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特開2022-70227異種の通信インターフェースを制御する端末の動作方法およびその装置
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  • 特開-異種の通信インターフェースを制御する端末の動作方法およびその装置 図1
  • 特開-異種の通信インターフェースを制御する端末の動作方法およびその装置 図2
  • 特開-異種の通信インターフェースを制御する端末の動作方法およびその装置 図3
  • 特開-異種の通信インターフェースを制御する端末の動作方法およびその装置 図4
  • 特開-異種の通信インターフェースを制御する端末の動作方法およびその装置 図5A
  • 特開-異種の通信インターフェースを制御する端末の動作方法およびその装置 図5B
  • 特開-異種の通信インターフェースを制御する端末の動作方法およびその装置 図6
  • 特開-異種の通信インターフェースを制御する端末の動作方法およびその装置 図7
  • 特開-異種の通信インターフェースを制御する端末の動作方法およびその装置 図8
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022070227
(43)【公開日】2022-05-12
(54)【発明の名称】異種の通信インターフェースを制御する端末の動作方法およびその装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/18 20090101AFI20220502BHJP
   H04W 88/06 20090101ALI20220502BHJP
   H04W 88/04 20090101ALI20220502BHJP
   H04W 88/02 20090101ALI20220502BHJP
   H04W 8/26 20090101ALI20220502BHJP
   H04L 45/247 20220101ALI20220502BHJP
   H04L 61/5007 20220101ALI20220502BHJP
   H04L 61/5014 20220101ALI20220502BHJP
   H04L 61/4511 20220101ALI20220502BHJP
【FI】
H04W48/18 110
H04W88/06
H04W88/04
H04W88/02 170
H04W8/26 110
H04L45/247
H04L61/5007
H04L61/5014
H04L61/4511
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021172528
(22)【出願日】2021-10-21
(31)【優先権主張番号】10-2020-0139392
(32)【優先日】2020-10-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】521461513
【氏名又は名称】ハンドリームネット カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】HANDREAMNET CO., LTD
【住所又は居所原語表記】508, Digital-ro 30-gil 28, Guro-gu, Seoul, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】特許業務法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】朴 益 東
(72)【発明者】
【氏名】▲曹▼ 永 重
【テーマコード(参考)】
5K030
5K067
【Fターム(参考)】
5K030GA12
5K030HC09
5K030HD03
5K030HD09
5K030JA10
5K030LB08
5K030MA04
5K030MD02
5K030MD09
5K067AA21
5K067BB21
5K067DD17
5K067DD34
5K067HH22
5K067HH23
(57)【要約】
【課題】異種の通信インターフェースを制御する端末の動作方法およびその装置が開示される。
【解決手段】この方法は、イーサネットインターフェースを通じて管理サーバーに接続された状態でテザリング(tethering)インターフェースが活性化されれば、前記イーサネットインターフェースを強制的に非活性化する段階、および前記テザリングインターフェースを通じて前記管理サーバーに接続してデータ通信を行う段階を含む。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末の動作方法であって、
イーサネットインターフェースを通じて管理サーバーに接続された状態でテザリング(tethering)インターフェースが活性化されれば、前記イーサネットインターフェースを強制的に非活性化する段階、および
前記テザリングインターフェースを通じて前記管理サーバーに接続してデータ通信を行う段階
を含む、動作方法。
【請求項2】
前記データ通信を行う段階以後、
前記テザリングインターフェースの連結有無または活性化有無を周期的に確認する段階、
前記テザリングインターフェースが連結または活性化状態であれば、前記テザリングインターフェースを通じた前記管理サーバーとの通信を維持する段階、および
前記テザリングインターフェースが連結解除されるかまたは非活性化状態であれば、前記管理サーバーとの通信経路を前記イーサネットインターフェースに転換する段階
をさらに含む、請求項1に記載の動作方法。
【請求項3】
前記非活性化する段階は、
前記テザリングインターフェースで連結されたテザリング端末の端末識別子が事前に登録された識別子である場合、前記テザリングインターフェースを活性化する、請求項1に記載の動作方法。
【請求項4】
前記非活性化する段階と前記通信を行う段階の間に、
前記テザリングインターフェースで連結されたテザリング端末からIPアドレスを獲得する段階、および
前記獲得したIPアドレスを前記テザリングインターフェースに設定する段階をさらに含み、
前記通信を行う段階は、
前記IPアドレスが設定されたテザリングインターフェースを通じてインターネットに連結された管理サーバーに接続して、前記管理サーバーと通信する、請求項1に記載の動作方法。
【請求項5】
前記IPアドレスを獲得する段階は、
