態である折畳状態と、前記1対の主骨部材の前記先端部が所定の距離だけ離間して前記シートが広げられ、かつ、前記固定具が外部に取り付けられた状態である設置状態と、を保持可能であることを特徴とする折り畳み式パーテーション。
【請求項2】
前記基端部には、前記1対の主骨部材間の角度を90度から180度までの間の任意の角度で保持可能とする保持機構が設けられていることを特徴とする
請求項1に記載の折り畳み式パーテーション。
【請求項3】
前記1対の主骨部材の間の前記シートに取り付けられ、基端部で前記1対の主骨部材と回動可能に連結される1又は複数の棒状の中骨部材をさらに備えたことを特徴とする
請求項1又は2に記載の折り畳み式パーテーション。
【請求項4】
前記固定具は、クランプ、吸盤及び挟持型固定具の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の折り畳み式パーテーション。
【請求項5】
前記主骨部材は、プラスチックで形成された棒状の部材であり、
前記中骨部材は、グラスファイバーで形成された、前記主骨部材よりも細い棒状の部材であることを特徴とする
請求項1から4の何れか1項に記載の折り畳み式パーテーション。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、持ち運び可能な折り畳み式パーテーションに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、新型コロナウイルス等の感染症を防ぐために、飲食店のテーブル、店舗の会計カウンター、企業の受付窓口等に、アクリル製やビニール製のパーテーションが設置されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3227987号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、これらの施設においてパーテーションが設置されていたとしても、必要な場所に設置されていなかったり、必要な面積がカバーされていない場合があった。例えば、飲食店のカウンターテーブルにおいて各席の間に設置されているパーテーションの幅は当該カウンターテーブルの奥行の幅しかないものが多いため、カウンター席に2人が隣同士で座って向き合って会話をすると、パーテーションを挟まずに顔が向かい合うこととなってしまい、2人は顔にお互いの飛沫を浴びてしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、折り畳んで容易に持ち運ぶことができ、必要な場所に必要な大きさで設置することができる折り畳み式パーテーションを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る折り畳み式パーテーションは、
基端部で回動可能に連結される1対の主骨部材と、
前記1対の主骨部材の間に張られた扇状のシートと、
前記1対の主骨部材のうちの一方に設けられた固定具と、を備え、
前記1対の主骨部材は、該1対の主骨部材の先端部が近接した状態である折畳状態と、前記1対の主骨部材の前記先端部が所定の距離だけ離間して前記シートが広げられ、かつ、前記固定具が外部に取り付けられた状態である設置状態と、を保持可能であることを特徴とする。
【0007】
この特徴によれば、1対の主骨部材の先端部を近接させて折畳状態にすることで、折り畳み式パーテーションを容易に持ち運ぶことができ、1対の主骨部材の先端部を離間させてシートを広げ固定具を外部に取り付けて設置状態にすることで、折り畳み式パーテーションを必要な場所に必要な大きさで設置することができる。
【0008】
上記折り畳み式パーテーションにおいて、
前記基端部には、前記1対の主骨部材間の角度を90度から180度までの間の任意の角度で保持可能とする保持機構が設けられていることを特徴とする。
【0009】
この特徴によれば、パーテーションの設置場所や周囲の状況に応じて、保持機構により、1対の主骨部材間の角度を90度から180度までの間の任意の角度に調整することができ、シートを広げる大きさを調整することができる。
【0010】
上記折り畳み式パーテーションにおいて、
前記1対の主骨部材の間の前記シートに取り付けられ、基端部で前記1対の主骨部材と回動可能に連結される1又は複数の棒状の中骨部材をさらに備えたことを特徴とする。
【0011】
この特徴によれば、1対の主骨部材間の角度を90度より大きくしても、中骨部材によりシートのたるみを防止することができる。
【0012】
上記折り畳み式パーテーションにおいて、
前記固定具は、クランプ、吸盤及び挟持型固定具の少なくとも1つであることを特徴とする。
【0013】
この特徴によれば、固定具により、折り畳み式パーテーションをテーブルやカウンター席に容易に取り付けることができる。