前記テザリング端末にDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)要請メッセージを伝送する段階、および
前記テザリング端末から、前記テザリング端末によって割り当てられたIPアドレスを含むDHCP応答メッセージを受信する段階を含み、
前記テザリング端末によって割り当てられたIPアドレスは、
前記テザリングインターフェースに割り当てられる、請求項4に記載の動作方法。
【請求項6】
前記DHCP応答メッセージは、
前記テザリング端末が保有する私設網IP帯域から選択された第1私設網IPアドレスおよび第2私設網IPアドレスを含み、
前記第1私設網IPアドレスは、前記テザリングインターフェースに割り当てられ、
前記第2私設網IPアドレスは、前記端末のゲートウェイアドレスとして使用される、請求項5に記載の動作方法。
【請求項7】
前記DHCP応答メッセージは、
前記テザリング端末が設定したドメインネームサーバーのアドレスをさらに含み、
前記設定する段階と前記通信する段階の間に、
前記テザリングインターフェースを通じて、前記ドメインネームサーバーに前記管理サーバーのドメインネームに該当するIPアドレスをクエリして受信する段階をさらに含み、
前記通信を行う段階は、
前記ドメインネームサーバーから受信したIPアドレスを用いて前記管理サーバーに接続する、請求項6に記載の動作方法。
【請求項8】
イーサネットゲートウェイとイーサネット通信で連結されるイーサネットモジュール、
テザリング端末とテザリング(tethering)通信で連結されるテザリングモジュール、
異種の通信を制御するプログラムが保存されたメモリ、および
前記プログラムを実行するプロセッサーを含み、
前記プログラムは、
前記イーサネットモジュールと連結されるイーサネットインターフェース、および前記テザリングモジュールと連結されるテザリングインターフェースを活性化し、
前記イーサネットインターフェースと前記テザリングインターフェースが同時活性化されれば、前記テザリングインターフェースの活性化を優先し、前記イーサネットインターフェースを強制的に非活性化するように設定された命令語を含む、コンピューティング装置。
【請求項9】
前記プログラムは、
前記テザリング端末の固有識別子に基づいて前記テザリングインターフェースを活性化するか否かを決定する、請求項8に記載のコンピューティング装置。
【請求項10】
前記プログラムは、
前記イーサネットインターフェースが活性化された状態で周期的に確認した前記テザリングインターフェースの活性化有無によって前記イーサネットインターフェースを維持するかまたは前記テザリングインターフェースに転換し、
前記テザリングインターフェースが活性化された状態で周期的に確認した前記テザリングインターフェースの活性化有無によって前記テザリングインターフェースを維持するかまたは前記イーサネットインターフェースに転換するように設定された命令語を含む、請求項8に記載のコンピューティング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、異種の通信インターフェースを制御する端末の動作方法およびその装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
L2スイッチ、産業用装備などのようなネットワーク装備はイーサネット通信インターフェースを基本的に使用する。しかし、イーサネット通信に障害が発生するか、またはイーサネット通信ゲートウェイが備えられていない地域では通信自体が不可であることもある。
【0003】
一般に、テザリングはインターネットに連結された機器を用いて、他の周辺機器にもインターネットに1:1連結で接続できるようにする技術である。テザリングはインターネット通信端末をUSB(Universal Serial Bus)またはブルートゥース(登録商標)方式で連結さえすれば用いることができるので、使用が簡便で接近性が良い。
【0004】
しかし、ネットワーク装備にイーサネット通信インターフェースとテザリング通信インターフェースのように異種の通信インターフェースを同時に使用する場合、ルーティング優先順位問題で新たに追加されたテザリング通信インターフェースは使用できない。ネットワーク装備にテザリング通信インターフェースが活性化されれば、ネットワーク装備はテザリング通信インターフェースで連結されたテザリング端末をデフォルトゲートウェイに設定する。したがって、ネットワーク装備はイーサネット通信ゲートウェイとテザリング端末という二つのデフォルトゲートウェイが生成されるので、これらデフォルトゲートウェイに対するルーティング優先順位問題が発生する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解決しようとする課題は、異種の通信インターフェース、例えば、イーサネットインターフェースとテザリングインターフェースが同時に活性化された場合に、テザリングインターフェースを優先使用するように強制することによって、互いに異なる規格の通信インターフェースによる衝突問題を解決する端末制御方法およびその装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一特徴によれば、端末の動作方法であって、イーサネットインターフェースを通じて管理サーバーに接続された状態でテザリング(tethering)インターフェースが活性化されれば、前記イーサネットインターフェースを強制的に非活性化する段階、および前記テザリングインターフェースを通じて前記管理サーバーに接続してデータ通信を行う段階を含む。
【0007】
前記データ通信を行う段階以後、前記テザリングインターフェースの連結有無または活性化有無を周期的に確認する段階、前記テザリングインターフェースが連結または活性化状態であれば、前記テザリングインターフェースを通じた前記管理サーバーとの通信を維持する段階、および前記テザリングインターフェースが連結解除されるかまたは非活性化状態であれば、前記管理サーバーとの通信経路を前記イーサネットインターフェースに転換する段階をさらに含むことができる。
【0008】
前記非活性化する段階は、前記テザリングインターフェースで連結されたテザリング端末の端末識別子が事前に登録された識別子である場合、前記テザリングインターフェースを活性化することができる。
【0009】
前記非活性化する段階と前記通信を行う段階の間に、前記テザリングインターフェースで連結されたテザリング端末からIPアドレスを獲得する段階、および前記獲得したIPアドレスを前記テザリングインターフェースに設定する段階をさらに含み、前記通信を行う段階は、前記IPアドレスが設定されたテザリングインターフェースを通じてインターネットに連結された管理サーバーに接続して、前記管理サーバーと通信できる。
【0010】
前記IPアドレスを獲得する段階は、前記テザリング端末にDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)要請メッセージを伝送する段階、および前記テザリング端末から、前記テザリング端末によって割り当てられたIPアドレスを含むDHCP応答メッセージを受信する段階を含み、前記テザリング端末によって割り当てられたIPアドレスは、前記テザリングインターフェースに割り当てられてもよい。
【0011】
前記DHCP応答メッセージは、前記テザリング端末が保有する私設網IP帯域から選択された第1私設網IPアドレスおよび第2私設網IPアドレスを含み、前記第1私設網IPアドレスは、前記テザリングインターフェースに割り当てられ、前記第2私設網IPアドレスは、前記端末のゲートウェイアドレスとして使用できる。
【0012】
前記DHCP応答メッセージは、前記テザリング端末が設定したドメインネームサーバーのアドレスをさらに含み、前記設定する段階と前記通信する段階の間に、前記テザリングインターフェースを通じて、前記ドメインネームサーバーに前記管理サーバーのドメインネームに該当するIPアドレスをクエリして受信する段階をさらに含み、前記通信を行う段階は、前記ドメインネームサーバーから受信したIPアドレスを用いて前記管理サーバーに接続できる。
【0013】
他の特徴によれば、コンピューティング装置は、イーサネットゲートウェイとイーサネット通信で連結されるイーサネットモジュール、テザリング端末とテザリング(tethering)通信で連結されるテザリングモジュール、異種の通信を制御するプログラムが保存されたメモリ、および前記プログラムを実行するプロセッサーを含み、前記プログラムは、前記イーサネットモジュールと連結されるイーサネットインターフェース、および前記テザリングモジュールと連結されるテザリングインターフェースを活性化し、前記イーサネットインターフェースと前記テザリングインターフェースが同時活性化されれば、前記テザリングインターフェースの活性化を優先し、前記イーサネットインターフェースを強制的に非活性化するように設定された命令語を含む。
【0014】
前記プログラムは、前記テザリング端末の固有識別子に基づいて前記テザリングインターフェースを活性化するか否かを決定することができる。
【0015】
前記プログラムは、前記イーサネットインターフェースが活性化された状態で周期的に確認した前記テザリングインターフェースの活性化有無によって前記イーサネットインターフェースを維持するかまたは前記テザリングインターフェースに転換し、前記テザリングインターフェースが活性化された状態で周期的に確認した前記テザリングインターフェースの活性化有無によって前記テザリングインターフェースを維持するかまたは前記イーサネットインターフェースに転換するように設定された命令語を含むことができる。
【発明の効果】
【0016】
実施形態によれば、イーサネット通信インターフェースとテザリング通信インターフェースが同時に活性化された場合にも、互いに異なる規格の通信インターフェースによる衝突問題を防止することができる。
【0017】
また、イーサネット通信以外にテザリング通信も可能なので、移動中であるかネットワークインフラ、即ち、ゲートウェイなどが備えられていない場合にも、ネットワークサービスの提供を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】一実施形態による端末管理システムの構成図である。
図2図1でイーサネットインターフェースを通じた管理サーバーとの接続経路を示す。
図3図1でテザリングインターフェースを通じた管理サーバーとの接続経路を示す。
図4】一実施形態によるホスト端末の構成を示すブロック図である。
図5A】一実施形態によるホスト端末と管理サーバー間の接続制御方法を示すフローチャートである。
図5B】一実施形態によるホスト端末と管理サーバー間の接続制御方法を示すフローチャートである。
図6】一実施形態によるホスト端末のテザリングインターフェース制御方法を示すフローチャートである。
図7】一実施形態によるホスト端末の管理サーバーとの通信経路制御方法を示すフローチャートである。
図8】他の実施形態によるコンピューティング装置の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付した図面を参照して本発明の実施形態について本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施することができるように詳しく説明する。しかし、本発明は様々の異なる形態に実現でき、ここで説明する実施形態に限定されない。そして、図面において本発明を明確に説明するために説明上不必要な部分は省略し、明細書全体にわたって類似の構成要素については類似の図面符号を付けた。
【0020】
明細書全体で、ある部分がある構成要素を「含む」という時、これは特に反対になる記載がない限り他の構成要素を除くのではなく他の構成要素をさらに含むことができるのを意味する。
【0021】
また、明細書に記載された「…部」、「…機」、「…モジュール」などの用語は少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアやソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの結合で実現できる。
【0022】
本発明で説明する装置は少なくとも一つのプロセッサー、メモリ装置、通信装置などを含むハードウェアから構成され、指定された場所にハードウェアと結合されて実行されるプログラムが保存される。ハードウェアは本発明の方法を実行することができる構成と性能を有する。プログラムは図面を参照して説明した本発明の動作方法を実現した命令語(instructions)を含み、プロセッサーとメモリ装置などのハードウェアと結合して本発明を実行する。
【0023】
本明細書で「伝送または提供」は、直接的な伝送または提供することだけでなく、他の装置を通じて、または迂回経路を用いて間接的に伝送または提供も含むことができる。
【0024】