【0014】
上記折り畳み式パーテーションにおいて、
前記主骨部材は、プラスチックで形成された棒状の部材であり、
前記中骨部材は、グラスファイバーで形成された、前記主骨部材よりも細い棒状の部材であることを特徴とする。
【0015】
この特徴によれば、軽量でありながら、折り畳み式パーテーションの強度及び耐久性を向上させることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の折り畳み式パーテーションは、1対の主骨部材の先端部を近接させて折畳状態にすることで、折り畳み式パーテーションを容易に持ち運ぶことができ、1対の主骨部材の先端部を離間させてシートを広げ固定具を外部に取り付けて設置状態にすることで、折り畳み式パーテーションを必要な場所に必要な大きさで設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は、本発明の実施形態に係る折り畳み式パーテーションの平面図である。
図2図2は、同実施形態に係る折り畳み式パーテーションを折り畳んだ状態の側面図である。
図3図3は、同実施形態に係る折り畳み式パーテーションをテーブルに設置した状態の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の実施形態に係る折り畳み式パーテーション1の平面図であり、図2は、畳み式パーテーション1を折り畳んだ状態の側面図であり、図3は、折り畳み式パーテーションをテーブルに設置した状態の例を示す図である。
【0020】
これらの図に示すように、折り畳み式パーテーション1は、2本の主骨部材10と、7本の中骨部材50と、を備えている。本実施形態では、主骨部材10はプラスチックで形成されている。
【0021】
中骨部材50は、主骨部材10よりも細い棒状部材である、本実施形態では、中骨部材50は、グラスファイバーで形成されている。主骨部材10及び中骨部材50は、折り畳み式パーテーション1をテーブルに設置した際に、着席したユーザの頭の高さまでカバーできる程度の長さを有している。本実施形態では、約60cmの長さを有している。
【0022】
1対の主骨部材10及び中骨部材50は、一端部で回動可能に連結されている。具体的には、図2に示す折り畳み式パーテーション1の側面図に示すように、主骨部材10の基端部11及び中骨部材50の基端部51は、1つの主骨部材10の基端部11、7つの中骨部材50の基端部51、1つの主骨部材10の基端部11の順に重ねられており、これらの基端部11、51の中央部を回転軸60が貫通している。この回転軸60を中心として、1対の主骨部材10及び中骨部材50は回動可能となっている。
【0023】
1対の主骨部材10の間には、扇状のシート20が張られている。1対の主骨部材10間の角度が90度以上の大きい角度となって当該シート20が広げられた際に弛まないように、7本の中骨部材50が当該シート20に所定間隔で取り付けられている。本実施形態では、シート20は塩化ビニールで形成されている。
【0024】
一方の主骨部材10の側面のうち、シート20が取り付けられている側とは反対側には、テーブル、椅子の肘掛部分等の外部に折り畳み式パーテーション1を固定するための固定具30が取り付けられている。本実施形態では、固定具30として、主骨部材10の先端部12側に吸盤31が取り付けられ、基端部11に万力固定型のクランプ32が取り付けられている。なお、固定具30はこれに限定されることはなく、吸盤、クランプ、洗濯バサミ型の固定器具等の部材の中から1又は複数を選択することができる。
【0025】
折り畳み式パーテーション1は、「折畳状態」及び「設置状態」を保持可能となっている。ここで、「折畳状態」とは、図2に示すように、主骨部材10の先端部12及び中骨部材50の先端部52が近接して、主骨部材10及び中骨部材50が略平行に配置され、折り畳み傘のようにシート20が畳まれた状態である。
【0026】
一方、「設置状態」とは、図3に示すように、1対の主骨部材10の先端部12が離間してシート20が広げられ、かつ、固定具30がテーブル80等の外部に取り付けられた状態である。
【0027】
主骨部材10の基端部11及び中骨部材50の基端部51には、主骨部材10及び中骨部材50各々の間の角度を保持可能とする保持機構13が設けられている。本実施形態では、当該保持機構13は、基端部11及び基端部51同士の接触面に設けられた細かい凹凸で構成されている。当該細かい凹凸により、基端部11及び基端部51同士の接触面の静止摩擦が大きくなりユーザが力を加えない限り、主骨部材10及び中骨部材50の位置関係は変化することがなく固定されるため、主骨部材10及び中骨部材50各々の間の角度を一定に保つことが可能となる。なお、保持機構13の構成はこれに限定されることはなく、任意の公知技術を用いることができる。保持機構13は、例えば、基端部11及び基端部51同士の接触面に設けられたゴム部材であってもよいし、所定角度毎に係止されるように設けられた段差であってもよい。