本明細書で単数で記載された表現は、「一つ」または「単一」などの明示的な表現を使用しない限り、単数または複数に解釈できる。
【0025】
本明細書で図面に関係なく同一な図面番号は同一な構成要素を指し、「および/または」は言及された構成要素のそれぞれおよび一つ以上の全ての組み合わせを含む。
【0026】
本明細書で、第1、第2などのように序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使用できるが、前記構成要素は前記用語によって限定されるのではない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ使用される。例えば、本開示の権利範囲を逸脱しないながら第1構成要素は第2構成要素に命名でき、同様に第2構成要素も第1構成要素に命名できる。
【0027】
本明細書で図面を参照して説明した実施形態で、任意の実施形態で単独実現することもでき、様々の実施形態を併合するか分割することもでき、各実施形態で特定動作は行われなくてもよい。
【0028】
図1は一実施形態による端末管理システムの構成図であり、図2図1でイーサネットインターフェースを通じた管理サーバーとの接続経路を示し、図3図1でテザリングインターフェースを通じた管理サーバーとの接続経路を示す。
【0029】
この時、端末管理システムの構成は実施形態による説明のために必要な概略的な構成を示すのに過ぎず、このような構成に限定されるのではない。
【0030】
図1を参照すれば、少なくとも一つのホスト端末100は、ゲートウェイ200を通じてインターネット300に接続できる。インターネット300には管理サーバー400が接続されている。ホスト端末100は、インターネット300を通じて管理サーバー400に接続できる。
【0031】
ホスト端末100は、管理サーバー400によって管理される通信装置である。一実施形態によれば、ホスト端末100はネットワークサービスを提供する装置であって、例えば、L2イーサネットスイッチなどを含むことができる。他の実施形態によれば、ホスト端末100は管理サーバー400と連動して特定機能または特定サービスを提供する装置であって、例えば、産業用ロボット、CCTV(Closed Circuit TeleVision)カメラなどを含むことができる。
【0032】
イーサネットゲートウェイ200はホスト端末100とインターネット300の間で関門役割を果たす装備であって、通常L3スイッチが使用される。イーサネットゲートウェイ200は、ホスト端末100および/またはインターネット300から受信したIP(internet protocol)パケットのDST(destination)IP(Internet Protocol)アドレスを見てパケットを目的地に伝達する。
【0033】
管理サーバー400は管理者側に設置されたサーバーコンピュータであって、インターネット300を通じて連結されたホスト端末100からホスト端末100に関する全ての情報を収集して管理することができる。管理サーバー400は、インターネット300に接続されたホスト端末100に対するCPU(Central Processing Unit)、メモリ、ディスク、トラフィックなどをモニタリングし、モニタリング結果に対する措置を取るNMS(Network Management Service)機能を行うことができる。
【0034】
ホスト端末100は、外部のデバイス、即ち、テザリング端末500を通じてインターネット300に接続できる。この場合、ホスト端末100は、テザリングインターフェースで連結されたテザリング端末500を通じてインターネット300に連結された管理サーバー400に接続できる。
【0035】
ここで、テザリングは、テザリングインターフェースで連結された二つの装置、即ち、ホスト端末100とテザリング端末500のうちのインターネット300に接続が可能なテザリング端末500がホスト端末100をインターネット300に接続できるようにする技術である。この時、インターネット接続の可能なテザリング端末500がホスト端末100のモデム役割を果たすことになる。
【0036】
テザリング端末500は通信機能が備えられた端末であって、ホスト端末100とテザリングインターフェース連結が可能であり、テザリング機能が備えられた通信装置と定義される。例えば、テザリング端末500は、スマートフォン、タブレットPCなどを含むことができる。
【0037】
テザリング端末500は、移動通信基地局600および移動通信事業者システム700を通じてインターネット300に接続できる。移動通信事業者システム700は移動通信事業者の通信局舎またはエッジ(Edge)局舎に設置されるコア(Core)装置を含むことができ、移動通信基地局600と移動通信事業者システム700をひっくるめて移動通信網と言える。
【0038】
または、テザリング端末500は、WiFi-AP(Access Point)800を通じてインターネット300に接続できる。
【0039】
したがって、テザリング端末500に連結されたホスト端末100は、移動通信網600、700またはWiFi-AP(Access Point)800を通じてインターネット300に連結された管理サーバー400に接続できる。
【0040】
移動通信網600、700およびWiFi-AP800は、DNS(Domain name server)900と連結される。
【0041】
ホスト端末100は、管理サーバー400のIPアドレスを事前に知っていることもある。この場合、ホスト端末100は事前に保存された管理サーバー400のIPアドレスを用いて管理サーバー400に接続する。あるいは、ホスト端末100は管理サーバー400がクラウドサーバーである場合、管理サーバー400のアドレスをドメインネームアドレスに設定して使用することができる。この場合、ホスト端末100はDNS(Domain name server)900に管理サーバー400のドメインネームアドレスでクエリして管理サーバー400のIPアドレスを獲得することができる。
【0042】
この時、ホスト端末100はイーサネットインターフェースのみ活性化されていれば、イーサネットインターフェースで連結されたゲートウェイ200を通じてインターネット300に連結されたDNS900から管理サーバー400のIPアドレスを獲得する。
【0043】
また、ホスト端末100はテザリングインターフェースが活性化されていれば、テザリングインターフェースで連結されたテザリング端末500から割り当てられたDNS900にテザリングインターフェースを通じて管理サーバー400のドメインネームアドレスをクエリして対応するIPアドレスを受信する。
【0044】
テザリング端末500は、移動通信網600、700またはWiFi-AP800を通じて連結された網は共用網と認識し、ホスト端末100とのテザーリングネットワークは私設網と認識して、ホスト端末100に対するNAT(Network Address Translation)を行う。
【0045】
この場合、テザリング端末500はホスト端末100に対するゲートウェイおよびDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバー役割を果たす。即ち、ホスト端末100がテザリング端末500にDHCP要請メッセージを伝送すれば、テザリング端末500は自分の私設網IP帯域から選択した第1私設網IPアドレスをホスト端末100のテザリングインターフェースで使用するIPアドレスに設定する。そして、テザリング端末500に割り当てられた私設網IPアドレス(以下、第1私設網IPアドレスと区分するために第2私設網IPアドレスと記載する)をゲートウェイアドレスに設定する。テザリング端末500は、第1私設網IPアドレス、第2私設網IPアドレスと共に自分のDNSアドレスをホスト端末100にDHCP応答メッセージを通じて伝送する。
【0046】
ここで、DNS900はインターネット300に連結された一つのみ図示したが、テザリング端末500と連結されたDNSが別個に存在することもある。
【0047】
テザリング端末500がホスト端末100から受信したデータは、ソースIPアドレスはテザリングインターフェースに割り当てた第1私設網IPアドレスとなっており、ゲートウェイアドレスはテザリング端末500の第2私設網IPアドレスとなっており、目的地IPアドレスは管理サーバー400のIPアドレスとなっている。テザリング端末500はホスト端末100から受信したデータのソースIPアドレスを第1私設網IPアドレスからテザリング端末500の公衆網IPアドレスにNAT変換し、これを管理サーバー400に伝達する。
【0048】
テザリング端末500が管理サーバー400から受信するデータの目的地IPアドレスは、テザリング端末500の公衆網IPアドレスとなっている。したがって、目的地IPアドレスを第1私設網IPアドレスにNAT変換し、これをホスト端末100に伝達する。
【0049】
ホスト端末100は、イーサネットインターフェースまたはテザリングインターフェースのうちのいずれか一つのインターフェースを選択的に使用して管理サーバー400に接続して通信する。
【0050】
図2を参照すれば、ホスト端末100がテザリング端末500と連結されていない状態である。ホスト端末100は、イーサネットインターフェースを通じてゲートウェイ200に接続する。ホスト端末100は、「ホスト端末100⇔ゲートウェイ200⇔インターネット300⇔管理サーバー400」の経路で管理サーバー400と接続される。
【0051】
図3を参照すれば、ホスト端末100がテザリング端末500と連結された状態である。この時、ホスト端末100は、イーサネットインターフェース以外にもテザリングインターフェースを追加的に備える。ホスト端末100は二つのインターフェースが連結された場合、テザリングインターフェースを優先使用するように強制する。ホスト端末100は、テザリングインターフェースで連結されたテザリング端末500を通じてインターネット300に接続する。ホスト端末100は、「ホスト端末100⇔テザリング端末500⇔移動通信網600、700またはWiFi-AP800⇔インターネット300⇔管理サーバー400」の経路で管理サーバー400と接続される。
【0052】
図4は一実施形態によるホスト端末の構成を示すブロック図であって、異種の通信インターフェースを制御するホスト端末の動作を説明する。
【0053】
図4を参照すれば、ホスト端末100は、イーサネットモジュール101、イーサネットインターフェース103、テザリングモジュール105、テザリングインターフェース107、テザリングインターフェース制御部109、および端末通信制御部111を含む。即ち、ホスト端末100は、異種の通信方式、即ち、イーサネット通信方式とテザリング通信方式を使用してインターネット300に接続できる。
【0054】
イーサネットモジュール101はイーサネットケーブルと連結されるための接続ポート(またはコネクタ)を備え、連結されたイーサネットケーブルを通じてゲートウェイ200に接続してデータを送受信する。イーサネットモジュール101はハードウェア構成であって、独立したチップセット(Chipset)、例えば、ENC28J60チップセットなどが使用できる。
【0055】
イーサネットインターフェース103はイーサネットモジュール101および端末通信制御部111と電気的に連結され、端末通信制御部111がイーサネットモジュール101に連結されたゲートウェイ200とデータ通信可能にする。ホスト端末100の通信はイーサネット通信がデフォルト通信に設定されているので、イーサネットインターフェース103は固定的に設置されている。この時、イーサネットインターフェース103には固定IPが割り当てられているか、またはDHCPサーバー(図示せず)を通じて獲得されたIPが割り当てられてもよい。この時、DHCPサーバー(図示せず)はインターネット300に連結されているので、ホスト端末100はイーサネットゲートウェイ200-インターネット300を通じてDHCPサーバー(図示せず)に接続してホスト端末100の動的IPの割り当てを受けて、これをイーサネット通信で使用することができる。
【0056】
テザリングモジュール105は、テザリング端末500と物理的に連結されるハードウェアに該当する。テザリングモジュール105は、USB(Universal Serial Bus)ポート105Aおよび/または近距離通信モジュール105Bを含むことができる。近距離通信モジュール105Bはブルートゥース(登録商標)モジュール、WiFiモジュールなどを含むことができる。近距離通信モジュール105Bは近距離通信方式でテザリング端末500と連結されるハードウェアであって、通信チップセットなどで実現できる。
【0057】