【0028】
特に、上記保持機構13によって、1対の主骨部材10間の角度を、90度から180度までの間の任意の角度に保つことで、飛沫防止効果を大きくすることができる。例えば、ユーザが飲食店等のカウンターテーブルの隣の席との間に折り畳み式パーテーション1を設置する際に、1対の主骨部材10間の角度を90度よりも大きい角度にすることで、ユーザがカウンターテーブルに着席して隣に着席した人と顔を向かい合わせて会話しても、2人の顔が折り畳み式パーテーション1のシート20で仕切られた状態を保つことができるため、2人がお互いの飛沫を浴びるのを防ぐことができる。
【0029】
なお、「折畳状態」においても、保持機構13によって、主骨部材10及び中骨部材50は平行な状態を保つことができるが、シート20を纏めるために、図2に示すように、面ファスナー等の結束部材70で折り畳み式パーテーション1の外周を結束するとよい。当該結束部材70の一端部は、シート20に取り付けられていてもよいし、一方の主骨部材10に取り付けらえていてもよい。
【0030】
次に、上記構成の折り畳み式パーテーション1の使用手順について説明する。ユーザは、折り畳み式パーテーション1の保管時には、一対の主骨部材10及び中骨部材50を略平行に配置し(すなわち、一対の主骨部材10及び中骨部材50間の角度を0度とし)、外周を結束部材70で結束して、図2に示す「折畳状態」としておく。
【0031】
ユーザが飲食店等の目的地へ移動する際には、「折畳状態」の折り畳み式パーテーション1を鞄等に入れて携帯する。
【0032】
ユーザは目的地に到着すると、図3に示すように、折り畳み式パーテーション1を自分が着席するテーブル80に設置する。具体的には、まず、折り畳み式パーテーション1の固定具30をテーブル80に固定する。すなわち、主骨部材10に取り付けられた吸盤31をテーブル80の表面に固定し、クランプ32をテーブル80の端部に固定する。
【0033】
次に、固定具30が取り付けられていない方の主骨部材10に力を加えて、1対の主骨部材10の先端部12を離間させていき、飛沫を防止したい範囲や周囲の状況に応じて、1対の主骨部材10間の角度を大きくして、シート20を広げていく。1対の主骨部材10間の角度がユーザ所望の角度となった場合に、力を加えるのを停止する。図3に示す例では、1対の主骨部材10間の角度を90度としている。
【0034】
次に、1対の主骨部材10間の中骨部材50に力を加えて、中骨部材50の位置を調整する。これにより、折り畳み式パーテーション1は「設置状態」となり、基端部11及び基端部51に設けられている保持機構13により、1対の主骨部材10及び中骨部材50の位置関係を保つことができる。
【0035】

以上説明したように、折り畳み式パーテーション1の1対の主骨部材10の先端部12を近接させシート20が畳まれた状態である折畳状態にすることで、折り畳み式パーテーション1を容易に持ち運ぶことができ、1対の主骨部材10の先端部12を離間させてシート20を広げ、固定具30をテーブル等の外部に取り付けて設置状態にすることで、折り畳み式パーテーション1を必要な場所に必要な大きさで設置することができる。また、主骨部材10をプラスチック、中骨部材50をグラスファイバーで形成することにより、軽量でありながら、強度及び耐久性を向上させることができる。
【0036】
また、折り畳み式パーテーション1を使用していないときは折畳状態にすることで、室内の空気の流れを阻害することがなくなる。
また、ユーザが着席した際には、ユーザの頭部は腰を中心とした弧を描いて移動することとなるが、シート20を扇状にしたことで、隣に着席した人の頭部をユーザの頭部から遮断するために必要な範囲をシート20でカバーすることができる。
【0037】
なお、上述した実施形態は一例に過ぎず、本発明は特許請求の範囲に記載の発明の範囲で種々変形して実施することが可能である。
【0038】
例えば、上述した実施形態では、シート20の材質として塩化ビニールを用いたが、これに限定されることはなく、形状を保持可能で折り畳み可能な材質、例えば、和紙、厚紙、厚手の合成樹脂等を用いてもよい。この場合には、折畳状態においては、扇子のように、基端部11、51から放射状に延びる直線でシート20を綺麗に折り畳んで収納することができる。
【0039】
また、シート20の材質として、形状保持可能な素材を用いる場合には、中骨部材50を設けなくてもよい。
【0040】
また、上述した実施形態では、中骨部材50を7本設けたが、中骨部材50を設ける数はこれに限定されることはなく、任意の数だけ設けることができる。
【0041】