テザリングインターフェース107はテザリング端末500と連結されてホスト端末100にテザリング機能を提供するためのインターフェースであって、テザリングモジュール105、テザリングインターフェース制御部109、および端末通信制御部111と物理的および/または論理的に連結される。テザリングインターフェース107は、端末通信制御部111がテザリングモジュール105に連結されたテザリング端末500とデータ通信を可能にする。
【0058】
テザリングインターフェース107は、USBポート105Aと連結されるUSBインターフェース107Aおよび/または近距離通信モジュール105Bと連結される近距離通信インターフェース107Bを含むことができる。テザリングインターフェース107は、ネットワークドライバープログラム、即ち、USBドライバー、ブルートゥース(登録商標)ドライバーなどを含むことができる。
【0059】
テザリングインターフェース制御部109は、テザリングモジュール105とテザリング端末500間の連結が感知されれば、テザリングインターフェース107を生成する。テザリングインターフェース制御部109は、テザリングモジュール105とテザリング端末500間の連結が解除されれば、テザリングインターフェース107を削除する。
【0060】
端末通信制御部111は、イーサネットインターフェース103またはテザリングインターフェース107と選択的に連結される。イーサネットインターフェース103とテザリングインターフェース107が同時生成されていれば、デフォルトゲートウェイが2個になるためルーティング優先順位問題が発生するので、新たに生成されたテザリングインターフェース107で通信が不可能になる。テザリングインターフェース107はイーサネットインターフェース103が生成されている状態で追加的に生成される。しかし、イーサネットインターフェース103で通信している状態であれば、ホスト端末100は管理者によって設定されたイーサネットインターフェース103のIPアドレス、ゲートウェイ200のIPアドレスが設定されている。そして、先に図1で説明した通り、ホスト端末100はテザリング端末500からテザリングインターフェース107に使用するIPアドレス、ゲートウェイIPアドレス、DNSサーバーアドレスの割り当てを受ける。しかし、デフォルトゲートウェイは通信インターフェース別に動作するのではないので、ホスト端末100立場では二つのデフォルトゲートウェイが存在するようになる。このような場合、ホスト端末100は二つのデフォルトゲートウェイ、即ち、イーサネットゲートウェイ200とテザリング端末500に負荷分散して通信しようと試みるので、結局、正常的な通信が行われない問題が発生する。
【0061】
したがって、端末通信制御部111は、イーサネットインターフェース103およびテザリングインターフェース107が同時生成または同時活性化された場合、イーサネットインターフェース103を非活性化しテザリングインターフェース107の活性化を優先する。その後、テザリング機能が非活性状態でありテザリングインターフェース107が削除されれば、イーサネットインターフェース103との連結を復元する。
【0062】
テザリングインターフェース制御部109は、テザリングモジュール105にテザリング端末500が連結されテザリング端末500でテザリングサービスを活性化すれば、テザリングインターフェース107を自動的に生成するが、ホスト端末100のテザリング機能が非活性状態になっている場合、テザリング端末500が連結されていてもテザリング通信は不可能になる。したがって、端末通信制御部111はテザリング連結状態、テザリング端末500のテザリングサービスの活性化状態およびホスト端末100のテザリング機能の活性化状態を全て確認し管理サーバー400との接続経路を設定することができる。この時、テザリング連結状態は、テザリングモジュール105とテザリング端末500間の物理的な連結有無およびテザリング端末500のテザリングサービスの活性化状態を通じて確認できる。ホスト端末100のテザリング機能の活性化状態は端末通信制御部111に保存された情報を通じて確認され、端末通信制御部111は運用者設定によるテザリング機能の活性化状態情報を管理することができる。例えば、端末通信制御部111は、使用者インターフェース(図示せず)から運用者のメニュー設定を通じてテザリング機能の活性化状態情報を管理することができる。
【0063】
端末通信制御部111は、テザリングインターフェース107の生成有無および/または活性化有無に基づいて管理サーバー400との接続経路を決定するかまたは現在接続経路を維持するか判断することができる。
【0064】
端末通信制御部111は、テザリングインターフェース107が生成されていない状態および/または非活性状態ではイーサネットインターフェース103を使用する経路、即ち、図2の経路をデフォルト経路に設定する。
【0065】
端末通信制御部111は、イーサネットインターフェース103を通じて管理サーバー400に接続された状態で、テザリングインターフェース107が生成および/または活性化されれば、イーサネットインターフェース103を通じた管理サーバー400との接続経路を強制的に遮断する。そして、端末通信制御部111は、テザリングインターフェース107を使用する経路、即ち、図3の経路を強制設定する。そうすれば、端末通信制御部111はホスト端末100のデータをテザリングインターフェース107のみに出力し、テザリングインターフェース107を通じて受信されるデータのみ入力を受けて処理する。
【0066】
端末通信制御部111は、テザリングインターフェース107が削除および/または非活性化されれば、イーサネットインターフェース101を活性化させイーサネットインターフェース103を使用する経路、即ち、図2の経路を管理サーバー400との接続経路に復元する。
【0067】
このように、端末通信制御部111は、テザリングインターフェース107の生成有無および/または活性化有無に基づいて、管理サーバー400に接続するための接続経路を図2または図3の経路のうちの一つにスイッチングする。
【0068】
端末通信制御部111は、ホスト端末100が使用するテザリング端末500の固有識別子を事前に設定することができる。この時、固有識別子は、テザリング端末500の製品一連番号またはMACアドレス(Media Access Control Address)のうちの少なくとも一つを含むことができる。端末通信制御部111はテザリング端末500と連結されても、テザリング端末500の固有識別子が事前に設定された固有識別子でなければ、テザリングインターフェース107への連結を遮断する。
【0069】
ホスト端末100がテザリング端末500と連結されテザリング端末500でテザリングサービスを活性化すれば、テザリングインターフェース107が生成され、この時、テザリングインターフェース制御部109はテザリング端末500の固有識別子を確認して登録されたテザリング端末500であるかを確認する。テザリングインターフェース制御部109はテザリング端末500の固有識別子をテザリングインターフェース107を通じてテザリング端末500に質問して獲得することができる。登録されたテザリング端末500と確認されれば、テザリングインターフェース制御部109はテザリングインターフェース107に固有名称(例、USB0)を割り当てる。端末通信制御部111は管理サーバー400との通信のためにホスト端末100に管理サーバー400のIPアドレスあるいは管理サーバー400のドメインネームアドレス(DNSアドレス)を設定することができる。
【0070】
テザリングインターフェース制御部109および端末通信制御部111はホスト端末100にエンベデッドされたプログラムであるか、または管理サーバー500からダウンロードされた設置プログラムの形態であり得るが、これに限定されるのではなく多様な実施形態があり得る。
【0071】
図5A及び図5Bは、一実施形態によるホスト端末と管理サーバー間の接続制御方法を示すフローチャートである。
【0072】
図5Aを参照すれば、ホスト端末100は管理サーバー400との通信経路をイーサネットインターフェース(図4の103)を使用する通信経路(図2に示す)をデフォルト(Default)に設定する(S101)。したがって、ホスト端末100はイーサネットインターフェース103を通じて管理サーバー400と接続されて通信する(S103)。
【0073】
ホスト端末100はテザリング端末500と連結(S105)されれば、テザリングインターフェース(図4の107)を生成する(S107)。ホスト端末100はテザリングインターフェース107で連結されたテザリング端末500からテザリング端末500の固有識別子を獲得する(S109)。
【0074】
ホスト端末100は、S109で獲得した固有識別子が登録されたアドレスであるか判断する(S111)。登録された固有識別子でなければ、ホスト端末100はテザリングインターフェース107を通じた管理サーバー400への接続(図3に示す)は不許または遮断設定する(S113)。
【0075】
反面、登録された固有識別子であれば、ホスト端末100はテザリングインターフェース107に管理サーバー400への接続のための固有識別子(例、USB0)を割り当てる(S115)。テザリングインターフェース107の固有識別子はDHCP機能およびDNS機能でホスト識別のために使用できる。
【0076】
この時、固有識別子はホスト端末100に設定された場合と説明したが、基本的にホスト端末100はイーサネットインターフェース103を通じて管理サーバー400に接続されているので、管理サーバー400から獲得することもできる。即ち、ホスト端末100に連結可能なテザリング端末500の固有識別子は管理サーバー400に登録されていることもある。このような場合、S109とS111の間に、ホスト端末100は管理サーバー400にS109で獲得した固有識別子を伝達し登録された端末であるかを問い合わせることができる。管理サーバー400は伝達された固有識別子が登録された固有識別子であるかどうかを確認してホスト端末100に応答できる。ホスト端末100は管理サーバー400の応答に基づいて、S111を行うことができる。
【0077】
図5Bを参照すれば、ホスト端末100は、DHCP要請メッセージをテザリング端末500に伝達する(S117)。この時、DHCP要請メッセージにはテザリングインターフェース107の名称が含まれていてもよい。
【0078】
テザリング端末500は自分が保有した私設網IP帯域で第1私設網IPアドレス、第2私設網IPアドレスを選択し、第1私設網IPアドレスをホスト端末100のゲートウェイアドレスに設定し、第2私設網IPアドレスをホスト端末100のテザリングインターフェース107で使用するIPアドレスに設定し、このような第1私設網IPアドレス、第2私設網IPアドレスと共に自分のDNSアドレスをホスト端末100にDHCP応答メッセージを通じて伝送する。DNSアドレスはDNS900のアドレスであってもよく、移動通信事業者システム700に連結されたローカルDNS(図示せず)のアドレスであってもよい。
【0079】
ホスト端末100は、テザリング端末500からS119で割り当てたIPアドレスを含むDHCP応答メッセージを受信する(S121)。
【0080】
ホスト端末100はS121で受信したDHCP応答メッセージに収録された第2私設網IPアドレスをテザリングインターフェース107に設定する(S125)。
【0081】
ホスト端末100は管理サーバー400のドメインネームを含むDNSクエリメッセージをS121で受信したDHCP応答メッセージに収録されたDNSアドレスに伝送し、このようなDNSクエリメッセージはテザリング端末500を通じて伝送される(S127)。この時、テザリング端末500はDNS900を使用すると記載した。
【0082】
DNS900は管理サーバー400のドメインネームに対応するIPアドレスを含むDNS応答メッセージをテザリング端末500を通じてホスト端末100に伝送する(S129、S131)。
【0083】
ホスト端末100は、テザリングインターフェース107で連結されたテザリング端末500を通じてS131で受信した管理サーバー400のIPアドレスを使用して管理サーバー400に接続する(S133)。
【0084】
図6は一実施形態によるホスト端末のテザリングインターフェース制御方法を示すフローチャートであって、図4のテザリングインターフェース制御部109の動作を示す。
【0085】
図6を参照すれば、テザリングインターフェース制御部109はテザリング連結が感知(S201)されれば、テザリングインターフェースを生成する(S203)。
【0086】
テザリングインターフェース制御部109は、テザリング連結解除が感知(S205)されれば、テザリングインターフェースを削除する(S207)。
【0087】
このように、テザリングインターフェース制御部109は、テザリング連結有無によってテザリングインターフェースを生成および削除する。
【0088】
図7は一実施形態によるホスト端末の管理サーバーとの通信経路制御方法を示すフローチャートであって、図6の段階と関連する。
【0089】