また、主骨部材10の材質は、プラスチックに限らず、例えば、鉄材、ステンレススチール、木材、グラスファイバー等を用いることができる。中骨部材50については、主骨部材10と同じ太さであってもよいし、材質はグラスファイバーに限らず、例えば、プラスチップであっても木材であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明に係る折り畳み式パーテーションは、飲食店、教育機関の教室、会議室等のあらゆる施設において、机、カウンターテーブル等が設置されているあらゆる場所で利用することができる。
【符号の説明】
【0043】
1 折り畳み式パーテーション
10 主骨部材
11 基端部
12 先端部
20 シート
30 固定具
31 吸盤
32 クランプ
50 中骨部材
51 基端部
52 先端部
60 回転軸
70 結束部材
80 テーブル
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2021-06-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
持ち運び可能な折り畳み式パーテーションであって、
基端部で回動可能に連結される1対の主骨部材と、
前記1対の主骨部材の間に張られた扇状のシートと、
前記1対の主骨部材のうちの一方の主骨部材の側面のうち、前記シートが取り付けられている側とは反対側の側面に設けられた固定具と、を備え、
前記1対の主骨部材は、該1対の主骨部材の先端部が近接した状態である折畳状態と、
前記1対の主骨部材の前記先端部が所定の距離だけ離間して前記シートが広げられ、かつ、前記固定具が外部に取り付けられて、前記一方の主骨部材の少なくとも前記先端部の側が前記外部の表面上に配置された状態である設置状態と、を保持可能であることを特徴とする折り畳み式パーテーション。
【請求項2】
前記基端部には、前記1対の主骨部材間の角度を90度から180度までの間の任意の角度で保持可能とする保持機構が設けられていることを特徴とする
請求項1に記載の折り畳み式パーテーション。
【請求項3】
前記1対の主骨部材の間の前記シートに取り付けられ、基端部で前記1対の主骨部材と回動可能に連結される1又は複数の棒状の中骨部材をさらに備えたことを特徴とする
請求項1又は2に記載の折り畳み式パーテーション。
【請求項4】
前記固定具は、クランプ、吸盤及び挟持型固定具の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の折り畳み式パーテーション。
【請求項5】
前記主骨部材は、プラスチックで形成された棒状の部材であり、
前記中骨部材は、グラスファイバーで形成された、前記主骨部材よりも細い棒状の部材であることを特徴とする
請求項1から4の何れか1項に記載の折り畳み式パーテーション。
【手続補正書】
【提出日】2021-08-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
持ち運び可能な折り畳み式パーテーションであって、
基端部で回動可能に連結される1対の主骨部材と、
前記1対の主骨部材の間に張られた扇状のシートと、
前記1対の主骨部材のうちの一方の主骨部材の側面のうち、前記シートが取り付けられている側とは反対側の側面に設けられた固定具と、を備え、
前記1対の主骨部材は、該1対の主骨部材の先端部が近接した状態である折畳状態と、
前記1対の主骨部材の前記先端部が所定の距離だけ離間して前記シートが広げられ、かつ、前記固定具が外部に取り付けられて、前記一方の主骨部材の前記先端部の側が前記外部の表面上に配置されるとともに前記一方の主骨部材の前記基端部の側が前記外部の表面の端部から露出している状態である設置状態と、を保持可能であり、
前記基端部には、前記1対の主骨部材間の角度を90度から180度までの間の任意の角度で保持可能とする保持機構が設けられていることを特徴とする折り畳み式パーテーション。
【請求項2】
前記外部はテーブルであり、
前記固定具には、前記設置状態において前記テーブルの端部に固定されるクランプが含まれることを特徴とする
請求項1に記載の折り畳み式パーテーション。
【請求項3】
前記1対の主骨部材の間の前記シートに取り付けられ、基端部で前記1対の主骨部材と回動可能に連結される1又は複数の棒状の中骨部材をさらに備えたことを特徴とする
請求項1又は2に記載の折り畳み式パーテーション。
【請求項4】
前記固定具は、クランプ、吸盤及び挟持型固定具の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式パーテーション。
【請求項5】
前記主骨部材は、プラスチックで形成された棒状の部材であり、
前記中骨部材は、グラスファイバーで形成された、前記主骨部材よりも細い棒状の部材であることを特徴とする
請求項に記載の折り畳み式パーテーション。