図7を参照すれば、通信制御部111は、既設定された周期が到来すれば(S301)、テザリングインターフェース制御部109にテザリングインターフェース連結状態をクエリする(S303)。
【0090】
テザリングインターフェース制御部109は図6で説明した動作を行い、現在テザリングインターフェース(図4の107)の連結状態を確認して応答する(S305)。
【0091】
図6でS203段階以後にS303のクエリが受信されれば、「テザリングインターフェース連結状態=連結」と応答する(S305)。
【0092】
図6でS207段階以後にS303のクエリが受信されれば、「テザリングインターフェース連結状態=連結解除」と応答する(S305)。
【0093】
通信制御部111は、S305で受信したテザリングインターフェース連結状態が活性状態または連結状態であるか判断(S307)する。
【0094】
S307で連結または活性状態でなければ、通信制御部111はホスト端末100と管理サーバー400間の通信経路をイーサネットインターフェース(図4の103)に維持するかまたはイーサネットインターフェース103にスイッチングする(S309)。即ち、通信制御部111は、現在通信経路がイーサネットインターフェース103を使用していれば、通信経路をイーサネットインターフェース103に維持し、現在通信経路がテザリングインターフェース107を使用していれば、通信経路をテザリングインターフェース107からイーサネットインターフェース103にスイッチングする。
【0095】
S307で連結または活性状態であれば、通信制御部111は、ホスト端末100と管理サーバー400間の通信経路をテザリングインターフェース107に維持するかまたはテザリングインターフェース107にスイッチングする(S311)。即ち、現在通信経路がテザリングインターフェース107を使用していれば、通信経路をテザリングインターフェース107に維持し、現在通信経路がイーサネットインターフェース103を使用していれば、通信経路をイーサネットインターフェース103からテザリングインターフェース107にスイッチングする。
【0096】
一方、図8は他の実施形態によるコンピューティング装置の構造図であって、図1図7で説明したホスト端末100および/またはテザリング端末500は少なくとも一つのコンピューティング装置1000で実現でき、本開示の動作を実行するように記述された命令(instructions)が含まれているコンピュータプログラムを実行することができる。
【0097】
図8を参照すれば、コンピューティング装置1000のハードウェアは少なくとも一つのプロセッサー1001、メモリ1003、ストレージ1005、通信インターフェース1007を含むことができ、バス(Bus)を通じて連結できる。その他にも、入力装置および出力装置などのハードウェアを含むことができる。コンピューティング装置1000は、プログラムを駆動することができる運営体制をはじめとする各種ソフトウェアが搭載できる。
【0098】
プロセッサー1001はコンピューティング装置1000の動作を制御する装置であって、コンピュータプログラムに含まれている命令、即ち、テザリングインターフェース制御部109、端末通信制御部111の動作を処理する多様な形態のプロセッサーであってもよく、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)、MCU(Micro Controller Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)などであり得る。また、プロセッサー601は、前述の方法を実行するためのプログラムに対する演算を行うことができる。
【0099】
メモリ1003は、各種データ、命令および/または情報を保存する。メモリ1003は先に図1図7で説明した設定情報、即ち、登録されたテザリング端末500の固有識別子、テザリング機能設定情報、DHCPサーバー900のIPアドレスなどを保存することができる。
【0100】
メモリ1003は本開示の動作を実行するように記述された命令がプロセッサー1001によって処理されるように当該コンピュータプログラムをストレージ1005からロードすることができる。メモリ1003は例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)などであり得る。ストレージ1005は、本開示の動作を実行するのに要求される各種データ、コンピュータプログラムなどを保存することができる。ストレージ1005は、コンピュータプログラムを非臨時的に保存することができる。ストレージ1005は不揮発性メモリで実現できる。この時、ストレージ1005は端末100、500の内部保存所であってもよく、ストレージ1005はイーサネットドライバープログラム、テザリングドライバープログラムおよび内部保存所であるストレージ1005への接近制御プログラムを含むことができる。
【0101】
通信インターフェース1007は、ゲートウェイ200、インターネット300、テザリング端末500に接続するための通信モジュールを含むことができる。
【0102】
コンピュータプログラムは、アプリケーション階層で動作するエージェントプログラムを含むことができる。コンピュータプログラムは、各種ネットワークインターフェースドライバーソフトウェアを含むことができる。
【0103】
以上で説明した本発明の実施形態は装置および方法を通じてのみ実現されるのではなく、本発明の実施形態の構成に対応する機能を実現するプログラムまたはそのプログラムが記録された記録媒体を通じて実現できる。
【0104】
以上で本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されるのではなく、次の特許請求の範囲で定義している本発明の基本概念を用いた当業者の様々な変形および改良形態も本発明の権利範囲に属する。
【符号の説明】
【0105】
100 ホスト端末
101 イーサネットモジュール
103 イーサネットインターフェース
105 テザリングモジュール
107 テザリングインターフェース
109 テザリングインターフェース制御部
111 端末通信制御部
200 ゲートウェイ
300 インターネット
400 管理サーバー
500 テザリングインターフェース
600 移動通信基地局
700 移動通信事業者システム
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7
図8